JP2017175477A - 集合住宅用インターホンシステム - Google Patents

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智英 古屋
淳之 広野
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淳之 広野
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Abstract

【課題】分岐線の異常を検出可能な集合住宅用インターホンシステムを提供する。【解決手段】集合住宅用インターホンシステム100は、住戸端末1を備える。住戸端末1は、分岐線5が接続される接続部10と、接続部10に電力を供給する電源部11とを備える。また、住戸端末1は、電源部11から接続部10に流れる電流I1を検出する電流検出部12と、電流検出部12により検出された電流I1である検出電流の大きさに基づいて分岐線5の異常の有無を判定する判定部17とを備える。判定部17は、検出電流の大きさが第1所定値以上かつ第2所定値以下の場合に、分岐線5に異常が無いと判定する。判定部17は、検出電流の大きさが第1所定値よりも小さい又は第2所定値よりも大きい場合に、分岐線5に異常が有ると判定する。【選択図】図1

Description

本発明は、一般に、集合住宅用インターホンシステムに関し、より詳細には、集合住宅の住戸内に設置される住戸端末を備えた集合住宅用インターホンシステムに関する。
従来、住宅情報盤が電源線を介して電源装置に接続された集合用インターホン装置が提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1記載の集合用インターホン装置の住宅情報盤は、電源装置から電源線を通じて給電され、電源線の電圧レベルを基準値と比較して正常又は異常を判定するように構成されている。特許文献1には、住宅情報盤は、分岐器を介して電源線に接続されてもよい旨が記載されている。
特開2016−1778号公報
上述の住宅情報盤は、電源装置に接続された電源線の異常を検出できるが、分岐器を介して電源線に接続された場合、住宅情報盤と分岐器とを接続する分岐線の異常を検出することはできない。
本発明は、上述の事由に鑑みてなされ、本発明の目的は、分岐線の異常を検出できる集合住宅用インターホンシステムを提供することである。
本発明の一態様に係る集合住宅用インターホンシステムは、分岐器に分岐線を介して接続され集合住宅の住戸内に設置される住戸端末を備える。前記住戸端末は、前記分岐線が接続される接続部と、前記接続部に電力を供給する電源部とを備える。また、前記住戸端末は、前記電源部から前記接続部に流れる電流を検出する電流検出部と、前記電流検出部により検出された前記電流である検出電流の大きさに基づいて少なくとも前記分岐線の異常の有無を判定する判定部とを備える。前記判定部は、前記検出電流の大きさがゼロよりも大きな第1所定値以上かつ前記第1所定値よりも大きな第2所定値以下の場合に、前記分岐線に前記異常が無いと判定する。前記判定部は、前記検出電流の大きさが前記第1所定値よりも小さい又は前記第2所定値よりも大きい場合に、前記分岐線に前記異常が有ると判定する。
本発明の集合住宅用インターホンシステムでは、分岐線の異常を検出できる。
図1は、実施形態1の集合住宅用インターホンシステムの住戸端末及び分岐器の構成図である。 図2は、同上の集合住宅用インターホンシステムの住戸端末及び分岐器の回路図である。 図3は、同上の集合住宅用インターホンシステムの構成図である。構成図である。
(実施形態1)
以下、本実施形態の集合住宅用インターホンシステム100について、図1〜図3を参照しながら説明する。なお、以下では、説明の便宜上、集合住宅用インターホンシステム100を「インターホンシステム100」と略称することがある。
インターホンシステム100は、図3に示すように、複数の住戸端末1と、複数の分岐器2と、制御装置3と、共用端末4とを備えている。
複数の住戸端末1は、それぞれ複数の住戸内に設置されている。制御装置3は、集合住宅の管理室に設置されている。共用端末4は、集合住宅の共用部(例えば、ロビー等)に設置されている。
複数の住戸端末1は、それぞれ複数の分岐線5を介して、複数の分岐器2に接続されている。複数の分岐器2は、幹線6を介して、制御装置3に接続されている。複数の分岐線5は、幹線6から分岐している。幹線6は、第1幹線6aと、第2幹線6bと、第3幹線6cと、第4幹線6dとを少なくとも含む。複数の分岐器2は、それぞれ複数の分岐線5と幹線6との分岐点に設けられている。つまり、複数の住戸端末1は、それぞれ複数の分岐線5と複数の分岐器2と幹線6とを介して、制御装置3に接続されている。制御装置3は、共用線7を介して、共用端末4に接続されている。分岐線5、幹線6及び共用線7の各々は、一対のツイストペアケーブルである。
以下、複数の住戸端末1について、図1及び図2に基づいて説明する。なお、複数の住戸端末1の構成及び機能は同じであるから、以下では、複数の住戸端末1のうち1つの住戸端末1について構成及び機能を説明する。
住戸端末1は、制御装置3との間で通信を行うように構成されている。住戸端末1は、図1に示すように、接続部10と、電源部11と、電流検出部12と、制御部13と、伝送処理部14と、2つのインダクタL1,L2と、2つのコンデンサC1,C2とを備えている。また、住戸端末1は、図示しない通話処理部、マイクロホン及びスピーカを備え、共用端末4との間で通話を行うように構成されている。また、住戸端末1は、図示しない映像処理部及び表示部を備え、共用端末4で撮像された映像を表示するように構成されている。
接続部10は、分岐線5が接続されるように構成されている。接続部10は、第1接続端子10aと、第2接続端子10bとを有している。
電源部11は、接続部10に電力を供給するように構成されている。電源部11は、電流検出部12とインダクタL1を介して、接続部10の第1接続端子10aに接続されている。第1接続端子10aは、コンデンサC1を介して伝送処理部14に接続されている。第2接続端子10bは、コンデンサC2を介して伝送処理部14に接続されている。また、第2接続端子10bは、インダクタL2を介して、グランド(住戸端末1のグランド)GND1に接続されている。なお、インダクタL2は、インピーダンスアッパーである。
電流検出部12は、電源部11から接続部10に流れる電流I1を検出するように構成されている。電流検出部12は、例えば、図2に示すように、2つの抵抗R1,R2と、オペアンプ15と、コンパレータ16とを備えている。抵抗R1は、電源部11とインダクタL1との間に設けられ、電源部11とインダクタL1とで直列回路を構成している。また、抵抗R1は、オペアンプ15の一対の入力端子間に接続されている。オペアンプ15の出力端子は、コンパレータ16の一方の入力端子(第1入力端子)に接続されている。コンパレータ16の他方の入力端子(第2入力端子)は、抵抗R2を介して基準電源V1に接続されている。コンパレータ16の出力端子は、制御部13に接続されている。
制御部13は、CPU(Central Processing Unit)及びメモリ等のハードウェアと、CPUで実行されるソフトウェアとで構成されている。また、制御部13は、伝送処理部14を制御するように構成されている。また、制御部13は、上記通話処理部及び上記映像処理部を制御するように構成されている。
伝送処理部14は、上記通話処理部から音声信号を受け取り、この音声信号を含む通信信号(第1通信信号)を生成するように構成されている。また、伝送処理部14は、分岐器2の後述する伝送処理部23を介して制御装置3との間で、通信を行うように構成されている。伝送処理部14は、生成した第1通信信号を、伝送処理部23を介して制御装置3へ送信する。また、伝送処理部14は、伝送処理部23を介して制御装置3から送信された呼出信号、音声信号及び映像信号を含む通信信号(第2通信信号)を受信する。なお、第1通信信号及び第2通信信号は、アナログ信号であってもよし、デジタル信号であってもよい。また、第1通信信号及び第2通信信号は、周波数多重された信号であってもよい。
制御部13は、判定部17を備えている。判定部17は、電流検出部12により検出される電流(以下、検出電流)の大きさに基づいて、分岐線5の異常の有無を判定する。
判定部17は、検出電流の大きさが第1所定値以上かつ第2所定値以下の場合に、分岐線5に異常が無いと判定する。第1所定値は、ゼロよりも大きい。第2所定値は、第1所定値よりも大きい。ここで、第1所定値は、分岐線5が正しく接続部10に接続された場合に流れる電流I1の大きさの誤差範囲の下限値である。第2所定値は、上記誤差範囲の上限値である。判定部17は、検出電流の大きさが第1所定値よりも小さい又は第2所定値よりも大きい場合に、分岐線5に異常が有ると判定する。これにより、インターホンシステム100では、例えば、分岐線5が正しく接続部10に接続されずに分岐線5が断線又は短絡する場合、分岐線5の異常(接続不良)を検出することができる。なお、断線とは、一対のツイストペアケーブルの一方又は両方が接続部10に接続されていない状態を意味する。また、短絡とは、一対のツイストペアケーブルによって第1接続端子10a及び第2接続端子10bが電気的に接続された状態を意味する。
ここにおいて、制御部13は、判定部17の判定結果(分岐線5の異常)を、上記スピーカ又は上記表示部にて報知するように構成されていてもよい。この場合、施工業者は、インターホンシステム100の施工時に、接続不良を発見できる。また、施工業者は、判定部17の判定結果に基づいて、接続不良の箇所を特定することが可能になる。ここで、制御装置3は、各住戸端末1の判定部17の判定結果を、例えば複数の分岐線5、複数の分岐器2及び幹線6を介して収集するように構成されていてもよい。この場合、例えば管理室に設置されたモニタ等に、制御装置3により収集された判定結果を表示すればよい。これにより、施工業者は、各住戸端末1の判定部17の判定結果を見に行く必要がなく、施工作業の効率化を図ることが可能となる。
以下、複数の分岐器2について、図1及び図2に基づいて説明する。なお、複数の分岐器2の構成及び機能は同じであるから、以下では、複数の分岐器2のうち1つの分岐器2について構成及び機能を説明する。
分岐器2は、図1に示すように、入力部20と、出力部21と、分岐部22と、伝送処理部23と、受電部24と、電圧検出部25と、伝達部26と、2つのインダクタL3,L4と、2つのコンデンサC3,C4とを備えている。
入力部20は、例えば、制御装置3に接続された幹線6(図1では、第1幹線6a)が接続される。入力部20は、第1入力端子20aと、第2入力端子20bとを有している。また、入力部20は、制御装置3以外に、他の分岐器2に接続された幹線6が接続されてもよい。
出力部21は、別の分岐器2に接続された幹線6(図1では、第2幹線6b)が接続される。出力部21は、第1出力端子21aと、第2出力端子21bとを有している。第1出力端子21a及び第2出力端子21bは、それぞれ第1入力端子20a及び第2入力端子20bに電気的に接続されている。
分岐部22は、住戸端末1の接続部10に接続された分岐線5が接続される。分岐部22は、第1分岐端子22aと、第2分岐端子22bとを有している。第1分岐端子22a及び第2分岐端子22bは、分岐線5を介して、それぞれ第1接続端子10a及び第2接続端子10bに接続されている。
伝送処理部23は、コンデンサC3を介して第1分岐端子22aに接続されている。伝送処理部23は、コンデンサC4を介して第2分岐端子22bに接続されている。伝送処理部23は、第1入力端子20a及び第1出力端子21aに接続されている。伝送処理部23は、第2入力端子20b及び第2出力端子21bに接続されている。伝送処理部23は、住戸端末1からの第1通信信号を受信する。伝送処理部23は、受信した第1通信信号を制御装置3へ送信する。また、伝送処理部23は、制御装置3からの第2通信信号を受信する。伝送処理部23は、受信した第2通信信号を住戸端末1へ送信する。
ここで、伝送処理部23は、伝送処理部14との間で、通信を行うように構成されていてもよい。また、伝送処理部23は、制御装置3との間で、通信を行うように構成されていてもよい。あるいは、伝送処理部23は、第1通信信号及び第2通信信号を増幅する機能だけを有していてもよい。
受電部24は、住戸端末1から供給される電圧を所定の電圧に変換するように構成されている。本実施形態では、受電部24は、上記所定の電圧を伝送処理部23へ出力する。上記所定の電圧は、伝送処理部23が動作可能な電圧である。また、受電部24は、住戸端末1の接続部10から分岐線5を通って流れる電流I1を受けるように構成されている。受電部24は、図2に示すように、変換回路32と、抵抗(負荷抵抗)R6とを備えている。変換回路32は、例えば、電圧レギュレータである。本実施形態では、変換回路32は、出力をON/OFFできる電圧レギュレータ(ON/OFF機能付き電圧レギュレータ)である。変換回路32の入力端子は、インダクタL3を介して第1分岐端子22aに接続されている。変換回路32の出力端子は、伝送処理部23に接続されている。また、変換回路32の出力端子は、負荷抵抗R6とインダクタL4とを介して、第2分岐端子22bに接続されている。変換回路32のグランド端子は、分岐器2のグランドに接続されている。変換回路32の制御端子は、後述する抵抗R5に接続されている。電源部11からの電流I1は、変換回路32が動作するとき、抵抗R1、インダクタL1、第1接続端子10a、第1分岐端子22a、インダクタL3、変換回路32、負荷抵抗R6、インダクタL4、第2分岐端子22b、第2接続端子10b、インダクタL2の順に流れる。本実施形態では、受電部24は、負荷抵抗R6で消費される電流と、伝送処理部23で消費される電流とを合わせた電流を電流I1として受ける。なお、変換回路32は、電圧レギュレータに限らず、例えばDC/DCコンバータ等であってもよい。
電圧検出部25は、幹線6に印加される電圧(検出電圧)V2を検出するように構成されている。検出電圧V2は、例えば、直流電圧である。電圧検出部25は、第1入力端子20aに接続されている。電圧検出部25は、第2入力端子20bに接続されている。電圧検出部25は、例えば、図2に示すように、2つの抵抗R3,R4と、ダイオードブリッジ27と、フォトダイオード28とを備えている。
ダイオードブリッジ27の一対の入力端のうちの第1入力端は、抵抗R3を介して、第1入力端子20aに接続されている。ダイオードブリッジ27の一対の入力端のうちの第2入力端は、抵抗R4を介して、第2入力端子20bに接続されている。ダイオードブリッジ27の一対の出力端のうちの第1出力端は、フォトダイオード28のアノードに接続されている。ダイオードブリッジ27の一対の出力端のうちの第2出力端は、フォトダイオード28のカソードに接続されている。ここで、抵抗R3及び抵抗R4の各々は、電流制限用の抵抗である。ダイオードブリッジ27は、検出電圧V2を無極性化する。フォトダイオード28は、検出電圧V2の大きさが閾値よりも大きい場合に、点灯状態になる。フォトダイオード28は、検出電圧V2の大きさが閾値以下の場合に、消灯状態になる。ここで、分岐器2の入力部20で接続不良による断線又は短絡が発生する場合、及びこの分岐器2よりも前段の他の分岐器2の出力部21で接続不良による断線又は短絡が発生する場合は、検出電圧V2の大きさが閾値以下になる。
伝達部26は、検出電圧V2の大きさが閾値以下の場合に、受電部24に流れる電流I1の大きさを変化させることによって、幹線6の異常を住戸端末1に伝達するように構成されている。詳細には、伝達部26は、検出電圧V2の大きさが閾値以下の場合に、受電部24の動作を停止させて受電部24に流れる電流I1の大きさをゼロにすることによって、幹線6の異常を住戸端末1に伝達する。
伝達部26は、例えば、図2に示すように、フォトトランジスタ29と、抵抗R5とを備えている。フォトトランジスタ29は、フォトダイオード28とでフォトカプラ30を構成している。要するに、電圧検出部25と伝達部26とは、電気的に絶縁されている。フォトトランジスタ29のコレクタは、抵抗R5を介して変換回路32に接続されている。フォトトランジスタ29のエミッタは、グランドGND2に接続されている。
検出電圧V2の大きさが閾値よりも大きい場合(フォトダイオード28が点灯状態の場合)は、フォトトランジスタ29がオンすることで変換回路32を動作させ、受電部24の負荷抵抗R6に電流I1が流れて電流I1を消費させる。一方、検出電圧V2の大きさが閾値以下の場合(フォトダイオード28が消灯状態の場合)は、フォトトランジスタ29がオフすることで変換回路32の動作を停止させ、受電部24の負荷抵抗R6に電流I1が流れなくなり電流I1を消費させなくする。この場合、検出電流の大きさが、第1所定値よりも小さくなる。これにより、判定部17は、検出電流の大きさが、第1所定値以上かつ第2所定値以下の値から第1所定値よりも小さな値(ゼロ)に変化するので、幹線6に異常が有ると判定することが可能になる。言い換えれば、判定部17は、検出電流の大きさに基づいて幹線6の異常の有無を判定することが可能である。要するに、住戸端末1は、分岐線5の異常だけでなく、幹線6の異常も検出できる。なお、制御部13は、判定部17の判定結果(幹線6の異常)を、上記スピーカ又は上記表示部にて報知するように構成されていてもよい。この場合、例えば、分岐線5の異常時の報知と異なる方法で、幹線6の異常を報知すればよい。これにより、施工業者は、インターホンシステム100の施工時に、分岐線5と幹線6のどちらの異常であるかを知ることができる。また、インターホンシステム100では、別途ケーブルを用いずに既存の構成を利用して、幹線6の異常を住戸端末1に知らせることができる。これにより、施工業者は、幹線6の異常を住戸端末1で知ることができる。
制御装置3は、住戸端末1と共用端末4との間で行われる通信を制御するように構成されている。制御装置3は、幹線6を介して、分岐器2に接続されている。制御装置3は、共用線7を介して、共用端末4に接続されている。制御装置3は、分岐器2を介して住戸端末1との間で通信を行う。また、制御装置3は、共用端末4との間で通信を行う。制御装置3は、分岐器2を介して住戸端末1からの第1通信信号を受信する。制御装置3は、受信した第1通信信号を共用端末4へ送信する。制御装置3は、共用端末4からの第2通信信号を受信する。制御装置3は、受信した第2通信信号を、分岐器2を介して住戸端末1へ送信する。
制御装置3は、共用端末4からの呼出信号を受信すると、呼出信号に含まれる住戸番号に対応付けられたアドレスの住戸端末1を呼び出すように構成されている。
共用端末4は、いわゆるロビーインターホンである。共用端末4は、図示しない操作部及び伝送処理部を備え、上記操作部が操作されたときに、操作に応じた呼出信号を制御装置3へ送信する。上記操作部は、タッチパネル又は複数の押ボタンを有する入力装置である。呼出信号は、訪問先の住戸番号を含んでいる。また、共用端末4は、図示しない通話処理部、マイクロホン及びスピーカを備え、住戸端末1との間で通話を行うように構成されている。また、共用端末4は、図示しない撮像部を備え、来訪者を撮像するように構成されている。
ここで、制御装置3は、印加部31(図3参照)を備えていることが好ましい。印加部31は、交流電圧を幹線6に印加するように構成される。この場合、印加部31は、分岐器2と幹線6との少なくとも一方の異常の有無の検査時に、交流電圧を幹線6に印加する。つまり、交流電圧は、検査用の電圧である。これにより、インターホンシステム100では、印加部31が検査時のみ交流電圧を幹線6に印加するので、例えば検査時に直流電圧を幹線6に印加する場合に比べて、幹線6に電圧を印加する時間(実効時間)が短くなる。よって、インターホンシステム100では、フォトカプラ30の動作時間を短くすることができるので、フォトカプラ30の長寿命化を図ることが可能になる。
印加部31は、検査時に、交流電圧を幹線6に印加するように構成されているが、この構成に限らない。印加部31は、検査時だけに限らず、運用時にも交流電圧を幹線6に印加するように構成されていてもよい。つまり、インターホンシステム100は、幹線6に直流電圧が印加されるのではなく、交流電圧が印加されるように構成されていてもよい。この場合、分岐器2は、フォトカプラ30の代わりに、磁気式又は静電容量式のアイソレーションアンプを備える。
幹線6に交流電圧が印加される場合、伝達部26は、電圧検出部25により検出される上記交流電圧の大きさが閾値以下の場合に、受電部24に流れる電流I1の大きさを変化させることが好ましい。例えば、伝達部26は、上記交流電圧の大きさが閾値以下の場合に、受電部24に流れる電流I1の大きさをゼロにする。この構成によっても、インターホンシステム100では、判定部17は、検出電流の大きさが、第1所定値以上かつ第2所定値以下の値から第1所定値よりも小さな値(ゼロ)に変化するので、幹線6に異常が有ると判定することが可能になる。また、この構成によれば、以下の利点がある。以下、この利点について詳述する。
複数の分岐器2のうち1つの分岐器2で幹線6の短絡の異常が発生している場合、短絡が発生している分岐器2に接続される住戸端末1の判定部17、及びこの分岐器2よりも制御装置3から離れた場所に設置された分岐器2に接続される住戸端末1の判定部17が、幹線6に異常が有ると判定する。またこの場合、短絡が発生している分岐器2よりも制御装置3に近い場所に設置された分岐器2に接続される住戸端末1の判定部17は、幹線6に異常が無いと判定する。よって、幹線6に交流電圧が印加され、かつ、伝達部26は上記交流電圧の大きさが閾値以下の場合に受電部24に流れる電流I1の大きさを変化させる構成であれば、施工業者は、判定部17の判定結果に基づいて、断線箇所に加えて短絡箇所を特定することが可能になる。
一方、幹線6に直流電圧が印加される場合は、複数の分岐器2のうち1つの分岐器2で幹線6が短絡していたとしても、全ての住戸端末1の判定部17が幹線6に異常が有ると判定する。そのため、幹線6に直流電圧が印加される場合、施工業者は、短絡箇所を特定することができない。
よって、幹線6に交流電圧が印加され、かつ、伝達部26は上記交流電圧の大きさが閾値以下の場合に受電部24に流れる電流I1の大きさを変化させる構成であれば、幹線6に直流電圧が印加される場合に比べて、施工業者に接続不良の箇所(断線箇所及び短絡箇所)をより確実に知らせることできる。
なお、インターホンシステム100は、共用端末4を備えているが、共用端末4を備えていなくてもよい。また、インターホンシステム100は、制御装置3を備えているが、制御装置3を備えていなくてもよい。また、インターホンシステム100は、複数の分岐器2を備えているが、複数の分岐器2を備えていなくてもよい。
分岐線5、幹線6及び共用線7の各々は、一対のツイストペアケーブルに限らず、例えば、複数対のツイストペアケーブルであってもよいし、多芯ケーブルであってもよい。
以上説明したように、本実施形態の集合住宅用インターホンシステム100は、住戸端末1を備える。住戸端末1は、分岐器2に分岐線5を介して接続される。また、住戸端末1は、集合住宅の住戸内に設置される。住戸端末1は、接続部10と、電源部11と、電流検出部12と、判定部17とを備えている。接続部10は、分岐線5が接続されるように構成されている。電源部11は、接続部10に電力を供給するように構成されている。電流検出部12は、電源部11から接続部10に流れる電流I1を検出するように構成されている。判定部17は、電流検出部12により検出された電流I1である検出電流の大きさに基づいて少なくとも分岐線5の異常の有無を判定するように構成されている。判定部17は、検出電流の大きさが第1所定値以上かつ第2所定値以下の場合に、分岐線5に異常が無いと判定する。第1所定値は、ゼロよりも大きい。前記第2所定値は、前記第1所定値よりも大きい。判定部17は、検出電流の大きさが第1所定値よりも小さい又は第2所定値よりも大きい場合に、分岐線5に異常が有ると判定する。
この構成によれば、例えば、分岐線5が正しく接続部10に接続されずに分岐線5が断線又は短絡する場合、分岐線5の異常(接続不良)を住戸端末1で検出できる。
集合住宅用インターホンシステム100は、分岐器2を、更に備えていることが好ましい。分岐器2は、制御装置3に幹線6を介して接続される。制御装置3は、住戸端末1と共用端末4との間で行われる通信を制御するように構成されている。共用端末4は、集合住宅の共用部に設置される。分岐器2は、受電部24と、電圧検出部25と、伝達部26とを備えている。受電部24は、住戸端末1の接続部10から分岐線5を通って流れる電流I1を受けるように構成されている。電圧検出部25は、幹線6に印加される電圧(検出電圧)V2を検出するように構成されている。伝達部26は、電圧検出部25により検出される検出電圧V2の大きさが閾値以下の場合に、受電部24に流れる電流I1の大きさを変化させることによって幹線6の異常を住戸端末1に伝達するように構成されている。
この構成によれば、別途ケーブルを用いずに既存の構成を利用して、幹線6の異常を住戸端末1に知らせることが可能になる。また、この構成によれば、幹線6の異常を住戸端末1で知ることができる。すなわち、この構成によれば、幹線6及び分岐線5の異常を検出できる。
伝達部26は、検出電圧V2の大きさが閾値以下の場合に、受電部24に流れる電流I1の大きさをゼロにすることが好ましい。
この構成によれば、例えば、判定部17は、検出電流の大きさが、第1所定値以上かつ第2所定値以下の値から第1所定値よりも小さな値(ゼロ)に変化するので、幹線6に異常が有ると判定することが可能になる。
電圧検出部25と伝達部26とは、電気的に絶縁されていることが好ましい。
この構成によれば、分岐線5と幹線6の電気的絶縁性を高めることが可能になる。
集合住宅用インターホンシステム100は、制御装置3を、更に備えていることが好ましい。制御装置3は、交流電圧を幹線6に印加する印加部31を備えていることが好ましい。伝達部26は、電圧検出部25により検出される上記交流電圧の大きさが閾値以下の場合に、受電部24に流れる電流I1の大きさを変化させることが好ましい。
この構成によれば、例えば、判定部17は、検出電流の大きさが、第1所定値以上かつ第2所定値以下(規定範囲)の値から規定範囲外の値に変化するので、幹線6に異常が有ると判定することが可能になる。また、この構成によれば、施工業者は、判定部17の判定結果に基づいて、接続不良の箇所、特に断線箇所に加えて短絡箇所を特定することが可能になるので、幹線6に直流電圧が印加される場合に比べて、施工業者に接続不良の箇所をより確実に知らせることできる。
印加部31は、分岐器2と幹線6との少なくとも一方の異常の有無の検査時のみ、交流電圧を幹線6に印加することが好ましい。
この構成によれば、印加部31が検査時のみ交流電圧を幹線6に印加するので、例えば検査時に直流電圧を幹線6に印加する場合に比べて、フォトカプラ30の動作時間を短くすることができる。よって、フォトカプラ30の長寿命化を図ることが可能になる。
(実施形態2)
以下、実施形態2のインターホンシステムについて説明する。実施形態2のインターホンシステムの基本構成は、実施形態1のインターホンシステム100と同じである。ただし、実施形態2のインターホンシステムでは、伝達部26及び判定部17の機能が、インターホンシステム100と相違する。なお、本実施形態では、インターホンシステム100との相違点のみを説明する。また、本実施形態では、インターホンシステム100と同様の構成要素に同一の符号を付して説明及び図示を省略する。
伝達部26は、検出電圧V2の大きさが閾値以下の場合に、受電部24に流れる電流I1の大きさを上記第2所定値よりも大きくするように構成されている。
判定部17は、検出電流の大きさに基づいて、分岐線5の異常と幹線6の異常とを区別するように構成されている。詳細には、判定部17は、検出電流の大きさが第2所定値よりも大きくかつ第3所定値以下の場合に、幹線6の異常であると判定する。第3所定値は、第2所定値よりも大きい。判定部17は、検出電流の大きさが第1所定値よりも小さい又は第3所定値よりも大きい場合に、分岐線5の異常であると判定する。これにより、判定部17は、分岐線5の異常と幹線6の異常とを区別することが可能になる。
また、判定部17は、検出電流の大きさに基づいて、分岐線5の異常が断線であるか短絡であるかを区別するように構成されている。詳細には、判定部17は、検出電流の大きさが第1所定値よりも小さい場合に、分岐線5が断線していると判定する。判定部17は、検出電流の大きさが第3所定値よりも大きい場合に、分岐線5が短絡していると判定する。これにより、判定部17は、分岐線5の異常が断線であるか短絡であるかを区別することが可能になる。
以上説明したように、本実施形態の集合住宅用インターホンシステムでは、伝達部26は、検出電圧V2の大きさが閾値以下の場合に、受電部24に流れる電流I1の大きさを第2所定値よりも大きくする。
この構成によれば、例えば、判定部17は、検出電流の大きさが、第1所定値以上かつ第2所定値以下の値から第2所定値よりも大きな値に変化するので、幹線6に異常が有ると判定することが可能になる。
判定部17は、上述のように、検出電流の大きさに基づいて、分岐線5の異常と幹線6の異常とを区別するように構成されていることが好ましい。判定部17は、検出電流の大きさが第2所定値よりも大きくかつ第3所定値以下の場合に、幹線6の異常であると判定することが好ましい。第3所定値は、第2所定値よりも大きい。判定部17は、検出電流の大きさが第1所定値よりも小さい又は第3所定値よりも大きい場合に、分岐線5の異常であると判定することが好ましい。
この構成によれば、判定部17は、分岐線5の異常と幹線6の異常とを区別することが可能になる。
1 住戸端末
2 分岐器
3 制御装置
5 分岐線
6 幹線
10 接続部
11 電源部
12 電流検出部
17 判定部
24 受電部
25 電圧検出部
26 伝達部
31 印加部
100 集合住宅用インターホンシステム
I1 電流
V2 検出電圧

Claims (8)

  1. 分岐器に分岐線を介して接続され集合住宅の住戸内に設置される住戸端末を備える集合住宅用インターホンシステムであって、
    前記住戸端末は、前記分岐線が接続される接続部と、前記接続部に電力を供給する電源部と、前記電源部から前記接続部に流れる電流を検出する電流検出部と、前記電流検出部により検出された前記電流である検出電流の大きさに基づいて少なくとも前記分岐線の異常の有無を判定する判定部とを備え、
    前記判定部は、前記検出電流の大きさがゼロよりも大きな第1所定値以上かつ前記第1所定値よりも大きな第2所定値以下の場合に前記分岐線に前記異常が無いと判定し、前記検出電流の大きさが前記第1所定値よりも小さい又は前記第2所定値よりも大きい場合に前記分岐線に前記異常が有ると判定する
    ことを特徴とする集合住宅用インターホンシステム。
  2. 前記分岐器を、更に備え、
    前記分岐器は、前記住戸端末と前記集合住宅の共用部に設置される共用端末との間で行われる通信を制御する制御装置に幹線を介して接続され、
    前記分岐器は、前記住戸端末の前記接続部から前記分岐線を通って流れる電流を受ける受電部と、前記幹線に印加される電圧を検出する電圧検出部と、前記電圧検出部により検出される検出電圧の大きさが閾値以下の場合に前記受電部に流れる前記電流の大きさを変化させることによって前記幹線の異常を前記住戸端末に伝達する伝達部とを備えている
    ことを特徴とする請求項1記載の集合住宅用インターホンシステム。
  3. 前記伝達部は、前記検出電圧の大きさが前記閾値以下の場合に、前記受電部に流れる前記電流の大きさをゼロにする
    ことを特徴とする請求項2記載の集合住宅用インターホンシステム。
  4. 前記伝達部は、前記検出電圧の大きさが前記閾値以下の場合に、前記受電部に流れる前記電流の大きさを前記第2所定値よりも大きくする
    ことを特徴とする請求項2記載の集合住宅用インターホンシステム。
  5. 前記判定部は、前記検出電流の大きさに基づいて前記分岐線の異常と前記幹線の異常とを区別するように構成され、
    前記判定部は、前記検出電流の大きさが前記第2所定値よりも大きくかつ前記第2所定値よりも大きな第3所定値以下の場合に、前記幹線の異常であると判定し、前記検出電流の大きさが前記第1所定値よりも小さい又は前記第3所定値よりも大きい場合に、前記分岐線の異常であると判定する
    ことを特徴とする請求項4記載の集合住宅用インターホンシステム。
  6. 前記電圧検出部と前記伝達部とは、電気的に絶縁されている
    ことを特徴とする請求項2ないし請求項5のいずれか1項に記載の集合住宅用インターホンシステム。
  7. 前記制御装置を、更に備え、
    前記制御装置は、交流電圧を前記幹線に印加する印加部を備え、
    前記伝達部は、前記電圧検出部により検出される前記交流電圧の大きさが前記閾値以下の場合に、前記受電部に流れる前記電流の大きさを変化させる
    ことを特徴とする請求項2ないし請求項6のいずれか1項に記載の集合住宅用インターホンシステム。
  8. 前記印加部は、前記分岐器と前記幹線との少なくとも一方の異常の有無の検査時のみ、前記交流電圧を前記幹線に印加する
    ことを特徴とする請求項7記載の集合住宅用インターホンシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2020240811A1 (ja) * 2019-05-31 2021-09-13 株式会社 エニイワイヤ 短絡位置検出システム

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