JP2016062601A - センサ関連データの処理のカスタマイズ - Google Patents
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Abstract
【課題】スマートフォン等で収集された情報を社会のセキュリティ保護に利用するセンサべース検出システムを提供する。【解決手段】センサべース検出システムは、センサ関連データの処理に関連する構成データを受信する。受信したセンサ関連データを構成データに基づいて値を決定すし、潜在的に危険なイベントが発生したかを判定する。【選択図】図4
Description
本出願は、2014年5月20日に出願されたJoseph L. Gallo他による“センサベース検出システム”なる名称の米国特許出願第14/281,896号(代理人整理番号:13-012-00-US)に関係するものであり、該米国特許出願は参照により本明細書に組み込まれる。
本出願は、2014年5月20日に出願されたJoseph L. Gallo他による“センサ管理及びセンサ分析システム”なる名称の米国特許出願第14/281,901号(代理人整理番号:13-013-00-US)に関係するものであり、該米国特許出願は参照により本明細書に組み込まれる。
本出願は、2014年6月25日に出願されたJoseph L. Gallo他による“センサ関連データを表すための方法及びシステム”なる名称の米国特許出願第14/315,286号(代理人整理番号:13-014-00-US)に関係するものであり、該米国特許出願は参照により本明細書に組み込まれる。
本出願は、2014年6月25日に出願されたJoseph L. Gallo他による“センサ関連メッセージングのための方法及びシステム”なる名称の米国特許出願第14/315,289号(代理人整理番号:13-015-00-US)に関係するものであり、該米国特許出願は参照により本明細書に組み込まれる。
本出願は、2014年6月25日に出願されたJoseph L. Gallo他による“センサベース検出システムの経路決定”なる名称の米国特許出願第14/315,317号(代理人整理番号:13-016-00-US)に関係するものであり、該米国特許出願は参照により本明細書に組み込まれる。
本出願は、2014年6月25日に出願されたJoseph L. Gallo他による“センサベース検出システムのグラフィックユーザインターフェース”なる名称の米国特許出願第14/315,320号(代理人整理番号:13-017-00-US)に関係するものであり、該米国特許出願は参照により本明細書に組み込まれる。
本出願は、2014年6月25日に出願されたJoseph L. Gallo他による“センサベース検出システムの経路決定のためのグラフィックユーザインターフェース”なる名称の米国特許出願第14/315,322号(代理人整理番号:13-018-00-US)に関係するものであり、該米国特許出願は参照により本明細書に組み込まれる。
本出願は、出願されていないJoseph L. Gallo他による“センサベース検出システムのためのグラフィックユーザインターフェース及びビデオフレーム”なる名称の米国特許出願(代理人整理番号:13-019-00-US)に関係するものであり、該米国特許出願は参照により本明細書に組み込まれる。
本出願は、2014年5月20日に出願されたJoseph L. Gallo他による“センサベース検出システムのためのイベント管理システム”なる名称の米国特許出願第14/281,904号(代理人整理番号:13-020-00-US)に関係するものであり、該米国特許出願は参照により本明細書に組み込まれる。
本出願は、2014年7月21日に出願されたJoseph L. Gallo他による“センサベース検出システムのためのセンサのグループ化”なる名称の米国特許出願第14/336,994号(代理人整理番号:13-021-00-US)に関係するものであり、該米国特許出願は参照により本明細書に組み込まれるものとする。
本出願は、2014年7月21日に出願されたJoseph L. Gallo他による“センサベース検出システムのためのデータ構造”なる名称の米国特許出願第14/337,012号(代理人整理番号:13-22-00-US)に関係するものであり、該米国特許出願は参照により本明細書に組み込まれるものとする。
本出願は、出願されていないJoseph L. Gallo他による“センサベース検出システムの警報システム”なる名称の米国特許出願(代理人整理番号:13-24-00-US)に関係するものであり、該米国特許出願は参照により本明細書に組み込まれる。
本出願は、出願されていないJoseph L. Gallo他による“センサベース検出システムのイベント分析及びイベント巻き戻し”なる名称の米国特許出願(代理人整理番号:13-25-00-US)に関係するものであり、該米国特許出願は参照により本明細書に組み込まれる。
本出願は、出願されていないJoseph L. Gallo他による“センサベース検出システムのタイムチャート”なる名称の米国特許出願(代理人整理番号:13-26-00-US)に関係するものであり、該米国特許出願は参照により本明細書に組み込まれる。
本出願は、2013年5月23日に出願されたFerdinand E.K. de Antoniによる“センサ測定値のキャプチャ、記憶及び分析のためのドメイン不可知方法及びシステム”なる名称のフィリピン国特許出願第14/284,009号(代理人整理番号:13-027-00-PH)に関係するものであり、該フィリピン国特許出願は参照により本明細書に組み込まれる。
本出願は、2014年5月21日に出願されたFerdinand E.K. de Antoniによる“ユーザ質問及び計器の読みの関係”なる名称の米国特許出願第14/281,904号(代理人整理番号:13-027-00-US)に関係するものであり、該米国特許出願は参照により本明細書に組み込まれるものとする。
本出願は、出願されていないJoseph L. Gallo他による“センサベースエレメントマネージャ(動作)”なる名称の米国特許出願(代理人整理番号:13-033-00-US)に関係するものであり、該米国特許出願は参照により本明細書に組み込まれる。
本出願は、出願されていないJoseph L. Gallo他による“センサベース応答システム(動作)”なる名称の米国特許出願(代理人整理番号:13-034-00-US)に関係するものであり、該米国特許出願は参照により本明細書に組み込まれる。
技術が進歩するにつれ、計算(コンピュータ)技術は価格を低下させながら益々増加する数の分野にまで拡大した。結果として、スマートフォン、ラップトップ、GPS等の装置は我々の社会に広く普及するようになり、これにより、益々増加する数の場所において収集されるデータの量を益々増加させている。残念ながら、収集された情報の殆どはマーケティング及びユーザに対する宣伝のために使用されている(例えば、スマートフォンのユーザが最寄りのスターバックスへのクーポン券を受信する等)が、我々の社会のセキュリティは無防備のままであり、ボストンマラソン爆弾犯等のテロリスト攻撃の危険に曝さている。
従って、1以上の異なるタイプのセンサとの通信、並びに1以上の異なるタイプのセンサからのセンサ関連データの処理、解釈等を可能にする解決策に対する必要性が生じている。
実施態様は、1以上のセンサと通信し、センサ関連データを受信し、該センサ関連データに関して処理、解釈等を行うように構成される。実施態様は、センサがどの様に構成され、該センサがどの様に動作し、該センサからどの種のデータを期待するかを定義することをサポートすることができる。実施態様は、更に、新たな又は追加のセンサをシステムに追加し、該システムを該新たな又は追加のセンサからのデータを扱うように構成(設定)するよう構成される。実施態様は、追加のセンサ状態をセンサ関連データの処理に基づいて追加するために使用することができる。実施態様は、更に、新たなセンサタイプのセンサ関連データの記憶、新たなセンサタイプのセンサ関連データのグラフィックユーザインターフェース内の提示、該センサ関連データに基づくメッセージの送信をサポートすることができる。
一実施態様は、センサ関連データを処理する方法に関するものである。該方法は、センサ関連データの処理に関連する構成データを受信するステップ及び上記センサ関連データを受信するステップを含む。幾つかの実施態様において、上記センサ関連データの処理は、上記構成データに基づいてカスタマイズ(特注化)することができる。該方法は、更に、前記センサ関連データの処理に関連する前記構成データに基づいて値を決定するステップ、及び該値を記憶するステップを含む。幾つかの実施態様において、前記値を決定するステップは、過去のセンサ関連データ及びセンサから受信される前記センサ関連データに基づくものである。幾つかの実施態様において、前記値は、前記センサの状態の変化に更に基づくものである。幾つかの実施態様において、前記値は、前記構成データの経験則に基づくものである。幾つかの実施態様において、前記値はイベントに関連付けられる。幾つかの実施態様において、該方法は、前記構成データを発生するように構成されたグラフィックユーザインターフェースを表示するステップを更に含む。
他の実施態様は、センサ関連データを処理する方法に関するものである。該方法は、第1タイプのセンサに関連するデータの処理に関連する第1部分の構成データを受信するステップと、第2タイプのセンサに関連するデータの処理に関連する第2部分の構成データを受信するステップとを含む。該方法は、更に、前記第1タイプのセンサの第1センサから第1センサ測定値を受信するステップと、前記第2タイプのセンサの第2センサから第2センサ測定値を受信するステップとを含む。該方法は、更に、前記第1部分の構成データ、前記第2部分の構成データ、前記第1センサ測定値及び前記第2センサ測定値に基づいて値を決定するステップと、該値を記憶するステップとを含む。幾つかの実施態様において、上記値は、前記第1センサ測定値と前記第2センサ測定値との間の相関に基づくものである。幾つかの実施態様において、該値は、前記第1センサ測定値と前記第2センサ測定値との間の前記相関に基づくイベントである。幾つかの実施態様において、該値は、前記第1センサ測定値及び前記第2センサ測定値に適用されるアルゴリズムに基づくものである。
幾つかの実施態様において、上記方法は、前記値が閾内にあるかを判定するステップと、前記値が閾内にあると判定することに応答して、該値を送信するステップとを更に有する。幾つかの実施態様において、該方法は、前記第1センサ測定値及び前記第2センサ測定値を記憶するステップを更に有する。幾つかの実施態様において、該方法は、前記第1部分の構成データ及び前記第2部分の構成データを発生するように構成されたグラフィックユーザインターフェースを表示するステップを更に含む。
他の実施態様は、センサ関連データを処理するシステムに関するものである。該システムは、複数のセンサに関連するデータを受信するように構成されたデータモジュールと、前記複数のセンサに関連するデータの処理に関連する構成データを受信するように構成された構成受信モジュールとを含む。該システムは、前記複数のセンサに関連するデータに適用された前記複数のセンサに関連するデータの処理に関連する前記構成データに基づいてデータポイントを決定するように構成された決定モジュールを更に含む。幾つかの実施態様において、前記複数のセンサは、第1センサタイプの第1センサ及び第2センサタイプの第2センサを有する。幾つかの実施態様において、前記データポイントはイベントである。幾つかの実施態様において、該システムは、前記データポイントを送信するための通信モジュールを更に含む。幾つかの実施態様において、該システムは、前記複数のセンサに関連するデータの処理に関連する構成データを出力するための構成モジュールを更に含む。幾つかの実施態様において、前記構成モジュールは、更に、前記複数のセンサに関連するデータの処理に関連する前記構成データを発生するためのグラフィックユーザインターフェースを表示するためのものである。
上記並びに種々の他のフィーチャ及び利点は、後述される詳細な説明を精読することから明らかになるであろう。
添付図面の各図における実施態様は、例示的に図示されたもので、限定のためのものではなく、各図において同様の符号は同様の構成要素を示している。
以下、種々の実施態様を詳細に参照するが、これら実施態様の例は添付図面に示されている。請求項に記載された実施態様を種々の実施態様に関連して説明するが、これらの種々の実施態様は当該実施態様の範囲を限定しようとするものではないことが理解される。反対に、請求項に記載された実施態様は、添付請求項の範囲内に含まれ得る代替例、変形例及び均等例をカバーしようとするものである。更に、以下の詳細な説明においては、請求項に記載された実施態様の完全な理解を得るために多数の特定の細部が記載されている。しかしながら、当業者によれば、請求項に記載された実施態様は、これらの特定の細部なしでも実施することができることは明らかであろう。他の事例においては、請求項に記載された実施態様の特徴が不明瞭にならないように、良く知られた方法、手順、部品及び回路は詳細には説明されていない。
以下の詳細な説明における幾つかの部分は、手順、論理ブロック、処理及びコンピュータメモリ内のデータビットに対する演算の他の記号的表現に関して提示される。これらの記載及び表現は、データ処理分野の当業者により自身の作業の実体を他の当業者に対して最も効果的に伝達するために使用される手段である。本出願において、手順、論理ブロック又は処理等は、所望の結果につながる演算若しくはステップ又は命令の首尾一貫した系列であると考えられる。上記演算又はステップは、物理量の物理的操作を利用するものである。通常、これらの量は、必ずしもということではないが、コンピュータシステム又は計算装置において記憶され、伝送され、結合され、比較され又はそれ以外で操作されることが可能な電気的又は磁気的信号の形態である。主に慣用という理由で、これら信号は、時には、トランザクション(相互作用)、ビット、値、エレメント、シンボル、文字、サンプル又はピクセル等として参照することが便利であることが分かっている。
しかしながら、これら及び類似の用語の全ては、適切な物理量に関連付けられるべきであって、これら量に適用される便利なラベルに過ぎないことを心に留めるべきである。下記の説明から明らかなように、そうでないと特別に言及しない限り、本開示の全体を通して“受信する”、“変換する”、“送信する”、“記憶する”、“決定する”、“送る”、“質問する”、“供給する”、“アクセスする”、“関連付ける”、“構成する(設定する)”、“開始する”、“カスタマイズする”、“マッピングする”、“修正する(変更する)”、“分析する”、“表示する”、“更新する”、“再構成する(再設定する)”又は“再起動する”等の用語を使用した説明は、コンピュータシステム又は同様の電子計算装置若しくはプロセッサの動作及び処理を指すことが理解される。コンピュータシステム又は同様の電子計算装置は、コンピュータシステムメモリ、レジスタ又は他の斯様な情報記憶、伝送若しくは表示装置内で物理的(電子的)量として表されたデータを操作及び変換する。
本システム及び方法は、種々のアーキテクチャ及び構成で実施化することができることが分かる。例えば、本システム及び方法は、分散型計算環境、クラウド計算環境、クライアントサーバ環境等の一部として実施化することができる。本明細書に記載される実施態様は、1以上のコンピュータ、計算装置又は他の装置により実行されるプログラムモジュール等の、何らかの形態のコンピュータ読取可能な記憶媒体上に存在するコンピュータ実行可能な命令という一般的前後関係で説明され得る。限定ではなく、例示として、コンピュータ読取可能な記憶媒体はコンピュータ記憶媒体及び通信媒体を有することができる。一般的に、プログラムモジュールは、特定のタスクを実行するか又は特定の抽象データ型を実施化するルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造等を含む。プログラムモジュールの機能は、種々の実施態様において所望に応じて組み合わせ又は分散させることができる。
コンピュータ記憶媒体は、非一時的である、コンピュータ読取可能な命令、データ構造、プログラムモジュール又は他のデータ等の情報の記憶のための何らかの方法及び技術で実施化された揮発性及び不揮発性、取外し可能な及び取外し不能な媒体を含むことができる。コンピュータ記憶媒体は、限定するものではないが、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、電気的に消去可能なプログラマブルROM(EEPROM)、フラッシュメモリ若しくは他のメモリ技術、コンパクトディスクROM(CD-ROM)、デジタル汎用ディスク(DVD)若しくは他の光記憶、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶若しくは他の磁気記憶装置、又は所望の情報を記憶するために使用することができると共に該情報を取り出すためにアクセスすることが可能な如何なる他の媒体をも含むことができる。
通信媒体は、コンピュータ実行可能な命令、データ構造、プログラムモジュール又は他のデータを搬送波等の変調されたデータ信号で若しくは他の伝送メカニズムで具現化することができ、如何なる情報伝達媒体をも含む。“変調されたデータ信号”なる用語は、自身の特性の1以上を、当該信号に情報をエンコードするように設定又は変化させる信号を意味する。限定としてではなく例示として、通信媒体は、有線ネットワーク又は直接配線接続等の有線媒体、並びに音響、ラジオ周波数(RF)、赤外線及び他の無線媒体等の無線媒体を含むことができる。上記における如何なるものの組み合わせも、コンピュータ読取可能な記憶媒体の範囲内に含まれ得る。
[センサ関連データの処理のカスタマイズ]
従って、1以上の異なるタイプのセンサとの通信、並びに1以上の異なるタイプのセンサからのセンサ関連データの処理、解釈等を可能にする解決策に対する必要性が生じる。
従って、1以上の異なるタイプのセンサとの通信、並びに1以上の異なるタイプのセンサからのセンサ関連データの処理、解釈等を可能にする解決策に対する必要性が生じる。
実施態様は、1以上のセンサと通信し、センサ関連データを受信し、該センサ関連データの処理、解釈等を行うように構成される。実施態様は、センサがどの様に構成され、センサがどの様に動作し、センサからどの種のデータが期待されるかを定義することをサポートすることができる。実施態様は、更に、新たな又は追加のセンサをシステムに追加し、該システムを該新たな又は追加のセンサからのデータを処理するように構成(設定)するように構成される。実施態様は、追加のセンサ状態をセンサ関連データの処理に基づいて追加するために使用することができる。実施態様は、更に、新たなセンサタイプのセンサ関連データの記憶、新たなセンサタイプのセンサ関連データのグラフィックユーザインターフェースにおける提示、センサ関連データの新たなセンサタイプに基づくメッセージの送信をサポートすることができる。
図1は、幾つかの実施態様による例示的な動作環境を示す。該例示的な動作環境100は、センサベース検出システム102、ネットワーク104、ネットワーク106、メッセージングシステム108及びセンサ110〜120を含んでいる。センサベース検出システム102及びメッセージングシステム108はネットワーク104に結合されている。センサベース検出システム102及びメッセージングシステム108はネットワーク104を介して通信可能に結合されている。センサベース検出システム102及びセンサ110〜120は、ネットワーク106に結合されている。センサベース検出システム102及びセンサ110〜120は、ネットワーク106を介して通信可能に結合されている。ネットワーク104、106は、2以上のネットワーク(例えば、イントラネット、インターネット、ローカルエリアネットワーク(LAN)、広域ネットワーク(WAN)等)を含むことができ、インターネットを含む1以上のネットワークの組み合わせであり得る。幾つかの実施態様において、ネットワーク104及びネットワーク106は単一のネットワークであり得る。
センサ110〜120は、当該センサに関連する測定値(読み)、例えばガンマ放射線、振動等を検出し、該情報を分析のためにセンサベース検出システム102に送信する。センサベース検出システム102は、受信された情報を使用すると共に、該情報を閾値、例えば履歴値、ユーザ選択値等と比較して潜在的に危険なイベントが発生したかを判定することができる。上記判定に応答して、センサベース検出システム102は該情報を適切な行動(例えば、適切な人員にEメールする、アラームを鳴らす、警報をつぶやく(ツイートする)、警察部署に警告する、本土保安部署に警告する等)のためにメッセージングシステム108に送信することができる。それに従って、当該危険性に対処するために適切な行動がとられ得る。
センサ110〜120は、温度センサ(温度、熱等)、電磁センサ(例えば、金属検出器、光センサ、粒子センサ、ガイガーカウンタ、電荷結合装置(CCD)等)、機械式センサ(例えば、タコメータ、オドメータ等)、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)、生物学的/化学的センサ(例えば、毒素、栄養素等)等を含む種々のセンサの何れかとすることができる。更に、センサ110〜120は、これらに限定されるものではないが、音響、音、振動、自動車/輸送、化学(薬品)、電気、磁気、無線電波、環境、気象、水分、湿度、流れ、流体速度、イオン化、原子、亜原子、航法、位置、角度、変位、距離、速度、加速度、光学、光、画像、光子、圧力、力、密度、レベル、熱的、熱、温度、近接、存在、放射線、ガイガーカウンタ、結晶型ゲートセンサ(crystal based portal sensors)、生化学的、圧力、空気品質、水質、火事、洪水、侵入検知、動き検出、粒子計測、水位、監視カメラ等を含む種々のセンサの何れか又はこれらの組み合わせとすることができる。センサ110〜120はビデオカメラ(例えば、インターネットプロトコル(IP)ビデオカメラ、ネットワーク結合カメラ等)又は特設のセンサとすることもできる。
センサ110〜120は、定位置に固定し(例えば、監視カメラ又はセンサ、カメラ等)、半固定にし(例えば、自動車若しくはセルタワー上のセンサ又は他の準携帯物体に取り付けられたセンサ)、又は移動型(例えば、モバイル装置、スマートフォン等の一部)とすることができる。センサ110〜120は、データをセンサベース検出システム102に斯かるセンサ110〜120のタイプに従って供給することができる。例えば、センサ110〜120は、ガンマ放射線を検出するように構成されたCMOSセンサであり得る。このように、ガンマ放射線はピクセルを照射することができ、該放射線は電気信号に変換されて、センサベース検出システム102に送信される。
センサベース検出システム102はセンサ110〜120からデータを受信し、これらセンサを管理するように構成される。センサベース検出システム102は、ユーザが1以上の場所におけるセンサの測定値及びレベルを監視し及び追跡することを補助するよう構成される。センサベース検出システム102は、ある場所における新たなセンサの容易な配備(例えば、管理者、操作者等による)を可能にすると共に、これらセンサの、ユーザの優先度(好み)、経験則に基づいたイベントの検出ための監視を可能にする種々の構成要素を有することができる。上記イベントは、メッセージングシステム108により使用されて、センサに基づく警報(例えば、1つのセンサに関する閾値を超えたセンサ測定値に基づく、特定の近傍内の2つのセンサの測定値が閾値を超えることに基づく、等)を発生し、適切な人員が行動をとるようにすることができる。センサベース検出システム102は、地理的に異なる場所に配置され得る如何なる数のセンサからもデータを受信し、これらセンサを管理することができる。幾つかの実施態様において、センサ110〜120及びセンサベース検出システム102の構成要素は、複数のシステム(例えば、物理的マシン、仮想化マシン、これらの組み合わせ等)及び大きな地理的領域にわたって分散させることができる。
センサベース検出システム102は、センサ又はセンサのグループに関して、位置情報(例えば、ボードルームB、フロア2、ターミナルA等)及び全地球測位システム(GPS)座標(例えば、緯度、経度等)を追跡及び記憶することができる。センサベース検出システム102は、定められたイベントが発生したか(例えば、検出された放射線レベルが特定の閾値を超えるか、検出された生物学的危険レベルが特定の閾値を超えるか、等)を判定するために、センサを監視し、センサ値を追跡するように構成することができ、もし発生したなら、該センサベース検出システム102は、危険な又は禁制の物質が当該センサの周辺又は範囲内で移動したルート又は経路を決定することができる。例えば、固定されたセンサに対する放射性物質の進行経路を決定しグラフィックユーザインターフェースを介して表示することができる。移動するセンサ(例えば、スマートフォン、感知装置等)に対する、又は固定された及び移動するセンサの混合に対する放射性物質の進行経路も同様に決定しグラフィックユーザインターフェースを介して表示することができることが分かる。分析値及び/又は感知された値は、リアルタイムに表示することができるか、又は後の取り出しのために記憶することができることが理解される。
センサベース検出システム102は、センサ110〜120を監視及び管理するためにグラフィックユーザインターフェース(GUI)を表示することができる。該GUIは、センサの測定値、センサの状態及び地図(マップ)上のセンサの位置を表示するように構成することができる。センサベース検出システム102は、過去のセンサの測定値及びセンサにより検出された物質又は状況の移動の見直しを、記憶されたセンサ値の停止、再生、一時停止、早送り及び巻き戻し機能に基づいて可能にすることができる。また、センサベース検出システム102は、閾値(例えば、所定の値に基づく又は周囲センサの測定値に基づく)を越えるセンサの測定値を有したセンサに対応する画像又はビデオ映像(例えば、動画又は静止画)の見直しも可能にすることができる。例えば、センサをGUIにおいて選択することができると共に、センサの検出範囲内の領域に関連するビデオ映像を表示することができ、これにより、ユーザが危険物質を運んでいる個人又は人を見ることを可能にする。幾つかの実施態様によれば、上記映像はユーザの選択に応答して表示され、又は該映像は特定のイベント(例えば、特定のセンサ又はセンサグループに関連するセンサの測定値が特定の閾値より高い)に応答して自動的に表示され得る。
幾つかの実施態様において、1以上のセンサのセンサ測定値は、見易いようにグラフ又はチャート上に表示することができる。センサを描く視覚的な地図型表示を、該センサの測定値及び特定のイベントに従ったカラーコード化、形状、アイコン、点滅率等を含むセンサ表現及び/又は指示子と共に表示することができる。例えば、灰色は校正センサに関連付けることができ、緑色は当該センサからの正常な測定値に関連付けることができ、黄色は上昇したセンサの測定値に関連付けることができ、橙色は潜在的に危険なセンサの測定値に関連付けることができ、赤は危険な警告のセンサの測定値に関連付けることができる。
センサベース検出システム102は、警報又は特定の閾値(例えば、所定の、動的な又は周囲に基づく)より高い若しくは経験則に基づくセンサの測定値を決定し、斯かる警報をグラフィックユーザインターフェース(GUI)に表示することができる。センサベース検出システム102は、ユーザ(例えば、操作者、管理者等)が、複数のセンサからの複数の警報に関連するイベントを生成するために複数のセンサを一緒にグループ化することを可能にすることができる。例えば、互いに12フィート以内で且つ同一の物理的空間内にある3個以上のセンサが、過去の値より少なくとも40%以上高いセンサ測定値を有する場合、コードレッドのイベントが生成され得る。幾つかの実施態様において、センサベース検出システム102は、センサの地理的近さに基づいて斯かるセンサを自動的に一緒にグループ化することができる。例えば、LAX(ロサンゼルス)空港のターミナルA内のゲート1、2及び3のセンサは互いに対する近い位置(例えば、同じ物理的空間内の物理的近さ)により一緒にグループ化することができる一方、別のターミナルにおけるセンサはバラバラな位置によりグループ化することはできない。しかしながら、特定の状況では、ターミナル、ゲート等の一層細かなレベルにおいてではなく、当該空港におけるイベントを監視するために同一の空港内のセンサを一緒にグループ化することもできる。
センサベース検出システム102は、センサ110〜120から収集された情報から生成されるイベントの決定に基づいてメッセージングシステム108に情報を送信することができる。メッセージングシステム108は1以上のメッセージングシステム又はプラットフォームを含むことができ、これらはデータベース(例えば、メッセージング、SQL又は他のデータベース)、ショートメッセージサービス(SMS)、マルチメディアメッセージングサービス(MMS)、インスタントメッセージングサービス、カリフォルニア州サンフランシスコのツイッタ社から利用可能なツイッタ(Twitter:登録商標)、拡張可能マークアップ言語(XML)に基づくメッセージングサービス(例えば、フュージョンセンタとの通信のための)、ジャバスクリプト(JavaScript(登録商標))オブジェクト表記(JSON)メッセージングサービス等を含むことができる。例えば、国内情報交換モデル(NIEM)準拠のメッセージングを、化学的、生物学的、放射性物質及び核防衛(CBRN)疑惑行動レポート(SAR)を報告義務政府団体(例えば、地方、州又は連邦政府)に報告するために使用することができる。
図2は、幾つかの実施態様による例示的なデータ流れ図を示す。図200は、センサベース検出システム(例えば、センサベース検出システム102)に関連するデータ(例えば、センサ測定値、生のセンサデータ、分析されたセンサデータ等)の流れを描いている。図200は、センサ250〜260、センサ分析処理202、センサ処理マネージャ204、データ記憶部206、状態変化マネージャ208、センサデータ表示モジュール210及びセンサインターフェースモジュール212を含んでいる。幾つかの実施態様において、センサ分析処理202、センサ処理マネージャ204、状態変化マネージャ208、センサデータ表示モジュール210及びセンサインターフェースモジュール212は、1以上の計算システム(例えば、仮想又は物理的計算システム)上で動作することができる。データ記憶部206は、データ保管部の一部とするか、又は該データ保管部に記憶することができる。
センサ250〜260は、センサ110〜120と実質的に同様とすることができ、前述した種々のタイプのセンサの何れかとすることができる。センサ250〜260は、データ(カメラのストリームデータ、ビデオストリームデータ等)をセンサ分析処理202及びセンサインターフェースモジュール212に供給することができる。
センサ処理マネージャ204は、センサ分析処理202を開始又は起動するように構成される。センサ処理マネージャ204は、センサ分析処理202の各インスタンス又は処理を構成パラメータ(例えば、プリセットされる、ユーザにより構成される、等)に基づいて構成するように動作する。幾つかの実施態様において、センサ分析処理202は、センサ処理マネージャ204によりセンサ測定値を特定の時間間隔(例えば、30秒、1分、1時間、1日、1週間、1年)にわたって編成(整理)するように構成することができる。上記特定の時間間隔は事前に設定することができるか、又は該時間間隔はユーザ設定可能なものとすることができることが理解される。更に、該特定の時間間隔は例えば実行時の間に動的に又は静的に変更することができることも理解される。幾つかの実施態様において、センサ分析処理202の処理は、各時間間隔に対して実行することができる。センサ処理マネージャ204は、センサ250〜260に関連するメタデータ(例えば、地理空間座標、ネットワーク設定、ユーザ入力情報等)にアクセスし又は該メタデータを入力するように構成することもできる。
センサ処理マネージャ204はセンサ分析処理202から分析されたセンサデータを入力する。この場合、センサ処理マネージャ204は、上記分析されたセンサデータを記憶のためにデータ記憶部206に送出することができる。センサ処理マネージャ204は、更に、センサ250〜260に関連するメタデータを、データ記憶部206に、関連する上記の分析されたセンサデータと共に記憶するために送出する。幾つかの実施態様において、センサ処理マネージャ204は、上記の分析されたセンサデータ及びメタデータをセンサデータ表示モジュール210に送出することができる。幾つかの実施態様において、センサ処理マネージャ204は、上記の分析されたセンサデータ及びセンサ250〜260に関連するメタデータをセンサデータ表示モジュール210に送出することができる。センサ処理マネージャ204からセンサデータ表示モジュール210に送信される情報はメッセージ型フォーマットであり得ることが理解される。
幾つかの実施態様において、センサ分析処理202は、次いで、分析されたセンサデータを記憶のためにデータ記憶部206に送ることができる。センサ分析処理202は、更に、センサ250〜260に関連するメタデータを、関連する分析されたセンサデータと共にデータ記憶部206に記憶するために送出することができる。
状態変化マネージャ208は、データ記憶部206から分析されたセンサデータ及び関連するメタデータを入力し又はこれらデータにアクセスすることができる。状態変化マネージャ208は、センサ測定値を、該センサの可能性のある状態の変化に関して分析するよう構成することができる。幾つかの実施態様において、状態変化マネージャ208は、分析されたセンサデータ及び/又は関連するメタデータを、該情報をデータ記憶部206から取り込む必要性無しに、センサ分析処理202から直接入力することもできる(図示されず)ことが理解される。
状態変化マネージャ208は、センサの状態が変化したかを、現在のセンサデータと前のセンサデータとに基づいて判定することができる。閾値を超過した、範囲内又は外等のセンサ測定値に基づくセンサ状態の変化は、センサデータ表示モジュール210に送出することができる(例えば、センサ毎に、センサのグループ毎に、等)。例えば、センサ252の状態変化は、該センサ252が以前の正常な測定値から上昇した測定値(例えば、特定の閾値より高い、上昇した測定値内、危険な測定値内、等)へ変化することに基づいて決定することができる。他の例において、センサ252の状態は、該センサ252が前のセンサ測定値と同じ範囲内の上昇した測定値を有することに基づいて変化していないと判定することができる。幾つかの実施態様において、センサの種々の状態及び関連する警告は、センサ処理マネージャ204により構成(設定)することができる。例えば、センサ処理マネージャ204は閾値、範囲等を設定するために使用することができ、これらは警告が発生されるべきかを判定するためにセンサ測定値に対して比較することができる。例えば、センサ250〜260は、6つの可能性のある状態、即ち、校正の、公称の、上昇した、可能性がある(起こり得る)、警告的及び危険、を有することができる。センサ処理マネージャ204の構成処理は、ユーザ入力に応答するものであり得ることが理解される。例えば、ユーザは、閾値、範囲等、及び警告を発するために満たされるべき条件を設定することができる。幾つかの実施態様において、各状態には色(カラー)を関連付けることができる。例えば、暗いグレイは校正状態に関連付けられ、緑は公称状態に関連付けられ、黄色は上昇した(高められた)状態に関連付けられ、橙色は可能性のある(潜在的)状態に関連付けられ、赤は警告状態に関連付けられるようにすることができる。明るいグレイは、オフライン又は機能していないセンサを表すために使用することができる。
幾つかの実施態様において、状態変化マネージャ208は、センサの状態の新たな状態への変化が存在した場合に警報又は警報信号を発生するように構成される。例えば、警報は、公称状態から上昇した状態又は可能性のある状態へ進んだセンサに関して発生され得る。幾つかの実施態様において、状態変化マネージャ208は活性状態テーブルを含む。該活性状態テーブルは現在の状態/前の状態を記憶するために使用することができ、これにより、該活性状態テーブルはセンサの状態変化を決定するために維持される。このように、状態変化マネージャ208はセンサ状態変化に基づくリアルタイムな感知情報を提供することができる。
幾つかの実施態様において、状態変化マネージャ208は、センサ測定値が環境源からの正常なセンサ測定値を越えたかを決定し、又は当該センサの状態の変化が存在したかを決定し、警報を発生することができる。例えば、ガンマ放射線の場合、状態変化マネージャ208は、ガンマ放射線センサの測定値が自然源(例えば、太陽、他の天体源等)若しくは他の自然環境源からのものであるかを公称センサ状態に基づいて決定することができ、又は該測定値がセンサの範囲内で運ばれている放射性物質からのものであるかを上昇した、可能性のある、警告的若しくは危険なセンサ状態に基づいて決定することができる。幾つかの実施態様においては、ガンマ放射線測定値が安全範囲内であるかが、公称のセンサ状態に基づいて、又は安全範囲外であるかが、上昇した、可能性のある、警告する若しくは危険なセンサ状態に基づいて決定される。
幾つかの実施態様において、個々の警報は外部システム(例えば、メッセージングシステム108)へ送信することができる。例えば、1分、2分又は10分のタイムスパン内に特定の建物内で発生する1以上の警報は、メッセージングシステムへ送信され得る。当該警報が送信される上記タイムスパンは予め設定されるか又はシステム管理者により選択することができることが分かる。幾つかの実施態様において、当該警報が送信されるタイムスパンは動的に(例えば、リアルタイムに)又は静的に設定され得る。
センサデータ表示モジュール210は、センサ処理マネージャ204又はデータ記憶部206から分析されたセンサデータ及び関連するメタデータを入力し、又は斯かるデータにアクセスすることができる。センサデータ表示モジュール210は、更に、状態変化マネージャ208により決定されたセンサ状態変化に基づく警報(例えば、センサ毎の、位置毎の、等)を入力することができる。
センサデータ表示モジュール210は、センサ、センサ状態、警報、センサ測定値等を示すグラフィックユーザインターフェースをレンダリングするように動作することができる。センサデータ表示モジュール210は、センサ測定値が特定の条件を満たす場合に発生する1以上の警報を、例えばセンサ測定値が閾値を超える、特定の範囲内に入る、特定の閾値より低い、等の場合に地図上に視覚的に表示することができる。このように、センサデータ表示モジュール210は、特定の条件がセンサにより満たされた(例えば、可能性のある生物学的有害物質が検出された、高いガンマ放射線が検出された、等)ことを、ユーザ(例えば、操作者、管理者等)に視覚的、可聴的、等により通知することができる。ユーザは、センサ分析処理202が発生した種々のデータ(例えば、mSv値、生物学的有害物質測定レベル値、等)を調査し、当該警報を起動した元のセンサ分析処理202のデータ(例えば、生のストリームデータ、変換されたストリームデータ、前処理されたセンサデータ等)を含む適切なイベント事件ファイルを生成する機会を有することができる。センサデータ表示モジュール210は、(例えば、操作者、管理者等により)監視される領域を移動する又は該領域内で発生する如何なる物質(例えば、放射性物質、生物学的有害物質等)又は他の状況にも気付くために使用することができる。
幾つかの実施態様において、センサデータ表示モジュール210は、センサ、警報及びイベントを地理的に示すよう動作する位置機能を含む。該位置機能は、種々のセンサをグラフィックユーザインターフェース(GUI)内の地図上の対応する位置にプロットするために使用することができる。GUIは詳細な床配置を伴う富んだ視覚的地図を種々のズームレベルで可能にする。センサデータ表示モジュール210は、センサデータ、警報及びイベントを配信(例えば、他のユーザ、安全当局者等への)のためにメッセージングシステム(例えば、メッセージングシステム108)に送信することができる。
1以上のセンサからの警報は、イベントとしてグループ化し、集合化し、表現し及び/又は指示することができる。このように、イベントは1以上のセンサからの1以上の警報に関連付けられ得る。イベントは、1以上の警報に適用される1以上の条件、規則、パラメータ又は経験則に基づいて決定することができる。例えば、単一の警報は、センサの測定値における偶然又は一時的上昇であり得る。しかしながら、複数の警報が生じた場合、もっと重大な何かが生じている高い確率が存在する。例えば、同一の領域内で又は互いの若しくは施設の特定の近傍内で生じている複数の警報は、危険物質が該領域内に存在することを示し得る。他の例において、同一の建物内の同一のフロア上で先行する1分内に発生した5つの警報は1つのイベントへと集合化することができる。斯かるイベントは、次いで、外部システムに送信するか又はグラフィックユーザインターフェース上で強調表示することができる。
幾つかの実施態様において、操作者は警報又は一連の警報を“イベント”として印す(マークする)ことができる。センサデータ表示モジュール210は、ユーザ(例えば、操作者、管理者等)が複数のセンサを、例えばテキストブロックフィールドを介して、マウス選択を介して、ドロップダウンメニュを介して等により一緒にグループ化し、一群の選択されたセンサからの複数の警報に関連付けられたイベントを形成することを可能にすることができる。例えば、コードレッドのイベントは、互いから12フィート以内で且つ同一の物理的空間内にある3個のセンサ又はそれ以上が、過去の値より少なくとも40%以上高いセンサ測定値を有する場合に作成され得る。幾つかの実施態様において、前記センサベース検出システム102は、センサの地理的近さに基づいて斯かるセンサを自動的に一緒にグループ化することができる。例えば、LAX(ロサンゼルス)空港のターミナルA内のゲート1、2及び3のセンサは互いに対する近い位置(例えば、同じ物理的空間内の物理的近さ)により一緒にグループ化することができる一方、別のターミナルにおけるセンサはバラバラな位置によりグループ化することはできない。しかしながら、特定の状況では、ターミナル、ゲート等の一層細かなレベルにおいてではなく、当該空港におけるイベントを監視するために同一の空港内のセンサを一緒にグループ化することもできる。更に、例えばセンサタイプ、センサの測定値、他のセンサに対するセンサの近さ、センサの位置、構造体内のセンサを通過する共通の経路等の他の基準を用いてセンサ及びイベントを一緒にグループ化することができることも分かる。
センサの表現(例えば、アイコン、画像、形状、行、セル等)を、地図上に表示すると共に、或るイベントに関連付けられる選択のために操作することができる。例えば、特定の近傍内の5つの関連付けられたセンサに関する5つの警報を表示することができ、操作者は該5つのセンサを(例えばラッソ(投げ縄)選択、クリック&ドラッグ選択、クリック選択等を介して)選択する(例えば、強調表示する、クリックする、等)して、斯かるセンサをイベントとしてグループ化することができる。この場合、上記5つのセンサからの警報は、1つのイベントとして表示され又は送信され得る。上記5つのセンサのグループには、イベントは該5つのセンサのグループ内のセンサのうちの1以上が或る条件(例えば、特定の放射線レベルに達する、或る範囲の放射線測定値を越える、等)を満たすことに基づいて起動されるという条件を適用することもできる。
幾つかの実施態様において、センサデータ表示モジュール210は、イベントとして関連付けられるべきセンサを自動的に選択することができる。例えば、同一の建物内の互いから10メートルの半径内のセンサは、これらセンサからの警報が1つのイベントとして示されるように自動的にグループ化することができる。
センサデータ表示モジュール210は、イベントを決定する際に前記センサ処理マネージャ204/状態変化マネージャ208を構成するために使用することができる1以上の条件、パラメータ又は経験則を、グラフィックユーザインターフェースを介して入力し又はアクセスすることができる(例えば操作者により入力されて)。上記条件、パラメータ又は経験則は、センサデータ表示モジュール210のグラフィックユーザインターフェース、センサ処理マネージャ204、状態変化マネージャ208を介して入力することができる。センサデータ表示モジュール210は、イベントが発生したかを、分析されたセンサデータ、センサメタデータ及び前記1以上の条件、パラメータ又は経験則の評価(例えば、比較、アルゴリズム等)に基づいて決定することができる。例えば、或る建物の特定のフロア上のセンサを、斯かるセンサの関連する位置メタデータに基づいてイベントとして選択することができる。
他の例において、前記パラメータ、条件又は経験則は、センサのメタデータが実質的に同様の値を有する又は特定の値の範囲内である、及び/又は斯かるセンサが特定の時間的タイムスパン(センサデータが分析される分又は時間の数)内で関連される場合であり得る。例示的なパラメータは、これらに限られるものではないが、建物名、フロアのレベル、部屋番号、所与の範囲(例えば、センサ間の距離、センサの近さ、等)内の地理空間的座標、センサの供給元、センサのタイプ、センサの特性、センサの構成等を含むことができる。
前記経験則は、地理的範囲(例えば、20〜30メートル範囲、一層大きな範囲内のセンサ等)を含むことができ、特定のセンサの間の進行時間又は距離等に基づくものであり得る。例えば、人がセキュリティ検問所(チェックポイント)を通過するのに通常30分掛かる場合、該チェックポイント内の何れかのセンサが1分間又は30分間にわたり警報状態を有する場合には、経験則に基づいたイベントが報告され得る。30分の高められた又は警報のセンサ状態は、更なる調査に値し得る特に高い放射線レベルに相当し得る。
前記経験則は、更に、センサの間の距離及びセンサの近さを含むことができる。即ち、当該経験則は当該センサの時間、距離及び近さに基づくものとすることができる。例えば、2つの隣接するセンサが、放射性物質が両センサを作動させることがないほど互いから十分に離れており、該センサを通過して進む人が該両センサを歩いて通過するのに少なくとも10分掛かるなら、両センサに基づいて10分以内に特定の順序で警報が発生される場合に、関連するイベントが発生される。
イベント及び関連するパラメータ、条件等は、センサの地理的近さに基づくものとすることができる。このように、イベントは、ユーザ(例えば、操作者、管理者等)の注意を特定の領域に関する特定のセンサデータに集中させることを可能にすることができる。位置等を含むセンサに関連するメタデータは、イベントの決定のために使用することができる。例えば、単一のセンサに基づく警報は、異常さ、背景放射線等に起因する場合があり得る一方、互いから10メートル以内の3個、5個又は7個のセンサからの警報は、更に分析されるべき又は更なる注意が向けられる危険な状況(例えば、危険物質、危険な霧等)を示し得る。
イベントが発生したとの決定に基づいて、センサデータ表示モジュール210により指示情報(indicator)を出力することができる。幾つかの実施態様において、該指示情報は、視覚的に、聴覚的に、又は他のシステム(例えば、メッセージングシステム108)への信号を介して出力することができる。
幾つかの実施態様において、イベントは、何処にイベント指示情報が送信されるべきかを指定するパラメータにより構成することができる。例えば、イベント指示情報は前記GUIに表示することができるか、又はイベント指示情報は外部システム(例えば、メッセージングシステム108)に送信することができる。
上記指示情報は、1以上のセンサからの1以上の警報、又は複数のセンサからの警報に基づくイベントに基づくものであり得る。イベントは、手動で(例えば、GUI、コマンドラインインターフェース等を介して)若しくは自動的に(例えば、センサベース検出システム102により決定される自動的グループ化に基づいて)選択されたセンサのグループに基づくもの、又は経験則に基づくものであり得る。幾つかの実施態様において、上記指示情報(例えば、警報、イベント、メッセージ等)はメッセージングシステム(例えば、メッセージングシステム108)に出力することができる。例えば、指示情報は人(例えば、操作者、管理者、安全当局者等)又は一群の人(例えば、安全部署、警察署、消防署、本土保安部署等)に通知するために出力することができる。
センサデータ表示モジュール210は、イベントが生じた後に“再生”するための種々のツールを有することができる。更に、センサデータ表示モジュール210は、操作者が該センサデータ表示モジュール210を外部団体に警報を送信するように構成することを可能にすることができる。例えば、操作者はXMLインターフェースを、警報及びイベントをローカルなフュージョンセンタ(例えば、連邦政府、他の政府オフィス等の)へ転送するように構成することができる。操作者は、更に、SMSゲートウェイ又はツイッタ(Twitter:登録商標)さえものアカウントを、警報又はイベントを送信するように構成することができる。
幾つかの実施態様において、センサベース検出システム(例えば、センサベース検出システム102)の機能は、イベントが決定された場合に起動され得る。例えば、メッセージが送信され、危険物質又は状況の進行経路の決定がセンサの測定値と関連されてビデオ表示され、警報が通知され、等々がされ得る。
センサインターフェースモジュール212は、センサ250〜260及び/又はセンサ分析処理202からセンサ関連データ(例えば、センサデータ、分析されたセンサデータ及びセンサメタデータ)を受信することができる。幾つかの実施態様において、センサインターフェースモジュール212は、分析されたセンサデータをセンサ分析処理202から受信する。センサインターフェースモジュール212は、分析されたセンサデータ、センサデータ、センサメタデータ等を、記憶のためにデータ記憶部206に送信することができる。センサインターフェースモジュール212は、更に、センサ250〜260に関連するメタデータを、関連する分析されたセンサデータと共にデータ記憶部206に記憶するために送出することもできる。幾つかの実施態様において、センサインターフェースモジュール212は、分析されたセンサデータ、センサデータ、センサメタデータをセンサデータ表示モジュール210に送信することができる。幾つかの実施態様において、センサインターフェースモジュール212は、分析されたセンサデータ及びセンサ250〜260に関連するメタデータをセンサデータ表示モジュール210に送信する。センサインターフェースモジュール212からセンサデータ表示モジュール210に送信される情報は、メッセージ型フォーマットとすることができることが理解される。センサインターフェースモジュール212は、更に、分析されたセンサデータ、センサデータ、センサメタデータ等の分析から又は該分析に基づいて決定されるデータを、センサ処理マネージャ204、データ記憶部206、センサデータ表示モジュール210等に送信することができる。
幾つかの実施態様において、センサインターフェースモジュール212は、構成データ記憶部にアクセスし、1以上のセンサ250〜260からデータを受信し、上記1以上のセンサからのデータを上記構成データ記憶部の構成に基づき分析して、分析されたデータを生成することができる。幾つかの実施態様において、上記構成データ記憶部は、前記データ記憶部206の一部、前記センサインターフェースモジュール212の一部、又は他のデータ記憶部(図示略)とすることができる。上記構成データ記憶部及び該構成データ記憶部の構成データは、後述するように、ユーザが構成可能なものであり得る。センサインターフェースモジュール212は、上記の分析されたデータを、センサ処理マネージャ204、センサデータ表示モジュール210等に送信することができる。該分析されたデータは、新たなアルゴリズム的データポイント、グラフィックユーザインターフェース上に表示するように構成された新たなイベント、メッセージングシステムを介して通知されるべき新たなイベント等を含むことができる。
幾つかの実施態様において、センサインターフェースモジュール212は、カスタマイズされた式、アルゴリズム、経験則、規則等が、分析されたセンサデータ、センサデータ、センサメタデータ等に適用されることを可能にするように構成される。センサインターフェースモジュール212は、該カスタマイズされた式、アルゴリズム、経験則、規則等を、特定の時点において、期間にわたり、等々で、データ及び/又はメタデータに適用することができる。センサインターフェースモジュール212は、更に、該カスタマイズされた式、アルゴリズム、経験則、規則等を、過去のデータに適用することができる。例えば、センサインターフェースモジュール212は、センサ状態が変化したか、及び該センサ上の変化に基づいてイベントが起動され得るかを決定すべく、アルゴリズムを適用するために使用することができる。他の例として、イベントは、センサインターフェースモジュール212により適用された経験則により指定される範囲を超える複数の放射線センサの測定値に基づいて起動され得る。センサインターフェースモジュール212は、スクリプトファイル、構成ファイル、グラフィックユーザインターフェース等を介して構成することができる。例えば、スクリプトコード、コンパイルされたコード等又はこれらの組み合わせを、グラフィックユーザインターフェースを介して書き、作成し、発生させる等することができ、センサ250〜260から受信されるデータを動的に処理するために実行することができる。幾つかの実施態様において、上記のカスタマイズされた式、アルゴリズム、経験則、規則等は、データをフィルタ処理すると共に警報レベルに対する比較のための値を計算する際に使用するよう構成される。
幾つかの実施態様において、センサインターフェースモジュール212は例示的な表1のコードに基づいて状態変化を判定することができる。センサの状態が変化した場合、変化状態が返送される。状態変化が生じなかった場合、何も返送されない。
図3は、幾つかの実施態様による例示的なデータ流れ図を示す。図300は、センサベース検出システム(例えば、センサベース検出システム102)に関連するデータ(例えば、センサ測定値、生のセンサデータ、分析されたセンサデータ等)の流れを描いている。図300は、センサ250〜260、センサ270〜280、センサ分析処理202、センサ処理マネージャ204、データ記憶部206、状態変化マネージャ208、センサデータ表示モジュール210及びセンサインターフェースモジュール312を含んでいる。幾つかの実施態様において、センサ分析処理202、センサ処理マネージャ204、状態変化マネージャ208、センサデータ表示モジュール210及びセンサインターフェースモジュール312は、1以上の計算システム(例えば、仮想又は物理的計算システム)上で動作することができる。データ記憶部206は、データ保管部の一部とするか、又は該データ保管部に記憶することができる。センサインターフェースモジュール312は、前記センサインターフェースモジュール212と実質的に同様の態様で動作することができる。
センサ250〜260は、センサ110〜120と実質的に同様のものとすることができ、前述した種々のタイプのセンサの何れかとすることができる。センサ250〜260は、データ(カメラのストリームデータ、ビデオストリームデータ等)をセンサ分析処理202及び/又はセンサインターフェースモジュール312に供給することができる。センサ270〜280は、センサ110〜120と実質的に同様のものとすることができ、前述した種々のタイプのセンサの何れかとすることができる。幾つかの実施態様において、センサ270〜280は、センサ250〜260とは異なるタイプのものとすることができる。例えば、センサ270〜280は赤外線センサとすることができる一方、センサ250〜260は放射線センサとすることができる。幾つかの実施態様において、センサ270〜280は、温度センサ(温度、熱等)、電磁センサ(例えば、金属検出器、光センサ、粒子センサ、ガイガーカウンタ、電荷結合装置(CCD)等)、機械式センサ(例えば、タコメータ、オドメータ等)、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)、生物学的/化学的センサ(例えば、毒素、栄養素等)、水、赤外線、境界センサ(例えば、フェンスとの接触がなされたか)、圧力センサ、接触プレート等を含む種々のセンサとすることができる。センサインターフェースモジュール312は、複数の異なるタイプのセンサからのデータの処理(例えば、順次の又は同時の等)を扱うように構成することができる。
幾つかの実施態様において、センサインターフェースモジュール312は、データ(例えば、値、データポイント等)を複数のタイプのセンサの間の相関に基づいて決定することができる。例えば、放射線及び水位のセンサの測定値は、放射線センサのデータと水測定センサのデータとの間の観察される相関により実行されるセンサ測定値に基づく計算において組み合わせることができる。他の実施態様として、過去のデータに基づいて、放射線センサの測定値と、0.5なる水位測定値との間の相関を、特定の意味を有するように判定することができる。このように、センサインターフェースモジュール312は、複数の異なるタイプのセンサに基づくデータ(例えば、センサデータ、センサメタデータ、分析されたセンサデータ等)にアルゴリズムを適用して、該センサに基づくデータが該アルゴリズムの特定の条件に合致することに基づいてイベント、値、データポイント等を発生することができる。
センサインターフェースモジュール312は、更に、誤判定(偽陽性)が検出されたかを決定するように構成することができる。例えば、或る施設は放射性物質に対するシールドルームを有することができ、該シールドルームの扉が開いている場合、センサは上昇した放射線測定値を記録する。センサインターフェースモジュール312は、放射線測定値の及び/又は特定の放射線センサのセンサ状態の限られた持続時間の変化は非イベント、偽陽性等であると判定する一方、放射線測定値の及び/又は特定の放射線センサのセンサ状態の一層長い変化はイベントであると判定するように構成することができる。該イベントは、センサ処理マネージャ204、データ記憶部206、及びセンサデータ表示モジュール210に送信することができる。
幾つかの実施態様において、センサインターフェースモジュール312は、組み合わされた主体(entity)、組み合わされたイベント、組み合わされたトリガ等の作成を可能にするために、見掛け上無関係な主体を一緒に関係付けるように構成される。例えば、第1閾値を超える水位レベル及び第2閾値を超える特定の装置の温度を、極めて重要な組み合わせイベントとして扱うことができ、該組み合わせイベントは、次いで、センサ処理マネージャ204、データ記憶部206、及び/又はセンサデータ表示モジュール210のうちの1以上に送信される。
幾つかの実施態様において、センサインターフェースモジュール312は過去のデータに基づいて判定、計算等を行うように構成することができる。例えば、センサインターフェースモジュール312は、記憶されたセンサデータのストリームのうちの特定の日付及び/又は時間範囲内のデータポイントを分析し、該ストリームの各データポイントに対し計算を実行してイベント又は新たなデータポイントを発生するために使用することができる。他の例として、イベントを、センサインターフェースモジュール312により適用されたアルゴリズムにより決定される物体寸法範囲を超える複数のセンサ赤外線測定値に基づいて発生することができる。斯かるイベント及び/又は新たなデータポイントは、次いで、センサ処理マネージャ204、データ記憶部206、及び/又はセンサデータ表示モジュール210のうちの1以上に送信することができる。
幾つかの実施態様において、センサインターフェースモジュール312は、新たなセンサ状態を追加するように構成することができる。上記状態は、前述したように、閾値、範囲等に基づくものであり得る。例えば、校正中、公称、高い、可能性がある(潜在的)、警告的、及び危険なる6つのセンサ状態が存在する場合、センサインターフェースモジュール312は、極めて危険なる第7のセンサ状態を追加するために使用することができる。幾つかの実施態様において、斯かるセンサ状態は政府指令の規格、認証規格等に基づくものとすることができる。例えば、センサ状態を決定するために該センサインターフェースモジュール312により、政府指令規格に基づく炭素放出式を使用することができる。
幾つかの実施態様において、センサインターフェースモジュール312は、異なるタイプの新たなセンサを追加するように構成される。例えば、図300の構成要素は、ユーザインターフェースの観点から5つ又は6つのセンサ状態を持つ放射線感知プラットフォームとして構成することができ、該センサインターフェースモジュール312は、水位センサを追加すると共に、該水位センサからの測定値に基づく1以上の水位に関連付けられた1以上の状態を追加するために使用することができる。例示的な水位レベルは、乾燥、正常、浸水(氾濫)等を含むことができる。センサインターフェースモジュール312は、更に、水位センサレベルがユーザインターフェースにおいてどの様に表されるか、及び何の警報が種々の水位レベルに関連付けられるか(例えば、構成ファイルに基づいて)を定義するために使用することができる。センサインターフェースモジュール312は、更に、システム200若しくはセンサベース検出システム102内に存在しなかった又はシステム200若しくはセンサベース検出システム102の作製及び/又は設置の時点で存在しなかったセンサを含む追加のタイプのセンサを付加するために使用することができる。他の例として、1以上の化学センサを図200のシステム及びセンサインターフェースモジュール312に追加して、図300のシステムを形成することができる。センサインターフェースモジュール312は、化学センサの状態及び高いセンサ状態に関連するイベントを決定するための1以上のアルゴリズムを構成するために使用することができる。
幾つかの実施態様において、センサ処理マネージャ204のグラフィックユーザインターフェース要素(図示略)、センサデータ表示モジュール210等、及び/又はセンサインターフェースモジュール312は、当該システムに追加されるセンサのタイプがどの様に動作するかを構成し、定義し、等々のために使用することができ、センサインターフェースモジュール312を、本明細書で説明するように構成する。
センサインターフェースモジュール312は、異なるセンサ測定値がどの様に図形的に表されるか、及び異なるセンサ測定値がどの様にデータ構造内で表されるかを決定するように構成することができる。例えば、第1組のカラーを放射線センサアイコン上に放射線センサ測定値を表すために使用することができ、第2組のカラーを水位センサアイコン上に水位センサ測定値を表すために使用することができる。他の例として、センサインターフェースモジュール312は、1フィートの水位の低い状態が黄色に関連付けられ、水位センサが3フィートの水位であり得る正常な状態が緑色に関連付けられ、水位センサが5フィートの水位であり得る高い状態がピンクに関連付けられ、水位センサが5フィートの水位を越え得る氾濫状態が赤色に関連付けられるように構成するために使用することができる。このように、センサインターフェースモジュール312は、1以上のセンサ及び/又はセンサタイプに関して、何が正常で、何が警報で、何が異なる測定値レベルであるかを構成するために使用することができる。
幾つかの実施態様において、センサインターフェースモジュール312の1以上のインスタンスを、異なるタイプのセンサに対して使用することができる。例えば、センサインターフェースモジュール312の第1インスタンスは動きを検出するように構成された赤外線センサのために使用することができ、該センサインターフェースモジュール312の第2インスタンスは水位センサのために使用することができる。センサインターフェースモジュール312の上記第1インスタンスは、どの様に赤外線センサが通信されるべきか(例えば、センサ処理マネージャ204等により)、どの様に赤外線センサ動作状態が判定され、該センサの感度を設定するか、及びどの様にメタデータ(例えば、赤外線センサが配置された位置、フロア等)を受信すべきかを決定するために使用することができる。他の例として、上記赤外線センサに基づく警報は、熱痕跡が特定の寸法範囲内であることに基づくものとすることができる。特定の寸法範囲の使用は、警報が人の検出に基づくものである場合、小動物(例えば、猫、ネズミ等)に基づいた誤判定を回避するために使用することができる。
センサインターフェースモジュール312は、更に、動作、停止、故障中等を含むセンサ状態を判定するために使用することができる。例えば、30秒なる周期的スケジュールでデータを供給するように構成された水位センサは、データが1分半より長い間供給されない場合に、センサインターフェースモジュール312により故障中であると判定することができる。他の例として、水位センサは、最後の45秒内に水位センサデータ測定値を受信したなら、センサインターフェースモジュール312により動作していると判定することができる。
センサインターフェースモジュール312は、ポーリングされるように構成されたセンサ及びデータをプッシュするセンサと共に使用するように構成することができる。例えば、ポーリングされるように構成されたセンサは、センサインターフェースモジュール312により1秒、10秒及び15秒の周期で問い合わされ得る。他の例として、データをプッシュするように構成されたセンサは、特定のセンサの測定値に際してセンサインターフェースモジュール312にデータを供給することができる(例えば、赤外線センサは動きを検出することに基づいてデータを送信する)。
図4は、幾つかの実施態様によるセンサに関連するデータを処理するための過程(処理)の例示的フローチャートを示す。図4は、センサと通信するように構成されると共にセンサからの及びセンサに関連するデータを処理するように構成された要素による、センサに関連するデータの処理のための処理400を示している。幾つかの実施態様において、処理400は、センサインターフェースモジュール(例えば、センサインターフェースモジュール212、センサインターフェースモジュール312)により実行することができる。
ブロック402において、センサ関連データを処理することに関連する構成データが受信される。幾つかの実施態様において、上記センサ関連データの処理は、前述したように構成データに基づいてカスタマイズされる。
ブロック404において、上記センサ関連データが受信される。該センサ関連データは、生のセンサデータ、分析されたセンサデータ及びセンサメタデータを含むことができる。
ブロック406において、前述したように、上記センサ関連データの処理に関連する上記構成データに基づいて値が決定される。該値は、前述したように、式、経験則、アルゴリズム、規則等に基づいて出力される、センサ測定値、相関、イベントであり得る。幾つかの実施態様において、上記値の決定は、過去のセンサ関連データ及びセンサから受信されるセンサ関連データに基づくものである。幾つかの実施態様において、上記値は、更に、前述したように当該センサの状態の変化に基づくものである。
ブロック408において、上記値は記憶される。幾つかの実施態様において、上記値はデータ記憶部、データ保管部等に記憶することができる。該値は、他の要素(例えば、センサ処理マネージャ204、状態変化マネージャ208、センサデータ表示モジュール210等)によるアクセスのために記憶することができる。幾つかの実施態様において、該値は、前述したように、上記構成データの経験則に基づくものである。幾つかの実施態様において、該値は、前述したように、イベントに関連付けられる。
ブロック410において、条件が満足されるかを判断することができる(例えば、センサインターフェースモジュール212、センサインターフェースモジュール312等により)。幾つかの実施態様において、該条件は、前述したように、1以上の式、アルゴリズム、経験則、規則等に基づくものであり得る。該条件が満足されたなら、ブロック420においてイベントが発生される。例えば、イベントは、複数の水位センサ測定値が、センサインターフェースモジュール212により適用された式により指定される高さ閾値を超えることに基づいて発生され得る。当該条件が満足されない場合は、ブロック404が実行され得る。
オプションとしてのブロック430において、前記構成データを発生するように構成されたグラフィックユーザインターフェース(GUI)が表示される。該GUIは、前述したように、グラフィック的選択(例えば、ドロップダウンボックス、テキストボックス等を介しての)に基づく構成(configuration)の作成、入力等、スクリプトコードの作成、コードのコンパイル等を可能にすることができる。
オプションとしてのブロック432において、入力が受信される。前述したように、該入力は、コード(例えば、コンパイルされたコード、スクリプトコード等)、グラフィックユーザインターフェースを介して入力される値、コマンドラインインターフェース(CLI)の入力等を含むことができる。
オプションとしてのブロック434において、構成データが発生される。該発生は、前述したように、上記入力に基づくものであり得る。上記構成データは、前述したように、1以上のタイプのセンサからのセンサ関連データを解釈し、処理する等の際に使用するために発生し、構成(設定)し、フォーマットし、等をすることができる。
図5は、幾つかの実施態様による異なるセンサタイプからのデータを処理するための過程の他の例示的フローチャートを示す。図5は、複数のタイプのセンサと通信するように構成されると共に複数のタイプのセンサからのデータを処理するように構成された要素による、センサに関連するデータの処理のための処理500を示している。幾つかの実施態様において、処理500は、センサインターフェースモジュール(例えば、センサインターフェースモジュール312)により実行することができる。
ブロック502において、第1タイプのセンサに関連するデータの処理に関連する第1部分の構成データが受信される。ブロック504において、第2タイプのセンサに関連するデータの処理に関連する第2部分の構成データが受信される。例えば、上記第1部分の構成データは放射線センサに関連付けられ得る一方、第2部分の構成データは赤外線センサに関連付けられ得る。幾つかの実施態様において、第1部分の構成データ及び第2部分の構成データは、別々のファイル、位置等に記憶することができる。
ブロック506において、前述したように、第1タイプのセンサの第1センサからの第1センサ測定値が受信される。ブロック508において、前述したように、第2タイプのセンサの第2センサからの第2センサ測定値が受信される。
ブロック510において、上記第1センサ測定値及び第2センサ測定値が記憶される。幾つかの実施態様において、これらセンサ測定値はデータ記憶部、データ保管部等に記憶することができる。該センサ測定値は、他の要素(例えば、センサ処理マネージャ204、状態変化マネージャ208、センサデータ表示モジュール210等)によるアクセスのために記憶することができる。
ブロック512において、前記第1部分の構成データ、第2部分の構成データ、第1センサ測定値及び第2センサ測定値に基づいて値が決定される。該値は、前述したように、式、経験則、アルゴリズム、規則等に基づいて出力される、センサ測定値、相関、イベントであり得る。幾つかの実施態様において、該値は、前記第1センサ測定値と第2センサ測定値との間の相関に基づくものである。幾つかの実施態様において、該値は、第1センサ測定値と第2センサ測定値との間の相関に基づくイベントである。幾つかの実施態様において、該値は、第1センサ測定値及び第2センサ測定値に適用されるアルゴリズムに基づくものである。
ブロック514において、上記値は記憶される。幾つかの実施態様において、該値はデータ記憶部、データ保管部等に記憶することができる。該値は、他の要素(例えば、センサ処理マネージャ204、状態変化マネージャ208、センサデータ表示モジュール210等)によりアクセスするために記憶することができる。
ブロック516において、上記値が閾内であるかが判断される。幾つかの実施態様において、該閾は、範囲、イベント関連の閾、値等、警報関連の閾、値等であり得る。幾つかの実施態様において、当該条件は、前述したように、1以上の式、アルゴリズム、経験則、規則等に基づくものであり得る。該閾条件が満足される場合は、ブロック518が実行され得る。該閾条件が満足されない場合は、ブロック506が実行され得る。
ブロック518においては、上記値が閾条件を満たすとの判断に応答して、前述したように、該値が送信される。幾つかの実施態様において、該値は他の要素(例えば、センサ処理マネージャ204、状態変化マネージャ208、センサデータ表示モジュール210等)に送信することができる。
オプションとしてのブロック530において、前記第1部分の構成データ及び第2部分の構成データを発生するように構成されたグラフィックユーザインターフェース(GUI)が表示される。該GUIは、前述したように、グラフィック的選択(例えば、ドロップダウンボックス、テキストボックス等を介しての)に基づく構成(configuration)の作成、入力等、スクリプトコードの作成、コードのコンパイル等を可能にすることができる。
オプションとしてのブロック532において、入力が受信される。前述したように、該入力は、コード(例えば、コンパイルされたコード、スクリプトコード等)、GUIを介して入力された値、コマンドラインインターフェース(CLI)の入力等を含むことができる。
オプションとしてのブロック534において、構成データが発生される。該発生は、前述したように、上記入力に基づくものであり得る。上記構成データは、前述したように、1以上のタイプのセンサからのセンサ関連データを解釈し、処理する等の際に使用するために発生し、構成(設定)し、フォーマットし、等をすることができる。
次に図6を参照すると、幾つかの実施態様による例示的コンピュータシステムのブロック図が示されている。図6を参照して、図1〜5に記載した実施態様等の、上記に開示した実施態様を実施化するための例示的システムモジュールが示される。幾つかの実施態様において、該システムは、計算システム環境600等の汎用計算システム環境を含んでいる。該計算システム環境600は、これらに限定されるものではないが、サーバ、デスクトップコンピュータ、ラップトップ、タブレット、モバイル装置及びスマートフォンを含むことができる。最も基本的な構成において、計算システム環境600は、典型的に、少なくとも1つの処理ユニット602及びコンピュータ読取可能な記憶媒体604を含む。計算システム環境の正確な構成及びタイプに依存して、コンピュータ読取可能な記憶媒体604は揮発性(RAM等の)、不揮発性(ROM、フラッシュメモリ等の)又はこれら2つの何らかの組み合わせとすることができる。コンピュータ読取可能な記憶媒体604の一部は、実行された場合に、センサの監視、管理及び上述した実施態様によるセンサ分析処理(例えば、処理400〜500)を容易化する。
更に、種々の実施態様において、計算システム環境600は他の特徴(フィーチャ)/機能も有することができる。例えば、計算システム環境600は、これらに限定されるものではないが磁気又は光ディスク若しくはテープを含む追加の記憶部(取外し可能な又は取外し不能な)を含むこともできる。このような追加の記憶部は、取外し可能な記憶部608及び取外し不能な記憶部610により示されている。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ読取可能な命令、データ構造、プログラムモジュール又は他のデータ等の情報の記憶のための何らかの方法若しくは技術により実施化された揮発性及び不揮発性、取外し可能な及び取外し不能な媒体を含む。コンピュータ読取可能な媒体604、取外し可能な記憶部608及び取外し不能な記憶部610は、全て、コンピュータ記憶媒体の例である。コンピュータ記憶媒体は、これらに限定されるものではないが、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ若しくは他のメモリ技術、拡張可能なメモリ(例えば、USBスティック、コンパクトフラッシュ(登録商標)カード、SDカード)、CD-ROM、デジタル汎用ディスク(DVD)若しくは他の光記憶部、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶部若しくは他の磁気記憶装置、又は所望の情報を記憶するために使用することができると共に計算システム環境600によりアクセスすることが可能な何らかの他の媒体を含む。如何なる斯様なコンピュータ記憶媒体も、計算システム環境600の一部であり得る。
幾つかの実施態様において、計算システム環境600は、他の装置と通信することを可能にする通信接続部(又は複数の通信接続部)612も含むことができる。通信接続部612は通信媒体の一例である。通信媒体は、典型的に、コンピュータ読取可能な命令、データ構造、プログラムモジュール又は他のデータを、搬送波等の変調されたデータ信号又は他の伝送メカニズムで具現化すると共に、如何なる情報配信媒体も含む。“変調されたデータ信号”なる用語は、当該信号内に情報をコード化するような態様で自身の特性の1以上を設定又は変化させる信号を意味する。限定としてではなく例示として、通信媒体は、有線ネットワーク又は直接配線接続等の有線媒体、並びに音響、RF、赤外線及び他の無線媒体等の無線媒体を含む。本明細書で使用されるコンピュータ読取可能な媒体なる用語は、記憶媒体及び通信媒体の両方を含む。
通信接続部612は、計算システム環境600が、これらに限定されるものではないがファイバチャンネル、小型コンピュータシステムインターフェース(SCSI)、ブルートゥース、イーサネット(登録商標)、Wi-Fi、赤外線データ協会(IrDA)方式、ローカルエリアネットワーク(LAN)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、インターネット等の広域ネットワーク(WAN)、直列及び汎用直列バス(USB)を含む種々のネットワークタイプを介して通信することを可能にし得る。該通信接続部612がつながる上記種々のネットワークタイプは、これらに限定されるものではないが、伝送制御プロトコル(TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、インターネットプロトコル(IP)、リアルタイム伝送プロトコル(RTP)、リアルタイム伝送制御プロトコル(RTCP)、ファイル伝送プロトコル(FTP)及びハイパーテキスト伝送プロトコル(HTTP)を含む複数のネットワークプロトコルを実行することができることが分かる。
他の実施態様において、計算システム環境600は、キーボード、マウス、端末又は端末エミュレータ(直接接続されるか、又はテルネット、SSH、HTTP、SSL等を介して遠隔的にアクセス可能な)、ペン、音声入力装置、タッチ入力装置、リモートコントローラ等の入力装置614も有することができる。ディスプレイ(表示装置)、端末又は端末エミュレータ(直接接続されるか、又はテルネット、SSH、HTTP、SSL等を介して遠隔的にアクセス可能な)、スピーカ、発光ダイオード(LED)等の出力装置616も含まれ得る。
幾つかの実施態様において、コンピュータ読取可能な記憶媒体604は、センサベース検出モジュール620を含む。該センサベース検出モジュール620は、複数のセンサ及び関連する分析部(例えば、センサベース検出システム102)を監視及び管理するように構成される。幾つかの実施態様において、センサベース検出モジュール620は、センサインターフェースモジュール622を含む。センサインターフェースモジュール622は、1以上のセンサと通信し、センサ関連データを受信し、該センサ関連データを処理し、解釈し、等を行い、センサ測定値の収集、報告及び表示を管理するように構成される。
センサインターフェースモジュール622は、構成受信パラメータモジュール624、データモジュール626、決定モジュール628、構成モジュール630及び通信モジュール632を含んでいる。
構成受信モジュール624は、複数のセンサに関連するデータの処理に関連する構成データを受信するように構成されている。幾つかの実施態様において、上記複数のセンサは第1センサタイプの第1センサ及び第2センサタイプの第2センサを有する。データモジュール626は、上記複数のセンサに関連するデータを受信するように構成されている。決定モジュール628は、前記複数のセンサに関連するデータに適用された、該複数のセンサに関連するデータの処理に関連する構成データに基づいてデータポイントを決定するように構成されている。幾つかの実施態様において、該データポイントはイベントである。通信モジュール632は、上記データポイントを送信するように構成されている。構成モジュール630は、前記複数のセンサに関連するデータの処理に関連する構成データを出力するように構成されている。幾つかの実施態様において、該構成モジュール630は、更に、前記複数のセンサに関連するデータの処理に関連する構成データを発生するためのグラフィックユーザインターフェース(GUI)を表示するためのものでもある。
次に図7を参照すると、幾つかの実施態様による他の例示的コンピュータシステムのブロック図が示されている。図7は、本開示を実施化するのに適したコンピュータシステム700のブロック図を示している。該コンピュータシステム700はバス712を含み、該バスは、中央プロセッサ714、システムメモリ716(典型的にはRAMであるが、ROM又はフラッシュRAM等を含むこともできる)、入力/出力コントローラ718、オーディオ出力インターフェース722を介するスピーカシステム720等の外部オーディオ装置、ディスプレイアダプタ726を介する表示スクリーン724等の外部装置、直列ポート728及び730、キーボード732(キーボードコントローラ733によりインターフェースされた)、記憶部インターフェース734、フロッピー(登録商標)ディスク738を受け入れるように動作するフロッピー(登録商標)ディスクドライブ736、ファイバチャンネルネットワーク760と接続するように動作するホストバスアダプタ(HBA)インターフェースカード735A、小型コンピュータシステムインターフェース(SCSI)バス736に接続するように動作するホストバスアダプタ(HBA)インターフェースカード735B、並びに光ディスク742を受け入れるように動作する光ディスクドライブ740等の当該コンピュータシステム700の主要なサブシステムを接続する。マウス727(又は、直列ポート728を介してバス712に結合される他のポイント&クリック装置)、モデム746(直列ポート730を介してバス712に結合された)、及びネットワークインターフェース748(バス712に直接結合される)も含まれている。
前記ネットワークインターフェース748は、1以上のイーサネット(登録商標)ポート、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)インターフェース等を含むことができるが、これらに限定されるものではない。システムメモリ716は、1以上のセンサと通信し、センサ関連データを受信し、該センサ関連データの処理、解釈等を行い、センサ測定値の収集、報告及び表示を管理するように構成されたセンサインターフェースモジュール750を含む。幾つかの実施態様によれば、該センサインターフェースモジュール750は、種々のタスク(例えば、図6のモジュール)を実行するための他のモジュールを含むこともできる。該センサインターフェースモジュール750は、当該システムの何処かに配置することができ、システムメモリ716に限定されるものではないことが理解される。かくして、システムメモリ716内の存在は、例示的なものに過ぎず、当該実施態様の範囲を限定しようとするものではない。例えば、センサインターフェースモジュール750の一部は、中央プロセッサ714及び/又はネットワークインターフェース748内に配置することもできるが、これに限られるものではない。
前記バス712は中央プロセッサ714とシステムメモリ716との間のデータ通信を可能にし、上記システムメモリは、前述したように、読出専用メモリ(ROM)又はフラッシュメモリ(共に、図示略)及びランダムアクセスメモリ(RAM)(図示略)を含むことができる。上記RAMは、通常、オペレーティングシステム及びアプリケーションプログラムがロードされる主メモリである。上記ROM又はフラッシュメモリは、他のコードのなかでも、周辺機器との相互作用等の基本的ハードウェア処理を制御する基本入力/出力システム(BIOS)を格納することができる。コンピュータシステム700に常駐するアプリケーションは、通常、ハードディスクドライブ(例えば、固定ディスク744)、光ドライブ(例えば、光ディスクドライブ740)、フロッピー(登録商標)ディスクユニット736又は他の記憶媒体上に記憶され、斯かる媒体を介してアクセスされる。更に、アプリケーションは、ネットワークモデム746又はネットワークインターフェース748を介してアクセスされた場合に当該アプリケーション及びデータ通信技術に従って変調される電気信号の形態でもあり得る。
記憶部インターフェース734は、当該コンピュータシステム700の他の記憶部インターフェースと同様に、固定ディスクドライブ744等の情報の記憶及び/又は取り出しのための標準的コンピュータ読取可能な媒体に接続することができる。固定ディスクドライブ744は、当該コンピュータシステム700の一部とすることができるか、又は別体とし、他のインターフェースシステムを介してアクセスされるものとすることができる。ネットワークインターフェース748はネットワーク対応装置に対する複数の接続を提供することができる。更に、モデム746は、電話回線を介して遠隔サーバへの、又はインターネットサービスプロバイダ(ISP)を介してインターネットへの直接接続を提供することができる。ネットワークインターフェース748は、データネットワークに対する1以上の接続を提供することができ、該データネットワークは如何なる数のネットワーク接続装置からなることもできる。ネットワークインターフェース748は、斯様な接続を、デジタルセルラ電話接続、セルラデジタルパケットデータ(CDPD)接続又はデジタル衛星データ接続等を含む無線技術を用いて提供することができる。
多数の他の装置又はサブシステム(図示略)を同様の態様で接続することができる(例えば、ドキュメントスキャナ、デジタルカメラ等)。逆に、本開示を実施化するために図7に示された装置の全てが存在する必要もない。これら装置及びサブシステムは、図7に示されたものとは異なる方法で相互接続することもできる。本開示を実施化するためのコードは、システムメモリ716、固定ディスク744、光ディスク742又はフロッピー(登録商標)ディスク738の1以上等のコンピュータ読取可能な記憶媒体に記憶することができる。コンピュータシステム700上に設けられるオペレーティングシステムは、MS−DOS(登録商標)、MS−WINDOWS(登録商標)、OS/2(登録商標)、UNIX(登録商標)、Linux(登録商標)又は如何なる他のオペレーティングシステムとすることもできる。
更に、本明細書で記載された信号に関して、当業者であれば、信号は第1ブロックから第2ブロックへ直接送信することができ、又は信号はブロック間で変化させることができる(例えば、増幅される、減衰される、遅延される、ラッチ(一時保持)される、バッファリングされる、反転される、フィルタリングされる、又はそれ以外で変化される)ことを理解するであろう。上述した実施態様の信号は或るブロックから次のブロックへ送信されることを特徴としているが、本開示の他の実施態様は、当該信号の情報的及び/又は機能的側面がブロック間で送信される限りにおいて、斯様な直接的に送信される信号の代わりに変更された信号を含むこともできる。或る程度、第2ブロックにおける信号入力は、関連する回路の物理的制限(例えば、不可避的に幾らかの減衰及び遅延が存在する)により、第1ブロックから出力される第1信号から導出される第2信号として概念化することができる。従って、本明細書で使用される場合、第1信号から導出される第2信号は、回路の制限によるか又は当該第1信号の情報的及び/又は最終の機能的側面を変化させない他の回路要素を通過することによるかに拘わらず、上記第1信号又は該第1信号に対する如何なる修正も含む。
上述した記載は、説明の目的で、特定の実施態様を参照して説明された。しかしながら、上記解説的説明は、網羅的であることも、当該実施態様を開示された正確な形態に限定することを意図するものでもない。上述した教示を考慮すれば、多くの修正例及び変更例が可能である。
Claims (20)
- センサ関連データの処理に関連する構成データを受信するステップと、
前記センサ関連データを受信するステップと、
前記センサ関連データの処理に関連する前記構成データに基づいて値を決定するステップと、
前記値を記憶するステップと、
を有する方法。 - 前記値を決定するステップが、過去のセンサ関連データ及びセンサから受信される前記センサ関連データに基づくものである請求項1に記載の方法。
- 前記値が、前記センサの状態の変化に更に基づくものである請求項2に記載の方法。
- 前記センサ関連データの処理が、前記構成データに基づいてカスタマイズされる請求項1に記載の方法。
- 前記構成データを発生するように構成されたグラフィックユーザインターフェースを表示するステップ、
を更に有する請求項1に記載の方法。 - 前記値が前記構成データの経験則に基づくものである請求項1に記載の方法。
- 前記値がイベントに関連付けられる請求項1に記載の方法。
- 第1タイプのセンサに関連するデータの処理に関連する第1部分の構成データを受信するステップと、
第2タイプのセンサに関連するデータの処理に関連する第2部分の構成データを受信するステップと、
前記第1タイプのセンサの第1センサから第1センサ測定値を受信するステップと、
前記第2タイプのセンサの第2センサから第2センサ測定値を受信するステップと、
前記第1部分の構成データ、前記第2部分の構成データ、前記第1センサ測定値及び前記第2センサ測定値に基づいて値を決定するステップと、
前記値を記憶するステップと、
を有する方法。 - 前記値が閾内にあるかを判定するステップと、
前記値が閾内にあると判定することに応答して、該値を送信するステップと、
を更に有する請求項8に記載の方法。 - 前記値が、前記第1センサ測定値と前記第2センサ測定値との間の相関に基づくものである請求項8に記載の方法。
- 前記値が、前記第1センサ測定値と前記第2センサ測定値との間の前記相関に基づくイベントである請求項10に記載の方法。
- 前記第1センサ測定値及び前記第2センサ測定値を記憶するステップ、
を更に有する請求項8に記載の方法。 - 前記第1部分の構成データ及び前記第2部分の構成データを発生するように構成されたグラフィックユーザインターフェースを表示するステップ、
を更に有する請求項8に記載の方法。 - 前記値が、前記第1センサ測定値及び前記第2センサ測定値に適用されるアルゴリズムに基づくものである請求項8に記載の方法。
- 複数のセンサに関連するデータを受信するデータモジュールと、
前記複数のセンサに関連するデータの処理に関連する構成データを受信する構成受信モジュールと、
前記複数のセンサに関連するデータに適用された前記複数のセンサに関連するデータの処理に関連する前記構成データに基づいてデータポイントを決定する決定モジュールと、
を有するシステム。 - 前記複数のセンサが、第1センサタイプの第1センサ及び第2センサタイプの第2センサを有する請求項15に記載のシステム。
- 前記データポイントを送信する通信モジュール、
を更に有する請求項15に記載のシステム。 - 前記データポイントがイベントである請求項15に記載のシステム。
- 前記複数のセンサに関連するデータの処理に関連する構成データを出力する構成モジュール、
を更に有する請求項15に記載のシステム。 - 前記構成モジュールが、更に、前記複数のセンサに関連するデータの処理に関連する前記構成データを発生するためのグラフィックユーザインターフェースを表示するためのものである請求項19に記載のシステム。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018049338A (ja) * | 2016-09-20 | 2018-03-29 | 日本アンテナ株式会社 | ハザードマップおよびハザードマップシステム |
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