JP2018044799A - 分析データの作成方法、ノイズフィルター、漏水有無判定方法、漏水場所の特定方法、振動データの計測方法 - Google Patents
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Description
また、漏洩する流体量が少なく異常音が小さい場合、漏洩位置と振動センサ位置とが離れており、検出される異常音が小さいという問題がある。
そのため、特許文献2記載の方法では、充分なコヒーレンス性を示さない周波数を除去あるいは、阻止することで、相互相関関係のピークを増強することにより、異常音を検出しようとしている。
その削除の結果、合成樹脂管の微小な漏水のように、ノイズよりも小さな異常音が入力された場合に、必要な波形成分が除去されてしまうという問題が生じる。
具体的に、配管内の水中に振動センサを浸漬し、水中に伝わる振動を計測することによって、微小な漏水振動を検知することが可能となるが、使用水による影響も大きくなるという問題があった。
本発明の他の目的は、水使用の多い時間帯において漏水検知を可能とする判定精度の高くするための、分析データの作成方法、ノイズフィルター、漏水有無判定方法、漏水場所の特定方法、および振動データの計測方法を提供することである。
他の局面に従うノイズフィルターは、少なくとも2か所に2つの振動センサを設置し、設置された振動センサから所定時間の振動データを複数計測し、当該複数の振動データを取得し、振動データの個数に対する所定の割合、または振動データの大きさに対する所定の割合の少なくとも一方を用いて、取得された振動データを仕分けし、振動データの振動レベルが第1閾値より大きい第1群の分析データから振動波形の周波数を算出し、振動データから算出された周波数帯を除外するものである。
他の局面に従う漏水場所の特定方法は、少なくとも2か所に2つの振動センサを設置し、設置された振動センサから所定時間の振動データを複数計測し、当該複数の振動データを取得し、振動データの個数に対する所定の割合、または振動データの大きさに対する所定の割合の少なくとも一方を用いて、取得された振動データを仕分けし、振動データの振動レベルが第2閾値より小さい第2群の分析データから振動波形の相互相関関数のピークを基に時間差を算出し、時間差から場所を特定するものである。
さらに他の局面に従う漏水有無判定方法は、少なくとも2か所に2つの振動センサを設置し、設置された振動センサから所定時間の振動データを複数計測し、当該複数の振動データを取得し、振動データの個数に対する所定の割合、または振動データの大きさに対する所定の割合の少なくとも一方を用いて取得された振動データを仕分けし、振動データの振動レベルが第2閾値より小さい第2群の分析データから振動データの振動波形の相互相関関数のピークの頻度を算出し、頻度が所定値以上の場合に漏水と判定するものである。
漏水による振動は常に発生し続けるため、頻度をとり、車の通行によるピークを1回とカウントすることによって、一時的に高くなった相互相関関数のピークの影響を低減することができる。
本発明にかかる漏水場所の特定方法は、さらに他の局面に従う漏水有無判定方法において、振動データの振動レベルが第1閾値より大きい第1群の分析データから振動データの振動波形の周波数を算出し、算出された周波数帯を振動データから除外するノイズフィルターを、第2群の分析データに適用してもよい。
本発明にかかる漏水有無判定方法は、さらに他の局面に従う漏水有無判定方法において、振動レベルが第1閾値より大きい第1群の分析データから振動波形の周波数を算出し、算出された周波数を除外するノイズフィルターを、第2群の分析データに適用してもよい。
さらに他の局面に従う振動データの計測方法は、少なくとも2か所に2つの振動センサを設置し、設置された振動センサから所定時間の振動データを複数計測し、当該複数の振動データを取得し、振動データの個数に対する所定の割合、または振動データの大きさに対する所定の割合の少なくとも一方を用いて取得された振動データを仕分けし、振動データの振動レベルが第2閾値より小さい第2群の分析データが所定の個数に達するまで計測を継続するものである。
第2群に属する振動データの数は、好ましくは10個以上80個以下、より好ましくは20個以上60個以下である。
具体的には、現場計測時に振動の大きさを評価し、第2群の分析データが所定の個数に達するまで計測を実施することが望ましい。
図1は、異常音発生位置の特定方法の状況を説明するための模式図である。
本実施の形態においては、ポイントAおよびポイントBの間隔で消火栓からなる縦孔120が設けられている。この場合、図1のポイントAおよびポイントBの消火栓からなる縦孔120に、それぞれ振動センサ200を設ける。
また、本実施の形態にかかる管網110は、ダクタイル鋳鉄管からなる。管網110は、直径300(φ300)mmからなる。また、本実施の形態におけるポイントAおよびポイントBの間には、商業施設A、商業施設B、および商業施設Cが設けられており、それぞれ管網100に対して給水分岐SBが3か所設けられている。
すなわち、商業施設A、商業施設B、および商業施設Cのうち1か所または複数箇所へ菅網110から水が流れ込む状態である。
図2は、振動センサを含む異常音の発生位置特定装置の一例を示す模式図であり、図3は図2の振動センサの特徴の一例を示す模式図である。
図2の振動センサ200は、台座210、支柱220、薄膜電極230,240、リード線231,241、圧電素子250、錘260およびGPS装置262を含む。
演算装置300は、後述するフィルターを生成する生成部310、および演算部320からなる。
また、圧電素子250の他端部で、かつ薄膜電極230上に錘260が載置されている。
リード線231,241から出力される電位差を、コンピュータ等の処理装置により振動波形として出力する。
なお、本実施の形態においては、リード線231,241を用いることとしているが、これに限定されず、演算装置300との間で送受信可能な機能部を設けてもよい。
本実施の形態に係る共振型の振動センサ200は、図3に示すように、100Hzから500Hzまでの間に共振周波数foが4個存在するように形成している。その理由としては、管網110を伝わる異常音、特に漏水音は、可聴音が多く、中でも1000Hz未満が多いからである。
具体的には、図3に示すように、共振周波数foは、260Hz近辺のピークP1、310Hz近辺のピークP2、350Hz近辺のピークP3、480Hz近辺のピークP4の4個のピークを有する。
なお、本実施の形態において、隣接するピークP1とピークP2との差は、50Hzであり、ピークP2とピークP3との差は、40Hzであり、ピークP3とピークP4との差は、130Hzである。
すなわち、本実施の形態においては、隣接する共振点の差が50Hz以下の組が2組ある。また、隣接する共振点の最大離間は130Hzである。
また、0Hz以上500Hz以下の範囲に複数の共振点をもってもよく、好ましくは、100Hz以上500Hz以下の範囲に複数の共振点をもってもよく、さらに好ましくは、200Hz以上350Hz以下の範囲内に複数の共振点をもってもよい。
さらに、共振点の最小離間は1Hz以上であればよく、コストの面から好ましくは、10Hz以上であることが好ましい。
一方、図3の破線は、従来の振動センサの一例を示すものである。この場合、ピークを形成していない。
続いて、異常音発生位置の特定方法について具体例を示しつつ説明する。
各振動センサ200の相互相関関数から振動の伝達時間差Tdを求め、伝達時間差Tdと振動の伝搬速度Vとから異常音発生位置を特定する方法である。
また、
N=D−2L・・・(4)
で示すことができる。
L=(D−V・Td)/2・・・(5)
と表すことができる。
以上のように距離Lを求めることができる。
また、所定時間の間は連続的に波形を収集してから細分化することによって、複数個の振動データを得てもよいし、間欠的に計測してもよい。
振動データは1振動センサあたり50個以上、3600個未満であることが好ましい。データが少なすぎると信頼性が乏しくなる恐れがある。必要以上に多すぎると計算時間がかかる。
振動データの長さは振動センサ間の距離と振動の伝達速度によって決定される。振動センサ間距離が100m、振動伝達速度を350m/秒とすれば、振動の伝達にかかる時間は100/350=0.286秒である。このとき、0.286秒以上の長さであればよい。
特に、振動計測装置200の共振周波数foは、60Hz以上1000Hz未満の間において、好ましくは2個以上6個以下で、所定の間隔で有することが好ましい。
フーリエ変換処理に際しては、ポイントAの振動計測装置200およびポイントBの振動計測装置200で得られた波形から、同時刻を始点とする一定時間の波形を取り出して、その波形をフーリエ変換処理する。フーリエスペクトルをX(f)とすると、X(f)は、下記の(6)式のように、複素関数として表現される。
式(6)は、下記の式(7)のように、実数部と虚数部とに分けて表現することが出来る。
次いで、本実施の形態においては、フーリエスペクトルAおよびフーリエスペクトルBに基づいて仕分け工程を実施する。
本実施の形態においては、フーリエスペクトルAの振幅の最大値および最小値を求め(ステップS14)、フーリエスペクトルBの振幅の最大値および最小値を求める(ステップS24)。
次に、求められた最大値および最小値を用いて、閾値を設定する(ステップS15、S25)。
次いで、フーリエスペクトルAおよびフーリエスペクトルBから、閾値以上の大きさを持つフーリエスペクトルAおよびフーリエスペクトルBを第1群の分析データとして設定し(ステップS31)、閾値未満の大きさを持つフーリエスペクトルAおよびフーリエスペクトルBを第2群の分析データとして設定する(ステップS32)。
給水分岐の数が多いほど、高い割合で第1群が設定される。また、朝夕で水使用が多く想定される場合ほど、高い割合で第1群が設定される。日中の住宅街の場合、好ましくは第1群が30%以上60%以下の範囲である。
例えば、振動センサ1個につき、50個の振動データを取得する場合、割合を50%と設定した場合、N個(Nは自然数)の第1群と(50−N)個の第2群を作ることができる。
上述したように、フーリエスペクトルAおよびフーリエスペクトルBにおける振動波形の大きさを表すパラメータ、具体的には、平均振幅および/または振動レベル等である。
全振動データの最小値から一定の割合で仕分けを行う。例えば、最小値から20%と設定した場合、下記の手順をとる。
最初に、振動データの最小値と最大値とを求め、次に閾値の値を求め、次いで、閾値を所定の式、具体的に、閾値=最小値+(最大値−最小値)×20%を算出し、最後に、上記の値以上を第1群、上記の値未満を第2群と設定する手法である。
すなわち、第1群の分析データを抽出するために、第1閾値を用い、第2群の分析データを抽出するために、第2閾値を用いてもよい。
例えば、第1閾値を閾値の最小値から40%の値とし、第2閾値を閾値の最小値から30%の値としてもよく、第1閾値を閾値の最小値から30%の値とし、第2閾値を閾値の最小値から40%の値としてもよい。
また、第1閾値と、第2閾値との算出方法が異なってもよい。
ここで、クロススペクトルは、正規化フーリエスペクトルA1および正規化フーリエスペクトルB1の周波数成分を相互に掛け合わせた上で平均したものである。
本実施の形態においては、第1群の分析データに含まれる周波数は、25Hz以上50Hz以下であるため、25Hz以上50Hz以下の周波数を除去するバンドカットフィルターを作成した。
本実施の形態にかかる所定回の頻度は、第2群の分析データの個数に対応したものである。最後に、伝達時間差Tdと振動の伝搬速度とから異常音発生位置を特定する(ステップS45)。
例えば、複数の相互相関関数を単純積算した場合のピーク高さに基づいてもよく、複数の相互相関関数を単純積算した場合のピーク高さおよび相互相関関数の平均振幅との比に基づいてもよく、複数の相互相関関数を単純積算した場合のピークの尖り度合いに基づいてもよく、その他の相互相関関数の任意の特徴に基づいてもよい。
以上のように、水使用または車両通過等の雑音についてバンドカットフィルターを用いることで、雑音を除去し、確実に異常音の発生位置を特定することが可能となる。
図5は、本実施の形態にかかる異常音発生位置の特定方法の他の例を示すフローチャートである。以下、図5のフローチャートが図4のフローチャートと異なる点について説明を行う。
分析データの作成方法では、所定時間の振動を計測した場合、水使用がある時は相対的に振動が大きくなり、水使用のない場合は相対的に振動が小さくなる。そのため、振動レベルが大きい群は水使用を含む可能性が大きく、振動レベルが小さい群は水使用を含む可能性が小さい。これによって水使用有無の分析データを得ることが可能となる。
また、第2群の分析データは、水使用の影響を含まない可能性が高くなるため、第2群の分析データの相互相関関数を求めることにより、高精度の漏水場所の特定が可能となる。
本発明の漏水場所の特定方法においては、漏水による振動は常に発生し続けるため、頻度をとり、車の通行によるピークを1回とカウントすることによって、一時的に高くなった相互相関関数のピークの影響を低減することができる。また、仕分け工程を行うことにより、水利用の可能性をさらに正確に排除し、精度よく漏水場所を特定することができる。特に漏水場所を特定した場合の信頼性が上がる。
以下、図1に示すように、水道管路であるダクタイル鋳鉄管直径300(Φ300)mmに繋がった消火栓2箇所に対し、振動センサ200を取り付け、水中音を計測し、実施例1および比較例1を実施した。
なお、振動センサ200と振動センサ200との間の距離は、411mであり、振動センサ200と振動センサ200との間には給水分岐SBが3箇所存在し、うち一箇所で水の使用を行った。
実施例1においては、図5のフローチャートに基づいて処理を行った。
実施例1においては、2か所に設置した振動センサ200から、1秒間の振動データを間欠的に50回計測した。実施例1においては、閾値を振動レベル30%と設定した。
次に、50個の振動データに対して、閾値以上を第1群の振動データと設定し、閾値未満を第2群の振動データと設定した。実施例1においては、第1群の振動データ数は、30個であり、第2群の振動データ数は、20個であった。
続いて、第2群の振動データについて、相互相関関数を算出し、相互相関関数が最も大きくなった時間差、2番目に大きくなった時間差、3番目に大きくなった時間差をそれぞれ1回とカウントし、20回の頻度を算出した。
その結果を、図6に示す。図6の縦軸は、回数を示し、図6の横軸は、距離を示す。なお、図6の横軸は、漏水位置との照合を行うため、管路長と振動伝達速度とを基にして、時間差の軸から距離の軸に変換したものである。
比較例1においては、実施例1と同様に、1秒間の振動データを間欠的に50回計測した。
次に、50個の振動データに対して相互相関関数を算出し、相互相関関数が最も大きくなった時間差、2番目に大きくなった時間差、3番目に大きくなった時間差をそれぞれ1回とカウントし、50回の頻度を算出した。
図7は、比較例1の結果の一例を示す図である。
図6および図7に示すように、実施例1の図6においては、位置P1において、明らかに漏水が表れた。しかしながら、比較例1の図7においては、位置Q1において、水使用の影響が表れており、漏水の判定は出来なかった。
図8は、実施例2および比較例2の異常音発生位置の特定方法の状況を説明するための模式図である。
図8に示すように、水道管路である鋼管直径700(Φ700)mmに繋がった消火栓120の2箇所に対し、振動センサ200を取り付け、水中音を計測し、実施例2および比較例2を実施した。
なお、振動センサ200と振動センサ200との間の距離は、288.1mであり、振動センサと振動センサとの間には給水分岐SBが1箇所存在し、当該一か所で水の使用を行った。
実施例2においては、図4のフローチャートに基づいて処理を行った。
図9は、ポイントAにおける振動センサ200のフーリエスペクトルの振幅に基づいた図であり、図10は、ポイントBにおける振動センサ200のフーリエスペクトルの振幅に基づいた図である。
本実施例2においては、2か所に設置した振動センサ200から、1秒間の振動データを間欠的に50回計測した。実施例2においては、閾値を振動レベル20%と設定した。
次に、第1群の振動データに基づいて周波数分析を行った。第1群の振動データに含まれる周波数は、主に25Hz以上50Hz以下であった。その結果、25Hz以上50Hz以下のバンドカットフィルターを作成した。
比較例2においては、比較例1と同様に、1秒間の振動データを間欠的に50回計測した。
次に、50個の振動データに対して相互相関関数を算出し、相互相関関数が最も大きくなった時間差、2番目に大きくなった時間差、3番目に大きくなった時間差をそれぞれ1回とカウントし、50回の頻度を算出した。
図13は、比較例2の結果の一例を示す図である。
図12および図13に示すように、実施例2の図12においては、位置P2において、明らかに漏水が表れた。しかしながら、比較例2の図13においては、位置Q2において、水使用の影響が表れており、漏水の判定は出来なかった。
110 管網
200 振動センサ
231,241 リード線
262 GPS装置
300 演算装置
Claims (7)
- 少なくとも2か所に2つの振動センサを設置し、設置された振動センサから所定時間の振動データを複数計測し、当該複数の振動データを取得する振動データ作成工程と、
前記振動データの個数に対する所定の割合、または振動データの大きさに対する所定の割合の少なくとも一方を用いて、前記振動データ作成工程により得られた振動データを仕分けする仕分け工程と、を含み、
前記仕分け工程により 前記振動データの振動レベルが第1閾値より大きい第1群の分析データ、および前記振動データの振動レベルが第2閾値より小さい第2群の分析データを取得する、分析データの作成方法。 - 少なくとも2か所に2つの振動センサを設置し、前記設置された振動センサから所定時間の振動データを複数計測し、当該複数の振動データを取得し、
前記振動データの個数に対する所定の割合、または振動データの大きさに対する所定の割合の少なくとも一方を用いて、前記取得された振動データを仕分けし、
前記振動データの振動レベルが第1閾値より大きい第1群の分析データから振動周波数を算出し、前記振動データから前記算出された前記周波数帯を除外する、ノイズフィルター。 - 少なくとも2か所に2つの振動センサを設置し、前記設置された振動センサから所定時間の振動データを複数計測し、当該複数の振動データを取得し、
前記振動データの個数に対する所定の割合、または振動データの大きさに対する所定の割合の少なくとも一方を用いて、前記取得された振動データを仕分けし、
前記振動データの振動レベルが第2閾値より小さい第2群の分析データから振動データの振動波形の相互相関関数のピークを基に時間差を算出し、時間差から場所を特定する、漏水場所の特定方法。 - 少なくとも2か所に2つの振動センサを設置し、前記設置された振動センサから所定時間の振動データを複数計測し、当該複数の振動データを取得し、
前記振動データの個数に対する所定の割合、または振動データの大きさに対する所定の割合の少なくとも一方を用いて前記取得された振動データを仕分けし、
前記振動データの振動レベルが第2閾値より小さい第2群の分析データから振動データの振動波形の相互相関関数のピークの頻度を算出し、前記頻度が所定値以上の場合に漏水と判定する、漏水有無判定方法。 - 前記振動データの振動レベルが第1閾値より大きい第1群の分析データから振動データの振動波形の周波数を算出し、前記算出された前記周波数帯を前記振動データから除外するノイズフィルターを、前記第2群の分析データに適用する、請求項3記載の漏水場所の特定方法。
- 前記振動データの振動レベルが第1閾値より大きい第1群の分析データから振動データの振動波形の周波数を算出し、前記算出された前記周波数帯を除外するノイズフィルターを、前記第2群の分析データに適用する、請求項4記載の漏水有無判定方法。
- 少なくとも2か所に2つの振動センサを設置し、前記設置された振動センサから所定時間の振動データを複数計測し、当該複数の振動データを取得し、
前記振動データの個数に対する所定の割合、または振動データの大きさに対する所定の割合の少なくとも一方を用いて前記取得された振動データを仕分けし、
前記振動データの振動レベルが第2閾値より小さい第2群の分析データが所定の個数に達するまで計測を継続する、振動データの計測方法。
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