JP2019149098A - 広告管理装置、広告提供システム、広告管理方法、及びプログラム - Google Patents

広告管理装置、広告提供システム、広告管理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 来店客のより具体的な嗜好や関心に沿った買い回りを促すことを目的とする。【解決手段】 広告管理装置は、携帯端末の位置を示す位置情報を取得する取得部と、前記取得部により取得された位置情報に基づいて、店舗における一区画を特定する特定部と、前記特定部により特定された区画に基づいて、他の店舗に送客するための広告情報を選択する広告選択部と、前記広告選択部により選択された広告情報を前記携帯端末に提供する広告提供部とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、広告管理装置、広告提供システム、広告管理方法、及びプログラムに関する。
例えば、特許文献1には、複数の店舗や企業が参加する共通ポイントサービスにおいて、他社・他店舗への送客を目的としたクーポンを発行し、クーポンの利用実績に応じた送客手数料に基づく決済が可能なポイント管理システムが開示されている。
特開2010−117954
来店客のより具体的な嗜好や関心に沿った買い回りを促すことを目的とする。または、複合商業施設における広告効果の新たな評価軸を提供することを目的とする。
本発明に係る広告管理装置は、携帯端末の位置を示す位置情報を取得する取得部と、前記取得部により取得された位置情報に基づいて、店舗における一区画を特定する特定部と、前記特定部により特定された区画に基づいて、他の店舗に送客するための広告情報を選択する広告選択部と、前記広告選択部により選択された広告情報を前記携帯端末に提供する広告提供部とを有する。
また、本発明に係る広告管理装置は、ユーザが携帯する携帯端末の位置を示す位置情報を取得する取得部と、前記取得部により取得された位置情報に応じて、広告情報を前記携帯端末に提供する広告提供部と、前記取得部により取得された位置情報と、位置情報が取得された時刻とに基づいて、複数の店舗が含まれた商業エリアにおけるユーザの滞在時間を特定する滞在時間特定部と、前記滞在時間特定部により特定された滞在時間に基づいて、前記広告情報の広告効果を評価する効果評価部とを有する。
好適には、前記広告情報は、特典の付与に必要な特典情報であり、前記特典情報に基づいて特典が付与されたことを条件として、この特典情報が使用された店舗から、この特典情報を提供したときの位置情報に対応する店舗への送客手数料を決定する手数料決定部をさらに有する。
好適には、前記手数料決定部により決定された送客手数料に基づいて、ある店舗が所定の期間内に、広告情報により送客したことで受け取る送客手数料と、広告情報により送客を受けたことで支払う送客手数料とを相殺する相殺処理部をさらに有する。
好適には、前記広告選択部は、ある携帯端末に関して、前記特定部により特定された3つ以上の区画の組合せに基づいて、広告情報を選択する。
好適には、前記広告情報は、取得された位置情報に対応する区画とは異なる、他の区画に送客するための案内情報を含む。
好適には、前記取得部により取得された位置情報と、前記滞在時間特定部により特定された滞在時間とに基づいて、広告情報を選択する広告選択部をさらに有し、前記広告提供部は、前記広告選択部により選択された広告情報を、前記携帯端末に提供する。
また、本発明に係る広告提供システムは、店舗における特定の区画に配置され、携帯端末の位置を検知するための情報を提供する情報提供装置と、前記携帯端末に広告情報を提供する広告管理装置とを含み、前記広告管理装置は、前記情報提供装置から、携帯端末の位置を示す位置情報を取得する取得部と、前記取得部により取得された位置情報に基づいて、店舗における一区画を特定する特定部と、前記特定部により特定された区画に基づいて、他の店舗に送客するための広告情報を選択する広告選択部と、前記広告選択部により選択された広告情報を前記携帯端末に提供する広告提供部とを有する。
また、本発明に係る広告管理方法は、コンピュータが、ユーザが携帯する携帯端末の位置を示す位置情報を取得する取得ステップと、コンピュータが、前記取得ステップにより取得された位置情報に応じて、広告情報を前記携帯端末に提供する広告提供ステップと、コンピュータが、前記取得ステップにより取得された位置情報と、位置情報が取得された時刻とに基づいて、複数の店舗が含まれた商業エリアにおけるユーザの滞在時間を特定する滞在時間特定ステップと、コンピュータが、前記滞在時間特定ステップにより特定された滞在時間に基づいて、前記広告情報の広告効果を評価する効果評価ステップとを有する。
また、本発明に係るプログラムは、携帯端末の位置を示す位置情報を取得する取得ステップと、前記取得ステップにより取得された位置情報に基づいて、店舗における一区画を特定する特定ステップと、前記特定ステップにより特定された区画に基づいて、他の店舗に送客するための広告情報を選択する広告選択ステップと、前記広告選択ステップにより選択された広告情報を前記携帯端末に提供する広告提供ステップとをコンピュータに実行させる。
来店客のより具体的な嗜好や関心に沿った買い回りを促すことができる。または、複合商業施設における広告効果を新たな評価軸で評価することができる。
広告提供システム1による送客の概要を説明する図である。 広告提供システム1の全体構成を例示する図である。 広告管理サーバ2のハードウェア構成を例示する図である。 広告管理サーバ2の機能構成を例示する図である。 (A)は、広告管理DB260に登録されるクーポンデータ8(特典付き広告情報)を例示し、(B)は、広告管理DB260に登録される相殺用データを例示する図である。 広告管理サーバ2による広告提供処理(S10)を説明するフローチャートである。 広告管理サーバ2による特典利用処理(S20)を説明するフローチャートである。 (A)は、ユーザの滞在履歴を例示し、(B)は、各店舗の広告評価を例示する図である。 (A)は、区画における滞在時間に応じて特典内容が変化する特典情報を例示し、(B)は、区画の組合せに応じて特典内容が変化する特典情報を例示する図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態の概要を説明する図である。
図1に例示するように、複合商業施設には、複数の店舗(本図の「店舗A」〜「店舗C」)が含まれている。さらに、各店舗は、複数の区画(売り場やコーナー)に分けられ、来場者のニーズや嗜好に合わせた売り場やコーナーが設けられている。コーナーには、ゲームコーナーなどのように、有償サービスを提供するコーナーだけでなく、美術作品の展示コーナーや喫煙コーナーなど、無償で利用できるコーナーもある。これらの区画(売り場やコーナーなど)は、来場者の様々なニーズや嗜好に沿って設置されているが、これらが有機的な協力関係にあるとは到底言えない状況であった。例えば、複合商業施設内で、各種イベントを実施し集客しても、イベント終了と同時に来場者が帰ってしまい、店舗の売り上げ向上には結び付かないことがあった。
また、ネットショップ等では、購入履歴や閲覧履歴によって顧客の嗜好を推定しているが、実店舗では、実際に商品が購入されるまで、顧客の嗜好をシステム上で把握することができなかった。
そこで、本実施形態の広告提供システム1は、来場者が保有する携帯端末3とビーコン発信機9とによって、携帯端末3の位置を特定し、特定された携帯端末3の位置に基づいて、来場者が関心を持っていると思われる区画を特定し、特定された区画に基づいて、他の区画に誘導する広告情報を提供する。この場合の「他の区画」は、同一店舗内であっても、他店舗内であってもよいが、来場者の潜在的なニーズを探るという観点では、他店舗の区画であることが望ましい。来場者自身が気付いていないニーズや嗜好に合った商品等と出会える可能性があるからである。例えば、子供服売り場(図1の店舗Aの売り場A3)における滞在時間が長い来場者には、お菓子売り場(店舗Bの売り場B2)に送客するための広告情報を携帯端末3に提供し、さらに、お菓子売り場でも滞在時間が長ければ、ゲームコーナー(店舗C)に送客するための広告情報を携帯端末3に提供する。このように、複合商業施設における来場者の位置及び滞在時間に応じて、他店舗に送客する広告情報を提供することにより、来場者の嗜好やニーズに沿った買い回りを促進できる。
また、実店舗において広告効果を測定する場合には、来店者数の増減や、クーポンの利用数、来店動機のアンケート結果等が用いられてきた。しかしながら、これらの方法では、コストがかかるうえに、クーポン利用に至らない来場者や、アンケートに答えない来場者がカウントされない。さらには、複合商業施設全体での広告効果を十分に捉えているとは言えなかった。
そこで、本実施形態の広告提供システム1は、区画毎の滞在時間、店舗毎の滞在時間、又は、複合商業施設全体の滞在時間に基づいて、広告効果を評価する。複合商業施設での滞在時間を延ばすことは、複合商業施設全体の売上を伸ばす有効な手段である。特に、家族などのグループの滞在時間が長くなれば、各人の「ついで買い」を誘うことが期待できる。その際に、実店舗アフィリエイトプログラムで、ある店舗から他の店舗への送客を促進させることによって、複合商業施設での滞在時間を延ばすことが期待できる。
図2は、広告提供システム1の全体構成を例示する図である。
図2に例示するように、広告提供システム1は、広告管理サーバ2と、携帯端末3と、店舗端末4とを有し、これらがネットワーク7を介して互いに接続している。さらに、店舗の各区画(売り場やコーナー)には、ビーコン発信機9及びQRコード92(登録商標)が設置されている。
広告管理サーバ2は、本発明に係る広告管理装置の一例であり、広告管理プログラム22(後述)がインストールされたコンピュータ端末である。本例の広告管理サーバ2は、携帯端末3の位置及び滞在時間に応じて、広告情報を選択し、選択された広告情報を携帯端末3に提供する。さらに、本例の広告管理サーバ2は、携帯端末3の位置及び滞在時間に基づいて、広告効果を評価する。
携帯端末3は、ユーザが操作する携帯型のコンピュータ端末である。本例の携帯端末3には、専用アプリがインストールされており、ビーコン発信機9から受信する信号強度が基準値以上となった場合に、広告情報の表示及びQRコード92(登録商標)の読取りが許可され、QRコード92(登録商標)から読み取られたコード情報と、ビーコン信号に含まれる識別情報とを広告管理サーバ2に送信して、特典付きの広告情報を要求する。
店舗端末4は、複合商業施設内の各店舗に設置されたコンピュータ端末であり、広告情報の設定や、特典付き広告情報の利用受付を行う。
ビーコン発信機9は、携帯端末3の位置を特定するために、ビーコン信号を発信する。携帯端末3により受信されるビーコン信号の強度によって、携帯端末3とビーコン発信機9(すなわち、各区画)との間の距離が特定できる。ビーコン信号には、ビーコン発信機9を識別する識別情報(すなわち、区画を識別する情報)が含まれている。
QRコード92(登録商標)は、区画を識別する識別情報をコード化して表示する情報表示媒体であり、店舗の各区画に設置されている。ビーコン発信機9及びQRコード92(登録商標)は、それぞれ、本発明に係る情報提供装置の一例であり、本例では、これら両方の情報を確認することにより、偽装を防止している。
図3は、広告管理サーバ2のハードウェア構成を例示する図である。
図3に例示するように、広告管理サーバ2は、CPU200、メモリ202、HDD204、ネットワークインタフェース206(ネットワークIF206)、表示装置208、及び入力装置210を有し、これらの構成はバス212を介して互いに接続している。
CPU200は、例えば、中央演算装置である。
メモリ202は、例えば、揮発性メモリであり、主記憶装置として機能する。
HDD204は、例えば、ハードディスクドライブ装置であり、不揮発性の記録装置としてコンピュータプログラム(例えば、図4の広告管理プログラム22)やその他のデータファイルを格納する。
ネットワークIF206は、有線又は無線で通信するためのインタフェースである。
表示装置208は、例えば、液晶ディスプレイである。
入力装置210は、例えば、キーボード及びマウスである。
図4は、広告管理サーバ2の機能構成を例示する図である。
図4に例示するように、広告管理サーバ2には、広告管理プログラム22がインストールされ、広告管理データベース260(広告管理DB260)が構成されている。広告管理プログラム22は、例えば、CD−ROM等の記録媒体に格納されており、この記録媒体を介して、広告管理サーバ2にインストールされる。
なお、広告管理プログラム22の一部又は全部は、ASICなどのハードウェアにより実現されてもよく、また、OS(Operating System)の機能を一部借用して実現されてもよい。また、これらのプログラム全てが一台のコンピュータ端末にインストールされてもよいし、クラウド上の仮想マシンにインストールされてもよい。
広告管理プログラム22は、取得部220、区画特定部222、滞在時間特定部224、広告選択部226、広告提供部228、特典利用検知部230、手数料決定部232、相殺処理部234、効果評価部236、及びスタンプ管理部238を有する。
広告管理プログラム22において、取得部220は、携帯端末3の位置を示す位置情報を取得する。本例の取得部220は、携帯端末3から、ビーコン信号に含まれている識別情報と、QRコードのコード情報とを、ネットワーク7を介して受信する。
区画特定部222は、取得部220により取得された位置情報に基づいて、店舗における一区画(売り場やコーナー)を特定する。本例では、ビーコン発信機9の識別情報及びQRコード(登録商標)のコード情報が店舗の区画に関連付けて広告管理DB260に登録されており、区画特定部222は、取得部220により取得されたビーコン発信機9の識別情報及びQRコード(登録商標)のコード情報に基づいて、店舗及び区画を特定する。なお、区画特定部222は、本発明に係る特定部の一例である。
滞在時間特定部224は、取得部220により取得された位置情報と、この位置情報が取得された時刻とに基づいて、複数の店舗が含まれた商業エリア(複合商業施設など)における来場者の滞在時間を特定する。本例の滞在時間特定部224は、取得部220により取得された位置情報と、この位置情報が取得された時刻とに基づいて、複合商業施設における来場者の滞在時間と、店舗における来場者の滞在時間と、区画における来場者の滞在時間とを特定する。
例えば、来場者がある区画から他の区画に移動した場合に、滞在時間特定部224は、ある区画で位置情報が取得された時刻と、他の区画で位置情報が取得された時刻とに基づいて、これらの時刻の差分時間を算出し、算出された差分時間を既定の比率で、ある区画の滞在時間と、他の区間の滞在時間とに割り当てる。また、複合商業施設の滞在時間は、既定の間隔(例えば、2時間)未満で位置情報が取得されている限り、来場者が複合商業施設に滞在しているものとみなし、滞在時間特定部224は、滞在の最初に位置情報が取得された時刻と、滞在の最後に位置情報が取得された時刻とに基づいて、複合商業施設における来場者の滞在時間を算出する。
広告選択部226は、区画特定部222により特定されたある店舗の区画に基づいて、他の店舗に送客するための広告情報を選択する。本例の広告選択部226は、区画特定部222により特定されたある店舗の区画と、滞在時間特定部224により特定されたこの区画の滞在時間とに基づいて、広告情報を選択する。
また、本例の広告選択部226は、スタンプ管理部238により管理されている店舗毎のスタンプに基づいて、他の店舗に送客するための特典付きの広告情報、又は、通常の広告情報を選択する。例えば、店舗毎のスタンプが5つ貯まる毎に、特典付きの広告情報が選択され、これ以外の場合に、通常の広告情報が選択される。
広告提供部228は、広告選択部226により選択された広告情報を携帯端末3に提供する。本例の広告提供部228は、広告選択部226により選択された広告情報が含まれたデータファイルを、ネットワーク7を介して、携帯端末3に送信する。
特典利用検知部230は、特典付き広告情報が利用され、特典が付与されたことを検知する。例えば、特典利用検知部230は、店舗端末4から、利用された特典付き広告情報の識別情報を受信する。
手数料決定部232は、特典付き広告情報に基づいて特典が付与されたことを条件として、この特典付き広告情報が利用された店舗から、この特典情報を提供したときの位置情報に対応する店舗(すなわち、特典付き広告情報を提供した店舗)への送客手数料を決定する。本例では、特典付き広告情報(特典情報)を利用できる店舗と、この特典情報を提供した店舗とが、特典情報の識別情報に関連付けて広告管理DB260に登録されており、手数料決定部232は、特典利用検知部230により受信された特典情報の識別情報に基づいて、特典情報を提供した店舗(送客した店舗)と、特典情報が利用された店舗(集客した店舗)とを特定し、特定された店舗間の送客手数料を決定する。
相殺処理部234は、手数料決定部232により決定された送客手数料に基づいて、ある店舗が所定の期間内に、広告情報により送客したことで受け取る送客手数料と、広告情報により送客を受けたことで支払う送客手数料とを相殺する。
効果評価部236は、滞在時間特定部224により特定された滞在時間に基づいて、広告情報の広告効果を評価する。例えば、効果評価部236は、複合商業施設全体の滞在時間の増減率を、広告評価値としてもよいし、他店舗に送客するための広告情報が提供された来場者の滞在時間と、これが提供されていない来場者の滞在時間との比を、広告評価値としてもよい。
スタンプ管理部238は、区画特定部222により特定された区画に基づいて、各店舗への来店回数、又は、各店舗での購買回数若しくは購買金額に乗じた回数を来場者毎にカウントし、そのカウント値をスタンプ数とする。
図5(A)は、広告管理DB260に登録されるクーポンデータ8(特典付き広告情報)を例示する図である。
図5(A)に例示するように、広告管理DB260には、クーポン番号、提供店舗名、クーポン名、クーポン画像、最大発行数、利用期間、有効期限、募集金額、及び送客手数料が関連付けられた状態で登録されている。
クーポン番号は、クーポンが広告管理DB260に登録される時に自動的に付与されるシリアル番号であり、クーポン(特典情報)の識別情報として用いられる。
提供店舗名は、クーポン(特典情報)を提供する店舗の名称である。クーポン名は、クーポン(特典情報)の名称である。クーポン画像は、特典の内容が表示された画像データであり、携帯端末3で表示されるデータである。最大発行数は、各クーポンの最大発行数である。利用期間は、クーポンが利用可能な期間の開始日及び終了日である。募集金額は、クーポンの価値金額である。送客手数料は、クーポンが利用された店舗から、クーポンを発行した店舗に支払われる手数料である。
図5(B)は、広告管理DB260に登録される相殺用データを例示する図である。
図5(B)に例示するように、ある店舗は、特典情報を来場者に提供し、この特典情報が他店舗で利用された場合には、他店舗に送客したことによる手数料(送客手数料)を受け取ることができる。一方で、他の店舗で提供された特典情報が自店舗で利用された場合には、送客を受けたことの対価として、送客手数料を支払う必要がある。これらの債権債務は、図5(B)に例示するように、相殺用のデータとして広告管理DB260に登録され、相殺処理が完了すると、削除される。
図6は、広告管理サーバ2による広告提供処理(S10)を説明するフローチャートである。
図6に例示するように、ステップ100(S100)において、携帯端末3は、いずれかの区画に設置されたビーコン発信機9からビーコン信号を受信すると、QRコード(登録商標)の読取りが許可され、QRコード92(登録商標)からコード情報を読み取り、広告管理サーバ2に送信する。
広告管理サーバ2の取得部220(図4)は、携帯端末3からビーコン信号に含まれる識別情報とコード情報とを受信するまで待機し(S100:No)、識別情報及びコード情報を受信すると(S100:Yes)、S105の処理に移行する。
ステップ105(S105)において、区画特定部222は、取得部220により取得された識別情報及びコード情報に基づいて、携帯端末3が存在する店舗及び区画を特定する。
ステップ110(S110)において、滞在時間特定部224は、取得部220により識別情報及びコード情報が取得された時刻に基づいて、各区画における来場者の滞在時間、各店舗におけるユーザの滞在時間、及び、複合商業施設における来場者の滞在時間を算出し、広告管理DD260に登録されている各滞在時間を更新する。
ステップ115(S115)において、スタンプ管理部238は、区画特定部222により特定された店舗に基づいて、この店舗のスタンプ数を携帯端末3に提供する。
広告管理サーバ2は、携帯端末3からスタンプが要求された場合(S115:Yes)、S120の処理に移行し、スタンプが要求されなかった場合(S115:No)、広告提供処理(S10)を終了する。
ステップ120(S120)において、スタンプ管理部238は、区画特定部222により特定された店舗の来店数(スタンプ数)を1つ加算する。
ステップ125(S125)において、広告管理サーバ2は、スタンプ管理部238により更新された来店数(スタンプ数)が特典付与条件を満たすか否かを判断し、特典付与条件を満たしている場合(S125:Yes)、S135の処理に移行し、来店数(スタンプ数)が特典付与条件を満たしていない場合(S125:No)、S130の処理に移行する。特典付与条件は、例えば、来店数(スタンプ数)が5の倍数であることである。
ステップ130(S130)において、広告選択部226は、通常の広告情報を選択し、広告提供部228は、広告選択部226により選択された通常の広告情報のデータファイルを携帯端末3に送信する。
ステップ135(S135)において、広告選択部226は、他店舗に送客するための特典付き広告情報(特典情報)のうち、区画特定部222により特定された店舗及び区画と、滞在時間特定部224により特定された滞在時間とに基づいて、特典付き広告情報を選択する。
ステップ140(S140)において、広告提供部228は、広告選択部226により選択された特典付き広告情報のデータファイルを携帯端末3に送信する。
ステップ145(S145)において、広告提供部228は、送信した特典付き広告情報を1つ発行済みとして広告管理DB260を更新する。
このように、広告提供システム1では、広告管理サーバ2は、携帯端末3の位置及び滞在時間に応じて、広告情報を携帯端末3に提供する。
図7は、広告管理サーバ2による特典利用処理(S20)を説明するフローチャートである。
図7に例示するように、ステップ200(S200)において、広告管理サーバ2は、特典利用検知部230がいずれかの店舗で特典付き広告情報(特典情報)が利用されたことを検知するまで待機し(S200:No)、いずれかの店舗で特典付き広告情報が利用されたことを検知すると(S200:Yes)、S205の処理に移行する。特典利用検知部230は、いずれかの店舗で特典付き広告情報(特典情報)が利用されると、この店舗の店舗端末4から、利用された特典情報の識別情報(図5のクーポン番号)を受信し、受信した特典情報の識別情報を広告管理DB260に照会して、特典情報が利用されたことを検知する。
ステップ205(S205)において、特典利用検知部230は、受信した特典情報の識別情報に基づいて、この特典情報を使用済みとして広告管理DB260を更新する。
ステップ210(S210)において、手数料決定部232は、特典利用検知部230により受信された識別情報に基づいて、クーポンデータ8(図5)として登録された送客手数料を読み出し、読み出された送客手数料を、特典情報を提供した店舗(送客した店舗)の受取金額とし、特典情報が利用された店舗(集客した店舗)の支払金額として、広告管理DB260に登録する。
ステップ215(S215)において、相殺処理部234は、手数料決定部232により決定された受取金額及び支払金額について、相殺可能な他の受取金額及び支払金額を探索し、相殺可能なデータとしてマークする。
このように、広告提供システム1では、他店舗に送客するための特典情報(クーポン)が利用されると、広告管理サーバ2は、この特典情報を提供した店舗に支払う送客手数料を決定し、他の送客手数料と相殺処理する。つまり、送客手数料は、他店舗に送客するためのインセンティブとなり、複合商業施設内における買い回りの活性化が期待できる。
図8(A)は、来場者の滞在履歴を例示し、図8(B)は、各店舗の広告評価を例示する図である。
図8(A)に例示するように、区画特定部222は、特定した店舗及び区画と、特定の根拠となった位置情報(ビーコン発信機の識別情報)を取得した時刻とのセットを、来場者の滞在履歴として広告管理DB260に登録する。この滞在履歴によって、来場者の各区画又は各店舗における滞在時間が推定できる。
効果評価部236は、他店舗に送客するための特典情報の利用実績(すなわち、送客実績)に基づいて、図8(B)に例示する送客貢献度を算出する。例えば、特典情報の利用実績と、特典情報が利用された時の来場者の滞在時間とに基づいて、送客貢献度が算出される。
また、効果評価部236は、自店舗での来場者の滞在時間の合計と、送客貢献度とに基づいて、複合商業施設全体に対する貢献度合いを示す全体貢献度(図8(B))を算出する。
以上説明したように、本実施形態の広告提供システム1によれば、来場者が訪れた店舗の区画や、その区画での滞在時間に基づいて、来場者の嗜好やニーズを推定し、嗜好やニーズに合致した広告情報を提供することができる。
また、他店舗に送客するための特典情報が利用された場合には、この特典情報を提供した店舗に対して、送客手数料を支払う。これにより、複合商業施設内での相互送客が活性化して、来場者の滞在時間の増大が期待できる。
また、広告管理サーバ2は、来場者の滞在時間に基づいて、広告効果を評価する。これにより、複合商業施設全体として集客効率あるいは施設全体としての魅力を評価できる。
[変形例1]
次に、上記実施形態の変形例を説明する。
図9(A)は、区画における滞在時間に応じて特典内容が変化する特典情報を例示する図である。
図9(A)に例示するように、変形例1の広告選択部226は、滞在時間特定部224により特定された各区画の滞在時間に基づいて、特典内容を選択し、選択された特典内容の特典情報を提供させる。
このように、変形例1の広告提供システム1によれば、来場者の滞在時間に応じて、特典内容を変化させることにより、来場者の滞在時間をコントロールすることができる。
[変形例2]
図9(B)は、区画の組合せに応じて特典内容が変化する特典情報を例示する図である。
図9(B)に例示するように、変形例2の広告選択部226は、区画特定部222により特定された区画の組合せに基づいて、特典内容を選択し、選択された特典内容の特典情報を提供させる。例えば、連続して訪問した複数の区画の組合せに基づいて、特典内容が選択される。
このように、変形例2の広告提供システム1は、来場者が訪問した複数の区画の組合せに応じて、特典内容を変更することにより、買い回りのルートにゲーム性を持たせることができる。また、区画の組合せによっては、特定の嗜好やニーズをより高精度で抽出でき、顕在化しにくい真の嗜好やニーズに合った特典情報を提供できる。
[その他の変形例]
上記実施形態では、携帯端末3の位置及び滞在時間に基づいて、提供される広告情報が選択される場合を具体例として説明したが、携帯端末3の位置のみ、又は、携帯端末3の滞在時間のみに基づいて、提供される広告情報が選択されてもよい。携帯端末3の位置(すなわち、来場者がいる売り場等)に基づいて、来場者の嗜好やニーズが推定できるため、来場者の嗜好やニーズに合った広告情報の提供が可能になる。また、滞在時間によって特典内容を変更することにより、来場者の滞在時間をコントロールすることができる。
1…広告提供システム
2…広告管理サーバ
22…広告管理プログラム
3…携帯端末
4…店舗端末
9…ビーコン発信機
92…QRコード(登録商標)

Claims (10)

  1. 携帯端末の位置を示す位置情報を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された位置情報に基づいて、店舗における一区画を特定する特定部と、
    前記特定部により特定された区画に基づいて、他の店舗に送客するための広告情報を選択する広告選択部と、
    前記広告選択部により選択された広告情報を前記携帯端末に提供する広告提供部と
    を有する広告管理装置。
  2. ユーザが携帯する携帯端末の位置を示す位置情報を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された位置情報に応じて、広告情報を前記携帯端末に提供する広告提供部と、
    前記取得部により取得された位置情報と、位置情報が取得された時刻とに基づいて、複数の店舗が含まれた商業エリアにおけるユーザの滞在時間を特定する滞在時間特定部と、
    前記滞在時間特定部により特定された滞在時間に基づいて、前記広告情報の広告効果を評価する効果評価部と
    を有する広告管理装置。
  3. 前記広告情報は、特典の付与に必要な特典情報であり、
    前記特典情報に基づいて特典が付与されたことを条件として、この特典情報が使用された店舗から、この特典情報を提供したときの位置情報に対応する店舗への送客手数料を決定する手数料決定部
    をさらに有する請求項1に記載の広告管理装置。
  4. 前記手数料決定部により決定された送客手数料に基づいて、ある店舗が所定の期間内に、広告情報により送客したことで受け取る送客手数料と、広告情報により送客を受けたことで支払う送客手数料とを相殺する相殺処理部
    をさらに有する請求項3に記載の広告管理装置。
  5. 前記広告選択部は、ある携帯端末に関して、前記特定部により特定された3つ以上の区画の組合せに基づいて、広告情報を選択する
    請求項1に記載の広告管理装置。
  6. 前記広告情報は、取得された位置情報に対応する区画とは異なる、他の区画に送客するための案内情報を含む
    請求項2に記載の広告管理装置。
  7. 前記取得部により取得された位置情報と、前記滞在時間特定部により特定された滞在時間とに基づいて、広告情報を選択する広告選択部
    をさらに有し、
    前記広告提供部は、前記広告選択部により選択された広告情報を、前記携帯端末に提供する
    請求項2に記載の広告管理装置。
  8. 店舗における特定の区画に配置され、携帯端末の位置を検知するための情報を提供する情報提供装置と、
    前記携帯端末に広告情報を提供する広告管理装置と
    を含み、
    前記広告管理装置は、
    前記情報提供装置から、携帯端末の位置を示す位置情報を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された位置情報に基づいて、店舗における一区画を特定する特定部と、
    前記特定部により特定された区画に基づいて、他の店舗に送客するための広告情報を選択する広告選択部と、
    前記広告選択部により選択された広告情報を前記携帯端末に提供する広告提供部と
    を有する
    広告提供システム。
  9. コンピュータが、ユーザが携帯する携帯端末の位置を示す位置情報を取得する取得ステップと、
    コンピュータが、前記取得ステップにより取得された位置情報に応じて、広告情報を前記携帯端末に提供する広告提供ステップと、
    コンピュータが、前記取得ステップにより取得された位置情報と、位置情報が取得された時刻とに基づいて、複数の店舗が含まれた商業エリアにおけるユーザの滞在時間を特定する滞在時間特定ステップと、
    コンピュータが、前記滞在時間特定ステップにより特定された滞在時間に基づいて、前記広告情報の広告効果を評価する効果評価ステップと
    を有する広告管理方法。
  10. 携帯端末の位置を示す位置情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにより取得された位置情報に基づいて、店舗における一区画を特定する特定ステップと、
    前記特定ステップにより特定された区画に基づいて、他の店舗に送客するための広告情報を選択する広告選択ステップと、
    前記広告選択ステップにより選択された広告情報を前記携帯端末に提供する広告提供ステップと
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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