JP2018028755A - 情報処理装置、情報処理システムおよびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システムおよびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】他の装置から設定情報を引き継ぐ場合に設定情報の変換処理を手動で行う場合と比較して、設定情報の引き継ぎ作業を容易にする。【解決手段】画像形成装置3は、引き継ぎ元の画像形成装置において実行される機能に関して設定される設定情報を取得する設定情報取得部と、引き継ぎ元の画像形成装置の機種情報を取得する機種情報取得部と、機種情報取得部にて取得した機種情報に基づき、設定情報を予め定めた形式に変換する変換部と、変換部による変換結果に基づいて、設定情報を予め定めた形式に変換するためのスキーマファイルを作成する作成部とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システムおよびプログラムに関する。
従来技術として、特許文献1には、第二のサーバ装置が端末装置に対して、第三のサーバ装置へ設定情報を送信する設定情報送信命令を送信し、この設定情報送信命令に基づいて、端末装置が第三のサーバへ送信し、ネットワーク接続サービスを受けるための設定が行われるようにした情報処理システムが開示されている。
特開2006−4422号公報
ところで、引き継ぎ元の装置から引き継ぎ先の装置へ設定情報を引き継ぐ場合、引き継ぎ元の装置と引き継ぎ先の装置とで設定情報の形式が異なる場合がある。このような場合、引き継ぎ元の装置の設定情報を引き継ぎ先の装置においてそのまま用いることが困難になりやすい。特に、引き継ぎ元の装置と引き継ぎ先の装置とで製造メーカが異なるような場合には、引き継ぎ元の装置と引き継ぎ先の装置との間で設定情報の変換を行うためのツール等の準備が無い場合が多く、手動で変換処理を行う必要がある。この場合、設定情報の引き継ぎに要する労力が大きくなりやすい。
本発明は、他の装置から設定情報を引き継ぐ場合に設定情報の変換処理を手動で行う場合と比較して、設定情報の引き継ぎ作業を容易にすることを目的とする。
請求項1に係る発明は、他の装置において実行される機能に関して設定される設定情報を取得する設定情報取得部と、前記他の装置の機種情報を取得する機種情報取得部と、前記機種情報取得部にて取得した前記機種情報に基づき、前記設定情報を予め定めた形式に変換する変換部と、前記変換部による変換結果に基づいて、前記設定情報を前記形式に変換するための変換ファイルを作成する作成部とを備える情報処理装置である。
請求項2に係る発明は、前記作成部にて作成された前記変換ファイルを、ネットワークを介して接続される外部の装置に出力する出力部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3に係る発明は、前記変換部にて前記形式に変換された後の前記設定情報についての修正を受け付ける修正受付部をさらに備え、前記作成部は、前記修正受付部にて受け付けた修正内容を反映させた前記変換ファイルを作成することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項4に係る発明は、前記変換部は、ネットワークを介して接続される外部装置から前記変換ファイルを取得し、取得した当該変換ファイルを用いて前記設定情報の変換を行い、前記作成部は、前記変換部による変換結果に基づいて、当該変換部にて取得された前記変換ファイルの内容を更新することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項5に係る発明は、他の装置において実行される機能に関して設定される設定情報を当該他の装置から引き継ぐ情報処理装置と、ネットワークを介して前記情報処理装置に接続され、前記設定情報の変換を行う変換ファイルを保持するファイル保持装置とを備え、前記情報処理装置は、前記他の装置から前記設定情報を取得する設定情報取得部と、前記他の装置の機種情報を取得する機種情報取得部と、前記機種情報に基づき、前記ファイル保持装置から前記変換ファイルを取得するファイル取得部と、前記変換ファイルを用いて前記設定情報を予め定めた形式に変換する変換部と、前記変換部による変換結果に基づいて、前記変換ファイルの内容を更新し、または新たな変換ファイルを作成する更新作成部とを備える情報処理システムである。
請求項6に係る発明は、前記更新作成部にて更新または作成された前記変換ファイルを、前記ファイル保持装置に出力する出力部をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の情報処理システムである。
請求項7に係る発明は、コンピュータに対して、他の装置において実行される機能に関して設定される設定情報を取得する機能と、前記他の装置の機種情報を取得する機能と、
前記機種情報に基づき、前記設定情報を予め定めた形式に変換する機能と、前記設定情報の変換結果に基づいて、当該設定情報を前記形式に変換するための変換ファイルを作成する機能とを実現させるプログラムである。
請求項1に係る発明によれば、他の装置から設定情報を引き継ぐ場合に設定情報の変換処理を手動で行う場合と比較して、設定情報の引き継ぎ作業を容易にすることができる。
請求項2に係る発明によれば、設定情報の変換処理を行う場合に、作成部にて作成され外部の装置に出力された変換ファイルを用いることが可能となる。
請求項3に係る発明によれば、変換ファイルを用いて設定情報の変換処理を行う場合に、変換処理に修正内容を反映させることが可能となる。
請求項4に係る発明によれば、設定情報の変換処理を行う場合に、前回の変換処理の内容を反映させることが可能となる。
請求項5に係る発明によれば、他の装置から設定情報を引き継ぐ場合に設定情報の変換処理を手動で行う場合と比較して、設定情報の引き継ぎ作業を容易にすることができる。
請求項6に係る発明によれば、設定情報の変換処理を行う場合に、更新または作成された変換ファイルを用いることが可能となる。
請求項7に係る発明によれば、他の装置から設定情報を引き継ぐ場合に設定情報の変換処理を手動で行う場合と比較して、設定情報の引き継ぎ作業を容易にすることができる。
本実施の形態が適用される情報処理システムの構成例を示す図である。 本実施の形態が適用される画像形成装置の構成を説明するブロック図である。 本実施の形態の画像形成装置にて行われる処理の手順を示したフローチャートである。 個別スキーマファイルの構成の一例を示した図である。 共通スキーマファイルの構成の一例を示した図である。 共通スキーマファイルを用いた設定情報の変換処理の手順について示したフローチャートである。 (a)〜(b)は、図5に示した共通スキーマファイルを用いて変換処理が行われる設定情報の一例を示した図である。 (a)〜(d)は、本実施の形態の画像形成装置においてUI部に表示される表示内容の一例を示した図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<情報処理システムの説明>
図1は、本実施の形態が適用される情報処理システム1の構成例を示す図である。図1に示す情報処理システム1は、画像複写機能や画像読取機能、FAX送信機能等の複数の機能を備える画像形成装置3、4と、画像形成装置3、4を含む複数の画像形成装置の集中管理を行う集中管理サーバ6とが、通信手段の一例としてのLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット等のネットワーク2を介して双方向に通信可能に接続されている。通信手段としては、電話回線や衛星通信回線(例えば、デジタル衛星放送における空間伝送路)等の通信回線を介在させてもよい。
また、画像形成装置3は、USBメモリ等の外部メモリ7を接続する接続ポート(不図示)を有しており、外部メモリ7を介して各種の情報の授受が可能とされている。
なお、詳細については後述するが、集中管理サーバ6および画像形成装置4は、ファイル保持装置または外部の装置の一例であって、画像形成装置3における設定情報の変換処理に用いられる変換ファイルの一例としてのスキーマファイル(個別スキーマファイル、共通スキーマファイル)を格納している。そして、集中管理サーバ6および画像形成装置4は、画像形成装置3からの指示に基づいて、スキーマファイルを画像形成装置3に転送する。また、画像形成装置3においてスキーマファイルの作成や更新が行われた場合には、集中管理サーバ6は、作成/更新後のスキーマファイルを画像形成装置3から取得し、格納する。
ここで、情報処理システム1では、ネットワーク2上に複数の画像形成装置が接続可能であるが、図1には、その一部として2台の画像形成装置3、4が接続された構成を示している。ここで、ネットワーク2に接続される2台の画像形成装置3、4は、同じメーカ製の装置(自社機)である。
また、図1に示す情報処理システム1は、ネットワーク2に対して、他社製の装置(他社機)である画像形成装置5が接続されていたが、これに替えて、自社機である画像形成装置3を新たにネットワーク2に接続したものである。言い換えると、図1に示す情報処理システム1では、自社機である画像形成装置3を新たに導入し、従来使用していた他社機である画像形成装置5を自社機である画像形成装置3に交換している。
<設定情報の説明>
ここで、画像形成装置3は、情報処理装置の一例であって、画像複写機能や画像読取機能、FAX送信機能等のそれぞれの機能に関して設定情報が設定されている。具体的には、画像形成装置3は、例えばFAX機能に関して設定される宛先や送信画質等に関する設定情報を記憶している。
また、他の装置の一例である他社機の画像形成装置5を自社機の画像形成装置3に交換するような場合には、従来使用してきた元の画像形成装置5に記憶されている設定情報を、新たな画像形成装置3に引き継ぐことが好ましい。
画像形成装置3(引き継ぎ元の画像形成装置5)にて設定される設定情報には、その情報の内容を指し示すヘッダと、それぞれのヘッダに関連付けられて設定されている設定値とが含まれる。例えば、FAX送信機能に関する設定情報を例に挙げると、設定情報のヘッダとしては、例えば「宛先名」、「電話番号」、「送信画質」、「内線/外線」等が含まれる。そして、例えばヘッダ「宛先名」については、設定値として「ABCDE商事」等の情報が設定され、ヘッダ「電話番号」については、設定値として「01−2345−6789」等の情報が設定される。
ここで、画像形成装置3(引き継ぎ元の画像形成装置5)にて記憶される設定情報の形式は、画像形成装置3(引き継ぎ元の画像形成装置5)の製造会社(メーカ)や機種(モデル)等によって異なる場合がある。
具体的には、それぞれの設定情報に含まれるヘッダは、その指し示す内容が同じであっても、画像形成装置3(引き継ぎ元の画像形成装置5)の製造会社(メーカ)や機種(モデル)等によって異なる場合がある。例えば、自社機である画像形成装置3において、FAX送信機能によるFAXの送信先の名称を指し示すヘッダである「宛先名」は、他社機である引き継ぎ元の画像形成装置5では、「登録名」、「名前」、「Name」等とされている場合がある。
また、それぞれのヘッダに関連付けて設定可能な設定値についても、画像形成装置3(引き継ぎ元の画像形成装置5)の製造会社(メーカ)や機種(モデル)等によって異なる場合がある。例えば、自社機である引き継ぎ先の画像形成装置3と他社機である引き継ぎ元の画像形成装置5とでは、それぞれのヘッダに関連付けて設定可能な設定値の文字数や文字種(ひらがな/カタカナ/英数字、全角/半角等)等が異なる場合がある。
このように、情報処理システム1において、引き継ぎ元の画像形成装置5と引き継ぎ先の画像形成装置3とで設定情報の形式が異なる場合、引き継ぎ元の画像形成装置5から取得した設定情報を、引き継ぎ先の画像形成装置3にてそのまま格納し使用することは困難である。
これに対し、本実施の形態の画像形成装置3では、引き継ぎ元の画像形成装置5から取得した設定情報を、後述するスキーマファイル等を用いて変換し、自身に対応した形式で格納している。これにより、他社機である引き継ぎ元の画像形成装置5から取得した設定情報を、自社機である画像形成装置3にて使用可能としている。
<画像形成装置の説明>
続いて、画像形成装置3の構成について説明する。図2は、本実施の形態が適用される画像形成装置3の構成を説明するブロック図である。
図2に示すように、本実施の形態の画像形成装置3は、画像形成装置3全体の動作制御や各種の情報処理を行う主制御部30を備えている。また、画像形成装置3は、ネットワーク2と接続され集中管理サーバ6や他の画像形成装置4等との通信を行う通信部31と、主制御部30による制御に基づいて、画像複写機能や画像読取機能、FAX送信機能等の各種の機能を実行する機能実行部32と、ユーザからの指示入力の受付やユーザへの各種情報の表示等を行うユーザインタフェース(UI)部33とを備えている。
また、画像形成装置3は、機能実行部32にて実行される各種の機能に関して設定され引き継ぎ元の画像形成装置5から取得した設定情報を、後述するスキーマファイル等を用いて、自身に対応した形式に変換して格納する設定情報変換部35を備えている。
さらに、画像形成装置3は、設定情報変換部35による設定情報の変換結果や、UI部33を介したユーザからの指示入力等に基づいて、スキーマファイルを更新しまたは新たなスキーマファイルを作成するスキーマファイル制御部36を備えている。
なお、本実施の形態の画像形成装置3では、設定情報変換部35により、設定情報取得部、機種情報取得部、ファイル取得部、変換部、修正受付部が構成されている。また、スキーマファイル制御部36により、作成部(更新作成部)、出力部が構成されている。
そして、主制御部30、通信部31、機能実行部32、UI部33、設定情報変換部35およびスキーマファイル制御部36は、バス39に接続されている。これにより、画像形成装置3では、主制御部30、通信部31、機能実行部32、UI部33、設定情報変換部35およびスキーマファイル制御部36が、相互に信号の送受信を行う。
主制御部30は、例えばUI部33でのユーザによる指示等に基づいて、機能実行部32を動作させ、機能実行部32の動作を制御する。
通信部31は、設定情報変換部35による指示に基づいて、ネットワーク2を介して集中管理サーバ6や他の画像形成装置4との通信を行い、後述するスキーマファイルを取得する。また、通信部31は、設定情報変換部35にて作成または更新したスキーマファイルを、集中管理サーバ6や他の画像形成装置4等に送信する。
UI部33は、例えば液晶タッチパネル等で構成され、ユーザによる印刷指示の入力や、設定情報に関する情報の入力を受け付ける。また、UI部33は、ユーザに対して、設定情報の変換に関する表示や、設定情報の補正に関する表示等の各種情報の表示を行う。
設定情報変換部35は、例えば引き継ぎ元の画像形成装置5から取得した設定情報を、後述するスキーマファイル等を用いて、自身(画像形成装置3)に対応した形式に変換し、格納する処理を行う。
スキーマファイル制御部36は、設定情報変換部35における設定情報の変換や、UI部33を介したユーザによる設定情報の補正等に基づいて、設定情報の変換に用いたスキーマファイルの内容を更新し、または新たなスキーマファイルを作成する。
<画像形成装置3にて行われる処理について>
続いて、本実施の形態の画像形成装置3にて行われる処理、より具体的には画像形成装置3の設定情報変換部35およびスキーマファイル制御部36により行われる処理について説明する。図3は、本実施の形態の画像形成装置3にて行われる処理の手順を示したフローチャートである。
まず、設定情報変換部35は、引き継ぎ元の画像形成装置5から引き継いだ設定情報を取得する(ステップ101)。引き継ぎ元の画像形成装置5からの設定情報の取得方法としては、特に限定されず、例えばネットワーク2を介した方法や外部メモリ7を介した方法等が挙げられる。なお、以下の説明において、設定情報の引き継ぎ元の画像形成装置5から引き継ぎ、設定情報変換部35にて変換処理を施す前の状態の設定情報を、「元の設定情報」と称する場合がある。さらに、引き継ぎ元の画像形成装置5から取得した元の設定情報におけるヘッダを「引き継ぎ元ヘッダ」と称し、引き継ぎ先の画像形成装置3において設定される設定情報におけるヘッダを「引き継ぎ先ヘッダ」と称する場合がある。
続いて、設定情報変換部35は、例えばUI部33を介したユーザの指示入力に基づいて、引き継ぎ元の画像形成装置5の機種情報を取得する(ステップ102)。ステップ102にて取得する引き継ぎ元の画像形成装置5の機種情報としては、例えば引き継ぎ元の画像形成装置5のメーカやモデル名に関する情報が挙げられる。
次いで、設定情報変換部35は、情報処理システム1内に、ステップ102にて取得した引き継ぎ元の画像形成装置5の機種情報に対応した個別スキーマファイルが存在するか否かの判定を行う(ステップ103)。言い換えると、元の設定情報を、引き継ぎ元の画像形成装置5に対応した形式から引き継ぎ先である画像形成装置3に対応した形式に変換し格納するための法則が記述された個別スキーマファイルが、情報処理システム1内に存在するか否かの判定を行う。さらに付言すると、設定情報変換部35は、ネットワーク2を介して接続される集中管理サーバ6または他の画像形成装置4や、外部メモリ7にて記憶されるスキーマファイルの中に、引き継ぎ元の画像形成装置5の機種情報に対応した個別スキーマファイルが存在するか否かの判定を行う。
なお、個別スキーマファイルに関しては後段にて説明する。
引き継ぎ元の画像形成装置5の機種情報に対応した個別スキーマファイルが存在する場合(ステップ103にてYES)、設定情報変換部35は、この個別スキーマファイルを取得する(ステップ104)。具体的には、設定情報変換部35は、通信部31による通信により、ネットワーク2を介して、集中管理サーバ6または他の画像形成装置4に格納される複数のスキーマファイルの中から、引き継ぎ元の画像形成装置5の機種情報に対応する個別スキーマファイルを取得する。また、例えば画像形成装置3がネットワーク2から切断されている場合等には、画像形成装置3に外部メモリ7を接続して外部メモリ7に保存される個別スキーマファイルを取得してもよい。
次いで、設定情報変換部35は、ステップ104にて取得した個別スキーマファイルを用いて、設定情報の変換処理を行う(ステップ105)。具体的には、設定情報変換部35は、個別スキーマファイルに記述される法則に基づいて、元の設定情報における引き継ぎ元ヘッダが、引き継ぎ先の画像形成装置3に格納される設定情報において、いずれの引き継ぎ先ヘッダに該当するか等の判定を行う。なお、ステップ105における個別スキーマファイルを用いた設定情報の変換については、後段にて詳細に説明する。
一方、引き継ぎ元の画像形成装置5の機種情報に対応した個別スキーマファイルが存在しない場合(ステップ103にてNO)、設定情報変換部35は、集中管理サーバ6または他の画像形成装置4等から共通スキーマファイルを取得する(ステップ106)。ここで、共通スキーマファイルとは、引き継ぎ元の画像形成装置5の機種情報によらずに使用可能なスキーマファイルである。なお、詳細については後述するが、共通スキーマファイルは、引き継ぎ先の画像形成装置3において設定される引き継ぎ先ヘッダについての類義語と、この引き継ぎ先ヘッダおよび類義語に対して関連付けられて設定され得る設定値とが含まれている。
続いて、設定情報変換部35は、ステップ106にて取得した共通スキーマファイルを用いて、設定情報の変換処理を行う(ステップ107)。具体的には、設定情報変換部35は、共通スキーマファイルに含まれる引き継ぎ先ヘッダの類義語や設定値等に基づいて、元の設定情報における引き継ぎ元ヘッダがいずれの引き継ぎ先ヘッダに該当するか等の判定を行う。なお、ステップ107における共通スキーマファイルを用いた設定情報の変換処理については、後段にて詳細に説明する。
次いで、設定情報変換部35は、共通スキーマファイルを用いた設定情報の変換処理の判定結果を、スキーマファイル制御部36に出力する(ステップ108)。具体的には、ステップ107において類義語や設定値に基づいて、元の設定情報における引き継ぎ元ヘッダがいずれの引き継ぎ先ヘッダに該当すると判定されたか等の判定結果を、スキーマファイル制御部36に出力する。
次いで、設定情報変換部35は、ステップ105またはステップ107における変換処理の結果に基づいて、変換後の設定情報を格納する(ステップ109)。具体的には、ステップ105またはステップ107における変換処理の判定結果に基づいて、元の変換情報における各引き継ぎ元ヘッダに関連付けられたそれぞれの設定値を、引き継ぎ先ヘッダに関連付けて格納する。
続いて、設定情報変換部35は、ステップ105またはステップ107における設定情報の変換結果にエラーが生じているか否かの判定を行う(ステップ110)。例えば、変換処理後の設定情報において、引き継ぎ先ヘッダに関連付けられて格納された設定値の文字種や文字数等が引き継ぎ先の画像形成装置3にて予め定められた規則を満たしているか否か等の判定を行う。
そして、設定情報の変換結果にエラーが生じている場合(ステップ110にてYES)には、UI部33を介してユーザに対してエラーが生じている旨の警告表示を行う(ステップ111)。なお、UI部33にて行う警告表示の具体例については、後段にて説明する。なお、設定情報の変換結果にエラーが生じていない場合(ステップ110にてNO)には、ステップ111の警告表示は行わずに、次のステップへ進む。
続いて、設定情報変換部35は、UI部33を介してユーザによる設定情報の修正が行われたか否かの判定を行う(ステップ112)。ユーザによる修正が行われた場合(ステップ112にてYES)、設定情報変換部35は、修正を受け付け、ステップ109にて格納された設定情報について修正内容を反映させる(ステップ113)。
続いて、設定情報変換部35は、ステップ113にて受け付けた設定情報についての修正内容を、スキーマファイル制御部36に出力する(ステップ114)。なお、ユーザによる設定情報の修正が行われない場合(ステップ112にてNO)には、ステップ113における修正の受付、ステップ114における修正内容の出力は行わず、次のステップへ進む。
続いて、スキーマファイル制御部36は、ステップ108にて取得した共通スキーマファイルを用いた設定情報の変換処理における判定結果や、ステップ114にて取得した設定情報の修正内容等に基づいて、個別スキーマファイルや共通スキーマファイルの内容を更新し、または新たな個別スキーマファイルを作成する(ステップ115)。なお、ステップ115におけるスキーマファイルの更新/作成に関しては、後段にて詳細に説明する。
続いて、スキーマファイル制御部36は、ステップ115にて更新し、または作成したスキーマファイルを格納するとともに、ネットワーク2を介して集中管理サーバ6や他の画像形成装置4に出力する(ステップ116)。なお、集中管理サーバ6や他の画像形成装置4では、画像形成装置3のスキーマファイル制御部36から出力されたスキーマファイルを受け取り、格納する。
以上により、画像形成装置3における一連の処理を終了する。
<スキーマファイルの説明>
続いて、本実施の形態の設定情報変換部35において設定情報の変換に用いるスキーマファイルについて説明する。スキーマファイルとは、設定情報を引き継ぐ元の画像形成装置5と、設定情報を引き継ぐ先の画像形成装置3との間で、設定情報をどのように変換し格納すればよいかの法則が記述されたファイルである。上述したように、設定情報変換部35が設定情報の形式変換に用いるスキーマファイルには、引き継ぎ元の画像形成装置5の機種と引き継ぎ先の画像形成装置3の機種との組み合わせに対応した個別スキーマファイルと、引き継ぎ元の画像形成装置5の機種と引き継ぎ先の画像形成装置3の機種との組み合わせによらずに共通して使用可能な共通スキーマファイルとが存在する。
(個別スキーマファイルの説明)
図4は、個別スキーマファイルの構成の一例を示した図である。図4には、引き継ぎ元の画像形成装置5として他社機であるB社製のB−1という機種から、引き継ぎ先の画像形成装置3として自社機であるA社製のA−1という機種に対応するように、設定情報を変換する個別スキーマファイルを示している。
図4に示す個別スキーマファイルには、引き継ぎ元の画像形成装置5(B社製B−1)から取得された元の設定情報の「登録名」という引き継ぎ元ヘッダが、引き継ぎ先の画像形成装置3(A社製A−1)では、「宛先名」という引き継ぎ先ヘッダに該当する旨が記述されている。また、引き継ぎ元の画像形成装置5(B社製B−1)では40文字の情報として設定される「登録名」の設定値は、引き継ぎ先の画像形成装置3(A社製A−1)では、20文字の情報にリサイズ(文字数の変更)を行う旨が記述されている。
さらに、図4に示す個別スキーマファイルには、引き継ぎ元の画像形成装置5(B社製B−1)から取得された元の設定情報の「送信画質」という引き継ぎ元ヘッダが、引き継ぎ先の画像形成装置3(A社製A−1)においても「送信画質」という引き継ぎ先ヘッダに該当する旨が記述されている。また、「送信画質」の設定値は、引き継ぎ元の画像形成装置5(B社製B−1)と、引き継ぎ先の画像形成装置3(A社製A−1)とで、リサイズを行うことなくそのまま反映できる旨が記述されている。
(個別スキーマファイルを用いた処理の説明)
上述したステップ105では、設定情報変換部35により、図4に示したような個別スキーマファイルの内容を参照して、設定情報の変換が行われる。
すなわち、図4に示す例では、設定情報変換部35により、引き継ぎ元の画像形成装置5から取得した元の設定情報において「登録名」という引き継ぎ元ヘッダに関連付けて40文字の情報として設定されている設定値は、20文字の情報にリサイズしたうえで、「宛先名」という引き継ぎ先ヘッダの設定値として格納される。
また、元の設定情報において「送信画質」という引き継ぎ元ヘッダに関連付けられて設定されている設定値は、「送信画質」という引き継ぎ先ヘッダの設定値としてそのまま格納される。
(共通スキーマファイルの説明)
図5は、共通スキーマファイルの構成の一例を示した図である。図5には、元の設定情報を、引き継ぎ先の画像形成装置3に対応する形式に変換する際に用いることができる共通スキーマファイルの一例を示している。
共通スキーマファイルには、引き継ぎ先の画像形成装置3において設定される設定情報の引き継ぎ先ヘッダについての類義語が、引き継ぎ元となる画像形成装置5のメーカ毎に記述されている。例えば、図5に示す共通スキーマファイルでは、引き継ぎ先の画像形成装置3の設定情報において「名前」とされる引き継ぎ先ヘッダの類義語として、「宛先」(B社)、「Name」(C社)、「宛先名」(D社)という類義語が記述されている。また、図5に示す共通スキーマファイルでは、引き継ぎ先の画像形成装置3の設定情報において「内外線」とされる引き継ぎ先ヘッダの類義語として、「内線/外線」(B社)、「外線・内線」(C社)、「内外線種別」(D社)という類義語が記述されている。
さらに、共通スキーマファイルには、引き継ぎ先の画像形成装置3において設定される設定情報の引き継ぎ先ヘッダ、およびこの引き継ぎ先ヘッダについての類義語に関連付けて設定され得る設定値が記述されている。例えば、図5に示す共通スキーマファイルでは、「名前」という引き継ぎ先ヘッダの類義語である「宛先」(B社)、「Name」(C社)、「宛先名」(D社)のそれぞれについて、各社の画像形成装置5にて設定され得る設定値(11桁かな文字列、10桁半角カナ文字列、11桁英数字等)が記述されている。さらに、図5に示す共通スキーマファイルでは、引き継ぎ先の画像形成装置3の設定情報における引き継ぎ先ヘッダ「名前」について設定され得る設定値(11桁かな文字列、10桁半角カナ文字列、11桁英数字等)が記述されている。
さらにまた、図5に示す共通スキーマファイルでは、「内外線」という引き継ぎ先ヘッダの類義語である「内線/外線」(B社)および「外線・内線」(C社)のそれぞれについて、「内線」および「外線」という設定値が記述されている。また、「内外線」という引き継ぎ先ヘッダの類義語である「内外線種別」(D社)について、「Internal」および「External」という設定値が記述されている。
(共通スキーマファイルを用いた処理の説明)
続いて、上述したステップ107にて設定情報変換部35にて行われる共通スキーマファイルを用いた設定情報の変換処理について説明する。図6は、共通スキーマファイルを用いた設定情報の変換処理の手順について示したフローチャートである。また、図7(a)〜(b)は、図5に示した共通スキーマファイルを用いて変換処理が行われる設定情報の一例を示した図である。ここで、図7(a)は、引き継ぎ元の画像形成装置5から取得した元の設定情報の一例を示しており、図7(b)は、画像形成装置3にて共通スキーマファイルを用いた変換処理後の設定情報の一例を示している。
共通スキーマファイルを用いて設定情報の変換処理を行う場合、設定情報変換部35は、まず、設定情報のヘッダを用いた類義語判定を行う(ステップ201)。具体的には、設定情報変換部35は、引き継ぎ元の画像形成装置5から取得した元の設定情報に含まれる引き継ぎ元ヘッダを、共通スキーマファイルに記述される引き継ぎ先ヘッダの類義語と比較する。そして、設定情報変換部35は、共通スキーマファイルに記述される引き継ぎ先ヘッダの類義語の中に、引き継ぎ元ヘッダに一致する類義語が存在するか否かの判定を行う(ステップ202)。
共通スキーマファイルに記述される引き継ぎ先ヘッダの類義語の中に、引き継ぎ元ヘッダに一致する類義語が存在する場合(ステップ202にてYES)、引き継ぎ元ヘッダがこの引き継ぎ先ヘッダに対応するものとして設定値の格納を行う(ステップ203)。具体的には、設定情報変換部35は、元の設定情報において引き継ぎ元ヘッダに関連付けられている設定値を、当該引き継ぎ先ヘッダの設定値として格納する。
例えば、図5および図7(a)〜(b)に示す例では、元の設定情報における「宛先」という引き継ぎ元ヘッダは、共通スキーマファイルに記述される「名前」という引き継ぎ先ヘッダの類義語と一致する。したがって、この例では、図7(a)に示すように元の設定情報における「宛先」という引き継ぎ元ヘッダを、図7(b)に示すように「名前」という引き継ぎ先ヘッダに置き換える。そして、元の設定情報において「宛先」という引き継ぎ元ヘッダに関連付けられている設定値「A社」を、「名前」という引き継ぎ先ヘッダに関連付けて格納する。
一方、共通スキーマファイルに記述される引き継ぎ先ヘッダの類義語の中に、引き継ぎ元ヘッダに一致する類義語が存在しない場合(ステップ202にてNO)、類義語または引き継ぎ先ヘッダに関連付けて設定される設定値の判定を行う(ステップ204)。具体的には、設定情報変換部35は、元の設定情報において引き継ぎ元ヘッダに関連付けられている設定値を、類義語または引き継ぎ先ヘッダに関連付けて設定される設定値と比較する。
そして、設定値の判定結果に基づいて、引き継ぎ元ヘッダに関連付けられている設定値の格納を行う(ステップ205)。
例えば、図5および図7(a)〜(b)に示す例では、元の設定情報における「線種別」という引き継ぎ元ヘッダは、共通スキーマファイルに記述される引き継ぎ先ヘッダの類義語とは一致しない。このため、元の設定情報における「線種別」という引き継ぎ元ヘッダに関連付けて設定されている設定値「Internal」を、共通スキーマファイルに記述される類義語または引き継ぎ先ヘッダの設定値と比較する。この例では、図5に示すように、「内外線」という引き継ぎ先ヘッダの類義語である「内外線種別」という類義語に関連付けて設定されている設定値に、「Internal」が含まれている。したがって、この例では、図7(a)に示すように元の設定情報における「線種別」という引き継ぎ元ヘッダを、図7(b)に示すように「内外線」という引き継ぎ先ヘッダに置き換える。そして、元の設定情報において「線種別」という引き継ぎ元ヘッダに関連付けられた「Internal」という設定値を、「内外線」という引き継ぎ先ヘッダに対応する「内線」という設定値に置き換えて格納する。
なお、ステップ201における類義語の判定やステップ204の設定値の判定では、判定結果に衝突が生じる場合がある。例えば、引き継ぎ元の画像形成装置5から取得した元の設定情報における引き継ぎ元ヘッダが、複数の引き継ぎ先ヘッダに対応すると判定される場合がある。
このような場合には、上述したステップ102にて取得した引き継ぎ元の画像形成装置5の機種情報、および共通スキーマファイルに記述される類義語におけるメーカ名に基づいて、判定を行う。具体的には、例えばB社製の画像形成装置5から取得した元の設定情報における引き継ぎ元ヘッダが、B社の類義語およびC社の類義語の双方に一致する場合には、元の画像形成装置5の機種情報(B社)に基づいて、B社の類義語を用いて設定情報の変換を行う。
<共通スキーマファイルを用いた変換処理に基づくスキーマファイルの作成>
上述のステップ115にて説明したように、スキーマファイル制御部36は、共通スキーマファイルを用いた設定情報の変換処理における判定結果に基づいて、個別スキーマファイルの作成を行う。
具体的には、スキーマファイル制御部36は、引き継ぎ元の画像形成装置5における引き継ぎ元ヘッダと引き継ぎ先の画像形成装置3における引き継ぎ先ヘッダとの対応関係、引き継ぎ先の画像形成装置3において引き継ぎ先ヘッダに関連付けて設定可能な設定値の文字数や文字種等を、引き継ぎ元の画像形成装置5および引き継ぎ先の画像形成装置3の機種情報と関連付けた個別スキーマファイルを新たに作成する。そして、スキーマファイル制御部36は、作成した個別スキーマファイルを格納するとともに、ネットワーク2等を介して集中管理サーバ6や他の画像形成装置4に出力する。
<設定情報の修正に基づくスキーマファイルの更新>
また、スキーマファイル制御部36は、UI部33を介したユーザによる設定情報の修正に基づいて、個別スキーマファイルの内容の更新を行う。
具体的に説明すると、UI部33を介したユーザによる設定情報の修正としては、例えば、引き継ぎ先ヘッダに関連付けられた設定値の文字列の短縮や、設定値の文字列の変更、引き継ぎ先ヘッダに関連付けられた選択値(内線/外線の選択等)の変更等が挙げられる。まず、本実施の形態の設定情報変換部35では、UI部33を介してこのような設定情報の修正が行われた場合には、修正内容を設定情報に反映させて格納する。
さらに、UI部33を介して設定情報の修正が行われた場合、スキーマファイル制御部36は、修正内容を個別スキーマファイルに反映させる。
例えば、上述した図4の個別スキーマファイルでは、「登録名」という引き継ぎ元ヘッダに設定される設定値は、「宛先名」という引き継ぎ先ヘッダに40文字から20文字の情報にリサイズして格納される旨が記述されている。このような個別スキーマファイルを用いて設定情報の変換処理がなされた後、UI部33を介して設定値を8文字に変更する修正がユーザによりなされた場合、スキーマファイル制御部36は、修正内容に基づいて個別スキーマファイルの内容を更新する。この例では、「登録名」という引き継ぎ元ヘッダに設定される設定値は、「宛先名」という引き継ぎ先ヘッダに40文字から8文字の情報にリサイズして格納される旨が、新たに個別スキーマファイルに記述され個別スキーマファイルが更新される。
なお、設定情報の修正が複数回行われたような場合には、複数回の修正のうち最も修正の多かった修正内容を個別スキーマファイルに記述する。
そして、スキーマファイル制御部36は、更新した個別スキーマファイルを格納するとともに、ネットワーク2等を介して集中管理サーバ6や他の画像形成装置4に出力する。
図8(a)〜(d)は、本実施の形態の画像形成装置3においてUI部33に表示される表示内容の一例を示した図である。ここで、図8(a)〜(b)は、設定情報変換部35によりスキーマファイルを用いて設定情報の変換処理が行われた後に表示される警告表示の一例を示している。また、図8(c)は、ユーザにより設定情報の修正が行われる際の表示の一例を示している。さらに、図8(d)は、ユーザにより設定情報の修正が行われ個別スキーマファイルの更新が行われた後、個別スキーマファイルの出力を行う際の表示の一例を示している。
上述したステップ110にて設定情報の変換結果にエラーが生じている場合、図8(a)〜(b)に示すように、UI部33にて警告表示が行われる。図8(a)に示す例では、「宛先表」という引き継ぎ先ヘッダについてエラーが生じている旨の警告表示がされている。
図8(a)に示すUI部33の表示画面において、設定確認ボタン33Aが選択されると、図8(b)に示すように、エラーの詳細内容が表示される。具体的には、「宛先表」という引き継ぎ先ヘッダに関連付けて格納された「AAAAABBC」という設定値にエラーが生じている旨が表示される。なお、この例では、「AAAAABBC」という設定値の文字数が、引き継ぎ先の画像形成装置3にて設定可能な文字数を超えていることから、エラーが生じている。
そして、図8(b)に示すUI部33の表示画面において、エラーが生じている「AAAAABBC」という設定値が選択されると、図8(c)に示すように、設定値の修正画面が表示される。
図8(c)のUI部33に表示される修正画面において設定値の修正がされ、反映ボタン33Bが選択されると、上述したように、スキーマファイル制御部36によって個別スキーマファイルの更新がされ、更新後の個別スキーマファイルが格納される。この例では、スキーマファイル制御部36によって、「宛先表」という引き継ぎ先ヘッダに関連付けられる設定値は、5文字の「AAAAA」という設定値にリサイズされて格納される旨が個別スキーマファイルに記述される。
その後、図8(d)に示すように、UI部33に、個別スキーマファイルの出力を行う確認画面が表示される。図8(d)に示すUI部33の確認画面において、ユーザにより送信ボタン33Cが選択されると、格納された更新後の個別スキーマファイルが、ネットワーク2を介して集中管理サーバ6や他の画像形成装置4へ出力される。一方、ユーザにより非送信ボタン33Dが選択された場合には、個別スキーマファイルの送信は行われない。
以上説明したように、本実施の形態の情報処理システム1では、引き継ぎ元の画像形成装置5から引き継ぎ先の画像形成装置3への設定情報の引き継ぎを行う場合に、引き継ぎ元の画像形成装置5と引き継ぎ先の画像形成装置3との機種の組み合わせに対応した個別スキーマファイルが存在する場合には、この個別スキーマファイルを用いて設定情報の変換処理を行う。
また、引き継ぎ元の画像形成装置5と引き継ぎ先の画像形成装置3との機種の組み合わせに対応した個別スキーマファイルが存在しない場合には、共通スキーマファイルを用い、設定情報に含まれるヘッダの類義語や設定値を用いた判定に基づいて、設定情報の変換処理を行う。
これにより、例えば設定情報を変換するための作業を手動で行わなくても、引き継ぎ元の画像形成装置5から取得した設定情報を、引き継ぎ先の画像形成装置3に対応した形式に変換することができ、設定情報の引き継ぎ作業に要する労力を低減することが可能となる。
さらに、本実施の形態の画像形成装置3では、共通スキーマファイルを用いた変換結果や、ユーザによる設定情報の修正結果に基づいて、新たにスキーマファイルを作成し、またはスキーマファイルの内容を更新している。そして、作成/更新したスキーマファイルについては、画像形成装置3に格納するとともに、ネットワーク2を介して集中管理サーバ6や他の画像形成装置4に出力し集中管理サーバ6や他の画像形成装置4に格納している。
これにより、例えば画像形成装置3や他の画像形成装置4にて、引き継ぎ元の画像形成装置5から取得した設定情報の変換処理を再び行う場合等に、作成/更新したスキーマファイルを用いることができる。言い換えると、設定情報の変換処理を再び行う場合等に、前回の変換処理の内容やユーザによる設定情報の修正結果の内容を反映させることが可能となる。この結果、引き継ぎ元の画像形成装置5からの設定情報の引き継ぎ作業をより円滑に行うことができる。
1…情報処理システム、2…ネットワーク、3,4,5…画像形成装置、6…集中管理サーバ、30…主制御部、31…通信部、32…機能実行部、33…UI部、35…設定情報変換部、36…スキーマファイル制御部

Claims (7)

  1. 他の装置において実行される機能に関して設定される設定情報を取得する設定情報取得部と、
    前記他の装置の機種情報を取得する機種情報取得部と、
    前記機種情報取得部にて取得した前記機種情報に基づき、前記設定情報を予め定めた形式に変換する変換部と、
    前記変換部による変換結果に基づいて、前記設定情報を前記形式に変換するための変換ファイルを作成する作成部と
    を備える情報処理装置。
  2. 前記作成部にて作成された前記変換ファイルを、ネットワークを介して接続される外部の装置に出力する出力部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記変換部にて前記形式に変換された後の前記設定情報についての修正を受け付ける修正受付部をさらに備え、
    前記作成部は、前記修正受付部にて受け付けた修正内容を反映させた前記変換ファイルを作成することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記変換部は、ネットワークを介して接続される外部装置から前記変換ファイルを取得し、取得した当該変換ファイルを用いて前記設定情報の変換を行い、
    前記作成部は、前記変換部による変換結果に基づいて、当該変換部にて取得された前記変換ファイルの内容を更新することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 他の装置において実行される機能に関して設定される設定情報を当該他の装置から引き継ぐ情報処理装置と、
    ネットワークを介して前記情報処理装置に接続され、前記設定情報の変換を行う変換ファイルを保持するファイル保持装置とを備え、
    前記情報処理装置は、
    前記他の装置から前記設定情報を取得する設定情報取得部と、
    前記他の装置の機種情報を取得する機種情報取得部と、
    前記機種情報に基づき、前記ファイル保持装置から前記変換ファイルを取得するファイル取得部と、
    前記変換ファイルを用いて前記設定情報を予め定めた形式に変換する変換部と、
    前記変換部による変換結果に基づいて、前記変換ファイルの内容を更新し、または新たな変換ファイルを作成する更新作成部と
    を備える情報処理システム。
  6. 前記更新作成部にて更新または作成された前記変換ファイルを、前記ファイル保持装置に出力する出力部をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の情報処理システム。
  7. コンピュータに対して、
    他の装置において実行される機能に関して設定される設定情報を取得する機能と、
    前記他の装置の機種情報を取得する機能と、
    前記機種情報に基づき、前記設定情報を予め定めた形式に変換する機能と、
    前記設定情報の変換結果に基づいて、当該設定情報を前記形式に変換するための変換ファイルを作成する機能と
    を実現させるプログラム。
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