JP2006351041A - サービス提供システム - Google Patents

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JP2006351041A JP2006255172A JP2006255172A JP2006351041A JP 2006351041 A JP2006351041 A JP 2006351041A JP 2006255172 A JP2006255172 A JP 2006255172A JP 2006255172 A JP2006255172 A JP 2006255172A JP 2006351041 A JP2006351041 A JP 2006351041A
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国治 森吉
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Abstract

【課題】所定の地域内に訪問する顧客を自動認識して、地域内に設置された店舗に誘導するシステムを実現する。
【解決手段】サービス提供システムは、サービス提供地域の複数ヶ所に設けられ、移動体と無線通信して、サービス提供地域の各ヶ所において上記移動体の利用者がサービスを利用したことを検出し、その移動体の識別子を取得して出力する複数のアンテナ装置50と、上記複数のアンテナ装置から出力された移動体の識別子を受信し、サービス提供地域内のサービスの利用履歴を記録するとともに、過去に記録した利用履歴に基づいて、サービス提供地域内で移動体を誘導する広告情報を、移動体の識別子に対応した利用者の電子機器に送信する管理センターサーバ10とを備える。
【選択図】図13

Description

移動体の識別子が選択番号と関連する場合に、関連することを移動体の利用者へ通知する自動抽選機能を備えるサービス提供システムと管理センターサーバとに関する。また、サービス提供地域内にアンテナ装置を設置して、アンテナ装置下を通過する移動体の識別子を受信して、訪問履歴を管理する電子スタンプ機能を備えるサービス提供システムと管理センターサーバとに関する。また、サービス提供地域内にアンテナ装置を設置して、アンテナ装置下を通過する移動体の識別子を受信するとともに、移動体の利用者のサービス利用履歴を管理して、移動体の利用者を誘導する機能を備えるサービス提供システムと管理センターサーバとに関する。
従来、狭い地域内の商店街などで、共通スタンプやエコスタンプなどが、紙や磁気カード等の媒体を用いて利用されている。しかし、電子化、非電子化にかかわらず店員等の人が操作をしてスタンプを管理していた。
また、特開2002−197334号公報には、顧客毎にポイント登録を行うための店舗端末装置と、顧客の有する顧客端末装置と、前記店舗端末装置および顧客端末装置と通信可能に設けられたポイント管理サーバ装置と、を備えた電子ポイントサービスシステムであって、店舗端末装置は、店舗情報を送信する顧客を検索するための所定条件をポイント管理サーバ装置に送信し、ポイント管理サーバ装置は、前記所定条件に基づいて、少なくともポイントを所持している顧客を抽出することを特徴とする電子ポイントサービスシステムが記載されている。
また、特開2003−30519号公報には、無線信号の送受信を行う移動端末と、予め決められたエリアにある前記移動端末からのインターネットアクセス要求信号を受けて、前記移動端末をインターネットに接続するとともに、インターネットから前記移動端末への伝送信号に所定の情報を挿入する情報挿入部を有する基地局装置とを具備する無線アクセスシステムが記載されている。
特開2002−197334号公報 特開2003−30519号公報 特開2003−204576号公報 特開2003−346045号公報 特開2003−173408号公報
従来は、スタンプの管理を行う際に人手を介していた。
また、異なる業種の店舗間の連携を行うためのシステムが提供されていなかった。
この発明はかかる問題点を解消するため、以下に記載する目的を有する。
・人の介在無く、スタンプを管理する。
・サービス提供地域内に設置したアンテナ装置から、アンテナ装置下を通過した移動体の識別子を受信して、その識別子に対応する電子ポイントを自動付与するサービスを提供する。
・電子ポイントを自動管理して、電子ポイント数に応じたサービスの提供を自動通知する。
・移動体の識別子を管理記憶して、識別子が選択番号と関連する場合に、移動体の利用者に関連することを通知するサービスを提供する。
・移動体の識別子を管理記憶するとともに、移動体の店舗の利用履歴を管理記憶して、サービス提供地域内に設置したアンテナ装置から、アンテナ装置下を通過した移動体の識別子を受信して、その識別子の利用履歴に基づいて移動体の利用者の趣味、嗜好にあった誘導を行うサービスを提供する。
・移動体の識別子を管理することによって、サービス提供地域内の異業種店舗間を連係させる。
この発明に係るサービス提供システムは、サービス提供地域の複数ヶ所に設けられ、狭域通信(DEDICATED SHORT RANGE COMMUNICATION:DSRC)による車載器を備えた移動体とDSRCによって無線通信して、DSRCによる無線通信が行えるサービス提供地域の各ヶ所において上記移動体の利用者がサービスを利用したことを検出し、その移動体の識別子を取得して出力する複数のアンテナ装置と、
上記複数のアンテナ装置から出力された移動体の識別子を受信し、サービス提供地域内のサービスの利用履歴を記録するとともに、過去に記録した利用履歴に基づいて、サービス提供地域内で移動体を誘導する広告情報を、移動体の識別子に対応した利用者の電子機器に送信する管理センターサーバと
を備えることを特徴とする。
移動体の利用者は、移動体の識別子を管理センターサーバに登録するだけで、サービス提供地域内にある店舗のサービスを受けられる効果がある。
実施の形態1.
この実施の形態では、管理センターサーバの抽選機能について以下に一例を説明する。
図1は、実施の形態1のサービス提供システムの利用形態を説明する図である。図1において、管理センターサーバ10は抽選機能し、訪問履歴機能とを実践する装置である。
管理センターサーバ10は、サービス提供地域40内にあるショッピングセンターである店舗42やドライブスルーが可能なファーストフード店である店舗44やガソリンスタンドである店舗46やファミリーレストランである店舗48などの異業種店舗間の連携を実現するため、サービス提供地域40内の複数の箇所に設置したアンテナ装置50からアンテナ装置50の下を通過する移動体60の識別子、例えば移動体60に搭載されている無線機能を有する車載器の車載器ID31を取得して、管理する。管理センターサーバ10は抽選機能によって、自己が管理している移動体の識別子から、当選している識別子を判定し、当選している識別子の移動体の利用者に対して、当選通知33を送信する。また、管理センターサーバ10は訪問履歴機能によって移動体の識別子を用いて移動体のサービス提供地域40内の訪問履歴を管理して、訪問履歴に応じて移動体の利用者に対して当選通知33に相当するスタンプ満了通知を送信する。
図2は、実施の形態1のサービス提供システムを実現するネットワーク構成を示す図である。図2において、移動体60は、例えば、車であり、移動体60はDSRC(DEDICATED SHORT RANGE COMMUNICATION,狭域通信)による無線通信を利用できる車載器を搭載しているものとする。アンテナ装置50は、DSRC対応車載器搭載の移動体60と無線通信を行い、車載器ID31を取得する。また、アンテナ装置50は、当選通知33を移動体60へ送信する。店舗サーバ412及び店舗サーバ422は、図1に示したショッピングセンターやファーストフード店やガソリンスタンドやファミリーレストランなどの店舗に設置されているサーバ装置である。店舗サーバ412、422は、店舗の近隣に設置されているアンテナ装置50より無線あるいは有線によって車載器ID31を取得する。店舗サーバ412や店舗サーバ422はアンテナ装置50より受信した車載器ID31を管理センターサーバ10へ有線或いは無線によって送信する。また、店舗サーバ412や422は有線或いは無線のネットワーク300を介して管理センターサーバ10より当選通知33を受信して、アンテナ装置50へ送信する。店舗サーバ412とアンテナ装置50或いは店舗サーバ422とアンテナ装置50はDSRCによる通信領域410,420の領域内に設置されるものとする。通信領域410や通信領域420は、狭域通信を行うことができる領域であって、これらの狭域通信が行える通信領域が複数集まることによって、広域通信領域400を構成する。広域通信領域400は、サービス提供地域40と一致するものである。
図3は、管理センターサーバ10の構成を示すブロック図である。図3において、送受信部15は、移動体の車載器ID31をアンテナ装置50と店舗サーバ412や店舗サーバ422を介して受信する。また、当選通知33を店舗サーバ412や店舗サーバ422へ送信する。電子履歴記録部17は、送受信部15から車載器ID31を入力して、顧客情報データベース11へ登録する。また、電子履歴記録部17は、車載器ID31を訪問履歴データベース13へ登録する。抽選部16は選択番号である当選車載器IDを示す情報を生成して、選択番号ファイル12へ登録する。通知部14は、選択番号ファイル12に登録された当選車載器IDに関連する車載器IDを有する顧客の情報を、顧客情報データベース11を検索して取得する。通知部14は、取得した顧客の情報に基づいて当選したことを通知する当選通知33を送受信部15へ出力する。
図4は、顧客情報データベース11に記録される顧客情報のデータ構成を示す図である。図4において、顧客情報データベース11は、例えば「車載器ID」「氏名」「携帯電話番号」「住所」「メールアドレス」「クレジットカード番号」の項目を有する。
図5は、電子履歴記録部17による顧客情報データベース11への登録手順を説明するフローチャート図である。図5に従い、電子履歴記録部17の顧客情報データベース11への登録手順を説明する。図5において、初めに電子履歴記録部17は、車載器ID31を送受信部15より入力する(S10)。次に、電子履歴記録部17は、顧客情報データベース11を検索して入力した車載器ID31が登録済であるか否かを判定する(S11,S12)。車載器ID31が顧客情報データベース11に登録されていない場合は(S12,NO)、電子履歴記録部17は、送受信部15と店舗サーバ412とアンテナ装置50を介して移動体60へ顧客情報の送信を指示する(S13)。顧客情報の送信を指示された移動体60は、あらかじめ車載器に登録した自己の顧客情報をアンテナ装置50と店舗サーバ412とを介して管理センターサーバ10へ送信する。送信された顧客情報は送受信部15により受信し、電子履歴記録部17に入力される(S14)。電子履歴記録部17は、受信した顧客情報を顧客情報データベース11へ登録する(S15)。
図4に示した顧客情報データベース11の有する項目は、6項目あった。しかし、この実施の形態で少なくとも必要な顧客情報は、「車載器ID」「携帯電話番号」「メールアドレス」であるため、上記した3つの項目以外の項目については必ずしも移動体60より通知される必要はない。
また、図5のS13で管理センターサーバ10から移動体60に対して顧客情報の取得を指示していたが、S10で管理センターサーバ10が受信する車載器ID31とともに「メールアドレス」などの顧客情報を受信すれば、S13の顧客情報の取得を指示する処理は不要となる。
電子履歴記録部17は、図5に示したように、顧客情報データベース11に顧客情報を登録する。
また、あらかじめ、サービス提供システムを利用する顧客と契約を行う際に、図4に示した項目の情報を顧客より取得し、管理センターサーバ10の備えるキーボードやマウスなどの入力装置を用いて顧客情報を入力し、電子履歴記録部17によって顧客情報データベース11に登録することも可能である。
図6は、選択番号ファイル12に記録する選択番号のデータ構成を示す図である。図6において、選択番号ファイル12は、当選日毎に当選車載器IDを記録し、その当選有効期限を記録している。図6に示した当選車載器IDは、車載器IDの下一桁や、下二桁を当選番号として登録している。このように、当選車載器IDを車載器IDの1部分とすることによって当選対象となる車載器IDを増やすことができる。また、当選車載器IDは車載器IDと全桁が一致するようにしてもかまわない。また、当選車載器IDは車載器IDの各桁を加算して加算した値と一致する値を登録してもよい。この場合、車載器IDのそれぞれの桁の数値を加算して、加算した値が当選車載器IDに登録されている値と一致するものを当選にする。また、図6の例では、当選日が一日毎に設定されているが、週単位、あるいは、月単位で当選車載器IDを設定することも可能である。また、有効期限は、景品引換券を景品に交換できる期限を示しているか、或いは、当選の通知を受け取った後、景品引換券を受け取ることができる期限を示してもかまわない。この実施の形態では、サービス提供地域40内の中核店舗、例えば、Aデパートで当選日に当選した利用者に対して景品引換券を配布する。配布した景品引換券は、サービス提供地域40内の提携している店舗で実際の景品と交換できることを想定している。有効期限は、景品引換券を景品に引き換えることができる期限として選択番号ファイル12に登録するか、或いは、有効期限は、景品引換券を受け取ることができる期限として選択番号ファイル12に登録してもかまわない。
図7は、管理センターサーバ9の抽選機能の一例を示すフローチャート図である。図7に示したフローチャート図は、抽選部16と通知部14とによって実行される処理である。図7において、抽選部16は、当選車載器IDを決定する(S20)。当選車載器IDを決定する方法は、ランダムに所定の桁数の数値を発生する方法や、当選日の年月日を用いて、あらかじめ、抽選部16に設定しておいた関数を用いて決定する方法などがある。抽選部16は決定した当選車載器IDを選択番号ファイル12へ登録する(S21)。この時、当選日と有効期限も選択番号ファイル12へ登録する。当選車載器IDは、一つでも複数でもかまわない。図6に示した例では、日ごとに複数の当選車載器IDを登録している。通知部14は、選択番号ファイル12に登録された当選車載器IDに関連する車載器IDを顧客情報データベース11より検索する。例えば、図6の当選日が2004年2月1日の当選車載器IDは「2」「10」「8」であるため、顧客情報データベース11を検索して車載器IDの下一桁あるいは二桁が「2」「10」「8」のいずれかである情報を取得する(S22)。通知部14は、取得した顧客情報のメールアドレスにあてて当選したことを通知するメールを当選通知33として送受信部15を介して送信する。あるいは、携帯電話番号に対して音声による当選通知を行ってもかまわない。また、車載器IDを用いて車載器へ当選通知を行ってもかまわない。また、自宅の電話番号が顧客情報データベース11に登録されていれば、自宅の電話番号にあてて音声によって当選通知を行ってもかまわない。
この実施の形態1の管理センターサーバは、上記した図7の手順によって実行される抽選機能を有する。なお、図7の抽選部16による当選車載器IDの決定は、当選日の前日までに行うのが望ましい。また、通知部14による当選通知は、当選日に実行する。
図8は、移動体60の有する車載器に対して当選通知33が送信されることを示す図である。図9は、移動体の利用者の電子機器である携帯電話に当選通知33が送信されることを示す図である。図8に示すように、車載器IDに対して当選通知33が管理センターサーバ10より送信されると、店舗サーバ412とアンテナ装置50を介して当選通知33が移動体の車載器61へ送信される。移動体60の車載器61は、アンテナ装置50に対して所定の距離の範囲以内に移動体が進入するとアンテナ装置50より当選通知33を受信する。受信した当選通知33は、車載器61の表示装置に表示される。
また、図9に示すように、移動体60の利用者の携帯電話番号に対して当選通知33がメールとして送信されると、利用者が移動体に乗車している、いないにかかわらず、また、アンテナ装置と所定の範囲内に近づいたことと関係なく、携帯電話の表示画面に当選通知が表示される。
また、アンテナ装置50の通信可能領域に利用者がいない場合であっても、携帯電話へのメールであれば、携帯電話の電波の届く範囲内であれば、利用者に当選の通知をすることができる。
上記に説明した抽選機能は、移動体60がサービス提供地域内に居るか居ないかに関係なく、顧客情報データベース11に顧客情報が登録されているだけで、当選の可能性がある抽選方式であった。
次に、管理センターサーバ10の訪問履歴機能について説明を行う。
図10は、訪問履歴データベース13に記録する情報のデータ構成を示す図である。図10において、訪問履歴データベース13は、車載器ID毎にスタンプを記録する。スタンプは、移動体60がアンテナ装置50の下を通過した際の日時の情報と、そのアンテナ装置50を管理する店舗サーバが設置されている店舗を示す場所の情報(店舗識別子)とを組にして、訪問履歴情報として記録する。訪問履歴情報であるため、実際に移動体60の利用者がその店舗でサービスの利用をする必要はない。すなわち、アンテナ装置50の下を移動体60が通過するだけで、訪問履歴データベース13のスタンプ情報がたまっていくことになる。通常、店舗毎に発行されているポイントカードはその店舗で買い物をした際にポイントがたまるようになっている。しかし、この管理センターサーバ10の訪問履歴データベース13に記録されるスタンプ情報は、店舗を利用せずに、アンテナ装置50の下を通過しただけでポイントに相当するスタンプ情報が貯まるものである。
図11は、訪問履歴の記録処理のフローチャート図である。図11において、電子履歴記録部17は、送受信部15より車載器ID31を受信する。この時、送受信部15は、店舗サーバを介して移動体60が通過したアンテナ装置50が設置されている場所を示す場所情報と、アンテナ装置50の下を通過した際の日時情報等を一緒に受信する。電子履歴記録部17は、場所情報と、日時情報とを車載器ID31とともに送受信部15より入力する(S30)。
次に電子履歴記録部17は、顧客情報データベース11を検索して、S30で受信した車載器ID31が登録されているか、否かを確認する(S32)。車載器IDが登録されていない場合は(S32,NO)処理を終了する。車載器IDが登録されている場合には(S32,YES)、電子履歴記録部17は、訪問履歴データベース13に場所情報と日時情報とを車載器IDに対応させて登録する(S33)。通知部14は、訪問履歴データベース13を検索して、訪問履歴回数が所定の回数(n回)以上である車載器IDを検索する。例えば、訪問履歴が10回以上である車載器IDを取得する(S34)。S34において、所定の回数以上の訪問履歴を取得できた場合には、通知部14は、スタンプが貯まったことによって景品引換券を受け取ることができる旨の当選通知33に相当する通知を、送受信部15を介して移動体の利用者へ通知する(S35)。なお、訪問履歴が所定の回数以上になって通知を行った車載器IDについては、スタンプ情報をリセットしてもかまわない。また、従来のポイントカードのように、10ポイント毎に特典が与えられるようにする場合には、スタンプ情報は、通知にかかわらず、そのまま記録しておくことも可能である。図11のフローチャート図では、S30〜S35の処理を連続する処理として実行していた。しかし、S34とS35の処理は、バッチ的な処理として行ってもかまわない。バッチ的な処理、例えば、通知部14による訪問回数の確認処理(S34)は、あらかじめ1日の内で処理を行う時間を決めておき、その時間になった時にS34,S35の処理を行うようにしてもかまわない。ただし、1日に複数回、スタンプの貯まっている状況を確認する場合には、重複して同一の車載器IDに対して同じ通知を送らないようにチェック機能が必要となる。また、S32で顧客情報データベース11に車載器IDが登録されていない場合には、図11には図示していないが、上記S32で「NO」であった時、上記した図5の処理を電子履歴記録部17が行い、顧客情報データベース11に顧客情報を登録して図11のS33からの処理を行うようにしてもかまわない。
また、上記した図7では、顧客情報データベース11に車載器IDを含む顧客情報が登録されていれば、通知部14は移動体60がアンテナ装置50の下を通過するタイミングに関係なく、当選者を判定して当選通知を行っていた。しかし、移動体60がアンテナ装置50の下を通過した際にその移動体60の車載器ID31が当選番号であるかどうか確認してもかまわない。このようにすることによって、サービス提供地域内に来ている利用者を対象に当選の確認を行い、当選者に通知することによって、来店の確率を高くすることができる。
上記に説明した訪問履歴機能は、移動体60がサービス提供地域内のアンテナ装置の下を通過した場合に、訪問履歴を記録するものであった。さらに、訪問履歴の回数に応じて移動体の利用者に特典を与えるものであった。
以上に説明したサービス提供システムは、DSRC対応の車載器を搭載した移動体がサービス提供地域内に設置したアンテナ装置の下を通過すると存在が識別できることを利用して、広域内での異業種店舗間における訪問履歴である電子スタンプ(電子ポイント)を自動する付与する自動電子ポイント付与を可能にした。また、会員登録をするように顧客データベースに移動体の識別子を含む顧客情報を登録するとともに、選択番号を抽選して、抽選した選択番号と関連する移動体の識別子を顧客データベースを検索して取得し、当選したことを移動体の利用者に通知する自動抽選を可能にした。
このため、この実施の形態のサービス提供システム、管理センターサーバは、以下の効果を奏する。
例えば、サービス提供地域内に複数チェーン店舗を持つガソリンスタンド、ファーストフード、レストランと、中核店舗のショッピングセンター等で地域連合を結成する。中核店舗では、自動抽選や電子ポイント数に応じた景品交換券の発行を行い、各店舗ではそれを実際の店舗取扱い商品に交換するように運用する。このように、サービス提供システム、管理センターサーバを利用した運用を行うことによって、中核店舗は、景品交換券を求めて今まで以上に来店者が増え、各店舗には商品交換で来店者が増え、互いに集客率がアップする効果がある。
また、従来のポイントは、電子的なものであれ、非電子的なものであれ何らかの操作、つまり人手を通してポイント附加、加算、或いは物理的押印を為していた。この実施の形態のサービス提供システム、管理センターサーバは、DSRC対応の車載器を搭載した移動体(車)が、例えば店舗出入り口に設置したアンテナ装置下を通過するだけで、来店(訪問)が判明するので、電子スタンプ(電子ポイント)付与を自動的に行なうことができ、人の介在による煩雑さを解消できる効果がある。また、もし人為的に入退場を繰り返しても、一定時間経過しないと付与は行なわない仕組みを管理センターサーバや店舗サーバに設けることによって、悪意のポイント獲得を防止できる。
また、従来の抽選は、電子的なものであれ、非電子的なものであれ何らかの操作、つまり人手を通して抽選していた。この実施の形態は、上記したようにDSRC対応の車載器を搭載の移動体(車)がアンテナ装置下で、車載器固有の番号(車載器ID)をキャッチアップされるので、この番号を使って抽選を行い、当選者には携帯メールを送信することによって、当選者が移動体を離れていても、当選を知らせることができる。
また、管理センターサーバが移動体の識別子を管理記憶することによって、選択番号と関連する識別子の移動体の利用者に対して、選択番号と関連することを自動通知できる。例えば、自動通知が当選を知らせる通知であって、景品の引換券をA店で配布し、その引換券を使用してB店、C店で景品を受け取れる仕組みにする。このような仕組みにしておくと、通知を受けた利用者はA店とB店或いはA店とC店に来店するので、それぞれの店舗の集客率を増加できる効果がある。また、A店、B店、C店とがサービス提供地域内の異業種店舗であると、異業種店舗間の連携を容易に実現できる。
この実施の形態1で一例を説明したサービス提供システムは、
移動体と無線通信して、所定地域に上記移動体が訪問したことを検出し、その移動体の識別子を取得して出力するアンテナ装置と、
所定の選択番号を記憶し、上記アンテナ装置から出力された移動体の識別子を受信し、受信した移動体の識別子が上記所定の選択番号と関連する場合、その移動体の識別子に対応して記憶された電子機器に対して、所定の選択番号と関連することを通知する管理センターサーバと
を備えることを特徴とする。
また、この実施の形態1で一例を説明した管理センターサーバは、
移動体と無線通信してその移動体の識別子を取得して出力するアンテナ装置と接続される管理センターサーバにおいて、
移動体の識別子に基づいて、移動体の利用者の電子機器の情報を含む顧客情報を登録する顧客情報データベースと、
所定の選択番号を登録する選択番号ファイルと
上記アンテナ装置から出力された移動体の識別子を受信して、移動体の識別子が顧客情報データベースに登録されており、かつ、選択番号ファイルに登録されている選択番号と関連する場合に、上記移動体の識別子に対応した利用者の電子機器に対して、関連することの通知を行う通知部と
を備えたことを特徴とする。
また、上記管理センターサーバは、さらに、
上記顧客情報データベースに登録された移動体の識別子と関連する番号を抽選により選択して、選択した番号を上記所定の選択番号として選択番号ファイルに登録する抽選部を備えたこと特徴とする。
また、この実施の形態1で一例を説明したサービス提供システムは、
移動体と無線通信して、所定地域に上記移動体が訪問したことを検出し、その移動体の識別子を取得して出力するアンテナ装置と、
上記アンテナ装置から出力された移動体の識別子を受信し、移動体の訪問履歴を上記識別子に対応して記録し、その訪問履歴に応じて、その移動体の識別子に対応して記憶された電子機器に対して、上記訪問履歴に応じる情報を通知する管理センターサーバと
を備えることを特徴とする。
また、この実施の形態1で一例を説明した管理センターサーバは、
移動体と無線通信してその移動体の識別子を取得して出力するアンテナ装置と接続される管理センターサーバにおいて、
移動体の識別子に基づいて、移動体の利用者の電子機器の情報を含む顧客情報を登録する顧客情報データベースと、
移動体の識別子に基づいて、移動体の訪問履歴を上記識別子に対応して記録する訪問履歴データベースと、
上記アンテナ装置から出力された移動体の識別子を受信して、識別子が顧客情報データベースに登録されている場合に、上記訪問履歴データベースに移動体の訪問履歴を記録する電子履歴記録部と、
訪問履歴データベースに記録された訪問回数が所定回数以上になった移動体の識別子に対応して記憶された電子機器に対して通知する通知部と
を備えたことを特徴とする。
また、この実施の形態及び以下に記載する実施の形態の識別子に対応した電子機器は、少なくとも車載器と携帯電話のいずれかであり、
上記顧客情報データベースは、すくなくとも車載器IDと携帯電話メールアドレスとのいずれかを登録することを特徴とする。
実施の形態2.
この実施の形態では、誘導部による顧客の誘導について一例を説明する。
図12は、この実施の形態のサービス提供システムの利用形態の一例を示す図である。図12において、管理センターサーバ10は、顧客利用履歴管理機能と店舗近隣情報提供機能とキャンペーン情報提供機能とを有し、移動体60の利用者に対して誘導メッセージ37を送信する。また、店舗サーバから利用明細通知35を受信する。その他の構成要素については、図1と同じであるものとする。
図13は、この実施の形態のサービス提供システムを実現するネットワーク構成を示す図である。図13において、管理センターサーバ10は誘導メッセージ37を送信した移動体60の車載器IDを管理し、利用明細通知35を受信して移動体60の利用者が誘導メッセージ37を受け取って来店したことを判断すると、誘導顧客であることを通知する誘導顧客通知情報39を店舗サーバ422へ送信する。
また、店舗サーバ422は、POS端末424を接続する。POS端末424から店舗サーバ422に対して、例えば、店舗の利用明細等の情報が利用明細通知35として送信される。店舗サーバ422は、POS端末424から利用明細等の情報である利用明細通知35を受信すると、管理センターサーバ10へ利用明細通知を送信する。また、別の店舗サーバ412は、計量器414を接続する。計量器414は、例えば、ガソリンスタンド等の店舗でガソリンを給油する装置に接続され、給油したガソリンの量を計量して、店舗サーバ412へ計量した量とガソリンの種類とを利用明細通知35として送信する。店舗サーバ412は、計量器414より送信された利用明細通知35を管理センターサーバ10へ送信する。管理センターサーバ10は、上記したように顧客利用履歴管理機能を備える。顧客利用履歴管理機能は、移動体60の利用者が利用した店舗や、店舗を利用した際の買い物を行った内容や、ガソリンを給油した量等の明細を利用履歴情報として記憶し、移動体60の利用者を誘導する際に、この利用履歴情報を参照して、利用者の行動特性を分析する。分析した結果を用いて移動体60の利用者をある店舗へ誘導するものである。また、近隣店舗情報提供機能と、キャンペーン情報提供機能とは、サービス提供地域内に設置されている店舗が行っているキャンペーンの情報や、店舗のコマーシャル情報等を記録し、移動体60の利用者を誘導する際にキャンペーン情報や近隣店舗情報を誘導メッセージと共に送信するものである。
図14は、この実施の形態の管理センターサーバ10の構成を示すブロック図である。図14において、送受信部15は、図12及び図13に示したように、店舗サーバ412あるいは店舗サーバ422から利用明細通知35を受信する。また、車載器ID31を受信する。利用明細通知とは、例えば、移動体60の利用者が保有するクレジットカード番号や、利用した顧客の明細データ等である。訪問履歴更新部20は、送受信部15より車載器ID31を入力する。また、訪問履歴更新部20は、車載器ID31の他に移動体60が通過したアンテナ装置を管理する店舗の場所を示す情報も車載器ID31と共に入力する。訪問履歴更新部20は、車載器IDと店舗の場所を示す情報とを利用履歴データベース18に登録する。
図15は、利用履歴データベース18のデータ構成を示す図である。利用履歴データベース18は、車載器ID毎に訪問履歴と利用履歴とを記録する。訪問履歴とは、日時情報と場所情報とを有し、日時情報は、移動体60がアンテナ装置50の下を通過した際の日時である。場所情報は、移動体60が通過したアンテナ装置50を管理する店舗の場所を示す情報である。また、利用履歴は、移動体60の利用者が店舗を利用した際の目的を示す行為情報と、店舗を利用した際に支払った金額情報と、店舗を利用した際の買い物の内容やガソリンの給油量等の利用明細情報を有する。利用履歴は利用履歴更新部22が登録する情報である。訪問履歴更新部20は、利用履歴データベース18の訪問履歴を登録する。サービス提供者データベース19は、サービス提供地域40内に設置された店舗の広告情報や、キャンペーン情報や、セール開催情報等の店舗から利用者に提供する情報を記録する。誘導部21は、移動体60がサービス提供地域内に設置したアンテナ装置50下を通過したことを、車載器ID31が送受信部15より入力されることによつて判定する。そして、その車載器ID31に対応する利用履歴データベース18より訪問履歴を取得し、訪問履歴を用いて利用者の嗜好を解析したり、行動パターンを推定し、推定した利用者の嗜好や行動に基づいてサービス提供者データベース19を検索する。サービス提供者データベース19を検索した結果、所定の店舗の広告情報を取得し、取得した広告情報を誘導メッセージ37として、送受信部15から店舗サーバ412,422とアンテナ装置50を介して移動体60の車載器へ送信する。利用履歴更新部22は、移動体60の利用者がサービス提供地域40内の所定の店舗に来店し、ショッピングを行ったり、ガソリンの給油を行ったりした場合に、計量器414やPOS端末424と店舗サーバ412,422を介して送信された利用履歴である利用明細通知35を送受信部15より入力する。利用明細通知35は、この利用履歴を示す情報であり、移動体60の利用者がクレジットカードによって支払いを行った場合には、クレジット番号の情報も利用履歴となる。また、ガソリンの給油量やショッピングした買物リストや単価などが明細データとして利用明細通知35に含まれて入力される。利用履歴更新部22は、送受信部15から利用明細通知35を入力して利用履歴データベース18に記憶する。この際に記憶する情報が図15の利用履歴である。なお、利用履歴データベース18の利用履歴を利用する誘導部21の動作は、別の実施の形態で説明する。
次に、訪問履歴更新部20の動作を説明する。
図16は、訪問履歴更新部20の動作を示すフローチャート図である。図16において、訪問履歴更新部20は、車載器ID31と訪問場所を示す情報とを受信する(S50)。例えば、移動体60が図12のガソリンスタンドの近くに設置されているアンテナ装置50の下を通過する。アンテナ装置50は移動体60の車載器から車載器IDを取得し、店舗サーバ412へ送信する。店舗サーバ412は、受信した車載器ID31を管理センターサーバ10へ送信する。管理センターサーバ10は車載器ID31を送受信部15によって受信する。送受信部15は、車載器ID31を訪問履歴更新部20へ出力する。この時、送受信部15は、車載器IDと共にアンテナ装置50を管理している店舗サーバが設置されている場所の情報も、車載器ID31とともに受信する。訪問履歴更新部20は、車載器ID31と共に店舗を識別する情報も送受信部15より受信する。
次に、訪問履歴更新部20は、車載器IDが顧客情報データベースに登録されているか顧客情報データベース11を検索する(S51)。車載器IDが顧客情報データベース11に登録されていない場合には(S52,NO)、図16には図示していないが、訪問履歴更新部20は図5のS13〜S15の処理を行って、図16のS53からの処理を行ってもかまわない。車載器IDが登録されている場合には(S52,YES)、訪問履歴更新部20は、利用履歴データベース18に訪問履歴を記録する。図15に示したように、訪問履歴には日時情報がある。日時情報は、アンテナ装置50の下を移動体60が通過した際の時刻であるので、アンテナ装置50は車載器ID31と共に移動体60がアンテナ装置50の下を通過した際の時刻を店舗サーバ412へ送信し、店舗サーバ412がこの時刻を、送受信部15へ車載器ID31と共に送信する。車載器ID31と共に送信された時刻情報は、訪問履歴更新部20によって受信され、訪問履歴へ記録される(S53)。次に、訪問履歴更新部20は、誘導部21に対して車載器IDと、店舗を識別する情報とを出力する。誘導部21は、訪問履歴更新部20より出力された車載器IDと、店舗を識別する情報とを入力して、図17に示す誘導部の処理を開始する。
以上のS50〜S54の処理が訪問履歴更新部20による処理である。このようにして、管理センターサーバは顧客がサービス提供地域内を訪問した訪問履歴を記録する。
図17は、誘導部21の動作を示すフローチャート図である。図17において、誘導部21は、図16のS54において訪問履歴更新部20が出力した車載器ID31と、店舗を識別する情報とを入力する(S61)。または、送受信部15が店舗サーバから車載器ID31と、店舗を識別する情報とを入力して、訪問履歴更新部20へ車載器IDを送信する際に、誘導部21へ送信するようにして、送受信部15から車載器IDと、店舗を識別する情報とを入力するようにしてもかまわない。この場合、誘導部21の処理が訪問履歴更新部20による利用履歴データベース18を更新する処理よりも先に行なわれる可能性がある。先に行われた場合、直前の訪問履歴は考慮されずに誘導が行なわれることになる。誘導部21は、車載器ID31を入力すると、入力した車載器IDを元に利用履歴データベース18を検索する(S62)。利用履歴データベース18を検索して車載器ID31に対応する訪問履歴の情報を取得する(S63)。図15に示すように利用履歴データベース18は、車載器IDに対応して訪問履歴が日時情報と場所情報とによって記憶されている。利用履歴データベース18は、車載器IDに対応する移動体60がサービス提供地域40内を訪問した過去の訪問履歴を全て記録する。誘導部21は、S63で取得した訪問履歴を参考にして、移動体60の利用者の行動を推定する(S64)。あるいは、趣味嗜好を推定する。例えば、車載器IDが「1」である移動体60の訪問履歴が図15に示されている。図15によると、車載器IDが「1」である移動体60は「Cデパート」と「Dレストラン」と「Eレストラン」を訪問している履歴が記録されている。このため、例えば、誘導部21は、車載器IDが「1」である移動体60の利用者は、デパートやレストランを利用する傾向にあることを推定する。誘導部21は、推定した行動に基づいてサービス提供者データベース19を検索する(S65)。上記したように、誘導部21は、車載器IDが「1」である移動体60の利用者についてレストランやデパートを利用する傾向があることを推定した。このため、S65では、誘導部21はサービス提供者データベース19からレストラン及びデパートの店舗情報、あるいはキャンペーン情報等を取得する。この時、誘導部21は、S61で入力した店舗を識別する情報を用いて店舗を識別する情報の近くにある店舗を識別する店舗情報、あるいはキャンペーン情報等を取得する。誘導部21は、店舗情報やキャンペーン情報の取得ができた場合は(S66,YES)、取得した店舗情報やキャンペーン情報を含む誘導広告情報を生成して、誘導広告情報を送受信部15より誘導メッセージ37として送信する(S67)。誘導メッセージ37は、店舗サーバに受信されてアンテナ装置50へ送られる。この時、送受信部15が誘導メッセージを送信する店舗サーバは、S61で入力した店舗を識別する情報によって判別される店舗サーバに送る。店舗サーバに送られた誘導メッセージ37は、店舗サーバが管理するアンテナ装置50へ送信される。アンテナ装置50は、自己の下を車載器IDが「1」である移動体60が通過すると、その移動体60に対して誘導メッセージ37を送信する。あるいは、アンテナ装置50の下を通過する移動体を選択せずに送信し、移動体60の車載器側で自己宛でない場合は破棄する。移動体60の車載器61は、誘導メッセージ37を受信すると、車載器61の備える表示装置に誘導メッセージ37を表示する。あるいは、音声によって誘導メッセージを利用者へ通知する。上記したS66で当該店舗の店舗情報やキャンペーン情報がサービス提供者データベース19に登録されていない場合は、誘導部21は一般向けの広告を作成して、作成した一般広告情報を送受信部15へ出力する。送受信部15は、一般広告情報を入力して、サービス提供地域内にあるS61で入力した店舗を識別する情報によって判別される店舗サーバへ誘導メッセージ37として一般広告情報を送信する。店舗サーバは、受信した一般広告情報である誘導メッセージ37を自己が管理するアンテナ装置50へ送信する。アンテナ装置50は、一般広告情報である誘導メッセージ37を車載器IDが「1」である移動体60の車載器61に対して送信する。あるいは、アンテナ装置50の下を通過する移動体を選択せずに送信し、移動体60の車載器側で自己宛でない場合は破棄する。
以上のS61からS68の処理によって、誘導部21は、移動体60の利用者に対して誘導メッセージの通知を行う。
また、図17のS65では、誘導部21は、推定した行動に基づいて、及び店舗を識別する情報に基づいてサービス提供者データベース19を検索していた。しかし、移動体の位置にかかわらず、サービス提供地域内にあるサービス提供者データベース19に登録されている全ての店舗を検索対象にすることもできる。
また、顧客情報データベース11には、図4に示すように、移動体60の利用者の携帯電話番号やメールアドレスが記憶されていた。このため、誘導部21は顧客情報データベース11を検索して、車載器IDに対応する携帯電話番号やメールアドレスを取得して、取得した携帯電話番号やメールアドレスにあてて誘導メッセージ37を送信することも可能である。
また、顧客情報データベース11に移動体60の利用者の趣味や嗜好等の情報を記憶することによって、誘導部21は、移動体60の利用者の行動を推定する際に顧客情報データベース11に記憶された趣味や嗜好の情報を加味して、利用者の行動を推定することが可能となる。
また、誘導部21は、天候情報を外部より入力して天候を加味した利用者の行動を推定するようにしてもかまわない。
以上のように、この実施の形態で説明したサービス提供システムと管理センターサーバとは、以下の効果を奏する。
DSRC対応車載器搭載の移動体が店舗の出入り口付近に設置したアンテナ装置下を通過することが判るので、管理センターサーバは移動体の位置を知ることが出来る。このことにより、移動体の行動履歴、会員登録時の嗜好調査回答、天候などの外的要因により、移動体の利用者である御客様が一番行きたいであろう店舗を推定し、推定した店舗へピンポイント誘導する広告メールを配信することが可能となる。この結果、サービス提供地域の広域内における異業種店舗を「移動体の位置に応じた誘導広告配信」の仕組みによって連携し、地域全体の活性化、参加店舗の増収増益を図る効果がある。また、このような効果を奏することによって、サービス提供システムや管理センターサーバを用いたビジネスモデルを展開できる効果がある。
また、車載器IDを利用して移動体を特定し、特定した移動体の利用者へ誘導メッセージを通知できる。このため、利用者が誘導した店舗に来店して、商品購入や飲食等を行い、店舗の収益アップを実現できる効果がある。
この実施の形態2で一例を説明したサービス情報システムは、
サービス提供地域の複数ヶ所に設けられ、移動体と無線通信して、サービス提供地域の各ヶ所において上記移動体の利用者がサービスを利用したことを検出し、その移動体の識別子を取得して出力する複数のアンテナ装置と、
上記複数のアンテナ装置から出力された移動体の識別子を受信し、サービス提供地域内のサービスの利用履歴を記録するとともに、過去に記録した利用履歴に基づいて、サービス提供地域内で移動体を誘導する広告情報を、移動体の識別子に対応した利用者の電子機器に送信する管理センターサーバと
を備えることを特徴とする。
また、この実施の形態2で一例を説明した管理センターサーバは、
サービス提供地域に訪れた移動体と無線通信してその移動体の識別子を取得して出力する複数のアンテナ装置と接続される管理センターサーバにおいて、
移動体の識別子に基づいて、移動体の利用者の電子機器の情報を含む顧客情報を登録する顧客情報データベースと、
移動体の識別子に基づいて、サービスの利用履歴を記録する利用履歴データベースと、
サービス提供者の広告情報を登録するサービス提供者データベースと
上記アンテナ装置から出力された移動体の識別子を受信して、識別子が顧客情報データベースに登録されている場合に、利用履歴データベースにサービス提供地域内での移動体の訪問履歴を記録する訪問履歴更新部と、
上記アンテナ装置から出力された移動体の識別子を受信して、移動体の識別子に基づいて利用履歴データベースに記録された訪問履歴を検索して、過去の訪問履歴に基づいて、サービス提供地域内での移動体の利用者の行動を推定し、推定した利用者の行動に基づいて、サービス提供者データベースを検索してサービス提供者の広告情報を取得し、このサービス提供者の広告情報を、上記移動体の識別子に対応した電子機器に対して通知する誘導部と
を備えたことを特徴とする。
実施の形態3.
この実施の形態では、利用者の利用明細等を加味した誘導を行う誘導部について、一例を説明する。
この実施の形態の管理センターサーバは、上記実施の形態2で説明した図14の管理センターサーバ10と同じ構成であるものとする。また、利用履歴データベース18は、実施の形態2の図15と同じデータ構成であるものとする。また、この実施の形態のサービス提供システムは、上記した実施の形態2の図12と図13のシステム構成を有するものとする。なお、店舗サーバからは、利用者の利用明細情報である利用明細通知35が、送受信部15を介して利用履歴更新部22に送信されるものとする。
初めに、利用履歴更新部22による利用履歴データベース18の更新処理を説明する。
図18は、利用履歴更新部22の更新処理のフローチャート部である。図18において、利用履歴更新部22は、送受信部15が店舗サーバから送信されて受信した利用明細通知35を入力する。利用明細通知35は、例えば、移動体60の利用者の保有するクレジットカードの番号情報や、店舗でのショッピング内容を示す明細データ等である。利用履歴更新部22は、クレジットカード番号をもとに顧客情報データベース11を検索して(S41)、クレジットカード番号に対応する車載器IDの情報を取得する。利用履歴更新時、車載器IDをクレジット番号から得るが、移動体がアンテナ下を動いてないなら、最初に受信した車載器IDを、そのまま使っても構わない。S43では、利用履歴更新部22は、店舗サーバから受信した利用明細通知35を利用履歴データベース18に登録する。利用履歴更新部22は、S41において取得した車載器IDを元に利用履歴データベース18を検索して、一致する車載器IDに対して利用履歴を登録する。図15に示したように、利用履歴は、日時情報と場所情報との訪問履歴に対応して記憶されている。このため、どの訪問履歴に対応する利用明細データであるかを判定するために、利用明細通知35には店舗の場所を示す場所情報と、日時情報とを含むことが望ましい。利用履歴更新部22は、利用明細通知35に含まれた日時情報と、場所情報とに対応する利用履歴として利用明細データを登録する。利用履歴更新部22は、車載器IDと店舗の場所を示す場所情報とを誘導部21へ出力する(S44)。誘導部21は、図19に示すフローチャートに従う誘導処理を行う(S70)。
図19は、誘導部21の動作を示すフローチャート図である。図19において、誘導部21は、図18のS44によって利用履歴更新部22が出力した車載器IDと店舗の場所を示す場所情報とを入力する(S71)。誘導部21は、S71で入力した車載器IDに基づいて利用履歴データベース18を検索する。誘導部21は、利用履歴データベース18から車載器IDに対応して記録されている訪問履歴と利用履歴の情報を取得する(S73)。誘導部21は、取得した訪問履歴と利用履歴とに基づいて移動体60の利用者の行動を推定する(S74)。S74の行動の推定とは、移動体60の利用者が利用するであろうと思われるサービス提供地内に設置された店舗を推定することである。
例えば、実施の形態2では、レストランやデパートを利用する傾向があることを推定した。さらに、ここでは、利用履歴も取得しているので、例えば、レストランでの食事が「スパゲッティ」のメニューを多く食べていたとする。この利用者は「イタリア系の料理」を好む傾向があると判定でき、イタリア料理のフェアを行っているレストランの店舗情報を取得する。このように訪問履歴のみから行動パターンを推定するよりも、より細かな推定を行なうことができる。
誘導部21は、S74で推定した行動に基づいて及び店舗の場所を示す場所情報に基づいてサービス提供者データベース19を参照して推定した行動に基づくとともに、店舗の場所を示す場所情報の示す位置からの距離が近い店舗の店舗情報や、キャンペーン情報を取得する(S75)。店舗情報やキャンペーン情報の取得ができた場合には(S76,YES)、誘導部21は誘導広告を生成して誘導メッセージ37として送受信部15を介して店舗の場所を示す場所情報の店舗サーバへ送信する(S77)。S76で店舗情報やキャンペーン情報の取得が行えなかった場合には、誘導部21は一般広告情報を取得して、誘導メッセージ37として送受信部15を介して店舗の場所を示す場所情報の店舗サーバへ送信する(S78)。店舗サーバへ送信された誘導メッセージ37は、店舗サーバが管理するアンテナ装置50へ送信される。アンテナ装置50へ送信された誘導メッセージ37は、アンテナ装置下を移動体60が通過し、その移動体が誘導メッセージを送信した車載器IDである場合に、移動体60の車載器61によって受信される。あるいは、アンテナ装置50の下を通過する移動体を選択せずに送信し、移動体60の車載器側で自己宛でない場合は破棄する。車載器61によって受信された誘導メッセージ37は、車載器61の備える表示装置に表示されて、利用者へ通知される。あるいは、音声によって利用者へ通知する。
誘導部21は、移動体60の利用者の行動を推定する際に、訪問履歴だけでなく、利用明細データである利用履歴を参考にして行動の推定を行うことによって、より細かな利用者の行動を推定できることが可能となる。
また、誘導部21は、移動体60の利用者の携帯電話装置へ誘導メッセージ37を送信することも可能である。顧客情報データベース11には、図5に示すように、移動体60の利用者の携帯電話番号やメールアドレスが登録されている。このため、誘導部21は、顧客情報データベース11から携帯電話番号や、メールアドレスを取得して、誘導メッセージ37を携帯電話装置へ送信することも可能である。
例えば、利用者がレストランで飲食をした内容がわかれば、食べ物の嗜好を推定でき、推定した食べ物についてフェアを開催しているレストランであって移動体の位置に近いレストランの店舗情報を誘導メッセージとして通知できる。
以上のように、この実施の形態で説明したサービス提供システムと管理センターサーバとは、以下の効果を奏する。
訪問履歴だけでなく、利用者が利用した店舗での利用明細を使用して、利用者の行動を推定するので、より精度の高い行動推定を行うことが出来、誘導メッセージを受け取った利用者が誘導した店舗へ来店する確率を高く出来る効果がある。
この実施の形態3で一例を説明した管理センターサーバは、サービスを提供するサービス提供地域に設けられた店舗サーバと無線通信して、提供されたサービスの利用明細データを取得し、取得した利用明細データを利用履歴として利用履歴データベースに記録する利用履歴更新部を備え、
誘導部は、訪問履歴と利用履歴とに基づいて、サービス提供地域内での移動体の利用者の行動を推定することを特徴とする。
実施の形態4.
この実施の形態では、店舗に来店した顧客が誘導メッセージを確認して来店した顧客であることを店舗サーバに通知する訪問履歴更新部について説明する。
図20は、この実施の形態の管理センターサーバ10の構成を示すブロック図である。図20において、管理センターサーバ10は、誘導履歴データベース23を備える。誘導履歴データベース23は、誘導部21が生成して送信した誘導メッセージを記録するものである。図21に誘導履歴データベース23のデータ構成の一例を示す。誘導履歴データベース23は、図21に示すように車載器ID毎に誘導メッセージを送信した日時情報と、誘導メッセージによって誘導する店舗を示す誘導店舗情報と、誘導した結果、利用者が来店したか否かを示す誘導結果情報とを記録する。図20に示す管理センターサーバ10は、誘導履歴データベース23の他は図14に示した管理センターサーバ10と同じ構成要素を備えるものとする。
図22は、誘導顧客の来店を通知する訪問履歴更新部の処理を示すフローチャート図である。図22において、訪問履歴更新部20は、送受信部15を介して店舗サーバからアンテナ装置50の下を通過した移動体60が車載器ID31とともに訪問場所を示す情報と通過した際の日時情報とを受信する(S80)。訪問履歴更新部20は、車載器IDに基づいて顧客情報データベース11の検索を行う(S81)。検索した結果、車載器IDが顧客情報データベース11に登録されている場合は(S82,YES)、訪問履歴更新部20は誘導履歴データベース23を、車載器IDを用いて検索する(S83)。検索した結果、誘導履歴データベース23に車載器IDが登録されている場合には、さらにS80で受信した訪問場所IDの示す訪問場所が誘導店舗であるか確認するとともに、通過した際の日時情報と誘導履歴データベース23の日時情報とを比較する。誘導店舗であるとともに、通過した際の日時情報が誘導履歴データベース23の日時情報と同一日付であるか、通過した際の日時情報が誘導履歴データベース23の日時情報から一定時間内の範囲である場合には(S84,YES)、誘導履歴データベースに誘導結果情報として「来店」を登録する(S85)。さらに、訪問履歴更新部20は、店舗に来店した顧客が誘導メッセージを確認して来店した顧客であることを通知する誘導顧客通知情報39を生成して、送受信部15を介して、その顧客が来店している店舗サーバへ送信する(S86)。S82において、顧客情報データベース11に車載器IDが登録されていない場合には、処理を終了する。
例えば、誘導メッセージ37として、Dレストランに誘導を行うメッセージを受信した移動体60の利用者がDレストランが管理するアンテナ装置50の下を通過すると、その移動体60の車載器IDと店舗の場所を示す訪問場所IDがアンテナ装置50から店舗サーバを介して管理センターサーバ10へ入力される。訪問履歴更新部20は、その車載器IDと訪問場所IDとを受信して、誘導を行った利用者であるか確認を行うことができる。誘導を行った顧客であることが確認できると、そのことを管理センターサーバ10は店舗サーバへ通知する。店舗サーバは、誘導顧客の来店が通知されると、その顧客の会計時に誘導されて来店された特典として、代金の5%を割り引いたり、景品をプレゼントする等の特典を利用者へサービスすることが可能となる。このようなサービスを展開することによって、誘導顧客が来店する確率が高くなり、集客率のアップが見込まれる。また、サービス提供地域内に設置された異業種店舗間における連携を強化できる。
以上のように、この実施の形態で説明したサービス提供システムと管理センターサーバとは、以下の効果を奏する。
店舗側では誘導されて来店した顧客を通知されるので、その顧客に対してその他の顧客との差別化を実施でき、誘導顧客の来店率がアップする効果がある。
また、誘導されて来店した顧客は、特別なサービスを受けられる効果がある。
また、誘導顧客が増加することによって、サービス提供地域内の異業種店舗間の連携を強化できる効果がある。
また、人手を介することなく来店した顧客が誘導されて来店した顧客であるか否かを知ることができる。また、人手を介さないことによって、誘導されて来店した顧客であるか否かを知ることをタイムリーに知ることが可能になり、例えば、精算時にサービス券を配布したり、プレゼントをしたり、飲食店では、食事中にサービス品を提供できる効果がある。
以上の実施の形態1〜4に説明したサービス提供システム、管理センターサーバは、固定客の囲込みを、人手を介する操作を最小限に押さえてコスト増にならないよう出来るため、連携店舗,中核店舗ともども来客増、売上増になりサービス提供地域内が相乗効果で活性化し、かつ御客様も、従来にない嗜好に合った「今だけ、ここだけ、あなただけ」の新たなサービスを享受し満足度が高まる効果がある。
以上の実施の形態の説明において「〜部」として説明したものは、一部或いはすべてコンピュータで動作可能なプログラムにより構成することができる。これらのプログラムは、例えば、C言語により作成することができる。
また、実施の形態の説明において「〜部」として説明したものは、ROM(Read Only Memory)に記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。或いは、ソフトウェア或いは、ハードウェア或いは、ソフトウェアとハードウェアとファームウェアとの組み合わせで実施されても構わない。
また、上記各実施の形態を実施させるプログラムは、記録媒体に記録される。記録媒体は、磁気ディスク装置、FD(Flexible Disk)、光ディスク、CD(コンパクトディスク)、MD(ミニディスク)、DVD(Digital Versatile Disk)等のその他の記録媒体による記録装置を用いても構わない。
上記プログラムは、コンピュータにロードされ、プロセッサの制御に基づいて実行される。
実施の形態1のサービス提供システムの利用形態を説明する図である。 実施の形態1のサービス提供システムを実現するネットワーク構成を示す図である。 管理センターサーバ10の構成を示すブロック図である。 顧客情報データベース11に記録される顧客情報のデータ構成を示す図である。 電子履歴記録部17による顧客情報データベース11への登録手順を説明するフローチャート図である。 選択番号ファイル12に記録する選択番号のデータ構成を示す図である。 管理センターサーバ9の抽選機能の一例を示すフローチャート図である。 移動体60の有する車載器に対して当選通知33が送信されることを示す図である。 移動体の利用者の電子機器である携帯電話に当選通知33が送信されることを示す図である。 訪問履歴データベース13に記録する情報のデータ構成を示す図である。 訪問履歴の記録処理のフローチャート図である。 この実施の形態2のサービス提供システムの利用形態の一例を示す図である。 この実施の形態2のサービス提供システムを実現するネットワーク構成を示す図である。 この実施の形態3の管理センターサーバ10の構成を示すブロック図である。 利用履歴データベース18のデータ構成を示す図である。 訪問履歴更新部20の動作を示すフローチャート図である。 誘導部21の動作を示すフローチャート図である。 利用履歴更新部22の更新処理のフローチャート部である。 誘導部21の動作を示すフローチャート図である。 この実施の形態4の管理センターサーバ10の構成を示すブロック図である。 誘導履歴データベース23のデータ構成の一例を示す図である。 誘導顧客の来店を通知する訪問履歴更新部の処理を示すフローチャート図である。
符号の説明
10 管理センターサーバ、11 顧客情報データベース、12 選択番号ファイル、13 訪問履歴データベース、14 通知部、15 送受信部、16 抽選部、17 電子履歴記録部、18 利用履歴データベース、19 サービス提供者データベース、20 訪問履歴更新部、21 誘導部、22 利用履歴更新部、23 誘導履歴データベース、31 車載器ID、33 当選通知、35 利用明細通知、37 誘導メッセージ、39 誘導顧客通知情報、40 サービス提供地域、42,44,46,48 店舗、50 アンテナ装置、60 移動体、61 車載器、300 ネットワーク、400 広域通信領域、410,420 通信領域、412,422 店舗サーバ、414 計量器、424 POS端末。

Claims (4)

  1. サービス提供地域の複数ヶ所に設けられ、狭域通信(DEDICATED SHORT RANGE COMMUNICATION:DSRC)による車載器を備えた移動体とDSRCによって無線通信して、DSRCによる無線通信が行えるサービス提供地域の各ヶ所において上記移動体の利用者がサービスを利用したことを検出し、その移動体の識別子を取得して出力する複数のアンテナ装置と、
    上記複数のアンテナ装置から出力された移動体の識別子を受信し、サービス提供地域内のサービスの利用履歴を記録するとともに、過去に記録した利用履歴に基づいて、サービス提供地域内で移動体を誘導する広告情報を、移動体の識別子に対応した利用者の電子機器に送信する管理センターサーバと
    を備えることを特徴とするサービス提供システム。
  2. 狭域通信(DEDICATED SHORT RANGE COMMUNICATION:DSRC)による無線通信が行えるサービス提供地域に訪れたDSRCによる車載器を備えた移動体とDSRCによって無線通信して、その移動体の識別子を取得して出力する複数のアンテナ装置と、
    上記複数のアンテナ装置から出力された移動体の識別子を受信し、サービス提供地域内のサービスの利用履歴を記録するとともに、過去に記録した利用履歴に基づいて、サービス提供地域内で移動体を誘導する広告情報を、移動体の識別子に対応した利用者の電子機器に送信する接続される管理センターサーバと
    を備え、
    上記管理センターサーバは、
    移動体の識別子に基づいて、移動体の利用者の電子機器の情報を含む顧客情報を登録する顧客情報データベースと、
    移動体の識別子に基づいて、サービスの利用履歴を記録する利用履歴データベースと、
    サービス提供者の広告情報を登録するサービス提供者データベースと
    上記アンテナ装置から出力された移動体の識別子を受信して、識別子が顧客情報データベースに登録されている場合に、利用履歴データベースにサービス提供地域内での移動体の訪問履歴を記録する訪問履歴更新部と、
    上記アンテナ装置から出力された移動体の識別子を受信して、移動体の識別子に基づいて利用履歴データベースに記録された訪問履歴を検索して、過去の訪問履歴に基づいて、サービス提供地域内での移動体の利用者の行動を推定し、推定した利用者の行動に基づいて、サービス提供者データベースを検索してサービス提供者の広告情報を取得し、このサービス提供者の広告情報を、上記移動体の識別子に対応した電子機器に対して通知する誘導部と
    を備えたことを特徴とするサービス提供システム。
  3. 上記管理センターサーバは、さらに、サービスを提供するサービス提供地域に設けられた店舗サーバと無線通信して、提供されたサービスの利用明細データを取得し、取得した利用明細データを利用履歴として利用履歴データベースに記録する利用履歴更新部を備え、
    上記誘導部は、訪問履歴と利用履歴とに基づいて、サービス提供地域内での移動体の利用者の行動を推定することを特徴とする請求項2記載のサービス提供システム。
  4. 上記識別子に対応した電子機器は、少なくとも車載器と携帯電話のいずれかであり、
    上記顧客情報データベースは、すくなくとも車載器IDと携帯電話メールアドレスとのいずれかを登録することを特徴とする請求項2記載のサービス提供システム。
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