JP2018041848A - テープ貼着装置 - Google Patents

テープ貼着装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018041848A
JP2018041848A JP2016175122A JP2016175122A JP2018041848A JP 2018041848 A JP2018041848 A JP 2018041848A JP 2016175122 A JP2016175122 A JP 2016175122A JP 2016175122 A JP2016175122 A JP 2016175122A JP 2018041848 A JP2018041848 A JP 2018041848A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
separator
pin
substrate
slider
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016175122A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6827167B2 (ja
Inventor
明 亀田
Akira Kameda
明 亀田
聡 足立
Satoshi Adachi
聡 足立
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2016175122A priority Critical patent/JP6827167B2/ja
Publication of JP2018041848A publication Critical patent/JP2018041848A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6827167B2 publication Critical patent/JP6827167B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)
  • Wire Bonding (AREA)

Abstract

【課題】フィルム状部材から成る基板に貼着したテープ切片からセパレータを引き上げた際に基板の端部領域が引っ張り上げられてその部分が変形等してしまう事態を防止できるテープ貼着装置を提供することを目的とする。
【解決手段】基板2の端部領域2Rに貼着したテープ切片3SからセパレータSPを引き上げて剥離する剥離機構46が、基板2に貼着されたテープ切片3Sの端部から延びるセパレータSPの下面側に位置する剥離ピン107と、セパレータSPの上面側に位置する押さえピン108を備える。押さえピン108を剥離ピン107よりも下方に位置させ、セパレータSPを押さえピン108によってテープ切片3Sの上面に押し付けた状態で、剥離ピン107と押さえピン108を一体に水平方向に移動させることにより、押さえピン108によりテープ切片3Sを基板2に押し付けつつ剥離ピン107によってテープ切片3SからセパレータSPを引き上げる。
【選択図】図15

Description

本発明は、フィルム状部材から成る基板の端部領域に部品接合用のテープ切片を貼着するテープ貼着装置に関するものである。
液晶パネルの製造ラインでは、基板の端部領域に設けられた電極に駆動回路等の部品を搭載する前に、部品接合用のテープ切片を電極に貼着する。このようなテープ貼着作業を実行するテープ貼着装置は、基板の端部領域の下面をバックアップステージにより支持した後、テープ切片をその上面に貼り付けられたセパレータとともに押圧して貼着し、テープ切片からセパレータを引き上げて剥離する(下記の特許文献1参照)。
特開2014−107524号公報
しかしながら、上記従来のテープ貼着装置において、バックアップステージは基板の端部領域の下面を単に支持しているだけであった。このため、基板がガラス基板ではなくフレキシブル基板のように剛性の小さいフィルム状部材から成っている場合には、基板に貼着したテープ切片からセパレータを引き上げると基板の端部領域が引っ張り上げられ、その部分(基板の端部領域)が変形等してしまうおそれがあるという問題点があった。
そこで本発明は、フィルム状部材から成る基板に貼着したテープ切片からセパレータを引き上げた際に基板の端部領域が引っ張り上げられてその部分が変形等してしまう事態を防止できるテープ貼着装置を提供することを目的とする。
本発明のテープ貼着装置は、フィルム状部材から成る基板の端部領域をバックアップステージにより支持し、部品接合用のテープ切片をその上面に貼り付けられたセパレータとともに前記基板の前記端部領域に押圧して貼着した後、剥離機構によって、前記テープ切片から前記セパレータを引き上げて剥離するテープ貼着装置であって、前記剥離機構は、前記基板に貼着された前記テープ切片の端部から延びる前記セパレータの下面側に位置する剥離ピンと、前記セパレータの上面側に位置する押さえピンとを有し、前記押さえピンを前記剥離ピンよりも下方に位置させ、前記セパレータを前記押さえピンによって前記テープ切片の上面に押し付けた状態で、前記剥離ピンと前記押さえピンを一体に水平方向に移動させることにより、前記押さえピンにより前記テープ切片を前記基板に押し付けつつ前記剥離ピンによって前記テープ切片から前記セパレータを引き上げる。
本発明によれば、フィルム状部材から成る基板に貼着したテープ切片からセパレータを引き上げた際に基板の端部領域が引っ張り上げられてその部分が変形等してしまう事態を防止できる。
本発明の一実施の形態におけるテープ貼着装置の斜視図 本発明の一実施の形態におけるテープ貼着装置の平面図 本発明の一実施の形態におけるテープ貼着装置が備えるテープ貼着部の斜視図 本発明の一実施の形態におけるテープ貼着装置が備えるテープ貼着部の側面図 (a)(b)本発明の一実施の形態におけるテープ貼着装置が備える剥離機構の斜視図 (a)(b)本発明の一実施の形態におけるテープ貼着装置が備える剥離機構の分解斜視図 (a)(b)本発明の一実施の形態におけるテープ貼着装置が備える剥離機構の一部の斜視図 (a)(b)本発明の一実施の形態におけるテープ貼着装置の動作を説明する剥離機構の一部の側面図 (a)(b)本発明の一実施の形態におけるテープ貼着装置の動作を説明する剥離機構の一部の斜視図 本発明の一実施の形態におけるテープ貼着装置の制御系統を示すブロック図 本発明の一実施の形態におけるテープ貼着装置の斜視図 本発明の一実施の形態におけるテープ貼着装置が備えるバックアップステージにより基板を支持した状態を示す側面図 (a)(b)(c)(d)本発明の一実施の形態におけるテープ貼着装置により基板にテープ切片を貼着する動作を説明する図 (a)(b)本発明の一実施の形態におけるテープ貼着装置の動作を説明する剥離機構の一部の側面図 (a)(b)(c)本発明の一実施の形態におけるテープ貼着装置により基板にテープ切片を貼着する動作を説明する図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を示す。図1及び図2は本発明の一実施の形態におけるテープ貼着装置1を示している。このテープ貼着装置1は基板2の端部領域2Rに接合テープ3を所定長さに切断して成るテープ切片3Sを貼着する装置である。以下の説明では、作業者OPから見たテープ貼着装置1の左右方向をX軸方向とし、前後方向をY軸方向とする。また、上下方向をZ軸方向とする。
図1及び図2において、テープ貼着装置1は基台11上に基板移動部12とテープ貼着部13を備えている。基板移動部12は基台11の手前側(作業者OPの側)に設けられている。テープ貼着部13は基板移動部12の後方に設けられている。
図1及び図2において、基板2は矩形形状を有しており、フィルム状部材から成っている。基板2の端部領域2Rの上面には電極2dが設けられている。電極2dのX軸方向の両端部を挟む位置には一対の基板側マーク2mが設けられている。
図1及び図2において、基板移動部12は基板2を保持する基板保持テーブル21と、基板保持テーブル21を移動させるテーブル移動機構22を備えている。基板保持テーブル21はその上面に設けられた吸着孔(図示せず)において基板2の中央部2Cの下面を吸着して保持する。テーブル移動機構22は基板保持テーブル21を作動させて、基板保持テーブル21が保持した基板2をX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向に移動させる。
図1において、テープ貼着部13は、基台11上に設けられたベース部31に、ベースプレート32と、バックアップステージ33を備えている。ベースプレート32はXZ平面内を延びた形状を有しており、バックアップステージ33はベースプレート32の下方に位置している。ベースプレート32にはテープ供給部41、テープ送り部42、左右のテープ案内ローラ43、カッター部44、押圧機構45、剥離機構46及び撮像カメラ47が設けられている。
図3及び図4において、テープ供給部41は、ブラケット51、リール52、リール駆動モータ53、昇降プーリ54、固定プーリ55、ワイヤ部材56及び錘部材57を有している。ブラケット51は、ベースプレート32の左方上部に上方に延びて設けられている。リール52は、ブラケット51の左面側にX軸回りに回転自在に設けられている。リール駆動モータ53はブラケット51の右面側に設けられており、リール52をX軸回りに回転させる。リール52には、ACF(Anisotropic Conductive Film)等の部品接合用の接合テープ3にセパレータSPが貼り付けられて成るテープ部材TB(図1)が巻き付けられている。
図3及び図4において、昇降プーリ54は、ブラケット51に対して上下方向に移動自在に設けられている。固定プーリ55は、昇降プーリ54の上方に位置して設けられている。ワイヤ部材56は固定プーリ55に架け渡されており、ワイヤ部材56の一端は昇降プーリ54に連結されている。錘部材57はワイヤ部材56の他端に連結されている。
図3において、テープ送り部42は、送りローラ61、ピンチローラ62、送りローラ駆動モータ63及びテープ回収部64を備えている。送りローラ61はベースプレート32の前面の右側上部に、Y軸回りに回転自在に設けられている。ピンチローラ62は送りローラ61の上方に設けられている。送りローラ駆動モータ63は送りローラ61をY軸回りに回転させる。テープ回収部64は送りローラ61の下方において、ベースプレート32の前面に開口して設けられている。
図3において、左右のテープ案内ローラ43は、ベースプレート32の前面の最下部の左右位置に設けられている。リール52から上方に引き出されたテープ部材TBは昇降プーリ54に架け渡された後、ベースプレート32の左方を下方に延びている。左右のテープ案内ローラ43は、ベースプレート32の左方を下方に延びたテープ部材TBが水平方向(左方から右方)に向きを変え、セパレータSPを上にした水平姿勢でバックアップステージ33の上方を延びるようにテープ部材TBを案内する。
図3において、左右のテープ案内ローラ43によってバックアップステージ33の上方を水平方向に案内されたテープ部材TBは、ベースプレート32の右側を上方に延びた後、送りローラ61とピンチローラ62によって挟み込まれて、テープ回収部64に導かれている(但し、後述するように、テープ部材TBのうち接合テープ3はテープ切片3Sとして切り出され、左右のテープ案内ローラ43の中間部で基板2に貼着されてセパレータSPから分離するため、テープ回収部64に導かれるのはセパレータSPのみとなる)。昇降プーリ54は固定プーリ55に架け渡されたワイヤ部材56を介して錘部材57によって上方へ引っ張り上げられているため、リール52から引き出されたテープ部材TBには常時一定のテンションが作用している。
テープ部材TBにテンションが作用している状態から送りローラ駆動モータ63が送りローラ61を間欠回転させると、送りローラ61はピンチローラ62との間に挟んだテープ部材TBを一定距離だけ巻き取る。これによりテープ部材TBは送りローラ61が巻き取った一定距離だけ進行し、昇降プーリ54はテープ部材TBによって引き下げられる。昇降プーリ54が引き下げられると、リール駆動モータ53がリール52を回転させて、送りローラ61が巻き取った長さだけテープ部材TBを繰り出す。これにより昇降プーリ54はもとの高さの位置に復帰する。ここでは昇降プーリ54は、リール52から繰り出されたテープ部材TBのうち、送りローラ61によって送られる分の長さを確保するためのバッファとして機能している。送りローラ61が巻き取ったテープ部材TB(詳細にはセパレータSP)は、テープ回収部64が吸引して回収する。
図3において、カッター部44は、ベースプレート32の前面の左側下方に設けられている。カッター部44は、ベースプレート32の左方を下方に延びたテープ部材TBが左右のテープ案内ローラ43によってベースプレート32の上方を水平方向(左方から右方)に案内される過程において、セパレータSPを切断することなく接合テープ3を切断する。これによりセパレータSPの下面には送りローラ61によって送られる長さに相当する所定長さのテープ切片3Sが形成される。セパレータSPの下面に形成されたテープ切片3SはセパレータSPとともに右方に案内されて、セパレータSPを上にした(従って基板2への貼着面を下にした)水平姿勢で、バックアップステージ33の上方に位置される。
図3及び図4において、押圧機構45は、押圧シリンダ71と押圧ツール72を備えている。押圧シリンダ71はベースプレート32の前面の中央部に、ピストンロッド71Rを下方に向けた姿勢で取り付けられている。押圧ツール72はX軸方向に延びており、押圧シリンダ71のピストンロッド71Rの下端に取り付けられている。
図5(a),(b)及び図6(a)において、剥離機構46は、X軸方向に延びたモータ装着板81を備えている。モータ装着板81はベース部31に固定して設けられている。図5(a),(b)及び図6(b)において、モータ装着板81のX軸方向両端部には一対の側板82が前方に延びて設けられており、これら一対の側板82によって、モータ装着板81の前方に、X軸方向に延びたガイド部材83が支持されている。ガイド部材83には厚さ方向(Y軸方向)に貫通した溝孔83MがX軸方向に延びて設けられている。
図5(a),(b)及び図6(b)において、ガイド部材83の前面には横移動スライダ84が係合している。横移動スライダ84はガイド部材83に沿ってX軸方向にスライド自在である。ガイド部材83の前面左方には剥離シリンダ85が水平姿勢で取り付けられている。剥離シリンダ85は操作ロッド85Rを右方に向けている。横移動スライダ84は、剥離シリンダ85の操作ロッド85Rの右端に連結されている。
図5(a),(b)及び図6(a)において、モータ装着板81の前面の左右各所には、一対のスライドガイド81Gがそれぞれ上下方向に延びて設けられている。モータ装着板81の前面側には、X軸方向に延びた断面L字状のリフト部材86が取り付けられている。図6(a)に示すように、リフト部材86は垂直面86Vと、垂直面86Vの下端から前方に張り出してX軸方向(すなわち、剥離シリンダ85による横移動スライダ84の移動方向)に沿って延びた水平面86Hを有している。
図5(b)及び図6(a),(b)において、リフト部材86が備える垂直面86Vの背面側には、一対のスライド部材87が設けられている。一対のスライド部材87はそれぞれ、モータ装着板81に設けられたスライドガイド81Gと係合している。リフト部材86は、一対のスライド部材87が一対のスライドガイド81Gにガイドされて上下にスライドすることで、モータ装着板81に対して昇降する。図6(a),(b)及び図7(a),(b)において、リフト部材86の垂直面86Vの背面側の中央上部には、Y軸回りに回転自在なカムフォロワ88が設けられている。
図6(a),(b)において、モータ装着板81の背面側には昇降モータ91が装着されている。昇降モータ91は駆動軸91J(図6(a))を前方に向けており、モータ装着板81に設けられた駆動軸貫通孔81Hを前方に貫通させている。昇降モータ91の駆動軸91Jはリフト部材86の後方に位置する板カム92に連結されている。昇降モータ91は駆動軸91Jを回転させることで、板カム92をY軸回りに回転させる。
図6(a),(b)及び図7(a),(b)において、カムフォロワ88は板カム92の直上に位置しており、板カム92の外周のカム面と接触している。このため板カム92がY軸回りに回転すると、カムフォロワ88を介してリフト部材86が昇降する。すなわち本実施の形態において、リフト部材86は板カム92によって昇降されるようになっている。
図6(a)及び図7(a),(b)において、リフト部材86の垂直面86Vの背面側の両端部の上方位置には、一対のばね上端係止部93がそれぞれ後方に延びて設けられている。一方、モータ装着板81の前面側の両端部の下方位置には、一対のばね下端係止部94がそれぞれ前方に延びて設けられている。一対のばね上端係止部93と一対のばね下端係止部94のうち上下に対向するもの同士の間には、引っ張りばねから成るカム当接用ばね95の上下両端が係止されている。リフト部材86は一対のカム当接用ばね95によってモータ装着板81に対して下方に付勢されており、カムフォロワ88は板カム92のカム面から離間することなく板カム92の回転に従って昇降し、リフト部材86はカムフォロワ88の回転位置に応じた高さ位置に位置する。
図5(a),(b)及び図6(b)において、横移動スライダ84の前面には昇降スライダ101が設けられている。昇降スライダ101の背面には上下方向に延びたスライド突起101T(図6(b))が設けられている。スライド突起101Tは、横移動スライダ84の前面を上下方向に延びたガイド溝84M(図6(b))で移動自在であり、これにより昇降スライダ101は横移動スライダ84に対して昇降自在となっている。
図6(b)及び図7(a),(b)において、昇降スライダ101の右端部から後方延出部102が後方に延びて設けられている。後方延出部102は横移動スライダ84の右方を後方に延びてガイド部材83に設けられた溝孔83Mを後方に貫通している。後方延出部102の後端部から水平後方に延びたローラ軸102J(図6(b))には移動用ローラ103(ローラ部材)が設けられている。移動用ローラ103はリフト部材86の水平面86Hに上方から当接している。このため昇降スライダ101はリフト部材86とともに昇降する。また、昇降スライダ101は、剥離シリンダ85によって横移動スライダ84がX軸方向に移動されると、横移動スライダ84とともに、X軸方向に移動する。このとき昇降スライダ101は、後方延出部102をガイド部材83の溝孔83M内で移動させ、移動用ローラ103はリフト部材86の水平面86H上で転動する。
図6(b)において、昇降スライダ101には、上方に延びた後に右方に張り出して延びたばね上端係止ピン104が設けられている。一方、横移動スライダ84には右方に張り出した後に前方に延びたばね下端係止ピン105が設けられている。ばね上端係止ピン104とばね下端係止ピン105の間には、引っ張りばねから成る付勢ばね106の上下両端が係止されている(図7(a),(b)も参照)。これにより昇降スライダ101は、付勢ばね106によって、横移動スライダ84に対して下方に(移動用ローラ103をリフト部材86の水平面86Hに当接させる方向に)付勢された状態となっている。
図5(a),(b)、図6(b)及び図7(a),(b)において、横移動スライダ84の上端部には剥離ピン107が取り付けられており、昇降スライダ101の上端部には押さえピン108が取り付けられている。剥離ピン107と押さえピン108はともに前方に(すなわち互いに平行に)延びている。ここで、剥離ピン107と押さえピン108が前方、すなわちY軸方向に延びているのは、基板2に貼着されるテープ切片3Sに貼付けられているセパレータSPの延びる方向が左右方向(X軸方向)であり、これと直交する方向となるようにしたものである。
昇降モータ91の駆動軸91Jが回転して板カム92がY軸回りに回転すると、板カム92のカム面と当接したカムフォロワ88を介してリフト部材86がモータ装着板81に対して昇降する。板カム92の回転軸からの距離が最も長い外縁部が上方に向く回転位置に位置しているとき、リフト部材86は最大高さ位置に位置する(図7(a)及び図8(a))。一方、板カム92の回転軸からの距離が最も短い外縁部が上方に向かって延びた回転位置に位置しているとき、リフト部材86は最小高さ位置にする(図7(b)及び図8(b))。
リフト部材86が最大高さ位置に位置しているとき、リフト部材86によって昇降される昇降スライダ101も最大高さ位置に位置する。このとき押さえピン108は、剥離ピン107とほぼ同じ高さの位置に位置する(図7(a)及び図8(a))。リフト部材86が最大高さ位置から最小高さ位置に向かって下降すると(図8(b)中に示す矢印A)、昇降スライダ101も最大高さ位置から下降する。そして、押さえピン108も下降し(図8(b)中に示す矢印B)、剥離ピン107よりも下方に位置する(図7(b)及び図8(b))。
このように、昇降モータ91に板カム92を回転させると、リフト部材86及び移動用ローラ103及び昇降スライダ101を介して押さえピン108が昇降する。すなわち本実施の形態において、昇降モータ91は、板カム92、リフト部材86及び移動用ローラ103を含んで構成されるカム機構109(図8(a))を介して昇降スライダ101を(すなわち押さえピン108を)昇降させるようになっている。
図9(a),(b)において、剥離シリンダ85が操作ロッド85Rを作動させると、横移動スライダ84は昇降スライダ101とともにX軸方向(すなわちセパレータSPが延びる水平方向)に移動する。これにより昇降スライダ101に取り付けられた押さえピン108は、横移動スライダ84に取り付けられた剥離ピン107とともに、ベースプレート32の下方をX軸方向に移動する。
昇降スライダ101がX軸方向に移動するとき、昇降スライダ101の後方延出部102に取り付けられた移動用ローラ103は、常に、リフト部材86の水平面86Hの上方をX軸方向に移動する。このため昇降スライダ101のX軸方向の位置の如何によらず、リフト部材86の昇降動作によって押さえピン108を昇降させることができる。
図3において、剥離ピン107は、基板2に貼着されたテープ切片3Sの端部(右端部)から延びるセパレータSPの下面側に位置している。一方、押さえピン108は剥離ピン107の左方において、セパレータSPの上面側に位置している。すなわちセパレータSPは、押圧ツール72の右方において、剥離ピン107と押さえピン108によって挟まれた状態となっている。
図3及び図4において、撮像カメラ47はブラケット51に設けられている。撮像カメラ47は、撮像視野を下方に向けており、左右のテープ案内ローラ43の間を水平方向に延びるテープ部材TBの前方において、撮像視野内に位置した基板側マーク2mを上方から撮像する。
図10において、テープ貼着装置1が備える制御部110は、テーブル移動機構22による基板保持テーブル21の移動、カッター部44による接合テープ3の切断、撮像カメラ47による撮像、リール駆動モータ53によるリール52の間欠回転、送りローラ駆動モータ63による送りローラ61の間欠回転の各動作の制御を行う。また、制御部110は、押圧シリンダ71による押圧ツール72の昇降、剥離シリンダ85による剥離ピン107及び押さえピン108の横方向(X軸方向)移動及び昇降モータ91による押さえピン108の昇降の各動作の制御を行う。
図10において、2つの撮像カメラ47の撮像によって得られた画像データは制御部110に送られ、画像認識処理がなされる。制御部110には入出力装置としてのタッチパネル111が接続されており、作業者OPはタッチパネル111を通じてテープ貼着装置1に所要の入力を行うことができる。また作業者OPは、タッチパネル111を通じてテープ貼着装置1に関する各種情報を得ることができる。
次に、テープ貼着装置1により基板2にテープ切片3Sを貼着するテープ貼着作業の実行手順を説明する。テープ貼着作業では先ず、基板保持テーブル21が上流工程側から送られてきた基板2を受け取ってその中央部2Cを吸着保持する。
基板保持テーブル21が基板2の中央部2Cを吸着保持したら、テーブル移動機構22が作動して基板保持テーブル21を移動させ、基板2が有する2つの基板側マーク2mを撮像カメラ47に順次撮像させる。撮像カメラ47が2つの基板側マーク2mを撮像したら、テーブル移動機構22は、基板2の端部領域2Rの下面をバックアップステージ33の上面33Sに支持させる(図11及び図12)。
基板2の端部領域2Rがバックアップステージ33の上面33Sに支持されたら、制御部110は、送りローラ駆動モータ63によってテープ送りローラ61を間欠回転させるとともに、リール駆動モータ53によってリール52を間欠回転させることによって、テープ部材TBを一定距離ずつ進行させる。また、これと同時に制御部110はテープ回収部64に吸引動作を行わせ、使用済みのテープ部材TB(セパレータSP)を回収する。
制御部110は上記のようにテープ部材TBを一定距離ずつ進行させつつ、テープ送りローラ61の間欠回転に同調してカッター部44に接合テープ3を切断させることで、セパレータSPの下面に所定長さのテープ切片3Sを形成していく。テープ部材TBが一定距離ずつ間欠送りされることで、セパレータSPの下面に形成されたテープ切片3Sは、セパレータSPを上にした水平姿勢で押圧ツール72の下方(バックアップステージ33の上方)を通過する。
左右のテープ案内ローラ43によってテープ部材TBが案内され、セパレータSPの下面に形成された複数のテープ切片3Sの列のうち、進行方向の先頭部に位置するものが押圧ツール72の下方位置に位置したら(図13(a))、制御部110は押圧シリンダ71を作動させて押圧ツール72を下降させ(図13(b)中に示す矢印C1)、押圧ツール72によってテープ切片3SをセパレータSPとともに押し下げる。これにより、バックアップステージ33により下面が支持された基板2の電極2dにテープ切片3Sが押圧され(図13(b))、接合テープ3は基板2の電極2dに貼着される。
接合テープ3が基板2の電極2dに貼着されたら、制御部110は押圧シリンダ71を作動させて押圧ツール72を上昇させる(図13(c)。図中に示す矢印C2)。押圧ツール72が上昇したら、制御部110は剥離シリンダ85を作動させ、横移動スライダ84を押圧ツール72の右方から左方に移動させる(図13(d)中に示す矢印D)。剥離シリンダ85が横移動スライダ84を移動させている間、昇降モータ91は板カム92を回転させてリフト部材86を最大高さ位置から最小高さ位置まで下降させ、押さえピン108がセパレータSPを押し下げながら下降してテープ切片3Sの右端部の上面に当接するように、昇降スライダ101を下降させる(図14(a)→図14(b)。図15(a))。
ここで、押さえピン108は、リフト部材86が最小高さ位置に達する前に、テープ切片3Sの上面に当接するようになっている。このため、リフト部材86の下降によって(図14(a),(b)中に示す矢印E)、押さえピン108はテープ切片3Sの上面に当接した後は(図14(b))、昇降スライダ101はそれ以上下降することはなく、移動用ローラ103はリフト部材86の水平面86Hから離間する。そして、押さえピン108は付勢ばね106の付勢力を受けて下方に付勢され、セパレータSPを介してテープ切片3Sを基板2の上面に押し付ける(図14(b)中に示す矢印F)。
押さえピン108がセパレータSPを介してテープ切片3Sを基板2の上面に押し付けた状態で、剥離シリンダ85が横移動スライダ84を左方に移動させると、剥離ピン107と押さえピン108は、テープ切片3Sの上方をX軸方向に通過する。これによりセパレータSPは剥離ピン107によってテープ切片3Sの上面から引き上げられ、テープ切片3Sから剥離する(図15(a)→図15(b))。このとき、セパレータSPはテープ切片3Sとの間の粘着力によってテープ切片3Sを上方に引っ張り上げようとするが、セパレータSPは、押さえピン108によって基板2に押し付けられているので、テープ切片3Sは基板2から引っ張り上げられてしまうことはない。
このように本実施の形態におけるテープ貼着装置1では、フィルム状部材から成る基板2の端部領域2Rに貼着したテープ切片3SからセパレータSPを引き上げて剥離する剥離機構46が、基板2に貼着されたテープ切片3Sの端部(ここでは右端部)から延びるセパレータSPの下面側に位置する剥離ピン107と、セパレータSPの上面側に位置する押さえピン108を有した構成となっている。そして、押さえピン108を剥離ピン107よりも下方に位置させ、セパレータSPを押さえピン108によってテープ切片3Sの上面に押し付けた状態で、剥離ピン107と押さえピン108を一体に水平方向(ここでは左方)に移動させることにより、押さえピン108によりテープ切片3Sを基板2に押し付けつつ剥離ピン107によってテープ切片3SからセパレータSPを引き上げるようになっている。
セパレータSPがテープ切片3Sから剥離したら、昇降モータ91は板カム92を回転させて、リフト部材86を最大高さ位置に復帰させる。これにより昇降スライダ101も最大高さ位置に復帰し、押さえピン108は上昇して剥離ピン107と同じ高さに位置する(図15(c))。
押さえピン108が剥離ピン107と同じ高さに位置したら、剥離シリンダ85は横移動スライダ84を右方に移動させて元の位置に復帰させる。横移動スライダ84が元の位置に復帰したら、テーブル移動機構22は基板保持テーブル21を手前側に移動させて、基板2を下流工程側への受渡し位置(基台11の手前側右方の位置)に位置させる。これによりテープ貼着作業が終了する。
以上説明したように本実施の形態におけるテープ貼着装置1では、押さえピン108によりテープ切片3Sを基板2に押し付けつつ剥離ピン107によってテープ切片3SからセパレータSPを引き上げる構成となっており、押さえピン108によってセパレータSPのテープ切片3Sからの浮き上がりを防ぎながらセパレータSPをテープ切片3Sからの剥離していくようになっている。このため、基板2がフィルム状部材から成る場合であっても、セパレータSPをテープ切片3Sから剥離する際にテープ切片3Sが基板2から引っ張り上げられてしまうことはなく、基板2の端部領域2Rが引っ張り上げられてその部分(端部領域2R)が変形等してしまう事態を防止できる。
フィルム状部材から成る基板に貼着したテープ切片からセパレータを引き上げた際に基板の端部領域が引っ張り上げられてその部分が変形等してしまう事態を防止できるテープ貼着装置を提供する。
1 テープ貼着装置
2 基板
2R 端部領域
3S テープ切片
33 バックアップステージ
46 剥離機構
84 横移動スライダ
85 剥離シリンダ
86 リフト部材
86H 水平面
91 昇降モータ
92 板カム
101 昇降スライダ
103 移動用ローラ(ローラ部材)
106 付勢ばね
107 剥離ピン
108 押さえピン
109 カム機構
SP セパレータ

Claims (4)

  1. フィルム状部材から成る基板の端部領域をバックアップステージにより支持し、部品接合用のテープ切片をその上面に貼り付けられたセパレータとともに前記基板の前記端部領域に押圧して貼着した後、剥離機構によって、前記テープ切片から前記セパレータを引き上げて剥離するテープ貼着装置であって、
    前記剥離機構は、前記基板に貼着された前記テープ切片の端部から延びる前記セパレータの下面側に位置する剥離ピンと、前記セパレータの上面側に位置する押さえピンとを有し、前記押さえピンを前記剥離ピンよりも下方に位置させ、前記セパレータを前記押さえピンによって前記テープ切片の上面に押し付けた状態で、前記剥離ピンと前記押さえピンを一体に水平方向に移動させることにより、前記押さえピンにより前記テープ切片を前記基板に押し付けつつ前記剥離ピンによって前記テープ切片から前記セパレータを引き上げることを特徴とするテープ貼着装置。
  2. 前記剥離機構は、前記剥離ピンが取り付けられた横移動スライダと、前記横移動スライダに対して昇降自在に設けられて前記押さえピンが取り付けられた昇降スライダと、前記横移動スライダを前記昇降スライダとともに前記セパレータが延びる水平方向に移動させる剥離シリンダと、カム機構を介して前記押さえピンを昇降させる昇降モータとを備えたことを特徴とする請求項1に記載のテープ貼着装置。
  3. 前記カム機構は、前記昇降モータによって回転される板カムと、前記剥離シリンダによる前記横移動スライダの移動方向に沿って延びる水平面を有し、前記板カムによって昇降されるリフト部材と、前記昇降スライダから延び、端部に前記リフト部材の前記水平面上を転動するローラ部材とを含んで構成されることを特徴とする請求項2に記載のテープ貼着装置。
  4. 前記押さえピンは、前記横移動スライダと前記昇降スライダとの間に設けられた付勢ばねに付勢されて前記セパレータを介して前記テープ切片を前記基板の上面に押し付けることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のテープ貼着装置。
JP2016175122A 2016-09-08 2016-09-08 テープ貼着装置 Active JP6827167B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016175122A JP6827167B2 (ja) 2016-09-08 2016-09-08 テープ貼着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016175122A JP6827167B2 (ja) 2016-09-08 2016-09-08 テープ貼着装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018041848A true JP2018041848A (ja) 2018-03-15
JP6827167B2 JP6827167B2 (ja) 2021-02-10

Family

ID=61626520

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016175122A Active JP6827167B2 (ja) 2016-09-08 2016-09-08 テープ貼着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6827167B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP6827167B2 (ja) 2021-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4097679B2 (ja) カバーレイフィルム貼り合わせ装置
JP2012084688A (ja) 両面粘着テープ貼付け方法および両面粘着テープ貼付け装置
WO2011158476A1 (ja) テープ貼付け装置およびテープ貼付け方法
US9894778B2 (en) ACF sticking method and ACF sticking apparatus
US20180068878A1 (en) Tape sticking apparatus and tape sticking method
CN114516444B (zh) 一种贴膜装置及贴膜方法
JP5838305B2 (ja) Acf貼着装置及びacf貼着方法
JP2018041848A (ja) テープ貼着装置
US8562778B2 (en) Tape adhering apparatus and tape adhering method
JP2012182442A (ja) 表示パネルモジュール組立装置、及び異方性導電材搬送装置
JP5938582B2 (ja) Acf貼り付け装置及びacf貼り付け方法
JP6393904B2 (ja) Acf貼着方法及びacf貼着装置
WO2012086132A1 (ja) テープ貼着装置及びテープ貼着方法
JP6040417B2 (ja) Acf貼着装置及びacf貼着方法
JP6393903B2 (ja) Acf貼着方法及びacf貼着装置
JP5418534B2 (ja) Acf貼着装置
JP4134850B2 (ja) 樹脂テープ貼付方法
KR20180038645A (ko) 커버레이 가접기
JPH07287245A (ja) 異方性導電膜貼付装置
JP2012059799A (ja) 異方性導電膜圧着装置
JP6326626B2 (ja) Acf貼付装置
JP2017107926A (ja) 電子部品実装装置
JP6596666B2 (ja) 部品圧着装置
JP2012227238A (ja) Acf貼着装置
JP2000105389A (ja) 液晶表示パネルのacf貼着装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20190118

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190710

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200714

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200903

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201201

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201214

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6827167

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151