JP2018037040A - 不動産取引支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】不動産の取引を支援する不動産取引支援システムを提供する。【解決手段】物件情報記憶部と,物件情報表示処理部と,オーナーとバイヤーとの間でのメッセージ処理を実行するメッセージ情報処理部と,メッセージ情報について翻訳処理を実行する翻訳処理部と,メッセージ情報記憶部とを備える。メッセージ情報処理部は,メッセージ情報が所定の条件を充足しているかを判定し,所定の条件を充足していると判定した場合には,相手方のコンピュータに表示させるメッセージ情報として承認して記憶させる。翻訳処理部は,メッセージ情報をあらかじめ定められた言語で翻訳し,そのメッセージ情報に面積,距離を示す情報が含まれている場合には,その言語に対応した単位に換算して,翻訳されたメッセージ情報として記憶させる。物件情報表示処理部は,物件情報の表示要求を行った者の使用する言語に基づいて,対応する言語のメッセージ情報を表示する。【選択図】図1

Description

本発明は,不動産の取引を支援する不動産取引支援システムに関する。
近年,インターネットの発達とともに,インターネットで商取引を行うことが一般的になっている。これは不動産取引においても同様である。なお,本明細書において不動産取引とは,不動産の売買,賃貸借,転貸借およびそれらの仲介,媒介についても含まれる。また,賃貸借,転貸借には,1日や2日の短期間の賃貸借,転貸借も含まれる。
たとえば特許文献1乃至特許文献6がその一例であるように,現在においても,不動産取引の場合に,ウェブサイトに不動産に関する情報を掲載し,それを閲覧した者が,実際に不動産会社を訪れ,取引を行うことが広く行われている。
特開2015−215762号公報 特開2015−45964号公報 特開2015−22652号公報 特開2013−37408号公報 特開2007−86848号公報 特開2002−109273号公報
上述の各特許文献に記載の発明や,現在,インターネットで提供されている不動産情報の提供サービスなども,主に不動産会社が提供している。これは,不動産の所有者が取引を仲介する不動産会社を介して,不動産取引が行われている実情を反映したものでもある。仲介する不動産会社が存在するため,高額の仲介手数料が発生してしまう。
そこで特許文献4乃至特許文献6に記載の発明のように,仲介する不動産会社を介在させずに,所有者と相手方との間で直接取引することも考えられている。しかしこれらの場合,直接取引なので,当事者間で連絡先の交換がされてしまえば,ウェブサイトの運営者はその取引に関与することができず,ウェブサイトの運営者がどのように対価を得るのか,考慮されていない。
また,これらの当事者間での直接取引では,互いに知らない相手方に対して電話番号や連絡先を交換して,情報のやりとりを行わなければならないので,特に個人の場合には情報保護についての不安がある。すなわち,不動産会社側は,個人から物件に関する情報の問い合わせがあったとしても,個人の連絡先となる情報の伝達がなければ,事実上,情報提供がなされないシステム構築がされているが,個人としては,個人情報を提供することに心理的抵抗がある。
さらに,不動産の取引を行う場合,従来は,双方が日本人であることが前提となっていたため,各種の情報も日本語で提供されていることが通常である。そのため,日本語を理解しない者に対しては情報提供が十分にはなされていない。また,外国語で不動産に関する情報を提供することが行われていないわけではないが,あらかじめ外国語に翻訳した情報をウェブページなどで表示しているに過ぎず,相手方から問い合わせなどがあった場合には,即座に回答をすることができなかった。とくに,当事者間での直接取引の場合,言語的制約が大きく,たとえば外国の購入希望者から英語で不動産物件に関する問い合わせがあったとしても,所有者が英語を理解しない場合,コミュニケーションを取ることができなかった。このように,従来の不動産取引においては,言語的制約に基づく取引機会の喪失が発生している。
そこで本発明者は,情報の保護を図りながら,当事者間での直接のコミュニケーションを図ることが可能な不動産取引支援システムを発明した。
第1の発明は,不動産の取引を支援する不動産取引支援システムであって,前記不動産取引支援システムは,不動産取引の対象となる物件に関する情報を記憶する物件情報記憶部と,前記物件のオーナーが利用するオーナー端末またはバイヤーが利用するバイヤー端末に,前記物件情報記憶部に記憶する物件に関する情報を表示させる物件情報表示処理部と,前記物件のオーナーとバイヤーとの間での前記物件に関するメッセージ処理を実行するメッセージ情報処理部と,前記メッセージ処理においてオーナーとバイヤーとの間のメッセージ情報について翻訳処理を実行する翻訳処理部と,前記メッセージ情報処理部で受け付けたメッセージ情報の一部または全部と,前記翻訳処理部で翻訳されたメッセージ情報の一部または全部とを記憶するメッセージ情報記憶部と,を備えており,前記メッセージ情報処理部は,前記オーナー端末または前記バイヤー端末から受け付けたメッセージ情報が所定の条件を充足しているかを判定し,前記所定の条件を充足していると判定した場合には,前記相手方のコンピュータに表示させるメッセージ情報として承認し,前記メッセージ情報を前記メッセージ情報記憶部に記憶させ,前記翻訳処理部は,前記メッセージ情報処理部で承認されたメッセージ情報を,あらかじめ定められた言語で翻訳をするとともに,そのメッセージ情報に面積および/または距離を示す情報が含まれている場合には,その言語に対応した単位に換算して,前記承認されたメッセージに対応付けて,翻訳されたメッセージ情報として前記メッセージ情報記憶部に記憶させ,前記物件情報表示処理部は,前記物件情報の表示要求を行った者の使用する言語に基づいて,前記メッセージ情報記憶部に記憶する,対応する言語のメッセージ情報を抽出して表示させる,不動産取引支援システムである。
本発明のように構成することで,当事者間で直接,コミュニケーションを図ることはできるが,一方で,その情報を保護することができる。また,コミュニケーションにおけるメッセージ情報も翻訳されるので,言語的制約による取引機会の喪失を抑止できる。
上述の発明において,前記メッセージ情報処理部は,前記オーナー端末または前記バイヤー端末から受け付けたメッセージ情報に,あらかじめ定められた禁止情報が含まれているかを判定し,禁止情報が含まれていることを判定したメッセージ情報はエラーとして,送信した者に通知し,禁止情報が含まれていないと判定したメッセージ情報について,所定の担当者に対して目視による確認依頼の通知を行い,前記担当者による承認を受け付けると,前記承認したメッセージ情報として前記メッセージ情報記憶部に記憶させる,不動産取引支援システムのように構成することができる。
情報を保護する方法としては,本発明のように,メッセージ情報に禁止情報が含まれているかを自動的に判定し,さらに,目視による判定を行うことが好ましい。これによって,情報保護の精度を高めることができる。
上述の発明において,前記不動産取引支援システムは,さらに,前記オーナーまたは前記バイヤーとなる者の連絡先を含む属性情報を記憶するユーザ情報記憶部,を備えており,前記メッセージ情報処理部は,前記メッセージ情報の当事者の連絡先の情報を前記ユーザ情報記憶部に基づいて抽出し,前記抽出した連絡先の情報を禁止情報として,前記メッセージ情報に含まれているかを判定する,不動産取引支援システムのように構成することができる。
禁止情報の範囲が広いと,エラーとされるメッセージ情報が増えてしまい,当事者にとってシステムに対する不満が高まる要因となる。そこで禁止情報の範囲をできる限り狭くすることが望まれるが,狭すぎると,本来,禁止すべきメッセージ情報がやりとりされてしまうこととなる。
とくに電子メールアドレス,電話番号については,従来,「@」,「−」などの記号と,所定桁数の英数字の存在などに基づいて判定することが多かった。しかし,本来,保護すべきなのは,すべての電子メールアドレスや電話番号ではなく,その当事者の電子メールアドレスや電話番号である。また,氏名,名称については定型的に判定することも容易ではない。
そこで本発明のように構成することで,禁止情報の範囲を適切に設定することが可能となる。
上述の発明において,前記翻訳処理部は,さらに,前記物件に関する情報を,あらかじめ定められた言語で翻訳をするとともに,そのメッセージ情報に面積および/または距離を示す情報が含まれている場合には,その言語に対応した単位に換算し,前記物件情報記憶部に記憶させる,不動産取引支援システムのように構成することができる。
本発明のように構成することで,物件情報についても翻訳されるので,言語的制約による取引機会の喪失を抑止できる。
上述の発明において,前記物件情報表示処理部は,前記物件情報記憶部に記憶する物件に関する情報を表示させる際に,前記メッセージ情報記憶部にメッセージ情報が存在するかを検索し,存在する場合には,そのメッセージ情報を抽出して,その物件に関する情報に関連づけて表示させる,不動産取引支援システムのように構成することができる。
本発明のように物件に関する情報とメッセージ情報とを関連づけて表示させることで,どの物件に関するやりとりであるのかを容易に認識することができる。そのため,当事者は,いちいち,物件に関する情報を確認せずにすみ,コミュニケーションの理解が容易となる。
上述の発明において,前記物件情報表示処理部は,前記物件情報の表示要求を行った者の使用する言語に基づいて,前記物件情報記憶部に記憶する,対応する言語の物件に関する情報を抽出して表示させる,不動産取引支援システムのように構成することができる。
本発明のように,複数の言語に翻訳するものの,表示そのものは,物件情報を表示する者の使用言語に基づいて行う。そのため,同一内容の別の言語での表示がなくなり,閲覧性の向上につながる。
上述の発明において,前記不動産取引支援システムは,さらに,前記オーナーまたは前記バイヤーとが直接連絡を取る場合のコンタクト申請の処理を行うコンタクト申請処理部,を備えており,前記コンタクト申請処理部は,前記オーナー端末または前記バイヤー端末からコンタクト申請の要求を受け付けると,相手方に対してコンタクト申請を承認するかを通知し,前記相手方からコンタクト申請の承認の通知を受け付けると,所定の担当者に,相手方によりコンタクト申請が承認されたことの通知を行い,前記担当者によるコンタクト申請の承認を受け付けると,前記ユーザ情報記憶部からオーナーおよび/またはバイヤーの連絡先に関する情報を抽出して,前記コンタクト申請の申請者および相手方に通知する,不動産取引支援システムのように構成することができる。
本発明のように,当事者間で直接連絡を取りたい場合には,その相手方の承認が必要になり,相手方の主体的な判断に基づいて連絡先の情報の提供が行われる。その結果,従来のように,不動産の物件に関する情報と連絡先の情報との引き替えではなくなり,連絡先情報の提供についての不安が解消される。また,相手方が承認した場合であっても,第三者である担当者の承認も必要となるので,システムを制度に則っているかの観点も加味されることとなるので,当事者間でのメッセージ情報のやりとりにも自主的に従う傾向が強まる。
本発明の不動産取引支援システムは,本発明のプログラムをコンピュータに読み込ませて実行させることで実現できる。すなわち,コンピュータを,不動産取引対象となる物件に関する情報を記憶する物件情報記憶部から物件に関する情報を抽出し,前記物件のオーナーが利用するオーナー端末またはバイヤーが利用するバイヤー端末に表示させる物件情報表示処理部,前記物件のオーナーとバイヤーとの間での前記物件に関するメッセージ処理を実行するメッセージ情報処理部,前記メッセージ処理においてオーナーとバイヤーとの間のメッセージ情報について翻訳処理を実行する翻訳処理部,として機能させる不動産取引支援プログラムであって,前記メッセージ情報処理部は,前記オーナー端末または前記バイヤー端末から受け付けたメッセージ情報が所定の条件を充足しているかを判定し,前記所定の条件を充足していると判定した場合には,前記相手方のコンピュータに表示させるメッセージ情報として承認し,メッセージ情報を記憶するメッセージ情報記憶部に,前記承認したメッセージ情報を記憶させ,前記翻訳処理部は,前記メッセージ情報処理部で受け付けたメッセージ情報を,あらかじめ定められた言語で翻訳をするとともに,そのメッセージ情報に面積および/または距離を示す情報が含まれている場合には,その言語に対応した単位に換算して,前記承認されたメッセージに対応付けて,翻訳されたメッセージ情報として前記メッセージ情報記憶部に記憶させ,前記物件情報表示処理部は,前記物件情報の表示要求を行った者の使用する言語に基づいて,前記メッセージ情報記憶部に記憶する,対応する言語のメッセージ情報を抽出して表示させる,不動産取引支援プログラムである。
本発明の不動産取引支援システムを用いることによって,情報の保護を図りながら,当事者間での直接のコミュニケーションを図ることが可能となる。また,本発明の不動産取引支援システムによって,所定条件を充足するまでは,当事者間での連絡先の情報の交換ができなくなるように制御可能なので,不動産取引のウェブサイトの運営者を介さずに,当事者間だけで直接,取引がなされてしまうことを抑止できる。
さらに,本発明の不動産取引支援システムを用いることで,当事者双方が同一の言語を理解しない場合でも,当事者間で直接,コミュニケーションを取ることが可能となり,不動産取引の取引機会の拡大につながる。
本発明の不動産取引支援システムの一例を模式的に示す概念図である。 コンピュータのハードウェア構成の一例である。 本発明の不動産取引支援システムにおいて,物件情報を登録する場合の処理プロセスの一例を模式的に示すフローチャートである。 本発明の不動産取引支援システムにおいて,取引が行われる際の処理プロセスの一例を模式的に示すフローチャートである。 本発明の不動産取引支援システムにおいて,メッセージ確認の処理プロセスの一例を模式的に示すフローチャートである。 本発明の不動産取引支援システムにおいて,翻訳の処理プロセスの一例を模式的に示すフローチャートである。 本発明の不動産取引支援システムにおいて,コンタクト申請の処理プロセスの一例を模式的に示すフローチャートである。 ログイン画面の一例を示す図である。 物件リストの画面の一例を示す図である。 物件の詳細情報の画面の一例を示す図である。 メッセージ情報の表示領域とその入力領域とが表示された物件の詳細情報の画面の一部の一例を示す図である。 エラーメッセージの一例を示す図である。 承認ページの画面の一例を示す図である。 翻訳されたメッセージ情報を確認するための画面の一例を示す図である。 物件の詳細情報のウェブページのメッセージ情報の表示領域にメッセージ情報が表示された場合の一例を示す図である。 オーナーがある物件について複数のバイヤーとメッセージ情報をやりとりする場合の物件の詳細情報の画面の一部の一例を示す図である。 図16において,オーナーがメッセージ情報を確認するバイヤーを選択した場合の画面の一例を示す図である。 物件の詳細情報のウェブページで「売買成立」のボタンが表示された場合の一例を示す図である。
本発明の不動産取引支援システム1の全体の概念の一例を図1に示す。不動産取引支援システム1は,不動産取引を支援するための情報提供を行う運営者が利用するコンピュータである運営者システム2を備えている。運営者システム2は,オーナーが利用するコンピュータであるオーナー端末3と,バイヤーが利用するコンピュータであるバイヤー端末4と,それぞれ情報の送受信が可能である。
本明細書においてオーナーとは,不動産の所有者などの処分権限を有する者であり,バイヤーとは,不動産を購入する購入者または不動産を賃借(転借)する賃借人(転借人)である。オーナー,バイヤーは個人であってもよいし,法人であってもよい。
運営者システム2,オーナー端末3,バイヤー端末4はそれぞれコンピュータによって実現される。図2にコンピュータのハードウェア構成の一例を示す。コンピュータは,プログラムの演算処理を実行するCPUなどの演算装置70と,情報を記憶するRAMやハードディスクなどの記憶装置71と,ディスプレイなどの表示装置72と,情報の入力を行う入力装置73と,演算装置70の処理結果や記憶装置71に記憶する情報の通信をする通信装置74とを有している。なお,コンピュータがタッチパネルディスプレイを備えている場合には入力装置73と表示装置72とが一体的に構成されていてもよい。なお,タッチパネルディスプレイは,そのディスプレイ上で,直接,所定の入力デバイス(タッチパネル用のペンなど)や指などによって入力を行える点で,表示装置72と入力装置73の機能が一体化した装置である。
運営者システム2は一台のコンピュータによって実現されていてもよいが,その機能が複数のコンピュータによって実現されていてもよい。この場合のコンピュータとして,たとえばクラウドサーバであってもよい。
さらに,本発明の不動産取引支援システム1における各手段は,その機能が論理的に区別されているのみであって,物理上あるいは事実上は同一の領域を為していても良い。
不動産取引支援システム1は,物件情報登録処理部20と物件情報記憶部21と物件情報表示処理部22とメッセージ情報処理部23とメッセージ情報記憶部24と翻訳処理部25とコンタクト申請処理部26と課金処理部27とユーザ情報記憶部28とを有する。
物件情報登録処理部20は,不動産取引支援システム1で取引対象とする不動産の物件に関する情報(物件情報)の登録を,オーナー端末3から受け付ける。物件情報としては,物件の画像情報,物件名称,物件住所,最寄り駅,物件の種類(マンション,一戸建て,宅地など),土地や建物の広さ,敷地権利,建物構造,築年数,その物件情報が運営者が管理する物件か企業サイトで管理する物件かを識別するフラグ情報,などがある。また物件情報登録処理部20は,オーナー端末3から物件情報の登録を受け付けると,当該物件を識別するための識別情報(物件識別情報)を付与し,物件情報として記憶させる。
物件情報記憶部21は,物件情報登録処理部20で受け付けた物件情報を記憶する。
物件情報表示処理部22は,バイヤー端末4から物件情報の表示要求を受け付けた場合,物件情報記憶部21に記憶する物件情報を抽出し,バイヤー端末4で表示させる。この場合,検索条件をバイヤー端末4から受け付け,その検索条件を充足する物件情報を特定し,特定した物件情報をバイヤー端末4で表示させてもよい。また,抽出した物件の物件識別情報に対応付けられたメッセージ情報が存在するかを,メッセージ情報記憶部24を参照することで抽出し,表示させる。すなわち抽出した物件の物件識別情報と,物件情報の表示要求を送ったバイヤー端末4を操作するバイヤーのユーザ識別情報またはオーナー端末3を操作するオーナーのユーザ識別情報とに基づいて,メッセージ情報記憶部24を参照し,合致するメッセージ情報がある場合には,それを抽出して,物件情報に関連づけて表示させる。物件情報に関連づけて表示するとは,物件情報と同一のウェブページにメッセージ情報を表示させてもよいし,メッセージ情報があることを表示した上で,その表示操作を受け付けることで,同一または別のウェブページにメッセージ情報を表示させてよい。すなわち,メッセージ情報が当該物件情報に関連するものであることを示す表示方法であればいかなる表示方法であってもよい。
メッセージ情報処理部23は,不動産取引支援システム1を介して,当事者間で直接のコミュニケーションを行うための処理(メッセージのやりとりの処理)を実行する。コミュニケーションの処理としては,たとえばチャットやメッセージングなどで行われればよいが,それに限定されない。
メッセージ情報記憶部24は,メッセージ情報処理部23で受け付けたメッセージ情報を記憶する。メッセージ情報処理部23で受け付けたすべてのメッセージ情報を記憶していてもよいし,承認されたメッセージ情報のみを記憶していてもよい。この際には,メッセージ情報の識別情報,メッセージ情報を登録した者のユーザ識別情報,メッセージの相手方のユーザ識別情報,メッセージが登録された日時情報,どの物件に対してのメッセージ情報であるかを識別するための物件識別情報,どの言語のウェブページであるかを示す情報(たとえばURLや表示言語など)などを対応付けて記憶する。なお,承認されなかったメッセージ情報を記憶する場合には,却下理由や該当した禁止情報など,承認されなかった理由を示す情報を,さらに対応付けて記憶していてもよい。
またメッセージ情報記憶部24には,メッセージ情報について,後述する翻訳処理部25で翻訳されたメッセージ情報も対応付けて記憶していてもよい。
翻訳処理部25は,物件情報登録処理部20で受け付けた物件情報,メッセージ情報処理部23で送受信されるメッセージ情報(チャットやメッセージングなどで送受信されるメッセージ情報)を,所定言語に翻訳する処理を実行する。
コンタクト申請処理部26は,不動産取引支援システム1を介さずに,当事者間で直接のコミュニケーションを行うための連絡先の交換を行うためのコンタクト申請に関する処理を実行する。
課金処理部27は,課金処理を実行する。課金処理は,オーナーまたはバイヤーに対して課金すべき処理が発生したときに,その金額を後述のユーザ情報記憶部28に記憶させる。たとえば企業サイトへのアクセスが行われた場合にはX円,担当者による翻訳が行われた場合にはY円,取引が成立した場合にはZ円のように,課金する金額をユーザ情報記憶部28に当該ユーザとなるオーナーまたはバイヤーに対応付けて記憶させる。
ユーザ情報記憶部28は,ユーザ識別情報に対応付けて,ユーザの属性情報を記憶する。たとえば氏名または名称,電話番号,電子メールアドレスなどの連絡先の情報,法人の場合には代表者および担当者の氏名なども含まれる。また,クレジットカード番号および有効期限などの決済に用いる情報を記憶していてもよい。さらに,課金処理部27における課金情報も対応付けて記憶する。
つぎに本発明の不動産取引支援システム1の処理プロセスの一例を図3乃至図7のフローチャートを用いて説明する。
なお,不動産取引支援システム1における運営者システム2では,あらかじめオーナー,バイヤーがユーザ登録されている。ユーザ登録されている情報としては,ログインID(電子メールアドレスなど)とパスワードなどの認証情報,氏名や住所,電話番号,電子メールアドレスなどの属性情報のほか,個人か法人かの区別を示すフラグ情報,法人の場合には代表者名や担当者名などの,不動産取引の際に必要な情報があればよい。これらの情報は,ユーザ情報記憶部28に記憶されている。
まず不動産のオーナーがオーナー端末3を利用して,運営者システム2に不動産の物件情報を登録する物件登録処理を説明する。
不動産の物件情報を登録しようとするオーナーは,オーナー端末3において所定の操作をすることで,運営者システム2にアクセスし,ログイン処理を実行する(S100)。すなわち,オーナー端末3からアクセスを受け付けた運営者システム2は,図8に示すログイン画面をオーナー端末3に表示させる。そしてオーナー端末3に表示されるログイン画面に入力された認証情報を運営者システム2が受け付け,運営者システム2であらかじめ記憶している認証情報と照合し,一致すれば,オーナー用の管理ページをオーナー端末3で表示させる。
オーナー端末3でオーナー用の管理ページを表示すると,オーナーがオーナー端末3において所定の操作をすることで,物件情報を登録するための物件情報登録ページの表示要求をオーナー端末3から運営者システム2に送る。この表示要求を受け付けた運営者システム2の物件情報登録処理部20は,物件情報登録ページをオーナー端末3に送る。オーナー端末3では,運営者システム2から受け付けた物件情報登録ページを表示し,オーナーがそのページに物件情報を入力する。そして,オーナー端末3で入力した物件情報は,運営者システム2に送られる。この際に,その物件情報を入力したオーナーのユーザ識別情報も合わせて送られるとよい。
運営者システム2の物件情報登録処理部20で,オーナー端末3から送られた物件情報を受け付けると(S110),オーナーのユーザ識別情報に基づいてユーザ情報記憶部28を参照することで,当該オーナーが個人か法人かを判定し(S120),個人の場合には,当該運営者システム2を運営する運営サイトの物件情報として,入力を受け付けた物件情報を物件情報記憶部21に記憶させる(S130)。
また運営サイトの物件情報として入力を受け付けた場合,入力を受け付けた物件情報を翻訳処理部25に渡し,所定のほかの言語にも翻訳する翻訳処理を実行する(S140)。たとえば日本語で物件情報の入力を受け付けていた場合,その物件情報を英語,中国語などの所定の言語に翻訳し,それぞれの言語による物件情報として物件情報記憶部21に記憶させる。このようにすることで,一つの物件情報について複数の言語表記が可能となる。なお,各言語による物件情報は,それぞれ独立したウェブページとして表示されることが好ましく,それらはURLなどによって識別される。たとえばある物件情報について,日本語,英語,中国語の3つの言語によるウェブページがそれぞれ存在しており,その閲覧者が選択した言語のウェブページが表示されることとなる。
物件情報を受け付けた翻訳処理部25は(S500),どの言語のウェブページから入力された物件情報であるかを判定することによって,母国語を判定する(S510)。たとえば,日本語の物件情報の登録のウェブページから入力されたメッセージ情報であれば日本語が母国語であると判定し,中国語の物件情報の登録のウェブページから入力されたメッセージ情報であれば中国語が母国語であると判定し,英語の物件情報の登録のウェブページから入力されたメッセージ情報であれば英語であると判定する。
S500で受け付けた物件情報の母国語が日本語であると判定した場合には,そのメッセージ情報を,日本語から英語へ翻訳する翻訳エンジン(翻訳API)を利用して,英語に翻訳をする。そして英語に翻訳した物件情報のうち,面積および/または距離を示す情報がある場合には,その部分をアメリカなどで面積および/または距離の表示に用いられる単位,たとえば「平方メートル」から「SQF(Square Feet)」や「エーカー」,「メートル」から「フィート」に変換する(S530)。面積,距離を示す情報であることの特定は,メッセージ情報における面積,距離の単位である文字,たとえば「平方メートル」,「平米」,「坪」,「○○畳」,「メートル」などを特定し,その前にある数字を面積の大きさ,距離の長さを示す情報として特定し,特定した数字を所定の面積,距離への換算式に基づいて換算する。英語に翻訳し,単位を変換した物件情報は,S500で受け付けた日本語の物件情報に対応付けて物件情報記憶部21に記憶させる。
さらに,翻訳処理部25は,S500で受け付けた日本語の物件情報を,日本語から中国語へ翻訳する翻訳エンジンを利用して,中国語に翻訳をする(S540)。中国語に翻訳をした物件情報は,S500で受け付けた日本語の物件情報に対応付けて物件情報記憶部21に記憶させる。
またS500で受け付けた物件情報の母国語が中国語であると判定した場合には,その物件情報を,中国語から英語へ翻訳する翻訳エンジンを利用して,英語に翻訳をする。そして英語に翻訳した物件情報のうち,面積および/または距離を示す情報がある場合には,その部分をアメリカなどで面積および/または距離の表示に用いられる単位,たとえば「平方メートル」から「SQF(Square Feet)」,「エーカー」,「メートル」から「フィート」に変換する(S530)。英語に翻訳し,単位を変換した物件情報は,S500で受け付けた日本語の物件情報に対応付けて物件情報記憶部21に記憶させる。
さらに,翻訳処理部25は,S500で受け付けた中国語の物件情報を,中国語から日本語へ翻訳する翻訳エンジンを利用して,日本語に翻訳をする(S550)。日本語に翻訳をした物件情報は,S500で受け付けた中国語の物件情報に対応付けて物件情報記憶部21に記憶させる。
加えて,S500で受け付けた物件情報の母国語が英語であると判定した場合には,その物件情報を,英語から日本語へ翻訳する翻訳エンジンを利用して,日本語に翻訳をする(S560)。そして日本語に翻訳した物件情報のうち,面積および/または距離を示す情報がある場合には,その部分を日本で面積および/または距離の表示に用いられる単位,たとえば「SQF(Square Feet)」や「エーカー」から「平方メートル」,「坪」,「○○畳」などに変換する(S570)。面積,距離を示す情報であることの特定は,メッセージ情報における面積,距離の単位である文字,たとえば「SQF」,「sqf」,「ac」などを特定し,その前にある数字を面積の大きさ,距離の長さを示す情報として特定し,特定した数字を「平方メートル」,「平米」,「坪」,「○○畳」,「メートル」などへの換算式に基づいて換算する。日本語に翻訳し,単位を変換した物件情報は,S500で受け付けた英語の物件情報に対応付けて物件情報記憶部21に記憶させる。
さらに,翻訳処理部25は,S500で受け付けた英語の物件情報を,英語から中国語へ翻訳する翻訳エンジンを利用して,中国語に翻訳をする(S580)。中国語に翻訳をした物件情報のうち,面積および/または距離を示す情報がある場合には,その部分を中国で面積の表示に用いられる単位,たとえば「SQF(Square Feet)」や「エーカー」から「平方メートル」,「フィート」から「メートル」に変換する(S590)。面積,距離を示す情報であることの特定は,メッセージ情報における面積,距離の単位である文字,たとえば「SQF」,「sqf」,「ac」などを特定し,その前にある数字を面積の大きさ,距離の長さを示す情報として特定し,特定した数字を「平方メートル」,「メートル」などへの換算式に基づいて換算する。中国語に翻訳し,単位を変換した物件情報は,S500で受け付けた英語の物件情報に対応付けて物件情報記憶部21に記憶させる。
以上のような翻訳処理を実行することによって,S110(S500)で入力を受け付けた物件情報について,日本語,英語,中国語による物件情報として物件情報記憶部21に記憶させることができる。
そして翻訳処理部25は,所定の3カ国語による物件情報を物件情報記憶部21から抽出し,S110で物件情報の入力を行ったオーナー端末3に表示させる(S600)。
物件情報の入力を行ったオーナーは,各国語に翻訳された物件情報について,翻訳された内容などを確認し(S610),問題がなければ,オーナー端末3で所定の操作を受け付けることで,翻訳処理部25は,確定した物件情報として物件情報記憶部21に記憶させる(S620)。一方,翻訳された内容を確認した結果(S610),問題があるようであれば,「翻訳依頼」のボタンを押下するなどの所定の操作を受け付けることで,翻訳依頼がオーナー端末3から運営者システム2に通知される。運営者システム2の翻訳処理部25で翻訳依頼の通知を受け付けると(S630),翻訳処理部25は,所定の翻訳担当者に,物件情報と翻訳依頼の通知を送り,所定の言語に翻訳をさせる(S640)。そして翻訳された情報は物件情報記憶部21に記憶される。この際に,翻訳処理部25は,S640における翻訳について,課金処理部27で所定金額,たとえばワード数に基づく課金処理などを実行する(S650)。ワード数などは,翻訳依頼あるいは翻訳された情報に基づいて課金処理部27が算出し,それをオーナーごとに区別して記憶しておけばよい。
なお,課金処理に対する料金の支払いを確認後,翻訳担当者による翻訳を実行するようにしてもよい。
また,翻訳処理部25における翻訳処理として,入力を受け付けた物件情報を翻訳エンジンに渡す前に,物件情報記憶部21に記憶した物件情報を参照することで,同様の物件情報があるかを判定し,同様の物件情報があると判定した場合には,対応する翻訳した物件情報を抽出し,それを翻訳した物件情報として用いるように構成してもよい。これによって,負荷および時間を要する翻訳エンジンによる翻訳処理を減らすことができる。
以上のように,オーナー端末3から入力された物件情報は,物件情報登録処理部20,翻訳処理部25などでの各処理が実行されることで,各国語による物件情報として物件情報記憶部21に記憶される。なお,物件情報登録処理部20が一つの物件について各国語による物件情報を記憶する場合,同一の物件であることが識別可能であるように,物件識別情報などによって対応付けておくとよい。
一方,S110で入力を行ったオーナーが法人の場合には,当該企業等のサイトの物件情報として,入力を受け付けた物件情報を物件情報記憶部21に記憶させる(S150)。この場合,当該企業等のサイトの物件情報を,S140と同様に翻訳処理を実行してもよい。
以上のような処理を実行することで,物件の登録処理を実行できる。
つぎにバイヤーが不動産の購入や賃借を受ける場合など,不動産の取引を行う場合の処理を説明する。
不動産の取引を所望するバイヤーは,バイヤー端末4において所定の操作をすることで,運営者システム2にアクセスし,ログイン処理を実行する(S200)。すなわち,バイヤー端末4からアクセスを受け付けた運営者システム2は,図8に示すログイン画面をバイヤー端末4に表示させる。そしてバイヤー端末4に表示されるログイン画面に入力された認証情報を運営者システム2が受け付け,運営者システム2であらかじめ記憶している認証情報と照合し,一致すれば,バイヤー用の管理ページをバイヤー端末4で表示させる。
バイヤー端末4でバイヤー用の管理ページを表示すると,バイヤーがバイヤー端末4において所定の操作をすることで,運営者システム2に登録してある物件情報の表示要求が送られ,その要求を受け付けた運営者システム2の物件情報表示処理部22が(S210),物件情報記憶部21に記憶する物件情報を抽出し,物件リストを表示させる。物件リストとは,各不動産について物件情報の一部の情報が表示されているウェブページである。図9に物件リストのウェブページの一例を示す。物件情報記憶部21から抽出する物件情報は,管理ページの言語に対応した言語が抽出され,表示される。なお,以後のウェブページの表示についても同様である。したがって,バイヤー用の管理ページが日本語であれば日本語の物件情報を物件情報表示処理部22が抽出し,英語であれば英語の物件情報を物件情報表示処理部22が抽出し,中国語であれば中国語の物件情報を物件情報表示処理部22が抽出する。
バイヤーは,物件リストのウェブページからより詳細な情報を閲覧することを所望する場合,バイヤー端末4において,「詳細はこちら」などのボタンを押下することによって,選択した物件の詳細情報の表示要求が,物件識別情報とバイヤーのユーザ識別情報とともにバイヤー端末4から運営者システム2に送られる。そして詳細情報の表示要求は,運営者システム2の物件情報表示処理部22で受け付ける(S220)。
選択された物件の詳細情報の表示要求を受け付けた物件情報表示処理部22は,物件識別情報に基づいて,物件情報記憶部21に記憶する,物件を運営者が管理するか企業が管理するかのフラグ情報を判定し(S230),企業が管理するフラグ情報であった場合,その物件情報を掲載している不動産事業者のウェブサイトにリダイレクトし,バイヤー端末4で表示させる。この際に,当該企業のウェブサイトにアクセスしたことの記録を,オーナーのユーザ識別情報に対応付けて記憶させておく(S240)。この記録に基づいて,課金処理部27は,オーナーに対して課金処理を実行する。
一方,運営者が管理する物件のフラグ情報であった場合,物件情報表示処理部22は,当該物件情報を物件情報記憶部21から抽出し,バイヤー端末4において表示させる(S250)。この際に表示する物件の詳細情報の画面が図10である。なお,この際に表示する物件の詳細情報の画面もバイヤー用の管理ページの言語に対応した言語の詳細情報を物件情報記憶部21から抽出して表示する。なお,後述のように,物件情報表示処理部22は,当該物件情報の物件識別情報とバイヤーのユーザ識別情報とに基づいて,メッセージ情報記憶部24を参照し,メッセージ情報が存在すればそれを抽出して,表示させる。さらに,オーナーがオーナー端末3から物件情報の表示を行う場合も,上述のバイヤーの場合と同様の処理でよい。
バイヤーが当該物件について,疑問や質問がある場合,「オーナーと話す」を押下することによって,バイヤーとオーナーとの間でメッセージ情報をやりとりするためのメッセージ情報の表示領域が,物件の詳細情報の画面で展開され,所定の領域に,オーナーに伝えたいメッセージ情報を入力する。メッセージ情報の表示領域とその入力領域とが表示された物件の詳細情報の表示画面の一部の一例を図11に示す。
バイヤーは,メッセージ情報の入力領域に,オーナーに送りたいメッセージ情報を入力する。入力したメッセージ情報は「送信」が押下されることで,バイヤー端末4から運営者システム2に送られる。なおこの際に,当該バイヤーのユーザ識別情報と物件識別情報も含めて運営者システム2に送る。送り先となるオーナーのユーザ識別情報もさらに合わせて送ってもよいし,物件識別情報に基づいて物件情報記憶部21からオーナーのユーザ識別情報をメッセージ処理のいずれかの段階で特定してもよい。
バイヤー端末4から送られたメッセージ情報は,運営者システム2のメッセージ情報処理部23で受け付け(S260),メッセージ情報処理部23における以下のようなメッセージ処理を実行する。
メッセージ情報を受け付けたメッセージ情報処理部23は,ユーザ識別情報に基づいて,そのメッセージ情報がバイヤーから受け付けたか,オーナーから受け付けたかを判定し(S400),バイヤーから受け付けたと判定した場合には,あらかじめ登録されている禁止情報が,メッセージ情報に含まれているかを判定する(S410)。禁止情報とは,URL,バイヤーおよびオーナーの氏名または名称,電話番号,電子メールアドレスなど,バイヤーおよびオーナーの連絡先を含む情報のほか,公序良俗に反する表現などの不動産取引支援システム1の健全性を阻害する情報であってもよい。バイヤーおよびオーナーの氏名または名称,電話番号,電子メールアドレスは,ユーザ識別情報に基づいてユーザ情報記憶部28を参照することで特定できる。また,電話番号,電子メールアドレスは,ユーザ情報記憶部28に記憶する情報に基づいて特定するほか,所定の桁数の数字の連続,「−」を挟んで所定の桁数の数字がある情報,「@」を含む英数字列など,所定の電話番号,電子メールアドレスを判定するために設定されている条件を充足する情報との合致を判定することで特定してもよい。
S410の判定処理において,メッセージ情報処理部23が,メッセージ情報に禁止情報が含まれていることを判定した場合には,図12に示すエラーメッセージをバイヤー端末4に表示させる。
また,S410の判定処理において,メッセージ情報処理部23が,メッセージ情報に禁止情報が含まれていないと判定した場合には,メッセージ情報が登録されたことを運営者に通知する承認依頼通知を送る(S420)。この通知を受け付けることによって,承認依頼通知を受け付けた運営者システム2の担当者は,当該メッセージ情報を表示させ,目視により,禁止情報が含まれていないか,または不適切な情報が含まれていないかなどを確認し,問題がなければそのメッセージ情報の承認をする(S430)。図13に,承認するか否かの入力を行う承認ページの画面の一例を示す。
一方,問題があった場合には,図12に示す承認ページの画面から却下理由とともに,「却下」のボタン等の押下を受け付ける。
S430において承認されたことの入力をメッセージ情報処理部23が受け付けた場合には,メッセージ情報処理部23は,バイヤー端末4から入力を受け付けたメッセージ情報を登録する情報として扱い,S280以降の処理を実行させる。一方,S430において却下されたことの入力をメッセージ情報処理部23が受け付けた場合には,メッセージ情報処理部23は,却下理由通知とともに,メッセージ情報の入力をしたバイヤー端末4に,エラー通知を送ることとなる(S440)。
なお,メッセージ情報処理部23は,いわばチャットやメッセージシステムのように,バイヤーとオーナーとの間でメッセージの送受信を行う機能である。上述ではバイヤーからメッセージ情報を受け取った場合を説明したが,オーナーが利用するオーナー端末3からメッセージ情報を受け付けた場合を説明する。
オーナー端末3で入力されたメッセージ情報をメッセージ情報処理部23で受け付けると,メッセージ情報処理部23は,ユーザ識別情報に基づいて,そのメッセージ情報がバイヤーから受け付けたか,オーナーから受け付けたかを判定し(S400),オーナーから受け付けたことを判定した場合には,それが当該バイヤーとの間で交わされるメッセージ情報として初回か否か,すなわち当該オーナーからバイヤーに対してメッセージ情報が通知されたかを判定する(S450)。そしてオーナーからからバイヤーに対して初回のメッセージ情報であることを判定した場合には,オーナー端末3に対してエラー通知を送る(S460)。かかる処理によって,バイヤーとオーナーとの間のメッセージは,かならずバイヤー側から行われることとなる。これによって,何らメッセージを欲していないバイヤーに対して,オーナーがいわばダイレクトメールのように,直接メッセージ情報を通知することを防止でき,バイヤーの保護を図ることができる。
そしてオーナーから入力を受け付けたメッセージ情報が初回ではない,すなわちバイヤーから行われたメッセージ情報に対する返信としてのメッセージ情報であるなどの場合には,上述と同様に,メッセージ情報処理部23は,あらかじめ登録されている禁止情報が,メッセージ情報に含まれているかを判定する(S410)。
S410の判定処理において,メッセージ情報処理部23が,メッセージ情報に禁止情報が含まれていることを判定した場合には,エラーメッセージ(図12)をオーナー端末3に表示させる。
また,S410の判定処理において,メッセージ情報処理部23が,メッセージ情報に禁止情報が含まれていないと判定した場合には,メッセージ情報が登録されたことを運営者に通知する承認依頼通知を送る(S420)。この通知を受け付けることによって,承認依頼通知を受け付けた運営者システム2の担当者は,当該メッセージ情報を表示させ,目視により,禁止情報が含まれていないか,または不適切な情報が含まれていないかなどを確認し,問題がなければ,承認ページの画面(図13)において承認のボタン等の押下を受け付ける(S430)。
一方,問題があった場合には,承認ページの画面(図13)から却下理由とともに,「却下」のボタン等の押下を受け付ける。
S430において承認されたことの入力を受け付けた場合には,メッセージ情報処理部23は,オーナー端末3によって入力を受け付けたメッセージ情報を登録する情報として扱い,S280以降の処理を実行させる。一方,S430において却下されたことの入力を受け付けた場合には,メッセージ情報処理部23は,却下理由通知とともに,メッセージ情報の入力をしたオーナー端末3に,エラー通知を送ることとなる(S440)。
以上のような処理でバイヤーとオーナーとの間でのメッセージ処理を実行すると,承認されたメッセージ情報は,バイヤーのユーザ識別情報とオーナーのユーザ識別情報と物件識別情報とともに,メッセージ情報記憶部24に記憶される。メッセージ処理の終了後,メッセージ情報について,翻訳処理部25が以下の翻訳処理を実行する(S280)。
すなわち翻訳処理部25は,メッセージ情報処理部23で承認されたメッセージ情報を取得し(S500),どの言語のウェブページから入力されたメッセージ情報であるかを判定することによって,母国語を判定する(S510)。たとえば,日本語の物件情報のウェブページから入力されたメッセージ情報であれば日本語が母国語であると判定し,中国語の物件情報のウェブページから入力されたメッセージ情報であれば中国語が母国語であると判定し,英語の物件情報のウェブページから入力されたメッセージ情報であれば英語であると判定する。
S500で取得したメッセージ情報の母国語が日本語であると判定した場合には,そのメッセージ情報を,日本語から英語へ翻訳する翻訳エンジン(翻訳API)を利用して,英語に翻訳をする。そして英語に翻訳したメッセージ情報のうち,面積および/または距離を示す情報がある場合には,その部分をアメリカなどで面積および/または距離の表示に用いられる単位,たとえば「平方メートル」から「SQF(Square Feet)」や「エーカー」に変換する(S530)。面積,距離を示す情報であることの特定は,メッセージ情報における面積,距離の単位である文字,たとえば「平方メートル」,「平米」,「坪」,「○○畳」,「メートル」などを特定し,その前にある数字を面積の大きさ,距離の長さを示す情報として特定し,特定した数字を所定の換算式に基づいて換算する。英語に翻訳し,単位を変換したメッセージ情報は,S500で取得した日本語のメッセージ情報に対応付けてメッセージ情報記憶部24に記憶させる。
さらに,翻訳処理部25は,S500で取得した日本語のメッセージ情報を,日本語から中国語へ翻訳する翻訳エンジンを利用して,中国語に翻訳をする(S540)。中国語に翻訳をしたメッセージ情報は,S500で取得した日本語のメッセージ情報に対応付けてメッセージ情報記憶部24に記憶させる。
またS500で取得したメッセージ情報の母国語が中国語であると判定した場合には,そのメッセージ情報を,中国語から英語へ翻訳する翻訳エンジンを利用して,英語に翻訳をする。そして英語に翻訳したメッセージ情報のうち,面積および/または距離を示す情報がある場合には,その部分をアメリカなどで面積および/または距離の表示に用いられる単位,たとえば「平方メートル」から「SQF(Square Feet)」や「エーカー」に変換する(S530)。英語に翻訳し,単位を変換したメッセージ情報は,S500で取得した日本語のメッセージ情報に対応付けてメッセージ情報記憶部24に記憶させる。
さらに,翻訳処理部25は,S500で取得した中国語のメッセージ情報を,中国語から日本語へ翻訳する翻訳エンジンを利用して,日本語に翻訳をする(S550)。日本語に翻訳をしたメッセージ情報は,S500で取得した中国語のメッセージ情報に対応付けてメッセージ情報記憶部24に記憶させる。
加えて,S500で取得したメッセージ情報の母国語が英語であると判定した場合には,そのメッセージ情報を,英語から日本語へ翻訳する翻訳エンジンを利用して,日本語に翻訳をする(S560)。そして日本語に翻訳したメッセージ情報のうち,面積および/または距離を示す情報がある場合には,その部分を日本語の単位,たとえば「SQF(Square Feet)」や「エーカー」から「平方メートル」,「フィート」から「メートル」に変換する(S570)。面積,距離を示す情報であることの特定は,メッセージ情報における面積,距離の単位である文字,たとえば「SQF」,「sqf」,「ac」などを特定し,その前にある数字を面積の大きさ,距離の長さを示す情報として特定し,特定した数字を所定の「平方メートル」,「坪」,「畳」,「メートル」などへの換算式に基づいて換算する。日本語に翻訳し,単位を変換したメッセージ情報は,S500で入力を受け付けた英語のメッセージ情報に対応付けてメッセージ情報記憶部24に記憶させる。
さらに,翻訳処理部25は,S500で取得した英語のメッセージ情報を,英語から中国語へ翻訳する翻訳エンジンを利用して,中国語に翻訳をする(S580)。中国語に翻訳をしたメッセージ情報のうち,面積および/または距離を示す情報がある場合には,その部分を中国語の単位,たとえば「SQF(Square Feet)」や「エーカー」から「平方メートル」,「フィート」から「メートル」に変換する(S590)。面積,距離を示す情報であることの特定は,メッセージ情報における面積,距離の単位である文字,たとえば「SQF」,「sqf」,「ac」などを特定し,その前にある数字を面積の大きさ,距離の長さを示す情報として特定し,特定した数字を所定の「平方メートル」,「メートル」などへの換算式に基づいて換算する。中国語に翻訳し,単位を変換したメッセージ情報は,S500で入力を受け付けた英語のメッセージ情報に対応付けてメッセージ情報記憶部24に記憶させる。
以上のような翻訳処理を実行することによって,翻訳されたメッセージ情報が,メッセージ情報に対応付けられてメッセージ情報記憶部24に記憶される。
そして翻訳処理部25は,所定の3カ国語によるメッセージ情報をメッセージ情報記憶部24から抽出し,メッセージ情報の入力を行ったバイヤー端末4またはオーナー端末3に表示させる。ここではバイヤー端末4がメッセージ情報の入力をしたので,3カ国語のメッセージ情報は,図14に示すように,表示される(S600)。
メッセージ情報の入力を行ったバイヤーは,図14で表示した,各国語によるメッセージ情報について,翻訳された内容などを確認し(S610),問題がなければ,「登録」ボタンを押下することで,メッセージ情報の登録要求がバイヤー端末4から運営者システム2に送られる。それを受け付けた翻訳処理部25は,確定した翻訳されたメッセージ情報としてメッセージ情報記憶部24に記憶させる(S620)。
一方,翻訳された内容を確認した結果(S610),問題があるようであれば,図14の「翻訳依頼」のボタンを押下するなど,所定の操作を行うことで,翻訳依頼要求がバイヤー端末4から運営者システム2に送られる。それを受け付けた翻訳処理部25は,翻訳依頼を運営者システム2に通知する。翻訳処理部25で翻訳依頼の通知を受け付けると(S630),翻訳処理部25は,所定の翻訳担当者に,メッセージ情報と翻訳依頼の通知を送り,所定の言語に翻訳をさせる(S640)。翻訳担当者によって翻訳されたメッセージ情報は,メッセージ情報に対応付けられてメッセージ情報記憶部24に記憶される。この際に,課金処理部27は,S640における翻訳について,所定金額,たとえばワード数に基づく翻訳料金の算出を行い,翻訳依頼を行ったユーザであるバイヤーまたはオーナーのユーザ識別情報に対応付けて,ユーザ情報記憶部28に記憶させる(S650)。
なお,課金処理に対する料金の支払いを確認後,翻訳担当者による翻訳を実行するようにしてもよい。
また,翻訳処理部25における翻訳処理として,メッセージ情報を翻訳エンジンに渡す前に,メッセージ情報記憶部24に記憶したメッセージ情報を参照することで,同様のメッセージ情報があるかを判定し,同様のメッセージ情報があると判定した場合には,対応する翻訳したメッセージ情報を抽出し,それを翻訳したメッセージ情報として用いるように構成してもよい。これによって,負荷および時間を要する翻訳エンジンによる翻訳処理を減らすことができる。
以上のように,バイヤー端末4またはオーナー端末3から入力されたメッセージ情報は,メッセージ情報処理部23におけるメッセージ処理,翻訳処理部25における翻訳処理などが実行されることで,各国語によるメッセージ情報としてメッセージ情報記憶部24に記憶される。そして物件情報表示処理部22は,メッセージ情報記憶部24に記憶されたメッセージ情報を抽出し,それを当該物件の詳細情報のウェブページにおけるメッセージ情報の表示領域に表示させる。これを模式的に示すのが図15である。
なお一つの物件の詳細情報のウェブページは,各国語ごとにあるので(ただし同一の情報についてはほかの言語の情報を利用してもよい),それぞれの言語に対応した物件の詳細情報のウェブページに,その言語に対応したメッセージ情報がメッセージ情報記憶部24から抽出されて表示される。図15は日本語の物件の詳細情報のウェブページであるので,日本語のメッセージ情報が表示されているが,英語の物件の詳細情報のウェブページには英語のメッセージ情報が表示され,中国語の物件の詳細情報のウェブページには中国語のメッセージ情報が表示されることとなる。
このように,オーナーとバイヤーとの間のメッセージ情報によるやりとりは,物件の詳細情報のウェブページのコメント表示領域を介して,当事者が行う間,継続される(S290)。
なお,オーナーとバイヤーとの間のメッセージ情報は,当該オーナーとバイヤーとの間でのみ表示され,ほかのバイヤーが同一の物件情報を表示したとしても表示はされない。これは,バイヤー端末4から物件情報表示処理部22が物件に関する詳細情報のウェブページの表示要求を受け付けた場合に,当該バイヤーのユーザ識別情報と物件識別情報とに基づいてメッセージ情報記憶部24を参照し,当該物件のオーナーとバイヤーとの間のメッセージ情報を抽出して,当該ウェブページに関連づけて表示させることで実現できる。
一方,オーナーは,同一の物件情報について,複数のバイヤーとコミュニケーションを図ることがある。その場合,物件に関する詳細情報のウェブページに,複数のバイヤーのメッセージ情報をそのまま表示してしまうと,メッセージ情報の送り間違い等が発生する可能性がある。不動産の取引ではかかることは避けなければならない。
そこで,オーナーが利用するオーナー端末3から物件情報表示要求が送られ,それを運営者システム2の物件情報表示処理部22で受け付けると,物件情報表示処理部22は,物件情報記憶部21を参照して,当該物件に関する情報を抽出するとともに,当該オーナーのユーザ識別情報と物件識別情報とに基づいてメッセージ情報記憶部24を参照して,当該物件に関する当該オーナーとバイヤーとの間のメッセージ情報を抽出する。そして物件情報表示処理部22は,メッセージ情報に複数のバイヤーとの間のメッセージ情報があると判定した場合には(これは各メッセージ情報に対応付けられたユーザの識別情報として,オーナーのユーザ識別情報以外に,2以上のユーザ識別情報があることで判定可能である),すべてのメッセージ情報を表示させるのではなく,バイヤーごとに最新のメッセージ情報のみを表示させるようにするとよい。この状態の物件の詳細情報のウェブページの一例を,図16に示す。
そして,オーナー端末3から「確認」の表示要求を受け付けた物件情報表示処理部22は,「確認」を受け付けたバイヤーとの間のメッセージ情報を,オーナーのユーザ識別情報,選択されたバイヤーのユーザ識別情報,物件識別情報に基づいてメッセージ情報記憶部24から抽出し,表示をさせる。この表示画面の一例を図17に示す。この表示画面は,物件に関する詳細情報のウェブページと同一の画面であってもよいし,異なる画面であってもよい。
以上のようにすることで,オーナーがバイヤーとの間でメッセージ情報をやりとりする場合に,複数のバイヤーがいたとしても,誤送信等を防止することができる。
当事者のいずれか一方が相手方と,直接,コンタクトを取りたい場合には,図15,図17に示す物件の詳細情報のウェブページの「コンタクト申請」ボタンを押下することで,コンタクト申請の要求がオーナー端末3またはバイヤー端末4から運営者システム2に送られ,コンタクト申請処理が実行される(S300)。
オーナー端末3またはバイヤー端末4からコンタクト申請の要求を受け付けた運営者システム2のコンタクト申請処理部26は(S700),コンタクト申請の受付があったことを所定の記憶部に記憶させるとともに(S710),コンタクト申請処理部26は,コンタクト申請があった相手方に,承認用のURLが記載されたメールを通知する(S720)。
運営者システム2からコンタクト申請の通知を受け付けた相手方は,その通知に記載された承認用URLの選択を押下することによって,コンタクト申請を承認するか否かのウェブページを表示させる。そしてコンタクト申請を拒否する場合には(S730),「否認」等のボタン等を押下することで,当該端末から運営者システム2に否認の情報が通知され,それをコンタクト申請処理部26で受け付ける(S740)。
コンタクト申請処理部26は,コンタクト申請の相手方から否認の情報が通知されたことを受け付けると,コンタクト申請の回数が所定の回数,たとえば2回以内であるかを判定する(S750)。最初のコンタクト申請が否認された場合には,S700に戻る。一方,すでにこれが2回目のコンタクト申請である場合には(S750),当該申請者からのコンタクト申請をロックする(S760)。コンタクト申請のロックとは,当該申請者から相手方へのコンタクト申請が行えなくする,たとえば物件の詳細情報のウェブページから「コンタクト申請」のボタンを非表示にする,押下できなくする,などの処理である。これによって,コンタクト申請が拒否されても,何度もコンタクト申請を行うという迷惑行為を防止することができる。
一方,S730においてコンタクト申請を承認する場合には,「承認」等のボタン等を押下することで,当該端末から運営者システム2に承認の情報が通知され,それをコンタクト申請処理部26で受け付ける。運営者システム2において承認の情報の通知を受け付けると,コンタクト申請処理部26は,運営者システム2の所定の担当者に対して,コンタクト申請の相手方によるコンタクト申請の承認がなされたことを通知し,コンタクト申請の確認を行わせる(S770)。
コンタクト申請の確認を行う際に,運営者システム2の所定の担当者は,コンタクト申請と相手方による承認の事実の確認と,メッセージ情報記憶部24における当該当事者間のメッセージ情報を抽出して参照するなどにより,当事者間におけるやりとりの妥当性を確認する。そして,もしコンタクト申請を承認することが,運営者として妥当ではないと判断した場合には,所定の操作をすることで,否認の操作を行い,その情報をコンタクト申請処理部26で受け付ける。コンタクト申請処理部26は,運営者システム2の所定の担当者による否認の操作を受け付けると,コンタクト申請の双方の当事者に対して,コンタクト申請が否認されたことを通知する(S780)。
一方,S770における確認の結果,運営者システム2の所定の担当者が,コンタクト申請を承認することが妥当であると判断した場合には,所定の操作をすることで,承認の操作を行い,その情報をコンタクト申請処理部26で受け付ける。コンタクト申請処理部26は,運営者システム2の所定の担当者による承認の操作を受け付けると,コンタクト申請の双方の当事者に対して,コンタクト申請が承認されたことと,連絡先の情報を含んだ電子メールを通知する(S790,S800)。連絡先の情報は,コンタクト申請処理部26が,ユーザ情報記憶部28からコンタクト申請の当事者の双方の連絡先の情報を抽出すればよい。
連絡先の情報を含んだ電子メールの通知を受け付けた当事者の双方(オーナー,バイヤー)は,当該連絡先に基づいて,直接,連絡をとりあい,交渉を行う(S810)。そして,取引が成立した場合には,オーナー端末3またはバイヤー端末4から運営者システム2にアクセスし,所定の操作を行うことで,図18に示す物件の詳細情報のウェブページにアクセスし,「売買成立」のボタンを押下する。このボタンが押下されることで,取引成立の通知が運営者システム2に送られる。そしてかかる通知は運営者システム2の課金処理部27で受け付け(S820),課金処理部27はオーナーまたはバイヤーに対して課金処理を実行する(S310)。すなわち,取引成立により発生する金額の情報を課金処理部27がユーザ情報記憶部28における当該取引の当事者の一方または双方に課金の情報を記憶させる。
なお,コンタクト申請処理が行われた後,物件の詳細情報のウェブページにおいては,「コンタクト申請」のボタンの代わりに,「売買成立」のボタンを表示させ,押下可能とさせる。
以上のような処理を実行することで,バイヤーは,オーナーの所有する物件を購入または賃借を受けることができる。
本発明の不動産取引支援システム1を用いることによって,情報の保護を図りながら,当事者間での直接のコミュニケーションを図ることが可能となる。また,本発明の不動産取引支援システム1によって,所定条件を充足するまでは,当事者間での連絡先の情報の交換ができなくなるように制御可能なので,不動産取引のウェブサイトの運営者を介さずに,当事者間だけで直接,取引がなされてしまうことを抑止できる。
さらに,本発明の不動産取引支援システム1を用いることで,当事者双方が同一の言語を理解しない場合でも,当事者間で直接,コミュニケーションを取ることが可能となり,不動産取引の取引機会の拡大につながる。
1:不動産取引支援システム
2:運営者システム
3:オーナー端末
4:バイヤー端末
20:物件情報登録処理部
21:物件情報記憶部
22:物件情報表示処理部
23:メッセージ情報処理部
24:メッセージ情報記憶部
25:翻訳処理部
26:コンタクト申請処理部
27:課金処理部
28:ユーザ情報記憶部
70:演算装置
71:記憶装置
72:表示装置
73:入力装置
74:通信装置
第1の発明は,不動産の取引を支援する不動産取引支援システムであって,前記不動産取引支援システムは,不動産取引の対象となる物件に関する情報を記憶する物件情報記憶部と,前記物件のオーナーが利用するオーナー端末またはバイヤーが利用するバイヤー端末に,前記物件情報記憶部に記憶する物件に関する情報を表示させる物件情報表示処理部と,前記物件のオーナーとバイヤーとの間での前記物件に関するメッセージ処理を実行するメッセージ情報処理部と,前記メッセージ処理においてオーナーとバイヤーとの間のメッセージ情報および前記物件に関する情報について翻訳処理を実行する翻訳処理部と,前記メッセージ情報処理部で受け付けたメッセージ情報の一部または全部と,前記翻訳処理部で翻訳されたメッセージ情報の一部または全部とを記憶するメッセージ情報記憶部と,を備えており,前記メッセージ情報処理部は,前記オーナーまたは前記バイヤーから受け付けたメッセージ情報について,そのメッセージ情報を前記オーナーから受け付けたか前記バイヤーから受け付けたかを判定し,前記オーナーから受け付けた場合であって,それが前記オーナーから相手先のバイヤーとの間のメッセージ情報として初回であることを判定すると前記オーナーにエラー通知を送り,前記オーナーから相手先のバイヤーへの初回のメッセージ情報ではない,または前記バイヤーから受け付けたメッセージ情報である場合には,前記メッセージ情報が所定の条件を充足しているかを判定し,前記所定の条件を充足していると判定した場合には,前記相手方のコンピュータに表示させるメッセージ情報として承認し,前記メッセージ情報を前記メッセージ情報記憶部に記憶させ,前記翻訳処理部は,前記物件に関する情報に面積および/または距離を示す情報が含まれている場合には,その言語に対応した単位に換算し,前記物件情報記憶部に記憶させ,前記メッセージ情報処理部で承認されたメッセージ情報を,あらかじめ定められた言語で翻訳をするとともに,そのメッセージ情報に面積および/または距離を示す情報が含まれている場合には,その言語に対応した単位に換算して,前記承認されたメッセージに対応付けて,翻訳されたメッセージ情報として前記メッセージ情報記憶部に記憶させ,前記物件情報表示処理部は,前記物件情報の表示要求を行った者の使用する言語に基づいて,前記メッセージ情報記憶部に記憶する,対応する言語のメッセージ情報を抽出して表示させる,不動産取引支援システムである。
本発明のように構成することで,当事者間で直接,コミュニケーションを図ることはできるが,一方で,その情報を保護することができる。また,コミュニケーションにおけるメッセージ情報および物件に関する情報も翻訳されるので,言語的制約による取引機会の喪失を抑止できる。
上述の発明において,前記メッセージ情報処理部は,前記オーナーまたは前記バイヤーから受け付けたメッセージ情報に,あらかじめ定められた禁止情報が含まれているかを判定し,禁止情報が含まれていることを判定したメッセージ情報はエラーとして,送信した者に通知し,禁止情報が含まれていないと判定したメッセージ情報について,所定の担当者に対して目視による確認依頼の通知を行い,前記担当者による承認を受け付けると,前記承認したメッセージ情報として前記メッセージ情報記憶部に記憶させる,不動産取引支援システムのように構成することができる。
本発明の不動産取引支援システムは,本発明のプログラムをコンピュータに読み込ませて実行させることで実現できる。すなわち,コンピュータを,不動産取引対象となる物件に関する情報を記憶する物件情報記憶部から物件に関する情報を抽出し,前記物件のオーナーが利用するオーナー端末またはバイヤーが利用するバイヤー端末に表示させる物件情報表示処理部,前記物件のオーナーとバイヤーとの間での前記物件に関するメッセージ処理を実行するメッセージ情報処理部,前記メッセージ処理においてオーナーとバイヤーとの間のメッセージ情報および前記物件に関する情報について翻訳処理を実行する翻訳処理部,として機能させる不動産取引支援プログラムであって,前記メッセージ情報処理部は,前記オーナーまたは前記バイヤーから受け付けたメッセージ情報について,そのメッセージ情報を前記オーナーから受け付けたか前記バイヤーから受け付けたかを判定し,前記オーナーから受け付けた場合であって,それが前記オーナーから相手先のバイヤーとの間のメッセージ情報として初回であることを判定すると前記オーナーにエラー通知を送り,前記オーナーから相手先のバイヤーへの初回のメッセージ情報ではない,または前記バイヤーから受け付けたメッセージ情報である場合には,前記メッセージ情報が所定の条件を充足しているかを判定し,前記所定の条件を充足していると判定した場合には,前記相手方のコンピュータに表示させるメッセージ情報として承認し,メッセージ情報を記憶するメッセージ情報記憶部に,前記承認したメッセージ情報を記憶させ,前記翻訳処理部は,前記物件に関する情報に面積および/または距離を示す情報が含まれている場合には,その言語に対応した単位に換算し,前記物件情報記憶部に記憶させ,前記メッセージ情報処理部で承認されたメッセージ情報を,あらかじめ定められた言語で翻訳をするとともに,そのメッセージ情報に面積および/または距離を示す情報が含まれている場合には,その言語に対応した単位に換算して,前記承認されたメッセージに対応付けて,翻訳されたメッセージ情報として前記メッセージ情報記憶部に記憶させ,前記物件情報表示処理部は,前記物件情報の表示要求を行った者の使用する言語に基づいて,前記メッセージ情報記憶部に記憶する,対応する言語のメッセージ情報を抽出して表示させる,不動産取引支援プログラムである。

Claims (8)

  1. 不動産の取引を支援する不動産取引支援システムであって,
    前記不動産取引支援システムは,
    不動産取引の対象となる物件に関する情報を記憶する物件情報記憶部と,
    前記物件のオーナーが利用するオーナー端末またはバイヤーが利用するバイヤー端末に,前記物件情報記憶部に記憶する物件に関する情報を表示させる物件情報表示処理部と,
    前記物件のオーナーとバイヤーとの間での前記物件に関するメッセージ処理を実行するメッセージ情報処理部と,
    前記メッセージ処理においてオーナーとバイヤーとの間のメッセージ情報について翻訳処理を実行する翻訳処理部と,
    前記メッセージ情報処理部で受け付けたメッセージ情報の一部または全部と,前記翻訳処理部で翻訳されたメッセージ情報の一部または全部とを記憶するメッセージ情報記憶部と,
    を備えており,
    前記メッセージ情報処理部は,
    前記オーナー端末または前記バイヤー端末から受け付けたメッセージ情報が所定の条件を充足しているかを判定し,前記所定の条件を充足していると判定した場合には,前記相手方のコンピュータに表示させるメッセージ情報として承認し,前記メッセージ情報を前記メッセージ情報記憶部に記憶させ,
    前記翻訳処理部は,
    前記メッセージ情報処理部で承認されたメッセージ情報を,あらかじめ定められた言語で翻訳をするとともに,そのメッセージ情報に面積および/または距離を示す情報が含まれている場合には,その言語に対応した単位に換算して,前記承認されたメッセージに対応付けて,翻訳されたメッセージ情報として前記メッセージ情報記憶部に記憶させ,
    前記物件情報表示処理部は,
    前記物件情報の表示要求を行った者の使用する言語に基づいて,前記メッセージ情報記憶部に記憶する,対応する言語のメッセージ情報を抽出して表示させる,
    ことを特徴とする不動産取引支援システム。
  2. 前記メッセージ情報処理部は,
    前記オーナー端末または前記バイヤー端末から受け付けたメッセージ情報に,あらかじめ定められた禁止情報が含まれているかを判定し,
    禁止情報が含まれていることを判定したメッセージ情報はエラーとして,送信した者に通知し,
    禁止情報が含まれていないと判定したメッセージ情報について,所定の担当者に対して目視による確認依頼の通知を行い,
    前記担当者による承認を受け付けると,前記承認したメッセージ情報として前記メッセージ情報記憶部に記憶させる,
    ことを特徴とする請求項1に記載の不動産取引支援システム。
  3. 前記不動産取引支援システムは,さらに,
    前記オーナーまたは前記バイヤーとなる者の連絡先を含む属性情報を記憶するユーザ情報記憶部,を備えており,
    前記メッセージ情報処理部は,
    前記メッセージ情報の当事者の連絡先の情報を前記ユーザ情報記憶部に基づいて抽出し,前記抽出した連絡先の情報を禁止情報として,前記メッセージ情報に含まれているかを判定する,
    ことを特徴とする請求項2に記載の不動産取引支援システム。
  4. 前記翻訳処理部は,さらに,
    前記物件に関する情報を,あらかじめ定められた言語で翻訳をするとともに,そのメッセージ情報に面積および/または距離を示す情報が含まれている場合には,その言語に対応した単位に換算し,前記物件情報記憶部に記憶させる,
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の不動産取引支援システム。
  5. 前記物件情報表示処理部は,
    前記物件情報記憶部に記憶する物件に関する情報を表示させる際に,前記メッセージ情報記憶部にメッセージ情報が存在するかを検索し,存在する場合には,そのメッセージ情報を抽出して,その物件に関する情報に関連づけて表示させる,
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の不動産取引支援システム。
  6. 前記物件情報表示処理部は,
    前記物件情報の表示要求を行った者の使用する言語に基づいて,前記物件情報記憶部に記憶する,対応する言語の物件に関する情報を抽出して表示させる,
    ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の不動産取引支援システム。
  7. 前記不動産取引支援システムは,さらに,
    前記オーナーまたは前記バイヤーとが直接連絡を取る場合のコンタクト申請の処理を行うコンタクト申請処理部,を備えており,
    前記コンタクト申請処理部は,
    前記オーナー端末または前記バイヤー端末からコンタクト申請の要求を受け付けると,相手方に対してコンタクト申請を承認するかを通知し,
    前記相手方からコンタクト申請の承認の通知を受け付けると,所定の担当者に,相手方によりコンタクト申請が承認されたことの通知を行い,
    前記担当者によるコンタクト申請の承認を受け付けると,前記ユーザ情報記憶部からオーナーおよび/またはバイヤーの連絡先に関する情報を抽出して,前記コンタクト申請の申請者および相手方に通知する,
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の不動産取引支援システム。
  8. コンピュータを,
    不動産取引対象となる物件に関する情報を記憶する物件情報記憶部から物件に関する情報を抽出し,前記物件のオーナーが利用するオーナー端末またはバイヤーが利用するバイヤー端末に表示させる物件情報表示処理部,
    前記物件のオーナーとバイヤーとの間での前記物件に関するメッセージ処理を実行するメッセージ情報処理部,
    前記メッセージ処理においてオーナーとバイヤーとの間のメッセージ情報について翻訳処理を実行する翻訳処理部,
    として機能させる不動産取引支援プログラムであって,
    前記メッセージ情報処理部は,
    前記オーナー端末または前記バイヤー端末から受け付けたメッセージ情報が所定の条件を充足しているかを判定し,前記所定の条件を充足していると判定した場合には,前記相手方のコンピュータに表示させるメッセージ情報として承認し,メッセージ情報を記憶するメッセージ情報記憶部に,前記承認したメッセージ情報を記憶させ,
    前記翻訳処理部は,
    前記メッセージ情報処理部で受け付けたメッセージ情報を,あらかじめ定められた言語で翻訳をするとともに,そのメッセージ情報に面積および/または距離を示す情報が含まれている場合には,その言語に対応した単位に換算して,前記承認されたメッセージに対応付けて,翻訳されたメッセージ情報として前記メッセージ情報記憶部に記憶させ,
    前記物件情報表示処理部は,
    前記物件情報の表示要求を行った者の使用する言語に基づいて,前記メッセージ情報記憶部に記憶する,対応する言語のメッセージ情報を抽出して表示させる,
    ことを特徴とする不動産取引支援プログラム。
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