JP2018032343A - 事故リスク可視化システム、事故リスク可視化方法、及び事故リスク可視化プログラム - Google Patents

事故リスク可視化システム、事故リスク可視化方法、及び事故リスク可視化プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2018032343A
JP2018032343A JP2016166178A JP2016166178A JP2018032343A JP 2018032343 A JP2018032343 A JP 2018032343A JP 2016166178 A JP2016166178 A JP 2016166178A JP 2016166178 A JP2016166178 A JP 2016166178A JP 2018032343 A JP2018032343 A JP 2018032343A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
warning
time
accident risk
map information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016166178A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6720020B2 (ja
Inventor
聖也 加藤
Seiya Kato
聖也 加藤
笠井 嘉
Yoshi Kasai
嘉 笠井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2016166178A priority Critical patent/JP6720020B2/ja
Publication of JP2018032343A publication Critical patent/JP2018032343A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6720020B2 publication Critical patent/JP6720020B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】過去に発生した事故リスクと車両が運行される領域の地形的な条件との関係に基づいて、現在、あるいは将来の事故発生リスクを検出し、その事故発生リスクを可視化する。【解決手段】特定の地理的領域内で運行される車両に関する事故リスク可視化システムである。地理的領域内の地形を表す情報である地図情報を、複数の時点にわたって保持し、車両に発生した事故リスクを報知する警告が発せられた時刻及び位置を、警告の要因が地形にあるか否かを示す要因種類情報とともに警告履歴情報として保持し、外部からの時間指定に従って該当時刻の地図情報を抽出し、前記警告履歴情報を検索して該当時刻付近で地形に起因したものがある場合、前記地図情報において当該警告履歴情報に含まれる位置に表示される警告アイコンを含む画面データを生成し、前記画面データに基づいて画面表示を行う。【選択図】図3

Description

この発明は、事故リスク可視化システム、事故リスク可視化方法、及び事故リスク可視化プログラムに関する。
鉱山や建設現場などではパワーショベルやブルドーザー、ダンプトラックなどの大型車両と、一般道を走行するような軽車両が同時に用いられている。ここで「軽車両」とは、前者の大型車両と比較して小型軽量の車両、例えば普通乗用車、商用車を意味している。鉱山や建設現場などでこれら大型車両同士や大型車両と軽車両との衝突事故が発生すると、車両の損耗などの事故の直接被害が大きいだけでなく、原因調査等の事後処理のための鉱山での採掘作業の中断や建設現場での建設作業の中断など目的の業務遂行にも大きな支障がでるため、事故防止が重要となる。
これらの課題に対処するための一般的な方法として、レーザーレーダなどのセンサーを用いて車両の前方に障害物を検知した場合に警告を発することで衝突を防止する方法がある。また、車両の側面からの衝突に対応するため、あるいは盛り土の地形などにより前記のようなセンサーでの検出が困難な車両の接近を検出するために、無線通信で他車両の位置情報を取得し、他車両の接近を検知し警告を発することで衝突を防止する方法もある。しかし、これらの方法では、実際に衝突の危険が発生したときに衝突を回避したり衝突による被害軽減を実現することはできるが、そもそも事故が起こるリスクを軽減させることはできない。
一方、特許文献1では、フリートマネジメントシステム(FMS)のような運行管理システムなどを経由して収集されたデータをセンタシステムで活用する方式があげられている。本方式では収集した各車両の診断情報を元に、鉱山内の道路で補修が必要な場所を選定する方法が提案されている。また、特許文献2では、自動車から収集された事故履歴の情報を元に、現在走行中の場所について事故リスクがあるかどうかを判定し判定結果により警告する方法があげられている。
米国特許出願公開第2008/0082347号 特開2005-313658号公報
鉱山では採掘作業の進捗によって、また建設現場では建設作業の進行によって、現場の状況が変化する。例えば鉱山では、日々採掘が実施され、それに伴って道路形状が日々変化する。そのため、ある鉱山のある搬送路で衝突の危険が発生したとしても、将来は該当する搬送路がなくなることにより衝突の危険も消失する可能性がある。特許文献1では車両の診断情報を収集しているが、事故リスクの低減には利用していない。一方、特許文献2では一般道路を走行する車両を適用対象として、GPSを基にした車両の位置情報を活用し、ある車両が事故発生履歴のある地点近傍にいるかどうかを元に警告対象を選定しており、鉱山のように日々道路形状が変化する環境では警告の意味がなくなってしまう。
本発明は主として上記の課題を解決するためになされたもので、過去に発生した事故リ
スクと車両が運行される領域の地形的な条件との関係に基づいて、現在、あるいは将来の事故発生リスクを検出し、その事故発生リスクを可視化することができる事故リスク可視化システム、事故リスク可視化方法、及び事故リスク可視化プログラムを提供することを目的とする。
上記の、及び他の課題を解決するために、本発明の一態様は、特定の地理的領域内で運行される移動体に関する事故リスク可視化システムであって、前記地理的領域内の地形を表す情報である地図情報を、複数の時点にわたって保持している地図情報記憶部と、前記移動体において発生した事故リスクを報知する警告が発せられた時刻に関する時刻情報、及び前記地理的領域内の位置情報を、当該警告の要因が地形にあるか否かを示す要因種類情報とともに警告履歴情報として保持している警告履歴記憶部と、外部からの指示入力に含まれる時間指定に従って前記地図情報記憶部から該当時刻の地図情報を抽出し、前記警告履歴記憶部を検索して該当時刻付近で地形に起因した警告履歴情報があるか判定し、あると判定した場合、前記地図情報において当該警告履歴情報に含まれる位置情報で示される位置に表示される警告シンボルを含む画面データを生成する事故リスク可視化処理部と、前記事故リスク可視化処理部から受領する前記画面データに基づいて画面表示を行う事故リスク表示部とを備えている。
前記事故リスク可視化システムにおいて、前記地図情報記憶部は前記地理的領域の将来の時点での地図情報を保持しており、前記事故リスク可視化処理部は、外部から入力された指示入力が将来の時点を指定していると判定した場合、当該将来の時点の前記地図情報を前記地図情報記憶部から抽出し、前記警告履歴記憶部を参照して地形に起因する警告履歴情報があると判定した場合、当該警告履歴情報が示す位置情報と当該警告履歴情報が示す時刻情報に対応する時点の地図情報を前記地図情報記憶部から抽出し、前記警告が発せられた位置における地図情報と対応する地図情報を有する場所が前記将来の地図情報に存在するか判定し、存在すると判定した場合、前記将来の地図情報に基づく地図上の対応する位置に表示させる警告シンボルを含む画面データを生成するものとすることができる。
本発明の一態様によれば、過去に発生した事故リスクと車両が運行される領域の地形的な条件との関係に基づいて、現在、あるいは将来の事故発生リスクを検出し、その事故発生リスクを可視化することができる。
図1は、本発明の一実施形態による事故リスク可視化システムの構成例を示す図である。 図2は、安全性分析システム120のソフトウェア構成例を示す図である。 図3は、安全性分析システム120の出力画面例を示す図である。 図4は、安全性分析システム120の出力画面例を示す図である。 図5は、安全性分析システム120の出力画面例を示す図である。 図6は、採掘計画情報171のデータ構成例を示す図である。 図7は、運行管理履歴情報172のデータ構成例を示す図である。 図8は、地図履歴情報173のデータ構成例を示す図である。 図9は、警告履歴情報174のデータ構成例を示す図である。 図10は、警告履歴管理テーブル211の構成例を示す図である。 図11は、リスクシーン管理テーブル214の構成例を示す図である。 図12は、リスク要因判定テーブル215の構成例を示す図である。 図13は、将来リスク管理テーブル216の構成例を示す図である。 図14は、安全性分析システム120の全体処理例を示すフローチャートである。 図15は、リスクシーン抽出部205の処理例を示すフローチャートである。 図16は、将来リスク判定部206の処理例を示すフローチャートである。
以下、本発明について、その実施形態に即して、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施形態による事故リスク可視化システム1のシステム構成例を示している。本実施形態は、鉱山で運行される車両(以下単に「車両」という。)から収集されたデータを分析するための安全性分析システム120を含んでいる。本実施形態では、一つの鉱山が、ある特定の地理的領域を構成するものとして把握される。本発明の適用対象が建設現場であれば、その建設現場が特定の地理的領域である。
本実施形態の事故リスク可視化システム1は、センタシステム110とユーザ端末150とを有し、センタシステム110とユーザ端末150との間は、通信ネットワーク160によって互いに通信可能に接続されている。センタシステム110は、プロセッサ、メモリ、補助記憶装置等の記憶デバイス、キーボード、タッチパネル等の入力デバイス、モニタ・ディスプレイ等の出力デバイス、及び通信ネットワーク160との通信インタフェースを備える一般的なコンピュータとして構成することができ、車両からデータを収集して処理する機能を有する。
ユーザ端末150はセンタシステム110と同様に一般的なコンピュータとして構成することができ、センタシステム110にデータ処理に関する指示を与えるとともに、センタシステム110の処理結果出力を受信して表示する機能を備える。ユーザ端末150の機能は、センタシステム110に組み込むこともできる。
鉱山で稼動する車両には、例えばダンプトラック101、ショベルカー102、軽車両103等が含まれる。各車両とセンタシステム110とは無線通信で接続され、各車両からは運行履歴、衝突警報発報の履歴などを含む履歴情報がセンタシステム110に例えば一定時間間隔ごとに送信される。
ユーザ端末150とセンタシステム110とを接続する通信ネットワーク160は、例えば鉱山内で閉じた有線の通信ネットワーク、無線あるいは有線の公衆回線等を含む。なお、ユーザ端末150とセンタシステム110とは異なるハードウェアとせず同一のハードウェアとして構成してもよい。
センタシステム110は、安全性分析システム120、運行管理システム130、及び採掘計画システム140を備え、これらのシステムの間は相互に通信可能に接続されている。本実施形態では、安全性分析システム120、運行管理システム130、及び採掘計画システム140は、それぞれセンタシステム110上で動作するコンピュータプログラムとして構成されている。ただし、安全性分析システム120、運行管理システム130、及び採掘計画システム140のそれぞれ、あるいはその一部をセンタシステム110とは別個のハードウェアとして構成してもよい。
安全性分析システム120は、後述する運行管理システム130から運行管理履歴情報172、地図履歴情報173、及び警告履歴情報174を取得し、同じく後述する採掘計画システム140からは採掘計画情報171を取得する。図1では図示を省略しているが、安全性分析システム120は、過去の天候などの履歴情報を運行管理システム130、あるいは他のシステムから取得するように構成してもよい。安全性分析システム120で
は、運行管理システム130、採掘計画システム140等の他システムから取得した情報を元に、鉱山内における過去の警告発生シーンを分析するとともに、将来の採掘計画に対する事故リスクを算出する。安全性分析システム120はまた、ユーザ端末150からの要求に応じて、分析した結果を出力する。
運行管理システム130は、鉱山の円滑な採掘作業を実現するために、各車両の配車、採掘指示等を含む運行指示情報を出す機能を有する。運行管理システム130は、後述する採掘計画システム140から採掘計画情報171を受け取り、その計画に従い鉱山内の車両に対して無線通信で鉱山内の最新の地図情報、運行指示情報等を送信する。このとき運行管理システム130は、地図情報を履歴として保持する。なお、各車両への運行指示は、採掘計画情報171によらず、鉱山管理者が自ら行ってもよい。運行管理システム130はさらに、鉱山内の車両から実際の運行の結果を運行履歴情報として受信するとともに、運行中に発生した警告などの履歴情報も受信して保持する。
採掘計画システム140は、探鉱結果、採掘される資源の需要予測等に基づいて、長期間にわたる鉱山の採掘計画を作成するシステムである。鉱山の採掘はこの採掘計画に基づき実施される。
次に、安全性分析システム120について説明する。図2に本実施形態の安全性分析システム120のソフトウェア構成例を示している。安全性分析システム120は、運行管理システム連携部201、採掘計画システム連携部202、ユーザ端末通信部203、他システムログ管理部204、リスクシーン抽出部205、将来リスク判定部206、及び出力画面データ作成部207を備える。他システムログ管理部204は、警告履歴管理テーブル211、採掘計画管理テーブル212、及び地形履歴管理テーブル213を管理する。リスクシーン抽出部205は、リスクシーン管理テーブル214を管理するとともに、リスク要因判定テーブル215を参照する。将来リスク判定部206は、将来リスク管理テーブル216を管理する。
運行管理システム連携部201は、運行管理システム130から得られる警告履歴情報174、地図履歴情報173、運行管理履歴情報172などの情報を、他システムログ管理部204に通知する機能を有する。例えば警告履歴情報174は、いつどの車両でどんなタイプの警告が発生したかに関する情報を含んでいる。地図履歴情報173は、ある時点の鉱山の道路形状を示しており、例えば交差点などを意味するリンク情報と交差点間のつながりを示すノード情報とからなっている。運行管理履歴情報172は、どの時間にどの車両が鉱山内のどこにおり、そのときの状態がどうなっていたかを示す情報である。なお、警告履歴情報174、運行管理履歴情報172は、各車両において個別に蓄積しておき、適時に他システムログ管理部204に格納するように運用してもよい。
採掘計画システム連携部202は、採掘計画システム140から得られる採掘計画情報171に関する情報を他システムログ管理部204に通知する機能を有する。例えば採掘計画情報171は、将来の複数の時期における鉱山内の地図情報を含むことができる。
ユーザ端末通信部203は、ユーザ端末150との間での入出力インタフェース機能を提供する。ユーザ端末通信部203は、ユーザが分析操作を実施するために入力した分析要求をユーザ端末150から受領して出力画面データ作成部207へ転送し、また、出力画面データ作成部207が作成した分析結果をユーザ端末150に出力する機能を有する。
他システムログ管理部204は、運行管理システム130、採掘計画システム140などの他システムから入力されるログデータを保管し管理する機能を有する。
リスクシーン抽出部205は、他システムログ管理部204の警告履歴管理テーブル211に設定された過去の警告について、リスク要因判定テーブル215に基づいて要因を抽出整理し、地形が要因となる警告についてリスクシーン管理テーブル214に分析結果を設定する機能を有する。なお、本実施形態では、警告発生の要因を抽出する際にリスク要因判定テーブル215を用いているが、これに限られず、公知の事故要因分析フローチャート、事故要因分析アルゴリズム等を用いて警告発生要因の分類を行うことができる。
将来リスク判定部206は、リスクシーン抽出部205のリスクシーン管理テーブル214に設定された該当鉱山で地形要因で過去に警告が発生したシーンについて、採掘計画管理テーブル212に保管されている将来の地形において同様の地形が存在しないかを検索し、該当する地形があると判定した場合、将来リスク管理テーブル216に該当情報を設定する機能を有する。
出力画面データ作成部207は、ユーザ端末通信部203から受領する要求に対応して、他システムログ管理部204に最新情報を取得するよう要求するとともに、将来リスク判定部206に、地形要因の将来リスクを分析するよう要求する。出力画面データ作成部207は、これらの処理により得られた結果に基づいて、図3に示すような画面情報を作成してユーザ端末通信部203を経由してユーザ端末150に通知する機能を有する。なお、本実施形態では運行管理システム130や採掘計画システム140からのデータは、ユーザによるユーザ端末150の操作をトリガーとして、出力画面データ作成部207が他システムログ管理部204に要求を出し取得される。これに限らず、各システムから定期的に最新情報を安全性分析システム120に送信し、他システムログ管理部204に保存し、ユーザによるユーザ端末150の操作に対しては、既に保存している情報を元に分析・画面情報の作成を実施してもよい。なお、リスクシーン抽出部205、将来リスク判定部206、出力画面データ作成部207は、本発明の事故リスク可視化処理部の構成例である。
次に、本実施形態の事故リスク可視化システム1において作成され、ユーザに提示される出力画面300の構成例について説明する。図3〜図5に、出力画面データ作成部207が作成してユーザ端末150に通知する出力画面300の例を示す。ユーザは出力画面300をインタフェースとして利用して、ユーザ端末150に通知する画面において、過去・現在・将来の表示したい時期の情報を表示させることが可能である。図3は前記通知画面において、現在の情報を表示させるように選択しているときの表示例を示す。図4は、前記通知画面において、将来の警告が発生している時期の情報を表示させるように選択しているときの表示例を示す。図5は、図4の例の通知画面において、警告の内容に付加条件がある場合の表示例を示す。
まず、図3に示す通り、表示時点として現在を選択している時、ユーザ端末150に通知される画面は、ユーザに表示対象の時期設定を可能とするとともに設定した時期を示すスライダー部321と、警告を現在の地図の中に表示する地図表示部322とを備える。スライダー部321において、その左側は過去301を、中央部は現在302を、右側は将来303を示しており、マーカー306をマウス等の入力デバイスを用いて左右にスライドさせることにより、表示させる時点を直感的に選択することができるように構成されている。図3では、マーカー306がほぼ中央部に置かれており、現在302における情報を地図表示部322に表示するように設定されている状態を示している。なお、このスライダー部321は、表示させようとする西暦年月日等の数値を直接入力して指定する入力フィールドなどの他の構成により実現することもできる。
スライダー部321ではさらに、警告履歴管理テーブル211の情報を元に、過去に警告が発生している場合は発生した時期に対応するスライダー部321の上部に警告が発生したことを示すアイコン304(警告シンボル)を表示する。またスライダー部321で
は将来リスク管理テーブル216の情報を元に、将来の地形に対して過去に警告が発生した場合と同様の地形があり、衝突のリスクがあり得ると判断した場合には、該当する時期に対応するスライダー部321の上部にリスクがあることを示すアイコン305を表示する。これにより、ユーザは、警告が発生している時期を直感的に把握することができる。
スライダー部321で現在が選択されている場合、地図表示部322では、地形履歴管理テーブル213に基づき、現在の地図が表示される。例えば図3のように、積込場、放土場のような一定の面積を有する地図上の領域(閉じた領域)308については斜線部により示したり、搬送路309のように線で示したりする方法を採用することができる。なお、図3には示していないが、現在警告が発生している場合には、地図表示部322の中で、実際に警告が発生している場所がわかるように警告を示すアイコンを表示することができる。
図4に、スライダー部321で現在以外を選択した場合を示す。図4ではスライダー部321で将来のリスク発生時を選択した場合を示す。スライダー部321で将来を選択した場合、地図表示部322は採掘計画管理テーブル212から該当する時期の地図を抽出し、表示する。図3の場合と同様に、積込場、放土場のような一定の面積を有する地図上の領域312については斜線部により示したり、搬送路313のように線で示したりする方法を採用することができる。さらに、現在の状態との比較が容易にできるよう、地形履歴管理テーブル213から現在の地図情報を抽出し、同じ地図表示部322に例えば点線などで、積込場、放土場のような一定の面積を有する地図上の領域310を示したり、搬送路311を示したりすることができる。さらに、将来のリスクが想定される時期が選択されている場合は、将来リスク管理テーブル216の情報を元に、該当する箇所にリスクを示すアイコン314を表示する。アイコン314により、将来事故リスクが生じると見込まれる地点が地図上で明確に表示される。
スライダー部321で過去を選択していた場合は、地図表示部322の画面の構成は現在あるいは将来を選択した場合と同様となるが、情報元が変わり、該当する時期の領域312、搬送路313が地形履歴管理テーブル213から抽出され、リスクを示すアイコン314は警告履歴管理テーブル211から抽出される。
図5に、表示される将来リスク(図4のアイコン314)に付加条件が存在する場合を示す。将来リスク管理テーブル216に設定されている該当する時期のリスクについて、必ず該当する地形でリスクがあるわけではなく、例えば「夜間」などの付加条件がある場合には、アイコン314と合わせて該当する付加条件315をポップアップ形式で表示することができる。付加条件315については、リスクシーン管理テーブル214等に関して後述する。
次に、本実施形態の事故リスク可視化システム1において使用される各種情報について説明する。まず図6に、採掘計画システム140から安全性分析システム120に送信される採掘計画情報171のデータ構成例を模式的に示している。
採掘計画情報171は、計画数401と、計画数401で設定された数だけの地形計画402との2つの項目からなる。計画数401は将来のいくつの時期の地形情報を含んでいるかを示す。例えば採掘計画情報171が、3ヶ月ごとの10年分の地形情報を含んでいる場合は、計画数401として「40」が設定される。地形計画402はある特定のタイミングの地形情報を示し、具体的には以下の構成を有している。
地形計画402は、時期411、ノード数412、ノード数412に設定された数だけのノードデータ413、リンク数414、リンク数414に設定された数だけのリンクデータ415、エリア数416、及びエリア数416に設定された数だけのエリアデータ4
17の項目を含む。本実施形態では地形は道路の形状を表している。本実施形態では、道路形状を表現する手法として、搬送路を表現するためには地図上の点を示すノードと各点がどのようにつながっているかを示すリンクを用い、積込場や放土場のような面で示される領域を表現するためにはエリアを用いる。時期411は、該当する地形計画402が将来のどの時期の情報であるかを示す。ノード数412は該当する地形計画402に含まれるノードの数を示す。リンク数414は地形計画402に含まれるリンクの数を示す。エリア数416は地形計画402に含まれるエリアの数を示す。
ノードデータ413は、ノード識別子421、緯度422、経度423、及び高度424の項目を含む。ノード識別子421は該当する時期411において各ノードを一意に識別可能とする識別子であり、該当する時期411においては他ノードと重複することのない値が用いられる。緯度422、経度423は該当するノードの位置を示す。高度424は該当するノードを設定する高さを示す。
リンクデータ415は、リンク識別子431、開始ノード識別子432、終了ノード識別子433、道幅434、車線数435、及び走行可能車種436の項目を含む。リンク識別子431は該当する時期411において各リンクを一意に識別可能とする識別子であり、該当する時期411においては他リンクと重複することのない値が用いられる。開始ノード識別子432は該当するリンクの一方の端点となるノードの識別子を示す。終了ノード識別子433は該当するリンクの開始ノード識別子432に対してリンク他端にある端点のノードの識別子を示す。道幅434は該当するリンクで表現される搬送路の道幅を示す。車線数435は該当するリンクで表現される搬送路の車線数を示す。走行可能車種436は該当するリンクに関して走行を想定する車両の種類を示し、例えば全ての車両を走行可能としたり、道幅434が狭い場合、軽車両のみを走行可能と設定したりする。
エリアデータ417はエリア識別子521、エリア種類522、構成点数523、及び構成点数523で設定された数分の緯度524・経度525・高度526の項目を含む。エリア識別子521は該当する時期411において各エリアを一意に識別可能とする識別子であり、該当する時期411においては他エリアと重複することのない値が用いられる。エリア種類522は該当するエリアの種類を示し、積込場や放土場などという情報が設定される。本実施形態では、一のエリアデータ417は多角形で表現する例を示している。構成点数523は該当エリアを表現する多角形の頂点の数を示す。緯度524・経度525・高度526はエリアを構成する多角形のある頂点に関しその位置と高さを示す。
なお、本採掘計画情報171は、安全性分析システム120では採掘計画システム連携部202で受信したのち、他システムログ管理部204の採掘計画管理テーブル212にそのままのフォーマットで保存される。
次に、運行管理履歴情報172について説明する。図7に運行管理システム130から安全性分析システム120に送信される運行管理履歴情報172のデータ構成例を示す。
運行管理履歴情報172は、車両情報履歴数441、及び車両情報履歴数441で設定された数だけの車両情報履歴442の項目を含む。車両情報履歴数441は運行管理履歴情報172に含まれる車両情報履歴の数を示す。車両情報履歴442は各車両についてある瞬間の履歴情報ごとに設定される。例えば、5分毎に10台の車両について1年分の車両情報履歴442が記録される場合は、(60÷5)×24×365×10=1051200が設定される。
車両情報履歴442は記録時刻451、車両識別子452、車種453、位置454、車速455、進行方向456、車体向き457、及びオペレーション状態458の項目を
含む。記録時刻451は該当する車両情報履歴442が生成された時刻を示す。車両識別子452は該当する車両情報履歴442が対象とする車両を示す。なお、車両識別子452で用いられる値は該当する鉱山において各車両を一意に識別するための識別子であり、異なる車両に同じ識別子が用いられることはない。車種453は該当する車両の種類を示しており、例えば「ダンプトラック」や「軽車両」などが設定される。位置454は車両情報記録時の該当する車両の位置を示し、緯度・経度など、鉱山内での該当車両の位置を特定可能な情報が設定される。車速455は該当する車両情報履歴442を生成した際の対象とする車両の車速を示す。進行方向456は該当する車両情報履歴442を生成した際の対象とする車両の進行方向を示し、本実施形態では北を0として時計回りに値が増加するような値を用いる。車体向き457は該当する車両情報履歴442を生成した際の対象とする車両の向きを示し、本実施形態では北を0とし時計回りに値が増加するような値を用いる。車体向き457を進行方向456と別に記録するのは、車両が後退する場合など、車体向き457と進行方向456とが異なる場合があるためである。オペレーション状態458は該当する車両情報履歴442を生成した際のオペレーションの状態を示し、例えば車種453がダンプトラックである場合、「搬送中」「放土中」「積込中」などが設定される。
次に、地図履歴情報173について説明する。図8に運行管理システム130から安全性分析システム120に送信される地図履歴情報173のデータ構成例を示す。
地図履歴情報173は、図6に例示した採掘計画情報171と対応する情報であり、地図履歴数461、及び地図履歴数461で設定された数だけの地図履歴462の項目を含む。採掘計画情報171が将来の地図情報の集合であるのに対して、地図履歴情報173は過去の地図情報の集合である。地図履歴数461は地図履歴情報173に含まれる過去の地図情報の数を示す。例えば3ヶ月ごとの地図情報で過去10年分含んでいる場合は、地図履歴数461には「40」が設定される。地図履歴462はある特定のタイミングで記録された地図情報を示す。
地図履歴462は、時期471、ノード数472、ノード数472に設定された数だけのノードデータ473、リンク数474、リンク数474に設定された数だけのリンクデータ475、エリア数476、及びエリア数476に設定された数だけのエリアデータ477の項目を含む。地図履歴462における道路形状、積込場や放土場のような面で示される領域の表現手法は地形計画402と同様である。時期471は該当する地図履歴462が記録された時期の情報を示す。ノード数472、ノードデータ473、リンク数474、リンクデータ475、エリア数476、及びエリアデータ477は、採掘計画情報171の地形計画402におけるノード数412、ノードデータ413、リンク数414、リンクデータ415、エリア数416、及びエリアデータ417と同様である。また、ノードデータ473のノード識別子481、緯度482、経度483、及び高度484は、それぞれ採掘計画情報171の地形計画402におけるノード識別子421、緯度422、経度423、及び高度424と同様である。また、リンクデータ475のリンク識別子491、開始ノード識別子492、終了ノード識別子493、道幅494、車線数495、及び走行可能車種496は、それぞれ採掘計画情報171の地形計画402におけるリンク識別子431、開始ノード識別子432、終了ノード識別子433、道幅434、車線数435、及び走行可能車種436と同様である。また、エリアデータ477のエリア識別子531、エリア種類532、構成点数533、構成点数533で設定された数分の緯度534・経度535・高度536は、それぞれ採掘計画情報171の地形計画402におけるエリア識別子521、エリア種類522、構成点数523、緯度524、経度525、高度526と同様である。なお、図8に例示する地図履歴情報173は、安全性分析システム120では運行管理システム連携部201で受信したのち、他システムログ管理部204の地形履歴管理テーブル213にそのままのフォーマットで保存される。
次に、警告履歴情報174について説明する。図9に運行管理システム130から安全性分析システム120に送信される警告履歴情報174のデータ構成例を示す。警告履歴情報174は、警告情報履歴数501、及び警告情報履歴数501で設定された数だけの警告情報履歴502の項目を含む。警告情報履歴数501は、一の警告履歴情報174に含まれる警告情報履歴の数を示す。
警告情報履歴502は、警告履歴識別子511、記録時刻512、警告種類513、開始時刻514、終了時刻515、及び対象車両識別子516の項目を含む。
警告履歴識別子511は各警告情報履歴502を識別するための識別子を示す。基本的には、警告履歴識別子511は、他と重複しない一意な値が用いられるが、ある警告シーンで複数の車両が関係している場合は、対象車両毎に作成される警告情報履歴502に同一の識別子を付与することができる。記録時刻512は該当する警告履歴が生成された時刻を示す。警告種類513は該当する警告がどのような種類の警告であったかを示す。例えば、「1.直線路追突警告」、「2.カーブの先の追突警告」などが設定される。開始時刻514は該当警告が対象車両に出力を開始した時刻を示す。終了時刻515は対象車両での該当警告が終了した時刻を示す。対象車両識別子516は該当する警告が出力された車両がわかるよう該当車両の識別子が示される。
次に、本実施形態で使用されるデータテーブルについて説明する。図10は警告履歴管理テーブル211の構成を示す。警告履歴管理テーブル211は、警告履歴識別子541、時刻542、警告種類543、開始時刻544、終了時刻545、対象車両識別子546、要因種類547、及びリスクシーン548の項目を含む。警告履歴識別子541は警告履歴を識別するための識別子で、あるタイミングで発生した警告シーン毎に一意な値が用いられる。そのため、ある警告シーンで複数の車両が関係している場合、関係する車両の台数分同一の識別子が記載される。時刻542は該当する警告履歴が生成された時刻を示す。警告種類543は該当する警告の種類を示し、警告履歴情報174の警告情報履歴502に含まれる警告種類513に対応する。開始時刻544は該当警告が対象車両に出力を開始した時刻を示す。終了時刻545は対象車両での該当警告が終了した時刻を示す。対象車両識別子546は該当する警告が出力された車両がわかるよう該当車両の識別子が示される。
警告履歴識別子541、時刻542、警告種類543、開始時刻544、終了時刻545、及び対象車両識別子546の項目は、運行管理システム連携部201から他システムログ管理部204に警告履歴情報174が設定されるときに記録され、警告履歴識別子541には警告履歴情報174の警告履歴識別子511が、時刻542には警告履歴情報174の記録時刻512が、警告種類543には警告履歴情報174の警告種類513が、開始時刻544には警告履歴情報174の開始時刻514が、終了時刻545には警告履歴情報174の終了時刻515が、対象車両識別子516には警告履歴情報174の対象車両識別子516が設定される。要因種類547は該当する警告履歴がどのような要因で発生したものかを示す。本実施形態では、例えば地形が警告の要因である場合は「1(地形)」が設定され、ドライバに依存した人依存の要因の場合は「2(人的)」が設定される。要因種類547の値はリスクシーン抽出部205により設定される。リスクシーン548は該当する警告履歴の要因種類547が「1(地形)」の場合について、どのような地形条件であったかの詳細な種別を示す。リスクシーン548にはリスクシーンを示す識別子が記載され、詳細な内容はリスクシーン管理テーブル214に設定される。リスクシーン548の値はリスクシーン抽出部205により設定される。
図11はリスクシーン管理テーブル214の構成例を示す。リスクシーン管理テーブル214はリスクシーン識別子601、警告種類606、発生回数602、関係車種603
、地形条件604、及びその他条件605の項目を含む。リスクシーン識別子601は地形要因の危険なシーンを示すリスクシーン管理テーブル214の各レコードを一意に特定するための識別子を示す。警告種類606は該当シーンで発生する警告の種類を示し、警告履歴情報174の警告情報履歴502に含まれる警告種類513に対応する。発生回数602は該当シーンの過去の発生回数を示す。関係車種603は該当シーンに関係する車両の種類を示す。例えば、ダンプトラック同士の衝突シーンの場合は「ダンプトラック」と記載され、ダンプトラックによる軽車両の巻き込みシーンの場合は「ダンプトラック、軽車両」と記載される。地形条件604は該当シーンが対象とする地形を示す。例えば、道路形状として交差点か直線路かカーブかなどが、交差点の場合は進入角度が、カーブの場合は曲率が、直線路の場合傾斜が一定なのか上りから下りに変わるところなのか下りから上りに変わるところなのかが、また道路の傾斜角などが記載される。その他条件605には該当シーンが発生するケースの付加条件となる地形以外の条件を示す。例えば、該当地点で、特定の条件下でのみ事故リスクが発生するのであれば、その条件が、「天候不良」、「夜間」等と記録される。リスクシーン管理テーブル214はリスクシーン抽出部205により更新され、警告履歴管理テーブル211で要因種類547が「1(地形)」となっているデータを基に関係車種603が設定され、該当車両が該当時刻にいた位置情報を元に、地形履歴管理テーブル213に記録されている地図履歴462から取得することができる地形データに基づいて地形条件604が設定される。なお、地形条件604は、対応する警告発生時の車両位置と地図情報とを対比させることにより、該当地点の地形的特徴を管理者が分析して記録することができる。
図12はリスク要因判定テーブル215の構成例を示す。リスク要因判定テーブル215は、警告種類701、要因種類702、その他条件703、及び優先度704の項目を含む。警告種類701はリスク要因の判定対象となる警告の種類を示し、リスクシーン管理テーブル214の警告種類606に対応する。要因種類702は対応する警告の要因が何であるかを示し、警告履歴管理テーブル211の要因種類547に対応する。その他条件703は該当する警告種類701の警告を分類するための条件となり、リスクシーン管理テーブル214のその他条件605に対応する。優先度704は1つの警告事象に対して複数行の条件があった場合にどの要因種類702を優先すべきかを示す。図12の例では、優先度704の値が小さい方が優先順位が高いことを示す。例えば図12の例では1行目と2行目の警告種類701は同じ「1.直線路追突」であるが、その他条件703が異なり、それぞれ要因種類702も異なっている。ここで対象となる警告事象で警告の種類が「1.直線路追突」で発生した時間が夜間であった場合はどちらの行の条件も満たすが、優先度704が1行目の方が上となるため、このリスク要因判定テーブル215から判定される要因種類702は1行目の「1(地形)」となる。優先度704は、警告種類701、要因種類702、及びその他条件703の内容に基づいて管理者が設定する。リスク要因判定テーブル215は安全性分析システム120のリスクシーン抽出部205に運用開始前に予め設定されているテーブルで、リスクシーン抽出部205はこの情報を元にして、警告履歴管理テーブル211を更新するとともにリスクシーン管理テーブル214を作成する。
図13は将来リスク管理テーブル216の構成例を示す。将来リスク管理テーブル216は、リスクシーン識別子801、対象時期802、関係車種803、その他条件804、及び対象場所識別子805の項目を含む。リスクシーン識別子801は検出された将来のリスクがリスクシーン管理テーブル214に設定されたどのリスクシーンに該当するかを識別する識別子である。対象時期802は検出された将来のリスクがどの時期で検出されたかを示す。図13の例では、対象時期802は西暦年月日で記録されている。なお、対象となる地形があるタイミングで生成され、その後複数の時期にわたって継続的に残る場合は、該当する地形が最初に検出された時期を設定する。関係車種803は該当リスクシーンで警告対象となる車両の種類を示す。関係車種803はリスクシーン管理テーブル
214のリスクシーン識別子601に対応して設定されているリスクシーンの関係車種603に対応する。その他条件804は該当リスクシーンにおけるリスクとなる地形以外の条件を示す。その他条件804はリスクシーン管理テーブル214のリスクシーン識別子601に対応する値が設定されているリスクシーンのその他条件605に対応する。対象場所識別子805は検出された将来のリスクが採掘計画管理テーブル212で設定された該当する時期の地図データのうちどの個所で検出されたかを示す。交差点などが検出箇所の場合は、当該交差点に対応するノードに付されたノード識別子が設定され、交差点以外の搬送路上が検出箇所の場合は当該搬送路に対応するリンクのリンク識別子が設定され、積込場や放土場のようなエリアが検出箇所の場合はそれらに対応するエリア識別子が設定される。将来リスク管理テーブル216は将来リスク判定部206によって更新される。
次に、以上の構成を有する本実施形態の事故リスク可視化システム1において、安全性分析システム120によって実行されるデータ処理について説明する。図14に、ユーザがユーザ端末150等の入力デバイスを通じて画面出力リクエストを指示した場合に安全性分析システム120によって実行されるデータ処理のフローチャートの例を示す。ユーザから画面表示のリクエストを受けて安全性分析システム120の処理を開始すると、まず出力画面データ作成部207は他システムログ管理部204にアクセスし、運行管理システム連携部201経由で警告履歴管理テーブル211と地形履歴管理テーブル213とを最新情報に更新し、さらに採掘計画システム連携部202経由で採掘計画管理テーブル212を更新する(S900)。なお、警告履歴管理テーブル211、地形履歴管理テーブル213、採掘計画管理テーブル212を更新するためのデータは、運行管理システム130、採掘計画システム140から定期的に、あるいは更新時ごとに安全性分析システム120に送信させる等の構成としてもよい。
次いで、出力画面データ作成部207は、警告履歴管理テーブル211にデータがあるかを確認し(S901)、データがあると判定した場合はS902に遷移し(S901,Yes)、データがないと判定した場合はS907に遷移する(S901,No)。
次いで、リスクシーン抽出部205がリスクシーン管理テーブル214を更新する(S902)。このS902のリスクシーン管理テーブル更新処理の詳細は図15を参照して後述する。
出力画面データ作成部207は、警告履歴管理テーブル211で設定されている過去の警告情報を元に、時刻542によって示されている各々の発生時期に対応するスライダー部321の該当する個所に警告アイコンを表示できるように、ユーザ端末150に画面情報を通知する(S903)。
次に、将来リスク判定部206が、将来リスク管理テーブル216を更新する(S904)。S904の将来リスク管理テーブル更新処理の詳細は、図16を参照して後述する。
次に、出力画面データ作成部207は、将来リスク管理テーブル216にデータがあるかを確認し(S905)、データがあると判定した場合はS906に遷移し(S905,Yes)、データがないと判定した場合はS907に遷移する(S905,No)。
出力画面データ作成部207は、将来リスク管理テーブル216で設定されている将来のリスク情報を元に、対象時期802によって示される各々の発生時期に対応するスライダー部321の該当する個所に警告アイコンを表示できるように、ユーザ端末150に画面情報を通知する(S906)。
次いで、出力画面データ作成部207は、ユーザ端末150からの要求に関して、出力画面300のスライダー部321で現在選択されている時期を確認する(S907)。過去が選択されていると判定した場合はS908に遷移し、現在が選択されていると判定した場合はS910に遷移し、将来が選択されていると判定した場合はS911に遷移する。
スライダー部321で過去が選択されている場合、出力画面データ作成部207は、地形履歴管理テーブル213から現在の地図情報を取得し、地図表示部322に点線で現在の地図データを描画する(S908)。次いで、出力画面データ作成部207は、地形履歴管理テーブル213からスライダー部321で選択している時期の地図情報を取得し、地図表示部322に実線で該当時期の地図データを描画する(S909)。次に、出力画面データ作成部207は、警告履歴管理テーブル211を確認し、スライダー部321で選択している時期の警告履歴があるかを検索する(S913)。出力画面データ作成部207は、警告履歴がある場合は該当警告履歴で設定されている対象車両識別子546を元に運行管理履歴から対象車両識別子546を持つ車両が該当時刻にいた場所を算出し、地図表示部322の該当箇所に警告アイコン314を表示できるようにユーザ端末150に画面情報を通知し(S913)、処理を終える。
スライダー部321で現在が選択されている場合、出力画面データ作成部207は、地形履歴管理テーブル213から現在の地図情報を取得し、地図表示部322に実線で現在の地図データを描画する(S910)。次に、出力画面データ作成部207は、警告履歴管理テーブル211を確認し、開始時刻544が現在の警告履歴があるかを検索する(S914)。警告履歴がある場合は該当警告履歴で設定されている対象車両識別子546を元に運行管理履歴から対象車両識別子546を持つ車両が該当時刻にいた場所を算出し、地図表示部322の該当箇所に警告アイコン314を表示できるようにユーザ端末150に画面情報を通知し(S914)、処理を終える。
スライダー部321で将来が選択されている場合、出力画面データ作成部207は、地形履歴管理テーブル213から現在の地図情報を取得し、地図表示部322に点線で現在の地図データを描画する(S911)。次に、出力画面データ作成部207は、採掘計画管理テーブル212からスライダー部321で選択している時期の地図情報を取得し、地図表示部322に実線で該当時期の地図データを描画する(S912)。この将来の地図情報の取得にあたっては、採掘計画管理テーブル212に格納されている地図情報のうち、スライダー部321によって選択された時点から見て直近過去の地図情報を選択するとすることができる。
次に、出力画面データ作成部207は、将来リスク管理テーブル216を確認し、スライダー部321で選択している時期のリスクシーンがあるかを検索する(S915)。リスクシーンがあると判定した場合は、出力画面データ作成部207は、将来リスク管理テーブル216の対象場所識別子805で指定されている地図の要素に対応する場所に警告アイコン314を表示できるように、ユーザ端末150に画面情報を通知し(S915)、処理を終える。
以上説明した安全性分析システム120が実行するデータ処理によれば、ユーザが出力画面300上で指定した現在、あるいは過去、あるいは将来のある時点における対象鉱山内の地図を表示させることができるとともに、指定した時点において警告履歴が記録されている場合には、地図上にその警告がなされた地点を警告アイコン314等で表示させることができる。また、上記の該当する警告履歴について、関連付けられているリスクシーン管理テーブル214のレコードにその他条件605が記録されている場合、その他条件605の内容を警告アイコン314と合わせて表示させることができる。これにより、ユーザは、鉱山内において車両の運行などの業務に関して注意を払うべき地点を事前に知る
ことができ、事故発生のリスクを低減させることができる。
次に、図14に例示した安全性分析システム120の処理フロー例におけるリスクシーン管理テーブル更新処理(S902)について説明する。図15に、図14のS902で実施される、リスクシーン抽出部205によるリスクシーン管理テーブル214の更新処理のフローチャートの例を示す。リスクシーン抽出部205は、本更新処理を開始すると、警告履歴管理テーブル211に保管されているレコード毎にループ処理を実施する(S1001〜S1008のループ)。まずリスクシーン抽出部205は、リスク要因判定テーブル215を用いて、対象となる警告履歴管理テーブル211の警告履歴に対し、要因種類547を取得する(S1002)。
次いで、リスクシーン抽出部205は、取得した要因種類547の内容を確認する(S1003)。要因種類547の内容が地形以外であると判定した場合は(S1003:地形以外)、リスクシーン抽出部205は、該当警告履歴に対する処理を終了し、次の警告履歴の処理をするためにS1002に遷移する。この際、処理していた警告履歴が最後のレコードである場合は、リスクシーン抽出部205はリスクシーン管理テーブル214の更新処理を終了する。一方、リスクシーン抽出部205は、S1003で、設定内容が「1(地形)」であると判定した場合はS1004に遷移する。
次いで、リスクシーン抽出部205は、該当するリスクシーン管理テーブル214に設定されているリスクシーンで同一の警告種類のシーンがあるかを探索し、あると判定した場合は対応するリスクシーンの地形条件604、その他条件605に該当車両の状態が対応するかどうかを判定する(S1004)。対応すると判定した場合、リスクシーン抽出部205はS1005に遷移し、対応しないと判定した場合はS1006に遷移する。
S1005では、リスクシーン抽出部205は、リスクシーン管理テーブル214の該当するレコードについて、発生回数602の値を1だけ増加させる。また、S1006では、リスクシーン抽出部205は、該当リスクシーンの地形条件604を現在の地形履歴管理テーブル213から抽出し、リスクシーン管理テーブル214に新しいリスクシーンを追加する。
リスクシーン抽出部205は、S1007で、警告履歴管理テーブル211のリスクシーン548に該当するリスクシーン識別子601を記載し該当警告履歴に対する処理を終了し、次の警告履歴の処理をするためにS1002に遷移する。処理していた警告履歴が最後のレコードである場合は、リスクシーン抽出部205は、S1001〜S1008のループを抜けてリスクシーン管理テーブル214の更新処理を終了する。
以上のリスクシーン管理テーブル214の更新処理によれば、ユーザが要求した出力画面300への出力内容において、警告履歴管理テーブル211に記録された最新の警告履歴を反映させるようにすることが可能である。なお、リスクシーン管理テーブル214の更新処理は、図14の処理フローの実行ごとに実施する構成に代えて、警告履歴管理テーブル211の更新を契機として実行するなど、他の構成を採用してもよい。
次に、図14に例示した安全性分析システム120の処理フロー例における将来リスク管理テーブル更新処理(S904)について説明する。図16に、図14のS904で実施される、将来リスク判定部206による将来リスク管理テーブル216の更新処理のフローチャートの例を示す。将来リスク判定部206は、将来リスク管理テーブル更新処理を開始すると、採掘計画管理テーブル212に保管されている時期毎にループ処理を実施する(S1101〜S1105のループ)。
まず将来リスク判定部206は、各時期に対する処理として、リスクシーン管理テーブル214に設定されている各リスクシーンの地形条件604について、該当する時期の地形計画402で該当する地形が存在しないかを探索する(S1102)。
将来リスク判定部206は、S1102の処理の結果該当する地形があったかを判定し(S1103)、該当する地形があったと判定した場合はS1104に遷移し(S1103,Yes)、該当する地形がなかったと判定した場合は該当時期に対する処理を終了し(S1103,No)、次の時期の処理のためS1102に遷移する。処理していた時期が最後のレコードである場合は、将来リスク判定部206は、将来リスク管理テーブル216の更新処理を終了する。
S1104では、将来リスク判定部206は、検出したリスクシーンを将来リスク管理テーブル216に設定する。この時同一地形と判定できた地形計画402の該当データに関し、将来リスク判定部206は、対象となる地形が交差点の場合は対応するノード識別子を、搬送路の場合は対応するリンク識別子を、積込場や放土場などのエリアの場合は対応するエリア識別子を、それぞれ対象場所識別子805に設定する。次いで、将来リスク判定部206は、次の時期の処理のためS1102に遷移する。処理していた時期が最後のレコードである場合は、将来リスク判定部206は将来リスク管理テーブル216の更新処理を終了する。なお、将来リスク管理テーブル216の更新処理は、図14の処理フローの実行ごとに実施する構成に代えて、採掘計画管理テーブル212にあらたな地形計画(図6の402)が追加されたことを契機として実行するなど、他の構成を採用してもよい。
以上説明した将来リスク管理テーブル更新処理によれば、採掘計画に現れている将来の地形について、リスクシーン管理テーブル214に記録されているリスクシーンに対応する地形を抽出して将来リスク管理テーブル216の内容を更新することができる。
以上、本実施形態によれば、過去の警告履歴から衝突のリスクがある地形要素を抽出し、将来の採掘計画に対して該当する地形要素がないかを検索して将来のリスクを推定することで、道路形状が常に変更される鉱山においても鉱山管理者は将来の採掘計画における衝突事故のリスクを把握することが可能となり、採掘計画そのものの変更または衝突事故のリスクがある箇所における運用の調整を行うことが可能となる。
なお、本発明の技術的範囲は上記の実施形態に限定されることはなく、他の変形例、応用例等も、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内に含まれるものである。
1 事故リスク可視化システム
110 センタシステム
120 安全性分析システム
130 運行管理システム
140 採掘計画システム
150 ユーザ端末
160 通信ネットワーク
171 採掘計画情報
172 運行管理履歴情報
173 地図履歴情報
174 警告履歴情報
201 運行管理システム連携部
202 採掘計画システム連携部
203 ユーザ端末通信部
204 他システムログ管理部
205 リスクシーン抽出部
206 将来リスク判定部
207 出力画面データ作成部
300 出力画面
321 スライダー部
304,305,314 警告アイコン
308,312 領域
309,310,311 搬送路

Claims (14)

  1. 特定の地理的領域内で運行される移動体に関する事故リスク可視化システムであって、
    前記地理的領域内の地形を表す情報である地図情報を、複数の時点にわたって保持している地図情報記憶部と、
    前記移動体において発生した事故リスクを報知する警告が発せられた時刻に関する時刻情報、及び前記地理的領域内の位置情報を、当該警告の要因が地形にあるか否かを示す要因種類情報とともに警告履歴情報として保持している警告履歴記憶部と、
    外部からの指示入力に含まれる時間指定に従って前記地図情報記憶部から該当時刻の地図情報を抽出し、前記警告履歴記憶部を検索して該当時刻付近で地形に起因した警告履歴情報があるか判定し、あると判定した場合、前記地図情報において当該警告履歴情報に含まれる位置情報で示される位置に表示される警告シンボルを含む画面データを生成する事故リスク可視化処理部と、
    前記事故リスク可視化処理部から受領する前記画面データに基づいて画面表示を行う事故リスク表示部と、
    を備えている事故リスク可視化システム。
  2. 請求項1に記載の事故リスク可視化システムであって、前記地図情報記憶部は前記地理的領域の将来の時点での地図情報を保持しており、前記事故リスク可視化処理部は、外部から入力された指示入力が将来の時点を指定していると判定した場合、当該将来の時点の前記地図情報を前記地図情報記憶部から抽出し、前記警告履歴記憶部を参照して地形に起因する警告履歴情報があると判定した場合、当該警告履歴情報が示す位置情報と当該警告履歴情報が示す時刻情報に対応する時点の地図情報を前記地図情報記憶部から抽出し、前記警告が発せられた位置における地図情報と対応する地図情報を有する場所が前記将来の地図情報に存在するか判定し、存在すると判定した場合、前記将来の地図情報に基づく地図上の対応する位置に表示させる警告シンボルを含む画面データを生成する、事故リスク可視化システム。
  3. 請求項1に記載の事故リスク可視化システムであって、前記警告履歴情報には当該警告履歴情報に対応する警告が発せられた際の付帯条件に関する情報が関連づけられており、前記事故リスク可視化処理部は、前記画面データに含める前記警告シンボルに対応する前記警告履歴情報に前記付帯条件が付されていると判定した場合、前記警告シンボルと主に対応する前記付帯条件を表示すように前記画面データを生成する、事故リスク可視化システム。
  4. 請求項2に記載の事故リスク可視化システムであって、前記事故リスク可視化処理部は、前記地図情報記憶部から現在の地図情報を抽出し、前記将来の地図情報と重畳させて画面表示させるための画面データを生成する、事故リスク可視化システム。
  5. 請求項1に記載の事故リスク可視化システムであって、前記事故リスク表示部に、前記指示入力で指定する時点を選択入力するための操作部が設けられている、事故リスク可視化システム。
  6. 請求項1に記載の事故リスク可視化システムであって、前記事故リスク可視化処理部は、前記画面データに、前記警告シンボルが、各警告シンボルに対応する警告履歴情報に含まれる時刻情報に従って時間軸に沿って表示されるように構成されたグラフィックデータを含める、事故リスク可視化システム。
  7. 特定の地理的領域内で運行される移動体に関する事故リスク可視化方法であって、
    プロセッサ及びメモリを備えるコンピュータが、
    前記地理的領域内の地形を表す情報である地図情報を、複数の時点にわたって保持し、
    前記移動体において発生した事故リスクを報知する警告が発せられた時刻に関する時刻情報、及び前記地理的領域内の位置情報を、当該警告の要因が地形にあるか否かを示す要因種類情報とともに警告履歴情報として保持し、
    外部からの指示入力に含まれる時間指定に従って前記地図情報から該当時刻の地図情報を抽出し、該当時刻付近で地形に起因した警告履歴情報があるか判定し、あると判定した場合、前記地図情報において当該警告履歴情報に含まれる位置情報で示される位置に表示される警告シンボルを含む画面データを生成し、
    前記画面データに基づいて画面表示を行う、
    事故リスク可視化方法。
  8. 請求項7に記載の事故リスク可視化方法であって、
    前記地理的領域の将来の時点での地図情報を保持し、
    外部から入力された指示入力が将来の時点を指定していると判定した場合、当該将来の時点の前記地図情報を抽出し、前記警告履歴情報を参照して地形に起因する警告履歴情報があると判定した場合、当該警告履歴情報が示す位置情報と当該警告履歴情報が示す時刻情報に対応する時点の地図情報を抽出し、前記警告が発せられた位置における地図情報と対応する地図情報を有する場所が前記将来の地図情報に存在するか判定し、存在すると判定した場合、前記将来の地図情報に基づく地図上の対応する位置に表示させる警告シンボルを含む画面データを生成する、事故リスク可視化方法。
  9. 請求項7に記載の事故リスク可視化方法であって、前記警告履歴情報には当該警告履歴情報に対応する警告が発せられた際の付帯条件に関する情報が関連づけられており、前記画面データに含める前記警告シンボルに対応する前記警告履歴情報に前記付帯条件が付されていると判定した場合、前記警告シンボルとともに対応する前記付帯条件を表示するように前記画面データが生成される、事故リスク可視化方法。
  10. 請求項8に記載の事故リスク可視化方法であって、現在の地図情報を、前記将来の地図情報と重畳させて画面表示させるための画面データが生成される、事故リスク可視化方法。
  11. 請求項7に記載の事故リスク可視化方法であって、前記画面データにより表示される画面に、前記指示入力で指定する時点を選択入力するための操作部が表示される、事故リスク可視化方法。
  12. 請求項7に記載の事故リスク可視化方法であって、前記画面データに、前記警告シンボルが、各警告シンボルに対応する警告履歴情報に含まれる時刻情報に従って時間軸に沿って表示されるように構成されたグラフィックデータが含まれる、事故リスク可視化方法。
  13. 特定の地理的領域内で運行される移動体に関する事故リスク可視化プログラムであって、
    プロセッサ及びメモリを備えるコンピュータに、
    前記地理的領域内の地形を表す情報である地図情報を、複数の時点にわたって保持するステップと、
    前記移動体において発生した事故リスクを報知する警告が発せられた時刻に関する時刻情報、及び前記地理的領域内の位置情報を、当該警告の要因が地形にあるか否かを示す要因種類情報とともに警告履歴情報として保持するステップと、
    外部からの指示入力に含まれる時間指定に従って前記地図情報から該当時刻の地図情報を抽出し、該当時刻付近で地形に起因した警告履歴情報があるか判定し、あると判定した場合、前記地図情報において当該警告履歴情報に含まれる位置情報で示される位置に表示
    される警告シンボルを含む画面データを生成するステップと、
    前記画面データに基づいて画面表示を行うステップと、
    を実行させる事故リスク可視化プログラム。
  14. 請求項13に記載の事故リスク可視化プログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記地理的領域の将来の時点での地図情報を保持するステップと、
    外部から入力された指示入力が将来の時点を指定していると判定した場合、当該将来の時点の前記地図情報を抽出し、前記警告履歴情報を参照して地形に起因する警告履歴情報があると判定した場合、当該警告履歴情報が示す位置情報と当該警告履歴情報が示す時刻情報に対応する時点の地図情報を抽出し、前記警告が発せられた位置における地図情報と対応する地図情報を有する場所が前記将来の地図情報に存在するか判定し、存在すると判定した場合、前記将来の地図情報に基づく地図上の対応する位置に表示させる警告シンボルを含む画面データを生成するステップと、を実行させる事故リスク可視化プログラム。
JP2016166178A 2016-08-26 2016-08-26 事故リスク可視化システム、事故リスク可視化方法、及び事故リスク可視化プログラム Expired - Fee Related JP6720020B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016166178A JP6720020B2 (ja) 2016-08-26 2016-08-26 事故リスク可視化システム、事故リスク可視化方法、及び事故リスク可視化プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016166178A JP6720020B2 (ja) 2016-08-26 2016-08-26 事故リスク可視化システム、事故リスク可視化方法、及び事故リスク可視化プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018032343A true JP2018032343A (ja) 2018-03-01
JP6720020B2 JP6720020B2 (ja) 2020-07-08

Family

ID=61304527

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016166178A Expired - Fee Related JP6720020B2 (ja) 2016-08-26 2016-08-26 事故リスク可視化システム、事故リスク可視化方法、及び事故リスク可視化プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6720020B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020196086A1 (ja) 2019-03-28 2020-10-01 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカ 情報処理方法及び情報処理システム
US10807602B2 (en) 2019-02-27 2020-10-20 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Evaluating apparatus
CN114611944A (zh) * 2022-03-15 2022-06-10 浙江道宇安环科技有限公司 一种矿山采空区风险防控管理方法、控制器及系统
US11562272B2 (en) 2019-02-27 2023-01-24 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Evaluating apparatus
CN116543531A (zh) * 2023-07-04 2023-08-04 湖南泓森智能科技有限公司 一种集中管理和展示井下监测监控数据的数据中心系统

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001125948A (ja) * 1999-11-01 2001-05-11 Jekku:Kk 走行シミュレーションシステム及び記録媒体
JP2003329465A (ja) * 2002-05-13 2003-11-19 Mazda Motor Corp 情報提供装置及びそのコンピュータ・プログラム、情報提供方法
JP2006172431A (ja) * 2004-11-22 2006-06-29 Asahi Breweries Ltd 異常発報装置
JP2007041100A (ja) * 2005-08-01 2007-02-15 Zenrin Co Ltd 地図データの時系列管理
JP2009140148A (ja) * 2007-12-05 2009-06-25 Denso It Laboratory Inc 情報提示装置、情報提示システム、情報提示方法およびプログラム
JP2009277059A (ja) * 2008-05-15 2009-11-26 Denso Corp 危険情報収集配信装置
JP2013080305A (ja) * 2011-10-03 2013-05-02 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd 作業者の異常状態検知装置及び作業現場の異常状態管理方法
WO2015030240A1 (ja) * 2014-09-01 2015-03-05 株式会社小松製作所 運搬車両、ダンプトラック、及び運搬車両の制御方法
JP2015121838A (ja) * 2013-12-20 2015-07-02 本田技研工業株式会社 プログラム及びサーバ
JP2016024126A (ja) * 2014-07-23 2016-02-08 パイオニア株式会社 表示装置、表示装置の制御方法およびプログラム

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001125948A (ja) * 1999-11-01 2001-05-11 Jekku:Kk 走行シミュレーションシステム及び記録媒体
JP2003329465A (ja) * 2002-05-13 2003-11-19 Mazda Motor Corp 情報提供装置及びそのコンピュータ・プログラム、情報提供方法
JP2006172431A (ja) * 2004-11-22 2006-06-29 Asahi Breweries Ltd 異常発報装置
JP2007041100A (ja) * 2005-08-01 2007-02-15 Zenrin Co Ltd 地図データの時系列管理
JP2009140148A (ja) * 2007-12-05 2009-06-25 Denso It Laboratory Inc 情報提示装置、情報提示システム、情報提示方法およびプログラム
JP2009277059A (ja) * 2008-05-15 2009-11-26 Denso Corp 危険情報収集配信装置
JP2013080305A (ja) * 2011-10-03 2013-05-02 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd 作業者の異常状態検知装置及び作業現場の異常状態管理方法
JP2015121838A (ja) * 2013-12-20 2015-07-02 本田技研工業株式会社 プログラム及びサーバ
JP2016024126A (ja) * 2014-07-23 2016-02-08 パイオニア株式会社 表示装置、表示装置の制御方法およびプログラム
WO2015030240A1 (ja) * 2014-09-01 2015-03-05 株式会社小松製作所 運搬車両、ダンプトラック、及び運搬車両の制御方法
US20160063864A1 (en) * 2014-09-01 2016-03-03 Komatsu Ltd. Transporter vehicle, dump truck, and transporter vehicle control method

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10807602B2 (en) 2019-02-27 2020-10-20 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Evaluating apparatus
US11562272B2 (en) 2019-02-27 2023-01-24 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Evaluating apparatus
WO2020196086A1 (ja) 2019-03-28 2020-10-01 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカ 情報処理方法及び情報処理システム
CN114611944A (zh) * 2022-03-15 2022-06-10 浙江道宇安环科技有限公司 一种矿山采空区风险防控管理方法、控制器及系统
CN114611944B (zh) * 2022-03-15 2022-12-27 浙江道宇安环科技有限公司 一种矿山采空区风险防控管理方法、控制器及系统
CN116543531A (zh) * 2023-07-04 2023-08-04 湖南泓森智能科技有限公司 一种集中管理和展示井下监测监控数据的数据中心系统
CN116543531B (zh) * 2023-07-04 2023-09-26 湖南泓森智能科技有限公司 一种集中管理和展示井下监测监控数据的数据中心系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP6720020B2 (ja) 2020-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6720020B2 (ja) 事故リスク可視化システム、事故リスク可視化方法、及び事故リスク可視化プログラム
US11538114B1 (en) Providing insurance discounts based upon usage of telematics data-based risk mitigation and prevention functionality
EP3333824B1 (en) Automatic detection of lane closures using probe data
US10140854B2 (en) Vehicle traffic state determination
US20220107185A1 (en) Event-based route planning
EP2622309B1 (en) Navigation device, navigation method, and program
CN107402017A (zh) 使用道路车道线质量的路线生成
CN113748314B (zh) 交互式三维点云匹配
JP5195848B2 (ja) 交通状況予測装置
JP2022509762A (ja) 自律マシンを使用したタスクの実行
CN107346137A (zh) 车辆的基于网络的存储器和用于优化车辆路线规划的基础设施数据
JP2016200601A (ja) 運行情報を提供するための方法、コンピュータープログラム、記録媒体、装置及びナビゲーション装置
JP2006277165A (ja) 交通事故発生予測システム及びカーナビゲーション装置
US11578986B2 (en) Autonomous driving instructions
JP2007010399A (ja) 経路探索装置及び経路探索方法
US11837083B2 (en) Dynamic privacy-sensitive operating modes
Enji et al. GPS and Google Earth based 3D assisted driving system for trucks in surface mines
US20220063654A1 (en) Method and apparatus to improve interaction models and user experience for autonomous driving in transition regions
JP2019105612A (ja) 車載装置、情報提示方法
US20230048622A1 (en) Providing insurance discounts based upon usage of telematics data-based risk mitigation and prevention functionality
US20230332911A1 (en) Method and apparatus for determining roadworks locations
US20230025772A1 (en) Systems and Methods for Vehicle Navigation
JP4738947B2 (ja) ナビゲーション装置のデータ更新方法、データ更新システム、サーバ及びデータ更新プログラム
US11697432B2 (en) Method, apparatus and computer program product for creating hazard probability boundaries with confidence bands
US10948305B1 (en) Driving assistance systems and methods

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190930

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191029

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191211

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200602

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200617

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6720020

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees