JP2007254157A - ベルトガイドを監視するための装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐摩耗性で汚染に関して耐性のある、側方のベルトガイドを監視するための装置を提供する。
【解決手段】ベルトRの側方ガイドを監視するための装置であって、ベルトは、ラップロールWWを形成するためにコアHを中心としたループSにおいてローラR1〜R6を介して案内されていて、コアが2つの巻き取りディスクW1,W2の間に保持されており、当該装置10がプローブエレメント12から成っており、該エレメントは、ばね22を介してベルト側縁部Rsの方向に運動可能であるように支承されており、プローブエレメントの運動を検出するセンサ44がセンサユニットSTに接続されており、プローブエレメントとばね22とが少なくとも部分的にケーシング16によって取り囲まれており、プローブエレメントの、プローブ面14が設けられたプローブヘッド13が、ケーシングの開口18からベルトの側縁部の方向で突出している。
【選択図】図2

Description

本発明は、環状のエンドレスのベルトの側方ガイドを監視するための装置であって、前記ベルトは、ラップロールを形成するためにコアを中心としたループにおいて複数の変向ローラを介して案内されており、前記コアが、コアを半径方向で越えて突出する2つの巻き取りディスクの間に保持されている形式のものに関する。
WO2005/038100A1号明細書には、このような形式の、ラップロールを形成するための巻き取り装置が開示されていて説明されている。ここでは、ラップロールは、エンドレスな環状のベルトによって形成されていて、このベルトは複数の変向ローラを介してガイドされていて、コアもしくはスリーブを中心としたループを形成しており、このループ上にラップウェブが巻き付けられる。この公知の明細書には、処理プロセス中に所定の誤差範囲を越えてベルトが側方に摺動する場合、ベルトの耐用期間に関する問題や、形成したラップロールの品質劣化につながることが既に記載されている。ベルトを特に、ループ領域への導入部の手前の領域でガイドするために、もしくは側方のドリフトを修正するために、WO2005/038100A1号には種々様々な装置が提案されている。この場合、例えばガイドディスクが設けられているローラが提案された。ガイドディスクはベルトの縁部領域で側方ガイドのために配置されている。付加的に、ガイドディスクの領域には、ベルトの側方の運動を監視するセンサを設けることができる。このようなガイド手段は部分的に極めて手間がかかり正確な調節を要する。さらに定期的に保守整備する必要がある。さらに、引用された公知の明細書に開示された装置では、ベルトの縁部領域にそれぞれ所定の間隔をおいて回転可能なローラが配置されている。ベルトが所定の許容誤差範囲を越えて一方または他方の側に変位するとすぐに、その都度ローラが回転運動させられ、このローラはベルト縁部に接触する。このような回転運動はセンサによって検出され、センサは、信号を発して制御ユニットに送る。そして制御ユニットを介して相応の措置が行われる。このような措置の1つは例えば機械を停止状態に維持することである。別の措置は、制御ユニットを介して、ベルトを再び所望の位置に戻すのに適した制御命令を、設けられた作動装置へと送ることにある。このような形式のローラを、ベルト縁部のプローブのために取り付けることにより、ベルトの側方ガイドの正確な監視は可能であるが、摩耗され、特に風綿に関する汚染に対しても敏感となる。
さらに記載した配置は、ベルトが許容誤差範囲から外に動かされて初めて反応する。
公開されたJP2003−20142A号明細書には同様に、環状のエンドレスベルトを備えた巻き取り装置が示されている。この場合、側方のベルトガイドのためにそれぞれ2つの回転可能に支承されたローラが設けられることが提案される。これらのローラはベルト縁部に関して側方で調節可能に固定されている。作業プロセス中に周面でベルト縁部上に載置されるこれらのローラは、ガイドの機能しか有しておらず、監視機能は有していない。この場合ローラは摩耗にさらされていて、特に風綿によりその機能が損なわれる恐れがある。
さらに、文献「Leichttransprot-Bandtechnik-2. Auflage-K. Koster-Valkan Verlag Essnn」の図42では、側方のベルト走行を監視するために種々様々な複数の監視センサを設けることが提案されている。この場合一方では光学的なセンサ、ニューマチックセンサ、並びに機械的なプローブエレメントも提案されている。ここに図示した構成も汚染に対して敏感であり、これによりその機能が損なわれる恐れがある。特に、この場合示された無接触式のセンサ(空気、光学)は、ベルトのプローブすべき縁部領域に繊維が付着するとすぐにエラー信号を送ることができる。図42に示した機械的なプローブは同様に汚染に敏感であり、高いベルト速度と高いベルトの側方力のもとでは極めて早期に摩耗する恐れがある。
WO2005/038100A1号明細書 JP2003−20142A号明細書 Leichttransprot-Bandtechnik-2. Auflage-K. Koster-Valkan Verlag Essnn
本発明の課題は、公知の構成の欠点を解消し、耐摩耗性で汚染に関して耐性のある、側方のベルトガイドを監視するための装置を提供することである。
この課題を解決するために本発明の構成では、当該装置がプローブエレメントから成っており、プローブエレメントは、ばねエレメントを介してベルトの側縁部の方向に運動可能であるように支承されており、プローブエレメントの運動を検出するセンサが設けられており、該センサはセンサユニットに接続されており、プローブエレメントとばねエレメントとが少なくとも部分的にケーシングによって取り囲まれており、プローブエレメントの、プローブ面が設けられたプローブヘッドが、ケーシングの開口からベルトの側縁部の方向で突出しているようにした。
このような装置によって、プローブエレメントのプローブヘッドのプローブ面だけがベルト縁部の領域に突出することが保証される。従って、プローブエレメントの可動性のために働く、プローブエレメントのその他の領域は、発生する風綿に対してほぼカプセル状に覆われているので、その機能性を維持することができる。このような構成では、少なくともベルトが所定の許容誤差範囲内にある場合には、プローブヘッドのプローブ面は、常にベルトの側縁部上に載置されている。プローブ面のベルト縁部への当接は、プローブエレメントの可能な運動性の構造的な構成により規定される。
有利には、プローブエレメントの運動を検出するセンサが同様にケーシング内に取り付けられていて、これにより損傷や汚染に対しても保護される。
有利にはばねエレメントは、撓みばねによって形成されていて、この撓みばねの一方の端部はケーシングに結合されており、他方の端部にはプローブエレメントが固定されている。
プローブエレメントの運動を検出するためのセンサは、距離センサとして形成されていて良く、この距離センサは、撓みばねの固定部とプローブエレメントとの間で所定の間隔をおいて撓みばねに向かい合って位置している。
運転中にプローブエレメントを規定された載置力でベルト縁部上に載置させるために、ばね作用により生ぜしめられるプローブエレメントの運動をベルトの方向で制限する端部ストッパが設けられている。即ちプローブエレメントがストッパ上に載置されている場合、プローブエレメントはまだばねエレメントによるプレロード下にある。
プローブエレメントの安定性を高めるために、プローブヘッドの少なくともプローブ面が耐摩耗性の材料から成っている。この場合、プローブエレメント全体がユニットとして耐摩耗性の材料から成っていても良い。
耐摩耗性を高めるために、プローブヘッドのプローブ面が焼き入れされているまたは硬化されている。
プローブヘッドの少なくともプローブ面に耐摩耗性のコーティングが設けられていることも考えられる。
ベルト縁部の静電気的な帯電を防止するために、プローブヘッドが電気的に機械フレームに接続されていることが提案される。
誤差を補償し、調節する目的で、ケーシングが、ベルト走行方向に対して横方向で調節可能に固定されている。これにより、プローブエレメントの位置を、ベルトの側縁部の延在に関して正確に調節することができる。
さらに、ベルトの走行方向に対して横方向で見て、ケーシングとベルト縁部との間の間隔が、ベルトの同じ側に配置された巻き取りディスクとベルト縁部との間の間隔よりも大きいことが提案される。これにより、ベルトの側方でのドリフトの際に、ベルト縁部が最初に一方の巻き取りディスクの内面に当接し、ここで案内され、これによりケーシングがベルト縁部による負荷により損傷されることは当面ない。ベルトが、例えば、巻き取りディスクの領域でベルト縁部が変位することによりさらに側方へ摺動されて初めて、ベルト縁部とケーシングとの間の接触に到る。この場合、ケーシングはプローブエレメントの固定のために保護被覆となり、ベルトによる損傷に対してこれを保護する。逆にベルトも固定エレメントに対して保護される。相応の制御プログラムにより勿論、プローブエレメントのセンサから伝達される信号に基づき、ベルト縁部がケーシングに接触する前に機械が予め停止されることができる。
運転中は、ケーシングが設けられているにも関わらず、プローブヘッドを突出させるためにケーシングに設けられた開口から不純物がばねエレメントもしくはセンサの領域に到る恐れがある。しかしながらこの種の不純物は、時間的に大きな間隔をおいて初めて装置の損傷を引き起こすことがある。このような生じ得る汚染を回避するために、ケーシングに、プローブエレメントのプローブヘッドが突出する開口に加えて付加的に少なくとも2つの別の開口が設けられており、これらの開口はそれぞれ、ケーシングの互いに反対の面に設けられている。このような付加的な開口を介して、圧縮空気装置を挿入することにより、ケーシングの内側の領域の、場合によっては生じる堆積をクリーニングすることができる。付加的な開口を運転中、相応のカバーによって閉鎖し、埃の侵入を回避することが考えられる。
有利には、センサを介してベルトの延在に沿って信号を受ける制御ユニットが、ベルト走行方向に影響を与えるための作動手段に接続されている。このような形式の作動手段は既に引用されたWO2005/038100A1に示されていて記載されている。
相応の措置を導入し、もしくは制御命令を伝達するために、センサから継続的または間欠的に送られる信号を変換するために、制御ユニットに特別なプログラムを設けることが提案される。本発明のさらなる利点は以下に実施例につき詳しく説明する。
図1には巻き取り装置1が示されている。この巻き取り装置1は、既に公開されたEP−A1929705号明細書により類似の形式のものが示されており詳説されている。従って以下の説明ではこの巻き取り装置1の機能形式については概略的にのみ記載する。図示した巻き取り装置1では、ラップロールWWがベルトRによって製造される。ベルトRはこの場合、固定的に支承された、または旋回可能なローラR1〜R6を介してガイドされ、この場合、ベルトはローラR1とR2との間で固定的な回転軸線AXを中心としたループSを形成している。ラップロールWWの製造のためには、カレンダローラK1〜K4を介してラップWが両ローラR1とR2との間でループSへとスリーブHの周面に沿って供給される。スリーブHは、図1aに示した2つの巻き取りディスクW1,W2の間に、巻き取り過程の間、緊定されている。この場合、ベルト縁部Rsが巻き取り過程中に摩耗されないように、巻き取りディスクW1,W2とベルトRとの間には間隔aが設けられている。ロールWWが大きくなると、このロールWWを取り囲むループSも、このロールWWが所望の直径に到るまで大きくなる。所望のロール直径への到達は、ロールの周面に設けられた相応のセンサによって直接的に検知されるか、または供給されたラップ長さの検出により間接的に検知される。巻き取り過程中はベルトの延長もしくはベルト張力の制御はテンション装置3によって行われる。このテンション装置3はシリンダZによって制御されて運動される。テンション装置3によりテンションローラR6が軸4を中心として旋回させられる。巻き取り過程中にはラップロールWWは回転方向Dで回転する。巻き取り過程終了直前に、カレンダローラK1〜K4の駆動装置が停止され、ベルトRを介して行われるラップロールWWの回転のための駆動装置はベルトRを介してまだ運転されている。これによりラップはガイド薄板6の領域で分離される。分離過程が終了するとすぐに、巻き取り装置1の駆動は停止される。軸線AXを中心として旋回可能であるアーム8を介してローラR2が下方に旋回され、これによりローラR3もアーム9を介して下方に旋回される。テンション装置3を利用してベルトRはさらに緊張され、製造されたラップロールWWは図示されていない収容部へと排出される。排出過程後にはローラR2,R3が図1に示した位置へと戻し旋回され、新しいスリーブHが導入されてから、新たな巻き取り過程がスタートされる。このためにカレンダローラK1〜K4は図示されていない駆動装置によって再び運動させられる。同時に図示されていない別の駆動装置によってベルトRのローラR1〜R6の1つが、従って巻き取り装置が運動させられ、これにより新たなロールを形成することができる。
カレンダローラK1〜K4にラップWが継続的にガイド11を介して供給される限り、上記ロール形成プロセスは継続的に行うことができる。しかしながら例えば材料容器が空になった場合、または処理したい繊維材料が変更された場合に、ラップの供給が中断された場合には、カレンダローラK1〜K4の間にラップの新たな端部を挿入する必要がある。新たなラップの供給の前には、ループS内にまだ残っているラップロールWWを排出し、巻き取り装置1を新たなラップロール形成のために準備しなければならない。
図1aに示した両巻き取りディスクW1,W2に対する間隔aを維持するために、若しくはベルトの経過を監視することができるように、ローラR1の手前の領域には監視手段10が配置されている。この監視手段は図2及び図3で拡大して示されている。
ベルト縁部Rsが巻き取りディスクW1,W2における摩擦により摩耗されることがないように、巻き取りディスクW1,W2に対して最小限の間隔aを維持する必要がある。ローラR1〜R6の支承における誤差とベルトRの加熱に応じて、ベルトRが巻き取り過程中に一方の側若しくは他方の側にドリフトする恐れがある。これによりベルトは所定の許容誤差範囲からはずれて、これによりベルト縁部が巻き取りディスクの一方に当接する恐れがある。これより生じるベルトと各巻き取りディスクとの間の摩擦が維持されるならば、ベルト縁部Rsがほつれる恐れがある。この場合、このようなほつれ(例えばベルトの組織層の糸の突出端部)によりロールWWの縁部領域から糸がほどける危険が生じ、これにより美しくないロールが生じることとなる。このことはさらに、コーミングマシンにおけるその後の加工の際にネガティブな作用を有し、これにより品質低下を甘受しなければならない。さらには、ベルト縁部領域における歪みが生じることがあり、これにより不均一な縁部領域を有するロールが形成される。品質的に高価なロールWWの製造を損なう以外に、ベルトが縁部領域において、巻き取りディスクへの側方での衝突時に生じる摩擦により摩耗され、これによりベルトの耐用期間が短くされる。
このような形式の品質の低下を防止するために、ベルトの走行を側方摺動に関して監視する必要がある。この場合、使用される監視装置を、風綿やベルトに堆積する成分(繊維やその他の不純物)にも関わらず、巻き取り過程全体にわたって完全に機能するように保つように形成することが重要である。
図1には概略的に監視装置10が示されている。この監視装置はベルトRの駆動方向ARに関して変向ローラR1の手前で機械フレームに支承されている。特に図2の拡大図Xに示されているように監視装置は、プローブ面14を備えたプローブヘッド13が設けられているプローブエレメント12から成っている。プローブヘッド13はケーシング16の開口18から突出しており、プローブ面14で押圧力Fをもって、通過するベルトRのベルト縁部Rs上に載置されている。押圧力Fは比較的小さいが、ベルト縁部Rsがプローブヘッド13の運動領域にある限り、プローブエレメント12のプローブ面14が確実に継続的にベルト縁部Rs上に当接するように保持されることを保証する。
図2に示した位置は、ベルトRが側方ガイドに関して許容誤差範囲内で運動する際のものである。通過するベルト縁部Rsへの上記押圧力Fを生ぜしめるために、プローブエレメント12は、プローブ面14の反対側の端部でばねロッド22(板ばねとも言う)に固定されている。ばねロッド22はこの場合、他方の端部17でねじ19を介してホルダ25に固定されている。ホルダ25はケーシング16の後方の壁38の内面に取り付けられている。ばねロッド22のジオメトリはこの場合、ばねロッド22が図示した位置でプレロード下にあり、力Fを、通過するベルト縁部Rsの方向に生ぜしめるように形成されている。
ベルトが駆動方向ARに関して側方右側に摺動するならば、プローブエレメント12もばねロッド22の作用下で、若しくはこれにより生じる力Fにより、ばねロッドに取り付けられたストッパ41がケーシング16の前壁37の内面に載置されるまで同様にこの側方運動に従動する。この場合、ストッパ41は、ベルトRの側方摺動b1に相当する距離bだけ進む。ストッパ41が前壁37の内面に載着されているこのような終端位置でも、まだばねロッド22の小さなプレロード力が存在している。これにより、ベルト縁部が再びプローブ面14に当接するとすぐに、ベルトRが監視装置10の方向で戻し摺動される場合にはプローブエレメント12が常にベルト縁部Rsへの押圧力F下にあることが保証される。(ベルトRとプローブ面14との間の摩擦による)ベルト縁部Rsの静電気的な帯電を回避するために、もしくは静電気的な帯電を放出するために、プローブヘッド13は導体60を介して機械フレームMGに電気的に接続されている。
ベルトの側方のドリフトに抗して作用するために、少なくとも1つのローラR1〜R6もしくはローラ12に膨張部が設けられている(周面が外方に向かって湾曲される曲率半径を有している)。このような形式の構成は、例えばCH694559号明細書に記載されている。
側方のベルト摺動を検知するためには、プローブエレメント12が固定されているばねロッド22の運動が検出される。この場合、ばねロッド22に対して間隔cを置いてケーシング16の後壁38に取り付けられている距離センサ44が設けられている。ベルト縁部Rsが側方で摺動するとすぐに、プローブエレメント12も摺動し、これにより間隔cが変化する。この変化がセンサ44によってライン21を介して制御ユニットSTに伝えられる。制御ユニットSTはこの場合、プログラムPRを有しており、このプログラムPRによってセンサ44の信号が評価され、必要とあらば、駆動装置ANまたは作動手段46のための相応の制御信号が、ベルトガイドに影響を与えるために発せられる。この場合、制御ユニットSTはライン23を介して駆動装置ANに、ライン24を介して作動手段46に接続されている。
例えばベルトが所定の時間インターバルにわたって、所定の許容誤差範囲を越えて運動するならば、制御ユニットはプログラムPRに基づき機械の駆動装置ANに制御信号を伝える。この制御信号は機械の駆動を停止させ、同時に相応の警告信号を(光学的、音響的に)発して、機械が止まっており相応の措置をとるべきことをオペレータに示す。
しかしながら不都合なベルト位置に到る前に、相応の手段により、ベルトを再び所定の許容誤差範囲内に戻すことができる。この場合、制御ユニットSTは概略的に示した作動手段46にライン24を介して接続されており、この作動手段46を介してベルトを戻し案内するための相応の措置がとられる。このような措置が行われないままでいて初めて、機械全体が停止される。図4(図1も参照)には、このような形式の作動手段の例が詳しく示されている。ライン21を介して監視装置10のセンサ44が制御ユニットSTに接続されていて、この制御ユニットSTではセンサ44から発せられた信号が処理される。制御ユニットSTはライン23を介して巻き取り装置1の駆動装置ANに接続されている。別のライン24を介して制御ユニットSTは、ポンプ28からシリンダZ1への接続をつなぐ、もしくは遮断する弁26を制御する。図4のローラR5の断面図は図1のUの方向で見た図である。
シリンダZ1は、軸30が固定されている受容部31に接続されている。受容部31の反対側には、軸30の他方の端部を受容するために形成されている別の受容部32が設けられている。受容部32はこの場合、軸30が受容部32において、受容部31の摺動によりシリンダZ1を介して生ぜしめられる僅かな旋回運動を行うことができるように形成されている(図示せず)。このような摺動可能性は二重矢印で示されている。もともとの0位置(ベルト導入部の端部に対してほぼ平行に延びている平面)から軸30が傾斜することにより、これまでのベルトの搬送方向で見てベルトRのローラR5への導入線EL(図1)の位置も変化し、これにより搬送方向も変化する。このような変化により、ベルトが一回転した後、ローラR5上でのベルトRの横方向摺動が行われ、このことは二重矢印で概略的に示されている。ローラR5は軸受個所34,35で回転可能に軸30上に支承されている。勿論、ローラR5は軸方向でも同様にその位置が保持されている。例えばWO2005/038100号明細書に詳しく記載されているこのような装置により、ベルトを所定の誤差範囲に戻し案内することができる。このようなことが行われないならば、既に記載した機械の停止が行われる。
監視装置10もしくはそのケーシング16の固定のために、後壁38に舌片48が固定されており、この舌片48にはスリット50(図3)が設けられている。スリット50から、概略的に示した機械フレームMGにねじ込まれたねじ49が突出している。スリット50によって、監視装置10のベルトRsに関する側方の摺動(二重矢印で示されている)が可能である。これによりプローブエレメント12の位置をベルト走行に関して正確に調節することができる。
特に図4に示したように、ベルトRが許容誤差範囲内で運動する場合は、監視装置10のケーシング16もしくはその側壁37はベルト縁部Rsに対して、巻き取りディスクW1の内面45が有する間隔aよりも大きな間隔Kを有している。即ち、巻き取りディスクW1の内面45とケーシング16の側壁37の外面40とは、ベルトの走行方向に対して横方向で見て、平行な間隔eをおいて延びている。
これにより、ベルト縁部Rsはプローブエレメント12の方向で側方にドリフトする場合には、まず最初に巻き取りディスクW1に当接し、監視装置10はまだベルトによって負荷されない。ベルトがさらに側方で摺動されて初めて、ケーシング16はプローブエレメント12の固定のための保護装置として作用する。これにより、場合によってはベルトRは、プローブエレメント12のケーシング16に接触する前に適当な手段によって所定の誤差範囲に戻される。
さらに、ケーシング16の上方カバー39に開口42が設けられていて、この開口42は栓43によって閉鎖されている。下面側ではケーシング16は開かれている、もしくは開口20が設けられている。この開口は必要とあらば同様に、運転中は適当なカバーによって閉鎖される。不純物、例えば繊維もプローブヘッド13の領域の開口18からケーシング16内に到る可能性があるので、ケーシング16の内側領域を所定の時間間隔でクリーニングする必要がある。この場合、栓43が取り外され、開口42に圧縮空気をかけることにより不純物を開口20を介してケーシング16の内側領域から取り除き、吹き飛ばす。開口20にも同様にカバーが設けられているならば、勿論このカバーも吹き飛ばす前に取り外さねばならない。クリーニング過程後は、カバー43および設けられている場合には開口20のカバーが再び取り付けられる。
カバー42に固定的に取り付けられた圧縮空気接続部を設けることも考えられる。この圧縮空気接続部からは所定のインターバルでケーシング16を通る圧縮空気が、間欠的なクリーニングのために吹き付けられる。
提案した監視装置10もしくはほぼ隔絶されたプローブエレメント12によって、汚染に対して保護されていて、摩耗が少なく確実な機能で安価な構成である装置が得られる。さらに、側方摺動時にベルトがプローブエレメントの固定部に接触しないことが保証される。これにより、このエレメントによるベルトのクランプ若しくは損傷が防止される。
ベルト巻き取り機の巻き取り装置を概略的に示した側方図である。 図1のA−A線に沿った縮小断面図である。 ケーシングを備えた本発明によるプローブエレメントの概略的な側方図である。 図2のプローブエレメントを別の方向から見た図である。 図1の調節可能なローラを概略的に示した図である。
符号の説明
1 巻き取り装置、 3 テンション装置、 4 軸、 6 ガイド薄板、 8,9 アーム、 10 監視装置、 11 ガイド、 12 プローブエレメント、 13 プローブヘッド、 14 プローブ面、 16 ケーシング、 17 ばね端部、 18 開口、 19 ねじ、 20 開口、 21 ライン、 22 ばねロッド、 23,24 ライン、 25 ホルダ、 26 弁、 28 ポンプ、 30 軸、 31,32 受容部、 34,35 軸受個所、 37 前壁、 38 後壁、 39 カバー、 40 外面、 41 ストッパ、 42,43 カバー、 44 センサ、 45 内面、 46 作動手段、 48 舌片、 49 ねじ、 50 スリット、 60 導体、 WW ラップロール、 W ラップ、 R ベルト、 Rs ベルト縁部、 S ループ、 AX 回転軸線、 R1〜R6 ローラ、 K1〜K4 カレンダローラ、 W1,W2 巻き取りディスク、 H スリーブ、 a 間隔、 b 距離、 D 回転方向、 F 押圧力、 AN 駆動装置、 ST 制御ユニット、 PR プログラム、 Z1 シリンダ、 EL 導入線、 MG 機械フレーム、 AR ベルト走行方向

Claims (14)

  1. 環状のエンドレスのベルト(R)の側方ガイドを監視するための装置であって、前記ベルトは、ラップロール(WW)を形成するためにコア(H)を中心としたループ(S)において複数の変向ローラ(R1〜R6)を介して案内されており、前記コアが、コアを半径方向で越えて突出する2つの巻き取りディスク(W1,W2)の間に保持されている形式のものにおいて、
    当該装置(10)がプローブエレメント(12)から成っており、プローブエレメント(12)は、ばねエレメント(22)を介してベルト(R)の側縁部(Rs)の方向に運動可能であるように支承されており、プローブエレメント(12)の運動を検出するセンサ(44)が設けられており、該センサはセンサユニット(ST)に接続されており、プローブエレメント(12)とばねエレメント(22)とが少なくとも部分的にケーシング(16)によって取り囲まれており、プローブエレメント(12)の、プローブ面(14)が設けられたプローブヘッド(13)が、ケーシング(16)の開口(18)からベルト(R)の側縁部(Rs)の方向で突出していることを特徴とする、ベルトの側方ガイドを監視するための装置。
  2. センサ(44)もケーシング(16)の内側に取り付けられている、請求項1記載の装置。
  3. ばねエレメントが撓みばね(22)から成っており、該撓みばねの一方の端部(17)はケーシング(16)に結合されており、他方の端部にはプローブエレメント(12)が固定されている、請求項1又は2記載の装置。
  4. センサ(44)が距離センサとして形成されていて、撓みばね(22)の固定部とプローブエレメント(12)との間に所定の距離(c)をおいて撓みばねに向かい合って位置している、請求項3記載の装置。
  5. 終端ストッパ(41)が設けられており、該終端ストッパにより、ばね作用により生ぜしめられるプローブエレメント(12)のベルト(R)方向での運動が制限される、請求項1記載の装置。
  6. プローブヘッド(13)の少なくともプローブ面(14)が耐摩耗性の材料から成っている、請求項1から4までのいずれか1項記載の装置。
  7. プローブヘッド(13)のプローブ面(14)が焼き入れされているまたは硬化されている、請求項1から4までのいずれか1項記載の装置。
  8. プローブヘッド(13)の少なくともプローブ面(14)に耐摩耗性のコーティングが設けられている、請求項1から4までのいずれか1項記載の装置。
  9. プローブヘッド(13)が導電的な接続部(60)を介して機械フレーム(MG)に接続されている、請求項1から4までのいずれか1項記載の装置。
  10. ケーシング(16)が、ベルト走行方向(AR)に対して横方向で調節可能に固定されている、請求項1又は2記載の装置。
  11. ベルト(R)の走行方向(AR)に対して横方向で見て、ケーシング(16)とベルト縁部(Rs)との間の間隔(K)が、ベルトの同じ側に配置された巻き取りディスク(W1)とベルト縁部(Rs)との間の間隔(a)よりも大きい、請求項1から10までのいずれか1項記載の装置。
  12. ケーシング(16)に、プローブエレメント(12)のプローブヘッド(13)が突出する開口(18)に加えて付加的に少なくとも2つの別の開口(42,20)が設けられており、これらの開口はそれぞれ、ケーシング(16)の互いに反対の面に設けられている、請求項1又は2記載の装置。
  13. 制御ユニット(ST)が、ベルト走行方向(AR)に影響を与えるために作動手段(46)に接続されている、請求項1記載の装置。
  14. 制御ユニット(ST)に特別なプログラム(PR)が設けられており、該プログラムは、センサ(44)によって継続的にまたは間欠的に送られた信号を評価するために働き、相応の措置の導入する若しくは制御命令を発動する、請求項1から12までのいずれか1項記載の装置。
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