JP2018047838A - 車両用視認装置 - Google Patents

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Yu Fujisaki
優 藤崎
吉田 茂樹
Shigeki Yoshida
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Abstract

【課題】移動体を移動させるための荷重の変化を抑制できる車両用視認装置を提供する。【解決手段】鏡面調整機構26では、ホイールドライブ30の噛合爪38の爪部38Aが、ロッドドライブ32のネジ44のネジ溝に噛合されており、噛合爪38の接続部42が弾性変形することで、爪部38Aがネジ44のネジ山を乗越えて、ロッドドライブ32が車両前後方向に移動される。ここで、接続部42が車両前後方向に略垂直に配置されている。このため、ロッドドライブ32が車両前側に移動される場合と、ロッドドライブ32が車両後側へ移動される場合とで、ロッドドライブ32を移動させるための荷重が変化することを抑制できる。【選択図】図3

Description

本発明は、車両の乗員の視認を視認手段が補助する車両用視認装置に関する。
特許文献1に記載の車両用ドアミラー装置では、ロッドドライブがホイールドライブ内に挿入されて、ホイールドライブの噛合爪先端がロッドドライブのネジに噛合されており、噛合爪先端のネジへの噛合が解除されて、ロッドドライブが車両前後方向に移動されることで、ミラーが傾動される。
ところで、特許文献1では、噛合爪の基端側部分がホイールドライブから車両後側へ延出されると共に、噛合爪先端がホイールドライブの径方向内側に突出されている。このため、ロッドドライブが車両後側へ移動される場合には、噛合爪の基端側部分がホイールドライブの径方向外側に弾性変形し易いが、ロッドドライブが車両前側に移動される場合には、噛合爪の基端側部分がホイールドライブの径方向外側に弾性変形し難い。
特開2011−162011号公報
本発明は、上記事実を鑑みて成されたものであり、移動体を移動させるための荷重の変化を抑制できる車両用視認装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る車両用視認装置は、車両の乗員の視認を補助する視認手段と、車体側に設けられた係合体と、移動されて前記視認手段が傾動される移動体と、前記係合体及び前記移動体の一方に設けられた係合溝と、前記係合体及び前記移動体の他方に設けられると共に、前記移動体移動方向に垂直に配置される弾性部が設けられ、前記係合溝に係合されることで前記移動体の移動が制限されると共に、前記弾性部における弾性変形により回動されて前記係合溝への係合が解除されることで前記移動体の移動が許容される係合爪と、を備えている。
請求項1の車両用視認装置では、車体側に係合体が設けられており、移動体が移動されることで、視認手段が傾動される。係合体及び移動体の一方には、係合溝が設けられていると共に、係合体及び移動体の他方には、係合爪が設けられており、係合溝に係合爪が係合されることで、移動体の移動が制限される。
ここで、係合爪の弾性部が移動体の移動方向に垂直に配置されており、係合爪は、弾性部における弾性変形により回動されて、係合溝への係合が解除されることで、移動体の移動が許容される。このため、移動体の移動方向の一側及び他側において、係合溝への係合爪の係合を解除させるための荷重が略同一の大きさとなるので、移動体を移動させるための荷重の変化を抑制できる。
請求項2の車両用視認装置は、請求項1の車両用視認装置において、前記係合爪が前記移動体の移動周方向の複数位置で前記移動体に係合されている。
請求項2の車両用視認装置では、移動体と係合爪とが移動体の移動周方向の複数位置で係合されるので、移動体を係合爪によって安定して保持できる。
請求項3の車両用視認装置は、請求項1又は請求項2の車両用視認装置において、前記係合爪が前記移動体の移動周方向の全体に配置されている。
請求項3の車両用視認装置では、係合爪が移動体の移動周方向の全体に配置されている。このため、移動体を係合爪によって安定して保持できる。
請求項4の車両用視認装置は、請求項1から請求項3の何れか1項の車両用視認装置において、前記係合爪が前記係合溝とは反対側に移動可能にされている。
請求項4の車両用視認装置では、係合爪が係合溝とは反対側に移動可能とされている。これにより、係合溝への係合爪の係合解除荷重を容易に調整できて、移動体の移動荷重を容易に調整できる。
請求項1の車両用視認装置によれば、移動体を移動させるための荷重の変化を抑制できる、という効果を有する。
請求項2の車両用視認装置によれば、移動体を係合爪によって安定して保持できる、という効果を有する。また、請求項3の車両用視認装置によれば、移動体を係合爪によって安定して保持できる、という効果を有する。
請求項4の車両用視認装置によれば、移動体の移動荷重を容易に調整できる、という効果を有する。
本実施形態に係るドアミラー装置の主要部を示す車幅方向外側から見た断面図である。 ホイールドライブを示す車両後側から見た正面図である。 ホイールドライブ及びロッドドライブを示す図2の3−3線に沿う断面図である。
以下に図面を参照しながら本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1には、本実施の形態に係る車両用視認装置としてのドアミラー装置10の主要部が車幅方向外側(車両右側)から見た断面図にて示されている。なお、図面では、車両前方が矢印FRにて示され、上方が矢印UPにて示されている。また、以下の説明において車幅方向は、車両前後方向及び上下方向と直交する方向とされている。
ドアミラー装置10は、支持部材としてのステー(図示省略)を備えており、ステーが車両のドア(フロントサイドドア、車体側)の外側に支持されている。また、ステーには、格納機構(図示省略)が固定されており、格納機構の回動体がステーに対して上下方向周りに回動可能にされている。
ドアミラー装置10には、ミラー本体部12が設けられており、ミラー本体部12は、外周体としてのバイザ14を備えている。バイザ14には、車体側を構成するバイザボデー16が設けられており、バイザボデー16の車幅方向内側端部の車両前側が回動体に固定されている。また、バイザボデー16の車両前側には、被覆部材としての湾曲板状のバイザカバー(図示省略)が組付けられており、バイザカバーは、外周がバイザボデー16の外周に嵌合されて、バイザボデー16の車両前側を被覆している。
バイザボデー16には、収容部としての略直方体形箱状の収容壁18Aが設けられており、収容壁18A内は、車両後側に開放されている。
収容壁18Aの車両前側壁(底壁)には、支持部を構成する支持壁18B(ケースロア部)が一体に設けられており、支持壁18Bは、収容壁18Aの車両前側壁の車両前側及び車両後側に突出されている。支持壁18Bは、略筒状にされており、支持壁18Bの中心軸線は、車両前後方向に平行に配置されている。また、支持壁18Bは、球壁状にされており、支持壁18Bの内径寸法は、車両後方へ向かうに従い徐々に大きくされている。
支持壁18B内には、被覆部としての容器状の被覆壁18C(ケースアッパ部)が設けられており、被覆壁18Cの車両前側端の全周は、支持壁18Bの車両前側端の全周と一体にされている。被覆壁18C内は、支持壁18Bの車両前側に開放されており、これにより、被覆壁18C内は、収容壁18Aの車両前側に開放されている。
支持壁18Bの外周面(車両前側の面)には、嵌合部としての円筒状の嵌合筒18Dが一体に設けられており、嵌合筒18Dは、支持壁18Bから車両前側に突出されると共に、支持壁18Bと同軸上に配置されている。
被覆壁18Cの車両後側壁(底壁)には、支持部を構成する略円筒状の保持筒20が一体に設けられており、保持筒20は、被覆壁18Cの車両後側壁の車両前側及び車両後側に突出されると共に、支持壁18Bと同軸上に配置されている。保持筒20の車両後側端部には、略球状の保持球20Aが設けられており、保持球20Aの車両前側部及び車両後側部の周面は、球面状にされて、中心が支持壁18Bの内周面の中心と一致されている。
バイザボデー16の車両前側には、車体側を構成する補強体としての略樹脂製で長尺板状のリンフォース22が設けられており、リンフォース22は、回動体及びバイザボデー16に固定されている。
リンフォース22は、バイザボデー16に比し剛性が高くされており、リンフォース22は、バイザボデー16及び回動体を補強している。また、リンフォース22には、バイザ14のバイザカバーが固定されており、これにより、バイザカバーがリンフォース22を介してバイザボデー16に組付けられている。
リンフォース22の車幅方向外側部には、閉鎖部としての円板状の底壁部22Aが設けられており、底壁部22Aの車両後側面の外周部には、全周において、挿入部としての断面矩形状の凹部24が形成されている。底壁部22Aは、バイザボデー16の嵌合筒18D内に嵌合されると共に、凹部24には、バイザボデー16の支持壁18Bの車両前側端が挿入されており、凹部24の外周面には、支持壁18Bの外周面が嵌合されている。これにより、底壁部22Aが、バイザボデー16の支持壁18B及び被覆壁18Cの車両前側を被覆かつ閉鎖すると共に、支持壁18Bと同軸上に配置されている。
底壁部22Aの中心部には、嵌入部としての略円柱状の嵌入柱22Bが一体に設けられており、嵌入柱22Bは、底壁部22Aから車両後側に突出されると共に、底壁部22Aと同軸上に配置されている。嵌入柱22Bの先端部は、縮径されており、嵌入柱22Bの先端部は、バイザボデー16の保持筒20内に車両前側から嵌入されている。
底壁部22Aには、円筒状の支持筒22Cが一体に設けられている。支持筒22Cは、嵌入柱22Bの上部(下部でもよい)及び車幅方向外側部(車幅方向内側部でもよい)に設けられて、底壁部22Aから車両後側に突出されると共に、底壁部22Aと中心軸線が平行にされている。
バイザボデー16の被覆壁18Cとリンフォース22の底壁部22Aとの間には、作動機構としての鏡面調整機構26が保持されている。鏡面調整機構26には、駆動手段としてのモータ28が一対(図1では、一方のみ図示)設けられており、モータ28は、被覆壁18Cと底壁部22Aとの間に狭持された状態で保持されている。モータ28の出力軸には、出力部材としてのウォーム(図示省略)が固定されている。モータ28は、図示しない制御装置に電気的に接続されており、制御装置の制御により、モータ28が駆動されて、鏡面調整機構26が電気的に作動される。
鏡面調整機構26には、係合体としての樹脂製で略円筒状のホイールドライブ30が一対設けられており(図1には、一方を図示)、ホイールドライブ30は、軸線方向が車両前後方向とされて被覆壁18Cと底壁部22Aとの間に配置されている。また、ホイールドライブ30は、車両前側が底壁部22Aの支持筒22C内に嵌入された状態で被覆壁18Cと底壁部22Aとの間に狭持されて、軸周りに回転自在に保持されている。
鏡面調整機構26には、移動体としての略円柱状のロッドドライブ32が一対設けられており(図1には、一方を図示)、ロッドドライブ32は、軸線方向が車両前後方向とされて、車両前側部分がホイールドライブ30内に挿入されている。
図2には、ホイールドライブ30が車両後方側から見た正面図にて示されている。また、図3には、ホイールドライブ30及びロッドドライブ32が図2の3−3線に沿う断面図にて示されている。
図1から図3に示されるように、ホイールドライブ30の車両後側部分には、枠体としての円筒状の筒体部34が同軸上に設けられており、筒体部34の車両前側から筒状の軸部34Aが同軸上に突出されている。軸部34Aは、筒体部34よりも小径とされていると共に、筒体部34と同軸とされており、ホイールドライブ30は、軸部34Aが底壁部22Aの支持筒22C内に嵌入されている。
筒体部34の外周部には、ウォームホイール36が設けられており、ウォームホイール36は、筒体部34の軸部34A側の端部において筒体部34に同軸上に配置されて、一体に形成されている。ウォームホイール36は、モータ28の出力軸に設けられたウォームに噛合(係合)されている(図示省略)。このため、モータ28が駆動されることで、ウォームホイール36が回転されて、ホイールドライブ30が回転される。
筒体部34の車両後側端部内には、係合爪としての略円環板状の噛合爪38が一体に設けられており、噛合爪38は、POM(ポリアセタール)製とされている。噛合爪38には、係合部としての略矩形板状の爪部38Aが、筒体部34の周方向に複数(本実施の形態では4個)が設けられており、複数の爪部38Aは、筒体部34の周方向において等間隔に配置されると共に、筒体部34の軸線方向に略垂直に配置されている。
爪部38Aの先端は、筒体部34の径方向内側へ向けられており、爪部38Aの先端は、断面略台形状とされている。爪部38Aは、筒体部34の軸線方向の両側の先端面38B、38Cが筒体部34の径方向内側に向かうに従い互いに接近する方向に傾斜されており、筒体部34の径方向に対する先端面38B、38Cの角度(傾斜角度)が同じにされている。
噛合爪38には、複数の爪支持部40が設けられており、爪支持部40は、筒体部34の内周面から径方向内側に突出されると共に、突出先端が互いに隣接する爪部38Aの基部の間に配置されている。爪支持部40の突出先端には、弾性部としての略矩形板状の接続部42が一体に設けられている。接続部42は、筒体部34の軸線方向と略直交する方向(例えば、下記ネジ44のネジ溝に沿う方向)に突出されると共に、突出先端が爪支持部40に隣接されている爪部38Aの各々の基部に接続されている。また、接続部42は、爪部38A及び爪支持部40に比して弾性変形し易くされている。
このため、爪部38Aは、筒体部34の周方向両側が接続部42及び爪支持部40を介して筒体部34に支持されると共に、基部と筒体部34の内面との間に平面視湾曲矩形状の間隙部40Aが形成されている。これにより、爪部38Aは、接続部42の弾性変形により筒体部34の径方向に移動可能にされていると共に、接続部42の弾性変形(ねじれ)により接続部42を中心として筒体部34の軸線方向に回動可能にされている。
ホイールドライブ30の各々の筒体部34内には、ロッドドライブ32が同軸上にされて挿入されており、ロッドドライブ32の各々は、被覆壁18Cから車両後側に突出されている。ロッドドライブ32の先端部(車両後側端部)は、略球状にされている。また、ロッドドライブ32の先端部以外の部分は、ネジ44にされており、ネジ44には、ネジ山及び係合部としてのネジ溝が形成されている。ネジ44のネジ山及びネジ溝は、断面台形状にされており、ネジ山の両側面及びネジ溝の両側面は、それぞれ筒体部34の径方向に対する角度(傾斜角度)が互いに同じにされている。
ネジ44(ネジ溝)には、ホイールドライブ30(筒体部34)に設けられている噛合爪38の各爪部38A先端が噛合(係合)されており、ロッドドライブ32は、ネジ44に噛合された複数の爪部38Aにより支持されている。
一方、図1に示されるように、バイザボデー16の収容壁18A内には、視認手段としてのミラー体46が収容されており、ミラー体46の全周及び車両前側は、収容壁18Aによって被覆されている。
ミラー体46の車両後側部分には、視認部としての略矩形板状のミラー48が設けられており、ミラー48の表面は、バイザボデー16の車両後側に露出されている。ミラー48の鏡面48A(裏側の反射層の表面)は、車両後側に向けられており、ミラー48によって車両の乗員(特に運転手)の車両後側の視認が補助される。
ミラー体46の車両前側部分には、摺動体としての樹脂製で略矩形板状のミラーホルダ50が設けられており、ミラーホルダ50は、全周にミラー48の全周が固定(保持)されると共に、ミラー48の車両前側(裏側)を被覆している。
ミラーホルダ50には、ミラー48の中央位置(重心位置)の車両前側において、取付部としての略筒状の取付壁50Aが形成されており、取付壁50Aは、バイザボデー16の支持壁18Bと同軸上に配置されている。取付壁50Aは、略球壁状にされており、取付壁50Aの内径寸法は、車両後方へ向かうに従い徐々に大きくされている。取付壁50A内には、バイザボデー16の保持筒20の保持球20Aが嵌入されており、これにより、ミラー体46が保持筒20に傾動可能かつ摺動可能に保持されている。
ミラーホルダ50の車両前側には、摺動部としての略筒状の摺動壁50Bが一体に設けられており、摺動壁50Bは、バイザボデー16の支持壁18Bと同軸上に配置されている。摺動壁50Bは、球壁状にされており、摺動壁50Bの外径寸法は、車両後方へ向かうに従い徐々に大きくされている。摺動壁50Bの外周面は、支持壁18Bの内周面に当接されており、摺動壁50Bは、支持壁18Bに傾動可能かつ摺動可能に支持されている。
ミラーホルダ50には、摺動壁50Bの径方向内側において、回動部としての略筒状の回動壁50Cが一対形成されており、一方の回動壁50Cは、バイザボデー16の支持壁18Bの中心軸線の上方(下方でもよい)に配置されると共に、他方の回動壁50Cは、支持壁18Bの中心軸線の車幅方向外方(車幅方向内方でもよい)に配置されている。回動壁50Cは、中心軸線がバイザボデー16の支持壁18Bの中心軸線と平行に配置されると共に、略球壁状にされており、回動壁50Cの内径寸法は、車両前後方向両端側から車両前後方向中央側へ向かうに従い徐々に大きくされている。
回動壁50C内には、鏡面調整機構26におけるロッドドライブ32の先端部が嵌入されて保持されており、回動壁50Cは、ロッドドライブ32の先端部に対する回動を許容されると共に、ロッドドライブ32の軸周りの回転を規制している。このため、鏡面調整機構26において、ホイールドライブ30(噛合爪38を含む)が回転されることで、ロッドドライブ32のネジ44(ネジ溝)への噛合爪38(爪部38A先端)の噛合位置が変位されて、ロッドドライブ32が車両前後方向(軸線方向)へ移動(スライド)される。
次に、本実施形態の作用を説明する。
以上の構成のドアミラー装置10では、鏡面調整機構26の電気的な作動により、モータ28が駆動されると、ホイールドライブ30が回転される。ホイールドライブ30(噛合爪38を含む)が回転されると、ロッドドライブ32のネジ44(ネジ溝)への噛合爪38(爪部38A先端)の噛合位置がロッドドライブ32の周方向に変位されて、ロッドドライブ32が軸線方向に変位される。これにより、ロッドドライブ32によってミラー体46(ミラー48及びミラーホルダ50)が上下方向及び車幅方向の少なくとも一方において傾動されて、ミラー48の鏡面48A角度(ミラー48が補助する乗員の視認方向)が上下方向及び車幅方向の少なくとも一方において自動(電動)で調整される。
また、ミラー体46に対して手動で所定の傾動力が付与された際には、ロッドドライブ32が軸線方向(車両前後方向)への荷重を受けて、噛合爪38の爪部38A先端がロッドドライブ32から車両前後方向への荷重を受けることで、噛合爪38の接続部42が弾性変形されて(ねじれて)、爪部38Aが接続部42を回動中心として回動される。このため、爪部38Aが、ロッドドライブ32のネジ44のネジ山を乗越えることで、ロッドドライブ32が軸線方向(車両前後方向)に移動される。これにより、ミラー体46が傾動されて、ミラー48の鏡面48A角度が手動で調整される。
ここで、接続部42が車両前後方向(筒体部34の軸線方向)に略垂直に配置されている。これにより、接続部42を回動中心として爪部38Aを車両前側へ回動させるための荷重と、接続部42を回動中心として爪部38Aを車両後側へ回動させるための荷重とは、略同一の大きさとなる。
このため、爪部38Aがネジ44のネジ山を乗越えてロッドドライブ32が車両前側に移動されるのに必要な荷重と、爪部38Aがネジ44のネジ山を乗越えてロッドドライブ32が車両後側に移動されるのに必要な荷重とを、略同一の大きさにできる。これにより、ロッドドライブ32を車両前側へ移動させてミラー体46を傾動させるためにミラー体46に付与する傾動力と、ロッドドライブ32を車両後側へ移動させてミラー体46を傾動させるためにミラー体46に付与する傾動力とを、略同一の大きさにできる。
また、筒体部34の内周面と爪部38Aとの間には、間隙部40Aが設けられており、爪部38Aが接続部42の弾性変形によりロッドドライブ32の径方向外側へ移動できる。このため、爪部38Aがロッドドライブ32の径方向の外側に移動されるための荷重を調整することで、爪部38Aがネジ44のネジ山を乗越えるための荷重を調整でき、ロッドドライブ32を車両前後方向に移動させるための荷重を容易に調整できる、
さらに、噛合爪38がロッドドライブ32の全周に設けられると共に、噛合爪38には、ロッドドライブ32の周方向において、複数の爪部38Aが設けられており、各爪部38Aがロッドドライブ32のネジ44のネジ溝に噛合している。このため、噛合爪38が複数の爪部38Aによりロッドドライブ32を安定して保持できる。しかも、噛合爪38には、ロッドドライブ32の周方向に等間隔で爪部38Aが設けられているので、噛合爪38がロッドドライブ32をより安定して保持できる。
また、ホイールドライブ30では、噛合爪38が略平板状にされて筒体部34の軸線方向に略垂直に配置されている。このため、噛合爪38を車両前後方向に延伸させる場合に比べて、ホイールドライブ30の軸線方向の寸法を短くできる(コンパクトにできる)。これにより、噛合爪38(爪部38A)のロッドドライブ32(ネジ44のネジ溝)との噛合位置を、筒体部34側に接近させることができ、鏡面調整機構26の車両前後方向の寸法を小さくできる。
なお、本実施の形態では、ホイールドライブ30に噛合爪38を設けると共に、ロッドドライブ32にネジ44を設けた。しかしながら、これに限らず、係合体としてのホイールドライブにネジ(雌ネジ)を設けると共に、移動体としてのロッドドライブに係止爪を設けても良い。
また、本実施の形態では、爪部38Aの噛合爪38周方向の両側に接続部42を接続したが、爪部38Aの噛合爪38周方向の一側のみに接続部42を接続する構成であっても良い。しかも、爪部38Aの噛合爪38径方向外側に接続部42を接続しても良い。
さらに、本実施の形態では、ロッドドライブ32の周方向に4個の爪部38Aを設けたが、3個以下の爪部38Aをロッドドライブ32の周方向に設けた構成であっても良く、また、5個以上の爪部38Aをロッドドライブ32の周方向に設けた構成であっても良い。
さらに、本実施の形態では、ミラー体46を視認手段にした。しかしながら、撮像により乗員の視認を補助するカメラを視認手段にしてもよい。また、本実施の形態では、ドアミラー装置10(車両用視認装置)を車両のドアの外側に設置した。しかしながら、車両用視認装置を車両の他の位置に設置してもよい。
10 ドアミラー装置
16 バイザボデー(車体側)
22 リンフォース(車体側)
30 ホイールドライブ(係合体)
32 ロッドドライブ(移動体)
38 噛合爪(係合爪)
42 接続部(弾性部)
46 ミラー体(視認手段)

Claims (4)

  1. 車両の乗員の視認を補助する視認手段と、
    車体側に設けられた係合体と、
    移動されて前記視認手段が傾動される移動体と、
    前記係合体及び前記移動体の一方に設けられた係合溝と、
    前記係合体及び前記移動体の他方に設けられると共に、前記移動体移動方向に垂直に配置される弾性部が設けられ、前記係合溝に係合されることで前記移動体の移動が制限されると共に、前記弾性部における弾性変形により回動されて前記係合溝への係合が解除されることで前記移動体の移動が許容される係合爪と、
    を備えた車両用視認装置。
  2. 前記係合爪が前記移動体の移動周方向の複数位置で前記移動体に係合されている請求項1記載の車両用視認装置。
  3. 前記係合爪が前記移動体の移動周方向の全体に配置されている請求項1又は請求項2記載の車両用視認装置。
  4. 前記係合爪が前記係合溝とは反対側に移動可能にされている請求項1から請求項3の何れか1項記載の車両用視認装置。
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