JP2018031328A - ポンプシステム及びその運転方法並びに発電プラント - Google Patents

ポンプシステム及びその運転方法並びに発電プラント Download PDF

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Abstract

【課題】流量を適切に管理可能なポンプシステムを提供する。【解決手段】流体を流すための流体ラインと、流体ラインに設けられた圧力損失機器と、流体ラインにおける圧力損失機器の下流側に設けられ、圧力損失機器における圧力損失の少なくとも一部が補償されるよう流体を昇圧するように構成された少なくとも一つのブースターポンプと、流体ラインにおける圧力損失機器の上流側で流体ラインから分岐してブースターポンプの下流側で流体ラインに合流するバイパスラインと、バイパスラインに設けられ、手動又は駆動源により開閉するよう構成されたバイパス弁と、バイパスラインにバイパス弁と直列に設けられ、前後差圧で開閉するように構成された逆止弁と、を備える。【選択図】 図3

Description

本開示は、ポンプシステム及びその運転方法並びに発電プラントに関する。
例えば火力や原子力等の発電プラントの復水系統設備等には、ボイラや蒸気発生装置への給水の水質を改善するために、除鉄装置や脱塩装置等、これら装置を復水が通過すると復水の圧力損失が生じる機器(以下、圧力損失機器という)が設けられることがある。また、かかる圧力損失機器による圧力損失を補償するためにブースターポンプが設けられることがある。
特許文献1には、発電プラントの復水系統設備に関し、除鉄装置とブースターポンプとが直列に設けられ、除鉄装置とブースターポンプとをバイパスするバイパスラインが設けられたポンプシステムが開示されている。
かかる構成では、除鉄装置を使用しない時には、バイパスラインに設けられたバイパス弁を全開としてバイパスラインを経由して水を送ることができるため、除鉄装置の補修や点検がプラントの運転中にも可能となる。
特開2001‐296061号公報
特許文献1に記載の構成においてブースターポンプに故障等が生じた場合、バイパス弁を手動又は駆動源により全開して使用流路をバイパスラインに切り替える必要が生じる。この場合、バイパス弁を全開にするまでのバイパス弁の動作中において、当該システムの流量が変動するため、プラントの運転に影響を与える可能性がある。
また、圧力損失機器及びブースターポンプの稼働中において、バイパス弁が何らかの原因で誤って開いてしまった場合、ブースターポンプによって昇圧された流体がバイパスラインに逆流することで、ブースターポンプの流量が定格流量を超える過流量状態が生じる恐れがある。ブースターポンプの過流量状態が生じると、ブースターポンプの下流側の機器にキャビテーションに起因する損傷が生じる恐れがあり、プラントの運転に影響を与える可能性がある。
本発明は、上述したような従来の課題に鑑みなされたものであって、その目的とするところは、流量を適切に管理可能なポンプシステム及びその運転方法並びに発電プラントを提供することである。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係るポンプシステムは、流体を流すための流体ラインと、前記流体ラインに設けられた圧力損失機器と、前記流体ラインにおける前記圧力損失機器の下流側に設けられ、前記圧力損失機器における圧力損失の少なくとも一部が補償されるよう前記流体を昇圧するように構成された少なくとも一つのブースターポンプと、前記流体ラインにおける前記圧力損失機器の上流側で前記流体ラインから分岐して前記ブースターポンプの下流側で前記流体ラインに合流するバイパスラインと、前記バイパスラインに設けられ、手動又は駆動源により開閉するよう構成されたバイパス弁と、前記バイパスラインに前記バイパス弁と直列に設けられ、前後差圧で開閉するように構成された逆止弁と、を備える。
上記(1)に記載のポンプシステムによれば、ブースターポンプの運転状態によらずにバイパス弁を常に開状態としておくことにより、ブースターポンプの運転中には、ブースターポンプによって昇圧された流体の圧力を利用して、前後差圧で開閉する逆止弁を閉状態に維持することができる。また、ブースターポンプがトリップすると(故障等により運転を停止すると)、ブースターポンプによる流体の昇圧が行われなくなるため、逆止弁が前後差圧の変化により速やかに開状態に切り替わる。
このため、バイパス弁を手動で開閉操作することよって上記二つのラインを切り替える場合と比較して、運転操作員の操作負担を軽減することができる。また、逆止弁の前後差圧によって逆止弁を速やかに閉状態とすることができるため、流量変動を抑制し、流量を適切に管理することができる。
また、上記流体ラインとバイパスラインとの切り替えにバイパス弁の開閉操作が不要であるため、運転操作員によるバイパス弁の誤操作が生じなくなる。このため、当該ポンプシステム及びそれを利用するプラント等の信頼性を向上させるととともに、逆止弁によりブースターポンプの過流量状態によるバイパスラインへの逆流の発生を抑制して流量を適切に管理することができる。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)に記載のポンプシステムにおいて、前記逆止弁は、前記バイパスラインにおける前記バイパス弁の下流側に設けられる。
上記(2)に記載のポンプシステムによれば、バイパスラインにおけるバイパス弁の上流側に逆止弁が設けられる場合と比較して、逆止弁の下流側の圧力(ブースターポンプによって昇圧された流体の圧力)に対してバイパス弁の流路断面積等が直接的な影響を与えないため、逆止弁の開閉動作の信頼性を高めることができる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(1)又は(2)に記載のポンプシステムにおいて、前記圧力損失機器は、復水器で凝縮した復水を脱塩する復水脱塩装置を含む。
上記(3)に記載のポンプシステムによれば、復水脱塩装置で生じた圧力損失の少なくとも一部を補償するためのブースターポンプが設けられたポンプシステムにおいて、上記(1)に記載のように流量を適切に管理することができる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(3)の何れか1項に記載のポンプシステムにおいて、前記流体ラインは、前記圧力損失機器の下流側に並列に設けられた複数の流路を含み、前記少なくとも一つのブースターポンプは、前記複数の流路にそれぞれ設けられた複数のブースターポンプを含む。
上記(4)に記載のポンプシステムによれば、複数のブースターポンプのうち1つ又は2つ以上が故障等により停止した場合であっても、逆止弁が前後差圧によって開くことにより、使用するラインが速やかにバイパスラインに切り替わるため、流量の変動を抑制することができ、プラント運転への影響を低減することができる。
(5)本発明の少なくとも一実施形態に係るポンプシステムは、並列に設けられた流体を流すための複数の流路と、前記複数の流路にそれぞれ設けられた複数のブースターポンプと、前記複数のブースターポンプのうち1台のブースターポンプが単独で運転することに起因する、当該1台のブースターポンプの流量が定格流量を超える過流量状態の発生を抑制するよう構成された制御装置と、を備える。
上記(5)に記載のポンプシステムによれば、1台のブースターポンプが単独で運転することに起因する当該ブースターポンプの過流量状態の発生を制御装置によって抑制することにより、ブースターポンプの下流側の機器がキャビテーションに起因して損傷することを抑制することができる。
(6)幾つかの実施形態では、上記(5)に記載のポンプシステムにおいて、前記制御装置は、当該ポンプシステムが設けられるプラントにおける少なくとも高負荷帯において、前記複数のブースターポンプのうち1台が単独で運転しないように前記複数のブースターポンプを制御可能に構成される。
上記(6)に記載のポンプシステムによれば、ブースターポンプの過流量状態が生じやすい高負荷帯においてブースターポンプの単独運転を回避することができるため、キャビテーションに起因する機器の損傷を効果的に抑制することができる。
(7)幾つかの実施形態では、上記(6)に記載のポンプシステムにおいて、前記制御装置は、前記複数のブースターポンプを一括的に起動又は停止させるための一括操作信号に基づいて、前記複数のブースターポンプを一括的に起動又は停止させるように構成された一括操作制御部を含む。
上記(7)に記載のポンプシステムによれば、一括操作制御部によって、複数のブースターポンプを一括的に同時に起動又は停止させることにより、ブースターポンプの過流量状態の発生を抑制するとともに、運転操作員の操作負担軽減を図ることができる。
(8)幾つかの実施形態では、上記(6)又は(7)に記載のポンプシステムにおいて、前記制御装置は、前記プラントにおける少なくとも高負荷帯において、前記複数のブースターポンプを個別に起動又は停止させる操作を禁止するよう構成された個別操作禁止制御部を含む。
上記(8)に記載のポンプシステムによれば、ブースターポンプを個別に起動又は停止させる操作を高負荷帯において禁止することにより、運転操作員の誤操作に起因するブースターポンプの過流量状態の発生を抑制することができる。
(9)幾つかの実施形態では、上記(5)乃至(8)の何れか1項に記載のポンプシステムにおいて、前記制御装置は、前記プラントにおける少なくとも高負荷帯において、前記複数のブースターポンプが運転しているときに、前記複数のブースターポンプのうち1台のブースターポンプが停止した場合に、残りのブースターポンプを自動停止させるよう構成された自動停止制御部を含む。
上記(9)に記載のポンプシステムによれば、複数のブースターポンプの運転中に1台が停止した場合に、残りのブースターポンプの過流量状態の発生を抑制するとともに、運転操作員の負担軽減を図ることができる。
(10)幾つかの実施形態では、上記(9)に記載のポンプシステムにおいて、前記自動停止制御部は、前記複数のブースターポンプのうち1台のブースターポンプがトリップしたことを示すトリップ信号に基づいて、残りのブースターポンプを自動停止させるよう構成される。
上記(10)に記載のポンプシステムによれば、複数のブースターポンプの運転中に1台が停止した場合に、トリップ信号に基づいて速やかに残りのブースターポンプを停止させることができるため、残りのブースターポンプの過流量状態の発生を抑制するとともに、運転操作員の負担軽減を図ることができる。
(11)幾つかの実施形態では、上記(9)又は(10)に記載のポンプシステムにおいて、前記自動停止制御部は、前記複数のブースターポンプのうち1台のブースターポンプが手動操作により緊急停止したことを示す緊急停止信号に基づいて、残りのブースターポンプを自動停止させるよう構成される。
上記(11)に記載のポンプシステムによれば、複数のブースターポンプの運転中に1台が停止した場合に、緊急停止信号に基づいて速やかに残りのブースターポンプを停止させることができるため、残りのブースターポンプの過流量状態の発生を抑制するとともに、運転操作員の負担軽減を図ることができる。
(12)幾つかの実施形態では、上記(9)乃至(11)の何れか1項に記載のポンプシステムにおいて、前記自動停止制御部は、前記複数のブースターポンプのうち1台のブースターポンプが当該1台のブースターポンプの電源電圧が基準電圧を下回ったことを示す電源電圧低下信号に基づいて、残りのブースターポンプを自動停止させるよう構成される。
上記(12)に記載のポンプシステムによれば、複数のブースターポンプの運転中に1台が停止した場合に、電源電圧低下信号に基づいて速やかに残りのブースターポンプを停止させることができるため、残りのブースターポンプの過流量状態の発生を抑制するとともに、運転操作員の負担軽減を図ることができる。
(13)幾つかの実施形態では、上記(9)乃至(12)の何れか1項に記載のポンプシステムにおいて、前記自動停止制御部は、前記複数のブースターポンプのうち1台のブースターポンプが停止したことを示すポンプ停止信号に基づいて、残りのブースターポンプを自動停止させるよう構成される。
上記(13)に記載のポンプシステムによれば、複数のブースターポンプの運転中に1台が停止した場合に、ポンプ停止信号に基づいて速やかに残りのブースターポンプを停止させることができるため、残りのブースターポンプの過流量状態の発生を抑制するとともに、運転操作員の負担軽減を図ることができる。
(14)本発明の少なくとも一実施形態に係る発電プラントは、上記(1)乃至(13)の何れか1項に記載のポンプシステムを備える。
上記(14)に記載の発電プラントによれば、上記(1)乃至(13)の何れか1項に記載のポンプシステムを備えることにより、ポンプシステムの流量を適切に管理することができ、発電プラントを安定的に運転することができる。
(15)本発明の少なくとも一実施形態に係るポンプシステムの運転方法において、前記ポンプシステムは、流体を流すための流体ラインと、前記流体ラインに設けられた圧力損失機器と、前記流体ラインにおける前記圧力損失機器の下流側に設けられ、前記圧力損失機器における圧力損失の少なくとも一部が補償されるよう前記流体を昇圧するように構成された少なくとも一つのブースターポンプと、前記流体ラインにおける前記圧力損失機器の上流側で前記流体ラインから分岐して前記ブースターポンプの下流側で前記流体ラインに合流するバイパスラインと、前記バイパスラインに設けられ、バイパス弁と、前記バイパスラインに前記バイパス弁と直列に設けられ、前後差圧で開閉するように構成された逆止弁と、を備え、前記運転方法は、前記バイパス弁を開いた状態で、前記ブースターポンプを稼働するポンプ稼働ステップを備える。
上記(15)に記載のポンプシステムの運転方法によれば、ポンプ稼働ステップにおいてバイパス弁を開いた状態でブースターポンプを稼働することにより、ブースターポンプの稼働中には、ブースターポンプによって昇圧された流体の圧力を利用して、前後差圧で開閉する逆止弁を閉状態に維持することができる。また、ブースターポンプが故障等により運転を停止すると、ブースターポンプによる流体の昇圧が行われなくなるため、逆止弁が前後差圧の変化により開状態に切り替わる。
このため、バイパス弁を手動で開閉操作することよって上記二つのラインを切り替える場合と比較して、運転操作員の操作負担を軽減することができる。また、逆止弁の前後差圧によって逆止弁を速やかに閉状態とすることができるため、流量変動を抑制し、流量を適切に管理することができる。
また、上記のようにバイパス弁の開閉切り替え操作が不要であるため、バイパス弁の誤操作が生じなくなる。このため、当該ポンプシステム及びそれを利用するプラント等の信頼性を向上させるととともに、逆止弁によりブースターポンプの過流量状態によるバイパスラインへの逆流の発生を抑制して流量を適切に管理することができる。
(16)幾つかの実施形態では、上記(15)に記載のポンプシステムの運転方法において、前記逆止弁にリークが生じているときに前記バイパス弁を閉じるバイパス弁全閉ステップを更に備える。
上記(16)に記載のポンプシステムの運転方法によれば、逆止弁にリークが生じた場合にバイパス弁を閉じることにより、ブースターポンプからバイパスラインへの逆流を抑制する効果を高め、ブースターポンプの過流量状態の発生を効果的に抑制して流量を適切に管理することができる。
(17)本発明の少なくとも一実施形態に係るポンプシステムの運転方法において、前記ポンプシステムは、並列に設けられた流体を流すための複数の流路と、前記複数の流路にそれぞれ設けられた複数のブースターポンプと、を備え、前記運転方法は、前記複数のブースターポンプのうち1台のブースターポンプが単独で運転することに起因する、当該1台のブースターポンプの流量が定格流量を超える過流量状態の発生を抑制する過流量抑制ステップを備える。
上記(17)に記載のポンプシステムによれば、1台のブースターポンプが単独で運転することに起因する当該ブースターポンプの過流量状態の発生を過流量抑制ステップで抑制することにより、ブースターポンプの下流側の機器がキャビテーションに起因して損傷することを抑制することができる。
本発明の少なくとも一つの実施形態によれば、流量を適切に管理可能なポンプシステム及びその運転方法並びに発電プラントが提供される。
本発明の一実施形態に係る原子力発電プラント100の概略構成を示す図である。 原子力発電プラント100の起動時から停止時までの期間における脱塩装置の使用時期について説明するための図である。 一実施形態に係るポンプシステム16の詳細構成を示す図であり、復水脱塩装置30を使用しない場合(原子力発電プラント100の通常運転時等)の各弁の開閉状態を示している。 一実施形態に係るポンプシステム16の詳細構成を示す図であり、復水脱塩装置30を使用する場合(原子力発電プラント100の起動時、停止時、及び海水漏洩による水質悪化時等)の各弁の開閉状態を示している。 逆止弁が設けられていない比較形態に係るポンプシステム016の詳細構成を示す図であり、復水脱塩装置30を使用しない場合(原子力発電プラント100の通常運転時等)の各弁の開閉状態を示している。 逆止弁が設けられていない比較形態に係るポンプシステム016の詳細構成を示す図であり、復水脱塩装置30を使用する場合(原子力発電プラント100の起動時、停止時、及び海水漏洩による水質悪化時等)の各弁の開閉状態を示している。 複数の復水ブースターポンプ32のうち1台の復水ブースターポンプ32がトリップした状態を示す図である。 複数の復水ブースターポンプ32のうち2台の復水ブースターポンプ32がトリップした状態を示す図である。 一実施形態に係るポンプシステム16の詳細構成を示す図である。 一実施形態に係る運転操作員の作業手順と制御装置46の制御フローの一例を示す図である。 一実施形態に係るタッチパネル48の画面の一例を示す図である。 一実施形態に係る制御装置46の制御フローの一例を示す図である。 一括操作制御部52による一括操作制御フローの一例を示す図である。 タッチパネル48における一括制御フローに係る画面の一例を示す図である。 個別操作禁止制御部54による誤操作防止制御フローの一例を示す図である。 タッチパネル48における誤操作防止フローに係る画面の一例を示す図である。 自動停止制御部によるインターロック制御フローの一例を示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
図1は、本発明の一実施形態に係る原子力発電プラント100の概略構成を示す図である。
図1に示す原子力発電プラント100は、蒸気発生器2、高圧タービン4、湿分分離加熱器6、低圧タービン8、復水器10、複数の復水ポンプ12、グランド蒸気コンデンサ14、ポンプシステム16、弁18、低圧給水加熱器20、脱気器22、複数の給水ポンプ24及び高圧給水加熱器26を備える。
蒸気発生器2は、不図示の原子炉からの熱を利用して蒸気を発生させる。蒸気発生器2により発生した蒸気は、高圧タービン4、湿分分離加熱器6及び低圧タービン8を順に通って高圧タービン4及び低圧タービン8を駆動する。高圧タービン4及び低圧タービン8は不図示の発電機に連結されており、高圧タービン4及び低圧タービン8の回転に伴って発電機による発電が行われる。
低圧タービン8を通過した蒸気は、復水器10にて海水と熱交換を行って凝縮し、復水となって復水器10内に一時貯蔵される。復水器10に一時貯蔵された復水は、並列に設けられた複数の復水ポンプ12により昇圧され、グランド蒸気コンデンサ14を通ってポンプシステム16に供給される。
ポンプシステム16は、復水脱塩ライン28(流体ライン)、復水脱塩装置30(圧力損失機器)、複数の復水ブースターポンプ32、バイパスライン34、バイパス弁36及び逆止弁38を含む。
復水脱塩装置30は、復水脱塩ライン28に設けられ、復水器10で凝縮した凝縮水(復水)を脱塩するよう構成されている。復水脱塩装置30では、例えばイオン交換樹脂によって復水の脱塩が行われる。
復水脱塩ライン28は、復水脱塩装置30の下流側に並列に設けられた複数の流路40を含み、複数の復水ブースターポンプ32は、複数の流路40にそれぞれ設けられている。図示する例示的形態では、並列に設けられた二つの流路40に二つの復水ブースターポンプ32がそれぞれ設けられている。
複数の復水ブースターポンプ32は、復水脱塩装置30における圧力損失の少なくとも一部が補償されるように復水を昇圧するように構成されている。
バイパスライン34は、復水脱塩ライン28における復水脱塩装置30の上流側で復水脱塩ライン28から分岐して復水ブースターポンプ32の下流側で復水脱塩ライン28に合流するように構成されている。すなわち、バイパスライン34は、復水脱塩装置30と復水ブースターポンプ32をバイパスするように構成されている。
バイパス弁36は、バイパスライン34に設けられており、手動又はモータ等の駆動源により、バイパス弁36の前後差圧がなくとも任意のタイミングで開閉できるように構成されている。
逆止弁38は、バイパスライン34におけるバイパス弁36の下流側にバイパス弁36と直列に設けられており、前後差圧(逆止弁38における不図示の弁体の上流側と下流側の差圧)で開閉するように構成されている。具体的には、逆止弁38は、逆止弁38の上流側(復水流れ方向における復水器10側)から下流側(復水流れ方向における低圧給水加熱器20側)への順方向への流れのみを許容し、逆方向への流れを許容しないように構成されている。
ポンプシステム16を通過した復水は、弁18を通って低圧給水加熱器20で加熱された後、脱気器22へ流入する。脱気器22にて加熱脱気された復水は、並列に設けられた複数の給水ポンプ24により昇圧され、高圧給水加熱器26で加熱された後、蒸気発生器2へ給水される。
ここで、図1及び図2を用いて、原子力発電プラント100の起動時から停止時までの期間における復水脱塩装置30の使用時期について説明する。
図2に示すように、原子力発電プラント100の起動時、停止時及び海水漏洩による水質悪化時には、バイパスライン34は使用せずに水質改善のために復水脱塩装置30を使用する。一方、原子力発電プラント100の通常運転時(水質悪化時を除く。)には、復水脱塩装置30を使用せずにバイパスライン34を使用する。また、図1に示すポンプシステム16は、並列に設けられた同一構成の2台の復水ブースターポンプ32を含むため、原子力発電プラント100における負荷50%以上の高負荷帯(図2参照)では、復水ブースターポンプ32に流量が定格流量を超える過流量状態が生じないように、2台の復水ブースターポンプ32を両方とも稼働する。
なお、原子力発電プラント100の起動時及び停止時に復水脱塩装置30を使用する理由は、一般に、発電プラントの起動時及び停止時には、長期間通水していない系統を通って復水器に流入する水が存在するからである。このため、上記のように、原子力発電プラント100の起動時、停止時及び海水漏洩による水質悪化時に、水質改善のために復水脱塩装置30が使用される。
図3及び図4は、ポンプシステム16の詳細構成の一例を示す図である。図3は、復水脱塩装置30を使用しない場合(原子力発電プラント100の通常運転時等)の各弁の開閉状態を示しており、図4は、復水脱塩装置30を使用する場合(原子力発電プラント100の起動時、停止時、及び海水漏洩による水質悪化時等)の各弁の開閉状態を示している。図3及び図4において、白抜きの二つの三角形を含む記号は開状態の弁であることを示しており、黒塗りの二つの三角形を含む記号は閉状態の弁であることを示している。なお、図3及び図4に示す形態では、復水脱塩ライン28における復水脱塩装置30の上流側には、脱塩装置入口弁42が設けられており、複数の流路40における複数の復水ブースターポンプ32の下流側には、複数のポンプ出口弁44がそれぞれ設けられている。
図3に示すように、原子力発電プラント100の通常運転時には、復水脱塩ライン28を使用せずにバイパスライン34を使用するため、復水ブースターポンプ32は停止しており、ポンプ出口弁44は閉状態としている。なお、脱塩装置入口弁42及びバイパス弁36は復水脱塩装置30の使用の有無に関わらず開いている。復水ブースターポンプ32の停止中には逆止弁38の下流側と上流側との圧力差がないため、逆止弁38が復水流れによって開状態に維持される。このため、復水ブースターポンプ32の停止中には、復水器10からポンプシステム16に供給される復水の全量が、バイパスライン34を通って低圧給水加熱器20へ供給される。
一方、図4に示すように、原子力発電プラント100の起動時、停止時及び海水漏洩による水質悪化時には、バイパスライン34は使用せずに水質改善のために復水脱塩ライン28を使用するため、復水ブースターポンプ32を駆動するとともにポンプ出口弁44を全開としている。復水ブースターポンプ32の運転中には、復水ブースターポンプ32によって復水が昇圧されて逆止弁38の下流側の圧力が逆止弁38の上流側の圧力よりも十分に大きくなるため、逆止弁38の前後差圧により逆止弁38を閉状態に維持することができる。このため、復水ブースターポンプ32の運転中には、復水器10からポンプシステム16に供給される復水の全量が、復水脱塩ライン28を通って低圧給水加熱器20へ供給される。
図3及び図4に示すポンプシステム16によれば、復水ブースターポンプ32の運転状態によらずにバイパス弁36を常に開状態としておくことにより、復水ブースターポンプ32の運転中には、復水ブースターポンプ32によって昇圧された流体の圧力を利用して、前後差圧で開閉する逆止弁38を閉状態に維持することができる。また、復水ブースターポンプ32の運転を停止すると、復水ブースターポンプ32による流体の昇圧が行われなくなって逆止弁38の前後差圧がなくなるため、逆止弁38が開状態に切り替わる。
このため、逆止弁38が設けられていない場合(図5及び図6に示すように、バイパス弁36を手動又は駆動源により開閉操作することによって上記二つのライン28,34を切り替える場合)と比較して、運転操作員の操作負担を軽減することができる。また、逆止弁38の前後差圧によって逆止弁38を速やかに閉状態とすることができるため、二つのライン28,34の切り替え時における流量変動を抑制し、流量を適切に管理することができる。
例えば、図7に示すように、複数の復水ブースターポンプ32のうち1台の復水ブースターポンプ32がトリップした場合、残りの復水ブースターポンプ32を速やかに停止させれば、復水ブースターポンプ32の吐出圧力によって閉じられていた逆止弁38が開くことにより、速やかに使用ラインがバイパスライン34に切り替わり、復水流量の変動を抑制することができる。また、図8に示すように、複数の復水ブースターポンプ32の全てが同時にトリップした場合においても、復水ブースターポンプ32の吐出圧力によって閉じられていた逆止弁38が開くことにより、速やかに使用ラインがバイパスライン34に切り替わり、復水流量の変動を抑制することができる。このため、原子力発電プラント100を安定的に運転することができる。
また、上記復水脱塩ラインとバイパスライン34との切り替えにバイパス弁36の開閉操作が不要であるため、運転操作員によるバイパス弁36の誤操作が生じなくなる。このため、当該ポンプシステム16及びそれを利用する原子力発電プラント100の信頼性を向上させるととともに、逆止弁38により復水ブースターポンプ32の過流量状態によるバイパスライン34への逆流の発生を抑制して流量を適切に管理することができる。
なお、一実施形態では、逆止弁38にリークが生じているときにはバイパス弁36を閉じてもよい。これにより、復水ブースターポンプ32からバイパスライン34への逆流を抑制し、復水ブースターポンプ32の過流量状態の発生を抑制することができる。
一実施形態では、図9に示すように、ポンプシステム16は、復水ブースターポンプ32を制御可能に構成された制御装置46と、運転操作員によって復水ブースターポンプ32の操作を行うためのタッチパネル48(操作部)と、低圧タービン8(図1参照)の入口蒸気圧を計測するための蒸気圧センサー49とを備えていてもよい。図示する制御装置46は、入力インターフェース50、一括操作制御部52、個別操作禁止制御部54、自動停止制御部56及び出力インターフェース58を含む。
図10は、一実施形態に係る運転操作員の作業手順と制御装置46の制御フローの一例を示す図である。図11は、一実施形態に係るタッチパネル48の画面の一例を示す図である。
図11に示すように、タッチパネル48には、ポンプシステム16における各復水ブースターポンプ32に対応するアイコンP1,P2及び各ポンプ出口弁44に対応するアイコンV1,V2が表示されている。
図10に示すように、まず、S11で運転操作員が原子力発電プラント100の運転状況を判断する。具体的には、原子力発電プラント100の起動時、停止時、又は水質悪化時の何れかに該当するかを判断する。
S11で、原子力発電プラント100の起動時、停止時、又は水質悪化時の何れかに該当すると判断した場合には、S12で、運転操作員が図11に示すタッチパネル48におけるアイコンP1及びP2にタッチし、各アイコンに対応して表示された通常指令メニューMp1及びMp2から「ON」をそれぞれ選択する。これにより、S13で制御装置46が各復水ブースターポンプ32を起動し、S14で制御装置46が各ポンプ出口弁44を全開とする。
S11で、原子力発電プラント100の通常運転時であると運転操作員が判断した場合には、S15で、運転操作員が図11に示すタッチパネル48におけるアイコンP1及びP2にタッチし、各アイコンに対応して表示された通常指令メニューMp1及びMp2から「OFF」をそれぞれ選択する。これにより、S16で制御装置46が各ポンプ出口弁44を全閉し、S17で制御装置46が各復水ブースターポンプ32を停止する。
図12は、一実施形態に係る制御装置46の制御フローの一例を示す図である。制御装置46は、複数の復水ブースターポンプ32のうち1台の復水ブースターポンプ32が単独で運転することに起因する、当該1台の復水ブースターポンプ32の流量が定格流量を超える過流量状態の発生を抑制するよう構成されている。制御装置46は、以下で詳述するように、S21で一括操作制御部52により一括操作制御を行い、S22で個別操作禁止制御部54により誤操作防止制御を行い、S23で自動停止制御部56によりインターロック制御を行う。ただし、各制御の順序は特に限定されるものではなく、S21〜S23の各制御を独立して行うことも可能である。以下、各制御の内容について説明する。
図13は、一括操作制御部52による一括操作制御フローの一例を示す図である。図14は、タッチパネル48における一括制御フローに係る画面の一例を示す図である。
図13に示すように、まずS31で図14に示す画面における「ALL」ボタンが押されたか否かを判定する。
S31で「ALL」ボタンが押された場合には、S32で、図14に示す画面の一括指令メニューMp3における「ALL START」ボタンが押されたか否かを判定する。一実施形態では、「ALL START」ボタンが押されると、複数の復水ブースターポンプ32を一括的に同時に起動させるための一括操作信号がタッチパネル48から制御装置46の入力インターフェース50に入力され、当該一括操作信号に基づいて「ALL START」ボタンが押されたと判定される。一方、「ALL STOP」ボタンが押されると、複数の復水ブースターポンプ32を一括的に同時に停止させるための一括操作信号がタッチパネル48から制御装置46の入力インターフェース50に入力され、当該一括操作信号に基づいて「ALL STOP」ボタンが押されたと判定される。
S32で「ALL START」ボタンが押されたと判定された場合には、一括操作制御部52は、S33で出力インターフェース58を介して複数の復水ブースターポンプ32を一括的に同時に起動し、S34で複数のポンプ出口弁44を一括的に同時に全開とする。
S31で「ALL」ボタンが押されていないと判定された場合には、スタートに戻る。S32で「ALL START」ボタンが押されていないと判定された場合(「ALL STOP」ボタンが押された場合)には、一括操作制御部52は、S35で出力インターフェース58を介して複数のポンプ出口弁44を一括的に同時に全閉し、S36で複数の復水ブースターポンプ32を一括的に同時に停止する。
このように、一括操作制御部52によって、複数の復水ブースターポンプ32を一括的に同時に起動又は停止させることにより、複数の復水ブースターポンプ32のうち1台の復水ブースターポンプ32が単独で運転することに起因する、当該1台の復水ブースターポンプ32の流量が定格流量を超える過流量状態の発生を抑制することができ。また、複数の復水ブースターポンプ32を個別に起動又は停止する場合と比較して、運転操作員の操作負担軽減を図ることができる。
図15は、個別操作禁止制御部54による誤操作防止制御フローの一例を示す図である。図16は、タッチパネル48における誤操作防止フローに係る画面の一例を示す図である。
図15に示すように、まずS41で原子力発電プラント100が高負荷帯で運転しているか否かを判定する。S41で原子力発電プラント100が高負荷帯で運転していると判定された場合には、S42で、個別操作禁止制御部54は、複数の復水ブースターポンプ32を個別に起動又は停止させる操作を無効化すなわち禁止する。S43では、図16に示すタッチパネル48の画面のアイコンP1又はP2を運転操作員が操作すると、アイコンP1又はP2に対応する復水ブースターポンプ32について、限定指令メニューMp4又はMP5が表示される。限定指令メニューMp4,Mp5では、各復水ブースターポンプ32を個別に起動させるための「ON」ボタン、各復水ブースターポンプ32を個別に停止させるための「OFF」ボタンを操作することができず、各復水ブースターポンプ32の緊急停止ボタンである「OFFLOCK」ボタンのみ操作することができるようになっている。
S41で、原子力発電プラント100が高負荷帯で運転していないと判定された場合は、S44で、個別操作禁止制御部54は、複数の復水ブースターポンプ32を個別に起動又は停止させる操作を有効化する。S45では、図16に示すタッチパネル48の画面のアイコンP1又はP2を運転操作員が操作すると、アイコンP1又はP2に対応する復水ブースターポンプ32について、通常指令メニューMp1又はMP2(図14参照)が表示される。通常指令メニューMp1,Mp2は、上記「ON」ボタン、「OFF」ボタン、及び「OFFLOCK」ボタンの全ての操作ができるようになっている。
このように、個別操作禁止制御部54によって、各復水ブースターポンプ32を個別に起動又は停止させる操作を少なくとも高負荷帯において禁止することにより、運転操作員の誤操作に起因する復水ブースターポンプ32の過流量状態の発生を抑制することができる。なお、上記制御フローでは、原子力発電プラント100の高負荷帯において、各復水ブースターポンプ32を個別に起動又は停止できないように限定指令メニューMp4,MP5を表示する形態を例示したが、原子力発電プラント100の高負荷帯において、通常指令メニューMp1,Mp2を表示し、各復水ブースターポンプ32を個別に操作するボタンを押されても当該操作の信号を受け付けない形態であってもよい。
図17は、自動停止制御部56によるインターロック制御フローの一例を示す図である。
図17に示すように、まずS51で原子力発電プラント100が高負荷帯で運転しているか否かを判定する。S51で原子力発電プラント100が高負荷帯で運転していると判定された場合には、S52で、複数の復水ブースターポンプ32のうち1台の復水ブースターポンプ32がトリップしたことを示すトリップ信号を復水ブースターポンプ32から受信したか否かを判定する。S52でトリップ信号を受信したと判定された場合、S56で、自動停止制御部56が残りの復水ブースターポンプ32を自動停止させる。
S52でトリップ信号を受信したと判定されなかった場合、S53で、複数の復水ブースターポンプ32のうち1台の復水ブースターポンプ32が手動操作により緊急停止したことを示す緊急停止信号をタッチパネル48から受信したか否かを判定する。S53で緊急停止信号を受信したと判定された場合、S56で、自動停止制御部56が残りの復水ブースターポンプ32を自動停止させる。
S53で、緊急停止信号を受信したと判定されなかった場合、S54で、複数の復水ブースターポンプ32のうち1台の復水ブースターポンプ32の電源電圧(母線電圧)が基準電圧を下回ったことを示す電源電圧低下信号を復水ブースターポンプ32から受信したか否かを判定する。S54で電源電圧低下信号を受信したと判定された場合、S56で、自動停止制御部56が残りの復水ブースターポンプ32を自動停止させる。
S54で電源電圧低下信号を受信したと判定されなかった場合、S55で、複数の復水ブースターポンプ32のうち1台の復水ブースターポンプ32が何らかの原因で停止したことを示すポンプ停止信号を復水ブースターポンプ32から受信したか否かを判定する。S55でポンプ停止信号を受信したと判定された場合、S56で、自動停止制御部56が残りの復水ブースターポンプ32を自動停止させる。
なお、ポンプ停止信号については、例えば復水ブースターポンプ32の回転数を不図示の回転数計で監視しておき、回転数計で計測された回転数が基準値を下回った場合に回転数計からポンプ停止信号が制御装置46に送信されてもよい。
また、一実施形態では、ポンプ停止信号の検出時間に閾値(許容時間)を設けて、S54でポンプ停止信号を閾値よりも長い時間連続して受信した場合に、S56で自動停止制御部56が残りの復水ブースターポンプ32を自動停止させてもよい。この場合、閾値は、ポンプ設計要求値を考慮して決定すればよい。
S57では、複数の復水ブースターポンプ32のうち残りの復水ブースターポンプ(残留機)32を自動停止する指令を出したことを示す警報を発信する。
このように、複数の復水ブースターポンプ32の運転中に1台が停止した場合に、自動停止制御部56によって残りの復水ブースターポンプ32を自動停止するインターロック制御を行うことにより、残りの復水ブースターポンプ32の過流量状態の発生を抑制するとともに、運転操作員の負担軽減を図ることができる。
また、上記S55で復水ブースターポンプ32が実際に停止したことを示すポンプ停止信号を受信したか否かを判定するよりも前に、S52〜S54に示した判定を行っているため、復水ブースターポンプ32が実際に停止するよりも早く残りの復水ブースターポンプ32を自動停止させることができ、上記過流量状態の発生を効果的に抑制することができる。
なお、上記S41及びS51では、例えば、蒸気圧センサー49(図9参照)によって計測された低圧タービン8の入口蒸気圧が閾値より高い場合には、原子力発電プラント100が高負荷帯で運転していると判定し、該閾値より低い場合には、原子力発電プラント100が低負荷帯で運転していると判定してもよい。
また、原子力発電プラント100の起動時には、復水器10に回収されるドレンによって通常運転時より復水流量が多くなるため、復水流量が多くなる原子力発電プラント100の起動時であっても復水ブースターポンプ32の過流量の発生を回避できるように上記入口蒸気圧の閾値を設定すれば、原子力発電プラント100の起動時から停止時に亘って復水ブースターポンプ32の過流量の発生を回避することができる。例えば、上述のポンプシステム16において、タービン出力の負荷20%〜40%相当の圧力レベルを上記閾値に設定してもよい。
本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。
例えば、上述した実施形態では、原子力発電プラント100を例にポンプシステム16を説明したが、ポンプシステム16は、原子力発電プラントに限らず、火力発電プラントや、工場等のプラントにも適用可能である。
2 蒸気発生器
4 高圧タービン
6 湿分分離加熱器
8 低圧タービン
10 復水器
12 復水ポンプ
14 グランド蒸気コンデンサ
16 ポンプシステム
18 弁
20 低圧給水加熱器
22 脱気器
24 給水ポンプ
26 高圧給水加熱器
28 復水脱塩ライン
30 復水脱塩装置
32 復水ブースターポンプ
34 バイパスライン
36 バイパス弁
38 逆止弁
40 流路
42 脱塩装置入口弁
44 ポンプ出口弁
46 制御装置
48 タッチパネル
49 蒸気圧センサー
50 入力インターフェース
52 一括操作制御部
54 個別操作禁止制御部
56 自動停止制御部
58 出力インターフェース
60 抽気管
62 ドレン管
100 プラント
100 原子力プラント
Mp1,Mp2 通常指令メニュー
Mp3 一括指令メニュー
Mp4,Mp5 限定指令メニュー
P1,P2,V1,V2 アイコン

Claims (17)

  1. 流体を流すための流体ラインと、
    前記流体ラインに設けられた圧力損失機器と、
    前記流体ラインにおける前記圧力損失機器の下流側に設けられ、前記圧力損失機器における圧力損失の少なくとも一部が補償されるよう前記流体を昇圧するように構成された少なくとも一つのブースターポンプと、
    前記流体ラインにおける前記圧力損失機器の上流側で前記流体ラインから分岐して前記ブースターポンプの下流側で前記流体ラインに合流するバイパスラインと、
    前記バイパスラインに設けられ、手動又は駆動源により開閉するよう構成されたバイパス弁と、
    前記バイパスラインに前記バイパス弁と直列に設けられ、前後差圧で開閉するように構成された逆止弁と、
    を備える、ポンプシステム。
  2. 前記逆止弁は、前記バイパスラインにおける前記バイパス弁の下流側に設けられた、請求項1に記載のポンプシステム。
  3. 前記圧力損失機器は、復水器で凝縮した復水を脱塩する復水脱塩装置である、請求項1又は2に記載のポンプシステム。
  4. 前記流体ラインは、前記圧力損失機器の下流側に並列に設けられた複数の流路を含み、
    前記少なくとも一つのブースターポンプは、前記複数の流路にそれぞれ設けられた複数のブースターポンプを含む、請求項1乃至3の何れか1項に記載のポンプシステム。
  5. 並列に設けられた、流体を流すための複数の流路と、
    前記複数の流路にそれぞれ設けられた複数のブースターポンプと、
    前記複数のブースターポンプのうち1台のブースターポンプが単独で運転することに起因する、当該1台のブースターポンプの流量が定格流量を超える過流量状態の発生を抑制するよう構成された制御装置と、
    を備える、ポンプシステム。
  6. 前記制御装置は、当該ポンプシステムが設けられるプラントにおける少なくとも高負荷帯において、前記複数のブースターポンプのうち1台が単独で運転しないように前記複数のブースターポンプを制御可能に構成された、請求項5に記載のポンプシステム。
  7. 前記制御装置は、前記複数のブースターポンプを一括的に起動又は停止させるための一括操作信号に基づいて、前記複数のブースターポンプを一括的に起動又は停止させるように構成された一括操作制御部を含む、請求項6に記載のポンプシステム。
  8. 前記制御装置は、前記プラントにおける少なくとも高負荷帯において、前記複数のブースターポンプを個別に起動又は停止させる操作を禁止するよう構成された個別操作禁止制御部を含む、請求項6又は7に記載のポンプシステム。
  9. 前記制御装置は、前記プラントにおける少なくとも高負荷帯において、前記複数のブースターポンプが運転しているときに、前記複数のブースターポンプのうち1台のブースターポンプが停止した場合に、残りのブースターポンプを自動停止させるよう構成された自動停止制御部を含む、請求項5乃至8の何れか1項に記載のポンプシステム。
  10. 前記自動停止制御部は、前記複数のブースターポンプのうち1台のブースターポンプがトリップしたことを示すトリップ信号に基づいて、残りのブースターポンプを自動停止させるよう構成された、請求項9に記載のポンプシステム。
  11. 前記自動停止制御部は、前記複数のブースターポンプのうち1台のブースターポンプが手動操作により緊急停止したことを示す緊急停止信号に基づいて、残りのブースターポンプを自動停止させるよう構成された、請求項9又は10に記載のポンプシステム。
  12. 前記自動停止制御部は、前記複数のブースターポンプのうち1台のブースターポンプの電源電圧が基準電圧を下回ったことを示す電源電圧低下信号に基づいて、残りのブースターポンプを自動停止させるよう構成された、請求項9乃至11の何れか1項に記載のポンプシステム。
  13. 前記自動停止制御部は、前記複数のブースターポンプのうち1台のブースターポンプが停止したことを示すポンプ停止信号に基づいて、残りのブースターポンプを自動停止させるよう構成された、請求項9乃至12の何れか1項に記載のポンプシステム。
  14. 請求項1乃至13の何れか1項に記載のポンプシステムを備える発電プラント。
  15. ポンプシステムの運転方法であって、
    前記ポンプシステムは、
    流体を流すための流体ラインと、
    前記流体ラインに設けられた圧力損失機器と、
    前記流体ラインにおける前記圧力損失機器の下流側に設けられ、前記圧力損失機器における圧力損失の少なくとも一部が補償されるよう前記流体を昇圧するように構成された少なくとも一つのブースターポンプと、
    前記流体ラインにおける前記圧力損失機器の上流側で前記流体ラインから分岐して前記ブースターポンプの下流側で前記流体ラインに合流するバイパスラインと、
    前記バイパスラインに設けられ、バイパス弁と、
    前記バイパスラインに前記バイパス弁と直列に設けられ、前後差圧で開閉するように構成された逆止弁と、
    を備え、
    前記運転方法は、前記バイパス弁を開いた状態で、前記ブースターポンプを稼働するポンプ稼働ステップを備える、ポンプシステムの運転方法。
  16. 前記逆止弁にリークが生じているときに前記バイパス弁を閉じるバイパス弁全閉ステップを更に備える、請求項15に記載のポンプシステムの運転方法。
  17. ポンプシステムの運転方法であって、
    前記ポンプシステムは、
    並列に設けられた流体を流すための複数の流路と、
    前記複数の流路にそれぞれ設けられた複数のブースターポンプと、を備え、
    前記運転方法は、前記複数のブースターポンプのうち1台のブースターポンプが単独で運転することに起因する、当該1台のブースターポンプの流量が定格流量を超える過流量状態の発生を抑制する過流量抑制ステップを備える、ポンプシステムの運転方法。
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