JP2018039994A - 絶縁性黒色微粒子、絶縁性黒色材料および絶縁性黒色インキ - Google Patents
絶縁性黒色微粒子、絶縁性黒色材料および絶縁性黒色インキ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018039994A JP2018039994A JP2017165435A JP2017165435A JP2018039994A JP 2018039994 A JP2018039994 A JP 2018039994A JP 2017165435 A JP2017165435 A JP 2017165435A JP 2017165435 A JP2017165435 A JP 2017165435A JP 2018039994 A JP2018039994 A JP 2018039994A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- petroleum coke
- fine particles
- insulating black
- insulating
- black fine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Abstract
Description
また、上記黒鉛等は、一般に樹脂や有機溶剤等に対する分散性に劣ることから、均一性に劣るばかりか、所望量を配合し難く、目的とする黒色度等の性能を必ずしも発揮し難かった。
石油コークスは、石油精製プロセスで得られる熱分解原料油が、熱分解装置で熱分解処理されることにより生成し、熱分解処理において生成する軽質分が採取された後に残る残渣分であって、その各種高機能性材料としての有用性が見出されておらず、従来よりボイラーの燃料等として利用されるに過ぎなかった。
これに対して本発明者等が検討した結果、ゴムまたは樹脂等に石油コークス粉砕物を配合すると、全く意外なことに、ゴムまたは樹脂等に対する分散性に優れ、均一にかつ高い割合で配合することができるばかりか、優れた黒色度および絶縁性を発揮することができ、絶縁性黒色微粒子として有効に利用し得ることを見出して、本知見に基づいて本発明を完成するに至った。
(1)50±5MPa下での体積抵抗率が106〜1015Ω・cmである石油コークス粉砕物からなることを特徴とする絶縁性黒色微粒子、
(2)上記石油コークス粉砕物の平均粒子径が100μm以下である上記(1)に記載の絶縁性黒色微粒子、
(3)上記石油コークス粉砕物の炭素含有量の原子換算のモル数に対する水素含有量の原子換算のモル数の比(H/Cモル比)が0.3〜0.8である上記(1)または(2)に記載の絶縁性黒色微粒子、
(4)上記石油コークス粉砕物が、熱分解処理残渣物を50〜550℃で乾燥してなる乾燥物である上記(1)〜(3)のいずれかに記載の絶縁性黒色微粒子、
(5)上記(1)〜(4)のいずれかに記載の絶縁性黒色微粒子と、ゴムまたは樹脂とを含むことを特徴とする絶縁性黒色材料および、
(6)上記(1)〜(4)のいずれかに記載の絶縁性黒色微粒子と、樹脂、分散剤および溶剤とを含むことを特徴とする絶縁性黒色インキ、
を提供するものである。
本発明に係る絶縁性黒色微粒子は、50±5MPa下での体積抵抗率が106〜1015Ω・cmである石油コークス粉砕物からなることを特徴とするものである。
上記石油コークスの硫黄含有量は、本発明に係る絶縁性黒色微粒子が配合されたゴムまたは樹脂等が接触する部品への影響等の観点から、0〜3.0質量%がより好ましく、0.1〜2.0質量%がさらに好ましく、0.3〜1.5質量%が一層好ましい。
上記石油コークスの硫黄含有量は、製造コストの観点からは、3.0〜12質量%がより好ましく、4.0〜11質量%がさらに好ましく、4.0〜10質量%が一層好ましく、5.0〜9.0質量%がより一層好ましい。
熱分解原料油の熱分解処理により得られる石油コークスは、通常、水分を1〜12質量%程度含有しているため、含水した状態の石油コークスの質量を、硫黄含有量の算出の基準とすると、石油コークスの含水状態により、石油コークス中の硫黄含有量の計算値が変動してしまう。そこで、石油コークス中の硫黄含有量の算出に当たっては、含水状態の石油コークスを200℃±10℃で4時間乾燥(JIS M 8811に準拠)させ、得られる乾燥状態の石油コークスの質量を測定し、その乾燥状態の石油コークスの質量を基準に、石油コークス中の硫黄含有量を算出する。つまり、石油コークスの乾燥状態での硫黄含有量とは、乾燥状態の石油コークスの質量に対する石油コークス中の硫黄の質量である。
上記乾燥状態での石油コークスの好ましい窒素含有量は、0.1〜3.0質量%である。
上記乾燥状態での石油コークスの好ましい芳香族性炭素割合は75〜98質量%、より好ましい芳香族性炭素割合は85〜95質量%である。
上記乾燥状態での石油コークスの好ましい固定炭素分(固定炭素含有量)は70〜95質量%、より好ましい固定炭素分は75〜90質量%である。
上記乾燥状態での石油コークスの炭素含有量の原子換算のモル数に対する水素含有量の原子換算のモル数の比(H/Cモル比)は、好ましくは0.1〜1.0、より好ましくは0.2〜0.8である。
なお、本発明において、炭素含有量、水素含有量および窒素含有量(CHN分)は、JIS M 8813に準拠して測定された値である。
また、本発明において、石油コークスの芳香族性炭素含有割合は、13C−NMR(核磁気共鳴)スペクトルにおける芳香族炭素(CA)のピーク面積強度(100〜200ppm)を、全炭素のピーク面積強度(0〜200ppm)で除すことにより算出される値を意味する。また、13C−NMRスペクトルは、重水素クロロホルムを溶媒とし、テトラメチルシラン(TMS)を内標に用いて、日本電子(株)製核磁気共鳴装置Alpha−400により測定されるものを意味する。
さらに、本発明において、石油コークスの固定炭素分は、JIS M 8812に準拠して測定した値を意味する。
加えて、本発明において、石油コークスの炭素含有量の原子換算のモル数に対する水素含有量の原子換算のモル数の比(H/Cモル比)は、JIS M 8813に準拠して測定される炭素含有量の原子換算のモル数に対する水素含有量の原子換算のモル数から算出される値を意味する。
乾燥温度が上記下限値未満であると、水分の含有割合が高くなり易く、また、上記上限値を超えると、乾燥コストが大幅に上昇するとともに所望の絶縁性を発揮し難くなる。乾燥時間は、適宜選択されるが、0.5〜10時間が好ましく、1〜8時間がより好ましい。
乾燥雰囲気は、窒素ガス、ヘリウムガス、アルゴンガス等の不活性ガス雰囲気が好適である。また、乾燥処理では、酸素源を遮断して行ってもよいし、微量の酸素源の存在下で行ってもよい。また、減圧乾燥機を用いてもよい。
石油コークスの乾燥温度が50℃〜550℃であることにより、分子構造中の脂肪族炭化水素の過度の脱離が抑えられ、好適な絶縁性を容易に発揮することができる。
粉砕手段としては、ジョークラッシャ、ジョイレトリクラッシャ、コーンクラッシャ、ハンマクラッシャ、自生粉砕機、ボールミル、ローラミル、高速回転ミル、ジェットミル等の粉砕装置が挙げられる。また、粉砕処理条件は、目的とする微粉砕物の平均粒子径、その他の粒度特性、粉砕手段、粉砕回数等により、適宜選択される。粉砕処理された粉砕処理物は、必要に応じて分級される。
スパン=(D90−D10)/D50 (1)
で表されるスパンは、0.3〜7.0が好ましく、0.3〜6.0がより好ましい。スパンが上記範囲にあることにより、絶縁性黒色微粒子として、マトリックス材(例えば、ゴムや樹脂)への配合条件の設計が容易になる。
また、石油コークス粉砕物は、D10が、0.01μm以上であることが好ましく、0.03μm以上であることがより好ましく、0.05μm以上であることがさらに好ましい。
また、絶縁性黒色微粒子は、ゴムや樹脂に対する親和性に優れ均一にかつ高い割合で配合することができることから、得られる配合物の黒色度および絶縁性を所望範囲に容易に制御することができる。
そして、本発明に係る絶縁性黒色微粒子は、付加価値の低い石油コークスを原料としつつ、黒鉛の製造工程のように高温で焼成したり、チタンブラックのように高価な原料を使用する必要がないことから、簡便かつ低コストに製造することができる。
炭素材は黒鉛化が進むほど、X線回折法による(002)面の平均面間隔(d)002が小さくなる。ここで、黒鉛のX線回折法による(002)面の平均面間隔(d)002は3.354Å程度であることから、石油コークス粉砕物のX線回折法による(002)面の平均面間隔(d)002が上記範囲内にあることは、石油コークスが黒鉛化していない炭素材であるということを意味する。
なお、本発明において、石油コークス粉砕物の体積抵抗率は、石油コークス粉体物を測定用金型内に充填し、万能試験機にて0MPaから徐々に加圧し、50±5MPa下での加圧下において(株)三菱化学アナリテック製粉体抵抗測定システムMCP−PD51型を用いて測定される値を意味する。
石油コークス粉砕物中の硫黄含有量は、本発明の係る絶縁性黒色微粒子が配合されたゴムまたは樹脂等が接触する部品への影響等の観点から、0〜3.0質量%がより好ましく、0.1〜2.0質量%がさらに好ましく、0.1〜1.5質量%が一層好ましく、0.2〜1.2質量%がより一層好ましい。
石油コークス粉砕物中の硫黄含有量は、製造コストの観点からは、3.0〜12質量%がより好ましく、4.0〜10質量%がさらに好ましく、5.0〜9.0質量%が一層好ましく、6.0〜9.0質量%がより一層好ましい。
すなわち、本発明に係る絶縁性黒色微粒子は、付加価値の低い廉価な石油コークスを粉砕することによって製造することができ、黒鉛の製造工程のように複雑な工程を必要としないことから、エネルギーコストを大幅に低減しつつ簡便な工程で製造することができ、このために、絶縁性黒色微粒子ないしは係る絶縁性黒色微粒子を有する絶縁性黒色材料および絶縁性黒色インキのコストを低減することができる。
本発明に係る絶縁性黒色微粒子は、絶縁性黒色材料または絶縁性黒色インキを構成する黒色の絶縁性フィラー材または絶縁性黒色顔料として好適に使用することができる。
また、本発明の絶縁性黒色材料は、本発明の絶縁性黒色微粒子を含み、本発明の絶縁性黒色微粒子はゴムまたは樹脂に馴染み易く、黒鉛等に比較してゴムまたは樹脂に対して高い割合で配合し得ることから、明度および絶縁性を所望の値に容易に制御することができる。
なお、本発明において、絶縁性黒色材料の体積抵抗率は、23℃の温度下において、体積抵抗値が105Ω・cm以下の領域では、三菱化学(株)製LorestaMPMCP−T350を、体積抵抗値が105Ω・cmを超える領域においては、HirestaUPMCP−HT450を用いて測定される値を意味する。
なお、絶縁性黒色材料の明度(L*)は、日本電色(株)製同時測光方式分光式色差計SQ−2000にて、JIS Z 8722に準拠して測定される値を意味する。
具体的には、エタノール、プロパノール、ブタノール、ヘキサノール、シクロヘキサノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、メトキシメチルペンタノール、グリセリン、ベンジルアルコールのような1価又は多価アルコール類、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノイソプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル等のエーテル系有機溶剤類、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート等のエーテルエステル系有機溶剤類、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、2−ヘプタノン、δ−ブチロラクトン等のケトン系有機溶剤類、2−ヒドロキシプロピオン酸メチル、2−ヒドロキシプロピオン酸エチル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオン酸エチル、3−メチル−3−メトキシブチルプロピオネート、3−メトキシプロピオン酸メチル、3−メトキシプロピオン酸エチル、3−エトキシプロピオン酸メチル、3−エトキシプロピオン酸エチル、エトキシ酢酸エチル、ヒドロキシ酢酸エステル、蟻酸n−アミル等のエステル系有機溶剤類、n−ペンタン、n−オクタン、ジイソブチレン、n−ヘキサン、ヘキセン、イソプレン、ジペンテン、ドデカンのような脂肪族炭化水素類、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、メチルシクロヘキセン、ビシクロヘキシル等の脂環式炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン、クメンのような芳香族炭化水素類等から選ばれる一種以上を挙げることができる。
本発明の絶縁性黒色微粒子の含有量が上記範囲内にあることより、表面抵抗率が高く絶縁性に優れ、かつ優れた黒色度を容易に発揮することができる。なお、固形物換算とは、インキの構成成分である溶剤およびインキを構成する樹脂や分散剤中に含有されている溶剤を除いた固形分中の濃度のことを示す。
なお、本発明の絶縁性黒色インキの塗膜状態における表面抵抗率は、ポリイミドフィルム上に自動塗工機にてドクターブレードを用いて測定対象となるインキを塗布し次いで十分に乾燥させて得られた、厚さ20μmの塗膜に対し、シムコジャパン(株)製Worksurface Tester ST−4を用い、印加電圧を、表面抵抗率が1.0×106Ω/□以下の範囲は10V、表面抵抗率が1.0×106Ω/□以上の範囲は100Vとし、測定時間15秒、温度22℃の条件下で測定される値を意味する。
なお、絶縁性黒色材料の明度(L*)は、日本電色(株)製同時測光方式分光式色差計SQ−2000にて、JIS Z 8722に準拠して測定される値を意味する。
<石油コークスA、石油コークスB>
熱分解原料油として減圧残渣油とスラリーオイルを用い、500℃、0.1MPaGの条件にて熱分解処理し、熱分解処理後、ウォータージェットにて粉砕し、目視にて、石油コークスAおよび石油コークスBを分取した。石油コークスAおよび石油コークスBの性状を表1に示す。
(水分量)
JIS M 8812に準拠して測定した。
(CHN分、H/C)
JIS M 8813に準拠して測定した。
(硫黄含有量)
JIS M 8819に準拠して測定した。
(灰分)
JIS M 8812に準拠して測定した。
(揮発分)
JIS M 8812に準拠して測定した。
(固定炭素分)
JIS M 8812に準拠して測定した。
上記石油コークスAを、乾燥機((株)ナガノ科学機械製作所製HOT AIR DRYING OVEN NEW)中で、窒素ガス雰囲気下、100℃で4時間乾燥処理して石油コークスA乾燥物を得た。
上記石油コークスA乾燥物を、カッターミル((株)オリエント粉砕機製オリエント竪型粉砕機、VM−16K(2mmスクリーン使用))に対し10.0kg供給して、粗粉砕処理することにより、9.5kgの処理物を得(収率95質量%)、粗粉砕物として、粒子径が2mm以下である、石油コークスA粗粉砕物を得た。
次いで、得られた石油コークスA粗粉砕物を、ジェットミル(日清エンジニアリング(株)製ジェットミルSJ−500)を用い、供給量0.70kg、押込ノズル圧0.75MPa、粉砕ノズル圧0.75MPa、供給速度3.5kg/時間の条件下で処理することにより、0.61kgの処理物を得(収率87質量%)、表2に示す粒度特性、化学性状および体積抵抗率を有する絶縁性黒色微粒子1を得た。
実施例1で得られた石油コークスA粗粉砕物を、窒素ガス雰囲気下、500℃で2時間焼成した後、ジェットミル(日清エンジニアリング(株)製ジェットミルSJ−500)を用い、供給量1.04kg、押込ノズル圧0.75MPa、粉砕ノズル圧0.75MPa、供給速度3.5kg/時間の条件下で処理することにより、0.97kgの処理物を得(収率93質量%)、表2に示す粒度特性、化学性状および体積抵抗率を有する絶縁性黒色微粒子2を得た。
上記石油コークスBを、乾燥機((株)ナガノ科学機械製作所製HOT AIR DRYING OVEN NEW)中で、窒素ガス雰囲気下、100℃で4時間乾燥処理して石油コークスB乾燥物を得た。
上記石油コークスB乾燥物を、カッターミル((株)オリエント粉砕機製オリエント竪型粉砕機、VM−16K(2mmスクリーン使用))に対し10.0kg供給して、粗粉砕処理することにより、9.5kgの処理物を得(収率95質量%)、粗粉砕物として、粒子径が2mm以下である、石油コークスB粗粉砕物を得た。
次いで、得られた石油コークスB粗粉砕物の一部を、ジェットミル(日清エンジニアリング(株)製ジェットミルSJ−500)を用い、供給量0.84kg、押込ノズル圧0.75MPa、粉砕ノズル圧0.75MPa、供給速度4.0kg/時間の条件下で処理することにより、0.72kgの処理物を得(収率86質量%)、表2に示す粒度特性、化学性状および体積抵抗率を有する絶縁性黒色微粒子3を得た。
実施例3で得られた石油コークスB粗粉砕物の一部を、窒素ガス雰囲気下、500℃で2時間焼成した後、ジェットミル(日清エンジニアリング(株)製ジェットミルSJ−500)を用い、供給量0.82kg、押込ノズル圧0.75MPa、粉砕ノズル圧0.75MPa、供給速度2.0kg/時間の条件下で処理することにより、0.76kgの処理物を得(収率93質量%)、表2に示す粒度特性、化学性状および体積抵抗率を有する絶縁性黒色微粒子4を得た。
実施例1で得られた石油コークスA粗粉砕物を、窒素ガス雰囲気下、600℃で2時間焼成した後、ジェットミル(日清エンジニアリング(株)製ジェットミルSJ−500)を用い、供給量0.99kg、押込ノズル圧0.75MPa、粉砕ノズル圧0.75MPa、供給速度3.5kg/時間の条件下で処理することにより、0.83kgの処理物を得(収率84質量%)、表3に示す粒度特性、化学性状および体積抵抗率を有する比較用黒色微粒子1を得た。
実施例1で得られた石油コークスA粗粉砕物を、窒素ガス雰囲気下、800℃で2時間焼成した後、ジェットミル(日清エンジニアリング(株)製ジェットミルSJ−500)を用い、供給量0.95kg、押込ノズル圧0.75MPa、粉砕ノズル圧0.75MPa、供給速度3.5kg/時間の条件下で処理することにより、0.76kgの処理物を得(収率80質量%)、表3に示す粒度特性、化学性状および体積抵抗率を有する比較用黒色微粒子2を得た。
実施例3で得られた石油コークスB粗粉砕物の一部を、窒素ガス雰囲気下、600℃で2時間焼成した後、ジェットミル(日清エンジニアリング(株)製ジェットミルSJ−500)を用い、供給量0.98kg、押込ノズル圧0.75MPa、粉砕ノズル圧0.75MPa、供給速度4.0kg/時間の条件下で処理することにより、0.79kgの処理物を得(収率81質量%)、表3に示す粒度特性、化学性状および体積抵抗率を有する比較用黒色微粒子3を得た。
実施例3で得られた石油コークスB粗粉砕物の一部を、窒素ガス雰囲気下、900℃で2時間焼成した後、ジェットミル(日清エンジニアリング(株)製ジェットミルSJ−500)を用い、供給量0.85kg、押込ノズル圧0.75MPa、粉砕ノズル圧0.75MPa、供給速度3.5kg/時間の条件下で処理することにより、0.74kgの処理物を得(収率87質量%)、表3に示す粒度特性、化学性状および体積抵抗率を有する比較用黒色微粒子4を得た。
なお、下記水分量、CHN分、H/C、硫黄含有量、灰分、揮発分、固定炭素分は、上述した石油コークスAの性状測定方法と同様の方法で測定した値を意味する。また、粒度特性、体積抵抗率、色相は、以下の方法で測定した値を意味する。
(粒度特性)
JIS Z 8825に準拠したレーザー回折散乱式粒度分布測定装置(MICROTRAC FRA、NIKKISO社製)を用いて、レーザー回折散乱法により、体積頻度粒度分布測定を行った。得られた体積頻度粒度分布測定結果より、積算粒度10%の粒径(D10)、積算粒度50%の粒径(D50)、積算粒度90%の粒径(D90)を算出した。
また、スパンは、得られたD90、D10、D50を用い、式(D90−D10)/D50より算出した。
(体積抵抗率)
各黒色微粒子を測定用金型内に充填し、万能試験機にて各所定荷重まで加圧・保持した状態で、三菱化学アナリテック(株)製粉体抵抗測定システムMCP−PD51型を使用して、測定圧力を、0MPa、10MPa、26MPa、38MPa、51および64MPaとして測定した。
(色相)
JIS Z 8722に準拠したカラーメーター(日本電色工業(株)製 ZE6000)を用いて測定し、JIS 8781−4に従い、表色指数(L*,a*,b*)を求めた。
ゴム1(エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)、JSR(株)製、EP27)100質量部に対し、硫黄(ナカライテクス社製)を1.5質量部、テトラメチルチウラムジスルフィド:TMTD(東京化成工業(株)製)を1.0質量部、2-メルカプトベンゾチアゾール:MBT(ナカライテスク(株)製)を0.5質量部、酸化亜鉛(ハクスイテック(株)製)を5.0質量部、ステアリン酸(ナカライテスク(株)製)を1.0質量部、絶縁性黒色微粒子として実施例1で作製した絶縁性黒色微粒子1を100質量部の割合で混合し、(株)トーシン製ラボニーダミルTDR100−500X3を用いて混練を行い、混練物を得た。
次いで、プレス成形機(テクノサプライ(株)製、卓上ホットプレス)を用いて、上記で得た混練物を160℃で加熱プレスして、シート厚み0.5mmで絶縁性黒色微粒子1が均一に分散した絶縁性黒色材料(絶縁性黒色材料の含有割合47.8質量%(31.4体積%)であるもの)を得た。
得られた絶縁性黒色材料の23℃の体積抵抗率について、体積抵抗値が105Ω・cm以下の領域では、三菱化学(株)製LorestaMPMCP−T350を、体積抵抗率が105Ω・cmを超える領域においては、HirestaUPMCP−HT450で測定した。結果を表4に示す。
ゴム1(エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)、JSR(株)製、EP27)100質量部に対し、絶縁性黒色微粒子として実施例1で作製した絶縁性黒色微粒子1を200質量部の割合で混合した以外は、実施例5と同様にしてシート厚み0.5mmで絶縁性黒色微粒子1が均一に分散した絶縁性黒色材料(絶縁性黒色材料の含有割合64.7質量%(47.8体積%))を得た。
得られた絶縁性黒色材料の23℃の体積抵抗率について、体積抵抗値が105Ω・cm以下の領域では、三菱化学(株)製LorestaMPMCP−T350を、体積抵抗率が105Ω・cmを超える領域においては、HirestaUPMCP−HT450で測定した。結果を表4に示す。
ゴム1(エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)、JSR(株)製、EP27)100質量部に対し、比較用黒色微粒子として比較例2で作製した比較用黒色微粒子2を100質量部の割合で混合した以外は、実施例5と同様にしてシート厚み0.5mmの黒色材料(比較用黒色微粒子の含有割合47.8質量%(31.4体積%))を得た。
得られた黒色材料の23℃の体積抵抗率について、体積抵抗値が105Ω・cm以下の領域では、三菱化学(株)製LorestaMPMCP−T350を、体積抵抗率が105Ω・cmを超える領域においては、HirestaUPMCP−HT450で測定した。結果を表4に示す。
ゴム1(エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)、JSR(株)製、EP27)100質量部に対し、市販黒鉛粉末1を50質量部の割合で混合した以外は、実施例5と同様にしてシート厚み0.5mmの黒色材料(市販黒鉛粉末1の含有割合31.4質量%(18.6体積%))を得た。
得られた黒色材料の23℃の体積抵抗率について、体積抵抗値が105Ω・cm以下の領域では、三菱化学(株)製LorestaMPMCP−T350を、体積抵抗率が105Ω・cmを超える領域においては、HirestaUPMCP−HT450で測定した。結果を表4に示す。
ゴム1(エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)、JSR(株)製、EP27)100質量部に対し、市販導電性カーボンブラック1を50質量部の割合で混合した以外は、実施例5と同様にしてシート厚み0.5mmの黒色材料(市販導電性カーボンブラック1の含有割合31.4質量%(18.6体積%))を得た。
得られた黒色材料の23℃の体積抵抗率について、体積抵抗値が105Ω・cm以下の領域では、三菱化学(株)製LorestaMPMCP−T350を、体積抵抗率が105Ω・cmを超える領域においては、HirestaUPMCP−HT450で測定した。結果を表4に示す。
樹脂原料1(高密度ポリエチレン(HDPE)、(株)プライムポリマー製ハイゼックス6300M(一般配水管、上下水道用))に対し、絶縁性黒色微粒子として実施例1で作製した絶縁性黒色微粒子1の含有割合が、2質量%(実施例7)、5質量%(実施例8)、30質量%(実施例9)、75質量%(実施例10)、80質量%(実施例11)になるように各々混合し、二軸押出混練機で混練することにより、絶縁性黒色微粒子1が均一に分散した目的とする各絶縁性黒色材料を得た。
得られた各絶縁性黒色材料の明度L*を測定した。結果を表5に示す。
なお、表5において、明度L*が小さいほど黒色度が高いことを示す。
アクリル樹脂(東レ・ファインケミカル(株)製、コータックスLG−545)、分散剤(ビックケミー製、DISPERBYK−167)、トルエン溶剤(和光純薬工業(株)製、トルエン試薬特級)および、絶縁性黒色微粒子として上述した絶縁性黒色微粒子1(実施例12〜実施例14)、絶縁性黒色微粒子2(実施例15〜実施例17)を使用して、表6に示す配合となるように各々混合し、ホモジナイザーで混錬することにより、目的とする各黒色絶縁性インキを得た。
次いで、作成したインキを自動塗工機にてドクターブレードを用いてポリイミドフィルムに塗布し、目的とする黒色絶縁性インキの塗膜(膜厚20μm)を得た。得られた塗膜の表面抵抗値をシムコジャパン(株)製Worksurface Tester ST−4にて測定した。結果を表6に示す。
アクリル樹脂(東レ・ファインケミカル(株)製、コータックスLG−545)、分散剤(ビックケミー製、DISPERBYK−167)、トルエン溶剤(和光純薬工業(株)製、トルエン試薬特級)および、比較用黒色微粒子として上述した比較用黒色微粒子2(比較例6〜比較例8)を使用して、表7に示す配合となるように各々混合し、ホモジナイザーで混錬することにより、黒色インキを得た。
次いで、作成したインキを自動塗工機にてドクターブレードを用いてポリイミドフィルムに塗布し、黒色インキの塗膜(膜厚20μm)を得た。得られた塗膜の表面抵抗値をシムコジャパン(株)製Worksurface Tester ST−4にて測定した。結果を表7に示す。
アクリル樹脂(東レ・ファインケミカル(株)製、コータックスLG−545)、分散剤(ビックケミー製、DISPERBYK−167)、トルエン溶剤(和光純薬工業(株)製、トルエン試薬特級)および、黒色微粒子として上述した市販黒鉛粉末1(参考例3〜参考例5)を使用して、表7に示す配合となるように各々混合し、ホモジナイザーで混錬することにより、黒色インキを得た。
次いで、作成したインキを自動塗工機にてドクターブレードを用いてポリイミドフィルムに塗布し、黒色インキの塗膜(膜厚20μm)を得た。得られた塗膜の表面抵抗値をシムコジャパン(株)製Worksurface Tester ST−4にて測定した。結果を表7に示す。
Claims (6)
- 50±5MPa下での体積抵抗率が106〜1015Ω・cmである石油コークス粉砕物からなることを特徴とする絶縁性黒色微粒子。
- 前記石油コークス粉砕物の平均粒子径が100μm以下である請求項1に記載の絶縁性黒色微粒子。
- 前記石油コークス粉砕物の炭素含有量の原子換算のモル数に対する水素含有量の原子換算のモル数の比(H/Cモル比)が0.3〜0.8である請求項1または請求項2に記載の絶縁性黒色微粒子。
- 前記石油コークス粉砕物が、熱分解処理残渣物を50〜550℃で乾燥してなる乾燥物である請求項1〜請求項3のいずれかに記載の絶縁性黒色微粒子。
- 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の絶縁性黒色微粒子と、ゴムまたは樹脂とを含むことを特徴とする絶縁性黒色材料。
- 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の絶縁性黒色微粒子と、樹脂、分散剤および溶剤とを含むことを特徴とする絶縁性黒色インキ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016169716 | 2016-08-31 | ||
JP2016169716 | 2016-08-31 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018039994A true JP2018039994A (ja) | 2018-03-15 |
JP7064296B2 JP7064296B2 (ja) | 2022-05-10 |
Family
ID=61625412
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017165435A Active JP7064296B2 (ja) | 2016-08-31 | 2017-08-30 | 黒色微粒子状絶縁剤、黒色絶縁材料、黒色絶縁インキおよび黒色絶縁材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7064296B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114656837A (zh) * | 2022-01-07 | 2022-06-24 | 惠州市百时达化工有限公司 | 一种高遮盖高绝缘黑色油墨及其制备方法 |
Citations (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015119269A1 (ja) * | 2014-02-10 | 2015-08-13 | コスモ石油株式会社 | 活性炭の製造方法及び活性炭 |
WO2015129669A1 (ja) * | 2014-02-28 | 2015-09-03 | コスモ石油株式会社 | 石油コークス微粉砕物、石油コークス微粉砕焼成物、ゴム配合物用フィラーおよびゴム配合物 |
JP2015178583A (ja) * | 2014-02-28 | 2015-10-08 | コスモ石油株式会社 | フィラー及びこれを含む組成物 |
JP2016060875A (ja) * | 2014-09-19 | 2016-04-25 | コスモ石油株式会社 | 顔料及びこれを含む組成物 |
JP2016124920A (ja) * | 2014-12-26 | 2016-07-11 | コスモ石油株式会社 | ゴム配合物 |
JP2016124922A (ja) * | 2014-12-26 | 2016-07-11 | コスモ石油株式会社 | ゴム配合物 |
JP2016124918A (ja) * | 2014-12-26 | 2016-07-11 | コスモ石油株式会社 | 石油コークス微粉砕物 |
JP2016124919A (ja) * | 2014-12-26 | 2016-07-11 | コスモ石油株式会社 | ゴム配合物 |
JP2016124917A (ja) * | 2014-12-26 | 2016-07-11 | コスモ石油株式会社 | 石油コークス微粉砕物 |
JP2016124921A (ja) * | 2014-12-26 | 2016-07-11 | コスモ石油株式会社 | ゴム配合物 |
JP2016141774A (ja) * | 2015-02-04 | 2016-08-08 | コスモ石油株式会社 | ゴム配合物 |
JP2016141773A (ja) * | 2015-02-04 | 2016-08-08 | コスモ石油株式会社 | ゴム配合物 |
-
2017
- 2017-08-30 JP JP2017165435A patent/JP7064296B2/ja active Active
Patent Citations (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015119269A1 (ja) * | 2014-02-10 | 2015-08-13 | コスモ石油株式会社 | 活性炭の製造方法及び活性炭 |
WO2015129669A1 (ja) * | 2014-02-28 | 2015-09-03 | コスモ石油株式会社 | 石油コークス微粉砕物、石油コークス微粉砕焼成物、ゴム配合物用フィラーおよびゴム配合物 |
JP2015178583A (ja) * | 2014-02-28 | 2015-10-08 | コスモ石油株式会社 | フィラー及びこれを含む組成物 |
JP2016060875A (ja) * | 2014-09-19 | 2016-04-25 | コスモ石油株式会社 | 顔料及びこれを含む組成物 |
JP2016124920A (ja) * | 2014-12-26 | 2016-07-11 | コスモ石油株式会社 | ゴム配合物 |
JP2016124922A (ja) * | 2014-12-26 | 2016-07-11 | コスモ石油株式会社 | ゴム配合物 |
JP2016124918A (ja) * | 2014-12-26 | 2016-07-11 | コスモ石油株式会社 | 石油コークス微粉砕物 |
JP2016124919A (ja) * | 2014-12-26 | 2016-07-11 | コスモ石油株式会社 | ゴム配合物 |
JP2016124917A (ja) * | 2014-12-26 | 2016-07-11 | コスモ石油株式会社 | 石油コークス微粉砕物 |
JP2016124921A (ja) * | 2014-12-26 | 2016-07-11 | コスモ石油株式会社 | ゴム配合物 |
JP2016141774A (ja) * | 2015-02-04 | 2016-08-08 | コスモ石油株式会社 | ゴム配合物 |
JP2016141773A (ja) * | 2015-02-04 | 2016-08-08 | コスモ石油株式会社 | ゴム配合物 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114656837A (zh) * | 2022-01-07 | 2022-06-24 | 惠州市百时达化工有限公司 | 一种高遮盖高绝缘黑色油墨及其制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7064296B2 (ja) | 2022-05-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8114937B2 (en) | Carbon black, method for producing the same, and its use | |
Tang et al. | Flame retardancy of carbon nanofibre/intumescent hybrid paper based fibre reinforced polymer composites | |
Joshi et al. | Optimized quality factor of graphene oxide-reinforced PVC nanocomposite | |
JP7064296B2 (ja) | 黒色微粒子状絶縁剤、黒色絶縁材料、黒色絶縁インキおよび黒色絶縁材 | |
JP3667144B2 (ja) | カーボンブラックとその製造方法、並びに導電性組成物 | |
CN102101931A (zh) | 一种超细废橡胶粉热塑性弹性体材料及其制备工艺 | |
JP6832247B2 (ja) | 導電性材料および弱導電性インキ | |
WO2017006937A1 (ja) | 熱伝導性フィラー、混合熱伝導性フィラー及び熱伝導性材料 | |
Lu et al. | Mechanochemical preparation of devulcanized ground fluoroelastomers for the enhancement of the thermal stability of nitrile–butadiene rubber vulcanizates | |
CN105244077B (zh) | 一种导电碳浆及其制备方法 | |
Qiu et al. | Thermal aging, physico‐mechanical, dynamic mechanical properties of chlorinated polyethylene/red mud composites | |
CN105694135A (zh) | 溶剂油和石墨烯在胶料中分散的混炼工艺 | |
JP2016124917A (ja) | 石油コークス微粉砕物 | |
CN104004376A (zh) | 一种导电热塑性弹性体复合材料及其制备方法 | |
CN108250509A (zh) | 一种耐油防腐蚀橡胶配方 | |
WO1998024840A1 (en) | Compositions and articles of manufacture | |
JP6844921B2 (ja) | 遮熱材、遮熱組成物、遮熱膜および遮熱建材 | |
Dweiri et al. | Optimization of electrical conductivity for composite bipolar plates in PEM fuel cell | |
JP2016141610A (ja) | 石油コークス微粉砕焼成物 | |
Karmankar | Extraction of Carbon Black From The Coconut Shell | |
JP2017014089A (ja) | 混合熱伝導性フィラー及び熱伝導性材料 | |
Zhu et al. | Conductive polymer nanocomposites containing in situ ultra-fine metal particles | |
WO2013031145A1 (ja) | 熱硬化性樹脂組成物、その硬化物及び成形体の製造方法、硬化物、成形体、並びに燃料電池用セパレータ | |
JP2015178583A (ja) | フィラー及びこれを含む組成物 | |
JP2008169309A (ja) | 墨インキベースの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200804 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210928 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211122 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220419 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220422 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7064296 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |