JP2018049445A - 運転支援方法及び運転支援装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本実施形態の車載装置200は、車両コントローラ210、ナビゲーション装置220、対象物検出装置230、レーンキープ装置240、及び出力装置250を備える。車載装置200を構成する各装置は、相互に情報の授受を行うためにCAN(Controller Area Network)その他の車載LANによって接続されている。車載装置200は、車載LANを介して運転支援装置100と情報の授受を行うことができる。車両コントローラ210は、検出装置260、駆動装置270、及び操舵装置280を動作させる。
ナビゲーション装置220は、位置検出装置221を備える。位置検出装置221は、グローバル・ポジショニング・システム(Global Positioning System, GPS)を備え、走行中の車両の走行位置(緯度・経度)を検出する。
地図情報222は、いわゆる電子地図であり、緯度経度と地図情報が対応づけられた情報である。地図情報222は、各地点に対応づけられた道路情報223を有する。
第1経路は、車両が将来通過する一つ又は複数の地点の特定情報(座標情報)を含む。第1経路は、自車両が走行する、次の走行位置を示唆する一つの点を少なくとも含む。第1経路は、連続した線により構成されてもよいし、離散的な点により構成されてもよい。特に限定されないが、第1経路は、道路識別子、車線識別子、レーン識別子、リンク識別子により特定される。これらの車線識別子、レーン識別子、リンク識別子は、地図情報222、道路情報223において定義される。
後述するプロセッサ11は、対象物検出装置230により検出された対象物を、経路に対応づけて記憶する。つまり、プロセッサ11は、どの経路上に対象物が存在するかという情報を有する。
運転支援装置100は、制御装置10と、出力装置20と、通信装置30を備える。出力装置20は、先述した車載装置200の出力装置250と同様の機能を有する。ディスプレイ251、スピーカ252を、出力装置20の構成として用いる。制御装置10と、出力装置20とは、有線又は無線の通信回線を介して互いに情報の授受が可能である。通信装置30は、車載装置200との情報授受、運転支援装置100内部の情報授受、運転支援システム1の外部との情報授受を行う。
制御装置10は、プロセッサ11を備える。プロセッサ11は、自車両の運転計画の立案を含む運転支援処理を行う演算装置である。具体的に、プロセッサ11は、運転計画の立案を含む運転支援処理を実行させるプログラムが格納されたROM(Read Only Memory)と、このROMに格納されたプログラムを実行することで、制御装置10として機能する動作回路としてのCPU(Central Processing Unit)と、アクセス可能な記憶装置として機能するRAM(Random Access Memory)と、を備えるコンピュータである。
(1)自車両が走行する第1経路を算出し、第1経路を走行する際に遭遇する複数の事象を取得(検出・抽出)し、抽出された各事象と自車両との関係を用いて、第1経路を走行する自車両の第1運転計画を立案する処理(第1運転計画立案処理)、
(2)第1経路において特定された第1車線から別の第2車線に自車両を移動させる車線変更をすることの適切性を評価する処理(車線変更評価処理)、
(3)車線変更の適切性の評価値が第1閾値以上である場合には、自車両を第2車線に車線変更させる第2経路を走行させる第2運転計画を立案する(第2運転計画立案処理)
プロセッサ11は、自車両の走行中又は走行が予定されている第1経路を算出する。プロセッサ11は、第1経路を算出するために、自車情報を取得する。プロセッサ11は、位置検出装置221から自車両の現在位置を取得する。プロセッサ11は、地図情報222を参照し、取得した現在位置、進行方向を用いて第1経路を算出する。プロセッサ11は、ナビゲーション装置220が求めた自車両の走行予定経路を第1経路として取得してもよい。プロセッサ11は、ナビゲーション装置220が求めた、現在位置から目的地に至るまでの案内経路を第1経路として取得してもよい。自車両の経路の算出処理は、本願出願時において知られた手法を適宜に用いることができる。
プロセッサ11は、第1経路を走行する際に遭遇する事象を取得(検出/抽出)する。本実施形態における事象(イベント)とは、走行制御が実行されることのトリガとなる事物(事柄/物体の存在)である。実行される走行制御とは、車両の加減速、車両の操舵を含む。つまり、事象(イベント)とは、自車両の加減速や操舵を実行せしめる原因となるものである。事象は、第1経路上の交差点、第1経路上の停止線、第1経路上の横断歩道、第1経路を走行する自車両の周囲の対象物である。対象物は、平面/立体の交通標識、歩行者、二輪車、四輪車などの移動物体、ガードレール、中央分離帯、縁石などの道路構造物を含む。
事象が歩行者、他車両、道路構造物などの対象物である場合には、プロセッサ11は、対象物検出装置230が検出した対象物の位置、移動速度に基づいて、自車両と対象物の種類、位置/位置の変化、内容を求める。
プロセッサ11は、自車両V1から最も近い事象(停止線ST1)を認識する。プロセッサ11は、停止線ST1が交通規則であり、自車両V1からの距離がD1/到達時間がS1であり、一時停止を求める事象であると判断する。
プロセッサ11は、停止線ST1に対応し、自車両V1から二番目に近い事象(信号SG1)を認識する。プロセッサ11は、号SG1が交通規則であり、自車両V1からの距離がD2/到達時間がS2であり、進行を禁止する(赤色/黄色信号)事象であると判断する。停止線ST1は、自車両V1が交差点に進入するときに、信号SG1が停止を指示したときに、車両を信号SG1の上流側で停止させる位置を示す事象である。別々の事象として認識される信号SG1と停止線ST1は交通規則情報224において対応づけられている。停止線ST1の内容は、信号SG1が停止を示す信号(赤色/黄色信号)であるときに「停止」となるが、信号SG1が進行を示す信号(青/緑)であるときに「進行」となる。プロセッサ11は、事象(信号SG1)において進行禁止が指示されていることに基づいて、事象(信号SG1)に対応づけられた事象(停止線ST1)についての運転行動は「停止」となる。
ここで、出力装置20を用いた運転計画の提示方法について説明する。
出力装置20は、出力制御プロセッサ21を備える。出力制御プロセッサ21は、出力装置20としてのディスプレイ251を用いて、運転計画に関する情報を表示する。出力制御プロセッサ21は、プロセッサ11により抽出され、遭遇する順序に沿って並べられた事象を表示する。出力制御プロセッサ21は、並び替えられた複数の事象を、スピーカ252を用いて音声出力してもよい。
プロセッサ11は、第1経路において特定された第1車線から別の第2車線に自車両V1を移動させる車線変更をすることの適切性を評価する処理(車線変更評価処理)を実行する。「車線変更の適切性」は、車線変更をすることのリスク、アドバンテージ(メリット)、重要性(優先性)の度合、車線変更の可否、及び車線変更の必要性のうち、いずれか一つ以上の意味を含む概念である。車線変更をすることの適切性とは、車線変更をするという運転行動が現在の状況において、相応しいか否かの観点から評価される。プロセッサ11は、車線変更をすることの適切性を、車線変更をすることのリスク、アドバンテージ、又は重要性のいずれか一つ以上の観点から判断する。また、プロセッサ11は、車線変更をすることの適切性を、車線変更の可能性及び/又は車線変更の必要性に基づいて評価する。これにより、自車両V1の状態(速度、姿勢)、自車両が走行している経路の状態、及びその周囲の状況(対象物の存在、対象物の移動速度、対象物の速度の微分成分の時間軸上における変化量)、車線変更の重要性/必要性(目的地へ至るの経路の確保)、車線変更の重要性(目的地に到達するために必須の車線変更であるか否か、他車両を追い越すための車線変更であるか否か、目的地近傍での車線変更であるか否か)を考慮して「車線変更の適切性」を多面的に判断することができる。
プロセッサ11は、車線変更時における自車両V1と対象物との接近度を考慮して車線変更の適切性を評価する。自車両V1と対象物の距離が所定値未満、自車両V1と対象物の接近速度が所定値未満、自車両V1と対象物のTTCが所定値未満、他車両の接近速度が所定値以上である場合には、リスクを考慮して車線変更をしないという判断をすることができる。このような場合の車線変更の「適切性」は、低いと判断される。
これにより、車間距離の短さにより乗員が感じるリスクを低減させた運転支援を実行できる。また、他車両との接近度により乗員が感じるリスクを低減させた運転支援を実行できる。
プロセッサ11は、第1経路の交通規則を考慮して車線変更の適切性を評価する。第1経路が車線変更禁止である場合には、そもそも車線変更が不可能であるため、その「適切性」は低いと判断する。
プロセッサ11は、車線変更時における自車両V1の走行スペースの存在を考慮して車線変更の適切性を評価する。車線変更後に自車両V1の走行スペースが存在しない場合には、そもそも車線変更が不可能であるため、その「適切性」は低いと判断する。例えば、自車両V1の車線変更後に位置するスペースに他車両が存在する場合である。
プロセッサ11は、対象物検出装置230の検出結果、地図情報222、道路情報223、交通規則情報224を用いて、自車両V1の周囲に車線変更をするスペースが存在するか否かを判断する。自車両V1の周囲(特に車線変更をするスペース)が車線変更をできる状況である場合には、車線変更が可能であり、その「適切性」は高いと判断する。例えば、自車両V1の車線変更後に位置する十分なスペースが確保されている場合である。
プロセッサ11は、自車両V1の自車情報が車線変更に適した閾値域外である場合は、車線変更の「適切性」は低いと判断する。例えば、自車両V1の速度が所定値以上である場合、自車両V1の操舵方向が車線変更の方向に対して所定値以上である場合、自車両V1の姿勢が車線変更に適した閾値域外である場合には、自車両V1に車線変更をさせることができないため、その「適切性」は低いと判断する。他方、自車両V1の速度が所定値未満である場合、自車両V1の操舵方向が車線変更の方向に対して所定値未満である場合、自車両V1の姿勢が車線変更に適した閾値域内である場合には、自車両V1に車線変更をさせることができるため、その「適切性」は高いと判断する。
次に、プロセッサ11は、車線変更の適切性の評価結果に基づいて、第2運転計画立案処理を実行する。
プロセッサ11は、車線変更の適切性の評価値が第1閾値以上である場合には、自車両V1を第2車線に車線変更させる第2経路を走行させる第2運転計画を立案する(第2運転計画立案処理)
一般に、車載カメラ等の検知装置によって得られた情報を処理し、新たな経路を逐次探索するという処理の演算負荷は大きい。演算負荷の大きさは、演算処理の遅延を引き起こす。演算処理の遅延は、リアルタイム性が求められる自動運転/半自動運転を含む運転支援の信頼性を損ねる。
一方において、プロセッサ11は、車線変更の適切性の評価値が第2閾値未満であると評価された場合には、第1運転計画に従うように自車両V1の運転を支援する。言い換えると、プロセッサ11は、車線変更の適切性が低いと評価した場合には、車線変更することなく、先に立案された第1運転計画を採用する。
このように、車線変更の適切性が低いと評価した場合には、すでに立案されている第1運転計画を採用するので、演算処理に無駄が生じない。プロセッサ11の処理能力を有効に活用できる。なお、第1閾値と第2閾値とは同値であってもよいし、異なる値であってもよい。
図3Bは、事象を経時的に示す情報VWの表示例である。矢印Tは、第2経路における自車両V1の進行方向を示す。出力制御プロセッサ21は、抽出された事象、つまり、停止線ST1及び信号SG1、横断歩道CR1、交差点MX12、及び横断歩道CR4を、自車両V1が遭遇する順に、矢印Tに沿って表示する。図3Bに示す情報VWにおいては、矢各事象の下にその事象の運転行動を表示する。
以下、運転計画における停止位置を決めるにあたりプロセッサ11は、運転計画において、停止行動が決定された場合又は行動の決定判断が不能であった場合には、その事象よりも上流側であって停止可能な位置において自車両V1を停止させる。プロセッサ11は、自車両V1の停止が要求される事象よりも所定距離だけ上流側の位置に、停止位置を設定する。停止位置の設定手法は特に限定されない。
プロセッサ11は、対象物検出装置230の検出結果から対象物情報を取得する。対象物情報は、自車両V1の周囲の物体の存在の有無、物体の属性(静止物又は移動物)、物体の位置、物体の速度・加速度、物体の進行方向を含む。対象物情報は、対象物検出装置230、ナビゲーション装置220から取得する。
ステップS201において、プロセッサ11は、目的地(暫定的な目的地を含む)に移動するために車線変更を行う必要があるかを判断する。先述した図5Aに示す経路R1のように、自車両V1が目的地A1に向かうためには、前方の交差点CR1で右折する必要がある。このような場合には、プロセッサ11は、車線変更を行う必要があるものを判断する。
図5Aに示す経路R1を走行する際に、交差点CR1において算出された適切性の評価値が閾値未満となり、交差点CR1において右折ができなかった場合には、経路の再度の算出処理が実行される。そして、図5Bに示すように、目的地A1に至る経路R2が算出される。この経路R2においては、交差点CR2で右折する必要があるため、その手前の地点Kにおいて車線変更が行われる。
図7は、自車両V1の経路R1を示す図である。経路R1の暫定的な目的地をA1とする。図8は、車線変更の適切性の判断処理手順を示すフローチャートである。図4に示す、ステップのうち、ステップS101:自車情報取得、ステップS102:第1経路を算出、及びステップS103:障害物を含む各事象の情報を検出は、少なくとも実行される。これらS101からS103の処理により、車線変更の重要性(必要性)を判断するために必要な情報を取得する。続く、S301からS312の処理は、車線変更の適切性を、リスク、アドバンテージ及び重要性から判断する処理に対応する。
ステップS301において、目的地に向かうための車線変更を行う必要があるか否かを判断する。目的地は、自車両の走行予定経路上に存在する、交差点、分岐、合流などの通経地点(サブゴール)を含む。右左折をする交差点、本線から離脱する分岐地点、本線に進入する合流地点などの中継地点(サブゴール)においては、自車両は、目的地に至るために所定の車線を走行している必要がある。目的地に至る経路を走行するという目的以外の目的、例えば、先行車両の追い越し、走行車線の変更などを行い、交差点、分岐、合流などの通経地点(サブゴール)で所定の車線を走行していないと、必要な右左折ができずに、最終目的地にたどり着けなくなることがある。
例えば、図7に示すように、次の交差点CR1を右折するものの、自車両V1の前方を低速で走行する先行他車両V2を追い越す必要がある場合には、まず、右車線LRから左車線LLに車線変更を行い、その後、再び、右車線LRに車線変更することが必要となる。この場合、車線変更を合計2回行う必要がある。車線変更はリスクを伴うと考えられる。プロセッサ11は、リスクの度合の因子として車線変更の回数を算出する。
また、これらの定義を用いて、自車両V1の車線変更により生じるリスクの度合を以下のように定義する。ただし、αとβは定数である。
ただし、D(2)は自車両V1と左車線LLを走行する他車両V3との相対距離、Voは左車線LLを走行する他車両V3の速度である。α(2)とβ(2)は定数であるが、自車両V1と左車線LLを走行する他車両V3との位置関係によって、ステップS303で示したαとβの値と同じ場合や異なる場合もある。
ただし、D、Eは、各アドバンテージの大きさの正規化やアドバンテージの優先度を付ける際に変更される可能性がある定数である。
一般に、車載カメラ等の検知装置によって得られた情報を処理し、新たな経路を逐次探索するという処理の演算負荷は非常に高い。演算負荷の高さは、演算処理の遅延の原因となる。演算処理の遅延は、リアルタイム性が求められる自動運転/半自動運転を含む運転支援の信頼性を損ねる。
本実施形態では、車線変更という運転行動が現在の状況下で相応しいか否かの(適切性の評価値)の観点から、「現在走行中の車線を継続して走行するか」又は「車線変更をするか」という二者択一の判断に基づいて、第1運転計画と第2運転計画のいずれに従うかを判断する。無限に存在する行動候補の中から適切な位置の運転行動を決定するのではなく、二者択一の判断により運転行動を決定できるので、判断処理に係る演算負荷を低減できる。演算負荷の低減により処理を迅速に行うことができる。この結果、リアルタイム性が高い円滑な運転を実行させることである。車線変更に伴う運転計画の演算負荷を低減しつつ、円滑な運転を実行させることができる。乗員に、違和感を覚えさせないように、車線変更を含む運転行動を実行させることができる。
このように、車線変更の利益が低いと評価した場合には、すでに立案されている第1運転計画を採用するので、演算処理に無駄が生じない。プロセッサ11の処理能力を有効に活用できる。負荷の高い車線変更を実行することにより、ドライバに違和感を与えることがない。また、車線変更の利益が低い場合には、現在の第1運転計画が継続して実行されるので、ドライバに違和感を与えることがなく、円滑な運転を実行させることができる。
100…運転支援装置
10…制御装置
11…プロセッサ
20…出力装置
21…出力制御プロセッサ
30…通信装置
200…車載装置
210…車両コントローラ
220…ナビゲーション装置
221…位置検出装置
222…地図情報
223…道路情報
224…交通規則情報
230…対象物検出装置
231…カメラ
232…レーダー装置
240…レーンキープ装置
241…カメラ
242…道路情報
250…出力装置
251…ディスプレイ
252…スピーカ
260…検出装置
261…舵角センサ
262…車速センサ
263…姿勢センサ
270…駆動装置
271…制動装置
280…操舵装置
Claims (15)
- 車両の運転計画の立案を含む運転支援処理を実行するプロセッサを用いて、
前記車両が第1経路を走行する際に遭遇する複数の事象を取得し、
前記事象と前記車両との関係を用いて、前記第1経路を走行する前記車両の第1運転計画を立案し、
前記第1経路において特定された第1車線から別の第2車線に前記車両を移動させる車線変更の適切性を評価し、
前記車線変更の適切性の評価値が第1閾値以上である場合には、前記車両を前記第2車線に車線変更させて第2経路を走行させる第2運転計画を立案する運転支援方法。 - 前記車線変更の適切性の評価値は、前記車線変更によるリスクの度合に基づいて算出する請求項1に記載の運転支援方法。
- 前記リスクの度合は、前記車両と当該車両の周囲の他車両との相対距離及び/又は相対速度に基づいて算出する請求項2に記載の運転支援方法。
- 前記リスクの度合は、現在から任意の目的地に至るまでに必要な前記車線変更の回数に基づいて算出する請求項2又は3に記載の運転支援方法。
- 前記リスクの度合は、現在から任意の目的地に至るまでに通過する交差点の数及び/又は分岐点・合流点の数に基づいて算出する請求項2〜4の何れか一項に記載の運転支援方法。
- 前記車線変更の適切性の評価値は、前記車線変更によるアドバンテージの度合に基づいて算出する請求項1に記載の運転支援方法。
- 前記アドバンテージの度合は、前記車両が走行する道路リンクの制限速度と、前記車両の前方を走行する他車両の速度との差に基づいて算出する請求項6に記載の運転支援方法。
- 前記アドバンテージの度合は、前記車両の周囲を走行する他車両の速度、及び/又は他車両の速度の微分成分の時間軸上における変化量に基づいて算出する請求項6又は7に記載の運転支援方法。
- 前記車線変更の適切性の評価値は、前記車線変更の重要性の度合に基づいて算出する請求項1に記載の運転支援方法。
- 前記車線変更の重要性の度合を算出する際に、任意の目的地に至る経路において車線変更が必要である場合には、前記車線変更の重要性の度合を高く算出する請求項9に記載の運転支援方法。
- 前記車線変更の重要性の度合を算出する際に、前記車両の前方を走行する他車両を追い越すために行われる車線変更の重要性の度合を低く算出する請求項9又は10に記載の運転支援方法。
- 前記車線変更の重要性の度合を算出する際に、任意の目的地に至るまでの距離が所定値未満である場合の車線変更の重要性の度合を低く算出する請求項9〜11の何れか一項に記載の運転支援方法。
- 前記車線変更の適切性の評価値は、前記車線変更の実行の可能性に基づいて算出する請求項1に記載の運転支援方法。
- 前記車線変更の適切性の評価値が第2閾値未満であると評価された場合には、前記第1運転計画に従うように前記車両の運転を支援し、
前記第2運転計画が立案された場合には、前記第2運転計画に従うように前記車両の運転を支援する、請求項1〜13の何れか一項に記載の運転支援方法。 - 運転支援処理を実行するプロセッサと、
自車両の自車情報、前記自車両が走行する際に遭遇する複数の事象の情報、及び前記自車両の周囲の対象物の情報を取得する通信装置と、を備え、
前記プロセッサは、
前記自車両が第1経路を走行する際に遭遇する複数の事象を取得する処理、
前記取得された事象と前記自車両との関係を用いて、前記第1経路を走行する前記自車両の第1運転計画を立案する処理、
前記第1運転計画の第1経路として特定された第1車線から別の第2車線に前記自車両を移動させる車線変更の適切性を評価する処理、
前記車線変更の適切性の評価値が第1閾値以上である場合には、前記自車両を前記第2車線に車線変更させる第2経路を走行する第2運転計画を立案する処理を実行する運転支援装置。
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