JP2018029781A - 管理装置、遊技用システム及びプログラム - Google Patents

管理装置、遊技用システム及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】より高度な来店分析を行うための新たな手法を提案する。【解決手段】来店管理システム1000Bは、携帯端末3と、当該携帯端末3と通信可能なサーバー5とを備える。サーバー5は、携帯端末3からの所定要求に応じて、当該携帯端末3に店舗情報を提供可能であり、携帯端末3への店舗情報の提供履歴と、当該携帯端末3を所有する利用者を識別可能な会員IDとを対応付けて記憶可能である。また、サーバー5は、店舗に設置される発信装置7と携帯端末3との間の通信に基づいて、当該携帯端末3を所有する利用者の店舗への来店検出を実行可能であり、店舗を識別可能な店舗IDと、当該店舗について来店が検出された来店者に対応する会員IDと、当該店舗の店舗情報の携帯端末3への提供履歴と、を対応付けて記憶可能である。【選択図】図30

Description

本発明は、利用者端末と通信可能な管理装置等に関する。
現在、利用者が所有する利用者端末として、スマートフォン等の携帯端末が普及してきており、その通信機能を利用して、各種のサービスが行われている。例えば、利用者が店舗に来店した場合に、ポイントカードに捺印を行ったり、ポイントカードをカードリーダーに通すことで、店舗に来店した利用者に特典を与えるサービスが行われている。
上記に関連する技術として、例えば特許文献1には、店舗において、会員登録された利用者毎に店舗への来店回数や遊技時間等の情報を集計することで、来店分析を行う技術が考案されている。
特開2005−237554号公報
利用者端末を利用したサービスとしては、上記のサービスの他にも、例えば、店舗に関する情報(以下、「店舗情報」という。)を利用者端末に提供するサービスが考えられる。しかし、特許文献1に開示されているような従来の手法では、利用者端末に提供される店舗情報が利用者に有効活用されたかどうかを分析することはできず、来店分析としては不十分であるという問題があった。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、より高度な来店分析を行うための新たな手法を提案することにある。
本発明は、上記の課題を解決するために、次のような手段を採る。なお、後述する発明を実施するための形態の説明及び図面で使用した符号を参考のために付記するが、本発明の構成要素は該符号を付したものには限定されない。
手段1に係る発明は、
利用者端末(図30の携帯端末3等)と通信可能な管理装置(図30のサーバー5等)であって、
利用者端末からの所定要求(図43のS404等)に応じて、当該利用者端末に店舗情報(図43のS413等)を提供可能な店舗情報提供手段(図30の制御手段51)と、
利用者端末への店舗情報の提供履歴(図38の検索履歴管理テーブル523の日時等)と、当該利用者端末を所有する利用者を識別可能な利用者識別情報(図38の検索履歴管理テーブル523の会員ID等)とを対応付けて記憶可能な第1記憶手段(図31の記憶手段52:検索履歴管理テーブル523等)と、
店舗に設置される所定装置(図30の発信装置7等)と利用者端末との間の通信(図32のBluetooth通信部40cとの通信等)に基づいて、当該利用者端末を所有する利用者の店舗への来店検出を実行可能な来店検出手段(図30の制御手段51)と、
店舗を識別可能な店舗識別情報(図41の会員情報管理テーブル529の店舗ID等)と、当該店舗について前記来店検出手段によって来店が検出された来店者に対応する利用者識別情報(図41の会員情報管理テーブル529の会員ID等)と、当該店舗の店舗情報の利用者端末への提供履歴(図41の会員情報管理テーブル529のアクセス履歴等)とを対応付けて記憶可能な第2記憶手段(図31の記憶手段52:会員情報管理テーブル529等)と、
を備えることを特徴とする管理装置である。
これによれば、店舗情報が有効活用されたかどうかを分析することができ、より高度な来店分析を行うことが可能となる。
また、手段2に係る発明として、
手段1に記載した管理装置であって、
前記来店検出手段は、前記所定装置として店舗に設置される発信装置(図30の発信装置7等)からの利用者端末の信号受信(ビーコン信号の受信等)に応じた当該利用者端末との間の通信(図39の来店履歴管理テーブル525の通信方式等)に基づいて、前記来店検出を実行することを特徴とする管理装置を構成してもよい。
これによれば、店舗に設置される発信装置からの利用者端末の信号受信に応じた当該利用者端末との間の通信に基づくことで、利用者の来店を簡易且つ適切に検出することができる。
また、手段3に係る発明として、
手段1又は2に記載した管理装置であって、
前記来店検出手段は、前記所定装置からの利用者端末の情報取得(コード(一次元コードや二次元コード)を読み取ることによる情報取得等)に応じて当該利用者端末から提供される利用者識別情報(会員ID等)を含む所定情報の取得に基づいて、前記来店検出を実行することを特徴とする管理装置を構成してもよい。
これによれば、所定装置からの利用者端末の情報取得に応じて当該利用者端末から提供される利用者識別情報を含む所定情報の取得に基づくことで、利用者の来店を簡易且つ適切に検出することができる。
また、手段4に係る発明として、
手段1〜3のいずれか1つに記載した管理装置であって、
前記店舗情報提供手段は、店舗に設置される遊技機での遊技により遊技者が獲得した獲得遊技価値(例えば、貯メダル)に関する獲得遊技価値情報(図38の検索履歴管理テーブル523の貯メダル等)を含む店舗情報を提供することを特徴とする管理装置を構成してもよい。
これによれば、獲得遊技価値情報を含む店舗情報を利用者端末に提供可能となる。その結果、利用者は自身の利用者端末で店舗の獲得遊技価値情報を確認することができるようになり、店舗に赴く際の参考にすることができる。
また、手段5に係る発明として、
手段1〜4のいずれか1つに記載した管理装置であって、
前記店舗情報提供手段は、店舗で開催されるイベントに関するイベント情報を含む店舗情報(図38の検索履歴管理テーブル523のイベント情報等)を提供することを特徴とする管理装置を構成してもよい。
これによれば、イベント情報を含む店舗情報を利用者端末に提供可能となる。その結果、利用者は自身の利用者端末で店舗のイベント情報を確認することができるようになり、店舗に赴く際の参考にすることができる。
また、手段6に係る発明として、
手段1〜5のいずれか1つに記載した管理装置であって、
前記店舗情報提供手段は、利用者端末からの位置情報を含む所定要求(図34の全店舗、地図表示アイコン420等)に応じて、当該所定要求に含まれる位置情報から特定される店舗の店舗情報(図36の店舗地図画面等)を提供することを特徴とする管理装置を構成してもよい。
これによれば、利用者が利用者端末を用いて指定した位置情報から特定される店舗の店舗情報を提供可能となる。その結果、利用者は自身の利用者端末で店舗情報を確認することができるようになり、店舗に赴く際の参考にすることができる。
また、手段7に係る発明として、
手段1〜6のいずれか1つに記載した管理装置であって、
前記来店者について来店指標値(例えば、店舗ランク)を店舗毎に設定する来店指標値設定手段(図30の制御手段51等)をさらに備え、
前記第2記憶手段は、前記来店指標値設定手段によって設定された来店指標値をさらに対応付けて記憶する(図31の記憶手段52:会員情報管理テーブル529の店舗ランク等)ことを特徴とする管理装置を構成してもよい。
これによれば、店舗に来店した来店者それぞれについて、来店指標値を店舗毎に設定して管理することが可能となる。
また、手段8に係る発明として、
手段7に記載した管理装置であって、
前記来店指標値設定手段は、設定した来店指標値を所定契機(利用者の退店を検出した契機、時間に応じた契機、更新操作を検知した契機等)で更新する来店指標値更新手段(図30の制御手段51等)を有することを特徴とする管理装置を構成してもよい。
これによれば、例えば、利用者の店舗への来店回数や来店頻度等に応じて、来店指標値を適切に更新することが可能となる。
また、手段9に係る発明として、
手段7又は8に記載した管理装置であって、
前記第2記憶手段に記憶された来店指標値に基づいて、第1店舗における来店指標値(例えば、図41の会員情報管理テーブル529の会員K0002における店舗EEX等の店舗ランク)と第2店舗における来店指標値(例えば、図41の会員情報管理テーブル529の会員K0002における店舗AAX等の店舗ランク)とを対応付けた来店指標値情報(図41の会員情報管理テーブル529の店舗ランク等)を、前記第1店舗に設置される店舗管理装置(図7のカード管理コンピューター500等)に提供可能な来店指標値情報提供手段(図30の制御手段51等)をさらに備えることを特徴とする管理装置を構成してもよい。
これによれば、特定の店舗に対して、当該店舗における来店者の来店指標値に関する情報ばかりでなく他の店舗における当該来店者の来店指標値に関する情報も提供することが可能となる。その結果、店舗側で来店者の来店の傾向等の把握・分析を行うことができるようになるため、至便である。
また、手段10に係る発明として、
手段9に記載した管理装置であって、
前記来店指標値情報提供手段は、前記第1店舗とは異なる複数の店舗を前記第2店舗(例えば、店舗BBX)として前記来店指標値情報を提供することを特徴とする管理装置を構成してもよい。
これによれば、店舗側で来店者の来店の傾向等の把握・分析をより詳細に行うことを可能とすることができる。
また、手段11に係る発明として、
手段9に記載した管理装置であって、
前記来店指標値情報提供手段は、前記第1店舗(例えば、図41の会員情報管理テーブル529の会員K0002における店舗EEX等)とは異なる店舗のうち前記来店指標値が最大である店舗を前記第2店舗(例えば、会員K0002における店舗BBX等)として前記来店指標値情報を提供することを特徴とする管理装置を構成してもよい。
これによれば、店舗側で最も来店者の来店頻度が高い店舗を把握することを可能とすることができる。
また、手段12に係る発明として、
手段1〜11のいずれか1つに記載した管理装置であって、
利用者識別情報と対応付けられた店舗の会員登録情報に基づいて、前記来店者が当該店舗に会員登録されていない非会員登録来店者(例えば、図41の会員情報管理テーブル529において、会員K0001が店舗DDXに来店した場合)であるか否かを判定可能な非会員登録来店者判定手段(図30の制御手段51等)と、
前記非会員登録来店者判定手段によって非会員登録来店者であると判定された場合に、当該非会員登録来店者が所有する利用者端末に、店舗への会員登録を促進するための会員登録促進情報を提供可能な会員登録促進情報提供手段(図30の制御手段51等)と、
をさらに備えることを特徴とする管理装置を構成してもよい。
これによれば、店舗に会員登録されていない利用者に対して、当該店舗への会員登録を促進することができる。
また、手段13に係る発明として、
手段1〜12のいずれか1つに記載した管理装置であって、
前記所定装置と利用者端末との間の通信に基づいて、当該利用者端末を所有する利用者の店舗の入退店を検出可能(図39の来店履歴管理テーブル525の入店時間と来店時間、図37の発信装置7Aと7B、図46のS704とS711等)な入退店検出手段(図30の制御手段51等)と、
前記入退店検出手段によって入退店のうちのいずれか一方が検出されなかった場合に、所定処理を実行可能(図39の来店履歴管理テーブル525のエラー、図46のS721等)な所定処理実行手段(図30の制御手段51等)と、
をさらに備えることを特徴とする管理装置を構成してもよい。
これによれば、利用者の入退店が適切に検出されたか否かの判断を行うことが可能となる。
また、手段14に係る発明として、
手段1〜13のいずれか1つに記載した管理装置であって、
前記第2記憶手段は、前記来店者に関する来店者情報(図41の会員情報管理テーブル529の性別等)をさらに対応付けて記憶することを特徴とする管理装置を構成してもよい。
これによれば、来店者の情報をより詳細に管理することが可能となる。
また、手段15に係る発明として、
手段14に記載した管理装置であって、
前記第2記憶手段は、来店者の言語を識別可能な言語識別情報(図41の会員情報管理テーブル529の国籍等)を前記来店者情報として記憶することを特徴とする管理装置を構成してもよい。
これによれば、国内の来店者ばかりでなく、外国の来店者も管理することが可能となる。
また、手段16に係る発明として、
手段14又は15に記載した管理装置であって、
前記第2記憶手段に記憶された来店者情報について複数の店舗間で記憶内容に齟齬(図41の会員情報管理テーブル529:(a)会員情報管理テーブル1の性別と(b)会員情報管理テーブル2の性別とが異なる場合等)が生じている場合に、特定処理を実行可能な特定処理実行手段(図30の制御手段51等)をさらに備えることを特徴とする管理装置を構成してもよい。
これによれば、複数の店舗間で来店者情報に齟齬が生じている場合に、登録されている来店者情報を是正するなどの措置を取ることが可能となる。
また、手段17に係る発明として、
手段14〜16のいずれか1つに記載した管理装置であって、
前記第2記憶手段は、店舗での遊技に伴う収支情報(図41の会員情報管理テーブル529の貯メダル数等)を前記来店者情報として記憶し、
前記第2記憶手段に記憶された収支情報を当該来店者が所有する利用者端末に提供可能な収支情報提供手段(図30の制御手段51等)をさらに備えることを特徴とする管理装置を構成してもよい。
これによれば、店舗での遊技に伴う来店者の収支情報を利用者端末に提供可能となる。その結果、利用者は自身の収支を把握することができるようになるため、至便である。
また、手段18に係る発明として、
手段1〜17のいずれか1つに記載した管理装置であって、
利用者識別情報と対応付けられた店舗の会員登録情報を、店舗用端末(会員管理コンピューターやカード管理コンピューター等の店舗に設置される管理装置、店舗の従業員用のタブレット端末やPDA、リモコン等の端末装置)に提供可能(図40の店舗情報管理テーブル527のコネクトアプリ等)な会員登録情報提供手段(図30の制御手段51等)をさらに備えることを特徴とする管理装置を構成してもよい。
これによれば、店舗が所有する端末装置に店舗の会員登録情報を提供可能となる。
手段19に係る発明は
利用者端末(図30の携帯端末3等)と、前記利用者端末と通信可能な管理装置(図30のサーバー5等)と、を備える遊技用システム(図30の来店管理システム1000B等)であって、
前記利用者端末は、
前記管理装置に所定要求を実行可能な所定要求手段(図32の制御部31等)と、
前記管理装置から店舗情報を取得可能な店舗情報取得手段(図32の制御部31等)と、
店舗に設置される所定装置からの情報取得に応じて前記管理装置との間で通信可能な通信手段(図32のBluetooth通信部40c等)と、
を備え、
前記管理装置は、
前記所定要求に応じて、前記利用者端末に店舗情報を提供可能な店舗情報提供手段(図30の制御手段51等)と、
前記利用者端末への店舗情報の提供履歴と、当該利用者端末を所有する利用者を識別可能な利用者識別情報とを対応付けて記憶可能な第1記憶手段(図31の記憶手段52:検索履歴管理テーブル523等)と、
前記利用者端末との間の通信に基づいて、当該利用者端末を所有する利用者の店舗への来店検出を実行可能な来店検出手段と、
店舗を識別可能な店舗識別情報と、当該店舗について前記来店検出手段によって来店が検出された来店者に対応する利用者識別情報と、当該店舗の店舗情報の利用者端末への提供履歴とを対応付けて記憶可能な第2記憶手段(図31の記憶手段52:会員情報管理テーブル529等)と、
を備える、
ことを特徴とする遊技用システムである。
これによれば、店舗情報が有効活用されたかどうかを分析することができ、より高度な来店分析を行うことが可能となる。
また、手段20に係る発明として、
手段19に記載した遊技用システムであって、
前記通信手段は、前記所定装置として店舗に設置される発信装置(図30の発信装置7等)からの信号受信(ビーコン信号の受信等)に応じて前記管理装置との間で通信を実行する(図45の来店処理のS612等)ことを特徴とする遊技用システムを構成してもよい。
これによれば、店舗に設置される発信装置からの利用者端末の信号受信に応じた管理装置との間の通信に基づくことで、利用者の来店を簡易且つ適切に検出することができる。
また、手段21に係る発明として、
手段19又は20に記載した遊技用システムであって、
前記通信手段は、前記所定装置からの利用者端末の情報取得に応じて利用者識別情報(会員ID等)を含む所定情報を前記管理装置に送信し、
前記来店検出手段は、前記利用者端末から提供される所定情報の取得に基づいて、前記来店検出を実行(図46の集計処理のS705、S712等)する、
ことを特徴とする遊技用システムを構成してもよい。
これによれば、所定装置からの利用者端末の情報取得に応じて当該利用者端末から提供される利用者識別情報を含む所定情報の取得に基づくことで、利用者の来店を簡易且つ適切に検出することができる。
また、手段22に係る発明として、
手段19〜21のいずれか1つに記載した遊技用システムであって、
前記店舗情報提供手段は、店舗に設置される遊技機での遊技により遊技者が獲得した遊技価値である獲得遊技価値に関する獲得遊技価値情報(図38の検索履歴管理テーブル523の貯メダル等)を含む店舗情報を提供し、
前記店舗情報取得手段は、前記獲得遊技価値情報を含む店舗情報(図35の店舗情報画面の貯メダル数等)を取得する、
ことを特徴とする遊技用システムを構成してもよい。
これによれば、獲得遊技価値情報を含む店舗情報を利用者端末に提供可能となる。その結果、利用者は自身の利用者端末で店舗の獲得遊技価値情報を確認することができるようになり、店舗に赴く際の参考にすることができる。
また、手段23に係る発明として、
手段19〜22のいずれか1つに記載した遊技用システムであって、
前記店舗情報提供手段は、店舗で開催されるイベントに関するイベント情報(図38の検索履歴管理テーブル523のイベント情報等)を含む店舗情報を提供し、
前記店舗情報取得手段は、前記イベント情報を含む店舗情報(図35の店舗情報画面のイベント情報等)を取得する、
ことを特徴とする遊技用システムを構成してもよい。
これによれば、イベント情報を含む店舗情報を利用者端末に提供可能となる。その結果、利用者は自身の利用者端末で店舗のイベント情報を確認することができるようになり、店舗に赴く際の参考にすることができる。
また、手段24に係る発明として、
手段19〜23のいずれか1つに記載した遊技用システムであって、
前記所定要求手段は、位置情報を含む所定要求(図34の全店舗、地図表示アイコン420等)を行い、
前記店舗情報提供手段は、前記所定要求に含まれる位置情報から特定される特定店舗の店舗情報を提供し、
前記店舗情報取得手段は、前記特定店舗の店舗情報(図36の店舗地図画面の地図情報等)を取得する、
ことを特徴とする遊技用システムを構成してもよい。
これによれば、利用者が利用者端末を用いて指定した位置情報から特定される店舗の店舗情報を提供可能となる。その結果、利用者は自身の利用者端末で店舗情報を確認することができるようになり、店舗に赴く際の参考にすることができる。
また、手段25に係る発明として、
手段19〜24のいずれか1つに記載した遊技用システムであって、
店舗管理装置(図7のカード管理コンピューター500等)をさらに備え、
前記管理装置は、前記来店者について来店指標値(店舗ランク等)を店舗毎に設定可能な来店指標値設定手段(図30の制御手段51等)をさらに備え、
前記第2記憶手段は、前記来店指標値設定手段によって設定された来店指標値をさらに対応付けて記憶し、
前記管理装置は、前記第2記憶手段に記憶された来店指標値に基づいて、来店者の第1店舗における来店指標値と第2店舗における来店指標値とに基づく来店指標値情報を、前記第1店舗に設置される前記店舗管理装置に提供可能な来店指標値情報提供手段(図30の制御手段51等)をさらに備え、
前記店舗管理装置は、前記管理装置から前記来店指標値情報を取得する来店指標値情報取得手段(図7のCPU502等)を備える、
ことを特徴とする遊技用システムを構成してもよい。
これによれば、店舗に来店した来店者それぞれについて、来店指標値を店舗毎に設定して管理することが可能となる。
また、手段26に係る発明として、
手段25に記載した遊技用システムであって、
前記来店指標値情報提供手段は、前記第1店舗とは異なる複数の店舗を前記第2店舗として前記来店指標値情報を提供することを特徴とする遊技用システムを構成してもよい。
これによれば、店舗側で来店者の来店の傾向等の把握・分析をより詳細に行うことを可能とすることができる。
また、手段27に係る発明として、
手段25に記載した遊技用システムであって、
前記来店指標値情報提供手段は、前記第1店舗とは異なる店舗のうち前記来店指標値が最大である店舗を前記第2店舗として前記来店指標値情報を提供することを特徴とする遊技用システムを構成してもよい。
これによれば、店舗側で最も来店者の来店頻度が高い店舗を把握することを可能とすることができる。
また、手段28に係る発明として、
手段19〜27のいずれか1つに記載した遊技用システムであって、
前記管理装置は、
利用者識別情報と対応付けられた店舗の会員登録情報に基づいて、前記来店者が当該店舗に会員登録されていない非会員登録来店者であるか否かを判定可能な非会員登録来店者判定手段(図30の制御手段51等)と、
前記非会員登録来店者判定手段によって非会員登録来店者であると判定された場合に、当該非会員登録来店者が所有する利用者端末に、店舗への会員登録を促進するための会員登録促進情報を提供可能な会員登録促進情報提供手段(図30の制御手段51等)と、
をさらに備え、
前記利用者端末は、前記管理装置から前記会員登録促進情報を取得可能な会員登録促進情報取得手段(図32の制御部31等)をさらに備える、
ことを特徴とする遊技用システムを構成してもよい。
これによれば、店舗に会員登録されていない利用者に対して、当該店舗への会員登録を促進することができる。
また、手段29に係る発明として、
手段19〜28のいずれか1つに記載した遊技用システムであって、
前記第2記憶手段は、店舗での遊技に伴う収支情報(図41の会員情報管理テーブル529の貯メダル数等)をさらに対応付けて記憶し、
前記管理装置は、前記第2記憶手段に記憶された収支情報を当該来店者が所有する利用者端末に提供可能な収支情報提供手段(図30の制御手段51等)をさらに備え、
前記利用者端末は、
前記管理装置から前記収支情報を取得可能な収支情報取得手段(図32の制御部31等)と、
前記店舗情報取得手段によって取得された店舗情報と前記収支情報取得手段によって取得された収支情報とに基づく所定表示が可能な表示手段(図32のタッチパネル表示部37b等)と、
を備える、
ことを特徴とする遊技用システムを構成してもよい。
これによれば、店舗での遊技に伴う来店者の収支情報を利用者端末に提供可能となる。その結果、利用者は自身の収支を把握することができるようになるため、至便である。
また、手段30に係る発明として、
手段19〜29のいずれか1つに記載した遊技用システムであって、
店舗用端末(会員管理コンピューターやカード管理コンピューター等の店舗に設置される管理装置、店舗の従業員用のタブレット端末やPDA、リモコン等の端末装置)をさらに備え、
前記管理装置は、利用者識別情報と対応付けられた店舗の会員登録情報を、前記店舗用端末に提供可能な会員登録情報提供手段(図30の制御手段51等)をさらに備え、
前記店舗用端末は、前記管理装置から前記会員登録情報を取得可能な会員登録情報取得手段(図8のCPU502等)を備える、
ことを特徴とする遊技用システムを構成してもよい。
これによれば、店舗が所有する端末装置に店舗の会員登録情報を提供可能となる。
手段31に係る発明は、
通信手段(図32の通信部等)を備える利用者端末(図32の携帯端末3等)を、
管理装置(図30のサーバー5等)に所定要求を実行する所定要求手段(図32の制御部31等)、
前記管理装置から店舗情報を取得する店舗情報取得手段(図32の制御部31等)、
店舗に設置される所定装置(図30の発信装置7等)からの情報取得に応じて前記管理装置との間で前記通信手段に通信を実行させるように制御する通信制御手段(図32の制御部31等)、
として機能させることを特徴とするプログラム(図32の記憶部33に記憶されたプログラム等)である。
これによれば、店舗に設置される所定装置との通信に応じて管理装置との間で通信を実行することができる。これにより、管理装置側で店舗情報が有効活用されたかどうかを分析することができるようになり、より高度な来店分析を行うことを可能とすることができる。
また、手段32に係る発明として、
手段31に記載したプログラムであって、
前記通信制御手段を、前記所定装置として店舗に設置される発信装置(図30の発信装置7等)からの信号受信(ビーコン信号の受信等)に応じて前記管理装置との間で通信を実行させる(図45の来店処理のS612等)ように機能させることを特徴とするプログラムを構成してもよい。
これによれば、店舗に設置される発信装置からの信号受信に応じて管理装置との間で通信を実行することができる。
また、手段33に係る発明として、
手段31又は32に記載したプログラムであって、
前記通信制御手段を、前記所定装置からの情報取得に応じて利用者識別情報(会員ID等)を含む所定情報を前記管理装置に送信させるように機能させることを特徴とするプログラムを構成してもよい。
これによれば、所定装置からの利用者端末の情報取得に応じて利用者識別情報を含む所定情報を管理装置に送信することができる。
また、手段34に係る発明として、
手段31〜33のいずれか1つに記載したプログラムであって、
前記店舗情報取得手段を、店舗に設置される遊技機での遊技により遊技者が獲得した遊技価値である獲得遊技価値に関する獲得遊技価値情報(図38の検索履歴管理テーブル523の貯メダル等)を含む店舗情報を取得するように機能させることを特徴とするプログラムを構成してもよい。
これによれば、店舗に設置される遊技機での遊技により利用者が獲得した獲得遊技価値に関する情報を確認することが可能となり、店舗に赴く際の参考にすることができる。
また、手段35に係る発明として、
手段31〜34のいずれか1つに記載したプログラムであって、
前記店舗情報取得手段を、店舗で開催されるイベントに関するイベント情報(図38の検索履歴管理テーブル523のイベント情報等)を含む店舗情報を取得するように機能させることを特徴とするプログラムを構成してもよい。
これによれば、店舗で開催されるイベントに関する情報を利用者が確認することが可能となり、店舗に赴く際の参考にすることができる。
また、手段36に係る発明として、
手段31〜35のいずれか1つに記載したプログラムであって、
前記所定要求手段を、位置情報を含む所定要求(図34の全店舗、地図表示アイコン420等)を行うように機能させ、
前記店舗情報取得手段を、前記所定要求に含まれる位置情報から特定される特定店舗の店舗情報を取得するように機能させる、
ことを特徴とするプログラムを構成してもよい。
これによれば、利用者端末を用いて指定した位置情報から特定される店舗の店舗情報を利用者が確認することが可能となり、店舗に赴く際の参考にすることができる。
また、手段37に係る発明として、
手段31〜36のいずれか1つに記載したプログラムであって、
前記利用者端末を、前記管理装置から店舗への会員登録を促進するための会員登録促進情報を取得する会員登録促進情報取得手段(図32の制御部31等)としてさらに機能させることを特徴とするプログラムを構成してもよい。
これによれば、会員登録促進情報を確認することが可能となり、店舗への会員登録を行うかどうかの参考にすることができる。
また、手段38に係る発明として、
手段31〜37のいずれか1つに記載したプログラムであって、
前記利用者端末は、表示手段(図32のタッチパネル表示部37等)をさらに備え、
前記利用者端末を、
前記管理装置から店舗での遊技に伴う収支情報を取得する収支情報取得手段(図32の制御部31等)、
前記店舗情報取得手段によって取得された店舗情報と前記収支情報取得手段によって取得された収支情報とに基づく所定表示を前記表示手段に行わせる表示制御手段(図32の制御部31等)、
としてさらに機能させることを特徴とするプログラムを構成してもよい。
これによれば、店舗での遊技に伴う収支を利用者が確認することが可能となる。
また、他の手段に係る発明として、
通信装置(例えば、図1の通信装置2a〜2d)と、管理装置(例えば、図1のサーバー5)とを備えた来店管理システムであって、
前記通信装置は、店舗(例えば、図1の店舗A〜店舗D)に配置され、利用者が所有する利用者端末(例えば、図1の携帯端末3)と複数の通信方式(例えば、図1の通信装置2a〜2dで使用するBluetooth(登録商標)、Wifi、音波、二次元コード)中、何れか一の前記通信方式で通信可能とし、
前記通信装置もしくは前記利用者端末は、前記通信装置と前記利用者端末との間で通信が行われた際、来店した前記利用者を識別可能な利用者識別情報(例えば、図14の会員ID)と、前記通信に使用した前記通信方式(例えば、図14の通信方式)を含む来店情報を前記管理装置に送信する送信処理(例えば、図16のS202)を実行し、
前記管理装置は、受信した前記来店情報に基づいて、前記利用者の来店に関する集計を行う集計処理(例えば、図16の集計処理S350)を実行することを特徴とする来店管理システムを構成してもよい。
これによれば、店舗に来店した利用者が通信装置と利用者端末の間の通信に使用した通信方式を管理装置で集計することで、利用者が好んで使用する通信方式を判別し、利用者に応じた通知を行う等、利用者に適した各種サービスを提供することが可能となる。また、来店管理システム内での通信方式の利用率を比較するなどして、利用者による通信方式の使用傾向を判定し、今後、店舗に設置する通信装置の通信方式の選定の参考にすることも可能となる。
また、他の手段に係る発明として、
上記の手段に係る来店管理システムであって、
前記管理装置は、前記来店情報に基づき前記利用者の使用頻度の高い前記通信方式(例えば、図14の高頻度通信方式)を判定し、判定した前記通信方式を採用する前記店舗の広告を、当該利用者が所有する前記利用者端末に対して優先的に行う広告処理(例えば、図16の広告選択処理S370)を実行することを特徴とする来店管理システムを構成してもよい。
これによれば、集計処理の結果に基づき、使用頻度の高い通信方式を採用する通信装置が設置された店舗を広告することで、利用者が利用しやすい店舗を広告の対象とし、広告の対象となった店舗に、利用者を効果的に誘引することが可能となる。
また、他の手段に係る発明として、
上記の手段に係る来店管理システムであって、
前記管理装置は、前記来店情報に含まれる前記通信方式と、前記店舗で使用する前記通信方式が異なることを検出可能とすることを特徴とする来店管理システムを構成してもよい。
これによれば、来店ポイントを不正取得する等の不正利用を判定し、不正利用の場合には来店ポイントを付与しない等、不正利用に対する適切な対応を取ることが可能となる。
また、他の手段に係る発明として、
上記の手段に係る来店管理システムであって、
前記通信方式には、前記利用者が気付き易い第1の通信方式(例えば、二次元コードを使用する通信方式)と、前記利用者が気付き難い第2の通信方式(例えば、Bluetooth、Wifi、音波を使用する通信方式)が存在し、
前記利用者端末は、前記第2の通信方式で前記通信装置と通信を行った場合、通信したことを前記第1の通信方式と異なる形態で前記利用者に通知する通知処理(例えば、図16のS206)を実行可能とすることを特徴とする来店管理システムを構成してもよい。
これによれば、通信したことが気付き難い通信方式であっても、利用者は、通信装置と利用者端末の間で通信が行われたことを確認することが可能となる。
また、他の手段に係る発明として、
上記の手段に係る来店管理システムにおいて、
前記管理装置は、受信した前記来店情報に基づいて、前記利用者に来店ポイントを付与するポイント付与処理(例えば、図16のS306)を実行することを特徴とする来店管理システムを構成してもよい。
これによれば、来店に対する特典としての来店ポイントを利用者に与えることで、利用者を店舗に誘引することが可能となる。
また、他の手段に係る発明として、
上記の手段に係る来店管理システムにおいて、
前記管理装置は、前記通信装置と前記利用者端末の間で通信を行う際、前記利用者に対してアンケートを行うための処理(図16のS360、S302〜S305)を実行し、前記ポイント付与処理は、前記アンケートに回答した場合と回答しない場合で、前記利用者に付与する前記来店ポイントを異ならせることを特徴とする来店管理システムを構成してもよい。
これによれば、例えば、アンケートに回答した場合、アンケートに回答しない場合よりも多くの来店ポイントを付与することで、利用者のアンケートに回答する意欲を向上させ、アンケートの回答率を向上させることが可能となる。
また、他の手段に係る発明として、
上記の手段に係る来店管理システムにおいて、
前記アンケート処理は、前記利用者が以前に回答しなかったアンケートに対応するアンケートの出現率を下げる、もしくは、出さないことを特徴とする来店管理システムを構成してもよい。
これによれば、利用者が回答し易いアンケートが提示されることになり、アンケートの回答率向上を図ることが可能となる。
また、他の手段に係る発明として、
上記の手段に係る来店管理システムにおいて、
前記通信装置は、発信時間を異ならせて複数種類の情報を発信し、
前記集計処理は、前記利用者端末が複数種類の情報を受信したか否かを特定可能に集計することを特徴とする来店管理システムを構成してもよい。
これによれば、複数種類の情報を受信したことに基づき、来店した店舗における滞在時間を推定することが可能となる。このような構成により、例えば、店舗が遊技店の場合、来店ポイントを集めるためにだけ来店したのか、実際に遊技を行ったかを推定することも可能となる。
また、他の手段に係る発明として、
上記の手段に係る来店管理システムにおいて、
前記店舗内には複数の前記通信装置(例えば、図29の通信装置2a−1〜2a−10、2d−1〜2d−3)が配置され、前記通信装置毎に異なる所定情報(例えば、図14(a)の店舗内エリアID)を発信し、
前記集計処理は、前記利用者端末が複数の前記所定情報を受信したか否かを特定可能に集計することを特徴とする来店管理システムを構成してもよい。
これによれば、同じ店舗内に配置された通信装置毎が異なる所定情報を発信することで、所定情報を受信した管理装置は、利用者が店舗内のどの通信装置と通信したかを認識することが可能となる。したがって、利用者が店舗内のどこで通信を行ったかを判定することが可能となる。このような店舗内における使用位置を集積することで、店舗内における利用頻度の高い位置、低い位置等、利用者の行動に関する情報を判定することが可能となる。
また、他の手段に係る発明として、
上記の手段に係る来店管理システムにおいて、
前記管理装置は、
前記通信装置と利用者端末間で通信を行う際、前記利用者に対してアンケートを行うアンケート処理と、
前記アンケートに対する回答と、前記利用者が実際行ったことで得た情報に基づき、前記利用者が実際行ったことで得た情報を優先してサービスや広告を行うことを特徴とする来店管理システムを構成してもよい。
これによれば、利用者が実際行ったことで得た情報は、利用者の実際の行動に基づくため、利用者のニーズに応じた確度の高い広告、サービスを行うことが可能となる。
また、他の手段に係る発明として、
上記の手段に係る来店管理システムにおいて、
前記利用者端末は、遊技媒体を管理する遊技媒体管理装置(例えば、図9のメダル管理コンピューター550)と通信可能とし、
前記管理装置は、前記利用者端末と前記遊技媒体管理装置との間で所定の通信が行われた場合と、行われない場合とで、異なる広告を当該利用者端末に対し行う広告処理を実行することを特徴とする来店管理システムを構成してもよい。
これによれば、遊技媒体管理装置と通信を行った場合と、行われない場合とで異なる広告を利用者端末で行うことで、例えば、通信を行った場合には、貯蓄遊技媒体数等の遊技状況に応じた広告を行うことが可能となる。
また、他の手段に係る発明として、
上記の手段に係る来店管理システムにおいて、
前記利用者が所有する遊技媒体の数(例えば、図10(a)の店舗会員貯蓄管理テーブル中の貯蓄メダル数)に応じたメッセージを形成するメッセージ形成処理(例えば、図16のメッセージ形成処理S380)を実行することを特徴とする来店管理システムを構成してもよい。
これによれば、所有する遊技媒体の数に応じたメッセージを通知された利用者は、来店した店舗(遊技店)における遊技状況を認識することが可能となる。また、店舗(遊技店)側も、遊技媒体の数に応じたメッセージを通知することで、利用者を遊技に誘引することが可能となる。
また、他の手段に係る発明として、
通信装置と通信可能な管理装置であって、
前記通信装置は、店舗に配置され、利用者が所有する利用者端末と複数の通信方式中、何れか一の通信方式で通信可能とし、
前記通信装置、もしくは、前記利用者端末は、前記通信装置と前記利用者端末との間で通信が行われた際、来店した利用者を識別可能な利用者識別情報と、前記通信に使用した前記通信方式を含む来店情報を前記管理装置に送信する送信処理を実行し、
前記管理装置は、受信した前記来店情報に基づいて、前記利用者の来店に関する集計を行う集計処理を実行することを特徴とする管理装置を構成してもよい。
これによれば、店舗に来店した利用者が通信装置と利用者端末の間の通信に使用した通信方式を集計することで、利用者が好んで使用する通信方式を判別し、利用者に応じた通知を行う等、利用者に適した各種サービスを提供することが可能となる。また、来店管理システム内での通信方式の利用率を比較するなどして、利用者による通信方式の使用傾向を判定し、今後、店舗に設置する通信装置の通信方式の選定の参考にすることも可能となる。
また、他の手段に係る発明として、
管理装置、及び、通信装置と通信可能な利用者端末で実行可能なプログラムであって、
前記通信装置は、店舗に配置され、利用者が所有する前記携帯端末と複数の通信方式中、何れか一の通信方式で通信可能とし、
前記利用者端末は、前記通信装置と前記利用者端末の間で通信が行われた際、来店した利用者を識別可能な利用者識別情報と、通信に使用した前記通信方式を含む来店情報を前記管理装置に送信する送信処理を実行することを特徴とするプログラムを構成してもよい。
これによれば、店舗に来店した利用者が通信装置と利用者端末の間の通信に使用した通信方式を管理装置に送信することで、利用者が好んで使用する通信方式を判別し、利用者に応じた通知を行う等、利用者に適した各種サービスを提供することが可能となる。また、来店管理システム内での通信方式の利用率を比較するなどして、利用者による通信方式の使用傾向を判定し、今後、店舗に設置する通信装置の通信方式の選定の参考にすることも可能となる。
来店管理システムの全体像を示すシステム構成図である。 店舗での通信装置の配置を説明するための図である。 遊技店における遊技用システムの全体像を示すシステム構成図である。 スロットマシンおよびメダル貸出機を示す正面図である。 メダル貸出機の構成を示すブロック図である。 (a)は、メダル貸出機のカードテーブルを示す図である、(b)は、メダル貸出 機のカード受付け中遊技情報を示す図である、(c)は、メダル貸出機のメダル情報を示す図である、(d)は、メダル貸出機のカウンタ情報を示す図である。 カード管理コンピューターの構成を示すブロック図である。 (a)は、カード管理コンピューターの店舗会員カードテーブルである、(b)は、カード管理コンピューターの一般カードテーブルを示す図である。 メダル管理コンピューターの構成を示すブロック図である。 (a)は、メダル管理コンピューターの店舗会員貯蓄管理テーブルである、(b)は、メダル管理コンピューターの一般貯蓄管理テーブルを示す図である。 メダル管理コンピューターのユニット管理テーブルを示す図である。 (a)は、メダル管理コンピューターの店舗会員情報管理テーブルである、(b)は、メダル管理コンピューターの店舗会員別遊技履歴テーブルを示す図である。 携帯端末の構成を示すブロック図である。 (a)は、履歴管理テーブルである、(B)は、会員情報管理テーブルを示す図である。 店舗情報管理テーブルを示す図である。 来店管理システムで実行される来店処理を示すフロー図である。 集計処理を示すフロー図である。 アンケート選択処理を示すフロー図である。 広告選択処理を示すフロー図である。 メッセージ形成処理を示すフロー図である。 ポイントプログラム(ポイントアプリ)のトップ画面を示す図である。 ポイントプログラムのメニュー内容を示す図である。 ポイントプログラムの通信方式選択画面を示す図である。 ポイントプログラムのアンケート画面を示す図である。 ポイントプログラムのポイント通知画面を示す図である。 ポイントプログラムの遊技履歴画面を示す図である。 他の実施形態における来店処理を示すフロー図である。 ポイントプログラムの二次元バーコード利用画面を示す図である。 他の実施形態における店舗での通信装置の配置を説明するための図である。 遊技用システムの全体像を示す第2実施形態及び第3実施形態のシステム構成図である。 サーバーが備える記憶手段の一例を示す第2実施形態の構成図である。 携帯端末の機能構成の一例を示す第2実施形態のブロック図である。 店舗条件画面の一例を示す図である。 店舗検索画面の一例を示す図である。 店舗情報画面の一例を示す図である。 店舗地図画面の一例を示す図である。 来店の検知方法の一例を示す原理図である。 検索履歴管理テーブルのテーブル構成の一例を示す図である。 来店履歴管理テーブルのテーブル構成の一例を示す図である。 店舗情報管理テーブルのテーブル構成の一例を示す図である。 会員情報管理テーブルのテーブル構成の一例を示す図である。 店舗毎でランク別に集計された集計情報の表示画面の一例を示す図である。 店舗検索処理の流れの一例を示すフロー図である。 転送内容決定処理の流れの一例を示すフロー図である。 来店処理の流れの一例を示すフロー図である。 集計処理の流れの一例を示すフロー図である。 ランク更新処理の流れの一例を示すフロー図である。 サーバーの機能構成の一例を示す第3実施形態のブロック図である。 携帯端末の機能構成の一例を示す第3実施形態のブロック図である。 発信装置の機能構成の一例を示す第3実施形態のブロック図である。 構内情報格納部の一例の説明図である。 発信装置管理テーブルのテーブル構成の一例を示す図である。 ユニット管理テーブルのテーブル構成の一例を示す図である。 遊技機検索システムの店舗条件画面の一例を示す図である。 レート選択画面の一例を示す図である。 遊技機選択画面の一例を示す図である。 エラー画面の一例を示す図である。 案内画面の一例を示す図である。 案内画面の一例を示す図である。 遊技場誘導準備処理の流れの一例を示すフロー図である。 発信装置7が実行する設定処理の流れの一例を示すフロー図である。 遊技場誘導処理の流れの一例を示すフロー図である。
[第1実施形態]
図1は、本発明の実施形態に係る来店管理システムの全体像を示すシステム構成図である。来店管理システムは、サーバー5、各店舗A〜Dに設置された通信装置2a〜2dを含んで構成されている。通信装置2a〜2dは、その通信方式毎に符号a〜dを付しているが、以下、通信装置2a〜2dの総称として通信装置2と表記する場合がある。なお、来店管理システムが対象とする店舗は、図1に示す店舗A〜Dのみならず、通信装置2が設置された多数の店舗を対象とすることが可能である。
通信装置2は、来店管理システムの会員としての利用者(ユーザー)が所有(所持)する携帯端末3と通信することが可能である。通信装置2の通信方式は各種形態があり、例えば、店舗Aに設置される通信装置2aは、Bluetooth(登録商標)規格による近距離無線の通信方式を採用する。また、店舗Bに設置される通信装置2bは、Wifi規格による無線の通信方式を採用する。また、店舗Cに設置される通信装置2cは、音波を使用した無線の通信方式を採用する。そして、店舗Dに設置される通信装置2dは、二次元バーコード(二次元コード)を使用した携帯端末3との通信方式を採用する。なお、二次元バーコードを使用する通信方式については、通信装置2d側で二次元バーコードを表示し、携帯端末3のカメラで読み取る形態、あるいは、携帯端末3側で二次元バーコードを表示し、通信装置2dに設けられたカメラあるいはスキャナーで読み取る形態がある。
サーバー5は、来店管理システムの管理業者によって設置されており、インターネット等の通信網を介して、店舗側に設置された通信装置2、無線基地局4を介した携帯端末3との通信を行うことが可能である。サーバー5は、通常のコンピューターと同様、CPU、通信部等で構成された制御手段51、各種プログラム、データを記憶する記憶手段52を含んで構成されている。
図2は、店舗Aでの通信装置2aの配置を説明するための図である。店舗Aは、業種が遊技店であって、店舗内には遊技機としてのスロットマシン1を複数配列した遊技島3A〜3Eが設置されている。通信装置2aは、店舗内の景品交換カウンター付近に設置されており、通信装置2aの付近には、携帯端末3を使用して来店ポイントが取得できること、また、使用する通信方式(この場合、Bluetooth規格による通信方式)が看板等を使用して表示されている。来店管理システム上の会員となっている利用者は、携帯端末3にインストールされたプログラム(後で詳しく説明を行う)を起動して、通信エリアA内で通信装置2aと通信を行うことで、来店ポイントを取得することが可能である。他の店舗B〜Dにおいても同様に、通信装置2a〜2dが店舗内に設置されており、所定の通信方式にて来店ポイントを取得することが可能である。
このように、本実施形態の来店管理システムは、店舗に設置された通信装置2と利用者が所有する携帯端末3との間で、所定の通信方式で通信を行うことで、利用者が来店したことを確認し、来店ポイントの付与サービス等を行うことが可能となっている。また、通信装置2が採用する通信方式は複数の種類が存在し、店舗側は何れかの通信方式を選択することが可能である。なお、図1、図2では、各店舗A〜Dに1つの通信装置2a〜2dを設置する形態としているが、各店舗A〜Dには異なる通信方式を採用する複数の通信装置2を設置してもよい。あるいは、1つの通信装置2が複数の通信方式に対応できる構成としてもよい。
本実施形態の来店管理システムは、利用者が所有する携帯端末3において、来店した店舗が遊技店(パチンコ店やスロット店等)であった場合、店舗で管理する遊技媒体(メダルや遊技球)に関する情報を参照することが可能となっている。まず、図3〜図12を使用して、遊技店における遊技媒体の管理について説明を行う。
図3は、遊技用システム1000の全体像を示すシステム構成図である。遊技用システム1000は、スロットマシン1と、メダル貸出機100と、カード管理コンピューター500と、メダル管理コンピューター550と、ホールコンピュータ540と、呼出ランプ200と、景品交換POS570と、精算装置580、通信装置2aを有して構成されている。
スロットマシン1は、遊技場内に複数配置される各遊技島(図示略)に並設される遊技機である。メダル貸出機100は、スロットマシン1の所定側の側方位置に該スロットマシン1に対して1対1に対応設置され、主に店舗会員登録をしていない一般の遊技者を対象として発行される遊技用記憶媒体であるプリペイド機能を備える一般カードや、該遊技機に店舗会員登録した店舗会員に対して発行される遊技用記憶媒体である店舗会員カード、さらには該店舗会員カードと同等の機能を有する遊技用記憶媒体として、店舗会員が予め登録した店舗会員が所有する携帯電話、スマートフォン等の携帯端末3を受付けて、遊技機における遊技に使用される遊技媒体であるメダルを貸し出すための処理や、対応するスロットマシン1における遊技にて獲得されたメダルを計数するとともに、該計数済みのメダル数の範囲内のメダルの払出し(返却)を行なう本発明の遊技用装置である。
なお、以下の説明では、一般カードと店舗会員カードと店舗会員が所有する携帯端末3とを区別することなく「カード類」と記載する場合がある。また、店舗会員カードと携帯端末3とを区別することなく「店舗会員カード類」と記載する場合がある。
カード管理コンピューター500は、メダル貸出機100にて使用されるカード類並びにメダル貸出機100の管理等を行なう。メダル管理コンピューター550は、各メダル貸出機100において計数された計数済メダル数の管理や、店舗会員カードあるいは携帯端末3を所有する店舗会員が再度の遊技に使用可能に所有する貯蓄メダル数(以下、貯玉数ともいう)や一般カードに記憶された持ちメダル数(以下、持玉数ともいう)の管理を行なう管理装置である。ホールコンピュータ540は、遊技場内に設置された各スロットマシン1の台データ等の遊技情報を管理する。
呼出ランプ200は、遊技場の店員を呼出すための操作ボタン、並びに、遊技機から遊技に関する情報を受信して、大当りやビッグボーナスの回数や前回の大当りやビッグボーナスからの回転数などの遊技状況および遊技履歴などを表示するための表示部を備える。景品交換POS570は、遊技場の店員がいるカウンターに設置され、店員によって操作されて、カード類に対応付けられた持ちメダル数および貯蓄メダル数に対応する遊技価値を、景品に交換するための処理を実行する。精算装置580は、カード類を受付けて、これらのカードに対応付けられたプリペイド残額を現金に精算するための処理を実行する。
そして、これら本実施形態の遊技用システム1000を構成する各装置は、図3に示すように、ハブ(HUB)70並びに通信ケーブル80を介して双方向のデータ通信が可能に接続されていて、各接続機器にはそれぞれローカルIPアドレスが付与されてローカルエリアネットワーク(LAN)が形成されており、該ローカルエリアネットワーク(LAN)に接続されているこれら各装置には、当該装置を個々に識別可能な装置IDが付与されているとともに、各装置が装置(ユニット)IDとローカルIPアドレスとが対応付けられたIPアドレステーブルや後述するユニット管理テーブル(図11参照)等を有することで、該装置(ユニット)IDから特定される各ローカルIPアドレスを送信データに付与して送受信することにより、互いにデータの送受を実行できるようになっている。また、ローカルエリアネットワーク(LAN)には、外部の通信網と通信を行うためのルーター82が設けられている。
なお、本実施形態のカード管理コンピューター500は、上述したように、各カード類に残存するプリペイド残額(遊技用価値)を管理しているとともに、ルーター82を介して通信網にアクセスし、これらカード類を管理する遊技場外のカード管理会社に設置された管理サーバーと双方向のデータ通信を行うことが可能である。管理サーバーに対してカード管理コンピューター500から、各種の管理情報が送信されることにより、カード管理会社は、該管理サーバーにて各遊技場のカード類による売り上げ等を把握できるようになっている。
次に、遊技機の一例であるスロットマシンおよび遊技用装置の一例であるメダル貸出機について説明する。図4は、スロットマシン1およびメダル貸出機を示す正面図である。
図4に示すように、スロットマシン1は、遊技場内に複数配置される各遊技島(図示略)に複数並設されており、前面が開口する筐体11aと、この筐体11aの左側辺に回動自在に枢支された前面扉11bと、から構成されている。筐体11aの内部上方位置には、外周に複数種類の図柄が配列されたリール12L,12C,12Rが水平方向に並設されており、これらリール12L,12C,12Rに配列された図柄のうち連続する3つの図柄が透視窓13から見えるように配置されている。
スロットマシン1においてゲーム(遊技)を行なう場合には、まず、円盤状の遊技媒体の一例であるメダルMをメダル投入部14から投入するか、あるいはクレジットを使用して .数を設定する。クレジットを使用するにはMAXBETスイッチ16を操作すれば良い。遊技状態に応じて定められた規定数の 賭数が設定されると、入賞ラインL1〜L5が有効となり、スタートスイッチ17の操作が有効な状態、すなわち、ゲームが開始可能な状態となる。本実施形態では、規定数の 賭数として遊技状態に関わらず3枚が定められて規定数の .数が設定されると入賞ラインL1〜L5が有効となる。なお、遊技状態に対応する規定数のうち最大数を超えてメダルMが投入された場合には、その分はクレジットに加算される。スタートスイッチ17が操作されるとリール12L,12C,12Rが回転開始する。遊技者は各リールストップボタン12L,12C,12Rに対応して設けられたストップボタン18L,18C,18Rを操作することで、各リール12L,12C,12Rの回転を停止させる。停止したリール12L,12C,12Rの図柄の組み合わせが入賞条件を満たした場合、メダル排出口19からメダルが排出される。
メダル貸出機100は、スロットマシン1の所定側(本実施形態では、スロットマシン1に向かって右側)の側方位置に対応設置され、紙幣、またはカード類を受付けて、遊技機における遊技に使用される円盤状の遊技媒体であるメダルMを貸し出すための処理と、遊技者がスロットマシン1での遊技にて獲得したメダルMを受付けて、該受付けたメダルMを計数するための処理と、該計数した獲得メダル枚数をカード類から特定可能とするための処理等を行なう。
なお、メダル貸出機100は、メダル貸出機100にて使用されるカード類並びにメダル貸出機100の管理等を行なうカード管理コンピューター500や、貯蓄メダル数や持ちメダル数の管理を行なうメダル管理コンピューター550や、遊技場内に設置された各スロットマシン1の台データ等の遊技情報を管理するホールコンピュータ540等の各種のコンピューターが接続されており、これら各コンピューターとの間において双方向のデータ通信が可能とされている。
本実施形態に使用されるカード類には、種々のデータを記憶するための不揮発性メモリと、これら記憶情報の書き換えや読み出しを実行するとともに、外部のリーダライタ装置との非接触通信を実行する制御部とを有するICチップが搭載されたICカードを使用しており、これらカード類には、個々のカード類を識別可能なカードID、具体的には、一般カードにはVCで始まるカードIDが、店舗会員カード類(店舗会員カードおよび携帯端末3)には、KCで始まる店舗会員カードIDが予め書き換え不能に記憶されていて、その種別がカードIDから識別可能とされているとともに、プリペイド残額を特定可能なプリペイド残額データ等の各種データが記憶されている。
なお、店舗会員カードは、遊技場に店舗会員登録を実施した店舗会員に対して発行されるものであり、該店舗会員に対して付与される店舗会員IDが書き換え不能に記憶されている。また、携帯端末3は、店舗会員カードと同等の機能を店舗会員が所有する携帯電話などの端末に持たせたものであり、店舗会員カードIDおよび店舗会員IDが書き換え不能に記憶されている。店舗会員は店舗会員カード類を使用して一度獲得して計数したメダルMをその翌日以降においても再度遊技に使用できる貯蓄メダルを行なうことができるようになっているが、店舗会員カード類には、該貯蓄メダルのデータである貯蓄メダル数は直接記憶されておらず、これら貯蓄メダル数は、貯蓄メダルの情報を管理するメダル管理コンピューター550において、カードIDと店舗会員IDとに対応付けて記憶されることで、該カードIDや店舗会員IDから特定されるようになっている。
また、貯蓄メダルと同様に、当日において計数された持ちメダルについても、メダル管理コンピューター550において、カードIDと店舗会員IDと持ちメダルの情報が対応付けて記憶されることで、該カードID店舗や会員IDから持ちメダルの数を特定できるようになっている。また、これら持ちメダルについては、店舗会員カード類だけではなく、一般カードについても同様に、メダル管理コンピューター550において、カードIDに対応付けて持ちメダルの情報が記憶されていて、一般カードには、持ちメダルの情報は記憶されないようになっている。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、一般カードにも、持ちメダルの情報を記憶して、メダル管理コンピューター550の持ちメダルの情報を照合できるようにしても良い。
また、一般カードは、遊技場内に設置された図示しないカード発行・入金機にて、購入、発行されるとともに、メダル貸出機100においても発行される。なお、一般カードには、該一般カードを所有する遊技者が計数した計数済玉数に基づく持玉数と日付とが記憶されており、該持玉数をその当日においてのみ、遊技場内の各カードユニット703において使用できるようになっている。
なお、本実施形態では、上述したように、一般カードのみに持玉数を書き込み記憶するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら持玉数や貯玉数のデータを、一般カードと同じく、店舗会員カードに記憶するようにしても良い。
次に、本実施形態のメダル貸出機100について、図4に基づいて説明する。図4に示すように、本実施形態のメダル貸出機100は、正面視縦長長方形状をなす前面が開口する筐体101と、該筐体101の前面下部開口の開閉可能とする開閉板102と、から構成され、内部には後述する各種装置が内蔵されている。
図4に示すように、開閉板102の前面上部には、紙幣を挿入するための紙幣挿入口110が設けられ、その下方位置には、タッチパネル124付きの液晶表示器123が設けられている。タッチパネル124付きの液晶表示器123においては、メダル貸出機100に対する各種操作が受付けられ、これらの操作に伴う情報、並びに、プリペイド残額、持ちメダル数、および、貯蓄メダル数などの情報が表示される。タッチパネル124付きの液晶表示器123の下方位置には、フルカラーLEDにより構成されて複数の色に点灯することでメダル貸出機100の状態等を報知可能とされた状態報知ランプ111や、店舗会員カードや一般カードを挿入するためのカード挿入口112が設けられている。
状態報知ランプ111の下方位置には、入金の利用可能状態を報知する入金可ランプ113と、挿入中の店舗会員カードや一般カードを排出する返却ボタン114と、カード残高やエラーコード等を表示するカード残高表示部115と、メダルMの払出しが行なわれるメダル貸出ボタン116と、メダルMの貸出が可能なことを表示するメダル貸出ランプ117と、貸出メダル貯留部(図示せず)の状態を報知するメダル切れランプ118と、店舗会員カード類の暗証番号等を入力するためのテンキー120と、店舗会員カード類を受付けた場合において、該店舗会員カード類に記憶された店舗会員カードID並びに店舗会員IDにより特定される貯蓄メダル数を用いた再プレイ遊技を実施するための再プレイボタン121と、再プレイ遊技を実施する際に入力する暗証番号が表示される暗証番号表示部119と、メダルMの計数を手動で開始させるための計数ボタン122とが配設されている。
これら各種操作部の下方位置には、携帯端末3に記憶された店舗会員カードIDおよび店舗会員IDを、携帯端末3から取得する(読み出す)ための端末リーダライタ170が配設されている。
端末リーダライタ170の下方には、貸出メダル貯留部183にメダルMを補給する際に開閉板102の一部を開放するためのメダル補給扉130が、下辺を回動軸として開閉可能に設けられている。このメダル補給扉130は、遊技場の店員等が携帯する所定の鍵(図示略)をメダル補給扉鍵131に差し込まない限り開放できないようになっている。
メダル補給扉130の下方位置には、遊技者が遊技により獲得したメダルMを受け入れて計数するための受入部140が設けられているとともに、該受入部140の下部からは、受入部140にて受け入れたメダルMを下方に誘導して後述する計数装置190の導入口142に導入するための導入経路を構成する導入経路カバー141が下方に向けて延設されている。
また、この導入経路カバー141の上下方向の中央位置よりもやや下方には、払出装置182(図5参照)から払出されたメダルMをスロットマシン1の下皿15に誘導するノズル150が、導入経路カバー141の前後方向に挿通されている。
また、開閉板102における受入部140の間口に対応する位置、つまり受入部140の開口の入り側には、計数装置190にてメダルMが計数された際に発光する発光部165が設けられている。なお、この発光部165は、開閉板102に設けられた横長長方形状の開口から前面側に露呈している。
このように発光部165を設けることで、メダルMが計数装置190で計数されていることを遊技者に知らせることができる。また、対応するスロットマシン1にてメダルMが払出されていることを発光により周囲の遊技者に知らせることができるので、演出効果を高めることができるとともに、周囲の遊技者の視線を集めることで、不正なメダル(贋メダル)等が受入部140に投入されることを抑止できる。
図5は、本実施形態のメダル貸出機100の構成を示すブロック図である。メダル貸出機100は、紙幣識別ユニット180、カードリーダライタ187、端末リーダライタ170、貸出操作基板189、再プレイ操作基板185、計数装置190、払出装置182、制御ユニット181などを含んで構成される。
紙幣識別ユニット180は、紙幣挿入口110に連設され、該紙幣挿入口110に投入された紙幣を取り込んでその真贋や紙幣種別の識別を実行し、その識別結果を制御ユニット181に出力する。該紙幣識別ユニット180は、各種紙幣(1万円、5千円、2千円、千円の各紙幣)の受付が可能である。
カードリーダライタ187は、カード挿入口112に対応する位置に内蔵される。カードリーダライタ187は、カード挿入口112から挿入される店舗会員カード並びに一般カードに記憶されているカードIDや、店舗会員ID(店舗会員カードのみ)、プリペイド残額データ等の記憶情報の読み出し並びに書き込みを行なうとともに、発行に使用する一般カード(回収したカードを含む)を貯留するカードストック部(図示略)を有しており、該カードストック部(図示略)に貯留されたカードを発行可能とされている。
端末リーダライタ170は、携帯端末3がかざされる(所定距離以内に近づけられる)と、携帯端末3との間で無線通信を実行し、携帯端末3からカードID、店舗会員ID、プリペイド残額データ等の記憶情報の読み出し並びに書き込みを非接触で行なう。
このように、本実施形態によるメダル貸出機100は、一般カードあるいは店舗会員カードを受付ける手段(カード挿入口112、カードリーダライタ187等)と、携帯端末3受付ける手段(端末リーダライタ170等)との双方を備える。なお、一般カードあるいは店舗会員カードを受付ける手段を備えずに、携帯端末3を受付ける手段のみを備える構成であってもよい。
計数装置190は、導入されたメダルMの枚数を計数する。計数装置190に導入されたメダルMは、回転ディスクに投入され、この回転ディスクから1枚ずつ吐出されたメダルMが整列されて、フォトセンサによって検知される。
制御ユニット181は、メダル貸出機100の各機器の動作を制御する。制御ユニット181は、制御プログラムを実行可能な中央演算処理回路(CPU)181aや、カード類のカードID、プリペイド残額や、持ちメダル数、貯蓄メダル数、来店ポイント数、対応するスロットマシン1の台データ、遊技中の店舗会員の遊技情報等の各種のデータを記憶可能なRAM181bや、中央演算処理回路(CPU)181aが実行する制御プログラムや、当該メダル貸出機100の装置IDを含む設定情報を書き換え記憶可能な不揮発性メモリであるEEPROM181cや、その時点の時刻情報やカレンダ情報等を出力可能なリアルタイムクロック(RTC)181dを含む。RAM181bは図示しない電池によりバックアップされており、電源が遮断されても、所定期間において記憶されているデータが保持される。また、制御ユニット181は、通信部184並びに前述したHUB70を介して各種コンピューターとの双方向のデータ通信が可能とされている。
また、制御ユニット181には、前述した液晶表示器123およびタッチパネル124を制御するための表示制御基板129や、紙幣識別ユニット180や、状態報知ランプ111や、カードリーダライタ187や、端末リーダライタ170や、払出装置182や、スピーカ(図示せず)を制御するための音声制御基板(図示せず)が接続されている。スピーカーでは、メダル貸出機100からの報知が音声によって行なわれる。なお、メダル貸出機100自体には、音声を出力するための手段を設けずに、呼出ランプ200のスピーカーから報知を行なうための制御信号を出力可能なように構成してもよい。更に、制御ユニット181には、後述するメダル情報の総メダル貯留数、自店メダル貯留数、偽メダル貯留数の値をリセットするためのリセットスイッチ186が接続されている。このリセットスイッチ186は、筐体101の内部に設けられ、筐体101の前面下部の開閉板102(図4参照)を開放した場合に操作できる。
この開閉板102(図4参照)の上端には、開閉板鍵106が設けられる。この開閉板鍵106により施錠することで、開閉板102がメダル貸出機100の前面側に取り外し不能に取り付けられる。なお、遊技場の店員等が携帯する所定の鍵(図示略)を開閉板鍵106に差し込まない限り、開閉板102を取り外せないようになっている。
また、制御ユニット181には、貸出操作基板189が接続されている。この貸出操作基板189には、前述したカード残高表示部115に対応するカード残高表示器115’と、メダル貸出ボタン116に対応するメダル貸出ボタンスイッチ116’と、返却ボタン114に対応する返却ボタンスイッチ114’と、入金可ランプ113と、メダル貸出ランプ117と、メダル切れランプ118と、計数ボタン122に対応する計数ボタンスイッチ122’が設けられている。
また、制御ユニット181には、再プレイ操作基板185が接続されている。この再プレイ操作基板185には、前述した暗証番号表示部119に対応する暗証番号表示器119’と、テンキー120に対応するテンキースイッチ120’と、再プレイボタン121に対応する再プレイボタンスイッチ121’と、が設けられている。
また、制御ユニット181は、当該メダル貸出機100の下部位置に設けられている計数装置190に接続され、該計数装置190による各計数信号が入力可能とされている。この計数装置190からの計数信号の入力に応じて、後述する各種テーブルの更新を行なうようになっている。
図6は、制御ユニット181のRAM181bに記憶されている情報(カードテーブル、カード受付け中遊技情報、メダル情報、カウンタ情報)を示す図である。本実施形態のRAM181bに記憶されているカードテーブルには、図6(a)に示すように、カード類から読み出したカードIDと、店舗会員ID(店舗会員カード類のみ)と、暗証番号(店舗会員カード類のみ)と、カードID並びにプリペイド残額データに基づくプリペイド残額と、カードIDから特定される持ちメダル数と、カードIDと店舗会員IDから特定される貯蓄メダル数(店舗会員カード類のみ)と、店舗会員カードおよび一般カードのいずれかのカードを受付中か、および、店舗会員カードに対応する携帯端末3を受付中か仮受付中かを示す受付中フラグが記憶される。また、図示はしていないが、カードIDまたは店舗会員IDに対応付けて遊技者の遊技履歴(たとえば、貸与メダル数、使用持ちメダル数、再プレイメダル数、計数メダル数、大当り回数、大当り間変動回数、リーチ回数など)が記憶される。
なお、携帯端末3を仮受付中である状態とは、携帯端末3が端末リーダライタ170にかざされ端末IDが携帯端末3からメダル貸出機100に送信されたが暗証番号が未だ入力されていない状態である。また、携帯端末3を受付中である状態とは、携帯端末3が端末リーダライタ170にかざされ端末IDが携帯端末3からメダル貸出機100に送信され、かつ、当該携帯端末3に対応する暗証番号が入力された状態である。また、カードを受付中である状態とは、カードリーダライタ187にカードが挿入され、かつ、店舗会員カードの場合は当該店舗会員カードに対応する暗証番号が入力された状態である。
また、RAM181bに記憶されているカード受付け中遊技情報には、図6(b)に示すように、カードリーダライタ187に店舗会員カードまたは一般カードが挿入された時点からの遊技情報、つまり、該挿入された店舗会員カードまた一般カードを所有する遊技者の遊技に関する遊技情報が集計される。
具体的には、遊技者が遊技を開始した開始時間(カードの受付け時刻)と、遊技者が遊技を終了した終了時間(カードの返却時刻)と、遊技者の遊技時間と、遊技者のカードを受付けてから使用した持ちメダル数を示す使用持ちメダル数と、遊技者のカードを受付けてから再プレイに使用した再プレイメダル数(店舗会員のみ)とが記憶され、対応するスロットマシン1で遊技中の遊技者が遊技を開始してからの遊技情報を把握できるようになっている。
また、RAM181bに記憶されているメダル情報には、図6(c)に示すように、払出装置182から本日に払出されたメダルの総数である払出総メダル数と、計数装置190に本日に投入されたメダルの総数である計数総メダル数(計数遊技媒体数)とが記憶される。なお、払出総メダル数と計数総メダル数とが記憶されることに代えて、これらの差枚数が記憶されるようにしてもよい。
また、RAM181bに記憶されている仮メダル数情報には、図6(d)に示すように、携帯端末3が仮受付中である場合に計数されたメダル数である仮メダル数が記憶される。
<<<カード管理コンピューター500>>>
次に、本実施形態のカード管理コンピューター500について、図7に基づき説明する。まず、本実施形態に用いたカード管理コンピューター500は、図7に示すように、コンピューター内部にてデータの送受を行なうデータバス501に、該カード管理コンピューター500が実行する各種処理を行なうCPU502、ワークメモリ等として使用されるRAM503、時刻情報やカレンダ情報を出力するRTC504、ハードディスク等からなる記憶装置505、キーボードやマウス等の入力装置506、各種の画面を表示出力する表示装置507、各種情報をプリント出力するプリンタ508、ローカルエリアネットワーク(LAN)に接続されたメダル貸出機100(制御ユニット181)やカード発行・入金機等の各装置、また、ルーター82を介して外部の管理サーバー等とのデータ通信を行なう通信部509が接続された通常のコンピューターである。
記憶装置505には、カード管理コンピューター500において実行される各種処理を行なうための処理内容が記述された処理プログラムに加えて、店舗会員カード類に残存するプリペイド残額を管理するための店舗会員カードテーブル(図8(a)参照)と、一般カードに残存するプリペイド残額を管理するための一般カードテーブル(図8(b)参照)と、が記憶されている。
店舗会員カードテーブルには、図8(a)に示すように、各店舗会員カード類を個々に識別可能な店舗会員カードIDに対応付けて、当該店舗会員カードの状況(メダル貸出機100で受付中であるか未受付中であるか)と、当該店舗会員カード類を所有する店舗会員の店舗会員IDと、プリペイド残額と、店舗会員カードおよび携帯端末3の認証に用いられる暗証番号とが記憶されている。これにより、店舗会員カード類に記憶されている店舗会員カードID若しくは店舗会員IDから、プリペイド残額、および暗証番号を特定できるようになっている。本実施形態においては店舗会員カード類の暗証番号は、店舗会員カード類の発行時に、予め設定される。
また、一般カードテーブルには、図8(b)に示すように、各一般カードを個々に識別可能なカードIDに対応付けて、当該一般カードの状況(利用中であるか保管中であるか)と、当該一般カードが発行された最新の日時である最新発行日時と、プリペイド残額とが記憶されている。これにより、一般カードに記憶されているカードIDから、プリペイド残額を特定できるようになっている。
本実施形態のカード管理コンピューター500(CPU502)は、メダル貸出機100におけるカード類の受付けに応じて各メダル貸出機100から送信される、該メダル貸出機100の装置ID並びに該受付けたカード類から読み出した(店舗会員)カードID並びにプリペイド残額を含むカード受付け通知の受信に応じて、該カード類の使用の可否を判定してメダル貸出機100に返信する処理を実行する。
また、本実施形態のカード管理コンピューター500(CPU502)は、メダル貸出機100における貸出処理の実行に伴い送信される貸出完了通知の受信に応じて、該受信した貸出完了通知に含まれる(店舗会員)カードIDに対応して店舗会員カードテーブル若しくは一般カードテーブルに記憶されているプリペイド残額から、該貸出完了通知に含まれる税込使用額を減算更新する処理を行なう。
また、本実施形態のカード管理コンピューター500(CPU502)は、メダル貸出機100或いはカード発行・入金機における発行・入金処理の実行に伴い送信されるカード入金通知の受信に応じて、該受信したカード入金通知に含まれる(店舗会員)カードIDに対応して店舗会員カードテーブル若しくは一般カードテーブルに記憶されているプリペイド残額に、該カード入金通知に含まれる入金金額を加算更新する処理を行なう。
次に、本実施形態のメダル管理コンピューター550について、図9に基づき説明する。まず、本実施形態に用いたメダル管理コンピューター550は、図9に示すように、コンピューター内部にてデータの送受を行なうデータバス551に、該メダル管理コンピューター550が実行する各種処理を行なう中央演算処理装置(CPU)552、ワークメモリ等として使用されるRAM553、時刻情報やカレンダ情報を出力するリアルタイムクロック(RTC)554、ハードディスク等からなる記憶装置555、キーボードやマウス等の入力装置556、各種の画面を表示出力する表示装置557、各種情報をプリント出力するプリンタ558、ローカルエリアネットワーク(LAN)に接続されたメダル貸出機100とのデータ通信を行なう通信部559が接続された通常のコンピューターである。
記憶装置555には、メダル管理コンピューター550において実行される各種処理を行なうための処理内容が記述された処理プログラムに加えて、店舗会員カード類を所有する店舗会員が所有する営業当日において当該店舗会員により獲得された持ちメダル数、並びに営業当日前に当該店舗会員により獲得された貯蓄メダル数を管理するための店舗会員貯蓄管理テーブル(図10(a)参照)と、一般カードに記録されている該一般カードを所有する遊技者により営業当日において獲得された持ちメダル数を管理するための一般貯蓄管理テーブル(図10(b)参照)と、遊技場内の各メダル貸出機100における受付け中のカード類を管理するためのユニット管理テーブル(図11参照)と、店舗会員カード類を所有する店舗会員に関する店舗会員情報が格納される店舗会員情報テーブル(図12(a)参照)と、店舗会員を特定可能な店舗会員IDごとに、当該店舗会員の遊技情報を含む遊技履歴が格納される店舗会員別遊技履歴テーブル(図12(b)参照)と、が記憶されている。
店舗会員貯蓄管理テーブルには、図8(a)に示すように、各店舗会員カードIDに対応付けて、当該店舗会員カード類を所有する店舗会員を個々に識別可能な店舗会員識別情報である店舗会員IDと、当該店舗会員がその営業当日において獲得した獲得メダル数の合計であって遊技や景品交換に未使用のメダル数である持ちメダル数と、当該店舗会員がその営業当日前において獲得した獲得メダル数の合計であって遊技や景品交換に未使用のメダル数である貯蓄メダル数とが記憶されている。これにより、店舗会員カード類に記憶されているカードID若しくは店舗会員IDから、当該店舗会員が所有する持ちメダル数および貯蓄メダル数を特定できるようになっている。
なお、店舗会員貯蓄管理テーブルに管理されている持ちメダル数は、その営業当日のみ持ちメダル数として管理されており、営業終了後の締め処理において店舗会員貯蓄管理テーブルに存在する持ちメダル数は、貯蓄メダル数に加算更新された後、全てリセットされる。
また、一般貯蓄管理テーブルには、図12(b)に示すように、各一般カードを個々に識別可能なカードIDに対応付けて、当該一般カードの最新発行日時と、該一般カードを所有する遊技者がその営業当日において獲得した獲得メダル数の合計であって遊技や景品交換に未使用のメダル数である持ちメダル数とが記憶されている。これにより、一般カードに記憶されているカードIDから、当該遊技者が所有する持ちメダル数を特定できるようになっている。
なお、一般貯蓄管理テーブルに管理されている持ちメダル数は、その営業当日のみ有効とされており、営業終了後の締め処理において一般貯蓄管理テーブルに存在する持ちメダル数が全てリセットされることにより、無効化される。また、持ちメダル数がリセットされた一般カードは、所在が不明のカードであるので、「未回収」や「持ち去られ」や「廃棄」などのステータスを付加して管理するようにしてもよい。
また、持ちメダル数および貯蓄メダル数は、ここでは、1つのメダル管理コンピューター550で管理されることとした。しかし、これに限定されず、持ちメダル数および貯蓄メダル数は、別々のコンピューターで管理されるようにしてもよい。この場合、持ちメダル数および貯蓄メダル数を管理するコンピューターのいずれかで暗証番号が対応付けられて管理されるようにしてもよい。
ユニット管理テーブルには、図11に示すように、遊技場内に設置された各メダル貸出機100に固有に付与された装置IDに対応付けて、メダル貸出機100のローカルIPアドレスが格納されるローカルIPと、当該メダル貸出機100が設置されている遊技島の島番号が格納される設置島と、当該メダル貸出機100がカードの受付け中であるか待機中であるかが格納される状況と、当該メダル貸出機100が対応するスロットマシン1の台番号が格納される対応台番号と、受付け中のカード類のカードIDが格納される受付IDとが記憶されている。
店舗会員情報テーブルには、図12(a)に示すように、店舗会員カード類を所有する店舗会員の店舗会員IDに対応付けて、本人確認のための暗証番号と、店舗会員の氏名(氏および名)、性別、年齢、誕生日、職業、住所、電子メールアドレスからなる店舗会員属性情報(個人情報)とが登録されている。
また、店舗会員別遊技履歴テーブルには、図12(b)に示すように、店舗会員IDごとに、当該店舗会員の遊技履歴、具体的には、来店日、遊技を行なったスロットマシン1の台番号、機種名、遊技開始時間(時刻)、遊技終了時間(時刻)、遊技開始から終了までの間の遊技時間、再プレイメダル数、使用持ちメダル数、計数メダル数からなる遊技履歴が格納されている。店舗会員別遊技履歴テーブルの来店日には、RTC554から出力されるカレンダ情報に基づく当該遊技履歴の記憶時点の年月日が格納されるとともに、遊技開始時間、遊技終了時間、遊技時間の遊技履歴は、カードの返却時にメダル貸出機100から送信される店舗会員遊技履歴データに基づいて記憶される。
次に、来店管理システムにおいて、会員となっている利用者が所有する携帯端末3の構成例について説明を行う。図13は、本発明の実施形態に係る携帯端末3の構成を示す図である。この携帯端末3としては、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話等を使用することが可能である。この携帯端末3に、ポイントプログラム(ポイントアプリ)をインストールすることで、来店ポイントを受領することのできる装置として使用することが可能となる。利用者は、ポイントカード等を所持する必要が無く、携帯端末3を使用して来店ポイントの貯蓄、管理を行うことが可能である。
本実施形態の携帯端末3は、制御部31、RAM32、記憶部33、画像処理部34、音響処理部41等を含んで構成された制御手段を有している。記憶部33には、NAND型フラッシュメモリ等の不揮発性の記憶手段を採用することが可能である。この記憶部33には、本実施形態におけるポイントプログラム、そして、当該プログラムで使用する各種データが記憶されている。
制御部31は、CPU等、携帯端末3全体を統括して制御する手段であり、記憶部33に記憶されたプログラム、データに基づいて各種制御を実行する。RAM32には、制御部31の制御によって生成されたデータを一時的に格納する。
音響処理部41は、携帯端末3の音響関係の入出力を行う手段である。制御部31の制御によりスピーカー42に放音させる手段である。また、音響処理部41は、接続されたマイクロホン43から周囲の音声を取り込み可能としている。
タッチパネル表示部37は、画像を表示する表示部37bとその表面あるいは裏面に配設されるタッチパネル37aを有して構成されている。タッチパネル37aには、静電容量方式など利用者のタッチ位置を認識可能とする各種タイプを採用することが可能である。制御部31は、表示部37bに表示を行うとともに、タッチパネル37aからのタッチ入力にて、表示させている画像中のどの部分にタッチ入力されたかを判定することが可能である。
画像処理部34は、携帯端末3の画像関係の入出力を行う手段である。画像処理部34は、制御部31で形成された画像情報を表示部37bに表示出力する。また画像処理部34は、携帯端末3の前面(タッチパネル表示部37側)に配置されたフロントカメラ35F、もしくは、携帯端末6の背面に配置されたリアカメラ35Rで撮像された画像を取り込む機能を有する。
携帯端末3は、外部との通信を行うため各種通信部を有している。本実施形態では、携帯網通信部40a、無線LAN通信部40b、Bluetooth通信部40c(Bluetoothは登録商標)、赤外線通信部40d、非接触通信部40eを備えている。これら各種通信部は、通信管理インターフェイス40を介してデータバスに接続されている。携帯網通信部40aは、携帯無線網を介した無線通信を行うことが可能であり、無線基地局と無線通信することで、通話、あるいは、インターネットを使用した通信を行うことが可能である。無線LAN通信部40bは、LAN上に接続されたアクセスポイントに無線接続することで無線LAN通信を行うことが可能である。
Bluetooth通信部40cは、Bluetooth規格による近距離無線通信方式を採用し、同規格に対応する装置と無線通信を行うことが可能である。赤外線通信部40dは、赤外線の発光、受光による無線通信方式を採用し、同規格に対応する装置と無線通信を行うことが可能である。非接触通信部40eは、NFC規格による近距離無線通信を採用し、同規格に対応する装置と無線通信を行うことが可能である。本実施形態の携帯端末3は、携帯網通信部40a以外に、近距離通信を可能とする4つの通信部を備えているが、携帯端末3において採用する通信部は、携帯端末3の機種等の仕様によって異なっている。
本実施形態の携帯端末3は、入力手段としてタッチパネル37a以外に入力スイッチ39を備えて構成されている。この入力スイッチ39には、電源スイッチ、音量調整スイッチ、実行するプログラムによって入力用途が変更されるスイッチ等、各種スイッチを設けることが可能である。
図14(a)は、履歴管理テーブル、図14(b)は、会員情報テーブルの一例を示す図である。図14(a)に示される履歴管理テーブルは、サーバー5での記憶手段52で記憶管理されるテーブルであり、複数の来店情報で構成されている。記憶情報は、携帯端末3を所持して店舗に来店した会員が通信装置2と通信を行うことで形成される。本実施形態の来店情報は、日時、会員ID、店舗ID、店舗内エリアID、通信方式、送信広告ID、アンケートID、回答状況、付与来店ポイントを有して構成されている。来店情報中の日時は、携帯端末6と店舗に設置されている通信装置間で通信が行われた日時であって、会員が店舗に来店した日時に相当している。会員IDは、来店管理システムに登録した会員の識別情報である。店舗IDは、会員が来店した店舗の識別情報である。店舗内エリアIDは、店舗内に複数の通信装置2が設置されている場合、どの通信装置2と通信したかを示す識別情報であり、この店舗内エリアIDを参照することで、会員が店舗内のどこで通信を行ったかを特定することが可能となる。通信方式は、会員が所持する携帯端末3で、どの通信方式を使用して通信装置2と通信を行ったかを示す情報である。本実施形態では、図1で説明したように4つの通信方式の何れかを使用することが可能であって、来店情報中の各符号a〜dは、「a」:Bluetooth、「b」:Wifi、「c」:音波、「d」:二次元バーコードに対応している。
送信広告IDは、来店した会員に対して来店ポイントを付与した際に表示した広告を示す識別情報である。アンケートIDは、来店した会員に対して来店ポイントを付与した際に会員に対して行ったアンケートを示す識別情報である。回答状況は、アンケートIDに対応する会員の回答であって、選択式のアンケートに対する回答番号である。なお、回答状況「0」は、アンケートを提示された会員がアンケートに答えなかったことを示している。付与来店ポイントは、会員が店舗に来店したことで付与された来店ポイントである。この来店ポイントを蓄積することで、商品やサービス等の景品に交換することが可能である。
図14(b)に示される会員情報テーブルは、来店管理システムに登録した会員の会員情報が記憶されている。本実施形態の会員情報には、各会員について、会員ID、性別、高頻度通信方式、通信方式使用回数、嗜好店舗ID、来店履歴、店舗会員、保有ポイント、景品交換履歴、広告履歴、アンケート履歴を有して構成されている。会員IDは、来店管理システムに登録した会員の識別情報である。性別は来店管理システムに登録されている会員の性別である。会員に関する個人情報には、性別以外に、氏名、住所、来店管理システムでのニックネーム、ログインする際のパスワード、メールアドレス等、各種情報を登録可能としてもよい。
通信方式使用回数は、会員が店舗に来店した際、携帯端末3と通信装置2間の通信方式の使用回数であり、各符号(「a」:Bluetooth、「b」:Wifi、「c」:音波、「d」:二次元バーコード)毎に使用回数が記憶されている。高頻度通信方式は、この通信方式使用回数中、最も使用回数が多い通信方式を示している。来店履歴は、会員の店舗毎の来店回数であって、店舗IDに対応付けて来店回数が記憶されている。嗜好店舗IDは、来店履歴中、最も来店回数の多い店舗の店舗IDが記憶される。店舗会員は、店舗の種別が遊技店(パチンコ店やスロット店)について、会員が店舗会員として登録している店舗について店舗ID、店舗会員IDを有している。店舗会員IDは、図8、図12で説明した店舗会員IDと同一である。サーバー5は、この店舗ID、店舗会員IDを使用して、遊技店で記憶管理している店舗会員貯蓄管理テーブル、店舗会員別遊技履歴テーブル等にアクセスし、会員の遊技状況を取得することが可能となっている。
保有ポイントは、会員が来店することで蓄積した来店ポイントである。景品交換履歴は、保有ポイントを景品に交換した履歴であって、交換した日時、並びに、交換した景品の識別情報(景品ID)の対を含んで構成されている。広告履歴は、会員が来店したときに携帯端末3で通知した広告に関する履歴であり、広告を通知した日時、通知した広告の識別情報(広告ID)の組を含んで構成されている。アンケート情報は、会員が来店したときに携帯端末3で行ったアンケートに関する履歴であり、アンケートを行った日時、行ったアンケートの識別情報(アンケートID)、アンケートの回答状況の組を含んで構成されている。
図15は、店舗情報テーブルの一例を示す図である。店舗情報テーブルは、サーバー5での記憶手段52で記憶管理されるテーブルであって、各店舗の店舗情報で構成されている。店舗情報は、店舗ID、業種、通信方式、住所、広告情報、付与来店ポイント、総付与来店ポイントを含んで構成されている。店舗IDは、店舗を示す識別情報である。業種は店舗の業種カテゴリーを示す情報である。店舗の業種には、パチンコ店、スロット店等の遊技店、飲食店、小売店等を規定することが可能である。住所は店舗の所在地が記憶されている。広告情報は、店舗の広告に対応したファイル名が記憶されている。このファイル名に対応する広告ファイルを、携帯端末3に送信することで、携帯端末3において店舗の広告を通知することが可能となる。なお、各店舗では、複数種の広告を行うことも可能であり、その場合、広告ファイルに対応した複数の広告IDが記憶されている。来店付与ポイントは、来店した会員に対する来店ポイントが規定されている。本実施形態では、アンケートに回答した場合と、回答しなかった場合とで、付与する来店ポイントの値を異ならせている。総付与来店ポイントは、店舗が会員に付与した来店ポイントの総数である。来店管理システムを運営する業者は、この総付与来店ポイントに基づいて、各店舗に対して来店管理システムの加入費用の請求を行う。
来店時、会員に対して来店ポイントを付与する来店処理では、携帯端末3とサーバー5の間で通信を行う形態、通信装置2とサーバー5の間で通信を行う形態がある。まず、携帯端末3とサーバー5の間で通信を行う形態について説明を行う。図16は、来店管理システムで実行される来店処理を示すフロー図である。携帯端末3とサーバー5が通信を行う形態では、店舗に設置された通信装置2は、所定の通信方式により来店確認情報を送信している。また、通信装置2の近傍には、来店ポイントを付与する通信エリアであること、そして、その通信方式を示す旨が看板等で表示されている。店舗に来店した会員は、通信エリア付近で、所持する携帯端末3を使用して来店ポイントを受領することが可能である。
図21は、携帯端末3でポイントプログラム(ポイントアプリ)を実行した際、タッチパネル表示部37に表示されるトップ画面である。会員はこのポイントプログラムを使用して、来店した店舗での来店ポイントを受領することが可能である。トップ画面の上方にはメニューボタン371が設けられており、メニューボタン371をタッチ操作することで、図22に示すようにポイントプログラムのメニュー内容が表示される。本実施形態ででは、トップ画面に戻る項目371a、ポイントの受け取り画面への遷移項目371b、遊技店における履歴表示項目371cが設けられている。店舗に来店した会員は、ポイントプログラムを起動後、ポイントの受け取り画面への遷移項目371bを選択する。
図23は、ポイントの受け取り画面への遷移項目371bを操作したときに表示されるポイントプログラムの通信方式選択画面である。図1で説明したように、本実施形態では、通信装置2には複数種類の通信方式があることを前提としている。また、会員が所持する携帯端末3で使用可能な通信方式が限られていることも考えられる。あるいは、会員によっては好んで使う通信方式が存在することも考えられる。本実施形態では、このような事情の下、会員が使用する通信方式を選択可能としている。通信方式選択画面には、複数の通信方式選択ボタン372a〜372dが設けられており、会員は店舗内の通信装置2に対応し、使用したい通信方式選択ボタン372a〜372dを選択する。なお、携帯端末3において使用可能な通信方式が限られている場合、使用できない通信方式選択ボタン372a〜372dを非表示、あるいは、選択できない状態としてもよい。
通信方式選択ボタン372a〜372dを選択することで、携帯端末3は選択された通信方式を使用して通信装置2との通信を行う。例えば、通信装置2が採用する通信方式がBluetoothの場合、通信装置2は、携帯端末3とBluetooth規格による通信を確立後、携帯端末3に対して来店確認情報を送信する(S101)。来店確認情報には、少なくとも来店した店舗の店舗IDが含まれている。店舗内に複数の通信装置2が設置されている場合には、携帯端末3が通信を行った通信装置2に対応する店舗内エリアIDを含めてもよい。また、通信方式がWifiの場合、通信装置2は、携帯端末3とWifi規格による通信を行い、携帯端末3に対して来店確認情報を送信する。また、通信方式が音波の場合、携帯端末3は通信装置2から放音される来店確認情報をマイクロホン43で受信する。また、通信方式が二次元バーコードの場合、通信装置2で表示した二次元バーコードを携帯端末3のリアカメラ35Rで読み取ることで、携帯端末3は来店確認情報を受信する。
来店確認情報を受信(S201:Yes)した携帯端末3は、来店確認情報に基づいて来店情報を形成しサーバー5に送信する。来店情報には、来店確認情報に含まれる店舗ID、店舗内エリアIDの他、日時、会員ID、通信装置2との間で使用した通信方式などが含まれている。携帯端末3とサーバー5の間の通信は、携帯網通信部40a、無線基地局4を介して行われる。来店情報を受信(S301)したサーバー5は、まず、来店情報に基づき集計処理(S350)を実行する。
図17は、サーバー5で実行される集計処理を示すフロー図である。集計処理では、受信した来店情報を履歴情報として履歴管理テーブルに記憶する(S351)。そして、来店情報に含まれる会員IDに対応する会員情報を、図14(b)で説明した会員情報テーブルから読み出す(S352)。そして、読み出した会員情報中、来店情報の通信方式に対応する通信方式使用回数をカウントアップする(S353)。そして、通信方式使用回数中、最も使用回数の多い通信方式に変更があった場合、高頻度通信方式を更新する(S354)。次に、受信した来店情報に含まれる店舗IDに基づき、会員情報中の来店履歴の更新を行う(S355)。そして、来店履歴中、最も来店回数の多い店舗IDに変更があった場合、嗜好店舗IDを更新する(S356)
本実施形態では、来店した会員に対してアンケートを行うこととしている。本実施形態では、アンケート選択処理(S360)において、これまで会員に対して行ったアンケートの実績に基づき、アンケートを行うか否かの決定、並びに、アンケートを行う場合、会員に提示するアンケートの選択が行われる。図18は、アンケート選択処理を示すフロー図である。アンケート選択処理では、まず、会員のこれまでのアンケート実績を参照するため、会員情報からアンケート回答履歴を取得する(S361)。アンケート回答履歴に基づき、アンケートの回答率が閾値以上と判定された場合(S362:Yes)、会員に対して提示するアンケートが選択される(S363)。なお、会員に提示されるアンケートは、アンケートは来店管理システム全般に関係したアンケート以外に、来店した店舗に関係するアンケートであってもよい。一方、アンケートの回答率が閾値よりも小さい場合、アンケート無しに設定される(S364)。
アンケート選択処理(S360)において、アンケートありとなった場合(S302:Yes)、サーバー5は携帯端末3に対してアンケートを送信する(S303)。アンケートを受信(S203:Yes)した携帯端末3は、タッチパネル表示部37にアンケート画面を表示し、会員に対してアンケートを行うことを促す(S204)。図24は、ポイントプログラムのアンケート画面を示す図である。アンケート画面には、アンケートについて、質問項目373と回答選択項目374が表示される。本実施形態では、選択項目タイプのアンケートであって、会員は質問項目373に対して回答選択項目374中の何れかの項目を選択することでアンケートに回答することが可能である。アンケートに回答する場合は、項目を選択した後、回答送信ボタン375を操作する。一方、会員によってはアンケートに回答したくない場合もある。その場合、キャンセルボタン376を操作することでアンケートの回答を拒否することが可能である。アンケートに回答した場合、しない場合、どちらの場合も回答結果がサーバーに送信される(S205)。携帯端末3からアンケートの回答結果を受信(S304)したサーバー5は、行ったアンケートを示すアンケートIDとその回答状況を履歴情報と会員情報のアンケート履歴に記憶する(S305)。
ところで、アンケート選択処理(S360)で選択されるアンケートは、アンケート履歴を参照して選択することとしてもよい。例えば、以前、回答を得ることができなかったアンケート、あるいは当該アンケートと同じ種別のアンケートの出現率を下げる、あるいは、出さないこととすることが考えられる。このようにアンケート履歴に基づいてアンケートを選択することで、会員が回答し易いアンケートを提示し、回答率の向上を図ることも可能となる。
サーバーは、集計処理(S350)での集計結果等に基づいて、会員の携帯端末6に表示する広告を選択する広告選択処理(S370)を実行する。図19は、広告選択処理(S370)を示すフロー図である。本実施形態では、店舗に来店した会員に適した広告を表示することとしている。特に、会員が好んで使用する通信方式の通信装置2が設置された店舗を優先して広告することとしている。広告選択処理(S370)が開始されると、まず、履歴情報中の店舗IDによって、今回来店した店舗(利用店舗)の店舗IDを取得する(S371)。そして、店舗情報中、高頻度通信方式を使用した通信装置2が設置された店舗を選択する(S372)。会員情報に規定される高頻度通信方式は、来店ポイントを貯める際、会員が好んで使用する通信方式である。高頻度通信方式を使用する通信装置2を設置した店舗を広告対象とすることで、広告を見た会員は来店ポイントを貯めるために適した店舗を知ることが可能となる。
また、本実施形態では、今回来店した店舗(利用店舗)と同じ業種の店舗を除外することとしている(S373)。同じ業種の店舗を広告して会員に推奨しても、会員が直ぐに広告対象となった店舗を来店することが望み薄いことが考えられる。また、利用店舗に対しても顧客喪失の機会となる可能性もある。したがって、本実施形態では利用店舗と同じ業種の店舗を広告の対象から除外している。次に、対象としている店舗中、店舗の住所を参照し、利用店舗に近い店舗を広告対象店舗として選択する(S374)。そして、選択された広告対象店舗の広告情報が抽出される(S375)。
また、本実施形態では、会員の携帯端末3に対し、利用店舗での会員の各種状況に応じたメッセージを表示することとしている。本実施形態では、遊技店を対象とし、遊技店に店舗会員として登録している会員に対し、貯蓄メダル数に応じたメッセージを表示することとしている。図20は、メッセージ形成処理(S380)を示すフロー図である。メッセージ形成処理(S380)では、履歴情報中の店舗IDによって、今回来店した店舗(利用店舗)の店舗IDを取得する(S381)。そして、店舗情報を参照し、取得した店舗IDの業種が遊技店か否かを判定する(S382)。遊技店であった場合(S382:Yes)。履歴情報中の会員IDに対応する会員情報を参照し(S383)、会員情報中に利用店舗の店舗会員IDが規定されているか否かを判定する(S384)。店舗会員IDが規定されている場合(S384:Yes)には、利用店舗の店舗会員IDを取得し(S385)、利用店舗(遊技店)に対して貯蓄遊技媒体数の問い合わせを行う(S386)。
サーバー5は、利用店舗(遊技店)から、店舗会員IDに対応する貯蓄遊技媒体数を取得する(S387)。例えば、利用店舗(遊技店)が、図3で説明したようなスロット店の場合には、貯蓄遊技媒体数として店舗会員IDに対応した貯蓄メダル数が取得される。そして、サーバー5は、貯蓄遊技媒体数に応じて会員に対するメッセージを形成する(S388)。形成するメッセージとしては、貯蓄遊技媒体数が閾値を超えている場合、会員を称えるメッセージとする、また、貯蓄遊技媒体数が閾値より少ない場合、会員を励ますメッセージとすること等が考えられる。このように本実施形態では、利用店舗の業種が遊技店であった場合、店舗会員が貯蓄している貯蓄遊技媒体数に応じて形成するメッセージを異ならせることで、利用店舗における遊技状況に応じたメッセージを会員に通知することが可能となっている。なお、メッセージを通知するための遊技状況としては、このような貯蓄遊技媒体数に限られるものでは無く、例えば、図12(b)で説明した店舗会員別遊技履歴テーブルに基づく遊技状況に応じたメッセージを形成することとしてもよい。
サーバー5は、来店した会員に対して来店ポイントの付与を行う(S306)。本実施形態では、アンケートを行うこととしており、アンケートに回答したか否かによって来店ポイントを異ならせている。このような構成により、会員のアンケートに回答する意欲を向上させ、アンケートの回答率を向上させることが可能となる。なお、アンケートに回答しない場合、来店ポイントを付与しないこととしてもよい。付与する来店ポイントは、店舗情報中の付与来店ポイントとして規定されており、各店舗においてアンケートに回答した場合の来店ポイントと、回答無しの場合の来店ポイントが規定されている。サーバー5はアンケートの回答状況に応じて、付与する来店ポイントを決定し、履歴情報に記憶する。また、会員情報中の保有ポイント、並びに、店舗情報中の総付与来店ポイントに付与来店ポイントを加算する(S306)。
サーバー5は、広告選択処理(S370)で選択した広告情報、メッセージ形成処理(S380)で形成したメッセージ、付与した来店ポイント、保有ポイントを含むポイント通知情報を携帯端末3に送信する(S307)。携帯端末3は、受信したポイント通知情報に基づいてポイント通知画面を表示する(S206)。図25は、ポイントプログラムのポイント通知画面を示す図である。図25は、業種が遊技店の店舗に来店した際に表示されるポイント通知画面であり、メッセージ377、来店ポイント378、保有ポイント379、広告表示欄380を有して構成されている。メッセージ377は、メッセージ形成処理(S380)で形成された、会員に対する通知内容となっている。本実施形態では、店舗の業種が遊技店の場合、当該店舗での貯蓄遊技媒体数等の遊技状況に応じた通知内容となっている。来店ポイント378は、来店処理中、S306において会員に付与された来店ポイントである。保有ポイント379は、会員が店舗に来店することで、これまでに貯蓄した来店ポイントである。広告表示欄380には、広告選択処理(S370)で選択された広告情報が表示される。本実施形態では、高頻度通信方式を使用する通信装置2を設置した店舗を広告対象としており、会員は、広告された店舗に来店することで、高頻度通信方式を使用する通信装置2と通信を行い、来店ポイントを貯めることが可能である。なお、広告表示欄380に表示される広告には、店舗において使用している通信方式を表示することとしてもよい。広告の対象となった店舗に、会員をより効果的に誘引することが可能となる。
以上、携帯端末3を使用して会員に来店ポイントを付与する来店処理を説明したが、本実施形態では、携帯端末3と通信装置2間で行われた通信の通信方式をサーバーで集計することで、会員が好んで使用する高頻度通信方式を判定することが可能となる。このように判定された高頻度通信方式は、会員に対して広告する店舗の選出に使用することが可能である。あるいは、一般的にどの通信方式が利用されているかを判定することで、今後、店舗に設置する通信装置2の通信方式の選定の参考にすることも可能である。
また、本実施形態のポイントプログラムは、メッセージ形成処理(S380)で説明したように、来店した店舗(利用店舗)が遊技店の場合、当該利用店舗の店舗会員IDを参照し、利用店舗での貯蓄遊技媒体数など、利用店舗における遊技状況を取得することが可能となっている。本実施形態のポイントプログラムは、利用店舗における遊技状況の取得機能を利用し、利用店舗における遊技履歴を参照表示可能としている。
図26は、ポイントプログラムの遊技履歴画面を示す図である。図22に示すトップ画面中、履歴表示項目371cが選択操作された場合、現在、利用している利用店舗での遊技履歴が表示される。携帯端末3は、サーバー5を経由して、図8(a)に示す店舗会員カードテーブル、図12(b)に示す店舗会員別遊技履歴テーブルなどにアクセスし、遊技履歴画面を表示する。本実施形態の遊技履歴画面には、店舗会員の遊技に関する情報として、現在状況表示欄381、推移表示グラフ382が表示される。現在状況表示欄381には、店舗会員のプリペイド残高、店舗会員が営業日当日に獲得した持ちメダル数が表示される。推移表示グラフ282には、店舗会員の当日の使用メダル数および獲得メダル数の変動がグラフで表示される。このように本実施形態のポイントプログラムは、利用店舗において来店ポイントを貯蓄するのみならず、利用店舗における遊技状況を参照することが可能となっている。
図16で説明した来店処理は、携帯端末3とサーバー5の間で通信を行う形態であったが、来店処理では、通信装置2とサーバー5の間で通信を行う形態を使用してもよい。図27は、他の実施形態における来店処理を示すフロー図である。この来店処理では、まず、携帯端末3から通信装置2に対して来店確認情報が送信される(S251)。この店確認情報には、少なくとも会員を特定するための会員IDが含まれている。来店確認情報を受信した通信装置2は、来店確認情報に基づいて形成された来店情報をサーバー5に送信する(S152)。この来店情報には、来店確認情報に含まれる店舗ID、店舗内エリアIDの他、日時、会員ID、通信装置2との間で使用した通信方式などが含まれている。来店情報を受信(S301)したサーバー5は、図16の来店処理と同様、S301〜S307の処理を実行する。
このように通信装置2とサーバー5で通信を行う形態では、二次元バーコードを使用する場合には、携帯端末3側で二次元バーコードを表示させる必要がある。したがって、図23で説明したポイントプログラムの通信方式選択画面において、二次元バーコードを使用する通信方式選択ボタン372dが選択された場合には、携帯端末3側で二次元バーコードを表示する。図28には、ポイントプログラムの二次元バーコード利用画面が示されている。二次元バーコード利用画面には、来店確認情報をコード化した二次元バーコード383が表示されている。この二次元バーコード383を通信装置2に設けられたカメラ、スキャナー等の読取装置で読み取らせることで、携帯端末3から通信装置2に対して来店確認情報が送信されることになる。
図29は、他の実施形態における店舗での通信装置の配置を説明するための図である。図2では、1つの店舗Aに1台の通信装置2aが設置され、通信装置2aは1つの通信方式を使用している形態について説明したが、1つの店舗Aには複数の通信装置2が設置されていてもよい。図29の場合、遊技島3A〜3Eの両端にBluetooth規格の通信方式を採用する通信装置2a−1〜2a−10が設置されている。また、店舗の各出入口には、二次元バーコードの通信方式を採用する通信装置2d−1〜2d−3が設置されている。なお、Bluetooth規格の通信方式を採用する通信装置2a−1〜2a−10は、小型で実現できるため、予め設置されている両替機等の装置内に組み込むこととしてもよい。このように複数の通信装置2を設置する形態では、各通信装置2に対して店舗内エリアIDを割り当てておくことで、サーバー5は、利用者がどの通信装置2と通信したかを認識することが可能となる。したがって、利用者が店舗内のどこで通信を行ったかを判定することが可能となる。このような店舗内における使用位置を集積することで、店舗内における利用頻度の高い位置、低い位置等、利用者の行動に関する情報を判定することが可能となる。
ところで、本実施形態の来店管理システムのように、複数の通信方式を利用可能とする場合、サーバー5に送信される通信方式(来店情報に含まれている)は、不正検出に利用することが可能である。図15で説明したように、店舗側の各種情報を管理する店舗情報には、店舗で採用する通信方式を含めておくことが可能である。来店情報に含まれる通信方式が、この店舗情報に含まれる通信方式と異なっていた場合、来店ポイントを不正取得する等の不正利用であることが考えられる。サーバー5は、受信した来店情報中の通信方式が、店舗情報に含まれる通信方式と異なっているかを検出し、異なっていた場合には不正と判定し、来店ポイントの付与などの処理を行わず、一致していることを条件として、図16で説明した来店処理が実行する。不正の判定には、通信方式を使用する形態のみならず、店舗の営業日、営業時間を使用することとしてもよい。この場合、店舗情報には、店舗の営業日あるいは営業時間といった営業期間情報を含ませておくことになる。サーバー5は、来店情報の受信日あるいは受信時間を当該店舗の営業期間情報と対比し、受信日あるいは受信時間が営業期間情報と異なる場合、不正と判定する。不正と判定された来店情報に対しては、上述する通信方式の場合と同様、来店ポイント付与などの処理を実行しないこととする。
また、本実施形態では、図25で説明した来店ポイント通知画面を表示することで、利用者に対して来店ポイントが付与されたこと、すなわち、携帯端末3と通信装置2との間で通信が行われたことを通知している。ここで、携帯端末3で実行されるポイントプログラムは、利用者が予め設定した通信方式で自動通信する形態も考えられる。このような自動通信による形態は、Bluetooth、Wifi、音波といった無線による通信方式(第2の通信方式という)において有効である。利用者は来店するだけで、携帯端末3を操作すること無く、携帯端末3と通信装置2間の通信を行うことが可能となる。しかしながら、この第2の通信方式は、通信が行われたことが気付き難い。一方、二次元バーコードを使用する場合、利用者が通信装置2に表示された二次元バーコードを携帯端末3で読み取る、あるいは、携帯端末3に表示させた二次元バーコードを通信装置2に読み取らせる必要があるため、携帯端末3と通信装置2間の通信に気付き易い通信方式(第1の通信方式という)といえる。したがって、携帯端末3と通信装置2間で通信が行われた場合、利用者が気付き易い第1の通信方式では、来店ポイント画面で利用者に通知し、利用者が気付き難い第2の通信方式では、携帯端末3のスピーカー42からの音で利用者に通知する、あるいは、携帯端末3の振動機能を使用し、振動によって利用者に通知する等、第1の通信方式、第2の通信方式のどちらで通信を行ったかによって、通知形態を変更することが好ましい。
また、通信装置2が発信する来店確認情報(図16の場合)、あるいは、来店情報(図27の場合)には、発信時間によって種類が異なる判定情報を含めてもよい。この判定情報は来店情報に含めてサーバー5に送信され、サーバー5の集計処理(S350)で集計される。来店ポイントを集めるためにだけ、店舗に赴く利用者も考えられる。このように、発信時間によって種類が異なる判定情報をサーバー5に送信、集計することで、利用者が赴いた店舗における滞在時間を判定することが可能となる。例えば、サーバー5は、同じ店舗から複数種類の判定情報を受信している場合、利用者は長時間滞在していると推定することが可能である。このような構成により、店舗が遊技店の場合には、滞在時間に基づいて、来店ポイントを集めるためにだけ来店したのか、実際に遊技を行ったかを推定することも可能となる。
また、本実施形態の広告選択処理(S370)は、(1)高頻度通信方式を採用する店舗であること、(2)利用店舗と異なる業種の店舗であること、(3)利用店舗に近い店舗であること、を条件として広告対象とする店舗を決定しているが、これら条件以外に、(4)アンケートに対する回答、(5)遊技店における遊技状況等、利用者が実際に行ったことで得られた情報、を使用して広告を行うこととしてもよい。なお、(4)、(5)の両方を条件とする場合、(5)を優先することが好ましい。(5)は利用者の実際の行動に基づくため、利用者のニーズに応じた確度の高い広告を行うことが可能となる。なお、(1)〜(5)の条件は、何れか1つを使用する、あるいは、適宜数組み合わせて行うこととしてもよい。また、(1)〜(5)で選択する内容は、携帯端末3で広告対象とする店舗のみならず、携帯端末3で通知するメッセージの選択、あるいは、携帯端末3で行われるその他のサービスに使用することとしてもよい。
また、本実施形態のメッセージ形成処理(S380)では、来店した店舗が遊技店であった場合、店舗側のメダル管理コンピューター550にアクセスすることで、店舗会員としての遊技状況(例えば、貯蓄遊技媒体数)を取得し、遊技状況に応じたメッセージを形成しているが、広告選択処理(S370)においても同様に、店舗会員としての遊技状況に応じた広告を選択することとしてもよい。例えば、遊技状況が好調である場合には高価格帯の飲食店の広告を選択し、遊技状況が低調である場合には低価格帯の飲食店の広告を選択すること等が考えられる。また、来店した店舗が遊技店であった場合、店舗会員となっていない等、メダル管理コンピューター550との通信が行われなかった場合には、遊技状況とは無関係に広告を出力することとなる。このように遊技媒体管理装置(例えば、メダル管理コンピューター550)と通信を行った場合と、行われない場合とで異なる広告を携帯端末で行うことで、特に、通信を行った場合には、貯蓄遊技媒体数等の遊技状況に応じた広告を行うことが可能となる。
また、本実施形態において、来店した利用者が来店管理システムの会員でない場合に、例えば、サーバー5から携帯端末3に来店管理システムへの会員登録(入会)を促進するための会員登録促進情報(入会促進情報)を送信してもよい。例えば、サーバー5が、店舗でWifiによって非会員である携帯端末3との間で通信を行った場合に、会員登録促進情報を携帯端末3に送信するようにしてもよい。
以上、本実施形態の来店管理システムは、スロットマシン1が配置された店舗に適用した例を説明したが、本発明に係る来店管理システムは、他の形態の店舗、例えば、遊技球(パチンコ球)を使用したパチンコ遊技機が設置された店舗、あるいは、飲食店や小売店等、各種店舗に適用することが可能である。
[第2実施形態]
次に本発明の第2実施形態に係る来店管理システムについて説明する。
図30は、本実施形態に係る遊技用システムの一種である来店管理システム1000Bのシステム構成の一例を示す図である。
来店管理システム1000Bは、携帯端末3と、無線基地局4と、サーバー5と、各店舗A〜Dに設置される発信装置7と、を備えて構成される。
発信装置7は、来店管理システム1000Bの会員としての利用者が所有(所持)する携帯端末3と通信することが可能に構成されている。本実施形態の来店管理システム1000Bは、店舗外において、携帯端末3とサーバー5とが通信可能な点で第1実施形態と異なる。
サーバー5は、第1実施形態と同様に、来店管理システム1000Bの管理業者によって設置されており、インターネット等の通信網を介して、店舗側に設置された発信装置7や、無線基地局4を介した携帯端末3との間でそれぞれ通信を行うことが可能に構成されている。
サーバー5は、通常のコンピューターと同様、CPUや通信部等で構成される制御手段51と、各種プログラムやデータを記憶可能なメモリで構成される記憶手段52と、来店管理の集計結果を表示するディスプレイ等で構成される表示手段53と、表示手段53に表示された表示内容を操作可能なマウス、キーボード等で構成される操作手段54と、を有して構成される。
図31は、サーバー5が備える記憶手段52の構成の一例を示す図である。
記憶手段52には、プログラムとして、検索処理プログラム521と、来店処理プログラム522とが記憶される。検索処理プログラム521は、転送処理プログラム5211をサブルーチンとして含み、来店処理プログラム522は、集計処理プログラム5221をサブルーチンとして含む。これらの処理については、フローチャートを用いて後述する。
また、記憶手段52には、テーブルとして、会員に送信する情報を管理すると共に、会員検索した日時や内容を管理するための検索履歴管理テーブル523と、会員の来店情報に基づいて来店履歴を管理する来店履歴管理テーブル525と、来店管理システム1000Bに登録してある店舗の住所等を管理するための店舗情報管理テーブル527と、会員の会員情報を店舗毎で管理するための会員情報管理テーブル529とが記憶される。これらのテーブルについては後述する。
本実施形態では、サーバー5は、遊技店で記憶管理している各種の遊技情報(例えば、メダル管理コンピューター550やカード管理コンピューター等)を通信網を介して受信し、遊技者が所持する携帯端末3からのアクセスに応じて、遊技情報を携帯端末3に提供することが可能に構成されている。サーバー5の制御手段51は、記憶手段52に記憶された転送処理プログラム5211に従って、GPS等の衛星測位システムを利用して特定した携帯端末3の位置情報(以下、「携帯端末位置情報」という。)に基づいて、利用者の携帯端末3の位置を含む地図の情報である地図情報(遊技場の位置を含む。)を生成する地図情報生成手段として機能する。
また、本実施形態のサーバー5は、第1実施形態と同様、店舗IDや店舗会員IDに基づいて、遊技店で記憶管理している店舗会員貯蓄管理テーブル(図12(a))や店舗会員別遊技履歴テーブル(図12(b))等にアクセスし、会員の遊技状況を取得することが可能に構成されている。また、サーバー5での記憶手段52で記憶管理される店舗情報管理テーブル527は、店舗ID、業種、通信方式、住所、広告情報、コネクトアプリ、発信装置ID、付与来店ポイント、総付与来店ポイント等を含んで構成されている。
図32は、本実施形態における携帯端末3の機能構成の一例を示すブロック図である。
携帯端末3は、第1実施形態で説明した構成の他に、記憶部33やGPSユニット44、時計部45を備えて構成される。
GPSユニット44は、GPS衛星から発信されているGPS衛星信号を含むRF信号を受信するGPSアンテナや、GPSアンテナから出力される信号に対して相関処理等を行ってRF信号からGPS衛星信号を捕捉し、捕捉したGPS衛星信号に基づいて測位演算を行うGPS処理部を備えて構成され、測位演算によって測定した自装置の位置を出力可能に構成されている。
GPSユニット44は、例えば、自装置の位置の測定を所定周期、又は、自装置の移動距離が所定距離を超える毎に行うことで、自装置の位置を特定可能な位置情報を更新する機能を有する。これにより、携帯端末3は、自身の現在の位置に対応した携帯端末位置情報を特定可能な位置情報特定手段として機能する。
記憶部33には、プログラムとして、所望の店舗を検索するための店舗検索プログラム331と、所望の店舗情報を表示するための店舗表示プログラム333と、所望の店舗の地図を作成するための地図作成プログラム335とが記憶される。携帯端末3では、タッチパネル37aに対するタッチ操作により所望の店舗の情報をタッチパネル表示部37に表示させることができ、携帯端末3を携行する遊技者の位置情報を表示させることが可能に構成されている。その他の構成は、第1実施形態の携帯端末3のブロック図と同様(図13)である。
昨今、遊技場検索システムとして、各遊技場の遊技情報がそれぞれの遊技場の所在地を特定可能な所在地情報と関連付けて記憶されると共に、それら遊技場について、該当する地図上の位置に遊技情報に対応した表示態様で遊技場位置情報を表示させることができる(例えばパチロボ)ものが知られている。遊技場検索システムは、スマートフォン等の携帯端末に所定のアプリプログラムをインストールして利用することが可能である。
遊技場検索システムの遊技選択画面では、利用者によって選択された機種の遊技機が設置された店舗について、地図情報に基づいて生成される地図を携帯端末に表示すると共に、所在地情報に基づいて特定した地図上の遊技場の位置に、遊技場位置情報を表示することが可能に構成されている。遊技場位置情報は、登録されている店舗情報管理テーブル527に対応した表示態様で表示されるものであり、より具体的には、携帯端末の表示画上における地図上の遊技場を指示する店舗ポインタで表される。表示態様情報は、例えば各遊技場における遊技情報と、店舗ポインタの表示色(マーカ色)とを対応付けたものとされる。
つまり、携帯端末3は、衛星測位システムを利用して取得した遊技者の位置情報を、ネットワークを介してサーバー5に送信し、地図情報をサーバー5から取得することが可能に構成されている。この地図情報は、遊技者の現在位置を含む地図(当該位置周辺を含む地図)の情報であって、選択された機種の遊技情報に基づき特定される前記の表示態様の情報を含む。
本実施形態では、表示色の設定は遊技情報(持ち玉数や持ちメダル数)で決定してもよく、遊技者の現在位置との距離に応じて決定してもよい。また、その他の情報(例えば、会員の遊技場での勝率等)を用いてランキング形式にしてもよい。遊技者の要求に応じて順位付けて表示することができる。また、表示態様は、表示色だけでなく星やバルーン等で表示する等、種々の表示態様としてもよい。
[検索画面]
次に、本実施形態における会員の店舗検索方法について説明する。尚、店舗検索の処理方法(店舗検索処理)については後述する。
図33は、店舗条件画面の一例を示す図である。
店舗条件画面は、携帯端末3のタッチパネル表示部37に表示され、携帯端末3に所定のアプリケーションをインストールすることで起動することができる。
この店舗条件画面には、条件の項目として、それぞれ「近くの店舗を探す」、「貯メダルが多い店舗を探す」、「貯玉が多い店舗を探す」、「プリペイド残高が多い店舗を探す」が表示されている。タッチパネル37aで各項目の左隣に位置するチェックボックス401をタッチすることにより、チェックマークを表示させることができる。検索開始アイコン410をタッチすると、図34に示すような店舗検索画面に遷移することができる。
図34は、店舗検索画面の一例を示す図である。
この店舗検索画面には、図33の店舗条件画面のチェックボックス401にチェックした項目に基づいて、「店舗CCX」、「店舗DDX」、「店舗EEX」、「店舗AAX」、「店舗BBX」が検索結果として表示されている。これらの検索結果のうち、店舗「CCX」は、図33の店舗条件画面で「近くの店舗を探す」と「プリペイド残額が多い店舗」とから、会員の条件に最も適した店舗として表示される。また、検索結果が表示された店舗は直接店舗検索アイコン411として機能する。会員は、直接店舗検索アイコン411を選択してもよいし、全店舗、地図表示アイコン420を選択してもよい。
図35は、店舗情報画面の一例を示す図である。
店舗情報画面は、図34の店舗検索画面で、直接店舗検索アイコン411が選択された場合に表示される。図35の例は、図34で店舗BBXの直接店舗検索アイコン411が選択された店舗情報画面である。
この店舗情報画面は、会員がその店舗で所有する貯メダル数を示す会員貯メダル数表示部422と、会員がその店舗で所有する貯玉数を示す会員貯玉数表示部423と、会員の現在位置とその店舗の所在地との間の距離を示す距離表示部424と、会員がその店舗で所有するプリペイド残額を示す会員プリペイド残額表示部425と、店舗のイベント情報を示すイベント表示部426と、会員の現在地と店舗の所在地を示す特定店舗地図表示部427とで構成される。イベント情報としては、店舗の宣伝や会員にとって有益な情報等が表示される。このイベント表示部426で表示されるイベント情報には、「新台あり! ポイント2倍」という会員にとって有益な情報が表示されている。また、特定店舗地図表示部427には、会員(携帯端末)の位置情報と店舗の位置情報とが対応付けて表示されており、会員は店舗の位置が容易に把握することができる。
図36は、店舗地図画面の一例を示す図である。
この店舗地図画面は、会員の現在位置を表示する会員現在位置表示部432と、検索候補の店舗の周辺地図を示す全店舗地図表示部433と、所定の形で形成される店舗検索画面においての順位を表示する装飾店舗アイコン431と、店舗条件検索画面で会員がチェックボックス401でチェックした遊技情報を表示する検索情報表示部434とで構成される。この店舗地図画面には、会員(携帯端末3)の位置情報と図34で表示された店舗検索画面で候補となった店舗の位置とが対応付けて表示される。また、地図上には、店舗に対応する遊技情報(プリペイド残額等)や距離[m]も表示され、会員は現在位置と、店舗所在位置と、遊技情報とを対応付けて確認することができる。また、装飾店舗アイコン431は、バルーン表示や星表示で順位別に表示されているため、会員は店舗地図画面を閲覧することで、遊技情報やイベント情報等を把握することができる。
図36に示すように、CCX店は、プリペイド残額が5000[円]であり、距離は0.2[km]であり、図33の検索条件において最も適した店舗であるため順位は1位と表示されている。また、店舗BBXは、星形で表示されている。星形はイベント情報があるか否かによって表示される。会員が、店舗情報について詳しく確認したい場合は、店舗地図画面で表示された装飾店舗アイコン431をタッチすることにより、店舗情報画面に遷移することができる。
次に、来店管理システム1000Bにおける来店検出の原理について説明する。
図37は、来店の検出方法の原理図である。
本実施形態では、サーバー5は、利用者の入店だけでなく退店も検出することが可能に構成されている。入店、退店を検出するため、図37に示すように、店舗の入店又は退店の際における会員の移動方向に沿って、店外側の発信装置7Aと店内側の発信装置7Bとがそれぞれ設置される。
例えば、店外側の発信装置7Aに係る機器IDを「a3fg1」、店内側の発信装置7Bに係る機器IDを「a3fg2」とする。そうすると、入店の際、会員は必ず移動方向Xに向かって店舗に入場するため、携帯端末3は、機器ID「a3fg1」を含む通信情報を受信し、その後に、機器ID「a3fg2」を含む通信情報を受信することになる。そして、この通信情報の受信の順序に応じて、携帯端末3は、機器ID「a3fg1」及び会員IDを含む入場情報をサーバー5に送信し、その後に、機器ID「a3fg2」及び会員IDを含む入場情報をサーバー5に送信することになる。各入場情報は、同じ携帯端末3から送信されるため、各入場情報に含まれるそれぞれの会員IDは同一となる。
これにより、サーバー5は、機器ID「a3fg1」を含む入場情報を受信した後に、機器ID「a3fg2」を含む入場情報を受信した場合であって、2回目に受信した入場情報に含まれる会員IDが、1回目に受信した入場情報に含まれる会員IDと同一であった場合には、その会員IDに対応する利用者が入店したと判定することができる。
他方、退店の際、遊技者は必ず移動方向Yに向かって遊技店から退場するため、携帯端末3は、機器ID「a3fg2」を含む通信情報を受信し、その後に、機器ID「a3fg1」を含む通信情報を受信することになる。そして、通信情報の受信の順序に応じ、携帯端末3は、機器ID「a3fg2」及び会員IDを含む入場情報をサーバー5に送信し、その後に、機器ID「a3fg1」及び会員IDを含む入場情報をサーバー5に送信することになる。これにより、サーバー5は、機器ID「a3fg2」を含む入場情報を受信した後に、機器ID「a3fg1」を含む入場情報を受信した場合であって、2回目に受信した入場情報に含まれる会員IDが、1回目に受信した入場情報に含まれる会員IDと同一であったときは、その会員IDに対応する利用者が退店したと判定することができる。
以上、会員の店舗検索方法、来店(入退店)の検出方法を説明した。しかし、遊技場検索システムにおいて、遊技場が検索されたとしても、遊技者が検索した遊技場に実際に来店したかどうかはわからず、遊技場検索システムが活用されているか判断することができない。本実施形態では、来店管理システムと遊技場検索システムとを組み合わせることで、来店分析を可能とする来店管理システムを提供することができる。また、来店検出により、会員の遊技場の滞在時間等も管理することができ、本実施形態における来店管理システムによって、より細かく来店分析を行うことが可能となる。
[検索履歴情報管理方法]
遊技場検索システムでは、所望の店舗を検索することができる。しかし、遊技場検索システムを利用しない会員もいれば、遊技場検索システムを利用して店舗に赴く会員もいる。遊技場検索システムが有効に活用されているかを分析するためには、検索履歴を管理する必要がある。
また、本実施形態では、前述したように、アプリを利用して、「店舗条件画面」、「店舗検索画面」、「店舗情報画面」、「店舗地図画面」等の表示画面を、携帯端末3の表示部37に表示させることができる。しかし、会員によっては、図35に示すような特定の店舗情報を確認せずに店舗に赴く可能性もある。つまり、会員によっては、図34の店舗検索画面を確認するのみで遊技場の所在地を把握する場合もある。つまり、その遊技場で遊技をしたことのある利用者であれば、遊技場の所在地を把握するのは容易である。また、図35の店舗地図画面を確認するだけで、遊技場の詳しい情報を確認する必要がないと判断する可能性もある。従って、店舗検索システムが有効に活用されているかどうか確認するために、サーバー5は、会員が要求した画面で随時検索履歴を管理する必要がある。
そこで、会員の検索履歴の管理について説明する。
図38は、検索履歴管理テーブル523のテーブル構成の一例を示す図である。
検索履歴管理テーブル523は、サーバー5の記憶手段52で記憶管理されるテーブルであって、会員が携帯端末3で遊技場検索システムを使用して店舗を検索することで更新される。また、検索履歴管理テーブル523は、会員の検索要求の結果に応じて、送信する情報に対応付けて検索履歴を管理するためのテーブルである。
検索履歴管理テーブル523には、日時と、会員IDと、現在位置と、送信IDと、検索形態と、検索順位とが対応付けて記憶され、検索順位毎に、店舗IDと、色と、形と、プリペイド残額と、貯メダル数と、貯玉数と、店舗までの距離と、イベント情報と、広告IDと、アクセス回数とが記憶される。
「日時」には、サーバー5が携帯端末3に店舗情報を送信した日時が記憶される。この日時は、利用者端末への店舗情報の提供履歴(送信履歴とも言える。)に相当する。
「会員ID」には、来店管理システムの会員となっている利用者(携帯端末3の所有者)のIDが記憶される。この会員IDは、利用者を識別可能な利用者識別情報に相当する。
「現在位置」には、会員が店舗検索システムを起動した位置(例えば住所)が記憶される。
「送信ID」には、送信した内容に対応するIDが記憶される。
「検索形態」には、会員の検索要求が記憶される。例えば、図34の店舗検索画面を表示させる場合には「1」が記憶され、図36の店舗地図検索画面を表示させる場合には「2」が記憶され、図35の店舗情報画面を表示させる場合には「3」が記憶される。
「検索順位」には、検索した店舗の順位が店舗毎に記憶される。検索順位は、図34の店舗検索画面で店舗を表示する順番や、図36の店舗地図画面の順位表示等で使用される。
「色」には、図36の店舗地図画面で表示するための色が記憶される。
「形」には、図36の地図表示画面で表示するための形が記憶される。「色」と「形」は、装飾店舗アイコン431の表示態様を決定するために使用される。
「プリペイド残額」には、その店舗における会員のプリペイド残額が記憶される。
「貯メダル数」には、会員のその店舗における貯メダル数が記憶される。
「貯玉数」には、会員のその店舗における貯玉数が記憶される。貯メダル数と、貯玉数と、プリペイド残額とは、図37の店舗情報画面の会員貯メダル数表示部422と、会員貯玉数表示部423と、会員プリペイド残額表示部425とでそれぞれ情報を表示させるために記憶される。また、図36の店舗地図画面で、検索情報表示部434に情報を表示させるために記憶される。
貯メダル数と、貯玉数と、プリペイド残額とは、会員情報管理テーブル529から参照することができる。会員情報管理テーブル529の詳細については後述する。
「店舗までの距離」には、会員のその現在位置から店舗までの距離が記憶される。店舗までの距離は、店舗情報画面の特定店舗地図表示部427や、店舗地図画面の全店舗地図表示部433を表示させるために記憶される。
「イベント情報」には、店舗で開催されているイベントがあるか否が記憶される。
「広告ID」には、イベント情報等店舗の情報で解散されているイベントの広告のIDが記憶される。イベント情報や広告IDは、店舗情報画面のイベント表示部426に表示させるため、又は、店舗地図画面の装飾店舗アイコン431の表示態様を決定するために記憶される。
「アクセス回数」には、会員がアクセスした回数が記憶される。
上記の検索履歴管理テーブル523の管理方法について説明する。
図33の店舗条件画面において、会員ID「K0123」の利用者が検索を行った場合を例に挙げる。サーバー5は、会員からの要求を受信した後、「2016年5月16日の8時45分」に、会員ID「K0123」の利用者の携帯端末3に所定の情報を送信する。所定の情報は、例えば、当該利用者が検索した条件検索結果の店舗及び店舗の順位とすることができる。つまり、サーバー5は、図34の店舗検索画面に表示させる順位を決定し、店舗ID(店舗名)と対応付けて携帯端末3に情報を送信する。
本実施形態では、図34に示すように店舗検索画面では表示しないが、順位を決定するための「プリペイド残額」、「店舗までの距離」、「イベント情報」等の情報も検索履歴管理テーブル523に記憶され、順位を決定するためには使用しない貯メダル数や貯玉数等の情報も記憶される。店舗の住所やイベント情報の有無、広告IDは、図40の店舗情報管理テーブル527で管理されている。店舗情報管理テーブル527の詳細は後述する。アクセス回数は、会員が検索を行ったことで表示された店舗をアクセス回数として随時更新している。
次に、図34の店舗画面検索画面において、会員ID「K0123」の利用者が、「全店舗地図表示」を選択したものとする。サーバー5は、会員の検索要求を受信した後、「2016年5月16日の8時46分」に、当該利用者の携帯端末3に所定の情報を送信する。所定の情報は、例えば、「現在位置」と「店舗ID」と「プリペイド残額」と「店舗までの距離」と「イベント情報」とすることができる。また、これらの情報の他に、「色」と「形」の情報も送信IDと対応付けて携帯端末3に送信する。つまり、図36に示すような店舗地図画面を形成するための情報を携帯端末3に送信する。
本実施形態では、「色」については順位別に送信する。本実施形態では、1位を「赤」、2位を「桃」、3位を「緑」、4位以降を「灰」としており、順位別に分けられた色を携帯端末3に送信することにより、利用者は、店舗地図画面において順位を容易に判別することができる。
また、本実施形態では、「形」についてはイベントの有無で分けて表示形態を変化させる。例えば、イベントが有る場合には「星型」で表示させ、イベントが無い場合には「丸型」で表示させる。形を分けて情報を携帯端末3に送信することにより、利用者は、店舗地図画面においてイベントの有無を容易に判別することができる。
次に、図34の店舗画面検索画面において、会員IDの「K0123」が直接店舗を選択した、若しくは、図36の店舗地図画面において、店舗を選択したものとする。サーバー5は、会員の要求を受信した後、「2016年5月16日の8時47分」に、会員ID「K0123」の利用者の携帯端末3に所定の情報を送信する。所定の情報は、例えば、「現在位置」と「店舗ID」と「プリペイド残額」と「貯玉情報」と「貯メダル情報」と「店舗までの距離」と「イベント情報」とすることができる。ただし、サーバー5は、会員が検索した店舗IDに対応付けた店舗に関する情報のみを携帯端末3に送信する。これにより、利用者は、店舗情報画面において店舗情報を詳細に確認することができる。
会員ID「K0123」の利用者は、図33の検索条件画面において、「プリペイド残額」と「近くの店舗を探す」を条件として店舗を検索したが、「全店舗地図表示画面」を選択することで、店舗BBXでイベント情報があることを確認することができる。店舗BBXのイベント情報が星型表示されていることで、当該利用者は、店舗BBXに興味を抱くことが想定される。
以降の検索履歴管理テーブル523に関する説明では、重複した内容については説明を省略する。会員ID「K0001」の利用者は、条件検索画面において「プリペイド残額」のみで検索を行い、当該利用者は2つの店舗で「プリペイド残額」を所有しているため、2位まで情報が記憶される。サーバー5は、送信内容を送信IDと対応付けて携帯端末3に送信する。この場合、アクセス回数から、当該利用者は、所有しているプリペイド残額が多い「店舗BBX」を選択したことがわかる。サーバー5は、送信内容を送信IDに対応付けて携帯端末3に送信する。この場合、当該利用者は、店舗BBXでイベント情報があることを確認できる。
次に、会員の来店履歴の管理方法について説明する。
図39は、来店履歴管理テーブル525のテーブル構成の一例を示す図である。
来店履歴管理テーブル525は、サーバー5での記憶手段52で記憶管理されるテーブルである。サーバー5の制御手段は、上述したように、入店・退店判定手段として機能することにより会員が遊技店への入店・退店が判定された場合に、入店・退店が判定されたことを来店履歴管理テーブル525に記憶する。つまり、入店又は退店が判定されると、その入店日時や退店日時を来店履歴情報に記憶される。
来店履歴管理テーブル525には、「日時」と、「発信機器ID(ビーコンのID等)」と、「店舗ID」と、「会員ID」と、「通信方式」と、「入店時間」と、「退店時間」と、「滞在時間」と、「来店回数」と、「エラー」とが対応付けて記憶される。
「日時」には、会員IDを有し、携帯端末3を所有する遊技者が所定の発信装置7の近傍を通過した日時が記憶される。
「発信機器ID」には、発信装置7のIDが記憶される。
「店舗ID」には、店舗のIDが記憶される。尚、店舗IDは、発信機器IDと対応付けてサーバー5が管理している。
「会員ID」には、会員のIDが記憶される。
「通信方式」には、通信方式として、「a」:Bluetooth、「b」:Wifi、「c」:音波、「d」:二次元バーコードが記憶される。
「入店時間」には、会員の入店時間が記憶される。
「退店時間」には、会員の退店時間が記憶される。
「滞在時間」には、会員の滞在時間が記憶される。
「エラー」には、入店と退店との間で齟齬が生じた場合に「エラー」が記憶される。
次に、来店履歴管理テーブル525を利用した管理方法について説明する。まず、「2016年5月16日の11:00」に、会員ID「K0001」の利用者の携帯端末3と、店舗BBXに設置されている発信機器ID「b3fg1」の発信装置7Aとが通信したことが記憶される。その後、「2016年5月16日の11:00」に、会員ID「K0001」の利用者の携帯端末3と、店舗BBXに設置されている発信機器ID「b3fg2」の発信装置7Bとが通信したことが記憶される。つまり、上述した入店の原理の説明の通り、店舗ID「BBX」の店舗に会員ID「k0001」の利用者が入店したことを示し、入店時間に「11:00」が記憶される。来店回数は更新されず、「17回」が保持される。
次に、「2016年5月16日の22:00」に、会員ID「K0001」の利用者の携帯端末3と、店舗「BBX」に設置されている発信機器ID「b3fg2」の発信装置7Bとが通信したことが記憶される。その後、「2016年5月16日の22:00」に、会員ID「K0001」の利用者の携帯端末3と、店舗「BBX」に設置されている発信機器ID「b3fg1」の発信装置7Aとが通信したことが記憶される。つまり、上述した退店の原理の説明の通り、店舗ID「BBX」の店舗から会員ID「k0001」の利用者が退店したことを示し、退店時間に「22:00」が記憶される。そして、「11:00」に記憶した入店時間と差分を計算し、滞在時間である11時間「H]が記憶される。また、来店回数が更新され、「18回」と記憶される。
次に、滞在時間及び来店回数が更新されない例について説明する。
まず、「2016年5月16日の21:00」に、会員ID「K0002」の利用者の携帯端末3と、店舗「BBX」に設置されている発信機器ID「b3fg2」の発信装置7Bとが通信したことを記憶される。その後、「2016年5月16日の22:00」に、会員ID「K0001」の利用者の携帯端末3と、店舗「BBX」に設置されている発信機器ID「b3fg1」の発信装置7Aとが通信したことを記憶している。つまり、上述した退店の原理の説明の通り、店舗ID「BBX」の店舗から会員ID「k0001」の利用者が退店したことを示し、退店時間に「22:00」が記憶される。しかし、会員ID「K0003」については、入店記録は存在しておらず、退店記録のみである。この場合、入店と退店との間に齟齬が生じているため、「エラー」を示すフラグが記憶される。
ここで、入店のみを記憶した場合、遊技を行っている際に利用者の携帯端末3の電池が切れたと推定することができる。また、退店のみを記憶した場合、利用者が来店したときには携帯端末3の電池が切れていたが、店舗内で携帯端末3を充電したと推定することができる。また、店舗は利用者にとってはプライベート空間であるため、周りとの連絡を自ら遮断するために、携帯端末3の電源を切ったと推定することもできる。
図40は、店舗情報管理テーブル527のテーブル構成の一例を示す図である。
店舗情報管理テーブル527は、サーバー5での記憶手段52で記憶管理されるテーブルであって、各店舗の店舗情報で構成されている。
店舗情報は、例えば、店舗IDや業種、通信方式、所持発信装置ID、住所、広告情報、コネクトアプリ、付与来店ポイント、総付与来店ポイントを含んで構成される。
店舗IDには、店舗を識別するための識別情報が記憶される。
業種には、店舗の業種カテゴリーを示す情報が記憶される。業種には、パチンコ店、スロット店等の遊技店、飲食店、小売店等の業種を記憶させることが可能である。
住所には、店舗の所在地が記憶される。
所持発信装置IDには、発信装置7のIDを店舗と対応付けて記憶される。
イベント情報には、店舗におけるイベントの開催の有無が記憶される。
広告情報には、店舗の広告に対応したファイル名が記憶される。このファイル名に対応する広告ファイルを携帯端末3に送信することで、携帯端末3において店舗の広告を表示することが可能となる。
コネクトアプリが登録されていると、店舗に設置される管理装置や店舗に設置される端末装置等の店舗用端末とサーバー5との間での各種の情報の送受信が可能となる。
尚、コネクトアプリは、予め記憶されているか、所定のウェブサイトからダウンロードして用いることができる。コネクトアプリをダウンロードすることにより、本来、他の用途で用いられる装置を、本実施形態の店舗サーバーとして機能させることができる。例えば、会員情報を管理する会員管理コンピューターやカード情報を管理するカード管理コンピューター等の店舗に設置される管理装置にコネクトアプリを組み込むことで、サーバー5との間の双方向通信が可能となり、サーバー5に当該店舗の会員登録情報を提供したり、サーバー5から当該店舗の会員登録情報等の情報を取得することが可能となる。また、店舗の従業員用のタブレット端末やPDA、リモコン等の端末装置にコネクトアプリを組み込むことで、サーバー5との間の双方向通信が可能となり、サーバー5に当該店舗の会員登録情報を提供したり、サーバー5から当該店舗の会員登録情報等の情報を取得することが可能となる。
図41は、会員情報管理テーブル529のテーブル構成の一例を示す図である。
会員情報管理テーブル529は、サーバー5の記憶手段52で記憶管理されるテーブルである。本実施形態では、図41(a)及び図41(b)に示す会員情報管理テーブル529を使用して来店分析を行う。
尚、図41では、表示の都合上、図41(a)と図41(b)を上下に分けて表示しているが、同一管理を行うため、横並び表示とすることが望ましい。会員情報管理テーブル529は、来店管理システム1000Bに登録した会員の会員情報が記憶されている。
各会員について、図41(a)の会員情報管理テーブル1では、会員IDと、性別と、国籍と、高頻度通信方式と、通信方式使用回数と、嗜好店舗IDとが対応づけて記憶され、図41(b)の会員情報管理テーブル2では、店舗別に、性別と、店舗IDと、店舗会員IDと、来店履歴と、アクセス履歴と、来店回数と、平均滞在時間と、総滞在時間と、店舗ランクと、ヘビーユーザーと、プリペイド残額と、貯メダル数とが対応付けて記憶されている。
尚、会員に関する個人情報には、性別以外に、氏名、住所、来店管理システム1000Bでのニックネーム、ログインする際のパスワード、メールアドレス等、各種情報を登録可能としてもよい。更に、店舗毎に管理している個人情報についても、上記と同様に、性別以外の情報を管理するようにしてもよい。
また、本実施形態では図示しないが、第1実施形態で説明した図14(b)のように、保有ポイントや景品交換履歴、広告履歴、アンケート履歴等を有してもよい。更に、貯メダル数や貯玉数は、貸与レート別に管理するようにしてもよい。例えば、スロットマシンについては5スロの貯メダルと20スロの貯メダル数とをそれぞれ管理し、パチンコ機については1パチの貯玉数と4パチの貯玉数とそれぞれ管理するようにしてもよい。
会員IDは、来店管理システム1000Bに登録した会員の識別情報である。
性別は、来店管理システム1000Bに登録されている会員の性別である。
国籍は、来店管理システム1000Bに登録されている会員の国籍である。
通信方式使用回数は、会員が店舗に来店した際、携帯端末3と発信装置7間の通信方式の使用回数であり、各符号(「a」:Bluetooth、「b」:Wifi、「c」:音波、「d」:二次元バーコード)毎に使用回数が記憶される。
高頻度通信方式には、通信方式使用回数中、最も使用回数が多い通信方式が記憶される。
嗜好店舗IDには、来店履歴中、最も来店回数の多い店舗の店舗IDが記憶される。
店舗IDは、店舗を示す識別情報である。店舗IDは、店舗側が来店管理システム1000Bに登録した場合に記憶される。
店舗会員IDは、店舗の種別が遊技店(パチンコ店やスロット店)である場合に、会員が店舗会員として登録している、つまり会員が店舗会員IDを有している場合に記憶される。
来店履歴の初回来店日には、会員が初めてその該当する店舗の店舗会員になった日付が記憶される。
最終来店日には、会員が最後に来店した日時が記憶される。
来店履歴の入店日時には、会員が店舗に入店した日時の最新(最終)履歴が記憶される。
来店履歴の退店日時には、会員が店舗を退店した日時の最新(最終)履歴が記憶される。
来店履歴の滞在時間には、入店時間と退店時間とから算出される店舗での滞在時間が記憶される。来店履歴の入店時間と退店時間と滞在時間とは、来店履歴管理テーブル525を参照して記憶される。
アクセス履歴の最終アクセス日時には、会員が店舗を検索した最終アクセス日時が記憶される。
アクセス履歴のアクセス回数には、会員が店舗を検索した回数が記憶される。
アクセス履歴の最終アクセス日時及びアクセス回数は、前述した検索履歴管理テーブル523を参照して記憶される。
来店回数には、会員が店舗に来店した回数が記憶される。
平均滞在時間には、会員が店舗に滞在していた時間の平均時間が記憶される。
来店頻度には、会員が店舗に来店する頻度が記憶される。来店回数と、平均滞在時間と、来店頻度については、来店履歴管理テーブル525を参照することで算出されて記憶される。
プリペイド残額には、会員が所有する各カード類に残存しているプリペイド残額が記憶される。
貯メダル数には、会員の各カード類の残存する貯蓄メダル数が記憶される。
店舗ランクには、店舗毎に、滞在時間、来店回数、来店頻度から求められたランクが記憶される。店舗ランクとヘビーユーザーの判定は、店舗毎の平均滞在時間の合計時間や合計来店回数や来店頻度から判定されて記憶されるが、これについては詳細に後述する。尚、これらの情報の他に、貯玉数や大当り回数等の情報を管理するようにしてもよい。
また、図41(b)の会員情報管理テーブル2には、店舗IDに複数の店舗が記憶されているが、これらの店舗IDは、来店管理システム1000Bの会員が、店舗会員IDを取得した際、つまり店舗会員に登録した際に随時追加するようにすればよい。また、店舗検索システムで検索した際に店舗IDを追加するようにしてもよい。また、アクセス履歴のアクセス回数、来店回数、平均滞在時間及び来店頻度は、常時蓄積されていく形態でもよいし、1ヶ月毎や半年毎、1年毎といった一定の期間毎に集計するようにしてもよい。
また、来店管理システム1000Bの会員が、来店した店舗の店舗会員IDを有していない場合、つまり、店舗に来店した来店者が非店舗会員であると判定された場合に、当該来店者が所有する携帯端末3に、当該店舗への会員登録を促進するための会員登録促進情報を送信するようにしてもよい。
次に、来店分析に関するランクの計算方法について説明する。本実施形態では、遊技者の遊技店への来店情報に基づき、来店回数、滞在時間及び来店頻度を特定する。具体的には、来店情報に含まれる来店履歴(来店日、入店時刻、退店時刻等)から、特定の遊技店の来店情報を取り出し、その中から、「来店回数」、「平均滞在時間」「来店頻度」を求めて特定する。
「来店回数」は、遊技者が来店した回数である。「滞在時間」は、来店時刻から退店時刻までの時間であって、複数回来店している場合は、1日当たりの平均滞在時間を求める。来店頻度は、初回来店日を基準として、遊技店に来店する頻度である。尚、「平均滞在時間」や「来店頻度」は、前述した通り、常時蓄積されていく形態でもよいが、所定の期間毎に集計してもよい。つまり、来店頻度は、常時蓄積されていく形態の場合には、来店回数を登録日から日数で除して100を乗ずることで「%」として求める。所定の期間毎に集計する場合には、所定の期間中の来店回数を所定の期間で除して100を乗ずることで「%」として求める。なお、「来店回数」や「滞在時間」についても、所定の期間毎に集計してもよい。所定の期間毎に集計することにより、会員における店舗の来店状況を期間別に確認することができる。
[会員別集計]
次に、会員毎にランクを決定する。具体的には、「来店回数」、「滞在平均滞在時間」、「来店頻度」の各項目について、それぞれのランク基準に基づき、利用者をA〜Eの5段階にランク付けする。以後、常時蓄積されていく形態の場合及び所定の期間毎に集計する場合ともに「対象期間」と表現する。
「来店回数」は、遊技者1人当たりの来店回数であり、来店回数が多いほどAランクが付され、来店回数が少ないほどEランクが付される。具体的には、対象期間内における遊技者1人当たりの来店回数を求め、例えば、20回以上であればAランク、10回〜19回であればBランク、5回〜9回であればCランク、1回〜4回であればDランク、0回であればEランクとして、ランク付けが行われる。
「平均滞在時間」は、遊技者1人当たりの平均滞在時間であり、平均滞在時間が多いほどAランクが付され、滞在時間が少ないほどEランクが付される。具体的には、対象期間内における利用者1人当たりの1日の平均滞在時間を求め、例えば、10時間以上であればAランク、5時間〜10時間であればBランク、3時間〜5時間であればCランク、1時間〜3時間であればDランク、1時間未満であればEランクとして、ランク付けが行われる。
「来店頻度」は、遊技者一人当たりの来店頻度であり、来店頻度が高いほどAランクが付され、滞在時間が低いほどEランクが付される。具体的には、対象期間内における遊技者1人当たりの来店頻度を求め、例えば、70%以上であればAランク、50%〜70%であればBランク、20%〜50%であればCランク、5%〜20%であればDランク、5%未満であればEランクとして、ランク付けが行われる。
例えば、ある利用者個人を店舗AAXに適用して分析すると、「来店回数」、「平均滞在時間」及び「来店頻度」とがいずれもAランクである利用者は、遊技を頻繁に長時間行うヘビーユーザーと考えられる。しかし、例えば、直近3ヶ月の期間で集計した場合、「来店回数」、「平均滞在時間」及び「来店頻度」がいずれもAランクであって、直近1ヶ月の期間で集計した場合、「来店回数」及び「平均滞在時間」がAランクで、「来店頻度」がEランクの場合、そのヘビーユーザーは、その店舗に最近は来店していないということになる。しかし、ヘビーユーザーがその間、一切遊技を行っていないとは考えにくい。つまり、そのようなヘビーユーザーは、その間、他の店舗で遊技を行っていたものと考える方が妥当である。
次に、上記の利用者を店舗BBXに適用して分析すると、直近3ヶ月の期間で集計した結果、「来店回数」と「平均滞在時間」とがAランクで、「来店頻度」がEランクであり、直近1ヶ月の期間で集計した結果、「来店回数」、「平均滞在時間」及び「来店頻度」がいずれもAランクであった場合、その会員は、遊技店Aから遊技店Bに流出したと分析することができる。
次に、会員情報管理テーブル529の管理方法について、図41を用いて説明する。
会員IDが「K0001」の会員は、性別が「男」であり、国籍が「日本」であり、年齢が「32才」であり、高頻度通信方式が「a(Bluetooth)」であり、通信方式使用回数が「a=96回、b=18回、c=4回、d=0回」であり、嗜好店舗IDが「AAX」であり、総合ランクがAであることがわかる。通信方式使用回数、嗜好店舗IDの更新方法については、第1実施形態のような更新方法でもよいが、本実施形態では、異なる方法を採用する。詳細は後述する。
図41(b)は、会員毎及び各店舗毎に情報を管理している。会員ID「K0001」の会員は、店舗AAXで店舗会員ID「aaa1」を、店舗会員BBXで店舗会員ID「bbb1」を、店舗CCXで店舗会員ID「ccc1」を、店舗会員fffXで店舗会員ID「fff1」をそれぞれ有していることがわかる。つまり、会員ID「K0001」の会員は、店舗DDXと店舗EEXとでは、店舗会員ではないことがわかる。初回来店日については、店舗AAXでは「2016年3月16日」、店舗BBXでは「2016年3月17日」、店舗CCXでは「2016年4月6日」、舗FFXでは「2016年3月12日」であることがわかる。
来店履歴については、店舗AAXでは、最終来店日が「2016年5月5日」、入店日時(最終履歴)が「10:00」、退店日時(最終履歴)が「22:00」、滞在時間(最終履歴)が「12時間」であり、店舗BBXでは、最終来店日が「2016年5月16日」、入店日時が「10:00」、退店日時が「22:00」、滞在時間が「12時間」であり、店舗CCXでは、最終来店日が「2016年4月6日」、入店日時が「10:00」、退店日時が「22:00」、滞在時間が「12時間」であり、店舗FFXでは、最終来店日が「2016年4月5日」、入店日時が「10:00」、退店日時が「20:00」、滞在時間が「10時間」であることがわかる。来店履歴の入店日時、退店時間については、店舗AAXでは「10:00」、店舗BBXでは「2016年5月16日」、店舗CCXでは「2016年4月6日」、舗FFXでは「2016年4月5日」であることがわかる。
アクセス履歴については、店舗AAXでは、最終アクセス日時が「2016年5月16日」、アクセス回数が「5回」であり、店舗BBXでは、最終アクセス日時が「2016年5月16日」、アクセス回数が「33回」であり、店舗CCXでは、最終アクセス日時が「2016年4月6日」、アクセス回数が「1回」であり、店舗DDXでは、最終アクセス日時が「2016年4月6日」、アクセス回数が「1回」であり、店舗EEXでは、最終アクセス日時が「2016年4月6日」、アクセス回数が「1回」であり、店舗FFXでは、最終アクセス日時が「2016年4月6日」、アクセス回数が「5回」であることがわかる。
来店回数については、店舗AAXでは「38回」、店舗BBXでは「18回」、店舗CCXでは「1回」、店舗FFXでは「2回」であることがわかる。平均滞在時間については、店舗AAXでは「11時間」、店舗BBXでは「11時間」、店舗CCXでは「11時間」、店舗FFXでは「9時間」であることがわかる。来店頻度については、店舗AAXでは「63.33%」、店舗BBXでは「30.51%」、店舗CCXでは「2.5%」、店舗FFXでは「3.125%」であることがわかる。
店舗ランクについては、店舗AAXでは「A」、店舗BBXでは「B」、店舗CCXでは「D」、店舗FFXでは「D」であることがわかる。へピーユーザについては、店舗AAXに「○」が記憶されている、この図では、会員「K0001」が、店舗AAXのヘビーユーザーと判定されていることがわかる。プリペイド残額については、店舗AAXでは「500円」、店舗BBXでは「40000円」、店舗CCXでは「0円」、店舗FFXでは「0円」であることがわかる。貯メダル数については、店舗AAXでは「0枚」、店舗BBXでは「1000枚」、店舗CCXでは「0枚」、店舗FFXでは「0枚」であることがわかる。
つまり、本実施形態の来店管理システム1000Bでは、店舗毎のアクセス履歴、来店日時、滞在時間を参照することが可能であり、店舗検索システム1000Bが有効に使用されていたどうかを分析することができる。例えば、会員「K0001」は、普段は店舗AAXで遊技をする頻度が多いが、店舗BBXを遊技場検索システムで検索したことで、店舗BBXに来店する頻度が高くなっている。つまり、会員「K0001」にとって、遊技場検索システムが特に有効であると判断することができる。
また、店舗検索システムは、会員がその店舗会員IDを有していない場合でも表示することができる。つまり、会員が図33のチェックボックス401で「近い店舗を探す」のみで検索した場合、非会員の店舗についても表示される可能性がある。例えば、会員「K0001」は、検索履歴において、店舗CCXを2016年4月6日に遊技場検索システムで検索しており、同日に初回来店日が記憶されている。会員が来店したことがない店舗でも、店舗検索システムが特に有効であると判断することができる。
更に、会員「K0001」は、図41(b)に示すように初回来店日〜本日まで集計し、店舗BBXで分析した場合、初回来店日〜本日までの期間で集計した結果、「来店回数」と「平均滞在時間」とがAランクで、「来店頻度」がCランクであり、図示しないが、最近の1ヶ月の期間で集計した結果、「来店回数」、「平均滞在時間」及び「来店頻度」がいずれもAランクであった場合、その会員「K0001」は、ヘビーユーザーである店舗AAXから店舗BBXに流出したと分析することができる。つまり、期間別でランクの決定をすることにより、会員の動向を確認することができる。
次の説明では、上述した管理方法の説明は割愛する。会員ID「K0002」の遊技者の国籍は「北米」であることがわかる。遊技場は、海外出身者も多く使用されている。更に、遊技機の中には、外国版権遊技機やインバウンド対応遊技機も存在する。外国版権遊技機とは、日本以外の国が版権を有する遊技機であり、インバウンド対応遊技機は、旅行等で日本に訪れる外国人向けに設計された遊技機である。このため、会員の国籍が日本以外であれば、サーバー5は、利用者の出身国の言語で携帯端末3にフロアマップを表示させるための情報を当該携帯端末3に送信するようにしてもよい。また、これ以外にも、図33の条件検索画面に遷移する前に言語を選択する画面を設けるようにしてもよい。
また、会員ID「K0002」は、店舗EEXにおいてランクDであることがわかる。つまり、来店したことはあるが、「来店回数」、「平均滞在時間」、「来店頻度」の総合ランクが低いことがわかる。つまり、平均滞在時間は長いが、来店頻度及び来店回数が少ないことがわかる。一方、会員ID「K0002」は、店舗BBXでは、ランクAであり、ヘビーユーザーであることがわかる。つまり、会員ID「K0002」にとって、店舗BBXは最も魅力があり、店舗EEXは魅力が無いことが推定できる。来店管理システム1000Bは、例えば、店舗EEXの要望があれば、店舗のランクと他の魅力のある店舗(最高店舗ランク)とを対応付けて報告することができる。
つまり、来店管理システム1000Bは、店舗から要望があれば、当該店舗のランク情報と他店舗のランク情報とを対応付けて提供することができる。店舗EEXを例にすると、会員ID「K0002」にとって魅力のある店舗BBXのランク情報を提供してもよいし、「K0002」にとって魅力のない店舗AAXのランク情報も提供してもよいし、店舗BBXのランク情報と店舗AAXのランク情報とを提供してもよい。
従って、店舗EEXは、他店舗との魅力の違いを知ることができるため、営業面等で対策を行うことができる。例えば、店舗BBXには外国版権遊技機やインバウンド対応遊技機が多数設置されているが、店舗EEXにはそれほど設置されていない場合には、会員ID「K0002」にとって魅力のある理由は、外国版権遊技機やインバウンド対応遊技機が多数存在すると推定することができる。
また、会員ID「K0003」は、性別が「女性」であることがわかる。つまり、来店管理システム1000Bに登録を行った際には、女性として登録したことになる。一方、店舗FFXでは、性別が「男性」として登録されている。店舗FFXは、コネクトアプリを登録しているため、サーバー5は、店舗FFXの店舗サーバー(例えばカード管理コンピューター等)に、性別の登録の齟齬を通知することができる。
[店舗別集計]
また、店舗毎にランク集計手段として機能することで、遊技者をランク別に集計する。つまり遊技店における来店回数、滞在時間、来店頻度のそれぞれについて遊技者のランク付けを行う。上述した個人別集計と異なるところは、ランク毎に、遊技者の人数、比率等を集計することにある。
店舗別ランク集計を、店舗AAXを例として説明する。
図42は、店舗AAXの来店情報から抽出された来店回数、滞在時間及び来店頻度に基づきランク別に集計された集計情報の表示画面であり、表示手段53に表示される。
この表示画面は、「条件設定」、「項目別ランク設定」、「総合ランク設定」、「集計結果」で構成される。条件設定では、サーバー5の操作手段54の入力操作により設定可能な集計条件が表示される。本実施形態の集計条件として、対象期間「2016年3月11日〜2016年4月10日」が設定されている。また、会員の性別、年齢、国籍等を集計条件として設定することもできる。また、項目別ランク設定では、集計情報の算出基準が表示される。具体的には、「最終来店日」、「来店回数」、「滞在時間」の各項目について、それぞれ遊技者をランク付けするためのランク基準が表示される。総合ランク設定では、総合評価を求めるための配点基準やランク基準が表示される。それぞれのランク基準は来店システムの管理者が「編集する」のアイコンP2や、「編集する」のアイコンP3で自由に設定することができる。
そして、集計開始手段で集計開始アイコンP1をクリックすると、制御部35は、集計情報出力手段として機能することで、ランクに対応して集計された情報を集計結果として閲覧可能となる。また、店舗毎で集計結果を可能となる。集計結果では、店舗AAX〜店舗FFXが選択できるよう店舗選択手段(タブ)を設けている。そして週結果では、来店管理システムで対象人数が表示される。また、「会員別の情報をみる」のアイコンで、会員情報管理テーブル529に遷移することができる。
例えば、図42に示すようにランク集計の結果、「来店回数」と「滞在時間」のいずれもがAランクやBランクの比率が高く、かつ、「来店頻度」がDランクとEランクの比率が高い店舗では、既に、既存の多くの会員が、他の店舗に流出したおそれがあると分析することができる。この場合、店舗AAXは単に、来店を促す措置だけでは足らず、他の店舗を意識した対策(例えば、流出した会員を特定し、当店に来店した方が他の店舗よりメリットがある旨のメールを送るなど)が必要と考えられる。このように、相対分析によれば、個別分析にとらわれず、より適切な対策をとることができる。
その流出先の店舗が来店管理システム1000Bで登録されている店舗の場合、流出先の店舗(例えば店舗BBX)を特定することができる。来店管理システム1000Bでは、特定店舗に対して、高ランクの店舗と対応付けて送信することができる。受信することで、来店システムに登録している店舗は、遊技点の改善をすることができる。
[処理の流れ]
図43は、店舗検索処理の流れの一例を示すフローチャートである。図の左側に携帯端末3の処理を示し、図の右側にサーバー5の処理を示す。
最初に、来店管理システム1000Bに登録している会員によって携帯端末3のタッチパネル37が操作されたことを検知すると、制御部31は、店舗検索システムを起動する(S401)。店舗検索システムを起動すると、図33に示すような店舗条件画面が表示される。尚、本実施形態では、携帯端末3において、遊技場検索システムの店舗検索処理はループ処理となっている。
遊技場検索システムを起動すると、制御部31は、記憶部33に記憶されている店舗検索プログラム331に従って、店舗検索処理を実行する。制御部31は、各検索画面それぞれについてループAの処理を実行する(S402〜S408)。
ループAの処理では、利用者によって図33の店舗条件画面から「検索条件」がチェックボックス401で選択され、検索開始アイコン410がタッチされる(S403)。会員の検索条件によって、検索画面が異なる。つまり、S403では、会員の検索状況によって、図34の店舗検索画面や、図35の店舗情報画面や、図36の店舗地図画面が表示される。本実施形態では、検索システムを起動すると、最初に店舗条件画面が表示される。つまり、一度店舗条件画面から条件を選択した場合は、図34に示すような店舗検索画面から直接「店舗検索」するか「地図表示」を選択することができる。また、店舗地図画面が表示されている場合にも「店舗検索」を選択することができる。
次いで、制御部31は、GPSユニット44から出力される携帯端末3の位置情報と検索フラグ(条件検索フラグ、店舗検索フラグ、地図検索フラグ)とを対応付けたデータを、サーバー5に送信させるように制御する(S404)。
サーバー5の制御手段51は、記憶部52に記憶されている検索処理プログラム521に従って、検索処理を実行する。制御手段51は、各携帯端末3それぞれについてループBの処理を行う(S411〜S414)。
ループBの処理では、制御手段51は、当該携帯端末3からデータを受信したか否かを判定する(S412)。データを受信しなかった場合には(S412:No)、制御手段51は、次の携帯端末3へと処理を移す。
一方、携帯端末3からデータを受信したならば(S412:Yes)、制御手段51は、携帯端末3に転送する内容を決定する転送内容決定処理を実行する(S500)。
図44は、転送内容決定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
制御手段51は、記憶手段52に記憶されている転送処理プログラム5211に従って、転送処理を実行する。まず、制御手段51は、検索履歴管理テーブル523を読み出す(S501)。また、制御手段51は、店舗情報管理テーブル527を読み出す(S502)。店舗情報管理テーブル527には、イベント情報や、広告ID、店舗の住所等の情報が記憶されている。
次いで、制御手段51は、検索フラグに応じて、検索方法が店舗条件検索であるかを判定する(S503)。検索フラグが店舗条件検索のフラグであれば(S503:Yes)、制御手段51は、会員情報管理テーブル529を参照して、当該携帯端末3を所有する利用者の会員IDに対応する会員情報を読み出す(S504)。つまり、会員IDに対応するプリペイド残額、貯玉数、貯メダル数等を読み出す。
その後、制御手段51は、会員の携帯端末3から送信された会員の現在の位置情報を取得する(S505)。そして、制御手段51は、店舗検索条件をもとに店舗検索を実行する(S506)。具体的には、図33の「近くの店舗を探す」、「貯メダルが多い店舗を探す」、「貯玉が多い店舗を探す」、「プリペイド残額が多い店を探す」の検索条件に応じた店舗検索を実行する。
次いで、制御手段51は、S506で検索した店舗の順位を決定し(S507)、検索履歴管理テーブル523を更新する(S508)。更新する項目には、図38の検索履歴管理テーブル523に示すように、検索形態、検索順位、店舗ID(店舗の位置情報も含む)、会員のプリペイド残額、貯メダル数、貯玉数、店舗までの距離、店舗のイベント情報、店舗へのアクセス回数が含まれる。この検索履歴管理テーブル523に更新記憶された内容は保持される。
次いで、制御手段51は、検索履歴管理テーブル523に送信IDセットし記憶する(S510)。送信IDには、検索形態が含まれる。つまり、条件検索フラグを示す「1」が含まれる。
S503において店舗条件検索ではないと判定したならば(S503:No)、制御手段51は、地図検索であるか否かを判定する(S521)。地図検索であれば(S521;Yes)、制御手段51は、検索履歴管理テーブル523を参照して、装飾店舗アイコン431等の表示態様を決定するためのループCの処理を実行する(S522〜S527)。
ループCの処理では、制御手段51は、順位毎に色分け設定を行う(S523)。色分け設定を行ったならば、制御手段51は、店舗情報からイベント情報の有無を読み取り、イベント情報があれば(S524;Yes)、表示の形を決定する(S525)。例えば、表示の形を「星型」に決定する。
次いで、制御手段51は、検索履歴管理テーブル523に色分け設定、形設定、アクセス回数を記憶させて保存し(S526)、次の表示態様を決定するための処理へと移行する。
ループCの処理を終了したならば、制御手段51は、検索履歴管理テーブル523に地図検索フラグを示す「2」を含む送信IDをセットして検索履歴管理テーブル523を更新した後(S528)、S511へと処理を移す。
S521において地図検索ではないと判定したならば(S521;No)、制御手段51は、直接店舗検索であるか否かを判定する(S541)。直接店舗検索でるならば(S541;Yes)、制御手段51は、イベント情報の有無を判定する(S542)。
イベント情報が無ければ(S542:No)、制御手段51は、S545に処理を移す。イベント情報がある場合には(S542:Yes)、制御手段51は、イベント情報の広告IDを検索履歴管理テーブル523にセットする(S543)。
次いで、制御手段51は、検索履歴管理テーブル523を更新する(S545)。具体的には、店舗へのアクセス回数を更新する。そして、制御手段51は、検索履歴管理テーブル523に直説店舗検索フラグを示す「3」を含む送信IDをセットして(S546)、S511へと処理を移す。
S511では、制御手段51は、送信IDに対応する検索形態フラグ別の送信内容を決定するフラグ別送信内容決定処理を行う(S511)。具体的には、検索形態フラグが「1」であれば、店舗IDと店舗順位とを送信IDに対応付ける。検索形態フラグが「2」であれば、店舗IDと店舗順位と会員の現在の位置情報と店舗の位置情報と店舗までの距離とを送信IDに対応付け、店舗条件検索で「プリペイド残額」、「貯メダル数」、「貯玉数」がチェックされた場合には、その情報を送信IDにさらに対応付ける。検索形態フラグが「3」であれば、店舗IDと店舗順位と会員の現在の位置情報と店舗の位置情報と店舗までの距離とプリペイド残額と貯メダル数と貯玉数とを送信IDに対応付ける。
次いで、制御手段51は、S511で決定した送信内容をセットする(S512)。そして、制御手段51は、転送内容決定処理を終了する。
図43の店舗検索処理に戻り、転送内容決定処理を終了したならば、制御手段51は、S512でセットした送信内容に対応する情報を携帯端末3に送信させるように制御する(S413)。そして、制御手段51は、次の携帯端末3へと処理を移す。ループBの処理を終了したならば(S414)、制御手段41は、処理を終了する。
携帯端末3の制御部31は、サーバー5から情報を受信したか否かを判定し(S405)、受信したと判定したならば(S405;Yes)、サーバー5から受信した情報を記憶部33に記憶させる(S406)。
次いで、制御部31は、記憶部33に記憶されている店舗表示プログラム333、地図作成プログラム335に従って、画面表示処理を実行する(S407)。そして、制御部31は、次の検索画面へと処理を移す。ループAの処理を終了したならば(S408)、制御部31は、店舗検索処理を終了する。
次に、本実施形態の来店管理分析システム1000Bで実行される来店処理を説明する。
図45は、来店処理の流れの一例を示すフローチャートである。図の左側に発信装置7の処理を示し、図の中央に携帯端末3の処理を示し、図の右側にサーバー5の処理を示す。
携帯端末3の制御部31は、店舗に設置される発信装置7から信号を受信したか否かを判定し(S611)、受信したと判定したならば(S611;Yes)、会員ID(携帯端末3を所有する利用者の会員ID)と信号を受信した発信装置7のIDとを対応付けた情報をサーバー5に送信させるように制御する(S612)。
サーバー5の制御手段51は、記憶手段52に記憶されている来店処理プログラム522に従って、携帯端末3から情報を受信したか否かを判定し(S621)、受信したと判定したならば(S621;Yes)、集計処理を実行する(S700)。
図46は、集計処理の流れの一例を示すフローチャートである。
制御手段51は、記憶手段52に記憶されている集計処理プログラム5221に従って、集計処理を実行する。最初に、制御手段51は、記憶部52に記憶されている来店履歴管理テーブル525を読み出す(S701)。また、制御手段51は、記憶部52に記憶されている会員情報管理テーブル529に基づいて、受信した情報から特定される会員IDに対応する会員情報を読み出す(S702)。
次いで、制御手段51は、日時と、受信した情報に含まれる発信装置7のIDと、店舗IDと、会員IDと、その店舗IDに対応する店舗の来店回数とを対応付けて来店履歴管理テーブル525に記憶させる(S703)。
次いで、制御手段51は、入店であるか否かを判定する(S704)。入店であるか否かは、前述した通り、例えば、機器ID「a3fg1」を含む入場情報を受信した後に、機器ID「a3fg2」を含む入場情報を受信したか否かによって判定することができる。
その後、制御手段51は、読み出した会員情報管理テーブル529と来店履歴管理テーブル525とに、入店日時を記憶させる(S705)。次いで、制御手段51は、会員情報管理テーブル529の来店情報の通信方式に対応する通信方式使用回数に「1」を加算して更新する(S706)。そして、制御手段51は、通信方式使用回数のうち、最も使用回数の多い通信方式に変更があった場合、高頻度通信方式を更新する(S707)。
なお、前述したように、会員が、来店した店舗の店舗会員IDを有していない場合、つまり、非店舗会員が入店者であると判定された場合に、制御手段51が、非店舗会員の入店者が所有する携帯端末3に、店舗への会員登録を促進するための会員登録促進情報を送信するようにしてもよい。具体的には、店舗への会員登録を促すメッセージ付きの会員登録促進画面を携帯端末3に表示させるための画像情報や、店舗への会員登録を促す音声を携帯端末3に音出力させるための音声情報等の情報を、会員登録促進情報として携帯端末3に送信するようにしてもよい。
受信した情報が退店である場合は、制御手段51は、来店履歴管理テーブル525と会員情報管理テーブル529に、退店日時と会員IDとを記憶させる(S712)。
次いで、制御手段51は、前回の受信情報に基づき、当日(営業時間内)の入店があったか否かを判定する(S713)。当日の入店があったか否かは、来店管理テーブル525の入店日時を参照することで判定してもよいし、会員情報管理テーブル529の入店日時を参照することで判定してもよい。
次いで、制御手段51は、入店日時と退店日時とから滞在時間を算出し、来店履歴管理テーブル525と会員情報管理テーブル529とに記憶させる(S714)。その後、制御手段51は、来店履歴管理テーブル525と会員情報管理テーブル529の来店回数に「1」を加算して更新する(S715)。
その後、制御手段51は、会員情報管理テーブル529の平均滞在時間と来店頻度を更新する(S716)。尚、会員情報管理テーブル529の会員について、平均滞在時間が記憶されていない場合(滞在時間が記憶されたのが初めての場合)には、S714で算出した滞在時間を記憶させる。また、来店頻度には、滞在時間が初めて記憶されたものである場合、100(1回を1日で除して100を乗する)を記憶させる、
以前に平均滞在時間が記憶されていた場合、制御手段51は、前回の来店時に記憶した平均滞在時間を(来店回数−1)に乗算し、今回の滞在時間を加算し、来店回数で除した値で、平均滞在時間を更新する(S716)。来店頻度は、来店回数を、初めて滞在時間が記憶された日時(初回来店日)を基準とし最後の来店・退店日の日時の差分(日数)を除することで求める。
次いで、制御手段51は、ランク更新処理を実行する(S800)。
図47は、ランク更新処理の流れの一例を示すフローチャートである。
最初に、制御手段51は、会員情報管理テーブル529を読み出す(S801)。次いで、制御手段51は、来店回数と平均滞在時間と来店頻度とからランクを決定する(S802)。ランクの決定は前述した方法で行う。そして、制御手段51は、決定したランクで店舗ランクを更新する(S803)。
次いで、制御手段51は、当該会員がヘビーユーザーか否かを判定する(S804)。つまり、ランクがAの場合には、来店回数が多く、平均滞在時間が長く、来店頻度が多いユーザーであるため、ヘビーユーザーと判定する。ヘビーユーザーと判定したならば(S805;Yes)、制御手段51は、ヘビーユーザーフラグを会員情報管理テーブル529に記憶させる(S806)。
その後、制御手段51は、当該会員について、店舗IDを有している他の店舗を比較して、店舗ランクが最も高い店舗を嗜好店として更新する(S807)。尚、ランクが同一の場合には、最後に来店・退店した店舗の方を嗜好店とするなどすればよい。そして、制御手段51は、ランク更新処理を終了する。
図46の集計処理に戻り、ランク更新処理を実行したならば、制御手段51は、通信方式使用回数に「1」を加算して更新する(S706)。そして、制御手段51は、高頻度通信方式を更新する(S707)。
S713において当日の入店はなかったと判定したならば(S713;No)、制御手段51は、サーバー5は来店情報を記憶していないと判定し、入店していない旨のエラーフラグを来店履歴管理テーブル525に記憶させる(S721)。この場合には、上記のランク決定処理は行わない。なぜならば、滞在時間が算出することができないにも関わらず来店回数と来店頻度とを更新することとなり、ランクが不平等となるためである。同様に、入店のみを記憶した場合にも、ランク更新処理は行わない。
入店のみを記憶した場合には、会員は遊技を行っている際に携帯端末3の電池が切れたと推定することができる。他方、退店のみを記憶した場合には、会員が来店したときには携帯端末3の電池は切れていたが、店舗内で充電を行ったと推定できる。また、店舗は会員にとってはプライベート空間であるため、周りとの連絡を自ら遮断するために。携帯端末3の電池を切ったと推定することもできる。本実施形態では、来店・退店のうちのいずれか一方を検知した場合にはランク更新処理を行わないが、通信方式使用回数や高頻度通信方式の更新処理は行う。
尚、本実施形態では、会員の退店を検出したことを契機としてランク更新処理を実行するが、これ以外の契機でランク更新処理を実行するようにしてもよい。例えば、営業時間終了時や日跨ぎ、1週間毎、1ヶ月毎等といった時間に応じた契機でランク更新処理を実行してもよい。但し、年末年始等は営業時間が通常日とは異なる店舗もあるため、予め管理者が設定した日時で処理してもよい。また、管理者によるランク更新処理の実行操作(更新操作)を検知したことを契機として、ランク更新処理を実行してもよい。
また、本実施形態では、会員情報管理テーブル529から会員の初回来店日を基準に来店回数、平均滞在時間、来店頻度を更新してランクを決定しているが、任意の期間でランクを決定してもよい。つまり、来店履歴管理テーブル525には、日時、会員ID、来店時間、退店時間、滞在時間、来店回数等を記憶しているため、来店履歴管理テーブル525を参照すれば、ランクの決定は任意の期間で行うことができる。また、来店履歴管理テーブル525を参照することで、図41や図42に示すような、任意の期間で店舗別にランク集計処理をすることができる。
また、本実施形態においても、来店した利用者が来店管理システム1000Bの会員でない場合に、例えば、サーバー5から携帯端末3に来店管理システム1000Bへの入会を促進するための会員登録促進情報を送信してもよい。例えば、サーバー5が、店舗でWifiによって非会員である携帯端末3との間で通信を行った場合に、会員登録促進情報を携帯端末3に送信するようにしてもよい。
[作用効果]
来店管理システム1000Bは、携帯端末3と、当該携帯端末3と通信可能なサーバー5とを備える。サーバー5は、携帯端末3からの所定要求に応じて、当該携帯端末3に店舗情報を提供可能であり、携帯端末3への店舗情報の提供履歴と、当該携帯端末3を所有する利用者を識別可能な会員IDとを対応付けて記憶可能な記憶手段52を備える。また、サーバー5は、店舗に設置される発信装置7と携帯端末3との間の通信に基づいて、当該携帯端末3を所有する利用者の店舗への来店検出を実行可能である。そして、サーバー5は、店舗を識別可能な店舗IDと、当該店舗について来店が検出された来店者に対応する会員IDと、当該店舗の店舗情報の携帯端末3への提供履歴と、を対応付けて記憶可能な記憶手段52を備える。
これによれば、店舗情報が有効活用されたかどうかを分析することができ、より高度な来店分析を行うことが可能となる。
[第3実施形態]
次に第3実施形態に係る遊技用システムの一種である遊技場誘導システム1000Cについて説明する。
従来より、携帯端末におけるナビゲーションシステムとして、GPS等の衛星測位システムを利用して、自装置の位置(2次元の位置や3次元の位置)を検出して現在位置を割り出して、目的地まで案内するシステムが知られている。しかしながら、これらのシステムは、一般に、屋外での利用を前提とし、利用可能な道路や公共性を有する場所を基準にした公共性が高い地域における経路案内を対象としたシステムとなっている場合が多い。このため、限定したエリア等に存在する施設を対象にした経路案内に利用しようとする目的には適用し難いことが多い。
また、その一方で、遊技機が設置される店舗においては、遊技機の設置場所が遊技者に分かりにくい場合があり、利便性が不十分であった。更に、2階から3階に渡る大規模な遊技店舗も多数存在し、初めて店舗に来店する遊技者は、遊技機の設置場所が分からないだけではなく、「1パチ」、「4パチ」、「5スロ」、「20スロ」等の異なる貸与レートの設置エリアでさえ、分からない場合もある。本実施形態では、遊技者が携帯端末3を操作することで、所望の遊技機の設置場所まで案内する遊技場誘導システムを提案する。
本実施形態に係る遊技場誘導システム1000Cは、図30に示した第2実施形態に係る来店管理システム1000Bの構成と同様に、サーバー5と、各店舗A〜Dに設置される発信装置7と、を備えて構成され、発信装置7は、携帯端末3と通信することが可能に構成されている。サーバー5は、第1実施形態及び第2実施形態と同様に、来店管理システム1000Bの管理業者によって設置されており、インターネット等の通信網を介して、店舗側に設置された発信装置7、無線基地局4を介した携帯端末3との通信を行うことが可能に構成されている。
[管理サーバー]
図48は、本実施形態におけるサーバー5の機能構成の一例を示すブロック図である。
サーバー5は、通常のコンピューターと同様、CPU等で構成される制御手段51と、各種プログラムやデータを記憶するメモリで構成される記憶手段52と、各種のデータを表示するディスプレイ等で構成される表示手段53と、表示手段に表示された表示内容を操作可能なマウス、キーボード等で構成される操作手段54と、各店舗に設置される管理装置との間で通信を行う第1通信部55と、携帯端末3や発信装置7との間で通信を行う第2通信部56とを備えて構成される。
サーバー5が備える制御手段51について説明する。制御手段51は、携帯端末処理部511と、発信装置処理部513と、店舗情報処理部515とを機能部として有する。また、携帯端末処理部511は、遊技機検索処理部5111と、位置情報演算処理部5113と、構内情報処理部5115とを機能部として有する。
遊技機検索処理部5111は、携帯端末3からの検索要求を、第2通信部56を介して受信し、記憶手段52に記憶されたプログラムに従って、検索した遊技機情報を携帯端末3に送信させる制御を行う。
位置情報演算処理部5113は、記憶手段52に記憶されたプログラムに従って、遊技機の位置情報を携帯端末3に送信させる制御を行う。
構内情報処理部5115は、携帯端末3からの要求に応じて、記憶手段52に記憶されたプログラムに従って、構内情報を携帯端末3に送信させる制御を行う。
発信装置処理部513は、操作手段54に対する操作に応じて、発信装置7の各種の設定を行い、その設定内容を記憶手段52に記憶させる。
記憶手段52には、プログラムとして、メインプログラム524が記憶される。メインプログラム524は、送信処理プログラム5241と、発信装置設定プログラム5245とをサブルーチンとして含む。また、送信処理プログラム5241は、遊技機検索プログラム5242と、位置情報演算プログラム5243と、構内情報処理プログラム5244とをサブルーチンとして含む。
また、記憶手段52には、テーブルとして、第2実施形態で説明した店舗情報管理テーブル527及び会員情報管理テーブル529の他に、発信装置7の発信器IDや設置場所等を対応付けて管理するための発信装置管理テーブル526と、各店舗の遊技情報や遊技機の設置場所等を対応付けて管理するためのユニット管理テーブル528と、遊技場誘導システム1000Cに登録されている遊技機の構内の地図情報が格納される構内情報格納部59と、が記憶される。
本実施形態のサーバー5は、第1実施形態及び第2実施形態と同様、店舗ID、店舗会員IDを使用して、店舗で記憶管理している店舗会員貯蓄管理テーブル(図12(a))、店舗会員別遊技履歴テーブル(図12(b))等にアクセスし、会員の遊技状況を取得することが可能に構成されている。また、サーバー5での記憶手段52で記憶管理される店舗情報管理テーブル527は、店舗ID、業種、通信方式、住所、広告情報、コネクトアプリ、発信装置ID、付与来店ポイント、総付与来店ポイントを含んで構成されている。
[携帯端末]
図49は、本実施形態における携帯端末3の機能構成の一例を示すブロック図である。
携帯端末3は、制御部31と、記憶部33と、操作部37cと、タッチパネル表示部37(タッチパネル37a、表示部37b)と、通信部40fと、近距離無線通信部40gと、時計部45とを備えて構成される。なお、図示しないが、携帯端末3は、第2実施形態と同様に、GPSユニット44やRAM32、音響処理部41等を備えている。
制御部31は、携帯端末3の各機能部を統括して制御する制御装置であり、CPU等のプロセッサを有して構成される。制御部31は、記憶部33に記憶されたプログラムやデータに基づいて各種制御を実行する。
制御部31は、転送処理部311と、検索処理部313と、案内処理部315と、画像表示処理部317とを機能部として有する。
転送処理部311は、発信装置7の通信情報を処理し、サーバー5に転送させる制御を行う。
検索処理部313は、サーバー5と通信を行うことで遊技機を検索する検索処理を行い、タッチパネル表示部37に表示させる処理を実行する。
案内処理部315は、サーバー5に案内開始要求を送信し、遊技機の位置情報、携帯端末3の位置情報、遊技上内の施設(例えばエレベータ等)の位置情報等をサーバー5から取得する。そして、不図示の画面生成プログラムに従って生成した画面を、タッチパネル表示部37に表示するための処理を実行する。
記憶部33には、プログラムとして、メインプログラム337が記憶される。メインプログラム337は、発信装置7との間の通信情報を発信装置IDと対応付けてサーバー5に送信するための転送処理プログラム3371と、サーバー5と双方向で通信し、遊技機を検索するための検索処理プログラム3373と、サーバー5に案内開始要求を送信し、サーバーから得られた各種情報(携帯端末3の位置、遊技機の位置、施設の位置等)から遊技機の設置位置まで案内すると共に、サーバー5から得られた情報をフロア記憶部339に記憶する案内処理プログラム3375と、フロア記憶部339に記憶された遊技機の位置情報や店舗内の施設(例えばエレベータ等)の位置情報とから、地図を生成して表示させる画像表示処理プログラム3377とをサブルーチンとして含む。
タッチパネル表示部37は、第1実施形態と第2実施形態と同様に、画像を表示する表示部37bと、その表面あるいは裏面に配設されるタッチパネル37aと、を有して構成される。タッチパネル37aには、静電容量方式など利用者のタッチ位置を認識可能とする各種タイプを採用することが可能である。制御部31は、表示部37bに表示を行うとともに、タッチパネル37aに対するタッチ操作に応じて、表示させている画像中のどの部分にタッチ入力されたかを判定することが可能に構成されている。
[発信装置]
図50は、発信装置7の機能構成の一例を示すブロック図である。
発信装置7は、処理部71と、記憶部72と、入力部73と、通信部74と、近距離無線通信部75とを備えて構成される。
処理部71は、サーバー5からの命令を処理するサーバー処理部711と、位置情報を発信する位置情報発信部713とを機能部として有する。
記憶部72には、プログラムとして、位置情報を発信するための位置情報発信プログラム721が記憶される。また、記憶部72は、発信装置7の発信周期や発信装置ID等の設定データを格納するための設定情報格納部723を含む。
[構内情報格納部(フロアマップ)]
図51は、構内情報格納部59に格納される内容の一例を示す図である。
構内情報格納部59には、所定の位置情報が格納され、この図では、店舗AAXのフロアマップに対応する位置情報が格納される場合の例を示している。店舗AAXは、1階(1F)と2階(2F)とを有するフロア構成となっている。
最初に、1Fの構内情報について説明する。1Fには、出入口と、エレベータと、カウンター(景品交換カウンター、又は、案内場等)、遊技機(001〜080)、遊技島(1FA〜1FE)、発信装置7(1〜12)が存在する。出入口は、遊技者が入店、退店するための出入口である。本実施形態では図示しないが、出入口に第2実施形態で説明したように、発信装置7A、7Bを設置してもよい。エレベータは、遊技者が1階と2階とを、移動するための設備である。
遊技機は、001〜080まで存在し、それぞれの遊技機は装置IDを有している。設置島は、遊技機を列で管理する島であり、1Fには1FA〜1FEまで存在する。遊技機や遊技島については、後述する図53のユニット管理テーブル528で説明する。
発信装置7は、7−1〜7−12まで存在し、本実施形態では、設置島(1FA〜1FE)の端部にそれぞれ配置されている。尚、本実施形態では、カウンターやエレベータにも発信装置7は配置されている。構内情報格納部59は、以上の1Fの設置位置をフロアマップに対応付けて管理している。
2Fの構内情報について説明する。2Fには、エレベータと、カウンター(景品交換カウンター、案内場等)、遊技機(001〜088)、遊技島(2FA〜2FH)、発信装置7(21〜35)が存在する。エレベータは、遊技者が1階と2階とを移動するための設備である。
遊技機は、001〜088まで存在し、それぞれの遊技機は1階と同様に、装置IDを有している。1階の遊技機の番号と同一であるが、後述するユニット管理テーブル528では、装置IDは各店舗の各階を対応付けて管理しているため、機番号については、1階と同一でも問題はない。
設置島は、遊技機を列で管理する島であり、2Fには2FA〜2FHまで存在する。発信装置7は、7−21〜7−35まで存在し、本実施形態では、設置島(1FA〜1FE)の端部にそれぞれ配置されている。1Fと同様にカウンターやエレベータにも発信装置7は配置されている。従って、構内情報格納部59は、2Fの設置位置情報についてもフロアマップに対応付けて管理している。また、本実施形態の構内情報格納部59のフロアマップは2Fまでであるが、3F以上の階層を有して構成してもよい。
また、図51が示すように、出入り口付近で、ある遊技者が、特定の機種、つまり「5スロのDEF伝説をうちたい」と明示している。検索処理については後述するが、遊技場誘導システム1000Cでは、遊技者が遊技を行いたい遊技機を選択した場合に、その遊技機まで案内可能なシステムとなっている。
具体的には、遊技者が所有する携帯端末3の近距離無線通信部40gと近傍の発信装置7との間で通信が行われ、携帯端末3は、発信装置7との間の通信情報をサーバー5に送信する。そして、サーバー5は、情報を処理し、構内情報格納部59のフロアマップと対応付けて携帯端末3に送信することにより、携帯端末3は、構内における自分の位置を把握可能となる。
携帯端末3は発信装置7と通信を行うことで自端末の位置情報を取得可能となるが、図51の1Fで示す遊技者が携帯端末3を所持していると仮定すると、3つ以上の発信装置7(例えば、発信装置7−2、発信装置7−3、発信装置7−4)が発信する信号を受信して、受信情報をサーバー5に送信するのが望ましい。サーバー5の記憶手段52の構内情報格納部59では、発信装置7の位置情報を発信装置IDと対応付けて管理しているため、GPSの原理同様に、3つの球面の交点を用いて、遊技者の位置情報を特定ことができる。なお、3つの球面の交点を求める計算方法は公知であるため、詳細な説明を省略する。
[発信装置管理テーブル]
図52は、発信装置管理テーブル526のテーブル構成の一例を示す図である。
発信装置管理テーブル526には、店舗ID毎に、住所と、発信器IDと、階と、地区と、代表とが対応付けて記憶される。
住所は、その店舗IDに対応する店舗の住所である。
発信装置IDは、発信装置7に割り当てられるIDである。各発信装置7が店舗別にIDを有しているため、他の店舗で同一になることはない。
階は、発信装置7が設置されている階層である。
地区は、発信装置7が設置されている地区である。地区とは、図53のユニット管理テーブル528で説明した設置島に対応付けられており、例えば、1階の設置島FAの北側に発信装置7が位置する場合は、1FANのように「north」を示すアルファベットが付記される。発信装置7の設置場所は、発信装置7のIDに対応付けて、構内記憶格納部59に記憶されているため、サーバー5は、各発信装置7の場所を把握できる。
代表は、代表的な発信装置7の設置位置である。遊技者によっては、遊技する遊技機の種類は決めていないが種別(1パチ、4パチ、5スロ、20スロ等)は決めている場合や、
景品交換カウンターに向かいたい場合がある。代表には、その遊技者の位置から最も近い発信装置7を管理している。
[ユニット管理テーブル]
図53は、ユニット管理テーブル528のテーブル構成の一例を示す図である。
ユニット管理テーブル528には、店舗ID毎に、装置IDと、ローカルIPと、階と、設置島と、台番号と、種類と、機種と、外国版と、受付中と、会員IDと、発信器情報とが対応付けて記憶される。
店舗IDは、店舗のIDである。
装置IDは、遊技機のIDである。
ローカルIPは、遊技機のローカルIPアドレスである。
階は、遊技機が設置されているフロアの階層である。
設置島は、遊技機が設置された島である。
台番号は、遊技機が設置された台の番号である。階や、設置島や、台番号は、構内情報格納部59に格納されているフロアマップに対応している。図52を例に説明すると、階は「1F」と「2F」、設置島は「1FA〜2FH」、台番号は1Fの場合「1〜80」、2Fの場合「1〜88」に対応している。この実施形態では、店舗IDと、階と、設置島と、台番号とから装置IDを設定している。つまり、店舗IDがAAXで1階、設置島は1FA、台番号が001の場合には、「AAX−1F001」となる。つまり装置IDは、他の店舗と同一になることはない。
種類は、遊技機の種別である。種類は「1パチ」、「4パチ」、「5スロ」、「20スロ」とがある。
機種は、遊技機の機種(機種名)である。店舗によっては、その機種の遊技機がある場合とない場合とがある。
受付中は、その装置IDの遊技機が、現在遊技中であるか否かを示すフラグである。遊技中であれば「プレイ中」が記憶される。
会員IDは、その装置IDの遊技機を遊技している遊技者を示す。会員であればその会員の会員IDが記憶され、非会員であれば非会員である旨が記憶される。
発信器情報は、その装置IDの遊技機の設置位置が、近傍の発信装置7からどの程度距離が離れているかを示し、発信装置7のIDと当該IDを有する発信装置7からの距離とが記憶されている。本実施形態では、4つのビーコンからの距離を記憶している。
外国版は、その装置IDの遊技機が外国の利用者用の遊技機であるか否かを示し、外国の利用者用の遊技機には「○」が記憶されている。この外国版の遊技機には、例えば、前述した外国版権遊技機やインバウンド対応遊技機が含まれる。
[検索画面]
次に、本実施形態における、遊技機検索方法について説明する。尚、遊技機検索の処理方法(遊技機検索プログラム5242)は後述する。
図54は、遊技機検索システムの店舗条件画面の一例である。
この店舗設定画面は、携帯端末3のタッチパネル表示部37に表示され、携帯端末3に所定のアプリケーションをインストールすることで起動することができる。店舗設定画面には、「店舗CCX」、「店舗DDX」、「店舗EEX」、「店舗AAX」、「店舗BBX」が選択候補として表示されている。これらの店舗は、遊技場誘導システム1000Cに登録してあり、構内情報が登録している店舗が表示される。利用者は店舗選択アイコン440を選択することにより、図55のレート選択画面に遷移する。
図55は、レート選択画面の一例を示す図である。
レート選択画面は、図54の店舗設定画面で、店舗選択アイコン440が選択された場合に表示される画面である。レート設定画面では、遊技を行いたい遊技の種別(パチンコ、スロット)やレートを選択することができる。
このレート選択画面は、会員がその店舗で所有する1パチのレートの貯玉数を表示する1パチ貯玉表示部と、会員がその店舗で所有する4パチのレートの貯玉数を表示する4パチ貯玉表示部442と、会員がその店舗で所有する5スロのレートの貯メダル数を表示する5スロ貯メダル表示部443と、会員がその店舗で所有する20スロのレートの貯メダル数を表示する20スロ貯メダル表示部444と、チェックボックス401と、遊技機選択画面に遷移させるネクストアイコン450とで構成されている。会員は、レート選択画面でその店舗で所有する貯玉数や、貯メダル数を把握することができる。尚、チェックボックス401を選択しなくてもネクストアイコン450をタッチもしても良い。また、図55は、レートによって遊技機の候補を選択する画面であるが、「よく遊技をしている台で検索する」、「大当りが多い台を検索する」のような欄を設けてもよい。
図56は、遊技機選択画面の一例を示す図である。
遊技機選択画面は、図55のレート選択画面でネクストアイコン450がタッチされた場合に表示される画面である。遊技機選択画面では、遊技を行いたい遊技機を選択することができる。尚、図56の遊技機選択画面は、図55で5スロを選択した場合の一例である。
この遊技機選択画面は、レート表示部451と、遊技機候補表示部452と、チェックボックス401と、遊技機誘導画面に遷移する案内開始アイコン460と、レート選択画面に戻るためのバックアイコン453とで構成される。会員は、所望の機種が遊技機候補表示部452に表示されていれば、機種に対応したチェックボックス401にチェックマークを付けて案内開始アイコン460をタッチしてもよいし、所望の機種が無い、又は、遊技機の種別(パチンコやスロット)やレートは決まっているが、機種を決めていない場合には「機種は決めてない!」に対応するチェックボックス401にチェックマークをつけて案内開始アイコン460をタッチしてもよい。案内開始アイコン460をタッチすると、図57のエラー画面、若しくは、図58、図59の案内画面に遷移する。
図57は、エラー画面の一例を示す図である。
エラー画面は、図56の遊技機選択画面で案内開始アイコン460がタッチされ、かつ、所定のエラーが発生した場合表示される画面である。
このエラー画面は、所定のメッセージを表示するエラーメッセージ表示部461と、レート選択画面に戻るためのレート選択遷移アイコン462と、遊技機選択画面に戻るための遊技機選択遷移アイコン463とで構成される。エラーには、エラーメッセージ表示部461が示すように、既に他の遊技者が遊技をしており、所望の機種の遊技機で遊技をすることができない場合や、所望の遊技機が故障している場合等がある。
図58は、案内画面の一例を示す図である。
案内画面は、図56の案内開始アイコン460をタッチし、かつ、所定のエラーが発生しない場合に表示される。案内画面には、遊技者を所望の遊技機がある場所に誘導するメッセージが表示される。
この案内画面は、案内メッセージ表示部471と、フロア表示部472と、自位置表示部473と、注意喚起表示部474と、目的位置表示部480とで構成される。案内メッセージ表示部471には、遊技者を所望の遊技機の設置場所まで案内するためのメッセージが表示される。図59では、遊技者が遊技機選択画面において「5スロ」で「DEF伝説」を選択した例を示している。もし、遊技者の自位置が1階で、「5スロ」で「DEF伝説」が2階にある場合は、エレベータに乗って向かう必要があるため、「5スロのDEF伝説は2階です。エレベータにお乗りください。」といったメッセージが、案内メッセージ表示部471に表示される。
フロア表示部472には、構内情報格納部59に記憶されている遊技者によって選択された店舗に該当するロアマップが表示される。この場合、図58のようにフロア全体を表示させてもよいし、図59のようにフロアの一部を拡大表示させてもよい。自位置表示部473には、携帯端末3を所持する遊技者の現在位置が表示される。本実施形態では、案内開始以降は常時、遊技者の周りにある複数の発信装置7と携帯端末3の近距離無線通信部40gとの間で通信が行われ、携帯端末3は、発信装置7との間の通信情報をサーバー5に送信するため、自位置表示部473は、随時更新される。
注意喚起表示部474には、携帯端末3の表示画面を見ながら歩行する遊技者に、周りの歩行者や施設に接触しないように注意喚起するメッセージを表示される。目的位置表示部480には、遊技者にとっての最適な目的地を、構内情報格納部59とユニット管理テーブル528と図57の遊技機選択画面と遊技者の自位置情報とから処理して表示される。図59の例では、5スロのDEF伝説は2Fに位置するため、自位置情報が1Fの場合、2階に向かうことができるエレベータが目的地となり、目的位置表示部480に表示される。
図59は、案内画面の別例を示す図である。
この案内画面は、図57の案内開始アイコン460をタッチし、かつ、所定のエラーが発生しない場合に表示される。図59と異なるところは、同フロアに目的とする遊技機が有ることである。同フロアに目的とする遊技機がある場合、案内メッセージ表示部は471で「5スロのDEF伝説は矢印の位置です」と目的地まで案内するメッセージが表示される。
[処理]
図60は、遊技場誘導準備処理の流れの一例を示すフローチャートである。図の左側に携帯端末3の処理を示し、図の右側にサーバー5の処理を示す。
最初に、利用者によって携帯端末3のタッチパネル37が操作されると、制御部31は、記憶部33に記憶されているメインプログラム337に従い、遊技場誘導システムを起動する(S901)。遊技場誘導システムを起動すると、図54に示すような店舗設定画面が表示される。利用者によって店舗設定画面から現在滞在している店舗が選択され、店舗選択アイコン440がタッチされることで、店舗が選択される。そして、制御部31は、利用者によって選択された店舗の店舗IDを含む店舗検索要求をサーバー5に送信させる制御を行う(S902)。
サーバー5の制御手段51は、記憶部52に記憶されている携帯端末処理プログラム5241に従い、各携帯端末3それぞれについての処理を行う。具体的には、制御手段51は、携帯端末3から店舗検索要求を受信したか否かを判定する(S921)。店舗検索要求を受信しなかった場合には(S921:No)、制御手段51は、そのまま待機する。一方、店舗検索要求を受信したならば(S921:Yes)、制御手段51は、利用者が当該店舗IDに対応する店舗の会員であるか否かを判定する(S922)。会員でない場合(S922:No)、制御手段51は、店舗情報管理テーブル527を読み出す(S924)。店舗情報管理テーブル527には、イベント情報や、広告ID、店舗の住所等の情報が記憶されている。
一方、会員である場合(S921:Yes)、制御手段51は、会員情報管理テーブル529を参照して、当該携帯端末3を所有する利用者の会員IDに対応する会員情報を読み出す(S923)。つまり、会員IDに対応するプリペイド残額、貯玉数、貯メダル数等の情報を読み出す。そして、制御手段51は、店舗情報管理テーブル527を読み出す(S924)。その後、制御手段51は、店舗情報や会員情報を含む情報を携帯端末3に送信する(S925)。
尚、遊技場誘導システムを起動した利用者が会員である場合、利用者の国籍情報を参照して、利用者の国籍に対応した言語(例えば英語)を表示させてもよい。また、利用者が会員でなくても、遊技場誘導システムの起動時に、言語を選択できるようにしてもよい。
携帯端末3の制御部31は、サーバー5から情報を受信したか否かを判定する(S903)。サーバー5から情報を受信しなかった場合(S903:No)、制御部31は、そのまま待機する。一方、サーバー5から情報を受信した場合は(S903;Yes)、制御部31は、検索処理プログラム3373を読み出して、画面表示処理を実行する(S904)。
画面表示処理を実行すると、図55に示すようなレート選択画面が表示される。利用者は、レート設定画面から所望のレートに対応するチェックボックス401をタッチ(例えば5スロ)し、ネクストアイコン450をタッチする。制御部31は、利用者によりネクストアイコン450がタッチされたことを検知すると、レートの選択要求をサーバー5に送信する(S905)。
尚、本実施形態では、図55に示すようなレート選択画面が表示されることとして説明するが、会員情報管理テーブル529に記憶されている「貯メダル数」、「貯玉数」、「国籍」等の情報に優先順位を付けて表示させるようにしてもよい。つまり、会員の5スロの貯メダル数が多ければ、5スロの表示を優先的に表示させるようにしてもよく、会員の国籍が北米であれば、外国機版遊技機を優先的に表示させるようにしてもよい。
また、店舗会員別遊技履歴テーブル(図12(b))等にアクセスし、会員の遊技状況を取得して選択画面に表示させるようにしてもよい。つまり、会員における最も遊技回数の多い遊技機を表示させてもよいし、計数メダル数が最も多い遊技機を表示させてもよい。
サーバー5の制御手段51は、携帯端末3からレート検索要求を受信したか否かを判定する(S926)。レート検索要求を受信しなかった場合(S926:No)、制御手段51は、そのまま待機する。一方、レート検索要求を受信したならば(S926:Yes)、制御手段51は、記憶手段52に記憶されている遊技機検索プログラム5242に従って遊技機の候補を検索し、携帯端末3に送信するための情報をセットする(S927)。そして、制御手段51は、セットした情報を携帯端末3に送信する(S928)。
尚、図示しないが、遊技機検索の処理は、図53に示すようなユニット管理テーブル528から読み出して実行してもよいし、S905の処理においてレートが選択されてない場合には、店舗における新台を候補としてもよい。
また、上記の他にも、会員(利用者)の固有情報に基づいて、遊技機を自動的に検索する処理を実行するようにしてもよい。具体的には、会員情報管理テーブル529に記憶された会員情報のうち、国籍や言語情報等の会員の属性を示す固有情報(属性情報)に基づいて、遊技機を自動的に検索する処理を実行するようにしてもよい。例えば会員の国籍が北米だった場合には、優先的に北米に対応する外国版の遊技機(外国版権遊技機やインバウンド対応遊技機)を候補として遊技機を検索するようにしてもよい。
更に、携帯端末3からのレート検索要求に関わらず、会員情報管理テーブル529から会員における遊技価値(貯メダル数や貯玉数)の多い種別(レート)から遊技機を自動的に検索するようにしてもよいし、店舗会員別遊技履歴テーブル(図12(b))から会員における最も遊技回数の多い遊技機を自動的に検索するようにしてもよい。
その後、携帯端末3の制御部31は、サーバー5から情報を受信したか否かを判定する(S906)。サーバー5から情報を受信しなかった場合(S906:No)、制御部31は、そのまま待機する。一方、サーバー5から情報を受信した場合(S906;Yes)、制御部31は、検索処理プログラム3373に従って、画面表示処理を実行する(S907)。
画面表示処理を実行すると、例えば、図56に示すような遊技機選択画面が表示される。利用者は遊技機選択画面から所望の遊技機(例えば、DEF伝説)に対応するチェックボックス401を選択し(S908)、案内開始アイコン460をタッチする。利用者にとって所望の遊技機がない場合は、バックアイコン453をタッチしてもよい。
利用者によりバックアイコン453がタッチされたことを検知した場合(S909;Yes)、制御部31は、S905に処理を戻す。一方、バックアイコン453が選択されなかった場合には(S909;No)、制御部31は、遊技場案内処理(遊技場誘導処理)を実行する(S1001)。
図61は、発信装置7が実行する設定処理の流れの一例を示すフローチャートである。遊技場案内処理の説明する前に、発信装置7が実行する設定処理について説明する。
最初に、管理者の操作に応じて、遊技場に設置してある発信装置7のID等の設定を実行する(S951)。ID等を設定すると、処理部71は、設定情報格納部723に所定の情報をセットする(S952)。
その後、処理部71は、設定情報格納部723に記憶された情報をサーバー5に送信させる制御を行う(S953)。サーバー5の制御手段51は、発信装置設定プログラム5245に従い、発信装置IDと構内情報格納部59に格納された構内情報とを対応付けて、発信装置管理テーブル526に記憶させる(S961)。
図62は、遊技場誘導処理の流れの一例を示すフローチャートである。
最初に、発信装置7の制御部71は、終了条件が成立するまでの間、ループDの処理を繰り返し実行する(S981〜S983)。ループDの処理では、位置情報発信部713が、記憶部72に記憶されている位置情報発信プログラム721に従って、自装置の発信装置ID及び自装置の位置情報を含むビーコン情報を周期的に発信させる制御を行う(S982)。
終了条件が成立したならば、制御部71は、ループDの処理を終了する(S983)。そして、制御部71は、処理を終了する。ここで、ループDの処理の終了条件は、例えば、管理者によって発信装置7が停止されることとして定めておくことができる。
携帯端末3の制御部31は、記憶部33に記憶されている案内処理プログラム3375に従って、案内処理を実行する。具体的には、案内処理部315が、利用者によって選択された遊技機を含む案内条件をサーバー5に送信する(S1001)。例えば、S1001の処理は、図60の遊技場誘導システム準備の案内処理(S1000)の次に実行される処理である。
その後、サーバー5の制御手段51は、携帯端末3から案内条件を受信したか否かを判定する(S1101)。案内条件を受信しなかった場合は(S1101:No)、制御手段51は、そのまま待機する。一方、案内条件を受信したならば(S1102:Yes)、制御手段51は、遊技機検索処理を実行する(S1102)。この遊技機検索処理では、例えば、受信した案内条件に対応する遊技機を検索する第1遊技機検索処理と、前述したように会員の固有情報(属性情報)に対応する遊技機を自動的に検索する第2遊技機検索処理と、の2種類の検索処理を実行する。
また、遊技機検索処理では、案内条件に対応する遊技機の使用の可否を判定する遊技機使用可否判定処理を併せて実行する。具体的には、ユニット管理テーブル528を参照して、案内条件に対応する遊技機が使用可能であるか否かを判定する。遊技機の使用が不可能な場合には、他の利用者が当該遊技機で遊技中であることや、遊技機が故障中やメンテナンス中等の理由によって使用不可である状況が含まれ、これらの状況によって遊技を行うことができない場合には、エラーと判定する。
次に、制御手段51は、エラーの有無を判定する(S1103)。エラーには、上記の遊技機使用可否判定処理で遊技機が使用不可と判定された場合が含まれる。エラーがあった場合(S1103:Yes)、制御手段51は、エラー通知を携帯端末3に送信する。一方、エラーがない場合(S1103:No)、制御手段51は、案内情報を携帯端末3に送信する(S1104)。具体的には、第1遊技機検索処理で検索された遊技機に対応するフロアマップ及び目的位置(当該遊技機の設置位置)と、第2遊技機検索処理で検索された遊技機に対応するフロアマップ及び目的位置(当該遊技機の設置位置)と、を含む案内情報を、携帯端末3に送信する。
ここで、会員の会員IDが外国の利用者に対応するIDである場合には、当該会員の属性情報(国籍や言語情報)に対応する案内情報を携帯端末3に送信する。例えば、会員情報管理テーブル529に記憶された会員の国籍が米国である場合には、文字部分を英語に翻訳したフロアマップ及び目的位置を含む案内情報を携帯端末3に送信する。
次いで、制御手段51は、所定の終了条件が成立するまでの間、ループFの処理として位置送信処理を実行する(S1105〜S1109)。ループFの処理を説明する前に、前述したエラーがあった場合の処理について説明する。
携帯端末3の制御部31は、サーバー5よりエラー通知があったか否かを判定する(S1002)。エラー通知があった場合(S1003:Yes)、制御部31は、所定の画面をタッチパネル表示部37に表示させる処理を実行する(S1003)。例えば、図57に示すようなエラー画面を表示させる。この場合、利用者は、エラーメッセージ表示部461で所定のエラーの内容を確認することができる。そして、利用者は、レート選択遷移アイコン462をタッチしてもよいし、遊技機選択遷移アイコン463をタッチしてもよい。これにより、利用者は、再検索を行うことが可能となる。
エラー通知がなかった場合(S1002:No)、制御部31は、サーバー5から案内情報を受信したか否かを判定する(S1004)。受信しなかった場合(S1004:No)、制御部31は、そのまま待機する。また、受信した場合(S1004:Yes)、案内処理部315は、受信した案内情報を記憶部33のフロア記憶部339に記憶(セット)する(S1005)。尚、フロア記憶部339に記憶する位置情報は、遊技機だけでなく、遊技場の施設(例えば、エレベータやカウンター等)も含まれる。つまり目的地として、遊技機の位置以外をセットしてもよい。
次いで、案内処理部315は、画面表示処理プログラム3317に従って、フロアマップ及び目的地を含む案内画面をタッチパネル表示部37に表示させる処理を行う(S1006)。これにより、図58や図59に示したように、フロア表示部472にフロアマップが表示され、目的位置表示部480に目的位置が表示される。
ここで、フロアマップには、第1遊技機検索処理で検索された遊技機に対応するフロアマップと、第2遊技機検索処理で検索された遊技機に対応するフロアマップと、の2種類のフロアマップが存在する。このため、2種類のフロアマップに対応する案内画面をタッチパネル表示部37に表示させるようにすると好適である。この場合、2種類のフロアマップを1つの案内画面に並べて表示させるようにしてもよいし、2種類のフロアマップそれぞれに対応する案内画面を利用者の切替表示操作に応じて切替表示させるようにしてもよい。
また、第2遊技機検索処理で検索された遊技機に対応するフロアマップの案内画面を、第1遊技機検索処理で検索された遊技機に対応するフロアマップの案内画面よりも優先的に表示させるようにしてもよい。具体的には、例えば、第2遊技機検索処理で検索された遊技機に対応するフロアマップの案内画面をタッチパネル表示部37に最初に表示させるようにする。そして、切替表示操作に応じて、第1遊技機検索処理で検索された遊技機に対応するフロアマップの案内画面に表示を切り替えるなどすれば良い。
次に、制御部31は、終了条件が成立するまでの間、ループEの処理として位置表示処理を実行する(S1007〜S1012)。位置表示処理では、制御部31は、近傍の発信装置7(複数の発信装置の場合もある。)からビーコン情報を受信する(S1008)。そして、制御部31は、記憶部33に記憶されている転送処理プログラム3371に従って、自端末の端末IDと受信したビーコン情報に含まれる発信装置ID及び位置情報とを含む端末情報をサーバー5に送信させる制御を行う(S1009)。
サーバー5の制御手段51は、携帯端末3から端末情報を受信したか否かを判定する(S1106)。受信しなかった場合(S1106:No)、制御手段51は、そのまま待機する。一方、受信したならば(S1106:Yes)、制御手段51は、記憶手段52に記憶された位置情報演算プログラム5243に従って、当該携帯端末3の位置を演算する位置演算処理を実行する(S1107)。そして、制御手段51は、位置の演算結果を携帯端末3に送信させるように制御する(S1108)。
終了条件が成立したならば、制御手段51は、ループFの処理を終了する(S1108)。そして、制御手段51は、処理を終了する。ループFの処理の終了条件には、例えば、ループFの処理を開始してから一定時間が経過したことや、携帯端末3から新たな案内条件を受信したこと、等の条件を定めておくことができる。つまり、これらの場合には、制御手段51は、ループFの処理を終了して、S1101に処理を戻す。
携帯端末3の制御部31は、サーバー5から位置の演算結果を受信したか否かを判定する(S1010)。受信しなかった場合は(S1010:No)、制御部31は、そのまま待機する。一方、受信したならば(S1010:Yes)、画像表示処理部317が、記憶部33に記憶されている画像表示処理プログラム3377に従って、携帯端末3の現在位置を自位置表示部473に表示させると共に、フロア表示部472にフロアを表示させ、目的位置表示部480に目的位置を表示させる制御を行う(S1011)。
終了条件が成立したならば、制御部31は、ループEの処理を終了する(S1012)。そして、制御部31は、処理を終了する。ループEの処理の終了条件は、例えば、利用者による遊技場誘導システム1000Cに係るアプリの終了操作を検知したことや、利用者による新たな案内条件の入力操作を検知したこと、等の条件を定めておくことができる。つまり、これらの場合には、制御部31は、ループEの処理を終了して、S1001に処理を戻す。
尚、上記の処理に加えて、注意喚起表示部474に、携帯端末3の表示画面を見ながら歩行する利用者に周りの歩行者や施設に接触しないように注意喚起を促すメッセージを表示させるなどの処理を行うようにしてもよい。
[作用効果]
遊技場誘導システム1000Cは、携帯端末3と、当該携帯端末3と通信可能なサーバー5とを備える。サーバー5は、複数種類の遊技機が設置された店舗内の位置情報が対応付けられた発信装置7と携帯端末3との間の通信に基づいて、当該携帯端末3の位置を特定可能である。また、サーバー5は、特定された位置から携帯端末3を介して利用者によって選択された種類の遊技機の設置場所まで当該利用者を案内するための案内情報を当該携帯端末3に提供可能である。
これによれば、店舗における遊技機の設置場所に関する情報を利用者が確認できるようになり、利便性を向上させることができる。つまり、利用者は、携帯端末3のタッチパネル表示部37等で、現在位置と目的位置とをフロア表示部472に対応付けて確認することができる。
[変形例]
本発明を適用可能な実施形態は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。以下、変形例について説明する。なお、上記の各実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
<利用者端末>
上記の実施形態では、利用者端末をスマートフォン等の携帯端末として説明したが、利用者端末はこれに限られるわけではない。例えば、タブレット端末やPDA、ノートパソコン等の利用者に携行して利用される端末装置を利用者端末としてもよいし、自動車に設置されるカーナビゲーション装置等の利用者に付帯的に利用される端末装置を利用者端末としてもよい。
また、例えば利用者端末をカーナビゲーション装置とし、カーナビゲーション装置の表示器に店舗情報や案内情報等の各種の情報を表示させることで、カーナビゲーション装置の表示画面で利用者がこれらの情報を閲覧することができるようにしてもよい。
<通信方式>
上記の実施形態では、店舗に設置される発信装置7から送信されるビーコン信号(ビーコン情報)を利用者端末が受信する通信方式を例に挙げて説明したが、通信方式はこれに限られるわけではない。例えば、赤外線通信方式や非接触式通信方式(RFID等)といった他の通信方式を利用して、利用者端末が店舗に設置される所定装置から情報を取得可能としてもよい。
また、例えば、店舗に設置されるカードユニットや呼出ランプ装置、来店ポイント付与装置等の表示器に、位置情報が埋め込まれたコード(一次元コードや二次元コード)を表示させ、利用者端末がコードリーダーでこれらのコードを読み取るようにすることで、利用者端末が店舗に設置される所定装置から情報を取得可能としてもよい。
<遊技用システム>
上記の実施形態で説明した来店管理システムや遊技場誘導システムは、パチンコ店やスロット店等の遊技店の他、カジノ施設やアミューズメント施設、ゲームセンター等の各種の遊技店として構成される施設に対しても同様に適用することが可能である。
さらに、上記の実施形態で説明した来店管理システムや遊技場誘導システムは、遊技機が設置された店舗(遊技店)に限らず、他の形態の店舗、例えば、飲食店や小売店等、各種店舗に対しても同様に適用することが可能である。
また、上記の第2実施形態における来店管理システム1000Bは、携帯端末3とサーバー5との間で通信を行う形態であったが、通信装置2とサーバー5の間で通信を行う形態としてもよい。
つまり、第1実施形態で説明した図27のように、携帯端末3から通信装置2に対して来店確認情報を送信し、来店確認情報を受信した通信装置2が、来店確認情報に基づいて形成された来店情報をサーバー5に送信する形態としてもよい。この来店情報にも、来店確認情報に含まれる店舗ID、店舗内エリアIDの他、日時、会員ID、通信装置2との間で使用した通信方式などが含まれる。サーバー5は、携帯端末3に「帰りもバーコードリーダーをかざしてね!」等のメッセ−ジを送信して表示させるようにしてもよい。これにより、サーバー5は、入店情報と退店情報とを管理することができる。
また、上記の第3実施形態における遊技場誘導システム1000Cでは、所望の遊技機に直接誘導する例を示したが、例えば発信装置管理テーブル526で管理している「代表」に対応する発信器IDを読み出して、遊技機の種別(1パチ、4パチ、5スロ、20スロ)の場所に誘導することもできる。
つまり、発信装置管理テーブル526に対応付けて構内情報格納部59は対応付けているため、所望の種別まで案内することができる。例えば、図56の遊技機選択画面において遊技をすることなく案内開始アイコン460がタッチされた場合、サーバー5の制御手段51は、記憶部52から発信装置管理テーブル526を読み出して、代表である「5スロ案内用」である発信機ID「a7−32」を読み出す。発信機ID「a7−32」は、構内情報格納部59の7−32の位置に対応付けて管理されているため、携帯端末3に位置情報を送信することができる。また、「5スロ」だけでなく、「20スロ」、「1パチ」、「4パチ」も案内することもできるし、「エレベータ」や「カウンター」等の施設も案内することもできる。
また、本実施形態では、携帯端末3にタッチパネル表示部37に、現在位置と目的位置をフロア表示部472のフロアマップに対応付けて表示させたが、これを音声で案内してもよい。つまり、制御部31は、図58に示すような案内メッセージ表示部471のメッセージを、音響処理部41に従って音声で案内するようにしてもよい。
また、サーバー5は、利用者の動向を把握することができる。例えば、ユニット管理テーブル528では、遊技をしている会員IDと、発信器情報(各々の発信装置からの装置までの距離)が装置IDと対応付けられて管理されている。従って、携帯端末の位置情報と発信機情報とで齟齬がある場合、会員は、遊技中であるのにも関わらず、他の場所にいることがわかる。携帯端末の位置情報と発信器情報とで齟齬がある場合は、サーバー5は、店舗に所定の情報(エラー等)を報知しても良い。
また、サーバー5は、ユニット管理テーブル528で管理されている装置IDに対応付けて、当該遊技機が遊技中(プレイ中)であるか否かも判定できる。例えば、ユニット管理テーブル528において、遊技中(プレイ中)でない場合、かつ、ある会員が所有する携帯端末3の位置情報と、複数の発信機情報が一致した場合その会員は遊技をしていないにも関わらず、その装置に滞在していることになる。
具体的には、ユニット管理テーブル528における、装置ID「AAX−AF002」の発信器情報は、a7−1の発信機(ビーコン1)からは、2[m]、a7−2の発信機(ビーコン2)からは、6[m]、a7−6の発信機(ビーコン3)からは、9[m]、a7−11の発信機(ビーコン4)からは、4[m]であるが、サーバー5が受信した利用者の端末位置の情報も同一の場合を示す。サーバー5は、遊技をしていないにも関わらず、その位置に滞在している会員がある場合、店舗に所定の情報(エラー等)を報知しても良い。また、会員は、携帯端末3を遊技機付近に置き忘れた可能性もある。つまり、サーバー5は、利用者が所有する携帯端末3の置き忘れについても把握することができるため、管理者は携帯端末3の置き忘れの対策を行うことができる。
<サービス>
また、上記の実施形態において、携帯端末3からホームページや検索システムを利用してアクセスした店舗に利用者が来店した場合に、当該利用者に来店ポイントを付与するなどの優遇的なサービスを提供するようにしてもよい。
この場合は、例えば、サーバー5が、会員IDを有する会員利用者による店舗の検索履歴に基づいて、当該会員利用者が当該店舗に来店したか否かを判定する。そして、来店したと判定した場合は、当該会員IDと対応付けて来店ポイントを記憶して管理するようにすればよい。
<利用者登録情報>
上記の実施形態では、会員情報管理テーブルにおいて、利用者登録情報である会員登録情報として国籍を登録することとして説明したが、利用者の国籍に代えて、利用者の言語情報を登録するようにしてもよい。また、国籍と言語情報とを併せて登録するようにしてもよい。
1:スロットマシン
2(2a〜2d):通信装置
3:携帯端末
3A〜3D:遊技島
4:無線基地局
5:サーバー
6:携帯端末
11a:筐体
11b:前面扉
12C、12L、12R:リール
13:透視窓
14:メダル投入部
15:下皿
16:スイッチ
17:スタートスイッチ
18C、18L、18R:ストップボタン
19:メダル排出口
31:制御部
32:RAM
33:記憶部
34:画像処理部
35F:フロントカメラ
35R:リアカメラ
37:タッチパネル表示部
37a:タッチパネル
37b:表示部
39:入力スイッチ
40:通信管理インターフェイス
40a:携帯網通信部
40b:無線LAN通信部
40c:通信部
40d:赤外線通信部
40e:非接触通信部
41:音響処理部
42:スピーカー
43:マイクロホン
51:制御手段
52:記憶手段
80:通信ケーブル
82:ルーター
100:メダル貸出機
101:筐体
102:開閉板
106:開閉板鍵
110:紙幣挿入口
111:状態報知ランプ
112:カード挿入口
113:入金可ランプ
114:返却ボタン
114':返却ボタンスイッチ
115:カード残高表示部
115':カード残高表示器
116:メダル貸出ボタン
116':メダル貸出ボタンスイッチ
117:メダル貸出ランプ
118:メダル切れランプ
119:暗証番号表示部
119':暗証番号表示器
120:テンキー
120':テンキースイッチ
121:再プレイボタン
121':再プレイボタンスイッチ
122:計数ボタン
122':計数ボタンスイッチ
123:液晶表示器
124:タッチパネル
129:表示制御基板
130:メダル補給扉
131:メダル補給扉鍵
140:受入部
141:導入経路カバー
142:導入口
150:ノズル
165:発光部
170:端末リーダライタ
180:紙幣識別ユニット
181:制御ユニット
181b:RAM
181c:EEPROM
182:払出装置
183:貸出メダル貯留部
184:通信部
185:再プレイ操作基板
186:リセットスイッチ
187:カードリーダライタ
189:貸出操作基板
190:計数装置
200:呼出ランプ
282:推移表示グラフ
371:メニューボタン
371a:項目
371b:遷移項目
371c:履歴表示項目
372a〜372d:通信方式選択ボタン
373:質問項目
374:回答選択項目
375:回答送信ボタン
376:キャンセルボタン
377:メッセージ
378:来店ポイント
379:保有ポイント
380:広告表示欄
381:現在状況表示欄
382:推移表示グラフ
383:二次元バーコード
500:カード管理コンピューター
501:データバス
502:CPU
503:RAM
504:RTC
505:記憶装置
506:入力装置
507:表示装置
508:プリンタ
509:通信部
540:ホールコンピューター
550:メダル管理コンピューター
551:データバス
553:RAM
554:RTC
555:記憶装置
556:入力装置
557:表示装置
558:プリンタ
559:通信部
580:精算装置
703:カードユニット
1000:遊技用システム__
7:発信装置(7A、7B、7−1〜7−35)
311:転送処理部
313:検索処理部
315:案内表示処理部
317:画像表示処理部
331:店舗検索プログラム
333:店舗表示プログラム
335:地図作成プログラム
337:端末処理プログラム
3371:転送処理プログラム
3373:検索処理プログラム
3375:案内表示処理プログラム
3377:画像表示処理プログラム
339:フロア記憶部
40f:通信部
45:時計部
44:GPSユニット
511:携帯端末処理部
5111:遊技機検索処理部
5113:位置情報演算処理部
5115:構内情報処理部
513:発信装置処理部
515:店舗情報処理部
52:記憶手段
521:検索処理プログラム
5211:転送処理プログラム
522:来店処理プログラム
5221:集計処理プログラム
523:検索履歴管理テーブル
524:メインプログラム
5241:送信処理プログラム
5242:遊技機検索プログラム
5243:位置情報演算プログラム
5244:構内情報処理プログラム
5245:発信装置設定プログラム
525:来店履歴管理テーブル
526:発信装置管理テーブル
527:店舗情報管理テーブル
528:ユニット管理テーブル
529:会員情報管理テーブル
53:表示部
54:操作手段
55:第1通信部
56:第2通信部
59:構内情報格納部
71:処理部
711:サーバー処理部
713:位置情報発信部
72:記憶部
721:位置情報発信プログラム
723:設定情報格納部
73:入力部
74:通信部
75:近距離無線通信部
401:チェックボックス
410:検索開始アイコン
411:直接店舗検索アイコン
420:地図表示アイコン
422:会員貯メダル数表示部
423:会員貯玉数表示部
424:距離表示部
40g:近距離無線通信部
425:プリペイド残額表示部
426:イベント表示部
427:特定店舗地図表示部
431:全店舗地図表示部
432:会員現在位置表示部
440:店舗選択アイコン
450:ネクストアイコン
451:レート表示部
452:遊技機候補表示部
453:バックアイコン
460:案内開始アイコン
461:エラーメッセージ表示部
462:レート選択遷移アイコン
463:遊技機選択遷移アイコン
471:案内メッセージ表示部
472:フロア表示部
473:自位置表示部
474:注意喚起表示部
480:目的位置表示部

Claims (3)

  1. 利用者端末と通信可能な管理装置であって、
    利用者端末からの所定要求に応じて、当該利用者端末に店舗情報を提供可能な店舗情報提供手段と、
    利用者端末への店舗情報の提供履歴と、当該利用者端末を所有する利用者を識別可能な利用者識別情報とを対応付けて記憶可能な第1記憶手段と、
    店舗に設置される所定装置と利用者端末との間の通信に基づいて、当該利用者端末を所有する利用者の店舗への来店検出を実行可能な来店検出手段と、
    店舗を識別可能な店舗識別情報と、当該店舗について前記来店検出手段によって来店が検出された来店者に対応する利用者識別情報と、当該店舗の店舗情報の利用者端末への提供履歴とを対応付けて記憶可能な第2記憶手段と、
    を備えることを特徴とする管理装置。
  2. 利用者端末と、前記利用者端末と通信可能な管理装置と、を備える遊技用システムであって、
    前記利用者端末は、
    前記管理装置に所定要求を実行可能な所定要求手段と、
    前記管理装置から店舗情報を取得可能な店舗情報取得手段と、
    店舗に設置される所定装置からの情報取得に応じて前記管理装置との間で通信可能な通信手段と、
    を備え、
    前記管理装置は、
    前記所定要求に応じて、前記利用者端末に店舗情報を提供可能な店舗情報提供手段と、
    前記利用者端末への店舗情報の提供履歴と、当該利用者端末を所有する利用者を識別可能な利用者識別情報とを対応付けて記憶可能な第1記憶手段と、
    前記利用者端末との間の通信に基づいて、当該利用者端末を所有する利用者の店舗への来店検出を実行可能な来店検出手段と、
    店舗を識別可能な店舗識別情報と、当該店舗について前記来店検出手段によって来店が検出された来店者に対応する利用者識別情報と、当該店舗の店舗情報の利用者端末への提供履歴とを対応付けて記憶可能な第2記憶手段と、
    を備える、
    ことを特徴とする遊技用システム。
  3. 通信手段を備える利用者端末を、
    管理装置に所定要求を実行する所定要求手段、
    前記管理装置から店舗情報を取得する店舗情報取得手段、
    店舗に設置される所定装置からの情報取得に応じて前記管理装置との間で前記通信手段に通信を実行させるように制御する通信制御手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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