JP2018049338A - ハザードマップおよびハザードマップシステム - Google Patents

ハザードマップおよびハザードマップシステム Download PDF

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来人 坂井
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Jin Shikuma
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Abstract

【課題】 ユーザのいる地点の状況に詳しくなくても、ハザードマップをユーザが見るだけで、その地点の状況を的確に把握することができること。【解決手段】 各子機a2〜ai,b2〜bj,m2〜mkが備えるセンサーが、有意な水位を検出した際に水位と時刻とからなる水位情報を親機a1〜m1に送る。親機a1〜m1は、水位情報を情報提供部12に送り、水位情報はデータベース部12cに記憶される。閲覧者が、携帯端末10aあるいはPC10bからハザードマップの閲覧要求を行うと、情報配信サーバー12aは、データベース部12cから閲覧者のいる所定のエリアの現在時刻の複数の水位情報を読み出し、水位を表すアイコンを各子機が設置された座標に配置し、データベース部12cから読み出した所定のエリアの地図に重ねて閲覧者に配信する。【選択図】 図1

Description

本発明は、ハザードマップが閲覧要求された際にリアルタイムのハザードマップを提供することのできるハザードマップおよびハザードマップシステムに関する。
川の水が堤防などの外へとあふれ出る水害の氾濫には、外水氾濫と内水氾濫の2種類があることが知られている。外水氾濫とは、河川そのものの水位が上昇して起こる水害のことであり、大量の水が速い速度で市街地へと一気に流れ込み、わずかな時間で住宅などの浸水や人的被害が発生する。この場合、流れ込んでくる水は泥水となり、洪水がおさまった後も土砂や汚泥が堆積するため、復旧に時間がかかるようになる。
また、内水氾濫とは市街地に降った雨による水害のことであり、雨水の量が都市の処理能力を超えると内水氾濫が発生する。通常なら内水は下水道の雨水管やポンプ施設によって河川へと排水されるが、施設の能力が雨量に追い付かなかったり、外水の水位が上昇して排水できなかったりすると、内水の水はけが悪くなって建物や土地、道路などが水につかってしまう。とくに、最近はゲリラ豪雨のような局地的な豪雨が頻発し、内水氾濫による被害が増えている。
近年、集中豪雨の多発や都市化の進展に伴い、短時間に大量の雨水が流出し内水氾濫の被害リスクが増大している。
そこで、防災情報として、国土交通省ハザードマップポータルサイト(http://disaportal.gsi.go.jp/index.html )に重ねるハザードマップが公開されている。水害のハザードマップとは、水害発生の予測地域に関して、範囲及び深さを表示した情報地図である。重ねるハザードマップでは、地図や空中写真に、浸水想定区域や道路情報、危険箇所などを重ねて閲覧することが可能とされ、県や市区町村の境界を超えたシームレスなマップを表示可能である。ただし、このハザードマップは予測データでありリアルタイムのハザードマップとはされていない。また、地域ごとの避難情報が集約された、その地域のハザードマップ(わがまちハザードマップ)も知られているが、わがまちハザードマップは市区町村を単位として作成されており、リアルタイムのハザードマップとはされていない。
そこで、時々刻々と変化する実際の洪水・氾濫に対応する洪水ハザードマップを提供することができる特許文献1記載の従来のリアルタイム動的氾濫シミュレーションシステムが提案されている。
この従来のリアルタイム動的氾濫シミュレーションシステムでは、河川情報データベースと、氾濫原データベースと、流出解析手段と、河道水位予測手段と、破堤点流入量計算手段と、氾濫解析手段と、フィードバック補正手段と、シミュレーション表示手段と、地図情報、住所・ランドマーク情報、雨に関する河川情報及び洪水ハザードマップ関連情報を配信サーバより自動的に発信させるデータ配信手段とを組み合わせて、インターネット、パソコン通信、ネットワークが利用できるプラットフォームから自動的に配信するようにしている。
具体的には、河道データ、水文データ、気象データ等の河川情報に関するデータベースと、氾濫原に関するデータを取得する氾濫原データベースと、過去の災害履歴や類似災害を検索できるデータベースと、河川に流入する流量を予測する流出解析手段と、河川の基準地点や任意地点の水位を予測する河道水位予測手段と、破堤点の流入量を計算する破堤点流入量計算手段と、雨量データやテレメータなどの観測データや水位予測データを用いて任意の破堤点の氾濫解析をリアルタイムに行う氾濫解析手段と、氾濫解析と同時に内水氾濫の解析を行う内水氾濫解析手段と、浸水深、浸水範囲、破堤幅等の観測データを氾濫解析の初期値にフィードバックして正確なる氾濫解析結果に補正するフィードバック補正手段と、地下空間に流入する氾濫水量及び地下空間の主要部に設置した浸水センサの観測値から地下空間の浸水位・浸水範囲等を解析・表示する手段と、氾濫流を動的に表示するシミュレーション表示手段とを備え、シミュレーション表示手段が、氾濫予測結果のデータを基に現実の状況・場面を想定して避難所までの安全でかつ最短のルートを表示せしめる避難行動シミュレーション機能を備え、さらに浸水位、浸水範囲、避難情報等とネットワークを介して必要な箇所に画像信号として情報配信や警報を発報する避難行動支援画像伝達機能を有するようにしている。
氾濫解析手段と同時に内水氾濫の解析を行う内水氾濫解析機能を有することによって、外水氾濫はもちろん、外水氾濫に至る前の内水氾濫も解析できるため、当該河川流域の氾濫予測・被害想定を精密に行うことや適切な避難誘導指示が可能になるといった効果を奏する。尚、内水地域においては、破堤する前からそれまでの降雨量により浸水している可能性があるが、現状の浸水想定区域図ではこのような内水現象は充分に考慮されていないこと、内水氾濫も住民の避難行動などに影響を与えることに鑑み、動的洪水ハザードマップでこのような氾濫解析手段を付加している。
また、氾濫解析手段が、河道及び氾濫源に関するデータを河川情報データベース及び氾濫原データベースを用いてリアルタイムな氾濫予測を行うこと、および、破堤が起きる以前において内水による浸水区域を予測する浸水想定区域計算機能を有することによって、氾濫解析のシミュレーションを行える。
特開2004−197554号公報
従来のリアルタイム動的氾濫シミュレーションシステムでは、シミュレーションした結果を表示しており、リアルタイムな情報を表示するものではなく、ハザードマップを見たユーザが危険が迫っていることを把握することが難しかった。ここで、従来のハザードマップの一例を図19に示して説明する。
図19に示すハザードマップ100は、所定のエリアであるエリアAのハザードマップであり、ブロックA−5に避難所102が表示され、ブロックA−6には避難所103が表示されている。そして、ブロックA−5を中心として隣接するブロックA−4,A−2,A−6,A−7,A−8,A−9にかけて冠水が発生していることを示す冠水発生エリア101が表示されている。このハザードマップでは、冠水発生エリア101は、リアルタイムな情報とはされておらず、また、洪水注意報・警報が発せられても、地点A,B,C,Dにいる人が避難に適している避難所がどこか判断が難しく、適している避難所を判断しても避難する適切な避難経路が分からない。このように、ハザードマップを見てもユーザが、自身のいる地点の状況に詳しくないと、その地点が冠水しやすい地点なのか、避難所がどこにあるのかや避難所への道路の状況などの情報を的確に把握しにくいと云う問題点があった。
また、他の従来のハザードマップを図20に示す。このハザードマップはエリアBのハザードマップとされ、エリアBにはR市、P市とQ市との3つの市が含まれている。R市に避難所R−Bが表示され、P市には避難所Sが表示され、Q市には避難所Uが表示されている。また、R市に5m浸水エリア、2m浸水エリアが生じていること、避難所R−Bを含むエリアに冠水発生エリアが生じていることが表示され、Q市に2m浸水エリアが生じていることおよび中央のエリアに冠水発生エリアが生じていることが表示されている。この場合、P市ではハザードマップを作成する手段を有しておらず、P市のハザードマップは表示されていない。このハザードマップにおいても、上記したと同様の問題点があった。
そこで、本発明は、ユーザのいる地点の状況に詳しくなくても、ハザードマップをユーザが見るだけで、その地点の状況を的確に把握することができるハザードマップおよびハザードマップシステムを提供することを目的としている。
本発明のハザードマップは、第1レイヤーの表示情報と、該第1レイヤーの上に重ねられる第2レイヤーの表示情報とからなるリアルタイムのハザードマップであって、水位センサーを有し、ハザードマップを作成する所定の地点に設置された複数の水位情報送出装置は、設置された地点の座標情報を送出すると共に、前記水位センサーからの水位が有意な水位となった時に、取得された水位と、取得された時刻とを含む水位情報とを送出し、データ処理部と情報配信部と記憶部とを備える情報提供部の記憶部には、地名や道路の情報を少なくとも含む地図情報が記憶された地図情報が記憶され、データ処理部は、該水位情報送出装置から送出された前記座標情報と、前記水位情報を受け取って前記記憶部に記憶し、前記情報提供部に前記ハザードマップの閲覧要求があった際に、前記情報配信部において、閲覧要求された地点を含む所定のエリアの地図情報が前記記憶部から読み出されて前記第1レイヤーの表示情報として設定されると共に、前記所定のエリア内で取得された前記水位情報における前記時刻を同じにする複数の前記水位情報における水位を高さで表すアイコンが、当該水位情報が取得された前記座標情報の座標に配置された前記時刻毎の表示情報が前記第2レイヤーの表示情報として設定されて作成されることを最も主要な特徴としている。
また、本発明のハザードマップシステムは、第1レイヤーの表示情報と、該第1レイヤーの上に重ねられる第2レイヤーの表示情報とからなるリアルタイムのハザードマップを作成可能なハザードマップシステムであって、水位センサーを有し、ハザードマップを作成する所定の地点に設置され、設置された地点の座標情報を送出すると共に、前記水位センサーからの水位が有意な水位となった時に、取得された水位と、取得された時刻とを含む水位情報とを送出する複数の水位情報送出装置と、データ処理部と情報配信部と記憶部とを備え、記憶部に、地名や道路の情報を少なくとも含む地図情報が記憶された地図情報が少なくとも記憶され、データ処理部は、該水位情報送出装置から送出された前記座標情報と、前記水位情報を受け取って前記記憶部に記憶する情報提供部とを備え、前記情報提供部に前記ハザードマップの閲覧要求があった際に、前記情報配信部は、閲覧要求された地点を含む所定のエリアの地図情報を前記記憶部から読み出して前記第1レイヤーの表示情報として設定すると共に、前記所定のエリア内で取得された前記水位情報における前記時刻を同じにする複数の前記水位情報における水位を高さで表すアイコンを、当該水位情報が取得された前記座標情報の座標に配置した前記時刻毎の表示情報を前記第2レイヤーの表示情報として設定し、前記第1レイヤーと前記第2レイヤーとからなるリアルタイムのハザードマップを、前記閲覧要求に応答して配信することを最も主要な特徴としている。
本発明のハザードマップおよびハザードマップシステムは、現在地点の変動する水位情報をリアルタイムでユーザが把握することができ、危険時には切迫性が伝わり避難行動に直結するようになる。また、ユーザが現在いる地点は、避難する必要があるかを的確に判断することができる。さらに、冠水して避難をする際には、ユーザがいる地点から見て避難するに適している避難所およびその避難所までどのようにしていけばよいかを的確に把握することができる。
本発明の第1実施例にかかるハザードマップシステムの構成を示す機能ブロック図である。 本発明の第1実施例のハザードマップシステムにかかるハザードマップを、時刻の経過と共に示す図である。 本発明の第1実施例のハザードマップシステムにかかるハザードマップの冠水発生前と冠水発生後の表示態様を示す図である。 本発明の第1実施例のハザードマップシステムにかかるハザードマップの他の例において冠水発生前の表示態様を示す図である。 本発明の第1実施例のハザードマップシステムにかかるハザードマップの他の例において冠水発生後の表示態様を示す図である。 本発明の第1実施例のハザードマップシステムにおける子機の構成を示す機能ブロック図である。 本発明の第1実施例のハザードマップシステムにおける親機の構成を示す機能ブロック図である。 本発明の第1実施例のハザードマップシステムにおけるマイクロコントローラの構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施例のハザードマップシステムにおける情報提供部の構成、情報配信サーバー、データ処理サーバー、データベース部の構成を示す機能ブロック図である。 本発明の第1実施例のハザードマップシステムにおける子機で実行される子機処理のフローチャートである。 本発明の第1実施例のハザードマップシステムにおける親機で実行される親機処理のフローチャートである。 本発明の第1実施例のハザードマップシステムにおける情報提供部で実行されるDB書込処理のフローチャートである。 本発明の第1実施例のハザードマップシステムにおける情報提供部で実行されるメッセージ配信処理(その1)のフローチャートである。 本発明の第1実施例のハザードマップシステムにおける情報提供部で実行されるメッセージ配信処理(その2)のフローチャートである。 本発明の第1実施例のハザードマップシステムにおける情報提供部で実行される閲覧要求処理のフローチャートである。 本発明の第1実施例のハザードマップシステムにおける情報提供部で実行されるハザードマップ作成処理のフローチャートである。 本発明の第2実施例のハザードマップシステムにおける情報提供部の構成を示す機能ブロック図である。 本発明の第2実施例のハザードマップシステムにかかるハザードマップを示す図である。 従来のハザードマップを示す図である。 従来の他のハザードマップを示す図である。
本発明の第1実施例のハザードマップシステム1の構成を図1に示す。この第1実施例のハザードマップシステム1では、閲覧要求があった際に、閲覧要求された地点を含む所定のエリアのハザードマップを閲覧者に提供することができる。
図1に示す第1実施例のハザードマップシステム1は、端末群10と情報提供部12と複数の閉域通信網14a,14b,・・・,14mとを備えており、各部の間は通信網で接続されている。すなわち、情報提供部12と端末群10とは不特定多数の利用者によって共有して利用される拠点間を結ぶ公衆通信網やインターネット通信網からなるなる通信網11で接続され、閉域通信網14a〜14mと情報提供部12とは、インターネット通信網や公衆通信網からなる広域通信網13で接続される。
閉域通信網14a〜14mは、ハザードマップシステム1が作成しようとするハザードマップの地域をm分割して、m分割した地域毎に設置されている。すなわち、作成しようとするハザードマップの全地域をカバーする閉域通信網14a〜14mが設置される。閉域通信網は、専用の通信回線を利用する通信網であり、データを途中で傍受されたり改ざんされるおそれを防止できる通信網である。
第1の閉域通信網14aは親機a1を備えており、複数台の子機a2,a3,・・・,aiが第1の閉域通信網14aに属している。親機a1は、閉域通信網14aに割り当てられた地域内のそれぞれ所定の地点に設置された(i−1)台の子機a2〜aiと、有線あるいは無線の閉域通信で接続されている。子機a2〜aiは同じ構成とされ、設置された地点の水位を検出する水位センサーをそれぞれが備えている。子機a2〜aiが所定の地点にそれぞれ設置され、初めて電源が投入された際に、子機a2〜aiのそれぞれは一意の個体識別番号である子機IDと設置された地点の位置情報とを親機a1に送信して、相互の間の通信を確立する。そして、子機a2〜aiは、備えられた水位センサーが規定水位を超えた有意な水位を検出した時に、水位センサーが検出した水位のセンサー情報と、当該子機が水位を取得した時刻情報とを含む水位情報に子機IDを付加して親機a1へ送出する。子機a2〜aiが、有意な水位を検出した以後においては、所定時刻毎にID付きの水位情報が親機a1へ送出される。
第2の閉域通信網14b〜第mの閉域通信網14mは、第1の閉域通信網14aと同様に動作する。すなわち、第2の閉域通信網14b〜第mの閉域通信網14mは親機b1〜m1をそれぞれ備えており、複数台の子機b2,b3,・・・,bj〜子機m2〜mkが第2の閉域通信網14b〜第mの閉域通信網14mにそれぞれ属している。親機b1〜m1は、第2の閉域通信網14b〜第mの閉域通信網14mのそれぞれに割り当てられた地域内のそれぞれ所定の地点に設置された(j−1)台の子機b2〜biないし(k−1)台の子機m2〜mkと、有線あるいは無線の閉域通信で接続されている。子機b2〜bjないし子機m2〜mkは子機a2〜aiと同じ構成とされ、設置された地点の水位を検出する水位センサーをそれぞれが備えている。子機b2〜biないし子機m2〜mkが所定の地点にそれぞれ設置され、初めて電源が投入された際に、子機b2〜bjないし子機m2〜mkのそれぞれは一意の個体識別番号である子機IDと設置された地点の位置情報とをそれぞれの親機b1〜m1に送信して、相互の間の通信を確立する。そして、子機b2〜bjないし子機m2〜mkは、備えられた水位センサーが規定水位を超えた有意な水位を検出した時に、水位センサーが検出した水位のセンサー情報と、当該子機が水位を取得した時刻情報とを含む水位情報に子機IDを付加してそれぞれの親機b1〜m1へ送出する。子機b2〜bjないし子機m2〜mkが、有意な水位を検出した以後においては、所定時刻毎にID付きの水位情報が親機b1〜m1へ送出される。
ここで、子機a2〜ai、子機b2〜biないし子機m2〜mkの構成を説明するが、全ての子機は同じ構成とされていることから子機20として、図6に子機20の機能ブロック図を示す。
図6に示すように子機20は、マイクロコントローラ21、センサー22、位置測位装置23、警告表示器24、閉域通信網通信I/F25とを備え、これらをバスにより接続している。また、各部へ電源を供給する電源装置26を備えている。マイクロコントローラ21は、子機20の動作を統括制御する制御手段であり、時計機能を有している。具体的には、マイクロコントローラ21は、センサー22で検出した水位のセンサー情報を取得すると共に、取得した時刻情報を取り込んで、時刻情報を付したセンサー情報を内部のテンポラリメモリに書き込む。また、子機20が設置された地点の位置情報をテンポラリメモリに書き込む。この場合、子機20の位置情報は、子機20における位置測位装置23がGPS等を使用して測位し、センサー情報から取得した位置情報、あるいは、直接入力した子機20の位置情報とされる。また、図示しないスイッチがオンされて電源装置26から電源が投入された際には、子機20を初期化する。そして、位置情報の取得が終了した際に、テンポラリメモリに書き込まれている当該子機20の位置情報に、当該子機20に割り当てられている一意の子機IDを付加して、閉域通信網通信I/F25から親機a1へ送信する。また、マイクロコントローラ21が、センサー22から取得した水位が規定水位を超えたと判断した場合は、マイクロコントローラ21は、そのセンサー情報と取得した時刻情報からなる水位情報に子機IDを付加して閉域通信網通信I/F25を介して所定時間毎に親機a1へ送信すると共に、規定水位を超えたことを報知する警告表示器24を点灯させる。これにより、子機20を観察することで、当該子機の地点の水位が規定水位を超えたことが分かるようになる。警告表示器24は、発光ダイオード(LED)などの発光デバイスによって構成できる。なお、電源装置26は大容量キャパシタあるいは2次電池と、充電用の太陽光パネルとから構成することができる。
なお、第1の閉域通信網14a〜第mの閉域通信網14mにおける子機a2〜ai、子機b2〜bj、子機m2〜mkは、各閉域通信網に割り当てられた区域内の地点に設置されているが、過去の水害情報や海抜高度を考慮して、冠水が発生しやすい地点に重点的に設置するのが好ましい。
マイクロコントローラ21の構成について説明すると、図8にマイクロコントローラ21の構成を示す機能ブロック図を示す。図8に示すようにマイクロコントローラ21は、CPU(Central Processing Unit)41、ROM(Read Only Memory)42、RAM(Random Access Memory)43、I/O44を備え、これらをバス45で接続して構成されている。CPU41は、ROM42に記憶された制御プログラムを実行することにより、マイクロコントローラ21が上記したように動作する。この場合、テンポラリメモリはRAM43の領域に設定される。また、電源投入時には、CPU41がROM42に格納されている初期設定プログラムを実行し、マイクロコントローラ21が上記したように動作する。マイクロコントローラ21は、I/O44を介して子機20のバスに接続されている。
次に、親機a1〜m1の構成を説明するが、同じ構成とされていることから親機30として図7に親機30の機能ブロック図を示す。
図7に示すように親機30は、マイクロコントローラ31、広域通信網通信I/F32、閉域通信網通信I/F33とを備え、これらをバスにより接続している。また、各部へ電源を供給する電源装置34を備えている。マイクロコントローラ31は、前述した図8に示す構成と同様とされ、CPU41、ROM42、RAM43、I/O44を備え、これらをバス45で接続して構成されているが、ROM42には親機30用の制御プログラムが記憶されている。マイクロコントローラ31では、ROM42に記憶されている親機30用の制御プログラムをCPU41が実行することにより、親機30の動作を統括制御している。すなわち、マイクロコントローラ31におけるCPU41は、閉域通信網通信I/F33を介して子機20から送信された子機ID付きの位置情報、子機ID付きの水位情報を受信してRAM43の領域に設定したテンポラリメモリに書き込む。そして、CPU41は、子機20から受信した子機ID付きの位置情報および子機ID付きの水位情報を、広域通信網通信I/F32を介して情報提供部12へ送信する。なお、電源装置34は、商用電源を所定電圧の直流電圧に降圧する電源装置とされている。また、電源装置34は、商用電源に替えて使用電力容量に合わせた大容量キャパシタあるいは2次電池と、充電用の太陽光パネルとから構成するようにしてもよい。
上述したように、第1の閉域通信網14a〜第mの閉域通信網14mにおいて、親機a1〜親機m1がその閉域通信網に属する子機から送出された子機ID付きの設置された地点の位置情報、子機ID付きの水位情報(センサー情報+時刻情報)を受信すると、親機a1〜親機m1のそれぞれは、インターネット通信網や公衆通信網からなる広域通信網13を介して情報提供部12に、受信した子機ID付きの設置された地点の位置情報および子機ID付きの水位情報を送る。情報提供部12は、情報配信サーバー12aとデータ処理サーバー12bとデータベース部12cとを備えており、情報提供部12の構成を図9(a)に示す。
図9(a)に示す構成の情報提供部12では、親機a1〜親機m1から広域通信網13を介して送られてきたデータが広域通信網通信I/F12dを介して受信されて、データ処理サーバー12bに渡される。データ処理サーバー12bは、受信したデータが子機ID付きの位置情報であった場合は、その位置情報を子機IDと関連付けてデータベース部12cのセンサー座標DB(DB:データベース)51に書き込む。この位置情報は、地図上の座標を示している。また、子機ID付きの水位情報(センサー情報+時刻情報)の場合は、現在時刻と共に子機ID付きの水位情報(センサー情報+時刻情報)を子機IDおよび取得時刻と関連付けてデータベース部12cのセンサー情報DB52に書き込む。これにより、親機a1〜親機m1から送出された子機a2〜ai、子機b2〜bj、子機m2〜mkで検出された水位情報(センサー情報+時刻情報)が、子機IDと関連付けられてセンサー情報DB52に時々刻々と書き込まれていくようになる。
データベース部12cは、各子機20の位置情報を子機IDと関連付けて記憶するセンサー座標DB、水位情報を子機IDおよび取得時刻と関連付けて記憶するセンサー情報DB52と、避難所やアンダーパスの座標、海抜が低い区域などの座標が記憶されている避難情報DB53、例えば日本全国とされるハザードマップを作成する広域の地形・道路・河川の他、座標データを地図情報として保有している地図情報DB54、浸水の危険があることを報知する地域毎の登録者の情報が記憶されている登録者情報DB55を備えている。
情報配信サーバー12a内に設けられているデータ処理装置50は、閲覧要求を情報配信サーバー12aが受け付けた際に、閲覧要求された地点を含む所定のエリアのリアルタイムの本発明にかかるハザードマップを作成する。このハザードマップは、例えば第1レイヤーの表示情報と、第1にレイヤーに重ねられる第2レイヤーの表示情報とから構成される。第1レイヤーの表示情報として、所定のエリアの地図情報が地図情報DB54から読み出されて設定され、第2レイヤーの表示情報として、少なくとも、子機a2〜ai、子機b2〜bj、子機m2〜mkで検出された水位情報の水位を示すアイコンが、水位情報を取得した地点の座標に配置されている表示情報が設定される。この第2レイヤーの表示情報に、避難所やアンダーパスの地点の座標に配置されている避難所やアンダーパスのアイコン、冠水した地点の座標に配置されている冠水したことを示すアイコンを含ませることができる。
以下の説明においては、子機a2〜ai、子機b2〜bj、子機m2〜mkを総称して示すとき、あるいは、いずれかを示すときには子機20として説明するものとする。また、同様に、親機a1〜親機m1を総称して示すとき、あるいは、いずれかを示すときには親機30として説明するものとする。
具体的には、データ処理装置50は、ハザードマップの閲覧要求された地点を含む所定エリアの地図を地図情報DB54から読み出して、第1レイヤーの表示情報として設定する。地図DB54には、地形・道路・河川の他、座標データを地図情報として保有している。また、データ処理装置50は、センサー情報DB52に格納されている水位情報の子機IDに関連する子機20の位置情報、すなわち子機20の座標位置をセンサー座標DB51を参照して読み出し、第1レイヤーに設定された地図上における子機20が設置された地点であって、その位置に対応する第2レイヤー上の表示位置(座標位置)を決定する。そして、データ処理装置50は、センサー情報DB52に格納されている取得された時刻が同時刻の水位情報を順次読み出して、水位情報におけるセンサー情報で示される水位を高さで表すアイコンを、当該水位情報に関連付けられている子機IDに対応する子機20の設置位置の座標に配置して、第2レイヤーの表示情報として設定する。この場合、センサー情報DB52にはリアルタイムで水位情報が書き込まれており、取得時刻が同時刻の水位情報のアイコンが、その水位情報を検出した子機20の設置された地点の座標に表示されるようになる。この場合、センサー情報DB52から読み出される同時刻の水位情報の時刻は、閲覧要求された現在の時刻と、その時刻より過去の直近のいくつかの過去の時刻とされる。そして、過去の時刻から現在の時刻までの時刻毎のハザードマップが作成される。現在の時刻のハザードマップでは、地図上にその時刻の水位情報を示すアイコンがリアルタイムで表示されるようになる。なお、閲覧請求された時刻が水位情報の取得時刻に一致しない場合は、それより前の直近の時刻が現在の時刻とされる。
また、データ処理装置50は、現在の時刻に対応する水位情報を読み出して、水位情報のセンサー情報と関連付けされた子機IDの位置情報から、浸水危険領域を算出する。そして、登録者情報DB55から、算出された浸水危険領域内に位置登録されている登録者情報を検索し、検索された対象とする登録者に対応する端末群10の携帯電話10aあるいはPC10bに対し、浸水の危険が迫っていることのメッセージを電子メール等で報知する。この場合、登録者にショートメッセージサービス(SMS)で送ることができる場合は、SMSを用いて浸水危険が迫っていることを報知する。報知を受けた登録者が、自身の携帯電話10aあるいはPC10bから情報提供部12にハザードマップの閲覧要求を行うと、その登録者に登録されている携帯電話10aあるいはPC10bに、上記したようにデータ処理装置50で作成された閲覧要求した登録者のいる地点、あるいは登録者が指定した地点を含む所定のエリアのハザードマップが、情報配信サーバー12aから配信される。登録者の携帯電話10aあるいはPC10bのディスプレイには、配信されたハザードマップが表示されて閲覧できる。すなわち、登録者が閲覧者となる。なお、携帯電話10aあるいはPC10bはGPS等を利用して現在の位置情報を検出し、閲覧要求に位置情報を付加して送出することができる。
また、データ処理装置50は、閲覧要求された現在の時刻のリアルタイムのハザードマップを含む、直近の過去から現在の時刻までのいくつかのハザードマップが作成されており、閲覧者は、閲覧者がいる位置情報あるいは閲覧者が指定した位置情報に応じたエリアの時々刻々と推移するリアルタイムのハザードマップを閲覧できる。
なお、登録者に浸水の危険が迫っていることを電子メール等で報知する場合に、登録者は“定めた地点(自宅等)において浸水した場合は、指定した携帯電話10aあるいはPC10bに電子メール送信をする”という内容を、登録者情報DB55に登録しておけばよい。上記内容は、携帯電話10aあるいはPC10bが、情報配信サーバー12aを介して登録者情報DB55に登録することができる。また、情報配信サーバー12aのデータ処理装置50で算出した浸水危険領域に対応するエリアに存在する登録者の携帯電話10aに対して、浸水の危険が迫っていることを電子メール等で報知してもよい。この場合には、当該エリアをカバーする携帯電話基地局に在圏している携帯電話に同報配信を行えばよく、登録者情報DB55は使用しない。
情報配信サーバー12aの構成を図9(b)に示す。図9(b)に示す情報配信サーバー12aは、CPU61、ROM62、RAM63、I/O64、データ処理装置50を備え、これらをバス65で接続して構成されている。CPU61は、情報配信サーバー12aの動作を統括制御する制御手段であり、ROM62に記憶された制御プログラムをCPU61が実行することにより、登録者に浸水の危険が迫っていることを電子メール等で報知したり、閲覧要求があった際に、データ処理装置50に閲覧者がいる位置情報あるいは閲覧者が指定した位置情報に対応するエリアのハザードマップを作成させて配信したりする上記した動作が行われる。
また、データ処理サーバー12bおよびデータ処理装置50は図9(c)に示す構成とすることができる。図9(c)に示すデータ処理装置50(データ処理サーバー12b)は、CPU71、ROM72、RAM73、I/O74を備え、これらをバス75で接続して構成されている。データ処理装置50の場合は、ROM72にデータ処理装置50の動作を統括制御する制御プログラムが記憶されており、この制御プログラムをCPU71が実行することにより、閲覧要求があった際に、閲覧者がいる位置情報あるいは閲者が指定した位置情報に対応するエリアのハザードマップを作成する。また、データ処理サーバー12bの場合は、ROM72にデータ処理サーバー12bの動作を統括制御する制御プログラムが記憶されており、この制御プログラムをCPU71が実行することにより、子機20の位置情報を子機IDと関連付けてセンサー座標DB51に書き込むと共に、子機20で検出された水位情報(センサー情報+時刻情報)が、子機IDと関連付けられてセンサー情報DB52に時々刻々と書き込まれていくようになる。
閲覧者が閲覧する本発明にかかるハザードマップの一例を図2(a)(b)(c)(d)に示す。ハザードマップは、上述した第1レイヤーおよび第2レイヤーの表示情報からなり、閲覧者の携帯電話10aあるいはPC10bのブラウザで第1レイヤーに第2レイヤーが重ねられて表示されるが、図2(a)〜(d)では第1レイヤーの地図を省略して示している。また、図2(a)〜(d)に示すハザードマップが示されるエリアは、D地点に閲覧者が位置するエリアAとされており、時刻が10:00→10:01→10:02→10:03と推移していった時の地点A,B,Cとその周囲の水位をアイコンで示している。この場合、現在の時刻が10:03であり、直近の過去の時刻である10:00から現在の時刻10:03までの時刻毎のハザードマップが図2(a)〜(d)に示されている。水位を示すアイコンは第2レイヤーの表示情報とされており、形状が円筒状とされて、円筒状のアイコンの高さで水位を示している。最も低いアイコンは50mm未満の水位を示し、これより若干高いアイコンは50mm以上100mm未満を示し、さらに若干高いアイコンは100mm以上200mm未満を示し、一番高いアイコンは200mm以上400mm未満の水位を示している。
図2(a)〜(d)に示すエリアAのハザードマップでは、紙面の上方が北を示しており、このハザードマップを参照すると図2(a)の時刻10:00では、地点Aの水位が50mm未満と表示され、地点B,Cの水位は無しと表示されている。時刻が10:01に進むと図2(b)のように、地点Aの水位が50mm以上100mm未満に増加し、地点Bの水位が50mm未満に増加していることが表示されている。また、時刻が10:02に進むと図2(c)のように、地点Aの水位が100mm以上200mm未満に増加し、地点Bの水位が50mm以上100mm未満に増加し、地点Cの水位が50mm以上100mm未満に増加していることが表示されている。さらに、時刻が10:03に進むと図2(d)のように地点Aの水位が200mm以上400mm未満に増加し、地点Bの水位が200mm以上400mm未満に増加し、地点Cの水位が200mm以上400mm未満に増加していることが表示されている。なお、水位を示すアイコンはエリアA内に設置された子機20であって、有意な水位を検出した子機20が設置された地点の座標位置に、検出した水位を表すアイコンが表示されている。
図2(a)〜(d)のエリアAのハザードマップは、データ処理装置50がセンサー座標DB51およびセンサー情報DB52の格納情報から、対象となるエリアの座標と同時刻に取得された水位情報から作成した時々刻々と変動する直近の過去の時刻から現在の時刻までのリアルタイムのハザードマップであり、省略して示している第1レイヤーの地図表示と重ねあわせて、時刻が経過していくに従い変動する水位の表示が行われるハザードマップとされている。このため、ハザードマップの閲覧者は時間の推移に伴う水位の変化を観察する事で、特に警告表示・警報等が無くても自ら判断して浸水の危険が迫っていることを理解することができる。
次に、閲覧者が閲覧する本発明にかかるハザードマップの他の例を図3(a)(b)に示す。図3(a)(b)に示すハザードマップに示されるエリアは、D地点に閲覧者が位置するエリアAとされており、図3(a)は浸水発生前の過去の時刻のハザードマップの表示態様であり、図3(b)は浸水発生後の現在の時刻のハザードマップの表示態様である。なお、図3(a)(b)において水位を示すアイコンは、図2(a)〜(d)に示すアイコンと同様とされている。
図3(a)に示すエリアAの浸水発生前の過去の時刻のハザードマップでは、紙面の上方が北を示しており、時刻9:59のハザードマップとされている。第1レイヤーの表示情報である地図においては、エリアAはブロックA−1,A−2,・・・,A−9に分割されており、各ブロック間は道路とされている。また、データ処理装置50は、エリアAの座標情報からエリアA内にある避難所の座標情報を避難情報DB53から読み出して、避難所の座標情報に応じた地点に避難所を表すアイコンを第2レイヤーの表示情報として設定している。図3(a)に示す例ではブロックA−5に避難所Aのアイコンが、ブロックA−6に避難所Bのアイコンが表示されている。図3(a)に示すハザードマップでは、エリアA内の地点に設置されている子機20のいずれも有意な水位を検出しておらず、地点Aの水位は無しとなっている。
図3(b)に示すハザードマップは、時刻が10:03の現在の時刻のハザードマップとされている。時刻10:03ではエリアA内の地点に設置されている子機20の複数が有意な水位を検出している。地点Aの水位は200mm以上400mm未満となっており、水位が大きく上昇している。また、地点Aの近傍のブロックA−6内およびその周辺の水位は100mm以上200mm未満あるいは200mm以上400mm未満と上昇している。また、隣接するブロックA−5における水位は50mm未満となっている。このように、時間が推移していくに従いブロックA−6内の避難所Bは浸水しているであろうことを、D地点にいる閲覧者が把握することができる。また、データ処理装置50は、避難所Bは周囲の水位により危険であると判断して、避難所Bの表示態様を点滅あるいは点灯表示もしくは色調を変更して危険であることを示す表示態様とする。これにより、D地点にいる閲覧者が避難行動を起こす時には、浸水していないと判断される避難所Aを避難する避難所として選択して避難行動を起こすことになる。
なお、水位を示すアイコンは、エリアA内に設置された子機20であって、有意な水位を検出した子機20が設置された地点の座標位置に、検出した水位を表すアイコンが表示されている。
次に、閲覧者が閲覧する本発明にかかるハザードマップのさらに他の例を図4、図5に示す。図4、図5に示すハザードマップで示されるエリアは、D地点に閲覧者が位置するエリアAとされており、図4は浸水または冠水発生前の過去の時刻のハザードマップの表示態様であり、図5は浸水または冠水発生後の現在の時刻のハザードマップの表示態様である。なお、図4、図5において水位を示すアイコンは、図2(a)〜(d)に示すアイコンと同様とされている。
図4に示すエリアAの浸水または冠水発生前の過去の時刻のハザードマップでは、紙面の上方が北を示しており、時刻9:59のハザードマップとされている。第1レイヤーの表示情報である地図においては、エリアAはブロックA−1,A−2,・・・,A−9に分割されており、各ブロック間は道路とされている。また、データ処理装置50は、エリアAの座標情報からエリアA内にある避難所、アンダーパス、区域Aの座標情報を避難情報DB53から読み出して、それらの座標情報に応じた地点に避難所、アンダーパスU1を表すアイコンと、区域Aを表す領域を第2レイヤーの表示情報として設定している。区域Aは周囲と比較し海抜が低い区域を示している。図4に示す例ではブロックA−5に避難所Aのアイコンが、ブロックA−6に避難所Bのアイコンが、ブロックA−2とブロックA−3との間の道路にアンダーパスのアイコンが、ブロックA−6と隣接するブロックA−5,A−9の一部を含む区域Aの領域が表示されている。また、データ処理装置50は、避難所Bのある区域Aが海抜が低いことから避難する際には避難所Aに避難するのが好適と判断して、避難所Aと閲覧者がいるD地点の座標情報から避難経路を算出し、算出した避難経路を第2レイヤーの表示情報として設定する。図4に示す例ではD地点からブロックA−2とブロックA−1との間の道路と、ブロックA−4とブロックA−5の間の道路とを通って避難所Aに達する避難経路が実線で、D地点からブロックA−2とブロックA−3との間の道路と、ブロックA−2とブロックA−5との間の道路とを通って避難所Aに達する避難経路が破線で表示されている。
図5に示すハザードマップは、時刻が10:03の現在の時刻のハザードマップとされている。時刻10:03ではエリアA内の地点に設置されている子機20の複数が有意な水位を検出している。地点Aの水位は200mm以上400mm未満となっており、水位が大きく上昇している。また、地点Aの近傍のブロックA−6内およびその周辺の水位は100mm以上200mm未満あるいは200mm以上400mm未満と上昇している。データ処理装置50は、避難所Bは周囲の水位により危険であると判断して、避難所Bの表示態様を、点滅あるいは点灯表示もしくは色調を変更して危険であることを示す表示態様とする。また、データ処理装置50は、センサー座標DB51およびセンサー情報DBを参照して、エリアA内において冠水した道路があるか否か、および、アンダーパスU1が冠水したか否かを判断して、冠水した道路あるいはアンダーパスU1がある場合は、それを検出した子機20が設置された道路もしくはアンダーパスU1の座標位置に冠水注意(道路)あるいは冠水注意(アンダーパス)を表すアイコンを第2レイヤーの表示情報として設定する。図5に示す例では、ブロックA−2とブロックA−5との間の道路、ブロックA−5とブロックA−8との間の道路、ブロックA−8とブロックA−9との間の道路に冠水注意(道路)のアイコンが表示され、アンダーパスU1に冠水注意(アンダーパス)のアイコンが表示されている。これにより、D地点にいる閲覧者が避難行動を起こす時には、避難所Aを避難する避難所として選択すると共に、D地点からブロックA−2とブロックA−1との間の道路と、ブロックA−4とブロックA−5の間の冠水していない道路とを通って避難所Aに達する実線で示す避難経路を選択して避難行動を起こすことになる。
なお、時間が推移していくに従いブロックA−6内の避難所Bは浸水しているであろうことを、D地点にいる閲覧者が把握することができる。また、データ処理装置50は、避難所Bは周囲の水位により危険であると判断して、避難所Bの表示態様を点滅あるいは点灯表示もしくは色調を変更して危険であることを示す表示態様とする。これにより、D地点にいる閲覧者が避難行動を起こす時には、避難所Aを避難する避難所として選択して避難行動を起こせるようになる。また、水位を示すアイコンは、エリアA内に設置された子機20であって、有意な水位を検出した子機20が設置された地点の座標位置に表示されている。
次に、子機20において実行される子機処理のフローチャートを図10に示す。子機20が所定の地点に設置されて、電源装置26がオンされると図10に示す子機処理をマイクロコントローラ21が開始する。子機処理は、実際には、マイクロコントローラ21内のCPU41が実行するのであるが、説明の都合上マイクロコントローラ21が実行するものとして説明する。子機処理が開始されると、ステップS10にてマイクロコントローラ21は、位置測位装置23が現在位置、すなわち、子機20が設置された地点の座標である位置情報が、GPS等の測位部から取得されたか否かを判断する。ここで、位置情報が取得されない場合(NO)は取得されるまで待機し、位置情報が取得されたとマイクロコントローラ21が判断した場合(YES)はステップS11に進む。ステップS11でマイクロコントローラ21は、取得された位置情報に当該子機20に割り当てられているIDを付加して、当該子機20が属する親機30に閉域通信網を介して送信する。次いで、ステップS12にてマイクロコントローラ21は、センサー22で検出されている水位と、その取得時刻を検出する。次いで、ステップS13にてマイクロコントローラ21は検出された水位が、予め定められた規定水位を超えたか否かを判断する。ここで、規定水位を超えたとマイクロコントローラ21が判断した場合(YES)は、ステップS14に進んでマイクロコントローラ21は、警告表示器24を点灯して警告表示を行う。次いで、ステップS15にてマイクロコントローラ21は、センサー22から取得したセンサー情報とその取得時刻からなる水位情報を閉域通信網を介して属する親機30に送信する。次いで、ステップS16に進んでマイクロコントローラ21は、例えば1分とされる短期間待機して、短期間の待機時間が終了するとステップS12にリターンし、上記したステップS12ないしステップS16の処理を繰り返し行う。これにより、ステップS13で規定水位を超えたとマイクロコントローラ21が判断した状態が継続している限りにおいて、マイクロコントローラ21は、短期間(例えば、1分)ごとにセンサー22から取得したセンサー情報とその取得時刻からなる水位情報を親機30に送信することになる。
また、ステップS13で検出された水位が、規定水位を超えていないとマイクロコントローラ21が判断した場合(NO)は、ステップS17に分岐してマイクロコントローラ21は、警告表示器24の警告表示が点灯している場合は、その警告表示を消灯する。次いで、ステップS18にてマイクロコントローラ21は、前回の親機30への送信から例えば12時間の長期間の時間が経過したか否かを判断する。ここで、マイクロコントローラ21が長期間の時間が経過したと判断した場合(YES)は、ステップS19に進んでセンサー22から取得したセンサー情報とその取得時刻からなる水位情報を親機30に送信して、ステップS20に進む。また、ステップS18でマイクロコントローラ21が長期間の時間が経過していないと判断した場合(NO)は、ステップS20に分岐する。ステップS20でマイクロコントローラ21は、例えば10分とされる中期間待機してステップS12にリターンして、上記したステップS12以降の処理を繰り返し行う。これにより、ステップS13で規定水位を超えていないとマイクロコントローラ21が判断した状態が継続している限りにおいて、マイクロコントローラ21は、長期間(例えば、12時間)ごとにセンサー22から取得したセンサー情報とその取得時刻からなる水位情報を親機30に送信し、中期間(例えば、10分)毎にステップS12以降の処理を繰り返し行うことになる。
なお、子機処理は子機20の電源装置26がオンされている限り実行されており、電源装置26がオフされた際に子機処理は終了する。
次に、親機30にて実行される親機処理のフローチャートを図11に示す。親機30が所定の場所に設置されて、電源装置34がオンされると図11に示す親機処理をマイクロコントローラ31が開始する。親機処理は、実際には、マイクロコントローラ31内のCPU41が実行するのであるが、説明の都合上マイクロコントローラ31が実行するものとして説明する。親機処理が開始されると、ステップS30にてマイクロコントローラ31は、当該親機30に属している子機20から送信されたデータを受信する。このデータは、IDを付加した子機20の位置情報、あるいは、子機20が取得したセンサー情報とその取得時刻からなる水位情報である。次いで、ステップS31にてマイクロコントローラ31は、広域通信網13を介して情報提供部12に子機20から送られたデータを送信する。親機30から情報提供部12への送信は、子機20からのデータを受信する毎に行われる。親機処理は、電源装置34がオフされた際に終了する。
情報提供部12は、親機30から送信されたIDを付加した子機20の位置情報、あるいは、子機20が取得したセンサー情報とその取得時刻からなる水位情報を、広域通信網通信I/F12dを介して受信し、データ処理サーバー12bがセンサー座標DB51あるいはセンサー情報DB52に格納する。データ処理サーバー12bが実行するDB書込処理のフローチャートを図12に示す。
図12に示すDB書込処理は、データ処理サーバー12bの電源が投入されたときに起動する。起動されるとステップS40でCPU71は、親機30からデータを受信する。受信できない場合は、受信できるまで待機する。受信するデータは、IDを付加した子機20の位置情報、あるいは、子機20が取得したセンサー情報とその取得時刻からなる水位情報である。次いで、ステップS41でCPU71は、受信したデータが、IDを付加した子機20の位置情報の場合は、I/O74を介してセンサー座標DB51にそのIDに関連つけて位置情報をき込み、子機20が取得したセンサー情報の場合は、I/O74を介して書センサー情報DB52に取得時刻と水位情報を取得した子機20のIDに関連して書き込む。ステップS41の処理が終了するとステップS40にリターンして、ステップS40,S41の処理が繰り返し実行される。DB書込処理は、データ処理サーバー12bの電源がオフされた際に終了する。
次に、情報配信サーバー12aで実行されるメッセージ配信処理(1)のフローチャートを図13に示す。図13に示すメッセージ配信処理(1)は、情報配信サーバー12aの電源が投入された時に起動する。情報配信サーバー12aは、上記したように図9(b)の構成とされている。
メッセージ配信処理が起動されるとステップS50で、CPU61は前回配信した時から所定時間(例えば、1分)が経過したか否かを判断する。ここで、所定時間経過していないとCPU61が判断した場合(NO)は所定時間経過するまでステップS50で待機される。ステップS50で所定時間経過したとCPU61が判断した場合(YES)は、ステップS51に進み警告メッセージあるいは警告解除メッセージをCPU61が作成する。この場合、センサー情報DB51から子機20が検出した最新の時刻の水位情報を読み出して、浸水の危険が迫っているエリアがあるとCPU61が判断した場合に警告メッセージが作成され、浸水の危険が去ったエリアがあるとCPU61が判断した場合に警告解除メッセージが作成される。次いで、ステップS52でCPU61は、危険が迫っているエリアである警告領域が登録者情報DB55に登録されている登録者を抽出する。そして、ステップS53でCPU61は、作成したメッセージは配信済みか否かを判断する。ここで、配信済みでないとCPU61が判断した場合(NO)は、ステップS54に分岐してステップS52で抽出した登録者に作成したメッセージを配信する。また、配信済みとCPU61が判断した場合(YES)と、ステップS54の処理が終了した場合は、ステップS50にリターンしてステップS50ないしステップS54の処理が繰り返し実行される。このように、所定時間、例えば1分毎に警告/警告解除メッセージが作成されて、その領域にいる登録者にメッセージが配信されることから、登録者は遅滞なく危険が迫っている/危険が去ったことを理解することができる。
次に、情報配信サーバー12aで実行される別のメッセージ配信処理(2)のフローチャートを図14に示す。図14に示すメッセージ配信処理(2)は、情報配信サーバー12aの電源が投入された時に起動する。情報配信サーバー12aは、上記したように図9(b)の構成とされている。
メッセージ配信処理が起動されるとステップS60でCPU61は、センサー情報DB51から子機20が検出した同じ時刻とされる水位情報を読み出して、警告あるいは警告解除に相当する程度だけ、取得した子機20のセンサー情報の水位が変化したか否かを判断する。ここで、水位が変化していないとCPU61が判断した場合(NO)は、水位が変化するまでステップS60で待機される。また、ステップS60で水位が変化したとCPU61が判断した場合(YES)はステップS61に進み、警告メッセージあるいは警告解除メッセージをCPU61が作成する。この場合、浸水の危険が迫っている程度の水位が変化したとCPU61が判断した場合に警告メッセージが作成され、浸水の危険が去った程度の水位が変化したとCPU61が判断した場合に警告解除メッセージが作成される。次いで、ステップS62でCPU61は、危険が迫っているエリアとされる警告領域内の携帯電話基地局を指定する。そして、ステップS63でCPU61は、作成したメッセージは配信済みか否かを判断する。ここで、配信済みでないとCPU61が判断した場合(NO)は、ステップS64に分岐してステップS62で指定した携帯電話基地局から作成したメッセージを登録者情報DB55に登録されている登録者に配信する。また、配信済みとCPU61が判断した場合(YES)と、ステップS64の処理が終了した場合は、ステップS60にリターンしてステップS60ないしステップS64の処理が繰り返し実行される。このように、浸水の危険が迫っている程度の水位が変化した際に警告メッセージが作成されて、その領域にいる登録者に警告メッセージが配信されることから、登録者は遅滞なく危険が迫っていることを理解することができる。
次に、情報配信サーバー12aで実行される閲覧要求処理のフローチャートを図15に示す。図15に示す閲覧要求処理は、情報配信サーバー12aの電源が投入された時に起動する。情報配信サーバー12aは、上記したように図9(b)の構成とされている。
閲覧要求処理が起動されるとステップS70で、CPU61はハザードマップの閲覧要求があったか否かを判断する。ここで、閲覧要求がないとCPU61が判断した場合(NO)は、閲覧要求があるまでステップS70で待機される。閲覧者が自身の携帯電話10aあるいはPC10bから閲覧要求を行い、ステップS70で閲覧要求があったとCPU61が判断した場合(YES)は、ステップS71に進みハザードマップをCPU61が作成する。次いで、ステップS72でCPU61は、作成したハザードマップを閲覧要求した閲覧者に配信する。ステップS72の処理が終了するとステップS70にリターンして、ステップS70ないしステップS72の処理が繰り返し実行されることから、閲覧要求がある毎にハザードマップが作成されて、閲覧要求した閲覧者に配信されるようになる。閲覧要求処理は、情報配信サーバー12aの電源がオフされた際に終了する。
閲覧要求処理のステップS71で実行されるハザードマップ作成処理のフローチャートを図16に示す。図16に示すハザードマップ作成処理は、情報配信サーバー12aのデータ処理装置50で実行される。
閲覧要求処理のステップS71の処理が開始されると、ハザードマップを作成処理が開始され、ステップS80で、閲覧者のいる地点、あるいは、閲覧者が指定した地点の座標と閲覧要求の現在の時刻とをCPU71が検出する。そして、ステップS81でCPU71は、検出した座標の地点を含む所定範囲のエリアを設定し、当該エリアの地図を地図情報DB54から取得して該地図をハザードマップの第1レイヤーの表示情報として設定する。次いで、ステップS82でCPU71は、センサー情報DB52から、設定したエリアの各子機20の取得時刻が同時刻の水位情報を取得する。この場合、センサー情報DB52から読み出される同時刻の水位情報は、閲覧要求された現在の時刻と、その時刻より過去の直近のいくつかの過去の時刻との水位情報とされ、読み出された水位情報は時刻毎にまとめられる。そして、ステップS83でCPU71は、センサー座標DB51から、設定したエリアの各子機20の座標を取得し、各子機20の座標位置に、取得した時刻毎にまとめられた各子機20の水位を表すアイコンを配置し、時刻毎の第2レイヤーの表示情報として設定する。この場合、例えば、現在の時刻が10:03の場合は、時刻が10:00,10:01,10:02,10:03の時刻毎の第2レイヤーの表示情報が設定される。次いで、ステップS84でCPU71は、避難情報DB53から、設定したエリアの避難所、アンダーパスの座標を取得し、各座標位置に避難所、アンダーパスのアイコンを配置し、第2レイヤーの表示情報として設定する。次に、ステップS85でCPU71は、取得した時刻毎にまとめられた各子機20の水位に応じて冠水している領域を割り出し、該領域にある道路やアンダーパスに冠水注意のアイコンを配置して、時刻毎の第2レイヤーの表示情報として設定する。この場合、CPU71が、取得した各子機20の水位に応じて浸水した領域を割り出し、割り出した浸水領域に避難所がある場合には、避難所のアイコンの表示態様を点滅あるいは点灯表示もしくは色調を変更する。さらに、ステップS86でCPU71は、第1レイヤーの表示情報に、第2レイヤーの表示情報および時刻毎の第2レイヤーの表示情報を重ねた画像データを時刻毎に分けて作成し、設定したエリアの時刻毎のハザードマップを作成する。ステップS86の処理が終了すると、ハザードマップ作成処理は終了し、閲覧請求処理のステップS72にリターンする。
なお、閲覧者が情報提供部12にハザードマップの閲覧要求を行うのは、自身の携帯電話10aあるいはPC10bにおけるブラウザから行い、情報提供部12の情報配信サーバー12aから配信されてきたハザードマップの画像データは、ブラウザで表示されるようになる。この場合、閲覧者に配信されるハザードマップは、閲覧要求された現在の時刻と、その時刻より過去の直近のいくつかの過去の時刻との図2(a)〜(d)に示すような複数のハザードマップとされる。これにより、閲覧者は、図2(a)〜(d)に示す時間の推移に伴う水位の変化を、画面をスクロールすることにより観察することができる。なお、現在の時刻と、その時刻より過去の直近のいくつかの過去の時刻との複数のハザードマップを動画に編集して配信することにより、閲覧者は過去の時刻から現在の時刻までのハザードマップの変化が、動画とされたハザードマップにより観察することができる。
次に、本発明の第2実施例のハザードマップシステム2について説明する。第2実施例のハザードマップシステム2により作成されて、閲覧者に配信されるハザードマップシステムの一例を図18に示す。
第2実施例のハザードマップシステム2により作成されるハザードマップは、市町村や県などの行政区域を越えて、隣接する市町村などのハザードマップを閲覧者が閲覧できるようにされている。すなわち、図18に示すように閲覧者はQ市のブロックQ−1におけるZ地点におり、このZ地点にいる閲覧者が第2実施例のハザードマップシステム2に閲覧要求を行うと、閲覧者の携帯電話10aあるいはPC10bに図18に示すエリアBのハザードマップが表示されるようになる。図18に示すエリアBは、市を行政区域の単位としており、閲覧者のいるQ市と、Q市に隣接するP市とR市の行政区域を越えた範囲とされている。また、図18に示すエリアBのハザードマップでは、Q市とP市とR市とは市境で囲まれて表示されており、各市の市役所が、当該地点に◎のアイコンを表示することで示されている。エリアBのハザードマップでは、現在時刻が10:00の時刻のハザードマップとされている。時刻10:00ではエリアB内の地点に設置されている子機20の複数が有意な水位を検出している。検出された水位は、Q市のブロックQ−5,Q−6とその周囲のブロックQ−2,Q−4,Q−8,Q−9において100mm以上200mm未満あるいは200mm以上400mm未満の水位となっており、R市のブロックR−4,R−5において100mm以上200mm未満あるいは200mm以上400mm未満の水位となっているが、P市においては50mm以上の水位が検出されている地点はない。
また、エリアBのハザードマップには、Q市にはブロックQ−9に避難所Q−Aが、ブロックQ−2に避難所Q−Bがあることが、当該地点に避難所のアイコンが表示されることで示され、時刻10:00では避難所Q−Aが浸水して危険であることがアイコンの表示態様で示されており、避難所Q−Bは浸水していないことがアイコンの表示態様で示されている。同様に、R市にはブロックR−4に避難所R−Aが、ブロックR−5とブロックR−6との間に避難所R−Bがあることが、当該地点に避難所のアイコンが表示されることで示され、時刻10:00では避難所R−Aは冠水して危険であることがアイコンの表示態様で示されており、避難所R−Bは安全であることがアイコンの表示態様で示されている。P市にはブロックP−6に避難所P−Aが、ブロックP−8に避難所P−Bがあることが、当該地点に避難所のアイコンが表示されることで示され、時刻10:00では避難所P−Aおよび避難所P−Bは安全であることが、避難所のアイコンの表示態様で示されている。さらに、エリアBのハザードマップには、Q市のブロックA−2とブロックA−3との間の地点と、R市のブロックR−2,R−3とP市のブロックP−2,P−3との境界にアンダーパスがあることが、当該地点にアンダーパスのアイコンが表示されることで示されている。さらにまた、Q市のブロックq−3とブロックA−6との間の道路が冠水していることが、当該地点に冠水注意のアイコンが表示されることで示されている。さらにまた、P市のブロックP−5とR市のブロックR−5に過去に浸水した浸水実績箇所があることが、当該地点に浸水実績箇所のアイコンを表示することで示されている。
図18に示すエリアBのハザードマップを作成することができる第2実施例のハザードマップシステム2の構成は、情報提供部の構成を除いて同様とされている。そこで、第2実施例のハザードマップシステム2における情報提供部12−2の構成を図17に示す。図17に示す情報提供部12−2において、情報提供部12と異なる構成について主に説明する。
データ処理サーバー12bは、親機a1〜親機m1から送られてきたデータが子機ID付きの位置情報であった場合は、その位置情報を子機IDと関連付けてセンサー座標DB51に書き込み、子機ID付きの水位情報(センサー情報+時刻情報)の場合は、現在時刻と共に子機ID付きの水位情報(センサー情報+時刻情報)を子機IDと関連付けてセンサー情報DB52に書き込む。これにより、親機a1〜親機m1から送出された子機a2〜ai、子機b2〜bj、子機m2〜mkで検出された水位情報(センサー情報+時刻情報)が、子機IDと関連付けられてセンサー情報DB52に時々刻々と書き込まれていくようになる。
避難情報DB53は、変動情報DB56、固定情報DB57と警告情報DB58とからなり、変動情報DB56には、過去に浸水したことがある箇所である浸水実績箇所の範囲の座標などの変動情報が、例えば、P市DB56a、Q市DB56b、R市DB56c、・・・、X市DB56xと各市毎の変動情報DBに格納されている。また、固定情報DB57には、避難所、アンダーパスなどの固定情報が、例えば、A県DB57a、B県DB57b、・・・、Y県DB57yと各県毎の固定情報DBに格納されている。また、警告情報DBには、子機20が検出した水位が規定水位を超えていること、道路やアンダーパスの冠水注意などの警告情報が、例えば、P市DB58a、Q市DB58b、・・・、Z市DB58zと各市毎の警告情報DBに格納されている。
閲覧者が情報提供部12−2に閲覧要求を行った際に、閲覧者がいる地点あるいは閲覧者が指定した地点の座標と閲覧要求の時刻とが情報配信サーバー12aで検出される。そして、情報配信サーバー12aは、検出した座標に応じて閲覧者がいる地点あるいは閲覧者が指定した地点を含む所定範囲のエリアBを設定する。例えば、閲覧者がQ市のZ地点にいる場合は、Q市と、Q市に隣接するP市およびR市とからなるエリアがエリアBとして設定される。次いで、当該エリアBの地図を地図情報DB54から取得して該地図をハザードマップの第1レイヤーの表示情報として設定する。さらに、情報配信サーバー12aは、検出した閲覧要求の時刻より前の最も近い取得時刻のセンサー情報の水位をセンサー情報DB52から取得すると共に、そのセンサー情報が取得された子機20の地点の座標をセンサー座標DB51から取得する。そして、情報配信サーバー12aは、ハザードマップの第2レイヤーに、取得した各子機20の座標位置に取得した各子機20の水位を表すアイコンを配置した表示情報を設定する。さらに、情報配信サーバー12aは、エリアBの範囲内とされる避難所とアンダーパスの座標情報を固定情報DB57から読み出し、読み出した座標位置に避難所とアンダーパスのアイコンの表示情報を設定する。さらにまた、情報配信サーバー12aは、ハザードマップの第2レイヤーに、取得した各子機20の水位に応じて冠水した地点を演算して割り出し、割り出した地点に冠水注意のアイコンを配置した表示情報を設定する。さらにまた、情報配信サーバー12aは、エリアBの範囲内とされる浸水実績箇所の範囲の座標情報を変動情報DB56の各市毎の変動情報DBから読み出し、エリアBの範囲内とされる警告情報を警告情報DB58の各市毎の警告情報DBから読み出して、ハザードマップの第2レイヤーに、読み出した座標位置に対応するアイコンの表示情報を設定する。
そして、情報配信サーバー12aは、第1レイヤーのエリアBの地図の表示情報に、第2レイヤーの表示情報を重ねた画像データを作成して、この画像データからなるハザードマップを閲覧要求した閲覧者に配信する。これにより、図18に示すエリアBのハザードマップが閲覧要求した閲覧者の携帯電話10aあるいはPC10bに表示されるようになる。
なお、閲覧者が情報配信サーバー12aにハザードマップの閲覧要求を行うのは、自身の携帯電話10aあるいはPC10bにおけるブラウザから行い、情報配信サーバー12aから配信されたハザードマップの画像データは、ブラウザで表示されるようになる。この場合、閲覧者に配信されるハザードマップは、閲覧要求された現在の時刻と、その時刻より過去の直近のいくつかの過去の時刻との複数のハザードマップとされる。これにより、閲覧者は、過去から現在までの時間の推移に伴う水位の変化を、画面をスクロールすることにより観察することができる。なお、情報配信サーバー12aにおいて、現在の時刻と、その時刻より過去の直近のいくつかの過去の時刻との複数のハザードマップを動画に編集して配信することにより、閲覧者は過去の時刻から現在の時刻までのハザードマップの変化が、動画とされたハザードマップにより観察することができる。
本発明の実施例にかかるハザードマップシステムにおいて、子機と、子機からの水位情報を受信する親機との構成は、水位情報送出装置と云うことができる。また、情報配信部は情報配信サーバーと、データ処理部はデータ処理サーバーとすることができると共に、各種データベースは記憶部と云うことができる。さらに、閲覧要求された地点とは閲覧者がいる地点あるいは閲覧者が指定した地点とされる。
以上説明したハザードマップシステムでは、閲覧要求があった際にハザードマップを作成して、閲覧要求した閲覧者に配信していたが、子機が検出した水位情報を情報提供部が取得した際に、ハザードマップの第2レイヤー用の表示情報を作成して避難情報DBに格納し、閲覧者からの閲覧要求があった際に、情報配信サーバーが閲覧者がいる位置情報あるいは閲覧者が指定した位置情報に対応するエリアの地図を地図情報DBから読み出して第1レイヤーに表示情報として設定すると共に、避難情報DBから閲覧者がいる位置情報あるいは閲覧者が指定した位置情報に対応するエリアの第2レイヤーの表示情報を読み出して第2レイヤーの表示情報として設定したハザードマップを作成して閲覧者に配信するようにしても良い。
なお、避難情報DBには、想定最大規模の水害に係る浸水想定区域と浸水深〔洪水、内水、高潮〕、津波災害警戒区域と津波基準水位〔津波〕、土砂災害警戒区域、早期の立退き避難が必要な区域、避難施設その他の避難場所及び避難路その他の避難経路に関する事項、地下街等(建設予定又は建設中を含む)、要配慮者利用施設、大規模工場等〔洪水、内水、高潮〕、水位観測所等の位置(映像が提供されるCCTV等を含む)〔洪水、内水、高潮〕、浸水継続時間が長い区域〔洪水、内水、高潮〕、海岸線への津波到達時間〔津波〕 、浸水到達時間、地盤高(標高)、排水ポンプ場、防災関係機関(役場、警察、消防、病院)、防災備蓄倉庫、AED設置場所の位置情報などの各種情報を記憶させておいて、ハザードマップを作成する際に必要と判断した情報を読み出して、ハザードマップ上に情報に応じた表示を行うようにしてもよい。
また、以上説明したハザードマップシステムにおいて、ハザードマップは、第1レイヤーの表示情報として設定される所定のエリアの地図情報と、第2レイヤーの表示情報として設定される水位、避難所等のアイコンなどの表示情報とから構成されるが、エリアが設定されると地図は固定となることから、第1レイヤーの地図情報は一度だけ配信し、第2レイヤーの過去から現在の時刻までの時刻毎の表示情報を配信するようにしても良い。この場合、閲覧者側では、配信された地図に時刻毎の第2レイヤーの表示情報を重ねた、複数のハザードマップが表示されるようになる。
また、以上説明したハザードマップシステムの子機においては、GPSに限らず、設置された位置の座標を位置測位装置が、GLONASS、Galileo、準天頂衛星(QZSS)等の衛星測位システムを使用して測位するようにしてもよい。
1,2 ハザードマップシステム、10 端末群、10a 携帯電話、10b PC、12 情報提供部、12a 情報配信サーバー、12b データ処理サーバー、12c データベース部、13 広域通信網、14a〜14m 閉域通信網、20 子機、21 マイクロコントローラ、22 センサー、23 位置測位装置、24 警告表示器、25 閉域通信網通信I/F、26 電源装置、30 親機、31 マイクロコントローラ、32 広域通信網通信I/F、33 閉域通信網通信I/F、34 電源装置、45 バス、50 データ処理装置、51 センサー座標DB、52 センサー情報DB、53 避難情報DB、54 地図情報DB、55 登録者情報DB、56 変動情報DB、56a P市DB、56b Q市DB、56c R市DB、56x X市DB、57a A県DB、57b B県DB、57y Y県DB、58a P市DB、58b Q市DB、58z Z市DB、61 CPU、62 ROM、63 RAM、64 I/O、65 バス、71 CPU、72 ROM、73 RAM、74 I/O、75 バス、100 ハザードマップ、101 冠水発生エリア、102 避難所、103 避難所、a1〜m1 親機、a2〜ai 子機、b2〜bi 子機、m2〜mk 子機

Claims (10)

  1. 第1レイヤーの表示情報と、該第1レイヤーの上に重ねられる第2レイヤーの表示情報とからなるリアルタイムのハザードマップであって、
    水位センサーを有し、ハザードマップを作成する所定の地点に設置された複数の水位情報送出装置は、設置された地点の座標情報を送出すると共に、前記水位センサーからの水位が有意な水位となった時に、取得された水位と、取得された時刻とを含む水位情報とを送出し、
    データ処理部と情報配信部と記憶部とを備える情報提供部の記憶部には、地名や道路の情報を少なくとも含む地図情報が記憶された地図情報が記憶され、データ処理部は、該水位情報送出装置から送出された前記座標情報と、前記水位情報を受け取って前記記憶部に記憶し、
    前記情報提供部に前記ハザードマップの閲覧要求があった際に、前記情報配信部において、閲覧要求された地点を含む所定のエリアの地図情報が前記記憶部から読み出されて前記第1レイヤーの表示情報として設定されると共に、前記所定のエリア内で取得された前記水位情報における前記時刻を同じにする複数の前記水位情報における水位を高さで表すアイコンが、当該水位情報が取得された前記座標情報の座標に配置された前記時刻毎の表示情報が前記第2レイヤーの表示情報として設定されて作成されることを特徴とするハザードマップ。
  2. 複数の前記水位情報を読み出す前記時刻は、閲覧要求があった現在の時刻と、現在の時刻より過去の直近のいくつかの過去の時刻とされて、前記情報配信部において、複数の前記水位情報を読み出した前記時刻毎の表示情報が、時刻毎の前記第2レイヤーの表示情報として設定されることを特徴とする請求項1に記載のハザードマップ。
  3. 前記記憶部には、避難所の座標情報とアンダーパスの座標情報が記憶されており、前記情報配信部においては、前記所定のエリア内の座標情報とされた避難所およびアンダーパスを表すアイコンを、当該避難所および当該アンダーパスの座標情報の座標に配置した固定表示情報が前記第2レイヤーの表示情報としてさらに設定されることを特徴とする請求項1または2に記載のハザードマップ。
  4. 前記情報配信部において、前記時刻を同じにする複数の前記水位情報から前記所定のエリア内の避難所、あるいは避難所の周囲が浸水したと判断された場合は、当該浸水したと判断した避難所のアイコンが浸水したことを表す異なる表示態様のアイコンに変更されることを特徴とする請求項3に記載のハザードマップ。
  5. 前記情報配信部において、前記所定のエリアの地図情報から道路の情報が取得され、取得された道路情報と前記時刻を同じにする複数の前記水位情報とに基づいて、前記所定のエリア内の道路において冠水した箇所があると判断された場合は、当該冠水した道路の箇所に対応する座標に、該道路の箇所が冠水したことを表すアイコンを配置した表示情報が前記第2レイヤーの表示情報としてさらに設定されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のハザードマップ。
  6. 前記情報配信部において、前記閲覧要求がされた地点から前記所定のエリア内の避難所までの避難経路を、前記道路情報に基づいて演算し、演算した避難経路を表す画像情報を、前記第2レイヤーの表示情報としてさらに設定することを特徴とする請求項4記載のハザードマップ。
  7. 第1レイヤーの表示情報と、該第1レイヤーの上に重ねられる第2レイヤーの表示情報とからなるリアルタイムのハザードマップを作成可能なハザードマップシステムであって、
    水位センサーを有し、ハザードマップを作成する所定の地点に設置され、設置された地点の座標情報を送出すると共に、前記水位センサーからの水位が有意な水位となった時に、取得された水位と、取得された時刻とを含む水位情報とを送出する複数の水位情報送出装置と、
    データ処理部と情報配信部と記憶部とを備え、記憶部に、地名や道路の情報を少なくとも含む地図情報が記憶された地図情報が少なくとも記憶され、データ処理部は、該水位情報送出装置から送出された前記座標情報と、前記水位情報を受け取って前記記憶部に記憶する情報提供部とを備え、
    前記情報提供部に前記ハザードマップの閲覧要求があった際に、前記情報配信部は、閲覧要求された地点を含む所定のエリアの地図情報を前記記憶部から読み出して前記第1レイヤーの表示情報として設定すると共に、前記所定のエリア内で取得された前記水位情報における前記時刻を同じにする複数の前記水位情報における水位を高さで表すアイコンを、当該水位情報が取得された前記座標情報の座標に配置した前記時刻毎の表示情報を前記第2レイヤーの表示情報として設定し、前記第1レイヤーと前記第2レイヤーとからなるリアルタイムのハザードマップを、前記閲覧要求に応答して配信することを特徴とするハザードマップシステム。
  8. 複数の前記水位情報を読み出す前記時刻は、閲覧要求があった現在の時刻と、現在の時刻より過去の直近のいくつかの過去の時刻とされて、前記情報配信部は、複数の前記水位情報を読み出した前記時刻毎の表示情報を、時刻毎の前記第2レイヤーの表示情報として設定し、前記第1レイヤーと前記第2レイヤーとからなる前記時刻毎の複数のハザードマップを、前記閲覧要求に応答して配信することを特徴とする請求項7に記載のハザードマップシステム。
  9. 前記情報提供部に前記ハザードマップの閲覧要求があった際に、前記情報配信部は、
    閲覧要求された地点が含まれる行政区域と、該行政区域に隣接する周囲の行政区域を含む範囲を前記所定のエリアとすることを特徴とする請求項7または8に記載のハザードマップシステム。
  10. 前記情報配信部は、所定時刻毎に前記記憶部から前記時刻を同じにする複数の前記水位情報を読み出して、前記所定のエリア内のいずれかの箇所に浸水あるいは冠水が発生したと判断した場合は、その旨を報知するメッセージを、前記所定のエリア内に位置する登録された情報端末機器に配信することを特徴とする請求項7ないし9のいずれかに記載のハザードマップシステム。
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