JP2018041718A - 燃料電池モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】水添脱硫器における脱硫効率の向上が可能な燃料電池モジュールを提供する。【解決手段】本実施形態に係る燃料電池モジュールは、水添脱硫触媒により燃料ガスを脱硫する水添脱硫器と、脱硫した燃料ガスを用いて水素含有ガスを生成する改質器と、燃料電池セルを積層して構成されるセルスタックであって、水素含有ガスと酸素含有ガスとを用いて発電するセルスタックと、セルスタックで消費されなかった水素含有ガス及び酸素含有ガスの燃焼で生じた排ガスを排出する排ガス流路部と、排ガス流路部との熱交換により酸素含有ガスを予熱する空気予熱流路部であって、水添脱硫器とセルスタックとの間に配置される空気予熱流路部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、燃料電池モジュールに関する。
次世代発電システムとして、水素含有ガスと酸素含有ガスとを用いて発電する燃料電池モジュールが知られている。この燃料電池モジュールには、その収納容器内に固体酸化物燃料電池セルが収納されている。
また、固体酸化物燃料電池セルに供給される水素含有ガスには、一般に流通している天然ガスや石油ガスなどの燃料ガスが使用されている。この燃料ガスに含まれる硫黄成分が改質触媒や固体酸化物燃料電池セルに供給されると、改質触媒や固体酸化物燃料電池セルを劣化させてしまう。そのため、脱硫器で脱硫された燃料ガスを、改質器や固体酸化物形燃料電池セルに供給するようにしている。この脱硫器には、常温脱硫触媒が一般的に用いられている。
脱硫器を小型化するために、常温脱硫触媒よりも体積あたりの脱硫効率が高い水添脱硫触媒が用いられてきている。この水添脱硫触媒を利用するには、200〜400℃の熱源が必要とされる。さらに、水添脱硫触媒に水などの液体が入ると、液体が蒸発する際に水添脱硫触媒を劣化させて脱硫効率を低下させてしまう恐れがある。
特開2011−159485号公報 特開2011−216308号公報
本発明が解決しようとする課題は、水添脱硫器における脱硫効率の向上が可能な燃料電池モジュールを提供することである。
本実施形態に係る燃料電池モジュールは、水添脱硫触媒により燃料ガスを脱硫する水添脱硫器と、前記脱硫した燃料ガスを用いて水素含有ガスを生成する改質器と、複数の燃料電池セルを積層して構成されるセルスタックであって、前記水素含有ガスと酸素含有ガスとを用いて発電するセルスタックと、前記セルスタックで消費されなかった前記水素含有ガス及び前記酸素含有ガスの燃焼で生じた排ガスを排出する排ガス流路部と、前記排ガス流路部と隣接して配置され、当該排ガス流路部との熱交換により前記酸素含有ガスを予熱する空気予熱流路部であって、前記水添脱硫器と前記セルスタックとの間に配置される空気予熱流路部と、を備える。
本発明により、水添脱硫器の脱硫効率を向上させることができる。
図1(a)は、第1実施形態に係る燃料電池モジュールの側面断面図であり、図1(b)は、同正面断面図である。 図1で示した箇所(入口、T2、T3、出口)で測定した温度を示す表。 図3(a)は、第2実施形態に係る燃料電池モジュールの側面断面図であり、図3(b)は、同正面断面図である。 図4(a)は、第3実施形態に係る燃料電池モジュールの側面断面図であり、図4(b)は、同正面断面図である。 図5(a)は、第4実施形態に係る燃料電池モジュールの側面断面図であり、図5(b)は、同正面断面図である。 図6(a)は、第5実施形態に係る燃料電池モジュールの側面断面図であり、図6(b)は、同正面断面図である。 図7(a)は、第6実施形態に係る燃料電池モジュールの側面断面図であり、図7(b)は、同正面断面図である。 図8(a)は、第7実施形態に係る燃料電池モジュールの側面断面図であり、図8(b)は、同正面断面図である。 図9(a)は、第8実施形態に係る燃料電池モジュールの側面断面図であり、図9(b)は、同正面断面図である。 燃料ブロワの駆動制御のフローチャートを示す図。 図11(a)は、第9実施形態に係る燃料電池モジュールの側面断面図であり、図11(b)は、同正面断面図である。 図12(a)は、第10実施形態に係る燃料電池モジュールの側面断面図であり、図12(b)は、同正面断面図である。 図13(a)は、第11実施形態に係る燃料電池モジュールの側面断面図であり、図13(b)は、同正面断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。本実施形態は、本発明を限定するものではない。
(第1実施形態)
第1実施形態に係る燃料電池システムは、水添脱硫器とセルスタックとの間に空気予熱流路部を配置し、空気予熱流路部内の酸素含有ガスの流れを調整することで、水添脱硫器に空気予熱流路部から伝導する熱を均一化し、脱硫効率の向上を図ったものである。より詳しく、以下に説明する。
(構成)
図1は、第1実施形態に係る燃料電池モジュール1の構成を示す概略図であり、図1(a)は、燃料電池モジュール1の側面断面図であり、また、図1(b)は、燃料電池モジュール1の正面断面図である。
この図1に示すように、燃料電池モジュール1は、炭化水素系の燃料を改質して生成された水素含有ガス及び酸素含有ガスを用いて発電を行う。より具体的には、燃料電池モジュール1は、水添脱硫器100と、改質器200と、セルスタック300と、燃焼部400と、排ガス流路部500と、空気予熱流路部600と、収納容器700とを、備えている。
水添脱硫器100は、水添脱硫触媒により燃料ガスを脱硫する。すなわち、水添脱硫器100は、200〜400℃で機能し、硫黄などの腐臭剤を添加している燃料ガスを脱硫して硫黄成分を除去し、脱硫燃料ガスを生成する。より詳細な構成は後述する。
脱硫燃料ガス管102は、水添脱硫器100から水平に延び、その後に垂直上方向に延びて、改質器200に連通している。これにより、水添脱硫器100は、脱硫燃料ガス管102を介して、水添脱硫器100で生成された脱硫燃料ガスを改質器200に供給する。また、脱硫燃料ガス管102は、毛管力により水を閉塞できる内径を有している。この内径は、例えば4.35mm(外径1/4インチ)である。
より具体的には、脱硫燃料ガス管102の脱硫燃料ガスの流れは、水添脱硫器100から改質器200に向けて常に水平もしくは垂直上方向を向いている。つまり、脱硫燃料ガスの流れが垂直方向下向きになることはなく、且つ、毛管力により水が閉塞できる細さである。また、この脱硫燃料ガス管102には、水添脱硫器100への脱硫燃料ガスの供給停止後に、水が供給される。これにより、脱硫燃料ガス管102の有する毛管力により、水添脱硫器100の出口を閉塞する。
改質器200には、水供給管202を介して水が供給される。この水供給管202は、脱硫燃料ガス管102と合流部203で合流している。改質器200は、水供給管202を介して供給された水から水蒸気を生成する。すなわち、改質器200は、400〜700℃で機能し、水供給管202を介して供給された水と、脱硫燃料ガス管102を介して供給された脱硫燃料ガスとを用いて、水素含有ガスを生成する。この水素含有ガスは、改質器200と、セルスタック300とに連通している水素ガス管204を介してセルスタック300に供給される。
改質器200の内部に備える改質触媒としては、例えばアルミナやコージェライト等の多孔質担体にRu、Pt等の貴金属やNi、Fe等の卑金属を担持させた改質触媒等が用いられる。改質器200の温度が十分に上昇しないと、プロパンやエタンなど、炭素原子が2以上(C2以上)で構成されるガスが十分に改質されない。この場合に、炭素原子が2以上で構成されるガスがセルスタック300に供給されると、セルスタック300に炭素析出が生じ、セルスタック300が劣化するおそれがある。
セルスタック300は、複数の燃料電池セルを積層して構成され、改質器200から供給される水素含有ガスと、空気予熱流路部600を介して供給される酸素含有ガス(空気)とを用いて、発電を行う。ここでの燃料電池セルは、図1(b)において、手前から奥行き方向に向けて、つまり、図1(a)の幅方向に、積層されている。
本実施形態においては、セルスタック300の燃料電池セルは、例えば500〜1000℃の高温で動作する固体酸化物燃料電池セルで構成されている。これらの複数の燃料電池セルのそれぞれは電気的に接続されている。また、燃料電池セルのそれぞれは、燃料極と、酸化剤極とを、有する。そして、これら複数の燃料電池セルは、化学式1で示す反応により発電する。水素含有ガスは、燃料極側のガス流路を流れ、燃料極反応をおこす。酸素含有ガスは、酸化剤極側のガス流路を流れ、酸化剤極反応をおこす。
(化学式1)
燃料極反応:H + O2−→ 2H + 2e−
CO + O2− → CO + 2e−
酸化剤極反応:O+ 4e− → 2O2−
燃焼部400は、セルスタック300の上部と改質器200との間の空間である。燃焼部400は、セルスタック300で消費されなかった水素含有ガス及び酸素含有ガスを燃焼し、その排ガスを排ガス流路部500に排出する。この燃焼熱によって改質器200は加熱されて、改質反応が進むのである。これにより、上述したセルスタック300での炭素析出が抑制されている。
排ガス流路部500は、燃焼部400で生じた排ガスを燃料モジュールの外部に排出する。すなわち、排ガス流路部500は、セルスタック300で消費されなかった水素含有ガス及び酸素含有ガスの燃焼で生じた排ガスを排出する。また、排ガス流路部500とセルスタック300はセル上端以外では接していないのである。
空気予熱流路部600は、排ガス流路部500と隣接して配置され、排ガス流路部500との熱交換によりセルスタック300に供給する酸素含有ガスを予熱する。この空気予熱流路部600は、水添脱硫器100とセルスタック300との間に配置されている。すなわち、空気予熱流路部600は、水添脱硫器100と直接もしくは壁面断熱材を介して接している。また、空気予熱流路部600の少なくとも一部は、排ガス流路部500を間に介して、セルスタック300の一側面を覆っている。
より具体的には、空気予熱流路部600の少なくとも一部は、水添脱硫器100の一側面を覆う平板状の中空形状であり、水添脱硫器100に伝導する熱分布を均一化する空気流路を有する。この空気流路には、空気入口管601を介して酸素含有ガスが流入する。空気入口管601は、平板状の中空形状における中央部の下部に配置されている。すなわち、空気予熱流路部600は、第1空気予熱流路部600aと、第2空気予熱流路部600bと、第3空気予熱流路部600cと、第4空気予熱流路部600dと、第5空気予熱流路部600eとを有する。すなわち、第1空気予熱流路部600aは、燃料電池モジュール1の下部から上部まで、水添脱硫器100と排ガス流路部500との間を延び、第2空気予熱流路部600bは上部に配置される。そして、第3空気予熱流路部600cは、上部から折り返してセルスタック300の下面までのび、第4空気予熱流路部600dは下部に配置され、第5空気予熱流路部600eは、燃料電池セルにおける酸化剤極側のガス流路に連通する。なお、空気予熱流路部600の中で、第3空気予熱流路部600cと、第4空気予熱流路部600dと、第5空気予熱流路部600eとは、排ガス流路部500との間で熱交換をしていない。
このように、酸素含有ガスである空気は、燃料電池モジュール1の下部でセルスタック300の積層方向中央付近に位置する空気入口管601に供給される。この空気は、セルスタック300の周りの空気予熱流路部600を流れて、排ガス流路部500との熱交換により加熱される。加熱された空気はセルスタック300の下部からセルスタック300に供給される。
収納容器700は、水添脱硫器100と、改質器200と、セルスタック300と、燃焼部400と、排ガス流路部500と、空気予熱流路部600と、を収納している。この収納容器700は、外側断熱材702を含んで構成されている。
次に、図1(a)に基づいて、水添脱硫器100の詳細な構成を説明する。この、図1(a)に示すように、水添脱硫器100には、燃料ガス管104を介して燃料ブロワ106が連通されている。
燃料ブロワ106は、燃料ガス管104を介して硫黄を含む炭化水素系の燃料ガスと水素とを水添脱硫器100に供給する。燃料ガス管104は、燃料ブロワ106から水添脱硫器100に燃料ガスを供給するまで、収納容器700における外側断熱材702の内部を通過する。これにより、燃料ガスは、燃料電池モジュール1から受熱して予熱される。
燃料ガス管104を介して供給される燃料ガスは、天然ガスが原料の都市ガス(CNG)、液化石油ガス(LPG)などの炭化水素が主成分のガスである。都市ガス(CNG)の組成は、例えば、メタン88%、C2H6エタン7%、C3H8プロパン4%、C4H10ブタン1%である。燃料ガス管104は、都市ガスライン、LPGライン、水素ラインなどに接続されている。
水添脱硫器100は、パンチングメタル108により仕切られ、水添脱硫触媒が充填されていない箇所が上部と下部とに設けられている。パンチングメタル108によって仕切られている箇所は、3つの触媒室110、112、114に分けられ、水添脱硫触媒がそれぞれ充填されている。さらに、3つの触媒室110、112、114における境目のそれぞれに仕切り板116、118が設置されている。これにより、水添脱硫触媒が充填されていない箇所を燃料ガスがバイパスせず、燃料ガスが3つの触媒室110、112、114を順に蛇行して通過するように構成されている。
また、3つの触媒室110、112、114を順に蛇行して通過した燃料ガスは、脱硫燃料ガス管102に流出する。なお、入口、T2、T3、出口で示した箇所に温度計である熱電対を設置し、入口、T2、T3、出口の温度を計測する。
水添脱硫器100は、マイクロサームやWDSなどの高性能断熱材で構成された外側断熱材702と接している。
(作用)
セルスタック300は500〜1000℃で発電するため、その排ガスは燃焼部400では500〜1000℃になる。また、セルスタック300端部の熱逃げとセルスタック300の発熱によりセルスタック300の積層方向の中央付近が最も高温になる。このセルスタック300の側面に沿って設けられた排ガス流路部500を流れる排ガスの熱と、空気予熱流路部600を流れる酸素含有ガスの熱と、が熱交換をする。このため、空気予熱流路部600は、セルスタック300の温度分布を反映し、空気予熱流路に伝導される温度分布もセルスタック300の積層方向中央付近が最も高温になる。
空気予熱流路部600の空気入口管601がセルスタック300の積層方向中央付近に設置されているため、セルスタック300の積層方向中央部に沿って流れる酸素含有ガスの量が、セルスタック300の端部に沿って流れる酸素含有ガスの量よりも多くなる。これにより、比較的低温の酸素含有ガスの流れがセルスタック300の積層方向中央に集中する。このため、空気予熱流路部600の温度分布が均一化され、水添脱硫器100への熱伝導分布も均一化する。
なお、上述のように、その排ガスは500〜1000℃と高温であり、排ガス流路部500内に水添脱硫器100を設置すると、水添脱硫触媒が適切に脱硫できる温度に保つのは困難である。
(効果)
以上のように、第1実施形態に係る燃料電池モジュール1は、空気予熱流路部600の空気入口管601をセルスタック300における積層方向の中央付近に設置することとした。このため、比較的低温の酸素含有ガスの流れがセルスタック300の積層方向中央に集中し、空気予熱流路部600の温度分布が均一化される。これにより、空気予熱流路部600から水添脱硫器100への熱伝導分布も均一化し、水添脱硫器100内の水添脱硫触媒の温度範囲を適切に維持できる。
さらに、水添脱硫器100の上部と下部をパンチングメタル108で仕切ることとした。これにより、燃料ガスの圧損が小さく、燃料ガスが流動しやすくなるので、燃料ガスの流れが均一化されてから、それぞれの触媒室110、112、114に流れこみ、それぞれの水添脱硫触媒から均一に燃料ガスが排出される。これにより、水添脱硫器100内を流れる燃料ガスの脱硫を効果的に行えるとともに、水添脱硫器100内の温度分布も均一化できる。
図2は、図1で示した箇所(入口、T2、T3、出口)で測定した温度を示す表である。この図2におけるHM22の欄に示すように、水添脱硫器100内の温度が200〜400℃に維持されている。なお、以下で説明する第2〜第7実施形態における水添脱硫器100内の温度測定も、図1で示した箇所(入口、T2、T3、出口)で測定されている。図2は同じ燃料流量、空気流量、水流量、経過時間、水添脱硫器の測定点における試験結果の一覧である。
また、外側断熱材702一枚を隔てたところに水添脱硫器100が設置されているため、水添脱硫器100へのアクセスが簡易であり、メンテナンスが容易にできる。
(第2実施形態)
第2実施形態に係る燃料電池モジュールは、水添脱硫器と空気予熱流路との間に低性能壁面断熱材を設置することで第1実施形態と相違する。以下に、第1実施形態との相違点を説明する。
(構成)
図3は、第2実施形態に係る燃料電池モジュール1の構成を示す概略図である。図3(a)は、燃料電池モジュール1の側面断面図である。また、図3(b)は、燃料電池モジュール1の正面断面図である。第1実施形態と同等の構成には、同一の番号を付して説明を省略する。第1実施形態では、水添脱硫器100と空気予熱流路部600とは直接接していたが、本実施形態では、水添脱硫器100と空気予熱流路部600との間に低性能壁面断熱材802を配置することで相違する。
この図3(a)、(b)に示すように、水添脱硫器100の上と下に高性能壁面断熱材800は設置され、低性能壁面断熱材802は、水添脱硫器100と空気予熱流路の間に設置される。高性能壁面断熱材800の断熱性能は、収納容器700の外側断熱材702と同等である。低性能壁面断熱材802の断熱性能は、収納容器700の外側断熱材702よりも低く、高性能壁面断熱材800よりも低い。低性能壁面断熱材802は、例えば新日本サーマルセラミックス製のSuperwool Plusやニチヤス製TOMBOなどのブランケット状断熱材である。また、低性能壁面断熱材802は、空気予熱流路部600から水添脱硫器100に伝導する熱を低減する。なお、低性能壁面断熱材802の厚さ分だけ外側断熱材702の厚みを薄くしている。これにより、燃料電池モジュール1全体の外形寸法を同一としている。
(作用)
水添脱硫器100は低性能壁面断熱材802を介して空気予熱流路部600と接するため、受熱量が低減される。また、水添脱硫器100の上部及び下部には、高性能壁面断熱材800が配置されるため、空気予熱流路部600から水添脱硫器100への伝導熱量が低減される。
(効果)
以上のように、第2実施形態に係る燃料電池モジュール1は、低性能壁面断熱材802を水添脱硫器100と空気予熱流路部600との間に配置することとした。これにより、水添脱硫器100の受熱量を低下でき、水添脱硫器100内の温度をより低下できる。また、水添脱硫器100の上部及び下部に高性能壁面断熱材800を配置することとした。これにより、空気予熱流路部600から水添脱硫器100への伝導熱量をより低下できる。
図2のHM25の欄に示すように水添脱硫器100の最高温度が335℃まで低下し、水添脱硫触媒がより効率的に脱硫する200〜320℃の温度に近づけることができる。
(第3実施形態)
第3実施形態に係る燃料電池モジュールは、空気予熱流路部が蛇行流路を備えることで第2実施形態と相違する。以下に、第2実施形態との相違点を説明する。
(構成)
図4は、第3実施形態に係る燃料電池モジュール1の構成を示す概略図であり、図4(a)は、燃料電池モジュール1の側面断面図であり、また、図4(b)は、燃料電池モジュール1の正面断面図である。第2実施形態と同等の構成には、同一の番号を付して説明を省略する。
この図4(a)、(b)に示すように、空気予熱流路部600は、第1流路板602と、第2流路板604と、第1仕切り部606と、第2仕切り部608と、第3仕切り部610とを、少なくとも有する。
第1流路板602は、板状材で構成されている。同様に、第2流路板604は、板状材で構成されている。第1流路板602と第2流路板604とは平行である。仕切り部606、608、610は、第1流路板602と第2流路板604との隙間を埋める厚さの板で構成されている。また、仕切り部606、608、610は、丸棒をスポット溶接やプラグ溶接、全周溶接により、2枚の流路板の隙間を埋めるように固定してもよい。或いは、2枚の流路板602、604を両方もしくは片方をプレス加工して曲げて接触面を形成し、さらにスポット溶接やプラグ溶接、全周溶接によって固定してもよい。プレス加工を行う場合には、溶接しなくても蛇行流路を形成可能である。
図4(a)に示すように、仕切り部606、608、610の一方の端部と空気予熱流路部600の側壁の間隔と、他方の端部と空気予熱流路部600の側壁の間隔とを異ならせている。また、仕切り部606、608、610の端部と空気予熱流路部600の側壁の間隔が広い方の位置を、仕切り部606、608、610それぞれで交互に変えている。これにより、矢印で示すように、空気が左右に蛇行して流れる蛇行流路が形成されている。さらにまた、蛇行流路の両サイドの空間により、圧損が所定値を超えないように調整されている。
(作用)
蛇行流路に沿って空気が流れるため、比較的低温な空気が水添脱硫器100の側面全体に沿って流れ、水添脱硫器100の温度が全体的に低下する。
(効果)
以上のように、第3実施形態に係る燃料電池モジュール1は、空気予熱流路部600内に蛇行流路を形成することとした。これにより、水添脱硫器100の側面全体に沿って空気を流すため、水添脱硫器100の全体の温度をより均一に低下できる。図2のHM41aの欄に示すように、水添脱硫触媒がより効率的に脱硫できる200〜320℃の温度に維持できる。
(第4実施形態)
第4実施形態に係る燃料電池モジュールは、水添脱硫器と空気予熱流路部との間に設置する断熱材の断熱性能が空気予熱流路部の温度分布に基づき変更されていることで第3実施形態と相違する。以下に、第3実施形態との相違点を説明する。
(構成)
図5は、第4実施形態に係る燃料電池モジュール1の構成を示す概略図であり、図5(a)は、燃料電池モジュール1の側面断面図であり、また、図5(b)は、燃料電池モジュール1の正面断面図である。第1実施形態と同等の構成には、同一の番号を付して説明を省略する。
この図5(a)、(b)に示すように、水添脱硫器100と空気予熱流路部600との間に配置される壁面断熱材は、低性能壁面断熱材802と高性能壁面断熱材804とを有している。高性能壁面断熱材804は、水添脱硫器100の中流、下流に対応する位置に配置されている。
(作用)
水添脱硫器100の中流、下流に対応する空気予熱流路部600の位置は、他の位置よりも高温であり、かつ、水添脱硫器の中流、下流を流動するガスも十分に高い温度である。このように、空気予熱流路部600内のより高温となる位置に対応させて、高性能壁面断熱材804を配置するので、空気予熱流路部600から水添脱硫器100に伝導する熱をより均一化する。
(効果)
第4実施形態に係る燃料電池モジュール1は、水添脱硫器100と空気予熱流路部600との間に設置する断熱材の断熱性能を空気予熱流路部600の温度分布に基づき変更することした。これにより、水添脱硫器100の高温部(中流、下流域)での受熱量がより少なくなる。このため、水添脱硫器100の高温部における温度をより低下させると共に、水添脱硫器100の温度分布を全体的に均一化できる。図2のHM41bの欄に示すように、水添脱硫触媒がより効率的に脱硫できる200〜320℃の温度に維持できる。
(第5実施形態)
第5実施形態に係る燃料電池モジュールは、空気予熱流路部における蛇行流路の中央部に空気の流れる空間を形成したことで第4実施形態と相違する。以下に、第4実施形態との相違点を説明する。
(構成)
図6は、第5実施形態に係る燃料電池モジュール1の構成を示す概略図であり、図6(a)は、燃料電池モジュール1の側面断面図であり、また、図6(b)は、燃料電池モジュール1の正面断面図である。第5実施形態と同等の構成には、同一の番号を付して説明を省略する。
この図6(a)に示すように、上側2つの仕切り部612、614の中央部616、618に空気が流れる空間を設けたことで第5実施形態と相違する。
(作用)
上側2つの仕切り部612、614の中央部616、618に空間を設けたことで、セルスタック300の積層方向中央付近に沿って空気がより集中して流れる。
(効果)
以上のように、第5実施形態に係る燃料電池モジュール1は、空気予熱流路部600における蛇行流路の中央部616、618に空気の流れる空間を形成することした。これにより、セルスタック300積層方向中央付近に空気がより集中して流れるため、水添脱硫器100の中流部の温度がより低下すると共に水添脱硫器100の温度分布がより均一化する。図2のHM49の欄に示すように、水添脱硫触媒がより効果的に脱硫できる200〜320℃の温度に維持することができる。
(第6実施形態)
第6実施形態に係る燃料電池モジュールは、水添脱硫器と空気予熱流路部との間に設置する断熱材に銅板も設置することで第5実施形態と相違する。以下に、第5実施形態との相違点を説明する。
(構成)
図7は、第6実施形態に係る燃料電池モジュール1の構成を示す概略図であり、図7(a)は、燃料電池モジュール1の側面断面図であり、また、図7(b)は、燃料電池モジュール1の正面断面図である。第5実施形態と同等の構成には、同一の番号を付して説明を省略する。
この図7(a)、(b)に示すように、セルスタック300側の低性能壁面断熱材802の上に銅板806を設置している。すなわち、セルスタック300側の壁面断熱材802と水添脱硫器100の間に銅板806を設置している。ここでは、低性能壁面断熱材802に重ねて銅板806を配置している。なお、高性能壁面断熱材804にも銅板806を重ねて配置してもよい。なお、本実施形態における銅板806が高熱伝導部材に対応する。
(作用)
水添脱硫器100は銅板806にも接している。銅板806は熱伝導が良いため、水添脱硫器100の高温部から低温部へ熱を伝える作用を有する。
(効果)
以上のように、第6実施形態に係る燃料電池モジュール1は、低性能壁面断熱材802と水添脱硫器100の間に銅板806を設置することとした。これにより、銅板806が水添脱硫器100の高温部から低温部へ熱を伝えるため、水添脱硫器100の温度分布をより均一化できる。図2のHM50の欄に示すように水添脱硫触媒が効果的に脱硫できる200〜320℃の温度に維持できる。
(第7実施形態)
第7実施形態に係る燃料電池モジュールは、空気予熱流路部における蛇行流路を形成する仕切り部を一つにしたことで第6実施形態と相違する。以下に、第6実施形態との相違点を説明する。
(構成)
図8は、第7実施形態に係る燃料電池モジュール1の構成を示す概略図であり、図8(a)は、燃料電池モジュール1の側面断面図であり、また、図8(b)は、燃料電池モジュール1の正面断面図である。第6実施形態と同等の構成には、同一の番号を付して説明を省略する。
この図8(a)、(b)に示すように、仕切り部620は、中央部622に空気が流れる空間を形成している。この中央部622に空気が流れる空間は、空気入口管601の鉛直上方に形成されている。また、仕切り部620の両端部と空気予熱流路部600の側壁との間隔は、両端部で同一にされている。
(作用)
空気の流れは蛇行せず、セルスタック300積層方向中央により集中したことにより高速に流れるので、空気予熱流路部600を流れる空気の昇温が抑制される。
(効果)
第7実施形態に係る燃料電池モジュール1は、仕切り部620の中央部622に空間を設けると共に左右対称とすることとした。これにより、空気の流れは蛇行せず、排ガスとの熱交換が抑制され、空気の温度上昇が抑えられるので、水添脱硫器100の温度が全体的に低下する。図2のHM54の欄に示すように、水添脱硫触媒がより効果的に脱硫できる200〜320℃の温度に維持することができる。
(第8実施形態)
第8実施形態に係る燃料電池モジュールは、脱硫燃料ガス管に第1オリフィスと、第1フィルターを配置したことで第6実施形態と相違する。以下に、第6実施形態との相違点を説明する。
(構成)
図9は、第8実施形態に係る燃料電池モジュール1の構成を示す概略図であり、図9(a)は、燃料電池モジュール1の側面断面図であり、また、図9(b)は、燃料電池モジュール1の正面断面図である。第6実施形態と同等の構成には、同一の番号を付して説明を省略する。
この図9(a)、(b)に示すように、脱硫燃料ガス管102に第1オリフィス120と、第1フィルター122とが配置されている。第1オリフィス120は、絞り要素であり、脱硫燃料ガス管102内の流れを調整し、脱硫燃料ガス管102内を低圧にする。なお、本実施形態においては、第1オリフィス120が第1絞り要素に対応する。
第1フィルター122は、金網やブランケット断熱材などで構成されている。第1フィルター122は、水添脱硫器100の出口と第1オリフィス120との間に配置されている。制御部900は、燃料ブロワ106の駆動を制御する。
(作用)
第1オリフィス120は、脱硫燃料ガス管102内の流れを抑制することで、燃料ブロワ106による燃料ガスの脈動を低減する。また、燃料電池モジュール1の発電が停止すると、酸素含有ガスがセルスタック300及び改質器200を通過して、水添脱硫器100に拡散してくる。これらの酸素含有ガスは、燃焼部400に残存する酸素含有ガス、及び空気予熱流路部600を介して燃料電池モジュール1に入ってくる酸素含有ガスである。この場合、第1オリフィス120が、水添脱硫器100への酸素の拡散を阻害する。これにより、水添脱硫器100への酸素含有ガスの混入が抑制される。なお、水添脱硫器100は、水素で還元された状態で利用される。このため、発電停止のたびに酸素が多く混入すると、水添脱硫触媒の劣化につながる。
第1フィルター122は、脱硫した燃料ガスの流れと共に流出する水添脱硫触媒の粉を吸収する。これにより、水添脱硫触媒の粉による第1オリフィス120の閉塞が抑制される。
図10に基づき、発電停止後における燃料ブロワ106の駆動制御について説明する。図10は、燃料ブロワ106の駆動制御のフローチャートを示す図である。この図10に示すように、まず、制御部900は、発電の停止後に、燃料ブロワ106の駆動を停止する(ステップS10)。これにより、水添脱硫器100への燃料ガスの供給が停止される。
次に、制御部900は、料ガスの供給停止から所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS12)。所定時間が経過した場合(ステップS12:YES)、制御部900は、燃料ブロワ106の駆動を再開し、燃料ガスを水添脱硫器100に供給する(ステップS14)。1回の供給量は、例えば水添脱硫器100と改質器200の容積分である。1回あたりの供給量が多すぎると、常温で水添脱硫器100が脱硫するため水添脱硫触媒の消耗が大きくなる。
次に、燃焼部400に空気を供給して(ステップS16)、処理を終了する。これにより、燃料ガスが燃料電池モジュール1内に充満しないようにする。
(効果)
以上のように、第8実施形態に係る燃料電池モジュール1は、脱硫燃料ガス管102に第1オリフィス120を配置することとした。これにより、水添脱硫器100に酸素含有ガスが混入しにくくなり、水添脱硫触媒の劣化が抑制できる。第1オリフィス120は、脱硫燃料ガス管102内の流れを抑制することで、燃料ブロワ106による燃料ガスの脈動を低減する。また、脱硫燃料ガス管102において、水添脱硫器100の出口と第1オリフィス120との間に第1フィルター122を配置することとした。これにより、水添脱硫触媒の粉が第1オリフィス120を閉塞することを抑制できる。
水添脱硫器100への燃料ガスの供給を停止して、水添脱硫器100に酸素が拡散して到達するまでの一定時間が経ってから、燃料ガスを水添脱硫器100に供給することとした、これにより、水添脱硫器100から改質器200まで燃料ガスで充満可能である。これを繰り返すことによって、発電停止中に水添脱硫器100に酸素含有ガスが入ることが抑えられ、水添脱硫器100の劣化を抑制できる。
(第9実施形態)
第9実施形態に係る燃料電池モジュール1は、改質器への水供給管に水仕切り板を設置したことで第8実施形態と相違する。以下に、第8実施形態との相違点を説明する。
(構成)
図11は、第9実施形態に係る燃料電池モジュール1の構成を示す概略図であり、図11(a)は、燃料電池モジュール1の側面断面図であり、また、図11(b)は、燃料電池モジュール1の正面断面図である。第8実施形態と同等の構成には、同一の番号を付して説明を省略する。
この図11(a)、(b)に示すように、水仕切り板1000は、脱硫燃料ガス管102と水供給管202との合流部203よりも改質器200側の水供給管202に配置されている。また、水仕切り板1000の上部には穴部が形成され、下部には穴部が形成されていない。
(作用)
燃料ガスの供給を停止してから一定時間たってから、液体の水を水供給管202から供給する。これにより、改質器200への水の流入を防止すると共に、脱硫燃料ガス管102の水平部分に水を供給する。これにより、脱硫燃料ガス管102及び第1オリフィス120のそれぞれは、水への毛管力によって閉塞する。また、水の供給は、図10に示した一定量の空気供給後に行ってもよい。
(効果)
以上のように、第9実施形態に係る燃料電池モジュール1は、脱硫燃料ガス管102と水供給管202との合流部203よりも改質器200側の水供給管202に水仕切り板1000を配置することとした。これにより、液体の水が水仕切り板1000よりも改質器200側に流れることが抑えられるため、効率的に脱硫燃料ガス管102に水を溜めることができる。このため、水添脱硫器100の出口を密封することができ、水添脱硫触媒の酸化を防止できる。
なお、水仕切り板1000を利用しなくても、改質器200が水供給管202の流れ方向に向かって下に傾いていることが無ければ、改質器200側へ水が流れることは抑えられる。改質器200の傾きには、製造ばらつきがあるので、水仕切り板1000によって、改質器200の傾きの製造ばらつきを許容しやすくなり、製造の歩留まりを向上させることができる。
(第10実施形態)
第10実施形態に係る燃料電池モジュールは、水素ガス管から分岐して水添脱硫器に水素含有ガスを供給するリサイクル管を設けたことで第9実施形態と相違する。以下に、第9実施形態との相違点を説明する。
(構成)
図12は、第10実施形態に係る燃料電池モジュール1の構成を示す概略図であり、図12(a)は、燃料電池モジュール1の側面断面図であり、また、図12(b)は、燃料電池モジュール1の正面断面図である。第9実施形態と同等の構成には、同一の番号を付して説明を省略する。
この図12(a)、(b)に示すように、リサイクル管1100は、水素ガス管204から分岐して燃料ガス管104に連通している。改質器200は、リサイクル管1100を介して、水素含有ガスの一部を水添脱硫器100へ供給する。また、リサイクル管1100は、合流部1102で燃料ガス管104に合流する。
さらにまた、リサイクル管1100には、ドレイントラップ1104と、閉止弁1106と、第2オリフィス1108と、第2フィルター1110とが配置されている。
ドレイントラップ1104は、凝縮水を排水する。ドレイントラップ1104は、第2オリフィス1108よりも上流に配置される。閉止弁1106は、リサイクル管1100を閉止する。第2オリフィス1108は、合流部1102よりも上流側に配置され、リサイクル管1100内の流れの変動を抑制する。第2フィルター1110は、第2オリフィス1108よりも上流側に配置され、金網やブランケット断熱材などで構成される。
燃料ガス管104には、第3オリフィス1112と、第3フィルター1114とが配置されている。第3オリフィス1112は、燃料ガス管104において合流部1102よりも上流側に配置されている。第3フィルター1114は、燃料ガス管104において、第3オリフィス1112よりも上流側に配置されている。
なお、本実施形態では、第2オリフィス1108が第2絞り要素に対応し、第3オリフィス1112が第3絞り要素に対応する。
(作用)
リサイクル管1100を介して改質器200で生成した水素含有ガスを水添脱硫器100に供給する。このため、水素を外部から供給することなく、一般的な都市ガスや石油液化ガスLPGを発電に利用できる。
改質器200では水を用いて改質するため、水素含有ガスには余剰な水蒸気が含まれている。このため、冷えると改質器200から凝縮水が流出する。ドレイントラップ1104は、改質器200から流出する凝縮水を排出できる。この場合、水素含有ガスは排出されない。
閉止弁1106は、水素が十分に生成できていない起動昇温直後などに閉止する。第2オリフィス1108は、水素含有ガスを燃料ブロワ106が吸引しすぎないように調節する。第2フィルター1110はドレイントラップ1104で排出しきれなかった凝縮水が第2オリフィス1108を閉塞することを抑制する。
第3オリフィス1112は、燃料ブロワ106が吸引する燃料ガスの量を調節する。第3フィルター1114は都市ガスやLPGに含まれる蒸気の凝縮水が第3オリフィス1112を閉塞することを抑制する。
(効果)
以上のように、第10実施形態に係る燃料電池モジュール1は、水素ガス管204から分岐して水添脱硫器100に水素含有ガスを供給するリサイクル管1100を設けることとした。これにより、水素を外部から供給することなく、一般的な都市ガスや石油液化ガスLPGを発電に利用できる。
また、リサイクル管1100に第2オリフィス1108を配置し、燃料ガス管104に第3オリフィス1112を配置することとした。これにより、リサイクル管1100及び燃料ガス管104それぞれの圧損を調整可能である。このため、リサイクル管1100及び燃料ガス管104それぞれから供給される燃料ガスと水素含有ガスの割合を調整できる。
さらにまた、閉止弁1106を閉止する事によって、セルスタック300に供給される水素含有ガスの量を調整できる。これにより、水素が十分に生成できていない起動直後などにセルスタック300に供給される水素含有ガスの量を増せ、燃焼部400に供給する起動昇温時間を短くできる。
(第11実施形態)
第11実施形態に係る燃料電池モジュールは、水添脱硫器を加熱するヒーターを備えることで第1実施形態と相違する。以下に、第1実施形態との相違点を説明する。
(構成)
図13は、第11実施形態に係る燃料電池モジュール1の構成を示す概略図であり、図13(a)は、燃料電池モジュール1の側面断面図であり、また、図13(b)は、燃料電池モジュール1の正面断面図である。第1実施形態と同等の構成には、同一の番号を付して説明を省略する。なお、水添脱硫器100の触媒室110、112、114の構成は、ヒータ1116の説明のため、記載を省略している。例えば、ヒーター1116は水添脱硫器が低温になりやすい水添脱硫器100や空気予熱流路部600の上流に面するように配置される。
この図13(a)、(b)に示すように、ヒーター1116は、水添脱硫器100を加熱する。このヒーター1116は水添脱硫器100に接して配置される。この場合、高性能壁面断熱材800、低性能壁面断熱材802、及び銅板806を配置しなくともよい。
(作用)
ヒーター1116は、水添脱硫器100の内部に設置した熱電対の温度(例えば図1で示した熱電対で測定)に基づき、制御部900により制御される。これにより、水添脱硫器100の内部温度を計測しながら、水添脱硫器100の温度を調整可能である。
(効果)
第11実施形態に係る燃料電池モジュール1は、水添脱硫器100を加熱するヒーター1116を備えることとした。これにより、水添脱硫器100の温度が上昇するようにヒーター1116で加熱でき、水添脱硫触媒内部の温度調整ができる。このため、最適に脱硫できる200〜320℃の温度に近づけることができる。また、運転初期でも効率的に燃料電池モジュール1での発電が可能である。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施することが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1:燃料電池モジュール、100:水添脱硫器、102:脱硫燃料ガス管、120:第1オリフィス、122:第1フィルター、200:改質器、202:水供給管、300:セルスタック、500:排ガス流路部、600:空気予熱流路部、601:空気入口管、700:収納容器、800:高性能壁面断熱材、802:低性能壁面断熱材、804:高性能壁面断熱材、806:銅板、1000:水仕切り板、1100:リサイクル管、1102:合流部、1104:ドレイントラップ、1108:第2オリフィス、1110:第2フィルター、1112:第3オリフィス、1114:第3フィルター、1116:ヒーター

Claims (12)

  1. 水添脱硫触媒により燃料ガスを脱硫する水添脱硫器と、
    前記脱硫した燃料ガスを用いて水素含有ガスを生成する改質器と、
    複数の燃料電池セルを積層して構成されるセルスタックであって、前記水素含有ガスと酸素含有ガスとを用いて発電するセルスタックと、
    前記セルスタックで消費されなかった前記水素含有ガス及び前記酸素含有ガスの燃焼で生じた排ガスを排出する排ガス流路部と、
    前記排ガス流路部と隣接して配置され、当該排ガス流路部との熱交換により前記酸素含有ガスを予熱する空気予熱流路部であって、前記水添脱硫器と前記セルスタックとの間に配置される空気予熱流路部と、
    を備える燃料電池モジュール。
  2. 前記空気予熱流路部は、前記水添脱硫器と直接もしくは壁面断熱材を介して接する請求項1に記載の燃料電池モジュール。
  3. 前記空気予熱流路部の少なくとも一部は、前記排ガス流路部を介して前記セルスタックの一側面を覆う平板状の中空形状であり、前記水添脱硫器に伝導する熱分布を均一化させる流路を有する請求項2に記載の燃料電池モジュール。
  4. 前記空気予熱流路部は、前記セルスタックの中央部に沿って流れる前記酸素含有ガスの量が、前記セルスタックの端部に沿って流れる前記酸素含有ガスの量よりも多くなる流路を有する請求項3に記載の燃料電池モジュール。
  5. 前記空気予熱流路部は、前記平板状の中空形状における中央部の下部に外部から前記酸素含有ガスが流入する入口部を有し、上部に向けて蛇行する流路を有する請求項3又は4に記載の燃料電池モジュール。
  6. 前記水添脱硫器と前記改質器とを連通する脱硫燃料ガス管に配置される第1絞り要素と、
    前記脱硫燃料ガス管の前記第1絞り要素と前記水添脱硫器との間に配置される第1フィルターと、
    を更に備える請求項1乃至5のいずれか一項に記載の燃料電池モジュール。
  7. 前記水添脱硫器は、前記水添脱硫触媒が充填されていない箇所から前記燃料ガスが供給又は排出される請求項1乃至6のいずれか一項に記載の燃料電池モジュール。
  8. 前記改質器に水を供給する水供給管と、
    前記水添脱硫器と前記改質器との間を連通する脱硫燃料ガス管であって、前記水供給管と改質器内部で合流する脱硫燃料ガス管と、
    を更に備え、
    前記脱硫燃料ガス管は、毛管力により水を閉塞できる細さであって、前記水添脱硫器への前記燃料ガスの供給停止後に、前記水供給管から水が供給される請求項1乃至7のいずれか一項に記載の燃料電池モジュール。
  9. 上部に穴部を有する水仕切り板であって、前記改質器内部の上流に配置される水仕切り板を更に備える請求項8に記載の燃料電池モジュール。
  10. 前記水添脱硫器への前記燃料ガスの供給停止から所定時間が経ってから、所定量の前記燃料ガスを前記水添脱硫器に供給する請求項1乃至9のいずれか一項に記載の燃料電池モジュール。
  11. 前記水添脱硫器に前記燃料ガスを供給する燃料ガス管と、
    前記改質器が生成した前記水素含有ガスの一部を水添脱硫器へ供給するリサイクル管であって、前記燃料ガス管に改質器で合流するリサイクル管と、
    前記リサイクル管内の凝縮水を排出するドレイントラップと、
    前記リサイクル管の前記改質器よりも下流側に配置される第2絞り要素と、
    前記リサイクル管の前記第2絞り要素よりも上流側に配置される第2フィルターと、
    前記改質器よりも上流側における前記燃料ガス管に配置される第3絞り要素と、
    前記第3絞り要素よりも上流側における前記燃料ガス管に配置される第3フィルターと、
    を備える請求項1乃至10のいずれか一項に記載の燃料電池モジュール。
  12. 前記空気予熱流路部と前記水添脱硫器の間に配置されたヒーターを更に備え、
    前記水添脱硫器内の少なくとも1つ以上の温度計に基づき前記ヒーターの温度が調整される請求項1の燃料電池モジュール。
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