JP2018028853A - 生産計画作成方法及び生産計画作成装置 - Google Patents

生産計画作成方法及び生産計画作成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018028853A
JP2018028853A JP2016161266A JP2016161266A JP2018028853A JP 2018028853 A JP2018028853 A JP 2018028853A JP 2016161266 A JP2016161266 A JP 2016161266A JP 2016161266 A JP2016161266 A JP 2016161266A JP 2018028853 A JP2018028853 A JP 2018028853A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
production plan
current
current production
rolling
constraint condition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016161266A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6593278B2 (ja
Inventor
一浩 中辻
Kazuhiro Nakatsuji
一浩 中辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
JFE Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JFE Steel Corp filed Critical JFE Steel Corp
Priority to JP2016161266A priority Critical patent/JP6593278B2/ja
Publication of JP2018028853A publication Critical patent/JP2018028853A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6593278B2 publication Critical patent/JP6593278B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)
  • Control Of Metal Rolling (AREA)

Abstract

【課題】修正前後で生産計画が大きく変更されるのを抑制できる生産計画作成方法及び生産計画作成装置を提供すること。
【解決手段】生産計画作成方法であって、制約条件取得ステップと、操業イベントデータ取得ステップと、生産計画立案必要データ取得ステップと、生産計画取得ステップと、制約条件、操業イベントデータ、生産計画立案必要データ、及び、現在の生産計画に基づいて、現在の生産計画に則って制約条件を満たした操業が実行可能か実行不可能かを判断する判断ステップと、判断ステップで実行不可能と判断された場合に、制約条件、操業イベントデータ、生産計画立案必要データ、現在の生産計画、及び、現在の生産計画からの変更度合を表す指標を少なくとも含む生産計画の評価指標に基づいて、生産計画を最適化手法を用いて立案する生産計画立案ステップと、を有する。
【選択図】図8

Description

本発明は、生産計画作成方法及び生産計画作成装置に関する。
従来、複数の処理工程を経て製品を生産する生産プロセスで用いられる、中間製品の処理順や通過工程などを決めた生産計画を、製造設備や品質面などの操業上の制約条件や、製造リードタイムや燃料原単位最小化などの評価指標などに基づいて、コンピュータにより自動で立案する生産計画作成方法が知られている。
また、前記生産計画作成方法において、処理工程でトラブルが発生するなどして、現在の生産計画のままでは前記制約条件を満たした操業が実行できない場合に、コンピュータにより自動で前記制約条件や前記評価指標などに基づいて現在の生産計画を修正し、新しい生産計画を立案することが知られている(特許文献1〜3など)。
特開2013−30152号公報 特開平11−328276号公報 特開平6−12545号公報
しかしながら、生産計画の修正を行う際に、製造リードタイムや燃料原単位最小化などの生産能率を示す評価指標を重視し過ぎると、修正前後で中間製品の処理順や通過工程などが大きく変更された生産計画が立案される場合がある。この場合、中間製品の処理順や通過工程などの大きな変更に、製造現場が戸惑ったり追従できなくなったりして、生産計画と実操業との乖離が生じるおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、修正前後で生産計画が大きく変更されるのを抑制できる生産計画作成方法及び生産計画作成装置を提供する。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数の処理工程を経て製品を生産する生産プロセスにおける生産計画を作成する生産計画作成方法であって、操業上の制約条件を取得する制約条件取得ステップと、生産計画の進捗状況を少なくとも含む操業イベントデータを取得する操業イベントデータ取得ステップと、計画対象の製品における各処理工程実績と製品情報とを少なくとも含む生産計画立案必要データを取得する生産計画立案必要データ取得ステップと、現在の生産計画を取得する生産計画取得ステップと、前記制約条件、前記操業イベントデータ、前記生産計画立案必要データ、及び、前記現在の生産計画に基づいて、前記現在の生産計画に則って前記制約条件を満たした操業が実行可能か実行不可能かを判断する判断ステップと、前記判断ステップで実行不可能と判断された場合に、前記制約条件、前記操業イベントデータ、前記生産計画立案必要データ、前記現在の生産計画、及び、前記現在の生産計画からの変更度合を表す指標を少なくとも含む生産計画の評価指標に基づいて、該評価指標が最も小さくなる生産計画を最適化手法を用いて立案する生産計画立案ステップと、を有することを特徴とする。
また、本発明は、前記生産計画作成方法において、前記現在の生産計画からの変更度合を表す指標が、前記現在の生産計画から処理順序が変更された製品の数と、前記現在の生産計画から処理設備が変更された製品の数との少なくとも一方により構成されることを特徴とする。
また、本発明は、前記生産計画作成方法において、前記判断ステップでは、前記生産プロセスを模擬するシミュレーションによって、前記現在の生産計画に則って前記制約条件を満たした操業が実行可能か実行不可能かを判断することを特徴とする。
また、本発明は、前記生産計画作成方法において、前記判断ステップでは、前記現在の生産計画を前記制約条件に加えて、最適化手法を用いて操業の実行可能解が発見できない場合に、前記制約条件を満たしていないと判断することを特徴とする。
また、本発明は、複数の処理工程を経て製品を生産する生産プロセスにおける生産計画を作成する生産計画作成装置であって、操業上の制約条件を取得する制約条件取得手段と、生産計画の進捗状況を少なくとも含む操業イベントデータを取得する操業イベントデータ取得手段と、計画対象の製品における各処理工程実績と製品情報とを少なくとも含む生産計画立案必要データを取得する生産計画立案必要データ取得手段と、現在の生産計画を取得する生産計画取得手段と、前記制約条件、前記操業イベントデータ、前記生産計画立案必要データ、及び、前記現在の生産計画に基づいて、前記現在の生産計画に則って前記制約条件を満たした操業が実行可能か実行不可能かを判断する判断手段と、前記判断手段で実行不可能と判断された場合に、前記制約条件、前記操業イベントデータ、前記生産計画立案必要データ、前記現在の生産計画、及び、前記現在の生産計画からの変更度合を表す指標を少なくとも含む生産計画の評価指標に基づいて、生産計画を最適化手法を用いて立案する生産計画立案手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明は、前記生産計画作成装置において、前記現在の生産計画からの変更度合を表す指標が、前記現在の生産計画から処理順序が変更された製品の数と、前記現在の生産計画から処理設備が変更された製品の数との少なくとも一方により構成されることを特徴とする。
また、本発明は、前記生産計画作成装置において、前記判断手段は、前記生産プロセスを模擬するシミュレーションによって、前記現在の生産計画に則って前記制約条件を満たした操業が実行可能か実行不可能かを判断することを特徴とする。
また、本発明は、前記生産計画作成装置において、前記判断手段は、前記現在の生産計画を前記制約条件に加えて、最適化手法を用いて操業の実行可能解が発見できない場合に、前記制約条件を満たしていないと判断することを特徴とする。
本発明に係る生産計画作成方法及び生産計画作成装置は、修正前後で生産計画が大きく変更されるのを抑制できるという効果を奏する。
図1は、本実施形態に係る生産計画作成装置によって作成された生産計画が適用される鉄鋼製品の圧延ラインの構成を模式的に示した概略図である。 図2は、図1の圧延ラインにおける1枚のスラブの処理概要を示すガントチャートである。 図3は、タンデム圧延の処理概要を示すガントチャートである。 図4は、タンデム圧延を実施しない場合の処理概要を示すガントチャートである。 図5は、連続タンデム圧延の処理概要を示すガントチャートである。 図6は、追越圧延の処理概要を示すガントチャートである。 図7は、本実施形態の生産計画作成装置の概略構成を示す模式図である。 図8は、本実施形態に係る生産計画作成装置が実行する生産計画作成処理の一例を示すフローチャートである。 図9は、加熱炉抽出順の変更度合算出方法を説明するための図である。 図10は、冷却設備選択の変更度合算出方法を説明するための図である。 図11は、実施例1における生産計画修正結果について説明するための図である。 図12は、実施例2における生産計画修正結果について説明するための図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付して示している。
まず、図1及び図2を参照して、本実施形態に係る生産計画作成装置が作成する生産計画の対象とする処理の流れについて説明する。図1は、本実施形態に係る生産計画作成装置によって作成された生産計画が適用される鉄鋼製品の圧延ラインの構成を模式的に示した概略図である。また、図2は、圧延処理の途中に冷却処理が必要なスラブについての圧延ラインでの処理の内容と時間とを模式的に示すガントチャートである。
図1及び図2に示すように、スラブは、複数の抽出口を有する加熱炉101から1枚ずつ抽出され、搬送ライン102を経由して圧延機103に搬送されて目標の板厚まで圧延される。圧延処理の途中に冷却処理が必要なスラブは、圧延機103で冷却処理開始に必要な板厚になるまで圧延され(圧延時間T)、搬送ライン102を経由して冷却装置104または追越設備105に搬送されて目標の温度になるまで冷却され(冷却時間T)、その後、再び圧延機103に戻されて目標の板厚になるまで圧延される(圧延時間T)。なお、追越設備105は、圧延機103の上流でスラブを搬送ライン102から持ち上げて次の圧延処理まで待機させる。この追越設備105に搬送されたスラブは、空冷処理により冷却される。なお、一般に、空冷処理による冷却処理は液冷処理による冷却処理より目標温度までの冷却処理に長時間を要する。また、本実施形態では簡略のため、スラブの冷却処理回数は1回以下、圧延処理回数は2回以下としている。
冷却処理時は圧延機103がアイドル状態になるため、複数のスラブを処理するために要する総圧延時間が延び、生産性の低下を招く。そこで、操業では下記で説明する2種類の圧延パターンを実施しており、これらを最大限に活用するためには適切な生産計画の決定が重要になる。
次に、圧延ラインにおける複数のスラブの圧延処理パターンについて説明する。まず、図3を参照して本実施形態におけるタンデム圧延について説明する。図3は、圧延処理の途中に冷却処理が必要な2枚のスラブについて、先行材Aの冷却時間に後行材Bの1回目の圧延処理を行うタンデム圧延の処理の概要を示すガントチャートである。
図3に示すタンデム圧延では、先行材Aが冷却装置104でシャワー冷却による液冷処理により冷却される(冷却時間TA2)間に、後行材Bが冷却処理開始に必要な板厚になるまで圧延される(圧延時間TB1)。次に、後行材Bは先行材Aの圧延処理の完了を待つために圧延機103の上流に搬送され、空冷処理により冷却される(冷却時間TB2−1)。そして、先行材Aの目標板厚になるまでの圧延処理(圧延時間TA3)が完了すると、後行材Bは冷却装置104に搬送され、目標の温度になるまで液冷処理により冷却される(冷却時間TB2−2)。
このようなタンデム圧延により、圧延機103では、先行材Aについての圧延時間TA1と圧延時間TA3との間に後行材Bについての圧延処理(圧延時間TB1)が実施されるため、先行材Aだけの圧延処理では圧延機103がアイドル状態となる冷却時間TA2を有効に活用できる。また、タンデム圧延により、2枚のスラブの圧延処理に必要な総圧延時間(冷却時間を含む)は、(TA1+TA2+TA3)+(TB2−2+TB3)となり、図4に示すタンデム圧延を実施しない場合の総圧延時間(TA1+TA2+TA3)+(TB1+TB2+TB3)より短縮される。
また、図5に示すように連続してタンデム圧延を行うことも可能である。図5に示すタンデム圧延では、先行材Aが冷却装置104でシャワー冷却による液冷処理により冷却される(冷却時間TA2)間に、後行材Bが冷却処理開始に必要な板厚になるまで圧延される(圧延時間TB1)。次に、後行材Bは先行材Aの圧延処理の完了を待つために圧延機103の上流に搬送され、空冷処理により冷却される(冷却時間TB2−1)。そして、先行材Aの目標板厚になるまでの圧延処理(圧延時間TA3)が完了すると、後行材Bは冷却装置104に搬送され、目標の温度になるまで液冷処理により冷却される(冷却時間TB2−2)。
また、先行材Bが冷却装置104で液冷処理により冷却される(冷却時間TB2−2)間に、後行材Cが冷却処理開始に必要な板厚になるまで圧延される(圧延時間TC1)。次に、後行材Cは先行材Bの圧延処理の完了を待つために圧延機103の上流に搬送され、空冷処理により冷却される(冷却時間TC2−1)。そして、先行材Bの目標板厚になるまでの圧延処理(圧延時間TB3)が完了すると、後行材Cは冷却装置104に搬送され、目標の温度になるまで液冷処理により冷却される(冷却時間TC2−2)。
また、先行材Cが冷却装置104で液冷処理により冷却される(冷却時間TC2−2)間に、後行材Dが冷却処理開始に必要な板厚になるまで圧延される(圧延時間TD1)。次に、後行材Dは先行材Cの圧延処理の完了を待つために圧延機103の上流に搬送され、空冷処理により冷却される(冷却時間TD2−1)。そして、先行材Cの目標板厚になるまでの圧延処理(圧延時間TC3)が完了すると、後行材Cは冷却装置104に搬送され、目標の温度になるまで液冷処理により冷却され(冷却時間TD2−2)、その後、後行材Dが目標板厚になるまで圧延処理(圧延時間TD3)を行う。
図5に示すよう4枚のスラブを連続してタンデム圧延することにより、4枚のスラブの圧延処理に必要な総圧延時間を、圧延を実施しない場合の総圧延時間よりも短縮させることができる。
図6を参照して本実施形態における追越圧延について説明する。図6は、圧延処理の途中に冷却処理が必要な先行材(リフト材)Aの冷却時間に、冷却処理が不要な後行材(追越圧延材)B,Cの圧延処理を行う追越圧延の処理の概要を示すガントチャートである。
図6に示すように、追越圧延では、先行材Aが追越設備105により搬送ライン102から持ち上げられ空冷処理により冷却される(冷却時間TA2)間に、後行材B,Cが圧延される(圧延時間T,T)。このような追越圧延により、3枚のスラブの冷却時間を含む圧延処理にかかる総圧延時間は、(TA1+TA2+TA3)となる。なお、追越圧延を行う場合には、先行材Aの冷却処理は追越設備105における空冷処理となるため、冷却装置104における液冷処理より長時間を要する。したがって、追越圧延による総圧延時間(TA1+TA2+TA3)が、追越圧延を行わず先行材Aを冷却装置104で液冷処理により冷却する場合の3枚のスラブの総圧延時間(TA1+TA2+TA3)+(T+T)より短縮される場合にのみ、追越圧延を行うものとする。
次に、図7を参照して、本実施形態による生産計画作成装置1の概略構成について説明する。図7に示すように、本発明の一実施形態である生産計画作成装置1は、入力部11と、出力部12と、記憶部13と、各構成部を制御する制御部14とを備える。
入力部11は、電源スイッチ及び入力キーなどの入力デバイスを用いて実現され、操作者による入力操作に対応して、制御部14に対して生産計画作成などの各種指示情報を入力する。出力部12は、液晶ディスプレイなどの表示装置、プリンターなどの印刷装置、情報通信装置などによって実現される。出力部12は、生産計画作成装置1によって作成されたスラブの生産計画を出力する。
記憶部13は、更新記憶可能なフラッシュメモリ等のROMやRAMといった各種ICメモリ、内蔵あるいはデータ通信端子で接続されたハードディスク、CD−ROMなどの情報記憶媒体及びその読取装置等によって実現される。記憶部13には、生産計画作成装置1を動作させる処理プログラムや、処理プログラムの実行中に使用されるデータなどが予め記憶され、あるいは処理の都度一時的に記憶される。なお、記憶部13は、LANやインターネットなどの電気通信回線を介して制御部14と通信する構成としてもよい。
制御部14は、処理プログラムを実行するCPU等を用いて実現され、前述した生産計画作成装置1の各構成部を制御する。また、制御部14は、データ読込部141と、演算部142と、最適計画作成部143とを有し、後述する生産計画作成処理を実行する。
本実施形態において、生産計画作成処理の開始に先立って、あるいは生産計画作成処理の開始時に、操作者の操作入力により、あるいは操業データベースなどの外部のデータベースからダウンロードすることにより、生産計画作成装置1に入力部11を介して計画対象の全スラブデータが入力され、記憶部13に記憶される。
スラブの処理順序である加熱炉101からの抽出順、及び、冷却工程で使用する設備(冷却装置104、追越設備105)の選択を決めた生産計画を立案する際には、下記(1)〜(8)の操業上の制約条件D1を考慮する必要がある。
(1)加熱炉101から抽出済みのスラブの加熱炉抽出順及び冷却設備選択は変更不可。
(2)加熱炉101内の各スラブには、加熱炉101内でスラブが所定温度まで昇温される時刻である所定の抽出可能時刻が決まっており、抽出可能時刻に加熱炉101から圧延機103までの搬送時間を足した時刻(圧延開始可能時刻)から圧延を開始することができる。
(3)加熱炉101内のスラブについて、同一抽出口の先行するスラブを追い越して抽出することはできない。
(4)搬送ライン102はスラブ1枚が通れる幅しかなく、追越設備105を使用する以外に、後行材が先行材を追い越して圧延プロセスを終了することはない。
(5)先行材と後行材とが干渉してはいけない。
(6)品質面からタンデム圧延や追越圧延、リフトが可能なスラブは限られる。
(7)タンデム圧延を実施する場合、図3を例に先行材Aの冷却時間TA2は後行材Bの圧延時間TB1より長い必要があり、且つ、先行材Aの圧延時間TA3は後行材Bの冷却時間TB2−1より短い必要がある。
(8)追越圧延を実施する場合、図6を例に先行材(リフト材)Aの冷却時間TA2は、後行材(追越圧延材)B,Cの圧延時間T,Tより長い必要がある。
また、上記(1)〜(8)の制約条件D1に加え、計画対象とする全スラブの総圧延時間の最小化等の生産計画の評価指標を設ける。
以上の制約条件D1を考慮して評価指標の優れた解を探索する手法として、本実施形態においては、遺伝的アルゴリズム、タブサーチ手法といったメタヒューリスティックスや、数理計画法、制約プログラミング等の最適化手法を用いる。
図8は、本実施形態に係る生産計画作成装置1が実行する生産計画作成処理の一例を示すフローチャートである。図8に示す生産計画作成処理では、制御部14により最適化手法を用いて生産計画の修正を行い新しい生産計画が作成可能となっている。また、表1に、製品データを少なくとも含む生産計画立案必要データD3を示す。表2に、計画の進捗状況を少なくとも含む操業イベントデータD2、及び、計画対象の製品の各処理工程実績(表中の斜線部分)を示す。表3に、現在の生産計画のデータである生産計画データD4を示す。
Figure 2018028853
Figure 2018028853
Figure 2018028853
まず、制御部14は、データ処理機能を実行し、最初の生産計画立案時と、各スラブの加熱炉101からの抽出、圧延開始、圧延終了、冷却開始、冷却終了などの各処理工程の操業イベント毎に、上記(1)〜(8)の制約条件D1と操業イベントデータD2と生産計画立案必要データD3とを取得する(S1)。なお、生産計画立案必要データD3として、表1に示す各項目に加え、後述する生産計画立案機能を前回実行してから圧延プロセスを完了したスラブの枚数のデータを用いる。
次に、制御部14は、生産計画実行可否判断機能を実行し、現在の生産計画のデータである生産計画データD4を取得するとともに、この生産計画データD4と、データ処理機能を実行して取得した直近の操業イベントデータD2及び生産計画立案必要データD3とに基づいて、現在の生産計画に則って制約条件D1を満たした操業が実行可能か実行不可能かを判断する(S3)。なお、生産計画実行可否判断機能では、制約条件D1と操業イベントデータD2と生産計画立案必要データD3とに基づいて、圧延プロセスを模擬するシミュレーションにより、現在の生産計画に則って制約条件D1を満たした操業が実行可能か実行不可能かを判断する。
現在の生産計画に則って制約条件D1を満たした操業が実行不可能であると判断された場合には(S3でNO)、現在の生産計画を修正する必要があり、制御部14は生産計画立案機能を実行して現在の生産計画を修正し新たな生産計画を立案する(S4)。
一方で、現在の生産計画に則って制約条件D1を満たした操業が実行可能であると判断された場合であっても(S3でYES)、生産計画立案必要データD3に基づいて、指定枚数のスラブが圧延プロセスを終了しているときには(S5でYES)、加熱炉101内のスラブのうち抽出順の昇順に所定数のものを、計画対象となるスラブに追加するとともに、追加されたスラブについての表1に示した各項目を生産計画立案必要データD3に反映させる。そして、生産計画立案機能を実行して現在の生産計画を修正し新たな生産計画を立案する(S4)。
ここで、生産計画立案機能を実行して現在の生産計画を修正し新たな生産計画を立案する際には、現在の生産計画から大きく変更された(大きく乖離した)生産計画が導出されないよう、生産計画の変更度合を表す指標である、少なくとも加熱炉抽出順の変更度合と冷却設備選択の変更度合とを、生産計画を評価するための評価指標として用い、現在の生産計画からの変更度合を考慮する。
図9は、加熱炉抽出順の変更度合算出方法を説明するための図である。図10は、冷却設備選択の変更度合算出方法を説明するための図である。加熱炉抽出順の変更度合の算出方法としては、図9(a)に示すような、変更された加熱炉抽出順のスラブ数を求める方法か、図9(b)に示すような、先行材が変更されたスラブの数を求める方法を用いる。
図9(a)においては、スラブB及びスラブCの加熱炉抽出順が生産計画の修正前後で変更されており、加熱炉抽出順の変更度合が「2」となる。図9(b)においては、スラブBの先行材がスラブAからスラブEに、スラブCの先行材がスラブBからスラブAに、それぞれ生産計画の修正前後で変更されており、加熱炉抽出順の変更度合が「2」となる。なお、図9(b)において、加熱炉1内にあるスラブのうち加熱炉1内から最初に抽出されるスラブが、生産計画の修正前後で変更されたとしても、修正後の生産計画において加熱炉1内から最初に抽出されるスラブについては、先行材が変更したスラブ数に含めないものとする。
また、冷却設備選択の変更度合の算出方法としては、図10に示すような、冷却設備選択に変更があったスラブの数を用いる。図10においては、スラブCの冷却設備が追越設備から冷却装置に変更されており、冷却設備選択の変更度合が「1」となる。
そして、加熱炉1内から最初に抽出されたスラブの圧延処理が開始されてから、加熱炉1内から最後に抽出されたスラブの圧延処理が終了するまでの総圧延時間、加熱炉抽出順の変更度合、及び、冷却設備選択の変更度合の各評価指標に重み係数を適用して総合評価指標を算出することにより、これらの全ての総合評価指標を同時に扱うことができる。総合評価指標は、例えば、各評価指標の重みつき線形和として、下記数式(1)によって算出できる。なお、各評価指標の重み係数を変化させることによって、所望の評価指標を優先させた総合評価指標で生産計画を評価することが可能となる。
Figure 2018028853
なお、総圧延時間を秒換算した場合において、各重み係数を「100」と設定するなど、各重み係数には適当な値を設定すればよいが、適当な重み係数の判断基準としては、例えば、次のものが挙げられる。すなわち、現在の生産計画から加熱炉抽出順や冷却設備選択を一つ変更したことによる操業への影響と、総圧延時間短縮効果とのトレードオフを考慮して、各重み係数を設定すればよい。また、上記数式(1)において、総圧延時間に対しては、重み係数が「1」であると考えればよい。
そして、制御部14は、制約条件D1、操業イベントデータD2、生産計画立案必要データD3、及び、総合評価指標に基づいて、上述した最適化手法を用いて、総合評価指標が最小となるような生産計画の解を探索する。このように、本実施形態においては、生産計画を立てる上で考慮すべき操業上の制約条件D1に加え、上述したような総合評価指標を用いて、現在の生産計画を修正し新しい生産計画を立案することにより、現在の生産計画からの変更が大きい生産計画が立案されるのを防ぐことができる。
なお、総合評価指標としては、各評価指標の重みつき線形和として算出したものに限らず、各評価指標に基づいて他の算出方法により算出されたものであってもよい。また、例えば、加熱炉101におけるスラブを抽出する抽出口の番号など、変更を許さない生産計画の項目は制約条件D1に加えてもよい。
上述したようにして生産計画立案機能により立案された新たな生産計画は、生産計画表示機能を実行することで(S6)、操作者が圧延ラインなどを操作するための操作装置に設けられた表示装置のガイダンス画面に表示され、前記新たな生産計画に則って圧延ラインが操業される。
なお、生産計画実行可否判断機能による、現在の生産計画に則って制約条件D1を満たした操業が実行可能か実行不可能かの判断には、生産計画立案機能を流用してもよい。この場合は、上記(1)〜(8)の制約条件D1に加えて、現在の生産計画も制約条件D1として考えて、現在の生産計画を含む制約条件D1と、操業イベントデータD2と、生産計画立案必要データD3とに基づいて、生産計画立案機能により現在の生産計画が実行可能か演算し実行可能解が発見できないなら、現在の生産計画を含む制約条件D1を満たさないとする。そして、生産計画実行可否判断機能により、現在の生産計画に則って、現在の生産計画を含む制約条件D1を満たした操業が実行不可能であると判断する。一方、生産計画立案機能により前記実行可能解が発見できたら、現在の生産計画を含む制約条件D1を満たすとし、生産計画実行可否判断機能により、現在の生産計画に則って、現在の生産計画を含む制約条件D1を満たした操業が実行可能であると判断する。
また、制御部14は、現在の生産計画に則って制約条件D1を満たした操業が実行可能であると判断された場合であって(S3でYES)、生産計画立案必要データD3に基づいて、指定枚数のスラブが圧延プロセスを終了していないときには(S5でNO)、生産計画立案機能を実行せずに、生産計画表示機能を実行する(S6)。これにより、操作者が圧延ラインなどを操作するための操作装置に設けられた表示装置のガイダンス画面に現在の生産計画が表示され、現在の生産計画に則って圧延ラインが操業される。
次に、8枚のスラブA〜Gを計画対象とした圧延プロセスの生産計画を修正する2つのケースについて、実施例1及び2で説明する。なお、実施例1及び2において、生産計画の評価指標を構成する加熱炉抽出順の変更度合の算出方法には、図9(b)を用いて説明した先行材が変更されたスラブの数を求める方法を用いている。
[実施例1]
図11は、実施例1における生産計画修正結果について説明するための図である。詳しくは、図11(a)が、現在の生産計画におけるスラブの加熱炉抽出順を示している。図11(b)が、上記数式(1)を用いず、加熱炉抽出順の変更度合を考慮しないで修正を行った生産計画における、スラブの加熱炉抽出順を示している。図11(c)が、上記数式(1)を用いて、加熱炉抽出順の変更度合を考慮して修正した生産計画における、スラブの加熱炉抽出順を示している。
実施例1においては、計画対象が全て冷却を必要としないスラブである。そして、実施例1では、図11(a)に示す現在の生産計画において、加熱炉101から抽出済みのスラブBの次に加熱炉101から抽出予定であったスラブCの加熱不足により、操作者の判断で、スラブBの次にスラブCを抽出せずスラブDが抽出された状況で、現在の生産計画を修正する場合について説明する。
図11(b)に示す、加熱炉抽出順の変更度合を考慮しないで修正を行った生産計画においては、加熱炉1内にあるスラブを抽出順に見てみると、図11(a)に示す現在の生産計画に対して、スラブC、スラブF、スラブE、スラブGそれぞれの先行材が変更されており、加熱炉抽出順の変更度合が「4」となっている。
図11(c)に示す、加熱炉抽出順の変更度合を考慮して修正を行った生産計画においては、加熱炉1内にあるスラブを抽出順に見てみると、図11(a)に示す現在の生産計画に対して、スラブEの先行材が変更されており、加熱炉抽出順の変更度合が「1」となっている。
実施例1においては、上述したように計画対象が全て冷却を必要としないスラブであるため、先行材の冷却中に後行材の圧延を行うタンデム圧延や、先行材を追越装置105に待機させて後行材の圧延を行う追越圧延を活用できない。そのため、加熱炉抽出順の変更による総圧延時間の短縮は望めない。
しかしながら、このように加熱炉抽出順の変更による総圧延時間の短縮が望めないにもかかわらず、図11(b)に示す修正後の生産計画においては、図11(a)に示す現在の生産計画に対して加熱炉抽出順が大きく変更されている。このように、修正前後の生産計画で加熱炉抽出順が大きく変更されてしまうと、操業に無用な混乱を招くおそれがある。
一方で、図11(c)に示す修正後の生産計画においては、図11(a)に示す現在の生産計画に対して加熱炉抽出順が大きく変更されることなく、操作者の判断で抽出されたスラブD以外のスラブに関して加熱炉抽出順の変更はない。よって、現在の生産計画を修正する際に、生産計画の評価指標として加熱炉抽出順の変更度合を考慮することで、修正前後で生産計画が大きく変更されるのを抑制し、操業に無用な混乱を招くのを抑えることができる。
[実施例2]
図12は、実施例2における生産計画修正結果について説明するための図である。詳しくは、図12(a)が、現在の生産計画におけるスラブの加熱炉抽出順や各処理工程を示している。図12(b)が、上記数式(1)を用いず、加熱炉抽出順の変更度合や冷却設備選択の変更度合を考慮しないで修正を行った生産計画における、スラブの加熱炉抽出順や各処理工程を示している。図12(c)が、上記数式(1)を用いて、加熱炉抽出順の変更度合や冷却設備選択の変更度合を考慮して修正した生産計画における、スラブの加熱炉抽出順や各処理工程を示している。
実施例2においては、加熱炉101から抽出済みのスラブBの実際の冷却時間が、図12(a)に示す現在の生産計画を立案した際に予想した冷却時間よりも短く、先行材であるスラブBの冷却中に、後行材であるスラブCの圧延を行うタンデム圧延が不可となった状況で、現在の生産計画を修正する場合について説明する。
図12(b)に示す、加熱炉抽出順の変更度合や冷却設備選択の変更度合を考慮しないで修正を行った生産計画においては、加熱炉1内にあるスラブを抽出順に見てみると、図12(a)に示す現在の生産計画に対して、スラブF、スラブE、スラブD、及び、スラブGの先行材が変更されており、加熱炉抽出順の変更度合が「4」となっている。また、図12(a)に示す現在の生産計画に対して、スラブC及びスラブDの冷却設備が変更されており、冷却設備選択の変更度合が「2」となっている。
図12(c)に示す、加熱炉抽出順の変更度合や冷却設備選択の変更度合を考慮して修正を行った生産計画においては、図12(a)に示す現在の生産計画に対して先行材が変更されたスラブは存在せず、加熱炉抽出順の変更度合が「0」となっている。また、図12(a)に示す現在の生産計画に対して、スラブCの冷却設備が変更されており、冷却設備選択の変更度合が「1」となっている。
このように、現在の生産計画を修正する際に、加熱炉抽出順の変更度合や冷却設備選択の変更度合を考慮しない場合は、図12(a)に示す現在の生産計画に対して、図12(b)に示すように修正後の生産計画が大きく変わっている。一方、現在の生産計画を修正する際に、生産計画の評価指標として加熱炉抽出順の変更度合や冷却設備選択の変更度合を考慮した場合は、図12(a)に示す現在の生産計画に対して、図12(c)に示すように修正後の生産計画は大きく変わっていない。
ここで、図12(b)及び図12(c)に示した修正後の生産計画においては、互いの総圧延時間の差はほとんどなく、図12(b)に示した修正後の生産計画は、修正前後で生産計画が大きく変更されているにもかかわらず、現在の生産計画に対して総圧延時間の改善効果が小さい。よって、現在の生産計画を修正する際に、加熱炉抽出順の変更度合や冷却設備選択の変更度合を考慮することで、現在の生産計画に対して総圧延時間の改善効果が小さいにもかかわらず、修正前後で生産計画が大きく変更されるのを抑制することができる。
以上、本発明を適用した実施形態について説明したが、本実施形態による本発明の開示の一部をなす記述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、本実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれる。
1 生産計画作成装置
11 入力部
12 出力部
13 記憶部
14 制御部
101 加熱炉
102 搬送ライン
103 圧延機
104 冷却装置
105 追越設備
141 データ読込部
142 演算部
143 最適計画作成部

Claims (8)

  1. 複数の処理工程を経て製品を生産する生産プロセスにおける生産計画を作成する生産計画作成方法であって、
    操業上の制約条件を取得する制約条件取得ステップと、
    生産計画の進捗状況を少なくとも含む操業イベントデータを取得する操業イベントデータ取得ステップと、
    計画対象の製品における各処理工程実績と製品情報とを少なくとも含む生産計画立案必要データを取得する生産計画立案必要データ取得ステップと、
    現在の生産計画を取得する生産計画取得ステップと、
    前記制約条件、前記操業イベントデータ、前記生産計画立案必要データ、及び、前記現在の生産計画に基づいて、前記現在の生産計画に則って前記制約条件を満たした操業が実行可能か実行不可能かを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップで実行不可能と判断された場合に、前記制約条件、前記操業イベントデータ、前記生産計画立案必要データ、前記現在の生産計画、及び、前記現在の生産計画からの変更度合を表す指標を少なくとも含む生産計画の評価指標に基づいて、生産計画を最適化手法を用いて立案する生産計画立案ステップと、
    を有することを特徴とする生産計画作成方法。
  2. 請求項1に記載の生産計画作成方法において、
    前記現在の生産計画からの変更度合を表す指標が、前記現在の生産計画から処理順序が変更された製品の数と、前記現在の生産計画から処理設備が変更された製品の数との少なくとも一方により構成されることを特徴とする生産計画作成方法。
  3. 請求項1または2に記載の生産計画作成方法において、
    前記判断ステップでは、前記生産プロセスを模擬するシミュレーションによって、前記現在の生産計画に則って前記制約条件を満たした操業が実行可能か実行不可能かを判断することを特徴とする生産計画作成方法。
  4. 請求項1または2に記載の生産計画作成方法において、
    前記判断ステップでは、前記現在の生産計画を前記制約条件に加えて、最適化手法を用いて操業の実行可能解が発見できない場合に、前記現在の生産計画に則って前記制約条件を満たした操業が実行不可能と判断することを特徴とする生産計画作成方法。
  5. 複数の処理工程を経て製品を生産する生産プロセスにおける生産計画を作成する生産計画作成装置であって、
    操業上の制約条件を取得する制約条件取得手段と、
    生産計画の進捗状況を少なくとも含む操業イベントデータを取得する操業イベントデータ取得手段と、
    計画対象の製品における各処理工程実績と製品情報とを少なくとも含む生産計画立案必要データを取得する生産計画立案必要データ取得手段と、
    現在の生産計画を取得する生産計画取得手段と、
    前記制約条件、前記操業イベントデータ、前記生産計画立案必要データ、及び、前記現在の生産計画に基づいて、前記現在の生産計画に則って前記制約条件を満たした操業が実行可能か実行不可能かを判断する判断手段と、
    前記判断手段で実行不可能と判断された場合に、前記制約条件、前記操業イベントデータ、前記生産計画立案必要データ、前記現在の生産計画、及び、前記現在の生産計画からの変更度合を表す指標を少なくとも含む生産計画の評価指標に基づいて、生産計画を最適化手法を用いて立案する生産計画立案手段と、
    を有することを特徴とする生産計画作成装置。
  6. 請求項5に記載の生産計画作成装置において、
    前記現在の生産計画からの変更度合を表す指標が、前記現在の生産計画から処理順序が変更された製品の数と、前記現在の生産計画から処理設備が変更された製品の数との少なくとも一方により構成されることを特徴とする生産計画作成装置。
  7. 請求項5または6に記載の生産計画作成装置において、
    前記判断手段は、前記生産プロセスを模擬するシミュレーションによって、前記現在の生産計画に則って前記制約条件を満たした操業が実行可能か実行不可能かを判断することを特徴とする生産計画作成装置。
  8. 請求項5または6に記載の生産計画作成装置において、
    前記判断手段は、前記現在の生産計画を前記制約条件に加えて、最適化手法を用いて操業の実行可能解が発見できない場合に、前記現在の生産計画に則って前記制約条件を満たした操業が実行不可能と判断することを特徴とする生産計画作成装置。
JP2016161266A 2016-08-19 2016-08-19 生産計画作成方法及び生産計画作成装置 Active JP6593278B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016161266A JP6593278B2 (ja) 2016-08-19 2016-08-19 生産計画作成方法及び生産計画作成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016161266A JP6593278B2 (ja) 2016-08-19 2016-08-19 生産計画作成方法及び生産計画作成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018028853A true JP2018028853A (ja) 2018-02-22
JP6593278B2 JP6593278B2 (ja) 2019-10-23

Family

ID=61248447

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016161266A Active JP6593278B2 (ja) 2016-08-19 2016-08-19 生産計画作成方法及び生産計画作成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6593278B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019160135A (ja) * 2018-03-16 2019-09-19 富士通株式会社 情報処理装置、工程計画表示方法及び工程計画表示プログラム

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000315109A (ja) * 1999-04-30 2000-11-14 Nkk Corp 生産計画作成方法
JP2000355709A (ja) * 1999-06-14 2000-12-26 Nkk Corp 溶銑スケジュール作成装置
JP2003082407A (ja) * 2001-09-11 2003-03-19 Kawasaki Steel Corp 高炉・製鋼工場間の貯銑量バランス検証方法及び装置
JP2005258788A (ja) * 2004-03-11 2005-09-22 Kobe Steel Ltd 生産計画作成方法及び生産計画作成装置、並びにプログラム
JP2006260462A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Nippon Steel Corp 製造プロセスの生産計画立案方法、装置、及びコンピュータプログラム
JP2009258863A (ja) * 2008-04-14 2009-11-05 Tokai Univ 多品目多段工程動的ロットサイズスケジューリング方法
JP2014081778A (ja) * 2012-10-16 2014-05-08 Kobe Steel Ltd スケジューリング方法及びスケジューリングプログラム、並びにスケジューリング装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000315109A (ja) * 1999-04-30 2000-11-14 Nkk Corp 生産計画作成方法
JP2000355709A (ja) * 1999-06-14 2000-12-26 Nkk Corp 溶銑スケジュール作成装置
JP2003082407A (ja) * 2001-09-11 2003-03-19 Kawasaki Steel Corp 高炉・製鋼工場間の貯銑量バランス検証方法及び装置
JP2005258788A (ja) * 2004-03-11 2005-09-22 Kobe Steel Ltd 生産計画作成方法及び生産計画作成装置、並びにプログラム
JP2006260462A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Nippon Steel Corp 製造プロセスの生産計画立案方法、装置、及びコンピュータプログラム
JP2009258863A (ja) * 2008-04-14 2009-11-05 Tokai Univ 多品目多段工程動的ロットサイズスケジューリング方法
JP2014081778A (ja) * 2012-10-16 2014-05-08 Kobe Steel Ltd スケジューリング方法及びスケジューリングプログラム、並びにスケジューリング装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019160135A (ja) * 2018-03-16 2019-09-19 富士通株式会社 情報処理装置、工程計画表示方法及び工程計画表示プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6593278B2 (ja) 2019-10-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109870903B (zh) 参数优化方法、装置以及非瞬时计算机可读取介质
TWI554340B (zh) 壓延模擬裝置
JP2008112288A (ja) 予測式作成装置、結果予測装置、品質設計装置、予測式作成方法及び製品の製造方法
JP5114673B2 (ja) 処理時間予測装置、方法、プログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP2015090532A (ja) キャスト計画立案装置、方法及びプログラム
JP5309882B2 (ja) スケジュール作成システム、スケジュール作成方法およびスケジュール作成プログラム
JP2008027150A (ja) 製造負荷予測装置、製造負荷予測方法、コンピュータプログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP6593278B2 (ja) 生産計画作成方法及び生産計画作成装置
CN109358581B (zh) 两流异宽的炼钢-连铸过程批量计划优化方法
JP5435181B1 (ja) 加熱炉抽出順作成装置、加熱炉抽出順作成方法及び鋼板の製造方法
JP6020366B2 (ja) ミルペーシング装置、ミルペーシング方法及び操業方法
JP2006309709A (ja) 結果予測装置、制御装置及び品質設計装置
JP2009258881A (ja) 生産スケジュール編集システム、方法及びプログラム
JP5569413B2 (ja) 生産計画作成装置及び生産計画作成方法
JP2005135323A (ja) 開発工期短縮支援方法
TW201939326A (zh) 預測系統、預測方法、及程式
JP6652095B2 (ja) 鋼板の圧延方法及び鋼板の製造方法
JP5007630B2 (ja) 製品品質の制御方法及び制御装置
JP5958434B2 (ja) 加熱炉抽出順・圧延順計画作成方法、加熱炉抽出順・圧延順計画作成装置および鉄鋼製品製造方法
JP5454479B2 (ja) 出鋼圧延計画立案装置、出鋼圧延計画立案方法、及びコンピュータプログラム
JP2021111132A (ja) 計画作成支援装置、予測モデル構築装置、方法及びプログラム
JP5402621B2 (ja) 製造負荷予測装置、方法、コンピュータプログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP6786848B2 (ja) 製鋼工程における溶鋼温度制御の支援方法、装置及びプログラム
JP2017021489A (ja) 製鋼生産スケジュール作成装置、製鋼生産スケジュール作成方法、操業方法、及び製鋼製品の製造方法
US20180247238A1 (en) Work range visualization device and work range visualization method

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180323

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190326

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190709

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190827

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190909

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6593278

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250