JP2018048328A - 粘度指数向上剤組成物及び潤滑油組成物 - Google Patents
粘度指数向上剤組成物及び潤滑油組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018048328A JP2018048328A JP2017179974A JP2017179974A JP2018048328A JP 2018048328 A JP2018048328 A JP 2018048328A JP 2017179974 A JP2017179974 A JP 2017179974A JP 2017179974 A JP2017179974 A JP 2017179974A JP 2018048328 A JP2018048328 A JP 2018048328A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- copolymer
- meth
- viscosity index
- group
- atom
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Lubricants (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
【解決手段】 下記一般式(1)で表される単量体(a)とアルキル基の炭素数が1〜4である(メタ)アクリル酸アルキルエステル(b)とを必須構成単量体とする共重合体(A)、及びカルボン酸(α)とアルコール(β)からなるエステル化合物(B)を含有する粘度指数向上剤組成物であって、下記関係式(1)で表されるエステル化合物(B)の立体障害ファクター(F)が31〜78であり、共重合体(A)が構成単量体として(A)を構成する単量体の合計モル数に基づいて(b)を80〜95モル%含有し、かつ共重合体(A)を構成する(a)と(b)のモル比(a/b)が0.01〜0.1である共重合体である粘度指数向上剤組成物を用いる。
【化1】
F=4X+Y (1)
【選択図】なし
Description
省燃費性を改善する手段として、粘度指数向上剤を用いる方法がある。粘度指数が高いと低温での潤滑油の粘性抵抗が低くなり、省燃費性の向上につながるため、潤滑油に粘度指数向上剤を添加して粘度の温度依存性を改善する方法が広く行われている。
そのような粘度指数向上剤としては、メタクリル酸エステル共重合体(特許文献1〜4)、オレフィン共重合体(特許文献5)、及びマクロモノマー共重合体(特許文献6)、エステル系合成潤滑油に対して粘度指数向上能を有する粘度指数向上剤(特許文献7)等が知られている。
しかしながら、上記の潤滑油組成物は粘度指数向上効果が未だ十分でなく、実用時の低温特性が未だ十分でないという問題があった。
すなわち、本発明は、下記一般式(1)で表される単量体(a)とアルキル基の炭素数が1〜4である(メタ)アクリル酸アルキルエステル(b)とを必須構成単量体とする共重合体(A)、及びカルボン酸(α)とアルコール(β)からなるエステル化合物(B)を含有する粘度指数向上剤組成物であって、下記関係式(1)で表されるエステル化合物(B)の立体障害ファクター(F)が31〜78であり、共重合体(A)が構成単量体として(A)を構成する単量体の合計モル数に基づいて(b)を80〜95モル%含有し、かつ共重合体(A)を構成する(a)と(b)のモル比(a/b)が0.01〜0.1である共重合体である粘度指数向上剤組成物;粘度指数向上剤組成物を含有してなる潤滑油組成物である。
立体障害ファクター(F)=4X+Y (1)
[数式(1)中、Xは、カルボン酸(α)とアルコール(β)からなるエステル化合物(B)中に存在するエステル結合1個につき、エステル結合のカルボニル炭素原子を1番目の原子とし、カルボニル炭素と単結合した酸素原子を2番目の原子としてアルコール(β)に由来する全ての原子に順番に番号を付与した際に、6番目に位置する全ての原子(原子の種類は問わない)の個数の合計とし、2個以上のエステル結合を有する場合は、これらの個数の合計とする。同様に、Yは、7番目に位置する全ての原子(原子の種類は問わない)の個数の合計とし、2個以上のエステル結合を有する場合は、これらの個数の合計とする。但し、6番目に位置する原子が全く存在しない場合はX=0、7番目に位置する原子が全く存在しない場合はY=0となる。]
[数式(1)中、Xは、カルボン酸(α)とアルコール(β)からなるエステル化合物(B)中に存在するエステル結合1個につき、エステル結合のカルボニル炭素原子を1番目の原子とし、カルボニル炭素と単結合した酸素原子を2番目の原子としてアルコール(β)に由来する全ての原子に順番に番号を付与した際に、6番目に位置する全ての原子(原子の種類は問わない)の個数の合計とし、2個以上のエステル結合を有する場合は、これらの個数の合計とする。同様に、Yは、7番目に位置する全ての原子(原子の種類は問わない)の個数の合計とし、2個以上のエステル結合を有する場合は、これらの個数の合計とする。但し、6番目に位置する原子が全く存在しない場合はX=0、7番目に位置する原子が全く存在しない場合はY=0となる。]
なお、(メタ)アクリル酸は、アクリル酸又はメタクリル酸を意味する。
プロピレンオキシ基としては、1,2−又は1,3−プロピレンオキシ基が挙げられる。ブチレンオキシ基としては1,2−、1,3−又は1,4−ブチレンオキシ基等が挙げられる。これらのうち粘度指数向上効果の観点から好ましいのは、炭素数2〜3の直鎖又は分岐アルキレンオキシ基であるエチレンオキシ基、プロピレンオキシ基である。
炭素数32〜44の分岐アルキル基としては、2−テトラデシルオクタデシル基(炭素数32)、2−テトラデシルイコシル基(炭素数34)、2−ヘキサデシルオクタデシル基(炭素数34)、2−ヘキサデシルイコシル基(炭素数36)、2−イソヘキサデシルイソイコシル基(炭素数36)、2−オクタデシルドコシル基(炭素数40)、2−イコシルテトラコシル基(炭素数44)、オレフィン[例えばプロピレンオリゴマー(11〜15量体)、エチレン/プロピレンオリゴマー(11〜21量体、モル比20/1〜1/10)及びイソブテンオリゴマー(8〜11量体)等]から得られるオキソアルコールから水酸基を除いた残基等が挙げられる。
炭素数32〜44の分岐アルキル基のうち、粘度指数向上剤のエステル化合物(B)への溶解性の観点から好ましいのは、炭素数32〜40の分岐アルキル基であり、さらに好ましいのは炭素数32〜36の分岐アルキル基、特に好ましいのはアルキル基の2位に分岐のある炭素数32〜36の分岐アルキル基である。
単量体(a)のうち、粘度指数及び低温粘度の観点から好ましいのは、(メタ)アクリル酸2−テトラデシルオクタデシル、(メタ)アクリル酸2−テトラデシルイコシル、(メタ)アクリル酸2−ヘキサデシルオクタデシル、特に好ましいのは(メタ)アクリル酸2−テトラデシルオクタデシル、(メタ)アクリル酸2−テトラデシルイコシル、最も好ましいのは(メタ)アクリル酸2−テトラデシルオクタデシルである。
(b)のうち粘度指数向上効果の観点から好ましいのは、炭素数1〜3のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステルであり、更に好ましいのは(メタ)アクリル酸メチル及び(メタ)アクリル酸エチル、特に好ましいのは(メタ)アクリル酸メチルである。
qが2以上の場合のAは同一でも異なっていてもよく、異なる場合はランダム結合でもブロック結合でもよい。低温粘度の観点から好ましいのはランダム結合である。
炭素数6〜14の直鎖又は分岐アルキル基のうち、粘度指数及び低温粘度の観点から好ましいのは、炭素数7〜13の直鎖又は分岐アルキル基であり、更に好ましいのは炭素数8〜12の直鎖又は分岐アルキル基、特に好ましいのは炭素数8〜10の直鎖又は分岐アルキル基である。
単量体(c)のうち、粘度指数及び低温粘度の観点から好ましいのは、(メタ)アクリル酸2−オクチルドデシル、(メタ)アクリル酸2−イソオクチルイソドデシル、(メタ)アクリル酸2−デシルテトラデシル、(メタ)アクリル酸2−イソデシルイソテトラデシル、(メタ)アクリル酸2−ドデシルヘキサデシル、特に好ましいのは(メタ)アクリル酸2−オクチルドデシル、(メタ)アクリル酸2−イソオクチルイソドデシル、(メタ)アクリル酸2−デシルテトラデシル、(メタ)アクリル酸2−イソデシルイソテトラデシル、最も好ましいのは(メタ)アクリル酸2−オクチルドデシル、(メタ)アクリル酸2−デシルテトラデシルである。
(d)のうち粘度指数及び低温粘度の観点から好ましいのは、炭素数12〜20の直鎖アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルであり、更に好ましいのは炭素数12〜18の直鎖アルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステル、特に好ましいのは炭素数14〜18の直鎖アルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステルである。
窒素原子含有ビニル単量体(e)としては、(a)及び(c)以外の以下の単量体(e1)〜(e4)が挙げられる。
(メタ)アクリルアミド、モノアルキルアミノ(メタ)アクリルアミド[窒素原子に炭素数1〜4のアルキル基が1つ結合したもの;例えばN−メチル(メタ)アクリルアミド、N−エチル(メタ)アクリルアミド、N−イソプロピル(メタ)アクリルアミド及びN−n−又はイソブチル(メタ)アクリルアミド等]、モノアルキルアミノアルキル(メタ)アクリルアミド[窒素原子に炭素数1〜4のアルキル基が1つ結合したアミノアルキル基(炭素数2〜6)を有するもの;例えばN−メチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、N−エチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、N−イソプロピルアミノ−n−ブチル(メタ)アクリルアミド及びN−n−又はイソブチルアミノ−n−ブチル(メタ)アクリルアミド等]、ジアルキルアミノ(メタ)アクリルアミド[窒素原子に炭素数1〜4のアルキル基が2つ結合したもの;例えばN,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジイソプロピル(メタ)アクリルアミド及びN,N−ジ−n−ブチル(メタ)アクリルアミド等]、ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリルアミド[窒素原子に炭素数1〜4のアルキル基が2つ結合したアミノアルキル基(炭素数2〜6)を有するもの;例えばN,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド及びN,N−ジ−n−ブチルアミノブチル(メタ)アクリルアミド等]、N−ビニルカルボン酸アミド[N−ビニルホルムアミド、N−ビニルアセトアミド、N−ビニル−n−又はイソプロピオニルアミド及びN−ビニルヒドロキシアセトアミド等]等のアミド基のみに窒素原子を有するものが挙げられる。
4−ニトロスチレン等が挙げられる。
1級アミノ基含有ビニル単量体{炭素数3〜6のアルケニルアミン[(メタ)アリルアミン及びクロチルアミン等]、アミノアルキル(炭素数2〜6)(メタ)アクリレート[アミノエチル(メタ)アクリレート等]};2級アミノ基含有ビニル単量体{モノアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレート[窒素原子に炭素数1〜6のアルキル基が1つ結合したアミノアルキル基(炭素数2〜6)を有するもの;例えばt−ブチルアミノエチル(メタ)アクリレート及びメチルアミノエチル(メタ)アクリレート等]、炭素数6〜12のジアルケニルアミン[ジ(メタ)アリルアミン等]};3級アミノ基含有ビニル単量体{ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレート[窒素原子に炭素数1〜6のアルキル基が2つ結合したアミノアルキル基(炭素数2〜6)を有するもの;例えばジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート及びジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート等]、窒素原子を有する脂環式(メタ)アクリレート[モルホリノエチル(メタ)アクリレート等]、芳香族ビニル系単量体[N,N−ジフェニルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノスチレン、4−ビニルピリジン、2−ビニルピリジン、N−ビニルピロール、N−ビニルピロリドン及びN−ビニルチオピロリドン等]}、及びこれらの塩酸塩、硫酸塩、リン酸塩又は低級アルキル(炭素数1〜8)モノカルボン酸(酢酸及びプロピオン酸等)塩等が挙げられる。
(メタ)アクリロニトリル等が挙げられる。
水酸基含有芳香族ビニル単量体(p−ヒドロキシスチレン等)、ヒドロキシアルキル(炭素数2〜6)(メタ)アクリレート[2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、及び2−又は3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等]、モノ−又はジ−ヒドロキシアルキル(炭素数1〜4)置換(メタ)アクリルアミド[N,N−ジヒドロキシメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジヒドロキシプロピル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジ−2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリルアミド等]、ビニルアルコール、炭素数3〜12のアルケノール[(メタ)アリルアルコール、クロチルアルコール、イソクロチルアルコール、1−オクテノール及び1−ウンデセノール等]、炭素数4〜12のアルケンモノオール又はアルケンジオール[1−ブテン−3−オール、2−ブテン−1−オール及び2−ブテン−1,4−ジオール等]、ヒドロキシアルキル(炭素数1〜6)アルケニル(炭素数3〜10)エーテル(2−ヒドロキシエチルプロペニルエーテル等)、多価(3〜8価)アルコール(グリセリン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、ソルビタン、ジグリセリン、糖類及び蔗糖等)のアルケニル(炭素数3〜10)エーテル又は(メタ)アクリレート[蔗糖(メタ)アリルエーテル等]等;
ポリオキシアルキレングリコール(アルキレン基の炭素数2〜4、重合度2〜50)、ポリオキシアルキレンポリオール[上記3〜8価のアルコールのポリオキシアルキレンエーテル(アルキレン基の炭素数2〜4、重合度2〜100)]、ポリオキシアルキレングリコール又はポリオキシアルキレンポリオールのアルキル(炭素数1〜4)エーテルのモノ(メタ)アクリレート[ポリエチレングリコール(数平均分子量、以下Mnと略記する:100〜300)モノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコール(Mn:130〜500)モノ(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコール(Mn:110〜310)(メタ)アクリレート等;が挙げられる。
(メタ)アクリロイロキシアルキル(炭素数2〜4)リン酸エステル[(メタ)アクリロイロキシエチルホスフェート及び(メタ)アクリロイロキシイソプロピルホスフェート]及びリン酸アルケニルエステル[リン酸ビニル、リン酸アリル、リン酸プロペニル、リン酸イソプロペニル、リン酸ブテニル、リン酸ペンテニル、リン酸オクテニル、リン酸デセニル及びリン酸ドデセニル等]等が挙げられる。
(メタ)アクリロイルオキシアルキル(炭素数2〜4)ホスホン酸[(メタ)アクリロイルオキシエチルホスホン酸等]及びアルケニル(炭素数2〜12)ホスホン酸[ビニルホスホン酸、アリルホスホン酸及びオクテニルホスホン酸等]等が挙げられる。
炭素数2〜20のアルケン(エチレン、プロピレン、ブテン、イソブチレン、ペンテン、ヘプテン、ジイソブチレン、オクテン、ドデセン及びオクタデセン等)等が挙げられる。
シクロペンテン、シクロヘキセン、シクロヘプテン、シクロオクテン及びピネン等が挙げられる。
スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、2,4−ジメチルスチレン、4−エチルスチレン、4−イソプロピルスチレン、4−ブチルスチレン、4−フェニルスチレン、4−シクロヘキシルスチレン、4−ベンジルスチレン、4−クロチルベンゼン、インデン及び2−ビニルナフタレン等が挙げられる。
炭素数2〜12の飽和脂肪酸のビニルエステル(酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル及びオクタン酸ビニル等)、炭素数1〜12のアルキル、アリール又はアルコキシアルキルビニルエーテル(メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、プロピルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、2−エチルヘキシルビニルエーテル、フェニルビニルエーテル、ビニル−2−メトキシエチルエーテル及びビニル−2−ブトキシエチルエーテル等)及び炭素数1〜8のアルキル又はアリールビニルケトン(メチルビニルケトン、エチルビニルケトン及びフェニルビニルケトン等)等が挙げられる。
グリシジル(メタ)アクリレート及びグリシジル(メタ)アリルエーテル等が挙げられる。
塩化ビニル、臭化ビニル、塩化ビニリデン、塩化(メタ)アリル及びハロゲン化スチレン(ジクロロスチレン等)等が挙げられる。
不飽和ポリカルボン酸のアルキル、シクロアルキル又はアラルキルエステル[不飽和ジカルボン酸(マレイン酸、フマール酸及びイタコン酸等)の炭素数1〜8のアルキルジエステル(ジメチルマレエート、ジメチルフマレート、ジエチルマレエート及びジオクチルマレエート)]等が挙げられる。
共重合体(A)を構成する(b)の割合は、(A)を構成する単量体の合計モル数に基づいて、80〜95モル%であり、粘度指数向上効果及び潤滑油組成物の低温粘度の観点から、好ましくは81モル〜95モル%であり、更に好ましくは82〜95モル%、特に好ましくは84〜94モル%である。
共重合体(A)を構成する(c)及び(d)それぞれの割合は、粘度指数向上効果及び潤滑油組成物の低温粘度の観点から、(A)を構成する単量体の合計モル数に基づいて、好ましくは0〜10モル%であり、更に好ましくは0.5〜8モル%、特に好ましくは1.5〜6モル%である。
共重合体(A)を構成する(c)及び(d)の合計の割合は、粘度指数向上効果及び潤滑油組成物の低温粘度の観点から、(A)を構成する単量体の合計モル数に基づいて、好ましくは0〜15モル%であり、更に好ましくは0.5〜10モル%、特に好ましくは2〜6モル%である。
共重合体(A)を構成する(e)〜(g)それぞれの割合は、粘度指数向上効果及び潤滑油組成物の低温粘度の観点から、(A)を構成する単量体の合計モル数に基づいて、好ましくは0〜15モル%であり、更に好ましくは0.5〜10モル%、特に好ましくは2〜6モル%である。
共重合体(A)を構成する(h)〜(i)それぞれの割合は、粘度指数向上効果及び潤滑油組成物の低温粘度の観点から、(A)を構成する単量体の合計モル数に基づいて、好ましくは0〜15モル%であり、更に好ましくは0.5〜10モル%、特に好ましくは2〜6モル%である。
共重合体(A)を構成する(j)の割合は、粘度指数向上効果及び潤滑油組成物の低温粘度の観点から、(A)を構成する単量体の合計モル数に基づいて、好ましくは0.01〜0.1モル%であり、更に好ましくは0.02〜0.07モル%、特に好ましくは0.03〜0.06モル%である。
共重合体(A)を構成する(k)〜(o)それぞれの割合は、粘度指数向上効果及び潤滑油組成物の低温粘度の観点から、(A)を構成する単量体の合計モル数に基づいて、好ましくは0〜10モル%であり、更に好ましくは0.5〜8モル%、特に好ましくは1.5〜6モル%である。
なお、共重合体(A)及びエステル化合物(B)のSP値は、Fedors法(Polymer Engineering and Science,Feburuary,1974,Vol.14、No.2 P.147〜154)に記載の方法で算出される値である。
共重合体(A)のSP値は、共重合体(A)を構成する単量体それぞれのSP値を前記の方法で算出し、それぞれの単量体のSP値を、構成単量体単位のモル分率に基づいて平均した値である。
共重合体(A)のSP値は、使用する単量体のSP値、モル分率を適宜調整することにより所定の値にすることができる。
Mwが5,000未満の場合には粘度温度特性の向上効果や粘度指数向上効果が小さくコストが上昇するおそれがあり、Mwが2,000,000を超える場合には剪断安定性やエステル化合物(B)への溶解性、貯蔵安定性が悪くなるおそれがある。
<共重合体(A)のMn及びMwの測定条件>
装置 :「HLC−802A」[東ソー(株)製]
カラム :「TSK gel GMH6」[東ソー(株)製]2本
測定温度 :40℃
試料溶液 :0.25重量%のテトラヒドロフラン溶液
溶液注入量:100μl
検出装置 :屈折率検出器
基準物質 :標準ポリスチレン(TSKstandard POLYSTYRENE)12点(分子量:500、1,050、2,800、5,970、9,100、18,100、37,900、96,400、190,000、355,000、1,090,000、2,890,000)[東ソー(株)製]
なお、共重合体(A)の結晶化温度は、示差走査熱量計「ユニックス(登録商標)DSC7」(PERKIN−ELMER社製)を使用し、共重合体(A)5mgを試料とし、10℃/分の等温速度で100℃から−60℃まで冷却したときに観測される結晶化温度である。
溶剤としては、トルエン、キシレン、メチルエチルケトン、酢酸エチル、エステル油等が挙げられる。
重合触媒としては、アゾ系触媒(アゾビスイソブチロニトリル及びアゾビスバレロニトリル等)、過酸化物系触媒(ベンゾイルパーオキサイド、クミルパーオキサイド及びラウリルパーオキサイド等)及びレドックス系触媒(ベンゾイルパーオキサイドと3級アミンの混合物等)が挙げられる。更に必要により、公知の連鎖移動剤(炭素数2〜20のアルキルメルカプタン等)を使用することもできる。
重合温度は、好ましくは25〜150℃であり、更に好ましくは50〜130℃である。また、上記の溶液重合の他に、塊状重合、乳化重合又は懸濁重合により(A)を得ることができる。
共重合体(A)の重合形態としては、ランダム付加重合体又は交互共重合体のいずれでもよく、また、グラフト共重合体又はブロック共重合体のいずれでもよい。
立体障害ファクター(F)が31未満である場合、潤滑油組成物の溶解性に悪影響が生じ、低温粘度が高くなる。一方、78を超える場合には粘度指数が悪くなる。
同様に、Yは、7番目に位置する全ての原子(原子の種類は問わない)の合計個数を表す。但し、エステル化合物(B)が2個以上のエステル結合を有する場合は、これらの合計個数の合計とし、7番目に位置する原子が全く存在しない場合はY=0となる。
6番目に位置する原子は、エステル結合1個につき、炭素原子2個と水素原子4個で合計は6個のため、エステル結合2個では総数は12個であり、7番目に位置する原子は、エステル結合1個につき、炭素原子1個と水素原子5個での合計は6個のため、化合物全体の個数は12個である。従って(F)=12×4+12=60となる。
また、(F)を満足するエステル化合物(B)のうちのモノエステルの場合のアルコール(β)の分岐アルキル基の具体例としては、2,2−ジメチルヘキシル(F=39)、2,2−ジメチルペンチル(F=39)、2,2−ジエチルヘキシル(F=45)、2,2−ジエチルペンチル(F=45)、2−エチル−3−メチルヘキシル(F=33)、2−エチル−3−エチルヘキシル(F=33)、2−エチル−3−メチルペンチル(F=33)、2−エチル−3−エチルペンチル(F=33)などが挙げられる。
本発明の潤滑油組成物は本発明の粘度指数向上剤及び基油を含有してなる。基油としては鉱物油(溶剤精製油、パラフィン油、ナフテン油等)、合成潤滑油(炭化水素系合成油、エステル系合成潤滑油等)及びこれらの混合物が挙げられる。これらのうち好ましいのは合成潤滑油である。また、本発明の潤滑油組成物は後述する各種添加剤を含有してもよい。
潤滑油組成物がエンジン油として使用される場合には、潤滑油組成物の重量に基づいて共重合体(A)を2〜30重量%含有しているものが好ましい。
潤滑油組成物がギヤ油として使用される場合には、潤滑油組成物の重量に基づいて共重合体(A)を10〜70重量%含有しているものが好ましい。
潤滑油組成物が自動変速機油(ATF及びbelt−CVTF等)として使用される場合には、潤滑油組成物の重量に基づいて共重合体(A)を10〜70重量%含有しているものが好ましい。
潤滑油組成物がトラクション油として使用される場合には、潤滑油組成物の重量に基づいて共重合体(A)を0.5〜20重量%含有しているものが好ましい。
添加剤としては、分散剤、清浄剤、酸化防止剤、油性向上剤、流動点降下剤、摩擦摩耗調整剤、極圧剤、消泡剤、抗乳化剤及び腐食防止剤等の添加剤等が挙げられる。これらの添加剤は、1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
撹拌装置、加熱冷却装置、温度計及び窒素導入管を備えた反応容器に、単量体(a−1)[メタクリル酸2−テトラデシルオクタデシル(Sasol製ISOFOL32とメタクリル酸のエステル化物]18重量部(4.7モル)、単量体(b−1)64重量部(90モル)、単量体(c−3)18重量部(5.3モル)、エステル化合物(B−1)300重量部、及び1,1’−ジ(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン0.2重量部を投入し、窒素置換(気相酸素濃度100ppm)を行った。密閉下、撹拌しながら100℃に昇温し、同温度で4時間重合反応を行った。110℃に昇温後、3時間熟成を行い、120〜130℃に昇温後、同温度で減圧下(0.027〜0.040MPa)未反応の単量体を2時間かけて除去し、共重合体(A−1)を含有する粘度指数向上剤組成物(R−1)を得た。
製造例1において、単量体とエステル化合物(B)を表1に記載した仕込み量で反応を行い、それぞれ共重合体(A−2)〜(A−12)及び(A’−1)〜(A’−10)を含有する粘度指数向上剤組成物(R−1)〜(R−12)及び(R’−1)〜(R’−10)を得た。
(a−2):メタクリル酸2−テトラデシルイコシル (炭素数34)
(a−3):メタクリル酸2−ヘキサデシルイコシル (炭素数36)
(b−1):メタクリル酸メチル (炭素数1)
(b−2):メタクリル酸n−ブチル (炭素数4)
(c−1):メタクリル酸2−オクチルドデシル (炭素数20)
(c−2):メタクリル酸2−n−デシルテトラデシル (炭素数24)
(c−1):メタクリル酸2−ドデシルヘキサデシル (炭素数28)
(d−1):メタクリル酸n−ドデシル (炭素数12)
(d−2):メタクリル酸n−テトラデシル (炭素数14)
(d−3):メタクリル酸n−ヘキサデシル (炭素数16)
(d−4):メタクリル酸n−オクタデシル (炭素数18)
(e−1):N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート
(f−1):ヒドロキシエチルメタクリレート
(g−1):メタクリロイロキシエチルホスフェート
エステル化合物(B−1):ドデカン2酸ジ(2−エチルヘキシル)エステル(田岡化学工業製DODN、SP値8.92)
エステル化合物(B−2):アゼライン酸ジ(2−エチルヘキシル)エステル(田岡化学工業製、SP値8.88)
エステル化合物(B−3):セバシン酸ジ(2−エチルヘキシル)エステル(田岡化学工業製DOS、SP値8.87)
エステル化合物(B−4):セバシン酸ジ(2−メチルペンチル)エステル(SP値8.91)
エステル化合物(B−5):セバシン酸ジ(3−メチルブチル)エステル(SP値8.95)
エステル化合物(B’ −1):セバシン酸ジイソデシルエステル(伊藤製油製DIDS、SP値8.85)
エステル化合物(B’−2):アジピン酸ジイソデシルエステル(大八化学工業性DIDA、SP値10.69)
エステル化合物(B’−3):セバシン酸ジ(1−エチル−2−エチルブチル)エステル(SP値8.76)
また、粘度指数向上剤組成物(R−1)〜(R−12)及び(R’−1)〜(R’−10)の低温貯蔵安定性を以下の方法で評価した。結果を表1に示す。
[評価基準]
○:外観が均一であり、共重合体(A)の不溶解物がない
×:外観が不均一であり、共重合体(A)の不溶解物が認められる
撹拌装置を備えたステンレス製容器に、 得られる潤滑油組成物の100℃動粘度が11.50±0.02(mm2/s)になるように、粘度指数向上剤組成物(R−1)17.8重量部と添加剤として分散剤5重量部、洗浄剤5重量部、酸化防止剤0.5重量部、摩耗調整剤2重量部、極圧剤1重量部、消泡剤0.1重量部、抗乳化剤1重量部、腐食防止剤0.5重量部を含む基油82.2重量部を混合し、潤滑油組成物(V−1)を得た。
実施例1と同様にして、粘度指数向上剤組成物(R−1)〜(R−12)及び(R’−1)〜(R’−10)と添加剤入りの基油を表2に記載の部数で配合して、潤滑油組成物(V−2)〜(V−12)および(V’−1)〜(V’−10)を得た。
なお、比較例2、3、6の潤滑油組成物はエステル化合物(B)に溶解しなかったため、評価できなかった。結果を表2に示す。
ASTM D 445の方法で40℃と100℃の動粘度を測定し、ASTM D 2270の方法で計算した。
ASTM D 2983の方法により、−40℃で測定した。
Claims (7)
- 下記一般式(1)で表される単量体(a)とアルキル基の炭素数が1〜4である(メタ)アクリル酸アルキルエステル(b)とを必須構成単量体とする共重合体(A)、及びカルボン酸(α)とアルコール(β)とからなるエステル化合物(B)を含有する粘度指数向上剤組成物であって、下記関係式(1)で表されるエステル化合物(B)の立体障害ファクター(F)が31〜78であり、共重合体(A)が構成単量体として(A)を構成する単量体の合計モル数に基づいて(b)を80〜95モル%含有し、かつ共重合体(A)を構成する(a)と(b)のモル比(a/b)が0.01〜0.1である共重合体である粘度指数向上剤組成物。
立体障害ファクター(F)=4X+Y (1)
[数式(1)中、Xは、カルボン酸(α)とアルコール(β)からなるエステル化合物(B)中に存在するエステル結合1個につき、エステル結合のカルボニル炭素原子を1番目の原子とし、カルボニル炭素と単結合した 酸素原子を2番目の原子としてアルコール(β)に由来する全ての原子に順番に番号を付与した際に、6番目に位置する全ての原子(原子の種類は問わない)の個数の合計とし、2個以上のエステル結合を有する場合は、これらの個数の合計とする。同様に、Yは、7番目に位置する全ての原子(原子の種類は問わない)の個数の合計とし、2個以上のエステル結合を有する場合は、これらの個数の合計とする。但し、6番目に位置する原子が全く存在しない場合はX=0、7番目に位置する原子が全く存在しない場合はY=0となる。] - エステル化合物(B)の炭素/酸素原子数比が10以下である請求項1に記載の粘度指数向上剤組成物。
- 共重合体(A)の溶解性パラメーターSPAとエステル化合物(B)の溶解性パラメーターSPBとの差の絶対値|SPA−SPB|が0.4〜0.8(cal/cm3)1/2である請求項1または2に記載の粘度指数向上剤組成物。
- 共重合体(A)が、構成単量体として共重合体(A)の全ての構成単量体の合計モル数に基づいて(a)を2〜16モル%、(b)を82〜95モル%、並びに(c)を0.5〜10モル%含有する共重合体である請求項4に記載の粘度指数向上剤組成物。
- 共重合体(A)の重量平均分子量が5,000〜2,000,000である請求項1〜5のいずれかに記載の粘度指数向上剤組成物。
- 分散剤、清浄剤、酸化防止剤、油性向上剤、流動点降下剤、摩擦摩耗調整剤、極圧剤、消泡剤、抗乳化剤及び腐食防止剤からなる群から選ばれる1種以上の添加剤と、請求項1〜6のいずれかに記載の粘度指数向上剤組成物とを含有してなる潤滑油組成物。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016183523 | 2016-09-20 | ||
JP2016183523 | 2016-09-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018048328A true JP2018048328A (ja) | 2018-03-29 |
JP6685981B2 JP6685981B2 (ja) | 2020-04-22 |
Family
ID=61767320
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017179974A Active JP6685981B2 (ja) | 2016-09-20 | 2017-09-20 | 粘度指数向上剤組成物及び潤滑油組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6685981B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200024015A (ko) * | 2018-08-27 | 2020-03-06 | 임명수 | 내마모성, 내열안정성 및 내한성이 향상된 엔진 코팅용 조성물 |
CN111040843A (zh) * | 2018-10-15 | 2020-04-21 | 中国石油化工股份有限公司 | 汽油机油组合物及其制备方法 |
JP2020147613A (ja) * | 2019-03-11 | 2020-09-17 | エボニック オペレーションズ ゲーエムベーハー | 新規の粘度指数向上剤 |
JP2021161295A (ja) * | 2020-03-31 | 2021-10-11 | 出光興産株式会社 | 潤滑油組成物 |
WO2022039266A1 (ja) * | 2020-08-20 | 2022-02-24 | 三洋化成工業株式会社 | 粘度指数向上剤組成物及び潤滑油組成物 |
WO2022054956A1 (ja) * | 2020-09-14 | 2022-03-17 | 三洋化成工業株式会社 | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 |
WO2022054957A1 (ja) * | 2020-09-14 | 2022-03-17 | 三洋化成工業株式会社 | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008123405A1 (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-16 | Zeon Corporation | ニトリル共重合体ゴム組成物およびニトリル共重合体ラテックス組成物 |
JP2010053252A (ja) * | 2008-08-28 | 2010-03-11 | Nippon Oil Corp | 潤滑油添加剤組成物、潤滑油組成物及びその製造方法 |
JP2015038194A (ja) * | 2013-07-16 | 2015-02-26 | 三洋化成工業株式会社 | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 |
-
2017
- 2017-09-20 JP JP2017179974A patent/JP6685981B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008123405A1 (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-16 | Zeon Corporation | ニトリル共重合体ゴム組成物およびニトリル共重合体ラテックス組成物 |
JP2010053252A (ja) * | 2008-08-28 | 2010-03-11 | Nippon Oil Corp | 潤滑油添加剤組成物、潤滑油組成物及びその製造方法 |
JP2015038194A (ja) * | 2013-07-16 | 2015-02-26 | 三洋化成工業株式会社 | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200024015A (ko) * | 2018-08-27 | 2020-03-06 | 임명수 | 내마모성, 내열안정성 및 내한성이 향상된 엔진 코팅용 조성물 |
KR102090391B1 (ko) | 2018-08-27 | 2020-03-17 | 임명수 | 내마모성, 내열안정성 및 내한성이 향상된 엔진 코팅용 조성물 |
CN111040843A (zh) * | 2018-10-15 | 2020-04-21 | 中国石油化工股份有限公司 | 汽油机油组合物及其制备方法 |
JP2020147613A (ja) * | 2019-03-11 | 2020-09-17 | エボニック オペレーションズ ゲーエムベーハー | 新規の粘度指数向上剤 |
JP2021161295A (ja) * | 2020-03-31 | 2021-10-11 | 出光興産株式会社 | 潤滑油組成物 |
JP7281426B2 (ja) | 2020-03-31 | 2023-05-25 | 出光興産株式会社 | 潤滑油組成物 |
WO2022039266A1 (ja) * | 2020-08-20 | 2022-02-24 | 三洋化成工業株式会社 | 粘度指数向上剤組成物及び潤滑油組成物 |
JPWO2022039266A1 (ja) * | 2020-08-20 | 2022-02-24 | ||
WO2022054956A1 (ja) * | 2020-09-14 | 2022-03-17 | 三洋化成工業株式会社 | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 |
WO2022054957A1 (ja) * | 2020-09-14 | 2022-03-17 | 三洋化成工業株式会社 | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6685981B2 (ja) | 2020-04-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6685981B2 (ja) | 粘度指数向上剤組成物及び潤滑油組成物 | |
JP6411633B2 (ja) | 粘度指数向上剤、潤滑油組成物及び潤滑油組成物の製造方法 | |
KR102318183B1 (ko) | 점도 지수 향상제 및 윤활유 조성물 | |
JP5878199B2 (ja) | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 | |
JP6703453B2 (ja) | 粘度指数向上剤組成物及び潤滑油組成物 | |
JP6748519B2 (ja) | 粘度指数向上剤組成物及び潤滑油組成物 | |
JP5878057B2 (ja) | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 | |
JP5826022B2 (ja) | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 | |
JP6748593B2 (ja) | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 | |
JP7320679B2 (ja) | 粘度指数向上剤組成物及び潤滑油組成物 | |
JP5926761B2 (ja) | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 | |
JP5797543B2 (ja) | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 | |
JP5913455B2 (ja) | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 | |
JP2013177554A (ja) | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 | |
JP2014141577A (ja) | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 | |
JP2015007225A (ja) | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 | |
JP5913431B2 (ja) | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 | |
JP2013147608A (ja) | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 | |
JP5944247B2 (ja) | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 | |
JP2017171882A (ja) | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 | |
JP2014152315A (ja) | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 | |
JP5898262B2 (ja) | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 | |
JP6165817B2 (ja) | 潤滑油 | |
JP2016028138A (ja) | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 | |
JP2012188585A (ja) | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180604 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190207 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190326 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190522 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190917 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191001 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200317 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200401 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6685981 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |