JP2018035728A - 燃料噴射装置の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
DIインジェクタでは数十ボルトの高圧電圧を印加し、電流を急速に流すため、磁気飽和が起こり、開弁による電流変化が発生しない。そこで、本発明は磁気飽和の影響を受けることなく、開弁タイミングを推定し、燃料噴射量の固体ばらつきを抑えることにある。
【解決手段】
燃料噴射装置のソレノイドに印加する電流及び電圧を制御することで燃料噴射弁の開閉を制御し、燃料噴射特性を制御する燃料噴射装置の制御装置において、燃料噴射装置の駆動電圧をフィルタリングする手段と、燃料噴射装置の閉弁に対応してこのフィルタ出力に現れるピーク時間差を抽出する手段と、ピーク時間差に基づいて駆動電流を補正する手段から構成され、ピーク時間差が長い程駆動電流が流れる時間を長くすることを特徴とする燃料噴射装置の制御装置を用いることで上記課題は解決できる。
【選択図】図7

Description

本発明は、内燃機関に燃料を供給する燃料噴射装置の個体ばらつきを低減するための制御装置に関する。
近年の排ガス規制強化に伴って、燃料噴射弁の最少噴射量の低減が求められている。そのためには、各インジェクタ毎の噴射量のばらつき低減が必要となる。
燃料噴射量ばらつきの原因は、開弁タイミング及び閉弁のタイミングのばらつきにある。この2つのうち、燃料噴射量に与える影響は閉弁タイミングのばらつきの方が支配的であるため、従来は閉弁タイミングのみを検出し補正していたが、最少噴射量低減の要求が厳しくなるに従って、開弁タイミングも検知して補正する必要が生じてきている。そこで、開弁タイミングを検出する方法が提案されている。
たとえば、特許文献1では、流体の流量を制御する電磁弁の駆動制御装置において、前記電磁弁の駆動電流の供給開始時点から前記駆動電流が最大となる時点までの電流増加期間中における所定のタイミングで前記駆動電流の値をサンプリングするサンプリング手段と、前記サンプリング手段によるサンプリング値に基づいて、前記電流増加期間中において前記電磁弁の弁体が弁座から離れることによって現れる、前記駆動電流の変化特性における変曲点に対応する時点を取得する変曲点取得手段と、前記駆動電流の供給開始時点から前記変曲点に対応する時点までの遅れ時間を計測する計測手段と、計測される遅れ時間に応じて、前記弁体を前記弁座方向へ付勢する戻しタイミングを補正する補正手段と、を備えることを特徴とする電磁弁の駆動制御装置が提案されている。
特開2014−234922号公報
バッテリ電圧で駆動するMPIインジェクタでは、開弁時の電流の変曲点から開弁タイミングを推定することが行われているが、DIインジェクタでは数十ボルトの高圧電圧を印加し、電流を急速に流すため、ソレノイドは磁気飽和が起こる。時期飽和の発生により、開弁による電流変化が発生しない。そのため、DIインジェクタにおいて、特許文献1に開示された技術を用いた開閉弁タイミング検知するのは、困難であるといえる。
そこで、本発明の目的は磁気飽和の影響を受けることなく、開弁タイミングを推定することにある。
燃料噴射装置のソレノイドに印加する電流・電圧を制御することで燃料噴射弁の開閉を制御し、これによって燃料噴射特性を制御する燃料噴射装置の制御装置において、燃料噴射装置の駆動電圧をフィルタリングする手段と、燃料噴射装置の閉弁の際にこのフィルタ出力に表れる2つのピーク時間の差を抽出する手段と、ピーク時間差が長いほど駆動電流が流れる時間を長くすることを特徴とする燃料噴射装置の制御装置を用いることにより、本課題は解決される。
燃料噴射装置の閉弁時の駆動電圧に表れる2つのピークの時間差は、予備ストローク長(すなわち、インジェクタが閉弁を保って静止している状態から、アンカーがソレノイドに引かれて動き出し、やがてアンカーと弁体が一体となって上昇し始め、燃料が流れ出すまでの空走区間の長さ)に比例する。また、予備ストロークが長くなれば開弁タイミングは遅くなる。したがって、2つのピーク時間差と開弁タイミングは相関があり、時間差が長いほど開弁は遅い。
そこで、時間差が長いインジェクタには、より長く時間駆動電流を与えることにより、開弁の遅れを補正する。これによって開弁から閉弁までの時間の個体差が解消され、インジェクタの流量ばらつきを低減することができる。
内燃機関の一例。 燃料噴射装置の一例。 燃料噴射装置の制御装置の一例。 制御装置による燃料噴射装置の制御の結果の一例。 予備ストロークの違いによる弁挙動の違いの一例。 電圧とフィルタ出力の一例。 セットスプリング力の違いによる弁挙動の違いの一例。 閉弁タイミングと初速度の関係。 フルリフトにおける駆動電流と弁挙動の関係。 フルリフトにおける駆動電流と弁挙動の関係。 燃料噴射弁の弁挙動と電圧の関係。 ハーフリフトとフルリフトにおける電流の補正。 弁開始点における電流値。 開弁時にソレノイドに与える電圧を十分に低くした場合のリフト量、フィルタ出力、電流値の関係。
以下、本発明の燃料噴射装置の制御装置に係る実施例について、図を用いて説明する。
図1は、本発明が提案する制御装置で制御される燃料噴射装置が装着される内燃機関を示す。内燃機関は、シリンダ106内に空気と燃料を取り込み、これらの混合気に点火プラグ121で着火し爆発させ、爆発によるエネルギでピストン122を往復運動させる。この往復運動は、コネクティングロッド123等からなるリンク機構でクランク軸の回転運動に変換され、自動車を動かす駆動力となる。
空気は、エアクリーナ101で濾過され、スロットル103で流量を調整され、コレクタ104、吸気ポート105を経て、シリンダ106に流入する。エアクリーナ101とスロットル103の間には、エアフローセンサ102があり、内燃機関が取り込む空気の量が計測される。
一方で、燃料タンク内111の燃料は、低圧ポンプ112で低圧配管113に送られ、低圧配管113の燃料は高圧ポンプ114で高圧配管115に送られ、高圧配管115内の燃料は高圧に保たれる。高圧配管115には燃料噴射装置116が取り付けられ、燃料噴射装置116内のソレノイドに電流を流すことで、燃料噴射弁が開き、弁が開いている間に燃料が噴射される。
図2は燃料噴射装置の構成を示す。燃料噴射装置の外側を構成する部材はハウジング201であり、これにはコア202が固定されており、さらにはソレノイド203が燃料噴射装置の中心軸を一周するように配置されている。中心軸には、上下に動く弁体204が配置されている。弁体204の周りを一周するようにアンカー205が配置されている。
弁体204の上部には、弁体204を弁座206方向に押さえつけるセットスプリング207が配置される。
セットスプリング207の上部には、スプリングアジャスタ208がハウジング201に固定されており、その上下の位置によってスプリング力を調整する。
ハウジング201の内部は燃料で満たされており、ソレノイド203に電流が流れるとアンカー205がソレノイド203に引き寄せられ、弁体204の下端が弁座206から離れ、それまで弁体204によって塞がれていた弁座206にあけられた噴孔209から燃料が噴射される。
また、弁体204またはハウジング201には、ストッパ211が固定され、弁体が閉弁状態のときのアンカー205はゼロスプリング210によりこのストッパ211に押し付けられている。
このような構成の燃料噴射装置は、図3に示す制御装置により制御される。制御装置は、バッテリ311からの電力を用いてソレノイド203を駆動する。この制御装置は、バッテリ311の電圧を昇圧する昇圧回路310と、昇圧された電圧を保存するコンデンサ309と、昇圧された電圧VboostとソレノイドのVH端子350の間をON−OFFするスイッチ301、バッテリ電圧VbatとソレノイドのVH端子350の間をON−OFFをするスイッチ302、ソレノイドのVL端子351と接地電圧の間をON−OFFするスイッチ303、スイッチ303とGNDの間に配置されて電流に比例した電圧を発生するシャント抵抗304、VL端子からコンデンサ309と昇圧回路310の間に向かう方向にのみ電流を流すダイオード308、GNDからVH端子にのみ電流を流すダイオード305と、Vboostを印加する時間Tpと、これを打ち切ってから次にバッテリ電圧を与えるまでの時間T2と、バッテリ電圧をスイッチングすることで流す電流値Ihを記憶しておく設定値メモリ321、322、323、内部のタイマあるいは抵抗器によって計測される電流に基づいて3つのスイッチをON−OFFするスイッチ制御手段312からなる。
この制御装置を用いて、燃料噴射弁を制御する動作を、図4を用いて説明する。ECUから制御装置3に駆動パルスTi(図4の一番上のグラフ)が送られると、この立ち上がりに同期し、スイッチ制御手段312は、スイッチ303とスイッチ301をONにする(時刻t1)。そうすると、ソレノイド203の端子間には昇圧回路310で昇圧された電圧Vboostが印加され、電流が次第に流れ始める。
電流は次第に大きくなり、これに伴ってソレノイド203が発生する磁界も大きくなる。磁界によってアンカー205をコア202に引き付ける磁気吸引力がゼロスプリング力より大きくなると、アンカー205はコア202方向に動き出す(時刻t2)。
ゼロスプリング210の力によってストッパ211に押し付けられていたアンカー205の初期位置から、弁体204の突起までは隙間があり、この隙間をアンカー205が移動した後、弁体204はアンカー205により持ち上げられ始める。このとき、噴孔209から燃料が流れ出し始める(時刻t3)。
時刻t1にソレノイドに電流を流し始めてから、設定値メモリ321に記憶してある時間Tpが経過すると、スイッチ303とスイッチ301はOFFにされる(時刻t4)。通常は、アンカー205がコア202に衝突する以前に、このタイミングに到達する。これはアンカー205がコア202に衝突するときの勢いを必要以上に大きくしないためである。スイッチ303と301がOFFにされると、今までスイッチ303を通ってGNDに流れ込んでいた電流がダイオード308を通ってコンデンサ309に流れ込み、ソレノイド203のLOW側端子の電圧のほうが高くなる。つまり、図4の電圧のグラフのt4〜t5の間のように、ソレノイドに加わる電圧は負の値をとる。
時刻t4にスイッチ301、303を打ち切ってから、設定値メモリ322に記憶している時間T2が経過すると、スイッチ302とスイッチ303をONにして、ソレノイド203にバッテリの電圧Vbatを印加する(時刻t5)。
これにより、弁体204とアンカー205がコア202に接触している状態を保持する。
また、このとき、シャント抵抗304に生じる電圧からソレノイド203に流れる電流を計測し、この電流値が、設定値メモリ323に記憶されている値Ihになるように、スイッチ302をON−OFFする。
Tiパルスの立下りに同期して、スイッチ302と303がOFFになる。(時刻t6)
すると、電流は急速に減衰し、磁気吸引力は減衰し、弁体204とアンカー205はセットスプリング207力に押されて弁座206方向へ移動を開始する。またこのとき、電流が減衰する間、電流がコンデンサ309に流れるので、ソレノイド203には逆電圧がかかり、電流が0に収束すると徐々に電圧は0に近づく。
やがて、弁体204は弁座206に達し、噴孔から流れ出ていた燃料がとまる(時刻t7)。
弁体204と弁座206には弾性があるので、弁体204が弁座206に達したあとも弁体204は弁座206の方向に移動を続けるが、有る程度移動したところで弁体204と弁座206の弾性変形がもとに戻ろうとし始める。このときアンカー205は弁体から離れて慣性で弁座206方向に移動を継続する(時刻t8)。
時刻t8までは、アンカー205には弁体204を通してセットスプリング207力と燃圧の力がかかっていたが、時刻t8以降は、アンカー205と弁体204が離れることにより、これらの力はかからなくなる。そのため、アンカー205の加速度は急激に減少する。アンカー205の加速度が変化すると、アンカー205の動きによりソレノイド203に発生する逆起電力が変化し、ソレノイド203の電圧に変曲点が発生する。
アンカー205は弁体204から離れた後も、慣性により弁座206方向に移動を続けるが、やがてストッパ211に衝突する。この衝突によって、アンカー205の加速度は急変するので、ソレノイド203に発生する逆起電力が変化し、ソレノイドの電圧に変曲点が発生する(時刻t9)。以上で、図4を用いた制御装置による燃料噴射装置の制御の動作の説明を終わる。
このようなメカニズムで、燃料噴射弁は制御され、与えられる駆動パルスTiの幅に応じた量の燃料を噴射する。排気触媒を効率よく作用させるために内燃機関に取り込まれる空気の量と、燃料の量は、一定の比率であることが望ましい。そのため、エアフローセンサで計測される空気量Qaをエンジン回転数Nengで割った1回転あたりの吸気量Qa/Nengを目標空燃比λで割った値Qa/Neng/λに比例した値をパルス幅Tiとする。
ところが、燃料噴射装置には個体ばらつきがあり、同じ駆動パルスTiを加えても、各気筒に取り付けられた燃料噴射装置から噴射される燃料の量はばらつき、空燃比が濃い気筒と薄い気筒が発生する。燃料噴射量のばらつきの主要因は、セットスプリング力のばらつきと予備ストロークのばらつきである。
図5に、典型的な予備ストローク機構付きのインジェクタのアンカー205の動作を示す。ここでは、予備ストローク機構の長さがそれぞれLpre1、Lpre2のインジェクタ1とインジェクタ2について説明する。
磁気吸引力により、位置Sでつりあっていた状態からアンカーは動き出す。このときのアンカーの軌跡は図5の点線で示される。やがてアンカー205が位置A1(インジェクタ1)ないしは、位置A2(インジェクタ2)まで移動すると、弁体の穴起に衝突し、以降は弁体とアンカーが一体となって移動する。このときの軌跡をA1−H1−B1で示す実線(インジェクタ1)とA2−H2−B2で示す実線(インジェクタ2)で示す。アンカーと弁体が位置B1ないしはB2に到達すると、弁体の先端は弁座に衝突し、弁体はここで移動を終了し、アンカーだけが点線B1−C1(インジェクタ1)ないしは点線B2−C2(インジェクタ2)に従って移動を続け、やがて位置C1ないしはC2でアンカーは穴起に衝突し、移動を終える。
ここで、アンカーと弁体が一体となっている区間A1−H1−B1ないしは区間A2−H2−B2では、アンカーと弁体にはセットスプリング力と燃圧力が加わるが、区間B1−C1ないしは区間B2−C2では、アンカーは弁体と分離し、アンカーにはセットスプリング力も燃圧力も加わらない。そのため、区間B1−C1ないしは区間B2−C2では、アンカーはほぼ等速運動をする。セットスプリング力、燃圧が同じであれば、これ等速運動の速度はほぼ一定である。その速度をVeとする。
インジェクタの閉弁時の駆動電圧を図6(a)に、これをフィルタに通したときの出力で図6(b)に示す。フィルタの特性としては、特開2014−214837に開示したような、高周波成分を抽出するための微分フィルタのようなものが望ましい。インジェクタの駆動電圧には、図6(a)に示すように開弁(すなわち弁体の先端が弁座に到達したタイミング)に対応したタイミングtb1とアンカーが突起に衝突したタイミングtb21ないしはtb22で変曲点が現れる。これに対応し、フィルタ出力にはtb1と、tb21ないしはtb22のいずれかにピークが発生する。
この2つのピークをアンカーが移動する速度はVeなので、予備ストロークの長さは、
(数1)Lpre1 =Ve×(tb21−tb1)−−−(INJ1)
(数2)Lpre2 =Ve×(tb22−tb1)−−−(INJ2)
となる。
ところで、再び図5を参照し、開弁の方を考える。2つのインジェクタは予備ストロークの違いにより、アンカーと弁体が一体となって動き出す位置が異なっており、インジェクタ1に対してはA1、インジェクタ2に対してはA2である。インジェクタが燃料を噴射するのは、弁体とアンカーが一体となって運動している期間であり、図5の機関A1−H1−B1(インジェクタ1)ないしは期間A2−H2−B2である。燃料噴射量は、この期間の長さtb1−ta1(インジェクタ1)、tb1−ta2(インジェクタ2)にほぼ比例することが知られている。したがって、予備ストロークの長いインジェクタ2は、予備ストロークが長い分、弁体とアンカーが一体となって動きだすタイミング(開弁開始)が遅くなる。このため、燃料噴射量も少なくなる。そこで、開弁開始を検出して、それによって駆動電流を補正することで燃料噴射量のインジェクタ個体によるばらつきを補正したい。2個のインジェクタの開弁開始タイミングの差は、図5から推察されるように、予備ストロークの差に依存する。式で表すと、
(数3)ta2−ta1=(Lpre2−Lpre1)×k
となる。ところで、(数1)より、
(数4)Lpre2−Lpre1=Ve×(tb22−tb21)
なので、(数3)、(数4)をまとめると、開弁開始タイミングの差は、
(数5)ta2−ta1=k×Ve×(tb22−tb21)
となる。
したがって、インジェクタ2を制御する際は、インジェクタ1に対し、閉弁時の2つのピークの間の時間が長くなった分(tb22−tb21)に対応して、駆動電流を長く印加すれば開弁開始が遅れたことによる燃料噴射量の減少を補正できる。燃料噴射装置の制御装置は、燃料噴射装置のソレノイドに印加する電流・電圧を制御することで燃料噴射弁の開閉を制御し、これによって燃料噴射特性を制御する。また燃料噴射装置の制御装置は、燃料噴射装置の駆動電圧をフィルタリングする手段702と、燃料噴射装置の閉弁に対応してこのフィルタ出力に表れるピーク時間差を抽出する手段703と、ピーク時間差に基づいて駆動電流を補正する手段704から構成される。さらに、ピーク時間差が長いほど駆動電流が流れる時間を長くすることを特徴とする。このような構成により、開弁開始タイミングの違いによる燃料噴射量のばらつきは低減できる。
次に、予備ストロークが同じで、セットスプリング力が異なる2本のインジェクタについて考える。インジェクタ1のセットスプリング力は、インジェクタ2のセットスプリングより大きいとする。このとき、2本のインジェクタのアンカーは、図8(a)の点線と実線で示される軌跡、弁体は図8(a)の実線で示される軌跡をたどる。区間S−Aは、ソレノイドの磁気吸引力によりアンカーだけが移動する。このとき、セットスプリング力と燃圧力はアンカーに作用しないので、2つのインジェクタのアンカーは同じように動く。
位置Aでアンカーが弁体に衝突すると、アンカーは弁体と一体となって運動を始める。このときアンカーと弁体には、セットスプリング力と燃圧力が作用する。インジェクタ1のセットスプリング力は、インジェクタ2のセットスプリング力より大きいので、インジェクタ1のアンカーと弁体の加速度はインジェクタ2のものより大きくなる。そのため、インジェクタ1の閉弁完了B1は、インジェクタ2の閉弁完了B2より早く、また、閉弁完了時のインジェクタ1のアンカーの速度Ve1は、インジェクタ2のアンカーの速度Ve2より大きい。
ここで、実施例1と同様に閉弁時の予備ストロークの開始点B1ないしはB2と、終了点C1ないしはC2において、駆動電圧には図8(b)のように変曲点が発生する。これを高周波成分を強調するフィルタに入力すると、出力は図8(c)のように予備ストロークの開始点、終了点でフィルタ出力にはピークが現れる。このとき以下の式が成立する。
(数6)Lpre2=Ve1×(tb21−tb11)
(数7)Lpre2=Ve2×(tb22−tb12)
また、セットスプリング力が強いほど、弁体が弁座に衝突する閉弁完了タイミングtb1(tb11ないしはtb12)とアンカーが突起に衝突するタイミングtb2(tb21ないしはtb22)は早くなり、開弁完了時の速度も速くなるので、tb1、tb2とVeの関係は図9のようになる。
図9に示す関係を事前に取得しておけば、閉弁時の1つ目のピーク時刻tb1ないしは2つ目のピーク時刻から閉弁完了時の速度Veが推定でき、これと(数5)より、予備ストローク長Lpreが推定できる。
さらに、実施例1と同様に開弁開始タイミングtaの違いが推定できる。この実施例では、図7に示すように、予備ストロークLpreに依存する開弁開始タイミングtaは揃っているが、セットスプリング力に依存する閉弁完了タイミングtb1は異なる。インジェクタ1の方が早く閉弁するため、これに応じて駆動電流の流れる時間を延ばすことで、流量を補正する。これと実施例1をあわせて考えれば、燃料噴射装置の制御装置は、燃料噴射装置のソレノイドに印加する電流・電圧を制御することで燃料噴射弁の開閉を制御し、これによって燃焼噴射特性を制御する。そして燃料噴射装置の制御装置は、燃料噴射装置の駆動電圧をフィルタリングする手段と、燃料噴射装置の閉弁に対応してこのフィルタ出力に表れるピーク時間差を抽出する手段と、2つ目のピーク時間を抽出する手段と、ピーク時間差に基づいて駆動電流を補正する手段から構成される。さらに、ピーク時間差が長いほど、駆動電流が流れる時間を長くし、2つ目のピーク時間が早いほど、駆動電流が流れる時間を長くするする。この構成を用いることにより、予備ストロークのばらつき、セットスプリング力のばらつきによるインジェクタの流量ばらつきを低減することができる。
ここでは、予備ストロークが異なる2本のインジェクタをフルリフト領域で制御するときに起こる予備ストロークの違いによるアンカーと弁体の動きを揃えて、流量のばらつきを低減する構成を考える。
フルリフト領域では、図10(a)のように駆動電流を制御する。これに対応して、インジェクタのアンカーは図10(b)のように動く。
位置S1、S2でつりあっていたインジェクタは駆動電流がソレノイドに与えられることにより、上昇し始める。予備ストロークの短いインジェクタ1において、先にA1においてアンカーが弁体に衝突し、弁体とアンカーが一体となって上昇する。図10(a)のように駆動電流をTpの間流したあと打ち切ると、磁気吸引力は低減し、図10(b)のH1をピークに弁体とアンカーは下降し始める。駆動電流を打ち切って時間T2が経過したのち、保持電流Ihを印加すると、磁気吸引力は徐々に増加し、弁体とアンカーがJ1まで下降したのちに再び上昇し、K1でフルリフトに達する。
一方、予備ストロークのより長いインジェクタ2は、S2を出発して駆動電流TpによってH2までアンカーと弁体は上昇し、時間T2の電流打ち切りによってJ2まで下降し、再び保持電流Ihを与えることでK2まで上昇する。
図10に示すように、予備ストロークが異なることにより、2つのインジェクタの弁体とアンカーの運動は異なり、これが噴射量のばらつきを引き起こす。
そこで、図11のように、インジェクタ2に印加するピーク電流を、開弁開始の時間差A1〜A2に応じて、Tp1からTp2へ延長する。すると、インジェクタ2のアンカーと弁体がH1より遅いH2にて、H1と同じ高さでピークに達する。これ以降は、インジェクタ1と同じ打ち切り時間T2と保持電流Ihを与えれば、H1とH2の時間差、すなわちA1とA2の時間差を保ってインジェクタ2のアンカーと弁体は運動する。そこで、駆動パルスの長さを、インジェクタ1に対するTi1から、A1とA2の時間差分のばしたTi2をインジェクタ2に与えれば、一定のタイムラグA1〜A2を伴って、インジェクタ2はインジェクタ1と同じように運動し、流量も揃う。
燃料噴射装置の制御装置は、燃料噴射装置のソレノイドに印加する電流・電圧を制御することで燃料噴射弁の開閉を制御することにより燃焼噴射特性を制御する。燃料噴射装置の制御装置は、燃料噴射装置の駆動電圧をフィルタリングする手段と、燃料噴射装置の閉弁に対応してこのフィルタ出力に表れるピーク時間差を抽出する手段と、ピーク時間差に基づいて駆動電流を補正する手段から構成される。さらにフルリフト領域においては、ピーク時間差が長いほど、ピーク電流値ないしはピーク電流時間を大きくすることを特徴とする燃料噴射装置の制御装置を用いることによってフルリフト領域におけるアンカーと弁体の運動の違いを補正し、流量のばらつきを低減することができる。
実施例1では複数のインジェクタが与えられていて、それらのアンカーと弁体の動きを揃えるという考えで論じてきたが、ここでは目標とするアンカーと弁体の動きに一致させるようにインジェクタを制御することを考える。
ここでは、インジェクタの予備ストロークを、予め設定した燃圧Pf_cond、ある駆動パルスTi_condで検出する。これは実施例1で述べたように、閉弁時の駆動電圧を、ハイパス特性を持つフィルタに入力し、その出力に表れる2つのピークの時間差tb2−tb1を検出する。事前にPf_cond、Ti_condに対応して、tb2−tb1の目標値(tb2−tb1)_condを設定し、tb2−tb1と(tb2−tb1)_condの偏差に応じて、
(数8) tb2−tb1>(tb2−tb1)_cond
なら、駆動電流をエンジンの回転数、負荷等の運動状態に応じて予め設定されたTp_condより短くし、
(数9) tb2−tb1<(tb2−tb1)_cond
なら、駆動電流をTp_condより長くすれば、アンカーと弁体の動きは目標値に揃うように制御される。
したがって、燃料噴射装置の制御装置は、燃料噴射装置のソレノイドに印加する電流・電圧を制御することで燃料噴射弁の開閉を制御し、これによって燃焼噴射特性を制御する。燃料噴射装置の制御装置は、燃料噴射装置の駆動電圧をフィルタリングする手段と、燃料噴射装置の閉弁に対応してこのフィルタ出力に表れるピーク時間差を抽出する手段と、ピーク時間差に基づいて駆動電流を補正する手段から構成される。さらにエンジン回転数と負荷、分割パターンにより決まる基準ピーク時間よりもピーク時間差が長いとき、駆動電流が流れる時間を、エンジン回転数と負荷、分割パターンにより決まる基準駆動電流幅よりも長くすることを特徴とする。このような構成を持つことにより、燃料噴射弁は基準となる特性に一致するように制御される。
現在普及している駆動電流ドライバは、図12のように、駆動パルス幅Tiを信号の長さによって与え、ピーク電流値Tp、打切時間T2、保持電流値Ihは、シリアル通信により与えるようになっている。これはシリアル通信を用いることにより、配線を減らすことを目的としているためである。したがって、Tpの値を毎ショットで変えることはできない。
そこで、Tpには気筒毎のフルリフトのためのTpを設定しておき、負荷に応じた電流の調整は図13(b)のように駆動パルス幅で行う。
一方で、ハーフリフトのときの気筒毎のTpの制御はTpのメモリにはフルリフトのときの気筒毎の値を設定しておき、気筒毎に負荷に応じてTiを制御することで調整する。したがって、ECUから送られた、駆動パルスTi、ピーク電流時間Tp、電流打ち切り時間T2、保持電流時間Ihに応じて駆動電流をスイッチングすることで燃料噴射弁を制御する駆動電流ドライバに、内燃機関の運転状態に応じて前述の駆動パルスTi、ピーク電流時間Tp、電流打ち切り時間T2、保持電流時間Ihを送るECUには、燃料噴射装置の駆動電圧をフィルタリングする手段と、燃料噴射装置の閉弁に対応して、このフィルタ出力に表れるピーク時間差を抽出する手段と、ピーク時間差に基づいて駆動電流を補正する手段から構成される。さらに、フルリフト領域においては、ピーク時間差が長い燃料噴射弁ほどピーク電流時間Tpを長くし、ハーフリフト領域においては、ピーク時間差が長い燃料噴射弁ほど駆動パルスTiを長くすることを特徴とする。このような構成を有するECUにより、駆動ドライバとECUが別体の制御装置において、予備ストロークの違いを補正できる。
そもそも本発明は、開弁開始時に磁気飽和が起こるため、閉弁時の電圧に発生する2つの変曲点の時間差によって、予備ストロークの長さを推定し、これによって開弁開始タイミングを推定し、補正しようというものであった。
一方で、開弁時にソレノイドに与える電圧を十分に低くすれば、磁気飽和は発生しないため、図14のように、開弁開始点で駆動電流に変曲点が発生する。
この電流を高周波抽出フィルタに入力すると、図14(c)のようにフィルタ出力にピークが発生する。したがって、駆動電流を与えてからフィルタ出力にピークが発生するまでの時間差は予備ストローク長と相関をもつ。本来、インジェクタを駆動するためには磁気飽和が起こるが,検知のために磁気飽和が起こらないように高電圧の駆動電圧を低くすると,駆動電圧印加時の駆動電流に現れる変曲点と開弁開始タイミングは相関を持つ。
したがって燃料噴射装置のソレノイドに印加する電流、電圧を制御することで燃料噴射弁の開閉を制御し、これによって燃料噴射特性を制御する燃料噴射装置の制御装置において、ソレノイド駆動電圧を複数の値に設定できる昇圧手段と、低い駆動電圧を用いて駆動した際の電流をフィルタリングする手段と、開弁に対応して現れるフィルタ出力のピーク時刻を抽出する手段と、高い電圧でソレノイドを駆動し、このときの駆動電流を、先述のピーク時刻に基づいて補正することを特徴とするインジェクタの制御装置によって本課題は解決される。
以上で説明を終えるが、本発明は、上記した各実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明をわかりやすく説明するために、詳細に説明したものであって、必ずしもすべての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
101 エアクリーナ
102 エアフローセンサ
103 スロットル
104 コレクタ
105 吸気ポート
106 シリンダ
111 燃料タンク
112 低圧ポンプ
113 低圧配管
114 高圧ポンプ
115 高圧配管
116 燃料噴射装置
121 点火プラグ
122 ピストン
123 コネクティングロッド
201 ハウジング
202 コア
203 ソレノイド
204 弁体
205 アンカー
206 弁座
207 セットスプリング
208 スプリングアジャスタ
209 噴孔
301 スイッチ
302 スイッチ
303 スイッチ
304 シャント抵抗
305 ダイオード
306 ダイオード
307 ダイオード
308 ダイオード
309 コンデンサ
310 昇圧回路
311 バッテリ
312 スイッチ制御手段

Claims (6)

  1. 燃料噴射装置のソレノイドに印加する電流及び電圧を制御することで燃料噴射装置に設けられた弁の開閉弁を制御する燃料噴射装置の制御装置において、
    前記燃料噴射装置の駆動電圧をフィルタリングする手段と、
    前記燃料噴射装置の閉弁に対応して前記フィルタ出力に現れるピーク時間差を抽出する手段と、
    前記ピーク時間差に基づいて駆動電流を補正する手段から構成され、
    前記ピーク時間差が長い程、前記駆動電流が流れる時間を長くすることを特徴とする燃料噴射装置の制御装置。
  2. 請求項1に記載の燃料噴射装置の制御装置において、
    2つ目のピーク時間を抽出する手段と、
    前記ピーク時間差に基づいて前記駆動電流を補正する手段から構成され、
    前記ピーク時間差が長いほど、前記駆動時間を長くし、
    前記2つ目のピーク時間が早いほど、前記駆動電流が流れる時間を長くすることを特徴とする燃料噴射装置の制御装置。
  3. 請求項1に記載の燃料噴射装置の制御装置において、
    フルリフト領域においては、前記ピーク時間差が長いほどピーク電流値ないしはピーク電流時間を大きくすることを特徴とする燃料噴射装置の制御装置。
  4. 請求項1に記載の燃料噴射装置の制御装置において、
    複数の前記燃料噴射装置を制御する場合、
    前記ピーク時間差が長い前記燃料噴射装置ほど前記駆動電流が流れる時間を長くすることを特徴とする燃料噴射装置の制御装置。
  5. 請求項1に記載の燃料噴射装置において、
    エンジン回転数、エンジン負荷、及び分割パターンにより決まる基準ピーク時間より前記ピーク時間差が長いときは、
    前記駆動電流が流れる時間を、前記エンジン回転数、前記エンジン負荷、及び前記分割パターンにより決まる基準駆動電流幅より長くすることを特徴とする燃料噴射装置の制御装置。
  6. ECUから送られた駆動パルス、ピーク電流時間、電流打ち切り時間、保持電流時間に応じて駆動電流をスイッチングすることにより、燃料噴射装置を制御する駆動電流ドライバに対し、
    内燃機関の運転状態に応じて前記駆動パルス、前記ピーク電流時間、前記電流打ち切り時間、前記保持電流時間を送るECUにおいて、
    前記燃料噴射装置の駆動電圧をフィルタリングする手段と、
    前記燃料噴射装置に備えられた弁の閉弁に対応し、フィルタ出力に表れるピーク時間差を抽出する手段と、
    前記ピーク時間差に基づいて前記駆動電流を補正する手段から構成され、
    フルリフト領域においては、前記ピーク時間差が長い前記燃料噴射装置ほど前記ピーク電流時間を長くし、
    ハーフリフト領域においては、前記ピーク時間差が長い前記燃料噴射装置ほど前記駆動パルスを長くする
    ことを特徴とする燃焼噴射装置の制御装置。
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