JP2018042316A - インバータ制御装置 - Google Patents
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Abstract
Description
ータの回転出力を減少させるものであり、モータの磁極位置に対する相電流の位相差(電流位相)の減少を停止した場合でもモータの回転出力を減少させることで相電流のピーク値を減らし、インバータの過電流停止を防止してモータの駆動を維持することができる。
図1は、本発明の実施の形態1におけるインバータ制御装置のシステム構成図である。このインバータ制御装置は、商用電源等の交流電源1より電力を供給され、供給された電力を整流する整流手段2と、整流手段2からの出力電圧を平滑する平滑手段3と、平滑手段3からの平滑電圧を所望の周波数、電圧値の交流電圧に変換する直交変換手段4と、モータ5を駆動するための情報を直交変換手段4に伝達するインバータ制御手段6を備える。
Iqs=Is×cos(βm) ・・・(2)
なお、図9に座標軸の定義を示す。θは回転子位置速度推定部14で推定されたモータ5の磁極位置推定値、βmは電流位相である。3相(u、v、w)/2相(d、q)変換
および2相(d、q)/3相(u、v、w)変換については公知のため、以下説明は省略する。
5の目標速度を減少している間は電流位相βmはその直前の値(下限値βT0)を維持する)(時点T7〜T8)。
図2は、本発明の実施の形態2におけるインバータ制御装置のシステム構成図である。主要なシステム構成については、実施の形態1におけるインバータ制御装置と同一であり、説明が重複するため省略し、ここでは構成の異なる内容(電圧検出手段8、電流位相調整部15、変調率算出部18)について説明する。
電流位相調整部15では、例えばモータ5の速度推定値等で一義的に決定された電流位相目標値を電流位相βmとして通常は設定するが、相電流変換部16により変換されたモータ5の相電流(Iu,Iv、Iw)のピーク値(例えば、各相電流の絶対値より導出する)と予め設定された電流設定値Is1との比較結果に基づいて電流位相βmを調整する。
5の負荷トルクが増大しているため、相電流のピーク値が増加する(時点T2〜T3)。時点T3で相電流のピーク値が電流設定値Is1を超えた場合、前述の動作を繰り返し(時点T3〜T4)、時点T4で相電流のピーク値が電流設定値Is1よりも小さくなると、前述の動作を繰り返す(時点T4〜T5)。時点T5で相電流のピーク値が再び電流設定値Is1を超えた場合、所定の時間変化率Δβdnで電流位相βmを減少させるが、時点T5から所定時間Ts1経過前の時点T6で変調率σが変調率設定値σsを超過するため、電流位相βmの減少を停止させてその値(βT2)を維持する(時点T5〜T7)。さらにモータ5の負荷トルクが増大して、時点T7から所定時間Ts2経過前に相電流のピーク値が再び電流設定値Is1を超えた場合、変調率σが変調率設定値σsを超過して電流位相βmの減少を停止させているため、相電流のピーク値が電流設定値Is1を超えている間はモータ5の回転出力を減少させるための減速指示を速度設定部17に出力し、速度設定部17では減速指示を受けて、所定の時間変化率Δωdnで所定時間Ts0が経過するまで目標速度を減少させることで(継続して減速指示がある場合には前述の動作を繰り返す)、モータ5の負荷を低減して相電流のピーク値を減少させる(モータ5の目標速度を減少している間は電流位相βmはその直前の値(βT2)を維持する)(時点T7〜T8)。
図3は、本発明の実施の形態3におけるインバータ制御装置のシステム構成図である。主要なシステム構成については、実施の形態1におけるインバータ制御装置と同一であり、説明が重複するため省略し、ここでは構成の異なる内容(電流位相調整部15、力率算出部19)について説明する。
λ=(Vds×Id+Vqs×Iq)/(√(3)×Vl×I1) ・・・(5)
Vl=√(Vds×Vds+Vqs×Vqs) ・・・(6)
I1=√(Id×Id+Iq×Iq)/√(3) ・・・(7)
ここで、arccosは余弦(cos)の逆三角関数、λはモータ力率、Vlは線間電圧実効値、I1は相電流実効値であり、回転座標系の電圧指令値(Vds、Vqs)と回転座標系の電流検出値(Id、Iq)に基づいて算出する。
βm)を過大に減少させてモータの力率角が遅れ方向に悪化することで、モータ5の運転効率が悪化に転じることを防止することができる。
図4は、本発明の実施の形態4におけるインバータ制御装置のシステム構成図である。主要なシステム構成については、実施の形態1におけるインバータ制御装置と同一であり、説明が重複するため省略し、ここでは構成の異なる内容(電圧検出手段8、フィルタ手段9、電流位相調整部15、インバータ効率算出部20)について説明する。
電流位相調整部15では、例えばモータ5の速度推定値等で一義的に決定された電流位相目標値を電流位相βmとして通常は設定するが、相電流変換部16により変換されたモータ5の相電流(Iu,Iv、Iw)のピーク値(例えば、各相電流の絶対値より導出する)と予め設定された電流設定値Is1との比較結果に基づいて電流位相βmを調整する。
定値Is1を超えた場合、所定の時間変化率Δβdnで電流位相βmを減少させるが、時点T5から所定時間Ts1経過前の時点T6でインバータ効率ηがインバータ効率設定値ηsを超過するため、電流位相βmの減少を停止させてその値(βT4)を維持する(時点T5〜T7)。さらにモータ5の負荷トルクが増大して、時点T7から所定時間Ts2経過前に相電流のピーク値が再び電流設定値Is1を超えた場合、インバータ効率ηがインバータ効率設定値ηsを超過して電流位相βmの減少を停止させているため、相電流のピーク値が電流設定値Is1を超えている間はモータ5の回転出力を減少させるための減速指示を速度設定部17に出力し、速度設定部17では減速指示を受けて、所定の時間変化率Δωdnで所定時間Ts0が経過するまで目標速度を減少させることで(継続して減速指示がある場合には前述の動作を繰り返す)、モータ5の負荷を低減して相電流のピーク値を減少させる(モータ5の目標速度を減少している間は電流位相βmはその直前の値(βT4)を維持する)(時点T7〜T8)。
2 整流手段
3 平滑手段
3a リアクタ
3b コンデンサ
4 直交変換手段
5 モータ
6 インバータ制御手段
7 電流検出手段
8 電圧検出手段
9 フィルタ手段
10 ベースドライバ
11 PWM信号生成部
12 電流制御部
13 電流指令生成部
14 回転子位置速度推定部
15 電流位相調整部
16 相電流変換部
17 速度設定部
18 変調率算出部
19 力率算出部
20 インバータ効率算出部
Claims (6)
- 複数相のモータと、直流電力を交流電力に変換し、前記モータへ電力を供給するインバータと、前記モータを駆動する電流値を検出する電流検出手段を含み、前記電流検出手段からの電流検出値に基づいて前記モータの磁極位置を特定し、特定された磁極位置に対して所望の位相差の相電流が前記モータに流れるように前記モータを駆動する電流値を制御するインバータ制御装置において、
前記電流検出値のピーク値が所定値を超過すると、位相差を減少させることを特徴とするインバータ制御装置。 - 位相差が所定の下限値に到達すると、位相差の減少を停止させることを特徴とする請求項1に記載のインバータ制御装置。
- 前記モータに与える電流指令値と前記電流検出手段からの電流検出値に基づいて電圧指令値を生成する電流制御手段を備え、前記電圧指令値と前記インバータの直流母線電圧に基づいて算出される変調率が所定値を超過すると、位相差の減少を停止させることを特徴とする請求項1に記載のインバータ制御装置。
- 前記モータに与える電流指令値と前記電流検出手段からの電流検出値に基づいて電圧指令値を生成する電流制御手段を備え、前記電圧指令値と前記電流検出値に基づいて算出される前記モータの力率角が所定値を下回ると、位相差の減少を停止させることを特徴とする請求項1に記載のインバータ制御装置。
- 前記モータに与える電流指令値と前記電流検出手段からの電流検出値に基づいて電圧指令値を生成する電流制御手段と、前記電流検出手段からの電流検出値を平均化するフィルタ手段を備え、前記電圧指令値と前記電流検出値と前記インバータの直流母線電圧と前記フィルタ手段からの直流母線電流平均値に基づいて算出される前記インバータの効率が所定値を超過すると、位相差の減少を停止させることを特徴とする請求項1に記載のインバータ制御装置。
- 位相差の減少を停止させた後もなお前記電流検出値のピーク値が所定値を超過する場合には、前記モータの回転出力を減少させることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載のインバータ制御装置。
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CN112292810A (zh) * | 2018-06-27 | 2021-01-29 | 日立汽车系统株式会社 | 马达控制装置 |
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2016
- 2016-09-05 JP JP2016172893A patent/JP6726840B2/ja active Active
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CN112292810A (zh) * | 2018-06-27 | 2021-01-29 | 日立汽车系统株式会社 | 马达控制装置 |
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