JP2018045114A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】膜厚が厚い感光体を使用した場合において、過放電による画像品質の低下を抑制し、かつ感光体の減耗を抑制する。【解決手段】画像形成装置1は、感光体211の表面を帯電させる帯電ローラー212を備える画像形成装置であって、直流電圧に交流電圧を重畳した第1バイアス、又は直流電圧のみの第2バイアスを帯電ローラー212に印加する電源部25と、感光体211の使用量が所定値に達するまでは電源部25に第1バイアスを印加させ、感光体211の使用量が所定値に達したら電源部25に第2バイアスを印加させる制御部11と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置において、感光体を帯電させる方法として、感光体に接触させる帯電部材に電圧を印加して、近接放電により感光体表面を帯電させる帯電方式がある。この方式では、帯電部材が感光体側に押し付けられていることで、帯電部材と感光体とが接触する。帯電部材にバイアスを印加することで、感光体と帯電部材との接触部近傍で近接放電が生じ、感光体表面に電荷が付与されることで感光体の表面が帯電される。
帯電部材にDCバイアス(直流バイアス)を印加する方式では、印字速度が速い場合や、感光体の膜厚が厚い場合等の帯電に不利な条件において、印加する電圧を高い値に設定する必要があるが、帯電前の感光体電位と印加する電圧とのギャップが大きいと過放電による帯電ムラが発生してしまい、結果として画像不良を生じるという問題がある。
帯電部材にACバイアス(直流バイアスに交流バイアスを重畳したバイアス)を印加する方式では、帯電と除電とを繰り返すため、過放電が発生しても除電されることにより帯電ムラは発生しない。しかしながら、ACバイアス印加方式では、DCバイアス印加方式と比べると感光体に流れる電流量が多いため、感光体の劣化による減耗量が増大するという問題がある。減耗により感光体膜厚が薄くなると電位保持機能が低下し画像ノイズが発生するため、感光体を交換する必要が生じる。
これらの問題に対し、感光体の使用量が少ない場合には帯電部材にDCバイアスを印加することで、感光体の減耗量を低減し、感光体の使用量が増大して劣化したときにACバイアスを印加することで、感光体の削れムラ等による画像不良を抑える技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−270910号公報
ここで、感光体を更に長寿命化させるべく、感光体の膜厚を厚くすることで感光体膜の削り代を増大させる場合がある。このような場合において、上記従来の技術のように感光体の使用量が少ないときにDCバイアスを印加させると、上記したように電圧を高く設定する必要が生じ、これにより過放電が発生し、帯電ムラ及び画像不良を発生させる。
そこで、本発明は、膜厚が厚い感光体を使用した場合において、過放電による画像品質の低下を抑制し、かつ感光体の減耗を抑制する画像形成装置を提供することを目的としている。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
感光体の表面を帯電させる帯電部材を備える画像形成装置であって、
直流電圧に交流電圧を重畳した第1バイアス、又は直流電圧のみの第2バイアスを前記帯電部材に印加する電源部と、
前記感光体の使用量が所定値に達するまでは前記電源部に前記第1バイアスを印加させ、前記感光体の使用量が所定値に達したら前記電源部に前記第2バイアスを印加させる制御部と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記感光体の膜厚を検知する膜厚検知部を備え、
前記制御部は、前記膜厚検知部により検知された膜厚に基づき、前記感光体の使用量が所定値に達したか否かを判定することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、
前記膜厚検知部は、前記感光体の積算駆動時間に基づき、前記感光体の膜厚を検知することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の画像形成装置において、
前記膜厚検知部は、前記感光体の積算駆動時間及び形成した画像のカバレッジに基づき、前記感光体の膜厚を検知することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、
前記膜厚検知部は、前記電源部に前記第1バイアスを印加させた積算時間、前記電源部に前記第2バイアスを印加させた積算時間、及び形成した画像のカバレッジに基づき、前記感光体の膜厚を検知することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
印字モードを選択する印字モード選択部を備え、
前記制御部は、前記印字モード選択部により選択された印字モードが文字モードである場合には、前記感光体の使用量が所定値に達する前であっても、前記電源部に前記第2バイアスを印加させることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記制御部は、入力画像データにハーフトーンパターンが含まれていない場合には、前記感光体の使用量が所定値に達する前であっても、前記電源部に前記第2バイアスを印加させることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1から7のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
濃度検知センサーにより前記感光体又は中間転写ベルト上のトナー像の濃度ムラを検知する濃度ムラ検知部を備え、
前記制御部は、ハーフトーンパターンを出力させ、前記濃度ムラ検知部により前記感光体又は前記中間転写ベルト上の当該ハーフトーンパターンに濃度ムラが検知された場合には、前記感光体の使用量が所定値に達した後であっても、前記電源部に前記第1バイアスを印加させることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項1から8のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
電位検知センサーにより前記感光体上の静電潜像の電位ムラを検知する電位ムラ検知部を備え、
前記制御部は、ハーフトーンパターンを出力させ、前記電位ムラ検知部により前記感光体上の当該ハーフトーンパターンの静電潜像に電位ムラが検知された場合には、前記感光体の使用量が所定値に達した後であっても、前記電源部に前記第1バイアスを印加させることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1から9のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
温度を検知する温度検知部を備え、
前記制御部は、前記温度検知部により検知された温度が所定値未満である場合には、前記感光体の使用量が所定値に達した後であっても、前記電源部に前記第1バイアスを印加させることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項1から10のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
温度を検知する温度検知部を備え、
前記制御部は、前記温度検知部により検知された温度が所定値以上である場合には、前記感光体の使用量が所定値に達する前であっても、前記電源部に前記第2バイアスを印加させることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項1から11のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
湿度を検知する湿度検知部を備え、
前記制御部は、前記湿度検知部により検知された湿度が所定値以上である場合には、前記感光体の使用量が所定値に達した後であっても、前記電源部に前記第1バイアスを印加させることを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、請求項1から12のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
湿度を検知する湿度検知部を備え、
前記制御部は、前記湿度検知部により検知された湿度が所定値未満である場合には、前記感光体の使用量が所定値に達する前であっても、前記電源部に前記第2バイアスを印加させることを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、請求項1から13のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
印字速度を調整する速度調整部を備え、
前記制御部は、印字速度が所定値以下である場合には、前記感光体の使用量が所定値に達する前であっても、前記電源部に前記第2バイアスを印加させることを特徴とする。
請求項15に記載の発明は、請求項1から14のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記制御部は、ジョブ実行前に前記電源部に対して前記第1バイアス又は前記第2バイアスの切り替えを行い、ジョブ実行中には前記電源部に対して前記第1バイアス又は前記第2バイアスの切り替えを行わないことを特徴とする。
本発明によれば、膜厚が厚い感光体を使用した場合において、過放電による画像品質の低下を抑制し、かつ感光体の減耗を抑制する画像形成装置を提供することができる。
本発明の実施形態の画像形成装置を示す概略図である。 画像形成装置の機能構成を示すブロック図である。 帯電ローラー及びその周辺部材を示す概略図である。 第2バイアスを印加したときの感光体の表面電位の推移を示すグラフである。 帯電に不利な条件において、第2バイアスを印加したときの感光体の表面電位の推移を示すグラフである。 第1バイアスを印加したときの感光体の表面電位の推移を示すグラフである。 バイアス選択処理の一例を示すフローチャートである。 バイアス選択処理の一例を示すフローチャートである。 図8に示すバイアス選択処理において用いられる選択テーブルである。 バイアス選択処理の一例を示すフローチャートである。
以下に、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
図1は、本実施形態の画像形成装置1の概略構成を示す図である。図2は、画像形成装置1の機能構成を示すブロック図である。
画像形成装置1は、用紙に画像を形成する複合機等の画像形成装置である。図1に示すように、画像形成装置1は、搬送部16、給紙部18、画像形成部20、定着部30、温度検知部41、湿度検知部42、濃度検知センサー43及び電位検知センサー44等を備える。
画像形成装置1は、コピー用に設けられたスキャナー等の原稿読取部15(図2参照)により、制御部11の指示に従って、原稿台上にセットされた原稿を読み取って、画素ごとにR(赤)、G(緑)及びB(青)の色値を有するビットマップ形式の原画像を生成する。原稿読取部15により生成されたR、G及びBの色値を有する原画像は、図示しない色変換部によりY、M、C及びKの色値を有する原画像に色変換された後、記憶部12(図2参照)に記憶される。
搬送部16は、複数の搬送ローラー161A、161B、161C、161D、161E及び排紙ローラー162等で構成されている。搬送部16は、制御部11の指示に従って、給紙部18や手差しトレイ(図示略)から給紙された用紙を、画像形成部20、定着部30へ搬送し、画像形成及び定着された用紙を排紙口26から排紙トレイ27に排出する。排紙トレイ27は、排出された用紙を載置する。搬送部16は、定着部30から搬送された用紙を反転して再度画像形成部20に搬送する反転部16aを有する。
給紙部18は、複数の給紙トレイ181を備え、制御部11の指示に従って、給紙ローラー182により画像形成部20に用紙を供給する。各給紙トレイ181には、それぞれ予め定められた紙種やサイズの用紙が収納されている。
画像形成部20は、制御部11の指示に従って、画像処理部17(図2参照)により画像処理された原画像に基づいて、Y、M、C及びKの複数の色からなる画像を用紙上に形成する。画像形成部20は、4つの書込みユニット21Y、21M、21C、21K、中間転写ベルト22、2次転写部23、クリーニングブレード24及び電源部25(図2参照)等を備えている。
4つの書込みユニット21Y、21M、21C、21Kは、中間転写ベルト22のベルト面に沿って配置され、それぞれY、M、C及びKの色の画像を形成する。書込みユニット21Yは、感光体211Y、帯電ローラー(帯電部材)212Y、光走査装置213、現像部214Y、1次転写ローラー215Y、クリーニング部216Y及びトナーボトル217Yを備えている。感光体211Yは、導電性支持体上に、電荷発生層や電荷輸送層等の感光層が積層して構成されている。本発明において感光体の膜厚とは、感光層の層厚をいう。感光層の膜厚は、感光体211Yの長寿命化を図るべく、従来のもの(例えば20μm程度)よりも厚く形成され、例えば35μm程度のものが例示される。
画像形成時、書込みユニット21Yでは、帯電ローラー212Yにより感光体211Yに電圧を印加して帯電させた後、光走査装置213により原画像に基づいて発光させた光束で感光体211Y上を走査して静電潜像を形成する。現像部214Yによりトナー等の色材を供給して、感光体211Y上の静電潜像を現像すると、像担持体である感光体211Y上にトナー像が形成される。現像部214Y内のトナーが減少すると、トナーボトル217Y内に収容されたトナーが現像部214Yに供給される。トナーボトル217Yは取り外し可能なユニットとなっており、トナーボトル217Y内のトナーが完全に消費されたときにユーザーにより新たなトナーボトル217Yに交換されることで、画像形成装置1にトナーを連続的に供給することができる。
なお、各書込みユニット21M、21C、21Kは、書込みユニット21Yと同様に構成されているため、その説明を省略する。また、各書込みユニット21Y、21M、21C、21Kはそれぞれ、共通の光走査装置213を備えて構成される。
また、以下の説明において、書込みユニット21Y〜21K、感光体211Y〜211K、帯電ローラー212Y〜212K、現像部214Y〜214K、1次転写ローラー215Y〜215K、クリーニング部216Y〜216K、トナーボトル217Y〜217Kをそれぞれ区別して説明する必要がない場合には、単に、書込みユニット21、感光体211、帯電ローラー212、現像部214、1次転写ローラー215、クリーニング部216、トナーボトル217と称して説明する。
中間転写ベルト22は、複数のローラーにより巻き回されて回転する無端ベルト状の像担持体である。複数のローラーの中には、1次転写ローラー215Y〜215Kが含まれる。
2次転写部23は、給紙部18から搬送される用紙の搬送経路上に配置されている。2次転写部23は、給紙部18から給紙された用紙上に、中間転写ベルト22上のトナー像を転写(2次転写)し、定着部30に搬送する。
クリーニングブレード24は、無端状の中間転写ベルト22の回転方向において、2次転写部23と各書込みユニット21との間に設けられ、当該中間転写ベルト22の外側表面に当接してクリーニングを行う。クリーニングブレード24の材質は特に限定されず、ポリウレタン、シリコーンゴム、フッ素ゴム等の弾性部材の他、各種樹脂や金属等を用いることができるが、弾性部材であることが好ましい。
電源部25は、制御部11の指示に従って、直流電圧に交流電圧を重畳した第1バイアス、又は直流電圧のみの第2バイアスを帯電ローラー212に印加する。また、電源部25は、第1又は第2バイアスの電圧の大きさを調整可能に構成され、第1又は第2バイアス印加時に流れる電流値を検知する回路を有する。電源部25は、検知された電流値を制御部11に出力し、制御部11は、その電流値から感光体211の膜厚を検知することが可能となっている。
定着部30は、制御部11の指示に従って、画像形成部20により色材の像としてのトナー像が形成された用紙に、画像を熱定着させる。すなわち、定着部30は、画像形成部20によりトナー像が形成された用紙を加熱及び加圧する。用紙の両面に画像を形成する場合、定着部30により一方の面に画像が定着された用紙は、反転部16aにより用紙面を反転された後、再度2次転写部23の位置へ給紙される。
温度検知部41は、感光体211Yの近傍に設けられ、感光体211Y近傍の温度を検知し、検知された温度を制御部11に出力する。また、湿度検知部42は、感光体211Yの近傍に設けられ、感光体211Y近傍の湿度を検知し、検知された湿度を制御部11に出力する。
なお、図示例では、温度検知部41及び湿度検知部42は、定着部30から最も離れて配置されることから感光体211Yの近傍にのみ設けられているものとしたが、感光体211M、211C、211Kのいずれかに設けられているものとしても良いし、感光体211Y〜211Kの全てに設けられているものとしても良い。
濃度検知センサー43は、中間転写ベルト22の回転方向において各書込みユニット21よりも下流側であって2次転写部23よりも上流側に、中間転写ベルト22に対向して配置され、中間転写ベルト22上に形成されたトナー像の濃度を検出する。濃度検知センサー43は、例えば発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)等の発光素子と、フォトダイオード(PD:Photodiode)等の受光素子を備え、トナー像の反射強度を検出する反射型の光センサーで構成される。なお、濃度検知センサー43は、ライン型センサーであっても良い。
濃度検知センサー43は、検知された濃度データを制御部11に出力する。制御部11は、検知された濃度データを解析して当該トナー像の濃度ムラの有無を検知する。例えば、制御部11は、検知された濃度データにおいて、濃度の最大値と最小値との差が所定値以上である場合に、濃度ムラが発生していると判定する。このように、本実施形態では濃度検知センサー43と制御部11とが濃度ムラ検知部として機能する。
電位検知センサー44は、感光体211Yの近傍に設けられ、感光体211Yの表面電位を検知する。電位検知センサー44は、検知された表面電位を制御部11に出力する。制御部11は、検知された表面電位に基づき静電潜像の電位ムラの有無を検知する。例えば、制御部11は、検知された表面電位において、電位の最大値と最小値との差が所定値以上である場合に、電位ムラが発生していると判定する。このように、本実施形態では、電位検知センサー44と制御部11とが電位ムラ検知部として機能する。
なお、図示例では、電位検知センサー44は、感光体211Yの近傍にのみ設けられているものとしたが、感光体211M、211C、211Kのいずれかに設けられているものとしても良いし、感光体211Y〜211Kの全てに設けられているものとしても良い。
図2に示すように、画像形成装置1は、制御部11、記憶部12、操作部13、表示部14、原稿読取部15、搬送部16、画像処理部17、給紙部18、通信部19、画像形成部20、定着部30、温度検知部41、湿度検知部42、濃度検知センサー43及び電位検知センサー44等を備える。画像形成装置1の各部は、バス40を介して接続されている。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備え、画像形成装置1の各部を制御する。ROMは、各種プログラム及び各種データが記憶されている記憶部である。制御部11は、CPUがROMから各種プログラムを読み出して適宜RAMに展開し、展開したプログラムとCPUの協働で、各種処理を実行する。例えば、制御部11は、原稿読取部15により生成され又は通信部19を介して受信され、記憶部12に保持されたビットマップ形式の原画像を、画像処理部17により画像処理させて、画像処理後の原画像データに基づき、画像形成部20により用紙上に画像を形成させる。
また、本実施形態においては、制御部11は、画像形成装置1における印字速度を調整する速度調整部として機能する。制御部11は、ユーザーによる操作に基づき印字速度を調整し、印字速度に応じて、搬送部16による用紙搬送速度や感光体211及び中間転写ベルト22の回転速度等を制御する。
また、制御部11は、ジョブの実行に当たり、印字モード(印刷品質)を選択する印字モード選択部として機能する。印字モードとしては、例えば、文字や図面等の2値画像のみからなる画像を出力する文字モードや、写真のような中間調濃度を有する多値画像を出力する写真モード等が挙げられる。なお、印字モードは、ユーザーによる操作に基づき制御部11が選択するものとしても良いし、入力画像データに応じて制御部11が選択するものとしても良い。
記憶部12は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等により構成され、各種画像処理に係る画像データ等の各種データを一時的に記憶する画像メモリーである。また、記憶部12は、HDD(Hard Disk Drive)等を有し、各種データを書き込み及び読み出し可能に記憶する構成としても良い。
操作部13及び表示部14は、ユーザーインターフェイスとして画像形成装置1に設けられる。操作部13は、ユーザーの操作に応じた操作信号を生成し、制御部11に出力する。操作部13としては、キーパッド、表示部14と一体に構成されたタッチパネル等を用いることができる。表示部14は、制御部11の指示に従って、操作画面等を表示する。表示部14としては、LCD(Liquid Crystal Display)、OELD(Organic Electro Luminescence Display)等を用いることができる。
画像処理部17は、記憶部12に記憶された画像データ、原稿読取部15により原稿から画像を読み取って得られた画像データ、通信部19を介して外部装置から入力された画像データに必要な画像処理を行い、画像処理後の画像データを画像形成部20に出力する。画像処理には、階調処理、中間調処理、色変換処理等が含まれる。階調処理は、画像データの各画素の階調値を、用紙上に形成された画像の濃度特性が目標の濃度特性と一致するように補正された階調値に変換する処理である。中間調処理は、誤差拡散処理、組織的ディザ法を用いたスクリーン処理等である。色変換処理は、RGBの各階調値をYMCKの各階調値に変換する処理である。
通信部19は、ネットワークカード等で構成され、LAN(Local Area Network)等のネットワークに接続される。通信部19は、ネットワーク上の外部装置、例えばPC(Personal Computer)等のユーザー端末、サーバー等と通信する。通信部19は、ネットワークを介して、画像を形成するための画像データを外部装置から受信する。
上記のように構成される画像形成装置1において、印字が指示されると、給紙トレイ181に格納された用紙が1枚ずつ給紙ローラー182により取り出され、搬送ローラー161A、161Bにより搬送される。給紙と並行して、感光体211Y〜211Kの表面が帯電ローラー212Y〜212Kにより帯電された後、光走査装置213により当該感光体211Y〜211Kが画像データに基づき露光され、静電潜像が形成される。この静電潜像を各色の現像部214Y〜214Kによって現像し、各感光体211Y〜211K上にトナー像が形成される。このトナー像は、1次転写ローラー215Y〜215Kに印加される転写バイアスによって中間転写ベルト22上に転写される。クリーニング部216Y〜216Kにより感光ドラム上の残留トナーが除去される。中間転写ベルト22上のトナー像は、2次転写部23に印加される2次転写バイアスによって、搬送される用紙上に転写される。中間転写ベルト22上の残留トナーはクリーニングブレード24によって除去される。用紙上に形成されたトナー像は、定着部30を通過することで熱と圧力が加えられ用紙に定着され、用紙上に画像が形成される。画像が形成された用紙は、排紙ローラー162により排紙トレイ27に排出される。
また、用紙の両面に画像形成する場合は、用紙が定着部30を通過した後に排紙ローラー162を逆回転させ、搬送ローラー161C〜161Eにより再び2次転写部23へ用紙を搬送し、2次転写と定着を行った後、排紙ローラー162により排紙トレイ27に排出される。
次いで、図3を参照して、帯電ローラー212について説明する。図3は、帯電ローラー212及びその周辺構成を示す概略構成図である。
図3に示すように、帯電ローラー212は、電源部25より第1バイアス又は第2バイアスが印加される金属等の導電性軸212a、導電性軸212aの外周面上に設けられ、導電性ゴム等で構成される導電性弾性体層212b、導電性軸212aを保持する保持部材212c、導電性軸212aを感光体211に近付く方向に付勢するバネ等の弾性部材212d、所定位置に固定され、これら各部材を覆う筐体212e等を備えて構成されている。
弾性部材212dは、その一端が筐体212eの内側に固定され、他端が保持部材212cに固定されている。これにより、導電性軸212aが感光体211に近付く方向に付勢されて、導電性弾性体層212bが感光体211の外周面に接触し、感光体211の回転に従動して導電性軸212a及び導電性弾性体層212bが回転する。
また、電源部25により導電性軸212aに電圧が印加されることで、感光体211と導電性弾性体層212bとの接触部近傍の空間で近接放電が生じ、感光体211表面に電荷が付与されて感光体211の表面が帯電される。
次いで、図4〜図6を参照して、上記のように構成される帯電ローラー212に第1又は第2バイアスが印加されたときの感光体211の状態について説明する。なお、図4〜図6においては、回転駆動する感光体211が帯電ローラー212に近接して放電が起こり始める位置を「帯電ニップ先端」、感光体211が帯電ローラー212から離間して放電が終了する位置を「帯電ニップ後端」としている。
図4は、第2バイアスにより感光体211を帯電させた場合の感光体表面電位の推移を示す。
感光体表面電位の目標値a1に対して、パッシェンの法則から求められる放電開始電圧を加算した値の第2バイアスb1を帯電ローラー212に印加する。感光体211が帯電ニップ先端を通過すると、感光体211と帯電ローラー212との間で放電が起こり、感光体表面電位が上昇する。感光体表面電位が上昇すると、第2バイアスb1と感光体表面電位との差が小さくなることで、放電が少なくなり感光体表面電位の上昇が緩やかになる。感光体表面電位が目標値a1まで上昇すると、第2バイアスb1と感光体表面電位との差は放電開始電圧より小さくなることで、放電が止まり感光体表面電位はそれ以上上昇しない。
上記したように、印字速度が速い場合や感光体211の膜厚が厚い場合等、感光体211の帯電に不利な条件において、第2バイアスにより感光体211を帯電させる場合には、印加電圧をより高い値に設定する必要がある。
図5は、そのような帯電に不利な条件において、第2バイアスにより感光体211を帯電させた場合の感光体表面電位の推移を示す。
感光体表面電位の目標値a2に対して、パッシェンの法則から求められる放電開始電圧を加算した値の第2バイアスb2を帯電ローラー212に印加する。第2バイアスb2は上記した図4における第2バイアスb1よりも高い電圧に設定されている。このように高い電圧を印加すると帯電ローラー212内に多くの電荷が注入され、感光体211が帯電ニップ先端を通過すると蓄積された電荷が過剰に放電してしまい、感光体表面電位が必要以上に上昇する。これにより、感光体表面電位は目標値a2を超えてしまう。第2バイアスb2と感光体表面電位との差が放電開始電圧より小さくなることで、放電が止まり感光体表面電位はそれ以上上昇しなくなるが、感光体表面電位は目標値a2より高い電位に帯電されてしまう。このような過剰な帯電は、帯電ローラー212の複数箇所で発生し、過剰な帯電が発生した箇所では形成される画像の画像濃度が薄くなる。
図6は、第1バイアスにより感光体211を帯電させた場合の感光体表面電位の推移を示す。
感光体表面電位の目標値a3が中間値となるように設定し、パッシェンの法則から求められる放電開始電圧を超える幅を持たせた第1バイアスb3を帯電ローラー212に印加する。感光体211が帯電ニップ先端を通過した後、感光体211を帯電させる側に電圧が加わるときに感光体表面電位が上昇し、感光体211を除電させる側に電圧が加わるときに感光体表面電位が低下する。感光体211の帯電及び除電を繰り返すことで感光体表面電位は徐々に目標値a3に近付く。第1バイアスが高い電圧に設定されていた場合、帯電ローラー212内に多くの電荷が注入されて、感光体表面電位が目標値a3を超えてしまっても、感光体211を除電する側に電圧が加わることで感光体表面電位は低下し目標値a3に近付き、帯電ニップを通過した後には感光体表面電位は目標値a3と一致する。
ここで、上記クリーニング部216は、ウレタンゴム等のゴム材料で構成されるクリーニングブレードを感光体211に押し当てることで残留トナーを除去する。感光体211とクリーニング部216の接触部では、トナー及びトナーに含有される外添剤が堰き止められ、これにより感光体211に負荷がかかり、感光体211表面が削られることでクリーニングが行われる。クリーニングが繰り返し行われることで感光体211の膜厚が薄くなると、電位を保持する機能が低下し画像ノイズが発生してしまうため、感光体211の膜厚が所定値となったら感光体211又は感光体211を含むユニットの交換が必要となる。図4〜図6に示すように、感光体211の膜厚が厚い場合、帯電ローラー212に第1バイアスを印加した方が過放電が発生しにくく画像不良が生じにくいが、クリーニングによる感光体211の膜厚減少量は、第2バイアスを印加する場合よりも、第1バイアスを印加する場合の方が多い。
このため、本実施形態においては、制御部11が、感光体211の使用量が所定値に達するまでは電源部25に第1バイアスを印加させ、感光体211の使用量が所定値に達したら電源部25に第2バイアスを印加させるように構成されている。感光体211の使用量が所定値に達するまで、すなわち感光体211の膜厚が厚いときに第1バイアスを印加することで、過放電による画像不良を抑制することができる。また、感光体211の使用量が所定値に達した後、すなわち感光体211の膜厚が薄いときに第2バイアスを印加することで、感光体211の減耗量を抑制することができる。
具体的には、例えば、制御部11は、感光体211の使用量が所定値に達したか否かを、感光体211の膜厚に基づき判定する。すなわち、感光体211の膜厚が所定値以上である場合には感光体211の使用量は所定値に達していないと判定され、感光体211の膜厚が所定値未満である場合には感光体211の使用量が所定値に達したと判定される。
このように構成される制御部11により、例えば、図7〜図10に示すようにして第1〜第3のバイアス選択処理等が行われる。なお、制御部11は、第1〜第3のバイアス選択処理のいずれを実施するものとしても良く、ユーザーによる操作に基づき第1〜第3のバイアス選択処理のうち選択されたものを行うものとしても良い。また、第1〜第3のバイアス選択処理は、いずれもバイアス選択処理を例示するものであって、これらに限られるものではない。
制御部11により行われる第1のバイアス選択処理について、図7を参照して以下説明する。図7は、第1のバイアス選択処理を示すフローチャートである。制御部11は、入力されたジョブを実行する前に、図7に示す第1のバイアス選択処理を行う。
まず、制御部11は、感光体211の膜厚を算出する(ステップS101)。
具体的には、例えば、制御部11は、ジョブを実行する度に、第1バイアスを印加させた積算時間(第1バイアス印加時間)、第2バイアスを印加させた積算時間(第2バイアス印加時間)、第1バイアスを印加して形成した画像のカバレッジの平均値(第1バイアス印加時平均カバレッジ)、第2バイアスを印加して形成した画像のカバレッジの平均値(第2バイアス印加時平均バイアス)を算出し、記憶部12に記憶させておく。制御部11は、ステップS101の処理において記憶部12からこれらの各情報を取得し、例えば下記式(1)で感光体膜厚を算出する。このように、制御部11は膜厚検知部として機能する。
式(1):感光体膜厚=初期膜厚−(第2バイアス印加時間(h)×第2バイアス印加時平均カバレッジ(%)×係数A)−(第1バイアス印加時間(h)×第1バイアス印加時平均カバレッジ(%)×係数B)
初期膜厚は、感光体211を初めて使用する時の膜厚、又は劣化により感光体211を交換した場合には交換直後の感光体211の膜厚を示す。係数Aは、第2バイアスを印加しカバレッジ1%の画像を1時間連続で形成したときに感光体211の膜が削れる量である。係数Bは、第1バイアスを印加しカバレッジ1%の画像を1時間連続で形成したときに感光体211の膜が削れる量である。したがって、係数A<係数Bとなる。
形成する画像のカバレッジが高いと、感光体211上に多量のトナーが供給され、トナーに含有される外添剤も多量に供給されるため、感光体211の減耗量は増大する傾向がある。上記式(1)は、平均カバレッジが倍になると感光体211の減耗量も倍になると想定した場合の式である。平均カバレッジと感光体211の減耗量との相関関係は、現実の相関関係に合わせる必要があるため、カバレッジと減耗量とのテーブル等を用いて補正しても良い。また、画像形成装置1内の温度及び湿度並びに印字速度によって減耗量が異なる場合には、これらの条件による補正を加えても良い。
次に、制御部11は、算出した感光体211の膜厚が所定値以上であるか否かを判定する(ステップS102)。
感光体211の膜厚が所定値以上でないと判定されると(ステップS102;NO)、制御部11は、感光体211の使用量が所定値に達したと判定し、電源部25に第2バイアスを印加させる(ステップS108)。この場合には、感光体211の膜厚が十分に薄くなっているために、第2バイアスを印加しても過放電が発生しにくく、感光体211の減耗量低減を図ることができる。
感光体211の膜厚が所定値以上であると判定されると(ステップS102;YES)、制御部11は、感光体211の使用量が所定値に達していないと判定し、入力画像データにハーフトーンパターンがあるか否かを判定する(ステップS103)。具体的には、例えば、制御部11は、入力画像データに予め付加されている画像の属性を示すデータに基づき、ハーフトーンパターンの有無を判定する。ここで、ハーフトーンパターンとは、各画素の濃度階調値を0〜255で表す場合、濃度階調値が128近傍の所定範囲の中間調濃度の領域をいう。なお、例えば、入力画像データのカバレッジに基づきハーフトーンパターンの有無を判定するものとしても良く、カバレッジが所定値以上である場合にハーフトーンパターンがあると判定するものとしても良い。
ハーフトーンパターンがないと判定されると(ステップS103;NO)、制御部11は、電源部25に第2バイアスを印加させる(ステップS108)。ここで、ハーフトーンパターンを含む画像を印字する場合には感光体211と帯電ローラー212との間で過放電が発生すると画像不良を生じるが、ハーフトーンパターンを含まない画像、例えば文字や図面のみからなる2値画像を印字する場合には過放電が発生しても画像不良を生じない。これは当該画像内の高階調部分は光走査装置213により露光されて電位が十分に低下し、低階調部分は露光されないため、感光体211に過放電が発生しても画像不良が生じにくいためである。過放電が発生しても画像不良が生じないため、第2バイアスを印加することで、感光体211の減耗量の低減を図ることができる。
ハーフトーンパターンがあると判定されると(ステップS103;YES)、制御部11は、温度検知部41により検知される装置内の温度が所定値以上であるか否かを判定する(ステップS104)。温度が所定値以上であると判定されると(ステップS104;YES)、制御部11は、電源部25に第2バイアスを印加させる(ステップS108)。装置内の温度が所定値以上であると、感光体211の帯電に有利な条件であるため、印加電圧を高い値に設定する必要がなく、第2バイアスを印加しても過放電が発生しにくい。このため、第2バイアスを印加することで、感光体211の減耗量の低減を図ることができる。
装置内の温度が所定値以上でないと判定されると(ステップS104;NO)、制御部11は、湿度検知部42により検知される装置内の湿度が所定値未満であるか否かを判定する(ステップS105)。湿度が所定値未満であると判定されると(ステップS105;YES)、制御部11は、電源部25に第2バイアスを印加させる(ステップS108)。装置内の湿度が所定値未満であると、感光体211の帯電に有利な条件であるため、印加電圧を高い値に設定する必要がなく、第2バイアスを印加しても過放電が発生しにくい。このため、第2バイアスを印加することで、感光体211の減耗量の低減を図ることができる。
装置内の湿度が所定値未満でないと判定されると(ステップS105;NO)、制御部11は、印字速度が所定値以下であるか否かを判定する(ステップS106)。印字速度が所定値以下であるか否かの判定は、入力されるジョブに対して予め設定された印字速度に基づいて行う。印字速度が所定値以下であると判定されると(ステップS106;YES)、制御部11は、電源部25に第2バイアスを印加させる(ステップS108)。印字速度が所定値以下であると、感光体211の帯電に有利な条件であるため、印加電圧を高い値に設定する必要がなく、第2バイアスを印加しても過放電が発生しにくい。このため、第2バイアスを印加することで、感光体211の減耗量の低減を図ることができる。
印字速度が所定値以下でないと判定されると(ステップS106;NO)、制御部11は、電源部25に第1バイアスを印加させる(ステップS107)。この場合、感光体211の膜厚が所定値以上であり、ハーフトーンパターンが含まれ、装置内の温度が所定値未満であり、装置内の湿度が所定値以上であり、印字速度が所定値より高いため、仮に第2バイアスを印加させると過放電を発生させやすい。したがって、第1バイアスを印加させることにより、過放電を起こすことなく感光体211を均一に帯電させることができ、画像品質の低下を抑制することができる。
次に、制御部11は、電源部25に第1バイアス又は第2バイアスを印加させてジョブを実行する(ステップS109)。
次に、制御部11は、画像形成を終了するか否かを判定する(ステップS110)。画像形成を終了しないと判定されると(ステップS110;NO)、制御部11は、ステップS101の処理を再び行い、次のジョブに対して第1バイアス又は第2バイアスのいずれを印加させるかを選択する。一方、画像形成を終了すると判定されると(ステップS110;YES)、制御部11は、電源部25をオフにし、第1のバイアス選択処理を終了する。
以上のようにして、制御部11は図7に示す第1のバイアス選択処理を行う。
なお、上記ステップS101の処理では、制御部11が、第1バイアスを印加させた積算時間、第2バイアスを印加させた積算時間、形成した画像のカバレッジに基づき感光体211の膜厚を算出するものとしているが、これに限られるものではない。例えば、制御部11は、感光体211の積算駆動時間、感光体211の回転回数、画像形成装置1による積算印字枚数等を記憶部12に記憶させておき、これらの少なくとも一つに基づいて感光体211の膜厚を算出するものとしても良い。また、これらの条件に、形成した画像のカバレッジを加えて、感光体211の膜厚を算出するものとしても良い。また、例えば、電源部25は、電圧印加時に検知される電流値を制御部11に出力し、制御部11は、検知された電流値に基づき感光体211の膜厚を算出するものとしても良い。この場合には、制御部11と電源部25が膜厚検知部として機能する。
また、上記ステップS102の処理で感光体211の膜厚が所定値以上でないと判定されると(ステップS102;NO)、感光体211の使用量が所定値に達したと判定され、ステップS108の処理を行うものとしたが、これに限られるものではない。
例えば、制御部11は、感光体211の膜厚が所定値以上でないと判定された後(ステップS102;NO)、装置内の温度が所定値未満であるか否かの判定処理を行うものとしても良い。この場合、装置内の温度が所定値未満であると判定されると、印加電圧を高い値に設定する必要があるため、第2バイアスでなく、第1バイアスを印加するようにしても良い。また、例えば、制御部11は、感光体211の膜厚が所定値以上でないと判定された後(ステップS102;NO)、装置内の湿度が所定値以上であるか否かの判定処理を行うものとしても良い。この場合、装置内の湿度が所定値以上であると判定されると、印加電圧を高い値に設定する必要があるため、第2バイアスでなく、第1バイアスを印加するようにしても良い。
また、上記したステップS102の処理で感光体211の膜厚が所定値以上と判定されると(ステップS102;YES)、ステップS103〜106の処理を行うものとしたが、これに限られるものではない。
例えば、制御部11は、感光体211の膜厚が所定値以上と判定された後(ステップS102;YES)、ステップS107の処理を行うものとしても良い。
また、上記ステップS103の処理では、制御部11が入力画像データに予め付加されている画像の属性を示すデータに基づき、ハーフトーンパターンの有無を判定するものとしたが、これに限られるものではない。例えば、印字モード選択部として機能する制御部11が、選択された印字モードが写真モード又は文字モードであるか否かを判定するものとしても良い。この場合には、印字モードが写真モードであると判定されたらステップS104の処理を行い、文字モードであると判定されたらステップS108の処理を行うものとしても良い。
続いて、制御部11は、図8に示すようにして第2のバイアス選択処理を行うものとしても良い。図8は、第2のバイアス選択処理を示すフローチャートである。図9は、図8に示す第2のバイアス選択処理にて用いられる選択テーブルであり、図9(a)は感光体211の膜厚が30μm以上の場合に用いられ、図9(b)は感光体211の膜厚が20μm以上30μm未満の場合に用いられ、図9(c)は感光体211の膜厚が20μm未満の場合に用いられる。
制御部11は、入力されたジョブを実行する前に、図8に示す第2のバイアス選択処理を行う。
なお、図8に示す第2のバイアス選択処理において、ステップS201、S207、S209、S210の処理は、図7に示す第1のバイアス選択処理のステップS101、S103、S109、S110の処理と同様であるため、説明を省略する。
制御部11は、ステップS201の処理にて感光体211の膜厚を算出した後、温度検知部41により装置内の温度を検知し(ステップS202)、入力されたジョブに応じて印字速度を決定する(ステップS203)。
次に、制御部11は、ステップS201〜S203の処理により取得された感光体211の膜厚、装置内の温度及び印字速度に基づき、第1又は第2バイアスを選択する(ステップS204)。具体的には、制御部11は、予め設定された図9に示す選択テーブルに基づき、電源部25に印加させる第1バイアス又は第2バイアスを選択する。
ここで、第2バイアス印加時に印加電圧を高く設定すると、帯電ローラー212の電荷蓄積量が多くなるため過放電が発生しやすい。感光体211の膜厚が厚い場合、装置内の温度が低い場合、印字速度が速い場合には、印加電圧を高く設定する必要があり、過放電を発生させやすい。そのため、図9に示すように、感光体211の膜厚が厚いほど、装置内の温度が低いほど、印字速度が速いほど第1バイアスを選択するように選択テーブルが設定されている。例えば、感光体211が新品の状態(膜厚30μm以上)、すなわち膜厚が厚い場合であっても、図9(a)に示すように、装置内の温度が高温であれば、第2バイアスを選択する。また、例えば、感光体211が長期間使用された状態(膜厚20μm以下)、すなわち膜厚が薄い場合であっても、図9(c)に示すように、装置内の温度が低温であれば、第1バイアスを選択する。
なお、図9に示す例では、第1バイアス又は第2バイアスを選択するための条件を、感光体211の膜厚、温度及び印字速度としているが、例えば、更に湿度を加えても良い。この場合、湿度が高い場合に印加電圧を高く設定する必要があるため、湿度が高いほど第1バイアスを選択するように選択テーブルが設定されることが好ましい
次に、制御部11は、ステップS204の処理にて第1バイアスが選択されたか否かを判定する(ステップS205)。第1バイアスが選択されていない、すなわち第2バイアスが選択されたと判定されると(ステップS205;NO)、制御部11は、電源部25に第2バイアスを印加させる(ステップS206)。
第1バイアスが選択されたと判定されると(ステップS205;YES)、制御部11は、ハーフトーンパターンがあるか否かを判定する(ステップS207)。ハーフトーンパターンがあると判定されると(ステップS207;YES)、制御部11は電源部25に第1バイアスを印加させ(ステップS208)、ハーフトーンパターンがないと判定されると(ステップS207;NO)、制御部11は電源部25に第2バイアスを印加させる(ステップS207)。
以上のようにして、制御部11は図8に示す第2のバイアス選択処理を行う。
続いて、制御部11により行われる第3のバイアス選択処理について、図10を参照して説明する。図10は、第3のバイアス選択処理を示すフローチャートである。制御部11は、入力されたジョブを実行する前に、図10に示す第3のバイアス選択処理を行う。
なお、図10に示す第3のバイアス選択処理において、ステップS301、S302、S308、S309の処理は、図7に示す第1のバイアス選択処理のステップS101、S102、S109、S110の処理と同様であるため、説明を省略する。
算出された感光体211の膜厚が所定値以上であると判定されると(ステップS302;YES)、制御部11は、電源部25に第1バイアスを印加させる(ステップS307)。一方、算出された感光体211の膜厚が所定値以上でないと判定されると(ステップS302;NO)、制御部11は、入力画像データとは別に、テストチャートとしてのハーフトーンパターンを出力する(ステップS303)。ここで出力するハーフトーンパターンとしては、例えば全面が単一の中間調濃度の画素のみからなる画像であり、当該ハーフトーンパターンを出力する際には、電源部25に第2バイアスを印加させて行う。
次に、制御部11は、出力したハーフトーンパターンに濃度ムラがあるか否かを判定する(ステップS304)。例えば、制御部11は、濃度検知センサー43にハーフトーンパターンの濃度データを検知させ、検知された濃度データに基づき濃度ムラがあるか否かを判定する。濃度ムラがあると判定されると(ステップS304;YES)、制御部11は、電源部25に第1バイアスを印加させる(ステップS307)。
濃度ムラがないと判定されると(ステップS304;NO)、制御部11は、出力したハーフトーンパターンにおいて電位ムラがあるか否かを判定する(ステップS305)。例えば、制御部11は、電位検知センサー44にハーフトーンパターンが出力された感光体211の表面電位を検知させ、検知された表面電位に基づき電位ムラがあるか否かを判定する。電位ムラがあると判定されると(ステップS305;YES)、制御部11は、電源部25に第1バイアスを印加させる(ステップS307)。
電位ムラがないと判定されると(ステップS305;NO)、制御部11は、電源部25に第2バイアスを印加させる(ステップS306)。
以上のようにして、制御部11は図10に示す第3のバイアス選択処理を行う。
以上、上記した実施形態によれば、感光体211の表面を帯電させる帯電ローラー212を備える画像形成装置1であって、直流電圧に交流電圧を重畳した第1バイアス、又は直流電圧のみの第2バイアスを帯電ローラー212に印加する電源部25と、感光体211の使用量が所定値に達するまでは電源部25に第1バイアスを印加させ、感光体211の使用量が所定値に達したら電源部25に第2バイアスを印加させる制御部11と、を備えるので、膜厚が厚い感光体を使用した場合において、過放電による画像品質の低下を抑制し、かつ感光体の減耗を抑制することができる。
また、制御部11が、検知された感光体211の膜厚に基づき、感光体211の使用量が所定値に達したか否かを判定するので、感光体211の使用量をより正確に検知することができ、画像品質の低下及び感光体211の減耗をより確実に抑制することができる。
また、制御部11が、感光体211の積算駆動時間に基づき、感光体211の膜厚を検知する場合には、感光体211の膜厚をより容易に検知することができ、制御部11の負荷を低減することができる。
また、制御部11が、感光体211の積算駆動時間及び形成した画像のカバレッジに基づき、感光体211の膜厚を検知する場合には、感光体211の膜厚をより正確に検知することができ、画像品質の低下及び感光体211の減耗をより確実に抑制することができる。
また、制御部11が、電源部25に第1バイアスを印加させた積算時間、電源部25に第2バイアスを印加させた積算時間、及び形成した画像のカバレッジに基づき、感光体211の膜厚を検知するので、感光体211の膜厚をより正確に検知することができ、画像品質の低下及び感光体211の減耗をより確実に抑制することができる。
また、制御部11が、印字モードを選択する印字モード選択部として機能し、選択された印字モードが文字モードである場合に、感光体211の使用量が所定値に達する前であっても、電源部25に第2バイアスを印加させる場合には、感光体211の減耗量を更に抑制することができる。
また、制御部11は、入力画像データにハーフトーンパターンが含まれていない場合には、感光体211の使用量が所定値に達する前であっても、電源部25に第2バイアスを印加させるので、感光体211の減耗量を更に抑制することができる。
また、制御部11が、濃度検知センサー43により感光体211又は中間転写ベルト22上のトナー像の濃度ムラを検知する濃度ムラ検知部として機能し、ハーフトーンパターンを出力させ、感光体211又は中間転写ベルト22上の当該ハーフトーンパターンに濃度ムラが検知された場合には、感光体211の使用量が所定値に達した後であっても、電源部25に第1バイアスを印加させるので、感光体211の減耗量を更に抑制することができる。
また、制御部11が、電位検知センサー44により感光体211上の静電潜像の電位ムラを検知する電位ムラ検知部として機能し、ハーフトーンパターンを出力させ、感光体211上の当該ハーフトーンパターンの静電潜像に電位ムラが検知された場合には、感光体211の使用量が所定値に達した後であっても、電源部25に第1バイアスを印加させるので、感光体211の減耗量を更に抑制することができる。
また、温度を検知する温度検知部41を備え、制御部11が、温度検知部41により検知された温度が所定値未満である場合に、感光体211の使用量が所定値に達した後であっても、電源部25に第1バイアスを印加させる場合には、過放電による画像品質の低下をより確実に抑制することができる。
また、温度を検知する温度検知部41を備え、制御部11は、温度検知部41により検知された温度が所定値以上である場合に、感光体211の使用量が所定値に達する前であっても、電源部25に第2バイアスを印加させるので、感光体211の減耗量を更に抑制することができる。
また、湿度を検知する湿度検知部42を備え、制御部11は、湿度検知部42により検知された湿度が所定値以上である場合に、感光体211の使用量が所定値に達した後であっても、電源部25に第1バイアスを印加させる場合には、過放電による画像品質の低下をより確実に抑制することができる。
また、湿度を検知する湿度検知部42を備え、制御部11は、湿度検知部42により検知された湿度が所定値未満である場合に、感光体211の使用量が所定値に達する前であっても、電源部25に第2バイアスを印加させるので、感光体211の減耗量を更に抑制することができる。
また、制御部11が、印字速度を調整する速度調整部として機能し、印字速度が所定値以下である場合に、感光体211の使用量が所定値に達する前であっても、電源部25に第2バイアスを印加させるので、感光体211の減耗量を更に抑制することができる。
また、制御部11が、ジョブ実行前に電源部25に対して第1バイアス又は第2バイアスの切り替えを行い、ジョブ実行中には電源部25に対して第1バイアス又は第2バイアスの切り替えを行わないので、画像形成装置1の生産性を向上することができる。
なお、上記した実施形態における記述は、本発明に係る好適な画像形成装置の一例であり、これに限られるものではない。
例えば、上記した実施形態における図7、図8及び図10に示す第1〜第3のバイアス選択処理は一例であってこれに限られるものではなく、例えば第1〜第3のバイアス選択処理における処理内容を適宜組み合わせても良い。
また、上記した実施形態では、温度検知部41及び湿度検知部42が感光体211Yの近傍に設けられているものとしたが、これに限られるものではなく、画像形成装置1内の温度及び湿度を検知することができればいずれの位置に設けられていても良い。
また、上記した実施形態では、温度検知部41及び湿度検知部42により検知された温度及び湿度に基づき各バイアス選択処理を行うものとしたが、2次転写部23の近傍に設けられる図示しない温度センサー及び湿度センサーにより検知された温度及び湿度に基づくものとしても良い。この場合には、温度検知部41及び湿度検知部42は設けられていなくても良い。
また、上記した実施形態では、濃度検知センサー43が中間転写ベルト22の近傍に設けられているものとしたが、これに限られるものではない。例えば、感光体211Y〜211Kのうち少なくとも一つの近傍に設けられているものとしても良い。
また、上記した実施形態では、帯電ローラー212が感光体211の表面に接触する接触式としたが、これに限られるものではなく、例えば、感光体211との間に例えば30〜100μm程度の間隔を空けた近接式としても良い。
また、上記した実施形態では、帯電部材が、導電性軸212aの外周面に導電性弾性体層212bが設けられた帯電ローラー212であるものとしたが、これに限られるものではなく、例えば、導電性軸212aの外周面に導電性繊維が設けられたブラシであっても良い。
また、上記した実施形態では、第1〜第3のバイアス選択処理は、ジョブを実行する前に行われるものとしたが、これに限られるものではなく、ジョブの実行中に一旦ジョブの実行を中断して行われるものとしても良い。
1 画像形成装置
11 制御部(膜厚検知部、速度調整部、印字モード選択部)
20 画像形成部
22 中間転写ベルト
25 電源部
41 温度検知部
42 湿度検知部
43 濃度検知センサー
44 電位検知センサー
211、211Y、211M、211C、211K 感光体
212、212Y、212M、212C、212K 帯電ローラー(帯電部材)

Claims (15)

  1. 感光体の表面を帯電させる帯電部材を備える画像形成装置であって、
    直流電圧に交流電圧を重畳した第1バイアス、又は直流電圧のみの第2バイアスを前記帯電部材に印加する電源部と、
    前記感光体の使用量が所定値に達するまでは前記電源部に前記第1バイアスを印加させ、前記感光体の使用量が所定値に達したら前記電源部に前記第2バイアスを印加させる制御部と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記感光体の膜厚を検知する膜厚検知部を備え、
    前記制御部は、前記膜厚検知部により検知された膜厚に基づき、前記感光体の使用量が所定値に達したか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記膜厚検知部は、前記感光体の積算駆動時間に基づき、前記感光体の膜厚を検知することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記膜厚検知部は、前記感光体の積算駆動時間及び形成した画像のカバレッジに基づき、前記感光体の膜厚を検知することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記膜厚検知部は、前記電源部に前記第1バイアスを印加させた積算時間、前記電源部に前記第2バイアスを印加させた積算時間、及び形成した画像のカバレッジに基づき、前記感光体の膜厚を検知することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 印字モードを選択する印字モード選択部を備え、
    前記制御部は、前記印字モード選択部により選択された印字モードが文字モードである場合には、前記感光体の使用量が所定値に達する前であっても、前記電源部に前記第2バイアスを印加させることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、入力画像データにハーフトーンパターンが含まれていない場合には、前記感光体の使用量が所定値に達する前であっても、前記電源部に前記第2バイアスを印加させることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 濃度検知センサーにより前記感光体又は中間転写ベルト上のトナー像の濃度ムラを検知する濃度ムラ検知部を備え、
    前記制御部は、ハーフトーンパターンを出力させ、前記濃度ムラ検知部により前記感光体又は前記中間転写ベルト上の当該ハーフトーンパターンに濃度ムラが検知された場合には、前記感光体の使用量が所定値に達した後であっても、前記電源部に前記第1バイアスを印加させることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 電位検知センサーにより前記感光体上の静電潜像の電位ムラを検知する電位ムラ検知部を備え、
    前記制御部は、ハーフトーンパターンを出力させ、前記電位ムラ検知部により前記感光体上の当該ハーフトーンパターンの静電潜像に電位ムラが検知された場合には、前記感光体の使用量が所定値に達した後であっても、前記電源部に前記第1バイアスを印加させることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 温度を検知する温度検知部を備え、
    前記制御部は、前記温度検知部により検知された温度が所定値未満である場合には、前記感光体の使用量が所定値に達した後であっても、前記電源部に前記第1バイアスを印加させることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  11. 温度を検知する温度検知部を備え、
    前記制御部は、前記温度検知部により検知された温度が所定値以上である場合には、前記感光体の使用量が所定値に達する前であっても、前記電源部に前記第2バイアスを印加させることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  12. 湿度を検知する湿度検知部を備え、
    前記制御部は、前記湿度検知部により検知された湿度が所定値以上である場合には、前記感光体の使用量が所定値に達した後であっても、前記電源部に前記第1バイアスを印加させることを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  13. 湿度を検知する湿度検知部を備え、
    前記制御部は、前記湿度検知部により検知された湿度が所定値未満である場合には、前記感光体の使用量が所定値に達する前であっても、前記電源部に前記第2バイアスを印加させることを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  14. 印字速度を調整する速度調整部を備え、
    前記制御部は、印字速度が所定値以下である場合には、前記感光体の使用量が所定値に達する前であっても、前記電源部に前記第2バイアスを印加させることを特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  15. 前記制御部は、ジョブ実行前に前記電源部に対して前記第1バイアス又は前記第2バイアスの切り替えを行い、ジョブ実行中には前記電源部に対して前記第1バイアス又は前記第2バイアスの切り替えを行わないことを特徴とする請求項1から14のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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