JP2019166196A - 医療機器用スタンド装置のベース構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】スタンド装置がベースに対して如何なる回転位置であっても、フットペダルの操作が可能な医療機器用スタンド装置のベース構造を提供する。【解決手段】ベース3の四方の側面8の全てにフットペダル9がそれぞれ設けられているため、露出している1つのフットペダル9を足で操作すれば、フットペダル9の回転力は切替機構16に伝達され、全てのキャスタ12はその回転力の回転方向に応じて確実に転動フリーと転動ロックが切替えられる。【選択図】 図3
Description
本発明は医療機器用スタンド装置のベース構造に関する。
手術顕微鏡や手術用カメラなどの医療機器は、フロアに設置されたスタンド装置により空中に吊り下げた状態で支持されている。スタンド装置はフロアに設置されたベースの上面中央部に回転自在に支持され、医療機器を吊り下げた状態のまま任意の方向に移動させることができると共にその位置で回転させることもできる。スタンド装置は一般にバランスをとるため医療機器を吊り下げる方とは逆側に張り出した形状をしており、張り出した側の一部はベースよりも外側に位置している。
ベースには、スタンド装置を立てた状態で保持する機能と、スタンド装置をフロアに対して移動・固定させる機能の2つの機能が求められる。そのためベースの四隅にキャスタが設けられている。キャスタは移動するために水平軸を中心に転動自在であり且つ転動方向を変更するために垂直軸を中心に旋回自在である。
ベースの側面には1つのフットペダルが突出した状態で設けられている。フットペダルを踏んで回転力をキャスタに伝達し、その回転力の回転方向に応じてキャスタの転動フリー状態と転動ロック状態を切替えられるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、このような関連技術にあっては、スタンド装置の一部がベースよりも外側に張り出した形状で、そのスタンド装置がベースの上面中央に水平方向で回転自在に支持されているため、スタンド装置の回転方向での位置によっては、ベースから張り出したスタンド装置の一部がフットペダルの真上に位置してフットペダルを覆い隠すため、フットペダルを踏む操作ができなくなるおそれがある。
本発明は、このような関連技術に着目してなされたものであり、スタンド装置がベースに対して如何なる回転位置であっても、フットペダルの操作が可能な医療機器用スタンド装置のベース構造を提供することを目的としている。
本発明の第1の技術的側面によれば、四隅にフロアに対して転動自在なキャスタを有するベースを備え、該ベースの上面中央部に医療機器支持用で且つ一部がベースよりも外側に張り出した形状のスタンド装置が水平方向で回転自在に支持され、ベースの側面にキャスタの転動フリーと転動ロックを切替えるフットペダルが突出状態で設けられている医療機器用スタンド装置のベース構造であって、前記ベースの側面におけるキャスタ位置以外の四方位置にそれぞれフットペダルを設け、前記ベースの内部に全フットペダルと連結されて各フットペダルの回転力が伝達される切替機構を設け、該切替機構がいずれか1つのフットペダルから伝達される回転力の回転方向に応じて全てのキャスタの転動フリーと転動ロックを切替えることを特徴とする。
本発明の第2の技術的側面によれば、ベースにおけるフットペダルを設けた側面が、ベースの中央部へ向けて凹んだ湾曲面となっていることを特徴とする。
本発明の第1の技術的側面によれば、ベースの四方の側面の全てにフットペダルがそれぞれ設けられているため、スタンド装置の一部がベースの外側に張り出す形状であっても、全てのフットペダルがスタンド装置のその一部により覆い隠されることはない。従って露出している1つのフットペダルを足で操作すれば、フットペダルの回転力は切替機構に伝達され、全てのキャスタはその回転力の回転方向に応じて確実に転動フリーと転動ロックが切替えられる。
本発明の第2の技術的側面によれば、フットペダルをベースの中央部へ向けて凹んだ湾曲面に設けているため、フットペダルの外側への突出量が減り、ベースの周囲のスペースを広く確保することができる。
図1〜図4は本発明の好適な実施形態を示す図である。
スタンド装置1は医療機器としての手術顕微鏡2を支持するためのものである。スタンド装置1は、ベース3の上面中央部4に水平方向で回転自在に支持されたスタンド本体5と、スタンド本体5から一方側へ延びるアーム6とから構成されている。手術顕微鏡2はアーム6の先端に支持され、スタンド本体5ごと手術顕微鏡2の位置を回転方向に移動させることができる。またアーム6ごと手術顕微鏡2の位置を上下方向に移動させることもできる。スタンド本体5はアーム6とは反対側に張り出した形状をしており、その一部はベース3よりも外側に位置している。
ベース3は概略四角形状で、スタンド装置1が支持される上面中央部4が上側から凹設された形状である。ベース3はその上面中央部4を中心にして放射方向へ突出する4つの角部を有し、角部はカバー7により形成されている。ベース3において隣り合うカバー7の間の側面8は上面中央部4に向けて凹んだ湾曲面となっており、その中央に概略蝶ネジ形状のフットペダル9が突出した状態で設けられている。フットペダル9が凹んだ湾曲面の側面8に設けられているため、フットペダル9の外側へ突出量が減り、ベース3の周囲のスペースを広く確保することができる。
ベース3は金属鋳物製で下側が開放した逆容器形状をしている。ベース3の角部のカバー7に覆われた部分には側面から断面六角形の回転軸10が突出しており、底面には切欠部11が形成されている。
切欠部11にはキャスタ12の垂直軸13が挿入されて固定される。キャスタ12は双輪タイプでフロア上で転動自在であると共に、垂直軸13を中心に旋回して向きを変えることができる。
キャスタ12の垂直軸13には回転軸10が挿入される。そして回転軸10からの回転力が垂直軸13の内部構造に伝達されて、キャスタ12の転動フリー状態と転動ロック状態を切り替えることができる。回転軸10の回転方向と回転力はフットペダル9から与えられる。
ベース3の四方に設けられているフットペダル9のシャフト14はそれぞれ軸受15を介してベース3の中央部に設けられた切替機構16に連結されている。切替機構16は凹設された上面中央部4の周囲を取り巻くリング状に形成され、各フットペダル9のシャフト14の先端が切替機構16の内部のリングギア(図示省略)と係合している。キャスタ12の垂直軸13に挿入される回転軸10の他端もベース3の角部から中央へ向けて延び、その先端が切替機構16に連結され、内部のリングギアと係合している。
そしていずれか1つのフットペダル9の一方の端部を踏んで、フットペダル9のシャフト14を一方のロック方向へ回転させれば、そのロック方向での回転力により切替機構16の内部のリングギアがロック方向へ回転して、切替機構16と係合している全ての回転軸10がそのロック方向に応じた方向へ回転する。そのため回転軸10と垂直軸13で係合している全てのキャスタ12が転動ロック状態となり、ベース3はその位置に固定される。
逆に、フットペダル9の反対側の端部を踏むと、シャフト14がフリー方向に回転し、それにより切替機構16の内部のリングギアがフリー方向に回転して、回転軸10も同様にフリー方向に回転する。そのためキャスタ12は転動フリー状態となり、ベース3をスタンド装置1ごと任意の位置に移動させることができる。
このようにいずれか1つのフットペダル9を操作するだけで、全てのキャスタ12の転動ロックと転動フリーを切替えることができる。従って、スタンド本体5の一部がベース3の外側に張り出す形状で、その張り出した一部がちょうどいずれか1つのフットペダル9を覆い隠すことになっても、他の3つのフットペダル9は露出したままのため、露出しているフットペダル9の中で一番操作しやすいものを操作すれば良い。
1 スタンド装置
2 手術顕微鏡(医療機器)
3 ベース
4 上面中央部
8 側面
9 フットペダル
12 キャスタ
13 垂直軸
16 切替機構
2 手術顕微鏡(医療機器)
3 ベース
4 上面中央部
8 側面
9 フットペダル
12 キャスタ
13 垂直軸
16 切替機構
Claims (2)
- 四隅にフロアに対して転動自在なキャスタを有するベースを備え、該ベースの上面中央部に医療機器支持用で且つ一部がベースよりも外側に張り出した形状のスタンド装置が水平方向で回転自在に支持され、ベースの側面にキャスタの転動フリーと転動ロックを切替えるフットペダルが突出状態で設けられている医療機器用スタンド装置のベース構造であって、
前記ベースの側面におけるキャスタ位置以外の四方位置にそれぞれフットペダルを設け、前記ベースの内部に全フットペダルと連結されて各フットペダルの回転力が伝達される切替機構を設け、
該切替機構がいずれか1つのフットペダルから伝達される回転力の回転方向に応じて全てのキャスタの転動フリーと転動ロックを切替えることを特徴とする医療機器用スタンド装置のベース構造。 - ベースにおけるフットペダルを設けた側面が、ベースの中央部へ向けて凹んだ湾曲面となっていることを特徴とする請求項1記載の医療機器用スタンド装置のベース構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018057508A JP2019166196A (ja) | 2018-03-26 | 2018-03-26 | 医療機器用スタンド装置のベース構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018057508A JP2019166196A (ja) | 2018-03-26 | 2018-03-26 | 医療機器用スタンド装置のベース構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019166196A true JP2019166196A (ja) | 2019-10-03 |
Family
ID=68105850
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018057508A Pending JP2019166196A (ja) | 2018-03-26 | 2018-03-26 | 医療機器用スタンド装置のベース構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019166196A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113858880A (zh) * | 2021-10-27 | 2021-12-31 | 深圳市资福医疗技术有限公司 | 一种刹车装置及其医疗器械设备 |
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2018
- 2018-03-26 JP JP2018057508A patent/JP2019166196A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113858880A (zh) * | 2021-10-27 | 2021-12-31 | 深圳市资福医疗技术有限公司 | 一种刹车装置及其医疗器械设备 |
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