JP2015191192A - 焦点検出装置及び方法、及び撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 シャープネスが小さい被写体に対し、焦点検出の精度を向上すること。
【解決手段】 被写体からの光束を光電変換して得られた電荷を蓄積して、焦点検出に用いる画素信号を出力する複数の画素を含む撮像手段(102)と、前記撮像手段において蓄積される電荷の特徴量が予め決められた蓄積停止レベルに達した場合に、前記撮像手段における電荷の蓄積を停止して、該電荷に応じた画素信号を出力するように前記撮像手段を制御する制御手段(100、103、104、105、106)と、前記撮像手段から出力された画素信号の鮮鋭度を演算する演算手段(100)とを有し、前記制御手段は、前記鮮鋭度が予め決められた閾値よりも小さい場合、前記蓄積停止レベルとして、予め決められたレベルよりも大きいレベルを用いる。
【選択図】 図6

Description

本発明は自動焦点検出に用いられる焦点検出装置及び方法、及び撮像装置に関する。
従来より、被写体の焦点状態を検出し、それに応じて撮影レンズの位置を変化させることで自動的に焦点を合わせるように構成された所謂オートフォーカス(AF)機能を有するカメラ等が種々提案されている。このようなAF機能を有するカメラ等では、焦点状態を検出する方法として、まず、例えば被写体像を、光電変換素子を含む複数の画素より構成された撮像素子上に結像させる。そして、その撮像素子から出力される複数の画素信号に所定の演算処理を行うことで、焦点状態を検出する(例えば、特許文献1参照)。
この方法では、高輝度の被写体から低輝度の被写体まで、様々な輝度レベルを有する被写体に対して精度の良い焦点状態の検出を行うために、撮像素子での信号読み出しの増幅率(ゲイン)と蓄積時間を適切に制御することが不可欠となる。この理由としては、複数の画素信号から構成される被写体の像信号のレベルが大きすぎると、装置で処理できる画素信号が飽和レベルを超えてしまい、結果的に像信号が実際のものと異なり、かえって精度が悪くなる場合がある。また、逆に像信号のレベルが小さすぎると、相対的にノイズが増えてしまい、これもまたかえって精度が悪くなる場合がある。
一方、カメラの自動焦点検出方式として、位相差検出方式が従来より良く知られている。位相差検出方式では、撮影レンズの異なる射出瞳領域を通過した被写体からの光束を、焦点検出用の光電変換装置(AFセンサ)の一対のラインセンサ上に結像させる。そして、一対のラインセンサで光電変換して得られた一対の被写体像の相対位置を演算することで(以下、「位相差演算」と呼ぶ。)、撮影レンズの焦点状態を検出する。最近では、画面内の複数の領域の焦点状態を検出できるように、複数のラインセンサ対を配置したAFセンサが種々提案されている。
例えば、特許文献2には、次のような制御が開示されている。即ち、光電変換素子を複数の焦点検出領域に対応する位置にそれぞれ配置し、領域1から領域nを順次巡回しながらモニタすることで領域1〜n毎に蓄積時間を制御し、領域毎に画素信号の読み出し時の増幅率(ゲイン)を適切に制御する。領域毎に適切な電荷蓄積制御をすることで、様々な輝度レベルを有する被写体であっても、適切なゲインでの画素信号の読み出しを可能としている。
特開平11−150686号公報 特許第3854704号公報
特許文献1に開示された従来技術では、被写体像信号の最大値と最小値の差分であるPB信号により応答性と焦点検出精度が両立する蓄積制御を行っている。そのため、被写体のPB信号が十分ではあるがシャープネスが小さい苦手被写体では、焦点検出精度が悪化してしまう。
また、特許文献2に記載の光電変換素子を用いた焦点検出装置では、巡回の周期が長くなってしまい、蓄積終了タイミングが遅れてしまうことがある。他の領域の信号をモニタしている間に被写体輝度が変化し明るくなってしまうことにより、適切に蓄積停止ができずに、AFセンサの出力回路やA/D変換器のダイナミックレンジを超える(飽和する)程度、信号を蓄積してしまうことがある。また、被写体が超高輝度であった場合、蓄積停止動作が間に合わず、画素信号が飽和してしまうことがある。これらの飽和した信号を用いて焦点検出演算をした場合、焦点検出精度が悪化してしまうことがあった。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、シャープネスが小さい被写体に対し、焦点検出の精度を向上することを目的とする。また、高輝度被写体に対して、精度の良い焦点検出を行うことを別の目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の焦点検出装置は、被写体からの光束を光電変換して得られた電荷を蓄積して、焦点検出に用いる画素信号を出力する複数の画素を含む撮像手段と、前記撮像手段において蓄積される電荷の特徴量が予め決められた蓄積停止レベルに達した場合に、前記撮像手段における電荷の蓄積を停止して、該電荷に応じた画素信号を出力するように前記撮像手段を制御する制御手段と、前記撮像手段から出力された画素信号の鮮鋭度を演算する演算手段とを有し、前記制御手段は、前記鮮鋭度が予め決められた閾値よりも小さい場合、前記蓄積停止レベルとして、予め決められたレベルよりも大きいレベルを用いることを特徴とする。
また、本発明の別の焦点検出装置は、被写体からの光束を光電変換して得られた電荷を蓄積して、焦点検出に用いる画素信号を出力する複数の画素を含む撮像手段と、前記撮像手段において蓄積される電荷の特徴量が予め決められた蓄積停止レベルに達した場合に、前記撮像手段における電荷の蓄積を停止して、該電荷に応じた画素信号を出力するように前記撮像手段を制御する制御手段と、前記撮像手段で電荷の蓄積を開始してから、予め決められたゲイン決定タイミングで、該決定タイミングまでに蓄積された電荷の特徴量に応じて、ゲインを決定する決定手段と、前記決定手段により決定されたゲインで前記撮像手段から出力される画素信号を増幅した場合に、飽和する画素信号が有るかどうかを判定する判定手段と、前記判定手段が、飽和する画素信号が無いと判定した場合に該判定に用いたゲインを設定し、飽和する画素信号が有ると判定した場合に該判定に用いたゲインよりも小さいゲインを設定する設定手段と、前記設定手段により設定されたゲインにより前記画素信号を増幅する増幅手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、シャープネスが小さい被写体に対し、焦点検出の精度を向上することができる。また、超高輝度被写体に対しても、精度の良い焦点検出を行うことができる。
本発明の実施の形態にかかるカメラ本体の概略構成を示すブロック図。 カメラの光学系にかかる構成を示す図。 図2に示す光学系のうち、焦点検出光学系の詳細な構成を示す図。 実施の形態にかかるラインセンサの配置例を示す図。 実施の形態にかかるラインセンサの配置と焦点検出領域との関係を示す図。 実施の形態にかかるAFセンサの詳細な回路構成を示すブロック図。 蓄積時間とPB信号レベル及び蓄積停止判定を説明する図。 実施の形態にかかる焦点検出動作のフローチャート。 実施の形態にかかるAFセンサ駆動処理のフローチャート。 実施の形態にかかるゲイン決定処理のフローチャート。 実施の形態にかかるゲインと、蓄積停止レベルと、PB信号と、ゲイン決定タイミングと、蓄積停止判定タイミングとの関係の一例を示す図。 実施の形態にかかる画素信号読み出し処理のフローチャート。 実施の形態にかかるゲインを再設定した際の画素信号の例を示す図。 ゲイン決定タイミングの決定処理のフローチャート。 被写体のシャープネスの違いを説明するための図。 被写体輝度と、ゲインと、焦点検出誤差との関係を表す図。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。ただし、本形態において例示される構成部品の寸法、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、本発明がそれらの例示に限定されるものではない。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態にかかる焦点検出センサを備えたカメラ本体の概略構成を示すブロック図である。
カメラ用マイクロコンピュータ(CPU)100には、カメラの各種操作用のスイッチ群214に対する操作を検知するための信号入力回路204、CMOSセンサやCCD等により構成される、画像記録用の撮像センサ(撮像素子)206が接続されている。また、AE(測光)センサ207、シャッタマグネット218a、218bを制御するためのシャッタ制御回路208、AF(焦点検出)センサ101も接続されている。更に、後述する図2に示す撮影レンズ300とはレンズ通信回路205を介して信号215の伝送がなされ、焦点位置や絞りの制御等を行う。カメラの動作は、スイッチ群214を撮影者が操作することで決定される。スイッチ群214には、レリーズボタンや、焦点検出領域を選択するためのダイヤル等が含まれる。
AFセンサ101は複数のラインセンサ対を備えており、CPU100によりAFセンサ101を制御することで、ラインセンサ対から互いに視差を有する対の画像信号を得ることができる。そして、得られた対の画像信号の位相差から焦点状態を検出し、撮影レンズ300の焦点位置を制御する(焦点検出動作)。
また、CPU100はAEセンサ207を制御することで被写体の輝度を検出し、撮影レンズ300の絞り値やシャッタスピードを決定する。そして、レンズ通信回路205を介して撮影レンズ300の絞り値を制御し、シャッタ制御回路208を介してマグネット218a、218bの通電時間を調節することでシャッタスピードを制御し、さらに撮像センサ206を制御することで撮影動作を行う。
CPU100内には、カメラ動作を制御するためのプログラムを格納したROM、変数を記憶するためのRAM、種々のパラメータを記憶するためのEEPROM(電気的消去、書き込み可能メモリ)などの記憶回路209が内蔵されている。
次に、図2を参照して、カメラの光学系の構成について説明する。撮影レンズ300を介して入射した被写体からの光束の大部分はクイックリターンミラー305で上方に反射され、ファインダスクリーン303上に被写体像として結像される。撮影者はこの像をペンタプリズム301、接眼レンズ302を介して観察することができる。
また、ペンタプリズム301に入射した光束の一部は、光学フィルタ312と結像レンズ313を介してAEセンサ207上に結像される。この像を光電変換して得られる像信号を処理することで、被写体輝度を測定することができる。
また、被写体からの光束の一部はクイックリターンミラー305を透過し、後方のサブミラー306で下方へ曲げられて、視野マスク307、フィールドレンズ311、絞り308、二次結像レンズ309を経てAFセンサ101上に結像される。この像を光電変換して得られる像信号を処理することで、撮影レンズ300の焦点状態を検出することができる。また、撮影に際しては、クイックリターンミラー305及びサブミラー306が跳ね上がって光路から退避することで、入射した全光束は撮像センサ206上に結像され、被写体像の露光が行われる。
図2において、視野マスク307から二次結像レンズ309までの光学系及びAFセンサ101から構成される、本実施の形態の焦点検出装置による焦点検出方式は周知の位相差検出方式である。そして、画面内の異なる複数の領域の焦点状態を検出することが可能である。
焦点検出に関わる光学系の詳細な構成を図3に示す。撮影レンズ300を通過した被写体からの光束は、図2を参照して説明したようにサブミラー306で反射され、撮像面と共役な面上にある視野マスク307の近傍に一旦結像する。なお、図3では便宜上、撮影レンズ300を1枚のレンズにより表しているが、実際には複数のレンズにより構成されている。図3では、サブミラー306で反射され、折り返された光路を展開して示している。視野マスク307は画面内の焦点検出領域以外への余分な光を遮光するための部材である。
フィールドレンズ311は、絞り308の各開口部を撮影レンズ300の射出瞳付近に結像する作用を有している。絞り308の後方には二次結像レンズ309が配置されており、一対2つのレンズから構成され、それぞれのレンズは絞り308の各開口部に対応している。視野マスク307、フィールドレンズ311、絞り308、二次結像レンズ309を通過した各光束は、AFセンサ101上のラインセンサに結像する。図3では、AFセンサ101上にラインセンサが一対のみ示されているが、後述するように複数対のラインセンサが配置されている。
次に、AFセンサ101上のラインセンサと撮影画面内の焦点検出領域との関係について、図4及び図5を参照しながら説明する。
図4は、AFセンサ101のラインセンサ対の配置を示す図である。ラインセンサ対102−1〜102−11は、それぞれ一対2本のラインセンサから構成され、ラインセンサ対から得られた対の信号の位相差により焦点状態を検出する。例えば、ラインセンサ対102−1は、ラインセンサ102−1Aとラインセンサ102−1Bとで構成される。各ラインセンサ対は二次結像レンズ309などの焦点検出光学系により被写体上のほぼ同じ領域(焦点検出領域)に投影され、これらのラインセンサ対から出力される2つの画像の位相差を検出することにより、焦点状態を検出することができる。
図5は、ファインダ内に表示される焦点検出領域の配置と、AFセンサ101上のラインセンサ対によるAF視野を示す図である。本第1の実施形態においては、計11点の焦点検出領域を有しており、焦点検出領域1〜11にラインセンサ対102−1〜102−11がそれぞれ対応している。
次に、AFセンサ101の詳細な回路構成を、図6のブロック図を参照して説明する。制御部103はCPU100と接続され、CPU100からの制御コマンドに基づき、AFセンサ101の各ブロックを制御する。制御部103はゲイン情報、蓄積時間情報などを記憶するための記憶回路109を有している。また、各種制御のためのフラグ用レジスタ、設定用レジスタ、タイマーを複数有している(不図示)。さらにAFセンサ101の蓄積停止情報、ゲイン情報、蓄積時間情報などをCPU100へと送信する。
二次結像レンズ309により結像された被写体像は、ラインセンサ対102−1〜102−11から成るラインセンサ群102で光電変換され、電荷として蓄積される。蓄積された電荷は、増幅回路により電圧として出力される。ラインセンサ選択回路104は、ラインセンサ群102の複数のラインセンサ対のうち1つのラインセンサ対を選択する。そして、選択されたラインセンサ対の画素信号を、ラインセンサ対の信号の特徴量蓄積状態(ここではPBコントラスト)をモニタするPBコントラスト検出回路105及び出力回路108へと出力する機能を有する。
PBコントラスト検出回路105は、ラインセンサ選択回路104により選択されたモニタ中のラインセンサ対の画素信号の中から最も大きな信号である最大値信号(Peak信号)と最小値信号(Bottom信号)との差分であるPB信号を蓄積停止判定回路106へ出力する。
図7は、PBコントラスト検出回路105からの出力信号であるPB信号の信号量、蓄積時間、蓄積停止判定の関係を示した図である。蓄積時間0が蓄積開始タイミングであり、時間が経過するほどPB信号は増加していく。蓄積停止判定回路106は、PB信号と蓄積停止レベルVcompとを比較判定する。Vcompは後述するようにレベルを切り替えることができる。
PB信号が蓄積停止レベルVcompよりも大きくなった時点で、蓄積停止判定回路106は制御部103へ蓄積停止判定信号を出力する。そして、制御部103は、ラインセンサ選択回路104により選択されたモニタ中のラインセンサ対の蓄積を停止するために、ラインセンサ群102へ蓄積停止信号を出力する。さらに、CPU100へ蓄積終了信号と蓄積終了したライン情報を出力する。また、PB信号が所定の時間内(最大蓄積時間)に目標値に達しなかった場合は、強制的に蓄積を停止するために、CPU100が蓄積停止コマンドをAFセンサ101へ送信し、制御部103はラインセンサ群102へ蓄積停止信号を出力する。
ここでは、蓄積停止判定回路106はPB信号に基づいて蓄積停止判定するものとしたが、Peak信号と不図示の遮光画素からの信号(Dark信号)との差分信号であるPD信号に基づいて蓄積停止判定をしてもよい。
上述したように、ラインセンサ群102で蓄積された画素信号は、ラインセンサ選択回路104を介して出力回路108へ出力される。CPU100から画素読み出しのための制御コマンドが送信され、シフトレジスタ107を駆動することで、出力回路108から1画素ずつの画素信号がCPU100のA/D変換器(不図示)へ出力される。この時、出力回路108では、画素信号とBottom信号との差分信号を生成し(コントラスト成分を取り出し)、増幅するなどの処理を行っている。
また、出力回路108は、CPU100からの制御コマンドに従い、PBコントラスト検出回路105から得られるPeak信号、Bottom信号、PB信号を出力することができる。さらに出力回路108は、Dark信号や、画素信号、Peak信号及びBottom信号と、Dark信号との差分信号も出力することができる。
次に、本実施形態における焦点検出動作を図8に示すフローチャートを用いて説明する。S800では、CPU100は、焦点検出動作に関わる各種設定を行う。例えば、CPU100がレンズ通信回路205を介して撮影レンズ300と通信し、撮影レンズ300の焦点距離情報などを得る。また、撮影者の操作に応じて、AFセンサ101の最大蓄積時間の設定などもしている。
S801では、CPU100はAFセンサ101の駆動制御をする。AFセンサ駆動の詳細は後述する。S802では、CPU100は、AFセンサ101で蓄積された電荷に応じて得られる画素信号を読み出す。S803では、CPU100は、得られた画素信号が、焦点検出演算(デフォーカス演算)を行うための信頼性があるか否か、を判定する。また、複数のラインセンサ対のうち、どのラインセンサ対からの信号を用いて焦点検出演算を行うかの判定も行う。
S804において、CPU100は、得られた画素信号を用いて、撮影レンズ300の焦点状態(デフォーカス量)を検出するための焦点検出演算を行い、デフォーカス量を算出する。S805において、CPU100は、S804で得られたデフォーカス量の絶対値がしきい値defth以下であるか否かを判定し、デフォーカス量の絶対値がしきい値defthより小さければ(合焦していれば)、焦点検出動作を終了する。
一方、デフォーカス量の絶対値がしきい値defthより大きければ、CPU100はS806へと処理を進め、得られたデフォーカス量に応じて撮影レンズ300を駆動する。S807では、CPU100は、得られた画素信号、ゲイン情報、蓄積時間情報を用いて、ゲイン決定タイミングtime_gdを設定する。S807で行われるtime_gdの決定処理については後述する。
ゲイン決定タイミングtime_gdを設定した後、CPU100は処理をS801へと進め、デフォーカス量の絶対値がしきい値defth以下となるまで(合焦するまで)S801〜S807の処理を繰り返す。
次にS801におけるAFセンサ駆動について詳細に説明する。図9は、S801におけるAFセンサ101の駆動のサブルーチンを示すフローチャートである。S900〜S903は、AFセンサ101の初期設定動作及び回路のリセット動作から蓄積開始までの動作である。S900では、CPU100は制御命令をAFセンサ101へと送信し、制御部103は送られた制御命令に基づき、各部を設定する。
S901では、制御部103は、ラインセンサ対102−1〜102−11の光電変換部の電荷のリセット制御や回路のリセット制御をし、電荷蓄積を開始する。S902では、制御部103はn=1とし、ラインセンサ対102−1を、モニタを開始するラインセンサ対として設定する。S903では、制御部103は、内蔵されたタイマーtimerをリセットしてからカウントを開始し、電荷蓄積開始からの経過時間(蓄積時間)の計測を開始する。
S904では、制御部103は、ラインセンサ選択回路104を制御し、ラインセンサ対102−n(n=1〜11)を選択する。このとき、ラインセンサ対102−nの信号がPBコントラスト検出回路105へ出力される。S905では、制御部103は、タイマーtimerと、後述するようにして決定されたゲイン決定タイミングtime_gdとを比較判定する。なお、ゲイン決定タイミングtime_gdは図8に示すようにS807で行われる。そのため、焦点検出動作の1回目のルーチンでは、初期値として、後述する予め決められた時間time_gd1を、選択されたラインセンサ対102−nのゲイン決定タイミングtime_gdとする。タイマーtimerがゲイン決定タイミングtime_gdに達していない場合、制御部103はS906へ処理を進める。一方、タイマーtimerがゲイン決定タイミングtime_gdに達している場合、制御部103はS911へ処理を進める。
S906では、制御部103は記憶回路109から、選択されたラインセンサ対102−nに対応するゲイン情報(gain[n])を読み出し、ゲイン情報に基づき蓄積停止判定回路106の蓄積停止レベルVcompを設定する。ゲイン情報は、タイマーtimerがゲイン決定タイミングtime_gdに達していた場合に、後述するS912のゲイン決定処理でラインセンサ対毎に得られる。そのため、タイマーtimerがゲイン決定タイミングtime_gdに達するまでは、制御部103は、初期設定として、ゲインgain[n]=5倍(×5)を選択されたラインセンサ対102−nのゲインとする。そして、蓄積停止レベルVcompとして、ゲインgain[n]=5倍(×5)に対応する値Vcompx5を設定する。
S907では、制御部103は、内蔵されたタイマーtimer_monitorをリセットしてからカウントを開始し、選択されたラインセンサ対102−nの蓄積状態をモニタするモニタ期間の経過時間の計測を開始する。S908において、蓄積停止判定回路106は選択されたラインセンサ対102−nのPB信号をS906で設定された蓄積停止レベルVcompと比較し、蓄積停止レベルVcompに達していればS913に進み、達していなければS909に進む。
S909では、制御部103はタイマーtimer_monitorの値と、1つのラインセンサ対をモニタするモニタ周期時間period_monitorを比較する。そして、タイマーtimer_monitorがモニタ周期時間period_monitorに達するまで、S908の蓄積停止判定を繰り返す。
蓄積停止判定されないままモニタ周期時間period_monitorに達した場合、制御部103は処理をS910へと進め、次のモニタ対象ラインセンサ対を決定する(次ラインサーチ)。基本的には、nをインクリメントして次のモニタ対象ラインセンサ対を決定するが、当該ラインセンサ対の蓄積が終了していれば、さらにインクリメントして次のモニタ対象ラインセンサ対を決定する。また、n=11の次は、n=1とする。
また、選択されたラインセンサ対102−nのモニタ中に、PB信号が蓄積停止レベルVcompに達すると、S913に進んで蓄積停止処理を行う。S913では、制御部103は、ラインセンサ対102−nの蓄積停止制御と画素信号保持制御を行い、電荷蓄積時間としてタイマーtimerの値を制御部103に内蔵された記憶回路109に記憶する。
そして、S914では、制御部103は全ラインセンサ対の蓄積が終了しているか否かを判定し、全ラインセンサ対の蓄積が終了していた場合、AFセンサ駆動を終了する。一方、蓄積が終了していないラインセンサ対が残っている場合は、制御部103はS910へと処理を進め、次ラインサーチを行う。
一方、S905において、タイマーtimerがゲイン決定タイミングtime_gdに達していた場合、S911において、制御部103は、全ラインセンサ対のゲインが決定しているか否かを判定する。全ラインセンサ対のゲインが決定していなければ、全ラインセンサ対のゲインが決定するまでS912へ進んで、後述する手順によりゲイン決定処理が繰り返し行われる。
一方、全ラインセンサ対のゲインが決定している場合は、制御部103はS906へと処理を進める。この時点で、各ラインセンサ対に対応するゲイン情報(gain[n])が記憶回路109に保持されている。従って、S906では、制御部103は記憶回路109から、選択されたラインセンサ対102−nに対応するゲイン情報(gain[n])を読み出し、読み出したゲイン情報に基づいて蓄積停止判定回路106の蓄積停止レベルVcompを設定する。S907以降の処理は、タイマーtimerがゲイン決定タイミングtime_gdに達していない場合と同様である。
次に、S912で行われるゲイン決定処理について図10を参照して説明する。S1000では、制御部103は蓄積停止判定回路106の蓄積停止レベルVcompを予め決められた値Vcompx10に設定する。S1001では、制御部103は、蓄積停止判定回路106の出力に基づき、PB信号が蓄積停止レベルVcomp(Vcompx10)以上であれば処理をS1009へと進める。そして、ラインセンサ対102−nに設定されるゲインgain[n]を5倍(×5)とし、内蔵する記憶回路109へ書き込む。
PB信号が蓄積停止レベルVcomp(Vcompx10)より小さければ(閾値より小さければ)、S1002に進む。そして、制御部103は蓄積停止判定回路106の蓄積停止レベルVcompを、値Vcompx10よりも小さい、予め決められた値Vcompx20に設定する。S1003では、制御部103は、蓄積停止判定回路106の出力に基づき、PB信号が蓄積停止レベルVcomp(Vcompx20)以上であれば処理をS1008へと進める。そして、ラインセンサ対102−nに設定されるゲインgain[n]を10倍(×10)とし、内蔵する記憶回路109へ書き込む。
PB信号が蓄積停止レベルVcomp(Vcompx20)より小さければ(閾値より小さければ)、S1004に進む。そして、制御部103は蓄積停止判定回路106の蓄積停止レベルVcompを、値Vcompx20よりも小さい、予め決められた値Vcompx40に設定する。S1005では、制御部103は、蓄積停止判定回路106の出力に基づき、PB信号が蓄積停止レベルVcomp(Vcompx40)以上であれば処理をS1007へと進める。そして、ラインセンサ対102−nに設定されるゲインgain[n]を20倍(×20)とし、内蔵する記憶回路109へ書き込む。一方、PB信号が蓄積停止レベルVcomp(Vcompx40)より小さければ(閾値より小さければ)処理をS1006へと進め、ラインセンサ対102−nに設定されるゲインgain[n]を40倍(×40)とし、内蔵する記憶回路109へ書き込む。
上述したようにして、制御部103は、PB信号の大きさに応じて、VcompをVcompx5、Vcompx10、Vcompx20、Vcompx40と順に設定していく。そして、それぞれPB信号との比較判定結果に基づき、ラインセンサ対102−nに設定されるゲインgain[n]を決定し、内蔵する記憶回路109へ書き込む。
選択されたラインセンサ対102−nのゲインgain[n]が決定されるとS910に進み、上述したようにして、次のモニタ対象ラインセンサ対を決定する(次ラインサーチ)。
以上のように、S904〜S914を繰り返し、全ラインセンサ対の蓄積停止処理が終了するとAFセンサ駆動を終了する。なお、図には明示していないが、CPU100から、強制蓄積停止コマンドが送信された場合、制御部103は、S905からS906へ強制的に処理を進めると共に、S908からS913へ強制的に処理を進め、蓄積停止処理を行う。
図11は、図9に示す処理により設定されるゲインgain[n]と、蓄積停止レベルVcompと、PB信号と、ゲイン決定タイミングtime_gdと、蓄積停止判定タイミングとの関係の一例を示す図である。図11(a)に示す例では、時刻time_gdにおいて、PB信号は蓄積停止レベルVcompx10とVcompx20の間にある。この場合、図10のフローチャートに従って、制御部103は、gain[n]を10倍(×10)と判定する。図9のS906では、制御部103は記憶回路109からラインセンサ対102−nに対するゲイン情報(gain[n]=×10)を読み出し、蓄積停止判定回路106の蓄積停止レベルVcompにVcompx10を設定する。
図11(b)に示す例では、時刻time_gdにおいて、PB信号は蓄積停止レベルVcompx40よりも小さい。この場合、図10のフローチャートに従って、制御部103は、gain[n]を40倍(×40)と判定する。図9のS906では、制御部103は記憶回路109からラインセンサ対102−nに対するゲイン情報(gain[n]=×40)を読み出し、蓄積停止判定回路106の蓄積停止レベルVcompにVcompx40を設定する。
ここで、Vcompx5、Vcompx10、Vcompx20及びVcompx40は、次のように設定されている。即ち、出力回路108から画素信号をそれぞれのゲインで増幅して出力する際に、出力回路の108ダイナミックレンジ及び、CPU100のA/D変換器の入力ダイナミックレンジをそれぞれ超えない(飽和しない)ように蓄積停止できるレベルに設定されている。
ゲイン決定で設定されるゲインが低く、蓄積停止レベルが高いほど蓄積する信号量(S)は高くなり、得られる画素信号のS/Nは大きくなる。得られる画素信号のS/Nが高いほど、焦点検出精度は高い。
しかしながら、被写体輝度またはコントラストが低い場合、PB信号が蓄積停止レベルに達する前にAFセンサ101の最大蓄積時間を経過してしまうため、十分な信号量(S)を得ることができない。同じ信号蓄積量であるとすると、CPU100のA/D変換器の量子化誤差や、CPU100とAFセンサ101の実装ノイズの影響により、より高いゲインで画素信号を増幅して出力した方がS/Nが大きくなる。
従って、ゲイン決定タイミングtime_gdはS/Nと蓄積時間(AFセンサ駆動の応答性)などのバランスを考慮して設定される。
また、S912のゲイン決定処理で設定されるゲインは、S802で行われる画素信号読み出し駆動時にも使用される。CPU100から読み出しゲインを設定するための制御コマンドがない場合は、制御部103は、画素信号出力時にgain[n]を記憶回路109から読み出し、出力回路108の読み出しゲインとして設定する。
次にS802で行われる画素信号読み出し処理について、図12のフローチャートを参照して詳細に説明する。S1200では、CPU100は、画素信号を読み出すラインセンサ対102−nを選択し、AFセンサ101へラインセンサ対選択のための命令を送信する。AFセンサ101の制御部103は、ラインセンサ選択回路104を制御し、当該ラインセンサ対102−nを選択する。
S1201では、CPU100は、選択したラインセンサ対102−nのゲイン情報及び蓄積時間情報をAFセンサ101から読み出す。ゲイン情報はS912ゲイン決定処理でラインセンサ対毎に設定された値(gain[n])である。蓄積時間情報は、後述するS807のtime_gdの決定処理で使用する。そして、S1202では、CPU100は、画素信号を読み出す際に用いるゲインgain_rdとして、AFセンサ101から読み出したゲイン情報gain[n]を設定する。
S1203では、CPU100は、画素信号の特徴量を読み出す。ここでは、画素信号の特徴量は、選択されたラインセンサ対のPB信号である。なお、特徴量はPB信号に限定されず、選択されたラインセンサ対のPeak信号、Bottom信号としてもよい。あるいは、Peak信号、Bottom信号と遮光された画素(不図示)の信号(Dark信号)との差分信号としてもよい。
CPU100はAFセンサ101に特徴量を読み出すための制御コマンドを送信する。受信したコマンドに基づき、制御部103はPBコントラスト検出回路105と出力回路108を制御し、AFセンサ101はPB信号をCPU100に送信する。この時、PB信号自体が飽和しないように、出力回路108には低いゲインが設定されている。ここでは、特徴量を出力するためのゲインを2.5倍(×2.5)とする。
S1204では、CPU100は、S1203で読み出した特徴量に基づき、S1202で設定されたゲインgain_rdで画素信号を読み出した場合に、得られる画素信号が飽和するか否かを判定する。特徴量を出力した際のゲイン(2.5倍)と、画素信号を読み出す際のゲインgain_rdとの比率から、PB信号をgain_rdで出力した時の値に換算する。この値がCPU100のA/D変換器の入力電圧上限(例えば3.2V)を超えているか否かによって飽和判定をする。PB信号の元となるPeak信号は、ラインセンサ対の画素信号の中の最も大きな信号である最大値信号であるため、PB信号に基づいて飽和判定すれば、画素信号が飽和するか否かを判定できる。
画素信号が飽和していると判定された場合、CPU100はS1205へと処理を進め、飽和していないと判定された場合、CPU100はS1208へと処理を進める。S1205では、CPU100は読み出しゲインgain_rdを1/2とする。
S1206では、CPU100は読み出しゲインgain_rdの判定をする。gain_rdがAFセンサ101で設定できる最小のゲイン(ここでは2.5倍)以下であった場合、CPU100はS1207へ処理を進める。一方、gain_rdが×2.5(2.5倍)を超えていれば、CPU100はS1204へ処理を進め、フローチャートに従って飽和判定を繰り返す。
なお、S912のゲイン決定処理において、ゲインを2.5倍に設定しない理由は、蓄積時間の短縮のためである。2.5倍で読み出すための蓄積停止レベルVcompは、Vcomx5の2倍となる。すなわち、図11に示すように、ゲインをより低くするためには、蓄積停止判定までにかかる蓄積時間が長くなる。従って、本発明の実施形態においては、ゲイン決定処理と読み出しゲインの再設定における最小ゲインとを異ならせことにより、蓄積時間の短縮と精度の両立を実現している。
S1207では、CPU100はS1204〜S1206で決定された読み出しゲインgain_rdを設定するようにAFセンサ101へ命令を送信する。ただし、S1204で1度も飽和と判定されなかった場合はS1207の処理は行わない。これは、前述のとおり、AFセンサ101は、CPU100から読み出しゲイン設定コマンドを送信されない場合、S912のゲイン決定で決定されたゲインで画素信号を増幅して出力するためである。
S1208では、CPU100はAFセンサ101に対し、選択されたラインセンサ対102−nから画素信号を読み出すための駆動制御を行う。S1209では、制御部103は全ラインセンサ対の画素信号読み出しが終了したかを判断し、終了していなければS1200に戻って次のラインセンサ対を選択して上記処理を繰り返し、終了していれば、画像信号読み出し処理を終了する。
図13(a)はS912のゲイン決定処理で設定されたゲイン(gain[n])(例えば10倍)で読み出した際に、画素信号が飽和している様子を示した図である。本来の被写体像(破線)は、CPU100の入力電圧範囲や出力回路108の出力電圧範囲を上限としてクリップされてしまう。
この画素信号を、S1204〜S1206で再設定されたゲインgain_rd(例えば5倍)で読み出すと、図13(b)のようになり、画素信号を飽和させることなく読み出すことができる。また、AFセンサ101の画素部などで一部の複数画素が飽和していたとしても、CPU100の入力電圧範囲や出力回路108での画素飽和を抑えることができ、焦点検出精度への影響を低減することができる。
また、画素信号を用いて飽和判定をした場合、全ての画素を読み出す必要があり処理時間が長くなってしまうが、本発明の実施形態では、画素信号を読み出す前に特徴量のみを読み出して飽和判定を行うため、読み出しにかかる時間を短くすることができる。
このようにしてS802で画素信号を読み出した後、S803においてCPU100は信頼性を判定する。その際、例えば被写体コントラストを画素信号に基づいて算出し、被写体コントラストが所定の値(信頼性閾値)より小さければ信頼性が無いものと判定する。しかしながら、図13(b)に示すように、ゲインを再設定して読み出した信号は振幅が小さくなってしまい、コントラストが小さいとみなされてしまう。従って、ゲインを再設定して読み出した信号に適用する信頼性閾値は、読み出したゲイン情報や蓄積時間に基づいて、信頼性判定をするのに適した値に変更する。
次にS807で行われるゲイン決定タイミングtime_gdの決定処理について、図14を参照して詳細に説明する。S807では、CPU100は、S803で信頼性があると判定し、デフォーカス量算出するのに用いた画素信号に基づき、焦点検出精度と応答性の観点からゲイン決定タイミングtime_gdをtime_gd1とtime_gd2のどちらにするかを決定する。なお、time_gd1(第1のタイミング)はtime_gd2(第2のタイミング)よりも小さい値である。
S1400では、CPU100は得られた画素信号から被写体のシャープネス(鮮鋭度)を算出する。ここで、シャープネスについて、図15を用いて詳細に説明する。図15(a)及び(b)は、CPU100がAFセンサ101から読み出した画素信号の例を表している。ここでは説明を簡素化するため、ラインセンサ対の一方から得られる像のみを示している。図15において、横軸は画素位置、縦軸は画素信号レベルである。また、図15(a)はシャープネスが高い画素信号の例、図15(b)はシャープネスが低い画素信号の例を示している。
図15(a)及び(b)に示す画素信号の振幅(コントラスト)は同じであるが、図15(a)は信号変化が急峻であり、図15(b)は信号変化がなだらかである。従って、図15(a)の方が、図15(b)よりもシャープネスが高いといえる。
前述したシャープネスを定量的に算出するために、例えば、式(1)、(2)、(3)を用いる。
Figure 2015191192
Figure 2015191192
Figure 2015191192
式(1)は0画素目からm−1画素目まで、隣接した画素信号の差分の総和を示し、式(2)は0画素目からm−1画素目まで、隣接した画素信号の差分を二乗した値の総和を示している。式(3)は、式(1)及び(2)から求めた1次コントラストと2次コントラストの比率を示している。信号変化がなだらかであるほど、シャープネスを表す式(3)の値は小さくなる。画素信号の振幅(コントラスト)が同じであった場合、シャープネスが低い方が焦点検出精度は悪く、焦点検出誤差は大きくなる。
S1401では、CPU100は、S1400で算出したシャープネスの値が所定値Sth以下であるか否かの判定を行う。シャープネスの値が所定値Sth以下であれば、CPU100はS1403へ処理を進める。一方、シャープネスの値が所定値Sthより大きければ、CPU100はS1405へ処理を進め、ゲイン決定タイミングtime_gdをtime_gd1とする。
S1402では、CPU100は、蓄積時間が所定時間Tth以下であるか否かの判定を行う。蓄積時間が、所定値Tth以下であれば、CPU100はS1403に処理を進める。一方、蓄積時間が所定値Tthより大きければ、CPU100はS1405へ処理を進め、ゲイン決定タイミングtime_gdをtime_gd1とする。
S1403では、CPU100は、ゲイン決定によって設定されたゲインgain[n]が所定値Gth以上であるか否かの判定を行う。これは、ゲイン決定によって設定された蓄積停止レベルで判定をしていると言い換えてもよい。gain[n]が所定値Gth以上であれば、CPU100はS1404へ処理を進め、ゲイン決定タイミングtime_gdをtime_gd2とする。一方、ゲインgain[n]が所定値Gthより小さければ、CPU100はS1405へ処理を進め、ゲイン決定タイミングtime_gdをtime_gd1とする。
次に図11(a)及び(b)を用いて、ゲイン決定タイミングの違いによるゲイン決定の結果の違いを詳細に説明する。図11(b)に示す例では、時刻time_gd1において、PB信号はVcompx40より小さい。従って、前述した図10のフローチャートに基づき、制御部103はgain[n]を40倍(×40)として判定する。図9のS906では、制御部103は記憶回路209からゲイン情報(gain[n]=40倍)を読み出し、蓄積停止判定回路106の蓄積停止レベルVcompにVcompx40を設定する。
一方、図11(a)は時刻time_gd2において、PB信号はVcompx10とVcompx20の間にある。前述した図10のフローチャートに基づき、制御部103はgain[n]を10倍(×10)として判定する。すなわち、図11(a)及び(b)に示すように、ゲイン決定タイミングtime_gdを長くすることで、低いゲインに設定することができる。図9のS906では、制御部103は記憶回路209からゲイン情報(gain[n]=10倍)を読み出し、蓄積停止判定回路106の蓄積停止レベルVcompにVcompx10を設定する。
以上説明した処理によれば、被写体が明るい場合であっても、シャープネスが低い場合、ゲイン決定タイミングtime_gdはtime_gd2に設定されるため、蓄積停止レベルVcompが高くなり、より多くの電荷を蓄積することができる。従って、得られる信号のS/Nは大きくなり、精度の高い焦点検出が可能となる。
なお、図14に示す処理において、S1402で蓄積時間を判定しているのは、被写体輝度または被写体コントラストが低いことに起因して算出されるシャープネスが小さくなってしまうことと区別するためである。また、S1403でゲインを判定することにより、シャープネスが低かったとしても、ゲインが低く判定されているならば、ゲイン決定タイミングtime_gdを短いままとするようにしている。
次に、被写体輝度、ゲイン決定処理で設定されるゲイン、焦点検出誤差との関係について図16を用いて説明する。ここでは説明を簡単にするため、画素信号は飽和しておらず、S802でのゲインの再設定はないものとする。
図16(a)は被写体を図15(a)に示すものと同じ被写体とし、ゲイン決定タイミングtime_gdをtime_gd1としたときの、被写体輝度と焦点検出誤差との関係を示した図である。なお、被写体輝度の単位は、ISO感度を100として換算したEV値としている。
前述したように、ゲイン決定タイミングtime_gdで得られたゲインと被写体輝度及び被写体コントラスト(PB信号)に基づき、画素信号を読み出すゲインが設定される。被写体輝度が低いほど高いゲインが設定される。EV2より明るい輝度領域では、強制的に蓄積が停止されることはなく信号が蓄積停止レベルVcompまで達しているため、ゲインが低いほど焦点検出誤差が大きい。また、EV2より暗い輝度領域では、最大蓄積時間以内に蓄積停止判定されず、強制的に蓄積が停止されるため、輝度の低下に応じて画素信号が小さくなるため焦点検出誤差は悪化する。
図16(b)は被写体を図15(b)に示すものと同じ被写体とし、ゲイン決定タイミングtime_gdをtime_gd1としたときの、被写体輝度と焦点検出誤差の関係を示した図である。図15(b)は図15(a)よりもシャープネスが低いため、図16(a)よりも図16(b)の焦点検出誤差は大きい。
図16(c)は被写体を図15(b)に示すものと同じ被写体とし、ゲイン決定タイミングtime_gdをtime_gd2としたときの、被写体輝度と焦点検出誤差の関係を示した図である。ゲイン決定タイミングtime_gdが図16(b)よりも遅いため、図16(b)と比べて低いゲインが設定される。従って、EV4からEV8の輝度領域では、より高い焦点検出精度が得られている。ただし、この領域での蓄積時間は長くなり、AFセンサ駆動の応答性は低下する。
上記の通りの本発明の実施形態によれば、焦点検出精度が悪いシャープネスが小さい被写体と判定された場合、ゲイン決定を遅いタイミングに変更することにより、信号量を大きくする。この結果、精度の高い焦点検出を行うことができる。
また、本発明の実施形態によれば、蓄積した画素信号の特徴量を読み出し、ゲイン決定によって設定されたゲインを用いて読み出した際の飽和判定を行う。この結果に基づき、ゲインの再設定を行い、適切なゲインを設定し画素信号を読み出す。この結果、画素信号の飽和を低減することができる。
本発明の実施形態においては、Peak信号とBottom信号の差分信号に基づいて制御しているとして説明したが、Bottom信号をDark信号に置き換えて考えてもよい。
また、ゲイン、蓄積停止レベル、ゲイン決定タイミングとして設定可能な値の数は、上述した例に限るものではなく、適宜増減することが可能である。また、上述した例ではゲイン、電荷蓄積停止レベル、ゲイン決定タイミングを離散的な値としたが、連続的な値であっても良い。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
100 CPU
101 AFセンサ
102 ラインセンサ群
102−1〜11 ラインセンサ対
103 制御部
104 ライン選択回路
105 PBコントラスト検出回路
106 蓄積停止判定回路
108 出力回路
206 撮像センサ

Claims (16)

  1. 被写体からの光束を光電変換して得られた電荷を蓄積して、焦点検出に用いる画素信号を出力する複数の画素を含む撮像手段と、
    前記撮像手段において蓄積される電荷の特徴量が予め決められた蓄積停止レベルに達した場合に、前記撮像手段における電荷の蓄積を停止して、該電荷に応じた画素信号を出力するように前記撮像手段を制御する制御手段と、
    前記撮像手段から出力された画素信号の鮮鋭度を演算する演算手段とを有し、
    前記制御手段は、前記鮮鋭度が予め決められた閾値よりも小さい場合、前記蓄積停止レベルとして、予め決められたレベルよりも大きいレベルを用いることを特徴とする焦点検出装置。
  2. 前記撮像手段で電荷の蓄積を開始してから、予め決められたゲイン決定タイミングで、該ゲイン決定タイミングまでに蓄積された電荷の特徴量に応じて、前記画素信号を増幅するためのゲインを決定する決定手段と、
    前記鮮鋭度に基づいて、前記ゲイン決定タイミングを設定する設定手段とを有し、
    前記設定手段は、前記鮮鋭度が予め決められた閾値よりも小さい場合、前記ゲイン決定タイミングとして、予め決められた第1のタイミングよりも長い第2のタイミングを設定し、
    前記決定手段は、前記特徴量が予め決められた閾値よりも小さい場合に、前記閾値以上の場合よりも低いゲインを決定し、
    より低いゲインに対してより高い蓄積停止レベルが対応づけられていることを特徴とする請求項1に記載の焦点検出装置。
  3. 前記設定手段は、前記特徴量が予め決められた閾値よりも大きい場合、前記画素信号の電荷蓄積時間が予め決められた閾値より長い場合、及び、前記ゲインが予め決められた閾値より小さい場合の少なくともいずれか1つの条件を満たす場合に、前記第1のタイミングを設定し、前記条件をいずれも満たさない場合に前記第2のタイミングを設定することを特徴とする請求項2に記載の焦点検出装置。
  4. 前記撮像手段は、複数のラインセンサ対を有し、
    前記決定手段は、前記複数のラインセンサ対のそれぞれについて前記ゲインを決定することを特徴とする請求項2または3に記載の焦点検出装置。
  5. 前記決定手段により決定されたゲインで前記撮像手段から出力される画素信号を増幅した場合に、飽和する画素信号が有るかどうかを判定する判定手段と、
    前記判定手段が、飽和する画素信号が無いと判定した場合に該判定に用いたゲインを設定し、飽和する画素信号が有ると判定した場合に該判定に用いたゲインよりも小さいゲインを設定するゲイン設定手段と、
    前記ゲイン設定手段により設定されたゲインにより前記画素信号を増幅する増幅手段とを更に有し、
    前記判定手段は、前記ゲイン設定手段によりより小さいゲインが設定された場合に、該設定されたゲインで前記撮像手段から出力される画素信号を増幅した場合に、飽和する画素信号が有るかどうかを判定することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の焦点検出装置。
  6. 前記撮像手段は、複数のラインセンサ対を有し、
    前記制御手段は、前記複数のラインセンサ対のそれぞれについて前記蓄積停止レベル及び電荷の蓄積を制御することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の焦点検出装置。
  7. 前記特徴量は、前記電荷の最大値と最小値との差、前記電荷の最大値または最小値、または前記電荷の最大値及び最小値と、前記複数の画素のうち遮光された画素に蓄積された電荷との差のいずれかであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の焦点検出装置。
  8. 前記鮮鋭度は、前記複数の画素の隣接した画素信号の差分を二乗した値の総和と、前記隣接した画素信号の差分の総和との比率であることを特徴とする請求項1から請求項1乃至6のいずれか1項に記載の焦点検出装置。
  9. 被写体からの光束を光電変換して得られた電荷を蓄積して、焦点検出に用いる画素信号を出力する複数の画素を含む撮像手段と、
    前記撮像手段において蓄積される電荷の特徴量が予め決められた蓄積停止レベルに達した場合に、前記撮像手段における電荷の蓄積を停止して、該電荷に応じた画素信号を出力するように前記撮像手段を制御する制御手段と、
    前記撮像手段で電荷の蓄積を開始してから、予め決められたゲイン決定タイミングで、該決定タイミングまでに蓄積された電荷の特徴量に応じて、ゲインを決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定されたゲインで前記撮像手段から出力される画素信号を増幅した場合に、飽和する画素信号が有るかどうかを判定する判定手段と、
    前記判定手段が、飽和する画素信号が無いと判定した場合に該判定に用いたゲインを設定し、飽和する画素信号が有ると判定した場合に該判定に用いたゲインよりも小さいゲインを設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定されたゲインにより前記画素信号を増幅する増幅手段と
    を有することを特徴とする焦点検出装置。
  10. 前記撮像手段は、複数のラインセンサ対を有し、
    前記決定手段は、前記複数のラインセンサ対のそれぞれについて前記ゲインを決定し、前記設定手段は、前記複数のラインセンサ対のそれぞれについて前記ゲインを設定することを特徴とする請求項9に記載の焦点検出装置。
  11. 前記特徴量は、前記画素信号の最大値と最小値との差、前記画素信号の最大値または最小値、または前記画素信号の最大値及び最小値と、前記複数の画素のうち遮光された画素から出力される画素信号との差のいずれかであることを特徴とする請求項9または10に記載の焦点検出装置。
  12. 前記設定手段により設定することのできるゲインの最小値を、前記決定手段により決定されるゲインの最小値よりも小さくしたことを特徴とする請求項9乃至11のいずれか1項に記載の焦点検出装置。
  13. 前記画素信号を焦点検出演算に用いるか否かを判定する信頼性判定手段を更に有し、
    前記設定手段により、前記判定手段による判定に用いたゲインよりも小さいゲインが設定された場合に、信頼性を判定するための閾値を変更することを特徴とする請求項9乃至12のいずれか1項に記載の焦点検出装置。
  14. 被写体からの光束を光電変換して得られた電荷を蓄積して、画像記録用の画素信号を出力する複数の画素を含む撮像素子と、
    請求項1乃至13のいずれか1項に記載の焦点検出装置と
    を含むことを特徴とする撮像装置。
  15. 複数の画素を含む撮像手段により、被写体からの光束を光電変換して得られた電荷を蓄積して、焦点検出に用いる画素信号を出力する撮像工程と、
    制御手段が、前記撮像工程で蓄積される電荷の特徴量が予め決められた蓄積停止レベルに達した場合に、前記撮像工程における電荷の蓄積を停止して、該電荷に応じた画素信号を出力するように前記撮像手段を制御する制御工程と、
    演算手段が、前記撮像工程で出力された画素信号の鮮鋭度を演算する演算工程とを有し、
    前記制御工程では、前記鮮鋭度が予め決められた閾値よりも小さい場合、前記蓄積停止レベルとして、予め決められたレベルよりも大きいレベルを用いることを特徴とする焦点検出方法。
  16. 複数の画素を含む撮像手段により、被写体からの光束を光電変換して得られた電荷を蓄積して、焦点検出に用いる画素信号を出力する撮像工程と、
    制御手段が、前記撮像工程で蓄積される電荷の特徴量が予め決められた蓄積停止レベルに達した場合に、前記撮像工程における電荷の蓄積を停止して、該電荷に応じた画素信号を出力するように前記撮像手段を制御する制御工程と、
    決定手段が、前記撮像手段で電荷の蓄積を開始してから、予め決められたゲイン決定タイミングで、該決定タイミングまでに蓄積された電荷の特徴量に応じて、ゲインを決定する決定工程と、
    判定手段が、前記決定工程で決定されたゲインで前記撮像工程で出力される画素信号を増幅した場合に、飽和する画素信号が有るかどうかを判定する判定工程と、
    設定手段が、前記判定工程において、飽和する画素信号が無いと判定した場合に該判定に用いたゲインを設定し、飽和する画素信号が有ると判定した場合に該判定に用いたゲインよりも小さいゲインを設定する設定工程と、
    増幅手段が、前記設定工程で設定されたゲインにより前記画素信号を増幅する増幅工程と
    を有することを特徴とする焦点検出方法。
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