JP2018030356A - 射出成形機 - Google Patents

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Tsutomu Miyatake
勤 宮武
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Abstract

【課題】クロスヘッドの傾きによる運動変換機構の破損を抑制できる、射出成形機の提供。
【解決手段】クロスヘッド、および前記クロスヘッドに揺動自在に取付けられるリンクを含むトグル機構と、前記トグル機構を作動させるモータと、ねじ軸および前記ねじ軸に螺合するねじナットを含み、前記モータの回転運動を前記クロスヘッドの直線運動に変換する運動変換機構と、前記運動変換機構に対し前記クロスヘッドを傾動自在に連結する連結具とを有する、射出成形機。
【選択図】図3

Description

本発明は、射出成形機に関する。
特許文献1に記載の射出成形機は、ステータコアと、該ステータコアの内周側において回転自在に配設されたロータコアと、該ロータコアの回転運動を直線運動に変換しトグル機構を作動させるボールねじと、前記直線運動を受けて進退させられるクロスヘッドとを有する。特許文献1によれば、プーリやタイミングベルトを使用することなく、ロータコアの回転運動をボールねじに伝達するため、ボールねじに偏心荷重を加えることなく、クロスヘッドを進退できる。
特許第3137949号公報
従来、クロスヘッドが傾くことで、モータの回転運動をクロスヘッドの直線運動に変換する運動変換機構に曲げ荷重が作用し、運動変換機構が破損する恐れがあった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、クロスヘッドの傾きによる運動変換機構の破損を抑制できる、射出成形機の提供を主な目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様によれば、
クロスヘッド、および前記クロスヘッドに揺動自在に取付けられるリンクを含むトグル機構と、
前記トグル機構を作動させるモータと、
前記モータの回転運動を前記クロスヘッドの直線運動に変換する運動変換機構と、
前記運動変換機構に対し前記クロスヘッドを傾動自在に連結する連結具とを有する、射出成形機が提供される。
本発明の一態様によれば、クロスヘッドの傾きによる運動変換機構の破損を抑制できる、射出成形機が提供される。
一実施形態による射出成形機の型開完了時の状態を示す図である。 一実施形態による射出成形機の型締時の状態を示す図である。 一実施形態によるクロスヘッドを前方から見た図である。 図3のIV−IV線に沿った断面図である。 図3のV−V線に沿った断面図である。 図3のVI−VI線に沿った断面図である。 第1変形例による運動変換機構およびクロスヘッドを示す図である。 第2変形例による運動変換機構およびクロスヘッドを示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明するが、各図面において、同一の又は対応する構成については同一の又は対応する符号を付して説明を省略する。各図面において、X方向、Y方向、Z方向は互いに垂直な方向である。Z方向はクロスヘッド21の移動方向を、Y方向は一対の第3リンク24がクロスヘッド21を挟む方向を、X方向はクロスヘッド21の回動軸の軸方向をそれぞれ表す。型締装置10が横型である場合、Y方向は鉛直方向である。
図1は、一実施形態による射出成形機の型開完了時の状態を示す図である。図2は、一実施形態による射出成形機の型締時の状態を示す図である。図1および図2に示すように、射出成形機は、フレームFrと、型締装置10と、射出装置40と、エジェクタ装置50と、制御装置90とを有する。以下の説明では、型閉時の可動プラテン13の移動方向(図1および図2中右方向)を前方とし、型開時の可動プラテン13の移動方向(図1および図2中左方向)を後方として説明する。
型締装置10は、金型装置30の型閉、型締、型開を行う。型締装置10は例えば横型であって、型開閉方向が水平方向である。型締装置10は、固定プラテン12、可動プラテン13、トグルサポート15、タイバー16、トグル機構20、型締モータ25および運動変換機構26を有する。
固定プラテン12は、フレームFrに対し固定される。固定プラテン12における可動プラテン13との対向面に固定金型32が取付けられる。
可動プラテン13は、フレームFrに対し型開閉方向に移動自在とされる。フレームFr上には、可動プラテン13を案内するガイド17が敷設される。可動プラテン13における固定プラテン12との対向面に可動金型33が取付けられる。
固定プラテン12に対し可動プラテン13を進退させることにより、型閉、型締、型開が行われる。固定金型32と可動金型33とで金型装置30が構成される。
トグルサポート15は、固定プラテン12と間隔をおいて連結され、フレームFr上に型開閉方向に移動自在に載置される。尚、トグルサポート15は、フレームFr上に敷設されるガイドに沿って移動自在とされてもよい。トグルサポート15のガイドは、可動プラテン13のガイド17と共通のものでもよい。
尚、本実施形態では、固定プラテン12がフレームFrに対し固定され、トグルサポート15がフレームFrに対し型開閉方向に移動自在とされるが、トグルサポート15がフレームFrに対し固定され、固定プラテン12がフレームFrに対し型開閉方向に移動自在とされてもよい。
タイバー16は、固定プラテン12とトグルサポート15とを間隔をおいて連結する。タイバー16は、複数本用いられてよい。各タイバー16は、型開閉方向に平行とされ、型締力に応じて伸びる。少なくとも1本のタイバー16には型締力検出器18が設けられる。型締力検出器18は、タイバー16の歪みを検出することによって型締力を検出し、検出結果を示す信号を制御装置90に送る。
尚、型締力検出器18は、歪みゲージ式に限定されず、圧電式、容量式、油圧式、電磁式などでもよく、その取付け位置もタイバー16に限定されない。
トグル機構20は、可動プラテン13とトグルサポート15との間に配設され、トグルサポート15に対し可動プラテン13を型開閉方向に移動させる。トグル機構20は、クロスヘッド21、一対のリンク群などで構成される。各リンク群は、ピンなどで屈伸自在に連結される第1リンク22および第2リンク23を有する。第1リンク22は可動プラテン13に対しピンなどで揺動自在に取付けられ、第2リンク23はトグルサポート15に対しピンなどで揺動自在に取付けられる。第2リンク23は、第3リンク24を介してクロスヘッド21に取付けられる。トグルサポート15に対しクロスヘッド21を進退させると、第1リンク22および第2リンク23が屈伸し、トグルサポート15に対し可動プラテン13が進退する。
尚、トグル機構20の構成は、図1および図2に示す構成に限定されない。例えば図1および図2では、各リンク群の節点の数が5つであるが、4つでもよく、第3リンク24の一端部が、第1リンク22と第2リンク23との節点に結合されてもよい。
型締モータ25は、トグルサポート15に取付けられており、トグル機構20を作動させる。型締モータ25は、トグルサポート15に対しクロスヘッド21を進退させることにより、第1リンク22および第2リンク23を屈伸させ、トグルサポート15に対し可動プラテン13を進退させる。型締モータ25は、運動変換機構26に直結されるが、ベルトやプーリなどを介して運動変換機構26に連結されてもよい。
運動変換機構26は、型締モータ25の回転運動をクロスヘッド21の直線運動に変換する。運動変換機構26は、ねじ軸27と、ねじ軸27に螺合するねじナット28とを含む。ねじ軸27と、ねじナット28との間には、ボールまたはローラが介在してよい。
ねじ軸27は、型締モータ25の回転子に対し同軸的に固定される。ねじ軸27は、型締モータ25の回転子の中心線上に配設されるが、その中心線からずらして配設されてもよく、ベルトやプーリなどが型締モータ25の回転運動をねじ軸27に伝達してもよい。一方、ねじナット28は、クロスヘッド21に対し固定される。型締モータ25を作動させると、ねじ軸27が回転し、ねじナット28が進退することで、クロスヘッド21が進退する。
尚、ねじ軸27とねじナット28の配置は、上記配置に限定されない。ねじ軸27とねじナット28の配置としては、上記配置の他に、例えば、下記(1)の配置や下記(2)の配置が挙げられる。
(1)図7に示すように、ねじナット28Aは、型締モータ25Aの回転子に対し同軸的に固定される。ねじナット28Aは、型締モータ25Aの回転子の中心線上に配設されるが、その中心線からずらして配設されてもよく、ベルトやプーリなどが型締モータ25Aの回転運動をねじナット28Aに伝達してもよい。一方、ねじ軸27Aの前側の延長軸は、クロスヘッド21Aに対し固定される。型締モータ25Aを作動させると、ねじナット28Aが回転し、ねじ軸27Aが進退することで、クロスヘッド21Aが進退する。運動変換機構26Aは、ねじ軸27Aやねじナット28Aを有する。ねじナット28Aは、図7に示すように、トグルサポート15に保持される軸受によって回転自在に支持されてもよい。
(2)図8に示すように、ねじナット28Bは、トグルサポート15に対し固定される。一方、ねじ軸27Bの後側の延長軸は、型締モータ25Bの回転子に対し同軸的にスプライン結合され、ねじ軸27Bの前側の延長軸は、クロスヘッド21Bに保持される軸受29Bに回転自在に支持される。ねじ軸27Bは、型締モータ25Bの回転子の中心線上に配設されるが、その中心線からずらして配設されてもよい。この場合、型締モータ25Bの回転運動はベルトやプーリなどを介して回転部材に伝達され、その回転部材に対しねじ軸27Bの後側の延長軸がスプライン結合されてもよい。型締モータ25Bを作動させると、ねじ軸27Bが回転しながら進退することで、軸受29Bと共にクロスヘッド21Bが進退する。運動変換機構26Bは、ねじ軸27Bやねじナット28Bに加えて、軸受29Bを有する。
型締装置10は、制御装置90による制御下で、型閉工程、型締工程、型開工程などを行う。
型閉工程では、型締モータ25を駆動してクロスヘッド21を設定速度で型閉完了位置まで前進させることにより、可動プラテン13を前進させ、可動金型33を固定金型32にタッチさせる。クロスヘッド21の位置や速度は、例えば型締モータ25のエンコーダ25aなどを用いて検出する。エンコーダ25aは、型締モータ25の回転を検出し、その検出結果を示す信号を制御装置90に送る。
型締工程では、型締モータ25をさらに駆動してクロスヘッド21を型閉完了位置から型締位置までさらに前進させることで型締力を生じさせる。型締時に可動金型33と固定金型32との間にキャビティ空間34が形成され、射出装置40がキャビティ空間34に液状の成形材料を充填する。充填された成形材料が固化されることで、成形品が得られる。キャビティ空間34の数は複数でもよく、その場合、複数の成形品が同時に得られる。
型開工程では、型締モータ25を駆動してクロスヘッド21を設定速度で型開完了位置まで後退させることにより、可動プラテン13を後退させ、可動金型33を固定金型32から離間させる。その後、エジェクタ装置50が可動金型33から成形品を突き出す。
尚、本実施形態の型締装置10は、駆動源として、型締モータ25を有するが、型締モータ25の代わりに、油圧シリンダを有してもよい。また、型締装置10は、型開閉用にリニアモータを有し、型締用に電磁石を有してもよい。
エジェクタ装置50は、金型装置30から成形品を突き出す。エジェクタ装置50は、エジェクタモータ51、運動変換機構52、およびエジェクタロッド53を有する。
エジェクタモータ51は、可動プラテン13に取付けられる。エジェクタモータ51は、運動変換機構52に直結されるが、ベルトやプーリなどを介して運動変換機構52に連結されてもよい。
運動変換機構52は、エジェクタモータ51の回転運動をエジェクタロッド53の直線運動に変換する。運動変換機構52は、例えば、ねじ軸と、ねじ軸に螺合するねじナットとを含む。ねじ軸と、ねじナットとの間には、ボールまたはローラが介在してよい。
エジェクタロッド53は、可動プラテン13の貫通穴において進退自在とされる。エジェクタロッド53の前端部は、可動金型33の内部に進退自在に配設される可動部材35と接触する。エジェクタロッド53の前端部は、可動部材35と連結されていても、連結されていなくてもよい。
エジェクタ装置50は、制御装置90による制御下で、突き出し工程などを行う。
突き出し工程では、エジェクタモータ51を駆動してエジェクタロッド53を設定速度で前進させることにより、可動部材35を前進させ、成形品を突き出す。その後、エジェクタモータ51を駆動してエジェクタロッド53を設定速度で後退させ、可動部材35を元の位置まで後退させる。エジェクタロッド53の位置や速度は、例えばエジェクタモータ51のエンコーダ51aを用いて検出する。エンコーダ51aは、エジェクタモータ51の回転を検出し、その検出結果を示す信号を制御装置90に送る。
制御装置90は、図1や図2に示すようにCPU(Central Processing Unit)91と、メモリなどの記憶媒体92と、入力インターフェイス93と、出力インターフェイス94とを有する。制御装置90は、記憶媒体92に記憶されたプログラムをCPU91に実行させることにより、各種の制御を行う。また、制御装置90は、入力インターフェイス93で外部からの信号を受信し、出力インターフェイス94で外部に信号を送信する。
図3は、一実施形態によるクロスヘッドを前方から見た図である。図4は、図3のIV−IV線に沿った断面図である。図5は、図3のV−V線に沿った断面図である。図6は、図3のVI−VI線に沿った断面図である。
クロスヘッド21は、運動変換機構26が連結されるクロスヘッド本体部211と、第3リンク24が揺動自在に取付けられるリンク取付部212と、ガイド19が挿通されるガイド挿通部213とを有する。クロスヘッド本体部211、リンク取付部212、およびガイド挿通部213は、鋳造などで一体に成形されてよい。
クロスヘッド本体部211は、図3などに示すように、運動変換機構26が連結されるものである。運動変換機構26は、後述の連結具60によって、クロスヘッド本体部211に連結される。
リンク取付部212は、図3〜図6に示すように、クロスヘッド本体部211からY方向に突出する。リンク取付部212の先端部には、図1および図2に示す第3リンク24がピンなどで揺動自在に取付けられる。リンク取付部212は、図3〜図6に示すように、クロスヘッド本体部211を挟みY方向両側に設けられてよい。
ガイド挿通部213は、図3および図6に示すように、ガイド19が挿通されるガイド挿通穴214を有し、ガイド19に沿って移動する。ガイド19は、例えばトグルサポート15に対し固定されている。ガイド挿通部213は、図3に示すように、クロスヘッド本体部211を挟みX方向両側に設けられてよい。
ところで、一対の第3リンク24のバランスの崩れなどが原因で、型締時にクロスヘッド21が傾くことがある。クロスヘッド21は、主に、X方向に平行な軸を中心に回動し、X方向から見てZ方向に傾く。ここで、上述の如く、X方向はY方向およびZ方向に対し垂直な方向であって、Z方向はクロスヘッド21の移動方向、Y方向は一対の第3リンク24がクロスヘッド21を挟む方向である。横型の型締装置10の場合、Y方向は鉛直方向である。
そこで、型締装置10は、運動変換機構26に対しクロスヘッド21を傾動自在に連結する連結具60を有する。連結具60は、運動変換機構26に対しクロスヘッド21を、X方向から見てZ方向に傾動自在に連結する。クロスヘッド21を傾かせる力がクロスヘッド21から運動変換機構26に伝達することを抑制でき、運動変換機構26に曲げ荷重が作用することを抑制できる。よって、運動変換機構26の曲げ変形を抑制でき、運動変換機構26の破損を抑制できる。
クロスヘッド21の最大傾きは、ガイド挿通穴214の長さ、およびガイド挿通穴214とガイド19とのクリアランスによって定めることができる。クロスヘッド21の過度な傾きを制限できる。
連結具60は、回動軸61を有してよい。回動軸61の軸方向はX方向とされる。回動軸61の中心線を中心に、クロスヘッド21が運動変換機構26に対し回動自在とされる。
回動軸61は、ねじ軸27の軸方向(Z方向)に対し垂直とされてよい。運動変換機構26から出力されるZ方向の推力を効率良く受けることができる。クロスヘッド21のY方向両側に第3リンク24が設けられるので、一対の第3リンク24のバランスの崩れによるクロスヘッド21の傾きを許容するため、回動軸61の軸方向はX方向とされてよい。回動軸61は、ねじナット28に対し固定されており、ねじナット28のX方向両側に設けられている。
連結具60は、回動軸61の外周面を面で受けるブッシュ62を有してよい。ブッシュ62は、円筒状に形成され、その内周面で回動軸61の外周面を受ける。ブッシュ62としては、例えばメタルブッシュなどが用いられる。ブッシュ62の内周面は滑らかであるので、摺動抵抗を低減できる。ブッシュ62は、クロスヘッド21に対し固定されており、回動軸61と同様にねじナット28のX方向両側に設けられている。
連結具60は、運動変換機構26の一部を取り囲むハウジング63を有する。ハウジング63は例えば図4に示すようにねじナット28を取り囲み、ハウジング63の内部にねじナット28が固定され、図3に示すようにハウジング63の外周面に回動軸61が固定される。ハウジング63を介さずに回動軸61がねじナット28に固定されてもよいが、ハウジング63を介して回動軸61がねじナット28に固定されることで、回動軸61の外径を大きくでき、型締時に回動軸61の面圧を低減できる。
尚、本実施形態では、回動軸61がねじナット28に対し固定され、ブッシュ62がクロスヘッド21に対し固定されるが、回動軸61とブッシュ62の配置は逆でもよい。つまり、回動軸61がクロスヘッド21に対し固定され、ブッシュ62がねじナット28に対し固定されてもよい。この場合、ブッシュ62はハウジング63を介してねじナット28に対し固定されてもよい。回動軸61の外径を大きくでき、型締時に回動軸61の面圧を低減できる。また、ねじナット28およびクロスヘッド21の両方に異なるブッシュ62が固定され、その両方のブッシュ62に対し、1つの回動軸61が挿入されていてもよい。また、ねじナット28およびクロスヘッド21の両方に異なる回動軸61が固定され、その両方の回動軸61が1つのブッシュ62に挿入されていてもよい。
型締装置10は、図5に示すように、連結具60の摺動部位に潤滑剤を補給する給脂器64をさらに有してよい。給脂器64は、例えば回動軸61の内部に形成される流路61aを介して、回動軸61とブッシュ62との間に潤滑剤を送り込む。潤滑剤としては、油またはグリースが用いられる。潤滑剤を補給せずに封入してもよいが、潤滑剤を補給することで、潤滑剤の漏れなどに対処できる。
給脂器64は、例えば、潤滑剤を溜めるタンクと、タンクから連結具60に向けて潤滑剤を送るポンプなどの駆動源とを有してよい。給脂器64は、駆動源の駆動力の代わりに、重力などを利用して、タンクから連結具60に向けて潤滑剤を送ってもよい。
以上、射出成形機の実施形態等について説明したが、本発明は上記実施形態等に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、改良が可能である。
上記実施形態の連結具60は、回動軸61と回動軸61の外周面を面で受けるブッシュ62とを有するが、本発明は、これに限定されない。例えば、連結具は、一点を中心とする凸球面部と、凸球面部を面で受ける凹球面部とを有してもよい。凸球面部の中心点を中心に、クロスヘッド21が運動変換機構26に対し回動自在とされる。クロスヘッド21の動きの自由度を向上できる。凸球面部および凹球面部のうちの、いずれか一方がクロスヘッド21に対し固定され、残りの一方がねじナット28に対し固定される。その残りの一方は、ハウジング63を介してねじナット28に対し固定されてもよい。給脂器64は、凸球面部と凹球面部との間に潤滑剤を補給する。
上記実施形態の連結具60は、ねじナット28と共に進退するクロスヘッド21を、ねじナット28に対し傾動自在に連結するが、本発明は、これに限定されない。
例えば、図7に示す連結具60Aは、ねじ軸27Aと共に進退するクロスヘッド21Aを、ねじ軸27Aに対し傾動自在に連結する。連結具60Aは、ねじ軸27Aに対しクロスヘッド21Aを、X方向から見てZ方向に傾動自在に連結する。連結具60Aは、図1〜図6に示す連結具60と同様に、図5などに示す回動軸61やブッシュ62を有してよい。回動軸61およびブッシュ62のうちの、いずれか一方がクロスヘッド21Aに対し固定され、残りの一方がねじ軸27Aの前側の延長軸に対し固定される。その残りの一方は、ハウジング63Aを介してねじ軸27Aの前側の延長軸に対し固定されてもよい。ハウジング63Aの内部にねじ軸27Aの前側の延長軸が固定される。また、連結具60Aは、回動軸61やブッシュ62の代わりに、凸球面部や凹球面部を有してもよい。また、連結具60Aの摺動部位に潤滑剤を補給する給脂器が設けられてもよい。
また、図8に示す連結具60Bは、ねじ軸27Bの前側の延長軸を回転自在に支持する軸受29Bと共に進退するクロスヘッド21Bを、軸受29Bに対し傾動自在に連結する。連結具60Bは、軸受29Bに対しクロスヘッド21Bを、X方向から見てZ方向に傾動自在に連結する。連結具60Bは、図1〜図6に示す連結具60と同様に、図5などに示す回動軸61やブッシュ62を有してよい。回動軸61およびブッシュ62のうちの、いずれか一方がクロスヘッド21Bに対し固定され、残りの一方が軸受29Bに対し固定される。その残りの一方は、ハウジング63Bを介して軸受29Bに対し固定されてもよい。ハウジング63Bの内部に軸受29Bの外輪が固定される。また、連結具60Bは、回動軸61やブッシュ62の代わりに、凸球面部や凹球面部を有してもよい。また、連結具60Bの摺動部位に潤滑剤を補給する給脂器が設けられてもよい。
上記実施形態の型締装置10は、型開閉方向が水平方向である横型であるが、型開閉方向が上下方向である竪型でもよい。竪型の型締装置は、下プラテン、上プラテン、トグルサポート、タイバー、トグル機構、および型締モータなどを有する。下プラテンと上プラテンのうち、いずれか一方が固定プラテン、残りの一方が可動プラテンとして用いられる。下プラテンには下金型が取付けられ、上プラテンには上金型が取付けられる。下金型と上金型とで金型装置が構成される。下金型は、ロータリーテーブルを介して下プラテンに取付けられてもよい。トグルサポートは、下プラテンの下方に配設される。トグル機構は、トグルサポートと下プラテンとの間に配設され、トグルサポートに対し下プラテンを相対的に昇降させる。型締モータは、トグル機構を作動させる。タイバーは、鉛直方向に平行とされ、下プラテンを貫通し、上プラテンとトグルサポートとを連結する。
上記実施形態のトグル機構20は、型締モータ25による推力を増幅して可動プラテン13伝達するものとして用いられるが、エジェクタモータ51による推力を増幅してエジェクタロッド53に伝達するものとして用いられてもよい。この場合、トグル機構20は、可動プラテン13の後方において進退自在とされるスライドベースと、可動プラテン13との間に設けられる。第1リンク22はスライドベースに対しピンなどで揺動自在に取付けられ、第2リンク23は可動プラテン13に対しピンなどで揺動自在に取付けられる。第1リンク22と第2リンク23とは、ピンなどで屈伸自在に連結され、例えば前進開始時に伸びた状態、前進完了時に曲がった状態とされる。第2リンク23は、第3リンク24を介してクロスヘッド21に取付けられる。エジェクタモータ51の回転運動は、運動変換機構52によってクロスヘッド21の直線運動に変換される。エジェクタモータ51を作動させて、クロスヘッド21を進退させると、第1リンク22と第2リンク23とが屈伸し、可動プラテン13に対しスライドベースが進退する。その結果、スライドベースと共にエジェクタロッド53が進退する。連結具60が運動変換機構52に対しクロスヘッド21を傾動自在に連結してよい。これにより、クロスヘッド21を傾かせる力がクロスヘッド21から運動変換機構52に伝達することを抑制でき、運動変換機構52に曲げ荷重が作用することを抑制できる。図3〜図6に示す連結具60の代わりに、図7に示す連結具60Aまたは図8に示す連結具60Bが運動変換機構52に対しクロスヘッド21を傾動自在に連結してもよい。エジェクタ装置50は、連結具60、60A、60Bの摺動部位に潤滑剤を補給する給脂器を有してもよい。
10 型締装置
12 固定プラテン
13 可動プラテン
15 トグルサポート
19 ガイド
20 トグル機構
21 クロスヘッド
211 クロスヘッド本体部
212 リンク取付部
213 ガイド挿通部
22 第1リンク
23 第2リンク
24 第3リンク
25 型締モータ
26 運動変換機構
27 ねじ軸
28 ねじナット
30 金型装置
40 射出装置
50 エジェクタ装置
51 エジェクタモータ
52 運動変換機構
53 エジェクタロッド
60 連結具
61 回動軸
61a 流路
62 ブッシュ
63 ハウジング
64 給脂器

Claims (7)

  1. クロスヘッド、および前記クロスヘッドに揺動自在に取付けられるリンクを含むトグル機構と、
    前記トグル機構を作動させるモータと、
    前記モータの回転運動を前記クロスヘッドの直線運動に変換する運動変換機構と、
    前記運動変換機構に対し前記クロスヘッドを傾動自在に連結する連結具とを有する、射出成形機。
  2. 前記連結具は、回動軸を有し、
    前記回動軸の中心線を中心に、前記運動変換機構に対し前記クロスヘッドが回動自在とされる、請求項1に記載の射出成形機。
  3. 前記連結具は、前記運動変換機構の一部を取り囲むハウジングを有し、
    前記ハウジングに、前記運動変換機構の前記一部が固定される、請求項1または2に記載の射出成形機。
  4. 前記連結具の摺動部位に潤滑剤を補給する給脂器をさらに有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の射出成形機。
  5. 前記運動変換機構は、ねじ軸と、前記ねじ軸に螺合するねじナットとを含み、
    前記連結具は、前記ねじナットと共に進退する前記クロスヘッドを、前記ねじナットに対し傾動自在に連結する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の射出成形機。
  6. 前記運動変換機構は、ねじ軸と、前記ねじ軸に螺合するねじナットとを含み、
    前記連結具は、前記ねじ軸と共に進退する前記クロスヘッドを、前記ねじ軸に対し傾動自在に連結する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の射出成形機。
  7. 前記運動変換機構は、ねじ軸と、前記ねじ軸に螺合するねじナットとを含み、
    前記連結具は、前記ねじ軸の延長軸を回転自在に支持する軸受と共に進退する前記クロスヘッドを、前記軸受に対し傾動自在に連結する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の射出成形機。
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