JP2018045200A - 画像形成装置、画像形成方法およびプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】連続転写媒体を用いた際に、画像読取部のキャリブレーションを簡易に行うことを可能にする。【解決手段】画像データに基づいて連続転写媒体に画像を形成する画像形成部と、画像形成部の制御を行う制御部を有し、制御部は、連続転写媒体に印刷された画像に対する画像読取部による読み取り結果を受けて、画像形成部の補正を行う画像形成補正機能と、連続転写媒体が位置しない状態で読み取られた画像読取部の読取り結果を受けて、画像読取部に対するキャリブレーションを行うキャリブレーション機能とを有し、制御部は、キャリブレーションを行うための穴が形成された穴あき媒体帯を有する連続転写媒体によって穴を通した画像読取部による読取り結果を受けてキャリブレーションを行う。【選択図】図6

Description

この発明は、転写媒体上の画像の読取り結果によって画像形成部の補正を行うことができる画像形成装置、画像形成方法およびプログラムに関するものである。
画像データに基づいて画像形成部で画像を形成する、複写機、ファクシミリ、プリンター、複合機などの画像形成装置では、設定された画像形成条件(画像形成位置、色、濃度など)に従い、ジョブに含まれる画像データに基づいて転写媒体に画像が出力される。画像形成部では、画像形成装置の稼働に伴って一時的にまたは次第に特性が変化することがあるため、各種の調整動作などにより品質維持を図っている。具体的には、画像形成装置が稼働する所定時間毎や所定印刷枚数毎などによって、パッチ画像などを形成し、この画像のパッチをカラー濃度センサ等で検出して画像が適正に形成されているかを判定する。また、印刷された画像を読み取り、画像形成に用いた画像データとの比較により画像が適正に印刷されているかを判定するものもある。判定の結果、画像品質などにずれなどが生じている場合は、フィードバックにより印刷濃度等を補正して画像形成の調整を行っている。このような調整は、シート用紙に印刷をする場合だけでなく、連続用紙に印刷をする画像形成装置においても同様の調整処理が行われる。
例えば、特許文献1では、連続用紙の印刷を行う画像形成装置において、画像安定化実施条件が成立したときに、画像形成部に補正用トナー像の形成を行わせてセンサによって補正用トナー像を読み取って、出力された読取情報に基づいて画像形成部の画像形成条件を調整する画像安定化制御を実施することが記載されている。
一方、画像読取部では、経時的な変化や環境(温度など)条件などによって、発光、受光などの特性に変化が生じる場合がある。この状態で読取り結果に基づいて画像形成部の補正を行うと、補正結果にバラツキが生じてしまい、その結果、印刷物の品質の安定性に影響を与えてしまうおそれがある。このため、画像読取部のキャリブレーション(校正)を行って、読取り結果を補正して安定した品質の印刷物を得ることを可能にしている。
例えば、特許文献2では、連続用紙の搬送方向において位置が異なる複数の白地領域の出力値を取得し、各白地領域の出力値と、搬送方向において各白地領域の直前に位置する白地領域の出力値との差に応じて新たな補正値を決定し、前記補正値を新たな補正値に更新してシェーディング補正を行う画像形成装置が提案されている。
また、特許文献3では、搬送路を挟むように、発光部と反射パッチとを配置し、カラーセンサ自体のキャリブレーションを行うときは、搬送経路に連続用紙がない状態で、発光部からの白色光を反射パッチの反射面で反射させ、その反射光を、フィルタを介して受光部で受光して、キャリブレーションを行っている。
特開2015−184402号公報 特開2015−073162号公報 特開2013−086502号公報
しかし、特許文献2の手法では、連続用紙の白紙部分を使用するため、白紙部分の色合いなどが連続用紙で異なるなどの場合に、適正なキャリブレーションを行うことが困難になる。
特許文献3では、白紙部分を使用しないため、上記のような問題は生じない。しかし、画像形成装置では、一般に、画像形成装置本体の上流側に連続用紙の供給部を設け、画像形成装置本体の下流側に連続用紙の排紙部を設け、必要に応じて、給紙側と排紙側で給紙調整を行っており、連続用紙のセッティングには手間と時間がかかる。このため、特許文献3のように、キャリブレーションを行うたびに連続用紙を装置から外した状態にすると、装置から連続用紙を外す際に手間がかかるとともに、その後に給紙を行う際に、連続用紙を再度セッティングする必要が生じ、キャリブレーションによって生産性が著しく低下するという課題がある。
本発明は、上記事情を背景としてなされたものであり、連続転写媒体の取り外しや連続転写媒体の再セッティングを必要とすることなく画像読取部に対するキャリブレーションを行うことができる画像形成装置、画像形成方法およびプログラムを提供することを目的の一つとする。
本発明の画像形成装置のうち、第1の形態は、
画像データに基づいて連続転写媒体に画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部の制御を行う制御部と、を有し、
前記制御部は、連続転写媒体に印刷された画像に対する画像読取部による読み取り結果を受けて、前記画像形成部の補正を行う画像形成補正機能と、連続転写媒体が位置しない状態で読み取られた前記画像読取部の読取り結果を受けて、前記画像読取部に対するキャリブレーションを行うキャリブレーション機能とを有し、
前記制御部は、前記キャリブレーションを行うための穴が形成された穴あき媒体帯を有する連続転写媒体によって前記穴を通した前記画像読取部による読取り結果を受けて前記キャリブレーションを行うことを特徴とする。
他の形態の画像形成装置は、前記形態の画像形成装置において、連続転写媒体に穴を形成する加工装置を有し、
前記制御部は、前記加工装置によって連続転写媒体上の所定位置に穴を形成して穴あき媒体帯を設けることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置は、前記形態の画像形成装置において、前記加工装置は、搬送路上に位置する連続転写媒体に対し穴を形成するものであることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置は、前記形態の画像形成装置において、キャリブレーションに使用する前記連続転写媒体は、切断した連続転写媒体間に、穴あき媒体帯が接続されているものであることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置は、前記形態の画像形成装置において、連続転写媒体の搬送路上に、切断した連続転写媒体に穴あき媒体帯を接続するスペースが設けられていることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置は、前記形態の画像形成装置において、連続転写媒体は、予め穴あき媒体帯が形成されて給紙可能に備えられるものであることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置は、前記形態の画像形成装置において、前記穴あき媒体帯は、前記画像読取部の読み取り幅に対応した幅の穴が形成されていることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置は、前記形態の画像形成装置において、前記穴が複数からなり、複数の穴の幅が合わさって前記画像読取部の幅に対応するように幅方向で位置付けられていることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置は、前記形態の画像形成装置において、前記複数の穴は、一部または全部で、媒体搬送方向で位置が重ならないように設けられていることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置は、前記形態の画像形成装置において、前記制御部は、複数の穴を通して得られた画像読取部の読取りデータが合成された読取り結果に基づいてキャリブレーションを行うことを特徴とする。
他の形態の画像形成装置は、前記形態の画像形成装置において、前記穴あき媒体帯が、連続転写媒体の搬送方向で所定の間隔で位置することを特徴とする。
他の形態の画像形成装置は、前記形態の画像形成装置において、前記画像読取部が複数であることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置は、前記形態の画像形成装置において、複数の前記画像読取部が異なる種類を有していることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置は、前記形態の画像形成装置において、前記画像読取部が、ラインセンサと測色計であることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置は、前記形態の画像形成装置において、前記制御部は、前記穴あき媒体帯を1または2以上の画像間隔位置に設けることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置は、前記形態の画像形成装置において、前記制御部は、画像間隔に穴あき媒体帯を設ける場合、画像間隔の変更が可能であることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置は、前記形態の画像形成装置において、前記制御部は、穴を検知して、該穴の搬送方向位置に基づいて、画像形成部で形成する画像を連続転写媒体に配置する位置を決定することを特徴とする。
他の形態の画像形成装置は、前記形態の画像形成装置において、前記穴あき媒体帯は、画像読み取りの基準位置を示すマーク画像が形成されていることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置は、前記形態の画像形成装置において、前記制御部は、前記穴あき媒体帯に形成され、画像読み取りの基準位置を示すマーク画像の読取りに基づいて前記画像読取部による読取りを行うことを特徴とする。
他の形態の画像形成装置は、前記形態の画像形成装置において、前記画像読取部を有することを特徴とする。
他の形態の画像形成装置は、前記形態の画像形成装置において、前記キャリブレーションが、画像読取部の読み取り感度のばらつきを減少させるシェーディング補正値を算出するものであることを特徴とする。
本発明の画像形成方法のうち、第1の形態は、連続転写媒体に印刷された画像に対する画像読取部による読み取り結果を受けて、連続転写媒体に画像を形成する画像形成部の補正を行う画像形成補正機能を有し、
さらに、連続転写媒体が位置しない状態で読み取られた画像読取部の読取り結果を受けて、前記画像読取部に対するキャリブレーションを行うことを特徴とする。
他の形態の画像形成方法は、前記形態の画像形成方法において、前記キャリブレーションをジョブの開始時または連続転写媒体に対する印刷中の所定時期に行うことを特徴とする。
本発明のプログラムのうち、第1の形態は、連続転写媒体に画像を形成する画像形成部を有する画像形成装置を制御する制御部で実行されるプログラムであって、
連続転写媒体に印刷された画像に対する画像読取部による読み取り結果を受けて、前記画像形成部を補正する制御を行う画像形成補正ステップと、
連続転写媒体が位置しない状態で読み取られた前記画像読取部の読取り結果を受けて、前記画像読取部に対するキャリブレーションを行うキャリブレーションステップと、を有し、
前記キャリブレーションステップでは、前記キャリブレーションを行うための穴が形成された穴あき媒体帯を有する連続転写媒体によって前記穴を通した前記画像読取部による読取り結果を受けて前記キャリブレーションを行うことを特徴とする。
他の形態のプログラムは、前記形態のプログラムにおいて、搬送路上の連続転写媒体に穴あけ加工を行って穴あき媒体帯を設けるステップを有することを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、連続転写媒体を搬送路から外すことなく、連続転写媒体に設けられた穴あき媒体帯を用いて画像読取部のキャリブレーションを行うことができ、連続転写媒体を搬送路上に再セッティングする作業を不要にして画像読取部に対するキャリブレーションを、簡単に作業することができ、作業効率の改善を図ることができる効果がある。
本発明の一実施形態に用いられる読取装置を示す概略図である。 同じく、画像形成装置の例を示す概略図である。 本発明の一実施形態の画像形成装置を示す概略図である。 同じく、制御ブロック図である。 他の形態の画像形成装置の一部構成を示す概略図である。 本発明の一実施形態に用いられる穴あき媒体帯の例を示す図である。 同じく、読取データの合成を説明するグラフである。 本発明の他の実施形態において紙間に穴あき媒体帯を設けた例を示す図である。 本発明の他の実施形態において紙間に穴あき媒体帯を設けた他例を示す図である。 本発明の一実施形態における穴あき媒体帯を設ける処理例を示すフローチャートである。 同じく、上記処理例において紙間パンチの処理を示すフローチャートである。
以下に、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、ロール紙に印刷された画像を読み取って、画像形成における画質調整、画像位置調整、検品などを行う読取装置(ICCU等)を示すものである。
読取装置20は、画像形成装置とインライン上に設置されるか、画像形成装置に含まれるものとして備えられる。また、この他に、画像形成装置とオフラインにして読取装置が備えられているものであってもよい。
読取装置20では、例えば、調整のみを行う「自動調整」、調整は印刷物を監視しながら随時実施する「監視自動調整」、印刷物の検品を行う「監視全数検査」の3モードが用意されている。
読取装置20は、ロール紙が搬送される搬送路210を有し、搬送路210の入り口側に、搬送路210で搬送される連続用紙のマーク画像を検出する通過センサ211を有している。
通過センサ211の用紙搬送方向下流側には、搬送路210の下方側に、上向きに検査光を出力し、最大の用紙幅をカバーする長さを走査方向に有するラインセンサからなる第1CCD220を有し、第1CCD220の対向側に搬送路210を挟んで回転背景板221が配置されている。さらに、第1CCD220の用紙搬送方向下流側に、搬送路210の上方側に、下向きに検査光を出力し、最大の用紙幅をカバーする長さを走査方向に有するラインセンサからなる第2CCD230を有し、第2CCD230の対向側に搬送路210を挟んで回転背景板231が配置されている。
第2CCD230の用紙搬送方向下流側には、下向きに検査光を出力し、ポイントで画像を読み取る測色計240が配置されている。測色計240には、分光測色計などを用いることができる。測色計240の対向側には搬送路210を挟んで基準板241が配置されている。
上記した第1CCD220、第2CCD230、測色計240は、本発明における画像読取部に相当し、第1CCD220および第2CCD230と、測色計240とは異なる種類である。
上記読取装置20の動作について説明する。
搬送路210で搬送されるロール紙は、用紙上に形成されたマーク画像を検知することで、用紙の通過を検知することができる。マーク画像の検出によって、画像読取を行うためのパッチ画像や、後述する穴の通過タイミングを把握することができる。
ロール紙の画面を検知する場合、ロール紙の裏面に形成された画像が第1CCD220で読み取られる。また、ロール紙の表面に形成された画像は、第2CCD230で読み取られる。また、ロール紙の表面に形成された画像の測色を行う場合は、測色計240によって画像の測色が行われる。
読取りには、上記のように第1CCD220、第2CCD230、測色計240が使用されるが、これらの画像読取部は、経時的な変化や環境条件(温度など)で補正が必要になる場合がある。この補正タイミングは読取装置の構成/読取部のデバイスにも依存するが、CCDはシェーディング補正を行うことができる。シェーディングでは、読み取り感度のばらつきを減少させることができる。例えば、通電後数分で1回補正を行い、以降は約1時間に1回程度補正を実施する。測色計は白色校正が必要となる。測色前に数秒程度で校正を行い数分以内に測色する。
画像読取部の補正は、従来は、搬送路に用紙がない状態で、画像読取部で発光し、背景板から反射光を受けてロール紙がない状態での読取り結果を得る。第1CCD220、第2CCD230では、回転背景板221、231からの反射光を受ける。回転背景板221、231は、画像読取部のキャリブレーションを行う場合に、受光側に所望の背景面が位置するように回転させる。画像読取部のキャリブレーションを行わない場合は、反射がされない面を画像読取部の対向面に位置させる。
測色計240では、従来は、検査光の通路に用紙が位置しない状態で、基準板241に照射された反射光によって測色計240のキャリブレーションを行い、測色を行う場合は、基準板241を移動させて測色に影響がない状態にする。
なお、読取装置20では、シート状の用紙の場合は、読取部であるCCDのシェーディング補正、測色計の白色校正は、用紙が通紙されていない状態で、容易に読取部と校正/補正用の部材が対向した状態で実施することができる。シート状の用紙ではなくロール紙などの連続用紙で画像の読取を行う場合では、用紙上の画像の読取りは、連続用紙を通紙しつつ行うことができる。しかし、読取部のキャリブレーションを行う場合、連続用紙は、常に搬送路上に位置しているため、一旦セットした連続用紙を搬送路から外した状態にしないと、読取部と校正/補正用の部材が対向した状態とならない。しかし、連続用紙の取り外し作業は手間がかかり、連続用紙を使い切るまでできるだけ取り外しをしたくないという要望がある。また、画像読取部のキャリブレーション後には、連続用紙を再度セッティングしないと印刷を開始することができず、この際にも手間がかかるという課題を有している。
次に、ロール紙に画像形成を行う一般的な画像形成装置を図2に基づいて説明する。
画像形成装置は、画像形成部を備える画像形成装置本体10を備え、画像形成装置本体10の前段側には給紙調整部300が接続され、給紙調整部300の前段側に給紙部30が接続されている。また、画像形成装置本体10の用紙排出側には排紙調整部400が接続され、排紙調整部400の用紙排出側には排紙部500が接続されている。画像形成部は後述するように画像形成装置本体10内に設置されている。
なお、この実施形態では、画像形成装置本体10と、画像形成装置本体10に接続された装置とによって画像形成装置が構成されているものとしているが、画像形成装置本体10に接続される装置の種別や数が特に限定されるものではない。また、画像形成装置本体10のみによって画像形成装置が構成されているものであってもよい。
給紙部30は、連続用紙としてロール紙を収納、保持し、給紙する機能を有する。
給紙調整部300は、給紙部30と画像形成装置本体10との間の微小な速度差および寄りを吸収するためのバッファ機能を有する。排紙調整部400は、画像形成装置本体10と排紙部500との間の微小な速度差および寄りを吸収する為のバッファ機能を有する。
なお、この実施形態では、連続用紙としてロール紙を使用しているが、連続用紙がロール紙に限定されるものではなく、用紙が連続しているものであればよく、連続伝票用紙、連続帳票用紙なども連続用紙に含まれる。連続用紙はロール紙のように巻き取り状態で提供されるものでもよく、また、交互に畳まれた形態のものであってもよい。連続用紙は、本発明の連続転写媒体に相当する。なお、連続転写媒体は、用紙に限られるものではなく、布やプラスチック膜などの適宜の材料で構成されたものであってもよい。
画像形成装置本体10は、用紙に画像を形成する画像形成部110を画像形成装置本体10の内部に有している。画像形成部110は、電子写真プロセスによる画像形成を行い、転写媒体に画像を転写させる。
画像形成装置本体10上部には、操作者の操作を受けるとともに、情報を表示する操作表示部140を有している。操作表示部140は、印刷動作および設定変更の受け付け、各種情報の表示を行うことができる。操作表示部140は、操作を行う操作部と表示を行う表示部とが別体で構成されていてもよく、タッチパネルLCDなどのように操作部と表示部とが一体に構成されているものであってもよい。
また、画像形成装置本体10上には、原稿を自動的に読み込む自動原稿給送装置を含む原稿読み取り部135を有しており、原稿読み取り部135によって原稿の画像が読み取られ、一旦、図示しない画像メモリなどに記録される。読み取られた画像は、画像形成部110による画像の形成に用いられる。
画像形成装置は、給紙部30から給紙調整部300、画像形成部110に至り、さらに画像形成部110から排紙調整部400、排紙部500に至る搬送路120を有している。
搬送路120は、用紙を給紙、搬送するものであり、搬送ローラー121などの複数のローラーが設けられている。
この実施形態では、搬送路120、搬送ローラー121、回転駆動されるローラーを駆動する図示しないモータなどによって連続転写媒体搬送部が構成されている。
搬送路120では、給紙部30に収容されているロール紙RPが給紙され、画像形成部110に至る。搬送ローラー121を介して、二次転写ローラー110Cにロール紙が搬送される。
画像形成部110では、各色(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックなど)用にそれぞれ用意された感光体110Aを有し、各感光体110Aの周線部に図示しない帯電器、書き込み部および現像ユニットが配設されている。帯電器によって帯電した感光体表面は、画像メモリなどの記憶部に記録された原稿の画像情報に基づいて、LDなどの書き込み部により像露光が行われ、感光体110A表面には潜像が形成される。潜像は現像ユニットによって現像がなされてトナー像となる。トナー像は、中間転写ベルト110Bに転写され、中間転写ベルト110Bの画像は、搬送路120で搬送されて二次転写ローラー110Cで圧着されつつ搬送されるロール紙に転写される。なお、本発明としては、各色用に感光体110Aを有し、中間転写ベルト110Bを有するカラー画像形成装置について説明を行ったが、本発明としては、画像形成装置は、モノクロ画像形成装置からなるものであってもよい。
また、画像形成部110では、各感光体110Aが接触する中間転写ベルト110Bを有し、各感光体110Aとの接触位置よりも回転方向側かつ帯電器よりも回転方向逆側で、各感光体110Aに接触して残留トナーを除去する図示しないクリーニング部が配置されている。また、中間転写ベルト110Bの用紙転写位置よりも回転方向側かつ各感光体との転写位置よりも回転方向逆側に、該中間転写ベルト110Bの残留トナーを除去する図示しない他のクリーニング部が配置されている。
なお、上記した各感光体110Aは、図示しない駆動モータによって回転駆動され、中間転写ベルト110Bも同じく図示しない駆動モータによって回転駆動される。
二次転写ローラー110Cで画像が転写されたロール紙は、定着部110Dの定着ローラーで圧着されて搬送されつつ熱と圧力とを加えることによりロール紙上のトナー像が定着され、画像形成装置本体10外に排出される。
画像形成装置本体10から排紙されたロール紙は、排紙調整部400において、排紙部500と画像形成装置本体10の間の微小な速度差および寄りが吸収され、排紙部500に至る。
前記画像形成装置で形成されたロール紙RPは、読取装置によって画像を読み込んで画像形成部110の補正を行うことができる。
図2に示された画像形成装置に読取装置20が組み込まれた画像形成装置1を図3に基づいて説明する。前記で示した構成と同様の構成については同一の符号を付してその説明を省略または簡略化する。なお、図3では、給紙調整部300、400は図示されていないが、これを含むものとしてもよい。本実施形態では、給紙調整部300、400を構成に含むかは、適宜選択可能である。
画像形成装置1では、給紙部30の下流側に、ロール紙RPに対しパンチを行う加工装置600を備えており、その下流側に画像形成装置本体10を有している。加工装置600では、搬送されるロール紙RPに対し、所望の穴加工を行うことができる。これによりロール紙RPに穴あき媒体帯を設けることができる。
画像形成装置本体10の用紙搬送方向下流側には読取装置20が設置されており、読取装置20の用紙搬送方向下流側に排紙部500が設置されている。読取装置20の搬送路210は、画像形成装置1の搬送路120内に介在するように組み込まれる。
なお、この実施形態では、画像形成装置1に読取装置20を備えるものとして説明したが、画像形成装置1に読取装置20を含めないものであってもよい。画像形成装置に読取装置を含めない場合、画像形成装置と読取装置とを機械的、電気的に接続するものでもよく、また、画像形成装置と読取装置とを機械的には接続せず、画像形成装置と読取装置とをケーブルやネットワークなどの通信線によって電気的に接続するものであってもよく、通信線はワイヤレスであってもよい。また、この他に、画像形成装置とオフラインにして読取装置が備えられているものであってもよい。この場合、読取装置20における画像の読取結果は、着脱可能な記憶媒体などを用いてオフラインで画像形成装置1に与えることが必要になる。
次に、画像形成装置1における制御ブロックを図4に示す。
画像形成装置本体10は、画像形成装置全体を制御する画像制御CPU100を有しており、記憶部101のうち不揮発のROMやフラッシュメモリなどに格納されているプログラムによって画像制御CPU100が所定の処理を実行する。記憶部101には、RAMやHDDなどを含むことができる。また、不揮発のROMやフラッシュメモリには、画像制御CPU100で実行される処理の動作パラメータなどが格納されており、該動作パラメータでは、加工装置600において、キャリブレーション用に、穴を形成する際に、図示しないパンチを適宜の時期に動作させて必要な穴をロール紙に形成することができる。また、後述する切断部を有する画像形成装置では、切断部における動作を制御し、必要な時期にロール紙に対する切断を実行することができる。
画像制御CPU100は、画像制御CPU100で実行されるプログラムとともに本発明の制御部を構成する。プログラムは、移動可能な記憶部に格納されて流通して使用されるものであってもよい。
読取装置20は、読取装置20全体を制御する読取制御CPU200を有しており、図示しない記憶部に格納されているプログラムによって読取制御CPU200が所定の処理を実行する。記憶部には、RAMやHDDなどを含むことができる。また、不揮発のROMやフラッシュメモリには、読取制御CPU200で実行される処理の動作パラメータなどが格納されている。
読取制御CPU200には、第1CCD220が制御可能に接続されており、第1CCD220で読み取られた読取結果が読取制御CPU200に送信される。
また、読取制御CPU200には、第1CCD220に対応する回転背景板221を回転させる基準板制御モータ222が制御可能に接続されており、読取制御CPU200は回転背景板221を必要に応じて回転制御する。
読取制御CPU200には、第2CCD230が制御可能に接続されており、第2CCD230で読み取られた読取結果が読取制御CPU200に送信される。
また、読取制御CPU200には、第2CCD230に対応する回転背景板231を回転させる基準板制御モータ232が制御可能に接続されており、読取制御CPU200は回転背景板231を必要に応じて回転制御する。
読取制御CPU200には、測色計240が制御可能に接続されており、測色計240による読取結果は、測色計CPU240Aに送信され、測色計CPU240Aによる演算結果は、測色結果として読取制御CPU200に送信される。
また、読取制御CPU200には、測色計240に対応する背景板241を移動させる基準板制御モータ242が制御可能に接続されており、読取制御CPU200は基準板241を必要に応じて移動制御する。
また、読取制御CPU200では、第1CCD220、第2CCD230の制御、測色計240の制御、その他、読取装置20内のロール紙搬送制御などを行う。
なお、画像形成装置本体10と読取装置20とはシリアル接続されており、UART通信が可能になっている。この通信によって画像制御CPU100と読取制御CPU200とは相互に通信が可能であり、画像制御CPU100から読取制御CPU200に制御指令を送信することができ、読取制御CPU200から制御結果などを画像制御CPU100に送信することができる。
また、第1CCD220や第2CCD230の読取り結果を画像形成装置本体10に送信することができ、読取り結果は画像転送によって、記憶部101に格納することができる。また、測色計240の測色結果は、画像形成装置本体10に送信することができ、記憶部101に格納することができる。
上記実施形態では、加工装置600によってロール紙に穴あき媒体帯を設けるものとしたが、予め穴あき媒体帯を用意し、搬送路に配置され、かつ一部が切断されたロール紙の間に穴あき媒体帯を接続するようにしてもよい。
図5は、切断部700を有する画像形成装置の変更例を示すものである。この実施形態では切断部700は、給紙部30と給紙調整部300との間に設置されており、穴あき媒体を接続するスペースが確保されている。切断部700は、搬送路120の一部が位置しており、その上流側と下流側に所定の間隔を有するカッター701、702が搬送路上に設けられている。カッター701、702の下方かつ搬送路120の下方にスペース台703を有している。切断部700では、搬送路120にロール紙が位置している際に、カッター701、702が下降してその位置でロール紙RPを切断する。切断されたロール紙には予め用意された穴あき媒体の両側を貼り合わせて穴あき媒体を有するロール紙を用意することができる。
図6は、ロール紙に接続する穴あき媒体HPを示すものであり、ロール紙RPと同じ幅を有している。穴あき媒体HPの搬送方向両端には、テープT0、T1を有しており、ロール紙RPの端部に糊を用いて貼り合わせることができる。また、穴あき媒体帯とロール紙とは、接着材を設けたテープなどで接続することもでき、接続の方法が特に限定されるものではない。
穴あき媒体HPは、テープT0、T1間において、搬送方向先端側に、検知用のマーク画像Mが形成されており、その後方側の幅方向両端に、外側に開口するCCD補正用スリットSC1、SC2が幅方向に沿って形成されている。その搬送方向後方側に、幅方向左側に偏った位置にCCD補正用スリットSC3が幅方向に沿って形成され、幅方向右側に偏った位置にCCD補正用スリットSC4が幅方向に沿って形成されており、CCD補正用スリットSC3とCCD補正用スリットSC4とは、搬送方向においてずれて互いに重ならない位置に形成されている。さらに、搬送方向後方側には、搬送方向に沿って、測色計校正用スリットSMが形成されている。
CCD補正用スリットSC1、SC2、SC3、SC4は、幅方向位置が端部で僅かに重なっているものの、全体を合わせた幅で、第1CCD220、第2CCD230の幅の大きさをカバーしている。CCD補正用スリットSC1、SC2、SC3、SC4、測色計校正用スリットSMは、キャリブレーションを行うための穴に相当する。
なお、複数の穴の一部または全部で、媒体搬送方向において重なり位置を少なくすること、幅方向において並列するものを少なくすることで、ロール紙の強度が低下するのを抑制することができ、ロール紙搬送時のトラブルを回避することができる。
なお、ロール紙では、予めロール紙300mごとにマーカ、CCD補正用スリット、測色計校正用スリットを空けておくことで300m毎に画質の調整を行うことができる。
また、測色はジョブの先頭で実施するので測色計用はジョブの先頭となる位置にのみ設けるものであってもよい。
また、上記説明では、切断されたロール紙間に、穴あき媒体帯HPを接続するものとして穴あき媒体帯HPについて説明したが、図3に示すように、通常のロール紙に対し、加工装置600によってロール紙に穴を開けて図6に示す穴あき媒体HPと同様のスリットを有する穴あき媒体帯をロール紙に設けるようにしてもよい。
加工は、上記したように、所定の距離毎にスリットが得られるように実行することができる。測色用のスリットは、ジョブの先頭で形成するようにしてもよい。
また、ロール紙に穴あき媒体帯を形成しておき、このロール紙を給紙に用いるようにしてもよい。すなわち、本発明としては、ロール紙に穴あき媒体帯を有するものであればよく、その作成方法等は特に限定されるものではない。
次に、画像形成装置の動作について説明する。
先ず、画像形成装置1において画像データを蓄積する手順について説明する。
原稿読み取り部135で原稿の画像を読み取り、画像データを生成する場合、原稿読み取り部135で読み取られた画像は、画像制御CPU100で処理され、記憶部101に格納してジョブとして管理する。
画像データは外部から取得する場合、上記と同様に画像制御CPU100による管理がなされる。
画像形成装置1で画像出力を行う場合、すなわち複写機やプリンターとして使用する場合、記憶部101に格納された画像データを画像制御CPU100によって読取り、画像形成部110によって、画像形成を行う。
印刷では、設定された印刷条件(プリントモード)等に基づいて画像形成処理を行う。画像形成装置1で画像出力を行う場合、印刷条件を、操作表示部140などを通して設定し、この設定によって画像制御CPU100では印刷の制御を行う。画像形成部110では各感光体110Aに書き込まれたトナー像が中間転写ベルト110Bに転写された後、二次転写ローラー110Cによってロール紙に転写される。ロール紙は給紙部30から給紙され、搬送路120を通って搬送ローラー121などによって搬送される。画像が転写されたロール紙RPは、定着部110Dで定着される。画像形成がなされたロール紙は、搬送路120によって画像形成装置本体10外で搬送され、読取装置20を経て排紙部500に排紙される。
なお、ロール紙では、電子写真方式で必要な紙間での安定化制御を実施することができないため、例えば300m毎に印刷を停止して、安定化制御を行うことができる。安定化制御は帯をかいてトナーを捨ててリフレッシュを行ったり、IDCセンサで、転写ベルト上のパッチなどを読み取り現像、転写等にフィードバックしたりする。
読取装置20が装着されている場合も、この間隔で調整を行うことで必要な画質を保つことが可能となる。すなわち、ロール紙の画像の読取りを読取装置20によって行い、画像形成部110の補正を適宜時期に行うことができる。該動作は、画像制御CPU100によって制御される。したがって、画像制御CPU100は、本発明の補正機能を実現する。
具体的には、画像制御CPU100の制御によって、制御指令が読取制御CPU200に送信され、読取制御CPU200の動作によって、基準板制御モータ222、232、242が画像読取りに応じて回転背景板221、231、基準板241の回転位置、移動位置が制御され、第1CCD220、第2CCD230、測色計240で画像の読取りが行われる。第1CCD220、第2CCD230の読取り結果は画像転送で画像形成装置本体20に送信され、測色計240の読取り結果は、測色計CPU240Aで、L*a*b*などの色彩として演算し、その結果を読取制御CPU200に送出した後、画像形成装置本体20に送信される。
これらの読取り結果に基づいて、画像制御CPU100では、画像形成部100における動作をフィードバック制御して画像の品質の安定化など(補正機能)のを実現することができる。
読取装置20の読取り結果によって実施される機能を説明する。
・自動調整機能 色再現 CCDで読み取り補正を行う。ハイライトの調整等
カラーレジスト CCDで読み取り補正を行う。
画像位置調整 CCDで読み取り補正を行う。
細線強度 CCDで読み取り補正を行う。
色再現性 CCD+測色計で読み取り補正。カラープロファイル、色彩調整等
色認証 測色計で読み取り 認証運用を行う。
JapanColor(商標)など
監視自動調整 濃度調整 CCDで読み取り調整。
監視全数検査 ヤレ検出 CCDで読み取り検査を行う。
調整、検査のための読み取りは、CCD、測色計、CCD+測色計の3種類が存在する。
また、画像読取部では、適宜の時期に画像読取部のキャリブレーションを行う。画像制御CPU100では、キャリブレーションを行う時期が予め設定されており、ジョブの開始時期や、ロール紙の処理距離毎(例えば300m毎など)などに実施をするように行う。予めロール紙300mごとにマーカ、CCD補正用スリット、測色計の校正用スリットを空けておくことで300m毎に画質の調整を行うことができる。
その際に、画像書き込み系の補正タイミングに合わせてもよい。設定内容は記憶部101の不揮発メモリなどに格納しておくことができ、ユーザが操作表示部140を通して設定、変更を行えるようにしてもよく、ユーザが操作表示部140を通して補正やキャリブレーションを指示するようにしてもよい。
また画像位置調整もこのタイミングで実施することができる。後処理でこの安定化制御に使った分の紙がカットできるとさらに使い勝手が向上する。
画像読取部のキャリブレーションは、ロール紙RPに設けられた穴あき媒体帯を用いて行うことができる。穴あき媒体帯は、前記したように、画像制御CPU100によって搬送を制御し、かつ加工装置600を制御してロール紙に穴を開けるようにしてもよく、また、図6に示すように穴あき媒体帯を切断したロール紙RP間に接続するようにしてもよい。
穴あき媒体帯をロール紙に接続する場合、穴あき媒体帯全体の濃度を例えば黒に近い濃度としておき、複数箇所でデータを読み取るようにしてもよい。
なお、キャリブレーションは、まずCCD補正用スリットを使いCCDのキャリブレーション(シェーディング補正など)を行い、その後、必要に応じて測色計校正用スリットを使って測色計のキャリブレーションを行うことができる。測色計校正用スリットはCCDシェーディングの後方に設けて、CCDの校正に継続してすぐに測色できるようにすることで、校正後できるだけ早く測色することが可能になる。
画像読取部のキャリブレーションを行う場合は、画像制御CPU100の制御によって、制御指令が読取制御CPU200に送信され、読取制御CPU200の動作によって、基準板制御モータ222、232、242が、キャリブレーションに応じて回転背景板221、231、基準板241の回転位置、移動位置が制御され、第1CCD220、第2CCD230、測色計240で画像の読取りが行われる。第1CCD220、第2CCD230の読取り結果は画像転送で画像形成装置本体20に送信され、測色計240の読取り結果は、測色計CPU240Aで、L*a*b*などの色彩として演算し、その結果を読取制御CPU200に送出した後、画像形成装置本体20に送信される。画像制御CPU100で解析してキャリブレーションを行う。
またロール紙の搬送では、ジョブの先頭では給紙が蛇行するため通常の書き込みのためには10m程度など無駄紙を流す。ジョブ先頭でのキャリブレーションは、この間に実施することで特別な補正時間を設ける必要がなく効率が良い。
これらの読取り結果に基づいて、画像制御CPU100では、第1CCD220、第2CCD230、測色計240に対するキャリブレーションを行う。
なお、この実施形態では、画像読取部として、第1CCD220、第2CCD230、測色計240を有するものとして説明したが、その数は特に限定されるものではなく、また、画像読取部の種類数も特に限定されるものではない。
なお、複数の穴を通して一つの画像読取部の読取り結果を取得する場合、複数の読取り結果を合成して一つの読取り結果としてキャリブレーションに用いることができる。
図7は、図5に示すCCD補正用スリットSC1、SC2によって得られた読取りデータと、CCD補正用スリットSC3で得られた読取りデータと、CCD補正用スリットSC4で得られた読取りデータを合成して一つの合成データとしたものを示している。合成は、各画素での最大値をOR掛けすることで可能となる。
読取りデータは、図4に示す制御ブロックでは、画像制御CPU100において合成して合成データを得ることができる。また、画像形成装置本体10に画像を転送する前に、読取制御CPU200において読取りデータを合成し、合成データを画像形成装置本体10に送信するものとしてもよい。
これにより複数の穴を用いて読取り結果を得ることができ、穴の形成位置や数の制約を受けることなく、画像読取部の幅に合わせて穴を適宜位置に設けることができ、穴の数も任意に設定することができる。
なお、上記実施形態では、画像形成装置本体に設けられた画像制御CPUによって、画像形成補正機能の実行と、画像形成部に対するキャリブレーションを行うものとしたが、画像形成装置を管理する管理装置に設けた制御部によって、画像形成補正機能の実行と画像形成部に対するキャリブレーションを行うものとしてもよい。
なお、上記で説明した穴あき媒体帯は、画像のページ間に相当する紙間に形成するものとしてもよい。画像間隔に設けることで効率が良くなる。一つの紙間で必要な複数の穴を設けることができない場合、複数の紙間を用いるようにしてもよい。
図8は、ロール紙RPにおいて、画像領域GA間の紙間B0〜B2にそれぞれCCD補正用スリット、SC1、SC2、SC3、SC4を設けたものであり、複数の穴あき媒体帯によって、一回のキャリブレーションに必要な読取り結果が得られる。
また、紙間は通常1mm程度であり、一つの紙間で一つの穴を形成できない場合など、図9に示すように紙間の大きさを通常の大きさから変更して穴を配置するようにしてもよく、一つの紙間に複数の穴を設けてもよい。なお、紙間の大きさ変更はこのような状況に限定されず、穴を設けるのに際し、適宜紙間を変更して、穴あき媒体帯を設けるようにしてもよく、前記した加工装置による加工や穴あき媒体帯の接続によって対応できるようにしてもよい。
実際のロール紙では画像間隔は、例えば、1mmとなっている。読み取り周期800μsec、2ライン読み込み、線速度500mm/secとすると、2*800/1000000*500=0.8mmとなる。画像間隔ごとに1mmのパンチを実施し、シェーディング補正の読み込みを複数回行って画像データを合成すれば、1mmの紙間でのCCDシェーディング補正も可能となる。更に読み取りラインを増やす場合は、キャリブレーションの読み取り時のみ画像間隔をあけることも可能である。
次に、上記紙間を用いて、加工装置600でパンチを行う処理手順を図10、11のフローチャートに基づいて説明する。以下の手順は、制御部の制御によって実行される。
印刷の開始に伴って、ジョブの先頭かを判定する(ステップs1)。
ジョブの先頭である場合(ステップs1、Yes)、CCDに応じた穴を一括で、ロール紙に対しパンチする(ステップs3)。次いで、測色計用の穴が必要かを判定し(ステップs4)、測色計用の穴が不要な場合(ステップs4、No)、処理を停止する。
測色計用の穴が必要な場合(ステップs4、Yes)、測色計用の穴をパンチし(ステップs5)、処理を終了する。
ステップs1で、jobの先頭でない場合(ステップs1、No)、紙間パンチのサブルーチンを処理する(ステップs2)。
パンチを行う場合の印刷は、印刷タイミングを決定するため、画像形成装置本体でパンチNo.1であけた穴をセンシングし、この穴を基準に印刷を行うことができる。印刷時にキャリブレーション用のマーク画像を穴あき媒体帯に印刷しても良い。
次に紙間パンチのサブルーチンを図11のフローチャートに基づいて説明する。
先ず、紙間パンチの初期設定がなされ、パンチNo.を1にし、パンチNo.毎に、パンチ間隔、パンチ幅を設定する(ステップs10)。ここでは、パンチとして1〜4のパンチを行う設定になっている。
次いで、パンチを形成するタイマがONかを判定する(ステップs11)。タイマONNまで待機し(ステップs11、No)、タイマONになると(ステップs11、Yes)、パンチNo.に従って、パンチを実行し、パンチNo.に1を加算する(ステップs12)。
なお、タイマONは、通過センサで位置検出用のマーク画像を読み取ることなどによってタイマONと判定してもよく、その後、自動的に校正動作を行う。
次いで、パンチNo.が4であるかを判定し(ステップs13)、パンチNo.が4でなければ(ステップs13、No)、停止であるかを判定する(ステップs15)。パンチNo.が4であれば(ステップs13、Yes)、パンチNo.を1に設定し(ステップs14)、停止かを判定する(ステップs15)。
必要なパンチを形成している場合、停止と判定し(ステップs15、Yes)、処理を終了する。必要なパンチを形成していない場合、停止ではないと判定し(ステップs15、No)、ステップs11に戻って処理を継続する。
なお、紙間パンチの形成に際し、紙間の大きさを変更して、穴を形成できるようにしてもよい。
なお、測色はジョブの先頭で実施するので測色計用の穴はジョブの先頭に対応して設ければよく、CCD用は、1)ジョブの先頭、2)安定化のため画像印字を停止した時点、または3)画像間が可能である。
以上、本発明について上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は上記実施形態の内容に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りは上記実施形態に対する適宜の変更が可能である。
1 画像形成装置
10 画像形成装置本体
20 読取装置
100 画像制御CPU
110 画像形成部
120 搬送路
200 読取制御CPU
210 搬送路
220 第1CCD
221 回転背景板
230 第2CCD
231 回転背景板
240 測色計
241 基準板
600 加工装置
700 切断部
HP 穴あき媒体帯
SC1、SC2、SC3、SC4 CCD補正用スリット
SM 測色計校正用スリット

Claims (25)

  1. 画像データに基づいて連続転写媒体に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部の制御を行う制御部と、を有し、
    前記制御部は、連続転写媒体に印刷された画像に対する画像読取部による読み取り結果を受けて、前記画像形成部の補正を行う画像形成補正機能と、連続転写媒体が位置しない状態で読み取られた前記画像読取部の読取り結果を受けて、前記画像読取部に対するキャリブレーションを行うキャリブレーション機能とを有し、
    前記制御部は、前記キャリブレーションを行うための穴が形成された穴あき媒体帯を有する連続転写媒体によって前記穴を通した前記画像読取部による読取り結果を受けて前記キャリブレーションを行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 連続転写媒体に穴を形成する加工装置を有し、
    前記制御部は、前記加工装置によって連続転写媒体上の所定位置に穴を形成して穴あき媒体帯を設けることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記加工装置は、搬送路上に位置する連続転写媒体に対し穴を形成するものであることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. キャリブレーションに使用する前記連続転写媒体は、切断した連続転写媒体間に、穴あき媒体帯が接続されているものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 連続転写媒体の搬送路上に、切断した連続転写媒体に穴あき媒体帯を接続するスペースが設けられていることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 連続転写媒体は、予め穴あき媒体帯が形成されて給紙可能に備えられるものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  7. 前記穴あき媒体帯は、前記画像読取部の読み取り幅に対応した幅の穴が形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記穴が複数からなり、複数の穴の幅が合わさって前記画像読取部の幅に対応するように幅方向で位置付けられていることを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  9. 前記複数の穴は、一部または全部で、媒体搬送方向で位置が重ならないように設けられていることを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、複数の穴を通して得られた画像読取部の読取りデータが合成された読取り結果に基づいてキャリブレーションを行うことを特徴とする請求項8または9に記載の画像形成装置。
  11. 前記穴あき媒体帯が、連続転写媒体の搬送方向で所定の間隔で位置することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記画像読取部が複数であることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 複数の前記画像読取部が異なる種類を有していることを特徴とする請求項12記載の画像形成装置。
  14. 前記画像読取部が、ラインセンサと測色計であることを特徴とする請求項13記載の画像形成装置。
  15. 前記制御部は、前記穴あき媒体帯を1または2以上の画像間隔位置に設けることを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  16. 前記制御部は、画像間隔に穴あき媒体帯を設ける場合、画像間隔の変更が可能であることを特徴とする請求項15記載の画像形成装置。
  17. 前記制御部は、穴を検知して、該穴の搬送方向位置に基づいて、画像形成部で形成する画像を連続転写媒体に配置する位置を決定することを特徴とする請求項15または16に記載の画像形成装置。
  18. 前記穴あき媒体帯は、画像読み取りの基準位置を示すマーク画像が形成されていることを特徴とする請求項1〜17のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  19. 前記制御部は、前記穴あき媒体帯に形成され、画像読み取りの基準位置を示すマーク画像の読取りに基づいて前記画像読取部による読取りを行うことを特徴とする請求項1〜18のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  20. 前記画像読取部を有することを特徴とする請求項1〜19のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  21. 前記キャリブレーションが、画像読取部の読み取り感度のばらつきを減少させるシェーディング補正値を算出するものであることを特徴とする請求項1〜20のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  22. 連続転写媒体に印刷された画像に対する画像読取部による読み取り結果を受けて、連続転写媒体に画像を形成する画像形成部の補正を行う画像形成補正機能を有し、
    さらに、連続転写媒体が位置しない状態で読み取られた画像読取部の読取り結果を受けて、前記画像読取部に対するキャリブレーションを行うことを特徴とする画像形成方法。
  23. 前記キャリブレーションをジョブの開始時または連続転写媒体に対する印刷中の所定時期に行うことを特徴とする請求項22記載の画像形成方法。
  24. 連続転写媒体に画像を形成する画像形成部を有する画像形成装置を制御する制御部で実行されるプログラムであって、
    連続転写媒体に印刷された画像に対する画像読取部による読み取り結果を受けて、前記画像形成部を補正する制御を行う画像形成補正ステップと、
    連続転写媒体が位置しない状態で読み取られた前記画像読取部の読取り結果を受けて、前記画像読取部に対するキャリブレーションを行うキャリブレーションステップと、を有し、
    前記キャリブレーションステップでは、前記キャリブレーションを行うための穴が形成された穴あき媒体帯を有する連続転写媒体によって前記穴を通した前記画像読取部による読取り結果を受けて前記キャリブレーションを行うことを特徴とするプログラム。
  25. 搬送路上の連続転写媒体に穴あけ加工を行って穴あき媒体帯を設けるステップを有することを特徴とする請求項24記載のプログラム。
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