JP2018034552A - 移動装置 - Google Patents

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真 松崎
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Abstract

【課題】移動体の移動速度を変化させる。【解決手段】リフトアップバックル装置10では、ドライブスクリュ26の外周面には、移動抵抗調整部30が設けられており、移動抵抗調整部30がそれぞれ異なるねじ精度とされた雄螺子が形成された第1螺子区間、第2螺子区間及び第3螺子区間により構成されている。このため、ドライブスクリュ26が回転することでスライダ42がドライブスクリュ26の長手方向に移動する際には、第1螺子区間、第2螺子区間及び第3螺子区間のそれぞれのねじ精度によってドライブスクリュ26の回転のし易さが変化する。つまり、モータ14の回転数を制御することなく簡易な構成でバックルカバー62及びバックル64の動き始めと動き終わりのそれぞれの移動速度を遅くしてバックルカバー62及びバックル64の上質な作動を乗員に提供することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、移動体が移動される移動装置に関する。
下記特許文献1に記載のバックル移動装置では、アンカスライダがレールに案内されて移動される。さらに、アンカスライダがダンパを介してスクリューブラケットに干渉して、アンカスライダの移動をスクリューブラケットが停止させる。これにより、アンカスライダと連動するバックルが移動及び停止される。
ここで、このようなバックル移動装置では、例えばバックルが動き始める時及び動き終える時のバックルの移動速度がそれ以外の時と比べて遅くなるようにバックルの移動速度を変化させるのが好ましい。
特開2012−131360号公報
本発明は、上記事実を考慮し、移動体の移動速度を変化させることができる移動装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の移動装置は、シートベルト装置に設けられ、移動される移動体と、前記移動体の移動経路に設けられ、前記移動体の移動抵抗を変化させる移動抵抗調整部と、を備えている。
請求項2に記載の移動装置は、請求項1記載の移動装置において、前記移動体と螺合され、回転することで前記移動体を長手方向に移動させる駆動部材を備え、前記移動抵抗調整部は、前記駆動部材に設けられかつ前記移動体の移動に伴って前記移動体の前記駆動部材に対する移動抵抗を変化させる。
請求項3に記載の移動装置は、請求項1又は請求項2記載の移動装置において、前記移動体が相対移動する当接体を備え、前記移動抵抗調整部は、前記当接体に設けられかつ前記移動体の移動に伴って前記移動体と前記当接体との当接状況を変化させる。
請求項4に記載の移動装置は、請求項3記載の移動装置において、前記移動体に設けられ、前記当接体側に突出される突出部を備えている。
請求項5に記載の移動装置では、請求項1〜4のいずれか一項に記載の移動装置において、前記移動抵抗調整部は、前記移動体の移動経路側へ突出し、前記移動体が衝突すると前記移動体の運動エネルギーを吸収する。
請求項1に記載の移動装置では、シートベルト装置に移動体が設けられており、移動体が移動される。
ここで、移動装置には、移動抵抗調整部が設けられており、移動抵抗調整部が、移動体の移動経路に設けられて、移動体の移動抵抗を変化させる。このため、移動体の移動速度を変化させることができる。
請求項2に記載の移動装置では、シートベルト装置に円柱状の駆動部材が設けられており、駆動部材が移動体を駆動部材の長手方向に移動させる。
ここで、駆動部材には、移動抵抗調整部が設けられており、移動抵抗調整部が移動体の移動に伴って駆動部材に対する移動体の移動抵抗を変化させる。このため、移動体の移動速度を変化させることができる。
請求項3に記載の移動装置では、当接体が設けられており、当接体に対し移動体が相対移動される。
ここで、当接体には、移動抵抗調整部が設けられており、移動抵抗調整部が移動体の移動に伴って移動体と当接体との当接状況を変化させる。このため、移動体の移動抵抗が変化するため、移動体の移動速度を変化させることができる。
請求項4に記載の移動装置では、移動体に突出部が設けられており、突出部は当接体側に突出されている。したがって、移動抵抗調整部が移動体の移動に伴って突出部と当接体との当接状況を容易に変化させることができる。
請求項5に記載の移動装置では、移動抵抗調整部は、移動体の移動経路側へ突出されている。
ここで、移動抵抗調整部は、移動体が衝突すると移動体の運動エネルギーを吸収する。このため、移動体の移動抵抗が変化するため、移動体の移動速度を変化させることができる。
本発明の第1実施形態に係るリフトアップバックル装置を示す前斜め左方から見た分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るリフトアップバックル装置を示す左方から見た断面図である。 本発明の第1実施形態に係るリフトアップバックル装置のドライブスクリュを示す左方から見た側面図である。 (A)は、本発明の第2実施形態に係るリフトアップバックル装置の主要部を示す左方から見た側面図であり、(B)は(A)におけるA−A線に沿って切断した状態を示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係るリフトアップバックル装置の主要部を示す下方から見た下面図である。 本発明の第4実施形態に係るリフトアップバックル装置を示す左方から見た断面図である。
(第1実施形態)
図1には、本発明の第1実施形態に係る移動装置としてのリフトアップバックル装置10が前斜め左方から見た分解斜視図にて示されており、図2には、リフトアップバックル装置10が左方から見た断面図にて示されている。なお、図面では、リフトアップバックル装置10の前方を矢印FRで示し、リフトアップバックル装置10の右方を矢印RHで示し、リフトアップバックル装置10の上方を矢印UPで示している。
本実施形態に係るリフトアップバックル装置10は、車両(自動車)のシートベルト装置12を構成しており、シートベルト装置12は、車室内のシート(図示省略)に適用されている。シートには、着座センサ(図示省略)が設けられており、着座センサは、シートに乗員が着座したことを検出すると共に、制御装置(図示省略)に電気的に接続されている。
シートベルト装置12は、巻取装置(図示省略)を備えており、巻取装置は、シート後部の車幅方向外側かつ下側に固定されている。巻取装置には、長尺帯状のウェビング(シートベルト、図示省略)が基端側から巻取られており、ウェビングは、巻取装置から引出されている。ウェビングは、巻取装置より先端側において、スルーアンカ(図示省略)に移動可能に貫通されており、スルーアンカは、シート後部の車幅方向外側かつ上側に支持されている。ウェビングの先端は、アンカ(図示省略)に固定されており、アンカは、シート後部の車幅方向外側かつ下側に固定されている。また、ウェビングは、スルーアンカとアンカとの間において、タング(図示省略)に移動可能に貫通されている。
リフトアップバックル装置10は、シートの車幅方向内側かつ下側に固定されており、リフトアップバックル装置10の前方、右方及び上方は、それぞれ車両の前方、右方及び上方に向けられている。
図1及び図2に示す如く、リフトアップバックル装置10の前端部には、モータ14が設けられており、モータ14の出力軸14Aは、後方に突出されている。モータ14は、上記制御装置に電気的に接続されており、モータ14が制御装置の制御により正駆動及び逆駆動されることで、それぞれ出力軸14Aが一方向及び他方向に回転される。
モータ14の後側には、金属製のハウジング16が配置されており、ハウジング16には、モータ14が組付けられている。ハウジング16の前側部分には、円筒状の支持筒16Aが設けられており、支持筒16A内には、モータ14の出力軸14Aが同軸上に挿入されている。
図2に示されるように、ハウジング16の後端部には、停止体としての略直方体状の停止ブロック16Bが設けられており、停止ブロック16Bの中央部には、円状の挿通孔18が貫通形成されている。挿通孔18は、支持筒16A内に同軸上に連通されており、挿通孔18の径寸法は、支持筒16A内の径寸法に比し小さくされている。
ハウジング16の後側には、吸収体としての略矩形板状のダンパ22が組付けられており、ダンパ22は、ゴム製とされて、弾性を有している。ダンパ22の中央部には、円状の貫通孔24が貫通形成されており、貫通孔24は、停止ブロック16Bの挿通孔18に同軸上に連通されている。
ハウジング16の支持筒16A内、挿通孔18及びダンパ22の貫通孔24には、駆動部材としての金属製で略円柱状のドライブスクリュ26が同軸上に挿入されており、ドライブスクリュ26は、ダンパ22から後方に延出されている。ドライブスクリュ26の前端近傍は、円筒状のベアリング28内に回転可能に嵌合されており、ベアリング28は、支持筒16A内に固定されている。ドライブスクリュ26の前端には、モータ14の出力軸14Aが連結されており、ドライブスクリュ26は、出力軸14Aと一体回転される。
図3に示されるように、ドライブスクリュ26の外周には、前端部及び後端部を除き、移動抵抗調整部30が設けられている。この移動抵抗調整部30は、前方に配置される第1螺子区間32と、第1螺子区間32の後方に隣接された第2螺子区間34と、第2螺子区間34の後方に隣接された第3螺子区間36とにより構成されている。第1螺子区間32、第2螺子区間34及び第3螺子区間36のそれぞれの外周には、同一ピッチの雄螺子が形成されている。第1螺子区間32の雄螺子のねじ精度(一例として基準山形に対するねじの外径や有効径の公差)は、第2螺子区間34及び第3螺子区間36のそれぞれの雄螺子のねじ精度より低く(公差が大きく)されている。第2螺子区間34の雄螺子のねじ精度は、第3螺子区間36の雄螺子のねじ精度より高く(公差が小さく)されている。換言すると、第1螺子区間32、第2螺子区間34及び第3螺子区間36のねじの等級はそれぞれ異なっている。
図1に示されるように、ハウジング16の後側には、当接体としての金属製のレール38が組付けられており、レール38は、断面U字形長尺板状かつ内部が下側に開放されている。レール38の左壁及び右壁は、上壁を介して一体にされている。レール38内には、ドライブスクリュ26が収容されており、レール38は、ドライブスクリュ26と平行に配置されている。レール38の上壁とハウジング16の停止ブロック16Bの後面との間には、ダンパ22が配置されている。
レール38の下側には、追加部材としての樹脂製で長尺略矩形板状のレールカバー40が固定されており、レールカバー40は、レール38内を下側から被覆している。
レール38内には、移動体を構成する移動部材としての金属製のスライダ42が配置されており、スライダ42の上側部分には、略円筒状の係合部42Aが設けられている。係合部42Aの内周面には、雌螺子が形成されており、係合部42Aは、内部にドライブスクリュ26が同軸上に挿通されて、雌螺子がドライブスクリュ26の雄螺子に螺合されている。係合部42Aの後側部分には、略直方体状の固定部42Bが一体に設けられており、固定部42Bは、係合部42Aから下側に突出されている。
スライダ42の周囲には、移動体を構成する周囲部材としての樹脂製のシュー44が設けられている。シュー44内は、後側に開放されており、シュー44内には、スライダ42における係合部42A及び固定部42Bが収容されている。
シュー44の左壁及び右壁は、それぞれレール38の左壁及び右壁に当接されている。これにより、シュー44の左右方向への移動が制限されて、シュー44及びスライダ42のレール38に対するドライブスクリュ26周りの回転が制限されており、ドライブスクリュ26が回転されることで、シュー44及びスライダ42がレール38に案内されつつ一体に前後方向に移動される。
スライダ42の固定部42Bには、移動体を構成する連結部材としての一対のワイヤ46の基端部(前側端部)が貫通されており、一対のワイヤ46は、基端部が固定部42Bのかしめ等によって固定部42Bに固定されて、スライダ42と一体に移動可能にされている。一対のワイヤ46には、固定部42Bの前側において、ピース48が固定されており、ピース48は、シュー44内に収容されている。
レール38の後端には、案内部材としての金属製でブロック状のワイヤガイド50が固定されており、ワイヤガイド50は、側面視略扇形状にされている。ワイヤガイド50の下部の前端には、軸支孔52が形成されており、軸支孔52には、ドライブスクリュ26の後端部が回転可能に支持されている。ワイヤガイド50には、ガイド溝54が形成されており、ガイド溝54は、左側に開放されている。ガイド溝54は、側面視で湾曲されており、ガイド溝54の下端部は、前側に開放されると共に、ガイド溝54の上端部は、上側へ向かうに従い前側へ向かう方向に開放されている。ガイド溝54には、一対のワイヤ46が挿通されており、一対のワイヤ46のワイヤガイド50より基端側部分は、前後方向に延伸されると共に、一対のワイヤ46のワイヤガイド50より先端側部分は、上側へ向かうに従い前側へ向かう方向に延出されている。ワイヤガイド50の左側には、金属製で板状のカバープレート58が固定されており、カバープレート58は、ガイド溝54の左側を閉鎖している。
ワイヤガイド50の上部には、支持体としての例えばゴム製で筒状のロアカバー60の基端部が取付けられており、ロアカバー60は、上側へ向かうに従い前側へ向かう方向に延伸されている。ロアカバー60内は、ワイヤガイド50のガイド溝54の上端部に連通されており、ロアカバー60内には、一対のワイヤ46が挿通されている。
ロアカバー60の先端側(上側かつ前側)は、移動体を構成する保護材としての例えば樹脂製で筒状のバックルカバー62内に挿入されており、バックルカバー62は、ロアカバー60に比し硬質にされている。バックルカバー62は、ロアカバー60に沿ってスライド可能にされており、バックルカバー62内には、一対のワイヤ46が挿入されている。
バックルカバー62内には、移動体を構成する連動部材としてのバックル64が固定されており、バックル64には、一対のワイヤ46の先端部(後側端部)が連結されている。バックルカバー62は、バックル64を先端側(上側かつ前側)に露出させており、バックル64には、上記タングが着脱可能にされている。バックル64には、バックルスイッチ(図示省略)が設けられており、バックルスイッチは、バックル64にタングが装着されたことを検出すると共に、上記制御装置に電気的に接続されている。
(第1実施形態の作用・効果)
次に、本実施形態の作用を説明する。
以上の構成のリフトアップバックル装置10では、シートに乗員が着座しない際(シートに乗員が着座したことを着座センサが検出しない際)に、スライダ42及びシュー44がドライブスクリュ26及びレール38の前部に配置されて、バックルカバー62及びバックル64が下側かつ後側の格納位置に配置される。
シートに乗員が着座した際(シートに乗員が着座したことを着座センサが検出した際)には、制御装置の制御により、モータ14が正駆動されて、出力軸14A及びドライブスクリュ26が一方向に回転されることで、スライダ42及びシュー44がレール38のレール38に案内されつつ後側に移動される。このため、スライダ42と一体に一対のワイヤ46が先端側に移動されることで、バックルカバー62及びバックル64が上側かつ前側に移動されて上昇位置に配置される。さらに、巻取装置からウェビングが引出されて、バックル64にウェビングのタングが装着される。また、上昇位置に配置されたバックル64にタングが装着されるため、バックル64にタングを容易に装着できる。
バックル64にタングが装着された際(バックル64にタングが装着されたことをバックルスイッチが検出した際)には、制御装置の制御により、モータ14が逆駆動されて、出力軸14A及びドライブスクリュ26が他方向に回転されることで、スライダ42及びシュー44がレール38のレール38に案内されつつ前側に移動される。このため、スライダ42と一体に一対のワイヤ46が基端側に移動されることで、バックルカバー62及びバックル64が下側かつ後側に移動されて格納位置に配置される。これにより、バックル64と共にタングが下側かつ後側に移動されることで、乗員にウェビングが装着される。
ここで、ドライブスクリュ26の外周面には、移動抵抗調整部30が設けられており、移動抵抗調整部30がそれぞれ異なるねじ精度(ねじの等級)とされた雄螺子が形成された第1螺子区間32、第2螺子区間34及び第3螺子区間36(図2参照)により構成されている。このため、ドライブスクリュ26が回転することでスライダ42がドライブスクリュ26の長手方向に移動する際には、第1螺子区間32、第2螺子区間34及び第3螺子区間36のそれぞれのねじ精度によってドライブスクリュ26の回転のし易さが変化する。一般的に、ねじ精度が低い螺子区間では、ねじ精度が高い螺子区間に比べて雄螺子の雌螺子への当接部位が偏るため、当該当接部位に応力が集中しやすくなる。したがって、ドライブスクリュ26が回転し難くなり、ドライブスクリュ26に対するスライダ42の移動速度が低下する。本実施形態では、第1螺子区間32の雄螺子のねじ精度が第2螺子区間34及び第3螺子区間36の雄螺子のねじ精度より低くされていることから、第1螺子区間32にスライダ42が位置しているときには、スライダ42引いてはバックルカバー62及びバックル64の移動速度が低下する。第1螺子区間32は、バックルカバー62及びバックル64の上昇時の動き始めの位置及び下降時の動き終わりの位置に対応していることから、バックルカバー62及びバックル64の上昇時の動き始めの移動速度及び下降時の動き終わりの移動速度を遅くすることができる。
また、第3螺子区間36の雄螺子のねじ精度は、第2螺子区間34の雄螺子のねじ精度より低くされている。第3螺子区間36は、バックルカバー62及びバックル64の上昇時の動き終わりの位置及び下降時の動き始めの位置に対応していることから、バックルカバー62及びバックル64の上昇時の動き終わりの移動速度及び下降時の動き始めの移動速度を遅くすることができる。つまり、モータ14の回転数を制御することなく簡易な構成でバックルカバー62及びバックル64の動き始めと動き終わりのそれぞれの移動速度を遅くしてバックルカバー62及びバックル64の上質な作動を乗員に提供することができる。
なお、本実施形態では、第1螺子区間32及び第2螺子区間34と、第2螺子区間34及び第3螺子区間36とがそれぞれ隣接した構成とされているが、これに限らず、第1螺子区間32及び第3螺子区間36とにおいてそれぞれねじ精度を第2螺子区間34から徐々に変化させてもよいし、第1螺子区間32及び第2螺子区間34と、第2螺子区間34及び第3螺子区間36との間にそれぞれねじ精度を徐変させた徐変区間を設けてもよいし、第1螺子区間32から第3螺子区間36までの範囲全体でねじ精度を徐々に変化させる構成としてもよい。
(第2実施形態)
次に、図4の(A)及び(B)を用いて、本発明の第2実施形態に係るリフトアップバックル装置74について説明する。なお、前述した第1実施形態と基本的に同一構成部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
当接体としてのロアカバー60の先端側(上側かつ前側)は、図4(B)に示されるように、移動抵抗調整部としての左右一対の被当接面72を備えており、被当接面72は、バックル64の基端の移動範囲での両端部から中央部へ向けて一対の被当接面72同士が近接するように湾曲されている。バックルカバー62の基端には、左右一対の突出部76が形成されており、突出部76は、ロアカバー60側へ突出されている。バックルカバー62が移動される際には、突出部76は、被当接面72の先端側(前端側)及び基端側(後端側)と当接すると共に、被当接面72におけるロアカバー60の長手方向での略中央部と離間する。
なお、ドライブスクリュ26(図2参照)の外周には、前端部及び後端部を除き、雄螺子が形成されており、雄螺子は全体が同一のねじ精度とされている。
ここで、上記構成によっても、第1実施形態と同様の効果が得られる。
すなわち、バックルカバー62の上昇時の動き始めの位置及び下降時の動き終わりの位置(図中実線)では、突出部76は被当接面72と当接していることから、バックルカバー62の移動抵抗が比較的大きいため、バックルカバー62の上昇時の動き始めの移動速度及び下降時の動き終わりの移動速度を遅くすることができる。
また、バックルカバー62の移動範囲での中央部では、突出部76は被当接面72と離間する(図中二点鎖線Z)ことから、バックルカバー62の移動抵抗が比較的小さいため、バックルカバー62の移動速度を上昇時の動き始めの移動速度及び下降時の動き終わりの移動速度に比べて速くすることができる。
さらに、バックルカバー62の移動範囲での先端側では、突出部76は被当接面72と当接する(図中二点鎖線Y)ため、バックルカバー62の移動抵抗が比較的大きくなりバックルカバー62の上昇時の動き終わりの移動速度及び下降時の動き始めの移動速度を遅くすることができる。
被当接面72は、湾曲されていることから、被当接面72に対する突出部76の当接および離間はそれぞれ徐々に行われる。つまり、バックルカバー62の移動速度は徐々に変化する。これにより、モータ14の回転数を制御することなく簡易な構成でバックルカバー62及びバックル64の動き始めと動き終わりの移動速度を遅くしてバックルカバー62及びバックル64の上質な作動を乗員に提供することができる。
(第3実施形態)
次に、図5を用いて、本発明の第3実施形態に係るリフトアップバックル装置78について説明する。なお、前述した第1実施形態と基本的に同一構成部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
レール38の左壁86及び右壁88に移動抵抗調整部84が設けられている。左壁86及び右壁88は、長手方向両端部から長手方向略中央部に向けて互いに離間する方向に湾曲されており、左壁86の長手方向略中央部と右壁88の長手方向略中央部との間では、左壁86及び右壁88がそれぞれシュー44の側面と離間される。一方、左壁86の前端部と右壁88の前端部との間では、左壁86及び右壁88にそれぞれシュー44の側面が干渉する。同様に、左壁86の後端部と右壁88の後端部との間では、左壁86及び右壁88にそれぞれシュー44の側面が干渉する。
なお、ドライブスクリュ26(図2参照)の外周には、前端部及び後端部を除き、雄螺子が形成されており、雄螺子は全体が同一のねじ精度とされている。
ここで、上記構成によっても、第1実施形態と同様の効果が得られる。
すなわち、シュー44及びこれと連動するバックルカバー62の上昇時の動き始めの位置及び下降時の動き終わりの位置では、シュー44は左壁86の前端部と右壁88の前端部との間に位置するため、左壁86及び右壁88にそれぞれシュー44の側面が干渉する。したがって、シュー44の移動抵抗が比較的大きいため、シュー44引いてはバックルカバー62の上昇時の動き始めの移動速度及び下降時の動き終わりの移動速度を遅くすることができる。
また、シュー44の移動範囲での中央部では、シュー44の側面は左壁86の中央部及び右壁88の中央部とそれぞれ離間される。したがって、シュー44の移動抵抗が比較的小さいため、シュー44引いてはバックルカバー62の移動速度を上昇時の動き始めの移動速度及び下降時の動き終わりの移動速度に比べて速くすることができる。
さらに、シュー44の移動範囲での後端側では、シュー44は左壁86の後端部と右壁88の後端部との間に位置するため、左壁86及び右壁88にそれぞれシュー44の側面が干渉する。したがって、シュー44の移動抵抗が比較的大きいため、シュー44引いてはバックルカバー62上昇時の動き終わりの移動速度及び下降時の動き始めの移動速度を遅くすることができる。
左壁86及び右壁88は、湾曲されていることから、左壁86及び右壁88に対するシュー44の当接および離間はそれぞれ徐々に行われる。つまり、バックルカバー62の移動速度は徐々に変化する。これにより、モータ14の回転数を制御することなく簡易な構成でバックルカバー62及びバックル64の動き始めと動き終わりの移動速度を遅くしてバックルカバー62及びバックル64の上質な作動を乗員に提供することができる。
(第4実施形態)
次に、図6を用いて、本発明の第4実施形態に係るリフトアップバックル装置99について説明する。なお、前述した第1実施形態と基本的に同一構成部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
図6に示されるように、停止ブロック16Bの後側には、吸収体としての略矩形板状のダンパ90が配置されており、ダンパ90は、一例としてゴム製とされて、弾性を有している。ダンパ90には、レール38の内部にてスライダ42及びシュー44側へ突出された移動抵抗調整部100が一体に形成されている。移動抵抗調整部100は、スライダ42及びシュー44が衝突すると、弾性変形しながらスライダ42及びシュー44の運動エネルギーを吸収する。
また、軸支孔52には、吸収体としてのダンパ94が配置されており、ダンパ94は、一例としてゴム製とされて、弾性を有している。ダンパ94には、移動抵抗調整部102が一体に形成されており、移動抵抗調整部102は、レール38の内部にてスライダ42及びシュー44側へ突出されている。移動抵抗調整部102は、スライダ42及びシュー44が衝突すると、弾性変形しながらスライダ42及びシュー44の運動エネルギーを吸収する。
なお、ドライブスクリュ26(図2参照)の外周には、前端部及び後端部を除き、雄螺子が形成されており、雄螺子は全体が同一のねじ精度とされている。
ここで、スライダ42及びシュー44が移動抵抗調整部100、102に衝突すると、スライダ42及びシュー44の運動エネルギーが吸収されて移動抵抗が徐々に大きくなるため、スライダ42及びシュー44の移動速度を遅くさせることができる。つまり、モータ14の回転数を制御することなく簡易な構成でバックルカバー62及びバックル64の動き終わりの移動速度を遅くしてバックルカバー62及びバックル64の上質な作動を乗員に提供することができる。
12 シートベルト装置
26 ドライブスクリュ(駆動部材)
30 移動抵抗調整部
38 案内体(当接体)
42 スライダ(移動体)
44 シュー(移動体)
46 ワイヤ(移動体)
60 ロアカバー(当接体)
62 バックルカバー(移動体)
64 バックル(移動体)
70 移動抵抗調整部
76 突出部
84 移動抵抗調整部
100 移動抵抗調整部
102 移動抵抗調整部

Claims (5)

  1. シートベルト装置に設けられ、移動される移動体と、
    前記移動体の移動経路に設けられ、前記移動体の移動抵抗を変化させる移動抵抗調整部と、
    を備えた移動装置。
  2. 前記移動体と螺合され、回転することで前記移動体を長手方向に移動させる駆動部材を備え、
    前記移動抵抗調整部は、前記駆動部材に設けられかつ前記移動体の移動に伴って前記移動体の前記駆動部材に対する移動抵抗を変化させる、
    請求項1記載の移動装置。
  3. 前記移動体が相対移動する当接体を備え、
    前記移動抵抗調整部は、前記当接体に設けられかつ前記移動体の移動に伴って前記移動体と前記当接体との当接状況を変化させる、
    請求項1又は請求項2記載の移動装置。
  4. 前記移動体に設けられ、前記当接体側に突出される突出部を備えた、
    請求項3記載の移動装置。
  5. 前記移動抵抗調整部は、前記移動体の移動経路側へ突出し、前記移動体が衝突すると前記移動体の運動エネルギーを吸収する、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の移動装置。
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