JP2018032998A - 終端装置及びインターホンシステム - Google Patents

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祐介 宮脇
Yusuke Miyawaki
祐介 宮脇
友昭 水田
Tomoaki Mizuta
友昭 水田
古屋 智英
Tomohide Furuya
智英 古屋
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Abstract

【課題】伝送路に対する終端回路の接続が正常であることをユーザが施工時に確認することができる終端装置とインターホンシステムを提供する。【解決手段】終端装置1は、伝送信号が重畳された供給電圧を供給するインターホンシステム10に使用されている。終端装置1は、一対の入力端111,112と、終端回路12と、検査回路13とを備える。終端回路12は、一対の入力端111,112間と電気的に接続されている。検査回路13は、一対の入力端111,112間において、終端回路12と電気的に並列に接続されている。検査回路13は、一対の入力端111,112間に供給電圧が入力され、供給電圧に対応する供給電流が流れた場合、動作することで終端回路12の接続が正常であることを通知する通知部15を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、終端装置及びインターホンシステムに関する。より詳細には、伝送信号が重畳された供給電圧を供給するインターホンシステムに使用される終端装置、及び終端装置を備えるインターホンシステムに関する。
従来例として、特許文献1に記載の集合住宅用インターホンシステムで使用される分岐器を例示する。特許文献1に記載の分岐器は、一組の入力端子に、それぞれ一組の出力端子と、一組の分岐端子とを結線する。分岐器は、更に一組の出力端子側に、付加出力端子が設けられ、付加出力端子を一組の出力端子の一方(第1出力端子)に結線して構成されている。
分岐器は、入力線のそれぞれが一組の入力端子に一対一に接続され、出力線のそれぞれが一組の出力端子に一対一に接続され、付加出力端子は開放されている。また、分岐線のそれぞれが一組の分岐端子に一対一に接続されている。
特許文献1に記載の分岐器は、分岐器の機能に加えて、終端器としても使用される。分岐器が終端器として使用されている状態では、入力線のそれぞれが一組の入力端子に一対一に接続され、一組の出力端子の他方(第2出力端子)及び付加出力端子がリード線によって短絡されている。
特開2013−232763号公報
ところで、終端器として使用される特許文献1に記載の分岐器では、ユーザが分岐器と入力線とが正常に接続されていることを施工時に確認することが困難であった。また、終端器として使用される特許文献1に記載の分岐器では、終端回路が電気的に短絡している場合、ユーザが終端回路の短絡に施工時に気づくことが困難であった。すなわち、入力線に対する終端回路の接続が正常であるかどうかユーザが施工時に確認することが困難であった。また、従来の終端器でも、終端器として使用される特許文献1に記載の分岐器と同様に、入力線に対する終端回路の接続が正常であるかどうかを、ユーザが施工時に確認することが困難であった。
本発明は、上記事由に鑑みてなされており、伝送路に対する終端回路の接続が電気的に正常であることをユーザが施工時に確認することができる終端装置及び終端装置を使用するインターホンシステムを提供することを目的とする。
本発明の終端装置は、制御装置と住戸親機との間で、信号線を有する伝送路を介して、伝送信号が重畳された供給電圧を供給するインターホンシステムに使用され、一対の入力端と、終端回路と、検査回路とを備える。前記一対の入力端は、前記伝送路と電気的に接続される。前記終端回路は、前記一対の入力端間に電気的に接続され、インピーダンス素子を有する。前記検査回路は、前記一対の入力端間において、前記終端回路と電気的に並列に接続される。前記検査回路は、前記一対の入力端に供給電圧が印加され、前記供給電圧に対応する供給電流が流れた場合、動作することで前記伝送路に対する前記終端回路の接続が正常であることを通知する通知部を有する。
本発明のインターホンシステムは、上述の終端装置と、前記住戸親機と、前記制御装置と、前記制御装置と電気的に接続され、前記制御装置を介して前記住戸親機と通信する共用装置とを備える。
本発明の終端装置とインターホンシステムは、伝送路に対する終端回路の接続が電気的に正常であることをユーザが施工時に確認することができるという効果がある。
図1は本発明の実施形態1に係るインターホンシステムを示す構成図である。 図2は同上のインターホンシステムにおける終端装置を示す回路図である。 図3は本発明の実施形態1に係る変形例1の終端装置を示す回路図である。 図4は本発明の実施形態1に係る変形例2の終端装置を示す回路図である。 図5は本発明の実施形態1に係る変形例3の終端装置を示す回路図である。 図6は本発明の実施形態2に係る終端装置を示す回路図である。 図7は本発明の実施形態2に係る変形例1の終端装置を示す回路図である。
以下、本発明の実施形態に係る終端装置1及びインターホンシステム10について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の実施形態の一例に過ぎず、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で変更してもよい。
(実施形態1)
本実施形態のインターホンシステム10は、図1に示すように、集合住宅などで使用されるインターホンシステムである。インターホンシステム10は、制御装置3と、複数(図1では8つ)の住戸親機2と、複数(図1では8つ)の分岐器4と、終端装置1(図1では2つ)とを備える。
制御装置3は、集合住宅の共有スペースなどに設置されている。制御装置3は、信号線L11,L12を備える伝送路L1(図1では2つ)と、伝送路L1に電気的に接続されている複数の分岐器4とを介して、各住戸親機2に伝送信号が重畳された直流の供給電圧、例えば27Vの電圧、を供給する。制御装置3は、信号線L11,L12の何れか一方が正極、他方が負極となるように、伝送路L1の両極間に直流の供給電圧を印加する。なお、本実施形態の伝送路L1は、例えば、ツイストペアケーブルである。
制御装置3は、さらに、共用装置30、例えば、ロビーインターホン、と電気的に接続され、共用装置30と信号の送受信を行う。制御装置3は、CPU(Central Processing Unit)及びメモリなどを有するハードウェアと、メモリに予め記憶され、CPUに実行されるプログラムとで構成されている。制御装置3のメモリには、各住戸親機2に割り当てられているアドレスと住戸番号とが対応づけられたデータテーブルが記憶されている。例えば、共用装置30から住戸番号が入力されると、制御装置3は、データテーブルを参照して、入力された住戸番号に対応するアドレスを含む伝送信号を、伝送路L1及び複数の分岐器4を介して、各住戸親機2に送信する。入力された住戸番号に対応するアドレスを有する住戸親機2aは、伝送信号を受信する。入力された住戸番号に対応するアドレスを有する住戸親機2a以外の住戸親機2b,2c,2d,2e、2f,2g,及び2hのそれぞれは、伝送信号を破棄する。また、住戸親機2aは、分岐器4、伝送路L1、及び制御装置3を介して、共用装置30に信号を送信する。
複数の分岐器4のそれぞれは、伝送路L1と電気的に接続されている。複数の分岐器4のそれぞれは、一対一に住戸親機2と電気的に接続されている。つまり、複数の分岐器4は、制御装置3からの伝送信号が重畳された供給電圧を、接続されている住戸親機2に出力するように構成されている。また、複数の分岐器4のそれぞれは、対応する住戸親機2から送信された信号を制御装置3に中継するように構成されている。
終端装置1は、伝送路L1のそれぞれの終端に電気的に接続される。終端装置1は、図2に示すように、一対の入力端111,112と、終端回路12と、検査回路13と、スイッチ回路14とを備える。以下、入力端111のみを示す場合、第1入力端111と称す。また、入力端112のみを示す場合、第2入力端112と称す。
第1入力端111は、信号線L11と電気的に接続される。第2入力端112は、信号線L12と電気的に接続される。
終端装置1は、伝送路L1の特性インピーダンスと同じインピーダンス値を有するインピーダンス素子を有する。なお、特性インピーダンスと同じインピーダンス値とは、当該特性インピーダンスと一致する値だけに限定されない。特性インピーダンスと同じインピーダンス値とは、終端装置1がインピーダンスの整合機能を実現できる値であれば、インピーダンス素子の値が当該特性インピーダンスよりも大きい値又は小さい値であってもよい。終端回路12は、インピーダンス素子として、コンデンサC1と終端抵抗R1とで構成される直列回路を備える。終端回路12では、コンデンサC1の第1端が第1入力端111と電気的に接続されている。コンデンサC1の第2端は、終端抵抗R1の第1端と電気的に接続されている。終端抵抗R1の第2端は、第2入力端112と電気的に接続されている。つまり、コンデンサC1と終端抵抗R1とで構成される直列回路は、一対の入力端111,112間に、電気的に接続されている。
スイッチ回路14は、1極単投形のスイッチである。スイッチ回路14の可動端141は、第1入力端111と電気的に接続されている。スイッチ回路14の固定端142は、検査回路13と電気的に接続されている。なお、スイッチ回路14は、固定端142と可動端141とが反対の向きに配置されて接続されてもよい。
検査回路13は、一対の入力端111,112と信号線L11,L12とが正常に電気的に接続しているかどうか、及び終端回路12が短絡しているかどうか検査するように構成されている。検査回路13は、制限抵抗R2と、通知部15とを備える。なお、一対の入力端111,112と信号線L11,L12とが正常に電気的に接続し、かつ終端回路12が短絡していない状態を終端回路12の接続が正常な状態であるとする。
通知部15は、検査結果を外部に通知するように構成されている。通知部15は、第1発光素子D1と、第2発光素子D2とを有する。第1発光素子D1及び第2発光素子D2のそれぞれは、LED(Light Emitting Diode)である。制限抵抗R2の第1端は、スイッチ回路14の固定端142と電気的に接続されている。第1発光素子D1のアノードは、第2発光素子D2のカソードと電気的に接続されている。また、第1発光素子D1のカソードは、第2発光素子D2のアノードと電気的に接続されている。制限抵抗R2の第2端は、第1発光素子D1のアノードと第2発光素子D2のカソードとの間の接続点に電気的に接続されている。第1発光素子D1のカソードと第2発光素子D2のアノードとの間の接続点は、第2入力端112と電気的に接続されている。つまり、検査回路13は、スイッチ回路14と電気的に直列に接続されている。また、スイッチ回路14と検査回路13とで構成される直列回路は、一対の入力端111,112に対して、終端回路12と電気的に並列に接続されている。
例えば、一対の入力端111,112が信号線L11,L12と正常に電気的に接続されており、かつ終端回路12が短絡していないとする。この場合、施工者によって、スイッチ回路14がオン状態に設定されると、信号線L11,L12から通知部15に供給電流が流れることで第1発光素子D1及び第2発光素子D2の何れかが発光する。より詳細には、信号線L11が正極、信号線L12が負極であって、施工者によって、スイッチ回路14がオン状態に設定されると、信号線L11から第1発光素子D1に供給電流が流れて、第1発光素子D1が発光する。また、信号線L11が負極、信号線L12が正極であって、スイッチ回路14がオン状態に設定されると、信号線L12から第2発光素子D2に供給電流が流れて、第2発光素子D2が発光する。
施工者がスイッチ回路14をオン状態に設定しているにもかかわらず、第1発光素子D1及び第2発光素子D2の何れもが発光しない場合がある。この場合、終端装置1は、一対の入力端111,112が信号線L11,L12と正常に電気的に接続されていない状態、及び終端回路12が短絡している状態の少なくとも何れか一方である。
本実施形態の終端装置1が上述のように構成されているので、一対の入力端111,112が伝送路L1と正常に電気的に接続されている状態、かつ終端回路12が短絡していない状態であれば、終端装置1は、通知部15を用いて外部に通知することができる。つまり、本実施形態の終端装置1は、伝送路L1と電気的に接続されていること、かつ、終端回路12が短絡していないことをユーザ(施工者)が施工時に確認することができる。したがって、本実施形態の終端装置1は、伝送路L1に対する終端回路12の接続が電気的に正常であることをユーザが施工時に確認することができる。
また、本実施形態のインターホンシステム10は、終端装置1を備えているので、終端装置1の一対の入力端111,112が伝送路L1と正常に電気的に接続されている状態、及び終端回路12が短絡していない状態を外部に通知することができる。つまり、本実施形態のインターホンシステム10は、一対の入力端111,112が伝送路L1と電気的に接続されていること、かつ、終端回路12が短絡していないことをユーザが施工時に確認することができる。したがって、本実施形態のインターホンシステム10は、伝送路L1に対する終端回路12の接続が電気的に正常であることをユーザが施工時に確認することができる。
なお、本実施形態の検査回路13は、第1発光素子D1及び第2発光素子D2を有して、無極性の検査回路13として説明されている。検査回路13は、第1発光素子D1及び第2発光素子D2の何れか一方のみを有して、極性を有する回路構成であってもよい。
実施形態1の変形例1について、図3を参照して説明する。実施形態1の変形例1の終端装置1は、第1発光素子D1及び第2発光素子D2の代わりにブザーBZ1が使用されている点が上述の実施形態と異なる。なお、上述の実施形態と重複する構成については、同じ符号を付し、詳しい説明は省略する。
検査回路13Aは、図3に示すように、ダイオードブリッジDB1とブザーBZ1で構成される通知部15Aを備える。ダイオードブリッジDB1は、4つのダイオードを用いた全波整流器である。ダイオードブリッジDB1は、一対の入力端111,112間に電気的に接続される。より詳細には、ダイオードブリッジDB1の入力の第1端は、スイッチ回路14の固定端142と電気的に接続されている。ダイオードブリッジDB1の入力の第2端は、第2入力端112と電気的に接続されている。ダイオードブリッジDB1の出力は、ブザーBZ1と電気的に接続されている。
例えば、一対の入力端111,112が信号線L11,L12と正常に電気的に接続されており、かつ終端回路12が短絡していないとする。この場合、施工者によって、スイッチ回路14がオン状態に設定されると、ブザーBZ1は、信号線L11,L12からブザーBZ1に供給電流が流れることでブザー音を出力する。
施工者がスイッチ回路14をオン状態に設定しているにもかかわらず、ブザーBZ1がブザー音を出力しない場合がある。この場合、終端装置1は、一対の入力端111,112が信号線L11,L12と正常に電気的に接続されていない状態、及び終端回路12が短絡している状態の少なくとも何れか一方である。
実施形態1の変形例1の終端装置1は、一対の入力端111,112が伝送路L1と正常に電気的に接続されている状態、かつ終端回路12が短絡していない状態であれば、終端装置1は、ブザーBZ1を用いて外部に通知することができる。つまり、実施形態1の変形例1の終端装置1は、一対の入力端111,112が伝送路L1と電気的に接続されていること、かつ、終端回路12が短絡していないことをユーザが施工時に確認することができる。したがって、実施形態1の変形例1の終端装置1は、伝送路L1に対する終端回路12の接続が電気的に正常であることをユーザが施工時に確認することができる。
なお、実施形態1の変形例1の検査回路13Aは、全波整流器であるダイオードブリッジDB1を有して、無極性の検査回路13Aとして説明されている。検査回路13Aは、極性を有する回路構成、例えば、半波整流器を有してもよい。
実施形態1の変形例2について、図4を参照して説明する。実施形態1の変形例2の終端装置1は、上述の光を用いて出力する代わりに住戸親機2iに信号を出力するように構成されている点が異なる。なお、上述の実施形態と重複する構成については、同じ符号を付し、詳しい説明は省略する。
検査回路13Bは、図4に示すように、4つのダイオードで構成される全波整流器であるダイオードブリッジDB1と、フォトカプラIC1とで構成される通知部15Bを備える。フォトカプラIC1は、発光ダイオードD3(入力部)と、フォトトランジスタTR1(出力部)とで構成されている。フォトカプラIC1は、発光ダイオードD3とフォトトランジスタTR1との間を電気的に絶縁している。
ダイオードブリッジDB1は、一対の入力端111,112間に電気的に接続されている。より詳細には、ダイオードブリッジDB1の入力の第1端は、スイッチ回路14の固定端142と電気的に接続されている。ダイオードブリッジDB1の入力の第2端は、第2入力端112と電気的に接続されている。
ダイオードブリッジのDB1の出力は、検査回路13Bの入力と電気的に接続されている。より詳細には、ダイオードブリッジDB1の出力の第1端は、フォトカプラIC1の発光ダイオードD3のアノードと電気的に接続されている。ダイオードブリッジDB1の出力の第2端は、フォトカプラIC1の発光ダイオードD3のカソードと電気的に接続されている。フォトカプラIC1のフォトトランジスタTR1のエミッタは、例えば、住戸親機2iが備える抵抗R3を介してグランドと電気的に接続されている。また、フォトカプラIC1のフォトトランジスタTR1のコレクタは、住戸親機2iの入力ポートと電気的に接続されている。なお、当該住戸親機2iは、伝送路L1の終端に最も近い分岐器4に、電気的に接続されている住戸親機2であることが好ましい。
例えば、一対の入力端111,112が信号線L11,L12と電気的に接続されており、かつ終端回路12が短絡していない状態であるとする。この場合、施工者によって、スイッチ回路14がオン状態に設定されると、信号線L11,L12からフォトカプラIC1の発光ダイオードD3に供給電流が流れ、発光ダイオードD3が発光する。フォトカプラIC1の発光ダイオードD3が発光することで、フォトカプラIC1のフォトトランジスタTR1がオン状態となり、通知信号が住戸親機2iに入力される。通知信号が入力された住戸親機2iは、制御装置3及び他の住戸親機2に、一対の入力端111,112が信号線L11,L12と正常に電気的に接続され、かつ終端回路12が短絡していないことを示す信号を分岐器4及び伝送路L1を介して送信する。
施工者がスイッチ回路14をオン状態に設定しているにもかかわらず、住戸親機2iに通知信号が出力されない場合がある。この場合、終端装置1は、一対の入力端111,112が信号線L11,L12と正常に電気的に接続されていない状態、及び終端回路12が短絡している状態の少なくとも何れか一方である。
実施形態1の変形例2の終端装置1が上述のように構成されているので、一対の入力端111,112が伝送路L1と正常に電気的に接続されている状態、かつ終端回路12が短絡していない状態であれば、フォトカプラIC1を用いて外部に通知することができる。つまり、実施形態1の変形例2の終端装置1は、一対の入力端111,112が伝送路L1と電気的に接続されていること、かつ、終端回路12が短絡していないことをユーザが施工時に確認することができる。したがって、実施形態1の変形例2の終端装置1は、伝送路L1に対する終端回路12の接続が電気的に正常であることをユーザが施工時に確認することができる。
なお、実施形態1の変形例2の通知部15Bは、フォトカプラIC1に限定されず、入力部と出力部が電気的に絶縁している回路であればよい。また、実施形態1の変形例2の検査回路13Bは、全波整流器であるダイオードブリッジDB1を有して、無極性の検査回路13Bとして説明されている。検査回路13Bは、極性を有する回路構成、例えば、半波整流器を有してもよい。
実施形態1の変形例3について、図5を参照して説明する。実施形態1の変形例3の終端装置1は、スイッチ回路14Aが1極単投形のスイッチの代わりにダイオードブリッジBD1とツェナダイオードZD1とで構成されている点が上述の実施形態と異なる。なお、上述の実施形態と重複する構成については、同じ符号を付し、詳しい説明は省略する。
スイッチ回路14Aは、図5に示すように、4つのダイオードで構成されている全波整流器であるダイオードブリッジDB1と、ツェナダイオードZD1とを備える。ダイオードブリッジDB1の入力は、一対の入力端111,112間に電気的に接続されている。ダイオードブリッジDB1の出力の第1端は、ツェナダイオードZD1のカソードと電気的に接続されている。ツェナダイオードZD1のアノードは、検査回路13Cと電気的に接続されている。
検査回路13Cは、制限抵抗R2と、通知部15Cとを備える。通知部15Cは、第1発光素子D1で構成されている。ツェナダイオードZD1のアノードは、検査回路13Cの制限抵抗R2の第1端と電気的に接続されている。ダイオードブリッジDB1の出力の第2端は、第1発光ダイオードD1のカソードと電気的に接続されている。以下の説明では、ツェナダイオードZD1の、閾値電圧(降伏電圧)を30Vとして説明する。つまり、ツェナダイオードZD1に30V以上の供給電圧が印加されると、通知部15Cに供給電流が流れる。
制御装置3は、インターホンシステム10が通常の運転をしている場合、27Vの直流の供給電圧を伝送路L1に印加する。そして、一対の入力端111,112が信号線L11,L12と正常に電気的に接続しているかどうか、及び終端回路12が短絡しているかどうか検査される場合、制御装置3は、ユーザによって、直流の供給電圧を27Vから50Vに切り替えられる。
例えば、一対の入力端111,112が信号線L11,L12と電気的に接続されており、かつ終端回路12が短絡していない状態であるとする。この場合、制御装置3が50Vの供給電圧を伝送路L1に印加すると、信号線L11,L12からスイッチ回路14A及び検査回路13Cに供給電流が流れて第1発光素子D1が発光する。
制御装置3から50Vの供給電圧を印加しているにも関わらず、第1発光素子D1が発光しない場合がある。この場合、終端装置1は、一対の入力端111,112が信号線L11,L12と正常に電気的に接続されていない状態、及び終端回路12が短絡している状態の少なくとも何れか一方である。
実施形態1の変形例3の終端装置1は、一対の入力端111,112が伝送路L1と正常に電気的に接続されている状態、かつ終端回路12が短絡していない状態であれば、第1発光素子D1を用いて外部に通知することができる。つまり、実施形態1の変形例3の終端装置1は、一対の入力端111,112が伝送路L1と電気的に接続されていること、かつ、終端回路12が短絡していないことをユーザが施工時に確認することができる。したがって、実施形態1の変形例3の終端装置1は、伝送路L1に対する終端回路12の接続が電気的に正常であることをユーザが施工時に確認することができる。
なお、実施形態1の変形例3の終端装置1は、第1発光素子D1の代わりにブザー、又はフォトカプラなどを用いてもよい。また、実施形態1の変形例3のスイッチ回路14Aは、全波整流器であるダイオードブリッジDB1を有して、無極性のスイッチ回路14Aとして説明されている。スイッチ回路14Aは、極性を有する回路構成、例えば、半波整流器を有してもよい。また、制御装置3は、検査時に自動的に27Vから50Vの供給電圧に切り替えるように予め設定されていてもよい。
実施形態1の変形例4について、図1及び図2を参照して説明する。実施形態1の変形例4の終端装置1は、制御装置3が、極性切替部31を備えている点が上述の実施形態と異なる。なお、上述の実施形態と重複する構成については、同じ符号を付し、詳しい説明は省略する。
制御装置3は、極性切替部31を備える。極性切替部31は、例えば、ユーザによって、27Vの直流の供給電圧の極性が交互に切り替えられる。そして、制御装置3は、直流の供給電圧を伝送路L1に印加する。
制御装置3は、まず、信号線L11が正極、信号線L12が負極となるように直流の供給電圧を伝送路L1に印加する。このとき、一対の入力端111,112と信号線L11,L12とが正常に電気的に接続されており、終端回路12が短絡しておらず、かつ信号線L11,L12に地絡が発生していないとする。この場合、施工者によって、スイッチ回路14がオン状態に設定されると、信号線L11,L12から第1発光素子D1に供給電流が流れて、第1発光素子D1が発光する。次に、制御装置3は、信号線L11が負極、信号線L12が正極となるように直流の供給電圧を伝送路L1に印加する。このとき、一対の入力端111,112と信号線L11,L12とが正常に電気的に接続されており、終端回路12が短絡しておらず、かつ信号線L11,L12に地絡が発生していない場合、施工者によって、スイッチ回路14がオン状態に設定されるとする。この場合、信号線L11,L12から第2発光素子D2に供給電流が流れて、第2発光素子D2が発光する。
ところで、信号線L11に地絡が発生している場合について説明する。制御装置3が信号線L11が負極、信号線L12が正極となるように直流の供給電圧を伝送路L1に印加した場合、第2発光素子D2に供給電流が流れるので、第2発光素子D2は発光する。この場合、第1発光素子D1は、供給電流が流れないので発光しない。制御装置3が信号線L11が正極、信号線L12が負極となるように直流の供給電圧を伝送路L1に印加した場合、第1発光素子D1には信号線L11の地絡によって供給電流が流れないので、第1発光素子D1は発光しない。この場合、第2発光素子D2は、供給電流が流れないので発光しない。
また、信号線L12に地絡が発生している場合について説明する。制御装置3が信号線L11が正極、信号線L12が負極となるように直流の供給電圧を伝送路L1に印加した場合、第1発光素子D1に供給電流が流れるので、第1発光素子D1は発光する。第2発光素子D2は、供給電流が流れないので発光しない。制御装置3が信号線L11が負極、信号線L12が正極となるように直流の供給電圧を伝送路L1に印加した場合、第2発光素子D2には信号線L12の地絡によって供給電流が流れないので、第2発光素子D2は発光しない。この場合、第1発光素子D1は、供給電力が流れないので発光しない。
一対の入力端111,112と信号線L11,L12とが正常に電気的に接続されており、終端回路12が短絡しておらず、かつ信号線L11,L12に地絡が発生していない場合に、供給電圧の極性に応じて、第1発光素子D1又は第2発光素子D2が発光する。
このように、極性切替部31が供給電圧の極性を切り替えることで、ユーザは信号線L11,L12の地絡の発生を確認することができる。
実施形態1の変形例4の終端装置1は上述のように構成されているので、さらに、信号線L11及び信号線L12の何れもが地絡していないことをユーザが施工時に確認することができる。
また、実施形態1の変形例4のインターホンシステム10は、終端装置1を備えているので、さらに、信号線L11及び信号線L12の何れもが地絡していないことをユーザが施工時に確認することができる。
なお、実施形態1の変形例4の終端装置1は、第1発光素子D1及び第2発光素子D2を用いて出力するように構成されているが、ブザー、又はフォトカプラなどを用いて外部に通知するように構成されていてもよい。
(実施形態2)
本実施形態の終端装置1Aについて、図6を参照して説明する。終端装置1Aは、分岐器4の機能を備え(図1参照)、終端装置としてだけではなく、分岐器として使用することができるように構成されている。なお、実施形態1と重複する構成については、同じ符号を付し、詳しい説明は省略する。
終端装置1Aは、図6に示すように、第1出力端161と、第2出力端162と、結線端17と、分岐装置5とをさらに備える。第1出力端161は、第1入力端111と電気的に接続されている。第2出力端162は、第2入力端112と電気的に接続されている。
終端回路12は、第1出力端161と結線端17との間に電気的に接続されている。
スイッチ回路14と検査回路13とで構成されている直列回路は、終端回路12と電気的に並列に接続されている。
分岐装置5は、分岐経路50と、分岐回路51と、一対の分岐端521,522とを備える。分岐経路50は、第1経路501と、第2経路502とを備える。分岐回路51は、例えば、コンデンサ及び抵抗などの素子を有し、伝送信号のノイズなどを除去するための回路である。分岐回路51は、第1入力端111及び第2入力端112のそれぞれと電気的に接続されている。分岐回路51は、一対の分岐端521,522のそれぞれと電気的に接続されている。一対の分岐端521,522は、住戸親機2と電気的に接続される。分岐経路50は、分岐回路51を介して、一対の分岐端521,522と一対の入力端111,112とを電気的に接続する電気経路である。より詳細には、分岐端521は、第1経路501を介して第1入力端111と電気的に接続される。また、分岐端522は、第2経路502を介して第2入力端112と電気的に接続される。分岐装置5は、制御装置3から伝送路L1を介して、伝送信号が重畳された供給電圧を受け取り、住戸親機2に伝送信号が重畳された供給電圧を中継する。また、分岐装置5は、住戸親機2から信号を受け取り、伝送路L1を介して制御装置3に中継するように構成されている。
ところで、本実施形態の終端装置1Aを分岐器として使用する場合、一対の入力端111,112は、一対の信号線L11,L12と一対一に電気的に接続される。また、一対の分岐端521,522は、住戸親機2と電気的に接続される。さらに、第1出力端161は、別の終端装置1Aの第1入力端111と電気的に接続される。また、第2出力端162は、別の終端装置1Aの第2入力端112と電気的に接続される。
また、本実施形態の終端装置1Aを終端装置として使用する場合、一対の入力端111,112は、信号線L11,L12と一対一に電気的に接続される。結線端17は、第2出力端162とリード線などによって電気的に短絡される。
このように、結線端17と第2出力端162とが電気的に短絡していることで、第1入力端111は、終端回路12、結線端17、及び第2出力端162を介して第2入力端112に電気的に接続される。検査回路13は、結線端17及び第2出力端162を介して第2入力端112と電気的に接続される。つまり、終端回路12及び検査回路13は、一対の入力端111,112に対して、並列に電気的に接続されている。
例えば、一対の入力端111,112が信号線L11,L12と正常に電気的に接続されており、かつ終端回路12が短絡していないとする。この場合、施工者によって、スイッチ回路14がオン状態に設定されると、信号線L11,L12から通知部15に供給電流が流れることで第1発光素子D1又は第2発光素子D2の何れかが発光する。このように、検査回路13は、一対の入力端111,112が伝送路L1と電気的に接続されていること、かつ終端回路12が短絡していないことを第1発光素子D1及び第2発光素子D2を用いて外部に通知することができる。
本実施形態の終端装置1Aが上述のように構成されているので、一対の入力端111,112が伝送路L1と正常に電気的に接続されている状態、かつ終端回路12が短絡していない状態であれば、終端装置1Aは、通知部15を用いて外部に通知することができる。つまり、本実施形態の終端装置1Aは、一対の入力端111,112が伝送路L1と電気的に接続されていること、かつ、終端回路12が短絡していないことをユーザが施工時に確認することができる。したがって、本実施形態の終端装置1Aは、伝送路L1に対する終端回路12の接続が電気的に正常であることをユーザが施工時に確認することができる。
なお、本実施形態の終端装置1Aは、第1発光素子D1及び第2発光素子D2を用いて出力するように構成されているが、ブザー、又はフォトカプラなどを用いて出力するように構成されていてもよい。また、スイッチ回路14は、1極単投形のスイッチに限定されず、実施形態1の変形例3のように、ダイオードブリッジとツェナダイオードとで構成されていてもよい。さらに、検査回路13は、第1発光素子D1及び第2発光素子D2を有して、無極性の検査回路13として説明されている。検査回路13は、第1発光素子D1及び第2発光素子D2の何れか一方のみを有して、極性を有する回路構成であってもよい。
実施形態2の変形例1について、図7を参照して説明する。実施形態2の変形例1は、終端装置1Aが切替部18を備えている点、及びスイッチ回路14を備えていない点が、上述の実施形態と異なる。
切替部18は、第1状態と第2状態とを切り替える1極双投形のスイッチである。切替部18は、第1固定接点18aと、第2固定接点18bと、可動接点18cとを有する。切替部18の第1固定接点18aは、終端回路12の終端抵抗R1の第2端と結線端17との間の接続点と電気的に接続されている。切替部18の第2固定接点18bは、第2入力端112と電気的に接続されている。切替部18の可動接点18cは、第1発光素子D1のカソードと第2発光素子D2のアノードとの間の接続点と電気的に接続されている。第1状態とは、切替部18の第1固定接点18aと可動接点18cとが電気的に接続されている状態である。また、第2状態とは、切替部18の第2固定接点18bと可動接点18cとが電気的に接続されている状態である。
検査回路13の制限抵抗R2の第1端は第1入力端111に電気的と接続されている。
ここで、終端装置1Aが終端装置として使用される場合について説明する。この場合、第2出力端162は、結線端17とリード線などを介して電気的に短絡される。切替部18が第1状態に切り替えられると、第1入力端111は、検査回路13、結線端17、及び第2出力端162を介して、第2入力端112と電気的に接続される。つまり、検査回路13は、一対の入力端111,112に対して、終端回路12と電気的に並列に接続される。このように、検査回路13は、一対の入力端111,112が伝送路L1と正常に電気的に接続されているかどうか、及び終端回路12が短絡しているかどうか検査することができる。
終端装置1Aが分岐器として使用される場合について説明する。切替部18が第2状態に切り替えられると、第1入力端111は、検査回路13を介して第2入力端112に電気的に接続される。つまり、検査回路13は、別の終端装置1Aを伝送路L1の終端に接続させることなく、信号線L11,L12が断線しているかどうか、検査することができる。通知部15は、信号線L11,L12が断線していなければ、供給電流が流れて、外部に通知することができる。
実施形態2の変形例1の終端装置1Aは、終端装置として使用される場合、一対の入力端111,112が伝送路L1と正常に電気的に接続されている状態、かつ終端回路12が短絡していない状態であれば、通知部15を用いて外部に通知することができる。つまり、実施形態2の変形例1の終端装置1Aは、一対の入力端111,112が伝送路L1と電気的に接続されていること、かつ、終端回路12が短絡していないことをユーザが施工時に確認することができる。したがって、実施形態2の変形例1の終端装置1Aは、伝送路L1に対する終端回路12の接続が電気的に正常であることをユーザが施工時に確認することができる。
さらに、実施形態2の変形例1の終端装置1Aは、上述のように構成されるので、分岐器として使用される場合、信号線L11,L12が断線していないことを通知部15を用いて外部に通知することができる。したがって、本実施形態の終端装置1Aは、信号線L11,L12が断線していないことをユーザが施工時に確認することができる。
また、終端装置1Aが終端装置として使用される場合、一対の入力端111,112が伝送路L1と正常に電気的に接続されている状態、かつ終端回路12が短絡していない状態であるとする。この場合、インターホンシステム10は、通知部15を用いて外部に通知することができる。つまり、実施形態2の変形例1のインターホンシステム10では、一対の入力端111,112が伝送路L1と電気的に接続されていること、かつ、終端回路12が短絡していないことをユーザが施工時に確認することができる。したがって、実施形態2の変形例1のインターホンシステム10では、伝送路L1に対する終端回路12の接続が電気的に正常であることをユーザが施工時に確認することができる。
さらに、実施形態2の変形例1のインターホンシステム10は、終端装置1Aが分岐器として使用される場合、信号線L11,L12が断線していなければ、通知部15を用いて、外部に通知することができる。したがって、本実施形態のインターホンシステム10は、信号線L11,L12が断線していないことをユーザが施工時に確認することができる。
なお、終端装置1Aは通知部15を用いて出力するように構成されているが、ブザー、又はフォトカプラなどを用いて出力するように構成されていてもよい。また、切替部18は、1極双投形のスイッチに限定されず、同じ機能を有する回路で構成されていてもよい。さらに、検査回路13は、第1発光素子D1及び第2発光素子D2を有して、無極性の検査回路13として説明されている。検査回路13は、第1発光素子D1及び第2発光素子D2の何れか一方のみを有して、極性を有する回路構成であってもよい。
本発明に係る第1の態様の終端装置(1,1A)は、制御装置(3)と住戸親機(2)との間で、信号線(L11,L12)を有する伝送路(L1)を介して、伝送信号が重畳された供給電圧を供給するインターホンシステム10に使用されている。終端装置(1,1A)は、一対の入力端(111,112)と、終端回路(12)と、検査回路(13,13A,13B,13C)とを備える。一対の入力端(111,112)は、伝送路(L1)と電気的に接続されている。終端回路(12)は、一対の入力端(111,112)間に電気的に接続され、インピーダンス素子(C1,R1)を有している。検査回路(13,13A,13B,13C)は、一対の入力端(111,112)間において、終端回路(12)と電気的に並列に接続されている。検査回路(13,13A,13B,13C)は、一対の入力端(111,112)に供給電圧が印加され、供給電圧に対応する供給電流が流れた場合、動作する。検査回路(13,13A,13B,13C)は、動作することで伝送路(L1)に対する終端回路(12)の接続が正常であることを通知する通知部(15,15A,15B,15C)を有する。
第1の態様によれば、終端装置(1,1A)は、伝送路(L1)に対する終端回路(12)の接続が電気的に正常であることをユーザが施工時に確認することができる。
本発明に係る第2の態様の終端装置(1,1A)では、第1の態様において、通知部(15,15A,15B,15C)は、音、光、及び信号の少なくとも1つを用いることが好ましい。そして、通知部(15,15A,15B,15C)は、伝送路(L1)に対する終端回路(12)の接続が正常であることを通知するように構成されていることが好ましい。
第2の態様によれば、終端装置(1,1A)は、伝送路(L1)に対する終端回路(12)の接続が電気的に正常であることをユーザが施工時により容易に確認することができる。
本発明に係る第3の態様の終端装置(1,1A)では、第2の態様において、通知部(15B)は、信号を用いて通知することが好ましい。通知部(15B)は、一対の入力端(111,112)と電気的に接続され、供給電流が流れる入力部(発光ダイオードD3)を備えることが好ましい。通知部(15B)は、住戸親機(2)に電気的に接続されて、入力部に供給電流が流れると、住戸親機(2)に信号を用いて通知する出力部(フォトトランジスタTR1)をさらに備えることが好ましい。入力部と出力部とは、互いに電気的に絶縁されていることが好ましい。
第3の態様によれば、伝送路(L1)に対する終端回路(12)の接続が電気的に正常であることを、ユーザが住戸親機(2)及び制御装置(3)を使用して確認することができる。
本発明に係る第4の態様の終端装置(1A)は、第1〜第3の態様の何れかの1つの態様において、第1出力端(161)と、第2出力端(162)と、結線端(17)と、分岐装置(5)とをさらに備えることが好ましい。分岐装置5は、一対の入力端(111,112)のそれぞれと分岐経路(50)を介して電気的に接続される一対の分岐端(521,522)を備えることが好ましい。一対の分岐端(521,522)は、住戸親機(2)に電気的に接続されることが好ましい。第1出力端(161)は、一対の入力端(111,112)の一方である第1入力端(111)と終端回路(12)の第1端との間の接続点に電気的に接続されることが好ましい。第2出力端(162)は、一対の入力端(111,112)の他方である第2入力端(112)と電気的に接続されることが好ましい。結線端(17)は、終端回路(12)の第2端と電気的に接続されることが好ましい。第1入力端(111)は、結線端(17)と第2出力端(162)とが電気的に接続されると、終端回路(12)、結線端(17)、及び第2出力端(162)を介して、第2入力端(112)と電気的に接続されることが好ましい。
第4の態様によれば、終端装置(1A)は、分岐器として使用することができるので、施工する機器の数が減少し、施工を簡易化することができる。
本発明に係る第5の態様の終端装置(1A)は、第4の態様において、切替部(18)をさらに備えることが好ましい。切替部(18)は、第1状態と第2状態とを切り替えるように構成されていることが好ましい。第1状態は、結線端(17)と第2出力端(162)とが電気的に接続された場合、第1入力端(111)が検査回路(13,13A,13B,13C)、結線端(17)、及び第2出力端(162)を介して第2入力端(112)と電気的に接続される状態であることが好ましい。第2状態は、第1入力端(111)が、検査回路(13,13A,13B,13C)を介して、第2入力端(112)と電気的に接続される状態であることが好ましい。
第5の態様によれば、終端装置(1A)は、分岐器として使用した場合、伝送路(L1)の終端に終端装置が接続されていなくても、信号線(L11,L12)が断線しているかどうか確認することができる。
本発明に係る第6の態様の終端装置(1,1A)は、第1〜第5の態様の何れか1つの態様において、スイッチ回路(14,14A)をさらに備えることが好ましい。スイッチ回路(14,14A)は、一対の入力端(111,112)間において、検査回路(13,13A,13B,13C)と電気的に直列に接続され、オン状態とオフ状態とが切り替わるように構成されていることが好ましい。
第6の態様によれば、スイッチ回路(14,14A)をオン状態にした場合にのみ通知部(15,15A,15B,15C)に供給電流が流れるので、終端装置(1,1A)は、電力消費を低減することができる。
本発明に係る第7の態様の終端装置(1,1A)では、第6の態様において、スイッチ回路(14)は、ユーザによって、オン状態とオフ状態とに切り替えられるように構成されていることが好ましい。
第7の態様によれば、ユーザがスイッチ回路(14)をオン状態にした場合にのみ通知部(15,15A,15B,15C)に供給電流が流れるので、終端装置(1,1A)は電力消費を低減することができる。
本発明に係る第8の態様の終端装置(1,1A)では、第6の態様において、スイッチ回路(14A)は、閾値電圧よりも高い供給電圧が供給されると、オン状態になるように構成されていることが好ましい。
第8の態様によれば、制御装置(3)が閾値電圧よりも高い供給電圧を供給する場合にのみ、通知部(15A,15B,15C)に供給電流が流れるので、終端装置(1,1A)は電力消費を低減することができる。
本発明に係る第9の態様のインターホンシステム(10)は、終端装置(1,1A)と、住戸親機(2)と、制御装置(3)と、制御装置(3)と電気的に接続され、制御装置(3)を介して住戸親機(2)と通信する共用装置(30)とを備える。
第9の態様によれば、インターホンシステム(10)は、伝送路(L1)に対する終端回路(12)の接続が電気的に正常であることをユーザが施工時に確認することができる。
本発明に係る第10の態様のインターホンシステム(10)では、第9の態様において、制御装置(3)は、伝送路(L1)に印加する供給電圧の極性を切り替える極性切替部(31)を有していることが好ましい。検査回路(13,13A,13B,13C)は、一対の入力端(111,112)に印加される供給電圧が何れの極性であっても、供給電圧による供給電流が発生するように構成されていることが好ましい。
第10の態様によれば、インターホンシステム(10)は、信号線(L11,L12)が地絡しているかどうか施工時に確認することができる。
1,1A 終端装置
10 インターホンシステム
111,112 一対の入力端(第1入力端、第2入力端)
12 終端回路
13,13A,13B,13C 検査回路
14,14A スイッチ回路
15,15A,15B,15C 通知部
161 第1出力端
162 第2出力端
17 結線端
18 切替部
2 住戸親機
3 制御装置
30 共用装置
31 極性切替部
5 分岐装置
50 分岐経路
D3 発光ダイオード(入力部)
TR1 フォトトランジスタ(出力部)
L1 伝送路
L11,L12 信号線

Claims (10)

  1. 制御装置と住戸親機との間で、信号線を有する伝送路を介して、伝送信号が重畳された供給電圧を供給するインターホンシステムに使用され、
    一対の入力端と、終端回路と、検査回路とを備え、
    前記一対の入力端は、前記伝送路と電気的に接続され、
    前記終端回路は、前記一対の入力端間に電気的に接続され、インピーダンス素子を有し、
    前記検査回路は、前記一対の入力端間において、前記終端回路と電気的に並列に接続され、
    前記一対の入力端に供給電圧が印加され、前記供給電圧に対応する供給電流が流れた場合、動作することで前記伝送路に対する前記終端回路の接続が正常であることを通知する通知部を有する
    ことを特徴とする終端装置。
  2. 前記通知部は、音、光、及び信号の少なくとも1つを用いて、前記伝送路に対する前記終端回路の接続が正常であることを通知するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の終端装置。
  3. 前記通知部は、前記信号を用いて通知し、
    前記通知部は、前記一対の入力端と電気的に接続され、前記供給電流が流れる入力部と、前記住戸親機に電気的に接続されて、前記入力部に前記供給電流が流れると、前記住戸親機に前記信号を用いて通知する出力部とを備え、
    前記入力部と前記出力部とは、互いに電気的に絶縁されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の終端装置。
  4. 第1出力端と、第2出力端と、結線端と、分岐装置とをさらに備え、
    前記分岐装置は、前記一対の入力端のそれぞれと分岐経路を介して電気的に接続される一対の分岐端を備え、
    前記一対の分岐端は、前記住戸親機に電気的に接続され、
    前記第1出力端は、前記一対の入力端の一方である第1入力端と前記終端回路の第1端との間の接続点に電気的に接続され、
    前記第2出力端は、前記一対の入力端の他方である第2入力端と電気的に接続され、
    前記結線端は、前記終端回路の第2端と電気的に接続され、
    前記第1入力端は、前記結線端と前記第2出力端とが電気的に接続されると、前記終端回路、前記結線端、及び前記第2出力端を介して、前記第2入力端と電気的に接続される
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の終端装置。
  5. 切替部をさらに備え、
    前記切替部は、第1状態と第2状態とを切り替えるように構成され、
    前記第1状態は、前記結線端と前記第2出力端とが電気的に接続された場合、前記第1入力端が前記検査回路、前記結線端、及び前記第2出力端を介して前記第2入力端と電気的に接続される状態であり、
    前記第2状態は、前記第1入力端が、前記検査回路を介して、前記第2入力端と電気的に接続される状態である
    ことを特徴とする請求項4に記載の終端装置。
  6. スイッチ回路をさらに備え、
    前記スイッチ回路は、前記一対の入力端間において、前記検査回路と電気的に直列に接続され、オン状態とオフ状態とが切り替わるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の終端装置。
  7. 前記スイッチ回路は、ユーザによって、前記オン状態と前記オフ状態とが切り替えられるように構成されている
    ことを特徴とする請求項6に記載の終端装置。
  8. 前記スイッチ回路は、閾値電圧よりも高い前記供給電圧が供給されると、前記オン状態になるように構成されている
    ことを特徴とする請求項6に記載の終端装置。
  9. 請求項1〜7の何れか一項に記載の終端装置と、前記住戸親機と、前記制御装置と、前記制御装置と電気的に接続され、前記制御装置を介して前記住戸親機と通信する共用装置とを備える
    ことを特徴とするインターホンシステム。
  10. 前記制御装置は、前記伝送路に印加する前記供給電圧の極性を切り替える極性切替部を有し、
    前記検査回路は、前記一対の入力端に印加される前記供給電圧が何れの極性であっても、前記供給電圧による前記供給電流が発生するように構成されている
    ことを特徴とする請求項9に記載のインターホンシステム。
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