JP2018037612A - 発光素子搭載基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】信頼性が高い発光素子搭載基板を実現する技術を提供する。【解決手段】発光素子搭載基板14は、基材20と、基材20の上に設けられた絶縁層24と、絶縁層24の上に設けられた導電層22と、を備える。導電層22は、発光素子12が搭載される少なくとも一対の離間したランド28と、該ランド上のハンダ32に生じる応力を低減する応力低減部と、を有する。【選択図】図4

Description

本発明は、発光素子搭載基板に関する。
従来、発光素子を備える光源装置において、絶縁基板および導電層を積層した実装基板が用いられている。このような実装基板では、導電層の一部が露出した一対以上の離間したランドが形成されており、離間した一対のランドのそれぞれに、発光素子の対応する電極がハンダ付けされる(特許文献1参照)。
特開2016−82066号公報
しかしながら、導電層を構成する金属層、絶縁性基板と、発光素子との間の線膨張係数に大きな差があると、ランド上のハンダ接合部に応力がかかりやすい。特に、温度サイクルにより繰り返し応力がかかると、ハンダにクラックが入るなどしてハンダ寿命が低下してしまう。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、信頼性が高い発光素子搭載基板を実現する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の発光素子搭載基板は、基材と、基材の上に設けられた絶縁層と、絶縁層の上に設けられた導電層と、を備える。導電層は、発光素子が搭載される少なくとも一対の離間したランドと、該ランド上のハンダに生じる応力を低減する応力低減部と、を有する。
この態様によると、ハンダに生じる応力が低減されるので、ハンダ自体のクラックやハンダと他の部分との剥離を抑制できる。
応力低減部は、ランドの周囲に設けられた肉抜き部であってもよい。これにより、スリットを挟んだハンダと反対側の導電層から受ける応力を低減できる。
肉抜き部は、導電層を貫通するスリットまたは孔であってもよい。これにより、スリットを挟んだハンダと反対側の導電層から受ける応力をより低減できる。
導電層は、銅の配線パターンを含んでもよい。基板は、アルミニウムを主成分とする金属基板であってもよい。
金属基板は、ケイ素を含有するアルミニウム合金からなってもよい。これにより、一般のアルミニウム基板と比較して、金属基板の線膨張係数が抑えられるため、ハンダに生じる応力を低減できる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、信頼性が高い発光素子搭載基板を実現できる。
本実施の形態に係る発光素子搭載基板を用いた車両用前照灯の要部断面図である。 図2(a)は、参考例に係る発光素子搭載基板の上面図、図2(b)は、図2(a)に示す発光素子搭載基板のA−A断面図である。 本実施の形態に係る発光素子搭載基板の上面図である。 図4(a)は、図3に示す発光素子搭載基板のB−B断面図、図4(b)は、図3に示す発光素子搭載基板のC−C断面図である。 図5(a)は、第1の変形例に係る発光素子実装基板の上面図、図5(b)は、図5(a)に示す発光素子実装基板のD−D断面図である。 第2の変形例に係る発光素子搭載基板の上面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。
図1は、本実施の形態に係る発光素子搭載基板を用いた車両用前照灯10の要部断面図である。
本実施の形態に係る車両用前照灯10は、LEDチップ等の発光素子12が搭載された発光素子搭載基板14と、発光素子搭載基板14が載置される放熱部材16と、リフレクタ18とを備える。発光素子12は、リフレクタ18の反射面を構成する楕円や放物面等の曲面の焦点近傍に配置されている。発光素子12から下方に向けて出射した光は、リフレクタ18で反射され、車両前方に所望の配光パターンを形成する。
近年、LEDチップの性能が向上し、従来よりも大出力(例えば1W以上)のLEDチップが開発されつつある。このようなLEDチップは、発熱が大きい。そのため、搭載基板の基材、絶縁層、導電層、LEDチップのそれぞれの線膨張係数に差があると、各接合部に応力が発生する。また、車両用灯具において点灯や消灯を繰り返すと、温度サイクルによって接合部へ繰り返し応力が発生する。
図2(a)は、参考例に係る発光素子搭載基板の上面図、図2(b)は、図2(a)に示す発光素子搭載基板のA−A断面図である。なお、図2(a)では、発光素子およびハンダの図示を省略している。
参考例に係る発光素子搭載基板100は、銅やアルミニウムを主成分とする金属基板からなる基材20と、銅箔からなる導電層22と、基材20と導電層22とを電気的に絶縁する絶縁層24と、基板表面を保護する保護膜26とを備える。発光素子搭載基板100においては、図2(b)に示すように、基材20の上に絶縁層24が設けられており、絶縁層24の上に導電層22が設けられている。導電層22は配線パターンを含んでいる。
導電層22は、一部が露出した、発光素子12が搭載される少なくとも一対の離間したランド28が形成されている。一対のランド28の間には、ランド28同士が電気的に導通しないように、導電層22が除去された溝30が形成されている。発光素子12は、裏面側の一対の電極のそれぞれが、対応する一対のランド28と対向するように、ハンダ32を介して発光素子搭載基板100に搭載される。本実施の形態に係る発光素子12の出力は、例えば1W以上である。
一般的に、発光素子12の一つであるLEDチップを構成するセラミックス材料の線膨張係数は4〜6[ppm/℃]程度(例えば窒化アルミニウムは4.7[ppm/℃])なのに対して、導電層22を構成する銅箔の線膨張係数は17[ppm/℃]程度である。そのため、発光素子12が発熱すると、発光素子12の膨張量ΔL1と導電層22の膨張量ΔL2とに差が生じ、ハンダ32に応力が発生する。特に、連続した導電層の領域S1が大きいと、昇温による膨張量も大きくなるため、ハンダ32に発生する応力も大きくなると考えられる。
そこで、本発明者は、導電層に応力低減部を設けることで、ハンダ32にかかる応力を低減することに想到した。図3は、本実施の形態に係る発光素子搭載基板14の上面図である。図4(a)は、図3に示す発光素子搭載基板14のB−B断面図、図4(b)は、図3に示す発光素子搭載基板14のC−C断面図である。なお、参考例に係る発光素子搭載基板100と同じ構成については同じ符号を付して説明を適宜省略する。
図3、図4(a)に示すように、本実施の形態に係る発光素子搭載基板14は、ランド28の近傍に、ランド上のハンダ32に生じる応力を低減する応力低減部としてスリット34が導電層22を貫通するように形成されている。スリット34は、例えば、エッチング等の簡便な方法で形成できる。これにより、連続した導電層22の領域S1’が小さくなり、昇温による膨張量ΔL2’も小さくなるため、ハンダ32に発生する応力も低減できると考えられる。その結果、ハンダ32自体のクラックや、ハンダ32と発光素子12や導電層22との剥離を抑制できる。
なお、本実施の形態に係る発光素子搭載基板14を用いて温度サイクル試験(熱衝撃試験)を行ったところ、参考例に係る発光素子搭載基板100と比較して、サイクル数として20%程度寿命が延びたことが確認された。
本実施の形態に係る一対のスリット34は、一対のランド28を中心に点対称となるように形成されている。ランド28は、一辺が1〜2mm程度である。スリット34は、ランド28からの距離d1が0.2〜0.8mm程度の位置に形成されている。スリット34の幅W1は0.2〜0.6mm程度である。スリット34の長辺の長さL3は1.0〜2.5mm程度である。溝30の幅W2は0.2〜0.8mm程度である。一対のランド28の長手方向の長さL4は2.2〜4.8mm程度である。図3(a)に示すスリット34をX方向から見た場合、ランド28と重なっている部分の長さL5は0.5〜1.5mm程度である。L字のスリット34の短く突き出た部分の長さL6は0.3〜0.8mm程度である。
発光素子搭載基板14において、導電層22として銅箔を用いる場合、基材20は銅板が好ましい。また、基材20としてアルミニウムを主成分とする基板を用いる場合、低線膨張アルミニウム合金(線膨張係数19〜21[ppm/℃])が好ましい。具体的には、JIS H 4000に規定されているケイ素を含有するアルミニウム合金が好ましい。これにより、一般のアルミニウム基板と比較して、金属基板の線膨張係数が抑えられるため、ハンダに生じる応力を低減できる。
図5(a)は、第1の変形例に係る発光素子実装基板36の上面図、図5(b)は、図5(a)に示す発光素子実装基板36のD−D断面図である。図5(a)、図5(b)に示す肉抜き部38は、ランド28の周囲に設けられている。肉抜き部38は、導電層22を完全に除去したものではなく、導電層22の他の部分22aの厚みt1よりも薄い薄層部22bを有するスリットである。薄層部22bの厚みt2は、t2≦0.5×t1を満たすとよい。これにより、スリットを挟んだハンダと反対側の導電層から受ける応力を低減できる。
図6は、第2の変形例に係る発光素子搭載基板40の上面図である。発光素子搭載基板40は、一つのスリット34の代わりに、導電層22を貫通する円形の複数の孔42を有し、全体としてL字状のスリットが形成されている。これにより、孔42を挟んだハンダ32と反対側の導電層22から受ける応力をより低減できる。
以上、本発明を上述の実施の形態を参照して説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、実施の形態の構成を適宜組み合わせたものや置換したものについても本発明に含まれるものである。また、当業者の知識に基づいて各実施の形態における組合せや処理の順番を適宜組み替えることや各種の設計変更等の変形を実施の形態に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施の形態も本発明の範囲に含まれうる。
10 車両用前照灯、 12 発光素子、 14 発光素子搭載基板、 20 基材、 22 導電層、 22b 薄層部、 24 絶縁層、 26 保護膜、 28 ランド、 30 溝、 32 ハンダ、 34 スリット、 36 発光素子実装基板、 38 肉抜き部、 40 発光素子搭載基板、 42 孔。

Claims (5)

  1. 基材と、
    前記基材の上に設けられた絶縁層と、
    前記絶縁層の上に設けられた導電層と、を備え、
    前記導電層は、発光素子が搭載される少なくとも一対の離間したランドと、該ランド上のハンダに生じる応力を低減する応力低減部と、を有することを特徴とする発光素子搭載基板。
  2. 前記応力低減部は、前記ランドの周囲に設けられた肉抜き部であることを特徴とする請求項1に記載の発光素子搭載基板。
  3. 前記肉抜き部は、前記導電層を貫通するスリットまたは孔であることを特徴とする請求項2に記載の発光素子搭載基板。
  4. 前記導電層は、銅の配線パターンを含み、
    前記基板は、アルミニウムを主成分とする金属基板である、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発光素子搭載基板。
  5. 前記金属基板は、ケイ素を含有するアルミニウム合金からなることを特徴とする請求項4に記載の発光素子搭載基板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007123382A (ja) * 2005-10-26 2007-05-17 Ain:Kk 配線板及びその製造法
JP2013239470A (ja) * 2012-05-11 2013-11-28 Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd 表面実装基板
JP2015185745A (ja) * 2014-03-25 2015-10-22 株式会社村田製作所 電子部品の実装構造体

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