JP2018048993A - 連続式摩擦・摩耗試験方法および連続式摩擦・摩耗試験機 - Google Patents

連続式摩擦・摩耗試験方法および連続式摩擦・摩耗試験機 Download PDF

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Abstract

【課題】適切に摩耗試験を進行できる連続式摩擦・摩耗試験機を提供する。【解決手段】試験片12を摩擦によって摩耗させる連続式摩擦・摩耗試験に関する。帯状の摩擦材13が巻き付けられた巻出用ローラ16から引き出された摩擦材13が巻取用ローラ18によって巻き取られる。巻出用ローラ16から巻取用ローラ18に巻き取られて一方方向に移動する摩擦材13の経路における巻出用ローラ16と巻取用ローラ18との間において、摩擦材13の一方面に受けローラ22を接触させ、摩擦材13の他方面に試験片12を接触させる。また、一方方向に移動する摩擦材13の他方面側から受けローラ22に向かって試験片12を所定の荷重で押し付けるように、試料台23に試験片12が保持される。【選択図】図1

Description

本発明は、試料を摩擦によって摩耗させる連続式摩擦・摩耗試験方法および連続式摩擦・摩耗試験機に関する。
摩耗は、その発生メカニズムによって種々の形態に分類される。二部材間の接触や摺動等によって生じる摩耗は、アブレシブ摩耗、凝着摩耗および疲れ摩耗等がある。そして、いずれの摩耗が生じているかは、実機の形態や運転状況によって異なる。
従来、鋼材等の材料の耐摩耗性を評価するためのアブレシブ摩耗試験方法としては、例えば、特許文献1および2等で採用されているピンオンディスク型摩耗試験が知られている。
このピンオンディスク型摩耗試験では、図5に示すように、回転駆動する試料台1の上面に例えば♯400のエメリー紙等の摩擦材2が設けられ、試料ホルダに固定した試料3を回転する摩擦材2の上方から所定の荷重で押し当て摺動させ、所定の摩擦速度および摩擦距離での摩擦によって試料を摩耗させる。
そして、試験前後の試験片の板厚差や重量差から、摩耗によって消失した材料の体積(摩耗減量)を算出して、その試験片の耐摩耗性を評価する。
特開2013−136820号公報 特開2012−215441号公報
しかしながら、上述のピンオンディスク型摩耗試験では、相手摩擦材における同一箇所にて繰り返し摺動させて摩耗させるため、相手摩擦材に目詰まりが発生しやすい。
目詰まりが発生してしまうと、その目詰まりによって相手摩擦材の表面性状が変化して、目詰まり発生前に比べて試料の摩耗量が著しく低下してしまうため、実際の摩耗状態を再現できず、適切に摩耗試験を進行できなくなるという問題が考えられる。そして、このように適切に摩耗試験を進行できず実際の摩耗形態が再現できないと、耐摩耗性を適切に評価できない。
本発明はこのような点に鑑みなされたもので、実際の摩耗形態を適切に再現できる連続式摩擦・摩耗試験方法および連続式摩擦・摩耗試験機を提供することを目的とする。
請求項1に記載された連続式摩擦・摩耗試験方法は、試料を摩擦材による摩擦で摩耗させる連続式摩擦・摩耗試験方法であって、帯状の摩擦材を一方方向に移動させ、この一方方向へ移動する摩擦材に所定の荷重で試料を押し当てて、試料の摩擦相手として摩擦材における新しい面を供給するものである。
請求項2に記載された連続式摩擦・摩耗試験方法は、請求項1記載の連続式摩擦・摩耗試験方法において、摩擦材のテンションを調整して、移動する摩擦材の張力を一定にするものである。
請求項3に記載された連続式摩擦・摩耗試験方法は、請求項1または2記載の連続式摩擦・摩耗試験方法において、摩擦材における移動方向への荷重を計測し、試料が摩擦材に押し付けられる荷重を計測し、これら荷重の計測結果に基づいて摩擦材に対する試料の押し付け状態を調整するものである。
請求項4に記載された連続式摩擦・摩耗試験方法は、請求項1ないし3いずれか一記載の連続式摩擦・摩耗試験方法において、摩擦材が90°以下に傾斜した状態で下側から試料を接触させるものである。
請求項5に記載された連続式摩擦・摩耗試験機は、試料を摩擦によって摩擦させる連続式摩擦・摩耗試験機であって、帯状の摩擦材と、この摩擦材が巻き付けられた巻出用ローラと、巻出用ローラから引き出された摩擦材を巻取可能な巻取用ローラと、巻出用ローラから巻取用ローラに巻き取られて一方方向に移動する摩擦材の経路における巻出用ローラと巻取用ローラとの間に設置され、摩擦材の一方面に接触する受け部材と、一方方向に移動する摩擦材の他方面側から受け部材に向かって所定の荷重で押し付けられるように試料が保持される試料保持手段とを具備するものである。
請求項6に記載された連続式摩擦・摩耗試験機は、請求項5記載の連続式摩擦・摩耗試験機において、試料保持手段に保持された試料に対する受け部材の角度を調整する角度調整手段を備えるものである。
請求項7に記載された連続式摩擦・摩耗試験機は、請求項5または6記載の連続式摩擦・摩耗試験機において、巻出用ローラと巻取用ローラとの間の摩擦材のテンションを調整するテンション調整手段を備えるものである。
請求項8に記載された連続式摩擦・摩耗試験機は、請求項5ないし7いずれか一記載の連続式摩擦・摩耗試験機において、摩擦材の移動方向における荷重を計測する第1のロードセルと、試料が摩擦材に押し付けられる荷重を計測する第2のロードセルと、第1のロードセルおよび第2のロードセルの計測結果に基づいて摩擦材に対する試料の押し付け状態を調整する調整手段とを備えるものである。
請求項9に記載された連続式摩擦・摩耗試験機は、請求項5ないし8いずれか一記載の連続式摩擦・摩耗試験機において、摩擦材は、試料の接触面の角度が90°以下であるものである。
請求項10に記載された連続式摩擦・摩耗試験機は、請求項5ないし9いずれか一記載の連続式摩擦・摩耗試験機において、移動する摩擦材の蛇行を検知する蛇行センサと、
この蛇行センサで摩擦材の蛇行が検知された場合に摩擦材の蛇行を修正する蛇行修正手段とを備えるものである。
請求項11に記載された連続式摩擦・摩耗試験機は、請求項5ないし10いずれか一記載の連続式摩擦・摩耗試験機において、試料と摩擦材との摩擦によって生じる摩耗粉を収集する集塵手段を備え、集塵手段は、試料と摩擦材との接触箇所へ向けて気体を吹き付ける吹付手段と、摩耗粉を吸引する吸引手段とを有するものである。
一方方向に移動する摩擦材に試料を接触させて摺動させるため、摩擦面として常に新しい摩擦相手を供給でき、実際の摩耗形態を適切に再現できる。
本発明の一実施の形態に係る連続式摩擦・摩耗試験方法で用いる連続式摩擦・摩耗試験機の構成を模式的に示す側面図である。 同上連続式摩擦・摩耗試験機における集塵手段を示す模式図である。 同上連続式摩擦・摩耗試験機における試料の接触状態を示す説明図である。 同上連続式摩擦・摩耗試験機における試料の接触状態を示す説明図である。 従来のピンオンディスク型摩耗試験の構成を概略的に示す斜視図である。
以下、本発明の一実施の形態の構成について図面を参照しながら説明する。
図1において、11は連続式摩擦・摩耗試験機であり、この連続式摩擦・摩耗試験機11は、例えば鋼材等の試料としての試験片12を、所定の材質の摩擦材13との連続した摩擦によって摩耗させて、摩耗試験を行うものである。
連続式摩擦・摩耗試験機11は、可動式の設置台14の上面に設けられた枠体15に巻出用ローラ16が回転可能に軸支され、設置台14の上面に枠体15から離間して設けられた枠体17に巻取用ローラ18が巻出用ローラ16と同方向に回転可能に軸支されている。
また、設置台14の上面における枠体15と枠体17との間に設けられた枠体21には、受け部材としての受けローラ22が巻出用ローラ16および巻取用ローラ18と同方向に回転可能に軸支され、この受けローラ22の下方に、試験片12を受けローラ22と対向するように保持する試料保持手段としての試料台23が設けられている。
摩擦材13は、摩耗試験の条件に応じて、例えば研摩紙、PET紙、革、合成皮革、ゴム、布および金属箔等にて帯状に形成されている。
巻出用ローラ16は、円筒状のローラ本体16aの軸方向の両端部にサイドカバー16bが取外可能に取り付けられている。そして、コイル状に巻かれた摩擦材13をセットした状態のローラ本体16aにサイドカバー16bが取り付けられることで、ローラ本体16aに対して摩擦材13が軸方向へ移動しないように保持される。
巻取用ローラ18は、円筒状のローラ本体18aの軸方向の両端部にサイドカバー18bが取外可能に取り付けられている。そして、巻出用ローラ16から引き出された摩擦材13の先端側である一方側を受けローラ22と試料台23との間を通し、その摩擦材13の先端部を巻取用ローラ18のローラ本体18aに固定した状態で、巻取用ローラ18を図示しないモータ等の駆動手段の駆動によって一方方向に回転することによって、摩擦材13が巻取用ローラ18に巻き取られる。
枠体21は、設置台14の上面に設置された下枠部24の上部に上枠部25が固定して設置されている。
また、下枠部24の上部で上枠部25の内側には、高さ調整手段26を介して試料台23が設置されている。そして、試料台23は、高さ調整手段26によって下枠部24に対して上下方向に移動させて高さ調整できる。
試料台23は、高さ調整手段26の上部に設けられた板状の基礎部材27と、この基礎部材27に対して角度調整可能に設置された箱部材28とを有している。
図2に示すように、箱部材28には、内部に設けられた図示しない試料固定手段に固定された試験片12を挿通可能な開口部28aが上面部に設けられている。すなわち、試験片12は、試料固定手段に固定された状態で開口部28aから上方である受けローラ22側へ突出している。
また、箱部材28の開口部28aに試験片12が挿通された状態では、開口部28aと試験片12との間に間隔があることにより摩耗試験によって発生する摩耗粉が開口部28aから除去されやすいので好ましく、開口部28aにおいて、試験片12に対して上流側の間隔の方が、試験片12に対して下流側の間隔より大きいとより好ましい。
箱部材28は、摩擦材13の移動方向における片側(例えば巻取用ローラ18側)が角度調整用ボルト29によって基礎部材27に接続されている。すなわち、角度調整用ボルト29は、軸方向の一端側が箱部材28に接続され、軸方向の他端側が基礎部材27に接続されている。そして、箱部材28内に設けられた図示しない角度調整用ナットと角度調整用ボルトとの螺合量を調整することにより、基礎部材27に対する箱部材28の角度が調整される。具体的には、角度調整用ナットを角度調整用ボルトに締め込むことにより、箱部材28における角度調整用ボルト29側が反対側より基礎部材27に接近して、箱部材28に固定された試験片12が傾斜し、角度調整用ナットを緩めることにより箱部材28は水平になるように調整される。
また、箱部材28には、試験片12と摩擦材13との摩擦によって生じる摩耗粉を収集する集塵手段51が設けられている。
集塵手段51は、試験片12と摩擦材13との接触部へ向けて気体(エアー)を吹き付ける吹付手段52と、摩擦材13との摩擦によって生じる試験片12の摩耗粉を吸引するための吸引手段53とを有している。
吹付手段52は、箱部材28に設けられた複数(例えば4つ)の吹出口54と、これら吹出口54にエアーを供給する図示しないエアー供給手段とを有している。
吹出口54は、箱部材28において試験片12が挿入された開口部28aより摩擦材13の移動方向(図2において矢印で示す。)における上流側(図2における左側)および下流側(図2における右側)にそれぞれ1つずつ設けられているとともに、箱部材28において試験片12が挿入された開口部28aの長手向の一方の外側(図2における下側)に並列して2つ設けられている。
また、吹付手段52は、各吹出口54から吹き出されたエアーが試験片12と摩擦材13との接触部に吹き付けられるように、各吹出口54からのエアーの吹出方向、および、エアー供給手段による風量が調整されている。
そして、エアー供給手段から各吹出口54を通って接触部に吹き付けられるエアーによって、試験片12と摩擦材13との摩擦によって生じる摩耗粉が吹き飛ばされる。
吸引手段53は、箱部材28において、試験片12が挿入された開口部28aの長手方向の他方の外側(図2における上側)に設けられた集塵口55と、この集塵口55から外気を吸い込む図示しない吸込手段とを有している。なお、集塵口55は、各吹出口54より開口面積が大きい。
そして、試験片12と摩擦材13との摩擦によって生じる摩耗粉が、吸込手段の吸引力により集塵口55から吸引される。
すなわち、吹付手段52によって吹き飛ばされて接触部から除去された摩耗粉が、吸引手段53によって吸引されて集塵される。
なお、吹付手段52では、摩耗粉ができるだけ周囲に飛散しない程度にエアーの風量が調整され、摩耗粉が接触部から集塵口55へ向けて吹き飛ぶようにエアーの吹付角度が調整されることが好ましい。
また、吸引手段53では、吹付手段52によって吹き飛ばされた摩耗粉をできるだけ確実に吸引できるように、集塵口55の形状や開口面積が調整され、吸込手段の吸引力が調整されることが好ましい。
上枠部25は、下枠部24に固定された固定枠部材30に対して可動枠部材31が上下方向に移動可能に設置されており、この可動枠部材31に、取付部材32を介して受けローラ22が取り付けられている。
そして、上枠部25は、シリンダ33を駆動してシリンダ本体34に対してロッド35が進退移動させることで、可動枠部材31が固定枠部材30に対してガイド36に沿って上下方向に移動する。このように可動枠部材31が上下動することによって、可動枠部材31に取り付けられた受けローラ22の高さ(上下方向における位置)が調整される。
また、受けローラ22は、可動枠部材31に対して、水平方向に移動可能に取り付けられている。そして、図3に示すように、試験片12の板厚に応じて、受けローラ22を水平方向に移動させることにより、試料台23に固定された試験片12に対する受けローラ22の角度を調整できる。すなわち、例えば、試験片12の厚さ方向の中心線の延長線上に受けローラ22の中心部が配置された状態から、受けローラ22を水平方向へ長さL移動させると、試験片12に対する受けローラ22の角度がα度変化する。
なお、受けローラ22は、受けローラ22自体の軸方向の角度(傾き角度)を調整可能な構成にしてもよく、例えば、受けローラ22をフローティング状態で設置し、試験片12を押し付けることにより、その押し付けられた試験片12の接触面に追従するように傾きが調整される構成等にしてもよい。
枠体21の上枠部25の側方に設けられた横枠部41には、ガイド部材42が設けられている。また、上枠部25における巻出用ローラ16側の固定枠部材30には、ガイド部材43が設けられ、巻取用ローラ18側の固定枠部材30には、ガイド部材44が設けられている。すなわち、ガイド部材42,43は受けローラ22および試料台23より巻出用ローラ16側に位置し、ガイド部材44は受けローラ22および試料台23より巻取用ローラ18側に位置している。
また、枠体17には、ピンチローラ45およびガイド部材46が設けられている。これらピンチローラ45およびガイド部材46は、受けローラ22および試料台23と巻取用ローラ18との間において、ガイド部材44より巻取用ローラ18側に位置している。
そして、巻出用ローラ16から引き出された摩擦材13は、ガイド部材42,43によって支持されて受けローラ22および試料台23側へ案内されて、受けローラ22と試料台23との間を通過しガイド部材44に支持される。このように支持された摩擦材13は、受けローラ22および試料台23が配置されているガイド部材43,44間で略水平に保持される。
また、受けローラ22と試料台23との間を通ってガイド部材44に支持された摩擦材13は、ピンチローラ45間を通って、ガイド部材46によって支持されて巻取用ローラ18へ案内され、巻取用ローラ18に巻き付けられる。
このように巻出用ローラ16から巻取用ローラ18へ巻き掛けられた摩擦材13の経路における巻出用ローラ16と巻取用ローラ18との間では、可動枠部材31によって高さ調整された受けローラ22が摩擦材13の一方面である上面から接触され、試料台23に固定された試験片12の先端部が受けローラ22に押し当てられるように摩擦材13の他方面である下面側から接触される。
そして、図4に示すように、受けローラ22および試験片12が接触した状態の摩擦材13が、巻出用ローラ16から巻取用ローラ18に巻き取られて一方方側である巻取用ローラ18側にスライド移動することで、受けローラ22が回転するとともに、試験片12に対して摩擦材13が摺動して試験片12と摩擦材13との間で摩擦が生じる。
ここで、通常は、試験片12の摩耗の進行にともなって試験片12と摩擦材13との摩擦状態が変化する。すなわち、試験片12の摩耗が進行することにより試験片12の摩擦面が変化するため、摩擦材13の移動方向における荷重(摩擦材13に作用する水平方向への力)と、試験片12が摩擦材13に押し付けられる荷重(摩擦材13に作用する垂直方向への力)とが変化する。
このように摩擦状態が変化すると、試験条件が変化してしまうため、試験片12の摩耗の進行に応じて、摩擦材13に作用する水平方向への力と、摩擦材13に作用する垂直方向への力とを調整し、試験条件を一定に保つ構成が好ましい。
具体的には、摩擦材13には、その移動方向における荷重を計測する図示しない第1のロードセルが接続されている。すなわち、移動する摩擦材13に作用する水平方向への力が第1のロードセルで計測される。
また、試料台23には、試験片12が摩擦材13に押し付けられる荷重を計測する第2のロードセルが設けられている。すなわち、移動する摩擦材13に作用する移動方向とは垂直方向への力が第2のロードセルで計測される。
そして、これら第1のロードセルおよび第2のロードセルによる計測結果に基づいて、図示しない調整手段により、摩擦材13の移動速度や、試料台23の高さや、受けローラ22の高さ等を調整することによって、摩擦材13に対する試験片12の押し付け状態を調整して、試験条件を一定に維持する。
ここで、巻出用ローラ16から巻取用ローラ18へ巻き取られる際に、摩擦材13が蛇行すると、摩擦材13と試験片12との摺動状態が変化する可能性がある。
そこで、横枠部41のガイド部材42近傍に図示しない蛇行センサが設けられ、枠体15における巻出用ローラ16近傍に図示しない蛇行修正手段が設けられた構成が好ましい。
蛇行センサは、例えばガイド部材42に対する摩擦材13の基準位置を設定しておき、その基準位置に対する摩擦材13の進行方向とは垂直な方向である幅方向への位置ずれ(いわゆる横ズレ)量を検出することで、摩擦材13の移動方向に対する横方向への蛇行を検知する構成等で適宜構成される。
また、蛇行修正手段は、例えば蛇行センサで蛇行が検知された場合に、基準位置に対する位置ずれ量に応じて、枠体15に対する巻出用ローラ16の軸方向の位置を調整することで、横ズレを修正して蛇行を解消する構成等で適宜構成される。
さらに、巻出用ローラ16および巻取用ローラ18には、これら巻出用ローラ16および巻取用ローラ18間の摩擦材13のテンションを調整するためのテンション調整手段としての図示しないパウダーブレーキが設けられている。このパウダーブレーキは、摩擦材13の厚さや強度に応じて、電流値を変えてトルクを変化させることで、摩擦材13の張力が一定になるようにテンションを調整する。
また、枠体15には、巻出用ローラ16が取り外された状態にて、図1に二点鎖線で示す巻戻用ローラ47を取り付けることができる。
そして、巻取用ローラ18に巻き取られた摩擦材13の他端が巻戻用ローラ47のローラ本体47aに固定され、そのローラ本体47aにサイドカバー47bが取り付けられた状態で、駆動手段の駆動によって巻戻用ローラ47を他方方向に回転させることで、摩擦材13が巻取用ローラ18から巻戻用ローラ47へ巻き戻される。
次に上記連続式摩擦・摩耗試験機11を用いた連続式摩擦・摩耗試験方法を説明する。
まず、試料台23の箱部材28に試験片12を固定し、試験片12(箱部材28)の角度を調整する。
また、試料台23に固定した試験片12の先端部と受けロール22の周面とが適切に接触するように、試験片12の位置に応じて、受けロール22の位置を調整する。
次いで、巻取用ローラ18のローラ本体18aに図示しない空の紙管をセットし、そのローラ本体18aにサイドカバー18bを取り付けて、巻取用ローラ18を枠体17にセットする。
また、巻出用ローラ16のローラ本体16aに摩擦材13がコイル状に巻き付けられた図示しない紙管をセットし、そのローラ本体16aにサイドカバー16bを取り付けて、巻出用ローラ16を枠体15にセットする。
このようにセットされた巻出用ローラ16から摩擦材13の先端部を引き出し、ガイド部材42,43を介して受けローラ22と試験片12の先端部との間を通す。また、受けローラ22と試験片12の先端部との間から引き出された摩擦材13の先端部を、ガイド部材44を介してピンチローラ45間を通し、ガイド部材46を介して巻取用ローラ18の紙管にテープ等の固定手段で固定して、巻取用ローラ18を手動で例えば2周ほど回転させて摩擦材13を巻き付かせる。
また、蛇行センサの基準位置に摩擦材13を合わせた後、パウダーブレーキにて、摩擦材13のテンションを調整する。
そして、送り速さ(巻取速さ)、試験長さ(摩擦距離)、試料台23の上昇時間および試料台23の受けローラ22への加圧時間等の試験条件を設定し、巻取用ローラ18による摩擦材13の巻き取りを開始する。
所定の圧力で加圧された状態で摩擦材13に接触した試験片12は、摩擦材13の一方方向への移動によって、摩擦材13の同一箇所で摺動されることがなく、常に摩擦材13の新生面で摩耗される。すなわち、実製品と同様に摩擦面として常に新しい摩擦相手が供給される。
そして、摩耗試験終了後、試験片12の質量を測定し、摩耗試験前後での試験片12の質量差から摩耗高さを換算して、耐摩耗性を評価する。
また、摩耗試験終了後には、必要に応じて、枠体15の巻出用ローラ16を巻戻用ローラ47に取り替えて、巻取用ローラ18から巻戻用ローラ47に摩擦材13を巻き戻す。
そして、上記一実施の形態によれば、巻出用ローラ16から巻取用ローラ18に巻き取られて一方方向のみに移動する帯状の摩擦材13に試料を接触させて摺動させるため、実製品と同様に摩擦面として常に新しい摩擦相手を供給でき、試験片12が常に摩擦材13の新生面で摩耗される。したがって、例えば従来のピンオンディスク型摩耗試験のように摩擦材13に目詰まりが発生せず、実際に起こる摩耗形態を再現でき、適切に摩耗試験を進行できる。その結果、試験片12に対して実際の摩耗が再現されやすく、適切に耐摩耗性を評価できる。
また、摩擦材13と試験片12とを摺動させる際に、回転する受けローラ22に押し付けるように試験片12に荷重が掛けられるため、摩擦材13に対して安定して試験片12が接触した状態を保持でき、適切に摩耗試験を進行できる。
試料台23では、試料台23に固定された試験片12に対する受けローラ22の角度を調整可能であることにより、試験片12の板厚に応じて適切に受けローラ22を設置できるため、様々な板厚や形状の試験片12を適用できる。
巻出用ローラ16と巻取用ローラ18との間の摩擦材13のテンションを調整可能であることにより、巻取用ローラ18に摩擦材13を均一に巻き取ることができ、テンションの変化によって摩擦材13と試験片12との摺動状態が変化することを防止できる。
摩擦材13に作用する水平方向の力を計測する第1のロードセルと、摩擦材13に作用する垂直方向の力を計測する第2のロードセルと、これら第1のロードセルおよび第2のロードセルの計測結果に基づいて摩擦材13に対する試験片12の押し付け状態を調整する調整手段とを備えているため、試験片12と摩擦材13との摩擦状態の変化を抑制し、一定の試験条件で連続式摩耗・摩擦試験を行うことができる。
蛇行センサおよび蛇行修正手段が設けられたことにより、巻出用ローラ16から巻取用ローラ18へ巻き取られる摩擦材13の蛇行(横ズレ)を防止でき、摩擦材13の蛇行によって摩擦材13と試験片12との摺動状態が変化することを防止できる。
集塵手段51が設けられたことにより、試験片12と摩擦材13との摩擦によって生じる摩耗粉を、試験片12と摩擦材13との接触部から除去および集塵できるため、摩擦材13に摩耗粉が付着することによる摩擦材13の目詰まりを防止できる。
なお、上記一実施の形態では、巻出用ローラ16の外側から摩擦材13が引き出されて、巻取用ローラ18の外側で摩擦材13が巻き取られる、いわゆる外巻きの構成としたが、このような構成には限定されず、例えば、巻出用ローラ16の内側から摩擦材13が引き出されて、巻取用ローラ18の内側で摩擦材13が巻き取られる、いわゆる内巻きの構成にしてもよい。
摩擦材13における受けローラ22および試験片12が接触する箇所、すなわちガイド部材43,44間が略水平に保持された構成としたが、このような構成には限定されず、摩擦材13の角度は適宜設定できる。なお、摩擦材13は、試料の接触面の角度、すなわち受けローラ22および試験片12が接触する箇所における試験片12側の水平方向に対する角度が90°以下に傾斜した状態で、試験片12が摩擦材13下側から接触し、摩耗粉が自由落下した際に摩擦材13上に落下しない角度に配置されていると、摩擦材13と試験片12との摩擦箇所に摩耗粉が付着しにくいので好ましい。
試料台23には、角度調整手段としての角度調整用ボルト29および角度調整ナットが設けられた構成としたが、このような構成には限定されず、角度調整手段の構成は適宜変更可能である。
摩擦材13のテンションを調整するテンション調整手段としてのパウダーブレーキが設けられた構成としたが、このような構成には限定されず、テンション調整手段の構成は適宜変更可能である。
試験片12と摩擦材13との接触部から摩耗粉を除去するために集塵手段51が設けられた構成としたが、このような構成には限定されず、集塵手段51が設けられていない構成にしてもよい。
また、集塵手段51が設けられた構成の場合には、その集塵手段51が箱部材28に設けられた構成には限定されず、集塵手段51は、吹付手段52および吸引手段53によって摩耗粉を試験片12と摩擦材13との接触部から除去できる構成であればよく、例えば吹出口54や集塵口55の配置等を適宜変更できる。
11 連続式摩擦・摩耗試験機
12 試料としての試験片
13 摩擦材
16 巻出用ローラ
18 巻取用ローラ
22 受け部材としての受けローラ
23 試料保持手段としての試料台
51 集塵手段
52 吹付手段
53 吸引手段

Claims (11)

  1. 試料を摩擦材との摩擦によって摩耗させる連続式摩擦・摩耗試験方法であって、
    帯状の摩擦材を一方方向に移動させ、
    この一方方向へ移動する摩擦材に所定の荷重で試料を押し当てて、試料の摩擦相手として摩擦材における新しい面を供給する
    ことを特徴とする連続式摩擦・摩耗試験方法。
  2. 摩擦材のテンションを調整して、移動する摩擦材の張力を一定にする
    ことを特徴とする請求項1記載の連続式摩擦・摩耗試験方法。
  3. 摩擦材における移動方向への荷重を計測し、
    試料が摩擦材に押し付けられる荷重を計測し、
    これら荷重の計測結果に基づいて摩擦材に対する試料の押し付け状態を調整する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の連続式摩擦・摩耗試験方法。
  4. 摩擦材が90°以下に傾斜した状態で下側から試料を接触させる
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一記載の連続式摩擦・摩耗試験方法。
  5. 試料を摩擦によって摩擦させる連続式摩擦・摩耗試験機であって、
    帯状の摩擦材と、
    この摩擦材が巻き付けられた巻出用ローラと、
    巻出用ローラから引き出された摩擦材を巻取可能な巻取用ローラと、
    巻出用ローラから巻取用ローラに巻き取られて一方方向に移動する摩擦材の経路における巻出用ローラと巻取用ローラとの間に設置され、摩擦材の一方面に接触する受け部材と、
    一方方向に移動する摩擦材の他方面側から受け部材に向かって所定の荷重で押し付けられるように試料が保持される試料保持手段と
    を具備することを特徴とする連続式摩擦・摩耗試験機。
  6. 試料保持手段に保持された試料に対する受け部材の角度を調整する角度調整手段を備える
    ことを特徴とする請求項5記載の連続式摩擦・摩耗試験機。
  7. 巻出用ローラと巻取用ローラとの間の摩擦材のテンションを調整するテンション調整手段を備える
    ことを特徴とする請求項5または6記載の連続式摩擦・摩耗試験機。
  8. 摩擦材の移動方向における荷重を計測する第1のロードセルと、
    試料が摩擦材に押し付けられる荷重を計測する第2のロードセルと、
    第1のロードセルおよび第2のロードセルの計測結果に基づいて摩擦材に対する試料の押し付け状態を調整する調整手段とを備える
    ことを特徴とする請求項5ないし7いずれか一記載の連続式摩擦・摩耗試験機。
  9. 摩擦材は、試料の接触面の角度が90°以下である
    ことを特徴とする請求項5ないし8いずれか一記載の連続式摩擦・摩耗試験機。
  10. 移動する摩擦材の蛇行を検知する蛇行センサと、
    この蛇行センサで摩擦材の蛇行が検知された場合に摩擦材の蛇行を修正する蛇行修正手段とを備える
    ことを特徴とする請求項5ないし9いずれか一記載の連続式摩擦・摩耗試験機。
  11. 試料と摩擦材との摩擦によって生じる摩耗粉を収集する集塵手段を備え、
    集塵手段は、試料と摩擦材との接触箇所へ向けて気体を吹き付ける吹付手段と、摩耗粉を吸引する吸引手段とを有する
    ことを特徴とする請求項5ないし10いずれか一記載の連続式摩擦・摩耗試験機。
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