JP2018044643A - 配管用断熱体 - Google Patents
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Abstract
【課題】不燃性でかつ有毒ガスの発生も無い配管用断熱材を提供する。【解決手段】無機材料を主体とした無機系発泡材からなる板体2を、当該板体2の両側端21,22を衝合させるように熱成形によって筒状に成形して、管体Pの外周を覆う断熱体1とする。衝合部において板体2の両側端21,22を互いに接着によって結合する。【選択図】 図2
Description
本発明は配管用断熱材に関するものである。
配管用断熱材としては例えば特許文献1に示すようなものが知られているが、その主体は樹脂材の発泡層で、可燃性であり、高温下で有毒ガスを生じるおそれがあった。
そこで、本発明は上記従来の問題点を解決するもので、不燃性でかつ有毒ガスの発生も無い配管用断熱材を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本第1発明では、無機材料を主体とした無機系発泡材からなる板体(2)を、当該板体(2)の両側端(21,22)を衝合させるように熱成形によって筒状に成形して、管体(P)の外周を覆う断熱体(1)とする。
本第1発明によれば、無機系発泡材の板体は無機材料を主体としているから不燃性であり、炭化することはあっても燃え難い。また、高温下においても有毒ガスの発生が無い。
本第2発明では、前記衝合部において前記板体(2)の両側端(21,22)を互いに接着によって結合させる。
本第2発明によれば、筒状に成形した板体の、衝合された両側端を防水シリコンシーラント等による接着で容易に結合することができる。
本第3発明では、前記衝合部において、前記板体(2)の両側端(21,22)の少なくとも一方に形成した凹部(211,221)に両側端(21,22)の少なくとも他方に形成した凸部(212,222)を嵌合させる。
本第3発明によれば、凸部と凹部を嵌合させる構造としたから両側端の衝合面積を十分確保することができ、接着による結合をより強固なものにできる。
本第4発明では、前記衝合部において、前記板体(2)の両側端(21,22)に近い各板面の間を、前記両側端(21,22)を跨ぐように設けたタッカー針(3)で連結する。
本第4発明によれば、板体の両側端を跨ぐように設けたタッカー針によって、両側端の結合がさらに強固なものとなる。
上記カッコ内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を参考的に示すものである。
以上のように、本発明の配管用断熱材は、不燃性でかつ高温時の有毒ガスの発生も無い。
なお、以下に説明する実施形態はあくまで一例であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が行う種々の設計的改良も本発明の範囲に含まれる。
配管断熱体1の一例を図1に示す。配管断熱体1は全体が円筒状をなし、円管Pの外周を覆うように装着される。したがって、配管断熱体1の内径はこれが巻かれる円管Pの外径に略等しくなっている。このような配管断熱体1は、無機材料を主体とした無機系発泡材からなる板体を加熱して(例えば70℃以上)に軟化させ、三方ローラ等を使用して円筒状に湾曲成形したものである。無機系発泡材からなる板体としては、例えば産宝高分子(株)製商品名「タルボセル」等が使用できる。
無機系発泡材の板体は無機材料を主体としているから不燃性であり、炭化することはあっても燃え難い。また、高温下においても有毒ガスの発生が無い。そして完全独立気泡のものとすれば断熱性に優れるとともに、吸水性が無いため非透湿性で、断熱性の劣化も生じない。そして、カッターナイフ等で所定の形状に容易に切断することができる。
本実施形態ではこのような無機系発泡材の板体2を70℃以上の高温で三方ローラを使用した熱成形によって図1に示すような筒状に成形し、筒状に成形した板体2の両側端21,22(図2)間を一旦開いて管体の外周に覆着した後、両側端21,22を再度図2に示すように衝合する。そして、衝合した両側端21,22を接着によって結合する。接着は例えば防水シリコンシーラント等を使用する。
板体2の衝合部Aの詳細を図3に示す。衝合される板体2の両側端21,22は本実施形態では互いに対称形の階段状に成形されて、それぞれに凹部211,221と凸部212,222が形成され、一方の凹部211,221が他方の凸部212,222に対向して位置して、それぞれ各凹部211,221内に各凸部212,222が嵌入している。これによって両側端21,22の衝合面積が十分に確保され、これらの間に塗布されたシーラント(図示略)によって両側端21,22が強固に結合される。
そして、本実施形態ではさらに、板体2の衝合された両側端21,22を跨ぐようにタッカー針3を設けて、コ字形に成形されたタッカー針3の両端を、上記側端21,22に近い各板面に打ち込んで、両側端21,22をさらに強固に結合している。
1…断熱体、2…板体、21,22…側端、211,221…凹部、212,222…凸部、3…タッカー針、P…管体。
Claims (4)
- 無機材料を主体とした無機系発泡材からなる板体を、当該板体の両側端を衝合させるように熱成形によって筒状に成形して、管体の外周を覆う断熱体とした配管用断熱体。
- 前記衝合部において前記板体の両側端を互いに接着によって結合させた請求項1に記載の配管用断熱体。
- 前記衝合部において、前記板体の両側端の少なくとも一方に形成された凹部に両側端の少なくとも他方に形成された凸部を嵌入させた請求項1又は2に記載の配管用断熱体。
- 前記衝合部において、前記板体の両側端に近い各板面の間を、前記両側端を跨ぐように設けたタッカー針で連結した請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の配管用断熱体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016181091A JP2018044643A (ja) | 2016-09-16 | 2016-09-16 | 配管用断熱体 |
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JP2016181091A JP2018044643A (ja) | 2016-09-16 | 2016-09-16 | 配管用断熱体 |
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JP2018044643A true JP2018044643A (ja) | 2018-03-22 |
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ID=61694725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016181091A Pending JP2018044643A (ja) | 2016-09-16 | 2016-09-16 | 配管用断熱体 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2018044643A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102019001334A1 (de) | 2018-03-12 | 2019-09-12 | Mitutoyo Corporation | Röntgen-computertomografie-messeinrichtung und tomografisches bilderzeugungsverfahren |
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2016
- 2016-09-16 JP JP2016181091A patent/JP2018044643A/ja active Pending
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DE102019001334A1 (de) | 2018-03-12 | 2019-09-12 | Mitutoyo Corporation | Röntgen-computertomografie-messeinrichtung und tomografisches bilderzeugungsverfahren |
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