JP2018045569A - 運転支援方法及び運転支援装置 - Google Patents

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【課題】車両の前方の障害物との衝突を予測した場合に、過剰な警報により運転者に不快感を与えるのを低減する。【解決手段】運転支援方法では、車両の前方の障害物を検出し(S1)、車両と障害物とが衝突するか否かを予測し(S4)、車両の運転者のブレーキ操作が予測されたか否かを判定する(S5)。車両と障害物とが衝突すると判定され且つ運転者のブレーキ操作が予測されない場合に警報を報知する(S9)。車両と障害物とが衝突すると判定され且つ運転者のブレーキ操作が予測された場合に警報の報知を禁止する。【選択図】図2

Description

本発明は、運転支援方法及び運転支援装置に関する。
車両前方の対象物との衝突可能性に応じて警報を行う技術として、例えば特許文献1に記載の技術が知られている。
特許文献1に記載の運転支援装置は、車両前方の対象物に車両が衝突する可能性が所定以上に高くなった場合に、自車両の運転者に向けて警報を開始する。
特開2016−001498号公報
しかしながら、特許文献1に記載の運転支援装置は、運転者が車両前方の対象物を認知しておりブレーキ操作を行うつもりであっても警報を始めることがあり、運転者に不快感を与える虞がある。
本発明は、車両の前方の障害物との衝突を予測した場合に、過剰な警報により運転者に不快感を与えるのを低減することを目的とする。
本発明の一態様に係る運転支援方法では、車両の運転者のブレーキ操作が予測されたか否かを判定し、車両前方の障害物と車両とが衝突すると判定され且つ運転者のブレーキ操作が予測されない場合に警報を報知し、車両と障害物とが衝突すると判定され且つ運転者のブレーキ操作が予測された場合に警報の報知を禁止する。
本発明によれば、車両の前方の障害物との衝突を予測した場合に、過剰な警報により運転者に不快感を与えるのを低減できる。
実施形態に係る運転支援装置の構成例を示す図である。 第1実施形態に係る運転支援方法の一例のフローチャートである。 第2実施形態に係る運転支援方法の一例のフローチャートである。
以下において、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。なお、以下に示す本発明の実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものではない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
(第1実施形態)
(構成)
図1を参照する。本発明の実施形態に係る運転支援装置1は、コントローラ10と、周囲状況センサ群20と、走行状態センサ群30と、脳波センサ40と、ブザー50と、ブレーキ制御アクチュエータ60を備える。コントローラ10と、周囲状況センサ群20と、走行状態センサ群30と、脳波センサ40と、ブザー50と、ブレーキ制御アクチュエータ60とは、有線通信又は無線通信によりデータ、信号又は情報を送受信可能である。
周囲状況センサ群20には、運転支援装置1を搭載する車両(以下、単に「車両」と表記することがある)の前方の障害物を検出するためのセンサが含まれる。周囲状況センサ群20は、レーダ21と、カメラ22を備える。
レーダ21及びカメラ22は、車両周囲に存在する障害物(特に車両前方の障害物)と車両との相対位置、障害物と車両との距離等の車両の周囲状況を検出する。レーダ21及びカメラ22は、検出した周囲状況の情報である周囲状況情報をコントローラ10へ出力する。
走行状態センサ群30には、車両の走行状態を検出するセンサと、運転者により行われた運転操作を検出するセンサとが含まれる。
車両の走行状態を検出するセンサには、車速センサ31と、加速度センサ32と、ヨーレートセンサ33が含まれる。
運転者により行われた運転操作を検出するセンサには、アクセル開度センサ34と、ブレーキスイッチ35と、ブレーキ操作量センサ36が含まれる。
車速センサ31は、車両の車輪速を検出し、車輪速に基づいて車両の速度を算出する。車速センサ31は、算出した車速の情報をコントローラ10へ出力する。
加速度センサ32は、車両の前後方向の加速度及び車幅方向の加速度を検出し、これらの加速度の情報をコントローラ10へ出力する。
ヨーレートセンサ33は、車両のヨーレート(車体が旋回する方向への回転角の変化速度)を検出し、検出したヨーレートの情報をコントローラ10へ出力する。
アクセル開度センサ34は、車両のアクセル開度を検出し、アクセル開度の情報をコントローラ10へ出力する。例えばアクセル開度センサ34は、車両のアクセルペダルの踏み込み量をアクセル開度として検出する。
ブレーキスイッチ35は、運転者による車両のブレーキ操作の作動状態を検出し、作動状態の情報をコントローラ10へ出力する。例えばブレーキスイッチ35は、運転者がブレーキペダルを踏み込むとオン状態信号を出力し、運転者がブレーキペダルを開放するとオフ状態信号を出力する。
ブレーキ操作量センサ36は、運転者によるブレーキ操作量を検出し、検出した操作量の情報をコントローラ10へ出力する。例えばブレーキ操作量センサ36は、車両のブレーキペダルの踏み込み量をブレーキ操作量として検出する。
走行状態センサ群30からコントローラ10に出力される車速の情報、加速度の情報、ヨーレートの情報、アクセル開度の情報、ブレーキ操作の作動状態の情報、及びブレーキ操作量の情報を、総称して「走行状態情報」と表記することがある。
脳波センサ40は、運転者の頭部に取り付けられる複数の電極を有する。脳波センサ40は、これら複数の電極により検出した運転者の脳波の情報をコントローラ10へ出力する。これらの複数の電極の頭部への取り付け方法は特に限定されないが、例えば脳波センサ40は、運転者の頭部に配置しやすいように装着型の電極帽子を備えてよい。
コントローラ10は、脳波センサ40から受信した脳波の情報に基づき、運転者がブレーキ操作をしようとする意図を予測する。すなわち、運転者のブレーキ操作を予測する。例えばコントローラ10は、検出した運転者の脳波の周波数解析に基づき運転者の脳に発生する運動準備電位を検出することにより運転者によるブレーキ操作を予測してよい。なお、ここでは周波数解析に基づくが、周波数解析に限らずパターン解析でも良く、すなわち信号解析できるものであれば良い。
コントローラ10は、車両の運転制御を行う電子制御ユニットである。コントローラ10は、プロセッサ11と、記憶装置12等の周辺部品とを含む。
プロセッサ11は、例えばCPU(Central Processing Unit)、やMPU(Micro-Processing Unit)であってよい。
記憶装置12は、半導体記憶装置、磁気記憶装置及び光学記憶装置のいずれかを備えてよい。記憶装置12は、レジスタ、キャッシュメモリ、主記憶装置として使用されるROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等のメモリを含んでよい。
なお、汎用の半導体集積回路中に設定される機能的な論理回路でコントローラ10を実現してもよい。例えば、コントローラ10はフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA:Field-Programmable Gate Array)等のプログラマブル・ロジック・デバイス(PLD:Programmable Logic Device)等を有していてもよい。
コントローラ10は、周囲状況センサ群20から受信した周囲状況情報と、走行状態センサ群30から受信した走行状態情報とに基づいて、車両前方の障害物と車両とが衝突するか否かを予測する。
例えばコントローラ10は、周囲状況情報と走行状態情報とに基づいて車両前方の障害物と車両との衝突可能性を評価してよい。コントローラ10は、衝突可能性と警報閾値とを比較して車両と障害物とが衝突するか否かを予測してよい。
衝突可能性は、例えば車両と障害物との衝突予測時間(TTC:Time to Collision)であってよい。この場合、コントローラ10は、車両前方の障害物と車両との距離を、車両と障害物との相対速度で割り算することによりTTCを算出する。コントローラ10は、TTCが警報閾値未満であるとき車両と障害物とが衝突すると予測し、TTCが警報閾値以上であるとき車両と障害物とが衝突すると予測しない。
以下の説明では、衝突予測時間に基づき車両と障害物との衝突を予測する例について説明する。ただし、車両と障害物との衝突は、衝突予測時間に限られず他の方法を用いて予測してもよい。
車両前方の障害物と車両とが衝突すると予測した場合(本例では、TTCが警報閾値未満である場合)、コントローラ10は、運転者に対して所定の警報を報知するか否かを判定する。この警報は、前方障害物との衝突の危険を知らせる警報や、ブレーキ操作を促す警報であってよい。
このとき、コントローラ10は、運転者によるブレーキ操作が検出されているか否かを判定する。例えばコントローラ10は、ブレーキスイッチ35が検出したブレーキ操作の作動状態や、ブレーキ操作量センサ36が検出したブレーキ操作量に基づいて、ブレーキ操作が検出されているか否かを判定する。ブレーキ操作が検出されている場合には、コントローラ10は警報の報知を禁止すると判定する。
ブレーキ操作が検出されていない場合、コントローラ10は運転者のブレーキ操作を予測したか否かを判定する。コントローラ10は、運転者のブレーキ操作を予測しなかった場合に警報を報知すると判定する。例えばコントローラ10は、車両前方の障害物と車両とが衝突すると予測した後に所定の第1待機時間が経過してもブレーキ操作を予測しなかった場合に警報を報知すると判定してよい。
ブレーキ操作が予測された場合、コントローラ10は警報を禁止すると判定してよい。ただし、ブレーキ操作が予測されてから所定の第2待機時間が経過してもブレーキ操作が検出されない場合は、コントローラ10は警報を報知すると判定してもよい。
すなわち、ブレーキ操作が予測された場合にコントローラ10は警報報知を留保し、ブレーキ操作が予測されてから第2待機時間が経過しても運転者によるブレーキ操作が検出されない場合に警報を報知すると判定してもよい。第2待機時間の経過前にブレーキ操作が検出された場合に警報の報知を禁止すると判定してもよい。
警報を報知すると判定した場合、コントローラ10はブザー50を駆動して警報音を発生させることにより運転者に対して警報を報知する。ただし、コントローラ10が警報を報知する手段は、ブザー50に限られず、他の手段を用いて警報を報知してもよい。例えば、スピーカにより警報音や警報メッセージを出力してもよく、表示ランプや液晶表示装置等のディスプレイから警報用の視覚表示を出力してもよい。
さらに、コントローラ10は、衝突可能性と自動制動閾値とを比較して、衝突回避ブレーキを自動的に動作させるか否かを判定する。例えばTTCが自動制動閾値未満になった場合、コントローラ10は、衝突回避ブレーキを動作させると判定する。
衝突回避ブレーキを動作させると判定した場合、コントローラ10は、ブレーキ制御アクチュエータ63を駆動して、車両のブレーキ装置を作動させる。
ブレーキ制御アクチュエータ63は、コントローラ10からの制御信号に応じて車両のブレーキ装置による制動動作を制御する。
第2待機時間は、特許請求の範囲に記載の所定時間の一例である。周囲状況センサ群20は、第1センサの一例である。脳波センサ40は、第2センサの一例である。ブザー50は、警報器の一例である。
(動作)
次に、第1実施形態に係る運転支援方法の一例について説明する。
図2を参照する。
ステップS1においてコントローラ10は、車両前方の障害物と車両との衝突可能性としてTTCを算出するために、周囲状況センサ群20から周囲状況情報を取得する。
ステップS2においてコントローラ10は、TTCを算出するために、車速センサ31による車速情報を走行状態情報として取得する。
ステップS3においてコントローラ10は、障害物と車両とのTTCを算出する。
ステップS4においてコントローラ10は、TTCと警報閾値を比較することにより車両と障害物とが衝突するか否かを予測する。衝突すると予測した場合(ステップS4:Y)に処理はステップS5へ進む。衝突すると予測しない場合(ステップS4:N)に警報を報知すると判断せずに処理はステップS10へ進む。これにより警報の報知が禁止される。
ステップS5においてコントローラ10は、警報の要否を判断するために、ブレーキ操作が検出されたか否かを判定する。ブレーキ操作が検出された場合(ステップS5:Y)に、警報を報知すると判断せずに処理はステップS10へ進む。これにより警報の報知が禁止される。ブレーキ操作が検出されない場合(ステップS5:N)に処理はステップS6へ進む。
ステップS6においてコントローラ10は、運転者にブレーキ操作の意図があるか否かを判定するため、すなわち運転者のブレーキ操作を予測するために、脳波センサ40の出力信号を取得する。
ステップS7においてコントローラ10は、運転者のブレーキ操作を予測したか否かを判定する。ブレーキ操作を予測した場合(ステップS7:Y)に、警報の報知を留保するために処理はステップS11へ進む。ブレーキ操作を予測しなかった場合(ステップS7:N)に処理はステップS8へ進む。
ステップS8においてコントローラ10は、車両前方の障害物と車両とが衝突すると予測してから第1待機時間が経過したか否かを判定する。第1待機時間が経過していない場合(ステップS8:N)に、処理はステップS6へ戻ってブレーキ操作が予測されるか否か判定し直す。
第1待機時間が経過した場合(ステップS8:Y)、すなわち車両前方の障害物と車両とが衝突すると予測してから第1待機時間が経過してもブレーキ操作を予測しなかった場合に処理はステップS9へ進む。
ステップS9においてコントローラ10は、警報を報知すると判定する。コントローラ10はブザー50を駆動して警報音を発生させることにより運転者に対して警報を報知する。その後に処理はステップS10へ進む。
ステップS10においてコントローラ10は、車両のイグニッションスイッチ(IGN)がオフになったか否かを判断する。イグニッションスイッチがオフになった場合(ステップS10:Y)に処理は終了する。イグニッションスイッチがオフでない場合(ステップS10:N)に処理はステップS1へ戻る。
ブレーキ操作が予測された場合、ステップS11においてコントローラ10は、ブレーキ操作の予測が正しいか否かを判定するために、ブレーキ操作が検出されたか否かを判定する。ブレーキ操作が検出された場合(ステップS11:Y)に、警報を報知すると判断せずに処理はステップS10へ進む。これにより警報の報知が禁止される。ブレーキ操作が検出されない場合(ステップS11:N)に処理はステップS12へ進む。
ステップS12においてコントローラ10は、ブレーキ操作が予測されてから第2待機時間が経過したか否かを判定する。まだ第2待機時間が経過していない場合(ステップS12:N)に処理はステップS11へ戻る。
第2待機時間が経過した場合(ステップS12:Y)、すなわちブレーキ操作が予測されてから第2待機時間が経過してもブレーキ操作が検知されなかった場合に、処理はステップS9へ進み、警報が報知される。
(第1実施形態の効果)
(1)周囲状況センサ群20は、車両の前方の障害物を検出する。コントローラ10は、車両と障害物とが衝突するか否かを予測する。コントローラ10は、車両の運転者のブレーキ操作が予測されたか否かを判定する。コントローラ10は、車両と障害物とが衝突すると判定され且つ運転者のブレーキ操作が予測されない場合に警報を報知する。コントローラ10は、車両と障害物とが衝突すると判定され且つ運転者のブレーキ操作が予測された場合に警報の報知を禁止する。
これにより、コントローラ10は、車両と障害物とが衝突すると予測しても、運転者が障害物を認知しておりブレーキ操作を行うつもりであるか否かを判断できる。そして運転者がブレーキ操作を行うつもりである場合には警報を報知しないことにより、過剰な警報により運転者に不快感を与えるのを回避できる。
(2)コントローラ10は、運転者のブレーキ操作が予測された後に第2待機時間が経過しても運転者のブレーキ操作を検出しない場合に警報を報知する。これにより、ブレーキ操作の予測が誤っていた場合に警報を報知することが可能になる。このため、誤ったブレーキ操作の予測に起因する無警報状態を回避できる。
(3)コントローラ10は、運転者の運動準備電位の検出によりブレーキ操作を予測する。運動準備電位を検出することで高い精度で運転者のブレーキ操作を予測できる。
(第2実施形態)
続いて、第2実施形態の運転支援装置1を説明する。
認知した障害物との衝突の危険を感じてブレーキ操作を行うタイミングは、個々の運転者によって異なる。例えば、ある運転者は余裕のある状態(すなわちTTCが比較的長い状態)からブレーキ操作を始めるのに対し、他の運転者は障害物に近づいた状態(すなわちTTCが比較的短い状態)までブレーキ操作を始めないことがある。
このため、コントローラ10が車両と障害物の衝突を予測した時期、すなわちTTCが警報閾値を下回る時期があの運転者にとって早すぎると、その運転者が障害物を認知していても、その時点ではまだブレーキ操作を意図していないことがある。このため、ブレーキ操作の予測が遅れて、過剰な警報を報知する虞がある。
そこで第2実施形態では、周囲状況センサ群20が障害物を検出した後の運転者のブレーキ操作のタイミングに応じて警報閾値を変更する。すなわち、周囲状況センサ群20が障害物を検出した後の運転者のブレーキ操作のタイミングにより警報閾値を学習する。
第2実施形態の運転支援装置1の構成は、図1に示す機能構成と同様である。
コントローラ10は、車両前方の障害物が検出された後の運転者のブレーキ操作のタイミングに応じて警報閾値を変更する。
例えば、コントローラ10は、車両前方の障害物が検出された後の運転者のブレーキ操作のタイミングで、その時点のTTCを算出してよい。また例えば、コントローラ10は、障害物と車両とが衝突すると予測され、且つ運転者のブレーキ操作が予測された後に行われた運転者のブレーキ操作のタイミングで、その時点のTTCを算出してよい。
コントローラ10は、これら時点で算出されたTTCに応じて警報閾値を学習してよい。例えば、これら時点で算出されたTTCの値を警報閾値としてもよく、処理遅延を考慮した正のマージンをTTCに加えて警報閾値としてもよく、1より大きな定数CをTTCに乗じて警報閾値としてもよい。
また、例えばコントローラ10は、障害物と車両とが衝突すると予測された後に運転者のブレーキ操作が予測されたタイミングで算出したTTCに応じて警報閾値を学習してもよい。ただし、ブレーキ操作の予測が誤っていた場合(例えばブレーキ操作の予測後、第2待機時間が経過してもブレーキ操作がない場合)には、警報閾値の学習を無効としてもよい。
次に、第2実施形態に係る運転支援方法の一例について説明する。
図3を参照する。
ステップS21〜S30までの処理は、図2を参照して説明したステップS1〜S10までの処理と同じである。
ブレーキ操作が予測された場合(ステップS27:Y)、ステップS31においてコントローラ10は、ブレーキ操作の予測どおり、ブレーキ操作が検出されたか否かを判定する。ブレーキ操作が検出された場合(ステップS31:Y)に、警報を報知すると判断せずに処理はステップS33へ進む。これにより警報の報知が禁止される。ブレーキ操作が検出されない場合(ステップS31:N)に処理はステップS32へ進む。
ステップS32においてコントローラ10は、ブレーキ操作が予測されてから第2待機時間が経過したか否かを判定する。まだ第2待機時間が経過していない場合(ステップS32:N)に処理はステップS31へ戻る。
第2待機時間が経過した場合(ステップS32:Y)に処理はステップS9へ進み、警報が報知される。
ステップS33においてコントローラ10は、現時点におけるTTC、すなわち障害物と車両とが衝突すると予測され、且つ運転者のブレーキ操作が予測された後に行われた運転者のブレーキ操作のタイミングの時点のTTCを算出する。その後に処理はステップS34へ進む。
ステップS34においてコントローラ10は、ステップS33で算出したTTCに応じて警報閾値を学習する。その後に処理はステップS30へ進む。
(第2実施形態の効果)
(1)コントローラ10は、車両と障害物との衝突可能性として車両と障害物とのTTCを評価する。コントローラ10は、TTCと警報閾値とを比較して車両と障害物とが衝突するか否かを予測する。コントローラ10は、障害物が検出された後の運転者のブレーキ操作のタイミングに応じて警報閾値を変更する。
例えば、コントローラ10は、障害物が検出された後の運転者のブレーキ操作のタイミングで、その時点のTTCを評価し、このTTCに応じて警報閾値を変更する。
これにより、コントローラ10が車両と障害物との衝突を予測する時期を、個々の運転者のブレーキ操作のタイミングに応じて学習することができる。このため、車両と障害物との衝突の予測時期が運転者にとって早すぎることにより過剰な警報を回避することができる。
本発明は、ここで記載していない様々な実施形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
1…運転支援装置、10…コントローラ、11…プロセッサ、12…記憶装置、20…周囲状況センサ群、21…レーダ、22…カメラ、30…走行状態センサ群、31…車速センサ、32…加速度センサ、33…ヨーレートセンサ、34…アクセル開度センサ、35…ブレーキスイッチ、36…ブレーキ操作量センサ、40…脳波センサ、50…ブザー、60…ブレーキ制御アクチュエータ

Claims (6)

  1. センサが、車両の前方の障害物を検出し、
    コントローラが、前記車両と前記障害物とが衝突するか否かを予測し、
    前記コントローラが、前記車両の運転者のブレーキ操作が予測されたか否かを判定し、
    前記コントローラが、前記車両と前記障害物とが衝突すると判定され且つ前記運転者のブレーキ操作が予測されない場合に警報を報知し、前記車両と前記障害物とが衝突すると判定され且つ前記運転者のブレーキ操作が予測された場合に警報の報知を禁止する、
    ことを特徴とする運転支援方法。
  2. 前記コントローラは、前記運転者のブレーキ操作が予測された後に所定時間が経過しても前記運転者のブレーキ操作を検出しない場合に警報を報知することを特徴とする請求項1に記載の運転支援方法。
  3. 前記コントローラは、前記車両と前記障害物との衝突可能性を評価し、
    前記コントローラは、前記衝突可能性と警報閾値とを比較して前記車両と前記障害物とが衝突するか否かを予測し、
    前記コントローラは、前記障害物が検出された後の前記運転者のブレーキ操作のタイミングに応じて前記警報閾値を変更する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の運転支援方法。
  4. 前記コントローラは、前記障害物が検出された後の前記運転者のブレーキ操作のタイミングで、その時点の前記衝突可能性を評価し、
    前記コントローラは、前記運転者のブレーキ操作のタイミングで評価した前記衝突可能性に応じて前記警報閾値を変更することを特徴とする請求項3に記載の運転支援方法。
  5. 前記運転者の運動準備電位の検出により前記ブレーキ操作を予測することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の運転支援方法。
  6. 車両の前方の障害物を検出する第1センサと、
    前記車両の運転者のブレーキ操作の意図を検出する第2センサと、
    警報を発生させる警報器と、
    前記第1センサにより検出された障害物と前記車両とが衝突するか否かを予測し、前記第2センサにより検出されたブレーキ操作の意図に基づいて前記運転者のブレーキ操作が予測されたか否かを判定し、前記車両と前記障害物とが衝突すると判定され且つ前記運転者のブレーキ操作が予測されない場合に前記警報器を駆動して警報を報知し、前記車両と前記障害物とが衝突すると判定され且つ前記運転者のブレーキ操作が予測された場合に警報の報知を禁止するコントローラと、
    を備えることを特徴とする運転支援装置。
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