JP2018033242A - ロータ、及びモータの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】容易に製造することができるロータを提供すること。【解決手段】ロータ15は、ロータコア52と、ロータコア52に圧入された状態で固定された回転軸51とを備える。ロータコア52は、硬度の高い高硬度部71と、硬度の低い低硬度部72とが、軸方向に並設されて構成され、回転軸51(ローレット部51a)は、ロータコア52の軸方向長さよりも短い範囲で圧入された状態で固定される。【選択図】図4

Description

本発明は、ロータ、及びモータの製造方法に関するものである。
従来からモータのロータとしては、ロータコアと、ロータコアに圧入された状態で固定された回転軸と、ロータコアの外表面と当接して周方向に複数設けられる永久磁石とを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−147177号公報
しかしながら、上記したロータでは、回転軸を軸方向に沿って圧入する必要があり、例えば、回転軸を圧入する際にバリが発生してバリを除去する工程が必要となる等、製造が手間になる虞があった。また、ロータコアの軸方向長さが長いと、回転軸を圧入する際の圧入荷重が大きくなり、圧入作業が困難となる虞があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、容易に製造することができるロータ、及びモータの製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するロータは、ロータコアと、ロータコアに圧入された状態で固定された回転軸とを備えたロータであって、前記ロータコアは、硬度の高い高硬度部と、硬度の低い低硬度部とが、軸方向に並設されて構成され、前記回転軸は、前記ロータコアの軸方向長さよりも短い範囲で圧入された状態で固定される。
同構成によれば、ロータコアは、硬度の高い高硬度部と、硬度の低い低硬度部とが、軸方向に並設されて構成されるため、例えば、回転軸を低硬度部側からロータコアに圧入することで(高硬度部側から圧入する場合に比べて)バリの発生を抑制することができる。よって、例えば、バリを除去するといった工程を省略することが可能となり、製造を容易とすることができる。また、回転軸は、ロータコアの軸方向長さよりも短い範囲で圧入された状態で固定されるため、ロータコアの軸方向長さと同じ範囲で圧入されるものに比べて、圧入荷重を小さく抑えることができ、容易に圧入することができる。
上記ロータであって、前記回転軸は、少なくとも前記ロータコアの両端部に圧入された状態で固定されることが好ましい。
同構成によれば、回転軸は、少なくともロータコアの両端部に圧入された状態で固定されるため、ロータコアの軸方向長さよりも短い範囲で圧入された状態としながら、がたつきを抑えることができる。即ち、回転軸がロータコアの軸方向中央部に圧入された状態では、回転軸がロータコアに対してがたつき易くなるが、ロータコアの両端部を含むように圧入されるため、がたつきを小さく抑えることができる。
上記ロータであって、前記回転軸は、前記高硬度部と前記低硬度部との境目を避けた範囲で圧入された状態で固定されることが好ましい。
同構成によれば、回転軸は、高硬度部と低硬度部との境目を避けた範囲で圧入された状態で固定されるため、高硬度部と低硬度部との製造誤差によってそれらの境目に僅かな段差が生じた場合でも、応力が掛かり続けるといったことが防止される。即ち、高硬度部と低硬度部との製造誤差によってそれらの境目に僅かな段差が生じた場合に、その境目に回転軸が圧入された状態とされると、当該部位に段差によって応力が掛かり続けるといった虞があるが、それを回避することができる。
上記ロータであって、前記回転軸は、外径が大きい圧入部を軸方向に複数有することが好ましい。
同構成によれば、回転軸は、外径が大きい圧入部を軸方向に複数有するため、例えば、ロータコアの内径を一定に設定してその製造を容易としながら、ロータコアの軸方向長さよりも短い範囲で圧入された状態とすることができる。
上記ロータであって、前記ロータコアは、内径が小さい被圧入部を有することが好ましい。
同構成によれば、ロータコアは、内径が小さい被圧入部を有するため、例えば、回転軸の外径を一定に設定してその製造を容易としながら、ロータコアの軸方向長さよりも短い範囲で圧入された状態とすることができる。
上記課題を解決するモータの製造方法は、金属の板材をプレス加工により打ち抜いて、複数枚のステータコアシートと、複数枚のロータコアシートを形成し、前記複数枚のステータコアシートを積層してステータコアを形成し、前記ステータコアの軸方向端部にはロータコアとの対向面積を増大させる軸方向延出部を設け、前記軸方向延出部を含む前記ステータコアに対向させるために前記ステータコアシートより多い枚数のロータコアシートを積層するとともに回転軸を圧入して前記ロータコアを形成するモータの製造方法であって、前記ステータコアシートと同一枚数のメインロータコアシートを前記ステータコアシートとともに打ち抜いて形成し、前記ロータコアシートの不足枚数分である補助ロータコアシートは前記ステータコアシートの原材料より硬度の低い金属板を打ち抜いて形成し、前記メインロータコアシート及び補助ロータコアシートを積層してロータコアを形成し、前記回転軸を前記補助ロータコアシートが積層された側からロータコアに圧入して該ロータコアの軸方向長さよりも短い範囲で圧入する。
同方法によれば、回転軸を硬度の低い補助ロータコアシート側からロータコアに圧入することで、バリの発生を抑制することができる。よって、例えば、バリを除去するといった工程を省略することが可能となり、製造を容易とすることができる。また、メインロータコアシートは、ステータコアシートとともに(ステータコアシートの内側で)打ち抜かれて共取りされるため、別の板材から打ち抜く場合に比べて、歩留まりを高くすることができる。また、回転軸は、ロータコアの軸方向長さよりも短い範囲で圧入されるため、ロータコアの軸方向長さと同じ範囲で圧入されるものに比べて、圧入荷重を小さく抑えることができ、容易に圧入することができる。
本発明のロータ、及びモータの製造方法では、容易に製造することができる。
一実施形態におけるモータの概略構成を示す模式断面図。 一実施形態におけるモータの分解斜視図。 (a)は一実施形態におけるモータの側面図、(b)はb−b断面図。 一実施形態におけるステータコアとロータを示す断面図。 一実施形態におけるモータの製造方法を説明するための説明図。 一実施形態におけるモータの製造方法を説明するための説明図。 (a)及び(b)は一実施形態におけるロータの部分拡大断面図。 別例におけるロータを示す断面図。 別例におけるロータを示す断面図。 別例におけるロータを示す断面図。
以下、一実施形態を図1〜図7に従って説明する。
図1に示すように、モータ10は、第1エンドフレーム(以下、第1フレーム11とする)と第2エンドフレーム(以下、第2フレーム12とする)とによって円環状のステータ13を回転軸方向に挟持した構成となっている。第1フレーム11と第2フレーム12とは、ステータ13の外周に配置される複数(本実施形態では2つ)のスルーボルト14によって互いに固定されている。また、ステータ13の内側にロータ15が回転可能に配置されている。なお、本実施形態では、モータ10の軸方向反出力側(図1において上側)でステータ13を保持するエンドフレームを第1フレーム11とし、軸方向出力側でステータ13を保持するエンドフレームを第2フレーム12としている。
図1及び図2に示すように、ステータ13は、円環状のステータコア16と、該ステータコア16に巻装されたコイル17とを有する。図3(b)に示すように、ステータコア16は、円環状をなす環状部16aと、環状部16aから径方向内側に延び周方向に並ぶ複数(本実施形態では60個)のティース16bと、環状部16aの外周面から径方向外側に突出し軸方向に沿って延びる4つのコア外周突出部16cとから構成されている。環状部16aの外周面は円筒状をなすとともに、同環状部16aの軸方向の両端面は、軸方向と直交する平面状をなしている。また、コイル17は、複数のティース16bに跨って巻装されている。
図3(a)及び図3(b)に示すように、コア外周突出部16cは、環状部16aの外周面における周方向に等角度間隔(本実施形態では90°間隔)となる4か所に設けられている。各コア外周突出部16cは、環状部16aの軸方向の一端から他端まで軸方向に沿って延びる突条をなすとともに、軸方向から見た形状がその基端から先端に向かうにつれて周方向の幅が狭くなる略台形状をなしている。また、各コア外周突出部16cには、各コア外周突出部16cの先端(径方向外側の端)から基端に向かって凹設された円弧凹部16dが形成されている。円弧凹部16dは、軸方向から見た形状が円弧状をなすとともに、コア外周突出部16cを軸方向に貫通する溝状をなしている。なお、円弧凹部16dの曲率半径は、スルーボルト14における雄螺子状の部分の半径より若干大きい値となっている。そして、4つのコア外周突出部16cのうち周方向に180°間隔となる2箇所に設けられた2つのコア外周突出部16c(図3(b)において左右に設けられた2つのコア外周突出部16c)の円弧凹部16dには、軸方向に延びる略円柱状をなすスルーボルト14が配置されている。これら2つのコア外周突出部16cは、軸方向から見て、スルーボルト14の外周の約半分を囲んでいる。
図1に示すように、このステータコア16は、電磁鋼板材をプレス加工により打ち抜いて形成した複数枚のステータコアシート18を軸方向に積層してかしめて一体化することにより形成されている。ステータコア16の軸方向の両端部には、径方向内側において軸方向外側に延設される軸方向延出部としてのロータ対向部65を備えた断面L字型のL字コア66が取着されている。
従って、ステータコア16の積厚(積層されたステータコアシート18及びL字コア66全体の厚み)を小さく抑えつつも、ティース16bの径方向内側端面16e(ロータ15との対向面)の軸方向長さを確保することが可能となっている。図3(a)では、ステータコアシート18を省略してステータコア16を簡略化して図示している。
図1及び図2に示すように、ステータコア16の軸方向の両側に配置された第1フレーム11及び第2フレーム12は、金属材料よりなるとともに、鋳造により形成されている。第1及び第2フレーム11,12は、略円盤状の第1及び第2本体部21,31と、第1及び第2本体部21,31から軸方向に延出された円筒状の第1及び第2ステータ保持部22,32をそれぞれ備えている。また、第1及び第2フレーム11,12は、第1及び第2ステータ保持部22,32の外周面及び第1及び第2本体部21,31に一体に設けられた複数(本実施形態では2つずつ)の第1及び第2ボルト締結部23,33を備えている。第1及び第2ボルト締結部23,33は、周方向に等角度間隔(本実施形態では180°間隔)に設けられている。また、各第1ボルト締結部23には、スルーボルト14が挿通される第1締結孔23a(図2参照)が形成されるとともに、各第2ボルト締結部33には、スルーボルト14が螺合される雌螺子状の第2締結穴33a(図3(b)参照)が形成されている。第1フレーム11及び第2フレーム12は、第1締結孔23aを貫通し第2締結穴33aに螺合されたスルーボルト14によって第1及び第2ボルト締結部23,33が互いに連結されることにより、互いに固定されて一体化されている。また、第2フレーム12は、図示しない螺子にてモータ10を外部の固定場所に固定するための固定部34を有する。固定部34は、第2本体部31において2つの第2ボルト締結部33から周方向にずれた2箇所から径方向外側に延設されている。なお、モータ10は、例えば、第1フレーム11に対して第2フレーム12が下方に位置するように固定場所に固定される。
図2及び図3(a)に示すように、第1ステータ保持部22の先端部には、ステータコア16の軸方向の一端部(図3(a)において上端部)が径方向内側に嵌合された第1嵌合部25が形成されている。同様に、第2ステータ保持部32の先端部には、ステータコア16の軸方向の他端部(図3(a)において下端部)が径方向内側に嵌合された第2嵌合部35が形成されている。
第1嵌合部25は、周方向に離間して並ぶ複数(本実施形態では4個)の第1嵌合壁25aから構成されている。4つの第1嵌合壁25aは、周方向に等角度間隔(本実施形態では90°間隔)に設けられている。更に、4つの第1嵌合壁25aは、周方向に隣り合うコア外周突出部16cの間に1つずつ配置されている。即ち、コア外周突出部16cは、周方向に隣り合う第1嵌合壁25aの間に位置して第1嵌合壁25aと周方向に重なっている。そして、コア外周突出部16cは、第1嵌合壁25aと径方向に重なっていない。また、第2嵌合部35は、周方向に離間して並ぶ複数(本実施形態では8個)の第2嵌合壁35aから構成されている。第2嵌合壁35aは、各コア外周突出部16cの周方向の両側に1つずつ(即ち周方向に隣り合うコア外周突出部16cの間に2つずつ)配置されている。即ち、コア外周突出部16cは、周方向に隣り合う第2嵌合壁35aの間に位置して第2嵌合壁35aと周方向に重なっている。そして、コア外周突出部16cは、第2嵌合壁35aと径方向に重なっていない。
第1及び第2嵌合部25,35(第1及び第2嵌合壁25a,35a)は、第1及び第2ステータ保持部22,32における基端側の部分よりも径方向の厚さが薄く形成されている。また、第1及び第2嵌合壁25a,35aは、軸方向と平行に延出されるとともに、軸方向から見て周方向に沿った円弧状をなしている。更に、各第1及び第2嵌合壁25a,35aは、基端から先端(第1及び第2ステータ保持部22,35の先端側の端)に向かうにつれて周方向の幅が狭くなっている。
図1に示すように、第1及び第2嵌合部25,35の内周面、即ち各第1及び第2嵌合壁25a,35aの径方向内側の側面は、第1及び第2フレーム11,12とステータコア16との芯出し用の第1及び第2芯出し面25b,35bとなっている。
また、第1及び第2フレーム11,12は、第1及び第2ステータ保持部22,32の中心軸線と直交する方向に第1及び第2嵌合部25、35の基端部と隣り合う第1及び第2当接面26,36を有する。そして、第1当接面26には、第1嵌合部25に嵌入された環状部16aの軸方向の一端面(図1において上端面)が軸方向に当接している。また、第2当接面36には、第2嵌合部35に嵌入された環状部16aの軸方向の他端面(図1において下端面)が軸方向に当接している。この状態で、第1フレーム11及び第2フレーム12は、第1及び第2ステータ保持部22,32でステータ13を挟持しつつスルーボルト14にて互いに固定されている。
なお、本実施形態では、第1及び第2ステータ保持部22,32の先端部に設けられた第1及び第2嵌合部25,35(第1及び第2嵌合壁25a,35a)は、第1及び第2当接面26,36から軸方向に突出している。そのため、第1フレーム11において第1芯出し面25bと第1当接面26とが直角をなして近接するとともに、第2フレーム12において第2芯出し面35bと第2当接面36とが直角をなして近接している。
第1本体部21の中央部には、ボールベアリングB1を軸方向のステータ13側(モータ10の内部側)から組付け可能に凹設された軸受収容部29が形成されている。軸受収容部29は、軸方向視で円形状をなしており、その内周面が軸方向に延びる円筒状をなしている。また、軸受収容部29の中心軸線は、第1ステータ保持部22の中心軸線(第1嵌合部25の中心軸線)と一致している。そして、第1フレーム11は、この軸受収容部29内に円環状のボールベアリングB1を収容して保持している。また、軸受収容部29の底部中央には、軸受収容部29の底部を軸方向に貫通する貫通孔29aが形成されている。そして、軸受収容部29の底部における貫通孔29aの径方向外側の部分と軸受収容部29に収容されたボールベアリングB1との間には、ボールベアリングB1をステータ13側に軸方向に付勢するウェーブワッシャ41が介在されている。
第2本体部31の中央部には、円環状のボールベアリングB2を収容して保持する軸受収容部40が凹設されている。軸受収容部40は、第2フレーム12の軸方向外側端面からモータ10の内部側(ステータ13側)に窪む凹形状をなしている。つまり、軸受収容部40は、ボールベアリングB2をモータ10の外部側(ステータ13と反対側)から組付け可能に形成されている。また、軸受収容部40の中心軸線は、第2ステータ保持部32の中心軸線(第2嵌合部35の中心軸線)と一致している。そして、第2フレーム12は、軸受収容部40内に配置されたボールベアリングB2を、第1フレーム11に保持されたボールベアリングB1と同軸となるように保持している。また、ボールベアリングB2は、軸受収容部40の底部に軸方向から当接することで、軸方向の位置決めがなされている。なお、軸受収容部40の底部中央には、軸受収容部40の底部を軸方向に貫通する貫通孔40aが形成されている。
ロータ15は、ボールベアリングB1,B2に回転可能に支持された回転軸51と、回転軸51に一体回転可能に固定された円筒状のロータコア52と、ロータコア52の外表面と当接するように配置された周方向に複数の永久磁石53と、各永久磁石53の外表面を覆って保持する筒状の非磁性カバー54とを備える。各永久磁石53は、ステータコア16の内周面(ティース16bの径方向内側端面16e)と非磁性カバー54を介して径方向に対向している。回転軸51の先端部(図1において下端部)は、貫通孔40aを貫通しボールベアリングB2から第2フレーム12の外部であってモータ10の外部に突出しており、その突出部分には、出力部としてのジョイント55(図2参照)が装着される。また、回転軸51の基端部(図1において上端部)は、貫通孔29aを貫通し第1フレーム11の外部に突出しており、その突出部分には、固定部材56を介して円盤状のセンサマグネット57が固定されている。
図1及び図2に示すように、第1フレーム11の外側面には制御部61が固定されている。制御部61は、第1フレーム11に固定されるカバー62と、カバー62の内部に収容される回路基板63とを備えている。回路基板63には、前記センサマグネット57と対向する磁気センサ63a等を含む種々の素子が実装されている。また、回路基板63には、前記コイル17の端部が電気的に接続される。また、回路基板63には、モータ10に給電するための外部コネクタ(図示略)が接続されるコネクタ部64が固定されるとともに、該コネクタ部64はカバー62の外部に露出している。そして、外部コネクタから供給される電源が回路基板63を介してコイル17に供給されることにより、ロータ15が回転するようになっている。
ここで、図4に示すように、本実施形態のロータ15のロータコア52は複数枚のロータコアシート67が積層されて構成される。各ロータコアシート67の板厚は、ステータコアシート18の板厚と同一である。そして、ロータコア52の外周面を、L字コア66(ロータ対向部65)を含むステータコア16の内周面全体に対向させるために、ロータコアシート67はステータコアシート18の積層枚数と同数の係合シートとしてのメインロータコアシート67aと、不足分の非係合シートとしての補助ロータコアシート67bとで構成されている。
メインロータコアシート67aは、プレス加工によりステータコアシート18と共通の電磁鋼板材から打ち抜いて形成される。
すなわち、図5に示すように、共通の電磁鋼板材68からプレス加工によりステータコアシート18とメインロータコアシート67aが1枚ずつ形成される。
また、メインロータコアシート67aは、その外表面に当接されることになる永久磁石53と周方向に係合する磁石係合部69(図7参照)を有した係合シートとされている。本実施形態の磁石係合部69は、径方向外側に突出しつつ先端側に向かうほど周方向に沿った幅が小さくなるように形成されている。
補助ロータコアシート67bは、別工程で電磁鋼板材より柔らかい(硬度の低い)spcc材(冷間圧延鋼板)を打ち抜いて形成される。
また、補助ロータコアシート67bは、永久磁石53と周方向に係合しない(前記磁石係合部69を有していない)非係合シートとされている。また、補助ロータコアシート67bは、その外径が前記メインロータコアシート67aの外径、詳しくは前記磁石係合部69を除くメインロータコアシート67aの外径であって永久磁石53の径方向内側端面が当接する面の外径よりも小さく設定されている。
そして、ロータコア52は、メインロータコアシート67aが積層されてなる硬度の高い高硬度部71と、補助ロータコアシート67bが積層されてなる硬度の低い低硬度部72とが、軸方向に並設されて構成されている。具体的には、本実施形態のロータコア52は、その軸方向一端側(図4及び図6中、上側)に複数のメインロータコアシート67aが積層された状態とされ、その軸方向他端側(図4及び図6中、下側)に複数の補助ロータコアシート67bが積層された状態とされて構成されている。また、メインロータコアシート67aは、補助ロータコアシート67bよりも多く、高硬度部71は低硬度部72よりも軸方向長さが長く形成されている。なお、各図では、補助ロータコアシート67b(低硬度部72)の外径が、メインロータコアシート67a(高硬度部71)の外径より小さいことを視覚的に分かり易くすべく誇張して図示しており、例えば、補助ロータコアシート67bの外径は製造誤差が生じてもメインロータコアシート67aの外径より大きくならないように設定されている。
また、図1及び図6に示すように、回転軸51は、その長手方向(軸方向)の中間部にロータコア52が外嵌固定される、言い換えるとロータコア52に圧入される圧入部としてのローレット部51a(図4では、図示略)を有する。本実施形態のローレット部51aは、外径が他の部位よりも大きく形成され、軸方向に複数(本実施形態では2つ)形成されている。各ローレット部51aは、その外周に軸方向に沿って延びる溝が周方向に多数設けられるようにローレット加工が施されてなる。2つのローレット部51aは、離間してロータコア52の両端部(高硬度部71の開口端側と低硬度部72の開口端側)に圧入された状態で固定される。また、ローレット部51aは、高硬度部71と低硬度部72との境目を避けた範囲でロータコア52に圧入される。即ち、2つのローレット部51aは、その間に高硬度部71と低硬度部72との境目が配置されるようにロータコア52に圧入される。また、回転軸51は、その両端側に前記ローレット部51aが形成されていない非ローレット部51b,51cを有し、それら同士の長さが異なり、軸方向一端側(図1において上端側)であってセンサマグネット57が固定される側の非ローレット部51bが軸方向他端側(図1において下端側)の非ローレット部51cよりも長く形成されている。そして、回転軸51は、その軸方向一端面(図1において上端面)と軸方向他端面(図1において下端面)とに異なる形状の溝部51d,51eが設けられている。本実施形態では、回転軸51の軸方向一端面の溝部51dと、回転軸51の軸方向他端面の溝部51eとは、軸方向から見て、径の異なる円形の溝部であって、軸方向一端面の溝部51dが軸方向他端面の溝部51eよりも径の大きな円形の溝部とされている。そして、回転軸51は、前記ロータコア52の高硬度部71側に長い方の(軸方向一端側であって径の大きい溝部51dが形成された側の)非ローレット部51bが配置されるように、ローレット部51aがロータコア52に圧入された状態でロータコア52と固定されている。
また、図7(a)及び図7(b)に示すように、永久磁石53は、ロータコア52の外表面(外周面)と当接して周方向に複数(本実施形態では10個)設けられている。本実施形態では、永久磁石53は、メインロータコアシート67aが積層されてなる高硬度部71の(前記磁石係合部69を除く)外表面と確実に当接し(図7(a)参照)、補助ロータコアシート67bが積層されてなる低硬度部72の外表面とは僅かに離間するように設けられている。また、永久磁石53は、その周方向両端部が前記磁石係合部69と周方向に係合するように設けられている。
この永久磁石53は、軸方向から見て、その外表面(径方向外側の面)における周方向中央部が周方向両端部よりも軸中心L1からの距離が遠い湾曲形状とされている。詳しくは、永久磁石53は、ロータコア52の外表面と当接するように配置された状態で、軸中心L1から外表面における周方向中央部までの距離K1が、軸中心L1から外表面における周方向端部までの距離K2よりも遠くなる(大きくなる)湾曲形状に形成されている。また、本実施形態の永久磁石53は、図7(a)に示すように、その外表面における周方向中央部よりも径方向外側にある配向点Zを磁束(矢印A参照)が通るように(逆ラジアルに)着磁されている。
また、各永久磁石53の外表面を覆う筒状の非磁性カバー54は、その軸方向に高圧接部54a(図7(a)参照)と低圧接部54b(図7(b)参照)とを有する。高圧接部54aは、ロータコア52の高硬度部71側(図4における上側)に配置され、図7(a)に示すように、永久磁石53の外表面における周方向の広い範囲W1と高い圧力で圧接する。また低圧接部54bは、ロータコア52の低硬度部72側(図4における下側)に配置され、図7(b)に示すように、永久磁石53の外表面における周方向の狭い範囲W2と低い圧力で圧接(軸方向から見てほぼ点接触)する。また、図1及び図4に示すように、非磁性カバー54内の軸方向両端部には、前記ロータコア52の軸方向端面と当接するプレート部材Pが配置されている。プレート部材Pは、ロータコア52と当接する当接部Paと、該当接部Paから永久磁石53とは軸方向に離間するように屈曲しつつ径方向外側に延びる外側円盤部Pbとを有する。そして、非磁性カバー54は、その軸方向両端部にプレート部材Pの外縁を支点としてかしめられた内包かしめ部54cが形成されることで軸方向の移動が規制されて固定されている。なお、プレート部材Pは、その外側円盤部Pbが永久磁石53と軸方向に離間するように設けられることで、内包かしめ部54cが形成される際の永久磁石53の割れが抑制される。
なお、本実施形態では、永久磁石53の軸方向長さは、L字コア66を含むステータコア16の軸方向長さよりも長く設定されている。また、図1に示すように、各部材は、L字コア66の屈曲部位の厚さT0>L字コア66の平面部(ロータ対向部65を除く部位)の軸方向の厚さT1及びロータ対向部65の径方向の厚さT1>ステータコアシート18の軸方向の厚さT2>永久磁石53の軸方向端部とロータ対向部65の軸方向端部との軸方向の距離Sとなるように設定されている。
次に、上記のように構成されるモータ10の製造方法及びその作用について説明する。
本実施形態のモータ10の製造方法は、「メイン打ち抜き工程」、「補助打ち抜き工程」、「ステータ形成工程」、「ロータコア形成工程」、「軸圧入工程」、「非磁性カバー成形工程」、「カバー圧入工程」等を備える。
図5に示すように、「メイン打ち抜き工程」では、共通の電磁鋼板材68からステータコアシート18と同一枚数のメインロータコアシート67aをステータコアシート18とともに打ち抜いて形成する。このとき、本実施形態では、メインロータコアシート67aを、永久磁石53と周方向に係合する磁石係合部69を有した係合シートとして打ち抜く。
また、「補助打ち抜き工程」では、電磁鋼板材より柔らかい(硬度の低い)spcc材(冷間圧延鋼板)から補助ロータコアシート67bを打ち抜いて形成する。このとき、本実施形態では、補助ロータコアシート67bを、永久磁石53と周方向に係合しない(前記磁石係合部69を有していない)非係合シートとして打ち抜く。また、このとき、補助ロータコアシート67bの外径を、メインロータコアシートの外径よりも小さく形成する。
「ステータ形成工程」では、前記「メイン打ち抜き工程」で形成した複数枚のステータコアシート18及び別途成形した前記L字コア66を積層してロータ対向部65を有するステータコア16を形成する。
「ロータコア形成工程」では、前記「メイン打ち抜き工程」及び「補助打ち抜き工程」で形成した複数枚のメインロータコアシート67a及び補助ロータコアシート67bを積層して前記ロータコア52を形成する。
図6に示すように、「軸圧入工程」では、回転軸51を前記低硬度部72側(補助ロータコアシート67bが積層された側)から挿入してローレット部51aを上記のように予め構成されたロータコア52に圧入する。このとき、回転軸51には上記のように軸方向に離間した2つのローレット部51aを形成しておくことで、回転軸51(ローレット部51a)をロータコア52に、該ロータコア52の軸方向長さよりも短い範囲で圧入する。
また、図6に示すように、「非磁性カバー成形工程」では、上記のように各永久磁石53の外表面を覆う筒状の非磁性カバー54であって、内径の大きい(後に低圧接部54bとなる)大径部81と内径の小さい(後に高圧接部54aとなる)小径部82とが軸方向に並設された非磁性カバー54を成形する。また、本実施形態の「非磁性カバー成形工程」では、前記大径部81と前記小径部82との間に徐々に内径が小さくなる縮径部83を成形する。また、本実施形態の「非磁性カバー成形工程」では、前記大径部81の開口端側に徐々に内径が大きくなる案内拡径部84を成形する。また、本実施形態の「非磁性カバー成形工程」では、前記小径部82の開口端に徐々に内径が大きくなる拡径部85を成形する。
そして、後の「カバー圧入工程」では、前記ロータコア52の外表面に永久磁石53を当接させた状態で、前記大径部81の内面及び前記小径部82の内面が共に永久磁石53の外表面と当接するように前記「非磁性カバー成形工程」で成形した非磁性カバー54を圧入する(非磁性カバー54で覆うように強い圧力を加えて軸方向に押し込む)。本実施形態の「カバー圧入工程」では、非磁性カバー54の前記大径部81側であって案内拡径部84側から非磁性カバー54を圧入する。また、本実施形態の「カバー圧入工程」では、非磁性カバー54を前記高硬度部71側(メインロータコアシート67a側)から圧入する。このようにすると、非磁性カバー54は、案内拡径部84によってスムーズに案内されながらまず大径部81が各永久磁石53を覆うように(軽)圧入され、途中で縮径部83によってスムーズに案内されながら小径部82が各永久磁石53を覆うように圧入される。すると、大径部81は上記した低圧接部54bとなり、小径部82は大きく変形して上記した高圧接部54aとなる。そして、図1及び図4に示すように、非磁性カバー54内に、軸方向両側から前記プレート部材Pを収容させ、前記案内拡径部84及び拡径部85を、プレート部材Pの外縁を支点として内側にかしめて前記内包かしめ部54cとすることで、ロータコア52及び非磁性カバー54の軸方向の相対移動を規制してロータ15が製造される。
次に、上記実施形態の特徴的な効果を以下に記載する。
(1)ロータコア52は、硬度の高い高硬度部71と、硬度の低い低硬度部72とが、軸方向に並設されて構成されるため、回転軸51(ローレット部51a)を低硬度部72側(補助ロータコアシート67b側)からロータコア52に圧入することで(高硬度部71側から圧入する場合に比べて)バリの発生を抑制することができる。よって、例えば、バリを除去するといった工程を省略することが可能となり、製造を容易とすることができる。また、回転軸51(ローレット部51a)は、ロータコア52の軸方向長さよりも短い範囲で圧入された状態で固定されるため、ロータコア52の軸方向長さと同じ範囲で圧入されるものに比べて、圧入荷重を小さく抑えることができ、容易に圧入することができる。
(2)回転軸51(ローレット部51a)は、ロータコア52の両端部に圧入された状態で固定されるため、ロータコア52の軸方向長さよりも短い範囲で圧入された状態としながら、がたつきを抑えることができる。即ち、回転軸51(ローレット部51a)がロータコア52の軸方向中央部に圧入された状態では、回転軸51がロータコア52に対してがたつき易くなるが、ロータコア52の両端部を含むように圧入されるため、がたつきを小さく抑えることができる。
(3)回転軸51(ローレット部51a)は、高硬度部71と低硬度部72との境目を避けた範囲で圧入された状態で固定されるため、高硬度部71と低硬度部72との製造誤差によってそれらの境目に僅かな段差が生じた場合でも、応力が掛かり続けるといったことが防止される。即ち、高硬度部71と低硬度部72との製造誤差によってそれらの境目に僅かな段差が生じた場合に、その境目に回転軸51(ローレット部51a)が圧入された状態とされると、当該部位に段差によって応力が掛かり続けるといった虞があるが、それを回避することができる。
(4)回転軸51は、外径が大きい圧入部としてのローレット部51aを軸方向に複数有するため、本実施形態のように、ロータコア52の内径を一定に設定してその製造を容易としながら、ロータコア52の軸方向長さよりも短い範囲で圧入された状態とすることができる。
上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、外径が大きい圧入部であるローレット部51aを2つ有した回転軸51としたが、これに限定されず、3つ以上のローレット部51aを有した回転軸としてもよい。
例えば、図8に示すように、変更してもよい。この例(図8参照)の回転軸51は、軸方向に離間した3つの圧入部としてのローレット部51aを有している。そして、両端のローレット部51aは、ロータコア52の両端部を含むように圧入され、真ん中のローレット部51aは、高硬度部71の軸方向中央部に圧入されている。このようにしても、上記実施形態の効果と同様の効果を得ることができる。
・上記実施形態では、ロータコア52は内径が一定に設定され、回転軸51は外径が大きい圧入部としてのローレット部51aを軸方向に複数有するといった構成としたが、ロータコア52の軸方向長さよりも短い範囲で回転軸51をロータコア52に圧入された状態とすることができれば、他の構成に変更してもよい。
例えば、図9に示すように、変更してもよい。この例(図9参照)では、回転軸51はロータコア52の軸方向の長さ以上の長さのローレット部51aを有し、ロータコア52は、内径が小さい被圧入部95を有する構成とされることで、ロータコア52の軸方向長さよりも短い範囲で回転軸51(ローレット部51a)がロータコア52に圧入されている。詳しくは、この例では、高硬度部71(メインロータコアシート67a)における低硬度部72側に被圧入部95が形成されるとともに、低硬度部72(補助ロータコアシート67b)における高硬度部71側に被圧入部95が形成されている。
また、例えば、図10に示すように、変更してもよい。この例(図10参照)では高硬度部71(メインロータコアシート67a)における軸方向中央部及び低硬度部72側に被圧入部95が形成されるとともに、低硬度部72(補助ロータコアシート67b)における軸方向中央部及び高硬度部71側に被圧入部95が形成されている。
これらのようにすると、回転軸51(ローレット部51a)の外径を一定に設定してその製造を容易としながら、ロータコア52の軸方向長さよりも短い範囲で圧入された状態とすることができる。
・上記実施形態では、回転軸51(ローレット部51a)は、ロータコア52の両端部(を含む範囲)に圧入された状態で固定されるとしたが、これに限定されず、ロータコア52の両端部(を含む範囲)に圧入されず、ロータコア52の軸方向中央部に圧入された構成としてもよい。
・上記実施形態では、回転軸51(ローレット部51a)は、高硬度部71と低硬度部72との境目を避けた範囲で圧入された状態で固定されるとしたが、これに限定されず、高硬度部71と低硬度部72との境目を含む範囲に回転軸51(ローレット部51a)が圧入された構成としてもよい。
・上記実施形態では、回転軸51のロータコア52に圧入される部位をローレット加工が施されてなるローレット部51aとしたが、これに限定されず、例えば、セレーション形状やスプライン形状や真円形状等の他の形状に変更してもよい。
・上記実施形態では、低硬度部72(メインロータコアシート67a)の外径が高硬度部71(補助ロータコアシート67b)の外径よりも小さく設定されるとしたが、これに限定されず、例えば、低硬度部72と高硬度部71の外径を同じに設定してもよい。
・上記実施形態では、メインロータコアシート67aは、永久磁石53と周方向に係合する磁石係合部69を有した係合シートとされるとしたが、これに限定されず、磁石係合部69を有していない(例えば、単純な円形の)非係合シートとしてもよい。
15…ロータ、16…ステータコア、18…ステータコアシート、51…回転軸、51a…ローレット部(圧入部)、52…ロータコア、65…ロータ対向部(軸方向延出部)、67…ロータコアシート、67a…メインロータコアシート、67b…補助ロータコアシート、68…電磁鋼板材(板材)、71…高硬度部、72…低硬度部、95…被圧入部。

Claims (6)

  1. ロータコアと、
    ロータコアに圧入された状態で固定された回転軸と
    を備えたロータであって、
    前記ロータコアは、硬度の高い高硬度部と、硬度の低い低硬度部とが、軸方向に並設されて構成され、
    前記回転軸は、前記ロータコアの軸方向長さよりも短い範囲で圧入された状態で固定されたことを特徴とするロータ。
  2. 請求項1に記載のロータであって、
    前記回転軸は、少なくとも前記ロータコアの両端部に圧入された状態で固定されたことを特徴とするロータ。
  3. 請求項1又は2に記載のロータであって、
    前記回転軸は、前記高硬度部と前記低硬度部との境目を避けた範囲で圧入された状態で固定されたことを特徴とするロータ。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のロータであって、
    前記回転軸は、外径が大きい圧入部を軸方向に複数有することを特徴とするロータ。
  5. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のロータであって、
    前記ロータコアは、内径が小さい被圧入部を有することを特徴とするロータ。
  6. 金属の板材をプレス加工により打ち抜いて、複数枚のステータコアシートと、複数枚のロータコアシートを形成し、前記複数枚のステータコアシートを積層してステータコアを形成し、前記ステータコアの軸方向端部にはロータコアとの対向面積を増大させる軸方向延出部を設け、前記軸方向延出部を含む前記ステータコアに対向させるために前記ステータコアシートより多い枚数のロータコアシートを積層するとともに回転軸を圧入して前記ロータコアを形成するモータの製造方法であって、
    前記ステータコアシートと同一枚数のメインロータコアシートを前記ステータコアシートとともに打ち抜いて形成し、前記ロータコアシートの不足枚数分である補助ロータコアシートは前記ステータコアシートの原材料より硬度の低い金属板を打ち抜いて形成し、前記メインロータコアシート及び補助ロータコアシートを積層してロータコアを形成し、前記回転軸を前記補助ロータコアシートが積層された側からロータコアに圧入して該ロータコアの軸方向長さよりも短い範囲で圧入することを特徴とするモータの製造方法。
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