JP2018039406A - 乗物用シートロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】乗物用シートロック装置に、ストライカを解除操作によって再ロックされにくい位置へと押し出すポップアップ機能を持たせること。【解決手段】ストライカSを受け入れてロックするシートロック装置10は、受入口11Bを有するベース11と、ベース11に対する回転により受入口11Bを開閉するフック12と、フック12を閉じた状態にロックするポール13と、ベース11に対し弾性により受入口11B内に張り出して受入口11B内に入り込んだストライカSに外部への押出し力を作用させるピース14とを有する。フック12のベース11に対する回転中心(支軸12A)が、ストライカSの受入口11Bに対する入り込みの移動経路の延長線EL上から外れた偏心位置に設定されている。ピース14は、フック12の閉じた状態でのロックが解除されることでストライカSにより押し込まれていた状態から復元してストライカSを外部へと押し出す。【選択図】図10

Description

本発明は、乗物用シートロック装置に関する。詳しくは、ストライカを受け入れてロックすることが可能な乗物用シートロック装置に関する。
従来、乗物用シートをフロアにロックするシートロック装置として、乗物用シートに取り付けられたシートロック装置が、フロア上に固定されたストライカに対して係脱する構成とされたものが知られている(特許文献1)。具体的には、上述したシートロック装置は、ストライカを受れ入れ可能に開口した受入口を持つベースと、ベースに枢着されて付勢により受入口内を閉鎖した状態に保持されたフックと、を有する構成とされている。上述したシートロック装置は、上述したストライカが受入口内に押し込まれる移動により、同受入口を閉鎖しているフックがストライカにより押し退けられる形で付勢に抗して押し回される。そして、上記ストライカの通過に伴って、フックが再び受入口を閉鎖した状態に戻される。その結果、閉鎖位置に戻されたフックによって、ストライカが受入口内にロックされた状態となって保持される。
特開2010−143445号公報
上記従来技術では、フックが受入口を閉鎖する方向に付勢された構成であるため、フックがロック解除されてもストライカが受入口内に残されてしまい、解除操作後にストライカが再ロックされやすくなってしまう。本発明は、上記問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、乗物用シートロック装置に、ストライカを解除操作によって再ロックされにくい位置へと押し出すポップアップ機能を持たせることにある。
上記課題を解決するために、本発明の乗物用シートロック装置は次の手段をとる。
第1の発明は、ストライカを受け入れてロックすることが可能な乗物用シートロック装置である。この乗物用シートロック装置は、ストライカを受け入れ可能な開口形状の受入口を有するベースと、ベースに対する回転により受入口を閉じた状態と開いた状態とに切り換えられるフックと、フックとの係合によりフックを閉じた状態にロックするポールと、ベースに対し弾性により受入口内に形状を張り出させて受入口内に入り込んだストライカに対して外部へ押し出す力を作用させる押出部材と、を有する。フックのベースに対する回転中心が、ストライカの受入口に対する入り込みの移動経路の延長線上から外れた偏心位置に設定されている。押出部材が、ストライカが受入口内に入り込んでフックが閉じた状態とされてロックされることでフックにより閉じ込められたストライカにより押し込まれた状態となる位置に保持される押込状態と、フックの閉じた状態でのロックが解除されることで押込状態から復元しその反発力によりストライカをフックにより閉じ込められた位置よりも外部へと押し出した状態となる復元状態と、をとる構成とされている。
この第1の発明によれば、フックは、その回転中心が上記偏心位置に設定されていることで、受入口内に閉じ込めたストライカから外部に押し出される力が掛けられると、上記回転中心まわりの曲げモーメントの負荷を受けやすくなる。しかし、上記フックは、ポールとの係合により閉じた状態にロックされることから、上記の負荷を適切に受け止めてストライカをロックすることができる。したがって、このような構成に押出部材を設定することにより、フックによってストライカを適切な強度でロックすることができながら、フックの解除操作時にはストライカをフックとは別個独立して機能する押出部材によって再ロックされにくい位置へと適切にポップアップさせるように押し出すことができる。
第2の発明は、上述した第1の発明において、次の構成とされているものである。押出部材が、受入口内にストライカが入り込んでフックが閉じた状態とされることでストライカをフックとの間に直接当てて挟んだ状態となる構成とされている。
この第2の発明によれば、ストライカをフックと押出部材との間でガタ付かせることなく適切に押さえ込んだ状態としてロックすることができる。
第3の発明は、上述した第1又は第2の発明において、次の構成とされているものである。更に、押出部材にストライカの受け入れ方向の横側から弾性的に押し当てられた状態とされて押出部材がストライカによって押込状態となる位置まで押し込まれることで押出部材との当たりが凹みにより逃がされて押出部材に更に引き寄せられるように弾性的に動かされる検知部材を有する。
この第3の発明によれば、検知部材の動きを利用して、ストライカが受入口内に入り込んでロックされた状態を簡便に検知することができる。
第4の発明は、上述した第3の発明において、次の構成とされているものである。検知部材が、押出部材が押込状態となる位置まで押し込まれることにより押出部材との間に形成された凹みに凸を嵌合させる形に押し動かされて押出部材を押込状態となる位置に保持する構成とされている。
この第4の発明によれば、検知部材を、押出部材を押込状態となる位置に保持する部材として合理的に機能させることができる。
第5の発明は、上述した第3又は第4の発明において、次の構成とされているものである。更に、検知部材とフックとポールとを互いに連動させられる状態に連結する連動機構を有する。連動機構は、押出部材がストライカによって押込状態となる位置まで押し込まれて検知部材が押出部材に更に引き寄せられるように動かされる動作に連動させて、フックを開いた状態から閉じた状態へと回転させると共に、ポールをフックと係合させるように動作させる構成とされている。
この第5の発明によれば、上記連動機構により、ストライカを受入口内に押し込むのみの操作で、フックを閉じた状態にしてロックすることができる。
第6の発明は、上述した第1から第5のいずれかの発明において、次の構成とされているものである。押出部材が、ストライカにより押し込まれた状態となる位置に保持される押込状態を、ストライカの受け入れ方向の2箇所の位置でそれぞれとることのできる構成とされている。
この第6の発明によれば、受入口内へ入り込む深さ形状の異なる2つのタイプのストライカを適切にロックすることができる。
第7の発明は、上述した第5の発明において、次の構成とされているものである。連動機構が、フックをポールとの係合により閉じた状態にロックした状態において、フックがストライカからの負荷入力により開いた状態となる回転方向に微動してもこの微動を検知部材及びポールに伝達しないように逃がす逃がし構造を有する構成とされている。
この第7の発明によれば、逃がし構造により、ストライカを閉じ込めたフックにストライカからの負荷入力によって微動が生じても、この微動が検知部材やポールに伝達されず逃がされるため、ポールによるフックのロック状態を適切に維持することができる。
実施例1の乗物用シートロック装置の概略構成を表した斜視図である。 乗物用シートロック装置のストライカとロックする前の状態を表した模式図である。 乗物用シートロック装置の分解斜視図である。 図2から乗物用シートロック装置にストライカを1段階目のロック位置まで入り込ませた状態を表した模式図である。 図4から乗物用シートロック装置がストライカをロックした状態を表した模式図である。 図5のVI-VI線断面図である。 図5のVII-VII線断面図である。 図5のロック状態においてフックにストライカからの負荷が入力された状態を表した模式図である。 図5から乗物用シートロック装置のロック状態が解除操作された状態を表した模式図である。 図9からストライカが押出部材により押し出された状態を表した模式図である。 図2から乗物用シートロック装置にストライカを2段階目のロック位置まで入り込ませた状態を表した模式図である。 図11から乗物用シートロック装置がストライカをロックした状態を表した模式図である。 図12から乗物用シートロック装置のロック状態が解除操作された状態を表した模式図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
<シートロック装置10(乗物用シートロック装置)の概略構成について>
始めに、実施例1のシートロック装置10(乗物用シートロック装置)の構成について、図1〜図13を用いて説明する。なお、以下の説明において、前後上下左右等の各方向を示す場合には、各図中に示されたそれぞれの方向を指すものとする。また、「シート幅方向」と記す場合には、後述するシート1の横幅方向(左右方向)を示すものとする。本実施例のシートロック装置10は、図1に示すように、自動車の左側後部座席として設けられたシート1(乗物用シート)のシートバック2の左側部に内蔵されている。上述したシートロック装置10は、自動車の左側のデッキサイドパネルDS(乗物本体)から突出するストライカSに対するロックにより、シートバック2の背凭れ角度をデッキサイドパネルDSに対して固定することができる構成とされている。
ここで、上述したシート1は、着座乗員の背凭れ部となるシートバック2と、着座部となるシートクッション3と、を備えた構成とされている。上述したシートバック2は、その左右両サイドの下端部が、シートクッション3の左右両サイドの後端部に対して、それぞれ、前後方向に傾動可能となる状態にヒンジ連結された構成とされている。上記構成により、シートバック2は、シートクッション3に対して、その背凭れ角度を前後方向に自由に変えることができるようになっている。
上述したシートバック2は、その背凭れ角度を前側へと倒し込むことにより、シートクッション3の上面部に畳み込まれた状態へと切り換えらえるようになっている。また、シートバック2は、その背凭れ角度を起こして後側へと倒し込むことにより、その倒し込みの途中で上述したシートロック装置10がストライカSに前側から押し込まれてロックされ、その背凭れ角度がデッキサイドパネルDSに固定されるようになっている。
上述したシートロック装置10のロック状態は、シートバック2の左肩口の上部箇所に設けられた操作つまみHを使用者が上側へと引き上げる操作によって解除されるようになっている。上記の解除操作により、シートバック2は、上述したシートロック装置10が上記の解除操作に伴ってストライカSを後側へと押し蹴るように動作するポップアップ機能によって、ストライカSから前側へと跳ね返されるように押し出されるようになっている。
また、上述したシートバック2は、上記のようにシートロック装置10がストライカSとのロックから外された状態から、使用者が上述した操作つまみHを引き上げた操作状態のまま、その背凭れ角度を後側へと倒すように押し込むことにより、上述したストライカSに対して、先ほどのロック位置よりも更に後側へと倒し込まれた状態位置にて当て止められるようになっている。そして、上記シートバック2は、上述したシートロック装置10がストライカSに当て止められる位置にて、先ほどの操作つまみHの操作を戻すことにより、シートロック装置10がストライカSにロックして、その背凭れ角度の位置に固定されるようになっている。
このように、シートロック装置10は、シートバック2の背凭れ角度を2段階のロック位置でロックすることができるようになっている。また、シートロック装置10は、上記1段階目のロック位置から更に後側へと倒し込んだ2段階目のロック位置でも、操作つまみHを上側へと引き上げる操作によって、ストライカSに対するロック状態が解除されるようになっている。そして、上記シートロック装置10は、上記の解除操作によっても、ストライカSを後側へと押し蹴るように動作するポップアップ機能を動作させて、シートバック2をストライカSから前側へ跳ね返させるように押し出すようになっている。上述したシートバック2は、上述したシートロック装置10のポップアップ機能により、上述した操作つまみHによる解除操作が行われた後に、再びその場でストライカSにロックしてしまうといった、不用意な再ロックが行われにくい構成とされている。
<シートロック装置10の各部の構成について>
以下、上述したシートロック装置10の各部の具体的な構成について詳しく説明する。図2〜図3に示すように、シートロック装置10は、ベース11と、フック12と、ポール13と、ピース14と、レバー15と、レリーズリンク16と、によって概略構成されている。上述したシートロック装置10を構成するピース14は樹脂製であるが、それ以外のベース11、フック12、ポール13、レバー15、及びレリーズリンク16は、全て金属製となっている。ここで、ピース14が本発明の「押出部材」に相当し、レバー15が本発明の「検知部材」に相当し、レリーズリンク16が本発明の「連動機構」に相当する。
<ベース11について>
上述したベース11は、互いにシート幅方向に対向配置された2枚1組のベース板11Aによって構成され、シートバック2の図示しない内部フレームに一体的に固定された状態として設けられている。上述したベース11を構成する各ベース板11Aには、それらの互いに対向する各位置に、ストライカSを後側から受け入れ可能な開口形状の受入口11Bが板厚方向に貫通した形となって形成されている。上述した受入口11Bは、上述したベース11を構成する各ベース板11Aの後縁部から前側に向かってストレート状に延びた形となって形成されている。
<フック12について>
フック12は、上述したベース11の受入口11Bより下側の箇所に支軸12Aにより回転可能にヒンジ連結されて設けられている。詳しくは、上述したフック12は、上述したベース11を構成する各ベース板11Aの間に挟まれて配置されている。そして、上記フック12に対して支軸12Aが板厚方向に貫通して差し込まれると共に、支軸12Aの両端部が各側のベース板11Aにそれぞれ板厚方向に貫通して差し込まれてかしめられることにより、フック12がベース11に対して回転可能にヒンジ連結された状態とされている(図6参照)。上述したフック12は、図2に示すように、その回転中心である支軸12Aの設定位置から後側へ形状を延ばすと共に、その延ばした先の箇所から更に回転方向となる上側に向かって円弧状に湾曲した形で形状を延ばす鉤部12Bを有した形状とされている。
上述したフック12は、上述した支軸12Aを中心とした回転により、その先端側の円弧状に湾曲して延びる鉤部12Bを、図2に示すように受入口11Bから下側へ引き込んだ状態位置と、図5に示すように受入口11B内に下側から張り出させた状態位置と、に切り換えられるようになっている。上記構成により、フック12は、上述したベース11に形成された受入口11Bを開いた状態(図2参照)と閉じた状態(図5参照)とに切り換えることができるようになっている。上述したフック12は、上述したように配置されていることにより、その回転中心である支軸12Aが、ストライカSの受入口11Bに対する入り込みの移動経路の延長線EL上から外れた偏心位置に設定された状態とされている。
上述したフック12は、常時は、上述したベース11との間に掛着された不図示のバネによって、支軸12Aを中心に受入口11Bを閉じる回転方向である図示反時計回り方向に回転付勢された状態とされている。しかし、上述したフック12は、図2に示すように、ストライカSが受入口11B内に入り込む前の初期状態時には、後述するレリーズリンク16を介してレバー15がピース14に当たって位置規制される姿勢制御の作用を受けることにより、受入口11Bを開いた状態位置に保持されるようになっている。
そして、上述したフック12は、図4及び図11に示すように、上述したストライカSが受入口11B内に入り込む移動によって、上述したレバー15のピース14との当たりによる位置規制状態が解かれることにより、上述したレリーズリンク16を介した姿勢制御状態が解かれて、図5及び図12に示すように、付勢により受入口11Bを閉じた状態へと切り換えられるようになっている。
上述したフック12には、その回転中心である支軸12Aの設定位置に近い支軸12Aの前下側の外周部箇所に、外周面を半径方向の内側へと段差状に落ち込ませる凹状の段差部12Cが形成されている。上記段差部12Cは、図5及び図12に示すように、上述したフック12が受入口11Bを閉じた状態となった際に、その段差内に後述するポール13の係合部13Bが入り込んだ状態となって、同係合部13Bとの係合により開き方向(図示時計回り方向)の回転が規制される規制部として機能するものとなっている。
<ポール13について>
ポール13は、図2〜図3に示すように、上述したベース11の受入口11Bより下側の箇所、詳しくは、上述したフック12の回転中心である支軸12Aの設定位置よりも下部側かつ前部側の箇所に支軸13Aにより回転可能にヒンジ連結されて設けられている。詳しくは、上述したポール13は、上述したフック12と同様に、上述したベース11を構成する各ベース板11Aの間に挟まれて配置されている。そして、上記ポール13に対して支軸13Aが板厚方向に貫通して差し込まれると共に、支軸13Aの両端部が各側のベース板11Aにそれぞれ板厚方向に貫通して差し込まれてかしめられることにより、ポール13がベース11に対して回転可能にヒンジ連結された状態とされている。
上述したポール13は、その回転中心である支軸13Aの設定位置から後側へと形状を延ばす係合部13Bを有した構成とされている。上述した係合部13Bは、その後側へ延出した先の外周面が、支軸13Aを中心に描かれる円弧形状に湾曲した形状とされている。上記構成のポール13は、図2に示すように、上述したフック12が受入口11Bを開いた状態をとる時には、後述するレリーズリンク16による姿勢制御によって、その係合部13Bをフック12の段差部12Cから下側へと外した状態をとるようになっている。しかし、上記ポール13は、図5及び図12に示すように、上述したフック12が受入口11Bを閉じた状態をとる時には、上述したレリーズリンク16により連動して動かされる姿勢制御によって、その係合部13Bをフック12の段差部12C内に入れ込んで、フック12の開き方向(図示時計回り方向)の回転を規制した状態をとるようになっている。
詳しくは、上述したポール13の係合部13Bは、上述した受入口11Bを閉じた状態とされたフック12の段差部12Cの外周面に対して、互いの間に僅かな隙を形成した状態に添えられるようになっている。しかし、上述したポール13は、図8に示すように、フック12が受入口11Bを閉じた状態において内部に閉じ込めたストライカSから外部(後方)に向けての強い力を受けて開き方向(図示時計回り方向)に押し回されるように微動することにより、その係合部13Bの外周面にフック12の段差部12Cの外周面が互いの円弧面同士を面当接させる状態に押し当てられるようになっている。上記当接により、ポール13は、フック12から受ける押圧力を、その回転中心である支軸13Aに向かって真っ直ぐに入力される圧縮力として強く受け止めることができるようになっており、フック12の付勢に抗した開き方向(図示時計回り方向)の回転移動を強く食い止めることができるようになっている。
<ピース14について>
ピース14は、図2〜図3に示すように、上述したベース11に対して受入口11Bの形成箇所に沿って前後方向にスライドすることができるようにガイドされた状態として設けられている。詳しくは、上述したピース14は、上述したフック12やポール13と同様に、上述したベース11を構成する各ベース板11Aの間に挟まれて配置されている。詳しくは、上述したピース14は、その一方側のベース板11Aと対向する面上に前後方向にストレート状に凹んだ形となって形成されたガイド溝14B内に、上記ベース板11Aの受入口11Bの前側の箇所から突出するガイドピン11Dが嵌め込まれて前後方向のスライドしかできないようにガイドされた状態としてセットされている(図5〜図6参照)。上記構成により、ピース14は、ベース11に対して、上述したガイド溝14Bがガイドピン11Dに沿って摺動可能とされる前後方向にのみスライドすることができるようにガイドされた構成とされている。
上述したピース14は、図2に示すように、常時は、上述したベース11との間に掛着された圧縮バネ14Aによって、受入口11B内に前側から後側へと張り出す方向に移動付勢された状態とされている。上述した圧縮バネ14Aは、上述したピース14の前側の縁部と、上述した一方側のベース板11Aの受入口11Bの前側の縁部箇所からシート幅方向に折り曲げられて形成された庇片11Cと、の間に掛着されて設けられている。上記構成により、ピース14は、図2に示すように、ストライカSが受入口11B内に入り込む前の初期状態時には、上記の付勢力によって、受入口11Bの後側の開口端までは張り出さないものの、受入口11B内の途中位置まで前側から後側へと張り出した状態に保持されるようになっている。
そして、上述したピース14は、図4及び図11に示すように、上述したストライカSが受入口11B内へと入り込む移動によって、同ストライカSにより押し込まれる形で受入口11B内の前方向へと押し動かされるようになっている。そして、上記ピース14は、上述した図4及び図11に示す各位置までストライカSによって押し込まれることにより、図5及び図12に示すように、後述するレバー15が付勢によって引き寄せられる動きを許容する状態とされるようになっている。そして、上記ピース14は、上記許容に伴うレバー15の引き寄せられる動きによって、レバー15と係合して位置拘束された状態となって保持されるようになっている。そして、上記レバー15の動作に伴って、後述するレリーズリンク16を介した姿勢制御が解かれたフック12が閉じた状態に切り換えられて、同フック12の鉤部12BによりストライカSが受入口11B内に閉じ込められた状態にロックされるようになっている。
ここで、上述したストライカSは、図2〜図3に示すように、上述したデッキサイドパネルDSから平面視略U字状に張り出す形に折り曲げられた丸棒材により形成されている。上述したストライカSは、そのU字の前側の脚部分が第1アームS1として、上述した受入口11B内に先行して入り込まされる構成とされ、後側の脚部分が第2アームS2として、上述した第1アームS1の後に続いて受入口11B内に入り込まされる構成とされている。
上記構成のストライカSに対して、上述したピース14は、図4〜図5に示すように、上述したストライカSの第1アームS1が第2アームS2との間の空間部分にフック12の鉤部12Bを入り込ませられる位置まで受入口11B内へと押し込まれることにより、上述したレバー15に形成された凸片15Bを進行方向の横側(上側)から受け入れられる状態となる凹み14Cが形成された構成とされている。また、上述したピース14は、図11〜図12に示すように、上述したストライカSが第2アームS2の後側の空間部分にフック12の鉤部12Bを入り込ませられる位置まで受入口11B内へと押し込まれることにより、上述したレバー15に形成された凸片15Bを進行方向の横側(上側)から受け入れられる状態となる面取り部14Dが形成された構成とされている。ここで、上述した凹み14Cと面取り部14Dとがそれぞれ本発明の「凹み」に相当し、凸片15Bが本発明の「凸」に相当する。
上述した凹み14Cは、上述したピース14の上側の側面の前後方向の中間部において、上述したレバー15から下側に向かって突出する凸片15Bの円弧形状に湾曲した形と合致する円弧形状に湾曲した凹形状に形成されている。また、面取り部14Dは、上述したピース14の上側の側面の後側の角部において、上述したレバー15の凸片15Bの円弧形状に湾曲した形に合わせて円弧形状に湾曲した面取り形状に形成されている。
上述したピース14は、図4〜図5に示すように、上述したストライカSの第1アームS1が受入口11B内に入り込んでその凹み14Cの内部にレバー15の凸片15Bを付勢により入り込ませられる状態となる位置が、同レバー15の入り込み移動によってフック12を閉じた状態に切り換えてストライカSを受入口11B内に閉じ込めた状態にロックすることのできる1段階目のロック位置となっている。また、上述したピース14は、図11〜図12に示すように、上述したストライカSが1段階目のロック位置よりも更に受入口11B内に入り込んでその面取り部14Dにレバー15の凸片15Bを付勢により入り込ませられる状態となる位置が、同レバー15の入り込み移動によってフック12を閉じた状態に切り換えてストライカSを受入口11B内に閉じ込めた状態にロックすることのできる2段階目のロック位置となっている。なお、上記2段階目のロック位置は、ストライカSの第1アームS1が受入口11B内の底側面となる前側面に略当接する位置となっている。
上述したピース14は、図5及び図12で前述したストライカSがそれぞれのロック位置でロックされた状態から、図9及び図13に示すように後述するレバー15が解除操作されてピース14の拘束状態を開放するように動かされることにより、この動きに連動してフック12が開いた状態に切り換えられることを受けて、ストライカSを圧縮バネ14Aの付勢力によって受入口11Bの外部(後方)へ向けて押し出すようになっている(図10参照)。この押し出す力によって、シートロック装置10(シートバック2)がストライカSから前側へと弾まされるように押し出されるようになっている。上述したシートロック装置10がストライカSに対して押し出される位置は、ピース14がほぼ図2に示す初期状態をとる位置までストライカSを押し出す位置となっている。この位置状態では、レバー15の凸片15Bがピース14の凹み14Cや面取り部14D内に入り込むことができないことから、フック12が閉じた状態となることがなく、ストライカSがその位置で再ロックされるおそれがないようになっている。
<レバー15について>
レバー15は、図2〜図3に示すように、上述したベース11の受入口11Bより上側の箇所に支軸15Aにより回転可能にヒンジ連結されて設けられている。詳しくは、上述したレバー15は、上述したフック12やポール13と同様に、上述したベース11を構成する各ベース板11Aの間に挟まれて配置されている。そして、上記レバー15に対して支軸15Aが板厚方向に貫通して差し込まれると共に、支軸15Aの両端部が各側のベース板11Aにそれぞれ板厚方向に貫通して差し込まれてかしめられることにより、レバー15がベース11に対して回転可能にヒンジ連結された状態とされている。上述したレバー15は、その回転中心である支軸15Aの設定位置から前側へと形状を延ばす延出部15Dを有した形状とされている。
上記延出部15Dには、その支軸15Aの設定位置に近い支軸15Aの前下側の外周部箇所に、外周面を半径方向の外側となる下側に向かって段差状に膨らませるガイド部15Cが形成されている。また、上記延出部15Dの前側に延出する途中の中間箇所には、後下側に向かって形状を円弧状に湾曲させた形で突出させる凸片15Bが形成されている。上記凸片15Bは、レバー15の回転中心である支軸15Aを中心に描かれる円弧形状に湾曲した形で突出する形状とされている。
上述したレバー15は、常時は、上述したベース11との間に掛着された不図示のバネによって、支軸15Aを中心に図示反時計回り方向に回転付勢された状態とされている。上記構成により、レバー15は、図2に示すように、ストライカSが受入口11B内に入り込む前の初期状態時には、同受入口11B内に張り出した状態として保持されるピース14の上側の側面に上述したガイド部15Cが押し当てられた状態として保持されるようになっている。
上述したレバー15は、上述したストライカSが受入口11B内に入り込んでいく時には、上述したピース14がストライカSにより前側へ一定位置まで押し込まれても、上述したガイド部15Cがピース14の上側の側面上を摺動していくことで、回転位置が留められた状態に保持されるようになっている。しかし、上述したレバー15は、図4に示すように、上述したストライカSの入り込みにより上述したピース14が上述した1段階目のロック位置に至るところまで押し込まれると、上述したガイド部15Cがピース14の上側の側面との当接状態から外されて、ピース14との当たりによる回転規制状態が解除される。これにより、レバー15は、図5に示すように、上記の付勢力によって図示反時計回り方向に回転し、その凸片15Bをピース14の凹み14C内に入り込ませて嵌合させた状態となる。
上記嵌合により、レバー15は、上述した圧縮バネ14Aによって後側に移動付勢されているピース14を、同ピース14の凹み14C内に入り込んでいる凸片15Bが凹み14Cの内周面に対して互いの円弧面同士を面当接させた状態として、一定位置に拘束した状態として保持するようになっている。また、上述したレバー15は、図9に示すように、後述するレリーズリンク16が図1で前述した操作つまみHの引き上げ操作によって解除操作されることにより、上述した凸片15Bがピース14の凹み14C内から外されるように操作される。これにより、上記レバー15によるピース14の移動拘束状態が解かれて、ピース14が圧縮バネ14Aの付勢力によってストライカSを外部(後方)へと押し出せる状態へと切り換えられる。
また、上記レバー15によるピース14の移動拘束状態が解かれることで、ピース14が上述したストライカSを更に受入口11B内へと深く入り込ませることができる状態となる。そこで、この状態から、上述したストライカSを更に受入口11B内へと深く入り込ませることで、図11に示すように、ピース14を上述した2段階目のロック位置に至るところまで押し込むことができる。これにより、上述したレバー15が付勢によって図示反時計回り方向に回転して、その凸片15Bをピース14の面取り部14D内へと入り込ませて、互いの円弧面同士を面当接させてピース14の付勢による後側への移動を拘束した状態となる。
上記レバー15の凸片15Bがピース14の面取り部14D内へと入り込む移動は、レバー15の凸片15Bより前側の外周部箇所から下側に小さく突出する小突起15Eがピース14の上側の側面と当接する位置にて規制されるようになっている。以上のようにして、レバー15は、ピース14をストライカSの受け入れ方向の2箇所の位置で解除可能に位置保持した状態に係合させることができるようになっている。
<レリーズリンク16について>
レリーズリンク16は、図2〜図3に示すように、上下方向にストレート状に延びる一本のリンク部材によって構成されている。上述したレリーズリンク16には、上述したポール13の支軸13Aの設定位置から前側へと延出する延出部13Cと、上述したフック12の支軸12Aの設定位置から前側へと延出する延出部12Dと、上述したレバー15の支軸15Aの設定位置から前側へと延出する延出部15Dと、が、それぞれ、連結軸13D,12E,15Fによって、レリーズリンク16のリンク長方向の3箇所の位置に回転可能にヒンジ連結されている。
このうち、ポール13をレリーズリンク16にヒンジ連結する連結軸13Dは、レリーズリンク16に板厚方向に貫通して形成されたリンク長方向にストレート状に延びる長孔16A内に差し込まれて、同長孔16A内をリンク長方向にスライドすることができる状態として連結されている。また、レバー15をレリーズリンク16にヒンジ連結する連結軸15Fも、レリーズリンク16に板厚方向に貫通して形成されたリンク長方向にストレート状に延びる長孔16B内に差し込まれて、同長孔16B内をリンク長方向にスライドすることができる状態として連結されている。ここで、上述した各長孔16A,16Bによる各連結軸13D,15Fのスライドを許容する構造が、それぞれ本発明に「逃がし構造」に相当する。
上述したレリーズリンク16は、その上方側に延出した先の箇所が、図1で前述した操作つまみHと連結されており、図5及び図12で前述したように、ストライカSが受入口11B内に入り込んでレバー15が下側へと回される動きによって下側へと押し下げられるようになっている。また、上述したレリーズリンク16は、図9及び図13に示すように、操作つまみH(図1参照)が作業者によって上側へと引き上げられる操作により上側へと引き上げられて、レバー15を上側へと引き上げるように操作するようになっている。
上記構成のレリーズリンク16は、図2に示すように、ストライカSが受入口11B内に入り込む前の初期状態時には、上述したレバー15のガイド部15Cがピース14の上側の側面上に乗り上がった状態として保持される作用により、上側に引き上げられて操作つまみHを上側に引き上げた操作状態として保持されるようになっている。そして、上記初期状態から、図5及び図12に示すように、ストライカSが受入口11B内の各ロック位置まで入り込んでレバー15が下側へと回されることにより、下側へと押し下げられて、操作つまみHを下側へと押し下げた状態へと切り換えるようになっている。そして、上記レリーズリンク16は、上記押し下げられた操作状態から、図9及び図13に示すように、使用者によって操作つまみHが上側へと引き上げられる操作が行われることにより、同操作つまみHによって上側へと引き上げられて、レバー15をピース14との係合状態から上側へと引き離すように操作するようになっている。
詳しくは、上述したレリーズリンク16は、図2に示すように、ストライカSが受入口11B内に入り込む前の初期状態時には、フック12が不図示のバネにより閉じ方向(図示反時計回り方向)に付勢される力の作用によって、フック12との連結点である連結軸12Eにより下側へと押し下げられる力を受ける一方で、レバー15がピース14の上側の側面上に乗り上がって位置保持される作用により、レバー15との連結点である連結軸15Fを長孔16Bの上端面に当てた位置状態に保持されるようになっている。また、レリーズリンク16は、ポール13が不図示のバネによりフック12と同じ図示反時計回り方向に付勢される力の作用によって、ポール13との連結点である連結軸13Dを長孔16Aの下端面に当ててポール13の初期状態における姿勢を位置保持した状態となっている。
そして、上記状態から、図5及び図12に示すように、ストライカSが受入口11B内の各ロック位置まで入り込んでレバー15が下側へと回されることにより、レリーズリンク16は、上記初期状態と同じように、フック12が閉じた状態となってもなお、不図示のバネにより閉じ方向(図示反時計回り方向)に付勢される力の作用によって、フック12との連結点である連結軸12Eにより下側へと押し下げられる操作力を受ける一方で、レバー15がピース14の凹み14C或いは面取り部14D内に入り込んだ状態位置に保持される作用により、レバー15との連結点である連結軸15Fを長孔16Bの上端面に当てた位置状態に保持されるようになっている。一方、レリーズリンク16は、ポール13が不図示のバネにより係合部13Bをフック12の段差部12C内に入れ込んでフック12の外周面に押し当てて係止させた状態となることにより、ポール13との連結点である連結軸13Dを長孔16Aの中間部に位置させた状態とするようになっている。
上記構成により、レリーズリンク16は、図8に示すように、フック12が受入口11Bの内部に閉じ込めたストライカSから外部(後方)に向けての強い力を受けて開き方向(図示時計回り方向)に押し回されるように微動してフック12との連結点である連結軸12Eにより上側に押し動かされたとしても、ポール13との連結点である連結軸13Dを長孔16A内でスライドさせたり、レバー15との連結点である連結軸15Fを長孔16B内でスライドさせたりすることで、フック12の微動の伝達を受けることなく逃がすことができるようになっている。以上が、シートロック装置10の各部の具体的な構成となっている。
<シートロック装置10全体の動きの流れについて>
続いて、上述したシートロック装置10全体の動きの流れについて説明する。すなわち、シートロック装置10は、図2に示すように、上述したストライカSが受入口11B内に入り込む前の初期状態時には、レバー15のガイド部15Cが受入口11B内に張り出すピース14の上側の側面上に乗り上がってレリーズリンク16が上側に持ち上げられた位置状態に保持されている。そして、これに伴って、フック12が開いた状態に位置保持されると共に、ポール13が係合部13Bをフック12の段差部12Cから外し出した状態とされて位置保持されている。この状態では、操作つまみHがレリーズリンク16によって上側に引き上げられた状態とされている。上記操作つまみHは、上記のように上側に引き上げられた操作状態となる時に外部に露呈する面部に赤や黄色の着色が施されたマーカーが設けられており、同マーカーの見える状態によってシートロック装置10がアンロック状態である旨を使用者が外部から視認することができるようになっている。
上記初期状態からストライカSがシートロック装置10の受入口11B内に押し込まれると、図4に示すように、上述した受入口11B内に張り出すピース14がストライカSにより受入口11Bの奥側(前側)へと押し込まれていく。そして、ストライカSが、上記図4に示す1段階目のロック位置に至るところまで押し込まれると、図5に示すように、レバー15のガイド部15Cがピース14の上側の側面上から抜け出て凸片15Bをピース14の凹み14C内に付勢により入れ込むように回されて係合する。これにより、ピース14がレバー15によって位置拘束された状態となる。更に、上記レバー15の回転に伴って、フック12が付勢により回されて閉じた状態となると共に、ポール13がフック12の段差部12Cに係合部13Bを入り込ませて係合させた状態となる。これにより、シートロック装置10がストライカSを受入口11B内に閉じ込めてロックした状態となる。
上記シートロック装置10がロック状態となることにより、上述したレリーズリンク16の押し下げに伴って操作つまみHが押し下げられて、前述したマーカーがシートバック2内に埋め込まれて外部から見えない状態に切り換えられる。これにより、上述したマーカーが見えない状態によってシートロック装置10がロック状態に切り換えられた旨を使用者が外部から視認することができる。
上記状態から、図9に示すように、操作つまみHが引き上げられると、レリーズリンク16が上側に引き上げられて、レバー15がピース14との係合から外されると共に、フック12やポール13も先ほどとは逆方向に回されて、ポール13がフック12の段差部12Cから外し出されると共に、フック12が開いた状態となる。これにより、図10に示すように、受入口11B内に入り込んでいたストライカSがピース14により受入口11Bの外部(後方)へ向けて押し出される。この押し出す力によって、シートロック装置10(シートバック2)がストライカSから前側へと弾まされるように押し出される。
また、上記シートロック装置10は、図11に示すように、操作つまみHを引き上げた操作状態のまま保持することにより、ストライカSを受入口11Bの底側面となる前側面に略当接させる2段階目のロック位置まで押し込むことができる。そして、上記押し込み後に、操作つまみHの操作を解くことにより、図12に示すように、レバー15が先ほどと同じようにピース14と係合してピース14を位置拘束した状態となると共に、フック12が付勢により閉じられてストライカSを受入口11B内に閉じ込めたロック状態となる。そして、上記状態から、図13に示すように、操作つまみHが引き上げられると、先ほどと同じようにレリーズリンク16が上側に引き上げられて、レバー15がピース14との係合から外されると共に、フック12やポール13も先ほどとは逆方向に回されて、ポール13がフック12の段差部12Cから外し出されると共に、フック12が開いた状態となる。これにより、図10に示す状態と同じように、受入口11B内に入り込んでいたストライカSがピース14により受入口11Bの外部(後方)へ向けて押し出される。この押し出す力によって、シートロック装置10(シートバック2)がストライカSから前側へと弾まされるように押し出される。
<まとめ>
以上をまとめると、本実施例のシートロック装置10は次のような構成とされている。すなわち、ストライカ(ストライカS)を受け入れてロックすることが可能な乗物用シートロック装置(シートロック装置10)である。この乗物用シートロック装置(シートロック装置10)は、ストライカ(ストライカS)を受け入れ可能な開口形状の受入口(受入口11B)を有するベース(ベース11)と、ベース(ベース11)に対する回転により受入口(受入口11B)を閉じた状態と開いた状態とに切り換えられるフック(フック12)と、フック(フック12)との係合によりフック(フック12)を閉じた状態にロックするポール(ポール13)と、ベース(ベース11)に対し弾性により受入口(受入口11B)内に形状を張り出させて受入口(受入口11B)内に入り込んだストライカ(ストライカS)に対して外部へ押し出す力を作用させる押出部材(ピース14)と、を有する。
フック(フック12)のベース(ベース11)に対する回転中心(支軸12A)が、ストライカ(ストライカS)の受入口(受入口11B)に対する入り込みの移動経路の延長線(延長線EL)上から外れた偏心位置に設定されている(図2参照)。押出部材(ピース14)が、ストライカ(ストライカS)が受入口(受入口11B)内に入り込んでフック(フック12)が閉じた状態とされてロックされることでフック(フック12)により閉じ込められたストライカ(ストライカS)により押し込まれた状態となる位置に保持される押込状態(図5及び図12参照)と、フック(フック12)の閉じた状態でのロックが解除されることで押込状態から復元しその反発力によりストライカ(ストライカS)をフック(フック12)により閉じ込められた位置よりも外部へと押し出した状態となる復元状態(図10参照)と、をとる構成とされている。
このように、フック(フック12)は、その回転中心(支軸12A)が上記偏心位置に設定されていることで、受入口(受入口11B)内に閉じ込めたストライカ(ストライカS)から外部に押し出される力が掛けられると、上記回転中心(支軸12A)まわりの曲げモーメントの負荷を受けやすくなる(図8参照)。しかし、上記フック(フック12)は、ポール(ポール13)との係合により閉じた状態にロックされることから、上記の負荷を適切に受け止めてストライカ(ストライカS)をロックすることができる。したがって、このような構成に押出部材(ピース14)を設定することにより、フック(フック12)によってストライカ(ストライカS)を適切な強度でロックすることができながら、フック(フック12)の解除操作時にはストライカ(ストライカS)をフック(フック12)とは別個独立して機能する押出部材(ピース14)によって再ロックされにくい位置へと適切にポップアップさせるように押し出すことができる。
また、押出部材(ピース14)が、受入口(受入口11B)内にストライカ(ストライカS)が入り込んでフック(フック12)が閉じた状態とされることでストライカ(ストライカS)をフック(フック12)との間に直接当てて挟んだ状態となる構成とされている(図5及び図12参照)。このような構成とされていることにより、ストライカ(ストライカS)をフック(フック12)と押出部材(ピース14)との間でガタ付かせることなく適切に押さえ込んだ状態としてロックすることができる。
更に、乗物用シートロック装置(シートロック装置10)は、押出部材(ピース14)にストライカ(ストライカS)の受け入れ方向の横側から弾性的に押し当てられた状態とされて押出部材(ピース14)がストライカ(ストライカS)によって押込状態となる位置まで押し込まれることで押出部材(ピース14)との当たりが凹みにより逃がされて押出部材(ピース14)に更に引き寄せられるように弾性的に動かされる検知部材(レバー15)を有する(図5及び図12参照)。このような構成とされていることにより、検知部材(レバー15)の動きを利用して、ストライカ(ストライカS)が受入口(受入口11B)内に入り込んでロックされた状態を簡便に検知することができる。
また、検知部材(レバー15)が、押出部材(ピース14)が押込状態となる位置まで押し込まれることにより押出部材(ピース14)との間に形成された凹み(凹み14C又は面取り部14D)に凸(凸片15B)を嵌合させる形に押し動かされて押出部材(ピース14)を押込状態となる位置に保持する構成とされている(図5及び図12参照)。このような構成とされていることにより、検知部材(レバー15)を、押出部材(ピース14)を押込状態となる位置に保持する部材として合理的に機能させることができる。
更に、乗物用シートロック装置(シートロック装置10)は、検知部材(レバー15)とフック(フック12)とポール(ポール13)とを互いに連動させられる状態に連結する連動機構(レリーズリンク16)を有する。連動機構(レリーズリンク16)は、押出部材(ピース14)がストライカ(ストライカS)によって押込状態となる位置まで押し込まれて検知部材(レバー15)が押出部材(ピース14)に更に引き寄せられるように動かされる動作に連動させて、フック(フック12)を開いた状態から閉じた状態へと回転させると共に、ポール(ポール13)をフック(フック12)と係合させるように動作させる構成とされている(図5及び図12参照)。このような構成とされていることにより、上記連動機構(レリーズリンク16)により、ストライカ(ストライカS)を受入口(受入口11B)内に押し込むのみの操作で、フック(フック12)を閉じた状態にしてロックすることができる。
また、押出部材(ピース14)が、ストライカ(ストライカS)により押し込まれた状態となる位置に保持される押込状態を、ストライカ(ストライカS)の受け入れ方向の2箇所の位置でそれぞれとることのできる構成とされている(図5及び図12参照)。このような構成とされていることにより、受入口(受入口11B)内へ入り込む深さ形状の異なる2つのタイプのストライカ(入り込む深さ位置の異なる第1アームS1及び第2アームS2を有するストライカS)を適切にロックすることができる。
また、連動機構(レリーズリンク16)が、フック(フック12)をポール(ポール13)との係合により閉じた状態にロックした状態において、フック(フック12)がストライカ(ストライカS)からの負荷入力により開いた状態となる回転方向に微動してもこの微動を検知部材(レバー15)及びポール(ポール13)に伝達しないように逃がす逃がし構造(長孔16A,16B)を有する構成とされている(図8参照)。このような構成とされていることにより、逃がし構造(長孔16A,16B)により、ストライカ(ストライカS)を閉じ込めたフック(フック12)にストライカ(ストライカS)からの負荷入力によって微動が生じても、この微動が検知部材(レバー15)やポール(ポール13)に伝達されず逃がされるため、ポール(ポール13)によるフック(フック12)のロック状態を適切に維持することができる。
<その他の実施形態について>
以上、本発明の実施形態を1つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施することができるものである。例えば、本発明の乗物用シートロック装置は、鉄道等の自動車以外の車両や、航空機、船舶等の他の乗物用に供されるシートのロック装置として適用されるものであってもよい。また、上記乗物用シートロック装置は、シートに設けられて乗物本体等の他の構造物に設けられたストライカを受け入れてロックする構造の他、乗物本体等のシート以外の構造物に設けられてシートに設けられたストライカを受け入れてロックするものであってもよい。
また、乗物用シートロック装置は、上記実施例で示したような、シートバックを乗物本体等のシート以外の構造物に対してロックする、いわゆるバックロック装置として構成されるものの他、シートクッションを乗物本体等のシート以外の構造物に対してロックする、いわゆるクッションロック装置として構成されるものであってもよい。また、その他のシート構造物を乗物本体等のシート以外の構造物に対してロックするものであってもよい。また、乗物用シートロック装置は、上記実施例で示したような、1つのストライカを異なる2箇所の深さ位置で2段階にロックさせられるようにするものの他、互いに異なる深さ形状を持つ2つのストライカをそれぞれ1段階でロックさせられるように機能するものであってもよい。なお、乗物用シートロック装置は、ストライカを受け入れ方向の1箇所又は3箇所以上の位置でロックさせられるようになっていてもよい。このような構成は、押出部材を押し込まれた状態となる位置に保持する箇所を減らしたり増やしたりすることにより可能となる。
また、ベースに対する回転により受入口を閉じた状態と開いた状態とに切り換えられるフックは、上記実施例で示したように常時、閉じた状態となる方向に付勢される構成とされたものの他、開いた状態となる方向に付勢される構成とされたものであってもよく、どちらの方向にも付勢されない構成とされたものであってもよい。すなわち、上記フックは、上記実施例で示したレリーズリンクのような連動機構を介して検知部材と動作が連動するように構成されている場合には、検知部材の動きに合わせて閉じた状態と開いた状態とに切り換えられるように姿勢制御することができるためである。なお、フックは、必ずしも検知部材の動作に連動する必要はなく、別途の操作により閉じた状態と開いた状態とに切り換えられるものであってもよい。
また、フックとの係合によりフックを閉じた状態にロックするポールは、フックの回転中心に近い外周部箇所に係合するものの他、フックの回転中心から遠い箇所、具体的には、受入口を間に挟むフックの回転中心のある側とは反対側の領域において、受入口を越えて同領域に張り出すフックの鉤部等の回転中心から遠い箇所の外周部に係合するものであってもよい。上記ポールは、直線運動等の回転以外の運動によりフックに対して係脱するものであってもよい。
また、ベースに対して弾性により受入口内に形状を張り出させて受入口内に入り込んだストライカに対して外部へ押し出す力を作用させる押出部材は、上記実施例で示したようにバネが取り付けられることで弾性が付与されるものの他、それ自体がゴム等の弾性材により構成されるものであってもよい。上記押出部材をストライカにより押し込まれた状態となる位置に保持する構造は、検知部材以外の部材であってもよい。また、押出部材は、それ自体がフック以外の別部材によってストライカにより押し込まれた状態位置に保持されるものの他、フックが閉じた状態にロックされるロック作用によりストライカを介して押し込まれた状態位置に保持されるものであってもよい。
また、検知部材が、押出部材がストライカによって押込状態となる位置まで押し込まれることで押出部材との当たりが凹みにより逃がされて押出部材に更に引き寄せられるように弾性的に動かされる構成は、上記実施例で示したように押出部材に検知部材との当たりを逃がす凹みを設ける構成の他、検知部材に押出部材との当たりを逃がす凹みを設ける構成であってもよい。同じく、検知部材が、押出部材が押込状態となる位置まで押し込まれることにより押出部材との間に形成された凹みに凸を嵌合させる形に押し動かされて押出部材を押込状態となる位置に保持する構成は、上記実施例で示したように押出部材に凹みを設け検知部材に凸を設ける構成の他、押出部材に凸を設け検知部材に凹みを設ける構成であってもよい。
また、フックをポールとの係合により閉じた状態にロックした状態において、フックがストライカからの負荷入力により開いた状態となる回転方向に微動しても該微動を検知部材及びポールに伝達しないように逃がす逃がし構造は、上記実施例で示したように、連動機構を構成するレリーズプレートとポール及び検知部材との各連結部に長孔等の逃がし構造を設ける構成の他、レリーズプレートとフックとの連結部に長孔等の逃がし構造を設ける構成であってもよい。
1 シート(乗物用シート)
2 シートバック
3 シートクッション
S ストライカ
S1 第1アーム
S2 第2アーム
10 シートロック装置(乗物用シートロック装置)
11 ベース
11A ベース板
11B 受入口
11C 庇片
11D ガイドピン
12 フック
12A 支軸(回転中心)
12B 鉤部
12C 段差部
12D 延出部
12E 連結軸
13 ポール
13A 支軸
13B 係合部
13C 延出部
13D 連結軸
14 ピース(押出部材)
14A 圧縮バネ
14B ガイド溝
14C 凹み(凹み)
14D 面取り部(凹み)
15 レバー(検知部材)
15A 支軸
15B 凸片(凸)
15C ガイド部
15D 延出部
15E 小突起
15F 連結軸
16 レリーズリンク(連動機構)
16A 長孔(逃がし構造)
16B 長孔(逃がし構造)
EL 延長線
DS デッキサイドパネル
H 操作つまみ

Claims (7)

  1. ストライカを受け入れてロックすることが可能な乗物用シートロック装置であって、
    前記ストライカを受け入れ可能な開口形状の受入口を有するベースと、
    該ベースに対する回転により前記受入口を閉じた状態と開いた状態とに切り換えられるフックと、
    該フックとの係合により該フックを前記閉じた状態にロックするポールと、
    前記ベースに対し弾性により前記受入口内に形状を張り出させて該受入口内に入り込んだ前記ストライカに対して外部へ押し出す力を作用させる押出部材と、を有し、
    前記フックの前記ベースに対する回転中心が、前記ストライカの前記受入口に対する入り込みの移動経路の延長線上から外れた偏心位置に設定され、かつ、前記押出部材が、前記ストライカが前記受入口内に入り込んで前記フックが前記閉じた状態とされてロックされることで該フックにより閉じ込められた前記ストライカにより押し込まれた状態となる位置に保持される押込状態と、前記フックの前記閉じた状態でのロックが解除されることで前記押込状態から復元しその反発力により前記ストライカを前記フックにより閉じ込められた位置よりも外部へと押し出した状態となる復元状態と、をとる構成とされている乗物用シートロック装置。
  2. 請求項1に記載の乗物用シートロック装置であって、
    前記押出部材が、前記受入口内に前記ストライカが入り込んで前記フックが前記閉じた状態とされることで前記ストライカを前記フックとの間に直接当てて挟んだ状態となる構成とされている乗物用シートロック装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の乗物用シートロック装置であって、
    更に、前記押出部材に前記ストライカの受け入れ方向の横側から弾性的に押し当てられた状態とされて前記押出部材が前記ストライカによって前記押込状態となる位置まで押し込まれることで前記押出部材との当たりが凹みにより逃がされて前記押出部材に更に引き寄せられるように弾性的に動かされる検知部材を有する乗物用シートロック装置。
  4. 請求項3に記載の乗物用シートロック装置であって、
    前記検知部材が、前記押出部材が前記押込状態となる位置まで押し込まれることにより前記押出部材との間に形成された前記凹みに凸を嵌合させる形に押し動かされて前記押出部材を前記押込状態となる位置に保持する構成とされている乗物用シートロック装置。
  5. 請求項3又は請求項4に記載の乗物用シートロック装置であって、
    更に、前記検知部材と前記フックと前記ポールとを互いに連動させられる状態に連結する連動機構を有し、
    前記連動機構は、前記押出部材が前記ストライカによって前記押込状態となる位置まで押し込まれて前記検知部材が前記押出部材に更に引き寄せられるように動かされる動作に連動させて、前記フックを前記開いた状態から前記閉じた状態へと回転させると共に、前記ポールを前記フックと係合させるように動作させる構成とされている乗物用シートロック装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の乗物用シートロック装置であって、
    前記押出部材が、前記ストライカにより押し込まれた状態となる位置に保持される前記押込状態を、前記ストライカの受け入れ方向の2箇所の位置でそれぞれとることのできる構成とされている乗物用シートロック措置。
  7. 請求項5に記載の乗物用シートロック装置であって、
    前記連動機構が、前記フックを前記ポールとの係合により前記閉じた状態にロックした状態において、前記フックが前記ストライカからの負荷入力により前記開いた状態となる回転方向に微動しても該微動を前記検知部材及び前記ポールに伝達しないように逃がす逃がし構造を有する構成とされている乗物用シートロック装置。
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