JP2018043560A - 車両のフューエルボックス構造 - Google Patents
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Abstract
Description
フューエルボックス構造は、燃料を燃料タンクへ案内する燃料給油管の先端部の保持のために多くの車両において用いられている。フューエルボックス構造は、燃料給油管の先端部を取り囲むので、燃料給油管に流入し損ねた燃料は、フューエルボックス構造によって囲まれた内部空間に留まることができる。しかしながら、本発明者等は、フューエルボックス構造内で飛び散った燃料が、フューエルボックス構造の内面を通じて流下し、アウタパネル上に最終的に漏出するという課題を見出した。アウタパネル上の漏出した燃料に塵埃が付着するならば、車両の側面に目立ちやすい汚れが現れることになる。第1実施形態において、アウタパネル上への燃料の漏出のリスクを低減する構造を有する例示的なフューエルボックス構造が説明される。
設計者は、フューエルボックス構造100に様々な特徴を組み込むことができる。以下の特徴は、上述の実施形態の原理を限定しない。しかしながら、以下の特徴は、フューエルボックス構造100に有利な機能を与えることができる。
受面は、凹面であってもよい。この場合、受面は、燃料を安定的に保持することができる。図1及び図2を参照して、受面として例示される上面125の凹面形状が説明される。
受面に溜まった燃料は、給油者によって拭き取られてもよい。図1を参照して、受面に溜まった燃料の除去を容易にするための技術が説明される。
燃料は、燃料給油管の先端面から滴下することもあるし、燃料給油管の先端面から底板部に向かう途中で滴下することもある。したがって、受面の延設長は、様々な滴下位置を網羅するように決定されてもよい。図1を参照して、様々な位置で滴下する燃料を受け止めるための受面の設計技術が説明される。
第1実施形態に関連して説明された燃料保持技術は、隆起部の上面の傾斜に依存する。代替的に、或いは、追加的に、燃料を保持するための他の形状が隆起部の上面に形成されてもよい。第2実施形態において、突条を用いて隆起部上の燃料を保持する例示的なフューエルボックス構造が説明される。
上述の実施形態に関連して説明された隆起部は、凹面上で燃料を保持する。しかしながら、隆起部は、凹面を有さなくてもよい。第3実施形態において、平坦な面上で燃料を保持する例示的なフューエルボックス構造が説明される。
受面は、複数の突条によって取り囲まれてもよい。この場合、複数の突条は、様々な方向における受面上の燃料の流れを堰き止めることができる。第4実施形態において、複数の突条によって取り囲まれた受面を有する例示的なフューエルボックス構造が説明される。
110・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・底板部
120,120A〜120C・・・・・・・・・・周壁部
123・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・内周面
124,124A〜124C・・・・・・・・・・隆起部
125・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・上面
126,126B・・・・・・・・・・・・・・・角隅部
151,151B,151C・・・・・・・・・・受面
152〜154・・・・・・・・・・・・・・・・突条
CNL・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・輪郭線
CTL・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・中心軸
FFP・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・燃料給油管
FIL・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第1交線
FPT・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・先端部
ILT・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・流入口
OPL・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・アウタパネル
PPL・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・仮想平面
SIL・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第2交線
TSF・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・先端面
VPL・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・鉛直平面
VTL・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・鉛直線
Claims (12)
- 車両の燃料タンクへ燃料を案内する燃料給油管を保持するフューエルボックス構造であって、
所定の中心軸に沿って延びる前記燃料給油管の先端部を保持する底板部と、
前記底板部から前記車両の側面を形成するアウタパネルに向かって延び、前記先端部を取り囲む周壁部と、を備え、
前記周壁部は、前記中心軸を取り囲む内周面と、前記先端部の下方で前記内周面から前記先端部に向けて隆起する隆起部を含み、
前記隆起部は、前記先端部に対向し、前記先端部から漏れ出た前記燃料を受け止める対向面を含み、
前記対向面は、前記燃料を保持する保持形状を有する
車両のフューエルボックス構造。 - 前記内周面は、前記中心軸を包含する仮想的な鉛直平面と交差し、前記中心軸の下方で第1交線を形成し、
前記対向面は、前記保持形状を形成し、且つ、前記底板部を伴って角隅部を形成する受面を含み、
前記受面は、前記鉛直平面と交差し、第2交線を、前記底板部と前記第1交線との間で形成し、
前記底板部からの前記第2交線の下方への勾配は、前記隆起部からの前記第1交線の下方への勾配よりも小さい
請求項1に記載のフューエルボックス構造。 - 前記第1交線は、前記隆起部から下方へ傾斜し、
前記第2交線は、前記底板部から上方へ傾斜する
請求項2に記載のフューエルボックス構造。 - 前記対向面は、前記受面から上方に突出する少なくとも1つの突条を含み、
前記少なくとも1つの突条及び前記受面は、前記保持形状を形成する
請求項2又は3に記載のフューエルボックス構造。 - 前記底板部からの前記第2交線の上方への勾配は、前記底板部からの前記中心軸の上方への勾配よりも小さい
請求項2乃至4のいずれか1項に記載のフューエルボックス構造。 - 前記受面は、凹面である
請求項2乃至5のいずれか1項に記載のフューエルボックス構造。 - 前記受面は、前記第2交線に直交する仮想平面上で弧状の輪郭を形成する
請求項6に記載のフューエルボックス構造。 - 前記燃料給油管の前記先端部は、前記燃料が流入する流入口が形成された先端面を含み、
前記対向面は、前記先端面から下方に延びる鉛直線と交差する
請求項1乃至7のいずれか1項に記載のフューエルボックス構造。 - 前記対向面は、前記底板部を伴って角隅部を形成する受面と、前記受面から上方に突出する少なくとも1つの突条を含み、
前記内周面は、前記中心軸を包含する仮想的な鉛直平面と交差し、前記中心軸の下方で第1交線を形成し、
前記受面は、前記鉛直平面と交差し、第2交線を、前記底板部と前記第1交線との間で形成し、
前記受面及び前記少なくとも1つの突条は、前記保持形状を形成する
請求項1に記載のフューエルボックス構造。 - 前記少なくとも1つの突条は、前記第2交線に交差する突条を含む
請求項4又は9に記載のフューエルボックス構造。 - 前記少なくとも1つの突条は、前記第2交線の延設方向に延びる突条を含む
請求項4又は9に記載のフューエルボックス構造。 - 前記少なくとも1つの突条は、前記第2交線に交差する第1突条と、前記第1突条と前記底板部との間で延びる第2突条と、前記底板部、前記第1突条及び前記第2突条と協働して前記受面を取り囲む第3突条と、を含む
請求項4又は9に記載のフューエルボックス構造。
Priority Applications (1)
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JP2016178128A JP2018043560A (ja) | 2016-09-13 | 2016-09-13 | 車両のフューエルボックス構造 |
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ID=61692762
Family Applications (1)
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JP2016178128A Pending JP2018043560A (ja) | 2016-09-13 | 2016-09-13 | 車両のフューエルボックス構造 |
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Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2016
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