JP2018039301A - 車両制御装置 - Google Patents

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【課題】近隣の迷惑になるのを抑制して点検を行うことができる車両制御装置を提供する。【解決手段】車両を自動で停止させる自動停止装置4と、聴覚により警告を報知する聴覚報知装置5と、視覚により警告を報知する視覚報知装置6と、車両Vに設けられた作動スイッチ2が押下されると、異常時処理を行う異常時処理部11と、作動スイッチ2の押下と他の操作とを組み合わせた点検開始操作が行われると、異常時処理を点検するための点検処理を行う点検処理部12と、を備え、異常時処理部11は、異常時処理として、自動停止装置4、聴覚報知装置5及び視覚報知装置6を作動させ、点検処理部12は、点検処理として、異常時処理の内容を一部異ならせた処理を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、ドライバーの異常時等に車両を制御する車両制御装置に関する。
最近、ドライバーが急病等により運転の継続が困難になった場合に、自動車を自動で停止させるドライバー異常時対応システムのガイドラインが、国土交通省において策定された(非特許文献1)。このドライバー異常時対応システムは、車両に設けられた作動ボタンが押下されると、警笛の吹鳴及び非常灯の点灯等によりドライバー異常時対応システムが作動していることを車外及び車内の人に聴覚及び視覚により報知しながら、車両を自動で停止させるシステムである。なお、車両を自動で停止させる技術としては、例えば特許文献1に記載されたような技術が公開されている。
特開平11−042957号公報
「ドライバー異常時対応システム(減速停止型)基本設計書」、平成28年8月、国土交通省自動車局 先進安全自動車推進検討会
しかしながら、このようなドライバー異常時対応システム(車両制御装置)は、ドライバーの生涯又は車両の車齢の間に1回作動するか否かである。このため、長期間使用されないことで作動ボタンの接点に錆び、汚損、固着等が発生し、ドライバー異常時対応システムが正常に作動しなくなることも考えられる。
そこで、定期的にドライバー異常時対応システムを点検することが考えられる。しかしながら、ドライバー異常時対応システムは警笛の吹鳴など大きな音が出るため、ドライバー異常時対応システムをそのまま作動させると、近隣の迷惑となる可能性がある。特に、早朝や夜中に点検を行う場合は、尚更である。
そこで、本発明は、近隣の迷惑になるのを抑制して点検を行うことができる車両制御装置を提供することを課題とする。
本発明に係る車両制御装置は、車両を自動で停止させる自動停止装置と、聴覚により警告を報知する聴覚報知装置と、視覚により警告を報知する視覚報知装置と、車両に設けられた作動スイッチが押下されると、異常時処理を行う異常時処理部と、作動スイッチの押下と他の操作とを組み合わせた点検開始操作が行われると、異常時処理を点検するための点検処理を行う点検処理部と、を備え、異常時処理部は、異常時処理として、自動停止装置、聴覚報知装置及び視覚報知装置を作動させ、点検処理部は、点検処理として、異常時処理の内容を一部異ならせた処理を行う。
本発明に係る車両制御装置では、作動スイッチが押下されると、異常時処理部は、聴覚報知装置及び視覚報知装置により聴覚及び視覚により車外及び車内の人に報知して、自動停止装置により車両を自動で停止させる。そして、作動スイッチの押下と他の操作とを組み合わせた点検開始操作が行われると、点検処理部は、点検処理として、異常時処理の内容を一部異ならせた処理を行う。このため、点検処理部は、例えば、点検処理として、異常時処理のうち近隣の迷惑になるような処理を、キャンセル又は近隣の迷惑とならないような内容に変えることで、近隣の迷惑になるのを抑制して異常時処理を点検することができる。しかも、点検処理を開始するための点検開始操作には、作動スイッチの押下が含まれるため、作動スイッチの接点に錆び、汚損、固着等が発生するのを抑制することができる。
上記の車両制御装置において、聴覚報知装置は、車両の警笛を含み、異常時処理部は、異常時処理として、警笛を吹鳴し、点検処理部は、点検処理として、警笛を吹鳴しなくてもよい。この車両制御装置では、異常時処理として、警笛を吹鳴するが、点検処理として、警笛を吹鳴しない。これにより、異常時処理の点検により近隣の迷惑になるのを抑制することができる。
上記の車両制御装置において、聴覚報知装置は、車両の警笛を含み、異常時処理部は、異常時処理として、警笛を吹鳴し、点検処理部は、点検処理として、警笛を異常時処理よりも小さな音で吹鳴してもよい。この車両制御装置では、異常時処理として、警笛を吹鳴するが、点検処理として、警笛を異常時処理よりも小さな音で吹鳴する。これにより、近隣の迷惑になるのを抑制して警笛を吹鳴する異常時処理を点検することができる。
上記の車両制御装置において、自動停止装置は、ブレーキを含み、異常時処理部は、異常時処理として、車両のブレーキにより車両を停止させ、点検処理部は、点検処理として、ブレーキのブレーキ圧を上昇させてもよい。この車両制御装置では、異常時処理として、車両のブレーキにより車両を停止させるが、点検処理時は、通常、車両が停止している状態で行うことから、点検処理として、ブレーキのブレーキ圧を上昇させる。つまり、点検処理では、ブレーキにより車両を停止させないが、ブレーキのブレーキ圧の上昇を確認することで、ブレーキが正常に作動するか否かを確認することができる。これにより、ブレーキにより車両を停止させる異常時処理を点検することができる。
上記の車両制御装置において、点検処理部は、設定期間に設定回数以上の点検処理が行われない場合は、点検処理が行われるまでエンジンの始動を許可しなくてもよい。この車両制御装置では、設定期間に設定回数以上の点検処理が行われない場合は、点検処理が行われるまでエンジンの始動を許可しないことで、作動スイッチの接点に錆び、汚損、固着等が発生するのを更に抑制することができる。
本発明によれば、近隣の迷惑になるのを抑制して点検を行うことができる。
実施形態に係る車両制御装置の概略ブロック図である。 図1の車両制御装置の動作を閉めるフローチャートである。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、実施形態に係る車両制御装置の概略ブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係る車両制御装置1は、車両Vに搭載されて、ドライバーが急病等により運転の継続が困難になった場合に、自動車を自動で停止させる装置である。つまり、車両制御装置1は、ドライバーが急病等により運転の継続が困難になった場合に、自動車を自動で停止させるための異常時処理を行う。車両制御装置1は、ドライバー異常時対応システムとも呼ばれる。車両Vとしては、例えば、バス等の商用車が挙げられる。但し、車両Vとしては、特に限定されるものではなく、例えば大型車両や中型車両、普通乗用車、小型車両又は軽車両等の何れであってもよい。
車両制御装置1は、作動スイッチ2、解除スイッチ3、自動停止装置4、聴覚報知装置5、視覚報知装置6、及びECU[Electronic Control Unit]10、を備えている。
作動スイッチ2は、車両Vに設けられて、異常時処理を作動させるためのスイッチである。作動スイッチ2は、例えば、運転席に1つ、客席に2つ設けられている。つまり、ドライバーが作動スイッチ2を押下できる状態にある場合は、ドライバーが作動スイッチ2を押下できるように、作動スイッチ2が運転席に設けられている。また、ドライバーが作動スイッチ2を押下できない状態にある場合は、乗客が作動スイッチ2を押下できるように、作動スイッチ2が客席に設けられている。そして、作動スイッチ2が押下されると、作動スイッチ2からECU10に電気信号が送信される。
解除スイッチ3は、車両Vに設けられて、異常時処理の作動を解除させるためのスイッチである。解除スイッチ3は、例えば、運転席に1つ設けられている。つまり、乗客が誤って作動スイッチ2を押下した場合に、ドライバーが異常時処理の作動を解除することができるように、解除スイッチ3が運転席に設けられている。なお、解除スイッチ3は、車両Vが停止した後にも、異常時処理の作動を解除するために押下される。
自動停止装置4は、ECU10に制御されることにより、車両Vを自動で停止させる装置である。自動停止装置4は、例えば、車両Vの制動を行うブレーキ4a等を備えている。自動停止装置4としては、例えば、非特許文献1に記載されたドライバー異常時対応システムを実現する装置、特許文献1に記載された装置等を用いることができる。
聴覚報知装置5は、聴覚により警告を報知する装置である。つまり、聴覚報知装置5は、ECU10に制御されることにより、異常時処理が行われていることを示す警告を、車外及び車内の人に聴覚により報知する。聴覚により報知するとは、聴覚により認識できる形態で報知することを言い、例えば、音を発生させることで報知することを言う。聴覚報知装置5としては、警笛5a(ホーン)、車内ブザー5b等が挙げられる。
視覚報知装置6は、視覚により警告を報知する装置である。つまり、視覚報知装置6は、ECU10に制御されることにより、異常時処理が行われていることを示す警告を、車外及び車内の人に視覚により報知する。視覚により報知するとは、視覚により認識できる形態で報知することを言い、例えば、光を発生させることで報知することを言う。視覚報知装置6としては、非常灯6a(ハザードランプ)、車内灯6b等が挙げられる。
ECU10は、CPU[Central Processing Unit]、ROM[Read Only Memory]、RAM[Random AccessMemory]等を有する電子制御ユニットである。ECU10では、ROMに記憶されているプログラムをRAMにロードし、CPUで実行することで、各種の制御を実行する。ECU10は、複数の電子制御ユニットから構成されていてもよい。
ECU10は、異常時処理部11及び点検処理部12を備えている。
異常時処理部11は、作動スイッチ2が押下されると、異常時処理を行う。つまり、作動スイッチ2が押下されて、作動スイッチ2からECU10に電気信号が伝達されると、異常時処理を行う。異常時処理部11は、異常時処理として、自動停止装置4、聴覚報知装置5及び視覚報知装置6を作動させる。
つまり、異常時処理部11は、自動停止装置4を作動させて、ブレーキ4a等により車両Vを自動で停止させる。例えば、異常時処理部11は、走行している車両Vが徐々に減速するようにブレーキ4aのブレーキ圧を上昇させ、走行している車両Vが停止すると、ブレーキ4aのブレーキ圧を元に戻す。
また、異常時処理部11は、聴覚報知装置5を作動させて、車外及び車内の人に対して聴覚により警告を報知する。例えば、異常時処理部11は、車外の人に対して聴覚により警告を報知するために、警笛5aを吹鳴し、車内の人に対して聴覚により警告を報知するために、車内ブザー5bを発生する。
また、異常時処理部11は、視覚報知装置6を作動させて、車外及び車内の人に対して視覚により警告を報知する。例えば、異常時処理部11は、車外の人に対して視覚により警告を報知するために、非常灯6aを点滅させ、車内の人に対して視覚により警告を報知するために、車内灯6bを点滅させる。なお、異常時処理部11による異常時処理は、上記の態様に限定されるものではなく、例えば、非特許文献1に記載されたドライバー異常時対応システムの様々な報知処理を行ってもよい。
そして、異常時処理部11は、解除スイッチ3が押下されると、実行している異常時処理を終了する。つまり、解除スイッチ3が押下されて、解除スイッチ3からECU10に電気信号が伝達されると、実行している異常時処理を終了する。
点検処理部12は、作動スイッチ2の押下と他の操作とを組み合わせた点検開始操作が行われると、異常時処理部11の異常時処理を点検するための点検処理を行う。作動スイッチ2の押下と他の操作とを組み合わせた点検開始操作は、異常時処理部11による異常時処理を実行するための操作及び通常の運転操作とは異なる操作である。点検開始操作としては、作動スイッチ2の押下が含まれていれば特に限定されるものではなく、例えば、作動スイッチ2及び解除スイッチ3を同時に押下する操作や、作動スイッチ2及び解除スイッチ3を押下しながらキーオンする操作等が挙げられる。
点検処理は、基本的には異常時処理と同じ処理であり、異常時処理の内容を一部異ならせた処理である。
例えば、点検処理部12は、視覚により警告を報知する異常時処理の点検処理として、異常時処理と同様に視覚報知装置6を作動させる。つまり、点検処理部12は、点検処理として、異常時処理と同様に、非常灯6aを点滅させるとともに、車内灯6bを点滅させる。
一方、点検処理部12は、車両Vを停止させる異常時処理の点検処理として、ブレーキ4aにより車両Vを停止させる異常時処理に替えて、車両Vの走行の有無に関わらずブレーキ4aのブレーキ圧を上昇させる。通常、点検処理は車両Vが停止している状態で行われるため、ブレーキ4aにより車両Vを停止させることができない。そこで、点検処理部12は、車両Vが停止している状態でも点検ができるように、ブレーキ4aのブレーキ圧を上昇させる。これにより、ブレーキ圧の上昇を確認することで、ブレーキ4aにより車両Vを停止させることができるか否かを実質的に確認することができる。
また、点検処理部12は、聴覚により警告を報知する異常時処理の点検処理として、警笛5aの吹鳴は行わずに、車内ブザー5bの発生のみを行う。
なお、異常時処理の内容は、上記内容に限定されるものではなく、適宜変更してもよい。
また、点検処理部12は、エンジン(不図示)の始動前から実行される点検モードを備える。点検モードは、設定期間に設定回数以上の点検処理が行われない場合に、点検処理が行われるまでエンジンの始動を許可しないモードである。このため、点検処理部12は、点検処理を実行した履歴を記憶保持しており、この履歴に基づいて、設定期間に設定回数以上の点検処理が行われているか否かを判定する。設定期間に設定回数以上の各設定値としては、特に限定されてないが、例えば、設定期間は一日、設定回数は一回とすることができる。そして、点検モードでは、点検処理の実行を促すアナウンスを出力する。なお、点検処理部12は、常時、点検モードを実行していてもよいが、例えば、エンジン始動前に行う車両Vの点検操作や、エンジン始動操作が行われた際に、点検モードを実行してもよい。
そして、点検処理部12は、点検処理が行われて点検終了操作が行われると、点検モードを終了して、点検処理を終了する。点検終了操作は、通常の運転操作とは異なる操作である。点検終了操作としては、特に限定されるものではなく、例えば、解除スイッチ3を押下する操作等が挙げられる。
次に、車両制御装置1で実行される処理について、図2を参照して説明する。
図2は、図1の車両制御装置の動作を閉めるフローチャートである。車両制御装置1では、例えば、エンジン始動前に点検モードに入り、ECU10の点検処理部12において以下の処理を実行する。
図2に示すように、車両制御装置1は、まず、設定期間に設定回数以上の点検処理を実行したか否かを判定する(S1)。設定期間に設定回数以上の点検処理を実行したと判定した場合(S1:YES)、車両制御装置1は、点検モードを終了する。
一方、設定期間に設定回数以上の点検処理を実行していないと判定した場合(S1:NO)、車両制御装置1は、エンジン始動を不許可とし(S2)、点検モードアナウンスを行う(S3)。点検モードアナウンスは、運転手や整備士等に点検処理の実行を促すアナウンスである。点検モードアナウンスは、点検開始操作が行われるまで、所定の間隔で繰り返し行われる(S4)。
点検開始操作が行われると(S4:YES)、車両制御装置1は、点検処理を行う(S5)。点検処理では、上述したように、異常時処理部11の異常時処理の内容を一部異ならせた処理を行う。点検処理は、点検終了操作が行われるまで継続される(S6)。
点検終了操作が行われると(S6YES)、車両制御装置1は、エンジン始動を許可して(S7)、点検モードを終了する。
このように、本実施形態に係る車両V制御装置では、作動スイッチ2が押下されると、異常時処理部11は、聴覚報知装置5及び視覚報知装置6により聴覚及び視覚により車外及び車内の人に報知して、自動停止装置4により車両Vを自動で停止させる。そして、作動スイッチ2の押下と他の操作とを組み合わせた点検開始操作が行われると、点検処理部12は、点検処理として、異常時処理の内容を一部異ならせた処理を行う。このため、点検処理部12は、例えば、点検処理として、異常時処理のうち近隣の迷惑になるような処理を、キャンセル又は近隣の迷惑とならないような内容に変えることで、近隣の迷惑になるのを抑制して異常時処理を点検することができる。しかも、点検処理を開始するための点検開始操作には、作動スイッチ2の押下が含まれるため、作動スイッチ2の接点に錆び、汚損、固着等が発生するのを抑制することができる。
また、異常時処理として、警笛5aを吹鳴するが、点検処理として、警笛5aを吹鳴しない。これにより、異常時処理の点検により近隣の迷惑になるのを抑制することができる。
また、異常時処理として、車両Vのブレーキ4aにより車両Vを停止させるが、点検処理時は、通常、車両Vが停止している状態で行うことから、点検処理として、ブレーキ4aのブレーキ圧を上昇させる。つまり、点検処理では、ブレーキ4aにより車両Vを停止させないが、ブレーキ4aのブレーキ圧の上昇を確認することで、ブレーキ4aが正常に作動するか否かを確認することができる。これにより、ブレーキ4aにより車両Vを停止させる異常時処理を点検することができる。
また、設定期間に設定回数以上の点検処理が行われない場合は、点検処理が行われるまでエンジンの始動を許可しないことで、作動スイッチ2の接点に錆び、汚損、固着等が発生するのを更に抑制することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で変形し、又は他のものに適用してもよい。
例えば、上記実施形態では、点検処理部12は、点検処理として、警笛5aの吹鳴は行わないものとして説明したが、警笛5aを異常時処理よりも小さな音で吹鳴するものとしてもよい。これにより、近隣の迷惑になるのを抑制して警笛5aを吹鳴する異常時処理を点検することができる。この場合、再度、点検開始操作が行われると、警笛5aの吹鳴を行ってもよい。
また、上記実施形態では、設定期間に設定回数以上の点検処理が行われない場合は、点検処理が行われるまでエンジンの始動を許可しないものとして説明したが、エンジンの始動を許可しない処理の代わりに、又は、エンジンの始動を許可しない処理と併せて、トランスミッション(不図示)の連結を許可しない処理を行うものとしてもよい。エンジンの始動を許可しない処理の代わりにトランスミッションの連結を許可しない処理を行う場合は、図2に示した処理は、エンジン始動後に行ってもよい。
1…車両制御装置、2…作動スイッチ、3…解除スイッチ、4…自動停止装置、4a…ブレーキ、5…聴覚報知装置、5a…警笛、5b…車内ブザー、6…視覚報知装置、6a…非常灯、6b…車内灯、11…異常時処理部、12…点検処理部、V…車両。

Claims (5)

  1. 車両を自動で停止させる自動停止装置と、
    聴覚により警告を報知する聴覚報知装置と、
    視覚により警告を報知する視覚報知装置と、
    車両に設けられた作動スイッチが押下されると、異常時処理を行う異常時処理部と、
    前記作動スイッチの押下と他の操作とを組み合わせた点検開始操作が行われると、前記異常時処理を点検するための点検処理を行う点検処理部と、を備え、
    異常時処理部は、前記異常時処理として、前記自動停止装置、前記聴覚報知装置及び前記視覚報知装置を作動させ、
    前記点検処理部は、前記点検処理として、前記異常時処理の内容を一部異ならせた処理を行う、
    車両制御装置。
  2. 前記聴覚報知装置は、前記車両の警笛を含み、
    前記異常時処理部は、前記異常時処理として、前記警笛を吹鳴し、
    前記点検処理部は、前記点検処理として、前記警笛を吹鳴しない、
    請求項1に記載の車両制御装置。
  3. 前記聴覚報知装置は、前記車両の警笛を含み、
    前記異常時処理部は、前記異常時処理として、前記警笛を吹鳴し、
    前記点検処理部は、前記点検処理として、前記警笛を前記異常時処理よりも小さな音で吹鳴する、
    請求項1に記載の車両制御装置。
  4. 前記自動停止装置は、ブレーキを含み、
    前記異常時処理部は、前記異常時処理として、前記車両のブレーキにより前記車両を停止させ、
    前記点検処理部は、前記点検処理として、前記ブレーキのブレーキ圧を上昇させる、
    請求項1〜3の何れか一項に記載の車両制御装置。
  5. 前記点検処理部は、設定期間に設定回数以上の前記点検処理が行われない場合は、前記点検処理が行われるまでエンジンの始動又はトランスミッションの連結を許可しない、
    請求項1〜4の何れか一項に記載の車両制御装置。
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