JP2018049806A - 減圧乾燥装置、および減圧乾燥方法 - Google Patents

減圧乾燥装置、および減圧乾燥方法 Download PDF

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Abstract

【課題】基板の面内での、塗布層の減圧乾燥速度のムラを低減できる、減圧乾燥装置の提供。【解決手段】有機材料および溶剤を含む塗布層が形成された基板を収容する処理容器と、前記処理容器の内部で、前記基板を下方から保持する基板保持部と、前記処理容器の排気口に接続され、前記処理容器の内部を減圧する減圧機構と、前記基板保持部に保持された前記基板の上面付近から前記処理容器の排気口に向かう気流を規制する気流規制部とを有し、前記気流規制部は、前記基板保持部に保持された前記基板の側方で気流を遮る側壁部と、前記基板保持部に保持された前記基板の上方で気流を遮る天井部とを含む、減圧乾燥装置。【選択図】図7

Description

本発明は、減圧乾燥装置、および減圧乾燥方法に関する。
従来、有機EL(Electroluminescence)の発光を利用した発光ダイオードである有機発光ダイオード(OLED:Organic Light Emitting Diode)が知られている。有機発光ダイオードを用いた有機ELディスプレイは、薄型軽量かつ低消費電力であるうえ、応答速度や視野角、コントラスト比の面で優れているといった利点を有している。このため、次世代のフラットパネルディスプレイ(FPD)として近年注目されている。
有機発光ダイオードは、基板上に形成される陽極と、陽極を基準として基板とは反対側に設けられる陰極と、これらの間に設けられる有機層とを有する。有機層は、例えば陽極側から陰極側に向けて、正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層、および電子注入層をこの順で有する。
正孔注入層や正孔輸送層、発光層などの形成には、インクジェット方式の塗布装置が用いられる。塗布装置は、有機材料および溶剤を含む塗布液を基板上に塗布することで、塗布層を形成する。その塗布層を減圧乾燥、焼成することで、正孔注入層などが形成される(例えば特許文献1参照)。
特開2016−77966号公報
従来、基板の面内で、塗布層の減圧乾燥速度にムラがあった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、基板の面内での、塗布層の減圧乾燥速度のムラを低減できる、減圧乾燥装置の提供を主な目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様によれば、
有機材料および溶剤を含む塗布層が形成された基板を収容する処理容器と、
前記処理容器の内部で、前記基板を下方から保持する基板保持部と、
前記処理容器の排気口に接続され、前記処理容器の内部を減圧する減圧機構と、
前記基板保持部に保持された前記基板の上面付近から前記処理容器の排気口に向かう気流を規制する気流規制部とを有し、
前記気流規制部は、前記基板保持部に保持された前記基板の側方で気流を遮る側壁部と、前記基板保持部に保持された前記基板の上方で気流を遮る天井部とを含む、減圧乾燥装置が提供される。
本発明の一態様によれば、基板の面内での、塗布層の減圧乾燥速度のムラを低減できる、減圧乾燥装置が提供される。
一実施形態による有機ELディスプレイを示す平面図である。 一実施形態による有機ELディスプレイの要部を示す断面図である。 一実施形態による有機発光ダイオードの製造方法を示すフローチャートである。 一実施形態による塗布層が形成された基板を示す断面図である。 図4の塗布層を減圧乾燥した基板を示す断面図である。 一実施形態による基板処理システムを示す平面図である。 一実施形態による減圧乾燥装置の、減圧乾燥時の状態を示す図であって、図9のVII−VII線に沿った断面図である。 図7の減圧乾燥装置の、基板の受取り時の状態を示す図である。 一実施形態による減圧乾燥装置を示す図であって、図7のIX−IX線に沿った断面図である。 一実施形態による減圧乾燥装置を示す図であって、図7のX−X線に沿った断面図である。 図9および図10に示すカバーのY方向一端の分割カバーを示す斜視図である。 図9および図10に示すカバーのY方向中央の分割カバーを示す斜視図である。 図11に示す分割カバーの代わりに用いられる分割カバーを示す斜視図である。 変形例による気流規制部を示す斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。各図面において、同一の又は対応する構成には、同一の又は対応する符号を付して説明を省略する。
<有機ELディスプレイ>
図1は、一実施形態による有機ELディスプレイを示す平面図である。図1において、一の単位回路11の回路を拡大して示す。
有機ELディスプレイは、基板10と、基板10上に配列される複数の単位回路11と、基板10上に設けられる走査線駆動回路14と、基板10上に設けられるデータ線駆動回路15とを有する。走査線駆動回路14に接続される複数の走査線16と、データ線駆動回路15に接続される複数のデータ線17とで囲まれる領域に、単位回路11が設けられる。単位回路11は、TFT層12と、有機発光ダイオード13とを含む。
TFT層12は、複数のTFT(Thin Film Transistor)を有する。一のTFTはスイッチング素子としての機能を有し、他の一のTFTは有機発光ダイオード13に流す電流量を制御する電流制御用素子としての機能を有する。TFT層12は、走査線駆動回路14およびデータ線駆動回路15によって作動され、有機発光ダイオード13に電流を供給する。TFT層12は単位回路11毎に設けられており、複数の単位回路11は独立に制御される。尚、TFT層12は、一般的な構成であればよく、図1に示す構成には限定されない。
尚、有機ELディスプレイの駆動方式は、本実施形態ではアクティブマトリックス方式であるが、パッシブマトリックス方式であってもよい。
図2は、一実施形態による有機ELディスプレイの要部を示す断面図である。基板10としては、ガラス基板や樹脂基板などの透明基板が用いられる。基板10上には、TFT層12が形成されている。TFT層12上には、TFT層12によって形成される段差を平坦化する平坦化層18が形成されている。
平坦化層18は、絶縁性を有している。平坦化層18を貫通するコンタクトホールには、コンタクトプラグ19が形成されている。コンタクトプラグ19は、平坦化層18の平坦面に形成される画素電極としての陽極21と、TFT層12とを電気的に接続する。コンタクトプラグ19は、陽極21と同じ材料で、同時に形成されてよい。
有機発光ダイオード13は、平坦化層18の平坦面上に形成される。有機発光ダイオード13は、画素電極としての陽極21と、画素電極を基準として基板10とは反対側に設けられる対向電極としての陰極22と、陽極21と陰極22との間に形成される有機層23とを有する。TFT層12を作動させることで、陽極21と陰極22との間に電圧が印加され、有機層23が発光する。
陽極21は、例えばITO(Indium Tin Oxide)などによって形成され、有機層23からの光を透過する。陽極21を透過した光は、基板10を透過し、外部に取り出される。陽極21は、単位回路11毎に設けられる。
陰極22は、例えばアルミニウムなどによって形成され、有機層23からの光を有機層23に向けて反射する。陰極22で反射した光は、有機層23や陽極21、基板10を透過し、外部に取り出される。陰極22は、複数の単位回路11に共通のものである。
有機層23は、例えば、陽極21側から陰極22側に向けて、正孔注入層24、正孔輸送層25、発光層26、電子輸送層27および電子注入層28をこの順で有する。陽極21と陰極22との間に電圧がかかると、陽極21から正孔注入層24に正孔が注入されると共に、陰極22から電子注入層28に電子が注入される。正孔注入層24に注入された正孔は、正孔輸送層25によって発光層26へ輸送される。また、電子注入層28に注入された電子は、電子輸送層27によって発光層26へ輸送される。そうして、発光層26内で正孔と電子が再結合して、発光層26の発光材料が励起され、発光層26が発光する。
発光層26として、例えば図10に示すように、赤色発光層、緑色発光層、および青色発光層が形成される。赤色発光層は赤色に発光する赤色発光材料で形成され、緑色発光層は緑色に発光する緑色発光材料で形成され、青色発光層は青色に発光する青色発光材料で形成される。赤色発光層、緑色発光層、および青色発光層は、バンク30の開口部31に形成される。
バンク30は、赤色発光層用の塗布液、緑色発光層用の塗布液、および青色発光層用の塗布液を隔てることで、これらの塗布液の混合を防止する。バンク30は、絶縁性を有しており、平坦化層18を貫通するコンタクトホールを埋める。
<有機発光ダイオードの製造方法>
図3は、一実施形態による有機発光ダイオードの製造方法を示すフローチャートである。
先ず、ステップS101では、画素電極としての陽極21の形成を行う。陽極21の形成には、例えば蒸着法が用いられる。陽極21は、平坦化層18の平坦面に、単位回路11毎に形成される。陽極21と共に、コンタクトプラグ19が形成されてよい。
続くステップS102では、バンク30の形成を行う。バンク30は、例えばフォトレジストを用いて形成され、フォトリソグラフィ処理によって所定のパターンにパターニングされる。バンク30の開口部31において、陽極21が露出する。
続くステップS103では、正孔注入層24の形成を行う。正孔注入層24の形成には、インクジェット法などが用いられる。インクジェット法によって正孔注入層24用の塗布液を陽極21上に塗布することで、図4に示すように塗布層Lが形成される。その塗布層Lを乾燥、焼成することで、図5に示すように正孔注入層24が形成される。
続くステップS104では、正孔輸送層25の形成を行う。正孔輸送層25の形成には、正孔注入層24の形成と同様に、インクジェット法などが用いられる。インクジェット法によって正孔輸送層25用の塗布液を正孔注入層24上に塗布することで、塗布層が形成される。その塗布層を乾燥、焼成することで、正孔輸送層25が形成される。
続くステップS105では、発光層26の形成を行う。発光層26の形成には、正孔注入層24や正孔輸送層25の形成と同様に、インクジェット法などが用いられる。インクジェット法によって発光層26用の塗布液を正孔輸送層25上に塗布することで、塗布層が形成される。その塗布層を乾燥、焼成することで、発光層26が形成される。
発光層26として、例えば赤色発光層、緑色発光層、および青色発光層が形成される。赤色発光層、緑色発光層、および青色発光層は、バンク30の開口部31に形成される。バンク30は、赤色発光層用の塗布液、緑色発光層用の塗布液、および青色発光層用の塗布液を隔てることで、これらの塗布液の混合を防止する。
続くステップS106では、電子輸送層27の形成を行う。電子輸送層27の形成には、例えば蒸着法などが用いられる。電子輸送層27は、複数の単位回路11に共通のものでよいので、バンク30の開口部31内の発光層26上だけではなく、バンク30上にも形成されてよい。
続くステップS107では、電子注入層28の形成を行う。電子注入層28の形成には、例えば蒸着法などが用いられる。電子注入層28は、電子輸送層27上に形成される。電子注入層28は、複数の単位回路11に共通のものでよい。
続くステップS108では、陰極22の形成を行う。陰極22の形成には、例えば蒸着法などが用いられる。陰極22は、電子注入層28上に形成される。陰極22は、複数の単位回路11に共通のものでよい。
尚、有機ELディスプレイの駆動方式が、アクティブマトリックス方式ではなく、パッシブマトリックス方式である場合、陰極22は、所定のパターンにパターニングされる。
以上の工程により、有機発光ダイオード13が製造される。有機層23のうち、正孔注入層24、正孔輸送層25および発光層26の形成に、基板処理システム100が用いられる。
<基板処理システム>
図6は、一実施形態による基板処理システムを示す平面図である。基板処理システム100は、図3のステップS103〜S105に相当する各処理を行い、陽極21上に正孔注入層24、正孔輸送層25および発光層26を形成する。基板処理システム100は、搬入ステーション110と、処理ステーション120と、搬出ステーション130と、制御装置140とを有する。
搬入ステーション110は、複数の基板10を収容するカセットCを外部から搬入させ、カセットCから複数の基板10を順次取り出す。各基板10には、予めTFT層12や平坦化層18、陽極21、バンク30などが形成されている。
搬入ステーション110は、カセットCを載置するカセット載置台111と、カセット載置台111と処理ステーション120との間に設けられる搬送路112と、搬送路112に設けられる基板搬送体113とを備える。基板搬送体113は、カセット載置台111に載置されたカセットCと処理ステーション120との間で基板10を搬送する。
処理ステーション120は、陽極21上に、正孔注入層24、正孔輸送層25および発光層26を形成する。処理ステーション120は、正孔注入層24を形成する正孔注入層形成ブロック121と、正孔輸送層25を形成する正孔輸送層形成ブロック122と、発光層26を形成する発光層形成ブロック123を備える。
正孔注入層形成ブロック121は、正孔注入層24用の塗布液を陽極21上に塗布して塗布層を形成し、その塗布層を乾燥、焼成することで、正孔注入層24を形成する。正孔注入層24用の塗布液は、有機材料および溶剤を含む。その有機材料は、ポリマー、モノマーのいずれでもよい。モノマーの場合、焼成によって重合され、ポリマーとされてもよい。
正孔注入層形成ブロック121は、塗布装置121aと、バッファ装置121bと、減圧乾燥装置121cと、熱処理装置121dと、温度調節装置121eとを備える。塗布装置121aは、正孔注入層24用の塗布液の液滴を、バンク30の開口部31に向けて吐出する。バッファ装置121bは、処理待ちの基板10を一時的に収容する。減圧乾燥装置121cは、塗布装置121aで塗布された塗布層を減圧乾燥し、塗布層に含まれる溶剤を除去する。熱処理装置121dは、減圧乾燥装置121cで乾燥された塗布層を加熱処理する。温度調節装置121eは、熱処理装置121dで加熱処理された基板10の温度を、所定の温度、例えば常温に調節する。
塗布装置121a、バッファ装置121b、熱処理装置121d、および温度調節装置121eは、内部が大気雰囲気に維持される。減圧乾燥装置121cは、内部の雰囲気を、大気雰囲気と減圧雰囲気とに切り替える。
尚、正孔注入層形成ブロック121において、塗布装置121a、バッファ装置121b、減圧乾燥装置121c、熱処理装置121dおよび温度調節装置121eの、配置や個数、内部の雰囲気は、任意に選択可能である。
また、正孔注入層形成ブロック121は、基板搬送装置CR1〜CR3と、受渡装置TR1〜TR3とを備える。基板搬送装置CR1〜CR3は、それぞれ隣接する各装置へ基板10を搬送する。例えば、基板搬送装置CR1は、隣接する塗布装置121aおよびバッファ装置121bへ基板10を搬送する。基板搬送装置CR2は、隣接する減圧乾燥装置121cへ基板10を搬送する。基板搬送装置CR3は、隣接する熱処理装置121dおよび温度調節装置121eへ基板10を搬送する。受渡装置TR1〜TR3は、それぞれ順に、搬入ステーション110と基板搬送装置CR1の間、基板搬送装置CR1と基板搬送装置CR2の間、基板搬送装置CR2と基板搬送装置CR3の間に設けられ、これらの間で基板10を中継する。基板搬送装置CR1〜CR3や受渡装置TR1〜TR3は、内部が大気雰囲気に維持される。
正孔注入層形成ブロック121の基板搬送装置CR3と、正孔輸送層形成ブロック122の基板搬送装置CR4との間には、これらの間で基板10を中継する受渡装置TR4が設けられる。受渡装置TR4は、内部が大気雰囲気に維持される。
正孔輸送層形成ブロック122は、正孔輸送層25用の塗布液を正孔注入層24上に塗布して塗布層を形成し、その塗布層を乾燥、焼成することで、正孔輸送層25を形成する。正孔輸送層25用の塗布液は、有機材料および溶剤を含む。その有機材料は、ポリマー、モノマーのいずれでもよい。モノマーの場合、焼成によって重合され、ポリマーとされてもよい。
正孔輸送層形成ブロック122は、塗布装置122aと、バッファ装置122bと、減圧乾燥装置122cと、熱処理装置122dと、温度調節装置122eとを備える。塗布装置122aは、正孔輸送層25用の塗布液の液滴を、バンク30の開口部31に向けて吐出する。バッファ装置122bは、処理待ちの基板10を一時的に収容する。減圧乾燥装置122cは、塗布装置122aで塗布された塗布層を減圧乾燥し、塗布層に含まれる溶剤を除去する。熱処理装置122dは、減圧乾燥装置122cで乾燥された塗布層を加熱処理する。温度調節装置122eは、熱処理装置122dで加熱処理された基板10の温度を、所定の温度、例えば常温に調節する。
塗布装置122aおよびバッファ装置122bは、内部が大気雰囲気に維持される。一方、熱処理装置122dおよび温度調節装置122eは、正孔輸送層25の有機材料の劣化を抑制するため、内部が低酸素かつ低露点の雰囲気に維持される。減圧乾燥装置122cは、内部の雰囲気を、低酸素かつ低露点の雰囲気と、減圧雰囲気とに切り替える。
ここで、低酸素の雰囲気とは、大気よりも酸素濃度が低い雰囲気、例えば酸素濃度が10ppm以下の雰囲気をいう。また、低露点の雰囲気とは、大気よりも露点温度が低い雰囲気、例えば露点温度が−10℃以下の雰囲気をいう。低酸素かつ低露点の雰囲気は、例えば窒素ガス等の不活性ガスで形成される。
尚、正孔輸送層形成ブロック122において、塗布装置122a、バッファ装置122b、減圧乾燥装置122c、熱処理装置122dおよび温度調節装置122eの、配置や個数、内部の雰囲気は、任意に選択可能である。
また、正孔輸送層形成ブロック122は、基板搬送装置CR4〜CR6と、受渡装置TR5〜TR6とを備える。基板搬送装置CR4〜CR6は、それぞれ隣接する各装置へ基板10を搬送する。受渡装置TR5〜TR6は、それぞれ順に、基板搬送装置CR4と基板搬送装置CR5の間、基板搬送装置CR5と基板搬送装置CR6の間に設けられ、これらの間で基板10を中継する。
基板搬送装置CR4の内部は、大気雰囲気に維持される。一方、基板搬送装置CR5〜CR6の内部は、低酸素かつ低露点の雰囲気に維持される。基板搬送装置CR5に隣接される減圧乾燥装置122cの内部が、低酸素かつ低露点の雰囲気と、減圧雰囲気とに切り替えられるためである。また、基板搬送装置CR6に隣設される熱処理装置122dや温度調節装置122eの内部が、低酸素かつ低露点の雰囲気に維持されるためである。
受渡装置TR5は、その内部の雰囲気を、大気雰囲気と、低酸素かつ低露点の雰囲気との間で切り替えるロードロック装置として構成される。受渡装置TR5の下流側に減圧乾燥装置122cが隣設されるためである。一方、受渡装置TR6の内部は、低酸素かつ低露点の雰囲気に維持される。
正孔輸送層形成ブロック122の基板搬送装置CR6と、発光層形成ブロック123の基板搬送装置CR7との間には、これらの間で基板10を中継する受渡装置TR7が設けられる。基板搬送装置CR6の内部は低酸素かつ低露点の雰囲気に維持され、基板搬送装置CR7の内部は大気雰囲気に維持される。そのため、受渡装置TR7は、その内部の雰囲気を、低酸素かつ低露点の雰囲気と、大気雰囲気との間で切り替えるロードロック装置として構成される。
発光層形成ブロック123は、発光層26用の塗布液を正孔輸送層25上に塗布して塗布層を形成し、形成した塗布層を乾燥、焼成することで、発光層26を形成する。発光層26用の塗布液は、有機材料および溶剤を含む。その有機材料は、ポリマー、モノマーのいずれでもよい。モノマーの場合、焼成によって重合され、ポリマーとされてもよい。
発光層形成ブロック123は、塗布装置123aと、バッファ装置123bと、減圧乾燥装置123cと、熱処理装置123dと、温度調節装置123eとを備える。塗布装置123aは、発光層26用の塗布液の液滴を、バンク30の開口部31に向けて吐出する。バッファ装置123bは、処理待ちの基板10を一時的に収容する。減圧乾燥装置123cは、塗布装置123aで塗布された塗布層を減圧乾燥し、塗布層に含まれる溶剤を除去する。熱処理装置123dは、減圧乾燥装置123cで乾燥された塗布層を加熱処理する。温度調節装置123eは、熱処理装置123dで加熱処理された基板10の温度を、所定の温度、例えば常温に調節する。
塗布装置123aおよびバッファ装置123bは、内部が大気雰囲気に維持される。一方、熱処理装置123dおよび温度調節装置123eは、発光層26の有機材料の劣化を抑制するため、内部が低酸素かつ低露点の雰囲気に維持される。減圧乾燥装置123cは、内部の雰囲気を、低酸素かつ低露点の雰囲気と、減圧雰囲気とに切り替える。
尚、発光層形成ブロック123において、塗布装置123a、バッファ装置123b、減圧乾燥装置123c、熱処理装置123dおよび温度調節装置123eの、配置や個数、内部の雰囲気は、任意に選択可能である。
また、発光層形成ブロック123は、基板搬送装置CR7〜CR9と、受渡装置TR8〜TR9とを備える。基板搬送装置CR7〜CR9は、それぞれ隣接する各装置へ基板10を搬送する。受渡装置TR8〜TR9は、それぞれ順に、基板搬送装置CR7と基板搬送装置CR8の間、基板搬送装置CR8と基板搬送装置CR9の間に設けられ、これらの間で基板10を中継する。
基板搬送装置CR7の内部は、大気雰囲気に維持される。一方、基板搬送装置CR8〜CR9の内部は、低酸素かつ低露点の雰囲気に維持される。基板搬送装置CR8に隣接される減圧乾燥装置123cの内部が、低酸素かつ低露点の雰囲気と、減圧雰囲気とに切り替えられるためである。また、基板搬送装置CR9に隣設される熱処理装置123dや温度調節装置123eの内部が、低酸素かつ低露点の雰囲気に維持されるためである。
受渡装置TR8は、その内部の雰囲気を、大気雰囲気と、低酸素かつ低露点の雰囲気との間で切り替えるロードロック装置として構成される。受渡装置TR8の下流側に減圧乾燥装置123cが隣設されるためである。受渡装置TR9の内部は、低酸素かつ低露点の雰囲気に維持される。
発光層形成ブロック123の基板搬送装置CR9と、搬出ステーション130との間には、これらの間で基板10を中継する受渡装置TR10が設けられる。基板搬送装置CR9の内部は低酸素かつ低露点の雰囲気に維持され、搬出ステーション130の内部は大気雰囲気に維持される。そのため、受渡装置TR7は、その内部の雰囲気を、低酸素かつ低露点の雰囲気と、大気雰囲気との間で切り替えるロードロック装置として構成される。
搬出ステーション130は、複数の基板10を順次カセットCに収納し、カセットCを外部に搬出させる。搬出ステーション130は、カセットCを載置するカセット載置台131と、カセット載置台131と処理ステーション120との間に設けられる搬送路132と、搬送路132に設けられる基板搬送体133とを備える。基板搬送体133は、処理ステーション120と、カセット載置台131に載置されたカセットCとの間で基板10を搬送する。
制御装置140は、CPU(Central Processing Unit)141と、メモリなどの記憶媒体142とを含むコンピュータで構成され、記憶媒体142に記憶されたプログラム(レシピとも呼ばれる)をCPU141に実行させることにより各種処理を実現させる。
制御装置140のプログラムは、情報記憶媒体に記憶され、情報記憶媒体からインストールされる。情報記憶媒体としては、例えば、ハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルデスク(MO)、メモリーカードなどが挙げられる。尚、プログラムは、インターネットを介してサーバからダウンロードされ、インストールされてもよい。
次に、上記構成の基板処理システム100を用いた基板処理方法について説明する。複数の基板10を収容したカセットCがカセット載置台111上に載置されると、基板搬送体113が、カセット載置台111上のカセットCから基板10を順次取り出し、正孔注入層形成ブロック121に搬送する。
正孔注入層形成ブロック121は、正孔注入層24用の塗布液を陽極21上に塗布して塗布層を形成し、形成した塗布層を乾燥、焼成することで、正孔注入層24を形成する。正孔注入層24が形成された基板10は、受渡装置TR4によって、正孔注入層形成ブロック121から正孔輸送層形成ブロック122に受け渡される。
正孔輸送層形成ブロック122は、正孔輸送層25用の塗布液を正孔注入層24上に塗布して塗布層を形成し、形成した塗布層を乾燥、焼成することで、正孔輸送層25を形成する。正孔輸送層25が形成された基板10は、受渡装置TR7によって、正孔輸送層形成ブロック122から発光層形成ブロック123に受け渡される。
発光層形成ブロック123は、発光層26用の塗布液を正孔輸送層25上に塗布して塗布層を形成し、形成した塗布層を乾燥、焼成することで、発光層26を形成する。発光層26が形成された基板10は、受渡装置TR10によって、発光層形成ブロック123から搬出ステーション130に受け渡される。
搬出ステーション130の基板搬送体133は、受渡装置TR10から受取った基板10を、カセット載置台131上の所定のカセットCに収める。これにより、基板処理システム100における一連の基板10の処理が終了する。
基板10は、カセットCに収められた状態で、搬出ステーション130から外部に搬出される。外部に搬出された基板10には、電子輸送層27や電子注入層28、陰極22などが形成される。
<減圧乾燥装置および減圧乾燥方法>
次に、発光層形成ブロック123の減圧乾燥装置123cについて、図7〜図13を参照して説明する。尚、正孔注入層形成ブロック121の減圧乾燥装置121c、および正孔輸送層形成ブロック122の減圧乾燥装置122cは、発光層形成ブロック123の減圧乾燥装置123cと同様に構成されるので、説明を省略する。
図7は、一実施形態による減圧乾燥装置の、減圧乾燥時の状態を示す図であって、図9のVII−VII線に沿った断面図である。図7において、矢印は気流の主流を示す。図8は、図7の減圧乾燥装置の、基板の受取り時の状態を示す図である。図9は、一実施形態による減圧乾燥装置を示す図であって、図7のIX−IX線に沿った断面図である。図10は、一実施形態による減圧乾燥装置を示す図であって、図7のX−X線に沿った断面図である。図11は、図9および図10に示すカバーのY方向一端の分割カバーを示す斜視図である。図12は、図9および図10に示すカバーのY方向中央の分割カバーを示す斜視図である。図13は、図11に示す分割カバーの代わりに用いられる分割カバーを示す斜視図である。図11〜図13において、図面の簡略化のため、図9に示す開口部193の図示を省略する。以下の図面において、X方向およびY方向は互いに直交する水平方向であって、Z方向はX方向およびY方向に直交する鉛直方向である。
減圧乾燥装置123cは、有機材料および溶剤を含む塗布層が形成された基板10を処理容器150の内部に収容し、気圧が大気圧よりも低い減圧雰囲気中で、塗布層から溶剤を蒸発させる。減圧乾燥装置123cは、例えば、処理容器150と、保持機構160と、減圧機構170と、ガス供給機構180とを有する。
処理容器150は、有機材料および溶剤を含む塗布層が形成された基板10を収容する。基板10の上側に塗布層が配置されている。処理容器150の側壁部には基板10の搬入出口が形成され、この搬入出口には開閉シャッタが設けられる。開閉シャッタが搬入出口を開放することで基板10の搬入出が可能となり、開閉シャッタが搬入出口を閉塞することで処理容器150の内部の減圧が可能となる。処理容器150の内部は、減圧開始前に、低酸素かつ低露点の雰囲気、例えば窒素雰囲気とされている。
保持機構160は、処理容器150の内部で基板10を下方から保持するステージ161と、処理容器150の内部でステージ161を昇降する昇降部163とを有する。ステージ161が特許請求の範囲に記載の基板保持部に対応する。ステージ161は図7などに示すように複数の短冊状の平板部162に分割されており、昇降部163は複数の平板部162を独立に昇降させる。基板10の搬入出時に、基板搬送装置CR8の、基板10が載置されるフォーク部との干渉を防止できる。また、基板10の減圧乾燥時に、基板10の全体を保持できる。
基板10の搬入出時に、フォーク部は上方視でステージ161と重なる位置まで移動させられる。このとき、上方視でフォーク部と重なる平板部162は、フォーク部と干渉しないように、上方視でフォーク部と重ならない平板部よりも低い位置に退避させられている。この状態からフォーク部を昇降させることで、フォーク部とステージ161との間で基板10が受け渡される。
尚、基板10の受渡のため、フォーク部を昇降させる代わりに、上方視でフォーク部と重ならない平板部162を昇降させてもよい。この場合、上方視でフォーク部と重ならない平板部は、フォーク部よりも下の位置と、フォーク部よりも上の位置との間で昇降される。これにより、フォーク部とステージ161との間で、基板10が受け渡される。
尚、ステージ161は、図7などに示すように複数の短冊状の平板部162に分割されているが、分割されていなくてもよく、一体に形成されていてもよい。この場合、ステージ161は処理容器150の内部で固定されており、ステージ161の上面から出没するリフトピンが複数設けられる。複数のリフトピンは、基板搬送装置CR8との間で基板10を受け渡す位置と、ステージ161との間で基板10を受け渡す位置との間で、基板10を昇降させる。
減圧機構170は、処理容器150の排気口151に接続され、処理容器150の内部を、大気圧よりも低い気圧に減圧する。減圧機構170は、例えば、減圧発生源171と、APC(Adaptive Pressure Control)バルブ172とを有する。減圧発生源171としては、例えばドライポンプ、メカニカルブースターポンプ、ターボ分子ポンプなどが用いられる。減圧発生源171は、APCバルブ172が途中に設けられる配管を介して処理容器150と接続され、処理容器150の内部を減圧する。処理容器150の内部の気圧は、APCバルブ172によって調節しながら、例えば1Pa以下まで減圧される。処理容器150の排気口151は、図7に示すように処理容器150の下壁部に形成されているが、上壁部または側壁部に形成されていてもよい。
ガス供給機構180は、減圧機構170によって減圧された処理容器150の内部を元の雰囲気に戻すため、処理容器150の内部に窒素ガスなどのガスを供給する。ガス供給機構180は、例えば、ガス供給源181と、マスフローコントローラ182と、開閉バルブ183とを有する。ガス供給源181は、マスフローコントローラ182や開閉バルブ183が途中に設けられる配管を介して処理容器150と接続され、処理容器150の内部にガスを供給する。その供給量はマスフローコントローラ182によって調節可能である。
ところで、減圧乾燥装置123cは、上述の如く、塗布装置123aによって基板10上に形成された塗布層を減圧乾燥し、塗布層に含まれる溶剤を蒸発させる。溶剤の蒸気は、気流となって、基板10の上面付近から処理容器150の排気口151に運ばれる。気流が移動しやすい場所ほど、乾燥が進みやすい。
そこで、減圧乾燥装置123cは、塗布層の乾燥速度ムラを低減するため、気流規制部190を有する。気流規制部190は、ステージ161に保持された基板10の上面付近から処理容器150の排気口151に向かう気流を規制する。
気流規制部190は、図7に示すように、ステージ161に保持された基板10の側方で気流を遮る側壁部191と、ステージ161に保持された基板10の上方で気流を遮る天井部192とを含む。側壁部191と天井部192とが気流を遮ることで、従来は乾燥速度が速過ぎた部位の乾燥を遅らせることができる。これにより、基板10の面内での、塗布層の乾燥速度のムラを低減できる。
天井部192は、ステージ161に保持された基板10の上面付近から上方に向かう気流が通過する開口部193を有する。天井部192の開口率の分布を調整することで、基板10の面内での、塗布層の乾燥速度のムラをより低減できる。
ここで、天井部192の開口率とは、上方視において、天井部192の単位面積に占める、開口部193の面積の割合のことである。天井部192の開口率は、開口部193の形状や大きさ、配置などで調整できる。
天井部192は、図9に示すように、開口率が比較的小さい部位と、開口率が比較的大きい部位とを有してよい。天井部192は、開口率がゼロである部位を有してもよい。
尚、天井部192は、溶剤の蒸気を吸着する吸着板としての機能を有してもよい。吸着板は、溶剤の蒸気を例えば結露させて捕集する。吸着板には、吸着板の温度を調節する温調装置が設けられていてよい。
温調装置は、減圧乾燥時に、吸着板を冷却することで、捕集効率を向上する。また、温調装置は、減圧乾燥の後に、吸着板を加熱することで、吸着板で捕集した溶剤を再度気化させて吸着板から脱離する。
側壁部191と天井部192とは、下方に向けて開放した箱状のカバー194を形成する。図8に示すようにカバー194の下方で、ステージ161が基板搬送装置CR8から基板10を受取ると、昇降部163がステージ161を上昇させることで、図7に示すようにステージ161に保持された基板10がカバー194の内部に収容される。
尚、ステージ161に保持された基板10をカバー194の内部に収容するため、ステージ161を上昇させる代わりに、カバー194を下降させてもよい。また、ステージ161を上昇させると共に、カバー194を下降させてもよい。
カバー194は、内部に、ステージ161に保持された基板10を収容する。ステージ161や基板10がカバー194の内部から下方に向かう気流を遮るため、基板10の上面付近から上方に向かう気流が支配的になる。よって、天井部192の開口率の分布を調整する効果が得られやすい。
気流規制部190は、図10に示すように、ステージ161に保持された基板10の上方で、カバー194の内部を仕切る仕切り部195をさらに含む。基板10の上方の空間を複数の空間に分けて、それぞれの空間の気流を調整できる。
仕切り部195は、例えば、天井部192の開口率が大きい部位と、天井部192の開口率が小さい部位との間に設けられてよい。天井部192の開口率に差をつけた効果が得られやすい。
昇降部163は、ステージ161を昇降することで、ステージ161に保持された基板10と仕切り部195との上下方向の間隔Sを調整する。間隔Sが小さいほど、仕切り部195によってカバー194の内部を仕切る効果が得られやすい。
昇降部163が特許請求の範囲に記載の間隔調整部に対応する。尚、間隔調整部は、間隔Sを調整するため、ステージ161を昇降させる代わりに、カバー194を昇降してもよい。また、両者を昇降させてもよい。
カバー194は、図9および図10に示すように、Y方向に4つの分割カバー194a、194b、194c、194dに分割されている。各分割カバー194a、194b、194c、194dは、側壁部191の一部である分割側壁部と、天井部192の一部である分割天井部とを有する。
例えば、Y方向一端の分割カバー194aは、図11に示すように、矩形状の分割天井部192aと、その分割天井部192aの連続する3辺に設けられる分割側壁部191aとを有する。分割天井部192aの残りの1辺には、仕切り部195が設けられている。分割天井部192aは、図9に示すように、開口率の小さい部位と、開口率の大きい部位とを有してよい。天井部192のコーナー部において、開口率が最も小さくてよく、例えばゼロであってよい。
同様に、Y方向他端の分割カバー194dは、矩形状の分割天井部192dと、その分割天井部192dの連続する3辺に設けられる分割側壁部191dとを有する。分割天井部192dの残りの1辺には、仕切り部195が設けられている。分割天井部192dは、図9に示すように、開口率の小さい部位と、開口率の大きい部位とを有してよい。天井部192のコーナー部において、開口率が最も小さくてよく、例えばゼロであってよい。
また、Y方向中央の分割カバー194bは、図12に示すように、矩形状の分割天井部192bと、その分割天井部192bの互いに対向する2辺に設けられる分割側壁部191bとを有する。図9に示すように、Y方向中央の分割天井部192bは、隣り合うY方向一端の分割天井部192aよりも、開口率が大きくてよい。
同様に、他のY方向中央の分割カバー194cは、矩形状の分割天井部192cと、その分割天井部192cの互いに対向する2辺に設けられる分割側壁部191cとを有する。図9に示すように、Y方向中央の分割天井部192cは、隣り合うY方向他端の分割天井部192dよりも、開口率が大きくてよい。
尚、本実施形態のカバー194は、Y方向に分割されているが、X方向に分割されてもよいし、両方向に分割されてもよい。また、カバー194の分割数は、4つには、限定されず、3つ以下でもよいし、5つ以上でもよい。
カバー194が複数の分割カバー194a、194b、194c、194dに分割されているため、分割カバーの組合せを変更することで、気流規制部190の構造を容易に変更できる。
例えば、図11に示す分割カバー194aの代わりに、図13に示す分割カバー194eを用いることで、仕切り部195を取り外すことができる。分割カバー194eは、矩形状の分割天井部192eと、その分割天井部192eの連続する3辺に設けられる分割側壁部191eとを有する。分割天井部192eの残りの1辺には、仕切り部195が設けられていない。
尚、分割カバーは、図11〜図13に示すものに限定されない。例えば、図12に示す分割カバー194bに仕切り部195が設けられていてもよい。仕切り部195は、分割天井部192bの4辺のうち、分割側壁部191bが設けられる2辺を除く、残りの2辺のどちらに設けられてもよく、両方に設けられてもよい。
分割カバーの組合せを変更することで、仕切り部195を取り付けたり取り外したりすることができる他、天井部192の開口率の分布を調整することもできる。
次に、上記構成の減圧乾燥装置123cを用いた減圧乾燥方法について説明する。減圧乾燥装置123cの下記の動作は、制御装置140によって制御される。制御装置140は、図6では減圧乾燥装置123cとは別に設けられるが、減圧乾燥装置123cの一部として設けられてもよい。
先ず、基板搬送装置CR8が基板10を減圧乾燥装置123cの外部から処理容器150の内部に搬入し、ステージ161が基板搬送装置CR8から基板10を受取る。基板搬送装置CR8が処理容器150の内部から外部に退出した後、昇降部163がステージ161を上昇させることで、ステージ161に保持された基板10がカバー194の内部に収容される。
次いで、減圧機構170が、処理容器150の内部を減圧する。減圧雰囲気中で塗布層から溶剤が蒸発する。溶剤の蒸気は、気流となって、基板10の上面付近から処理容器150の排気口151に運ばれる。このとき、気流規制部190が、基板10の上面付近から処理容器150の排気口151に向かう気流を規制する。これにより、乾燥速度のムラを低減できる。
減圧乾燥の終了後、ガス供給機構180が、処理容器150の内部にガスを供給し、処理容器150の内部を元の雰囲気に戻す。また、昇降部163がステージ161を下降させることで、ステージ161に保持された基板10がカバー194の内部から下方に取り出される。その後、カバー194の下方において、基板10がステージ161から基板搬送装置CR8に受け渡され、処理容器150の外部に搬送される。
以上説明したように、本実施形態によれば、気流規制部190は、ステージ161に保持された基板10の側方で気流を遮る側壁部191と、ステージ161に保持された基板10の上方で気流を遮る天井部192とを含む。側壁部191と天井部192とが気流を遮ることで、従来は乾燥速度が速過ぎた部位の乾燥を遅らせることができる。これにより、基板10の面内での、塗布層の乾燥速度のムラを低減できる。
また、本実施形態によれば、天井部192は、ステージ161に保持された基板10の上面付近から上方に向かう気流が通過する開口部193を有する。天井部192の開口率の分布を調整することで、基板10の面内での、塗布層の乾燥速度のムラをより低減できる。
また、本実施形態によれば、側壁部191と天井部192とは下方に向けて開放した箱状のカバー194を形成し、カバー194は内部にステージ161に保持された基板10を収容する。ステージ161や基板10がカバー194の内部から下方に向かう気流を遮るため、基板10の上面付近から上方に向かう気流が支配的になる。よって、天井部192の開口率の分布を調整する効果が得られやすい。
また、本実施形態によれば、気流規制部190は、ステージ161に保持された基板10の上方で、カバー194の内部を仕切る仕切り部195をさらに含む。基板10の上方の空間を複数の空間に分けて、それぞれの空間の気流を調整できる。
また、本実施形態によれば、昇降部163は、ステージ161を昇降することで、ステージ161に保持された基板10と仕切り部195との上下方向の間隔Sを調整する。間隔Sが小さいほど、仕切り部195によってカバー194の内部を仕切る効果が得られやすい。
また、本実施形態によれば、カバー194が複数の分割カバー194a、194b、194c、194dに分割されている。そのため、分割カバーの組合せを変更することで、気流規制部190の構造を容易に変更できる。
<変形例による気流規制部>
上記実施形態の気流規制部190は側壁部191と天井部192とを有し、側壁部191と天井部192とは下方に開放した箱状のカバー194を形成する。カバー194の天井部192は、上方視で、ステージ161に保持された基板10よりも大きく、基板10の全体を覆う。一方、本変形例の気流規制部190Aは上記実施形態の気流規制部190と同様に側壁部191Aと天井部192Aとを有するが、その天井部192Aは上方視でステージ161に保持された基板10の端部のみと重なる。以下、相違点について主に説明する。
図14は、変形例による気流規制部を示す斜視図である。図14において、ステージ161の図示を省略する。図14に示すように、気流規制部190Aは、側壁部191Aと天井部192Aとを有する。天井部192Aには、開口部が形成されていないが、開口部が形成されていてもよい。
天井部192Aは、上方視で、ステージ161に保持された基板10の端部のみと重なり、基板10の中央部とは重ならない。従来は乾燥速度が速過ぎた基板10の端部の乾燥を遅らせることができる。これにより、乾燥速度のムラを低減できる。
天井部192Aは、上方視で、ステージ161に保持された矩形状の基板10のコーナー部のみと重なり、基板10の中央部とは重ならない。従来は乾燥速度が特に速過ぎた基板10のコーナー部の乾燥を遅らせることができる。これにより、乾燥速度のムラを低減できる。
以上、減圧乾燥装置などの実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態などに限定されず、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、改良が可能である。
例えば、有機ELディスプレイは、上記実施形態では発光層26からの光を基板10側から取り出すボトムエミッション方式であるが、発光層26からの光を基板10とは反対側から取り出すトップエミッション方式でもよい。
トップエミッション方式の場合、基板10は、透明基板ではなくてもよく、不透明基板であってもよい。発光層26からの光は、基板10とは反対側から取り出されるためである。
トップエミッション方式の場合、透明電極である陽極21が対向電極として用いられ、陰極22が単位回路11毎に設けられる画素電極として用いられる。この場合、陽極21と陰極22の配置が逆になるので、陰極22上に、電子注入層28、電子輸送層27、発光層26、正孔輸送層25および正孔注入層24が、この順で形成される。
有機層23は、上記実施形態では、陽極21側から陰極22側に向けて、正孔注入層24、正孔輸送層25、発光層26、電子輸送層27、電子注入層28をこの順で有するが、少なくとも発光層26を有していればよい。有機層23は、図2に示す構成には限定されない。
基板10や天井部192の形状が矩形状であるが、これらの形状は特に限定されない。
減圧乾燥装置は、有機ELディスプレイの製造に用いられるが、例えば液晶ディスプレイの製造に用いられてもよい。
10 基板
13 有機発光ダイオード
21 陽極
22 陰極
23 有機層
100 基板処理システム
123c 減圧乾燥装置
150 処理容器
151 排気口
161 ステージ
162 平板部
163 昇降部
170 減圧機構
171 減圧発生源
190 気流規制部
191 側壁部
191a〜191d 分割側壁部
192 天井部
192a〜192d 分割天井部
193 開口部
194 カバー
194a〜194d 分割カバー
195 仕切り部

Claims (13)

  1. 有機材料および溶剤を含む塗布層が形成された基板を収容する処理容器と、
    前記処理容器の内部で、前記基板を下方から保持する基板保持部と、
    前記処理容器の排気口に接続され、前記処理容器の内部を減圧する減圧機構と、
    前記基板保持部に保持された前記基板の上面付近から前記処理容器の排気口に向かう気流を規制する気流規制部とを有し、
    前記気流規制部は、前記基板保持部に保持された前記基板の側方で気流を遮る側壁部と、前記基板保持部に保持された前記基板の上方で気流を遮る天井部とを含む、減圧乾燥装置。
  2. 前記天井部は、前記基板保持部に保持された前記基板の上面付近から上方に向かう気流が通過する開口部を有する、請求項1に記載の減圧乾燥装置。
  3. 前記側壁部および前記天井部は、下に向けて開放した箱状のカバーを形成し、
    前記カバーは、内部に、前記基板保持部に保持された前記基板を収容する、請求項2項に記載の減圧乾燥装置。
  4. 前記気流規制部は、前記基板保持部に保持された前記基板の上方で、前記カバーの内部を仕切る仕切り部をさらに含む、請求項3に記載の減圧乾燥装置。
  5. 前記基板保持部に保持された前記基板と前記仕切り部との上下方向の間隔を調整する間隔調整部をさらに有する、請求項4に記載の減圧乾燥装置。
  6. 前記カバーは、複数の分割カバーに分割されており、
    各前記分割カバーは、前記天井部の一部である分割天井部と、前記側壁部の一部である分割側壁部とを含む、請求項3〜5のいずれか1項に記載の減圧乾燥装置。
  7. 少なくとも1つの前記分割カバーは、矩形状の前記分割天井部と、当該分割天井部の連続する3辺に設けられる前記側壁部とを含む、請求項6に記載の減圧乾燥装置。
  8. 少なくとも1つの前記分割カバーは、矩形状の前記分割天井部と、当該分割天井部の互いに対向する2辺に設けられる前記側壁部とを含む、請求項6に記載の減圧乾燥装置。
  9. 少なくとも1つの前記分割カバーには、前記基板保持部に保持された前記基板の上方で、前記カバーの内部を仕切る仕切り部が設けられる、請求項6〜8のいずれか1項に記載の減圧乾燥装置。
  10. 前記天井部は、上方視で、前記基板保持部に保持された前記基板の端部のみと重なる、請求項1または2に記載の減圧乾燥装置。
  11. 前記天井部は、上方視で、前記基板保持部に保持された前記基板のコーナー部のみと重なる、請求項1、2または10に記載の減圧乾燥装置。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の減圧乾燥装置を用いて、前記基板に形成された塗布層を乾燥させる、減圧乾燥方法。
  13. 前記塗布層は、有機EL発光ダイオードの製造に用いられるものである、請求項12に記載の減圧乾燥方法。
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