JP2018034621A - インパネメンバ - Google Patents

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功 平島
Isao Hirashima
功 平島
清一郎 香川
Seiichiro Kagawa
清一郎 香川
善久 万徳
Yoshihisa Mantoku
善久 万徳
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Abstract

【課題】インパネメンバを軽量化するとともに、衝撃荷重が車体の車幅方向運転席側端部に前方から作用したときにハンドルのエアバッグが運転席の乗員とは異なる方向に膨出することを防止する。【解決手段】本体部1aを樹脂成形品で構成し、ステアリングシャフト支持部1bと運転席側の車体取付片部1hとの間の本体部1aを、衝撃荷重Fによって後方に屈曲可能であり、かつステアリングシャフト支持部1bの運転席側の車体取付片部1hに対する車体上下方向への相対的な移動を規制するように形成された第1接続部13と、第1接続部13と並列に車幅方向に延び、衝撃荷重Fによって長手方向中途部で破断可能であり、かつ非破断状態でステアリングシャフト支持部1bの運転席側の車体取付片部1hに対する車体前後方向への相対的な移動を規制するように形成された第2接続部15とで構成する。【選択図】図3

Description

本発明は、インストルメントパネルの内側で車幅方向に延びる長尺状の本体部を有するインパネメンバに関する。
特許文献1には、インストルメントパネルの内側で車幅方向に延びる長尺状の本体部を備え、該本体部の長手方向両端部には、車体に取り付けられる取付部が形成されているとともに、該本体部の長手方向中央部よりも車幅方向運転席側寄りには、エアバッグ付きのハンドルに連結されたステアリングシャフトを支持するステアリングシャフト支持部が形成された金属製のインパネメンバが開示されている。このインパネメンバでは、本体部の車幅方向運転席側端部と、残りの部分とが連結軸を介して回動可能に連結されている。これにより、オフセット衝突で衝撃荷重が車体の車幅方向運転席側端部に前方から作用したとき、本体部の車幅方向運転席側端部だけが連結軸を中心に後方に回動し、ステアリングシャフト支持部が本体部の車幅方向運転席側端部の移動に追従しないので、ステアリングシャフト支持部の回動によりハンドルのエアバッグが運転席の乗員とは異なる方向に膨出することが防止される。
特開2015−16718号公報
近年軽量化の為、インパネメンバを樹脂材で構成することが望まれている。しかし、特許文献1のような構造のインパネメンバを樹脂材で構成した場合、樹脂は破断強度が低いので、オフセット衝突時、その衝撃荷重によってインパネメンバが連結軸周りで破断してステアリングシャフトを支持できなくなり、ハンドルのエアバッグの膨出方向が上下方向に大きくずれる虞がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、インパネメンバを軽量化するとともに、衝撃荷重が車体の車幅方向運転席側端部に前方から作用したときにハンドルのエアバッグが運転席の乗員とは異なる方向に膨出することを防止することにある。
上記の目的を達成するため、本発明は、インパネメンバの本体部を樹脂成形品で構成し、ステアリングシャフト支持部と運転席側の取付部との間の本体部の構造を工夫したことを特徴とする。
具体的には、第1の発明は、インストルメントパネルの内側で車幅方向に延びる長尺状の本体部を備え、該本体部の長手方向両端部には、車体に取り付けられる取付部が形成されているとともに、該本体部の長手方向中央部よりも車幅方向運転席側寄りには、エアバッグ付きのハンドルに連結されたステアリングシャフトを支持するステアリングシャフト支持部が形成されたインパネメンバを対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明は、上記本体部は、樹脂成形品で構成され、上記ステアリングシャフト支持部と運転席側の取付部との間の少なくとも長手方向一部の本体部は、車体の車幅方向運転席側端部に前方から作用する衝撃荷重によって後方に屈曲可能であり、かつ上記ステアリングシャフト支持部の上記運転席側の取付部に対する車体上下方向への相対的な移動を規制するように形成された第1接続部と、上記第1接続部と並列に車幅方向に延び、上記衝撃荷重によって長手方向中途部で破断可能であり、かつ非破断状態で上記ステアリングシャフト支持部の上記運転席側の取付部に対する車体前後方向への相対的な移動を規制するように形成された第2接続部とで構成されていることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明に係るインパネメンバにおいて、上記本体部は、一体成形品であることを特徴とする。
第3の発明は、第1又は2の発明に係るインパネメンバにおいて、上記第1接続部と上記第2接続部とは、長手方向全体に亘って互いに離間していることを特徴とする。
第4の発明は、第1〜3のいずれか1つの発明に係るインパネメンバにおいて、上記第1接続部は、水平方向の断面が車体前後方向に起伏する波形をなす波板状に形成されていることを特徴とする。
第5の発明は、第1〜4のいずれか1つの発明に係るインパネメンバにおいて、上記第1接続部には、繊維シート材が長手方向に沿って一体化されていることを特徴とする。
第1の発明によれば、オフセット衝突により車体の車幅方向運転席側端部に衝撃荷重が前方から作用し、インパネメンバの車幅方向運転席側端部が後方に移動したとき、第2接続部が長手方向中途部で破断するとともに第1接続部が後方に屈曲するので、ステアリングシャフト支持部がインパネメンバの車幅方向運転席側端部の後方への移動に追従して回動することが抑制される。したがって、ハンドルのエアバッグが運転席の乗員とは異なる方向に膨出することが防止される。
また、オフセット衝突により車体の車幅方向運転席側端部に衝撃荷重が前方から作用したとき、第1接続部が屈曲して破断せず、ステアリングシャフト支持部の運転席側の取付部に対する車体上下方向への相対的な移動を規制するので、ハンドルのエアバッグの膨出位置の上下方向へのずれが防止される。
また、第1接続部がステアリングシャフト支持部の運転席側の取付部に対する車体上下方向への相対的な移動を規制し、かつ第2接続部がステアリングシャフト支持部の運転席側の取付部に対する車体前後方向への相対的な移動を規制するので、車両走行時の振動等によるステアリングシャフトの車体に対する相対位置の変動が防止される。
また、インパネメンバの本体部を樹脂成形品で構成したので、金属で構成した場合に比べ、インパネメンバを軽量化するとともに製造コストを削減できる。
第2の発明によれば、インパネメンバの本体部が一部材で構成され、特許文献1のように本体部の車幅方向運転席側端部を構成する部材と、残りの部分を構成する部材とを連結軸を介して組み付ける必要がないので、部品点数を削減するとともに組付け作業を簡素化し、製造コストを削減できる。
第3の発明によれば、第1接続部と第2接続部とが互いに離間し、車体の車幅方向運転席側端部に衝撃荷重が前方から作用したとき、第2接続部に形成される亀裂が第1接続部に伝播しないので、第1接続部が破断しにくい。したがって、ハンドルのエアバッグの膨出位置の上下方向へのずれがより確実に防止される。
第4の発明によれば、第1接続部がその水平方向の断面が車体前後方向に起伏する波形をなす波板状に形成され、平坦な板状に形成された場合に比べて後方に大きく撓み可能になっているので、車体の車幅方向運転席側端部が衝撃荷重により後方に大きく移動しても、ステアリングシャフト支持部がインパネメンバの車幅方向運転席側端部の後方への移動に追従して回動しにくい。したがって、ハンドルのエアバッグが運転席の乗員とは異なる方向に膨出することがより確実に防止される。
また、第1接続部が平坦な板状に形成された場合に比べて長手方向に大きく伸張可能になっているので、車体の車幅方向運転席側端部が衝撃荷重により後方に大きく移動しても、第1接続部が破断しにくい。したがって、ハンドルのエアバッグの膨出位置の上下方向へのずれがより確実に防止される。
第5の発明によれば、第1接続部が繊維シート材により補強されているので、車体の車幅方向運転席側端部に衝撃荷重が前方から作用したとき、第1接続部が破断しにくい。したがって、ハンドルのエアバッグの膨出位置の上下方向へのずれがより確実に防止される。
本発明の実施形態1に係るインパネメンバを備えた自動車の車室前側を示す斜視図である。 インパネメンバの車幅方向運転席側端部を図1の矢印II方向から見た矢視図である。 車体の車幅方向運転席側端部に衝撃荷重が前方から作用した場合における図2相当図である。 図1のIV−IV線における断面図である。 図1のV−V線における断面図である。 実施形態2の図2相当図である。 実施形態2の図3相当図である。 実施形態2の図4相当図である。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係るインパネメンバ1を備えた左ハンドル仕様車の車室前側を示す。この自動車の車室前側には、インストルメントパネル3が配設され、該インストルメントパネル3の内側には、上記インパネメンバ1が配設されている。このインパネメンバ1は、ガラス繊維強化ナイロン(PAGF)、ガラス繊維強化ポリプロピレン(PPGF)等の樹脂の一体成形品で構成されている。
上記インストルメントパネル3は、車幅方向に略水平に延びるアッパパネル部3aと、該アッパパネル部3aの後端全幅から下方に延びるロアパネル部3bとで断面略L字状に形成されている。アッパパネル部3aの左寄りには、メータフード部5が膨出形成されている。ロアパネル部3bの車幅方向中央部には、後方に膨出するコンソール部7が形成されている。
インパネメンバ1は、車幅方向に延びる長尺状の本体部1aを有し、該本体部1aの長手方向中央部よりも左寄りには、図2にも示すように、ステアリングシャフト9を支持するステアリングシャフト支持部1bが形成されている。ステアリングシャフト9は、エアバッグ(図示せず)付きのハンドル10に連結され、ハンドル10の中央部には、車両の前面衝突が検知された際に、運転席の乗員側に向けてエアバッグ(図示せず)を膨張展開させるエアバッグ装置(図示せず)が配設されている。また、ステアリングシャフト支持部1bには、前方に向けて車体取付突部1b’が突設され、当該車体取付突部1b’は、車体のダッシュパネル11に取り付けられている。また、本体部1aの長手方向中央部よりも若干右寄りの箇所、及び若干左寄りの箇所には、1対の下側支持部1cが下方に向けて斜め後方に突設されている。これら下側支持部1cは、その下端近傍で板状連結部1dにより互いに連結されている。また、各下側支持部1cの上下方向中途部には、締結片部1eが形成され、該締結片部1eは、インストルメントパネル3のコンソール部7に裏側から締結されている。また、本体部1aにおける長手方向中央部よりも若干右側には、第1のインパネ取付片部1fが上方に向けて突設されている。また、本体部1aにおける長手方向中央部よりも左側には、第2及び第3のインパネ取付片部1g,1kが右側から順に互いに間隔を空けて上方に向けて突設されている。さらに、本体部1aの長手方向両端部には、板状の取付部としての車体取付片部1hが板面を車幅方向に向けて張出形成され、これら車体取付片部1hは、車体のAピラー12に取り付けられている。本体部1aの車幅方向運転席側端部近傍、及び助手席側の車体取付片部1hには、第4のインパネ取付片部1iが上方に突出するように一体に形成されている。さらに、本体部1aの第1のインパネ取付片部1f突設箇所の右側には、第5のインパネ取付片部1jが下方に向けて突設されている。そして、第1〜第5のインパネ取付片部1f,1g,1k,1i,1jは、インストルメントパネル3に裏側から取り付けられている。
上記ステアリングシャフト支持部1bと運転席側の車体取付片部1hとの間の長手方向全体、すなわち車幅方向運転席側端部の本体部1a、及び車幅方向助手席側端部の本体部1aはそれぞれ、図4にも示すように、水平方向の断面が車体前後方向に起伏する波形をなす波板状で車幅方向に延びるように形成された1本の第1接続部13と、板面を上下方向に向けて第1接続部13の前方で第1接続部13と並列に上下方向に互いに間隔を空けて平行に車幅方向に延びる1対の板状の第2接続部15とで構成されている。第1接続部13と第2接続部15とは、長手方向全体に亘って互いに離間している。第1接続部13は、車体の車幅方向運転席側端部に前方から作用する衝撃荷重F(図3参照)によって後方に屈曲可能であり、かつステアリングシャフト支持部1bの運転席側の車体取付片部1hに対する車体上下方向への相対的な移動を規制するようになっている。一方、第2接続部15は、第1接続部13よりも薄肉に形成され、上記衝撃荷重Fによって長手方向中途部で破断可能であり、かつ非破断状態で上記ステアリングシャフト支持部1bの上記運転席側の車体取付片部1hに対する車体前後方向への相対的な移動を規制するようになっている。なお、図2及び図3中、ステアリングシャフト支持部1bの図示を簡略化するとともに、第3及び第4のインパネ取付片部1k,1iの図示を省略している。
また、図5に示すように、上記ステアリングシャフト支持部1b形成部分、第1のインパネ取付片部1f突設部分、車幅方向運転席側端部、及び車幅方向助手席側端部を除く本体部1aの大部分は、板面を車体前後方向に向けて車幅方向に延びる後面部17と、該後面部17の上端縁から前方に突出する上面部19と、上記後面部17の下端縁から前方に突出する下面部21とで、前方に開放する断面コ字状に形成されている。
また、上記本体部1aは、運転席の前方で車幅方向に延びる運転席側構成部23と、該運転席側構成部23の助手席側で車幅方向に延びる助手席側構成部25とを備えている。上記ステアリングシャフト支持部1b及び第1のインパネ取付片部1fの配設箇所を除く部分で、助手席側構成部25が、運転席側構成部23よりも前後方向及び上下方向に幅狭に形成されている。また、助手席側構成部25は、運転席側構成部23よりも車幅方向に長く形成されている。上記運転席側構成部23と助手席側構成部25とは、助手席側から運転席側に向けて前後方向及び上下方向に幅広となる連結部27により一体に連結されている。
そして、図3に示すように、オフセット衝突により車体の車幅方向運転席側端部に衝撃荷重Fが前方から作用すると、インパネメンバ1の車幅方向運転席側端部が後方に移動し、第2接続部15が長手方向中途部で破断するとともに第1接続部13の車幅方向運転席側端部が後方に屈曲する。これにより、ステアリングシャフト支持部1bがインパネメンバ1の車幅方向運転席側端部の後方への移動に追従して回動することが抑制される。図3の例では、ステアリングシャフト支持部1bは、微小な角度α°だけ回動している。したがって、ハンドル10のエアバッグが運転席の乗員とは異なる方向に膨出することが防止される。このとき、第1接続部13がその水平方向の断面が車体前後方向に起伏する波形をなす波板状に形成され、平坦な板状に形成された場合に比べて後方に大きく撓み可能になっているので、車体の車幅方向運転席側端部が衝撃荷重Fにより後方に大きく移動しても、ステアリングシャフト支持部1bがインパネメンバ1の車幅方向運転席側端部の後方への移動に追従して回動しにくい。したがって、ハンドル10のエアバッグが運転席の乗員とは異なる方向に膨出することがより確実に防止される。
また、このとき、第1接続部13が屈曲して破断せず、ステアリングシャフト支持部1bの運転席側の車体取付片部1hに対する車体上下方向への相対的な移動を規制するので、ハンドル10のエアバッグの膨出位置の上下方向へのずれが防止される。このとき、第1接続部13と第2接続部15とが互いに離間しているので、第2接続部15に形成される亀裂の伝播による第1接続部13の破断が防止される。また、第1接続部13がその水平方向の断面が車体前後方向に起伏する波形をなす波板状に形成され、平坦な板状に形成された場合に比べて長手方向に大きく伸張可能になっているので、車体の車幅方向運転席側端部が衝撃荷重Fにより後方に大きく移動しても、第1接続部13が破断しにくい。したがって、ハンドル10のエアバッグの膨出位置の上下方向へのずれがより確実に防止される。
したがって、本実施形態1によれば、インパネメンバ1の本体部1aが一部材で構成され、特許文献1のように本体部の車幅方向運転席側の端部を構成する部材と、残りの部位を構成する部材とを連結軸を介して組み付ける必要がないので、部品点数を削減するとともに組付け作業を簡素化し、製造コストを削減できる。
また、第1接続部13が運転席側の車体取付片部1hのステアリングシャフト支持部1bに対する車体上下方向への相対的な移動を規制し、かつ第2接続部15が運転席側の車体取付片部1hのステアリングシャフト支持部1bに対する車体前後方向への相対的な移動を規制するので、車両走行時の振動等によるステアリングシャフト9の車体に対する相対位置の変動が防止される。
また、インパネメンバ1を樹脂成形品で構成したので、金属で構成した場合に比べ、インパネメンバ1を軽量化するとともに製造コストを削減できる。
(実施形態2)
図6は、本発明の実施形態2に係るインパネメンバ1の車幅方向運転席側端部を示す。本実施形態2では、第1接続部13が長手方向中央部に向けて前方になだらかに湾曲する板状に形成され、図8にも示すように、第1接続部13の板厚方向中央部に、インサート成形によりケブラー繊維からなる繊維シート材29が長手方向全体に沿って一体化されている。また、各第2接続部15の長手方向中央部の車体前端縁部に、前方に開放するV字状の切欠部15aが形成されている。
その他の構成は実施形態1と同じであるので、同一の構成箇所には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
したがって、本実施形態2によれば、第1接続部13が繊維シート材29により補強されているので、図7に示すように車体の車幅方向運転席側端部に衝撃荷重Fが前方から作用したとき、第1接続部13は、仮にその表面に亀裂Cが生じたとしても破断しにくい。したがって、ハンドル10のエアバッグの膨出位置の上下方向へのずれがより確実に防止される。
また、第2接続部15に切欠部15aが形成されているので、車体の車幅方向運転席側端部に衝撃荷重Fが前方から作用したとき、第2接続部15がより確実に破断する。したがって、ステアリングシャフト支持部1bがインパネメンバ1の車幅方向運転席側端部の後方への移動に追従して回動することがより確実に抑制され、ハンドル10のエアバッグが運転席の乗員とは異なる方向に膨出することがより確実に防止される。
なお、上記実施形態1,2では、インパネメンバ1全体を樹脂の一体成形品としたが、本体部1aだけを樹脂の一体成形品とし、ステアリングシャフト支持部1b、車体取付突部1b’、下側支持部1c、車体取付片部1h、及び第1〜第5のインパネ取付片部1f,1g,1k,1i,1jを別部材で構成して本体部1aに組み付けてもよい。また、本体部1aを複数の樹脂成形品で構成してもよい。
また、上記実施形態1,2では、ステアリングシャフト支持部1bと運転席側の車体取付片部1hとの間の本体部1aの長手方向全体を、第1接続部13と第2接続部15とで構成したが、長手方向一部だけを、第1接続部13と第2接続部15とで構成してもよい。
なお、上記実施形態2では、繊維シート材29を第1接続部13の長手方向全体に一体化したが、長手方向一部だけに一体化してもよい。
また、上記実施形態1,2では、本発明を左ハンドル仕様車に適用したが、本発明は、右ハンドル仕様車にも適用できる。
本発明は、インストルメントパネルの内側で車幅方向に延びる長尺状の本体部を有するインパネメンバとして有用である。
1 インパネメンバ
1a 本体部
1b ステアリングシャフト支持部
1h 車体取付片部(取付部)
3 インストルメントパネル
9 ステアリングシャフト
10 ハンドル
13 第1接続部
15 第2接続部
29 繊維シート材
F 衝撃荷重

Claims (5)

  1. インストルメントパネル(3)の内側で車幅方向に延びる長尺状の本体部(1a)を備え、該本体部(1a)の長手方向両端部には、車体に取り付けられる取付部(1h)が形成されているとともに、該本体部(1a)の長手方向中央部よりも車幅方向運転席側寄りには、エアバッグ付きのハンドル(10)に連結されたステアリングシャフト(9)を支持するステアリングシャフト支持部(1b)が形成されたインパネメンバであって、
    上記本体部(1a)は、樹脂成形品で構成され、
    上記ステアリングシャフト支持部(1b)と運転席側の取付部(1h)との間の少なくとも長手方向一部の本体部(1a)は、車体の車幅方向運転席側端部に前方から作用する衝撃荷重(F)によって後方に屈曲可能であり、かつ上記ステアリングシャフト支持部(1b)の上記運転席側の取付部(1h)に対する車体上下方向への相対的な移動を規制するように形成された第1接続部(13)と、上記第1接続部(13)と並列に車幅方向に延び、上記衝撃荷重(F)によって長手方向中途部で破断可能であり、かつ非破断状態で上記ステアリングシャフト支持部(1b)の上記運転席側の取付部(1h)に対する車体前後方向への相対的な移動を規制するように形成された第2接続部(15)とで構成されていることを特徴とするインパネメンバ。
  2. 請求項1に記載のインパネメンバにおいて、
    上記本体部(1a)は、一体成形品であることを特徴とするインパネメンバ。
  3. 請求項1又は2に記載のインパネメンバにおいて、
    上記第1接続部(13)と上記第2接続部(15)とは、長手方向全体に亘って互いに離間していることを特徴とするインパネメンバ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のインパネメンバにおいて、
    上記第1接続部(13)は、水平方向の断面が車体前後方向に起伏する波形をなす波板状に形成されていることを特徴とするインパネメンバ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のインパネメンバにおいて、
    上記第1接続部(13)には、繊維シート材(29)が長手方向に沿って一体化されていることを特徴とするインパネメンバ。
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