JP2018045817A - 係止機構、コネクタ、及び、ワイヤハーネス - Google Patents

係止機構、コネクタ、及び、ワイヤハーネス Download PDF

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Abstract

【課題】汎用性を向上することができる係止機構、コネクタ、及び、ワイヤハーネスを提供することを目的とする。【解決手段】ワイヤハーネスWHのコネクタ機構1に適用される係止機構100は、コネクタハウジング130から軸方向Xと交差する交差方向に突出して形成される鍔部140と、基端部がコネクタハウジング130に支持され当該コネクタハウジング130から軸方向Xに沿って鍔部140側に延在し先端部が自由端をなし、交差方向に沿って撓み可能であるアーム部110と、アーム部110から交差方向に沿ってコネクタハウジング130側とは反対側に突出し軸方向Xに対して鍔部140との間に位置する取付パネルPに係止可能であるロックビーク部120とを備え、ロックビーク部120は、軸方向Xに沿って間隔をあけて複数設けられることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、係止機構、コネクタ、及び、ワイヤハーネスに関する。
車両のワイヤハーネス等に適用される従来のコネクタとして、例えば、特許文献1には、パネルの取付孔にパネルに直交する方向の一方側から装着される第1のコネクタハウジングと、パネルを挟んでパネルに直交する方向の他方側から取付孔を通して第1のコネクタハウジングに嵌合される第2のコネクタハウジングと、を備えたパネル固定型のコネクタ装置が開示されている。このパネル固定型のコネクタ装置は、各コネクタハウジングに、当該各コネクタハウジングが相互に嵌合した際に互いに電気的に接続される端子が収容されており、それにより、それぞれ第1コネクタと第2コネクタとが構成されている。
特開2014−053206号公報
ところで、上述の特許文献1に記載のパネル固定型のコネクタ装置は、例えば、各コネクタをパネルに係止する係止機構等の汎用性向上の点で更なる改善の余地がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、汎用性を向上することができる係止機構、コネクタ、及び、ワイヤハーネスを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る係止機構は、軸方向に沿って端子が設けられ相手方コネクタに嵌合可能であるコネクタハウジングから前記軸方向と交差する交差方向に突出して形成される鍔部と、基端部が前記コネクタハウジングに支持され当該コネクタハウジングから前記軸方向に沿って前記鍔部側に延在し先端部が自由端をなし、前記交差方向に沿って撓み可能であるアーム部と、前記アーム部から前記交差方向に沿って前記コネクタハウジング側とは反対側に突出し前記軸方向に対して前記鍔部との間に位置する取付パネルに係止可能であるロックビーク部とを備え、前記ロックビーク部は、前記軸方向に沿って間隔をあけて複数設けられることを特徴とする。
また、上記係止機構では、前記アーム部は、前記交差方向に沿って対向して一対で設けられそれぞれに前記複数のロックビーク部が設けられ、前記取付パネルに形成された取付孔に前記コネクタハウジングが挿入された状態で、前記ロックビーク部が前記取付パネルに係止されるものとすることができる。
また、上記係止機構では、前記複数のロックビーク部は、前記先端部側に位置する前記ロックビーク部の突出量が相対的に小さく、前記基端部側に位置する前記ロックビーク部の突出量が相対的に大きいものとすることができる。
また、上記係止機構では、前記鍔部は、前記軸方向に沿って前記アーム部を貫通させる貫通孔を含み、前記アーム部は、前記ロックビーク部が前記取付パネルに係止された状態で、前記取付パネルに形成された取付孔、及び、前記貫通孔を前記軸方向に沿って貫通し、前記基端部が前記取付パネルの前記軸方向の一方側に位置し、前記先端部が前記取付パネルの前記軸方向の他方側に位置するものとすることができる。
上記目的を達成するために、本発明に係るコネクタは、軸方向に沿って端子が設けられ相手方コネクタに嵌合可能であるコネクタハウジングと、前記コネクタハウジングを取付パネルに係止可能である係止機構とを備え、前記係止機構は、前記コネクタハウジングから前記軸方向と交差する交差方向に突出して形成される鍔部と、基端部が前記コネクタハウジングに支持され当該コネクタハウジングから前記軸方向に沿って前記鍔部側に延在し先端部が自由端をなし、前記交差方向に沿って撓み可能であるアーム部と、前記アーム部から前記交差方向に沿って前記コネクタハウジング側とは反対側に突出し前記軸方向に対して前記鍔部との間に位置する前記取付パネルに係止可能であるロックビーク部とを備え、前記ロックビーク部は、前記軸方向に沿って間隔をあけて複数設けられることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るワイヤハーネスは、導電性の配索材と、前記配索材に接続されるコネクタとを備え、前記コネクタは、軸方向に沿って前記配索材に接続された端子が設けられ相手方コネクタに嵌合可能であるコネクタハウジングと、前記コネクタハウジングを取付パネルに係止可能である係止機構とを備え、前記係止機構は、前記コネクタハウジングから前記軸方向と交差する交差方向に突出して形成される鍔部と、基端部が前記コネクタハウジングに支持され当該コネクタハウジングから前記軸方向に沿って前記鍔部側に延在し先端部が自由端をなし、前記交差方向に沿って撓み可能であるアーム部と、前記アーム部から前記交差方向に沿って前記コネクタハウジング側とは反対側に突出し前記軸方向に対して前記鍔部との間に位置する前記取付パネルに係止可能であるロックビーク部とを備え、前記ロックビーク部は、前記軸方向に沿って間隔をあけて複数設けられることを特徴とする。
本発明に係る係止機構、コネクタ、及び、ワイヤハーネスは、ロックビーク部がアーム部において軸方向に沿って間隔をあけて複数設けられることで、ロックビーク部と鍔部との間に位置する取付パネルに関し、複数種類の厚みの取付パネルに対応して、適正にコネクタハウジングを取付パネルに係止することができる。この結果、係止機構、コネクタ、及び、ワイヤハーネスは、汎用性を向上することができる、という効果を奏する。
図1は、実施形態1に係るコネクタ機構の概略構成を表す模式的な構成図である。 図2は、実施形態1に係るコネクタ機構の概略構成を表す模式的な構成図である。 図3は、実施形態1に係るコネクタの係止機構の概略構成を表す模式的な部分斜視図である。 図4は、実施形態1に係るコネクタ機構の係止機構の動作を説明する模式的な構成図である。 図5は、実施形態1に係るコネクタの動作を説明する模式的な流れ図である。 図6は、実施形態2に係るコネクタ機構の概略構成を表す模式的な構成図である。 図7は、実施形態2に係るコネクタの係止機構の概略構成を表す模式的な部分斜視図である。 図8は、参考例に係るコネクタの係止機構の概略構成を表す模式的な部分斜視図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
なお、以下の説明では、互いに交差する第1方向、第2方向、及び、第3方向のうち、第1方向を「軸方向X」といい、第2方向を「第1幅方向Y」といい、第3方向を「第2幅方向Z」という。ここでは、軸方向Xと第1幅方向Yと第2幅方向Zとは、相互に直交し、第1幅方向Yと第2幅方向Zとは、軸方向Xの交差方向に相当する。軸方向Xは、典型的には、後述するコネクタハウジングに保持される端子の延在方向、さらに言えば、当該端子を保持するための端子挿入室(不図示)の延在方向に沿った方向に相当し、当該端子挿入室に端子を挿入する際の挿入方向に沿った方向である。また、軸方向Xは、後述する取付パネルの板厚方向に相当し、第1幅方向Y、第2幅方向Zは、取付パネルの延在方向に相当する。以下の説明で用いる各方向は、特に断りのない限り、各部が相互に組み付けられた状態での方向を表すものとする。
[実施形態1]
図1、図2に示す本実施形態のコネクタ機構1は、例えば、車両に使用されるワイヤハーネスWH等に適用される。ここで、ワイヤハーネスWHは、例えば、車両に搭載される各装置間の接続のために、電源供給や信号通信に用いられる複数の配索材W1、W2を束にして集合部品とし、コネクタ機構1等で複数の配索材W1、W2を一度に各装置に接続するようにしたものである。ワイヤハーネスWHは、導電性の配索材W1、W2と、当該配索材W1、W2に接続されたコネクタ機構1とを備える。ワイヤハーネスWHは、この他、さらに、固定具、プロテクタや後述するグロメットG等を含んで構成されてもよい。配索材W1、W2は、例えば、導電性の棒状部材の外側を絶縁性の被覆部によって覆った金属棒、複数の導電性の金属素線からなる導体部(芯線)の外側を絶縁性の被覆部によって覆った電線、当該電線を束ねた電線束等によって構成される。
本実施形態のコネクタ機構1は、ワイヤハーネスWHを構成する配索材W1と配索材W2とを接続する配索材対配索材接続用の接続機構である。このコネクタ機構1は、第1コネクタ10と、第2コネクタ20とを備える。第1コネクタ10は、複数の端子11と、コネクタハウジング12とを備える。第2コネクタ20は、複数の端子21と、コネクタハウジング22とを備える。端子11、21は、それぞれ配索材W1、W2の端末に電気的に接続され、導電性の金属材料によって構成される。端子11、21は、それぞれ相手方コネクタに設けられた相手方端子と接続可能である。コネクタハウジング12、22は、それぞれ軸方向Xに沿って端子11、21が設けられ、当該端子11、21を収容、保持すると共に相手方コネクタに嵌合可能であり、絶縁性の樹脂材料によって構成される。コネクタハウジング12が嵌合する相手方コネクタは、第2コネクタ20であり、端子11が接続される相手方端子は、第2コネクタ20に設けられた端子21である。コネクタハウジング22が嵌合する相手方コネクタは、第1コネクタ10であり、端子21が接続される相手方端子は、第1コネクタ10に設けられた端子11である。すなわち、第1コネクタ10を構成するコネクタハウジング12と第2コネクタ20を構成するコネクタハウジング22とは、相互に嵌合する。ここでは一例として、第1コネクタ10は、コネクタハウジング12がオス型の端子11を保持するオス型のコネクタであり、第2コネクタ20は、コネクタハウジング22がメス型の端子21を保持するメス型のコネクタである。コネクタ機構1は、第1コネクタ10のコネクタハウジング12と第2コネクタ20のコネクタハウジング22とが軸方向Xに沿って相互に嵌合しコネクタ接合されることで、それぞれが備える端子11と端子21とが電気的に接続され、相互間に電気的な接続部位が形成される。
本実施形態のコネクタ機構1は、一例として、車両のボデー側に配索される配索材W1と、車両のドア側に配索される配索材W2とを接続する接続機構を構成する。コネクタ機構1は、ボデー側の配索空間とドア側の配索空間との間に介在する取付パネルPに固定されるパネル固定型のコネクタである。本実施形態のコネクタ機構1は、嵌合作業時の作業性を確保するために、第1コネクタ10、又は、第2コネクタ20の一方が待ち受け側コネクタを構成し、他方が組み付け側コネクタを構成する。ここでは、第1コネクタ10は、ボデーとドアとの間に介在する取付パネルPに形成された取付孔Paに取付パネルPの一方側(例えば、ボデー内側)から仮係止される待ち受け側コネクタを構成する。一方、第2コネクタ20は、取付孔Paに仮係止された待ち受け側コネクタとしての第1コネクタ10に対して取付パネルPの他方側(例えば、ボデー外側)からコネクタ嵌合されると共に取付孔Paに本係止される組み付け側コネクタを構成する。取付孔Paは、取付パネルPを軸方向Xに貫通し、取付パネルPを境界にして軸方向Xの両側に区画される2つの空間を連通させる。ここでは、コネクタ機構1は、例えば、取付パネルPを境界として第1コネクタ10が車両内側に位置し、第2コネクタ20が車両外側に位置する。そして、コネクタ機構1は、取付孔Paに仮係止された第1コネクタ10のコネクタハウジング12に、第2コネクタ20のコネクタハウジング22が嵌合しコネクタハウジング12とコネクタハウジング22とが相互に係止されると共に、コネクタハウジング12の仮係止が解除されフリーとなる一方、コネクタハウジング22が取付孔Paに他方側から本係止される。本実施形態のコネクタ機構1は、これらの機能を実現するために、仮係止用の係止機構13と、コネクタ係止用の係止機構30と、仮係止解除用の解除突起部40と、本係止用の係止機構23とを備える。係止機構13、23は、それぞれコネクタハウジング12、22を取付パネルPに係止可能なものである。係止機構30は、コネクタハウジング12とコネクタハウジング22とを相互に係止可能なものである。解除突起部40は、コネクタハウジング12とコネクタハウジング22との嵌合動作に伴って係止機構13による係止を解除するものである。
具体的には、仮係止用の係止機構13は、第1コネクタ10に設けられ、コネクタハウジング12を取付パネルPに仮係止可能なものである。係止機構13は、アーム部14に設けられたロックビーク部15が取付パネルPにおいて取付孔Paを形成する取付縁部に係止されることで、第1コネクタ10を当該取付パネルPの取付縁部に仮係止する。コネクタ係止用の係止機構30は、第1コネクタ10と第2コネクタ20とが完全嵌合した状態(端子11と端子21とが適正に電気的に接続された状態)で、係止爪部31が被係止部32に係止されることで、第1コネクタ10と第2コネクタ20とを相互に係止するものである。係止爪部31は、第1コネクタ10、又は、第2コネクタ20の一方(ここでは、第2コネクタ20)に設けられ、被係止部32は、第1コネクタ10、又は、第2コネクタ20の他方(ここでは、第1コネクタ10)に設けられる。仮係止解除用の解除突起部40は、第2コネクタ20に設けられ、第1コネクタ10に対して第2コネクタ20を嵌合させる動作に伴って係止機構13によるコネクタハウジング12と取付パネルPとの仮係止を解除するものである。解除突起部40は、第1コネクタ10に対して第2コネクタ20を嵌合させる動作に伴って仮係止状態のロックビーク部15と当接してアーム部14を内方(本体側)に撓ませて、ロックビーク部15と取付パネルPの取付縁部との係止を解除することで、第1コネクタ10と取付パネルPの取付縁部との仮係止を解除する。本係止用の係止機構23は、第2コネクタ20に設けられ、コネクタハウジング22を取付パネルPに本係止可能なものである。係止機構23は、アーム部24に設けられたロックビーク部25が取付パネルPにおいて取付孔Paを形成する取付縁部に係止されることで、第2コネクタ20を当該取付パネルPの取付縁部に本係止する。なおここでは、アーム部14とアーム部24とは、第1コネクタ10と第2コネクタ20との嵌合動作の際に互いに干渉しない位置関係で設けられている。
そして、本実施形態の係止機構13、23は、それぞれロックビーク部15、25をアーム部14、24に対して所定の位置関係で複数設けることで汎用性の向上を図ったものである。以下、各図を参照して係止機構13、23の各構成について詳細に説明する。
なお、以下の説明では、係止機構13と係止機構23とが形状、大きさ等が若干異なるものの基本構成が略同様の構成であるので、係止機構13と係止機構23とを特に区別して説明する必要がない場合には単に係止機構100という。同様に、アーム部14とアーム部24とを特に区別して説明する必要がない場合には、単にアーム部110という。ロックビーク部15とロックビーク部25とを特に区別して説明する必要がない場合には、単にロックビーク部120という。さらに、コネクタハウジング12とコネクタハウジング22とを特に区別して説明する必要がない場合には、単にコネクタハウジング130という。
具体的には、係止機構100は、図1、図2、図3に示すように、アーム部110と、ロックビーク部120と、鍔部140とを備える。ここで、アーム部110、ロックビーク部120を説明する前に、まず、鍔部140について説明する。
鍔部140は、コネクタハウジング130から軸方向Xと交差する交差方向、ここでは、第1幅方向Y、及び、第2幅方向Zに突出して形成される。鍔部140は、一例として、略長円環状でかつ板状に形成される。ここでは、鍔部140のうち第1コネクタ10を構成する鍔部16は、コネクタハウジング12の軸方向Xの中腹部位に当該コネクタハウジング12と一体で形成される。鍔部140のうち第2コネクタ20を構成する鍔部26は、コネクタハウジング22の軸方向Xの一方側の端部、さらに言えば、コネクタハウジング12に嵌合される側とは反対側の端部に当該コネクタハウジング22と一体で形成される。なおここでは、第2コネクタ20を構成する鍔部26は、取付パネルPとの間を止水可能であるグロメットGが装着される。以下の説明では、鍔部16と鍔部26とを特に区別して説明する必要がない場合には単に鍔部140という。
次に、アーム部110は、基端部がコネクタハウジング130に片持ち状に支持され軸方向Xに沿って棒状に形成され、複数のロックビーク部120が設けられるものである。アーム部110は、複数のロックビーク部120が設けられ第1幅方向Yに沿って弾性変形可能なランス部と呼ばれることもある。より詳細には、アーム部110は、基端部がコネクタハウジング130に支持され当該コネクタハウジング130から軸方向Xに沿って鍔部140側に延在し先端部が自由端をなす。そして、アーム部110は、基端部が片持ち状に支持されることで、軸方向Xと交差する交差方向、ここでは、第1幅方向Yに対してコネクタハウジング130等より相対的に高い可撓性を有して形成され、第1幅方向Yに沿って弾性変形し易い構成とされる。つまり、アーム部110は、第1幅方向Yに沿って撓み可能である。ここでは、アーム部110は、コネクタハウジング130の第1幅方向Yの両端面に一対で設けられる。各アーム部110は、基端部がコネクタハウジング130の第1幅方向Yの両端面から当該第1幅方向Yに沿って突出すると共に軸方向Xに沿って屈曲し、コネクタハウジング130の第1幅方向Yの各端面に沿って延在する。一対のアーム部110は、第1幅方向Yに沿って互いに対向する位置に設けられる。また、各アーム部110は、コネクタハウジング130と一体で形成される。そして、各アーム部110は、それぞれに複数のロックビーク部120が設けられる。
ロックビーク部120は、アーム部110から第1幅方向Yに沿ってコネクタハウジング130側とは反対側、言い換えれば、第1幅方向Yに沿って外側に突出して形成されるものである。ロックビーク部120は、軸方向Xに対して鍔部140との間に位置する取付パネルPに係止可能な爪状に形成される。より詳細には、ロックビーク部120は、第2幅方向Zに沿って視て(第2幅方向視)、略台形状に形成される。ここでは、ロックビーク部120は、アーム部110の基端部側の面が第1幅方向Yに対して傾斜した傾斜面121として形成される。ロックビーク部120は、アーム部110の基端部側から先端部側に向かって第1幅方向Yに沿った突出量が徐々に増加するように傾斜して上記傾斜面121が形成される。一方、ロックビーク部120は、アーム部110の先端部側の面が第1幅方向Yと平行でかつ取付パネルPに係止される係止面122として形成される。
そして、本実施形態のロックビーク部120は、軸方向Xに沿って間隔をあけて複数設けられる。ここでは、ロックビーク部120は、各アーム部110において、第1ロックビーク部120a、及び、第2ロックビーク部120bの2つが設けられる。第1ロックビーク部120aは、軸方向Xにおいてアーム部110の先端部側に形成される。第2ロックビーク部120bは、軸方向Xにおいてアーム部110の基端部側に形成される。そして、本実施形態の複数のロックビーク部120は、アーム部110の先端部側に位置するロックビーク部120、すなわち、第1ロックビーク部120aの第1幅方向Yに沿った突出量D1が相対的に小さく、アーム部110の基端部側に位置するロックビーク部120、すなわち、第2ロックビーク部120bの第1幅方向Yに沿った突出量D2が相対的に大きくなるように形成される(D1<D2)。
複数のロックビーク部120、すなわち、第1ロックビーク部120a、及び、第2ロックビーク部120bは、一対のアーム部110に対してそれぞれ複数設けられ、言い換えれば、それぞれ第1幅方向Yに沿って互いに対向する位置に一対で設けられる。ここでは、第1コネクタ10を構成するロックビーク部15は、第1ロックビーク部120aである第1ロックビーク部15a、及び、第2ロックビーク部120bである第2ロックビーク部15bの2つが設けられる。同様に、第2コネクタ20を構成するロックビーク部25は、第1ロックビーク部120aである第1ロックビーク部25a、及び、第2ロックビーク部120bである第2ロックビーク部25bの2つが設けられる。
上記のように構成される係止機構100は、コネクタハウジング130が取付パネルPに形成された取付孔Paに軸方向Xに沿って挿入され押し込まれることで、ロックビーク部120が取付パネルPの取付孔Paの周縁の取付縁部に係止される。この場合、係止機構100は、ロックビーク部120の傾斜面121が取付パネルPの取付縁部に当接しながら押し込まれることで、アーム部110が初期位置から第1幅方向Yの内側(コネクタハウジング130側)に撓み変形する。そして、係止機構100は、さらに押し込まれることでロックビーク部120が取付パネルPの取付縁部を軸方向Xの一方側から他方側へ乗り越える。そして、係止機構100は、アーム部110が初期位置側に弾性復帰し、係止面122が取付パネルPの取付縁部に係止される。つまり、係止機構100は、取付パネルPに形成された取付孔Paにコネクタハウジング130が挿入された状態で、ロックビーク部120の係止面122が取付パネルPの取付縁部に係止され、コネクタハウジング130の軸方向Xに沿った一方側への移動が規制される。
例えば、第1コネクタ10を構成する係止機構13は、コネクタハウジング12が軸方向Xの一方側から取付孔Paに挿入され押し込まれ、ロックビーク部15が取付パネルPの取付縁部を軸方向Xの一方側から他方側へ乗り越えて係止面122が取付パネルPの取付縁部に係止されることで、コネクタハウジング12を当該取付パネルPの取付縁部に仮係止する(図1参照)。一方、第2コネクタ20を構成する係止機構23は、コネクタハウジング22が軸方向Xの他方側から取付孔Paに挿入され取付孔Paで待ち受けている第1コネクタ10のコネクタハウジング12に押し込まれ嵌合されると共に、ロックビーク部25が取付パネルPの取付縁部を軸方向Xの他方側から一方側へ乗り越えて係止面122が取付パネルPの取付縁部に係止されることで、コネクタハウジング22を当該取付パネルPの取付縁部に本係止する(図2参照)。その後、コネクタ機構1は、第2コネクタ20を構成する鍔部26にグロメットGが装着される。
このとき、本実施形態の係止機構100は、ロックビーク部120がアーム部110において軸方向Xに沿って間隔をあけて複数設けられることで、ロックビーク部120の係止面122と鍔部140との間に位置する取付パネルPに関し、複数種類の厚みの取付パネルPに対応して、適正にコネクタハウジング130を取付パネルPの取付縁部に係止することができる。言い換えれば、係止機構100は、取付パネルPの厚みが異なる部位に適用された場合であってもコネクタハウジング130を適正に取付パネルPの取付縁部に係止することができる。
例えば、係止機構100は、図2示すように、ロックビーク部120の係止面122と鍔部140との間に位置する取付パネルPの厚みが相対的に薄い取付パネルP1に対してコネクタハウジング130を係止する場合、第1ロックビーク部120aが取付パネルP1の取付縁部に係止される。つまりこの場合、係止機構100は、複数のロックビーク部120のうちアーム部110の先端部側、言い換えれば、コネクタハウジング130の鍔部140側に位置し当該鍔部140からの距離が相対的に短い位置にある第1ロックビーク部120aの係止面122が取付パネルP1の取付縁部に係止されることでコネクタハウジング130を当該取付パネルP1の取付縁部に係止する。
一方、係止機構100は、図4示すように、ロックビーク部120の係止面122と鍔部140との間に位置する取付パネルPの厚みが相対的に厚い取付パネルP2に対してコネクタハウジング130を係止する場合、第2ロックビーク部120bが取付パネルP2の取付縁部に係止される。つまりこの場合、係止機構100は、複数のロックビーク部120のうちアーム部110の基端部側、言い換えれば、コネクタハウジング130の鍔部140とは反対側に位置し当該鍔部140からの距離が相対的に長い位置にある第2ロックビーク部120bの係止面122が取付パネルP2の取付縁部に係止されることでコネクタハウジング130を当該取付パネルP2の取付縁部に係止する。このとき、係止機構100は、第1ロックビーク部120aが取付パネルP2の取付縁部の内側、すなわち、取付孔Paの内周面側に入り込み、アーム部110が第1幅方向Yの内側に若干撓んだ状態となる。
なお、図2、図4では第2コネクタ20を構成する係止機構23を例示して複数種類の厚みの取付パネルPに対する動作例を説明したが、第1コネクタ10を構成する係止機構13についても、複数種類の厚みの取付パネルPに対する動作例は、これと略同様である。
以上で説明した係止機構100、コネクタ機構1、ワイヤハーネスWHは、ロックビーク部120がアーム部110において軸方向Xに沿って間隔をあけて複数設けられることで、ロックビーク部120と鍔部140との間に位置する取付パネルPに関し、複数種類の厚みの取付パネルPに対応して、適正にコネクタハウジング130を取付パネルPに係止することができる。この結果、係止機構100、コネクタ機構1、ワイヤハーネスWHは、厚みの異なる取付パネルPに対して当該係止機構100を共用化しても適正にコネクタハウジング130を取付パネルPに係止することができ、当該係止機構100の汎用性を向上することができる。
また、係止機構100、コネクタ機構1、ワイヤハーネスWHは、係止機構100、コネクタ機構1が取付パネルPの厚みが異なる部位に適用された場合であってもコネクタハウジング130を適正に取付パネルPの取付縁部に係止し、ガタツキを抑制することができるので、例えば、複数種類の厚みの取付パネルPに対して、コネクタハウジング22の鍔部26に装着されるグロメットGの止水性能を適正に確保することができる。つまり、係止機構100、コネクタ機構1、ワイヤハーネスWHは、厚みの異なる取付パネルPに対してグロメットGを共用化しても適正な止水性能を確保することができ、当該グロメットGの汎用性も向上することができる。
さらに、以上で説明した係止機構100、コネクタ機構1、ワイヤハーネスWHは、取付パネルPに形成された取付孔Paにコネクタハウジング130が挿入された状態で、一対のアーム部110に形成されたロックビーク部120の係止面122が取付パネルPの取付縁部に係止される。これにより、例えば、図5に例示するように、第1コネクタ10は、鍔部16側からコネクタハウジング12の全体を第1幅方向Yに沿って振りながら軸方向Xの一方側に引き抜くことで、各アーム部14の撓みを利用してロックビーク部15と取付パネルPの取付縁部との係止を段階的に解除し取付孔Paから取り外すことができる。例えば、第1コネクタ10は、コネクタハウジング12の全体を第1幅方向Yの一方側に振ることで、当該一方側のロックビーク部15と取付パネルPの取付縁部との係止を解除することができる。その後、第1コネクタ10は、コネクタハウジング12の全体を第1幅方向Yの他方側に回転させながら振ることで、当該他方側のロックビーク部15と取付パネルPの取付縁部との係止を解除することができる。この結果、第1コネクタ10は、例えば、取り外し用の治具等を用いずに簡単に取付パネルPの取付孔Paから取り外すことができるので、取り外し作業等における作業性を向上することができる。第2コネクタ20についても同様である。
さらに、以上で説明した係止機構100、コネクタ機構1、ワイヤハーネスWHは、アーム部110の先端部側に位置する第1ロックビーク部120aの突出量D1が相対的に小さく、アーム部110の基端部側に位置する第2ロックビーク部120bの突出量D2が相対的に大きく形成される。これにより、係止機構100、コネクタ機構1、ワイヤハーネスWHは、厚みが相対的に薄い取付パネルP1に対して第1ロックビーク部120aが係止される場合と、厚みが相対的に厚い取付パネルP2に対して第2ロックビーク部120bが係止される場合との双方において、係止面122と取付パネルPの取付縁部との係り代を適正に確保することができる。
[実施形態2]
実施形態2に係る係止機構、コネクタ、及び、ワイヤハーネスは、アーム部が鍔部を貫通する点で実施形態1とは異なる。以下では、上述した実施形態と同様の構成要素には共通の符号が付されるとともに、共通する構成、作用、効果については、重複した説明はできるだけ省略する(以下、同様。)。
図6、図7に示す本実施形態のワイヤハーネスWH2は、コネクタ機構1にかえてコネクタ機構201を備える点で上述のワイヤハーネスWHと異なり、その他の構成は、当該ワイヤハーネスWHと略同様の構成である。コネクタ機構201は、係止機構100にかえて係止機構200を備える点で上述のコネクタ機構1と異なり、その他の構成は、当該コネクタ機構1と略同様の構成である。第1コネクタ10は、係止機構13にかえて係止機構200として係止機構213を備える。第2コネクタ20は、係止機構23にかえて係止機構200として係止機構223を備える。係止機構200は、アーム部110にかえてアーム部210を備える点で上述の係止機構100と異なり、その他の構成は、当該係止機構100と略同様の構成である。係止機構213は、アーム部14にかえてアーム部210としてアーム部214を備える。係止機構223は、アーム部24にかえてアーム部210としてアーム部224を備える。以下の説明では、係止機構213と係止機構223とを特に区別して説明する必要がない場合には単に係止機構200という。同様に、アーム部214とアーム部224とを特に区別して説明する必要がない場合には単にアーム部210という。
本実施形態の鍔部140(鍔部16、鍔部26)は、取付パネルPに接触し当該取付パネルPとの間を止水可能であるグロメットGが装着されると共に、軸方向Xに沿ってアーム部210を貫通させる貫通孔226aを含んで構成される。貫通孔226aは、鍔部140を軸方向Xに沿って貫通して形成される。貫通孔226aは、軸方向Xに対して各アーム部210と対向する位置に形成される。ここでは、貫通孔226aは、軸方向Xと直交する断面形状がアーム部210の断面形状よりも大きい略矩形状に形成されるものとして図示しているがこれに限らず、例えば、略円形状の断面形状に形成されてもよい。
そして、本実施形態のアーム部210は、ロックビーク部120が取付パネルPに係止された状態で、取付孔Pa、及び、貫通孔226aを軸方向Xに沿って貫通し、基端部が取付パネルPの軸方向Xの一方側に位置し、先端部が取付パネルPの軸方向Xの他方側に位置する。つまり、本実施形態のアーム部210は、軸方向Xの先端部が貫通孔226aを介してロックビーク部120等が位置する側とは反対側に露出するようにして形成される。例えば、第2コネクタ20を構成するアーム部224の先端部は、グロメットGが鍔部26に装着された状態で、当該グロメットG内に位置する。そして、当該アーム部224の先端部は、ロックビーク部120と取付パネルPの取付縁部との係止を解除するための操作部として機能する。
以上で説明した係止機構200、コネクタ機構201、ワイヤハーネスWH2は、ロックビーク部120がアーム部110において軸方向Xに沿って間隔をあけて複数設けられることで、汎用性を向上することができる。
さらに、以上で説明した係止機構200、コネクタ機構201、ワイヤハーネスWH2は、アーム部210の先端部が鍔部140に形成された貫通孔226aを貫通するように設けられることで、例えば、図6に示すように、グロメットGの外側からアーム部210の先端部を指でつまんで撓ませることでロックビーク部120と取付パネルPの取付縁部との係止を簡単に解除しコネクタハウジング130を取付孔Paから取り外すことができる。
なお、上述した本発明の実施形態に係る係止機構、コネクタ、及び、ワイヤハーネスは、上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。本実施形態に係る係止機構、コネクタ、及び、ワイヤハーネスは、以上で説明した各実施形態、変形例の構成要素を適宜組み合わせることで構成してもよい。
以上の説明では、第1コネクタ10は、コネクタハウジング12がオス型の端子11を保持するオス型のコネクタであり、第2コネクタ20は、コネクタハウジング22がメス型の端子21を保持するメス型のコネクタであるものとして説明したがこれに限らず、第1コネクタ10がメス型のコネクタ、第2コネクタ20がオス型のコネクタであってもよい。
以上の説明では、第1コネクタ10は、待ち受け側コネクタであり、第2コネクタ20は、組み付け側コネクタであるものとして説明したがこれに限らない。
以上の説明では、アーム部110、210は、コネクタハウジング130の第1幅方向Yの両端面に一対で設けられるものとして説明したが、アーム部は、必ずしも一対で設けられなくてもよい。
以上の説明では、ロックビーク部120は、各アーム部110、210において3つ以上設けられていてもよく、この場合、対応可能な取付パネルPの厚みのバリエーションをさらに増加させることができる。
以上の説明では、複数のロックビーク部120は、アーム部110の先端部側に位置するロックビーク部120の突出量D1が相対的に小さく、アーム部110の基端部側に位置するロックビーク部120の突出量D2が相対的に大きく形成されるものとして説明したがこれ限らず、突出量D1と突出量D2とが同等であってもよいし、突出量D1が相対的に大きく、突出量D2が相対的に小さくてもよい。
なお、図8は、参考例に係る係止機構300を表す図である。この参考例に係る係止機構300は、厚みの異なる取付パネルPに対して適正にコネクタハウジング130を係止するために、上述した係止機構100、200とは異なる他の構成を有するものである。参考例に係る第1コネクタ10は、係止機構13、213にかえて係止機構300として係止機構313を備える。参考例に係る第2コネクタ20は、係止機構23、223にかえて係止機構300として係止機構323を備える。係止機構300は、コネクタハウジング130の第1幅方向Yの両端面にそれぞれ2つのアーム部310A、310Bが形成される。つまり、アーム部310Aとアーム部310Bとは、コネクタハウジング130の第1幅方向Yの一方の端面にそれぞれ双方が設けられる。そして、アーム部310Aとアーム部310Bとは、それぞれ1つずつロックビーク部320a、320bが設けられる。ロックビーク部320aは、アーム部310Aに形成され、ロックビーク部320bは、アーム部320Bに形成される。そしてここでは、ロックビーク部320aとロックビーク部320bとは、アーム部310A、310Bにおいて、軸方向Xに対して異なる位置に設けられる。ロックビーク部320aは、アーム部310Aの先端部側、言い換えれば、コネクタハウジング130の鍔部140側に位置し当該鍔部140からの距離が相対的に短い位置に形成される。一方、ロックビーク部320bは、アーム部310Bの基端部側、言い換えれば、コネクタハウジング130の鍔部140とは反対側に位置し当該鍔部140からの距離が相対的に長い位置に形成される。そして、本実施形態の係止機構300は、適用される取付パネルPの厚みに応じてアーム部310A、又は、アーム部310Bの一方を残して他方が基端部にて折られて切除されて使用される。例えば、係止機構300は、厚みが相対的に薄い取付パネルP1(図2等参照)に対して使用される場合には、アーム部310Aを残してアーム部310Bが基端部にて折られて切除されて使用される。一方、係止機構300は、厚みが相対的に厚い取付パネルP2(図4等参照)に対して使用される場合には、アーム部310Bを残してアーム部310Aが基端部にて折られて切除されて使用される。これにより、参考例に係る係止機構300は、上述した係止機構100、200とは異なる他の構成で、厚みの異なる取付パネルPに対して適正にコネクタハウジング130を係止することができる。
1、201 コネクタ機構
10 第1コネクタ(コネクタ、相手方コネクタ)
11、21 端子
12、22、130 コネクタハウジング
13、23、100、200、213、223 係止機構
14、24、110、210、214、224 アーム部
15、25、120 ロックビーク部
16、26、140 鍔部
20 第2コネクタ(コネクタ、相手方コネクタ)
226a 貫通孔
D1、D2 突出量
G グロメット
P、P1、P2 取付パネル
Pa 取付孔
W1、W2 配索材
WH、WH2 ワイヤハーネス

Claims (6)

  1. 軸方向に沿って端子が設けられ相手方コネクタに嵌合可能であるコネクタハウジングから前記軸方向と交差する交差方向に突出して形成される鍔部と、
    基端部が前記コネクタハウジングに支持され当該コネクタハウジングから前記軸方向に沿って前記鍔部側に延在し先端部が自由端をなし、前記交差方向に沿って撓み可能であるアーム部と、
    前記アーム部から前記交差方向に沿って前記コネクタハウジング側とは反対側に突出し前記軸方向に対して前記鍔部との間に位置する取付パネルに係止可能であるロックビーク部とを備え、
    前記ロックビーク部は、前記軸方向に沿って間隔をあけて複数設けられることを特徴とする、
    係止機構。
  2. 前記アーム部は、前記交差方向に沿って対向して一対で設けられそれぞれに前記複数のロックビーク部が設けられ、前記取付パネルに形成された取付孔に前記コネクタハウジングが挿入された状態で、前記ロックビーク部が前記取付パネルに係止される、
    請求項1に記載の係止機構。
  3. 前記複数のロックビーク部は、前記先端部側に位置する前記ロックビーク部の突出量が相対的に小さく、前記基端部側に位置する前記ロックビーク部の突出量が相対的に大きい、
    請求項1又は請求項2に記載の係止機構。
  4. 前記鍔部は、前記軸方向に沿って前記アーム部を貫通させる貫通孔を含み、
    前記アーム部は、前記ロックビーク部が前記取付パネルに係止された状態で、前記取付パネルに形成された取付孔、及び、前記貫通孔を前記軸方向に沿って貫通し、前記基端部が前記取付パネルの前記軸方向の一方側に位置し、前記先端部が前記取付パネルの前記軸方向の他方側に位置する、
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の係止機構。
  5. 軸方向に沿って端子が設けられ相手方コネクタに嵌合可能であるコネクタハウジングと、
    前記コネクタハウジングを取付パネルに係止可能である係止機構とを備え、
    前記係止機構は、
    前記コネクタハウジングから前記軸方向と交差する交差方向に突出して形成される鍔部と、
    基端部が前記コネクタハウジングに支持され当該コネクタハウジングから前記軸方向に沿って前記鍔部側に延在し先端部が自由端をなし、前記交差方向に沿って撓み可能であるアーム部と、
    前記アーム部から前記交差方向に沿って前記コネクタハウジング側とは反対側に突出し前記軸方向に対して前記鍔部との間に位置する前記取付パネルに係止可能であるロックビーク部とを備え、
    前記ロックビーク部は、前記軸方向に沿って間隔をあけて複数設けられることを特徴とする、
    コネクタ。
  6. 導電性の配索材と、
    前記配索材に接続されるコネクタとを備え、
    前記コネクタは、
    軸方向に沿って前記配索材に接続された端子が設けられ相手方コネクタに嵌合可能であるコネクタハウジングと、
    前記コネクタハウジングを取付パネルに係止可能である係止機構とを備え、
    前記係止機構は、
    前記コネクタハウジングから前記軸方向と交差する交差方向に突出して形成される鍔部と、
    基端部が前記コネクタハウジングに支持され当該コネクタハウジングから前記軸方向に沿って前記鍔部側に延在し先端部が自由端をなし、前記交差方向に沿って撓み可能であるアーム部と、
    前記アーム部から前記交差方向に沿って前記コネクタハウジング側とは反対側に突出し前記軸方向に対して前記鍔部との間に位置する前記取付パネルに係止可能であるロックビーク部とを備え、
    前記ロックビーク部は、前記軸方向に沿って間隔をあけて複数設けられることを特徴とする、
    ワイヤハーネス。
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