JP2012219763A - 給水装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】水道用逆流防止弁のメンテナンスを行う際の断水を回避することを目的とする。
【解決手段】水道配水管の水を吸い込む吸込管と、吸込管から分岐した第1分岐管及び第2分岐管と、第1分岐管に設けられた第1の水道用逆流防止弁と、第2分岐管に設けられた第2の水道用逆流防止弁と、第1分岐管及び第2分岐管から流れる水を合流し需要側に給水するための給水管と、第1分岐管に設置され、第1の水道用逆流防止弁から流れる水を吸い込んで加圧する第1のポンプと、第2分岐管に設置され、第2の水道用逆流防止弁から流れる水を吸い込んで加圧する第2のポンプと、を備えた給水装置である。
【選択図】 図1
【解決手段】水道配水管の水を吸い込む吸込管と、吸込管から分岐した第1分岐管及び第2分岐管と、第1分岐管に設けられた第1の水道用逆流防止弁と、第2分岐管に設けられた第2の水道用逆流防止弁と、第1分岐管及び第2分岐管から流れる水を合流し需要側に給水するための給水管と、第1分岐管に設置され、第1の水道用逆流防止弁から流れる水を吸い込んで加圧する第1のポンプと、第2分岐管に設置され、第2の水道用逆流防止弁から流れる水を吸い込んで加圧する第2のポンプと、を備えた給水装置である。
【選択図】 図1
Description
本発明は、給水装置に関する。
本技術分野の背景技術として、特開2008−261276号公報(特許文献1)がある。この公報には、「2台並列に設けられたポンプ装置10のポンプ11の吐出側のそれぞれの流路を合流させるとともに、この合流部に三方弁15を設け、ポンプ11及び三方弁15の間の吐出配管20上に逆止弁13を設ける。また、三方弁15を、この三方弁15及びポンプ11の吐出側とに設けられた流路の一方を、閉鎖可能に形成する。」と記載されている(要約参照)。
前記特許文献1には、給水装置の仕組みが記載されている。このような給水装置を水道本管に直結して使用する場合には、配水管最上流側に逆流を阻止するだけでなく、逆流防止に対する性能の良い、信頼性の高い日本水道協会規格(JWWA B129 水道用逆流防止弁)に適合する水道用逆流防止弁を使用する制約がある。
そして、水道用逆流防止弁のメンテナンスを行う場合には、逆流を防止できなくなるため、給水装置を停止してポンプを止めることが必要になり、結果、断水しなければならなかった。そこで、本発明は、水道用逆流防止弁のメンテナンスを行う際の断水を回避することを目的とする。
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、水道配水管の水を吸い込む吸込管と、吸込管から分岐した第1分岐管及び第2分岐管と、第1分岐管に設けられた第1の水道用逆流防止弁と、第2分岐管に設けられた第2の水道用逆流防止弁と、第1分岐管及び第2分岐管から流れる水を合流し需要側に給水するための給水管と、第1分岐管に設置され、第1の水道用逆流防止弁から流れる水を吸い込んで加圧する第1のポンプと、第2分岐管に設置され、第2の水道用逆流防止弁から流れる水を吸い込んで加圧する第2のポンプと、を備えた給水装置である。
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、水道配水管の水を吸い込む吸込管と、吸込管から分岐した第1分岐管及び第2分岐管と、第1分岐管に設けられた第1の水道用逆流防止弁と、第2分岐管に設けられた第2の水道用逆流防止弁と、第1分岐管及び第2分岐管から流れる水を合流し需要側に給水するための給水管と、第1分岐管に設置され、第1の水道用逆流防止弁から流れる水を吸い込んで加圧する第1のポンプと、第2分岐管に設置され、第2の水道用逆流防止弁から流れる水を吸い込んで加圧する第2のポンプと、を備えた給水装置である。
本発明によれば、水道用逆流防止弁のメンテナンスを行う際の断水を回避することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
以下、実施例を図面を用いて説明する。
増圧給水装置の構成パターンは(1)2台ポンプ交互運転方式(2)2台ポンプ交互+並列運転方式(3)3台ポンプ交互+並列、予備機付運転方式である。この増圧給水装置は、配水管最上流側に逆流を阻止するだけでなく、逆流防止に対する性能の良い、信頼性の高い日本水道協会規格(JWWA B129 水道用逆流防止弁)に適合する水道用逆流防止弁を使用する制約がある。(JWWA B130 水道用加圧形給水装置)このため、配水管最上流側の増圧給水装置の入り口側に水道用逆流防止弁を設置し、バイパス配管によって給水した場合にポンプ内を通して逆流を阻止するために、単に逆流阻止を目的とした逆止め弁が設置されている。この結果、送水系統毎の逆止め弁の数は2個使用されることとなり、抵抗損失が10m以上となり課題となっている。
ここで言う水道用逆流防止弁とは、単に逆流を阻止するだけでなく、逆流の性能、信頼性を向上させた日本水道協会規格(JWWA B129 水道用逆流防止弁)に適合するものを言う。逆止め弁とは、逆流を阻止する簡易な構成の弁のことを言う。水道本館に給水装置を直結して使用する場合には、水道本管に水が逆流するのを防止するために、この水道用逆流防止弁を必ずポンプ吸込み側に設置する必要がある。一方で吐出し側の逆止め弁は、2台のポンプのうち1台のポンプを運転した場合に、もう一方の停止しているポンプの吐出側から水が戻ってしまうことを防止するためのものである。
ここで言う水道用逆流防止弁とは、単に逆流を阻止するだけでなく、逆流の性能、信頼性を向上させた日本水道協会規格(JWWA B129 水道用逆流防止弁)に適合するものを言う。逆止め弁とは、逆流を阻止する簡易な構成の弁のことを言う。水道本館に給水装置を直結して使用する場合には、水道本管に水が逆流するのを防止するために、この水道用逆流防止弁を必ずポンプ吸込み側に設置する必要がある。一方で吐出し側の逆止め弁は、2台のポンプのうち1台のポンプを運転した場合に、もう一方の停止しているポンプの吐出側から水が戻ってしまうことを防止するためのものである。
通常はこの水道用逆流防止弁を複数のポンプの吸込み側に1つ設置して、これにより逆流防止を行う。しかしながら、この場合には、水道用逆流防止弁のメンテナンスを行う場合には、逆流を防止するために水を止めることが必要になるため、結果として断水を招くことになる。
図1は2台ポンプによる交互運転方式又は交互+並列運転方式の機器構成図を示したものである。同図において、1は水道の配水管(水道本管)、2は吸込管、2aはその吸込管2の第1分岐管、2bはその吸込管2の第2分岐管である。3−1〜3−4は仕切弁、4−1は前記第1分岐管に設けた第1の水道用逆流防止弁、同様に4−2は前記第2分岐管に設けた第2の水道用逆流防止弁であり、日本水道協会の規格適合品であり、逆流防止性能、信頼性のグレードが高くなっている。5−1は第1の増圧ポンプ、同様に5−2は第2の増圧ポンプ、6−1は給水管7側から吸い込み側への逆流を阻止する第1の逆止め弁、同様に6−2は第2の逆止め弁であり前述の水道用逆流防止弁4−1,4−2とは逆流防止性能、信頼性の面でグレードが低くく単に逆流を阻止する目的に用いる。
8は吸込管に設けられここの圧力を検出し電気信号を発する吸い込み側圧力検出手段、9は給水管7に備わりここの圧力を検出し電気信号を発する圧力検出手段である。10は給水管7に設けられた内部に空気を保有する圧力タンクである。又、11は前記圧力検出手段の信号を取り込み、前記第1及び第2の増圧ポンプに運転制御、駆動する指令を発する制御装置である。12は前記圧力検出手段8から制御装置11へ電気信号を送信するケーブル、同様に13は圧力検出手段9から制御装置11へ電気信号を送信するケーブルである。更に、14は制御装置11から増圧ポンプ5−2に運転制御指令する動力ケーブル、同様に15は制御装置11から増圧ポンプ5−1に運転制御指令する動力ケーブルである。尚、図2以降の図面では同じであるからこれらのケーブルは図示を省略している。
そして、2a、3−1、4−1、5−1、6−1、3−3によって第1の駆動系を、2b、3−2、4−2、5−2、6−2、3−4によって第2の駆動系をそれぞれ構成する。更に、第1の駆動系の入り口に仕切弁3−1を出口に仕切弁3−3を設置し、第2の駆動系の入り口に仕切弁3−2を出口に仕切弁3−4を設置している。このように仕切弁を配置すれば、第1の駆動系の点検は仕切弁3−1と3−3を閉じて実施する。第1の駆動系の点検時は、第2の駆動系によって給水が可能である。又、同様にして第2の駆動系を点検する時は第1の駆動系で給水が出来る。このように本実施例においては、第1、第2の駆動系によって2重系が構成されることにより点検(メンテナンス)時においても断水を回避することができるため、給水に対する信頼度が向上する。
また、水道用逆流防止弁を増圧ポンプ5−1、5−2の入口側に1つ設置する場合には、メンテナンスのための仕切弁が水道用逆流防止弁の前後に2つ、またそれぞれの増圧ポンプの前後に必要となるため4つの仕切り弁が必要となり計6つの仕切り弁が必要となる。これに対して本実施例においては、図1に示すように第1駆動系で2つの仕切り弁、第2駆動系で2つの仕切り弁の計4つの仕切り弁で足りるためコストダウンが可能となる。
次に、水道配水管口径(吸込管の分岐前の口径)と吸込管分岐管口径について述べる。ポンプ2台の交互運転の場合は、同口径とする。これは、配水管とそれぞれ第1及び第2分岐管を流れる流量が同じだからである。ポンプ2台の交互+並列運転の場合は、配水管口径を65mm、75mm、100mm,125mm、150mmとした時、これらの配水管口径に対応する第1及び第2分岐管の口径はそれぞれ40mm、50mm、65mm、80mm,100mmとする。これは、第1及び第2分岐管へは配水管の流量がほぼ半分ずつ分流するからである。第1、第2を機械的に2重系として系をほぼ対象形の構成するからである。なお、水道用逆流防止弁は取付ける配管の口径が大きくなればなるほど高額となるが、たとえば75mmの場合に取り付ける水道用逆流防止弁が20万〜30万円であるのに対し、40mmの場合には3万円ほどであるため、40mmの水道用逆流防止弁を2つ取り付けたとしても75mmの水道用逆流防止弁を1つ取り付けることに比べて大幅にコストダウンが可能となる。
図2は図1にバイパス配管18、逆止め弁17、仕切弁16−1、16−2を取り付けたものである。即ち、その入口側の一端は第1駆動系の水道用逆流防止弁4−1と増圧ポンプ5−1間に連結し、他端は第2駆動系の水道用逆流防止弁4−2と増圧ポンプ5−2間に連結し、出口側は給水管7に連結したものである。このようにすると、水道の配水管圧力が需要側端末へ給水するのに十分な圧力となるほど高い場合は、ポンプは運転されることなく配水管側より前記バイパス配管18、逆止め弁17を介して需要が端末に給水される。第1駆動系を点検している際には、配水管1、第2分岐管2b、水道用逆流防止弁4−2、仕切り弁16−1、逆止め弁17、仕切り弁16−2、給水管7の順にバイパス給水される。第2駆動系の点検時も同様なので説明は省く。逆止め弁17の点検は、仕切弁16−1、16−2を閉めて実施する。又、増圧ポンプが運転している際には、逆止め弁17により阻止され給水管7の水が増圧ポンプ吸い込み側へ逆流又は還流されることはない。
図3は図2より、逆止め弁6−1と6−2を削除したものである。これらの逆止め弁6−1,6−2を削除しても、需要側及び給水管7側からの逆流を最終段の水道用逆流防止弁で阻止することができる。このため、更に構成が簡単となりコストダウンとなる。
図4は図1に第3の駆動系を追加したものである。即ち、分岐管2C、仕切弁3−3、水道用逆流防止弁4−3、増圧ポンプ5−3、逆止め弁6−3、仕切弁3−6を追加し第3の駆動系を構成する。
図5は図4に第1及び第2のバイパス管18−1、18−2と逆止め弁17−1、17−2、仕切弁16−1,16−2、16−3,16−4を追加したものである。即ち、第1のバイパス管はその入口側の一端は第1駆動系の水道用逆流防止弁4−1と増圧ポンプ5−1間に連結し、他端は第2駆動系の水道用逆流防止弁4−2と増圧ポンプ5−2間に連結し、出口側は給水管7に連結したものである。同様に、第2のバイパス管18−2はその入口側の一端は第2駆動系の水道用逆流防止弁4−2と増圧ポンプ5−2間に連結し、他端は第3駆動系の水道用逆流防止弁4−3と増圧ポンプ5−3間に連結し、出口側は給水管7に連結したものである。
図6は図4より、逆止め弁6−1、6−2及び6−3を削除したものである。その効果は前述から明らかなので説明を省く。
図7は、図5の配管系統図より、仕切り弁16−1,逆止め弁17−1,仕切り弁16−2、第2のバイパス管18−1、及び、仕切り弁16−3,逆止め弁17−2,仕切り弁16−4、第2のバイパス管18−2を省略し、各増圧ポンプに逆止め弁、バイパス管をバイパスして取り付けるようにしたものである。即ち、第1の増圧ポンプ5−1に対して、逆止め弁17−1、バイパス管18−1を設けこれの入り口側を前記増圧ポンプ5−1の吸い込み口へ、これの出口を前記増圧ポンプ5−1の吐き出し口に連結したものである。更に、ここで言う逆止め弁17−1は水道用逆流防止弁4−1とは逆流性能、信頼性面でグレードが低くく単に給水管7からポンプ吸い込み側への逆流防止及び還流防止を目的としている。第2の駆動系及び第3の駆動系については第1の駆動系と同じなので説明を省く。
図8は、図6の配管系統図より、仕切り弁16−1,逆止め弁17−1,仕切り弁16−2、第2のバイパス管18−1、及び、仕切り弁16−3,逆止め弁17−2,仕切り弁16−4、第2のバイパス管18−2を省略し、各増圧ポンプに逆止め弁、バイパス管をバイパスして取り付けるようにしたものである。即ち、第1の増圧ポンプ5−1に対して、逆止め弁6−1、バイパス管18−1を設けこれの入り口側を前記増圧ポンプ5−1の吸い込み口へ、これの出口を前記増圧ポンプ5−1の吐き出し口に連結したものである。第2の駆動系及び第3の駆動系については第1の駆動系と同じなので説明を省く。このように構成すると図5、図6に対して、逆止め弁前後の仕切弁を省略することができ、バイパス管を含めた機械的な二重系及び三重系を構成することが出来、配管系等がより簡単となる。図8においては、ポンプ吐き出し側逆止め弁を省略して、バイパス配管に逆止め弁を設置したので配管系統がより簡単となる。
以上に説明したように、本実施例の給水装置は、水道配水管の水を吸い込む吸込管と、吸込管から分岐した第1分岐管及び第2分岐管と、第1分岐管に設けられた第1の水道用逆流防止弁と、第2分岐管に設けられた第2の水道用逆流防止弁と、第1分岐管及び第2分岐管から流れる水を合流し需要側に給水するための給水管と、第1分岐管に設置され、第1の水道用逆流防止弁から流れる水を吸い込んで加圧する第1のポンプと、第2分岐管に設置され、第2の水道用逆流防止弁から流れる水を吸い込んで加圧する第2のポンプと、を備えた給水装置である。またこの場合において上記したように以下の態様とすることが望ましい。
(1)第1分岐管には、第1の水道用逆流防止弁及び前記第1のポンプに流れる水を止める2つの仕切り弁が設置され、第2分岐管には、第2の水道用逆流防止弁及び第2のポンプに流れる水を止める2つの仕切り弁が設置されたこと。
(2)第1分岐管における第1の水道用逆流防止弁と第1のポンプとの間の位置から分岐する第1のバイパス管と、第2分岐管における第2の水道用逆流防止弁と第2のポンプとの間の位置から分岐する第2のバイパス管と、第1のバイパス管と第2のバイパス管とに流れる水を合流し、給水管に接続される第3のバイパス管と、を備えたこと。
(3)吸込管から分岐した第3分岐管と、第3分岐管に設けられた第3の水道用逆流防止弁と、第3分岐管に設置され、第3の水道用逆流防止弁から流れる水を吸い込んで加圧する第3のポンプと、をさらに備え、第3分岐管から流れる水は給水管により合流されること。
(4)第1分岐管における第1の水道用逆流防止弁と第1のポンプとの間の位置から分岐する第1のバイパス管と、第2分岐管における第2の水道用逆流防止弁と第2のポンプとの間の位置から分岐する第2のバイパス管と、第1のバイパス管と第2のバイパス管とに流れる水を合流し、給水管に接続される第3のバイパス管と、第2分岐管における第2の水道用逆流防止弁と第2のポンプとの間の位置から分岐する第4のバイパス管と、第3分岐管における第3の水道用逆流防止弁と第3のポンプとの間の位置から分岐する第5のバイパス管と、第4のバイパス管と第5のバイパス管とに流れる水を合流し、給水管に接続される第6のバイパス管と、を備えたこと。
(5)第1分岐管には、第1の水道用逆流防止弁及び第1のポンプに流れる水を止める2つの仕切り弁が設置され、第2分岐管には、第2の水道用逆流防止弁及び第2のポンプに流れる水を止める2つの仕切り弁が設置され、第1分岐管には、第1の水道用逆流防止弁及び第1のポンプに流れる水を止める2つの仕切り弁が設置され、第3分岐管には、第3の水道用逆流防止弁及び第3のポンプに流れる水を止める2つの仕切り弁が設置されたこと。
図4は図1に第3の駆動系を追加したものである。即ち、分岐管2C、仕切弁3−3、水道用逆流防止弁4−3、増圧ポンプ5−3、逆止め弁6−3、仕切弁3−6を追加し第3の駆動系を構成する。
図5は図4に第1及び第2のバイパス管18−1、18−2と逆止め弁17−1、17−2、仕切弁16−1,16−2、16−3,16−4を追加したものである。即ち、第1のバイパス管はその入口側の一端は第1駆動系の水道用逆流防止弁4−1と増圧ポンプ5−1間に連結し、他端は第2駆動系の水道用逆流防止弁4−2と増圧ポンプ5−2間に連結し、出口側は給水管7に連結したものである。同様に、第2のバイパス管18−2はその入口側の一端は第2駆動系の水道用逆流防止弁4−2と増圧ポンプ5−2間に連結し、他端は第3駆動系の水道用逆流防止弁4−3と増圧ポンプ5−3間に連結し、出口側は給水管7に連結したものである。
図6は図4より、逆止め弁6−1、6−2及び6−3を削除したものである。その効果は前述から明らかなので説明を省く。
図7は、図5の配管系統図より、仕切り弁16−1,逆止め弁17−1,仕切り弁16−2、第2のバイパス管18−1、及び、仕切り弁16−3,逆止め弁17−2,仕切り弁16−4、第2のバイパス管18−2を省略し、各増圧ポンプに逆止め弁、バイパス管をバイパスして取り付けるようにしたものである。即ち、第1の増圧ポンプ5−1に対して、逆止め弁17−1、バイパス管18−1を設けこれの入り口側を前記増圧ポンプ5−1の吸い込み口へ、これの出口を前記増圧ポンプ5−1の吐き出し口に連結したものである。更に、ここで言う逆止め弁17−1は水道用逆流防止弁4−1とは逆流性能、信頼性面でグレードが低くく単に給水管7からポンプ吸い込み側への逆流防止及び還流防止を目的としている。第2の駆動系及び第3の駆動系については第1の駆動系と同じなので説明を省く。
図8は、図6の配管系統図より、仕切り弁16−1,逆止め弁17−1,仕切り弁16−2、第2のバイパス管18−1、及び、仕切り弁16−3,逆止め弁17−2,仕切り弁16−4、第2のバイパス管18−2を省略し、各増圧ポンプに逆止め弁、バイパス管をバイパスして取り付けるようにしたものである。即ち、第1の増圧ポンプ5−1に対して、逆止め弁6−1、バイパス管18−1を設けこれの入り口側を前記増圧ポンプ5−1の吸い込み口へ、これの出口を前記増圧ポンプ5−1の吐き出し口に連結したものである。第2の駆動系及び第3の駆動系については第1の駆動系と同じなので説明を省く。このように構成すると図5、図6に対して、逆止め弁前後の仕切弁を省略することができ、バイパス管を含めた機械的な二重系及び三重系を構成することが出来、配管系等がより簡単となる。図8においては、ポンプ吐き出し側逆止め弁を省略して、バイパス配管に逆止め弁を設置したので配管系統がより簡単となる。
以上に説明したように、本実施例の給水装置は、水道配水管の水を吸い込む吸込管と、吸込管から分岐した第1分岐管及び第2分岐管と、第1分岐管に設けられた第1の水道用逆流防止弁と、第2分岐管に設けられた第2の水道用逆流防止弁と、第1分岐管及び第2分岐管から流れる水を合流し需要側に給水するための給水管と、第1分岐管に設置され、第1の水道用逆流防止弁から流れる水を吸い込んで加圧する第1のポンプと、第2分岐管に設置され、第2の水道用逆流防止弁から流れる水を吸い込んで加圧する第2のポンプと、を備えた給水装置である。またこの場合において上記したように以下の態様とすることが望ましい。
(1)第1分岐管には、第1の水道用逆流防止弁及び前記第1のポンプに流れる水を止める2つの仕切り弁が設置され、第2分岐管には、第2の水道用逆流防止弁及び第2のポンプに流れる水を止める2つの仕切り弁が設置されたこと。
(2)第1分岐管における第1の水道用逆流防止弁と第1のポンプとの間の位置から分岐する第1のバイパス管と、第2分岐管における第2の水道用逆流防止弁と第2のポンプとの間の位置から分岐する第2のバイパス管と、第1のバイパス管と第2のバイパス管とに流れる水を合流し、給水管に接続される第3のバイパス管と、を備えたこと。
(3)吸込管から分岐した第3分岐管と、第3分岐管に設けられた第3の水道用逆流防止弁と、第3分岐管に設置され、第3の水道用逆流防止弁から流れる水を吸い込んで加圧する第3のポンプと、をさらに備え、第3分岐管から流れる水は給水管により合流されること。
(4)第1分岐管における第1の水道用逆流防止弁と第1のポンプとの間の位置から分岐する第1のバイパス管と、第2分岐管における第2の水道用逆流防止弁と第2のポンプとの間の位置から分岐する第2のバイパス管と、第1のバイパス管と第2のバイパス管とに流れる水を合流し、給水管に接続される第3のバイパス管と、第2分岐管における第2の水道用逆流防止弁と第2のポンプとの間の位置から分岐する第4のバイパス管と、第3分岐管における第3の水道用逆流防止弁と第3のポンプとの間の位置から分岐する第5のバイパス管と、第4のバイパス管と第5のバイパス管とに流れる水を合流し、給水管に接続される第6のバイパス管と、を備えたこと。
(5)第1分岐管には、第1の水道用逆流防止弁及び第1のポンプに流れる水を止める2つの仕切り弁が設置され、第2分岐管には、第2の水道用逆流防止弁及び第2のポンプに流れる水を止める2つの仕切り弁が設置され、第1分岐管には、第1の水道用逆流防止弁及び第1のポンプに流れる水を止める2つの仕切り弁が設置され、第3分岐管には、第3の水道用逆流防止弁及び第3のポンプに流れる水を止める2つの仕切り弁が設置されたこと。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くこと ができる。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くこと ができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1…配水管(水道本管)、2…吸込管、2a…第1分岐管、2b…第2分岐管、3−1〜3−4…仕切弁、4−1…第1の水道用逆流防止弁、4−2…第2の水道用逆流防止弁、5−1・5−2…増圧ポンプ、6−1・6−2…逆止め弁、8…吸い込み側圧力検出手段、9…吐出し側圧力検出手段。
Claims (6)
- 水道配水管の水を吸い込む吸込管と、
該吸込管から分岐した第1分岐管及び第2分岐管と、
前記第1分岐管に設けられた第1の水道用逆流防止弁と、
前記第2分岐管に設けられた第2の水道用逆流防止弁と、
前記第1分岐管及び第2分岐管から流れる水を合流し需要側に給水するための給水管と、
前記第1分岐管に設置され、前記第1の水道用逆流防止弁から流れる水を吸い込んで加圧する第1のポンプと、
前記第2分岐管に設置され、前記第2の水道用逆流防止弁から流れる水を吸い込んで加圧する第2のポンプと、
を備えたことを特徴とする給水装置。 - 請求項1に記載の給水装置において、
前記第1分岐管には、前記第1の水道用逆流防止弁及び前記第1のポンプに流れる水を止める2つの仕切り弁が設置され、
前記第2分岐管には、前記第2の水道用逆流防止弁及び前記第2のポンプに流れる水を止める2つの仕切り弁が設置されたことを特徴とする給水装置。 - 請求項1又は2に記載の給水装置において、
前記第1分岐管における前記第1の水道用逆流防止弁と前記第1のポンプとの間の位置から分岐する第1のバイパス管と、
前記第2分岐管における前記第2の水道用逆流防止弁と前記第2のポンプとの間の位置から分岐する第2のバイパス管と、
前記第1のバイパス管と前記第2のバイパス管とに流れる水を合流し、前記給水管に接続される第3のバイパス管と、
を備えたことを特徴とする給水装置。 - 請求項1に記載の給水装置において、
前記吸込管から分岐した第3分岐管と、
該第3分岐管に設けられた第3の水道用逆流防止弁と、
前記第3分岐管に設置され、前記第3の水道用逆流防止弁から流れる水を吸い込んで加圧する第3のポンプと、をさらに備え、
前記第3分岐管から流れる水は前記給水管により合流されることを特徴とする給水装置。 - 請求項4に記載の給水装置において、
前記第1分岐管における前記第1の水道用逆流防止弁と前記第1のポンプとの間の位置から分岐する第1のバイパス管と、
前記第2分岐管における前記第2の水道用逆流防止弁と前記第2のポンプとの間の位置から分岐する第2のバイパス管と、
前記第1のバイパス管と前記第2のバイパス管とに流れる水を合流し、前記給水管に接続される第3のバイパス管と、
前記第2分岐管における前記第2の水道用逆流防止弁と前記第2のポンプとの間の位置から分岐する第4のバイパス管と、
前記第3分岐管における前記第3の水道用逆流防止弁と前記第3のポンプとの間の位置から分岐する第5のバイパス管と、
前記第4のバイパス管と前記第5のバイパス管とに流れる水を合流し、前記給水管に接続される第6のバイパス管と、
を備えたことを特徴とする給水装置。 - 請求項5に記載の給水装置において、
前記第1分岐管には、前記第1の水道用逆流防止弁及び前記第1のポンプに流れる水を止める2つの仕切り弁が設置され、
前記第2分岐管には、前記第2の水道用逆流防止弁及び前記第2のポンプに流れる水を止める2つの仕切り弁が設置され、
前記第1分岐管には、前記第1の水道用逆流防止弁及び前記第1のポンプに流れる水を止める2つの仕切り弁が設置され、
前記第3分岐管には、前記第3の水道用逆流防止弁及び前記第3のポンプに流れる水を止める2つの仕切り弁が設置されたことを特徴とする給水装置。
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