JP5195848B2 - 交通状況予測装置 - Google Patents

交通状況予測装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5195848B2
JP5195848B2 JP2010194918A JP2010194918A JP5195848B2 JP 5195848 B2 JP5195848 B2 JP 5195848B2 JP 2010194918 A JP2010194918 A JP 2010194918A JP 2010194918 A JP2010194918 A JP 2010194918A JP 5195848 B2 JP5195848 B2 JP 5195848B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
traffic flow
traffic
factor
influence
statistical data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010194918A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012053613A (ja
Inventor
孝光 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2010194918A priority Critical patent/JP5195848B2/ja
Priority to US13/211,424 priority patent/US8620847B2/en
Priority to CN201110259882.XA priority patent/CN102385799B/zh
Publication of JP2012053613A publication Critical patent/JP2012053613A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5195848B2 publication Critical patent/JP5195848B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06NCOMPUTING ARRANGEMENTS BASED ON SPECIFIC COMPUTATIONAL MODELS
    • G06N5/00Computing arrangements using knowledge-based models
    • G06N5/04Inference or reasoning models
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C21/00Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00
    • G01C21/26Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00 specially adapted for navigation in a road network
    • G01C21/34Route searching; Route guidance
    • G01C21/3453Special cost functions, i.e. other than distance or default speed limit of road segments
    • G01C21/3492Special cost functions, i.e. other than distance or default speed limit of road segments employing speed data or traffic data, e.g. real-time or historical
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C21/00Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00
    • G01C21/26Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00 specially adapted for navigation in a road network
    • G01C21/34Route searching; Route guidance
    • G01C21/36Input/output arrangements for on-board computers
    • G01C21/3691Retrieval, searching and output of information related to real-time traffic, weather, or environmental conditions
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F30/00Computer-aided design [CAD]
    • G06F30/20Design optimisation, verification or simulation
    • G06F30/23Design optimisation, verification or simulation using finite element methods [FEM] or finite difference methods [FDM]
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06NCOMPUTING ARRANGEMENTS BASED ON SPECIFIC COMPUTATIONAL MODELS
    • G06N20/00Machine learning
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08GTRAFFIC CONTROL SYSTEMS
    • G08G1/00Traffic control systems for road vehicles
    • G08G1/01Detecting movement of traffic to be counted or controlled
    • G08G1/0104Measuring and analyzing of parameters relative to traffic conditions

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Evolutionary Computation (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Ecology (AREA)
  • Computational Linguistics (AREA)
  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
  • Atmospheric Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Navigation (AREA)

Description

本発明は、道路上を走行する車両の走行情報を収集して生成した交通状況の統計データに基づいて交通状況を予測する交通状況予測装置に関するものである。
この種の装置として、道幅の狭い道路など、渋滞を発生させ得る要因に関する要因情報の入力を受け付け、要因情報で示される要因に起因して発生する渋滞を予測するとともに、この予測結果と過去の渋滞に関する過去渋滞情報を蓄積した渋滞データベースを用いて渋滞を予測する渋滞予測装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−14556号公報
しかし、上記特許文献1に記載された装置は、ユーザが要因情報の入力を行うようになっている。したがって、大型施設の新設や取り壊し、バイパス道路の新設、道路の車線拡張等の渋滞を発生させ得る要因に関する情報をユーザが常に収集して要因情報の入力を行う必要があり、このような渋滞を発生させ得る要因に関する情報に基づく要因情報の入力が適切に行われないと、渋滞予測の精度が低下してしまうといった問題がある。
本発明は上記問題に鑑みたもので、交通状況の予測精度を向上することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、道路上を走行する車両の走行情報を収集して生成した交通状況の統計データに基づいて交通状況を予測する交通状況予測装置であって、地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、地図情報の更新により交通流影響要因が発生すると、交通流に影響を与える交通流影響要因の発生前後で統計データを分割し、当該分割した各統計データの差分から、各種交通流影響要因毎に、当該各種交通流影響要因の発生に起因する交通流への影響を予測した要因別交通流影響データベースを記憶する要因別交通流影響予測データベース記憶手段と、地図情報記憶手段に記憶された地図情報の更新が実施された場合、更新前の地図情報と更新後の地図情報の差分に基づいて交通流に影響を与える交通流影響要因が発生したか否かを判定する判定手段と、判定手段により交通流影響要因が発生したと判定された場合、要因別交通流影響データベースを参照して交通流影響要因の発生に起因する交通流への影響を特定する影響特定手段と、統計データに基づいて予測される交通状況に、影響特定手段により特定された影響を反映させて交通状況を予測する交通情報予測手段と、を備えたことを特徴としている。
このような構成によれば、地図情報の更新により交通流影響要因が発生すると、交通流に影響を与える交通流影響要因の発生前後で統計データを分割し、当該分割した各統計データの差分から、各種交通流影響要因毎に、当該各種交通流影響要因の発生に起因する交通流への影響を予測した要因別交通流影響データベースを記憶し、地図情報記憶手段に記憶された地図情報の更新が実施された場合、更新前の地図情報と更新後の地図情報の差分に基づいて交通流に影響を与える交通流影響要因が発生したか否かを判定し、交通流影響要因が発生したと判定された場合、要因別交通流影響データベースを参照して交通流影響要因の発生に起因する交通流への影響を予測し、統計データに基づいて予測される交通状況に、交通流影響要因の発生に起因する交通流への影響を反映させて交通状況を予測するので、交通状況の予測精度を向上することができる。
また、請求項に記載の発明は、地図情報記憶手段に記憶された地図情報の更新が実施された場合、各種交通流影響要因毎に、当該各種交通流影響要因の発生に起因する交通流への影響を予測した要因別交通流影響データベースを要因別交通流影響予測データベース記憶手段に記憶させる処理を実施する要因別交通流影響予測データベース記憶処理手段を備えたことを特徴としている。
このような構成では、地図情報記憶手段に記憶された地図情報の更新が実施された場合、各種交通流影響要因毎に、当該各種交通流影響要因の発生に起因する交通流への影響を予測した要因別交通流影響データベースを要因別交通流影響予測データベース記憶手段に記憶させる処理が実施されるので、実際の交通流影響要因による交通流への影響を反映した要因別交通流影響データベースを構築することが可能である。
また、請求項に記載の発明は、判定手段により交通流影響要因が発生したと判定された場合、交通流影響要因が発生した箇所における当該交通流影響要因の発生前の交通状況の統計データを消去する統計データ消去手段を備えたことを特徴としている。
このような構成によれば、交通流影響要因が発生したと判定された場合、交通流影響要因が発生した箇所における当該交通流影響要因の発生前の交通状況の統計データが消去される。すなわち、交通状況の予測に際して不要である交通流影響要因の発生前の交通状況の統計データが消去されるので、交通状況の予測精度を向上することができる。
また、上記目的を達成するため、請求項に記載の発明は、道路上を走行する車両の走行情報を収集して生成した交通状況の統計データに基づいて交通状況を予測する交通状況予測装置であって、地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、地図情報の更新により交通流影響要因が発生すると、交通流に影響を与える交通流影響要因の発生前後で統計データを分割し、当該分割した各統計データの差分から、各種交通流影響要因毎に、当該各種交通流影響要因の発生に起因する交通流への影響を予測した要因別交通流影響データベースを記憶する要因別交通流影響予測データベース記憶手段と、地図情報記憶手段に記憶された地図情報の更新が実施された場合、更新前の地図情報と更新後の地図情報の差分に基づいて交通流に影響を与える交通流影響要因が発生したか否かを判定する判定手段と、判定手段により交通流影響要因が発生したと判定された場合、要因別交通流影響データベースを参照して交通流影響要因の発生に起因する交通流への影響を特定する影響特定手段と、判定手段により交通流影響要因が発生したと判定された場合、統計データに基づいて予測される交通状況に、影響特定手段により特定された影響を反映させて交通流影響要因が発生した箇所における交通状況を予測する交通情報予測手段と、判定手段により交通流影響要因が発生したと判定された場合、交通流影響要因が発生した箇所における当該交通流影響要因の発生前の交通状況の統計データを消去する統計データ消去手段と、を備え、交通情報予測手段は、判定手段により交通流影響要因が発生したと判定され、統計データに基づいて予測される交通状況に、影響特定手段により特定された影響を反映させて交通流影響要因が発生した箇所における交通状況を予測した後、逐次更新される交通流影響要因の発生後の交通状況の統計データに基づいて当該交通流影響要因が発生した箇所における交通状況を予測することを特徴としている。
このような構成によれば、地図情報の更新により交通流影響要因が発生すると、交通流に影響を与える交通流影響要因の発生前後で統計データを分割し、当該分割した各統計データの差分から、各種交通流影響要因毎に、当該各種交通流影響要因の発生に起因する交通流への影響を予測した要因別交通流影響データベースを記憶し、地図情報の更新が実施された場合、更新前の地図情報と更新後の地図情報の差分に基づいて交通流に影響を与える交通流影響要因が発生したか否かを判定し、交通流影響要因が発生したと判定された場合、要因別交通流影響データベースを参照して交通流影響要因の発生に起因する交通流への影響を特定し、統計データに基づいて予測される交通状況に、影響特定手段により特定された影響を反映させて交通流影響要因が発生した箇所における交通状況を予測するとともに、交通流影響要因が発生したと判定され、交通流影響要因が発生した箇所における当該交通流影響要因の発生前の交通状況の統計データを消去した後、逐次更新される交通流影響要因の発生後の交通状況の統計データに基づいて当該交通流影響要因が発生した箇所における交通状況が予測されるので、交通状況の予測精度を向上することができる。
また、請求項に記載の発明は、要因別交通流影響データベースは、交通流影響要因の種別、交通流影響要因の規模、交通流影響要因の発生に起因する時間帯別の交通状況の変化、および交通流影響要因に起因して交通流に影響を及ぼす影響エリアを含むことを特徴としている。
このように、要因別交通流影響データベースは、交通流影響要因の種別、交通流影響要因の規模、交通流影響要因の発生に起因する時間帯別の交通状況の変化、および交通流影響要因に起因して交通流に影響を及ぼす影響エリアを含むように構成することができる。なお、交通流影響要因の種別は、例えば、大型商業施設や工場等の施設の新設、施設の閉鎖、施設の増設、施設の縮小、道路の新設、道路の閉鎖、道路の車線数の変更として示される。また、交通流影響要因の規模は、例えば、駐車台数、収容人数、従業員数、敷地面積として示される。
また、請求項に記載の発明は、影響特定手段は、交通流影響データベースに含まれる交通流影響要因に起因して影響を及ぼす影響エリアに基づいて、交通流影響要因の発生に起因する交通流への影響エリアを特定し、影響特定手段により特定された影響エリアを地図上に表示した案内画面を生成する案内画面生成手段を備えたことを特徴としている。
このような構成によれば、交通流影響データベースに含まれる交通流影響要因に起因して影響を及ぼす影響エリアに基づいて、交通流影響要因の発生に起因する交通流への影響エリアを予測し、この予測された影響エリアを地図上に表示した案内画面が生成されるので、ユーザは交通流影響要因の発生に起因する交通流への影響エリアを容易に視認することが可能である。
また、請求項に記載の発明は、案内画面生成手段は、交通流影響要因の発生に起因する交通流への影響について注意喚起するメッセージを案内画面上に重畳させることを特徴としている。
このような構成によれば、交通流影響要因の発生に起因する交通流への影響について注意喚起するメッセージが案内画面上に重畳されるので、ユーザは交通流影響要因の発生に起因する交通流への影響についての注意喚起を容易に視認することが可能である。
本発明の一実施形態に係る交通状況予測装置の構成を示す図である。 統計データ作成処理のフローチャートである。 統計データの作成について説明するための図である。 統計データの作成について説明するための図である。 交通流影響予測データベース記憶処理のフローチャートである。 交通状況傾向データベースについて説明するための図である。 要因別交通流影響データベースについて説明するための図である。 交通流影響予測処理のフローチャートである。 統計データに基づいて予測される交通状況に、地図更新による交通流影響要因の発生による影響を反映させる処理について説明するための図である。 交通状況予測処理のフローチャートである。 車載器の表示部に表示された交通状況を表す画面の表示例を示す図である。
本発明の一実施形態に係る交通状況予測装置の構成を図1に示す。本交通状況予測装置1は、交通情報を提供する情報センタに設置されたサーバとして構成されており、道路上を走行する車両の走行情報を収集して生成した交通状況の統計データに基づいて交通状況を予測し、予測した交通状況を無線送信する。一方、車載器2は、車両に搭載され、交通状況予測装置1より無線送信された交通情報を受信して、当該受信した交通情報に基づく各地の交通状況を表示するようになっている。
交通状況予測装置1は、通信部10、統計データ記憶部11、地図情報記憶部12、交通状況傾向データベース記憶部13、要因別交通流影響データベース記憶部14、表示部15、無線送信部16および制御部17を備えている。
通信部10は、路側等に設置されたVICSアンテナ等を用いて交通情報の配信とともに走行車両の走行情報を収集する情報通信システム3、タクシー等のプローブ車両により収集された走行情報を収集する走行情報収集装置4など、道路上を走行する車両の走行情報を収集する装置と通信を行うためのものである。
統計データ記憶部11は、道路上を走行する車両の走行情報を収集して生成した交通状況の統計データを記憶するものである。
地図情報記憶部12は、最新の地図情報、旧版の地図情報、各版の差分を抽出した差分地図情報等を記憶するものである。
地図情報には、各リンクの識別情報(リンクID)、始点座標、終点座標、距離、道路種別、道路幅員、道路形状、道路名、車線数等を表す道路情報、川、湖、海、鉄道、施設などの位置、形状、名称を表す背景情報、各地の施設の名称、所在位置、施設種類、電話番号等を示す施設情報が含まれる。
なお、本実施形態において、施設情報には、その施設の営業開始年月日と、駐車台数、収容人数、従業員数、敷地面積といった施設の規模を特定するための情報とが含まれるようになっており、新設道路の道路情報には、開通年月日が含まれるようになっている。
交通状況傾向データベース記憶部13は、大型施設の新設、バイパス道路の開通等、交通流に影響を与える交通流影響要因の発生前後の交通状況の傾向を分析した交通状況傾向データベースを記憶するものである。
要因別交通流影響データベース記憶部14は、過去の各種交通流影響要因の発生に起因する交通流への影響に基づいて、各種交通流影響要因毎に、当該各種交通流影響要因の発生に起因する交通流への影響を予測した交通流影響データベースを記憶するものである。
本実施形態における統計データ記憶部11、地図情報記憶部12、交通状況傾向データベース記憶部13および要因別交通流影響データベース14は、ハードディスクドライブにより構成されている。
表示部15は、液晶等のディスプレイを有し、制御部17より入力される映像信号に応じた映像をディスプレイに表示させる。
無線送信部16は、交通状況を示す交通情報を、車載器2を搭載した車両へ無線送信するためのものである。
制御部17は、CPU、メモリ、I/O等を備えたコンピュータとして構成されており、CPUはメモリに記憶されたプログラムに従って各種処理を実施する。
一方、車載器2は、交通状況予測装置1より無線送信された交通情報を受信するための受信部21、各種データを記憶する記憶部22、各種映像を表示するための表示部23および制御部24を備えている。制御部24は、CPU、I/O等を備えたコンピュータとして構成されており、CPUは記憶部22に記憶されたプログラムに従って各種処理を実施する。
次に、交通状況予測装置1の制御部17の処理について説明する。制御部17の処理には、作業者の操作に応じて地図情報記憶部12に記憶された地図情報を更新する地図情報更新処理、通信部10を介して接続された装置から道路上を走行する車両の走行情報を収集して交通状況の統計データを作成する統計データ作成処理、地図情報の更新が実施された場合に、交通流に影響を与える各種交通流影響要因の発生に起因する交通流への影響を予測した交通流影響データベースを記憶する交通流影響予測データベース記憶処理、地図情報記憶部12に記憶された地図情報が更新されたことを判定した場合、更新前の地図情報と更新後の地図情報の差分に基づいて交通流に影響を与える交通流影響要因が発生したか否かを判定し、交通流影響要因が発生したと判定された場合、当該交通流影響要因の発生に起因する交通流への影響を予測する交通流影響予測処理、交通流影響予測処理により予測された影響を統計データに基づいて予測される交通流に反映させて交通状況を予測する交通状況予測処理がある。
まず、統計データ作成処理について説明する。図2に、この統計データ作成処理のフローチャートを示す。交通状況予測装置1の制御部17は、周期的に図2に示す処理を実施する。
まず、通信部10を介して情報通信システム3または走行情報収集装置4に接続し、道路上を走行する車両の走行情報を取得する(S100)。
次に、S100にて取得した車両の走行情報を、図3の大分類、中分類、小分類に示される各項目に分類し、更に、図4に示すような、時間帯毎に分類した交通状況の統計データを作成する(S102)。
次に、S102にて作成された交通状況の統計データを統計データ記憶部11に記憶させ(S104)、本処理を終了する。
上記した処理を周期的に実施して、交通状況の統計データが統計データ記憶部11に蓄積記憶され、逐次更新される。
次に、交通流影響予測データベース記憶処理について説明する。図5に、この交通流影響予測データベース記憶処理のフローチャートを示す。交通状況予測装置1の制御部17は、地図情報更新処理により地図情報記憶部12に記憶された地図情報の更新が実施された場合、図5に示す処理を実施する。
まず、地図情報の更新により交通流に影響を与える交通流影響要因が発生したか否かを判定する(S200)。交通流に影響を与える交通流影響要因としては、例えば、大型商業施設や工場等の施設の新設、施設の閉鎖、施設の解体、施設の増設、施設の縮小、道路の新設、道路の閉鎖、道路の車線数の変更等がある。具体的には、地図情報記憶部12に記憶された地図情報の差分情報を参照して地図情報の更新により、施設情報、道路情報、背景情報等に交通流に影響を与えるような変化があるか否かを判定する。交通流に影響を与えるような変化か否かについては、例えば、施設情報に含まれる施設の規模を表す情報に基づいて判断することができる。
ここで、例えば、交通流に影響を与えるような大型商業施設が新設された場合、S200の判定はYESとなり、次に、統計データ記憶部11に記憶された交通状況の統計データを、交通流に影響を与える交通流影響要因が発生する前と、後に分割する(S202)。例えば、大型商業施設が新設された場合には、その大型商業施設が新設される前と、大型商業施設が新設された後に分割する(S202)。具体的には、施設情報に含まれるその施設の営業開始年月日を読み出して、その営業開始年月日より前の交通状況の統計データと、営業開始年月日以降の交通状況の統計データに分割する。
次に、交通流影響要因が発生する前の統計データの傾向を分析する(S204)。具体的には、交通流影響要因が発生する前の統計データを統計データ記憶部11より取得して、図6に示すように、交通流影響要因が発生した箇所の各道路について、渋滞度、通過時間等の交通状況を特定するための情報を時間帯毎に集計した交通状況傾向データベースを作成する。例えば、大型商業施設が新設された場合には、大型商業施設が新設される前の統計データについて、大型商業施設が新設された箇所の各道路の時間帯毎の交通状況の集計を行う。
次に、S204にて分析した交通流影響要因が発生する前の統計データの結果を交通状況傾向データベース11に記憶させる(S206)。
次に、交通流影響要因が発生した後の統計データの傾向を分析する(S208)。具体的には、交通流影響要因が発生した後の統計データを統計データ記憶部11より取得して、図6に示すように、交通流影響要因が発生した箇所の各道路について、渋滞度、通過時間等の交通状況を特定するための情報を時間帯毎に集計する。例えば、大型商業施設が新設された場合には、大型商業施設が新設された後の統計データについて、大型商業施設が新設された箇所の各道路の時間帯毎の交通状況の集計を行う。
次に、S208にて分析した交通流影響要因が発生した後の統計データの結果を交通状況傾向データベース11に記憶させる(S210)。
次に、交通流影響要因が発生した後の統計データの解析結果と、交通流影響要因が発生する前の統計データの解析結果との差分から、交通流影響要因の発生を起因とする交通流への影響を特定し、特定した交通流影響要因の発生を起因とする交通流への影響を要因別交通流影響データベース記憶部14に記憶させる(S212)。図7に、要因別交通流影響データベースの構成を示す。図に示すように、要因別交通流影響データベースには、時間帯別の交通状況変化量が、地図変化要因、対象道路の各項目に分類されて格納されている。なお、本実施形態では、地図変化要因の項目に、交通流影響要因の規模と交通流影響要因の種別が含まれている。また、対象道路の項目に、交通流影響要因の影響エリアが含まれている。
また、地図情報の更新により交通流に影響を与える交通流影響要因が発生していない場合には、S200の判定はNOとなり、上記した交通流影響要因の分析等を実施することなく、本処理を終了する。
上記した処理を繰り返し実施することにより、過去に地図情報が更新された際の、各種要因別の交通流影響要因の発生を起因とする交通流への影響がデータベース化され、要因別交通流影響データベース記憶部14に蓄積記憶される。
次に、交通流影響予測処理について説明する。図8に、この交通流影響予測処理のフローチャートを示す。なお、この交通流影響予測処理は、これから実施される地図情報の更新に対応して交通状況を予測するものである。交通状況予測装置1の制御部17は、地図情報更新処理により地図情報記憶部12に記憶された地図情報の更新が実施された場合、あるいは、ユーザの指示に応じて、図8に示す処理を実施する。
まず、図5のS200と同様に、地図情報の更新により交通流に影響を与える交通流影響要因が発生したか否かを判定する(S300)。
ここで、例えば、交通流に影響を与えるような大型商業施設が新設された場合、S300の判定はYESとなり、次に、発生した交通流影響要因と一致するデータが要因別交通流影響データベース記憶部14に記憶されているか否かを判定する(S302)。
ここで、例えば、発生した交通流影響要因が、「駐車場の駐車台数が500台規模の大型商業施設の新設」であり、同条件の「駐車場の駐車台数が500台規模の大型商業施設の新設」が要因別交通流影響データベース記憶部14に記憶されているような場合、S302の判定はYESとなり、次に、変化加味係数を1.0として特定する(S304)。この変化加味係数は、要因別交通流影響データベース記憶部14に記憶されている交通流影響要因に、地図更新により発生した交通流影響要因と類似しているものしか記憶されていない場合に、類似している交通流影響要因による交通流への影響を、地図更新により発生した交通流影響要因による交通流への影響に近づけるように補正するための係数である。
次に、統計データに基づいて予測される交通状況に、地図更新による交通流影響要因の発生に起因する交通流への影響を反映させて交通状況の傾向を特定し、特定した交通状況の傾向を表す情報を交通状況傾向データベース記憶部13に記憶させる(S306)。例えば、工場が新設された場合、まず、図9(a)に示すように、統計データ記憶部11に記憶された統計データから工場が新設される前の傾向を分析し、更に、図9(b)に示すように、要因別交通流影響データベース記憶部14に記憶されている要因別交通流影響データベースを用いて工場の新設に起因する交通流への影響を特定する。そして、図9(c)に示すように、この特定した交通流への影響を、統計データの分析結果に基づく交通状況に反映させ、交通状況を表す情報を交通状況傾向データベース記憶部13に記憶させる。
なお、本実施形態では、地図更新により発生した交通流影響要因と同条件の交通流影響要因を要因別交通流影響データベース記憶部14より取得し、この交通流影響要因に変化加味係数を加味して、地図更新による交通流影響要因の発生に起因する交通流への影響を予測し、この予測した交通流への影響を、統計データに基づいて予測される交通流に反映させて交通状況を予測する。
変化加味係数が1.0となっている場合には、要因別交通流影響データベース記憶部14より取得した交通流影響要因の発生に起因する交通流への影響(渋滞度、通過時間、交通量)をそのまま用いて、地図更新による交通流影響要因の発生に起因する交通流への影響を予測する。
次に、交通流影響要因発生前の統計データを消去する(S308)。例えば、大型商業施設が新設され、この大型商業施設の施設情報からこの施設の営業開始日が6月1日となっている場合、この営業開始日より前の統計データが統計データ記憶部11に残っていると、交通状況の予測精度が低下してしまう。このため、6月1日以前の統計データを統計データ記憶部11から消去する。
また、地図更新により発生した交通流影響要因と同一条件の交通流影響要因が要因別交通流影響データベース記憶部14に記憶されていない場合、S304の判定はNOとなり、次に、地図更新により発生した交通流影響要因に最も近い交通流影響要因を通流影響データベース記憶部14から検索する(S310)。
ここで、例えば、地図更新により発生した交通流影響要因が、「駐車場の駐車台数が250台規模の大型商業施設の新設」であり、この交通流影響要因に最も近い交通流影響要因として「駐車場の駐車台数が500台規模の大型商業施設の新設」が要因別交通流影響データベース記憶部14に記憶されている場合、次に、要因の類似度合いから変化加味係数を算出する(S312)。例えば、駐車場の駐車台数に比例するように変化加味係数を算出することができる。この場合、地図更新により発生した交通流影響要因の駐車場の駐車台数が、地図更新により発生した交通流影響要因に最も類似している交通流影響要因の駐車場の駐車台数の半分の250台であるため、変化加味係数を=0.5として算出し、S308へ進む。
この場合、S308では、地図更新により発生した交通流影響要因に最も類似している交通流影響要因の発生に起因する交通流への影響に、変化加味係数が0.5であることを加味して地図更新による交通流影響要因の発生に起因する交通流への影響を算出する。例えば、渋滞度については、変化加味係数に応じて予め定められたレベル分(例えば、1レベル分)だけレベルを下げ、通過時間については、変化加味係数に応じて予め定められた時間分を減少させ、交通量については、変化加味係数に応じて予め定められた台数分を減少させる。このようにして、交通流影響要因の発生に起因する交通流への影響を算出する。
また、地図情報の更新により交通流に影響を与える交通流影響要因が発生していない場合、S300の判定はNOとなり、次に、統計データ記憶部11に記憶された統計データに基づいて各地の交通状況の傾向を分析する(S314)。
次に、分析した結果を交通状況傾向データベース記憶部13に記憶させる(S316)。ここで、例えば、S308にて、既に、統計データに基づいて予測される交通状況に、地図更新による交通流影響要因の発生に起因する交通流への影響を反映させて交通状況が予測され、この予測された交通状況を表す情報が交通状況傾向データベース記憶部13に記憶されているような場合には、交通状況傾向データベース記憶部13に記憶されている交通状況に、S314にて分析された交通状況の傾向を反映させるようにして交通状況データベースを更新する。例えば、交通状況傾向データベース記憶部13に記憶されている交通状況に含まれる交通量に、S314にて分析された交通状況に含まれる交通量を加重平均して、交通状況データベースを更新する。
次に、交通状況予測処理について説明する。図10に、この交通状況予測処理のフローチャートを示す。交通状況予測装置1の制御部17は、ユーザの指示に応じて、図10に示す処理を実施する。
まず、交通状況傾向データベース記憶部13から交通状況傾向データベースを取得する(S400)。
次に、予測日時を特定する(S402)。具体的には、予測日時を入力する予測日時入力画面を表示部15に表示させ、この予測日時入力画面に従ってユーザにより入力される情報に従って予測日時を特定する。
次に、交通状況傾向データベースを参照して、S402にて特定した予測日時の各地の交通状況を予測し、予測した交通状況を表す交通情報を無線送信部16より無線送信させる(S404)。具体的には、交通状況傾向データベースを参照して、S402にて特定した予測日時の各地の交通状況を予測するとともに、交通流影響データベースに含まれる交通流影響要因に起因して影響を及ぼす影響エリアに基づいて、交通流影響要因の発生に起因する交通流への影響エリアを予測し、影響特定手段により特定された影響エリアを地図上に表示した案内画面を生成する。更に、交通流影響要因の発生に起因する交通流への影響について注意喚起するメッセージが案内画面上に重畳させる。そして、予測した交通状況を表す情報と、生成した案内画面を含む交通情報を無線送信部16より無線送信させる。このようにして、渋滞度、通過時間、交通量を含む各地の交通状況を予測した交通情報が無線送信される。
車両に搭載された車載器2は、交通状況予測装置1より無線送信された交通情報を受信すると、当該受信した交通情報に基づく各地の交通状況を表示部23に表示させる。
図11に、車載器2の表示部23に表示された交通状況を表す画面の表示例を示す。本実施形態では、地図更新により交通流に影響するような施設や道路の変更があった場合、交通流に影響するような施設や道路の変更についての案内表示を行うようになっている。図11には、工場の新設による交通流への影響がある影響エリアを重畳した地図画面と、工場が新設されたことによる交通流への影響について注意喚起するメッセージとが表示されている。
上記した構成によれば、地図情報記憶手段に記憶された地図情報の更新が実施された場合、更新前の地図情報と更新後の地図情報の差分に基づいて交通流に影響を与える交通流影響要因が発生したか否かを判定し、交通流影響要因が発生したと判定された場合、当該交通流影響要因の発生に起因する交通流への影響を予測し、統計データに基づいて予測される交通状況に、交通流影響要因の発生に起因する交通流への影響を反映させて交通状況を予測するので、交通状況の予測精度を向上することができる。
また、各種交通流影響要因毎に、当該各種交通流影響要因の発生に起因する交通流への影響を予測した要因別交通流影響データベースを参照して交通流影響要因の発生に起因する交通流への影響が予測されるので、交通流影響要因が発生した直後から要因別交通流影響データベースを用いた交通流影響要因の発生に起因する交通流への影響を予測することが可能である。
また、地図情報記憶手段に記憶された地図情報の更新が実施された場合、各種交通流影響要因毎に、当該各種交通流影響要因の発生に起因する交通流への影響を予測した要因別交通流影響データベースを要因別交通流影響予測データベース記憶手段に記憶させる処理が実施されるので、実際の交通流影響要因による交通流への影響を反映した要因別交通流影響データベースを構築することが可能である。
また、交通流影響要因が発生したと判定された場合、交通流影響要因が発生した箇所における当該交通流影響要因の発生前の交通状況の統計データが消去される。すなわち、交通状況の予測に際して不要である交通流影響要因の発生前の交通状況の統計データが消去されるので、交通状況の予測精度を向上することができる。
また、交通流影響要因が発生したと判定された場合、当該交通流影響要因の発生に起因する交通流への影響を予測し、統計データに基づいて予測される交通状況に、交通流影響要因の発生に起因する交通流への影響を反映させて交通状況を予測した後、逐次更新される交通流影響要因の発生後の交通状況の統計データに基づいて当該交通流影響要因が発生した箇所における交通状況が予測されるので、交通状況の予測精度を向上することができる。
また、交通流影響データベースに含まれる交通流影響要因に起因して影響を及ぼす影響エリアに基づいて、交通流影響要因の発生に起因する交通流への影響エリアを予測し、影響特定手段により特定された影響エリアを地図上に表示した案内画面が生成されるので、ユーザは交通流影響要因の発生に起因する交通流への影響エリアを容易に視認することが可能である。
また、交通流影響要因の発生に起因する交通流への影響について注意喚起するメッセージが案内画面上に重畳されるので、ユーザは交通流影響要因の発生に起因する交通流への影響についての注意喚起を容易に視認することが可能である。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々なる形態で実施することができる。
例えば、上記実施形態では、情報センタに設置されたサーバにより交通状況予測装置1を構成したが、情報センタに設置されたサーバの機能を車載器2に搭載して車載器2により交通状況予測装置1を構成するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、地図情報の更新時に、各種交通流影響要因毎に、当該各種交通流影響要因の発生に起因する交通流への影響を予測した要因別交通流影響データベースを記憶する要因別交通流影響予測データベース記憶部に蓄積記憶させる処理を実施したが、例えば、過去に発生した交通流への影響を考慮して、ユーザにより作成された要因別交通流影響データベースを要因別交通流影響予測データベース記憶部に記憶しておくようにしてもよい。
また、上記実施形態では、統計データから工場が新設される前のその領域の傾向を分析し、更に、要因別交通流影響データベースを用いて工場の新設に起因する交通流への影響を特定し、この特定した交通流への影響を、統計データの分析結果に基づく交通状況に反映させたが、このように工場が新設される前のその領域の傾向を分析するのではなく、例えば、新設された工場の周辺で、かつ、工場の新設による影響のない領域の傾向を分析するようにし、更に、要因別交通流影響データベースを用いて工場の新設に起因する交通流への影響を特定し、この特定した交通流への影響を、統計データの分析結果に基づく交通状況に反映させるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、交通状況を表す画面に、工場の新設による交通流への影響がある影響エリアを重畳した地図画面と、工場が新設されたことによる交通流への影響について注意喚起するメッセージとが表示される例を示したが、例えば、大型施設が新設される場合には、例えば、「大型施設の新設により、大型施設の周辺道路が8時〜9時の時間帯と、17時〜18時の時間帯は渋滞の発生がしやすくなる可能性があり、ご迷惑をおかけしますが、ご協力をお願いします」といった交通流に与える影響に関する施設責任者からのメッセージを、交通状況を表す画面に表示させるようにしてもよい。このような表示を行うことで、施設の責任者が影響範囲を社会に公表することができ、社会的責任を果たすことが可能となる。
また、上記実施形態では、交通状況を表す画面に、工場の新設による交通流への影響がある影響エリアを重畳した地図画面と、工場が新設されたことによる交通流への影響について注意喚起するメッセージとが表示される例を示したが、例えば、「国道1号A地点周辺の6時〜9時の時間帯における慢性的な渋滞緩和のために、Bバイパスを新設しました。今後の通行の際に本情報をご活用ください。」といった道路の新設の目的等に関する道路の管理者からのメッセージを、交通状況を表す画面に表示させるようにしてもよい。このような表示を行うことで、道路の管理者が道路の変更目的等を社会的に公表することが可能となる。
また、上記実施形態では、S312にて、地図更新により発生した交通流影響要因の駐車場の駐車台数が、地図更新により発生した交通流影響要因に最も類似している交通流影響要因の駐車場の駐車台数の半分の250台であるため、変化加味係数を=0.5として算出したが、このような算出方法は一例であり、このような算出方法に限定されるものではない。
また、上記実施形態では、地図情報の更新前後の地図情報の差分に基づいて交通流に影響を与える交通流影響要因を特定し、道路上を走行する車両の走行情報を収集して生成した交通状況の統計データに、交通流影響要因の発生に起因する影響を反映させて交通状況を予測する構成を示したが、例えば、出発地から目的地に至る案内ルートを探索する機能を備え、交通状況の予測結果を考慮してルート探索を実施するようにしてもよい。例えば、最短時間で到達するようなルート探索を実施するようにしてもよい。また、交通状況の予測結果を目的地到着時刻の算出等に逐次反映させるようにしてもよい。
なお、上記実施形態における構成と特許請求の範囲の構成との対応関係について説明すると、地図情報記憶部12が地図情報記憶手段に相当し、S300が判定手段に相当し、S304、S306、S310、S312、S400〜S404が影響特定手段と交通情報予測手段に相当し、要因別交通流影響予測データベース記憶部14が要因別交通流影響予測データベース記憶手段に相当し、図5の交通流影響予測データベース記憶処理が要因別交通流影響予測データベース記憶処理手段に相当し、S404が案内画面生成手段に相当し、S308が統計データ消去手段に相当する。
1 交通状況予測装置
2 車載器
10 通信部
11 統計データ記憶部
12 地図情報記憶部
13 交通状況傾向データベース記憶部
14 要因別交通流影響データベース記憶部
15 表示部
16 無線送信部
17 制御部
21 受信部
22 記憶部
23 表示部
24 制御部

Claims (7)

  1. 道路上を走行する車両の走行情報を収集して生成した交通状況の統計データに基づいて交通状況を予測する交通状況予測装置であって、
    地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、
    前記地図情報の更新により交通流に影響を与える交通流影響要因が発生すると、前記交通流影響要因の発生前後で前記統計データを分割し、当該分割した各統計データの差分から、各種交通流影響要因毎に、当該各種交通流影響要因の発生に起因する交通流への影響を予測した要因別交通流影響データベースを記憶する要因別交通流影響予測データベース記憶手段と、
    前記地図情報記憶手段に記憶された前記地図情報の更新が実施された場合、更新前の地図情報と更新後の地図情報の差分に基づいて前記交通流に影響を与える交通流影響要因が発生したか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記交通流影響要因が発生したと判定された場合、前記要因別交通流影響データベースを参照して前記交通流影響要因の発生に起因する交通流への影響を特定する影響特定手段と、
    前記統計データに基づいて予測される交通状況に、前記影響特定手段により特定された前記影響を反映させて前記交通状況を予測する交通情報予測手段と、を備えたことを特徴とする交通状況予測装置。
  2. 前記地図情報記憶手段に記憶された前記地図情報の更新が実施された場合、各種交通流影響要因毎に、当該各種交通流影響要因の発生に起因する交通流への影響を予測した要因別交通流影響データベースを要因別交通流影響予測データベース記憶手段に記憶させる処理を実施する要因別交通流影響予測データベース記憶処理手段を備えたことを特徴とする請求項に記載の交通状況予測装置。
  3. 前記判定手段により前記交通流影響要因が発生したと判定された場合、前記交通流影響要因が発生した箇所における当該交通流影響要因の発生前の前記交通状況の統計データを消去する統計データ消去手段を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の交通状況予測装置。
  4. 道路上を走行する車両の走行情報を収集して生成した交通状況の統計データに基づいて交通状況を予測する交通状況予測装置であって、
    地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、
    前記地図情報の更新により前記交通流影響要因が発生すると、交通流に影響を与える交通流影響要因の発生前後で前記統計データを分割し、当該分割した各統計データの差分から、各種交通流影響要因毎に、当該各種交通流影響要因の発生に起因する交通流への影響を予測した要因別交通流影響データベースを記憶する要因別交通流影響予測データベース記憶手段と、
    前記地図情報記憶手段に記憶された前記地図情報の更新が実施された場合、更新前の地図情報と更新後の地図情報の差分に基づいて前記交通流に影響を与える交通流影響要因が発生したか否かを判定する判定手段と、
    記判定手段により前記交通流影響要因が発生したと判定された場合、前記要因別交通流影響データベースを参照して前記交通流影響要因の発生に起因する交通流への影響を特定する影響特定手段と、
    前記判定手段により前記交通流影響要因が発生したと判定された場合、前記統計データに基づいて予測される交通状況に、前記影響特定手段により特定された前記影響を反映させて前記交通流影響要因が発生した箇所における交通状況を予測する交通情報予測手段と、
    前記判定手段により前記交通流影響要因が発生したと判定された場合、前記交通流影響要因が発生した箇所における当該交通流影響要因の発生前の前記交通状況の統計データを消去する統計データ消去手段と、を備え、
    前記交通情報予測手段は、前記判定手段により前記交通流影響要因が発生したと判定され、前記統計データに基づいて予測される交通状況に、前記影響特定手段により特定された前記影響を反映させて前記交通流影響要因が発生した箇所における交通状況を予測した後、逐次更新される前記交通流影響要因の発生後の前記交通状況の統計データに基づいて当該交通流影響要因が発生した箇所における交通状況を予測することを特徴とする交通状況予測装置。
  5. 前記要因別交通流影響データベースは、前記交通流影響要因の種別、前記交通流影響要因の規模、前記交通流影響要因の発生に起因する時間帯別の交通状況の変化、および前記交通流影響要因に起因して交通流に影響を及ぼす影響エリアを含むことを特徴とする請求項ないしのいずれか1つに記載の交通状況予測装置。
  6. 前記影響特定手段は、前記交通流影響データベースに含まれる前記交通流影響要因に起因して影響を及ぼす影響エリアに基づいて、前記交通流影響要因の発生に起因する交通流への影響エリアを特定し、
    前記影響特定手段により特定された前記影響エリアを地図上に表示した案内画面を生成する案内画面生成手段を備えたことを特徴とする請求項に記載の交通状況予測装置。
  7. 前記案内画面生成手段は、前記交通流影響要因の発生に起因する交通流への影響について注意喚起するメッセージを前記案内画面上に重畳させることを特徴とする請求項に記載の交通状況予測装置。
JP2010194918A 2010-08-31 2010-08-31 交通状況予測装置 Expired - Fee Related JP5195848B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010194918A JP5195848B2 (ja) 2010-08-31 2010-08-31 交通状況予測装置
US13/211,424 US8620847B2 (en) 2010-08-31 2011-08-17 Traffic situation prediction apparatus
CN201110259882.XA CN102385799B (zh) 2010-08-31 2011-08-31 交通状态预测装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010194918A JP5195848B2 (ja) 2010-08-31 2010-08-31 交通状況予測装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012053613A JP2012053613A (ja) 2012-03-15
JP5195848B2 true JP5195848B2 (ja) 2013-05-15

Family

ID=45698486

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010194918A Expired - Fee Related JP5195848B2 (ja) 2010-08-31 2010-08-31 交通状況予測装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8620847B2 (ja)
JP (1) JP5195848B2 (ja)
CN (1) CN102385799B (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6587781B2 (en) 2000-08-28 2003-07-01 Estimotion, Inc. Method and system for modeling and processing vehicular traffic data and information and applying thereof
US7620402B2 (en) 2004-07-09 2009-11-17 Itis Uk Limited System and method for geographically locating a mobile device
JP5831290B2 (ja) 2012-02-28 2015-12-09 株式会社デンソー 分岐確率予測装置
JP6331381B2 (ja) * 2013-12-20 2018-05-30 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 情報収集システム、情報収集方法、及び情報収集プログラム
CN104700616B (zh) * 2015-02-26 2017-07-14 北京工业大学 城市交通压力预测方法及系统
JP5997797B2 (ja) * 2015-03-03 2016-09-28 富士重工業株式会社 車両の地図データ処理装置
US10635078B2 (en) * 2015-03-23 2020-04-28 Nec Corporation Simulation system, simulation method, and simulation program
US9721472B2 (en) * 2015-09-22 2017-08-01 Ford Global Technologies, Llc Formulating lane level routing plans
CN111862583B (zh) * 2019-04-24 2021-12-03 北京嘀嘀无限科技发展有限公司 一种车流量预测方法及装置
CN111862657B (zh) * 2019-04-24 2022-09-09 北京嘀嘀无限科技发展有限公司 一种确定路况信息的方法及装置
US11682295B2 (en) * 2019-06-20 2023-06-20 Here Global B.V. Adjusting historical probe data for new road geometry
CN111696369B (zh) * 2020-04-10 2023-04-28 北京数城未来科技有限公司 一种基于多源地理空间大数据的全市道路分时分车型交通流预测方法
WO2022259553A1 (ja) * 2021-06-11 2022-12-15 日本電信電話株式会社 交通シミュレーション装置、交通シミュレーション方法および交通シミュレーションプログラム
CN115311846B (zh) * 2022-06-24 2023-08-11 华东师范大学 一种结合货车任务状态的厂区道路拥堵预测方法及预测系统

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6587781B2 (en) * 2000-08-28 2003-07-01 Estimotion, Inc. Method and system for modeling and processing vehicular traffic data and information and applying thereof
JP2003122908A (ja) 2001-10-11 2003-04-25 Toshiba Corp 分布予測装置、及び、その方法
JP2003288459A (ja) 2002-03-28 2003-10-10 Kumagai Gumi Co Ltd 商圏需要の推定方法及び商圏需要推定システム
JP4259404B2 (ja) 2004-06-09 2009-04-30 株式会社デンソー 渋滞情報の報知システム及びカーナビゲーション装置
JP2006079483A (ja) 2004-09-13 2006-03-23 Hitachi Ltd 交通情報提供装置,交通情報提供方法
BRPI0520514A2 (pt) * 2005-07-22 2009-05-12 Telargo Inc método para modelar um gráfico de rede viária, produto de programa de computador, ferramenta de software, sinal de dados de computador, dispositivo servidor, e sistema para modelar um gráfico de rede viária
ATE523869T1 (de) * 2006-03-03 2011-09-15 Inrix Inc Beurteilung der strassenverkehrszustände mithilfe von daten aus mobilen datenquellen
JP4778411B2 (ja) 2006-12-18 2011-09-21 クラリオン株式会社 交通情報配信方法および交通情報配信装置
JP4894630B2 (ja) 2007-05-29 2012-03-14 株式会社デンソー 経路案内装置
JP2010014556A (ja) 2008-07-03 2010-01-21 Pioneer Electronic Corp 渋滞予測装置、経路探索装置、渋滞予測方法、経路探索方法、渋滞予測プログラム、経路探索プログラム、およびコンピュータに読み取り可能な記録媒体
WO2010007667A1 (ja) * 2008-07-15 2010-01-21 パイオニア株式会社 渋滞予測装置、経路探索装置、渋滞予測方法、経路探索方法、渋滞予測プログラム、経路探索プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体
JP2010049391A (ja) * 2008-08-20 2010-03-04 Nissan Motor Co Ltd 交通情報管理装置及び交通情報管理処理方法
CN101783075B (zh) * 2010-02-05 2012-05-23 北京科技大学 一种城市环形道路交通流预测系统

Also Published As

Publication number Publication date
CN102385799B (zh) 2014-10-22
CN102385799A (zh) 2012-03-21
US20120054145A1 (en) 2012-03-01
US8620847B2 (en) 2013-12-31
JP2012053613A (ja) 2012-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5195848B2 (ja) 交通状況予測装置
JP4591395B2 (ja) ナビゲーションシステム
US8694242B2 (en) Traveling information creating device, traveling information creating method and program
JP4983660B2 (ja) ナビゲーションシステム及び経路探索方法
EP2377111B1 (en) Navigation device, probe information transmission method, computer-readable storage medium that storing probe information transmission program, and traffic information generation device
EP2622309B1 (en) Navigation device, navigation method, and program
JP6063237B2 (ja) 渋滞予測装置、渋滞予測システム、渋滞予測方法、及び、プログラム
WO2009128398A1 (ja) 移動体警告装置、移動体警告方法および移動体警告プログラム
CN106164996B (zh) 驾驶行动分类设备与驾驶行动分类方法
JP2019096280A (ja) 情報提供システム、方法及びプログラム
JP5861280B2 (ja) 交通情報提供装置
JP2018092467A (ja) 災害発生可能性算出システム及び方法、運転制御装置、プログラム、及び記録媒体
KR101572582B1 (ko) 네비게이션 장치, 교통 예측 서비스 장치, 교통 예측 서비스 시스템 및 그 방법
JP4313457B2 (ja) 移動時間予測システム、プログラム記録媒体、移動時間予測方法、情報提供装置、および情報入手装置
JP2007187514A (ja) ナビサーバおよびナビ装置
JP2009245339A (ja) 情報作成装置、情報作成方法及びプログラム
JP5172753B2 (ja) ナビサーバおよびナビシステム
JP2018180907A (ja) 交通予測プログラム、交通予測装置、及び交通予測方法
US9341484B2 (en) Navigation server and navigation system
US11697432B2 (en) Method, apparatus and computer program product for creating hazard probability boundaries with confidence bands
JP2018180906A (ja) 混雑予測プログラム、混雑予測装置、及び混雑予測方法
US20240151549A1 (en) Method, apparatus, and computer program product for sensor data analysis
EP4012680A1 (en) Method, apparatus and computer program product for detecting a lane closure using probe data
US20220180739A1 (en) Method, apparatus and computer program product for detecting a lane shift using probe data
JP7175874B2 (ja) 将来性評価装置及び将来性評価方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120308

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120822

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120828

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121024

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130121

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160215

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5195848

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160215

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees