JP5305090B2 - 安全監視装置および方法、並びに、プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、安全監視装置および方法、並びに、プログラムに関し、特に、車両用の安全監視装置および方法、並びに、プログラムに関する。
従来、シフトレバーの状態と操舵角に基づいて自車両の進行方向を予測するとともに、車外カメラおよびレーダによる自車両の周辺の障害物の検出、および、車内カメラにより撮影した画像をもとにした運転者の視線方向の検出を行い、運転者が発進動作を行った場合に、車両の進行方向に障害物が存在したり、運転者が進行方向を見ていないときに、運転者への警告、および、車両動作への介入を行うことが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−153660号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、発進動作を行ったときにはじめて運転者への警告、および、車両動作への介入が行われるため、運転者に動揺を与えたり、危険を回避するために発車が遅れ、後続の車両に影響が出たりする場合がある。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、より適切に停車中に運転者に危険を通知することができるようにするものである。
本発明の一側面の安全監視装置は、車両が停車中であるか否か、および、前記車両がすぐに発進できる状態か否かを判定する車両状態判定手段と、車両の前方の障害物を検知する障害物検知手段と、車両の運転者の脇見を検知する脇見検知手段と、車両の停車中に運転者が脇見をしている場合、障害物の位置が変化したとき、運転者への警告を行うように制御するとともに、前記車両がすぐに発進できる状態であるとき、前記運転者への警告をより強く行うように制御する警告制御手段とを含む。
本発明の一側面の安全監視装置においては、車両が停車中であるか否か、および、前記車両がすぐに発進できる状態か否かが判定され、車両の前方の障害物が検知され、車両の運転者の脇見が検知され、車両の停車中に運転者が脇見をしている場合、障害物の位置が変化したとき、運転者への警告を行うように制御されるとともに、前記車両がすぐに発進できる状態であるとき、前記運転者への警告をより強く行うように制御される
従って、より適切に停車中に運転者に危険を通知することができる。また、より確実に発車時の事故を防止することができる。
この車両状態判定手段、障害物検知手段、脇見検知手段、警告制御手段は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ECU(Electronic Control Unit)などにより構成される。
この障害物検知手段には、障害物の移動方向をさらに検知させ、この警告制御手段には、障害物の移動方向に基づいて運転者への警告の強度を変化させることができる。
これにより、より適切に運転者に危険の度合いを通知することができる。
この障害物検知手段には、障害物の属性をさらに検知させ、この警告制御手段には、障害物の属性に基づいて運転者への警告内容を変化させることができる。
これにより、より適切に運転者に危険の内容を通知することができる。
この車両状態判定手段には、車両のハザードランプの状態、車両の速度、車両のトランスミッションの状態、車両のアクセルペダルの状態、および、車両のブレーキの状態のうち少なくとも1つに基づいて、車両が停車中であるか否かを判定させることができる。
これにより、正確に停車中であるか否かを判定することができる。
本発明の一側面の安全監視方法は、車両の安全監視装置が、車両が停車中であるか否か、および、前記車両がすぐに発進できる状態か否かを判定し、車両の前方の障害物を検知し、車両の運転者の脇見を検知し、車両の停車中に運転者が脇見をしている場合、障害物の位置が変化したとき、運転者への警告を行うように制御するとともに、前記車両がすぐに発進できる状態であるとき、前記運転者への警告をより強く行うように制御するステップを含む。
本発明の一側面のプログラムは、車両が停車中であるか否か、および、前記車両がすぐに発進できる状態か否かを判定し、車両の前方の障害物を検知し、車両の運転者の脇見を検知し、車両の停車中に運転者が脇見をしている場合、障害物の位置が変化したとき、運転者への警告を行うように制御するとともに、前記車両がすぐに発進できる状態であるとき、前記運転者への警告をより強く行うように制御するステップを含む処理をコンピュータに実行させる。
本発明の一側面の安全監視方法、または、本発明の一側面のプログラムを実行するコンピュータにおいては、車両が停車中であるか否か、および、前記車両がすぐに発進できる状態か否かが判定され、車両の前方の障害物が検知され、車両の運転者の脇見が検知され、車両の停車中に運転者が脇見をしている場合、障害物の位置が変化したとき、運転者への警告を行うように制御されるとともに、前記車両がすぐに発進できる状態であるとき、前記運転者への警告をより強く行うように制御される
従って、より適切に停車中に運転者に危険を通知することができる。また、より確実に発車時の事故を防止することができる。
この安全監視装置は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ECU(Electronic Control Unit)などにより構成される。
本発明の一側面によれば、運転者に危険を通知することができる。特に、本発明の一側面によれば、より適切に停車中に運転者に危険を通知することができるようにするものである。
本発明を適用した安全監視システムの一実施の形態を示すブロック図である。 安全監視システムにより実行される安全監視処理を説明するためのフローチャートである。 自車の状態の分類の一例を示す図である。 図3の判定条件の各項目の値の一覧を示す図である。 障害物の移動方向の分類方法の一例を示す図である。 危険度の分類、運転者への警告内容の設定に用いるテーブルの一例を示す図である。 コンピュータの構成例を示す図である。
以下、図を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明を適用した安全監視システムの一実施の形態を示すブロック図である。図1の安全監視システム1は、自動車などの車両に設けられ、停車中に危険な状態や注意すべき状態が発生していないかを監視し、危険な状態や注意すべき状態を検知した場合、運転者に注意を促すシステムである。安全監視システム1は、センサ部11、画像センサ12、監視部13、および、警告部14を含むように構成される。
なお、以下、安全監視システム1が設けられている車両を、自車と称する。
センサ部11は、例えば、超音波センサ、レーザレーダ、電波センサ、画像センサなどの測距センサにより構成される。センサ部11は、自車の前方の物体の有無および位置を検知し、検知結果を示す信号を監視部13の障害物検知部23に供給する。
なお、センサ部11は、自車の前方の物体の有無および位置を確実に検知できる位置に設置されることが望ましい。例えば、センサ部11は、自車の前端部(例えば、バンパー付近など)に設置される。
画像センサ12は、自車の運転席に座っている運転者の顔を撮影し、その結果得られた画像(以下、入力画像と称する)を監視部13の脇見検知部24に供給する。
なお、画像センサ12は、運転者の体格および姿勢などの違いに関わらず、運転者の顔を確実に撮影することができる位置に設置されることが望ましい。例えば、画像センサ12は、自車内のセンタミラー(ルームミラー)の根元付近(センタミラーが自車に取り付けられているあたり)に設置される。
監視部13は、例えば、マイクロコンピュータ、CPU(Central Processing Unit)などの演算装置により構成される。監視部13は、所定の制御プログラムを実行することにより、車両情報取得部21、車両状態判定部22、障害物検知部23、脇見検知部24、および、警告制御部25を含む機能を実現する。
車両情報取得部21は、自車に設けられている各種のセンサ、ECU(Electronic Control Unit)などから、自車の各種の状態を示す車両情報を取得し、車両状態判定部22に供給する。
車両状態判定部22は、図3および図4を参照して後述するように、車両情報取得部21により取得された車両情報に基づいて、自車の状態を判定する。車両状態判定部22は、判定結果を障害物検知部23および警告制御部25に通知する。
障害物検知部23は、図2などを参照して後述するように、センサ部11から供給される信号に基づいて、自車の前方の障害物の有無、位置、移動方向、属性などを検知する。障害物検知部23は、検知結果を脇見検知部24および警告制御部25に通知する。
脇見検知部24は、図2を参照して後述するように、画像センサ12から供給される入力画像に基づいて、自車の運転者が脇見をしているか否かを検知する。脇見検知部24は、検知結果を警告制御部25に通知する。
警告制御部25は、図6を参照して後述するように、車両状態判定部22による自車の状態の判定結果、障害物検知部23による自車の前方の障害物の検知結果、および、脇見検知部24による運転者の脇見の検知結果に基づいて、運転者に対する警告内容を設定する。警告制御部25は、設定した警告内容を、警告部14を用いて運転者に通知する。
警告部14は、例えば、スピーカ、アラーム、ベルなどの音声出力手段、ディスプレイ、インストルメントパネル、カーナビゲーションシステムなどの表示手段、LED(Light Emitting Diode)、ランプなどの発光手段、バイブレータなどの振動手段により構成される。警告部14は、図2を参照して後述するように、警告制御部25の制御の基に、運転者への警告を行う。
次に、図2のフローチャートを参照して、安全監視システム1により実行される安全監視処理について説明する。なお、この処理は、例えば、自車のアクセサリ(ACC)用の電源がオンされたとき開始され、アクセサリ用の電源がオフされたとき終了する。
ステップS1において、安全監視システム1は、自車の状態を判定する。具体的には、車両情報取得部21は、自車に設けられている各種のセンサ、ECUなどから、自車の状態を示す車両情報を取得し、取得した車両情報を車両状態判定部22に供給する。なお、車両情報には、例えば、以下の情報が含まれる。
・ハザードランプの点滅の有無
・車速
・フットブレーキのブレーキ圧
・サイドブレーキのブレーキ圧
・アクセルペダルの踏み込み量
・シフトレバーの位置
車両状態判定部22は、車両情報に基づいて、自車の状態を判定する。
ここで、図3および図4を参照して、自車の状態の判定方法の具体例について説明する。図3は、自車の状態の分類の一例を示し、図4は、図3の判定条件の各項目の値の一覧を示している。
まず、図4を参照して、図3の判定条件の各項目の値について説明する。
図3のハザードランプの欄は、自車のハザードランプの状態を示す値として、OnまたはOffのいずれかの値が設定される。Onは、自車のハザードランプが点滅していることを示し、Offは、自車のハザードランプが消灯していることを示す。
図3の車速の欄には、自車の速度の状態を示す値として、GoまたはStopのいずれかの値が設定される。Goは、車速が所定の閾値以上であることを示し、Stopは、車速が所定の閾値未満であることを示す。
図3のシフト位置の欄には、自車のシフト位置(あるいはギアの位置)を示す値として、P、D、RまたはNのいずれかの値が設定される。Pは、自車のシフト位置がパーキングに設定されていることを示し、Dは、自車のシフト位置がドライブに設定されているか、または、自車のギアが前進ギアに設定されていることを示し、Rは、自車のシフト位置がリアに設定されているか、または、自車のギアが後進ギアに設定されていることを示し、Nは、自車のシフト位置がニュートラルに設定されていることを示す。
図3のアクセルの欄には、自車のアクセルペダルの状態を示す値として、OnまたはOffのいずれかの値が設定される。Onは、自車のアクセルペダルの踏み込み量が所定の閾値以上であることを示し、Offは、自車のアクセルペダルの踏み込み量が所定の閾値未満であることを示す。
図3のフットブレーキの欄には、自車のフットブレーキの状態を示す値として、OnまたはOffのいずれかの値が設定される。Onは、自車のフットブレーキのブレーキ圧が所定の閾値以上であることを示し、Offは、自車のフットブレーキのブレーキ圧が所定の閾値未満であることを示す。
図3のサイドブレーキの欄には、自車のサイドブレーキの状態を示す値として、OnまたはOffのいずれかの値が設定される。Onは、自車のサイドブレーキのブレーキ圧が所定の閾値以上であることを示し、Offは、自車のサイドブレーキのブレーキ圧が所定の閾値未満であることを示す。
また、図3の判定条件の各欄に”−”が設定されている場合、どの値が設定されていても判定に影響しないことを示す。
次に、図3を参照して、自車の状態の判定方法を具体的に説明する。
ハザードランプが点滅している場合、他の判定条件の値に関わらず、自車は駐車していると判定される。ここで、駐車とは、自車がしばらく停止し、所定の時間内に発進する可能性が低いと推定される状態のことである。
ハザードランプが消灯しており、かつ、車速が所定の閾値以上である場合、自車は走行していると判定される。
ハザードランプが消灯しており、かつ、車速が所定の閾値未満であり、かつ、シフト位置がパーキングに設定されている場合、自車は駐車していると判定される。
ハザードランプが消灯しており、かつ、車速が所定の閾値未満であり、かつ、シフト位置がリアに設定されている(または、後退ギアに設定されている)場合、自車は後退しようとしている(以下、後退モードと称する)と判定される。
ハザードランプが消灯しており、かつ、車速が所定の閾値未満であり、かつ、シフト位置がニュートラルに設定されており、かつ、アクセルペダルの踏み込み量が所定の閾値以上である場合、自車はアイドルアップの状態であると判定される。
ハザードランプが消灯しており、かつ、車速が所定の閾値未満であり、かつ、シフト位置がニュートラルに設定されており、かつ、アクセルペダルの踏み込み量が所定の閾値未満である場合、自車は停車していると判定される。ここで、停車とは、信号待ちなどの要因により自車が一時的に停止し、所定の時間内に発進する可能性が高いと推定される状態のことである。
ハザードランプが消灯しており、かつ、車速が所定の閾値未満であり、かつ、シフト位置がドライブに設定されており(または、前進ギアに設定されており)、かつ、アクセルペダルの踏み込み量が所定の閾値以上である場合、自車は停車しており、かつ、発車の準備をしている状態であると判定される。ここで、発車の準備をしている状態とは、自車がすぐに発進できると推定される状態のことである。
ハザードランプが消灯しており、かつ、車速が所定の閾値未満であり、かつ、シフト位置がドライブに設定されており(または、前進ギアに設定されており)、かつ、アクセルペダルの踏み込み量が所定の閾値未満であり、かつ、フットブレーキのブレーキ圧が所定の閾値以上である場合、自車は停車していると判定される。
ハザードランプが消灯しており、かつ、車速が所定の閾値未満であり、かつ、シフト位置がドライブに設定されており(または、前進ギアに設定されており)、かつ、アクセルペダルの踏み込み量が所定の閾値未満であり、かつ、フットブレーキのブレーキ圧が所定の閾値未満であり、かつ、サイドブレーキのブレーキ圧が所定の閾値未満である場合、自車は停車しており、かつ、発車の準備をしている状態であると判定される。
ハザードランプが消灯しており、かつ、車速が所定の閾値未満であり、かつ、シフト位置がドライブに設定されており(または、前進ギアに設定されており)、かつ、アクセルペダルの踏み込み量が所定の閾値未満であり、かつ、フットブレーキのブレーキ圧が所定の閾値未満であり、かつ、サイドブレーキのブレーキ圧が所定の閾値以上である場合、自車は停車していると判定される。
なお、以上に説明した自車の状態の判定方法は、その一例であり、上述した情報の一部を用いたり、他の情報を用いたり、別の手法を用いたりして、自車の状態を判定するようにすることも可能である。
ステップS2において、車両状態判定部22は、ステップS1の処理の結果に基づいて、自車が停車中であるか否かを判定する。車両状態判定部22は、自車が停車中であると判定した場合、自車が停車中であることを、障害物検知部23および警告制御部25に通知する。その後、処理はステップS3に進む。
ステップS3において、障害物検知部23は、障害物の検知を行う。すなわち、障害物検知部23は、センサ部11からの信号に基づいて、自車の前方の障害物の有無を検知し、自車の前方に障害物が存在する場合、その障害物の自車に対する相対位置を検知する。
ステップS4において、障害物検知部23は、障害物の位置が変化したか否かを判定する。具体的には、障害物検知部23は、ステップS3の処理による障害物の検知結果を時系列で比較し、自車の前方に存在する障害物の自車に対する相対位置の変化を検知する。このとき、障害物検知部23は、障害物の移動方向も検知し、移動方向の分類を行う。
ここで、図5を参照して、障害物の移動方向の分類方法の一例について説明する。例えば、矢印A1により示されるように、障害物が自車51の前方の障害物の検知エリア52外から検知エリア52内に進入した場合、その障害物の移動方向は「進入」に分類される。
また、矢印A2により示されるように、障害物が検知エリア52内から検知エリア52外に出た場合、その障害物の移動方向は「退出」に分類される。
さらに、矢印A3により示されるように、障害物が検知エリア52内を自車51に近づく方向に移動した場合、その障害物の移動方向は「接近」に分類される。
また、矢印A4により示されるように、障害物が検知エリア52内を自車51から遠ざかる方向に移動した場合、その障害物の移動方向は「乖離」に分類される。
障害物検知部23は、自車の前方に存在する障害物のうちの少なくとも1つの位置が移動した場合、障害物の位置が変化したと判定し、障害物の位置が変化したことを、脇見検知部24に通知する。その後、処理はステップS5に進む。
ステップS5において、障害物検知部23は、障害物の属性を判定する。例えば、障害物検知部23は、検知した障害物の物理的特徴に基づいて、障害物の属性(例えば、車両であるか、または、歩行者であるか)を判定する。例えば、センサ部11にレーザレーダが備えられている場合、障害物までの距離と障害物からの反射光量により、障害物の物性の1つである反射率を推測することができる。そして、障害物の高反射率が高い場合、反射板の装備が法規で定められている車両であると推測し、障害物の反射率が低い場合、衣服のように反射率の低いものを身につけた歩行者であると推測することが可能である。
障害物検知部23は、位置が変化した自車の前方の障害物の移動方向および属性の検知結果を、警告制御部25に通知する。
なお、障害物の有無、位置、移動方向、および、属性の検知に用いる手法は、特定の手法に限定されるものではなく、より正確に、より迅速に、かつ、より簡単に検知できる手法を用いるのが望ましい。
ステップS6において、脇見検知部24は、運転者の視線方向を検知する。具体的には、脇見検知部24は、運転者の顔を撮影した結果得られた入力画像を画像センサ12から取得する。脇見検知部24は、取得した入力画像に基づいて、所定の手法を用いて、運転者の視線方向を検知する。
なお、運転者の視線方向の検知に用いる手法は、特定の手法に限定されるものではなく、より正確に、より迅速に、かつ、より簡単に検知できる手法を用いるのが望ましい。
ステップS7において、脇見検知部24は、運転者の視線方向に基づいて、運転者が脇見をしているか否かを判定する。脇見検知部24は、例えば、自車の正面方向に対する運転者の左右の視線方向が所定の角度(例えば、30度)以上である場合、運転者が脇見をしていると判定し、運転者が脇見をしていることを警告制御部25に通知する。その後、処理はステップS8に進む。
ステップS8において、警告制御部25は、警告内容を設定する。例えば、警告制御部25は、図6のテーブルを用いて、脇見検知部24により検知された運転者の脇見の有無、車両状態判定部22により判定された自車の状態、並びに、障害物検知部23により検知された自車の前方の障害物の属性および移動方向からなる判定条件に基づいて、危険度を段階的に分類し、運転者への警告内容を設定する。
具体的には、図6に示されるように、運転者が脇見をしていない場合、他の判定条件の値に関わらず、危険でないと判定され、警告なしに設定される。
また、運転者が脇見をしている場合であっても、自車が走行しているか、後退モードであるか、または、アイドルアップの状態である場合、安全監視システム1が警告を行う状況の対象外であるため、警告なしに設定される。
さらに、運転者が脇見をしている場合であっても、駐車中である場合、危険でないと判定され、警告なしに設定される。
一方、運転者が脇見をしており、かつ、自車が停車している場合に、自車の前方に障害物が存在し、その障害物が移動しているとき、発車準備をしている状態か否かに関わらず、危険であると判定され、何らかの警告内容が設定される。また、発車準備をしている状態の方が、発車準備をしていない状態と比較して、発車するまでの時間が短いと推測されるため、より危険度が高いと判定され、より厳しい警告内容が設定される。
まず、自車が発車準備をしている状態で停車している場合の危険度および警告内容について具体的に説明する。
自車の前方の障害物が歩行者である場合、その進行方向が「進入」であるとき、危険度が大きいと判定され、警告内容は「歩行者の飛出しを警告」に設定され、その進行方向が「退出」であるとき、危険度が中程度であると判定され、警告内容は「歩行者の存在を注意」に設定され、その進行方向が「接近」であるとき、危険度が大きいと判定され、警告内容は「歩行者の接近を警告」に設定され、その進行方向が「乖離」であるとき、危険度が中程度であると判定され、警告内容は「歩行者の存在を注意」に設定される。
また、自車の前方の障害物が車両である場合、その進行方向が「進入」であるとき、危険度が大きいと判定され、警告内容は「先行車の飛出しを警告」に設定され、その進行方向が「退出」であるとき、危険度が中程度であると判定され、警告内容は「先行車の存在を注意」に設定され、その進行方向が「接近」であるとき、危険度が大きいと判定され、警告内容は「先行車の接近を警告」に設定され、その進行方向が「乖離」であるとき、危険度が中程度であると判定され、警告内容は「先行車の存在を注意」に設定される。
次に、自車が発車準備をしていない状態で停車している場合の危険度および警告内容について具体的に説明する。
自車の前方の障害物が歩行者である場合、その進行方向が「進入」であるとき、危険度が中程度であると判定され、警告内容は「歩行者の飛出しを注意」に設定され、その進行方向が「退出」であるとき、危険度が小さいと判定され、警告内容は「歩行者の存在を通知」に設定され、その進行方向が「接近」であるとき、危険度が中程度であると判定され、警告内容は「歩行者の接近を注意」に設定され、その進行方向が「乖離」であるとき、危険度が小さいと判定され、警告内容は「歩行者の存在を通知」に設定される。
また、自車の前方の障害物が車両である場合、その進行方向が「進入」であるとき、危険度が中程度であると判定され、警告内容は「先行車の割込みを注意」に設定され、その進行方向が「退出」であるとき、危険度が小さいと判定され、警告内容は「発進可能な状況を通知」に設定され、その進行方向が「接近」であるとき、危険度が中程度であると判定され、警告内容は「先行車の接近を注意」に設定され、その進行方向が「乖離」であるとき、危険度が小さいと判定され、警告内容は「発進可能な状況を通知」に設定される。
ステップS9において、警告部14は、警告制御部25の制御の基に、運転者への警告を行う。具体的には、警告制御部25は、設定した内容の警告を行うように警告部14に指令する。例えば、警告部14は、音声により警告内容を運転者に通知する。この場合、警告部14は、危険度に応じて、音量、音色、音声の出力時間などを変えたり、メッセージの表現を変えたりする。
また、例えば、警告部14は、運転席やステアリングホイールなど運転者と接触している自車内の部品をバイブレータなどにより振動させることにより運転者への警告を行う。この場合、警告部14は、危険度に応じて、振動の大きさ、振動数、振動時間などを変化させる。
さらに、例えば、警告部14は、カーナビゲーション装置の画面やインストルメントパネルなどの表示装置を用いて視覚的に運転者への警告を行う。この場合、警告部14は、危険度に応じて、表示の大きさ、明るさ、色、点滅の有無、点滅スピード、メッセージの表現、図柄などを変化させる。
なお、運転者への警告の強度、換言すれば、運転者への注意の喚起度は、「警告」が最も高く、次に「注意」が高く、「通知」が最も低くなる。
また、警告内容が「発進可能な状況を通知」に設定されている場合、運転者に安全に発車できることが通知される。
その後、処理はステップS1に戻り、ステップS1以降の処理が実行される。
一方、ステップS2において、車両状態判定部22は、自車が停車中でないと判定した場合、自車が停車中でないことを警告制御部25に通知する。その後、処理はステップS1に戻り、ステップS1以降の処理が実行される。
また、ステップS4において、障害物検知部23は、障害物の位置が変化していないと判定した場合、障害物の位置が変化していないことを警告制御部25に通知する。その後、処理はステップS1に戻り、ステップS1以降の処理が実行される。
さらに、ステップS7において、脇見検知部24は、運転者が脇見をしていないと判定した場合、運転者が脇見をしていないことを警告制御部25に通知する。その後、処理はステップS1に戻り、ステップS1以降の処理が実行される。
このようにして、日常的に行われる停車中の運転者の脇見に対して、脇見中に、自車の前方の障害物と自車との位置関係に変化が生じたとき、その障害物の属性が識別され、状況に応じて適切なタイミングで必要な情報が運転者に通知される。これにより、運転者の注意が喚起され、脇見後の発進時に起こる事故を未然に防ぐことができる。
また、発進動作を行う前に運転者に危険が通知されるため、運転者は発進前に危険を認識してから発進動作を行うことができる。そのため、運転者が発進時にはじめて危険に気付き動揺したり、危険を回避するために発車が遅れ、後続の車両に影響が出たりすることが防止される。
さらに、前方の障害物の位置が変化していない場合には警告が行われないため、例えば、停車中に運転者が自車の前方以外の方向を見る必要がある場合に、不要な警告が行われ、運転者にストレスを与えることが防止される。
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行することもできるし、ソフトウエアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされる。
図7は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウエアの構成例を示すブロック図である。
コンピュータにおいて、CPU(Central Processing Unit)201,ROM(Read Only Memory)202,RAM(Random Access Memory)203は、バス204により相互に接続されている。
バス204には、さらに、入出力インタフェース205が接続されている。入出力インタフェース205には、キーボード、マウス、マイクロホンなどよりなる入力部206、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部207、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる記憶部208、ネットワークインタフェースなどよりなる通信部209、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア211を駆動するドライブ210が接続されている。
以上のように構成されるコンピュータでは、CPU201が、例えば、記憶部208に記憶されているプログラムを、入出力インタフェース205及びバス204を介して、RAM203にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
コンピュータ(CPU201)が実行するプログラムは、例えば、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)等)、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリなどよりなるパッケージメディアであるリムーバブルメディア211に記録して、あるいは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供される。
そして、プログラムは、リムーバブルメディア211をドライブ210に装着することにより、入出力インタフェース205を介して、記憶部208にインストールすることができる。また、プログラムは、有線または無線の伝送媒体を介して、通信部209で受信し、記憶部208にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM202や記憶部208に、あらかじめインストールしておくことができる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置、手段などより構成される全体的な装置を意味するものとする。
さらに、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
1 安全監視システム
11 センサ部
12 画像センサ
13 監視部
14 警告部
21 情報取得部
22 車両状態判定部
23 障害物検知部
24 脇見検知部
25 警告制御部

Claims (6)

  1. 車両が停車中であるか否か、および、前記車両がすぐに発進できる状態か否かを判定する車両状態判定手段と、
    前記車両の前方の障害物を検知する障害物検知手段と、
    前記車両の運転者の脇見を検知する脇見検知手段と、
    前記車両の停車中に前記運転者が脇見をしている場合、前記障害物の位置が変化したとき、前記運転者への警告を行うように制御するとともに、前記車両がすぐに発進できる状態であるとき、前記運転者への警告をより強く行うように制御する警告制御手段と
    を含む安全監視装置。
  2. 前記障害物検知手段は、前記障害物の移動方向をさらに検知し、
    前記警告制御手段は、前記障害物の移動方向に基づいて前記運転者への警告の強度を変化させる
    請求項1に記載の安全監視装置。
  3. 前記障害物検知手段は、前記障害物の属性をさらに検知し、
    前記警告制御手段は、前記障害物の属性に基づいて前記運転者への警告内容を変化させる
    請求項1に記載の安全監視装置。
  4. 前記車両状態判定手段は、前記車両のハザードランプの状態、前記車両の速度、前記車両のトランスミッションの状態、前記車両のアクセルペダルの状態、および、前記車両のブレーキの状態のうち少なくとも1つに基づいて、前記車両が停車中であるか否かを判定する
    請求項1に記載の安全監視装置。
  5. 車両の安全監視装置が、
    前記車両が停車中であるか否か、および、前記車両がすぐに発進できる状態か否かを判定し、
    前記車両の前方の障害物を検知し、
    前記車両の運転者の脇見を検知し、
    前記車両の停車中に前記運転者が脇見をしている場合、前記障害物の位置が変化したとき、前記運転者への警告を行うように制御するとともに、前記車両がすぐに発進できる状態であるとき、前記運転者への警告をより強く行うように制御する
    ステップを含む安全監視方法。
  6. 車両が停車中であるか否か、および、前記車両がすぐに発進できる状態か否かを判定し、
    前記車両の前方の障害物を検知し、
    前記車両の運転者の脇見を検知し、
    前記車両の停車中に前記運転者が脇見をしている場合、前記障害物の位置が変化したとき、前記運転者への警告を行うように制御するとともに、前記車両がすぐに発進できる状態であるとき、前記運転者への警告をより強く行うように制御する
    ステップを含む処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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