JP6341893B2 - バックル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シートベルト装置のバックルを移動させるバックル装置に関する。
移動可能なバックルにコード部材が接続されたバックル装置がある(一例として、下記特許文献1を参照)。この種のバックル装置では、バックルが移動されると、バックルとコード部材との接続部分にバックルとコード部材とを離間させる荷重が作用する。
独国特許公開第102013009488号明細書
本発明は、上記事実を考慮して、バックルとコード部材との接続部分にバックルとコード部材とを離間させる荷重が作用することを防止又は抑制できるバックル装置を得ることが目的である。
請求項1に記載のバックル装置は、シートベルト装置のタングが係合されると共に、車体に対して移動可能とされたバックルと、長手方向を中心軸線とする螺旋状に形成され、螺旋の中心軸線方向へ弾性的に伸縮可能な伸縮部が長手方向先端部よりも長手方向基端側に設けられ、長手方向先端部が前記バックル側へ接続されるコード部材と、前記コード部材の螺旋の内側から前記コード部材へ係合される内側保持部と、連絡片を介して前記内側保持部へ繋げられ、前記コード部材の螺旋の外側から前記コード部材へ係合される外側保持部とを有し、前記バックルと共に移動可能に設けられ、前記コード部材の長手方向先端部よりも前記コード部材の長手方向基端側で前記コード部材を保持して前記コード部材における長手方向先端部と前記バックル側の接続部分とを離間させる荷重が前記コード部材における長手方向先端部と前記バックル側の接続部分との間に作用することを抑制する先端側保持手段と、を備えている。
請求項1に記載のバックル装置では、コード部材の長手方向先端部よりも長手方向基端側が、先端側保持手段によって保持される。先端側保持手段は、バックルと共に移動可能に設けられるため、コード部材において先端側保持手段によって保持された部分は、バックルと共に移動可能にされる。これによって、バックルが移動された際に、コード部材の長手方向先端部とバックル側との接続を離間させるような荷重が、コード部材の長手方向先端部とバックル側との間に作用することを防止又は抑制できる。
また、本バックル装置によれば、コード部材の伸縮部は、コード部材の長手方向を中心軸線とする螺旋状に形成され、弾性的に長手方向へ伸縮可能とされている。このため、伸縮部における撓みの発生を抑制できる。
また、本バックル装置によれば、コード部材の伸縮部は、先端側保持手段の内側保持部によって伸縮部の螺旋の径方向内側から係合され、連絡片を介して前記内側係合部へ繋げられた先端側保持手段の外側保持部によって伸縮部の螺旋の径方向外側から係合され、これによって、コード部材の伸縮部は、先端側保持手段の内側保持部と外側保持部とによって保持される。このため、コード部材の伸縮部の螺旋形状が大きく崩れることなくコード部材の伸縮部を保持できる。
請求項に記載のバックル装置は、シートベルト装置のタングが係合されると共に、車体に対して移動可能とされたバックルと、長手方向を中心軸線とする螺旋状に形成され、螺旋の中心軸線方向へ弾性的に伸縮可能な伸縮部が長手方向先端部よりも長手方向基端側に設けられ、長手方向先端部が前記バックル側へ接続されるコード部材と、前記バックルの前記車体に対する移動方向側へ長くされ、前記コード部材の螺旋の内側から前記コード部材へ係合される内側保持部と、前記コード部材の螺旋の外側から前記コード部材へ係合される外側保持部とを有し、前記バックルと共に移動可能に設けられ、前記コード部材の長手方向先端部よりも前記コード部材の長手方向基端側で前記コード部材を保持して前記コード部材における長手方向先端部と前記バックル側の接続部分とを離間させる荷重が前記コード部材における長手方向先端部と前記バックル側の接続部分との間に作用することを抑制する先端側保持手段と、を備えている。
請求項2に記載のバックル装置では、コード部材の長手方向先端部よりも長手方向基端側が、先端側保持手段によって保持される。先端側保持手段は、バックルと共に移動可能に設けられるため、コード部材において先端側保持手段によって保持された部分は、バックルと共に移動可能にされる。これによって、バックルが移動された際に、コード部材の長手方向先端部とバックル側との接続を離間させるような荷重が、コード部材の長手方向先端部とバックル側との間に作用することを防止又は抑制できる。
また、本バックル装置によれば、コード部材の伸縮部は、コード部材の長手方向を中心軸線とする螺旋状に形成され、弾性的に長手方向へ伸縮可能とされている。このため、伸縮部における撓みの発生を抑制できる。
また、本バックル装置によれば、先端側保持手段は、内側保持部と、外側保持部とを備えている。内側保持部は、バックルの車体に対する移動方向側へ長くされ、伸縮部の螺旋の径方向内側から係合され、外側保持部は、伸縮部の螺旋の径方向外側から係合される。これによって、コード部材の伸縮部は、先端側保持手段の内側保持部と外側保持部とによって保持される。このため、コード部材の伸縮部の螺旋形状が大きく崩れることなくコード部材の伸縮部を保持できる。
請求項に記載のバックル装置は、請求項又は請求項に記載のバックル装置において、前記車体側に設けられ、前記バックルが移動可能に支持される支持手段と、前記支持手段に設けられ、前記コード部材において前記伸縮部の長手方向基端部を保持する基端側保持手段と、を備えている。
請求項に記載のバックル装置によれば、バックルは、車体側に設けられた支持手段によって移動可能に支持される。この支持手段には、基端側保持手段が設けられており、コード部材の伸縮部の長手方向基端部は、基端側保持手段によって保持される。このため、バックルが支持手段に対して移動された際に、コード部材の伸縮部の長手方向基端部よりもコード部材の長手方向基端側部分を移動させる荷重が、コード部材の伸縮部の長手方向基端部よりもコード部材の長手方向基端側部分に作用することを防止又は抑制できる。
以上説明したように、本発明に係るバックル装置では、バックルとコード部材との接続部分にバックルとコード部材とを離間させる荷重が作用することを防止又は抑制できる。
第1の実施の形態に係るバックル装置が適用されたシートベルト装置の側面図である。 第1の実施の形態に係るバックル装置の側面断面図である。 バックルカバーが移動された状態を示す図2に対応する側面断面図である。 図3の4−4線に沿った断面図である。 バックルカバーの第1カバー部材及びカールコードの螺旋部とその周辺の構成を示す斜視図である。 カールコードが伸ばされた状態を示す図5に対応する斜視図である。 保持ブラケットの斜視図である。 カールコードの螺旋部の長手方向先端部の保持の構成と、カールコードの螺旋部の長手方向基端部の保持の構成を示す断面図である。 第2の実施の形態でのカールコードの螺旋部の長手方向先端部の保持の構成を示す断面図である。
次に、本発明の実施の形態に係るバックル装置10を図1から図9に基づいて説明する。なお、各図において矢印FRは本バックル装置10が適用された車両前側を示し、矢印OUTは車幅方向外側を示し、矢印UPは車両上側を示す。
<第1の実施の形態の構成>
図1に示されるように、第1の実施の形態に係るバックル装置10は、シートベルト装置12を構成している。シートベルト装置12は、ウェビング巻取装置14を備えている。ウェビング巻取装置14は、車両のセンターピラー16の車両下側で車体に固定されている。また、ウェビング巻取装置14は、スプール18を備えている。スプール18の中心軸線方向は、車両前後方向に沿っており、スプール18は、中心軸線周りに回転可能とされている。スプール18には、長尺帯状のウェビング20の長手方向基端部が係止され、ウェビング20は、スプール18の外周部に巻取られている。また、ウェビング巻取装置14は、渦巻きばね等のスプール付勢部材を備えており、スプール18は、スプール付勢部材によってウェビング20を巻取る際の回転方向である巻取方向へ付勢されている。
また、ウェビング巻取装置14は、ロック機構(図示省略)を備えている。ロック機構は、車両衝突時等の車両緊急時に作動され、ロック機構が作動されると、ウェビング巻取装置14のスプール18は、ロック機構によって巻取方向とは反対の引出方向への回転が阻止され、スプール18からのウェビング20の引出しが阻止される。
さらに、ウェビング巻取装置14は、プリテンショナ(図示省略)を備えている。プリテンショナは、車両衝突時等の車両緊急時に作動され、プリテンショナが作動されると、ウェビング巻取装置14のスプール18は、プリテンショナによって巻取方向へ回転され、ウェビング20がスプール18に巻取られる。
一方、ウェビング巻取装置14の車両上側には、スルーアンカ22が設けられている。スルーアンカ22は、センターピラー16の車両上側の端部近傍で車体に支持されている。スルーアンカ22には、スルーアンカスリット孔24が形成されており、ウェビング巻取装置14のスプール18から引出されたウェビング20の長手方向先端側は、スルーアンカ22のスルーアンカスリット孔24を通って車両下側へ折返されている。
また、センターピラー16の車両下側の端部の近傍には、アンカプレート26が設けられており、アンカプレート26には、スルーアンカ22のスルーアンカスリット孔24を通って車両下側へ折返されたウェビング20の先端部が係止されている。ウェビング20のアンカプレート26とスルーアンカ22との間の部分には、タング28が設けられている。タング28には、スリット状のウェビング挿通孔30が形成されており、ウェビング挿通孔30には、ウェビング20が挿通されている。これによって、タング28は、ウェビング20に沿って移動できる。
一方、本シートベルト装置12が適用される車両用のシート32の車幅方向内側には、バックル装置10が設けられている。バックル装置10は、バックル駆動装置34を備えている。バックル駆動装置34は、スライダガイド機構として駆動力伝達手段を構成すると共に支持手段を構成するガイドレール36を備えている。ガイドレール36は、鉄又はステンレス等の金属板材によって形成されており、ボルト等の締結手段によって車両の床部38又はシート32の骨格部材等の車体側に固定されている。図2に示されるように、ガイドレール36は、スライダガイド部としての一対のガイド壁40、42を備えている。図4に示されるように、ガイド壁40、42は、車幅方向に対向されており、ガイド壁40、42の間には、駆動部として駆動力伝達手段を構成するドライブスクリュウ44が設けられている。ドライブスクリュウ44の中心軸線方向は、車両前後方向に沿っており、ドライブスクリュウ44は、中心軸線周りに回転自在とされている。
一方、図2に示されるように、ガイドレール36の車両前側には、駆動力出力手段としてのモータアクチュエータ46が設けられている。モータアクチュエータ46には、ドライブスクリュウ44の車両前側の端部が連結されており、ドライブスクリュウ44は、モータアクチュエータ46のモータから出力される駆動力によってドライブスクリュウ44の中心軸線周りに回転される。モータアクチュエータ46は、モータドライバやECU等の制御手段(図示省略)に電気的に接続されている。
この制御手段は、例えば、本バックル装置10が適用されるシートに対応する車両のドアの開閉を検出するカーテシスイッチ等のドア開閉検出手段又はシートのシートクッションに設けられた荷重センサ等の乗員検出手段等の検出手段に電気的に接続されている。さらに、制御手段は、後述するバックル72に設けられてバックル72にタングが係合されたことを検出するバックルスイッチ(何れも図示省略)に電気的に接続されている。モータアクチュエータ46は、ドア開閉検出手段や乗員検出手段等の検出手段やバックルスイッチ等から出力される電気信号に基づいて制御される。
一方、ガイドレール36のガイド壁40とガイド壁42との間には、スライダ48が設けられている。スライダ48は、ブロック状に形成されており、図4に示されるように、スライダ48の車幅方向側面が、ガイドレール36のガイド壁40、42に当接されている。また、スライダ48には、ドライブスクリュウ44が貫通されるねじ孔が形成されており、スライダ48は、ドライブスクリュウ44が回転することによって、ガイド壁40、42に案内されて車両前後方向へスライドされる。
また、図2に示されるように、バックル装置10は、連結部材としての一対のワイヤロープ50を備えている。これらワイヤロープ50は、長尺状に形成されており、図4に示されるように、車幅方向に並んで設けられている。図2に示されるように、ワイヤロープ50の長手方向中間部よりも基端側では、ワイヤロープ50の長手方向が車両前後方向に沿っており、更に、ワイヤロープ50の長手方向基端部は、ドライブスクリュウ44よりも車両下側でスライダ48に連結されている。このため、スライダ48が車両前後方向へスライドされると、ワイヤロープ50がその長手方向へ移動される。
さらに、ガイドレール36の車両後側には、ガイドレール36と共に支持手段を構成するワイヤガイド52が設けられている。ワイヤガイド52には、ワイヤガイド溝54が形成されている。ワイヤガイド溝54は、ワイヤガイド52の車幅方向内側面で開口している。ワイヤガイド52の車幅方向内側には、ガイドレール36及びワイヤガイド52と共に支持手段を構成するカバープレート56(図1参照)が設けられている。カバープレート56は、鉄やステンレス等の金属平板によって形成されており、ワイヤガイド52のワイヤガイド溝54は、カバープレート56によって車幅方向内側から閉じられている。
また、ワイヤガイド溝54の長手方向一端は、ワイヤガイド52の車両前側面で開口されている。さらに、ワイヤガイド溝54は、長手方向中間部で車幅方向を軸方向とする軸周り方向に湾曲されており、ワイヤガイド溝54の長手方向他端は、ワイヤガイド52の車両上側面で開口されている。ワイヤガイド溝54には、ワイヤロープ50が通されており、ワイヤロープ50の長手方向中間部よりも先端側は、ワイヤガイド溝54の長手方向他端から車両前斜め上側(図2の矢印A方向)へ延びている。
また、バックル装置10は、ガイドレール36、ワイヤガイド52及びカバープレート56と共に支持手段を構成するカバー支持部材としてのバックルガイド58を備えている。バックルガイド58は、合成樹脂材によって断面長方形の筒形状に形成されており、バックルガイド58の長手方向は、車両上下方向に対して車両前後方向へ傾斜した方向(図2の矢印A方向及び矢印B方向)とされている。バックルガイド58の車両下側の端部は、ワイヤガイド52に直接又は他の部材を介して間接的に固定されており、これによって、バックルガイド58は、ワイヤガイド52及びガイドレール36を介して車体側に固定されている。
バックルガイド58の内側には、隔壁60が形成されている。隔壁60は、バックルガイド58の幅方向中間部に形成されており、隔壁60は、バックルガイド58の長手方向略全域に連続して形成されている。バックルガイド58の内側の空間は、隔壁60によってバックルガイド58の幅方向一側(図2の矢印E方向側)のコード収容部62と、バックルガイド58の幅方向他側(図2の矢印F方向側)のワイヤ収容部64とに仕切られている。ワイヤガイド52のワイヤガイド溝54の長手方向他端から車両前斜め上側(図2の矢印A方向)へ延びたワイヤロープ50は、バックルガイド58のワイヤ収容部64の内側を通っている。
一方、図2に示されるように、バックル装置10は、移動部材としてのバックルカバー66を備えている。バックルカバー66は、図2に示される第1カバー部材68と図1に示される第2カバー部材70とを備えている。これらの第1カバー部材68及び第2カバー部材70は、合成樹脂材によって形成されており、第1カバー部材68と第2カバー部材70とが車幅方向に互いに組付けられて一体とされることによってバックルカバー66が形成される。第1カバー部材68と第2カバー部材70との組付状態で、バックルカバー66は、長手方向が車両上下方向に対して車両前後方向へ傾斜した方向(図2の矢印A方向及び矢印B方向)とされた筒形状となる。
図2に示されるように、バックルカバー66の内側には、バックルガイド58が入っており、バックルカバー66は、バックルガイド58に案内されて、バックルガイド58の長手方向(図2の矢印A方向及び矢印B方向)へ移動可能とされている。
バックルカバー66内における車両上側部分には、バックル72が設けられている。バックル72は、バックルボデー74を備えている。バックルボデー74は、長手方向がバックルカバー66の長手方向と略同方向とされた底板の幅方向両端部から車幅方向内側へ縦壁が延出された断面U字形状に形成されており、バックルボデー74の内側には、ラッチ等のバックル72の構成部品(図示省略)が設けられている。バックルボデー74の車両前斜め上側からバックルボデー74の両縦壁の間にタング28が挿入されると、タング28に形成された孔部にラッチが入り、これによって、タング28がバックル72に係合される。
一方、図2に示されるように、本バックル装置10は、コード部材としてのカールコード76を備えている。カールコード76は、被覆部78を備えている。図5に示されるように、被覆部78は、合成樹脂材によって細幅の長尺帯状に形成されている。図8に示されるように、被覆部78の内側には、複数のコード部80が設けられており、これらのコード部80は、被覆部78の幅方向に一列に並んで配置されている。
また、カールコード76は、螺旋部82を備えている。螺旋部82は、バックルガイド58のコード収容部62内に配置されており、螺旋部82では、カールコード76の被覆部78が螺旋(ヘリカル)形状に成形され、螺旋部82は、螺旋の中心軸線方向へ弾性的に伸縮可能とされている。図5に示されるように、カールコード76の被覆部78内のコード部80は、螺旋部82の長手方向先端部から更に延びており、コード部80の長手方向先端部は、バックル72に設けられたバックルスイッチの端子(図示省略)へ機械的及び電気的に接続されている。これに対して、カールコード76のコード部80の長手方向基端部は、上述した制御手段(図示省略)に直接又は間接的電気的に接続されている。
図5及び図8に示されるように、カールコード76の螺旋部82の長手方向基端側には、基端側保持手段としての合成樹脂材製の結束バンド84が設けられている。結束バンド84は、ロック部86を備えている。ロック部86は、ブロック状に形成されており、カールコード76の螺旋部82の外側でカールコード76の被覆部78の厚さ方向に螺旋部82と対向配置されている。ロック部86には、クリップ88が形成されている。図8に示されるように、クリップ88は、略円柱形状の首部90を備えている。首部90は、ロック部86を挟んでカールコード76の螺旋部82とは反対側へ向けてロック部86から突出形成されている。
首部90のロック部86とは反対側には、クリップ係止部92が形成されている。クリップ係止部92は、首部90とは反対側へ向けて先細の円錐形状又は円錐台形状とされている。クリップ係止部92の首部90側の外径寸法は、首部90の外径寸法よりも大きくされており、クリップ係止部92は、首部90に対する同軸上に形成されている。クリップ88に対応して、ガイドレール36のガイド壁42の車両後側端部からは保持片94が車両後側へ延出されている。保持片94は、ワイヤガイド52の車両後側で車幅方向外側へ曲げられて車幅方向外側へ延びており、更に、ワイヤガイド52のワイヤガイド溝54を閉じるカバープレート56の車両後側で車両後側へ曲げられて車両後側へ延びている。保持片94の車両後側端部には、保持孔96が形成されており、クリップ88の首部90が保持孔96の内側に配置されるように、クリップ88は保持片94の保持孔96に貫通配置されている。これによって、クリップ88は、保持片94に係止されて保持され、ひいては、ガイドレール36に保持されている。
一方、図5に示されるように、結束バンド84のロック部86には、断面略矩形の孔部98が形成されている。図8に示されるように、孔部98は、バックルガイド58の長手方向に貫通されている。また、ロック部86には、細幅帯状のバンド部100が形成されている。バンド部100は、ロック部86における孔部98のクリップ88とは反対側部分から車両後ろ斜め下側(図8の矢印B方向側)へ向けて延びている。
バンド部100は、カールコード76の螺旋部82において、最も車両後斜め下側の螺旋部分における幅方向一側(図8においては、矢印B方向側)の端部の側方から螺旋部82の螺旋の径方向内側へ入って車両前斜め上側へ折返されている。バンド部100の長手方向先端側は、更に、螺旋部82における幅方向他側(図8においては、矢印A方向側)の端部の側方から螺旋部82の螺旋の径方向外側へ延び、ロック部86の孔部98の車両前斜め上側の端部から孔部98へ挿入されており、バンド部100の長手方向先端部は、孔部98の車両後ろ斜め下側の端部から車両後ろ斜め下側へ延びている。
バンド部100は、ロック部86の孔部98の内側でロック係合部(図示省略)に係合され、これによって、バンド部100は、孔部98から車両前斜め上側へ抜ける方向への移動が阻止されている。これによって、カールコード76の螺旋部82の長手方向基端部は、螺旋部82の螺旋の径方向外側と螺旋の径方向内側とから結束バンド84に係合され、これによって、螺旋部82の長手方向基端部が結束バンド84によって保持されている。上記のように、結束バンド84は、ガイドレール36の保持片94に保持されているため、カールコード76の螺旋部82の長手方向基端部は、結束バンド84を介してガイドレール36に保持され、更には、ワイヤガイド52に保持されている。
一方、図5に示されるように、カールコード76の螺旋部82の長手方向先端側には、先端側保持手段としての合成樹脂材製の保持ブラケット102が設けられている。図7に示されるように、保持ブラケット102は、取付部104を備えており、保持ブラケット102の取付部104は、バックルカバー66の第1カバー部材68の長手方向先端部(図8の矢印A方向側の端部)の内側における車両上側部分に形成されたカバー側保持部(図示省略)に取付けられ、これによって、保持ブラケット102は、バックルカバー66の第1カバー部材68に保持されている。
また、保持ブラケット102の取付部104の車幅方向外側部分には、ベース部106が形成されている。ベース部106は、取付部104から車両下側へ延びている。ベース部106の車両下側端部からは、車幅方向内側へ向けて連絡片108が延びており、更に、連絡片108の車幅方向内側端部には、内側保持部110が形成されている。内側保持部110は、棒状に形成されており、内側保持部110の長手方向は、車両上下方向に対して車両前後方向へ傾斜した方向(図5の矢印A方向及び矢印B方向)とされている。内側保持部110は、カールコード76の螺旋部82の長手方向先端部における螺旋の径方向内側に入っており、螺旋の径方向内側から螺旋部82に係合している。
一方、保持ブラケット102の取付部104の車幅方向外側部分には、外側保持部112が形成されている。外側保持部112は、車幅方向外側へ向けて開口した凹形状に湾曲されており、カールコード76の螺旋部82の長手方向先端部における螺旋の径方向外側から螺旋部82に係合している。このように、保持ブラケット102は、外側保持部112と内側保持部110とが、カールコード76の螺旋部82の長手方向先端部における螺旋の径方向外側及び内側から螺旋部82の長手方向先端部に係合され、これによって、カールコード76の螺旋部82の長手方向先端部が保持ブラケット102に保持されている。上記のように、保持ブラケット102は、バックルカバー66の第1カバー部材68に保持されているため、カールコード76の螺旋部82の長手方向先端部は、保持ブラケット102を介して間接的にバックルカバー66の第1カバー部材68に保持される。
<第1の実施の形態の作用、効果>
本シートベルト装置12のバックル装置10は、例えば、シート32に対応した車両のドアが閉状態から開状態に変化すると、このドアの開閉状態の変化によってカーテシスイッチ等のドア開閉検出手段等の検出手段によって検出される。また、例えば、乗員114がシートに着座すると、シートのシートクッション等に設けられた荷重センサ等の乗員検出手段等の検出手段によってシートへの乗員114の着座が検出される。
このような車両への乗員114の乗車に伴うドアやシートの状態の変化によって検出手段から制御手段へ出力される電気信号のレベルが切替わる。これによってモータアクチュエータ46が駆動されて、ドライブスクリュウ44が回転されると、スライダ48がガイドレール36のガイド壁40、42に案内されて車両後側へスライドされる。これによって、ワイヤロープ50が長手方向先端側へ移動されると、バックルボデー74がワイヤロープ50によって車両前斜め上側へ押圧される。
このワイヤロープ50からの押圧力がバックルボデー74を介してバックルカバー66に伝わると、バックルカバー66がバックルガイド58に案内され、これによって、図3に示されるように、バックルカバー66が、車両前斜め上側へ移動される。このように、バックルカバー66が移動されることによって、乗員114はシートベルト装置のウェビングに設けられたタングをバックル72へ容易に係合させることができ、ウェビングを容易に装着できる。
ところで、カールコード76の螺旋部82の長手方向先端部からはカールコード76のコード部80が引出され、カールコード76のコード部80の長手方向先端部は、バックル72のバックルスイッチの端子に電気的及び機械的に接続される。このため、モータアクチュエータ46の駆動力によって、バックルカバー66がバックルガイド58に案内されて移動されると、バックル72のバックルスイッチの端子に接続されたカールコード76のコード部80の長手方向先端部がバックルカバー66と共に移動される。
ここで、バックルカバー66の第1カバー部材68の長手方向先端部(図2の矢印A方向側の端部)の内側における車両上側部分に設けられた保持ブラケット102には、カールコード76の長手方向先端部が保持されている。モータアクチュエータ46の駆動力によって、バックルカバー66が移動されると、保持ブラケット102がバックルカバー66と共に移動され、これによって、図3及び図6に示されるように、カールコード76の螺旋部82の長手方向先端部がバックルカバー66と共に移動される。
したがって、モータアクチュエータ46の駆動力によって、バックルカバー66が移動されても、カールコード76の螺旋部82の長手方向先端部と、カールコード76のコード部80の長手方向先端部(バックル72のバックルスイッチとの接続部分)との間に相対変位が生じないか、カールコード76の螺旋部82の長手方向先端部と、との間に生じる相対変位が小さい。
このため、モータアクチュエータ46の駆動力によって、バックルカバー66が移動されても、カールコード76のコード部80の長手方向先端部をバックル72のバックルスイッチの端子から離すような引張力がカールコード76のコード部80の長手方向先端部に作用しないか、又は、このような引張力が小さい。したがって、モータアクチュエータ46の駆動力によって、バックルカバー66が移動されても、カールコード76のコード部80の長手方向先端部とバックル72のバックルスイッチの端子との電気的及び機械的な接続を良好に維持できる。
また、カールコード76の螺旋部82の長手方向先端部には、螺旋部82の螺旋の径方向内側から保持ブラケット102の内側保持部110が係合され、螺旋の径方向外側から保持ブラケット102の外側保持部112が係合され、これによって、螺旋部82の長手方向先端部が保持ブラケット102に保持される。ここで、保持ブラケット102の内側保持部110の長手方向は、車両上下方向に対して車両前後方向へ傾斜した方向(図2及び図3の矢印A方向及び矢印B方向)とされている。このため、カールコード76の螺旋部82の長手方向先端部において螺旋形状を大きく崩すような曲げを生じさせることなくカールコード76の螺旋部82の長手方向先端部を保持ブラケット102に保持させることができる。
一方、カールコード76の螺旋部82の長手方向基端部は、結束バンド84に保持されており、更に、カールコード76の螺旋部82の長手方向基端部は、結束バンド84を介してワイヤガイド52に保持されている。これによって、モータアクチュエータ46の駆動力によって、バックルカバー66が移動されると、カールコード76は、螺旋部82の長手方向基端部と螺旋部82の長手方向先端部との間で伸縮が生じる。
このため、モータアクチュエータ46の駆動力によって、バックルカバー66が移動されても、カールコード76において、結束バンド84に保持された螺旋部82の長手方向基端部よりもカールコード76の長手方向基端側では、カールコード76の長手方向の変位が生じないか、又は、カールコード76の長手方向の変位が小さい。したがって、モータアクチュエータ46の駆動力によって、バックルカバー66が移動されても、カールコード76の長手方向基端部と、ECU等の端子等との電気的及び機械的な接続を良好に維持できる。
また、カールコード76の螺旋部82の長手方向基端部では、結束バンド84のバンド部100が、螺旋部82の螺旋の径方向内側から螺旋部82に係合され、結束バンド84のロック部86が、螺旋部82の螺旋の径方向外側から螺旋部82に係合され、これによって、螺旋部82の長手方向基端部が、結束バンド84によって保持される。
ここで、螺旋部82における被覆部78の幅方向一側の端部の側方から螺旋部82の螺旋の径方向内側に入った結束バンド84のバンド部100は、螺旋部82の螺旋の径方向内側で車両前斜め上下側へ延びて螺旋部82における被覆部78の幅方向他側の端部の側方から螺旋部82の螺旋の径方向外側に出ている。このため、カールコード76の螺旋部82の長手方向基端部において螺旋形状を大きく崩すような曲げを生じさせることなくカールコード76の螺旋部82の長手方向基端部を結束バンド84によって保持させることができる。
また、モータアクチュエータ46の駆動力によって、バックルカバー66が移動されると、カールコード76において保持ブラケット102に保持された螺旋部82の長手方向先端部と結束バンド84に保持された螺旋部82の長手方向基端部とが、バックルガイド58及びバックルカバー66の長手方向に接近、離間される。
ここで、カールコード76の螺旋部82は、その長手方向に弾性的に伸縮可能である。このため、上記のように、カールコード76の螺旋部82の長手方向先端部と長手方向基端部とが、バックルガイド58及びバックルカバー66の長手方向に接近、離間されることによって、螺旋部82が、その長手方向に弾性的に伸縮される。このため、カールコード76の螺旋部82の長手方向先端部と長手方向基端部とが接近、離間される際に、螺旋部82の長手方向中間部が撓んでバックルカバー66の内側面や、バックルガイド58の内側面等に衝突することを防止又は抑制できる。これによって、モータアクチュエータ46の駆動力によって、バックルカバー66が移動された際の静粛性能を向上できる。
また、本実施の形態では、クリップ88がガイドレール36のガイド壁42の保持片94に保持される。ガイドレール36は、鉄又はステンレス等の金属板材によって形成されており、モータアクチュエータ46やドライブスクリュウ44等を支持できる剛性を有している。このため、クリップ88を強固に保持できる。
一方、クリップ88のバンド部100の長手方向先端部は、クリップ88のロック部86の孔部98の車両後ろ斜め下側の端部から車両後ろ斜め下側へ延びている。このため、バンド部100の長手方向先端部が、カールコード76の螺旋部82において、車両後斜め下側から2番目の螺旋部分等に当接することがない。このため、カールコード76の螺旋部82を円滑に伸縮させることができる。
なお、本実施の形態では、クリップ88を保持する部分が、ガイドレール36に形成された構成であったが、クリップ88を保持する部分は、カバープレート56又はバックルカバー66等、ガイドレール36以外の部材に形成されてもよい。
<第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態について説明する。なお、本実施の形態を説明するにあたり、前記第1の実施の形態と基本的に同一の部位については、同一の符号を付与してその詳細な説明を省略する。
図9に示されるように、本実施の形態では、バックルカバー66の第1カバー部材の内側にカバー側保持部122が形成されている。カバー側保持部122は、バックルカバー66の長手方向に貫通されており、カバー側保持部122を貫通するように先端側保持手段としての結束バンド124を配置できる。本実施の形態における結束バンド124は、基本的に前記第1の実施の形態における結束バンド84と同じ構成であるが、結束バンド124は、結束バンド84とは異なりクリップ88を備えていない。
カバー側保持部122を貫通された結束バンド124のバンド部100は、カールコード76の螺旋部82の長手方向先端部における幅方向一側の端部の側方から螺旋部82の螺旋の径方向内側へ入って車両後斜め下側へ折返されている。バンド部100の長手方向先端側は、更に、カールコード76の螺旋部82の長手方向先端部における幅方向他側の端部の側方から螺旋部82の螺旋の径方向外側へ延び、ロック部86の孔部98の車両後斜め下側の端部から孔部98へ挿入されている。
本実施の形態では、カールコード76の螺旋部82の長手方向先端部は、結束バンド124に保持されており、更に、カールコード76の螺旋部82の長手方向先端部は、結束バンド124を介してバックルカバー66に保持される。このため、モータアクチュエータ46の駆動力によって、バックルカバー66が移動されると、保持ブラケット102がバックルカバー66と共に移動され、これによって、カールコード76の螺旋部82の長手方向先端部がバックルカバー66と共に移動される。
したがって、モータアクチュエータ46の駆動力によって、バックルカバー66が移動されても、カールコード76の螺旋部82の長手方向先端部と、カールコード76のコード部80の長手方向先端部(バックル72のバックルスイッチとの接続部分)との間に相対変位が生じないか、カールコード76の螺旋部82の長手方向先端部と、との間に生じる相対変位が小さい。
このため、モータアクチュエータ46の駆動力によって、バックルカバー66が移動されても、カールコード76のコード部80の長手方向先端部をバックル72のバックルスイッチの端子から離すような引張力がカールコード76のコード部80の長手方向先端部に作用しないか、又は、このような引張力が小さい。したがって、モータアクチュエータ46の駆動力によって、バックルカバー66が移動されても、カールコード76のコード部80の長手方向先端部とバックル72のバックルスイッチの端子との電気的及び機械的な接続を良好に維持できる。
また、カールコード76の螺旋部82の長手方向先端部では、結束バンド124のバンド部100が、螺旋部82の螺旋の径方向内側から螺旋部82に係合され、結束バンド124のロック部86が、螺旋部82の螺旋の径方向外側から螺旋部82に係合され、これによって、螺旋部82の長手方向先端部が、結束バンド124によって保持される。
ここで、螺旋部82における被覆部78の幅方向一側の端部の側方から螺旋部82の螺旋の径方向内側に入った結束バンド124のバンド部100は、螺旋部82の螺旋の径方向内側で車両後斜め下側へ延びて螺旋部82における被覆部78の幅方向他側の端部の側方から螺旋部82の螺旋の径方向外側に出ている。このため、カールコード76の螺旋部82の長手方向先端部において螺旋形状を大きく崩すような曲げを生じさせることなくカールコード76の螺旋部82の長手方向先端部を結束バンド124によって保持させることができる。
なお、上記の各実施の形態では、先端側保持手段が、バックルカバー66やバックル72とは別体で構成された。しかしながら、先端側保持手段が、バックルカバー66やバックル72に形成された構成としてもよい。
また、上記の各実施の形態では、基端側保持手段が、支持手段を構成するガイドレール36、ワイヤガイド52、カバープレート56及びバックルガイド58とは別体で構成された。しかしながら、基端側保持手段が、支持手段を構成する各部品の何れかに形成される構成であってもよい。
10 バックル装置
12 シートベルト装置
36 ガイドフレーム(支持手段)
52 ワイヤガイド(支持手段)
56 蓋部材(支持手段)
58 バックルガイド(支持手段)
72 バックル
76 カールコード(コード部材)
82 螺旋部
84 結束バンド(基端側保持手段)
102 保持ブラケット(先端側保持手段)
110 内側保持部
112 外側保持部
124 結束バンド(先端側保持手段)

Claims (3)

  1. シートベルト装置のタングが係合されると共に、車体に対して移動可能とされたバックルと、
    長手方向を中心軸線とする螺旋状に形成され、螺旋の中心軸線方向へ弾性的に伸縮可能な伸縮部が長手方向先端部よりも長手方向基端側に設けられ、長手方向先端部が前記バックル側へ接続されるコード部材と、
    前記コード部材の螺旋の内側から前記コード部材へ係合される内側保持部と、連絡片を介して前記内側保持部へ繋げられ、前記コード部材の螺旋の外側から前記コード部材へ係合される外側保持部とを有し、前記バックルと共に移動可能に設けられ、前記コード部材の長手方向先端部よりも前記コード部材の長手方向基端側で前記コード部材を保持して前記コード部材における長手方向先端部と前記バックル側の接続部分とを離間させる荷重が前記コード部材における長手方向先端部と前記バックル側の接続部分との間に作用することを抑制する先端側保持手段と、
    を備えるバックル装置。
  2. シートベルト装置のタングが係合されると共に、車体に対して移動可能とされたバックルと、
    長手方向を中心軸線とする螺旋状に形成され、螺旋の中心軸線方向へ弾性的に伸縮可能な伸縮部が長手方向先端部よりも長手方向基端側に設けられ、長手方向先端部が前記バックル側へ接続されるコード部材と、
    前記バックルの前記車体に対する移動方向側へ長くされ、前記コード部材の螺旋の内側から前記コード部材へ係合される内側保持部と、前記コード部材の螺旋の外側から前記コード部材へ係合される外側保持部とを有し、前記バックルと共に移動可能に設けられ、前記コード部材の長手方向先端部よりも前記コード部材の長手方向基端側で前記コード部材を保持して前記コード部材における長手方向先端部と前記バックル側の接続部分とを離間させる荷重が前記コード部材における長手方向先端部と前記バックル側の接続部分との間に作用することを抑制する先端側保持手段と、
    を備えるバックル装置。
  3. 前記車体側に設けられ、前記バックルが移動可能に支持される支持手段と、
    前記支持手段に設けられ、前記コード部材において前記伸縮部の長手方向基端部を保持する基端側保持手段と、
    を備える請求項又は請求項に記載のバックル装置。
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