JP2018031916A - 焦点調節装置、その制御方法及びプログラム - Google Patents

焦点調節装置、その制御方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2018031916A
JP2018031916A JP2016164962A JP2016164962A JP2018031916A JP 2018031916 A JP2018031916 A JP 2018031916A JP 2016164962 A JP2016164962 A JP 2016164962A JP 2016164962 A JP2016164962 A JP 2016164962A JP 2018031916 A JP2018031916 A JP 2018031916A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
evaluation value
image
focus
focus adjustment
condition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016164962A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6838894B2 (ja
Inventor
佑輔 清水
Yusuke Shimizu
佑輔 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2016164962A priority Critical patent/JP6838894B2/ja
Publication of JP2018031916A publication Critical patent/JP2018031916A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6838894B2 publication Critical patent/JP6838894B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Focusing (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【課題】輝度条件やコントラスト条件による、合焦精度の低下を低減できるようにする。【解決手段】撮像素子201からの出力信号を用いた位相差検出方式による焦点調節を行う焦点調節装置において、撮像素子201の出力信号から生成されて被写体像の焦点状態に応じた位相差を有する一対の像信号を用いてデフォーカス量を生成する。そして、一対の像信号の相関変化量を用いてデフォーカス量の標準偏差を算出し、標準偏差の閾値を用いて、デフォーカス量の信頼性に関する信頼性評価値を段階的に算出する。この場合に、輝度条件及びコントラスト条件に基づいて、標準偏差の閾値を変更することにより、低輝度条件下や低コントラスト被写体の撮影時に合焦条件を緩和し、合焦状態を正しく判定できるようになる。【選択図】図4

Description

本発明は、撮像素子からの出力信号を用いた位相差検出方式による焦点調節を行う焦点調節装置、その制御方法及びプログラムに関する。
デジタルカメラ等の撮像装置には、一対の視差画像信号の位相差を検出することで焦点検出及び焦点調節を行う、位相差検出方式のオートフォーカスを行うものがある。特に、被写体像を撮像する撮像素子からの出力信号を用いた位相差検出方式の焦点検出方式を、撮像面位相差検出方式と呼ぶ。
位相差検出方式を採用する撮像装置に関する技術として、特許文献1には、焦点検出精度を向上させることを目的として、像信号のコントラスト情報に基づく評価値に基づいて過去に算出されたデフォーカス量を加味すると判定された場合には、過去に算出されたデフォーカス量を含む複数のデフォーカス量に基づいて最終的なデフォーカス量を算出する構成が開示されている。
特開2016−57546号公報
撮像面位相差検出方式を含む位相差検出方式では、例えば夜景や室内等の低輝度条件下や人物の顔のような低コントラスト被写体の撮影時に、高輝度時や高コントラスト被写体の撮影時と比較して、得られる像信号が小さくなるため、フォーカシングの精度が低下する可能性がある。
しかしながら、特許文献1では、輝度条件やコントラスト条件に適応した処理に関しては言及されておらず、高輝度時や高コントラスト被写体の撮影時を基準として合焦制御を行うと、低輝度条件下や低コントラスト被写体の撮影時に、好適な合焦制御が行えず、合焦精度が低下する場合が存在しうる。一方、低輝度条件下や低コントラスト被写体の撮影時を基準として合焦制御を行うと、高輝度時や高コントラスト被写体の撮影時に、好適な合焦制御が行えず、合焦精度が低下する場合が存在しうる。
本発明は上記のような点に鑑みてなされたものであり、輝度条件や被写体のコントラスト(コントラスト条件と呼ぶ)による、合焦精度の低下を低減できるようにすることを目的とする。
本発明の焦点調節装置は、被写体像を撮像する撮像素子からの出力信号を用いた位相差検出方式による焦点調節を行う焦点調節装置であって、前記撮像素子の出力信号から生成されて被写体像の焦点状態に応じた位相差を有する一対の像信号を用いて焦点検出情報を生成する生成手段と、前記生成手段で生成する前記焦点検出情報の信頼性に関する信頼性評価値を算出する算出手段とを備え、前記算出手段は、輝度条件及びコントラスト条件のうち少なくともいずれか一方に基づいて、前記信頼性評価値の算出条件を変更することを特徴とする。
本発明によれば、輝度条件やコントラスト条件による、合焦精度の低下を低減できるようになる。
実施形態に係るレンズ交換式カメラの構成を示すブロック図である。 撮像素子の画素構成を説明するための図である。 実施形態に係るレンズ交換式カメラによる撮影処理を示すフローチャートである。 図3における自動焦点検出処理の詳細を示すフローチャートである。 図4におけるフレーム加算判定演算の詳細を示すフローチャートである。 ボケと、相関変化量との関係の例を示す特性図である。 撮影感度と、デフォーカス量の標準偏差の閾値との関係の例を示す特性図である。 像信号の振幅と、デフォーカス量の標準偏差の閾値との関係の例を示す特性図である。 コントラスト評価値と、デフォーカス量の標準偏差の閾値との関係の例を示す特性図である。 鮮鋭度評価値と、像のボケ度を表わす評価値の閾値との関係の例を示す特性図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
図1は、実施形態に係るレンズ交換式カメラ(以下、単にカメラと呼ぶ)の構成を示すブロック図である。実施形態に係るカメラは、本発明を適用した焦点調節装置を搭載した撮像装置の例であり、被写体像を撮像する撮像素子からの出力信号を用いた撮像面位相差検出方式による焦点調節を行う。
カメラは、レンズユニット10と、カメラ本体20とにより構成される。レンズユニット10がカメラ本体20に装着されると、レンズユニット10の動作を統括制御するレンズ制御部106と、カメラ全体の動作を統括制御するカメラ制御部212とが相互に通信可能となる。
レンズユニット10の構成について説明する。レンズユニット10は、固定レンズ101、絞り102、フォーカスレンズ103、絞り駆動部104、フォーカスレンズ駆動部105、レンズ制御部106、レンズ操作部107を備える。
固定レンズ101、絞り102、フォーカスレンズ103により撮影光学系が構成される。絞り102は、絞り駆動部104によって駆動され、カメラ本体20の撮像素子201への入射光量を制御する。フォーカスレンズ103は、フォーカスレンズ駆動部105によって駆動され、後述する撮像素子201に結像する焦点調節を行う。絞り駆動部104及びフォーカスレンズ駆動部105は、レンズ制御部106によって制御され、絞り102の開口量やフォーカスレンズ103の位置を決定する。レンズ制御部106は、レンズ操作部107によってユーザ操作があった場合、ユーザ操作に応じた制御を行う。レンズ制御部106は、カメラ制御部212から受信した制御命令・制御情報に応じて絞り駆動部104やフォーカスレンズ駆動部105の制御を行い、また、レンズ制御情報をカメラ制御部212に送信する。
次に、カメラ本体20の構成について説明する。カメラ本体20は、レンズユニット10の撮影光学系を通過した光束から撮像信号を取得できるように構成される。カメラ本体20は、撮像素子201、CDS/AGC/ADコンバータ202、画像入力コントローラ203、AF(自動焦点調節)信号処理部204を備える。また、カメラ本体20は、表示制御部205、表示部206、記録媒体制御部207、記録媒体208、SDRAM209、ROM210、フラッシュROM211を備える。また、カメラ本体20は、AF制御部213を備えたカメラ制御部212、カメラ操作部214、タイミングジェネレータ215、バス216を備える。
撮像素子201は、CCDやCMOSセンサにより構成され、その受光面上にレンズユニット10の撮影光学系を通過した光束が結像し、フォトダイオードによって入射光量に応じた信号電荷に変換する。各フォトダイオードに蓄積された信号電荷は、カメラ制御部212の指令に従って、タイミングジェネレータ215から与えられる駆動パルスに基づいて信号電荷に応じた電圧信号として順次読み出される。
撮像素子201は、撮像面位相差検出方式による焦点調節を行うために、図2(b)に示すように、1つの画素に2つのフォトダイオードを保持している。図2(a)は、撮像面位相差検出方式を採用しない場合の画素構成を示し、(b)は撮像面位相差検出方式を採用する場合の画素構成を示す。光束をマイクロレンズで分離し、各画素の2つのフォトダイオードで結像することで、撮像信号及びAF用の像信号(以下、AF用信号と呼ぶ)が取り出せるようになっている。2つのフォトダイオードの信号を加算したもの(A+B像信号)が撮像信号になる。また、個々のフォトダイオードの信号(A像信号、B像信号)がそれぞれAF用信号になり、一対のAF用信号は被写体像の焦点状態に応じた位相差を有する。
CDS/AGC/ADコンバータ202は、撮像素子201から読み出された撮像信号及び一対のAF用信号に対して、リセットノイズを除去するための相関二重サンプリング、ゲインの調節、信号のデジタル化を行う。CDS/AGC/ADコンバータ202は、撮像信号を画像入力コントローラ203に、一対のAF用信号をAF信号処理部204にそれぞれ出力する。
画像入力コントローラ203は、CDS/AGC/ADコンバータ202から出力された撮像信号をSDRAM209に格納する。SDRAM209に格納された画像信号は、バス216を介して、表示制御部205によって表示部206に表示され、また、撮像信号の記録を行うモードのときは、記録媒体制御部207によって記録媒体208に記録される。
ROM210は、カメラ制御部212が実行する制御プログラム及び制御に必要な各種データ等を格納する。
フラッシュROM211は、ユーザ設定情報等のカメラの動作に関する各種設定情報等を格納する。
AF信号処理部204は、CDS/AGC/ADコンバータ202から出力された一対のAF用信号に対して相関演算を行い、像ずれ量、各種情報(二像一致度、コントラスト情報、飽和情報、キズ情報等)を算出する。AF信号処理部204は、算出した像ずれ量や各種情報をカメラ制御部212に出力する。
カメラ制御部212は、カメラの各部と情報をやり取りして制御を行う。また、カメラ操作部214からの入力に応じて、電源のON/OFF、設定の変更、記録の開始、AF制御の開始、記録映像の確認等の、ユーザが操作したさまざまなカメラ機能を実行する。また、レンズユニット10のレンズ制御部106と通信し、レンズの制御命令・制御情報を送ったり、レンズユニット10側の情報を取得したりする。
また、カメラ制御部212のAF制御部213は、詳細は後述するが、被写体に対しての合焦制御を行う。AF制御部213は、AF信号処理部204から取得した像ずれ量や各種情報に基づいて、これらを算出する設定の変更をAF信号処理部204に通知する。例えば像ずれ量が大きい場合に相関演算を行う領域を広く設定したり、コントラスト情報に応じてバンドパスフィルタの種類を変更したりする。
カメラ操作部214は、シャッターボタン、モード切替スイッチ、電子ダイヤル、電源スイッチ等の操作部を含む。
なお、本実施形態では、撮像素子201から撮像信号及び一対のAF用信号を取り出すようにしたが、この方式に限定されるものではない。撮像素子201の負荷を考慮し、例えば撮像素子から撮像信号及び1つのAF用信号を取り出し、撮像信号とAF用信号との差分を取ることにより、もう1つのAF用信号を生成するようにしてもよい。
図3を参照して、実施形態に係るカメラによる撮影処理を説明する。図3のフローチャートは、例えばカメラ制御部212がROM210に格納されたプログラムを実行することにより実現される。
ステップS1で、カメラ制御部212は、第1スイッチ(SW1)がオン状態であるか否かを判定する。SW1はシャッターボタンの操作途中(例えば半押し)でオンとなり、これを受けてカメラ制御部212は、自動焦点検出処理の開始を指示する。SW1がオン状態の場合、ステップS2に処理を進め、SW1がオフ状態の場合、ステップS1の判定処理を繰り返す。
ステップS2で、カメラ制御部212は、自動焦点検出処理を行う。自動焦点検出処理の詳細については、図4のフローチャートを用いて後述する。
ステップS3で、カメラ制御部212は、ステップS2において生成した焦点検出情報であるデフォーカス量を取得し、デフォーカス量が合焦範囲に入っているか否かを判定する。合焦範囲に入っているか否かの判定は、後述するデフォーカス量の信頼性に関する信頼性評価値Relを用いて行う。本判定の詳細はデフォーカス量の信頼性の説明と共に説明する。合焦範囲に入っている場合、ステップS5に処理を進め、合焦範囲外である場合、ステップS4に処理を進める。
ステップS4で、カメラ制御部212は、ステップS2において生成したデフォーカス量に基づいてフォーカスレンズ103の駆動制御を行うべく、レンズユニット10のレンズ制御部106にフォーカスレンズ103の駆動命令を送信する。その後、ステップS2に処理を戻す。
ステップS5で、カメラ制御部212は、第2スイッチ(SW2)がオン状態であるか否かを判定する。SW2はシャッターボタンの操作完了(例えば全押し)でオンとなり、これを受けてカメラ制御部212は、撮影準備処理、記録処理といった一連の処理の動作開始を指示する。SW2がオン状態の場合、ステップS6に処理を進め、SW2がオフ状態の場合、ステップS7に処理を進める。
ステップS6で、カメラ制御部212は、撮影準備処理を行い、次のステップS8で撮像した画像データの記録処理を行った後、撮影処理を終了する。
ステップS7で、カメラ制御部212は、SW1がオン状態であるか否かを判定する。SW1がオン状態の場合、ステップS5に処理を戻し、SW1がオフ状態の場合、撮影処理を終了する。
図4を参照して、図3のステップS2の自動焦点検出処理の詳細を説明する。図4のフローチャートは、カメラ制御部212のAF制御部213の制御下で実行される。
ステップS21で、AF制御部213は、焦点検出演算を行う。
具体的には、AF制御部213は、AF信号処理部204に撮像素子201から取得した一対のAF用信号に対する相関演算を行うよう指示する。そして、AF制御部213は、AF信号処理部204から受け取った相関量が極小値となるシフト量である像ずれ量に基づいてデフォーカス量を算出、生成する。このとき、周波数帯域の異なる3種類のフィルタ(低域用・中域用・高域用)を用いた相関演算を行い、それぞれのフィルタを用いた相関演算により取得された、低域用・中域用・高域用の3種類のデフォーカス量を生成する。なお、低域用・中域用・高域用のフィルタとは、抽出する周波数帯域を相対的に示すものであり、抽出する周波数帯域の絶対値は特に問わない。
また、AF制御部213は、AF信号処理部204に一対のAF用信号の相関量をシフト量ごとに算出するよう指示する。そして、AF制御部213は、AF信号処理部204から受け取ったシフト量ごとの相関量の波形を生成する。
ステップS22で、AF制御部213は、二像の相関変化量を算出する。
図6は、撮像面位相差検出方式による焦点調節において、ボケの度合が大きい状態から合焦付近までフォーカスレンズ103を駆動する際の相関変化量の例を示す特性図である。横軸は被写体のボケの度合を表わし、縦軸は相関変化量MAXDERを表わす。相関変化量MAXDERは、式(1)で算出することができる。式(1)のkは位置を特定するための整数の変数である。このとき、ステップS21と同様に、低域用・中域用・高域用の3種類の相関変化量MAXDERを算出する。図6に示すように、撮像面位相差検出方式による焦点調節では、ボケの度合が大きい状態から合焦点付近に近づくにつれて、相関変化量MAXDERが大きくなることが分かる。
MAXDER(k)=(COR[k‐3]−COR[k‐1])
−(COR[k‐2]−COR[k])・・・(1)
ステップS23で、AF制御部213は、ステップS22において算出した相関変化量MAXDERを用いて、デフォーカス量の標準偏差Defocus3σを算出する。デフォーカス量の標準偏差Defocus3σは、式(2)で算出することができる。式(2)のKは像ずれ量をデフォーカス量に変換する変換係数であり、A及びBは相関変化量MAXDERから像ずれ量の標準偏差に変換する変換係数である。ステップS22において算出した低域用・中域用・高域用の3種類の相関変化量MAXDERを代入することにより、3種類のデフォーカス量の標準偏差Defocus3σを算出する。
Defocus3σ=K×(A×MAXDER^B)・・・(2)
ステップS24で、AF制御部213は、輝度条件及びコントラスト条件に基づいて、デフォーカス量の標準偏差Defocus3σの閾値を設定する。
次のステップS25においてデフォーカス量の信頼性に関する信頼性評価値を算出するが、そのときに、ステップS24において設定したデフォーカス量の標準偏差の閾値が用いられる。信頼性評価値は、デフォーカス量の標準偏差の閾値を用いることにより段階的(本実施形態では後述する信頼性評価値Rel3〜Rel0の4段階)に算出される。このとき、輝度条件及びコントラスト条件に基づいて閾値を変更し、すなわち信頼性評価値の算出条件を変更することにより、輝度条件やコントラスト条件によって合焦条件を変更することができる。本実施形態では、低輝度条件下又は低コントラスト条件下(低輝度且つ低コントラスト条件下を含む)において、デフォーカス量の標準偏差の閾値を大きくすることにより、合焦条件を緩和する。これにより、本来は合焦と判定してもよい撮影シーンを非合焦と判定してしまうケースを低減することができ、輝度条件やコントラスト条件による、合焦精度の低下を低減できるようになる。
ステップS24のデフォーカス量の標準偏差の閾値の設定について説明をする。
輝度条件に関しては、図7に示すように、撮影シーンにおける撮影感度に基づいて、デフォーカス量の標準偏差の閾値Defocus3σLMNを取得する。図7では、撮影感度がSV1のときはデフォーカス量の標準偏差の閾値をTh1、SV2のときはTh2、SV3のときはTh3とし、SV1以上SV2未満のときはデフォーカス量の標準偏差の閾値をTh1とTh2の間で感度が高いほど閾値も大きくなるように関係式が設定されている。同様に、SV2以上SV3未満のときはデフォーカス量の標準偏差の閾値をTh2とTh3の間で感度が高いほど閾値も大きくなるように関係式が設定されている。
低輝度条件下の撮影時には撮影感度を上げて露光を適正にするために、輝度と撮影感度には相関があることが多いが、撮影感度が上がる場合、ノイズが増加してデフォーカス量の標準偏差Defocus3σが大きくなる。そこで、図7に示すように、撮影感度(Sv1<Sv2<Sv3)が上がるに従って閾値Defocus3σLMNを大きくすることにより、撮影感度が高い場合であっても最も信頼性の高いことを表わす信頼性評価値が得られやすいようにする。これにより合焦条件が緩和されるので、高感度撮影時でも合焦しやすくなる。ここで、閾値Defocus3σLMNの算出は、合焦条件を緩和するために、最も信頼性の高いことを表わす信頼性評価値(本実施形態ではRel3)を算出するのに用いられる閾値について行われる。信頼性評価値の高低順の詳細については後述する。
また、図7に示す閾値Th2とTh3は、図8に示すように、輝度評価値である像信号の振幅PBに基づいて可変にすることが好ましい。振幅PBは、像信号の最大値と最小値の差分であり、被写体輝度に応じて値が変わり、被写体輝度が低い場合には値が小さくなる。そこで、図8(a)に示すように、振幅PB1以下では閾値を大きく(Th2_1)、振幅PB2(>PB1)以上では閾値を小さく(Th2_0)する。そして、PB1〜PB2の領域では、振幅PBが小さいほど、閾値Defocus3σLMNが大きくなるようにする。図8(b)でも同様である。なお、輝度評価値は、像信号の振幅PBに限らず、像信号の最大値、像信号の最小値、被写体輝度としてもよい。
また、例えば撮影感度が高いとき(Sv3)の閾値Defocus3σLMNは、F値(絞り値)に応じて可変にしてもよい。
コントラスト条件に関しては、図9に示すように、像信号の最大値Peakに対する振幅PBの比で表わされるコントラスト評価値PB/Peakに基づいて、デフォーカス量の標準偏差の閾値Defocus3σCNTを取得する。コントラスト評価値PB/Peakが小さくなる場合、被写体コントラストが下がる。そこで、図9に示すように、コントラスト評価値PB/Peak1以下では閾値を大きく(Th5)、コントラスト評価値PB/Peak2(>PB/Peak1)以上では閾値を小さく(Th4)する。そして、PB/Peak1〜PB/Peak2の領域では、コントラスト評価値PB/Peakが小さいほど、閾値Defocus3σCNTが大きくなるようにする。これにより、最も信頼性の高いことを表わす信頼性評価値(本実施形態ではRel3)が得られやすいようにして合焦条件を緩和し、合焦しやすいようにしている。ここで、閾値Defocus3σCNTの算出は、合焦条件を緩和するために、最も信頼性の高いことを表わす信頼性評価値を算出するのに用いられる閾値について行われる。信頼性評価値の高低順の詳細については後述する。
このようにして取得した閾値Defocus3σLMNと閾値Defocus3σCNTとの大小を比較し、大きい方を、デフォーカス量の標準偏差の閾値Def3σTH3として設定する。
ステップS25で、AF制御部213は、デフォーカス量の信頼性を表わす信頼性評価値Relを算出する。信頼性評価値Relは、信頼性の高い順に信頼性評価値Rel3、信頼性評価値Rel2、信頼性評価値Rel1、信頼性評価値Rel0の4段階で決定され、式(3)で算出することができる。式(3)のDef3σTH3、Def3σTH2、Def3σTH1はデフォーカス量の標準偏差の閾値であり、そのうちの最も信頼性の高いことを表わす信頼性評価値を算出するのに用いられる閾値Def3σTH3がステップS24において取得、設定されたものである。なお、閾値Defocus3σLMNの最大値(本実施形態ではTh3)及び閾値Defocus3σCNTの最大値(本実施形態ではTh5)としては、Def3σTH2よりも小さい値が設定されている。
Rel=Rel3 if(Defocus3σ≦Def3σTH3)
Rel2 if(Def3σTH3<Defocus3σ≦Def3σTH2)
Rel1 if(Def3σTH2<Defocus3σ≦Def3σTH1)
Rel0 if(Def3σTH1≦Defocus3σ)・・・(3)
信頼性評価値Rel3は、デフォーカス量の信頼性が高く、合焦してよいという意味を持ち、合焦可能な条件となる。また、信頼性評価値Rel2は、後述するデフォーカス量のフレーム加算処理時のみ合焦してもよいという意味を持ち、合焦可能な条件となる。一方、信頼性評価値Rel1は、デフォーカス量の方向は合っていることを意味し、信頼性評価値Rel0は、デフォーカス量としての信頼性が最も低いことを意味し、それぞれ合焦できない条件となる。但し、本実施形態では、ステップS3における合焦判定において、高域用デフォーカス量と中域用デフォーカス量の少なくともいずれかの信頼性がRel3のとき又はRel2でフレーム加算処理を行ったときのみ合焦範囲にあると判定する。つまり、高域用デフォーカス量と中域用デフォーカス量の信頼性がRel1以下のとき又はRel2でフレーム加算処理を行わなかったときは、低域用デフォーカス量の信頼性にかかわらず、合焦範囲ではないと判定しステップS4に進む。言い換えると、本実施形態では、ステップS3における合焦判定に低域用デフォーカス量の信頼性は用いない。これは、高域用及び中域用のデフォーカス量と比較して、低域用のデフォーカス量の合焦近傍でのデフォーカス量の精度が低いためである。
式(3)を用いて、ステップS21において生成した低域用・中域用・高域用の3種類のデフォーカス量に対する信頼性評価値をそれぞれ算出する。
ステップS26で、AF制御部213は、ステップS21において生成した低域用・中域用・高域用の3種類のデフォーカス量のうち、ステップS25において算出した信頼性評価値に基づいて一部のデフォーカス量を選択する。例えば低域用・中域用・高域用の3種類のデフォーカス量のうち、最も高い信頼性評価値をとる一のデフォーカス量を選択する。
ステップS27で、AF制御部213は、フレーム加算判定演算を行う。フレーム加算判定演算の詳細については、図5のフローチャートを用いて後述する。
ステップS28で、AF制御部213は、ステップS27において得た判定結果に基づいて、フレーム加算を行うか否かを決定する。フレーム加算を行う場合、ステップS29に処理を進め、フレーム加算を行わない場合、本処理を終了する。
ステップS29で、AF制御部213は、現在のフレームで算出したデフォーカス量と過去mフレーム分のフレームで算出したデフォーカス量との加算平均を行うよう制御する。これにより、現在のフレームで算出したデフォーカス量に過去に算出したデフォーカス量を加味したものを最終デフォーカス量として、図3のステップS3で、最終デフォーカス量が合焦範囲に入っている場合、合焦状態であると判定される。その後、本処理を終了する。
図5を参照して、図4のステップS27のフレーム加算判定演算の詳細を説明する。
ステップS271で、AF制御部213は、ステップS26において選択したデフォーカス量が、低域用のデフォーカス量であるか否かを判定する。低域用のデフォーカス量が選択されている場合、ステップS279に処理を進め、低域用のデフォーカス量が選択されていない場合、ステップS272に処理を進める。本実施形態では、低域用のフィルタ周波数帯域で算出されたデフォーカス量に対しては一律にフレーム加算を行わないものとしている。これは、上述のように低域用デフォーカス量は、ステップS3で合焦判定に用いず、フレーム加算の必要がないためである。
ステップS272で、AF制御部213は、ステップS25において選択したデフォーカス量の信頼性評価値Relが、信頼性評価値Rel2であるか否かを判定する。上述したように、信頼性評価値Rel2は、デフォーカス量のフレーム加算処理時のみ合焦してもよいという意味を持つ。判定が真である場合、ステップS273に処理を進め、偽である場合、ステップS279に処理を進める。
ステップS273で、AF制御部213は、ステップS26において選択したデフォーカス量が、高域用のデフォーカス量であるか否かを判定する。高域用のデフォーカス量が選択されている場合、ステップS278に処理を進め、高域用のデフォーカス量が選択されていない場合、ステップS274に処理を進める。本実施形態では、高域用のフィルタ周波数帯域で算出されたデフォーカス量であって、信頼性評価値Rel2が与えられたものに対しては一律にフレーム加算を行うものとしている。これは、高域用デフォーカス量は中域用デフォーカス量よりも合焦近傍でのデフォーカス量の精度が高いため、DFD、鮮鋭度評価値にかかわらずフレーム加算を行えば合焦可能であるとすることができるためである。このように、高域用デフォーカス量においてはDFD、鮮鋭度評価値にかかわらずフレーム加算を行うことで、ステップS3において合焦範囲にあると判定される確率を上げることができる。
そして、本実施形態では、中域用のフィルタ周波数帯域で算出されたデフォーカス量であって、信頼性評価値Rel2が与えられたものを判定対象として、ステップS274以降でフレーム加算を行うか否かを判定するようにしている。
ステップS274で、AF制御部213は、像信号から算出される像信号評価値として、像のボケ度を表わす評価値DFD、及び振幅PBに対する像の鮮鋭度Sharpnessの比で表わされる鮮鋭度評価値Sharpness/PBを算出する。
像のボケ度を表わす評価値DFDは、式(4)で算出することができる。式(4)のkは位置を特定するための整数の変数であり、A[k]、B[k]はそれぞれ位置kにおけるA像信号とB像信号の信号値である。
DFD
=Σ(A[k]+B[k])2/((Σ(A[k])2+Σ(B[k])2)/2)
・・・(4)
また、像の鮮鋭度Sharpnessは、式(5)で算出することができる。式(5)のkは位置を特定するための整数の変数であり、S[k]は位置kにおける撮像信号(A+B像信号)
の信号値である。
Sharpness
=Σ(S[k+1]−S[k])2/Σ(S[k+1]−S[k])・・・(5)
ステップS275で、AF制御部213は、ステップS274において算出した像のボケ度を表わす評価値DFDが閾値(以下、DFD閾値と呼ぶ)DFD_PARAM_TH以上であるか、又はステップS274において算出した鮮鋭度評価値Sharpness/PBが所定の閾値SHARPNESS_TO_PB_TH以上であるか否かを判定する。判定が真である場合、フォーカスレンズ位置が合焦近傍であると判定し、合焦可能な条件であるとしてステップS278に処理を進め、偽である場合、ステップS276に処理を進める。
ステップS276で、AF制御部213は、低コントラスト条件下又は低輝度条件下における合焦条件を緩和するため、鮮鋭度評価値Sharpness/PBに基づいて、DFD閾値を変更する。鮮鋭度評価値Sharpness/PBは、低コントラスト条件下又は低輝度条件下において小さくなるため、この変更は鮮鋭度評価値が小さい時にDFD閾値も小さくなるように行う。本実施形態では、図10に示すように、鮮鋭度評価値Sharpness/PB1以下ではDFD閾値を小さく、鮮鋭度評価値Sharpness/PB2(>Sharpness/PB1)以上ではDFD閾値を大きくする。そして、Sharpness/PB1〜Sharpness/PB2の領域では、鮮鋭度評価値Sharpness/PBが小さいほど、DFD閾値が小さくなるようにする。
また、撮影感度に応じてDFD閾値を可変にし、撮影感度が高いほどDFD閾値を小さくしてもよい。また、撮影感度が閾値以上の場合のみ、鮮鋭度評価値に基づくDFD閾値の更新を行ってもよい。その場合、ステップS275とステップS276の間に、撮影感度が撮影感度の閾値以上であるか否かを判定するステップを挿入し、閾値以上のときはステップS276に、閾値未満のときにはステップS279に進むようにすればよい。このように、鮮鋭度評価値に基づくDFD閾値の更新をすることで、低コントラスト被写体に対して低輝度条件下で撮影する場合に、適切に合焦条件を変化することが可能となる。
ステップS277で、AF制御部213は、ステップS275とは判定条件を変更して、フレーム加算を行うか否かを判定する。ここでは、ステップS274において算出された像のボケ度を表す評価値DFDが、ステップS276において変更されたDFD閾値以上であるか、又はコントラスト評価値PB/Peakが所定の閾値PB_TO_PEAK以下であるか否かを判定する。閾値PB_TO_PEAKは、被写体が高コントラストか否かを判定するための閾値である。判定が真である場合、フォーカスレンズ位置が合焦近傍であると判定し、合焦可能な条件であるとしてステップS278に処理を進め、偽である場合、ステップS279に処理を進める。
ステップS278で、AF制御部213は、デフォーカス量のフレーム加算を行うために、フレーム加算判定演算用のフラグを立てて、本処理を終了する。
ステップS279で、AF制御部213は、デフォーカス量のフレーム加算を行わないために、フレーム加算判定演算用のフラグを立てずに、本処理を終了する。
以上のように、低輝度条件下や低コントラスト被写体の撮影時に、合焦条件を緩和することにより、合焦と判定してもよい撮影シーンを非合焦と判定してしまうことが少なくなり、合焦状態を正しく判定できるようになる。これにより、非合焦となってしまう撮影シーンを減らし、画像がボケたまま合焦してしまう弊害を防ぎつつ、精度良く合焦できる撮影シーンを増やすことが可能となる。
以上、本発明を実施形態と共に説明したが、上記実施形態は本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。例えば上記実施形態では、ステップS24で、輝度条件及びコントラスト条件に基づいてデフォーカス量の標準偏差を変更したが、輝度条件のみに基づいて変更してもよいし、コントラスト条件のみに基づいて変更してもよい。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
10:レンズユニット
20:カメラ本体
106:レンズ制御部
201:撮像素子
204:AF信号処理部
210:ROM
212:カメラ制御部
213:AF制御部

Claims (21)

  1. 被写体像を撮像する撮像素子からの出力信号を用いた位相差検出方式による焦点調節を行う焦点調節装置であって、
    前記撮像素子の出力信号から生成されて被写体像の焦点状態に応じた位相差を有する一対の像信号を用いて焦点検出情報を生成する生成手段と、
    前記生成手段で生成する前記焦点検出情報の信頼性に関する信頼性評価値を算出する算出手段とを備え、
    前記算出手段は、輝度条件及びコントラスト条件のうち少なくともいずれか一方に基づいて、前記信頼性評価値の算出条件を変更することを特徴とする焦点調節装置。
  2. 前記算出手段は、一対の像信号の相関変化量を用いて前記焦点検出情報の標準偏差を算出し、前記標準偏差に基づいて前記信頼性評価値を算出することを特徴とする請求項1に記載の焦点調節装置。
  3. 前記算出手段は、前記標準偏差の閾値を用いて前記信頼性評価値を段階的に算出し、
    前記輝度条件及び前記コントラスト条件のうち少なくともいずれか一方に基づいて、前記閾値を変更することを特徴とする請求項2に記載の焦点調節装置。
  4. 前記閾値は複数あり、そのうちの最も信頼性の高いことを表わす信頼性評価値を算出するのに用いられる閾値を変更することを特徴とする請求項3に記載の焦点調節装置。
  5. 前記算出手段は、輝度評価値に基づいて、前記算出条件を変更することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の焦点調節装置。
  6. 前記輝度評価値は、像信号の振幅、像信号の最大値、像信号の最小値、及び被写体輝度のうち少なくともいずれかで表わされることを特徴とする請求項5に記載の焦点調節装置。
  7. 前記算出手段は、輝度評価値に基づいて、前記閾値を変更し、
    前記輝度評価値は、像信号の振幅で表わされ、
    所定の領域では、前記輝度評価値が小さいほど前記閾値を大きくすることを特徴とする請求項3又は4に記載の焦点調節装置。
  8. 前記算出手段は、コントラスト評価値に基づいて、前記算出条件を変更することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の焦点調節装置。
  9. 前記コントラスト評価値は、像信号の最大値に対する像信号の振幅の値で表わされることを特徴とする請求項8に記載の焦点調節装置。
  10. 前記算出手段は、コントラスト評価値に基づいて、前記閾値を変更し、
    前記コントラスト評価値は、像信号の最大値に対する像信号の振幅の値で表わされ、
    所定の領域では、前記コントラスト評価値が小さいほど前記閾値を大きくすることを特徴とする請求項3又は4に記載の焦点調節装置。
  11. 前記算出手段は、撮影感度に基づいて、前記算出条件を変更することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の焦点調節装置。
  12. 前記生成手段は、複数のフィルタ周波数帯域ごとに前記焦点検出情報を生成し、
    前記信頼性評価値に基づいて、前記フィルタ周波数帯域ごとの前記焦点検出情報のうち一部を選択する選択手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の焦点調節装置。
  13. 前記生成手段で生成した前記焦点検出情報に過去に算出された前記焦点検出情報を加味するか否かを、前記信頼性評価値、及び像信号から算出される像信号評価値のうち少なくともいずれか一方に基づいて判定する判定手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の焦点調節装置。
  14. 前記像信号評価値は、鮮鋭度評価値、像のボケ度を表わす評価値、及びコントラスト評価値のうち少なくともいずれかであることを特徴とする請求項13に記載の焦点調節装置。
  15. 前記判定手段は、前記像信号評価値として用いる鮮鋭度評価値、像のボケ度を表わす評価値、及びコントラスト評価値の組み合わせを変更することにより判定条件を可変にすることを特徴とする請求項14に記載の焦点調節装置。
  16. 前記鮮鋭度評価値は、像信号の振幅に対する像の鮮鋭度の比で表わされることを特徴とする請求項14又は15に記載の焦点調節装置。
  17. 前記判定手段は、前記鮮鋭度評価値に基づいて、前記像のボケ度を表わす評価値の閾値を変更することを特徴とする請求項14乃至16のいずれか1項に記載の焦点調節装置。
  18. 前記判定手段は、撮影感度に基づいて、前記像のボケ度を表わす評価値の閾値を変更することを特徴とする請求項14乃至17のいずれか1項に記載の焦点調節装置。
  19. 前記判定手段は、所定のフィルタ周波数帯域で生成された前記焦点検出情報について、前記信頼性評価値、及び像信号から算出される像信号評価値に基づいて判定することを特徴とする請求項13乃至18のいずれか1項に記載の焦点調節装置。
  20. 被写体像を撮像する撮像素子からの出力信号を用いた位相差検出方式による焦点調節を行う焦点調節装置の制御方法であって、
    前記撮像素子の出力信号から生成されて被写体像の焦点状態に応じた位相差を有する一対の像信号を用いて焦点検出情報を生成する生成ステップと、
    前記生成ステップで生成する前記焦点検出情報の信頼性に関する信頼性評価値を算出する算出ステップとを有し、
    前記算出ステップでは、輝度条件及びコントラスト条件のうち少なくともいずれか一方に基づいて、前記信頼性評価値の算出条件を変更することを特徴とする焦点調節装置の制御方法。
  21. 被写体像を撮像する撮像素子からの出力信号を用いた位相差検出方式による焦点調節を行うためのプログラムであって、
    前記撮像素子の出力信号から生成されて被写体像の焦点状態に応じた位相差を有する一対の像信号を用いて焦点検出情報を生成する生成手段と、
    前記生成手段で生成する前記焦点検出情報の信頼性に関する信頼性評価値を算出する算出手段としてコンピュータを機能させ、
    前記算出手段は、輝度条件及びコントラスト条件のうち少なくともいずれか一方に基づいて、前記信頼性評価値の算出条件を変更することを特徴とするプログラム。
JP2016164962A 2016-08-25 2016-08-25 焦点調節装置、その制御方法及びプログラム Active JP6838894B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016164962A JP6838894B2 (ja) 2016-08-25 2016-08-25 焦点調節装置、その制御方法及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016164962A JP6838894B2 (ja) 2016-08-25 2016-08-25 焦点調節装置、その制御方法及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018031916A true JP2018031916A (ja) 2018-03-01
JP6838894B2 JP6838894B2 (ja) 2021-03-03

Family

ID=61303023

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016164962A Active JP6838894B2 (ja) 2016-08-25 2016-08-25 焦点調節装置、その制御方法及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6838894B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018185354A (ja) * 2017-04-24 2018-11-22 キヤノン株式会社 制御装置、撮像装置、制御方法、プログラム、および、記憶媒体
WO2018216786A1 (ja) 2017-05-25 2018-11-29 トヨタ紡織株式会社 乗物用シートリクライニング装置
JP2019204041A (ja) * 2018-05-25 2019-11-28 キヤノン株式会社 撮像装置およびその制御方法
JP2020003693A (ja) * 2018-06-29 2020-01-09 キヤノン株式会社 撮像装置及び撮像装置の制御方法

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1010416A (ja) * 1996-06-26 1998-01-16 Nikon Corp 焦点調節装置
JP2005338633A (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Olympus Corp 焦点検出装置
JP2015072356A (ja) * 2013-10-02 2015-04-16 オリンパス株式会社 焦点検出装置
JP2015152749A (ja) * 2014-02-14 2015-08-24 キヤノン株式会社 撮像装置およびその制御方法
JP2015191192A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 キヤノン株式会社 焦点検出装置及び方法、及び撮像装置
JP2015210489A (ja) * 2014-04-30 2015-11-24 キヤノン株式会社 撮像装置及び撮像方法
WO2016038934A1 (ja) * 2014-09-09 2016-03-17 富士フイルム株式会社 撮像装置及び合焦制御方法
JP2016057546A (ja) * 2014-09-11 2016-04-21 キヤノン株式会社 撮像装置およびその制御方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1010416A (ja) * 1996-06-26 1998-01-16 Nikon Corp 焦点調節装置
JP2005338633A (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Olympus Corp 焦点検出装置
JP2015072356A (ja) * 2013-10-02 2015-04-16 オリンパス株式会社 焦点検出装置
JP2015152749A (ja) * 2014-02-14 2015-08-24 キヤノン株式会社 撮像装置およびその制御方法
JP2015191192A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 キヤノン株式会社 焦点検出装置及び方法、及び撮像装置
JP2015210489A (ja) * 2014-04-30 2015-11-24 キヤノン株式会社 撮像装置及び撮像方法
WO2016038934A1 (ja) * 2014-09-09 2016-03-17 富士フイルム株式会社 撮像装置及び合焦制御方法
JP2016057546A (ja) * 2014-09-11 2016-04-21 キヤノン株式会社 撮像装置およびその制御方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018185354A (ja) * 2017-04-24 2018-11-22 キヤノン株式会社 制御装置、撮像装置、制御方法、プログラム、および、記憶媒体
WO2018216786A1 (ja) 2017-05-25 2018-11-29 トヨタ紡織株式会社 乗物用シートリクライニング装置
JP2019204041A (ja) * 2018-05-25 2019-11-28 キヤノン株式会社 撮像装置およびその制御方法
JP7134712B2 (ja) 2018-05-25 2022-09-12 キヤノン株式会社 撮像装置およびその制御方法
JP2020003693A (ja) * 2018-06-29 2020-01-09 キヤノン株式会社 撮像装置及び撮像装置の制御方法
JP7179509B2 (ja) 2018-06-29 2022-11-29 キヤノン株式会社 撮像装置及び撮像装置の制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6838894B2 (ja) 2021-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101847392B1 (ko) 화상처리장치 및 그 제어 방법
US9137436B2 (en) Imaging apparatus and method with focus detection and adjustment
JP6116277B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP2018072554A (ja) 撮像装置および焦点調節方法
JP6154081B2 (ja) 撮影装置、撮影装置本体、及びレンズ鏡筒
JP6838894B2 (ja) 焦点調節装置、その制御方法及びプログラム
JP2013218297A (ja) 焦点調節装置および焦点調節方法
JP2008170507A (ja) 撮像装置、焦点自動調節方法
JP2014219588A (ja) 撮像装置およびその制御方法
US9591202B2 (en) Image processing apparatus and image processing method for generating recomposed images
JP2016142999A (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP6987524B2 (ja) 制御装置、撮像装置、制御方法、プログラム、および、記憶媒体
JP6811114B2 (ja) 撮像装置および焦点調節方法
JP6603892B2 (ja) 撮像装置
JP2016156950A (ja) 自動焦点調節装置およびその制御方法
US10911660B2 (en) Control apparatus, imaging apparatus, control method, and storage medium
JP7023673B2 (ja) 焦点調節装置、焦点調節方法、及び撮像装置
JP5597942B2 (ja) 電子カメラ
JP2016114836A (ja) フォーカス制御装置、光学機器およびフォーカス制御方法
JP2015041823A (ja) 撮像装置およびその制御方法、プログラム並びに記憶媒体
JP7134712B2 (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP5310315B2 (ja) 画像処理回路、画像処理方法及び撮像装置
WO2013153666A1 (ja) 焦点調節装置及びそれを用いた撮像装置
JP6902921B2 (ja) 撮像装置、制御方法、及びプログラム
JP2017103589A (ja) 撮像装置、その制御方法、および制御プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190821

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200918

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201006

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210112

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210212

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6838894

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151