JP2007182866A - 重心移動回転機械 - Google Patents

Abstract

【課題】回転させようとする物体は、外部より力を加えなければならないが、回転体の回転軸を中心として左右のバランスを常に不均衡にして、その物体を回転させる。
【解決手段】回転体６の周囲に中空アーム１を複数等間隔に配置し、中空アーム１は２個のストッパー２，３の間で９０度回転自在とし、バネ４により中空アーム１にはストッパー２の方向に戻る力が働くように構成し、中空アーム１内の中空部に球体５を移動自由に配置する。
【選択図】図１

Description

この発明は、中空アームを使用して、中空アーム内に液体あるいは球体を入れその液体あるいは球体を中空アーム内で移動させる、そして中空アームの重心が移動する状態を利用して常に左右のバランスを不均衡にして、全体を回転させる回転機械に関するものである。

回転体において、外部より力を加えない限り、回転体は左右のバランスが等しくなる位置で静止する。

回転させようとする物体は、外部より力を加えなければならない、本発明は回転体の回転軸を中心として、左右のバランスを常に不均衡にして、その回転体を回転させるように工夫したものである。

回転体の回転軸を中心にした円周上に、複数の中空アームを等間隔に配置し約９０度回転可能な状態にする。
中空アームに液体あるいは球体を入れると、中空アームの角度によって、液体あるいは球体は移動し、中空アームの重心も移動する。
最上部の中空アームの重心が移動した状態において、バネの力で中空アームを回転させる。

図１の状態において回転体６は左に回転する。
回転体６が左に回転をはじめると中空アーム１内の球体５は左に移動する。
球体５が左に移動した状態においてバネ４の力によって中空アーム１をストッパー２の位置まで回転させる。
中空アームの数が多い程、左右のバランスの差は大きくなる。

以下、本発明の実施の形態について説明する。
（イ） 支柱７に回転体６を設置する。
（ロ） 回転体６の回転軸を中心とした円周上に中空アーム１を等間隔に配置する。
（ハ） 中空アームはストッパー２、３の９０度の間隔を回転する。
（ニ） 中空アームを回転させるバネ４を取りつける。

本発明の正面図。 本発明のＡ−Ａ断面図。 中空アームを多重にした状態の略図。 同一の回転軸に回転体を縦列に配置した状態の略図。

符号の説明

１は中空アーム ２はストッパー ３はストッパー ４はバネ ５は球体
６は回転体 ７は支柱

Claims (3)

1. アームの中を空洞にして液体や球体や円形の物体を入れて、その物体が空洞部分を移動できるようにした中空アーム。
2. バネの反発力によって一定角度回転させるようにした請求項１の中空アーム。
3. 形状が「Ｉ」の字形、「Ｌ」の字形、「Ｔ」の字形、「Ｙ」の字形をした請求項１の中空アーム。

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