JP2016156950A - 自動焦点調節装置およびその制御方法 - Google Patents
自動焦点調節装置およびその制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016156950A JP2016156950A JP2015034479A JP2015034479A JP2016156950A JP 2016156950 A JP2016156950 A JP 2016156950A JP 2015034479 A JP2015034479 A JP 2015034479A JP 2015034479 A JP2015034479 A JP 2015034479A JP 2016156950 A JP2016156950 A JP 2016156950A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- range
- focus
- frame
- focus detection
- contrast
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
- Studio Devices (AREA)
- Focusing (AREA)
Abstract
【課題】 位相差検出方式の焦点検出において、被写体の状態に応じて適切な焦点検出範囲を設定可能にすることで、より高精度な焦点検出を行うことを目的とする。
【解決手段】 設定手段は、位相差AF枠に対応する位置にコントラストAF枠を設定するとともに、その近傍において少なくとも一つのコントラストAF枠を設定する。変更手段は、位相差AF枠における像信号の信頼性が所定のレベルよりも低い場合、位相差AF枠に応じて設定されたコントラストAF枠それぞれの焦点状態に応じて、位相差AF枠の位置またはサイズを変更し、位相差AF枠に対応するコントラストAF枠の焦点状態に応じて、変更された位相差AF枠の位置またはサイズを変更前の状態に戻す。
【選択図】 図11
【解決手段】 設定手段は、位相差AF枠に対応する位置にコントラストAF枠を設定するとともに、その近傍において少なくとも一つのコントラストAF枠を設定する。変更手段は、位相差AF枠における像信号の信頼性が所定のレベルよりも低い場合、位相差AF枠に応じて設定されたコントラストAF枠それぞれの焦点状態に応じて、位相差AF枠の位置またはサイズを変更し、位相差AF枠に対応するコントラストAF枠の焦点状態に応じて、変更された位相差AF枠の位置またはサイズを変更前の状態に戻す。
【選択図】 図11
Description
本発明は、位相差検出方式とコントラスト検出方式を備えた自動焦点調節装置等に関するものである。
近年、一眼レフカメラ等の撮像装置では、ライブビュー(LV)画面を見ながら撮影を行うLV撮影に対するウェイトが非常に高まっている。特に、動画撮影の需要が高まっており、動画撮影ではLV画面を見ながら撮影が快適に行えることが重要である。
LV中の撮像装置の自動焦点調節(AF)方式として様々な手法が提案されているが、主な手法としてコントラスト検出方式がある。コントラスト検出方式では、フォーカスレンズを移動させながら、撮像素子を用いて得られる撮像信号からコントラスト評価値を生成する。そして、コントラスト評価値が最大となるフォーカスレンズ位置を探索することによって合焦状態を得る。
しかし、上記コントラスト検出方式は、被写体に合焦させるためにフォーカシング(フォーカスレンズを移動)する位置および方向を容易に判断できない。そのため、上記コントラスト検出方式は、合焦させるために時間を要したり、またフォーカシングすべき方向を間違えたり合焦位置を通り過ぎてしまったりと、品位の悪い挙動をすることがある。特に動画撮影では、フォーカシング動作が全て記録されるため、品位の悪い挙動をするのは望ましくない。
そこで、LV撮影時にも品位良くフォーカシングを行うことが可能なAF方式が提案されている。その方式の一つとして挙げられるのが、位相差検出方式の焦点調節を撮像素子面で行う撮像面位相差検出(撮像面位相差AF)方式である。位相差検出方式では、撮影光学系における互いに異なる射出瞳領域を通過した光束を受光して得られた一対の像信号の位相差からデフォーカス量を算出する。そして、該デフォーカス量に相当する移動量だけフォーカスレンズを移動させることで合焦状態を得る。
AFにおいては、合焦位置の特定方法とともに、AFに用いる信号を取得するための領域(AF枠)の設定も重要である。上記の撮像面位相差検出方式とコントラスト検出方式を複合させた例として、特許文献1では、撮像面位相差AFの焦点検出結果に基づいて、コントラスト検出方式の焦点検出範囲を変更することが記載されている。また、特許文献2では、異なる距離の被写体が焦点検出範囲に入ることで位相差検出方式の焦点検出の信頼度が低くなるときに、コントラスト評価値に基づいて位相差検出方式の焦点検出範囲を分割する方法が記載されている。
異なる距離の被写体がAF枠内に入る場合の他にも、例えば被写体のコントラストが得られない場合などに位相差検出方式の焦点検出の信頼度が低くなる場合がある。このような場合、特許文献2のように、信頼度が低いときに焦点検出範囲を分割して小さくする方法のみでは精度の高い焦点検出を行うことができない。
そこで、本発明は、位相差検出方式の焦点検出において、被写体の状態に応じて適切な焦点検出範囲を設定可能にすることで、より高精度な焦点検出を行うことを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の自動焦点調節装置は、フォーカスレンズを含む撮影光学系を介して入射される光束を受光して光電変換する撮像素子と、前記撮像素子で生成された一対の像信号の位相差に基づいてデフォーカス量を検出する第1の焦点検出手段と、前記撮像素子で生成された撮像信号に基づいて焦点状態を検出する第2の焦点検出手段と、前記第1の焦点検出手段が前記デフォーカス量を検出する前記撮像素子上の第1の範囲、及び前記第2の焦点検出手段が焦点状態を検出する前記撮像素子上の第2の範囲と第3の範囲を設定する設定手段と、前記第1の範囲の位置またはサイズを変更する変更手段とを有し、前記設定手段は、設定した前記第1の範囲に応じて、当該第1の範囲に対応する第1の位置に前記第2の範囲を設定するとともに、当該第1の位置の近傍において少なくとも一つの前記第3の範囲を設定し、前記変更手段は、前記設定手段により設定された前記第1の範囲における前記像信号の信頼性が所定のレベルよりも低い場合、当該第1の範囲に応じて設定された前記第2の範囲及び前記第3の範囲それぞれの焦点状態に応じて、前記第1の範囲の位置またはサイズを変更し、前記第2の範囲の焦点状態に応じて、変更された前記第1の範囲の位置またはサイズを変更前の状態に戻すことを特徴とする。
本発明によれば、位相差検出方式の焦点検出において、被写体の状態に応じて適切な焦点検出範囲を設定可能にすることで、より高精度な焦点検出を行うことが可能になる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
(第一の実施形態)
図1は、本発明の実施形態におけるレンズユニット及びカメラ本体を備えたレンズ交換式カメラシステムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態におけるカメラシステムは、レンズユニット10及びカメラ本体20から構成されている。レンズユニット10全体の動作を統括制御するレンズ制御部106と、カメラ全体の動作を統括するカメラ制御部207がデータを通信している。なお、本実施形態ではレンズ交換式カメラを例に説明するが、レンズと一体型のカメラにおいても本発明を適用可能である。
図1は、本発明の実施形態におけるレンズユニット及びカメラ本体を備えたレンズ交換式カメラシステムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態におけるカメラシステムは、レンズユニット10及びカメラ本体20から構成されている。レンズユニット10全体の動作を統括制御するレンズ制御部106と、カメラ全体の動作を統括するカメラ制御部207がデータを通信している。なお、本実施形態ではレンズ交換式カメラを例に説明するが、レンズと一体型のカメラにおいても本発明を適用可能である。
まず、レンズユニット10の構成について説明する。レンズユニット10は、固定レンズ101、ズームレンズ108、絞り102、フォーカスレンズ103を備えて構成される撮影光学系を有する。絞り102は、絞り駆動部104によって駆動され、後述する撮像素子201への入射光量を制御する。フォーカスレンズ103は、フォーカスレンズ駆動部105によって駆動され、焦点調節を行う。ズームレンズ108は、ズームレンズ駆動部109によって駆動されることにより、ズームの調節を行う。なお、本実施形態においては、ズームレンズ108およびズームレンズ駆動部109は必須の構成ではない。
絞り駆動部104、フォーカスレンズ駆動部105、ズームレンズ駆動部109はレンズ制御部106によって制御され、絞り102の開口量や、フォーカスレンズ103およびズームレンズ108の位置が決定される。ユーザーによりレンズ操作部107を介してフォーカスやズームなどの操作が行われた場合には、レンズ制御部106がユーザー操作に応じた制御を行う。レンズ制御部106は、後述するカメラ制御部207から受信した制御命令・制御情報に応じて絞り駆動部104やフォーカスレンズ駆動部105、ズームレンズ駆動部109の制御を行う。また、レンズ制御部106は、レンズ情報(例えば、撮影光学系についての情報)をカメラ制御部207に送信する。
次に、本実施形態に係る自動焦点調節装置を備えるカメラ本体20の構成について説明する。カメラ本体20は、レンズユニット10の撮影光学系を通過した光束から撮像信号を取得可能に構成されている。撮像素子201は、CCDやCMOSセンサを用いて構成される。撮影光学系を通過した光束が撮像素子201の受光面上に結像し、形成された被写体像がフォトダイオードによって入射光量に応じた電荷に変換(光電変換)される。各フォトダイオードに蓄積された電荷は、カメラ制御部207の指令に従ってタイミングジェネレータ209から与えられる駆動パルスに基づいて、電荷に応じた電圧信号として撮像素子201から順次読み出される。
撮像面位相差検出方式の焦点調節(以下、撮像面位相差AF)に対応しない撮像素子の場合、例えば図2(A)に示すようなベイヤ−配列の画素構成となる。一方、本実施形態の撮像素子201は、撮像面位相差AFを行うために、図2(B)に示すように1つの画素に複数(本実施形態では2つ)のフォトダイオードを保持している。光束をマイクロレンズで分離し、この2つのフォトダイオードで結像することで、撮像用とAF用の2つの信号が取得可能になっている。2つのフォトダイオードの信号を加算した信号(A+B)が撮像信号であり、個々のフォトダイオードの信号(A、B)がAF用の2つの像信号になっている。2つの像信号の取得方法は、2つの像信号のそれぞれを読み出す構成に限られない。例えば処理負荷を考慮して、加算した信号(A+B)と一方の像信号(例えばA)を読み出し、その差分からもう一方の像信号(例えばB)を取得する構成でもよい。後述するAF信号処理部204でAF用の2つの像信号に対して相関演算を行い、像ずれ量や各種信頼性情報を算出する。
なお、本実施形態では1つの画素に2つのフォトダイオードを有する構成としているが、フォトダイオードの数は2つに限定されず、それ以上であってもよい。また、撮像面位相差AF対応の撮像素子の構成として、本実施形態のように1つの画素に複数のフォトダイオードを設ける構成に限らず、上述した特許文献2のように、撮像素子中に焦点検出用の画素を設ける構成であってもよい。
撮像素子201から読み出された撮像信号及びAF用信号は、CDS/AGCコンバータ202に入力され、リセットノイズを除去する為の相関二重サンプリング、ゲインの調節、信号のデジタル化を行う。CDS/AGCコンバータ202は、撮像信号をカメラ信号処理部203およびAF評価値生成部210に、撮像面位相差AF用の信号をAF信号処理部204に出力する。
カメラ信号処理部203は、CDS/AGCコンバータ202から出力された撮像信号を表示部205に送信する。表示部205は、LCDや有機EL等を用いて構成される表示デバイス(表示部材)であり、撮像信号に基づく画像を表示する。また、撮像信号の記録を行うモードの時には、撮像信号は記録部206に記録される。
AF信号処理部204は、CDS/AGCコンバータ202から出力されたAF用の2つの像信号を基に相関演算を行い、像ずれ量と信頼性情報(二像一致度、二像急峻度、コントラスト情報、飽和情報、キズ情報等)を算出する。そして、算出した像ずれ量と信頼性情報をカメラ制御部207へ出力する。相関演算の詳細については、図4乃至図6を用いて後述する。
AF評価値生成部210は、撮像信号から高周波成分を抽出して、コントラスト検出方式の焦点検出(以下、コントラストAF)に用いられるAF評価値を生成し、カメラ制御部207に出力する。AF評価値は、撮像素子201からの出力信号に基づいて生成される画像の鮮鋭度(コントラスト状態)を表すものである。鮮鋭度は撮影光学系の焦点状態(合焦の程度)によって変化するので、結果的に撮影光学系の焦点状態を表す信号となる。なお、AF評価値を生成するのに用いる撮像素子201上の領域は、位相差検出用の像信号を生成するのに用いる領域と対応する領域を含むものとする。
カメラ制御部207は、カメラ本体20内の各構成と情報をやり取りして制御を行う。カメラ制御部207は、カメラ本体20内の処理だけでなく、カメラ操作部208からの入力に応じて、電源のON/OFF、設定の変更、記録の開始、フォーカス制御の開始、記録画像の確認等、ユーザーが操作したカメラ機能を実行する。また、先述したように、カメラ制御部207はレンズユニット10内のレンズ制御部106と情報をやり取りし、撮影光学系の制御命令・制御情報を送ったり、レンズユニット内の情報を取得する。
次に、カメラ制御部207が実行するAF処理全体のシーケンスについて図3を用いて説明する。以下で説明するステップS301〜S302の処理は、カメラの動作周期に基づいて周期的に実行される。
まず、ステップS301において、カメラ制御部207は、AF枠設定処理を行う。AF枠設定処理の詳細については、図7を用いて後述する。なお、AF枠設定処理内において、図8で後述する撮像面位相差検出方式によりデフォーカス量を算出する。
ステップS302では、カメラ制御部207は、ステップS301で算出したデフォーカス量に基づいて、レンズ制御部106に対してフォーカスレンズを駆動する旨の命令を送信し、AF処理を終了する。
次に、ステップS301におけるAF枠設定処理について、図7を用いて説明する。図7は、AF枠設定処理の流れを示すフローチャートである。
まず、ステップS701では、ユーザーによる枠位置の指定操作を受け付ける。カメラ制御部207は、不図示の入力装置を介してユーザーからの入力を受け、AF枠を設定する。AF枠の設定には、中央固定モード、枠移動モード、多点、顔優先モードなどの複数のモードがあり、ユーザーがモード選択を行った後に、不図示の入力装置を介してAF枠が指定される。なお、入力方法やAFモードについては詳細な説明は省略するが、本実施形態では、ユーザーが任意の1点を指定した場合の制御を例に説明することとする。
続いてステップS702では、カメラ制御部207は、AF枠の配置処理を行う。AF枠の配置処理は、撮像面位相差AFに用いる信号と、コントラスト検出方式の焦点検出に用いる信号をそれぞれ取得するためのAF枠の配置の処理である。AF枠の配置処理の詳細については、図10を用いて後述する。
続いてステップS703では、撮像面位相差AF(以下、第1のAF)による焦点検出を行う。ここでは、ステップS702で設定したAF枠に対して、第1のAFによる焦点検出処理を行う。撮像面位相差AFによる焦点検出処理の詳細については、図8を用いて後述する。
続いてステップS704では、コントラストAF(以下、第2のAF)による焦点検出処理を行う。ここでは、ステップS702で設定したAF枠に対して、第2のAFによる焦点検出処理を行い、被写体の状態を判定する。被写体の状態判定では、合焦度とコントラスト値から、大ボケ被写体か、低コントラストの被写体かの判定を行う。この処理については図9を用いて後述する。
続いてステップS705では、カメラ制御部207は、AF枠が変更済みかどうか(AF枠の拡大や移動などが行われたか)の判定を行う。AF枠が変更済みでない場合は、ステップS706のAF枠変更処理に遷移し、変更済みの場合は、ステップS707のAF枠キャンセル処理に遷移する。
ステップS706に進んだ場合、カメラ制御部207は、AF枠の変更処理を行う。この処理は、ステップS702で設定された第1のAFおよび第2のAFのAF枠を利用して、AF枠の位置またはサイズを変更する処理である。AF枠変更処理の詳細は、図13を用いて後述する。ステップS706のAF枠変更処理が完了すると、ステップS708へ進む。
一方、ステップS707に進んだ場合、カメラ制御部207は、AF枠の変更処理によって移動または拡大されたAF枠を元に戻す処理(キャンセル処理)を行う。これは、拡大や移動されたAF枠のままでは、狙った被写体以外を捉えてしまう可能性があるため、ある条件が満たされる場合に、AF枠を元のサイズおよび位置に戻す処理である。AF枠キャンセル処理の詳細は、図14を用いて後述する。ステップS707のAF枠キャンセル処理が完了すると、ステップS708へ進む。
ステップS708では、カメラ制御部207は、AF枠の表示処理を行う。これは、ユーザーが指定したAF枠を視覚的に表示するという目的である。なお、本実施形態では、ユーザーが指定したAF枠とは異なるAF枠を内部に設定するが、表示部には内部で設定したAF枠を通知せずに、ユーザーが指定したAF枠を表示させ続ける処理を行う。
次に、ステップS702におけるAF枠の配置処理について、図10を用いて説明する。以下で説明するように、本実施形態では、第1のAFにおけるAF枠(第1のAF枠)の少なくとも一部を含む領域とその近傍において、第2のAFにおけるAF枠(第2のAF枠)を複数設定する。ここでは、任意の第1のAF枠を1つ設定できるという前提で説明を行うが、第1のAF枠が複数の場合でも、第1のAF枠の近傍に第2のAF枠を複数配置してもよい。
図10(A)において、撮像素子上の画素領域に第1のAF枠1006が配置され、第1のAF枠1006と略重なる領域およびその近傍に第2のAF枠C1〜C5(1001〜1005)が配置されている。このように、第1のAF枠の周囲に第2のAF枠を配置することによって、第1のAF枠の焦点検出結果が有効でない場合や信頼性が低い場合に、第2のAF枠の評価値に応じて、第1のAF枠の位置やサイズを変更可能にしている。
なお、図示されているように、第1のAF枠と第2のAF枠C1〜C5のサイズを略等しくすることが好ましいが、必ずしも同じサイズでなくてもよい。また、設定される第2のAF枠の数は5つに限定されない。第2のAF枠は、第1のAF枠に対応する領域(第1のAF枠と少なくとも一部が重なる領域)に加えて、第1のAF枠の近傍に少なくとも一つ設定可能であればよい。また、複数の第2のAF枠の配置方法は、水平方向に並べるものに限定されず、例えば垂直方向に並べたり、第1のAF枠を囲むように配置してもよい。
第1のAF枠のサイズを変更する例として、第1のAF枠1006の焦点検出が有効でなく(信頼性が低い)、かつ、対応する領域に配置された第2のAF枠1003も低コントラストの被写体であると判定された場合を説明する。この場合、図10(B)のように、コントラストが高い第2のAF枠に(ここでは第2のAF枠1002とする)、第1のAF枠1007をセットする。このようにコントラストが高い第2のAF枠に基づいて第1のAF枠を選択することで、第1のAF枠において有効な焦点検出結果が得られる可能性が高くなり、焦点検出を継続することが可能になるというメリットがある。
また、第1のAF枠のサイズを変更する例として、第1のAF枠1006の焦点検出が有効でなく(信頼性が低い)、かつ、対応する領域に配置された第2のAF枠1003も合焦でない被写体であると判定された場合を説明する。この場合、図10(C)のように、第2のAF枠1003に加えて、コントラストが高い第2のAF枠(ここでは第2のAF枠1004とする)を含むように、大きな第1のAF枠1008をセットする。このように、合焦でない被写体の場合に、第1のAF枠のサイズを大きくすることにより、より多くの特徴量を含んだ情報が得られるため、大ボケの被写体に対しても焦点検出が可能になるというメリットがある。なお、図10(C)の例では、第2のAF枠1002〜1004を含むように第1のAF枠1008をセットしているが、第1のAF枠の広げ方はこの例に限定されず、例えば第2のAF枠1002と1003のみを含むようにしてもよい。
次に、ステップS703における撮像面位相差AF(第1のAF)による焦点検出処理について、図8を用いて説明する。図8は、撮像面位相差AF処理の流れを示すフローチャートである。
まず、ステップS801では、カメラ制御部207は、ステップS702で設定した焦点検出範囲(第1のAF枠)から一対の像信号を取得する。次に、ステップS802では、カメラ制御部207は、ステップS801で取得した一対の像信号から相関量を算出する。
続いて、ステップS803では、カメラ制御部207は、ステップS802で算出した相関量から相関変化量を算出する。そして、ステップS804では、カメラ制御部207は、ステップS803で算出した相関変化量からピントずれ量を算出する。
次に、ステップS805では、カメラ制御部207は、ステップS804で算出したピントずれ量がどれだけ信頼できるのかを表す信頼性を算出する。信頼性は、前述したように、像信号の二像一致度や二像急峻度等をもとに算出される値である。これらの処理を焦点検出範囲内に存在する焦点検出領域の数だけ行う。そして、ステップS806では、カメラ制御部207は、焦点検出領域毎にピントずれ量をデフォーカス量に変換する。
次に、図4から図6を用いて、図8で説明した撮像面位相差AFの焦点検出処理を詳細に説明する。
図4は、焦点検出処理で取り扱う焦点検出範囲を示す像信号を取得する領域の一例を表した図である。図4(A)は、画素アレイ401上の焦点検出範囲402を示す図である。相関演算を行う為に必要な領域404は、焦点検出範囲402および相関演算に必要なシフト領域403を合わせた領域である。図4(A)中のp、q、s、tは、それぞれx軸方向の座標を表す。ここで、pからqは領域404を表し、sからtは焦点検出範囲402を表す。
図4(B)は、焦点検出範囲402を5つに分割した焦点検出領域405〜409を示す図である。一例として、本実施形態では、この焦点検出領域単位でピントずれ量を算出し、焦点検出を行う。本実施形態では、分割した複数の焦点検出領域の中から最も信頼できる領域の焦点検出結果を選び、その領域で算出したピントずれ量をAFに用いる。なお、焦点検出範囲の分割数は上記に限定されない。
図4(C)は、図4(B)の焦点検出領域405〜409を連結した仮の焦点検出領域410を示す図である。実施形態の一例として、このように焦点検出領域を連結した領域から算出したピントずれ量をAFに用いても良い。
また、図4(D)のように、長さの異なる複数の領域で1つの焦点検出範囲を構成する方法でも良い。図4(D)は、焦点検出領域の配置を示した図であり、7つの焦点検出領域411〜417が存在する。同図では、撮影画面に対する水平方向の比率が25%である大きさの領域が2つ(411、417)、さらに、12.5%である大きさの領域が5つ(412〜416)配置されている。このように、異なる大きさの複数の焦点検出領域を、撮影画面に対する比率が12.5%の大きさの領域数>25%の大きさの領域数となるように配置する。そして、7つの焦点検出領域から得られる焦点検出結果を組み合わせて、1つの有効デフォーカス量および有効デフォーカス方向を算出する。この有効デフォーカス量もしくは有効デフォーカス方向を用いて、フォーカスレンズ103を駆動させてピント合わせを行う。
このように、図4(D)の例では、撮影画面に対する比率が小さい焦点検出領域の数を多く配置することで、より被写体にピントを合わせることが可能となる。また、撮影画面に対する焦点検出領域の比率を小さくすることで、距離の異なる被写体によるAFへの影響を軽減する。さらに、撮影画面に対する焦点検出領域の比率の小さいエリアだけでなく比率の大きい領域を配置することで、焦点検出範囲から被写体が抜けることにより発生するピントのふらつきを軽減する。つまり、一時的に被写体が焦点検出範囲から抜けてしまっても、撮影画面に対する比率の大きい領域で被写体を捉えたままピントを維持することが可能となる。なお、焦点検出領域の配置の仕方、領域の広さ等は、本実施形態に挙げた内容に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の形式であれば良い。
図5は、図4で設定した焦点検出領域から取得した像信号を示す図である。sからtが焦点検出範囲を表し、pからqがシフト量を踏まえた焦点検出演算に必要な範囲である。またxからyは、分割した1つ分の焦点検出領域を表す。
図5(A)は、シフト前の像信号を波形で表した図である。実線501が像信号A、破線502が像信号Bを示している。領域405から409は、図4の分割した各焦点検出領域を表している。
図5(B)は、図5(A)のシフト前の像波形に対しプラス方向にシフトした図であり、図5(C)は、図5(A)のシフト前の像波形に対しマイナス方向にシフトした図である。相関量を算出する際には、それぞれ矢印の方向に像信号A501、像信号B502を1ビットずつシフトする。
続いて、相関量CORの算出法について説明する。まず、図5(B)と(C)で説明した通り、像信号Aと像信号Bを1ビットずつシフトしていき、そのときの像信号Aと像信号Bの差の絶対値の和を算出する。ここで、シフト量をiで表し、最小シフト数は図5中のp−s、最大シフト数は図16中のq−tである。また、xは焦点検出領域の開始座標、yは焦点検出領域の終了座標である。これらを用いて、以下の式(1)によって相関量CORを算出することができる。
図6(A)は、相関量を波形で示した図である。グラフの横軸はシフト量を示し、縦軸は相関量を示す。相関量波形601において、極値周辺の領域602、603が示されている。この中でも相関量が小さい方ほど、A像とB像の一致度が高いといえる。
続いて、相関変化量ΔCORの算出法について説明する。まず、図6(A)の相関量波形より、1シフト飛ばしの相関量の差から相関変化量を算出する。この時、シフト量をiで表し、最小シフト数は図5中のp−s、最大シフト数は図5中のq−tである。これらを用いて、以下の式(2)によって相関変化量ΔCORを算出することができる。
図6(B)は、相関変化量ΔCORを波形で示した図である。グラフの横軸はシフト量を示し、縦軸は相関変化量を示す。相関変化量波形604において、領域605や606で相関変化量がプラスからマイナスになる。このように相関変化量が0となるところをゼロクロスと呼ぶ。ゼロクロスにおいて最もA像とB像の一致度が高く、そのときのシフト量がピントずれ量となる。
図6(C)は、図6(B)の領域605の部分を拡大したもので、相関変化量波形604の一部分607が示されている。図6(C)を用いて、ピントずれ量PRDの算出法について説明する。まず、ピントずれ量は整数部分βと小数部分αに分けられる。小数部分αは、図6(C)中の三角形ABCと三角形ADEの相似の関係から、以下の式(3)によって算出することができる。
続いて小数部分βは、図6(C)中より以下の式(4)によって算出することができる。
以上、αとβの和からピントずれ量PRDを算出することができる。
また、図6(B)のように複数のゼロクロスが存在する場合は、ゼロクロスでの相関量変化の急峻性maxder(以下、急峻性と呼ぶ)が大きいところを第1のゼロクロスとする。この急峻性はAFのし易さを示す指標で、値が大きいほどAFし易い点であることを示す。急峻性は以下の式(5)によって算出することができる。
以上のように、ゼロクロスが複数存在する場合は、急峻性によって第1のゼロクロスを決定する。
続いて、ピントずれ量の信頼性の算出法について説明する。信頼性は、前記急峻性や、像信号A、Bの2像の一致度fnclvl(以下、2像一致度と呼ぶ)によって定義することができる。2像一致度はピントずれ量の精度を表す指標で、値が小さいほど精度が良い。
図6(D)は、図6(A)の領域602の部分を拡大したもので、相関量波形601の一部分608が示されている。2像一致度は以下の式(6)によって算出できる。
次に、ステップS704のコントラスト評価値取得処理について説明する。この処理では、AF評価値生成部210により、撮像信号から所定の周波数成分を抽出してAF評価値を生成する。評価値生成の方法としては、AF評価値生成部210内の焦点信号処理回路内のフィルタ係数を設定し、抽出特性の異なる複数のバンドパスフィルタを構築する。抽出特性とはバンドパスフィルタの周波数特性であり、ここでの設定とは焦点信号処理回路内のバンドパスフィルタの設定値を変更することを意味する。なお、AF評価値の生成に関しては、既存の技術を用いて以下で説明する各種コントラスト評価値を生成することとし、詳細な説明は省略することとする。
続いて、図9を用いて、合焦度算出処理及び低コントラスト判定の説明を行う。図9(A)は、撮像信号から生成されるコントラスト成分をグラフにしたもので、横軸にフォーカスレンズの位置、縦軸に評価値を示している。本実施形態で使用する評価値は2種類あり、輝度の最小値と最大値をピークホールドする値を示すMMP(901)、及び、撮像信号から特定の周波数成分を検出したTEP(902)である。なお、本実施形態では一例として1.5MHzの周波数帯域を使っているが、この値に限定されない。TEPは合焦位置(903)を中心に山形状になっている。TEPは、フォーカスレンズが大ボケの状態から合焦に近づくにつれて、被写体のエッジがくっきりとしてくることにより、低周波数成分から高周波数成分が多くなるため、合焦位置でピークとなる。一方、輝度のコントラストを示すMMPは、ピークの値であるため、画面内の被写体が変化しない限り大きさはほとんど変化しない。
この特性を利用して算出した簡易合焦度(合焦度、合焦度合いとも言う)を示したのが、図9(B)である。簡易合焦度904は、TEPをMMPで割ったものであり、図9(B)で示すように山形状になる。本実施形態では、この山形状を100分率で表示した場合に、55%以上を合焦、40%以上を小ボケ、それ未満を大ボケと判定する。なお、この値は一例であり、被写体や条件によって判定の閾値を変更しても良い。この簡易合焦度が低いほど、フォーカスレンズの位置が合焦位置から離れている可能性が高く、簡易合焦度が高いほど、合焦位置から近い可能性が高くなる。
また、図9(C)で示したグラフはコントラストを示すMMPのグラフであり、被写体が高コントラストか低コントラストかの判定に用いられる。MMPグラフ(905)は、判定のための閾値Th1(907)よりもコントラストが高いため、高コントラストの被写体と判定される。一方、MMPグラフ(906)は、判定のための閾値Th1(907)よりもコントラストが低いため、低コントラストの被写体と判定される。
続いて、ステップS706のAF枠変更処理について、図11〜図13を用いて説明する。図11及び図12はAF枠の位置またはサイズを変更する例を示した図である。
まず、図11を用いて、AF枠の位置を変更する処理例を説明する。図11(A)は、あるシーンにおいて、ユーザーが指定したAF枠1103を示したシーンである。図11(B)は第1のAF枠と第2のAF枠を配置した内部設定状態である。図11(C)は、第1のAF枠を再セットした状態である。図11(D)は、第2のAF枠ごとに、評価値に応じて被写体の状態を判定した表である。
図11(A)は、合焦している被写体1101、非合焦の被写体1102及びユーザーが設定したAF枠1103が存在するシーンである。AF枠が小さいため、被写体1101のように、AF枠にコントラストの小さい被写体領域が入ってしまうことがある。この場合、AF枠内の焦点検出が有効ではなくなるため、一般的にはフォーカスレンズを至近側〜無限側まで駆動させて、合焦位置を探すサーチ動作に入る。この場合、映像には大きなボケが記録されてしまい、映像の品位が著しく低下する。
そこで、図11(B)のように、AF枠1103に第1のAF枠を配置し、その近傍を含む領域に第2のAF枠1104(C1〜C5)を配置する。第1のAF枠1103の焦点検出結果が有効ではない場合、第2のAF枠1104内の評価値を参照することで、ボケを防ぐことができる。
具体的には、第2のAF枠ごとに、図11(D)に示す合焦度およびコントラストを参照する。図11(D)では、図9で説明した簡易合焦度およびMMPに基づいて、合焦度とコントラストが判定されている。ここでは、第2のAF枠C3が合焦かつ低コントラストであることから、第1のAF枠1103は低コントラストの被写体を捕えてしまったことにより、一時的に焦点検出が有効でなくなったことが考えられる。
そこで、近傍の第2のAF枠に第1のAF枠を設定し、焦点検出結果を一時的に利用することで、合焦動作を継続させる。この場合、近傍の第2のAF枠C2のコントラストが高いという判定になっているため、図11(C)に示すように第1のAF枠をAF枠1105の位置に移動させる。この枠設定において、第1のAF枠1105の焦点検出結果と第1のAF枠1103の焦点検出結果が略同じである場合は、同一の被写体であると判断し、第1のAF枠1105を利用して合焦動作を継続させる。
一方で、ユーザーに通知するAF枠は、図11(A)のように、ユーザーが選択した第1のAF枠1103と対応する位置に表示制御する。これは、撮影中に表示されるAF枠が頻繁に変わることによるユーザーの混乱を防ぐ目的である。このように、本実施形態では、本来であれば焦点検出が不可能になってしまうシーンにおいても、焦点検出を維持することが可能になるため、焦点検出性能を向上させることができる。
続いて図12を用いて、AF枠のサイズを変更する処理例を説明する。図12(A)は、あるシーンにおいてユーザーが指定したAF枠1103を示したシーンである。図12(B)は、第1のAF枠と第2のAF枠を配置した内部設定状態である。図12(C)は、第1のAF枠を再セットした状態である。図12(D)は、第2のAF枠ごとに、評価値に応じて被写体の状態を判定した表である。
図12(A)は、合焦している被写体1201、非合焦の被写体1202及びユーザーが設定したAF枠1203が存在するシーンである。合焦している被写体から非合焦の被写体にパンニング動作などをした場合や、被写体の切り替えを行った場合、被写体1202のようなボケている被写体にAF枠が設定される場合がある。この場合、AF枠内の焦点検出が有効ではなくなるため、一般的にはフォーカスレンズを至近側〜無限側まで駆動させて、合焦位置を探すサーチ動作に入る。この場合、映像には大きなボケが記録されてしまい、映像の品位が著しく低下する。
そこで、図12(B)のように、AF枠1203に第1のAF枠を配置し、その近傍を含む領域に第2のAF枠1204(C1〜C5)を配置する。第1のAF枠1203の焦点検出結果が有効ではない場合、第2のAF枠1204内の評価値を参照することで、不要なボケを防ぐことができる。
具体的には、第2のAF枠ごとに、図12(D)に示す合焦度およびコントラストを参照する。第2のAF枠C3が非合焦かつ低コントラストであることから、第1のAF枠は非合焦の被写体を捕えてしまったことにより、一時的に焦点検出が有効でなくなったことが考えられる。
そこで、近傍の第2のAF枠に第1のAF枠を設定し、焦点検出結果を一時的に利用することで合焦動作を継続させる。この場合、近傍の第2のAF枠C1及びC5のコントラストが高いという判定になっているため、図12(C)では、第2のAF枠C1及びC5を含むように、第1のAF枠をAF枠1205の大きさまで拡大させる。非合焦の被写体に対しては、画がボケることにより第1のAF枠内の明確な特徴情報が少なくなる。そこで、第1のAF枠を広げることで、より多くの特徴情報が取得できることにより、合焦性能が向上する。
一方で、ユーザーに通知するAF枠は、図12(A)のように、第1のAF枠1203と対応する大きさに表示する。これは、撮影中に表示されるAF枠が頻繁に変わることによるユーザーの混乱を防ぐ目的である。このように、ボケの大きい被写体に対して、AF枠を2倍、3倍と増やす方法に対して、本実施形態では、AF枠をコントラスト情報に応じて適正なサイズに一度で拡大することが可能になる。これにより、焦点検出時間を短縮することが可能になる。
上記の流れをフローチャートにしたものが図13である。図13を用いて、AF枠変更処理の流れを説明する。なお、図13では、図11および図12と同じ符号を用いて説明するが、AF枠の数や位置はこれに限定されるものではない。
まず、ステップS1301では、カメラ制御部207は、第1のAF枠(1103または1203)が焦点検出可能かどうかの判定を行う。ここでは、例えばステップS805で算出された信頼性が所定のレベルより高いかどうかに基づいて判定を行うものとする。焦点検出が可能である場合は、第1のAF枠の変更は行わず処理を終了する。焦点検出が可能でない場合は、ステップS1302に遷移する。
ステップS1302では、カメラ制御部207は、第2のAF枠(C1〜C5)の被写体の状況を判定する。合焦状態の枠またはコントラストが高い枠がある場合はステップS1303に遷移し、いずれもない場合はS1309に遷移する。ステップS1309に進んだ場合は、非合焦状態であると判定し、後述する処理を行って終了する。
ステップS1303では、カメラ制御部207は、第1のAF枠と対応する位置に配置されている第2のAF(C3)の評価値に基づいて、合焦か低コントラストかの判定を行う。低コントラストである場合はステップS1304に遷移し、非合焦である場合はステップS1308に遷移する。なお、低コントラストかつ非合焦の場合はステップS1308に進むこととする。
ステップS1304に進んだ場合、図11のように低コントラスト(MMPが閾値より低い)の被写体であるため、一時的に第1のAF枠を他の枠に移動する必要がある。そのため、第2のAF枠(C1〜C5)の中から、コントラストの高い(MMPが閾値以上の)枠を選択し、当該選択された枠に対応する位置に第1のAF枠をセットする。なお、閾値よりコントラストの高い枠が複数ある場合は、最もコントラストの高い枠を選択したり、ユーザーに選択されたAF枠から最も近い位置にある枠を選択するなどの方法により、いずれかの枠を選択する。第1のAF枠を移動して設定すると、ステップS1305へ進む。
一方、ステップS1308に進んだ場合は、図12のように非合焦(ボケ)の被写体であるため、一時的に第1のAF枠を拡大する必要がある。そのため、第2のAF枠(C1〜C5)の中から、コントラストの高い(MMPが閾値以上の)枠を含むように第1のAF枠を拡大してセットする。なお、閾値よりコントラストの高い枠が複数ある場合は、最もコントラストの高い枠を含むように拡大してもよいし、閾値よりコントラストの高い枠を全て含むように拡大してもよい。第1のAF枠を拡大して設定すると、処理を終了する。
ステップS1305は、ステップS1304で設定されたAF枠において再度焦点検出を行う処理である。ここでは、ステップS703と同様に、図8で説明した撮像面位相差AFの焦点検出を行う。ステップS1305で焦点検出が完了すると、ステップS1306へ進む。
ステップS1306は、低コントラストの被写体のみ行うステップであり、カメラ制御部207は、ステップS1305で焦点検出した結果と、前回の焦点検出結果(第1のAF枠を移動する前の最新の焦点検出結果)との差分が所定値内かを判定する。これは、第1のAF枠を移動したことにより、違う被写体を捕えている可能性があるためである。前回と今回の焦点検出結果(デフォーカス量)の差分が所定値内(例えば、焦点深度以内)であれば、同一被写体と判定し処理を終了する。なお、所定値は撮影状況に応じて可変にしても構わない。同一被写体でないと判断された場合はステップS1307に遷移し、カメラ制御部207は、第1のAF枠を元の位置(ユーザーに指定された位置に基づく初期位置)に戻す処理を行う。なお、ステップS1304において閾値よりコントラストの高い第2の枠が複数ある場合は、当該複数の枠の中でステップS1304で設定しなかった第2のAF枠についてステップS1305以降の処理を行うようにしてもよい。
一方、S1309は、非合焦状態と判定された場合の処理である。ここでは、強制的にフォーカスレンズを至近側〜無限側に駆動させるサーチ動作を行ってもよいし、AF動作を停止させ表示部に非合焦であることを通知する処理を行ってもよい。以上が、AF枠の変更処理である。
続いて、ステップS707におけるAF枠キャンセル処理について、図14と図15を用いて説明する。
図15(A)は、移動した第1のAF枠と第2のAF枠を配置した内部設定状態である。図15(B)は、移動した第1のAF枠をキャンセルし、元の第1のAF枠の位置に戻した状態である。図15(C)は、第2のAF枠ごとに、評価値に応じて被写体の状態を判定した表である。
図15(A)は、合焦している被写体1501、非合焦の被写体1502、一時的にセットされた第1のAF枠1503、第2のAF枠(C1〜C5)1504、ユーザーが設定したAF枠1505が存在するシーンである。
一時的にセットされた第1のAF枠1503を元の位置に戻すために、図15(C)の第2のAF枠(C1〜C5)の評価値を確認する。ユーザーが設定したAF枠1505と対応する位置である、第2のAF枠(C3)のコントラストが高いと判定された場合、図15(B)のように、第1のAF枠をC3に対応するAF枠1406にセットし、再度焦点検出を行う。焦点検出を行った結果、第1のAF枠1503と第1のAF枠1506との焦点検出結果が閾値以内であった場合、同一被写体を捕えていると判断し、AF枠1506に第1のAF枠をセットする。そうでない場合は、第1のAF枠1503のまま、引き続き第1のAF枠をセットし合焦動作を継続させる。このように、第2のAF枠(C3)を監視することにより、一時的に設定している第1のAF枠をスムーズに元の位置に戻すことが可能になる。なお、一時的に設定している第1のAF枠のキャンセル方法として、第2のAF枠の状態変化だけでなく、一定時間が経過したらキャンセルすることにしても良い。
続いて、上記の制御を図14のフローチャートを用いて説明する。図14は、ステップS707におけるAF枠キャンセル処理の流れを示すフローチャートである。
まず、ステップS1401において、カメラ制御部207は、現在設定されている第1のAF枠(移動もしくは拡大された第1のAF枠)が合焦範囲内かの判定を行う。ここでは、ステップS703の撮像面位相差AF処理により得られたデフォーカス量に基づいて合焦範囲内か否かが判定される。合焦範囲内である場合はステップS1402に遷移し、合焦範囲内でない場合は現在の第1のAF枠のまま合焦動作を継続させる。
ステップS1402では、カメラ制御部207は、図13の変更処理による変更前の第1のAF枠に対応する、第2のAF枠(C3)の評価値(合焦度)を判定する。第2のAF枠(C3)が合焦であると判定された場合はステップS1403に遷移し、合焦でないと判定された場合は、現在の第1のAF枠のまま合焦動作を継続させる。
ステップS1403では、カメラ制御部207は、第1のAF枠を第2のAF枠(C3)に対応する位置およびサイズにセットする。換言すると、ユーザーにより指定されたAF枠の位置に第1のAF枠を戻す処理を行う。そして、ステップS1404では、カメラ制御部207は、ステップS1403で設定した第1のAF枠において再度焦点検出を行う。この処理は、図8で説明した撮像面位相差AFの焦点検出処理に相当する。
ステップS1405では、カメラ制御部207は、ステップS1404の焦点検出結果と前回の焦点検出結果(変更処理された第1のAF枠の焦点検出結果)が所定値内(例えば焦点深度以内)かどうかを判定する。所定値内であれば同一被写体であると判定し、処理を終了する。この場合、第1のAF枠は、ユーザーにより指定されたAF枠の位置に設定されている。一方、閾値以内でない場合はS1406に遷移し、第1のAF枠を変更処理された位置に戻す処理を行い、処理を終了する。なお、図12で説明したように第1のAF枠のサイズを変更した場合も、図14の処理を用いてAF枠のキャンセル処理(この場合は第1のAF枠のサイズを元に戻す処理)を行うことができる。この場合、ステップS1404〜S1406の処理を省略してもよい。
以上説明したように、本実施形態では、位相差AF結果が得られない(信頼性が低い)場合、周辺のコントラストAF枠における合焦状態やコントラスト状態に応じて、位相差AF枠の位置またはサイズを変更する。このような制御を行うことで、被写体の状態に応じて適切な焦点検出範囲を設定可能になり、より高精度な焦点検出を行うことが可能になる。
(他の実施形態)
本発明の目的は以下のようにしても達成できる。すなわち、前述した実施形態の機能を実現するための手順が記述されたソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システムまたは装置に供給する。そしてそのシステムまたは装置のコンピュータ(またはCPU、MPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行する。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体および制御プログラムは本発明を構成することになる。
本発明の目的は以下のようにしても達成できる。すなわち、前述した実施形態の機能を実現するための手順が記述されたソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システムまたは装置に供給する。そしてそのシステムまたは装置のコンピュータ(またはCPU、MPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行する。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体および制御プログラムは本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスクなどが挙げられる。また、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等も用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行可能とすることにより、前述した各実施形態の機能が実現される。さらに、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、以下の場合も含まれる。まず記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行う。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述したが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
20 カメラ本体
103 フォーカスレンズ
106 レンズ制御部
201 撮像素子
204 AF信号処理部
207 カメラ制御部
210 AF評価値生成部
103 フォーカスレンズ
106 レンズ制御部
201 撮像素子
204 AF信号処理部
207 カメラ制御部
210 AF評価値生成部
Claims (10)
- フォーカスレンズを含む撮影光学系を介して入射される光束を受光して光電変換する撮像素子と、
前記撮像素子で生成された一対の像信号の位相差に基づいてデフォーカス量を検出する第1の焦点検出手段と、
前記撮像素子で生成された撮像信号に基づいて焦点状態を検出する第2の焦点検出手段と、
前記第1の焦点検出手段が前記デフォーカス量を検出する前記撮像素子上の第1の範囲、及び前記第2の焦点検出手段が焦点状態を検出する前記撮像素子上の第2の範囲と第3の範囲を設定する設定手段と、
前記第1の範囲の位置またはサイズを変更する変更手段とを有し、
前記設定手段は、設定した前記第1の範囲に応じて、当該第1の範囲に対応する第1の位置に前記第2の範囲を設定するとともに、当該第1の位置の近傍において少なくとも一つの前記第3の範囲を設定し、
前記変更手段は、
前記設定手段により設定された前記第1の範囲における前記像信号の信頼性が所定のレベルよりも低い場合、当該第1の範囲に応じて設定された前記第2の範囲及び前記第3の範囲それぞれの焦点状態に応じて、前記第1の範囲の位置またはサイズを変更し、
前記第2の範囲の焦点状態に応じて、変更された前記第1の範囲の位置またはサイズを変更前の状態に戻すことを特徴とする自動焦点調節装置。 - 前記第2の焦点検出手段が検出する焦点状態として、被写体のコントラストが含まれることを特徴とする請求項1に記載の自動焦点調節装置。
- 前記設定手段により設定された前記第1の範囲における前記像信号の信頼性が前記所定のレベルよりも低く、当該第1の範囲に応じて設定された前記第2の範囲のコントラストが閾値よりも小さい場合、前記変更手段は、コントラストが前記閾値以上の前記第3の範囲の位置に基づいて、前記第1の範囲の位置を変更することを特徴とする請求項2に記載の自動焦点調節装置。
- 位置が変更される前の前記第1の範囲と変更された後の前記第1の範囲とのデフォーカス量の差分が所定値より大きい場合、前記変更手段は、前記第1の範囲の位置を変更前の状態に戻すことを特徴とする請求項3に記載の自動焦点調節装置。
- 前記第2の焦点検出手段が検出する焦点状態として、被写体の合焦度合いが含まれることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の自動焦点調節装置。
- 前記設定手段により設定された前記第1の範囲における前記像信号の信頼性が前記所定のレベルよりも低く、当該第1の範囲に応じて設定された前記第2の範囲の合焦度合いが合焦状態でない場合、前記変更手段は、コントラストが前記閾値以上の前記第3の範囲の位置に基づいて、前記第1の範囲のサイズを拡大することを特徴とする請求項5に記載の自動焦点調節装置。
- 前記変更手段により前記第1の範囲の位置またはサイズが変更された後で、前記第2の範囲の合焦度合いが合焦状態であって、位置またはサイズが変更された前記第1の範囲と変更前の状態に戻した前記第1の範囲とのデフォーカス量の差分が所定値内の場合、変更された前記第1の範囲の位置またはサイズを変更前の状態に戻すことを特徴とする請求項5または6に記載の自動焦点調節装置。
- 前記第1の焦点検出手段によって検出されたデフォーカス量に基づいて、前記フォーカスレンズの駆動を制御するフォーカス制御手段を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の自動焦点調節装置。
- 表示部材に対して、前記第1の範囲に基づいて焦点調節する範囲を示す表示を行うよう制御する表示制御手段を有し、
前記表示制御手段は、前記変更手段により前記第1の範囲の位置またはサイズが変更された場合でも、当該変更に伴って前記焦点調節する範囲を示す表示を変更しないことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の自動焦点調節装置。 - 自動焦点調節装置の制御方法であって、
フォーカスレンズを含む撮影光学系を介して入射される光束を受光して光電変換する撮像素子で生成された一対の像信号の位相差に基づいてデフォーカス量を検出する第1の焦点検出ステップと、
前記撮像素子で生成された撮像信号に基づいて焦点状態を検出する第2の焦点検出ステップと、
前記第1の焦点検出ステップにおいて前記デフォーカス量を検出する前記撮像素子上の第1の範囲、及び前記第2の焦点検出ステップにおいて焦点状態を検出する前記撮像素子上の第2の範囲と第3の範囲を設定する設定ステップと、
前記第1の範囲の位置またはサイズを変更する変更ステップとを有し、
前記設定ステップにおいて、設定した前記第1の範囲に応じて、当該第1の範囲に対応する第1の位置に前記第2の範囲を設定するとともに、当該第1の位置の近傍において少なくとも一つの前記第3の範囲を設定し、
前記変更ステップにおいて、
前記設定ステップにより設定された前記第1の範囲における前記像信号の信頼性が所定のレベルよりも低い場合、当該第1の範囲に応じて設定された前記第2の範囲及び前記第3の範囲それぞれの焦点状態に応じて、前記第1の範囲の位置またはサイズを変更し、
前記第2の範囲の焦点状態に応じて、変更された前記第1の範囲の位置またはサイズを変更前の状態に戻すことを特徴とする自動焦点調節装置の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015034479A JP2016156950A (ja) | 2015-02-24 | 2015-02-24 | 自動焦点調節装置およびその制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015034479A JP2016156950A (ja) | 2015-02-24 | 2015-02-24 | 自動焦点調節装置およびその制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016156950A true JP2016156950A (ja) | 2016-09-01 |
Family
ID=56826023
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015034479A Pending JP2016156950A (ja) | 2015-02-24 | 2015-02-24 | 自動焦点調節装置およびその制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016156950A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019066542A (ja) * | 2017-09-28 | 2019-04-25 | キヤノン株式会社 | 撮像装置及びその制御方法 |
GB2586980A (en) * | 2019-09-10 | 2021-03-17 | Apical Ltd | Contrast-based autofocus |
US11054624B2 (en) | 2017-01-05 | 2021-07-06 | Illumina, Inc. | Predictive focus tracking apparatus and methods |
-
2015
- 2015-02-24 JP JP2015034479A patent/JP2016156950A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11054624B2 (en) | 2017-01-05 | 2021-07-06 | Illumina, Inc. | Predictive focus tracking apparatus and methods |
JP2019066542A (ja) * | 2017-09-28 | 2019-04-25 | キヤノン株式会社 | 撮像装置及びその制御方法 |
GB2586980A (en) * | 2019-09-10 | 2021-03-17 | Apical Ltd | Contrast-based autofocus |
US11533423B2 (en) | 2019-09-10 | 2022-12-20 | Arm Limited | Contrast-based autofocus |
GB2586980B (en) * | 2019-09-10 | 2023-02-15 | Advanced Risc Mach Ltd | Contrast-based autofocus |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10264173B2 (en) | Image capturing apparatus and control method thereof, and storage medium | |
US9723208B2 (en) | Image processing apparatus, method for controlling the same, and storage medium | |
US9338344B2 (en) | Focusing apparatus and method for controlling the same, and image pickup apparatus | |
US10638033B2 (en) | Focus control apparatus, focus control method and storage medium | |
US9848117B2 (en) | Focus control apparatus, method therefor, and storage medium | |
US9742980B2 (en) | Focus control apparatus and control method therefor | |
US9794467B2 (en) | Focus adjustment apparatus, method for controlling focus adjustment apparatus, and storage medium | |
JP6351234B2 (ja) | 自動焦点調節装置、自動焦点調節装置の制御方法、自動焦点調節装置の制御プログラムおよび記憶媒体 | |
US10542202B2 (en) | Control apparatus that performs focusing by imaging-plane phase difference AF, image capturing apparatus, control method, and non-transitory computer-readable storage medium | |
JP6139960B2 (ja) | 撮像装置およびその制御方法 | |
JP6300670B2 (ja) | 焦点調節装置、焦点調節方法およびプログラム、並びに撮像装置 | |
JP2019121860A (ja) | 画像処理装置及びその制御方法 | |
JP6833405B2 (ja) | 焦点検出装置、焦点調節装置、撮像装置及び焦点検出方法 | |
JP6087714B2 (ja) | 撮像装置およびその制御方法 | |
JP2016156950A (ja) | 自動焦点調節装置およびその制御方法 | |
JP6220144B2 (ja) | 焦点調節装置およびその制御方法 | |
JP6122330B2 (ja) | 撮像装置およびその制御方法 | |
JP2016142999A (ja) | 撮像装置及びその制御方法 | |
US10747089B2 (en) | Imaging apparatus and control method of the same | |
JP6305017B2 (ja) | フォーカス制御装置、およびその制御方法 | |
JP6238547B2 (ja) | 焦点調節装置およびその制御方法 | |
JP2020181147A (ja) | 焦点調整装置、撮像装置、焦点調整方法、およびプログラム | |
JP6305016B2 (ja) | フォーカス制御装置、フォーカス制御装置の制御方法及び撮像装置 | |
JP7179509B2 (ja) | 撮像装置及び撮像装置の制御方法 | |
JP7023673B2 (ja) | 焦点調節装置、焦点調節方法、及び撮像装置 |