JP2018039201A - フィルム製造装置及びフィルム製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】押出機から押し出された樹脂を挟んで成形に寄与するロール対を対象として表面の異物を除去する方策を提案する。【解決手段】押出機2と、少なくとも一組のロール対8を有し、押出機2から押し出された樹脂を前記ロール対8の間で挟込んでフィルム16を成形するフィルム製造装置1。ロール対8を構成する2本のロール5,6は周長が異なる。ロール5,6の下流側には、フィルム16に発生した欠陥を検出するフィルム検査機15、ロール5,6を掃除するロール清掃手段20,21がある。欠陥が現れる周期に基づいてロール対8の中から欠陥の原因となった側のロール5,6を特定し、特定された側のロール5,6を前記ロール清掃手段20,21で清掃する清掃機能を備える。【選択図】図1

Description

本発明はフィルム製造装置及びフィルムの製造方法に関するものである。より詳細には、本発明は溶融押出法を実施して樹脂フィルムを製造するフィルム製造装置に関するものである。また本発明は溶融押出法によって樹脂フィルムを製造するフィルム製造方法に関するものである。
光学用途などの高品質な熱可塑性樹脂フィルムを製造する方法として、溶融押出によるTダイ法が知られている。この方法は、一般に溶融押出法と称されている。
溶融押出法を実施するフィルム製造装置は、押出機側の装置及び機器と、それよりも下流のロール群によって構成されている。
ロール群を用途・機能別に区分すると、成形に寄与するキャスティングロールと、シートの冷却と誘導を行うガイドロールに分けられる。
溶融押出法によるフィルム成形においては、押出機のTダイから押し出された樹脂は、巻き取り装置で巻き取られるまでの間に複数のロールと接する。
そのためロールに異物が付着していると、シートに欠陥が生じてしまう。またロールに起因する欠陥は、周期的に発生するので、不良箇所がフィルムの全長に及びロット全体が不良品となってしまう場合もある。
この問題を解決するための手段が特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示された発明は、ガイドロールに起因するフィルムの欠陥を問題としている。
特許文献1に開示された発明は、シートの周期欠陥検知装置であり、シートに光を照射してシートの欠陥部分を検知する。また特許文献1には、欠陥の発生周期と、ガイドロールの周長から周期欠陥の原因となったガイドロールを特定する。
また特許文献1に開示された装置は、周期欠陥の原因となるガイドロールを清掃するロール清掃手段を備えている。
特許文献1に開示されたロール清掃手段は、「柔らかい不織布をガイドロールに押し当てるものや、超音波による除去装置」である。
特許文献1に開示されたロール清掃手段は、ロールの幅方向に動くものではない。また特許文献1に開示されたロール清掃手段は、水を含むものではない。
特開2014−167391号公報
溶融押出法では、押出機のTダイから押し出された樹脂は、最初にキャストロールと接する。そしてキャストロールによってフィルムの表面粗さ等が決まる。
そのためキャストロールは、フィルムを製造する前に、清掃が行われる。
しかしながら何らかの理由で、キャストロールの表面にたんぱく質が付着してしまうことがある。
キャストロールにたんぱく質が付着すると、キャストロールと接して成形されたフィルムに欠陥が生じてしまう。キャストロールに付着したたんぱく質は、キャストロールが一回転するごとにフィルムに転写され、フィルムに周期性の凹み欠陥として現れる。
例えば、検査装置で周期的欠陥が発見された場合には、キャストロールを清掃することとなるが、キャストロールの清掃は、人手によって行われる場合が多く、手間がかかると共に、相当の作業時間を要する。さらに人手による清掃作業の際にキャストロールに手が触れ、新たにたんぱく質を付着させてしまう場合もある。
また本発明者らは、フィルムの厚さや表面性をより正確に制御するため、キャストロールにタッチロールを対向させて一対のロール対を構成し、ロール対の間に溶融状の樹脂を挟み込んでフィルムを成形している。
この様に、一対のロール対に溶融状の樹脂を挟み込んでフィルムを成形する装置構造である場合、フィルムに周期的に凹み欠陥が発生し、これを発見しても、原因となったロールがキャストロールであるのか、タッチロールであるのかを容易に判断することができない。
そのためキャストロールとタッチロールの双方を清掃することとなるが、清掃作業は手間である。また前記した様に、清掃の際に新たにたんぱく質を付着させてしまう懸念もある。
特にキャストロールとタッチロールによって一組のロール対が構成されている場合、一方のロールを清掃する際に、つい、他方のロールに触れてしまう。そのため清浄であった側のロールを汚してしまう場合もある。
本発明は従来技術の上記した問題点に注目し、押出機から押し出された樹脂を挟んで成形に寄与するロール対を対象として、ロール表面の異物を除去する方策を提案するものである。
上記した課題を解決するための態様は、押出機と、少なくとも一組のロール対を有し、押出機から押し出された樹脂を前記ロール対の間で挟込んでフィルムを成形するフィルム製造装置において、前記ロール対を構成する少なくとも2本のロールは周長が異なり、前記ロール対の下流側にあってフィルムに発生した欠陥を検出するフィルム検査機と、前記ロール対を構成するロールを掃除するロール清掃手段を備え、欠陥が現れる周期に基づいて前記ロール対の中から欠陥の原因となった側のロールを特定し、特定された側のロールを前記ロール清掃手段で清掃する清掃機能を備えたことを特徴とするフィルム製造装置である。
前記ロール清掃手段は、清掃部材をロールに押し当てるクリーナーヘッドを有し、前記クリーナーヘッドは清掃対象となるロールの有効幅よりも短く、前記クリーナーヘッドを清掃対象となるロールの幅方向に移動させるヘッド移動手段を有し、前記フィルム検査機は、欠陥のフィルムの幅方向の位置を特定可能であり、前記フィルム検査機で特定した位置に対応するロールの幅方向の位置にクリーナーヘッドが移動し、当該ロールの該当箇所に清掃部材を押し当てて特定されたロールを清掃することが望ましい。
上記した各態様においては、前記ロール清掃手段は水を含み、ロールに付着したたんぱく質を有効に除去可能なものであることが望ましい。
上記した各態様においては、前記ロール対は、押出機に装着されたダイから押し出された溶融状の樹脂が最初に接するロール対であることが望ましい。
上記したいずれかのフィルム製造装置を使用し、フィルム製造の準備段階及び/又はフィルム製造中に、押出機から押し出された溶融状態の樹脂を前記ロール対で挟込んでフィルム状樹脂とし、当該フィルム状樹脂をフィルム検査機で検査して欠陥を検出し、欠陥が現れる周期に基づいて欠陥の原因となった側のロールを特定し、前記特定されたロールをロール清掃手段で清掃することが望ましい。
フィルムを製造する方法に関する態様は、押出機から押し出された溶融状態の樹脂を、一組のロール対で挟込んでフィルムを成形するフィルム製造方法において、前記ロール対を構成する少なくとも2本のロールは周長が異なり、前記ロール対の下流側にフィルムに発生した欠陥を検出するフィルム検査機が配置され、前記ロール対を構成するロールを掃除するロール清掃手段を備え、フィルム製造の準備段階及び/又はフィルム製造中に、押出機から押し出された溶融状態の樹脂を前記ロール対で挟込んでフィルム状樹脂とし、当該フィルム状樹脂をフィルム検査機で検査して欠陥を検出し、欠陥が現れる周期に基づいて前記ロール対の中から欠陥の原因となった側のロールを特定し、前記特定されたロールをロール清掃手段で清掃することを特徴とするフィルム製造方法である。
前記ロール清掃手段は、清掃部材をロールに押し当てるクリーナーヘッドを有し、クリーナーヘッドは清掃対象となるロールの有効幅よりも短く、クリーナーヘッドを清掃対象となるロールの幅方向に移動させるヘッド移動手段を有し、前記フィルム検査機は、欠陥のフィルムの幅方向の位置を特定可能であり、前記フィルム検査機で特定した位置に対応するロールの幅方向の位置に、前記ヘッド移動手段でクリーナーヘッドを移動し、当該ロールの該当箇所に清掃部材を押し当ててロールを清掃することが望ましい。
上記した各フィルム製造方法においては、前記ロール清掃手段は水を含み、ロールに付着したたんぱく質を有効に除去可能なものであることが望ましい。
上記した各フィルム製造方法においては、ロールを清掃部材で清掃中又は清掃後に、前記フィルムに発生する欠陥の検出を続行又は再開し、前記清掃前の欠陥の発生周期および幅方向位置と、前記清掃後の欠陥の発生周期および幅方向位置とを比較することが望ましい。
本発明のフィルム製造装置を使用してフィルムを製造すると、欠陥の少ないフィルムを製造することができる。また本発明のフィルム製造方法に基づいてフィルムを製造すると、欠陥の少ないフィルムを製造することができる。
本発明の実施形態のフィルム製造装置の概念図である。 図1のフィルム製造装置のキャストロール近傍の斜視図であり、キャストロールと清掃手段の斜視図である。 キャストロールと清掃手段の構成図である。 (a)乃至(d)は、図1のフィルム製造装置の清掃手段の動作を示す説明図である。 ロール対から排出されたフィルムを示す説明図である。 図1のフィルム製造装置の動作を示すフローチャートである。
以下さらに本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態のフィルム製造装置1のレイアウトを示す。最初に、フィルム製造装置1の概要について説明する。
フィルム製造装置1は、溶融状態の樹脂を押し出す押出機2を有し、当該押出機2の先端にはTダイ3が装着されている。
フィルム製造装置1では、押出機2の直後の位置にロール対8がある。ロール対8は、溶融状の樹脂を挟んでシート状に成形するものであり、一方はキャストロール5であり、他方はタッチロール6である。
キャストロール5とタッチロール6は、僅かな隙間を設けて対向配置されている。キャストロール5とタッチロール6は、共に温度調整されている。
ロール対8の下流側には、ロール群10がある。
図1では、ロール群10は、7本のロール11a乃至11gが図示されているが、ロールの本数は任意である。本実施形態では、ロール11a乃至11cは冷却ロールである。ロール11d以下は、ガイドロールである。
またロール群10のさらに下流に巻き取り装置12が設けられている。
本実施形態では、ロール対8及び冷却用のロール11a乃至11cの下流側であって、巻き取り装置12に至るまでの間にフィルム検査機15が設けられている。
フィルム製造装置1では、押出機2内で溶融・混練された樹脂が、Tダイ3からシート状に押し出され、最初にキャストロール5とタッチロール6で構成されるロール対8の間に導入される。
導入された樹脂は、キャストロール5とタッチロール6で挟まれて、厚さや表面あらさが調製される。
そして下流側のロール群10で冷却され、フィルム検査機15で欠陥の有無が検査された後に巻き取り装置12に巻き取られていく。
次に本実施形態のフィルム製造装置1に特有の構成について説明する。
前記した様に、フィルム製造装置1では、押出機2の直後の位置にロール対8があり、当該ロール対8の間で挟まれて、フィルム16の厚さ等が規定される。
本実施形態で採用するロール対8では、キャストロール5とタッチロール6の外径が異なり、周長も違う。
両者の外周の差は、1mm以上である。好ましくは両者の差は2mm以上であり、より好ましくは、4mm以上である。また最も推奨される差は、20mm以上である。
両者の外周の差は、より大きい方が望ましいが、フィルム検査機15が記憶可能なフィルム長を越えてはならない。
即ち後記する様に、フィルム検査機15は、同一の欠陥が発生する周期を検出するものであるから、検知された欠陥の位置等を記憶しておく必要がある。フィルム検査機15が記憶し得る量には限界があるから、キャストロール5とタッチロール6の周長の差はこれを越えるものであってはならない。
フィルム検査機15が記憶可能な長さから考えて、キャストロール5とタッチロール6の周長の差は、1600mm以下であることが望ましく、1300mm以下であることがさらに望ましい。より望ましくは、1000mm以下であることがさらに望ましい。
現実的にはキャストロール5とタッチロール6の周長の差は、300mm以下であることが望ましい。
なおキャストロール5とタッチロール6の周長の差が、小さいほうのロールの周長の整数倍となる組み合わせは避けるべきである。
従ってキャストロール5とタッチロール6の周長の差は、1mm以上1600mm以下であることが望ましく、2mm以上1300mm以下でより望ましく、4mm以上1000mm以下であることがさらに望ましい。
最も推奨されるのは、20mm以上300mm以下である。
キャストロール5とタッチロール6の周長は、いずれが長くても構わない。
本実施形態では、タッチロール6の周長の方が、キャストロール5の周長よりも長い。
キャストロール5とタッチロール6の近傍には、それぞれロール清掃手段20,21が配置されている。
二つのロール清掃手段20,21は同一機構であるから、代表してキャストロール5側のロール清掃手段20について説明する。
ロール清掃手段20は、図2、図3の様にクリーナーヘッド28を有し、クリーナーヘッド28で水を含んだ清掃布22をキャストロール5の表面に押し当て、キャストロール5の表面に付着したたんぱく質を除去するものである。
またロール清掃手段20は、クリーナーヘッド28をキャストロール5の幅方向に移動する走行機能を有し、たんぱく質が付着した部位に重点的に清掃布22を押し当てる。
即ちロール清掃手段20は、清掃布22を備えたクリーナーヘッド28と、クリーナーヘッド28の押し当てパッド31をキャストロール5側に移動させてキャストロール5の表面に押し当てるヘッド押し当て機構23と、クリーナーヘッド28をキャストロール5の幅方向に移動させるヘッド走行機構25を有している。
またロール清掃手段20は、給水装置27を備えている。
さらにロール清掃手段20は、ロール5,6の表面を物理的に清掃するブレード50と、ロール5,6を乾燥させる送風ノズル51を有している。
クリーナーヘッド28は、図2、図3、図4の様に繰り出しロール30と、押し当てパッド31及び巻き取りロール32を有している。
繰り出しロール30は空転するロールである。ただし繰り出しロール30にはブレーキ機構が設けられており、繰り出しロール30を回転させるにはある程度のトルクを要する。
巻き取りロール32は、図示しないモータによって間欠的に回転されるものである。
押し当てパッド31は、正面側に押し当て部43がある。押し当て部43は、曲面を呈している。
押し当てパッド31内には、幅方向に給水主管45が挿通されている。また押し当てパッド31には、給水主管45から押し当て部43側に貫通する貫通孔46が複数設けられている。
給水主管45の端部にはチューブ47が接続され、給水装置27に繋がっている。給水装置27は、給水タンク53と、ポンプ55によって構成されている。
前記したクリーナーヘッド28の幅は、キャストロール5の幅に比べてはるかに短い。即ち押し当てパッド31の幅は、キャストロール5の幅に比べてはるかに短い。
繰り出しロール30、押し当てパッド31、巻き取りロール32の配置は、図2、図3、図4の通りであり、押し当てパッド31がキャストロール5側にあり、繰り出しロール30と巻き取りロール32は、押し当てパッド31に対して後方にある。即ち繰り出しロール30、押し当てパッド31、巻き取りロール32は、三角形を構成する位置に配列されており、押し当てパッド31がその突端部を構成している。
そして繰り出しロール30、押し当てパッド31、巻き取りロール32の三者に、清掃布22が巻回されている。
即ち繰り出しロール30に使用前の清掃布22のロールが装着されている。そして清掃布22は、突端を構成する押し当てパッド31に巻回され、巻き取りロール32に巻き取られている。
ヘッド押し当て機構23は、押し当てパッド31をモータ、ソレノイド、エアーシリンダー、油圧シリンダー等によって、クリーナーヘッド28をキャストロール5側に前後移動させるものである。
本実施形態では、ヘッド押し当て機構23にエアシリンダー56が採用されている。
ヘッド押し当て機構23のエアシリンダー56は、押し当てパッド31の背面側に配されている。そしてエアシリンダー56のロッドを伸長することにより、クリーナーヘッド28の一部たる押し当てパッド31をキャストロール5に圧接することができる。またエアシリンダー56のロッドを収縮することにより、クリーナーヘッド28の当てパッド31はキャストロール5を離れる。
ヘッド走行機構25は、ネジ機構、ラックアンドピニオン、ベルト等によってクリーナーヘッド28をキャストロール5の幅方向に直線移動させるものである。
本実施形態では、ガイドレール57を有し、ガイドレール57と係合するキャリア58にクリーナーヘッド28が固定されている。
キャリア58は、図示しないモータ(駆動源)によってガイドレール57上を走行し、クリーナーヘッド28をキャストロール5の幅方向に直線移動させる。
またヘッド走行機構25を駆動するモータ(図示せず)はステッピングモータであり、回転数を積算してキャリア58の走行量を制御することができる。そのためヘッド走行機構25は、クリーナーヘッド28を所望の位置で停止することができる。
クリーナーヘッド28は、待機位置で待機し、ヘッド走行機構25によってキャストロール5に沿って走行してキャストロール5の幅方向に移動し、所定の位置で停止することができる。
次にフィルム検査機15について説明する。
フィルム検査機15は、光学的手段によって、フィルム16の微細な欠陥を検知する欠陥検査機である。具体的にはフィルム16に光を透過し、その陰影等によって欠陥を検出する。例えばフィルム検査機15は、透過した光の明るさを把握可能なものとし、全体(地合い)を通過する光の明るさと比較して、明るさが異なる部分を欠陥部分として検知する。欠陥の断面形状によって、地合いに比べて暗く現れる場合と明るく現れる場合がある。
透過した光の明るさは、欠陥の程度を示す指標となる。即ち欠陥には、たんぱく質が濃く転写したものと、薄く転写されたものがあり、透過した光の明るさによって欠陥の濃度を検知することができる。
またフィルム検査機15は、欠陥の位置、大きさ等を把握することができる。フィルム検査機15は、形状を把握できるものであってもよい。
欠陥の位置とは、図5の様に、フィルム16の幅W方向の位置であり、例えば幅方向の端部から中央に向かって距離Aの位置という様に特定される。またフィルム16のW方向で片方の端部のアドレスを0とし、そこからの距離で幅方向の位置を特定する方法も考えられる。
さらにフィルム検査機15は、欠陥の発生周期を検出することができる。
例えば図5の様に、キャストロール5の一部にタンパク質の汚れ40があると、キャストロール5の回転に伴ってその汚れ40がフィルム16に一定間隔おきに付着して一定間隔置きに欠陥41が生じる。
フィルム検査機15は、欠陥41の発生周期Bを検知することができる。
本実施形態のフィルム製造装置1は、図1の様に制御装置42を有し、フィルム検査機15の信号が制御装置42に入力される。また制御装置42によってロール清掃手段20が制御される。
制御装置42は、公知のCPU及び記憶手段を有し、図1の様に、検査データ演算プログラムと、ロール特定プログラムと、清掃手段制御プログラムが格納されている。
検査データ演算プログラムは、フィルム検査機15が検知してデータを解析し、前記した様に欠陥41の位置、大きさ及び濃度等を把握し、一時的に記憶することができる。
また記憶した欠陥41の位置、大きさ及び形状から、同じ汚れ40に起因する欠陥41の有無を検出する。さらに同じ汚れ40に起因する欠陥41があった場合には、その発生周期を演算する。
ロール特定プログラムは、欠陥41の発生周期と、キャストロール5とタッチロール6の周長に基づいて、汚れ40が付着したロールを特定する。
即ち欠陥41は、キャストロール5又はタッチロール6に起因し、いずれかのロール5,6の汚れ40がフィルム16に転写されるものである。汚れ40はキャストロール5又はタッチロール6が一回転するたびにフィルム16に付着するから、欠陥41は、原因ロールの周長の整数倍の間隔でフィルム16に出現する。
一方、本実施形態では、キャストロール5とタッチロール6の周長が異なるから、原因ロールがいずれかによって欠陥41の周期が変わる。逆に欠陥41の周期を知ることによって原因ロールがキャストロール5であるか、タッチロール6であるかが判明する。
そして制御装置42の清掃手段制御プログラムに則って、原因ロールを担当するロール清掃手段20,21が駆動される。例えば、欠陥41の原因となったロールがキャストロール5であるならば、キャストロール5の近傍に配置された清掃手段20が駆動される。欠陥41の原因となったロールがタッチロール6であるならば、タッチロール6の近傍に配置された清掃手段21が駆動される。
即ち原因ロール5,6側のヘッド走行機構25が駆動して、クリーナーヘッド28を対象のロールの幅方向に移動し、フィルム16の欠陥41に対応する位置にクリーナーヘッド28を停止する(図4(a))。
続いて図4(b)の様にクリーナーヘッド28を原因ロール5,6側に前進させ、押し当てパッド31の清掃布22を原因ロール5,6に押し付ける。ここで原因ロール5,6は回転を続けているから、図4(b)の様に汚れ40が清掃布22で拭い取られる。
また本実施形態で採用するクリーナーヘッド28は、押し当てパッド31内に給水主管45が内蔵されており、給水装置27から給水主管45に水が供給される。そして当該水は、給水主管45から押し当て部43側に貫通する貫通孔46を経由して押し当て部43側に染みだし、清掃布22に水を含ませる。
そのため原因ロール5,6は、水を含んだ清掃布22で拭かれる。
また送風ノズル51から乾燥空気が供給され、原因ロール5,6に付着した水は蒸発する。
その後、図4(c)の様に押し当てパッド31を戻して清掃布22を原因ロール5,6から離す。続いて図4(d)の様に巻き取りロール32を回転して、汚れ40が付着した清掃布22を巻き取り、清掃布22の新たな面を押し当てパッド31の位置に移動させる。
またヘッド走行機構25が駆動して、クリーナーヘッド28を待機位置に戻す。
そしてこの状態で一定時間待機する。フィルム16の該当箇所に欠陥41が発生しなくなれば、ロール清掃手段20のクリーナーヘッド28を待機位置に止め置く。
欠陥41が引き続き発生する場合には、再度ヘッド走行機構25が駆動して、クリーナーヘッド28を対象のロールの幅方向に移動し、フィルム16の欠陥41に対応する位置にクリーナーヘッド28を停止する(図4(a))。
そして再度図4(b)の様にクリーナーヘッド28を原因ロール5,6側に前進させ、押し当てパッド31で清掃布22を原因ロール5,6に一定時間押し当て、汚れ40を拭う。
この動作を一定の回数繰り返す。
なおクリーナーヘッド28を待機位置に戻すことなく一定時間待機させ、フィルム16の該当箇所に欠陥41が発生しなくなれば、クリーナーヘッド28を待機位置に戻してもよい。
次に、本実施形態のフィルム製造装置1の一連の動作を、図6のフローチャートに基づいて説明する。
以下の動作は、フィルム16を本格生産する前の段取り段階で実施することが望ましいが、フィルム16を生産中に行ってもよい。
準備段階として押出機2内に原料樹脂を投入し、押出機2内で樹脂を溶融・混練する。そして溶融した樹脂を、Tダイ3からシート状に押し出し、キャストロール5とタッチロール6で構成されるロール対8の間に挟んで厚さ等を調製し、ロール群10で冷却し、フィルム検査機15を経て巻き取り装置12に巻き取る。
そしてフィルム検査機15で、フィルム16に欠陥があるか否かをインラインで連続的に監視する。ステップ1で、フィルム16の欠陥41が発見されると、ステップ2に以降し、欠陥41の発生が周期的であるか否かが判定される。具体的には、フィルム16の幅方向に関して同じ位置に、同じような大きさの欠陥が、一定の間隔をおいて続いて発生するか否かが判定される。
周期性が無いならば、突発的な汚れや塵による欠陥であると予想されるから、ステップ1に戻る。
周期性を持って欠陥41が発生する場合は、キャストロール5又はタッチロール6に付着した汚れ40が原因であると想像される。
この場合はステップ3に移行し、欠陥41の発生周期を測定する。そしてステップ4,5,6,7で、原因となったロールがキャストロール5であるかタッチロール6であるかを判別する。
即ちステップ4に移行し、欠陥41の発生周期が、キャストロール5の周長と同じである場合や、欠陥41の発生周期が、キャストロール5の周長の整数倍である場合には、ステップ5に移行し、原因ロールがキャストロール(図面ではCロールと略称)5であると判定する。
欠陥41の発生周期が、キャストロール5の周長と同じでなく、且つ整数倍でもない場合は、ステップ6に移行し、発生周期が、タッチロール6の周長と同じか、或いはタッチロール6の周長の整数倍であるか否かが判定される。
発生周期が、タッチロール6の周長と同じか、或いはタッチロール6の周長の整数倍である場合には、ステップ7に移行し、原因ロールがタッチロール(図面ではTロールと略称)6であると判定する。
欠陥41の発生周期が、キャストロール5の周長ともタッチロール6の周長とも合致しない場合には、ステップ1に戻る。
ステップ4,5,6,7で、原因となったロールが特定されると、以下のステップで、特定されたロール5,6に対応するロール清掃手段20,21が動作する。
ステップ4,5,6,7で、原因となったロールが特定されると、ステップ8に移行し、フィルム検査機15のデータから、汚れ40が付着した位置に対応するロール5,6の幅方向の位置にクリーナーヘッド28が移動する。例えば図5の様に、欠陥41の位置が、端部から中央に向かって距離Aの位置であるならば、クリーナーヘッド28はロール5,6に沿って移動して、汚れ40の位置の前で停止する。
そしてステップ10に移行し、カウンターに1が追加される。
続いてステップ11に移行し、図4(b)の様にクリーナーヘッド28を前進させて、水を含んだ清掃布22を回転中のロール5,6に押し当て、ロール5,6を清掃する。
ステップ12,13で、時間が計時されており、一定時間に渡ってクリーナーヘッド28が傾斜姿勢を維持し、水を含んだ清掃布22を回転中のロール5,6に押し当て続ける。そしてステップ13で一定時間が経過すると、ステップ14に移行し、クリーナーヘッド28を待機位置に戻す。
そしてステップ15に移行し、一定期間待機して、同一の欠陥が発生するか否かを見る。
欠陥の発生が収まれば、ステップ16に移行してカウンターをクリアし、ステップ1に戻る。
同一の欠陥41が継続して発生する場合は、ステップ17に移行し、カウンターの数を確認する。そしてカウンターの数値が、例えば3という様な一定値以上でなければ、ステップ10に戻り、カウンターに1を追加して、清掃布22によるロール5,6の清掃を繰り返す。即ちクリーナーヘッド28を前進させて、水を含んだ清掃布22を回転中のロール5,6に押し当て、水を含んだ清掃布22を回転中のロール5,6に一定時間の間、押し当て続ける。
欠陥41の発生が収まれば、ステップ16に移行してカウンターをクリアし、ステップ1に戻る。
引き続き欠陥41が発生する場合は、ステップ17に移行し、カウンターの数を確認する。即ち清掃工程が行われた回数を確認する。そして清掃工程が規定回数繰り返され、カウンタ数が一定値に達していれば、ステップ18に移行し、図示しない報知手段で汚れが除去できなかったことを報知する。
即ち上記したクリーナーヘッド28による清掃を一定回数(実施形態では3回)繰り返しても欠陥41の発生が止まらない場合は、図示しない報知手段で汚れが除去できなかったことを報知する。
その場合は、作業者が人力でロール5,6を清掃することとなる。
本実施形態のフィルム製造装置1では、フィルム16の欠陥41が発生した場合、自動的に原因となったロール5,6を特定し、自動的にロール5,6を清掃して汚れ40を除去することができる。
また本実施形態のフィルム製造装置1では、ロール清掃手段20,21の清掃布22が水を含んでいるので、たんぱく質の汚れ40を有効に除去することができる。
以上説明した実施形態では、清掃布22を湿らせる方策として、クリーナーヘッド28内に給水用の配管を設け、清掃布22に水を供給したが、給水用の配管を全てクリーナーヘッド28の外部に設けてもよい。
例えば、クリーナーヘッド28の待機位置に給水ノズルを固定し、クリーナーヘッド28が待機位置にあるときに、給水ノズルから清掃布22に水を滴下してもよい。
次に、本発明の効果を確認するために行った実験について説明する。
本発明の実施例として、図1に示すフィルム製造装置1を使用し、アクリル系の熱可塑性樹脂を溶融してTダイ3から樹脂をシート状に押し出し、キャストロール5およびタッチロール6で構成されるロール対8で挟み込みながら、「フィルム長さ1000m/ロール1本」の樹脂フィルム16の成形を行なった。
使用したフィルム製造装置1では、タッチロール6の径がキャストロール5の径よりも大きい構成とし、両者の外周長さの差は30mmとした。
フィルム検査機15は、工程の下流側に設置した。フィルム検査機15は、ラインセンサカメラとLED照明からなる透過光学系の欠陥検査機を使用した。
そしてフィルム検査機15でフィルム16中の欠陥をインラインで検出するとともに、走行方向に等間隔での周期性を有する欠陥は周期性欠陥として判定させた。
また、キャストロール5及びタッチロール6の表面近傍には、ロール清掃手段20,21としてヘッド幅100mmの湿式ロールクリーナーをそれぞれ配置し、フィルム検査機15で検出した周期性欠陥の情報に基づき自動で対象ロール5,6の欠陥発生位置へ移動、クリーニングを行なう構成とした。
本構成のフィルム製造装置1を使用してフィルムを製膜開始し、インラインで検出した周期性欠陥に対してロールクリーナー(ロール清掃手段20,21)で原因異物を自動除去した結果、製膜開始時に全幅で4点存在していた周期性欠陥が100m製膜後に完全に除去され、以降はフィルムの巻上げ・巻替えを3回行なっても新たな周期性欠陥の発生は無かった。
〔比較例1〕
キャストロール5とタッチロール6の外周長さを同一とした以外は実施例と同様の構成で樹脂フィルム16の成形を行なった。
比較例のフィルム製造装置では、周期性欠陥が発生すると、キャストロール5とタッチロール6の双方を順番に清掃するプログラムとした。
その結果、製膜開始時には周期性欠陥が全幅で3点生じており、原因異物が付着していない方のロール5,6を先にクリーニングしてしまったため、クリーニング完了までに約300mのフィルムを製膜し、実施例よりもロス長さが拡大した。掃除工程以降は、新たな周期性欠陥の発生が無かった。
〔比較例2〕
ロールクリーナー(ロール清掃手段20,21)を具備しない以外は実施例と同様の構成で、掃除は人の手作業で行う事とし、樹脂フィルム16の成形を行なった。
その結果、製膜開始時に周期性欠陥が全幅で3点生じており、クリーニング完了までに約900mのフィルムを製膜し実施例や比較例1よりもロス長さが大幅に拡大した。また、クリーニング作業中にロール表面に別の異物が付着したことが原因と思われる新な周期性欠陥が掃除後に発生しており、再度クリーニング作業を行なうことなり、ロス長さが更に拡大する結果となった。
1 フィルム製造装置
2 押出機
3 Tダイ
5 キャストロール
6 タッチロール
8 ロール対
15 フィルム検査機
16 フィルム
20,21 ロール清掃手段
22 清掃布
25 ヘッド走行機構(ヘッド移動手段)
28 クリーナーヘッド
31 押し当てパッド
40 汚れ
41 欠陥

Claims (9)

  1. 押出機と、少なくとも一組のロール対を有し、押出機から押し出された樹脂を前記ロール対の間で挟込んでフィルムを成形するフィルム製造装置において、
    前記ロール対を構成する少なくとも2本のロールは周長が異なり、
    前記ロール対の下流側にあってフィルムに発生した欠陥を検出するフィルム検査機と、前記ロール対を構成するロールを掃除するロール清掃手段を備え、
    欠陥が現れる周期に基づいて前記ロール対の中から欠陥の原因となった側のロールを特定し、特定された側のロールを前記ロール清掃手段で清掃する清掃機能を備えたことを特徴とするフィルム製造装置。
  2. 前記ロール清掃手段は、清掃部材をロールに押し当てるクリーナーヘッドを有し、
    前記クリーナーヘッドは清掃対象となるロールの有効幅よりも短く、
    前記クリーナーヘッドを清掃対象となるロールの幅方向に移動させるヘッド移動手段を有し、
    前記フィルム検査機は、欠陥のフィルムの幅方向の位置を特定可能であり、
    前記フィルム検査機で特定した位置に対応するロールの幅方向の位置にクリーナーヘッドが移動し、当該ロールの該当箇所に清掃部材を押し当てて特定されたロールを清掃することを特徴とする請求項1に記載のフィルム製造装置。
  3. 前記ロール清掃手段は水を含み、ロールに付着したたんぱく質を有効に除去可能なものであることを特徴とする請求項1又は2に記載のフィルム製造装置。
  4. 前記ロール対は、押出機に装着されたダイから押し出された溶融状の樹脂が最初に接するロール対であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のフィルム製造装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかのフィルム製造装置を使用し、
    フィルム製造の準備段階及び/又はフィルム製造中に、押出機から押し出された溶融状態の樹脂を前記ロール対で挟込んでフィルム状樹脂とし、当該フィルム状樹脂をフィルム検査機で検査して欠陥を検出し、欠陥が現れる周期に基づいて欠陥の原因となった側のロールを特定し、前記特定されたロールをロール清掃手段で清掃することを特徴とするフィルム製造方法。
  6. 押出機から押し出された溶融状態の樹脂を、一組のロール対で挟込んでフィルムを成形するフィルム製造方法において、
    前記ロール対を構成する少なくとも2本のロールは周長が異なり、前記ロール対の下流側にフィルムに発生した欠陥を検出するフィルム検査機が配置され、前記ロール対を構成するロールを掃除するロール清掃手段を備え、
    フィルム製造の準備段階及び/又はフィルム製造中に、押出機から押し出された溶融状態の樹脂を前記ロール対で挟込んでフィルム状樹脂とし、当該フィルム状樹脂をフィルム検査機で検査して欠陥を検出し、欠陥が現れる周期に基づいて前記ロール対の中から欠陥の原因となった側のロールを特定し、前記特定されたロールをロール清掃手段で清掃することを特徴とするフィルム製造方法。
  7. 前記ロール清掃手段は、清掃部材をロールに押し当てるクリーナーヘッドを有し、
    クリーナーヘッドは清掃対象となるロールの有効幅よりも短く、
    クリーナーヘッドを清掃対象となるロールの幅方向に移動させるヘッド移動手段を有し、
    前記フィルム検査機は、欠陥のフィルムの幅方向の位置を特定可能であり、
    前記フィルム検査機で特定した位置に対応するロールの幅方向の位置に、前記ヘッド移動手段でクリーナーヘッドを移動し、当該ロールの該当箇所に清掃部材を押し当ててロールを清掃することを特徴とする請求項6に記載のフィルム製造方法。
  8. 前記ロール清掃手段は水を含み、ロールに付着したたんぱく質を有効に除去可能なものであることを特徴とする請求項6又は7に記載のフィルム製造方法。
  9. ロールを清掃部材で清掃中又は清掃後に、前記フィルムに発生する欠陥の検出を続行又は再開し、
    前記清掃前の欠陥の発生周期および幅方向位置と、前記清掃後の欠陥の発生周期および幅方向位置とを比較することを特徴とする請求項5乃至8のいずれかに記載のフィルム製造方法。
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