JP2018044931A - 無線通信装置、電子時計、時刻変更方法、時刻情報提供方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】大容量のデータ通信および大きな電力消費を要さずに時刻の変更が可能な無線通信装置等を提供する。【解決手段】電子時計100は、他の無線通信装置と無線通信する通信部103と、 CPU110と、を備える。CPU110は、通信部103を制御して、所定のサービスを提供可能であるか否かの問い合わせを含む、自装置の存在を知らせるための通知情報を他の無線通信装置に送信し、この通知情報に対する応答に基づいて、他の無線通信装置との接続を確立する。そして、CPU110は、通信部103を制御して、接続を確立した他の無線通信装置に所定のサービスに含まれる属性の識別子を指定した読み出し要求を送信し、この読み出し要求に対する応答を受信することにより、所定のサービスに含まれる属性の値を受信する。そして、CPU110は、受信した所定のサービスに含まれる属性の値に基づいて、自装置が計時する時刻を変更する。【選択図】図2
Description
この発明は、無線通信装置、電子時計、時刻変更方法、時刻情報提供方法、及びプログラムに関する。
従来、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))などの近距離無線通信を用いて種々の情報をやり取りすることが可能な電子装置がある。このような近距離無線通信により、特に、携帯型の電子装置は、複数の他の電子装置がそれぞれ個別に取得、保持する情報を容易に受信することができる。
例えば、特許文献1には、ブルートゥース通信機能を有する電子腕時計が、携帯電話からブルートゥース通信を利用して時刻情報を受信し、電子腕時計の時刻を修正する技術が開示されている。
しかし、特許文献1の構成では、電子腕時計は、携帯電話が提供するサービスを把握するためのサービスディスカバリー手順を動作させることとなり、多くの情報のやり取りのためのデータ通信が必要となることがある。また、これに伴って、電子腕時計の電力の消費が増えてしまう虞がある。
本発明は、上述のような事情に鑑みてなされたものであり、大容量のデータ通信および大きな電力消費を要さずに時刻の変更が可能な無線通信装置、電子時計、時刻変更方法、時刻情報提供方法、及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る無線通信装置は、
他の無線通信装置と無線通信する通信部と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記通信部を制御して、所定のサービスを提供可能であるか否かの問い合わせを含む、自装置の存在を知らせるための通知情報を前記他の無線通信装置に送信し、
前記通信部を制御して、前記他の無線通信装置からの前記通知情報に対する応答に基づいて、前記他の無線通信装置との接続を確立し、
前記通信部を制御して、接続を確立した前記他の無線通信装置に前記所定のサービスに含まれる属性の識別子を指定した読み出し要求を送信し、この読み出し要求に対する応答を前記他の無線通信装置から受信することにより、前記所定のサービスに含まれる属性の値を受信し、
前記他の無線通信装置から受信した前記所定のサービスに含まれる属性の値に基づいて、自装置が計時する時刻を変更する、
ことを特徴とする。
他の無線通信装置と無線通信する通信部と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記通信部を制御して、所定のサービスを提供可能であるか否かの問い合わせを含む、自装置の存在を知らせるための通知情報を前記他の無線通信装置に送信し、
前記通信部を制御して、前記他の無線通信装置からの前記通知情報に対する応答に基づいて、前記他の無線通信装置との接続を確立し、
前記通信部を制御して、接続を確立した前記他の無線通信装置に前記所定のサービスに含まれる属性の識別子を指定した読み出し要求を送信し、この読み出し要求に対する応答を前記他の無線通信装置から受信することにより、前記所定のサービスに含まれる属性の値を受信し、
前記他の無線通信装置から受信した前記所定のサービスに含まれる属性の値に基づいて、自装置が計時する時刻を変更する、
ことを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係る無線通信装置は、
他の無線通信装置と無線通信する通信部と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記通信部を制御して、所定のサービスを提供可能であるか否かの問い合わせを含む通知情報を前記他の無線通信装置から受信し、
前記所定のサービスを自装置が提供可能であるか否かを判定し、
前記所定のサービスを自装置が提供可能であるか否かの判定結果に基づいて、前記通信部を制御して、前記他の無線通信装置との接続を確立し、
前記通信部を制御して、接続を確立した前記他の無線通信装置から前記所定のサービスに含まれる属性の識別子が指定された読み出し要求を受信したことに応じて、前記所定のサービスに含まれる属性の値を含む応答を前記他の無線通信装置に送信することにより、前記所定のサービスを提供する、
ことを特徴とする。
他の無線通信装置と無線通信する通信部と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記通信部を制御して、所定のサービスを提供可能であるか否かの問い合わせを含む通知情報を前記他の無線通信装置から受信し、
前記所定のサービスを自装置が提供可能であるか否かを判定し、
前記所定のサービスを自装置が提供可能であるか否かの判定結果に基づいて、前記通信部を制御して、前記他の無線通信装置との接続を確立し、
前記通信部を制御して、接続を確立した前記他の無線通信装置から前記所定のサービスに含まれる属性の識別子が指定された読み出し要求を受信したことに応じて、前記所定のサービスに含まれる属性の値を含む応答を前記他の無線通信装置に送信することにより、前記所定のサービスを提供する、
ことを特徴とする。
本発明によれば、大容量のデータ通信および大きな電力消費を要さずに時刻を変更することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る無線通信システムについて説明する。
図1に示すように、無線通信システム1は、電子時計100とスマートフォン200とから構成される。電子時計100とスマートフォン200とは、Bluetooth(登録商標) Low Energy(以下、BLEという)に基づいて、互いに無線通信を行う。BLEとは、Bluetooth(登録商標)と呼ばれる近距離無線通信規格において、低消費電力を目的として策定された規格(モード)である。本実施形態において、BLEに基づいて、電子時計100は、後述するアドバタイズパケットを送信するペリフェラルとして動作する。また、スマートフォン200は、アドバタイズパケットを受信するセントラルとして動作する。なお、図1には、3つのスマートフォン200が示されているが、スマートフォン200の数はこれに限られず、任意の数のスマートフォン200が、本発明に適用可能である。
次に、図2を参照しながら、本実施形態に係る電子時計100のハードウェア構成について説明する。
電子時計100は、図2に示すように、マイクロコンピュータ101と、ROM(Read Only Memory)102と、通信部103と、アンテナ104と、電力供給部105と、表示部106と、表示ドライバ107と、操作受付部108と、振動子109とを備える。マイクロコンピュータ101、ROM102、通信部103、アンテナ104、電力供給部105と、振動子109は、本発明に係る無線通信装置の一例である無線通信装置10を構成する。
マイクロコンピュータ101は、制御部としてのCPU(Central Processing Unit)110と、記憶部としてのRAM(Random Access Memory)111と、発振回路112と、分周回路113と、計時回路114と、を備える。なお、RAM111、発振回路112、分周回路113、及び計時回路114は、マイクロコンピュータ101の内部に設けられているものとして説明するが、これらがマイクロコンピュータ101の外部に設けられてもよい。また、ROM102、通信部103、電力供給部105、表示ドライバ107、及び振動子109は、マイクロコンピュータ101の外部に設けられているものとして説明するが、これらがマイクロコンピュータ101の内部に設けられてもよい。
CPU110は、各種演算処理を行い、電子時計100の全体動作を統括制御するプロセッサである。CPU110は、ROM102から制御プログラムを読み出し、RAM111にロードして日時の表示や各種機能に係る演算制御や表示などの各種動作処理を行う。また、CPU110は、通信部103を制御し、スマートフォン200とデータ通信を行う。
RAM111は、SRAM(Static Random Access Memory)やDRAM(Dynamic Random Access Memory)などの揮発性のメモリであり、CPU110に作業用のメモリ空間を提供して一時データを記憶すると共に、各種設定データを記憶する。
発振回路112は、振動子109を発振させることにより所定の周波数信号(クロック信号)を生成して出力する。発振回路112として、例えば、水晶発振器が用いられる。
分周回路113は、発振回路112から入力された周波数信号を、計時回路114やCPU110が利用する周波数の信号に分周して出力する。この出力信号の周波数は、CPU110による設定に基づいて変更されてもよい。
計時回路114は、分周回路113から入力された所定の計時信号の入力回数を計数して初期値に加算することで現在の時刻を計時する。計時回路114は、RAM111に記憶させる値を変化させるソフトウェアにより構成されてもよいし、或いは、専用のカウンタ回路により構成されてもよい。計時回路114が計時する時刻は、所定のタイミングからの累積時間、UTC(Coordinated Universal Time、協定世界時)、又は予め設定された地方時などのうち何れであってもよい。また、この計時回路114が計時する時刻は、必ずしも年月日、時分秒の形式で保持されなくてもよい。また、計時回路114が計時する時刻は、後述する変更部125からの指示によって変更される。
ROM102は、マスクROMや書き換え可能な不揮発性メモリなどであり、制御プログラムや初期設定データが記憶されている。制御プログラムには、スマートフォン200から時刻情報を受信し、電子時計100が計時する時刻を変更するための各種処理の制御に係るプログラム115が含まれる。
通信部103は、例えば、無線周波数(RF:Radio Frequency)回路やベースバンド(BB:Baseband)回路、メモリ回路で構成される。通信部103は、アンテナ104を介して、BLEに基づく無線信号の送信及び受信を行う。また、通信部103は、アンテナ104を介して外部から受信した無線信号を、復調、復号等してCPU110へ送る。また、通信部103は、CPU110から送られた信号を、符号化、変調等して、アンテナ104を介して外部へ送信する。さらに、通信部103は、外部から無線信号を受信した場合、その無線信号の強度を示すRSSI(Receive Signal Strength Indication;受信信号強度)値を測定する。
電力供給部105は、バッテリを備え、電子時計100の動作に係る電力を各部にその動作電圧で供給する。電力供給部105のバッテリとしては、本実施形態では、ボタン型乾電池などの一次電池が用いられている。なお、バッテリとして、ソーラパネルと二次電池が用いられ、ソーラパネルへの入射光に応じた起電力の大小に応じて、二次電池が充放電されてもよい。
表示部106は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro-Luminescent)ディスプレイなどの表示画面を備え、ドットマトリクス方式及びセグメント方式の何れか又はこれらの組み合わせにより時刻や各種機能に係るデータをデジタル表示する。表示ドライバ107は、表示画面の種別に応じた駆動信号をCPU110からの制御信号に基づいて表示部106に出力し、表示画面上への表示を行う。或いは、表示部106は、複数の指針をステッピングモータにより輪列機構を介して回転動作させることで表示を行うアナログ式の構成を有するものであってもよい。
操作受付部108は、ユーザからの入力操作を受け付けて、当該入力操作に応じた電気信号を入力信号としてCPU110に出力する。この操作受付部108は、例えば、押しボタンスイッチやりゅうずを含む。なお、操作受付部108は、表示部106の表示画面と、これに重ねて設けられたタッチセンサとからなるタッチパネルにより構成されてもよい。この場合、操作受付部108は、当該タッチパネルにおけるユーザの接触動作に係る接触位置や接触態様等のタッチセンサによる検出結果に応じた操作信号をCPU110に出力する。
次に、第1実施形態に係る電子時計100のCPU110の機能構成について説明する。
CPU110は、送信部121、接続確立部122、受信部123、選択部124、変更部125として機能する。これら送信部121、接続確立部122、受信部123、選択部124、変更部125の機能は、単一のCPUにより実現されてもよいし、別個のCPUにより各々実現されてもよい。また、これらの機能は、通信部103のCPU等、マイクロコンピュータ101以外のプロセッサにより実現されてもよい。
送信部121としてのCPU110は、電子時計100が必要とするサービス(以下、「要求サービス」という)を提供可能か否かの問い合わせを含む通知情報を生成し、生成した通知情報を送信する。本実施形態では、CPU110は、要求サービスとしてCTS(Current Time Service)を提供可能か否かの問い合わせを含むアドバタイズパケットを生成する。ここで、CTSは、GATT(Generic Attribute Profile)と呼ばれるプロファイルをベースとして定義されたTIP(Time Profile)に含まれるサービスのひとつであり、BLEを用いて他装置に時刻情報を公開する方法などが定義されている。CTSには、少なくとも、自装置が計時する時刻を公開するCurrent Time Characteristicが割り当てられている。
また、CPU110は、後述するアドバタイズパケットをスマートフォン200に送信する。本実施形態では、CPU110は、アドバタイズパケットを所定の間隔Tiでスマートフォン200に繰り返し送信するよう、通信部103に指示する。また、CPU110は、アドバタイズパケットの送信先であるスマートフォン200から接続要求を受信した場合には、スマートフォン200との接続を確立した後、アドバタイズパケットの送信を停止するよう、通信部103に指示する。一方、アドバタイズパケットの送信を開始してから所定の時間が経過しても、スマートフォン200から接続要求を受信しない場合には、CPU110は、アドバタイズパケットの送信を停止するよう、通信部103に指示する。
ここで、図3を参照しながら、送信部121としてのCPU110が生成するアドバタイズパケットの構成例を説明する。
図3に示すアドバタイズパケットは、BLEにおいて、ペリフェラルとして動作する電子時計100が、セントラルとして動作するスマートフォン200に自装置の存在を知らせるために送信する通知情報である。アドバタイズパケットは、図3に示すように、2オクテットのヘッダ(Header)と、6〜37オクテットのペイロード(Payload)から構成される。
ヘッダは、アドバタイズパケットに含まれるデータであるPDU(Protocol Data Unit)の種類を示すPDU Typeと、ペイロードの長さを示すLengthとを含む。本実施形態において、PDU Typeには、接続を受け入れることを示す「ADV_IND」が指定される。
ペイロードは、6オクテットのAdvAと、0〜31オクテットのAdvDataとから構成される。AdvAには、アドバタイズパケットを送信する電子時計100を識別するためのアドレスが設定される。AdvDataは、31オクテットを超えない範囲で複数のAD Structureを含み得る。各AD Structureは、LengthとDataとを有し、Dataは、AD TypeとAD Dataとから構成される。AD Typeは、アドバタイズパケットに載せることができるデータの種類を示し、AD Dataは、AD Typeに関連付けられたデータを示す。本実施形態において、電子時計100は、要求サービスをスマートフォン200が提供可能であるか否かを問い合わせるために、AD typeとして「Service Solicitation」が指定され、AD Dataには要求サービスを識別するために割り当てられた識別子UUID(Universally Unique IDentifier)が設定されたAD Structureを含むアドバタイズパケットをスマートフォン200に送信する。
接続確立部122としてのCPU110は、送信部121が送信したアドバタイズパケットに対するスマートフォン200からの応答に基づいて、スマートフォン200との接続を確立する。CPU110は、例えば、アドバタイズパケットに対する応答としてスマートフォン200から接続要求を受信すると、スマートフォン200との接続を確立する。
受信部123としてのCPU110は、通信部103を介してスマートフォン200から時刻情報を受信する。本実施形態では、CPU110は、通信接続を確立したスマートフォン200に送信した読み出し要求に対する応答(以下、「読み出し応答」ともいう)を通信部103が受信することにより、時刻情報を受信する。より詳細には、CPU110は、時刻情報を受信するために、通信接続が確立したスマートフォン200に対して、CTSが提供する必須のキャラクタリスティック(属性)であるCurrent Time CharacteristicのUUID(Current Time Characteristic UUID)を指定した読み出し要求を送信する。この読み出し要求を受信したスマートフォン200は、計時回路214が計時する時刻を示すCurrent Time Characteristicの値を含む読み出し応答を電子時計100に送信する。通信部103は、スマートフォン200から送信された読み出し応答を通信部103が受信する。そして、CPU110は、通信部103からスマートフォン200が送信した時刻情報を受信する。
選択部124としてのCPU110は、受信した時刻情報のうち、所定の条件を満たす時刻情報を選択する。本実施形態において、CPU110は、時刻情報を選択するための所定の条件として、読み出し応答を受信した際のRSSI値が所定の閾値RSSI_Th以上であるという条件を満たす読み出し応答に含まれる時刻情報を選択する。
変更部125としてのCPU110は、選択した時刻情報に基づいて、電子時計100が計時する時刻を変更する。本実施形態において、CPU110は、計時回路114が計時する時刻を、選択した時刻情報が示す時刻に変更する。
次に、図4を参照しながら、本発明の実施形態に係るスマートフォン200のハードウェア構成について説明する。
スマートフォン200は、図4に示すように、マイクロコンピュータ201と、ROM202と、通信部203と、アンテナ204と、電力供給部205と、表示部206と、表示ドライバ207と、操作受付部208と、振動子209とを備える。マイクロコンピュータ201、ROM202、通信部203、アンテナ204、電力供給部205、及び振動子209は、本発明に係る無線通信装置の一例である無線通信装置20を構成する。
マイクロコンピュータ201は、制御部としてのCPU210と、記憶部としてのRAM211と、発振回路212と、分周回路213と、計時回路214と、を備える。なお、RAM211、発振回路212、分周回路213、及び計時回路214は、マイクロコンピュータ201の内部に設けられているものとして説明するが、これらがマイクロコンピュータ201の外部に設けられてもよい。また、ROM202、通信部203、電力供給部205、表示ドライバ207、及び振動子209は、マイクロコンピュータ201の外部に設けられているものとして説明するが、これらがマイクロコンピュータ201の内部に設けられてもよい。
CPU210は、各種演算処理を行い、スマートフォン200の全体動作を統括制御するプロセッサである。CPU210は、ROM202から制御プログラムを読み出し、RAM211にロードして日時の表示や各種機能に係る演算制御や表示などの各種動作処理を行う。また、CPU210は、通信部203を制御し、電子時計100とデータ通信を行う。
RAM211は、SRAMやDRAMなどの揮発性のメモリであり、CPU210に作業用のメモリ空間を提供して一時データを記憶すると共に、各種設定データを記憶する。
発振回路212は、振動子209を発振させることにより所定の周波数信号(クロック信号)を生成して出力する。発振回路212として、例えば、水晶発振器が用いられる。
分周回路213は、発振回路212から入力された周波数信号を、計時回路214やCPU210が利用する周波数の信号に分周して出力する。この出力信号の周波数は、CPU210による設定に基づいて変更されてもよい。
計時回路214は、分周回路213から入力された所定の計時信号の入力回数を計数して初期値に加算することで現在の時刻を計時する。計時回路214は、RAM211に記憶させる値を変化させるソフトウェアにより構成されてもよいし、或いは、専用のカウンタ回路により構成されてもよい。計時回路214が計時する時刻は、所定のタイミングからの累積時間、UTC、又は予め設定された都市の時刻(地方時)などのうち何れであってもよい。また、この計時回路114が計時する時刻は、必ずしも年月日、時分秒の形式で保持されなくてもよい。
ROM202は、マスクROMや書き換え可能な不揮発性メモリなどであり、制御プログラムや初期設定データが記憶されている。制御プログラムには、電子時計100が計時する時刻の変更に用いられるデータを送信するための各種処理の制御に係るプログラム215が含まれる。
通信部203は、例えば、無線周波数回路やベースバンド回路、メモリ回路で構成される。通信部203は、アンテナ204を介して、BLEに基づく無線信号の送信及び受信を行う。また、通信部203は、アンテナ204を介して受信した無線信号を、復調、復号等してCPU210へ送る。また、通信部203は、CPU210から送られた信号を、符号化、変調等して、アンテナ204を介して外部へ送信する。
電力供給部205は、バッテリを備え、スマートフォン200の動作に係る電力を各部にその動作電圧で供給する。電力供給部205のバッテリとしては、本実施形態では、リチウムイオン電池等の二次電池が用いられる。
表示部206は、例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどの表示画面を備える。表示ドライバ207は、表示画面の種別に応じた駆動信号をCPU210からの制御信号に基づいて表示部206に出力し、表示画面上への表示を行う。
操作受付部208は、ユーザからの入力操作を受け付けて、当該入力操作に応じた電気信号を入力信号としてCPU210に出力する。操作受付部208として、例えば、タッチセンサが、表示部206の表示画面に重ねて設けられ、表示画面とともにタッチパネルを構成してもよい。この場合、タッチパネルは、当該タッチセンサへのユーザの接触動作に係る接触位置や接触態様の検出に応じた操作信号をCPU210に出力する。なお、操作受付部208は、例えば、表示部206の表示画面と、これに重ねて設けられたタッチセンサとからなるタッチパネルにより構成されてもよい。この場合、操作受付部208は、ユーザの接触動作に係るタッチパネル上の接触位置や接触態様等のタッチセンサによる検出結果に応じて、操作信号をCPU210に出力する。
次に、本実施形態に係るスマートフォン200のCPU210の機能構成について説明する。
図4に示すように、CPU210は、受信部221、判定部222、接続確立部223、提供部224として機能する。これら受信部221、判定部222、接続確立部223、提供部224の機能は、単一のCPUにより実現されてもよいし、別個のCPUにより各々実現されてもよい。また、これらの機能は、通信部203のCPU(図示せず)等、マイクロコンピュータ201以外のプロセッサにより実現されてもよい。
受信部221としてのCPU210は、通信部203を介して電子時計100から要求サービスを提供可能か否かの問い合わせを含む通知情報を通信部203から受信する。本実施形態では、CPU210は、通信部203がスキャン動作を行うことにより、通知情報の一例として、アドバタイズパケットを受信する。詳細には、CPU210は、アドバタイズパケットを受信するためのスキャン動作を開始するよう、通信部203に指示する。そして、CPU210は、スキャン動作を開始してから所定の時間が経過すると、スキャン動作を停止するよう、通信部203に指示する。
判定部222としてのCPU210は、受信したアドバタイズパケットに含まれる要求サービスを自装置が提供可能であるか否かを判定する。CPU210は、電子時計100から受信したアドバタイズパケットにおいて、AD Typeに「Service Solicitation」が指定されている場合、AD Dataに設定されているUUIDに対応するサービスを要求サービスとして特定する。そして、CPU210は、例えば、スマートフォン200のROM202等に記憶された自装置が提供可能なサービスのリストを参照して、このリストに要求サービスが含まれているか否かに応じて要求サービスを自装置が提供可能であるか否かを判定する。
接続確立部223としてのCPU210は、要求サービスを提供可能であると判定した場合、電子時計100に接続要求を送信し、電子時計100との接続を確立する。本実施形態では、CPU210は、要求サービスを提供可能であると判定した場合、CPU210は、電子時計100に接続要求を送信するよう、通信部203に指示する。そして、CPU210は、電子時計100との接続を確立する。
提供部224としてのCPU210は、要求サービスを電子時計100に提供する。詳細には、CPU210は、電子時計100からスマートフォン200の時刻情報を受信するための読み出し要求を受信した場合、計時回路214が計時する時刻を特定し、この計時回路214が計時する時刻をCurrent Time Characteristicの値とする時刻情報を含む読み出し応答を生成する。CPU210は、生成した読み出し応答を、読み出し要求に対する応答として電子時計100に送信するよう、通信部203に指示する。
次に、図5を参照しながら、本実施形態における無線通信システム1の動作について説明する。
ここでは、電子時計100がペリフェラルとして、スマートフォン200がセントラルとして動作する場合の、電子時計100及びスマートフォン200のホスト及びリンク・レイヤーの動作について説明する。ここで、CPU110,210が、それぞれホストとして機能する。また、通信部103,203が、それぞれリンク・レイヤーとして機能する。なお、図5では、図1に示す4つのスマートフォン200のうち、1つのスマートフォン200の動作の一例を示しているが、他のスマートフォン200も同様に動作する。
電子時計100及びスマートフォン200は、例えば、1日に1回の所定時刻Tに、電子時計100が計時する時刻を変更するための時刻変更処理を実行する。以下の説明において、電子時計100の計時回路114が計時する時刻をtw、スマートフォン200の計時回路214が計時する時刻をtpと表す。
まず、スマートフォン200は、電子時計100において時刻tw=Tに送信開始が指示されたアドバタイズパケットを受信できるように、時刻tp=Tから時間Mpだけ早くスキャンを開始する。すなわち、CPU210は、時刻tp=T−Mpに、スキャンを開始するように通信部203に指示する(ステップS10)。そして、通信部203は、CPU210から指示を受けると、スキャンを開始する。
ここで、時間Mpは、電子時計100から送信されるアドバタイズパケットを漏れなくいち早く受信できるように、電子時計100のアドバタイズパケットの送信開始タイミングよりもスキャン開始タイミングを早めるために設けられた時間である。時間Mpは、スマートフォン200が計時する時刻tpと電子時計100が計時する時刻twとの差分(時間差)、計時回路214の歩度、スマートフォン200の前回の時刻修正処理の実行からの経過時間などを考慮したマージンとしての時間を加えた時間であることが好ましい。
電子時計100のCPU110は、時刻tw=Tにアドバタイズパケットの送信を指示できるように、時刻tw=T−Mwにアドバタイズパケットに含まれるパラメータの設定値を生成する(ステップS11)。ここで、時間Mwは、CPU110がアドバタイズパケットの生成にかかる時間に、スマートフォン200が計時する時刻tpと電子時計100が計時する時刻twとの差分(時間差)などを考慮したマージンとしての時間を加えた時間に予め設定されている。具体的には、CPU110は、アドバタイズパケットのパラメータAD Typeの設定値「Service Solicitation」と、パラメータAD Dataの設定値として要求サービスのUUIDとを生成する。これにより、CPU110は、要求サービスを提供可能であるか否かの問い合わせを含むアドバタイズパケットの設定値を生成する。
CPU110は、時刻tw=Tに、通信部103にアドバタイズパケットの送信動作(以下、単に「アドバタイズ」ともいう)を開始するように指示する(ステップS12)。アドバタイズの開始指示を受けた通信部103は、アドバタイズパケット(ADV_IND)の送信を開始する。以後、通信部103は、時間間隔Ti毎に、ステップS11において生成されたアドバタイズパケットを送信する。
スマートフォン200のCPU210は、通信部203からアドバタイズパケットを受信した旨の通知を受けると、このアドバタイズパケットに含まれる要求サービスを提供可能であるか否かの問い合わせに応じて、自装置が要求サービスを提供可能であるか否かを判定する(ステップS13)。
要求サービスを提供可能であると判定した場合、CPU210は、スキャンを停止するように通信部203に指示する(ステップS14)。スキャンの停止指示を受けた通信部203は、スキャンを停止する。
そして、CPU210は、電子時計100に接続要求を送信するように通信部203に指示する(ステップS15)。接続要求の送信指示を受けた通信部203は、接続要求(CONNECT_REQ)を電子時計100に送信する。
電子時計100のCPU110は、スマートフォン200から接続要求を受信した旨の通知を通信部103から受けると、スマートフォン200との接続を確立する。
そして、CPU110は、アドバタイズを停止するように通信部103に指示する(ステップS16)。アドバタイズの停止指示を受けた通信部103は、アドバタイズパケットの送信を停止する。
次に、CPU110は、Current Time Characteristicの値を受信するための読み出し要求をスマートフォン200に送信するように通信部103に指示する(ステップS17)。読み出しの指示を受けた通信部103は、Current Time CharacteristicのUUIDを指定した読み出し要求(READ_BY_TYPE_REQ)をスマートフォン200に送信する。
スマートフォン200のCPU210は、読み出し要求を受信した旨の通知を通信部103から受けると、読み出し応答に含まれるべき時刻情報を生成する(ステップS18)。詳細には、CPU210は、計時回路214が計時する時刻tpを特定し、特定した時刻tpをCurrent Time Characteristicの値として時刻情報を生成する。
そして、CPU210は、生成した時刻情報を含む読み出し応答を電子時計100に送信するように通信部203に指示する(ステップS19)。送信指示を受けた通信部203は、ステップS18において生成された現在時刻情報を含む読み出し応答(READ_BY_TYPE_REQ)を電子時計100に送信する。
電子時計100のCPU110は、読み出し応答を受信した旨の通知を通信部103から受けると、この読み出し応答に含まれる時刻情報を通信部103から受信する(ステップS20)。
次に、CPU110は、読み出し応答を受信した際のRSSI値を通信部103に問い合わせることにより取得する(ステップS21)。CPU110は、通信部103から取得したRSSI値が所定の閾値RSSI_Th以上であるか否かを判定する(ステップS22)。読み出し要求に対する応答のRSSI値が所定の閾値RSSI_Th以上であると判定した場合、CPU110は、スマートフォン200から受信した時刻情報が信頼できるものであるとして、この時刻情報が示す時刻に基づいて計時回路114が計時する時刻を変更する(ステップS23)。
そして、CPU110は、スマートフォン200との接続を切断するように通信部103に指示する(ステップS24)。切断指示を受けた通信部103は、スマートフォン200に切断要求(TERMINATE_IND)を送信する。
スマートフォン200のCPU210は、切断要求を受信した旨の通知を通信部203から受けると、電子時計100との接続を切断する。
次に、本実施形態に係る電子時計100の動作について説明する。ここでは、電子時計100の動作の一例として、図6に示すフローチャートを参照しながら、電子時計100のCPU110が実行する時刻変更処理について説明する。電子時計100のCPU110は、電子時計100の電源が投入されたことに応答して、時刻変更処理を開始する。
CPU110は、時刻変更処理を開始すると、まず、計時回路114が計時する時刻twが時刻T−Mwであるか否かを判定する(ステップS101)。時刻twが時刻T−Mwではないと判別した場合(ステップS101;NO)、CPU110は、ステップS101の処理を再度実行する。すなわち、CPU110は、時刻twが時刻T−Mwに達するまで待機する。
一方、時刻twが時刻T−Mwであると判別した場合(ステップS101;YES)、CPU110は、要求サービスを提供可能か否かの問い合わせを含むアドバタイズパケットを生成する(ステップS102)。
そして、CPU110は、計時回路114が計時する時刻twが時刻Tであるか否かを判定する(ステップS103)。時刻twが時刻Tではないと判定した場合(ステップS103;NO)、CPU110は、ステップS101の処理を再度実行し、時刻twが時刻Tに達するまで待機する。
一方、時刻twが時刻Tであると判定した場合(ステップS103;YES)、CPU110は、アドバタイズの開始を通信部103に指示する(ステップS104)。これにより、通信部103は、ステップS102において生成されたアドバタイズパケットを所定の時間間隔Tiで繰り返し送信する。
アドバタイズを開始した後、CPU110は、時刻twが時刻Tからアドバタイズの実行時間Taが経過した時刻T+Taであるか否かを判定する(ステップS105)。時刻twが時刻T+Taであると判定した場合(ステップS105;YES)、CPU110は、通信部103にアドバタイズの停止を指示する(ステップS106)。これにより、通信部103は、アドバタイズパケットの送信を停止する。その後、CPU210は、処理をステップS101に戻す。
一方、時刻twが時刻T+Taではないと判定した場合(ステップS105;NO)、CPU110は、スマートフォン200から接続要求を受信したか否かを判定する(ステップS107)。CPU110は、通信部103からの接続要求を受信した旨の通知の有無に応じて、接続要求を受信したか否かを判定する。接続要求を受信していないと判定した場合(ステップS107;NO)、CPU110は、処理をステップS105に戻す。
一方、接続要求を受信したと判定した場合(ステップS107;YES)、CPU110は、スマートフォン200との接続を確立し、通信部103にアドバタイズの停止を指示する(ステップS108)。これにより、通信部103は、アドバタイズパケットの送信を停止する。
次に、CPU110は、通信部103にスマートフォン200に対してCurrent Time Characteristicの値を受信するための読み出し要求を送信するように指示する(ステップS109)。詳細には、CPU110は、Current Time CharacteristicのUUIDを指定した読み出し要求(READ_BY_TYPE_REQ)を生成し、生成した読み出し要求をスマートフォン200に送信するように通信部103に指示する。これにより、通信部103は、読み出し要求をスマートフォン200に送信する。
ステップS109の処理を実行した後、CPU110は、通信部103が読み出し要求に対する応答として読み出し応答を受信したか否かを判定する(ステップS110)。CPU110は、通信部103からの読み出し応答を受信した旨の通知の有無に応じて、読み出し応答を受信したか否かを判定する。読み出し応答を受信していないと判定した場合(ステップS110;NO)、CPU110は、ステップS110の処理を再度実行する。すなわち、CPU110は、通信部103がスマートフォン200から読み出し応答を受信するまで待機する。
一方、読み出し応答を受信したと判定した場合(ステップS110;YES)、CPU110は、通信部103が読み出し応答を受信した際のRSSI値を取得する(ステップS111)。CPU110は、通信部103が読み出し応答を受信した際のRSSI値を通信部103に問い合わせることにより、そのRSSI値を取得する。
続いて、CPU110は、通信部103から取得した、読み出し応答を受信した際のRSSI値が所定の閾値RSSI_Th以上であるか否かを判定する(ステップS112)。読み出し応答を受信した際のRSSI値が所定の閾値RSSI_Th未満であると判定した場合(ステップS112;NO)、スマートフォン200から受信した時刻情報が信頼性の低いものであるとして、CPU110は、処理をステップS114に進める。
一方、読み出し応答を受信した際のRSSI値が所定の閾値RSSI_Th以上であると判定した場合(ステップS112;YES)、CPU110は、読み出し応答に含まれる時刻情報に基づいて、計時回路114が計時する時刻twを変更する(ステップS113)。
ステップS113の処理を実行した後、または、ステップS112において読み出し応答を受信した際のRSSI値が所定の閾値RSSI_Th未満であると判定した場合(ステップS112;NO)、CPU110は、通信部103にスマートフォン200に対して切断要求(TERMINATE_IND)の送信を指示する(ステップS114)。その後、CPU110は、ステップS101に戻ってステップS101〜S114の処理を繰り返す。
なお、CPU110は、複数のスマートフォン200からそれぞれ読み出し応答を受信した場合には、ステップS112においてNOと判定したとき、処理をステップS114に進めることなく、他の読み出し応答についてもステップS112の判定を行うものとする。そして、CPU110は、読み出し応答を受信した際のRSSI値が所定の閾値RSSI_Th以上であると判定したとき、その読み出し応答に含まれる時刻情報を所定の条件を満たす時刻情報であるとして選択し、ステップS113の処理、すなわち、選択した時刻情報に基づいて計時回路114が計時する時刻twの変更を行う。
次に、本実施形態に係るスマートフォン200の動作について説明する。ここでは、スマートフォン200の動作の一例として、図7に示すフローチャートを参照しながら、スマートフォン200のCPU210が実行する時刻情報提供処理について説明する。スマートフォン200のCPU210は、スマートフォン200の電源が投入されたことに応答して、時刻情報提供処理を開始する。
CPU210は、時刻情報提供処理を開始すると、まず、計時回路214が計時する時刻tpが時刻T−Mpであるか否かを判定する(ステップS201)。時刻tpが時刻T−Mpではないと判別した場合(ステップS201;NO)、CPU210は、ステップS201の処理を再度実行する。すなわち、CPU210は、時刻tpが時刻T−Mpに達するまで待機する。
一方、時刻tpが時刻T−Mpであると判別したとき(ステップS201;YES)、CPU210は、通信部203にスキャンの開始を指示する(ステップS202)。これにより、通信部203は、電子時計100からのアドバタイズパケットを待ち受ける。
スキャンを開始した後、CPU210は、時刻tpが時刻Tからスキャンの実行時間Tsが経過した時刻T+Tsであるか否かを判定する(ステップS203)。時刻tpが時刻T+Tsであると判定した場合(ステップS203;YES)、CPU210は、通信部203にスキャンの停止を指示する(ステップS204)。これにより、通信部203は、アドバタイズパケットの待ち受けを停止する。その後、CPU210は、処理をステップS201に戻す。
一方、時刻tpが時刻T+Tsではないと判定した場合(ステップS203;NO)、CPU210は、通信部203が電子時計100からアドバタイズパケットを受信したか否かを判定する(ステップS205)。CPU210は、通信部203からのアドバタイズパケットを受信した旨の通知の有無に応じて、通信部203がアドバタイズパケットを受信したか否かを判定する。通信部203がアドバタイズパケットを受信していないと判定した場合(ステップS205;NO)、CPU210は、処理をステップS203に戻す。
一方、通信部203がアドバタイズパケットを受信したと判定した場合(ステップS205;YES)、CPU210は、このアドバタイズパケットに含まれる要求サービスを提供可能であるか否かの問い合わせに応じて、自装置が要求サービスを提供可能であるか否かを判定する(ステップS206)。要求サービスを提供不可であると判定した場合(ステップS206;NO)、CPU210は、処理をステップS203に戻す。
要求サービスを提供可能であると判定した場合(ステップS206;YES)、CPU210は、通信部203にスキャンを停止するように指示する(ステップS207)。これにより、通信部203は、スキャンを停止する。
次に、CPU210は、電子時計100に対して接続要求を送信するように通信部203に指示する(ステップS208)。これにより、通信部203は、接続要求(CONNECT_REQ)を電子時計100に送信する。
そして、CPU210は、電子時計100から読み出し要求を受信したか否かを判定する(ステップS209)。CPU210は、通信部203からの読み出し要求を受信した旨の通知の有無に応じて、読み出し要求を受信したか否かを判定する。通信部203が電子時計100から読み出し要求を受信していないと判定した場合(ステップS209;NO)、CPU210は、ステップS209の処理を再度実行する。すなわち、CPU210は、通信部203が電子時計100から読み出し要求を受信するまで待機する。
一方、電子時計100から読み出し要求を受信したと判定した場合(ステップS209;YES)、CPU210は、読み出し要求に対する応答として、読み出し応答を電子時計100に送信するように通信部203に指示する(ステップS210)。詳細には、CPU210は、計時回路214が計時する時刻tpを特定し、特定した時刻tpをCurrent Time Characteristicの値として時刻情報を生成する。そして、生成した時刻情報を含む読み出し応答(READ_BY_TYPE_RES)を電子時計100に送信するように通信部203に指示する。これにより、通信部203は、読み出し応答を電子時計100に送信する。なお、読み出し応答には、Current Time Characteristicの値と共に、Current Time Characteristicに割り当てられた番号であるハンドル(Handle)が含まれる。
ステップS210の処理を実行した後、CPU210は、電子時計100から切断要求(TERMINATE_IND)を受信したか否かを判定する(ステップS211)。CPU210は、通信部203からの切断要求を受信した旨の通知の有無に応じて、電子時計100から切断要求を受信したか否かを判定する。通信部203が電子時計100から切断要求を受信していないと判定した場合(ステップS211;NO)、CPU210は、ステップS211の処理を再度実行し、通信部203が電子時計100から切断要求を受信するまで待機する。
通信部203が電子時計100から切断要求を受信したと判定した場合(ステップS211;YES)、CPU210は、電子時計100との接続を切断する(ステップS212)。その後、CPU210は、ステップS201に戻ってステップS201〜S212の処理を繰り返す。
以上に述べたように、上記の実施形態によれば、電子時計100は、要求サービスとしてCTSを提供可能であるか否かの問い合わせを含むアドバタイズパケットを送信し、このアドバタイズパケットに応じてスマートフォン200から送信された接続要求を受信することにより、スマートフォン200との接続を確立する。電子時計100は、接続を確立したスマートフォン200にCurrent Time CharacteristicのUUIDを指定した読み出し要求を送信する。電子時計100は、読み出し要求に応じてスマートフォン200から送信された読み出し応答を受信することにより、Current Time Characteristicの値を受信する。電子時計100は、スマートフォン200から受信したCurrent Time Characteristicの値に基づいて、自装置が計時する時刻を変更する。このように、電子時計100は、例えば、サービス検索プロトコル(SDP)を用いて、要求サービスであるCTSをスマートフォン200が提供可能であるか否かを検索するといった多くの情報のやり取りのための大容量のデータ通信や大きな消費電力を要することなく時刻を変更することができる。
また、上記の実施形態によれば、電子時計100は、スマートフォン200から受信した読み出し応答に係るRSSI値と所定の閾値RSSI_Thとを比較し、読み出し応答に係るRSSI値が所定の閾値RSSI_Th以上である場合には、自装置が計時する時刻を変更する。このように、読み出し応答に係るRSSI値が所定の閾値RSSI_Th未満である場合には、読み出し応答に含まれる時刻情報は信頼性が低いものであるとして時刻を変更しないことにより、自装置が計時する時刻の精度を高めることができる。
なお、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、上記の実施形態では、要求サービスを提供可能か否かの問い合わせとして、アドバタイズパケットは、AD Typeとして「Service Solicitation」が指定され、AD Dataに要求サービスのUUIDが設定されたAD Structureを含む例について説明した。しかし、要求サービスを提供可能か否かの問い合わせに用いられるAD Typeはこれに限られず、AD Typeとして、例えば、「Service Data」や「Manufacturer Specific Data」を指定するようにしてもよい。また、要求サービスを提供可能か否かの問い合わせとして、アドバタイズパケットにおいてユーザまたは企業が任意に利用できる領域を用いてもよい。
また、上記実施形態では、電子時計100とスマートフォン200は、例えば、1日に1回の所定時刻Tに、電子時計100が計時する時刻を変更するための時刻変更処理、スマートフォン200が時刻情報を提供するための時刻情報提供処理をそれぞれ実行する例について説明した。しかし、時刻変更処理および時刻情報提供処理は、1日に複数回実行されてもよいし、ユーザの操作入力を契機に実行されてもよい。
また、上記の実施形態では、要求サービスがCTSであるものとして説明した。しかし、要求サービスとして、CTSに替えて、または、CTSに加えて、例えば、温度測定サービスや気圧測定サービスなどの他のサービスを採用してもよい。
また、上記の実施形態では、時刻変更処理において、CPU110は、計時回路114が計時する時刻twに基づいて、アドバタイズパケットの生成やアドバタイズの開始指示のタイミングを判定した(ステップS101、S103)。しかし、CPU110は、電子時計100が別途備える各種タイマを用いてこれらのタイミングを判定するようにしてもよい。同様に、上記の実施形態では、時刻情報提供処理において、CPU210は、計時回路214が計時する時刻tpに基づいて、スキャンの開始指示や停止指示のタイミングを判定した(ステップS201、S203)。しかし、CPU210は、スマートフォン200が別途備える各種タイマを用いてこれらのタイミングを判定するようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、電子時計100およびスマートフォン200がブルートゥースを用いて通信することにより電子時計100の時刻を変更する例を説明したが、その他の通信方法、例えば、無線LANやWi−Fi(登録商標)で通信して時刻を変更してもよい。
また、上記の実施形態では、電子時計100が計時する時刻をスマートフォン200が計時する時刻に変更する例を説明したが、スマートフォン200が計時する時刻を電子時計100が計時する時刻に変更するようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、スマートフォン200、電子時計100を例に挙げて説明したが、本発明を適用可能な機器はこれらに限られず、スマートウォッチなどの無線通信が可能な電子機器であればよい。
また、上記の実施形態では、制御動作を行うプロセッサがCPU110、CPU210である例を説明しているが、制御動作は、CPUによるソフトウェア制御に限られるものではない。制御動作の一部又は全部が専用の論理回路などのハードウェア構成を用いてなされてもよい。
また、以上の説明では、本発明の時刻変更処理に係るプログラム115、215を記憶するコンピュータ読み取り可能な媒体としてフラッシュメモリなどの不揮発性メモリなどからなるROM102、202を例に挙げて説明したが、これらに限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、HDD(Hard Disk Drive)、CD(Compact Disc)−ROMやDVD(Digital Versatile Disc)などの可搬型記録媒体を適用することが可能である。また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)も本発明に適用される。
その他、上記実施の形態で示した構成、制御手順や表示例などの具体的な細部は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した番号は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
(付記1)
他の無線通信装置と無線通信する通信部と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記通信部を制御して、所定のサービスを提供可能であるか否かの問い合わせを含む、自装置の存在を知らせるための通知情報を前記他の無線通信装置に送信し、
前記通信部を制御して、前記他の無線通信装置からの前記通知情報に対する応答に基づいて、前記他の無線通信装置との接続を確立し、
前記通信部を制御して、接続を確立した前記他の無線通信装置に前記所定のサービスに含まれる属性の識別子を指定した読み出し要求を送信し、この読み出し要求に対する応答を前記他の無線通信装置から受信することにより、前記所定のサービスに含まれる属性の値を受信し、
前記他の無線通信装置から受信した前記所定のサービスに含まれる属性の値に基づいて、自装置が計時する時刻を変更する、
ことを特徴とする無線通信装置。
他の無線通信装置と無線通信する通信部と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記通信部を制御して、所定のサービスを提供可能であるか否かの問い合わせを含む、自装置の存在を知らせるための通知情報を前記他の無線通信装置に送信し、
前記通信部を制御して、前記他の無線通信装置からの前記通知情報に対する応答に基づいて、前記他の無線通信装置との接続を確立し、
前記通信部を制御して、接続を確立した前記他の無線通信装置に前記所定のサービスに含まれる属性の識別子を指定した読み出し要求を送信し、この読み出し要求に対する応答を前記他の無線通信装置から受信することにより、前記所定のサービスに含まれる属性の値を受信し、
前記他の無線通信装置から受信した前記所定のサービスに含まれる属性の値に基づいて、自装置が計時する時刻を変更する、
ことを特徴とする無線通信装置。
(付記2)
前記制御部は、
前記他の無線通信装置から受信した前記属性の値のうち、所定の条件を満たす属性の値を選択し、
前記選択した属性の値に基づいて、自装置が計時する時刻を変更する、
ことを特徴とする付記1に記載の無線通信装置。
前記制御部は、
前記他の無線通信装置から受信した前記属性の値のうち、所定の条件を満たす属性の値を選択し、
前記選択した属性の値に基づいて、自装置が計時する時刻を変更する、
ことを特徴とする付記1に記載の無線通信装置。
(付記3)
前記制御部は、
前記読み出し要求に対する応答を受信した際の前記他の無線通信装置との無線通信の受信信号強度が所定の閾値以上である場合に、この読み出し要求に対する応答に含まれる前記属性の値を選択する、
ことを特徴とする付記2に記載の無線通信装置。
前記制御部は、
前記読み出し要求に対する応答を受信した際の前記他の無線通信装置との無線通信の受信信号強度が所定の閾値以上である場合に、この読み出し要求に対する応答に含まれる前記属性の値を選択する、
ことを特徴とする付記2に記載の無線通信装置。
(付記4)
他の無線通信装置と無線通信する通信部と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記通信部を制御して、所定のサービスを提供可能であるか否かの問い合わせを含む通知情報を前記他の無線通信装置から受信し、
前記所定のサービスを自装置が提供可能であるか否かを判定し、
前記所定のサービスを自装置が提供可能であるか否かの判定結果に基づいて、前記通信部を制御して、前記他の無線通信装置との接続を確立し、
前記通信部を制御して、接続を確立した前記他の無線通信装置から前記所定のサービスに含まれる属性の識別子が指定された読み出し要求を受信したことに応じて、前記所定のサービスに含まれる属性の値を含む応答を前記他の無線通信装置に送信することにより、前記所定のサービスを提供する、
ことを特徴とする無線通信装置。
他の無線通信装置と無線通信する通信部と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記通信部を制御して、所定のサービスを提供可能であるか否かの問い合わせを含む通知情報を前記他の無線通信装置から受信し、
前記所定のサービスを自装置が提供可能であるか否かを判定し、
前記所定のサービスを自装置が提供可能であるか否かの判定結果に基づいて、前記通信部を制御して、前記他の無線通信装置との接続を確立し、
前記通信部を制御して、接続を確立した前記他の無線通信装置から前記所定のサービスに含まれる属性の識別子が指定された読み出し要求を受信したことに応じて、前記所定のサービスに含まれる属性の値を含む応答を前記他の無線通信装置に送信することにより、前記所定のサービスを提供する、
ことを特徴とする無線通信装置。
(付記5)
付記1乃至4のいずれか1つに記載の無線通信装置と、
時刻を表示する表示部と、
を備えることを特徴とする電子時計。
付記1乃至4のいずれか1つに記載の無線通信装置と、
時刻を表示する表示部と、
を備えることを特徴とする電子時計。
(付記6)
他の無線通信装置と無線通信する通信部を備える無線通信装置が実行する時刻変更方法であって、
前記通信部を制御して、所定のサービスを提供可能であるか否かの問い合わせを含む、自装置の存在を知らせるための通知情報を前記他の無線通信装置に送信する送信ステップと、
前記通信部を制御して、前記他の無線通信装置からの前記通知情報に対する応答に基づいて、前記他の無線通信装置との接続を確立する接続確立ステップと、
前記通信部を制御して、接続を確立した前記他の無線通信装置に前記所定のサービスに含まれる属性の識別子を指定した読み出し要求を送信し、この読み出し要求に対する応答を前記他の無線通信装置から受信することにより、前記所定のサービスに含まれる属性の値を受信する受信ステップと、
前記他の無線通信装置から受信した前記所定のサービスに含まれる属性の値に基づいて、自装置が計時する時刻を変更する変更ステップと、
を含むことを特徴とする時刻変更方法。
他の無線通信装置と無線通信する通信部を備える無線通信装置が実行する時刻変更方法であって、
前記通信部を制御して、所定のサービスを提供可能であるか否かの問い合わせを含む、自装置の存在を知らせるための通知情報を前記他の無線通信装置に送信する送信ステップと、
前記通信部を制御して、前記他の無線通信装置からの前記通知情報に対する応答に基づいて、前記他の無線通信装置との接続を確立する接続確立ステップと、
前記通信部を制御して、接続を確立した前記他の無線通信装置に前記所定のサービスに含まれる属性の識別子を指定した読み出し要求を送信し、この読み出し要求に対する応答を前記他の無線通信装置から受信することにより、前記所定のサービスに含まれる属性の値を受信する受信ステップと、
前記他の無線通信装置から受信した前記所定のサービスに含まれる属性の値に基づいて、自装置が計時する時刻を変更する変更ステップと、
を含むことを特徴とする時刻変更方法。
(付記7)
他の無線通信装置と無線通信する通信部を備える無線通信装置が実行する時刻情報提供方法であって、
前記通信部を制御して、所定のサービスを提供可能であるか否かの問い合わせを含む通知情報を前記他の無線通信装置から受信する受信ステップと、
前記所定のサービスを自装置が提供可能であるか否かを判定する判定ステップと、
前記所定のサービスを自装置が提供可能であるか否かの判定結果に基づいて、前記通信部を制御して、前記他の無線通信装置との接続を確立する接続確立ステップと、
前記通信部を制御して、接続を確立した前記他の無線通信装置から前記所定のサービスに含まれる属性の識別子が指定された読み出し要求を受信したことに応じて、前記所定のサービスに含まれる属性の値を含む応答を前記他の無線通信装置に送信することにより、前記所定のサービスを提供する提供ステップと、
を含むことを特徴とする時刻情報提供方法。
他の無線通信装置と無線通信する通信部を備える無線通信装置が実行する時刻情報提供方法であって、
前記通信部を制御して、所定のサービスを提供可能であるか否かの問い合わせを含む通知情報を前記他の無線通信装置から受信する受信ステップと、
前記所定のサービスを自装置が提供可能であるか否かを判定する判定ステップと、
前記所定のサービスを自装置が提供可能であるか否かの判定結果に基づいて、前記通信部を制御して、前記他の無線通信装置との接続を確立する接続確立ステップと、
前記通信部を制御して、接続を確立した前記他の無線通信装置から前記所定のサービスに含まれる属性の識別子が指定された読み出し要求を受信したことに応じて、前記所定のサービスに含まれる属性の値を含む応答を前記他の無線通信装置に送信することにより、前記所定のサービスを提供する提供ステップと、
を含むことを特徴とする時刻情報提供方法。
(付記8)
他の無線通信装置と無線通信する通信部を備えるコンピュータを、
前記通信部を制御して、所定のサービスを提供可能であるか否かの問い合わせを含む、自装置の存在を知らせるための通知情報を前記他の無線通信装置に送信する送信手段、
前記通信部を制御して、前記他の無線通信装置からの前記通知情報に対する応答に基づいて、前記他の無線通信装置との接続を確立する接続確立手段、
前記通信部を制御して、接続を確立した前記他の無線通信装置に前記所定のサービスに含まれる属性の識別子を指定した読み出し要求を送信し、この読み出し要求に対する応答を前記他の無線通信装置から受信することにより、前記所定のサービスに含まれる属性の値を受信する受信手段、
前記他の無線通信装置から受信した前記所定のサービスに含まれる属性の値に基づいて、自装置が計時する時刻を変更する変更手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
他の無線通信装置と無線通信する通信部を備えるコンピュータを、
前記通信部を制御して、所定のサービスを提供可能であるか否かの問い合わせを含む、自装置の存在を知らせるための通知情報を前記他の無線通信装置に送信する送信手段、
前記通信部を制御して、前記他の無線通信装置からの前記通知情報に対する応答に基づいて、前記他の無線通信装置との接続を確立する接続確立手段、
前記通信部を制御して、接続を確立した前記他の無線通信装置に前記所定のサービスに含まれる属性の識別子を指定した読み出し要求を送信し、この読み出し要求に対する応答を前記他の無線通信装置から受信することにより、前記所定のサービスに含まれる属性の値を受信する受信手段、
前記他の無線通信装置から受信した前記所定のサービスに含まれる属性の値に基づいて、自装置が計時する時刻を変更する変更手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
(付記9)
他の無線通信装置と無線通信する通信部を備えるコンピュータを、
前記通信部を制御して、所定のサービスを提供可能であるか否かの問い合わせを含む通知情報を前記他の無線通信装置から受信する受信手段、
前記所定のサービスを自装置が提供可能であるか否かを判定する判定手段、
前記所定のサービスを自装置が提供可能であるか否かの判定結果に基づいて、前記通信部を制御して、前記他の無線通信装置との接続を確立する接続確立手段、
前記通信部を制御して、接続を確立した前記他の無線通信装置から前記所定のサービスに含まれる属性の識別子が指定された読み出し要求を受信したことに応じて、前記所定のサービスに含まれる属性の値を含む応答を前記他の無線通信装置に送信することにより、前記所定のサービスを提供する提供手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
他の無線通信装置と無線通信する通信部を備えるコンピュータを、
前記通信部を制御して、所定のサービスを提供可能であるか否かの問い合わせを含む通知情報を前記他の無線通信装置から受信する受信手段、
前記所定のサービスを自装置が提供可能であるか否かを判定する判定手段、
前記所定のサービスを自装置が提供可能であるか否かの判定結果に基づいて、前記通信部を制御して、前記他の無線通信装置との接続を確立する接続確立手段、
前記通信部を制御して、接続を確立した前記他の無線通信装置から前記所定のサービスに含まれる属性の識別子が指定された読み出し要求を受信したことに応じて、前記所定のサービスに含まれる属性の値を含む応答を前記他の無線通信装置に送信することにより、前記所定のサービスを提供する提供手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
1…無線通信システム、10,20…無線通信装置、100…電子時計、101…マイクロコンピュータ、102…ROM、103…通信部、104…アンテナ、105…電力供給部、106…表示部、107…表示ドライバ、108…操作受付部、109…振動子、110…CPU、111…RAM、112…発振回路、113…分周回路、114…計時回路、115…プログラム、121…送信部、122…接続確立部、123…受信部、124…選択部、125…変更部、200…スマートフォン、201…マイクロコンピュータ、202…ROM、203…通信部、204…アンテナ、205…電力供給部、206…表示部、207…表示ドライバ、208…操作受付部、209…振動子、210…CPU、211…RAM、212…発振回路、213…分周回路、214…計時回路、215…プログラム、221…受信部、222…判定部、223…接続確立部、224…提供部
Claims (9)
- 他の無線通信装置と無線通信する通信部と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記通信部を制御して、所定のサービスを提供可能であるか否かの問い合わせを含む、自装置の存在を知らせるための通知情報を前記他の無線通信装置に送信し、
前記通信部を制御して、前記他の無線通信装置からの前記通知情報に対する応答に基づいて、前記他の無線通信装置との接続を確立し、
前記通信部を制御して、接続を確立した前記他の無線通信装置に前記所定のサービスに含まれる属性の識別子を指定した読み出し要求を送信し、この読み出し要求に対する応答を前記他の無線通信装置から受信することにより、前記所定のサービスに含まれる属性の値を受信し、
前記他の無線通信装置から受信した前記所定のサービスに含まれる属性の値に基づいて、自装置が計時する時刻を変更する、
ことを特徴とする無線通信装置。 - 前記制御部は、
前記他の無線通信装置から受信した前記属性の値のうち、所定の条件を満たす属性の値を選択し、
前記選択した属性の値に基づいて、自装置が計時する時刻を変更する、
ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。 - 前記制御部は、
前記読み出し要求に対する応答を受信した際の前記他の無線通信装置との無線通信の受信信号強度が所定の閾値以上である場合に、この読み出し要求に対する応答に含まれる前記属性の値を選択する、
ことを特徴とする請求項2に記載の無線通信装置。 - 他の無線通信装置と無線通信する通信部と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記通信部を制御して、所定のサービスを提供可能であるか否かの問い合わせを含む通知情報を前記他の無線通信装置から受信し、
前記所定のサービスを自装置が提供可能であるか否かを判定し、
前記所定のサービスを自装置が提供可能であるか否かの判定結果に基づいて、前記通信部を制御して、前記他の無線通信装置との接続を確立し、
前記通信部を制御して、接続を確立した前記他の無線通信装置から前記所定のサービスに含まれる属性の識別子が指定された読み出し要求を受信したことに応じて、前記所定のサービスに含まれる属性の値を含む応答を前記他の無線通信装置に送信することにより、前記所定のサービスを提供する、
ことを特徴とする無線通信装置。 - 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の無線通信装置と、
時刻を表示する表示部と、
を備えることを特徴とする電子時計。 - 他の無線通信装置と無線通信する通信部を備える無線通信装置が実行する時刻変更方法であって、
前記通信部を制御して、所定のサービスを提供可能であるか否かの問い合わせを含む、自装置の存在を知らせるための通知情報を前記他の無線通信装置に送信する送信ステップと、
前記通信部を制御して、前記他の無線通信装置からの前記通知情報に対する応答に基づいて、前記他の無線通信装置との接続を確立する接続確立ステップと、
前記通信部を制御して、接続を確立した前記他の無線通信装置に前記所定のサービスに含まれる属性の識別子を指定した読み出し要求を送信し、この読み出し要求に対する応答を前記他の無線通信装置から受信することにより、前記所定のサービスに含まれる属性の値を受信する受信ステップと、
前記他の無線通信装置から受信した前記所定のサービスに含まれる属性の値に基づいて、自装置が計時する時刻を変更する変更ステップと、
を含むことを特徴とする時刻変更方法。 - 他の無線通信装置と無線通信する通信部を備える無線通信装置が実行する時刻情報提供方法であって、
前記通信部を制御して、所定のサービスを提供可能であるか否かの問い合わせを含む通知情報を前記他の無線通信装置から受信する受信ステップと、
前記所定のサービスを自装置が提供可能であるか否かを判定する判定ステップと、
前記所定のサービスを自装置が提供可能であるか否かの判定結果に基づいて、前記通信部を制御して、前記他の無線通信装置との接続を確立する接続確立ステップと、
前記通信部を制御して、接続を確立した前記他の無線通信装置から前記所定のサービスに含まれる属性の識別子が指定された読み出し要求を受信したことに応じて、前記所定のサービスに含まれる属性の値を含む応答を前記他の無線通信装置に送信することにより、前記所定のサービスを提供する提供ステップと、
を含むことを特徴とする時刻情報提供方法。 - 他の無線通信装置と無線通信する通信部を備えるコンピュータを、
前記通信部を制御して、所定のサービスを提供可能であるか否かの問い合わせを含む、自装置の存在を知らせるための通知情報を前記他の無線通信装置に送信する送信手段、
前記通信部を制御して、前記他の無線通信装置からの前記通知情報に対する応答に基づいて、前記他の無線通信装置との接続を確立する接続確立手段、
前記通信部を制御して、接続を確立した前記他の無線通信装置に前記所定のサービスに含まれる属性の識別子を指定した読み出し要求を送信し、この読み出し要求に対する応答を前記他の無線通信装置から受信することにより、前記所定のサービスに含まれる属性の値を受信する受信手段、
前記他の無線通信装置から受信した前記所定のサービスに含まれる属性の値に基づいて、自装置が計時する時刻を変更する変更手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。 - 他の無線通信装置と無線通信する通信部を備えるコンピュータを、
前記通信部を制御して、所定のサービスを提供可能であるか否かの問い合わせを含む通知情報を前記他の無線通信装置から受信する受信手段、
前記所定のサービスを自装置が提供可能であるか否かを判定する判定手段、
前記所定のサービスを自装置が提供可能であるか否かの判定結果に基づいて、前記通信部を制御して、前記他の無線通信装置との接続を確立する接続確立手段、
前記通信部を制御して、接続を確立した前記他の無線通信装置から前記所定のサービスに含まれる属性の識別子が指定された読み出し要求を受信したことに応じて、前記所定のサービスに含まれる属性の値を含む応答を前記他の無線通信装置に送信することにより、前記所定のサービスを提供する提供手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
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