JP2003009598A - 交流電動機のベクトル制御装置及び制御方法 - Google Patents

交流電動機のベクトル制御装置及び制御方法

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JP2003009598A
JP2003009598A JP2001123895A JP2001123895A JP2003009598A JP 2003009598 A JP2003009598 A JP 2003009598A JP 2001123895 A JP2001123895 A JP 2001123895A JP 2001123895 A JP2001123895 A JP 2001123895A JP 2003009598 A JP2003009598 A JP 2003009598A
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voltage
axis
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Yoichiro Nakajima
洋一郎 中島
Shigeru Ito
茂 伊藤
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Sanken Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanken Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 交流電動機に供給される交流電流の電流波形
を、乱れることなく、本来の正弦波となるようにして交
流電動機を安定して制御する。 【解決手段】 d軸の電圧指令値Vd*の絶対値がその制
限値Vdlimよりも大きくなった場合、電圧指令値制限部
31は、d軸電圧指令値Vd*を制限する。それでもd軸
の電圧指令値Vd*、q軸の電圧指令値Vq*の合成ベクト
ルの長さV *がその制限値を越えているとき、電圧指
令値制限部31は、合成ベクトルの長さV *を所定制
限値以下となるように修正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交流電動機のベク
トル制御装置と制御方法に関し、特に交流電動機を安定
して制御することが可能な交流電動機のベクトル制御装
置と制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、交流電動機のベクトル制御装
置が知られている(特開平06−225573号公
報)。ベクトル制御は、トルクの制御性を向上させるた
め、交流電動機の一次電流を、磁束を形成する磁化電流
とトルクに比例するトルク電流とに分けて制御する制御
方法である。
【0003】従来の交流電動機のベクトル制御装置の構
成図を図8に示す。従来の交流電動機のベクトル制御装
置は、整流回路2と、直流リンク回路3と、インバータ
回路4と、U相電流検出器5と、W相電流検出器6と、
回転子位置検出器8と、電流座標変換部9と、電圧指令
値演算部10と、電圧指令値座標変換部11と、を備え
て構成されている。
【0004】かかる構成において、例えば、商用周波数
の交流は三相交流電源1によって供給され、整流回路2
によって直流電圧に変換され、この直流電圧は、直流リ
ンク回路3によって平滑化される。平滑化された直流電
圧は、インバータ回路4に供給される。
【0005】インバータ回路4はPWM(Pulse Width
Modulation)制御を行い、供給された直流電圧から所定
の電圧、周波数の交流に変換し、変換した交流電圧を交
流電動機7に出力する。インバータ回路4から交流電動
機7に電流が流れ、交流電動機7は回転する。
【0006】U相電流検出器5、W相電流検出器6は、
それぞれ交流電動機7のU相、W相の一次巻線(固定子
巻線)に流れる電流Iu、Iwを検出する。尚、V相の電
流Ivは、三相平衡という条件に基づいて電流Iu、Iw
から算出される。また、回転子位置検出器8は、交流電
動機7の固定子の巻線軸(例えば、U相の巻線軸を基準
軸とする。)に対する回転子軸の回転角θを検出する。
【0007】電流座標変換部9は、検出された静止座標
系におけるU相、W相の電流Iu、Iwを、回転子位置検
出器8によって検出された回転角θに基づいて、回転座
標系のd軸(磁束軸)の電流Idとq軸(トルク軸)の
電流Iqとに座標変換する。
【0008】電圧指令値演算部10には、d軸の電流指
令値Id*とq軸の電流指令値Iq*とが供給される。電圧
指令値演算部10は、電流Idと電流指令値Id*との偏
差と、電流Iqと電流指令値Iq*との偏差とを算出し、
この偏差をPI(比例積分)演算することによって回転
座標系におけるd軸の電圧指令値Vd*とq軸の電圧指令
値Vq*とを求める。
【0009】回転座標系における電圧指令値Vd*と電圧
指令値Vq*とは、回転角θに基づいて、電圧指令値座標
変換部11により、静止座標系における三相電圧指令値
Vu*、Vv*、Vw*に変換され、変換された三相電圧指令
値Vu*、Vv*、Vw*がインバータ回路4に出力される。
インバータ回路4は、三相電圧指令値Vu*、Vv*、Vw*
に基づいて交流電動機7に交流電圧を供給する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、交流電動機
7の回転速度が上昇するに従って交流電動機7の誘導電
圧も上昇し、この誘導電圧に抗して電流を交流電動機7
に流そうとすると、電圧指令値Vu*、Vv*、Vw*も大き
くなってしまう。しかし、直流リンク回路3から供給さ
れる直流電圧は一定であり、これ以上の交流電圧を交流
電動機7に供給することはできない。
【0011】従って、従来の交流電動機のベクトル制御
装置では、電圧指令値Vu*、Vv*、Vw*(一次電圧)
が、インバータ回路4が交流電動機7に供給可能な最大
電圧を越えたとき、この一次電圧を制限し、さらに座標
変換されたd軸の電圧及びq軸の電圧を、前回の演算で
用いられた値に設定するようにしている。
【0012】しかし、一次電圧が制限されると、必要と
なる電圧を供給できないため、インバータ回路4から交
流電動機7に供給される電流Iu、Iv、Iwの波形は乱
れてしまい、本来、正弦波となるべきものが、ピークが
つぶれて台形波となってしまう。
【0013】そして、交流電動機7に乱れた波形の電流
が供給されると、波形が乱れた電流がフィードバックさ
れてトルクや磁束の制御が行われるので、余計に電圧指
令値Vu*、Vv*、Vw*が乱れてしまい、制御が安定しな
くなるという不都合が生じる。
【0014】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、電圧指令値を制限しても、交流電動
機に供給される交流電流の波形が、正弦波となるように
することが可能な交流電動機のベクトル制御装置及び制
御方法を提供することを目的とする。また、本発明は、
交流電動機を安定して制御することが可能な交流電動機
のベクトル制御装置及び制御方法を提供することを目的
とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の第1の観点に係る交流電動機のベクトル制
御装置は、交流電動機に流れる電流の測定値を、回転座
標系の磁束軸上の磁化電流とトルク軸上のトルク電流と
に変換し、それぞれの電流指令値との偏差に基づいて磁
束軸上の電圧指令値とトルク軸上の電圧指令値とを演算
する電圧指令値演算手段と、前記電圧指令値演算手段に
よって演算された磁束軸上の電圧指令値とトルク軸上の
電圧指令値を、所定の電圧指令制限値以下の値に制限す
る電圧指令値制限手段と、前記電圧指令値制限手段によ
って制限された磁束軸上の電圧指令値とトルク軸上の電
圧指令値とを、静止座標系の電圧指令値に変換する電圧
指令値座標変換手段と、前記電圧指令値座標変換手段に
より変換された静止座標系の電圧指令値に基づいて前記
交流電動機に交流電圧を供給する交流供給手段と、を備
えた交流電動機のベクトル制御装置において、前記電圧
指令値制限手段は、前記電圧指令値演算手段によって演
算された磁束軸及びトルク軸上の電圧指令値のいずれか
一方を、所定の電圧指令制限値と比較する比較手段と、
前記比較手段により、前記電圧指令制限値を越えたと判
定された電圧指令値を、前記電圧指令制限値以下の値に
修正する電圧指令値修正手段と、前記電圧指令値修正手
段によって修正された電圧指令値と他方の電圧指令値と
の合成ベクトルの長さを、所定のベクトル制限値と比較
し、当該ベクトル制限値以上と判定された合成ベクトル
の長さが、前記ベクトル制限値以下となるように、磁束
軸上の電圧指令値とトルク軸上の電圧指令値とを演算
し、演算した電圧指令値を前記電圧指令値座標変換手段
に出力する電圧指令値出力手段と、を備えるようにし
た。
【0016】このような構成によれば、電圧指令値の制
限は、回転座標系における電圧指令値、合成ベクトルに
ついて行われ、静止座標系における電圧指令値について
の制限は行われなくなる。従って、交流電動機に供給さ
れる交流の電流波形が乱れることはなく、交流電動機の
制御は安定する。
【0017】前記交流電動機は、永久磁石形同期電動機
でもよい。また、前記磁束軸上の電圧指令値を制限する
電圧指令制限値を前記電圧指令値制限手段に供給する電
圧指令制限値供給手段を備えるようにしてもよい。
【0018】前記電圧指令制限値供給手段は、前記合成
ベクトルの長さが所定のベクトル制限値以下となる範囲
内でトルク軸上の電圧指令値を高めるべく調整した磁束
軸上の電圧指令制限値を前記電圧指令値制限手段に供給
するように構成されたものでもよい。
【0019】本発明の第2の観点に係る交流電動機のベ
クトル制御方法は、交流電動機に流れる電流を測定し、
測定した電流値を、回転座標系の磁束軸上の磁化電流と
トルク軸上のトルク電流とに変換し、変換された磁束軸
上の電圧指令値とトルク軸上の電圧指令値とのいずれか
一方を、所定の電圧指令制限値と比較し、当該電圧指令
制限値よりも大きいと判定された場合に、該電圧指令値
を、前記電圧指令制限値以下の値に修正し、修正された
電圧指令値と他方の電圧指令値との合成ベクトルの長さ
を、所定のベクトル制限値と比較し、合成ベクトルの長
さが当該ベクトル制限値以上であると判定された場合
に、合成ベクトルの長さが前記ベクトル制限値以下にな
るような磁束軸上の電圧指令値とトルク軸上の電圧指令
値とを求め、求めた磁束軸上の電圧指令値とトルク軸上
の電圧指令値とに基づいて、前記交流電動機に交流電圧
を供給するようにしたものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
交流電動機のベクトル制御装置を図面を参照して説明す
る。まず、第1の実施の形態について説明する。
【0021】第1の実施の形態に係る交流電動機のベク
トル制御装置の構成図を図1に示す。本実施の形態に係
る交流電動機のベクトル制御装置は、整流回路22と、
直流リンク回路23と、インバータ回路24と、U相電
流検出器25と、W相電流検出器26と、回転子位置検
出器28と、電流座標変換部29と、電圧指令値演算部
30と、電圧指令値制限部31と、電圧指令制限値供給
部32と、電圧指令値座標変換部33と、を備えて構成
されている。
【0022】尚、本実施の形態では、交流電動機を永久
磁石形同期電動機(以後、「PMモータ」と記す。)2
7として説明する。三相交流電源21は、商用周波数の
交流を供給する電源である。整流回路22は、三相交流
電源21からの交流電圧を整流する回路である。この整
流回路22は、例えば、ブリッジ整流回路等によって構
成される。直流リンク回路23は、整流回路22によっ
て整流された交流電圧を、電圧Vdcの直流電圧に平滑化
するものであり、例えば、電解コンデンサによって構成
されている。
【0023】インバータ回路24は、直流電圧を交流電
圧に変換する回路である。インバータ回路24の構成図
を図2に示す。インバータ回路24は、トランジスタQ
1〜Q6を備えている。トランジスタQ1〜Q6には、
例えば、NPNバイポーラトランジスタが用いられる。
【0024】尚、トランジスタQ1〜Q6には、FET
(Field Effect Transistor)を用いることもでき、あ
るいは、トランジスタの代わりにIGBT(Insulated
GateBipolor Transistor)、サイリスタを用いることも
できる。各トランジスタQ1〜Q6の各ベースには、所
定パルス幅のパルス信号が供給されてPWM制御が行わ
れる。
【0025】U相電流検出器25は、PMモータ27に
流れるU相の電流Iuを検出するものである。W相電流
検出器26は、PMモータ27に流れるW相の電流Iw
を検出するものである。回転子位置検出器28は、例え
ば、エンコーダ等を備えてPMモータ27の回転子の位
置を検出し、固定子の巻線軸(例えば、U相の巻線軸を
基準軸とする。)に対する回転子軸の回転角θを検出す
るものである。
【0026】電流座標変換部29は、U相電流検出器2
5によって検出されたU相の電流IuとW相電流検出器
26によって検出されたW相の電流Iwを、回転子位置
検出器28によって検出された回転角θに基づいて、P
Mモータ27の回転子と同期して回る回転座標系の電流
Id、Iqに変換するものである。
【0027】電圧指令値演算部30は、所定の電流指令
値Id*、Iq*が供給されて、供給された電流指令値Id*
と電流Idとの偏差及び電流指令値Iq*と電流Iqとの偏
差を求め、求めた偏差をPI(比例積分)演算して回転
座標系の電圧指令値Vd*、Vq*を演算するものである。
【0028】電圧指令値制限部31は、静止座標系にお
ける三相電圧指令値Vu*、Vv*、Vw*が、インバータ回
路24が供給可能な最大出力電圧を超えないように、電
圧指令値演算部30によって演算された電圧指令値V
d*、Vq*を制限するものである。電圧指令制限値供給部
32は、2つの制限値、即ち、d軸上の電圧指令値Vd*
を制限するために予め設定された電圧制限値Vdlim及び
電圧指令値Vd*とVq*との合成ベクトルの長さV *
制限するために予め設定された制限値Vlimを記憶し、
電圧指令値制限部31に供給するものである。
【0029】電圧指令値座標変換部33は、電圧指令値
制限部31によって制限された回転座標系における電圧
指令値を、静止座標系における三相電圧指令値Vu*、V
v*、Vw*に変換し、変換した三相電圧指令値Vu*、V
v*、Vw*をインバータ回路24に出力するものである。
【0030】次に本実施の形態に係るPMモータ27の
ベクトル制御装置の動作を説明する。整流回路22は、
三相交流電源21によって供給された商用周波数の交流
電圧を直流電圧に変換する。直流リンク回路23は、こ
の直流電圧を平滑化する。平滑化された直流電圧は、イ
ンバータ回路24に供給される。
【0031】インバータ回路24はPWM制御を行い、
供給された直流電圧を、所定の電圧、周波数の交流電圧
に変換し、変換した交流電圧をPMモータ27に供給す
る。PMモータ27には、インバータ回路24から出力
された交流電圧に基づいて電流Iu、Iv、Iwが流れ、
PMモータ27は、回転する。
【0032】U相電流検出器25、W相電流検出器26
は、それぞれPMモータ27に流れるU相、W相の各電
流Iu、Iwを検出する。また、回転子位置検出器28
は、PMモータ27の回転角θを検出する。
【0033】電流座標変換部29と、電圧指令値演算部
30と、電圧指令値制限部31と、電圧指令値座標変換
部33とは、U相電流検出器25とW相電流検出器26
によって検出された電流IuとIw、及び回転子位置検出
器28によって検出された回転角θに基づいてベクトル
制御を行う。
【0034】ベクトル制御の原理を図3に示す。ここ
で、VはPMモータ27に供給される一次供給電圧、
は逆起電力、IはPMモータ27に流れる一次電
流、Iは磁化電流、I1Lは一次負荷電流、Φは磁束
を示す。尚、これらはベクトルである。
【0035】一次電流Iは、一次負荷電流I1Lと磁
化電流Iとの合成ベクトルとなる。このうち、磁化電
流Iは、磁束を作るための電流であって、トルクには
影響しない電流である。また、トルクを発生させるの
は、一次負荷電流I1Lであって、この一次負荷電流I
1Lは、トルクに比例する電流である。尚、この一次負
荷電流I1Lと磁化電流Iとの位相差はπ/2であ
る。
【0036】この一次電流Iを磁化電流Iと一次負
荷電流I1Lとに分けて一次負荷電流I1L(トルク電
流)を制御することにより、瞬時トルク制御ができるよ
うになる。PMモータは永久磁石により界磁を行うの
で、磁化電流を0にしておいて制御するのが一般的であ
る。但し、d軸とq軸のインダクタンスが異なる(突極
性)PMモータでは、ある程度磁化電流を流すことで最
大トルクで駆動することができる。
【0037】電流座標変換部29は、まず、計算しやす
いように三相交流電流Iu、Iv、Iwを二相交流電流I
α、Iβに変換する。尚、V相の電流Ivは、三相平衡
という条件に基づいて電流Iu、Iwから算出される。変
換は、次の数式1に従って行われる。
【数1】 この二相交流電流Iα、Iβは、固定子軸を観測座標と
する静止座標系における電流である。電流座標変換部2
9は、この二相交流電流Iα、Iβを、回転子位置検出
器28によって検出された回転角θを用いて、回転子軸
を観測座標とする回転座標系のd軸(磁束軸)の電流I
dとq軸(トルク軸)の電流Iqとに変換する。
【0038】かかる座標変換の方法を図4に示す。d軸
上の電流Idが磁化電流であり、q軸上の電流Iqがト
ルク電流である。静止座標系の電流Iα、Iβから回転
座標系の電流Id、Iqへの変換は、次の数式2に従って
行われる。
【数2】Id= Iα×cosθ+Iβ×sinθ Iq=−Iα×sinθ+Iβ×cosθ 電流座標変換部29は、算出された回転座標系の電流I
d、Iqを、電圧指令値演算部30に供給する。
【0039】電圧指令値演算部30には、d軸の電流指
令値Id*及びq軸の電流指令値Iq*も供給される。電圧
指令値演算部30は、電流Idと電流指令値Id*との偏
差、電流Iqと電流指令値Iq*との偏差を算出し、この
2つの偏差にPI演算を行う。そして、電圧指令値演算
部30は、PI演算の結果に基づいて、回転座標系にお
けるd軸の電圧指令値Vd*とq軸の電圧指令値Vq*とを
求める。
【0040】電圧指令値演算部30は、求めた電圧指令
値Vd*、Vq*を、電圧指令値制限部31に供給する。電
圧指令制限値供給部32は、予め設定された制限値V
dlimを電圧指令値制限部31に供給する。
【0041】この制限値Vdlimは、電圧指令値Vd*の絶
対値を制限するための値である。電圧指令値Vd*の絶対
値を制限する理由は、以下の通りである。インバータ回
路24からPMモータ27に供給可能な最大電圧は、直
流リンク回路23から出力される直流電圧Vdc、インバ
ータ回路24のPWM制御におけるオン、オフ比で決ま
る。
【0042】この最大電圧を電圧Vmaxとして、もし、
電圧指令値Vu*、Vv*、Vw*が、電圧Vmaxを越えたと
しても、実際にPMモータ27に供給される電圧は、こ
の電圧Vmaxに制限される。
【0043】PMモータ27に供給される電圧がこの電
圧Vmaxに制限されると、インバータ回路24からPM
モータ27に供給される電流に歪みが生じてしまう。従
って、インバータ回路24に供給される電圧指令値V
u*、Vv*、Vw*を、インバータ回路24からPMモータ
27に供給される電圧を越えないように設定する必要が
ある。
【0044】制限値Vdlimは、このような理由で設定さ
れた値であり、静止座標系における三相電圧指令値V
u*、Vv*、Vw*がPMモータ27に供給可能な電圧を越
えないように、直流リンク回路23から出力される直流
電圧Vdc、インバータ回路24のPWM制御におけるオ
ン、オフ比に基づいて設定される。
【0045】電圧指令値制限部31は、電圧指令制限値
供給部32によって供給された制限値Vdlimに基づい
て、この電圧指令値Vd*、Vq*が所定の範囲内となるよ
うに制御する。
【0046】電圧指令値制限部31の動作を示すフロー
チャートを図5に示し、電圧指令値制限部31の動作説
明図を図6に示す。電圧指令値制限部31は、電圧指令
値Vd*の絶対値を、その制限値Vdlimと比較する(ステ
ップS11)。
【0047】電圧指令値Vd*の絶対値を制限値Vdlim
比較した結果、d軸の電圧指令値Vd*の絶対値がd軸の
電圧指令制限値Vdlimを越えたとき、電圧指令値制限部
31は、電圧指令値Vd*が0以上か否かを判別する(ス
テップS12)。
【0048】電圧指令値Vd*が0以上の値であると判別
された場合、電圧指令値制限部31は、電圧指令値Vd*
に制限値としてVdlimをセットする(ステップS1
3)。電圧指令値Vd*が0より小さい値であると判別さ
れた場合、電圧指令値制限部31は、電圧指令値Vd*
制限値として−Vdlimをセットする(ステップS1
4)。
【0049】次に、電圧指令制限値供給部32は、予め
設定された制限値Vlimを電圧指令値制限部31に供給
し、電圧指令値制限部31は、電圧指令値Vd*とVq*
の合成ベクトルの長さV *の2乗値V *2を演算し
(ステップS15)、合成ベクトルの長さV *の2乗
値V *2が、電圧指令制限値供給部32から供給され
た制限値Vlimの2乗値Vlim 以上であるか否かを判別
する(ステップS16)。この制限値Vlimは、電圧指
令値Vd*とVq*との合成ベクトルの長さV *を制限す
るための値である。合成ベクトルの長さV *を制限す
る理由は、以下の通りである。インバータ回路24が供
給しうる最大出力電圧は、回転座標系では、最大出力電
圧を半径とする円で表される。従って、PMモータ27
に供給する電圧ができるだけ最大となるように制御しよ
うとすると、回転座標系における電圧指令値Vd*とVq*
との合成ベクトルの長さV *が、インバータ回路24
が供給しうる電圧範囲を超えるおそれがある。しかし、
前述したように合成ベクトルの長さV *が、この電圧
範囲を超えると、PMモータ27に供給される電流I
u、Iv、Iwの波形が乱れてしまい、PMモータ27の
制御が安定しなくなる。従って、合成ベクトルの長さV
*がこの電圧範囲を超えないようにする必要がある。
これが合成ベクトルの長さV *を制限する理由であ
り、制限値Vlimは、合成ベクトルの長さV *が、前記
インバータ回路24の最大出力電圧を超えないように予
め設定された値である。また、合成ベクトルの長さV
*と制限値Vlimとの比較を、それぞれ、2乗した値で行
うのは、平方根を求める演算より処理ステップを削減で
きるからである。合成ベクトルの長さV *の2乗値V
*2が制限値Vlimの2乗値Vlim 未満であると判別
された場合、電圧指令値制限部31は、この処理を終了
させる。
【0050】また、合成ベクトルの長さV *の2乗値
*2が制限値Vlimの2乗値Vlim 以上であると判
別された場合、電圧指令値制限部31は、q軸の電圧指
令値Vq*が0以上であるか否かを判別する(ステップS
17)。電圧指令値Vq*が0以上であると判別された場
合、電圧指令値制限部31は、次の数式3に従って電圧
指令値Vq*を設定する(ステップS18)。
【数3】
【0051】また、電圧指令値Vq*が0より小さいと判
別された場合、電圧指令値制限部31は、次の数式4に
従って電圧指令値Vq*を設定する(ステップS19)。
【数4】 電圧指令値制限部31は、このように設定した電圧指令
値Vd*、Vq*を、電圧指令値座標変換部33に出力す
る。
【0052】電圧指令値座標変換部33は、回転座標系
における電圧指令値Vd*と電圧指令値Vq*とを、回転子
位置検出器28によって検出された回転角θに基づい
て、静止座標系の二相電圧指令値Vα*、Vβ*に変換す
る。
【0053】変換は、次の数式5に基づいて行われる。
【数5】Vα=Vd×cosθ−Vq×sinθ Vβ=Vd×sinθ+Vq×cosθ さらに電圧指令値座標変換部33は、二相電圧指令値V
α*、Vβ*を、三相電圧指令値Vu*、Vv*、Vw*に変換
する。
【0054】変換は、次の数式6に従って行われる。
【数6】 電圧指令値座標変換部33は、変換された三相電圧指令
値Vu*、Vv*、Vw*をインバータ回路24に出力する。
インバータ回路24は、この三相電圧指令値Vu*、V
v*、Vw*に基づいてPWM制御を行い、交流電圧をPM
モータ27に出力する。
【0055】PMモータ27には、電圧Vu、Vv、Vw
が、制限が加えられずに供給され、電流Iu、Iv、Iw
の波形は必ず正弦波となる。
【0056】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、回転座標系において、電圧指令値Vd*、合成ベクト
ルの長さV *を、それぞれの制限値内となるように制
限している。従って、静止座標系の電圧指令値Vu*、V
v*、Vw*は、PMモータ27へ供給される交流の供給電
圧以下となり、制限が加わらなくなる。そして、静止座
標系の電圧指令値Vu*、Vv*、Vw*に制限が加わらなけ
れば、電流Iu、Iv、Iwの波形は乱れなくなり、PM
モータ27に供給される電流の波形を本来の波形である
正弦波にすることができる。さらに、PMモータ27に
供給する電流の波形が正弦波となれば、フィードバック
制御が行われても電圧指令値Vu*、Vv*、Vw*は乱れな
くなるので、PMモータ27の制御を安定させることが
できる。
【0057】また、大きなトルクが必要になった場合、
d軸の電圧指令値Vd*を優先的に制限し、q軸の電圧指
令値Vq*を、インバータ回路24が出力可能な最大電圧
となるように制限するようにしているので、トルク電流
Iqを最大限に増やすことができ、最大限のトルクを引
き出すことができる。
【0058】尚、本実施の形態では、回転子位置検出器
28によって検出された回転角θに基づいて静止座標系
から回転座標系への座標変換を行うようにし、三相電圧
指令値Vu*、Vv*、Vw*を求めているので、位相ずれは
生じない。
【0059】尚、本発明を実施するにあたっては、種々
の形態が考えられ、上記実施の形態に限られるものでは
ない。電源は三相交流電源には限られず、単相交流電源
またはバッテリ等の直流電源で駆動することもできる。
直流電源の場合、整流回路22、直流リンク回路23を
用いなくてもよい。また、本発明を、電圧及び電流を二
相の直交座標に変換して制御するような電力変換器にも
適用することができる。
【0060】また、例えば、交流電動機は、PMモータ
に限られるものではなく、交流電動機に誘導電動機を用
いてもよい。但し、誘導電動機では、すべりがあるの
で、このすべりを考慮して回転角θを求める必要があ
る。
【0061】また、電圧指令値Vq*を制限してから、合
成ベクトルの長さV *を制限するようにすることもで
きる。また、最大出力電圧の制限値Vlim及び電圧指令
値Vd*の制限値Vdlimは、必ずしも固定値でなくてもよ
く、例えば変調方式、負荷の特性、使用状況に応じて制
限値Vlim、Vdlimを変化させることもできる。また、
V相の電流Ivを、本実施の形態のようにU相、W相の
電流Iu、Iwから演算により求めるようにしなくてもよ
く、直接検出するようにすることもできる。
【0062】次に、第2の実施の形態について説明す
る。第2の実施の形態は、PMモータの可変速範囲内で
最大限のトルクを引き出せるように、制限値を調整する
ようにしたものである。尚、第2の実施の形態に係る交
流電動機のベクトル制御装置は、図1と同様の構成であ
るので、ここでは、構成の説明は省略する。
【0063】次に、第2の実施の形態の動作を説明す
る。第2の実施の形態の動作説明図を図7に示す。尚、
制限値Vdlim1は、静止座標系における三相電圧指令値
Vu*、Vv*、Vw*がPMモータ27に供給可能な電圧を
越えないように設定された制限値とする。
【0064】電圧指令制限値供給部32は、電圧指令値
制限部31に供給する制限値として、Vdlim1よりも小
さいVdlim2を供給する。電圧指令値制御部31は、電
圧指令制限値供給部32から供給された制限値V dlim2
に基づいて、トルク軸上の電圧指令値Vq*を高めるべく
電圧指令値Vd*とVq*とを調整する。
【0065】即ち、電圧指令値制限部31は、電圧指令
値Vd*の絶対値を、その制限値Vdl im2と比較する(ス
テップS11)。電圧指令値Vd*の絶対値を制限値V
dlim2と比較した結果、d軸の電圧指令値Vd*の絶対値
がd軸の電圧指令制限値Vdlim2を越えている場合、電
圧指令値制限部31は、電圧指令値Vd*が0以上か否か
を判別する(ステップS12)。
【0066】電圧指令値Vd*が0以上の値であると判別
された場合、電圧指令値制限部31は、電圧指令値Vd*
に制限値としてVdlim2をセットする(ステップS1
3)。
【0067】次に、電圧指令値制限部31は、電圧指令
値Vd*とVq*との合成ベクトルの長さV *の2乗値V
*2を演算し(ステップS15)、合成ベクトルの長
さV *の2乗値V *2が制限値Vlimの2乗値Vlim
以上であるか否かを判別する(ステップS16)。
【0068】合成ベクトルの長さV *の2乗値V *2
が制限値Vlimの2乗値Vlim 未満であると判別された
場合、電圧指令値制限部31は、この処理を終了させ
る。
【0069】電圧指令値制限部31が、このように電圧
指令値Vd*に制限値としてVdlim2をセットすることに
より、d軸上の電圧指令値Vd*は、Vd1*よりも小さく
なり、Vd2*となる。一方、q軸上の電圧指令値Vq
*は、Vq1*よりも大きくなってVq2*となる。
【0070】そして、電圧指令値座標変換部33は、電
圧指令値制限部31によって制限された回転座標系にお
ける電圧指令値Vd2*とVq2*とを、静止座標系における
三相電圧指令値Vu*、Vv*、Vw*に変換し、変換した三
相電圧指令値Vu*、Vv*、Vw*をインバータ回路24に
出力する。
【0071】このような三相電圧指令値Vu*、Vv*、V
w*がインバータ回路24に供給されると、トルク電流I
qは、合成ベクトルの長さV1 *が制限値Vlim以下で最大
電流になり、PMモータ27の可変速範囲内で最大限の
トルクが引き出されることになる。
【0072】以上説明したように、第2の実施の形態に
よれば、電圧指令制限値供給部32が、電圧指令値制限
部31に供給する制限値として、Vdlim1よりも小さい
dli m2を供給するようにしたので、トルク電流Iqを最
大にして、PMモータ27の可変速範囲内で最大限のト
ルクを引き出すことができる。そして、インバータ回路
24の最大出力電圧付近で駆動した場合でも、合成ベク
トルの長さV *が制限値Vlim以下になるため、PMモ
ータ27を安定して制御することができ、制御特性は維
持される。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
交流電動機に供給される交流電流の電流波形は、本来の
波形又はそれに近い波形となる。そして、電流波形が本
来の波形又はそれに近い波形となれば、制御特性を向上
させることができ、交流電動機を安定して制御すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る交流電動機の
ベクトル制御装置の構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態に係るインバータ回路の構成
の一例を示す回路図である。
【図3】ベクトル制御の原理を示す説明図である。
【図4】静止座標系から回転座標系への座標変換を示す
説明図である。
【図5】第1の実施の形態に係る交流電動機のベクトル
制御装置の動作を示すフローチャートである。
【図6】第1の実施の形態に係る交流電動機のベクトル
制御装置の動作を示す説明図である。
【図7】第2の実施の形態に係る交流電動機のベクトル
制御装置の動作を示す説明図である。
【図8】従来の交流電動機のベクトル制御装置の構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
24 インバータ回路 25 U相電流検出器 26 W相電流検出器 27 PMモータ 31 電圧指令値制限部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H560 BB04 BB12 DA07 DC12 EB01 EC01 RR01 SS01 UA03 XA02 XA05 XA10 XA12 XA13 5H576 BB04 CC01 DD02 DD07 EE01 EE11 GG01 GG04 HA02 HB02 JJ28 KK00 LL22 LL41

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電動機に流れる電流の測定値を、回転
    座標系の磁束軸上の磁化電流とトルク軸上のトルク電流
    とに変換し、それぞれの電流指令値との偏差に基づいて
    磁束軸上の電圧指令値とトルク軸上の電圧指令値とを演
    算する電圧指令値演算手段と、前記電圧指令値演算手段
    によって演算された磁束軸上の電圧指令値とトルク軸上
    の電圧指令値を、所定の電圧指令制限値以下の値に制限
    する電圧指令値制限手段と、前記電圧指令値制限手段に
    よって制限された磁束軸上の電圧指令値とトルク軸上の
    電圧指令値とを、静止座標系の電圧指令値に変換する電
    圧指令値座標変換手段と、前記電圧指令値座標変換手段
    により変換された静止座標系の電圧指令値に基づいて前
    記交流電動機に交流電圧を供給する交流供給手段と、を
    備えた交流電動機のベクトル制御装置において、 前記電圧指令値制限手段は、 前記電圧指令値演算手段によって演算された磁束軸及び
    トルク軸上の電圧指令値のいずれか一方を、所定の電圧
    指令制限値と比較する比較手段と、 前記比較手段により、前記電圧指令制限値を越えたと判
    定された電圧指令値を、前記電圧指令制限値以下の値に
    修正する電圧指令値修正手段と、 前記電圧指令値修正手段によって修正された電圧指令値
    と他方の電圧指令値との合成ベクトルの長さを、所定の
    ベクトル制限値と比較し、当該ベクトル制限値以上と判
    定された合成ベクトルの長さが、前記ベクトル制限値以
    下となるように、磁束軸上の電圧指令値とトルク軸上の
    電圧指令値とを演算し、演算した電圧指令値を前記電圧
    指令値座標変換手段に出力する電圧指令値出力手段と、
    を備えた、ことを特徴とする交流電動機のベクトル制御
    装置。
  2. 【請求項2】前記交流電動機は、永久磁石形同期電動機
    であることを特徴とする請求項1に記載の交流電動機の
    ベクトル制御装置。
  3. 【請求項3】前記磁束軸上の電圧指令値を制限する電圧
    指令制限値を前記電圧指令値制限手段に供給する電圧指
    令制限値供給手段を備えたことを特徴とする請求項1又
    は2に記載の交流電動機のベクトル制御装置。
  4. 【請求項4】前記電圧指令制限値供給手段は、前記合成
    ベクトルの長さが所定のベクトル制限値以下となる範囲
    内でトルク軸上の電圧指令値を高めるべく調整した磁束
    軸上の電圧指令制限値を前記電圧指令値制限手段に供給
    するように構成されたことを特徴とする請求項3に記載
    の交流電動機のベクトル制御装置。
  5. 【請求項5】交流電動機に流れる電流を測定し、 測定した電流値を、回転座標系の磁束軸上の磁化電流と
    トルク軸上のトルク電流とに変換し、 変換された磁束軸上の電圧指令値とトルク軸上の電圧指
    令値とのいずれか一方を、所定の電圧指令制限値と比較
    し、当該電圧指令制限値よりも大きいと判定された場合
    に、該電圧指令値を、前記電圧指令制限値以下の値に修
    正し、 修正された電圧指令値と他方の電圧指令値との合成ベク
    トルの長さを、所定のベクトル制限値と比較し、合成ベ
    クトルの長さが当該ベクトル制限値以上であると判定さ
    れた場合に、合成ベクトルの長さが前記ベクトル制限値
    以下になるような磁束軸上の電圧指令値とトルク軸上の
    電圧指令値とを求め、 求めた磁束軸上の電圧指令値とトルク軸上の電圧指令値
    とに基づいて、前記交流電動機に交流電圧を供給する、
    ことを特徴とする交流電動機のベクトル制御方法。
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