JP2018045113A - 画像形成方法及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
Description
接触式又は近接式の帯電部材にバイアス電圧を印加し、前記帯電部材を感光体の表面に接触又は近接させて前記感光体を帯電させ、画像形成を行う画像形成方法であって、
前記感光体は、導電性支持体上に、中間層、電荷発生層、少なくとも2層以上の電荷輸送層がこの順に積層されてなり、
前記電荷輸送層のうち前記感光体の最表面側に設けられる第1の電荷輸送層の硬度は、前記第1の電荷輸送層に隣接する第2の電荷輸送層の硬度よりも高く、
前記第1の電荷輸送層が残存しているときには、直流電圧に交流電圧を重畳した第1バイアスを前記帯電部材に印加し、前記第1の電荷輸送層が減耗して前記第2の電荷輸送層が前記感光体の最表面に存在しているときには、直流電圧のみの第2バイアスを前記帯電部材に印加することを特徴とする。
前記感光体の膜厚に基づき、前記第1の電荷輸送層が残存しているか、及び前記第2の電荷輸送層が前記感光体の最表面に存在しているかを判定することを特徴とする。
前記帯電部材は、接触式又は近接式の帯電ローラーであることを特徴とする。
接触式又は近接式の帯電部材にバイアス電圧を印加する電源部と、
前記帯電部材を感光体の表面に接触又は近接させて前記感光体を帯電させ、画像形成を行う制御部と、を備える画像形成装置であって、
前記感光体は、導電性支持体上に、中間層、電荷発生層及び少なくとも2層以上の電荷輸送層がこの順に積層されてなり、
前記電荷輸送層のうち前記感光体の最表面側に設けられる第1の電荷輸送層の硬度は、前記第1の電荷輸送層に隣接する第2の電荷輸送層の硬度よりも高く、
前記制御部は、前記第1の電荷輸送層が残存しているときには、前記電源部に直流電圧に交流電圧を重畳した第1バイアスを印加させ、前記第1の電荷輸送層が減耗して前記第2の電荷輸送層が前記感光体の最表面に存在しているときには、前記電源部に直流電圧のみの第2バイアスを印加させることを特徴とする。
図1は、本実施形態の画像形成装置1の概略構成を示す図である。図2は、画像形成装置1の機能構成を示すブロック図である。
また、以下の説明において、書込みユニット21Y〜21K、感光体211Y〜211K、帯電ローラー212Y〜212K、現像部214Y〜214K、1次転写ローラー215Y〜215K、クリーニング部216Y〜216K、トナーボトル217Y〜217Kをそれぞれ区別して説明する必要がない場合には、単に、書込みユニット21、感光体211、帯電ローラー212、現像部214、1次転写ローラー215、クリーニング部216、トナーボトル217と称して説明する。
本実施形態の感光体211は、導電性支持体上に、中間層、電荷発生層及び少なくとも2層以上の電荷輸送層がこの順に積層されてなり、少なくとも2層以上の電荷輸送層のうち、感光体の最表面側に設けられる第1の電荷輸送層の硬度が、当該第1の電荷輸送層に隣接する第2の電荷輸送層の硬度よりも高く構成されている。
式(A):HU(ユニバーサル硬さ)=F/(26.45×h2)
以下、感光体211が有機感光体からなるものとして説明する。
導電性支持体は、例えば円筒管よりなる素管が用いられる。素管としては、導電性を有していれば特に限定されず、例えば、アルミニウム、銅、クロム、ニッケル、亜鉛及びステンレス等の金属をドラム状に成形したもの等が挙げられる。
中間層は、導電性支持体と感光層との間にバリアー機能と接着機能とを付与するものである。このような中間層を設けることで、種々の故障防止等を図ることができる。
中間層を形成するバインダー樹脂としては、アルコール可溶性のポリアミド樹脂を用いることが好ましい。
金属酸化物粒子としては、例えば、アルミナ、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化スズ、酸化アンチモン、酸化インジウム、酸化ビスマス、スズをドープした酸化インジウム、アンチモンをドープした酸化スズ及び酸化ジルコニウム等の微粒子が挙げられる。
これらの金属酸化物粒子は、2種類以上を混合して用いても良い。2種類以上混合した場合には、固溶体又は融着の形をとっても良い。このような金属酸化物粒子の平均粒径は好ましくは0.3μm以下、より好ましくは0.1μm以下である。また、これらの金属酸化物粒子は、無機化合物や有機化合物で一重又は多重に表面処理されていても良い。
電荷発生層は、バインダー樹脂中に電荷発生物質が含有されて構成されている。
第2の電荷輸送層は、バインダー樹脂中に電荷輸送物質が含有されて構成されている。
第1の電荷輸送層は、バインダー樹脂中に電荷輸送物質が含有されて構成されている。
次いで、図4を参照して、帯電ローラー212について説明する。図4は、帯電ローラー212及びその周辺構成を示す概略構成図である。
感光体表面電位の目標値a1に対して、パッシェンの法則から求められる放電開始電圧を加算した値の第2バイアスb1を帯電ローラー212に印加する。感光体211が帯電ニップ先端を通過すると、感光体211と帯電ローラー212との間で放電が起こり、感光体表面電位が上昇する。感光体表面電位が上昇すると、第2バイアスb1と感光体表面電位との差が小さくなることで、放電が少なくなり感光体表面電位の上昇が緩やかになる。感光体表面電位が目標値a1まで上昇すると、第2バイアスb1と感光体表面電位との差は放電開始電圧より小さくなることで、放電が止まり感光体表面電位はそれ以上上昇しない。
図6は、そのような帯電に不利な条件において、第2バイアスにより感光体211を帯電させた場合の感光体表面電位の推移を示す。
感光体表面電位の目標値a2に対して、パッシェンの法則から求められる放電開始電圧を加算した値の第2バイアスb2を帯電ローラー212に印加する。第2バイアスb2は上記した図5における第2バイアスb1よりも高い電圧に設定されている。このように高い電圧を印加すると帯電ローラー212内に多くの電荷が注入され、感光体211が帯電ニップ先端を通過すると蓄積された電荷が過剰に放電してしまい、感光体表面電位が必要以上に上昇する。これにより、感光体表面電位は目標値a2を超えてしまう。第2バイアスb2と感光体表面電位との差が放電開始電圧より小さくなることで、放電が止まり感光体表面電位はそれ以上上昇しなくなるが、感光体表面電位は目標値a2より高い電位に帯電されてしまう。このような過剰な帯電は、帯電ローラー212の複数箇所で発生し、過剰な帯電が発生した箇所では形成される画像の画像濃度が薄くなる。
感光体表面電位の目標値a3が中間値となるように設定し、パッシェンの法則から求められる放電開始電圧を超える幅を持たせた第1バイアスb3を帯電ローラー212に印加する。感光体211が帯電ニップ先端を通過した後、感光体211を帯電させる側に電圧が加わるときに感光体表面電位が上昇し、感光体211を除電させる側に電圧が加わるときに感光体表面電位が低下する。感光体211の帯電及び除電を繰り返すことで感光体表面電位は徐々に目標値a3に近付く。第1バイアスが高い電圧に設定されていた場合、帯電ローラー212内に多くの電荷が注入されて、感光体表面電位が目標値a3を超えてしまっても、感光体211を除電する側に電圧が加わることで感光体表面電位は低下し目標値a3に近付き、帯電ニップを通過した後には感光体表面電位は目標値a3と一致する。
本実施形態の画像形成方法は、接触式又は近接式の帯電部材にバイアス電圧を印加し、帯電部材を感光体の表面に接触又は近接させて感光体を帯電させ、画像形成を行う画像形成方法であって、感光体は、導電性支持体上に、電荷発生層及び少なくとも2層以上の電荷輸送層がこの順に積層されてなり、電荷輸送層のうち感光体の最表面側に設けられる第1の電荷輸送層の硬度は、第1の電荷輸送層に隣接する第2の電荷輸送層の硬度よりも高く、第1の電荷輸送層が残存しているときには、直流電圧に交流電圧を重畳した第1バイアスを帯電部材に印加し、第1の電荷輸送層が減耗して第2の電荷輸送層が感光体の最表面に存在しているときには、直流電圧のみの第2バイアスを帯電部材に印加することを特徴とする。
図8は、バイアス選択処理の一例を示すフローチャートである。制御部11は、入力されたジョブを実行する前に、図8に示すバイアス選択処理を行うことが好ましい。
具体的には、例えば、制御部11は、ジョブを実行する度に、第1バイアスを印加させた積算時間(第1バイアス印加時間)、第2バイアスを印加させた積算時間(第2バイアス印加時間)、第1バイアスを印加して形成した画像のカバレッジの平均値(第1バイアス印加時平均カバレッジ)、第2バイアスを印加して形成した画像のカバレッジの平均値(第2バイアス印加時平均バイアス)を算出し、記憶部12に記憶させておく。制御部11は、ステップS101の処理において記憶部12からこれらの各情報を取得し、例えば下記式(1)で感光体膜厚を算出する。
初期膜厚は、感光体211を初めて使用する時の膜厚、又は劣化により感光体211を交換した場合には交換直後の感光体211の膜厚を示す。係数Aは、第2バイアスを印加しカバレッジ1%の画像を1時間連続で形成したときに感光体211の膜が削れる量である。係数Bは、第1バイアスを印加しカバレッジ1%の画像を1時間連続で形成したときに感光体211の膜が削れる量である。したがって、係数A<係数Bとなる。
感光体211の膜厚が所定値以上でないと判定されると(ステップS102;NO)、制御部11は、第1の電荷輸送層が減耗して第2の電荷輸送層が感光体211の最表面に存在していると判定し、電源部25に第2バイアスを印加させる(ステップS104)。この場合には、感光体211の膜厚が十分に薄くなっているために、第2バイアスを印加しても過放電が発生しにくく、感光体211の減耗量低減を図ることができる。
以上、上記した実施形態によれば、接触式の帯電ローラー212にバイアス電圧を印加し、帯電ローラー212を感光体211の表面に接触させて感光体211を帯電させ、画像形成を行う画像形成方法であって、感光体211は、導電性支持体211a上に、中間層211b、電荷発生層211c及び少なくとも2層以上の電荷輸送層211d、211eがこの順に積層されてなり、電荷輸送層211d、211eのうち感光体211の最表面側に設けられる第1の電荷輸送層211eの硬度は、第1の電荷輸送層211eに隣接する第2の電荷輸送層211dの硬度よりも高く、第1の電荷輸送層211eが残存しているときには、直流電圧に交流電圧を重畳した第1バイアスを帯電ローラー212に印加し、第1の電荷輸送層211eが減耗して第2の電荷輸送層211dが感光体211の最表面に存在しているときには、直流電圧のみの第2バイアスを帯電ローラー212に印加するので、第1の電荷輸送層が残存しているとき、すなわち感光体211の膜厚が厚いときに第1バイアスを印加することで、過放電の発生による画像不良の発生を抑制することができる。また、第1バイアスの印加は、硬度の高い第1の電荷輸送層残存時に行うので、第1バイアス印加による感光体211の減耗量の増大を抑制することができる。また、第2バイアスの印加は、硬度の高い第1の電荷輸送層が減耗して第2の電荷輸送層が露出している時に行うので、感光体表面(第2の電荷輸送層)が適度に削られ、フィルミングによる画像ボケの発生を抑制することができる。これにより、画像品質の低下を抑制し、かつ感光体211の減耗を抑制することができる。
なお、上記した実施形態における記述は、本発明に係る好適な画像形成装置の一例であり、これに限られるものではない。
また、上記した実施形態では、帯電ローラー212が、導電性軸212aの外周面に導電性弾性体層212bが設けられた構成としたが、これに限られるものではなく、例えば、導電性軸212aの外周面に導電性繊維が設けられたブラシであっても良い。
(導電性支持体の準備)
直径30mmの円筒形アルミニウム支持体の導電性支持体を用意した。
下記式(N−1)で表されるバインダー樹脂1質量部を、エタノールとn−プロピルアルコールとテトラヒドロフランの混合溶媒(体積比=45:20:35)20質量部に加え、撹拌して溶解させた。その後、質量比で5%のメチルハイドロジェンポリシロキサンによって表面処理をしたルチル型酸化チタン粒子4.2質量部を混合し、この混合液をビーズミル及び平均粒径0.5mmのジルコニアビーズを用い、充填率80%、周速設定4m/sec、ミル滞留時間3時間の条件で分散することにより、中間層形成用塗布液を調製した。この中間層形成用塗布液を、濾過精度5μmのポリプロピレン製の濾材を用いたフィルターによって濾過し、これを、上記の導電性支持体を洗浄した後の外周面に浸漬塗布法によって塗布し、120℃で20分間乾燥することにより、導電性支持体上に乾燥層厚2μmの中間層を形成した。
次いで、下記成分を混合し、サンドミル分散機を用いて分散することにより、電荷発生層形成用塗布液を調製した。
・Y−チタニルフタロシアニン 20質量部
(Cu−Kα特性X線によるX線回折のスペクトルでブラッグ角(2θ±0.2°)27.3°に最大回折ピークを有するチタニルフタロシン顔料)
・ポリビニルブチラール(「BX−1」(積水化学(株)製)) 10質量部
・メチルエチルケトン 700質量部
・シクロヘキサノン 300質量部
次いで、下記成分を混合し、溶解させることにより、第2の電荷輸送層形成用塗布液を調製した。
・下記式(CTM)で表される電荷輸送物質 50質量部
・ポリカーボネート樹脂「ユーピロン−Z300」(三菱ガス化学社製)
100質量部
・酸化防止剤(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール) 8質量部
・テトラヒドロフラン/トルエン(体積比8/2) 750質量部
・シリコーンオイル「KF−96」(信越化学工業(株)製) 0.5質量部
次いで、下記成分を混合、撹拌することにより、第1の電荷輸送層形成用塗布液を調製した。
・上記式(CTM)で表される電荷輸送物質 50質量部
・ポリカーボネート樹脂「ユーピロン−Z500」(三菱ガス化学社製)
100質量部
・酸化防止剤(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール) 8質量部
・テトラヒドロフラン/トルエン(体積比8/2)混合液 1500質量部
・シリコーンオイル「KF−96」(信越化学工業(株)製) 0.5質量部
以上のようにして感光体1を作製した。
上記感光体1の作製において、第1の電荷輸送層の硬度が表1に記載のとおりとなるように、第1の電荷輸送層形成時の上記式(CTM)で表される電荷輸送物質の添加量を変更した以外は同様にして、感光体2、3を作製した。
上記感光体1の作製において、第2の電荷輸送層の硬度が表1に記載のとおりとなるように、第2の電荷輸送層形成時の上記式(CTM)で表される電荷輸送物質の添加量を変更した以外は同様にして、感光体4を作製した。
上記感光体1の作製において、第2の電荷輸送層の乾燥層厚を35μmとし、かつ第1の電荷輸送層を形成しなかった以外は同様にして、感光体5を作製した。
上記感光体1の作製において、第2の電荷輸送層を形成せず、かつ第1の電荷輸送層の乾燥層厚を35μmとした以外は同様にして、感光体6を作製した。
上記感光体1の作製において、第1の電荷輸送層の乾燥層厚を25μmとし、第2の電荷輸送層の乾燥層厚を10μmとし、それら第1の電荷輸送層と第2の電荷輸送層の形成順序を逆にした以外は同様にして、感光体7を作製した。
作製した感光体1〜7、及び表1に記載の帯電部材をそれぞれセットした、図1に示す画像形成装置を用いて、感光体の膜厚を検知しながら、感光体の膜厚が10μm減少したときを基準として、第1の電荷輸送層残存時と、第2の電荷輸送層露出時とを判断し、表1に示すように第1又は第2バイアスを切り替えて画像形成方法1〜12を行った。
なお、70000枚目の画像形成を行う時にはいずれの感光体も、第1の電荷輸送層が減耗し、第2の電荷輸送層が露出している状態である。また、感光体5、6を用いた場合には、第1又は第2バイアスを切り替えず、第1及び第2バイアスのいずれか一方を印加して画像形成を行った。
画像形成方法1〜12について以下の評価を行った。その評価結果を表1に示す。
温度30℃、湿度85%RHの環境下で、A3中性紙全面にハーフトーン画像(マクベス濃度計で相対反射濃度0.4)を30000枚画像形成した後、更に70000枚画像形成し、感光体の膜厚減耗量を評価した。
具体的には、均一膜厚部分(感光体形成時の塗布の先端部及び後端部の膜厚変動部分を膜厚プロフィールを作製して除く。)をランダムに10ヶ所測定し、その平均値を膜厚とした。膜厚測定器は渦電流方式の膜厚測定器「EDDY560C」(HELMUT FISCHER GMBTE CO社製)を用いた。
A:印刷枚数10000枚当たりの減耗量が1.0μm未満
B:印刷枚数10000枚当たりの減耗量が1.0μm以上2.0μm未満
C:印刷枚数10000枚当たりの減耗量が2.0μm以上3.0μm未満
D:印刷枚数10000枚当たりの減耗量が3.0μm以上
A:印刷枚数100000枚の画像形成後の残存膜厚が21.0μm以上
B:印刷枚数100000枚の画像形成後の残存膜厚が18.0μm以上21.0μm未満
C:印刷枚数100000枚の画像形成後の残存膜厚が15.0μm以上18.0μm未満
D:印刷枚数100000枚の画像形成後の残存膜厚が15.0μm未満
温度30℃、湿度80%RHの環境下において、A3中性紙全面にハーフトーン画像(マクベス濃度計で相対反射濃度0.4)を画像形成し、1000枚目の画像及び70000枚目の画像におけるムラを目視で判定した。その判定結果を下記基準に従って評価した。A又はBを合格とした。
A:ムラなし
B:軽微にムラが発生しているが、実用上問題なし
C:ムラが発生し、実用上問題あり
温度30℃、湿度80%RHの環境下において、1000枚の画像形成後、すぐに画像形成装置の主電源を停止した。停止12時間後に画像形成装置の主電源を投入し、画像形成可能状態になった後、直ちにA3中性紙全面にハーフトーン画像(マクベス濃度計で相対反射濃度0.4)とA3全面の6dot格子画像を印字した。画像の状態を目視にて観察し、以下の基準に従って評価した。次いで、同環境下において更に70000枚の画像形成後、同様の操作を行い、評価した。なお、A又はBを合格とした。
A:ハーフトーン、格子画像とも画像ボケ発生なし(良好)
B:ハーフトーン画像のみに薄い濃度低下が認められる(実用上問題なし)
C:画像ボケによる格子画像の欠損又は線幅の細りが発生(実用上問題有り)
また、帯電部材として接触式又は近接式の帯電ローラーを用いることで、ブラシを用いる場合に比べて帯電ムラを更に抑制できていることが分かる。
11 制御部
25 電源部
211、211Y、211M、211C、211K 感光体
211a 導電性支持体
211b 中間層
211c 電荷発生層
211d 第2の電荷輸送層
211e 第1の電荷輸送層
212、212Y、212M、212C、212K 帯電ローラー(帯電部材)
Claims (4)
- 接触式又は近接式の帯電部材にバイアス電圧を印加し、前記帯電部材を感光体の表面に接触又は近接させて前記感光体を帯電させ、画像形成を行う画像形成方法であって、
前記感光体は、導電性支持体上に、中間層、電荷発生層及び少なくとも2層以上の電荷輸送層がこの順に積層されてなり、
前記電荷輸送層のうち前記感光体の最表面側に設けられる第1の電荷輸送層の硬度は、前記第1の電荷輸送層に隣接する第2の電荷輸送層の硬度よりも高く、
前記第1の電荷輸送層が残存しているときには、直流電圧に交流電圧を重畳した第1バイアスを前記帯電部材に印加し、前記第1の電荷輸送層が減耗して前記第2の電荷輸送層が前記感光体の最表面に存在しているときには、直流電圧のみの第2バイアスを前記帯電部材に印加することを特徴とする画像形成方法。 - 前記感光体の膜厚に基づき、前記第1の電荷輸送層が残存しているか、及び前記第2の電荷輸送層が前記感光体の最表面に存在しているかを判定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法。
- 前記帯電部材は、接触式又は近接式の帯電ローラーであることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成方法。
- 接触式又は近接式の帯電部材にバイアス電圧を印加する電源部と、
前記帯電部材を感光体の表面に接触又は近接させて前記感光体を帯電させ、画像形成を行う制御部と、を備える画像形成装置であって、
前記感光体は、導電性支持体上に、中間層、電荷発生層及び少なくとも2層以上の電荷輸送層がこの順に積層されてなり、
前記電荷輸送層のうち前記感光体の最表面側に設けられる第1の電荷輸送層の硬度は、前記第1の電荷輸送層に隣接する第2の電荷輸送層の硬度よりも高く、
前記制御部は、前記第1の電荷輸送層が残存しているときには、前記電源部に直流電圧に交流電圧を重畳した第1バイアスを印加させ、前記第1の電荷輸送層が減耗して前記第2の電荷輸送層が前記感光体の最表面に存在しているときには、前記電源部に直流電圧のみの第2バイアスを印加させることを特徴とする画像形成装置。
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JP6690483B2 (ja) | 2020-04-28 |
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